JP2019059099A - タイヤの製造方法及び製造装置 - Google Patents

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【課題】 凹部の形成効率を高めながら、ゴム噛み外観不良の発生率を減じる。【解決手段】 加硫金型17に生タイヤ1Lを投入する前に、生タイヤ1Lの外面上の境界線18に面する領域Qに凹部21を形成する凹部形成工程S3を含む。凹部形成工程S3は、凹部形成中の生タイヤ1Lの凹部21の形状をプロファイル測定機37で測定して、凹部21の形成状態を監視する監視工程S3bを含む。【選択図】図4

Description

本発明は、加硫金型を閉じる際における、第1モールド(例えばトレッドモールド)と、第2モールド(例えばサイドモールド)との間のゴム噛みを抑制しうるタイヤの製造方法及び製造装置に関する。
従来のタイヤの製造方法では、生タイヤを仕上がりタイヤ(加硫済みのタイヤ)よりも小さく形成し、加硫成形時、内圧充填によって生タイヤを加硫金型内で膨張させ、生タイヤの外面を金型内面に押し付けることにより加硫成形を行っている。
これに対して、近年、剛性中子を用いた方法(以下中子工法という場合がある。)が提案されている(例えば特許文献1参照。)。この中子工法では、剛性中子上で、仕上りタイヤとほぼ等しい形状の生タイヤが形成される。そしてこの生タイヤを、剛性中子ごと加硫金型内に投入することにより加硫成形される。
しかしこの中子工法では、前述のように、生タイヤが仕上がりタイヤとほぼ等しい形状に形成されている。そのため、図8に誇張して示すように、生タイヤtが投入された加硫金型aを閉じる際、第1モールド(例えばトレッドモールド)a1と、第2モールド(例えばサイドモールド)a2との間で、ゴム噛みcが発生しやすくなる。
そのため、下記の特許文献2には、加硫金型aに投入する前の生タイヤの外面上かつ割面位置に、例えばローラを押し当てることによりゴム噛み防止用の凹部を形成することが提案されている。
しかし実際には、この凹部の形成工程には、生タイヤ形成直後で温度が高く凹部を付け易いものから、生タイヤ形成から時間が経過し、冷えて凹部を付けにくいものまで、種々の状態で生タイヤが投入される。
従って、凹部の形成工程では、種々の状態の生タイヤにも、必要な凹み量を得るために、凹部形成のための生タイヤの回転速度は遅めに、かつ回転回数は多めに設定される。そのため工程時間が長くなり、生産効率の低下を招く。また凹み量が不足してゴム噛み防止が十分達成されなかったり、凹み量が過剰となり、加硫後のタイヤに外観不良を招くという恐れが生じる。
特開2014−73620号公報 特開2016−153219号公報
本発明は、種々の状態の生タイヤに対しても、凹部の形成効率を高めながら、凹み量不足によるゴム噛み防止の達成不良、及び凹み量過剰による加硫後のタイヤの外観不良の発生を抑制しうるタイヤの製造方法及び製造装置を提供することを課題としている。
本願第1発明は、第1モールドと、第2モールドとが組み立てられることにより、タイヤ成形面に前記第1モールドと前記第2モールドとの境界線が表れる加硫金型で生タイヤを加硫する加硫工程を含むタイヤの製造方法であって、
前記加硫金型に生タイヤを投入する前に、前記生タイヤの外面上の前記境界線に面する領域に凹部を形成する凹部形成工程を含み、
前記凹部形成工程は、凹部形成中の前記生タイヤの凹部の形状をプロファイル測定機で測定して、前記凹部の形成状態を監視する監視工程を含む。
本発明に係るタイヤの製造方法では、前記監視工程は、前記プロファイル測定機で測定した凹部輪郭形状と、予め求めた基準輪郭形状とを比較する比較段階、及びその比較結果に基づいて前記凹部の形成の完了を判断する判定段階とを含むのが好ましい。
本発明に係るタイヤの製造方法では、前記判定段階は、前記凹部輪郭形状の輪郭線が、基準輪郭形状の輪郭線を、タイヤ軸方向内側に所定の長さ以上超えることにより、前記凹部の形成の完了を判断するのが好ましい。
本発明に係るタイヤの製造方法では、前記監視工程は、タイヤ周方向の複数位置で、前記凹部輪郭形状を測定するとともに、各位置で測定された前記凹部輪郭形状に対して、それぞれ前記比較段階と前記判定段階とを行うのが好ましい。
本発明に係るタイヤの製造方法では、前記加硫工程は、剛性中子上に形成された生タイヤを、前記剛性中子ごと加硫金型内に投入して加硫するとともに、前記凹部形成工程は、前記剛性中子上の生タイヤに凹部を形成するのが好ましい。
本願第2発明は、第1モールドと、第2モールドとが組み立てられることにより、タイヤ成形面に前記第1モールドと前記第2モールドとの境界線が表れる加硫金型で生タイヤを加硫する加硫装置を含むタイヤの製造装置であって、
前記生タイヤの外面上の前記境界線に面する領域に凹部を形成する凹部形成装置を含み、
前記凹部形成装置は、凹部形成中の前記生タイヤの凹部の形状をプロファイル測定機で測定し、前記凹部の形成状態を監視する監視手段を含む。
本発明に係るタイヤの製造装置では、前記監視手段は、前記プロファイル測定機で測定した凹部輪郭形状と、予め求めた基準輪郭形状とを比較する比較段階、及びその比較結果に基づいて前記凹部の形成の完了を判断する判定段階を行う演算手段を具えるのが好ましい。
本発明に係るタイヤの製造装置では、前記演算手段は、前記凹部輪郭形状の輪郭線が、基準輪郭形状の輪郭線を、タイヤ軸方向内側に所定の長さ以上超えることにより、前記凹部の形成の完了を判断するのが好ましい。
本発明に係るタイヤの製造装置では、前記監視手段は、タイヤ周方向の複数位置で、前記凹部輪郭形状を測定するとともに、各位置で測定された前記凹部輪郭形状に対して、それぞれ前記比較段階と前記判定段階とを行うのが好ましい。
本発明に係るタイヤの製造装置では、前記加硫装置は、剛性中子上に形成された生タイヤを、前記剛性中子ごと加硫金型内に投入して加硫するとともに、前記凹部形成装置は、前記剛性中子上の生タイヤに凹部を形成するのが好ましい。
本発明は叙上の如く、凹部形成中の生タイヤの凹部の形状を測定して、凹部の形成状態を監視する監視工程を含む。即ち、凹部の形成状態を監視しながら凹部を形成しうる。
そのため、凹部が、必要かつ十分な凹み量となった点を掌握できる。その結果、種々の状態の生タイヤに対しても、凹部の形成効率を高めながら、凹み量不足によるゴム噛み防止の達成不良、及び凹み量過剰による加硫後のタイヤの外観不良の発生を抑制しうる。
本発明のタイヤの製造方法によって製造されるタイヤの一実施形態を示す断面図である。 生タイヤ形成工程の一例を説明する断面図である。 加硫工程の一例を説明する断面図である。 凹部形成工程の一例を示す斜視図である。 凹部形成装置の一例を示す正面図である。 プロファイル測定機で測定された凹部形成前の生タイヤ1Lの外側面の輪郭形状、及び基準輪郭形状を示す線図である。 (A)、(B)は、凹部輪郭形状と基準輪郭形状とを比較した線図である。 従来の問題点(ゴム噛み)を説明する部分断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。
図1には、本発明のタイヤの製造方法によって製造されたタイヤ1の断面図が示される。本例のタイヤ1は、空気入りタイヤであって、トレッド部2からサイドウォール部3を経てビード部4のビードコア5に至るカーカス6と、カーカス6のタイヤ半径方向外側かつトレッド部2の内部に配されたベルト層7と、カーカス6の内側に配されたインナーライナ9とを含む。
カーカス6は、例えば1枚のカーカスプライ6Aによって構成されている。カーカスプライ6Aは、タイヤ赤道Cに対して例えば75°〜90゜の角度で配列するカーカスコードを有する。本例のカーカスプライ6Aは、タイヤ半径方向の内端部6eが、ビードコア5の廻りで巻き上げられることなく終端している。
ビードコア5は、タイヤ軸方向内側のコア5Aと外側のコア5Bとを含み、このコア5A、5B間で、前記内端部6eを狭持する。コア5A、5Bは、それぞれ、1本のビードワイヤをタイヤ周方向に渦巻状に巻き重ねて形成される。
ベルト層7は、例えば2枚のベルトプライ7A、7Bによって構成される。ベルトプライ7A、7Bは、タイヤ赤道Cに対して例えば10°〜40°の小角度で配列するベルトコードを有する。ベルトコードは、プライ間相互で交差する。
インナーライナ9は、ブチル系ゴム等の空気非透過性ゴムからなり、タイヤ内腔面の略全域に配される。
次に、タイヤの製造方法を説明する。
タイヤの製造方法は、生タイヤ形成工程S1(図2に示す)と、生タイヤ1Lを加硫する加硫工程S2(図3に示す)とを含む。
図2に示すように、本例の生タイヤ形成工程S1では、剛性中子16上で、未加硫のタイヤ構成部材を順次貼り付けることにより、加硫後の仕上がりタイヤ1とほぼ同形状の生タイヤ1Lが形成される。剛性中子16として周知構造のものが採用できる。又タイヤ構成部材としては、インナーライナ9、カーカスプライ6A、コア5A、5B、ベルトプライ7A、7B、サイドウォールゴム11及びトレッドゴム12等が含まれる。
図3に示すように、本例の加硫工程S2では、剛性中子16上に形成された生タイヤ1Lを、剛性中子16ごと加硫金型17内に投入して加硫する。
加硫金型17は、従来と同構成であり、第1モールド17Aと、第2モールド17Bとを含む。本例では、第1モールド17Aが、トレッド部成形用のトレッドモールドに相当し、第2モールド17Bが、サイドウォール部成形用のサイドモールドに相当する。
そして、第1モールド17Aと第2モールド17B、17Bとが組み立てられた金型閉状態Yにおいて、タイヤ1の外面を成形するためのタイヤ成形面17Sが形成される。このタイヤ成形面17Sには、第1モールド17Aと第2モールド17Bとの境界線18が表れる。
第2モールド17B、17Bは、タイヤ軸方向内外に相対移動でき、又第1モールド17Aは、タイヤ半径方向に拡縮径移動しうる。そして、第2モールド17B、17Bがタイヤ軸方向外側に相対移動し、かつ第1モールド17Aが拡径移動することで、金型開状態(図示省略)となり、生タイヤ1Lが投入される。逆に、第2モールド17B、17Bがタイヤ軸方向内側に相対移動し、かつ第1モールド17Aが縮径移動することで、金型閉状態Yとなり、投入された生タイヤ1Lを加硫する。そして、金型閉状態Yとなるとき、前記境界線18の位置でゴム噛みが発生する。
このゴム噛みを防止するために、加硫金型17に生タイヤ1Lを投入する前に、生タイヤ1Lの外面上の境界線18に面する領域Q(図2に示す)に、周溝状の凹部21を形成する凹部形成工程S3(図4、5に示す)が行われる。この凹部21は、タイヤ周方向に連続してのびる。
ここで、生タイヤ1Lの外面上の境界線18に面する領域Qとは、凹部21を形成しなかった場合に、生タイヤ1Lの外面が境界線18と当接する位置を含む領域である。また凹部21は、境界線18の位置を少なくとも含んで形成される。
図4、5に示すように、凹部形成工程S3は、剛性中子16上の生タイヤ1Lに凹部21を形成する。本例の凹部形成工程S3は、タイヤ軸心i(図5に示す)廻りで回転する生タイヤ1Lの外面かつ領域Qに、凹部形成装置31のローラ32を押付けることにより凹部21を形成する押付け工程S3aを含む。
前記凹部形成装置31は、本例では、生タイヤ付きの剛性中子16を、タイヤ軸心i廻りで回転可能に支持する支持台(図示省略)と、ローラ32を有する凹部形成手段33とを具える。
凹部形成手段33は、例えばシリンダ等の進退手段34と、前記ローラ32を回転可能に支持するローラホルダ35とを具える。ローラホルダ35は、進退手段34のロッド端に取り付き、生タイヤ1Lに向かってタイヤ軸方向に進退可能に移動する。従って、進退手段34による前進移動により、ローラ32が生タイヤ1Lに押付けられ、タイヤ軸心iと同心な凹部21が形成される。なお生タイヤ1Lの内腔面が剛性中子16によって支持されるため、前記押付けによるカーカスプライ6Aへの変形等は回避できる。
本例では、ローラ32の回転中心は、タイヤ半径方向にのびる。
凹部形成装置31は、監視手段36を具える。この監視手段36により、凹部形成中、生タイヤ1Lの凹部21の形状を順次測定し、凹部21の形成状態を監視する監視工程S3bが行われる。監視手段36は、生タイヤ1Lの凹部21の形状を順次測定するプロファイル測定機37と、演算手段(図示省略)とを具える。
プロファイル測定機37は、本例では2次元変位センサーであり、回転する生タイヤ1Lの外面上の前記領域Qを含む範囲に、ライン状のセンサ光37Aをタイヤ半径方向に照射する。これにより、凹部輪郭形状K1をタイヤ一周に亘って連続的に、或いは断続的に測定しうる。プロファイル測定機37として、周知の種々のものが採用しうる。
図6には、プロファイル測定機37によって測定された凹部形成前における生タイヤ1Lの外側面の輪郭形状Kが示される。同図には、比較のために、基準輪郭形状K0が一点鎖線で示される。
この基準輪郭形状K0は、加硫後の仕上がりタイヤ1の外側面の輪郭形状であり、加硫金型17の前記タイヤ成形面17Sの輪郭形状と実質的に一致する。基準輪郭形状K0は、先に加硫された仕上がりタイヤ1を、凹部形成装置31に装着し、かつプロファイル測定機37を用いて仕上がりタイヤ1の外側面を測定することにより求めることができる。なおタイヤ成形面17Sの金型データから求めることもできる。この基準輪郭形状K0では、境界線18の位置は、タイヤ軸心iからの半径方向距離で表すことができる。
図7(A)、(B)に示すように、監視工程S3bは、プロファイル測定機37により測定した凹部輪郭形状K1と、予め求めた基準輪郭形状K0とを比較する比較段階、及びその比較結果に基づいて凹部21の形成の完了を判断する判定段階とを含みむ。これら比較段階と判定段階とは、例えばコンピュータ或いはコンピュータ内蔵のCPU等である前記演算手段により実行される。
本例の判定段階では、図7(B)に示すように、前記凹部輪郭形状K1の輪郭線が、基準輪郭形状K0の輪郭線を、タイヤ軸方向内側に所定の長さd(判定基準値という場合がある。)以上超えることにより、前記凹部21の形成の完了を判断している。なお凹部輪郭形状K1の輪郭線が、基準輪郭形状K0の輪郭線を、判定基準値d以上超えたか否かの判定は、前記境界線18の位置で行われる。判定基準値dは、自在に設定できる。
ここで、生タイヤ1Lにおいては、その外側面の輪郭形状は、タイヤ全周に亘って均一ではない。そのため、前記監視工程S3bは、タイヤ周方向の複数位置で行うのが好ましい。詳しくは、タイヤ周方向の複数位置で凹部輪郭形状K1を測定するとともに、各位置で測定された凹部輪郭形状K1に対して、それぞれ前記比較段階と前記判定段階とを行うのである。そして各位置にて、凹部の形成の完了が判断されたとき、凹部形成工程、特には押付け工程S3aが終了される。監視工程S3bを行う位置の数nは、特に規制されないが60〜70の範囲が好ましい。本例では、カーカスプライ6Aが、タイヤ周方向に分割される複数の短冊状プライ片から形成されており、前記数nを、短冊状プライ片の枚数と同数に設定されている。これは、カーカスプライ6Aが、複数の短冊状プライ片からなる場合、各短冊状プライ片の位置で、生タイヤ1Lの外側面の輪郭形状がバラ付く傾向があるからである。
本発明では、監視手段を具えることにより、凹部21が、必要かつ十分な凹み量となった点を掌握できる。その結果、種々の状態の生タイヤ1Lに対しても、凹部21の形成効率を高めながら、凹み量不足によるゴム噛み防止の達成不良、及び凹み量過剰による加硫後のタイヤの外観不良の発生を抑制しうる。
なお凹部21の形成効率をより高めるために、ローラ32を加熱するのが望ましい。これにより、ゴムが熱によって軟化し凹部21の形成効率を高めうる。ローラ32の加熱は、例えば、ローラ自体或いはローラホルダ35にヒータ(図示省略)を取り付けるなど、種々な方法が採用しうる。
第2発明のタイヤ製造装置は、前記加硫金型17を有する加硫装置と、凹部21を形成する前記凹部形成装置31とを含む。凹部形成装置31は、第1発明のタイヤの製造方法において既に説明済みである。
以上、本発明の特に好ましい本例実施形態について詳述したが、本発明は図示の本例実施形態に限定されることなく、種々の態様に変形して実施しうる。
本発明の効果を確認するため、図4、5に示す凹部形成装置31を用い、第1発明のタイヤの製造方法に準じて空気入りタイヤ(245/45R18)を、それぞれ20本試作した。そして、加硫時における第1モールド17Aと第2モールド17Bとの間におけるゴム噛み、及び仕上がりタイヤ1における外観不良の発生率を、比較例と比較した。
比較例では、生タイヤの回転数(3回転)、生タイヤの回転速度(5度/sec)、ローラの押圧力(230N)を一定としている。実施例では、生タイヤの回転速度、ローラの押圧力は、比較例と同一であり、監視工程に基づいて凹部形成工程を終了している。
Figure 2019059099
実施例では、凹部の形成効率を高めながら、ゴム噛み外観不良の発生率を減じうるのが確認できた。
1L 生タイヤ
16 剛性中子
17 加硫金型
17A 第1モールド
17B 第2モールド
17S タイヤ成形面
18 境界線
21 凹部
31 凹部形成装置
33 凹部形成手段
36 監視手段
37 プロファイル測定機
d 所定の長さ
i タイヤ軸心
K0 基準輪郭形状
K1 凹部輪郭形状
Q 領域
S1 生タイヤ形成工程
S2 加硫工程
S3 凹部形成工程
S3b 監視工程

Claims (10)

  1. 第1モールドと、第2モールドとが組み立てられることにより、タイヤ成形面に前記第1モールドと前記第2モールドとの境界線が表れる加硫金型で生タイヤを加硫する加硫工程を含むタイヤの製造方法であって、
    前記加硫金型に生タイヤを投入する前に、前記生タイヤの外面上の前記境界線に面する領域に凹部を形成する凹部形成工程を含み、
    前記凹部形成工程は、凹部形成中の前記生タイヤの凹部の形状をプロファイル測定機で測定して、前記凹部の形成状態を監視する監視工程を含むタイヤの製造方法。
  2. 前記監視工程は、前記プロファイル測定機で測定した凹部輪郭形状と、予め求めた基準輪郭形状とを比較する比較段階、及びその比較結果に基づいて前記凹部の形成の完了を判断する判定段階とを含む請求項1に記載のタイヤの製造方法。
  3. 前記判定段階は、前記凹部輪郭形状の輪郭線が、基準輪郭形状の輪郭線を、タイヤ軸方向内側に所定の長さ以上超えることにより、前記凹部の形成の完了を判断する請求項2記載のタイヤの製造方法。
  4. 前記監視工程は、タイヤ周方向の複数位置で、前記凹部輪郭形状を測定するとともに、各位置で測定された前記凹部輪郭形状に対して、それぞれ前記比較段階と前記判定段階とを行う請求項1〜3の何れかに記載のタイヤの製造方法。
  5. 前記加硫工程は、剛性中子上に形成された生タイヤを、前記剛性中子ごと加硫金型内に投入して加硫するとともに、前記凹部形成工程は、前記剛性中子上の生タイヤに凹部を形成する請求項1〜4の何れかに記載のタイヤの製造方法。
  6. 第1モールドと、第2モールドとが組み立てられることにより、タイヤ成形面に前記第1モールドと前記第2モールドとの境界線が表れる加硫金型で生タイヤを加硫する加硫装置を含むタイヤの製造装置であって、
    前記生タイヤの外面上の前記境界線に面する領域に凹部を形成する凹部形成装置を含み、
    前記凹部形成装置は、凹部形成中の前記生タイヤの凹部の形状をプロファイル測定機で測定し、前記凹部の形成状態を監視する監視手段を含むタイヤの製造装置。
  7. 前記監視手段は、前記プロファイル測定機で測定した凹部輪郭形状と、予め求めた基準輪郭形状とを比較する比較段階、及びその比較結果に基づいて前記凹部の形成の完了を判断する判定段階を行う演算手段を具える請求項6記載のタイヤの製造装置。
  8. 前記演算手段は、前記凹部輪郭形状の輪郭線が、基準輪郭形状の輪郭線を、タイヤ軸方向内側に所定の長さ以上超えることにより、前記凹部の形成の完了を判断する請求項7記載のタイヤの製造装置。
  9. 前記監視手段は、タイヤ周方向の複数位置で、前記凹部輪郭形状を測定するとともに、各位置で測定された前記凹部輪郭形状に対して、それぞれ前記比較段階と前記判定段階とを行う請求項7又は8記載のタイヤの製造装置。
  10. 前記加硫装置は、剛性中子上に形成された生タイヤを、前記剛性中子ごと加硫金型内に投入して加硫するとともに、前記凹部形成装置は、前記剛性中子上の生タイヤに凹部を形成する請求項7〜9の何れかに記載のタイヤの製造装置。
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