JP2019058010A - 電池、制御方法およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】電池が受電機器として動作しない方がよい場合は、電池が給電機器として動作するようにし、電池の安全性を向上させる。【解決手段】電池は、電池の状態を検出する検出手段と、電池の状態が所定の状態の場合には、電池を電池に接続された機器に電力を供給する給電機器として動作させ、電池に接続された機器から電力を受け取る受電機器として動作しないようするための制御を行う制御手段とを有する。【選択図】図1
Description
本発明は、充電可能な電池、その制御方法などに関するものである。
近年、ユニバーサル・シリアル・バス(USB)に関して、USB Power Delivery規格(以下、USB PD)が策定され、接続された機器間において電力供給が可能となっている。USB PDでは、接続された機器間でUSB PDに準拠した通信(以下、CC通信)を行い、各機器の役割(給電機器(Provider)か受電機器(Consumer)か)、給電機器の給電可能電力などを決定することができる。
特許文献1には、電池の給電と受電とが切り替わるように電池の充放電制御を行う方法が記載されている。
しかしながら、電池が過充電状態である場合に電池を受電機器(Consumer)として動作させると、給電機器(Provider)から過剰な電力が供給されることが想定される。
そこで、本発明は、電池が受電機器として動作しない方がよい場合は、電池が給電機器として動作するようにし、電池の安全性を向上させることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る電池は、電池であって、前記電池の状態を検出する検出手段と、前記電池の状態が所定の状態の場合には、前記電池を前記電池に接続された機器に電力を供給する給電機器として動作させ、前記電池に接続された機器から電力を受け取る受電機器として動作しないようするための制御を行う制御手段とを有する。
上記目的を達成するために、本発明に係る制御方法は、電池の制御方法であって、前記電池の状態を検出する検出ステップと、前記電池の状態が所定の状態の場合には、前記電池を前記電池に接続された機器に電力を供給する給電機器として動作させ、前記電池に接続された機器から電力を受け取る受電機器として動作しないようするための制御を行う制御ステップとを有する。
上記目的を達成するために、本発明に係るプログラムは、電池で用いられるプログラムであって、コンピュータを、前記電池の状態を検出する検出手段と、前記電池の状態が所定の状態の場合には、前記電池を前記電池に接続された機器に電力を供給する給電機器として動作させ、前記電池に接続された機器から電力を受け取る受電機器として動作しないようするための制御を行う制御手段として機能させるためのプログラムである。
本発明によれば、電池が受電機器として動作しない方がよい場合は、電池が給電機器として動作するようにし、電池の安全性を向上させることができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。ただし、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。
図1は、実施形態1における電子機器10および電池30の構成要素を説明するためのブロック図である。
[実施形態1]
図1において、電子機器10は、USB Power Delivery規格(以下、USB PD)に準拠しており、接続部50(例:USB Type−Cケーブル)を介して電池30と接続可能である。電池30も、USB PDに準拠しており、接続部50を介して電子機器10と接続可能である。接続部50は、電子機器10と電池30を通信可能に接続する通信ライン51(例:CCライン)と、電池30の電力を電子機器10に供給するための電源ライン52(例:VBUSライン)とを含む。
図1において、電子機器10は、USB Power Delivery規格(以下、USB PD)に準拠しており、接続部50(例:USB Type−Cケーブル)を介して電池30と接続可能である。電池30も、USB PDに準拠しており、接続部50を介して電子機器10と接続可能である。接続部50は、電子機器10と電池30を通信可能に接続する通信ライン51(例:CCライン)と、電池30の電力を電子機器10に供給するための電源ライン52(例:VBUSライン)とを含む。
電子機器10は、撮像装置(例:デジタルカメラ)、携帯電話(例:スマートフォン)、携帯端末(例:タブレット端末)またはそれらの少なくとも一つとして動作可能である。
電子機器10は、制御部11、ROM12、レギュレータ13、電源制御部14、システム15、通信部16などを有し、これらが内部バス17を介して接続されている。
通信部16は、通信ライン18、プルアップ回路20、プルダウン回路22および検出部23を有する。通信部16のこれらの構成要素は、通信ライン51に接続される。プルアップ回路20は、通信ライン18に接続されている。プルアップ回路20は、通信ライン18および通信ライン51の電圧レベルを電源電圧19まで引き上げるための所定の値のプルアップ抵抗20aとプルアップスイッチ20bを有する。プルダウン回路22は、通信ライン18に接続されている。プルダウン回路22は、通信ライン18および通信ライン51の電圧レベルをGND21まで引き下ろすための所定の値のプルダウン抵抗22aとプルダウンスイッチ22bを有する。プルアップ回路20とプルダウン回路22は、通信ライン18および通信ライン51の電圧レベルをHighまたはLowに切り替えるための切替回路である。検出部23は、通信ライン18および通信ライン51の電圧レベルがHighかLowかを検出する。
制御部11は、電子機器10の各構成要素を制御するためのプログラムを記憶したメモリと、そのメモリに記憶されたプログラムを実行することにより電子機器10の各構成要素を制御するプロセッサ(例:ハードウェアプロセッサ)とを有する。制御部11は、電子機器10に接続された機器とUSB PDに準拠した通信を行うことにより、電子機器10と電池30の役割(給電機器(Provider)か受電機器(Consumer)か)、給電機器の給電可能電力などを決定することができる。
制御部11は、内部バス17を介して、プルアップ回路20のプルアップスイッチ20bのON/OFFを制御し、プルダウン回路22のプルダウンスイッチ22bのON/OFFを制御する。制御部11によるプルアップ回路20とプルダウン回路22の制御は、プルアップスイッチ20bとプルダウンスイッチ22bのうちのいずれか一方をONにし、他方をOFFにする排他制御である。制御部11は、電子機器10を給電機器(Provider)として動作させる場合は、プルアップ回路20のプルアップスイッチ20bをONにする一方、プルダウン回路22のプルダウンスイッチ22bをOFFにする制御を行う。このように制御することにより、通信ライン18および通信ライン51の電圧レベルがHighに切り替えられる。また、制御部11は、電子機器10を受電機器(Consumer)として動作させる場合は、プルアップ回路20のプルアップスイッチ20bをOFFにする一方、プルダウン回路22のプルダウンスイッチ22bをONにする制御を行う。このように制御することにより、通信ライン18および通信ライン51の電圧レベルがLowに切り替えられる。
レギュレータ13は、電池30から供給される電力を制御部11、ROM12、通信部16などに供給する。ROM12は、制御部11の各構成要素を制御するのに必要なパラメータなどを記憶した不揮発性メモリ(例:EEPROM)である。電源制御部14は、電源ライン52に接続され、電池30から供給される電力を、電子機器10のシステム15に供給する。システム15は、電子機器10が有する様々な機能(例:カメラ機能)を実行する負荷部(例:イメージセンサ、レンズユニット、表示パネル、それらを駆動する回路、画像処理部など)を含む。
電池30は、制御部31、電池セル32、DC−DCコンバータ33、出力制御スイッチ34、通信部35、充電部(不図示)などを有し、これらが内部バス36を介して接続されている。電池30が受電機器として動作する場合、電池30の充電部は、電子機器10から電力で電池セル32を充電することができる。
通信部35は、通信ライン37、プルアップ回路39、プルダウン回路41および検出部42を有する。通信部35のこれらの構成要素は、通信ライン51に接続される。プルアップ回路39は、通信ライン37に接続されている。プルアップ回路39は、通信ライン37および通信ライン51の電圧レベルを電源電圧38まで引き上げるための所定の値のプルアップ抵抗39aとプルアップスイッチ39bを有する。プルダウン回路41は、通信ライン37に接続されている。プルダウン回路41は、通信ライン37および通信ライン51の電圧レベルをGND40まで引き下ろすための所定の値のプルダウン抵抗41aとプルダウンスイッチ41bを有する。プルアップ回路39とプルダウン回路41は、通信ライン37および通信ライン51の電圧レベルをHighまたはLowに切り替えるための切替回路である。検出部42は、通信ライン37および通信ライン51の電圧レベルがHighかLowかを検出する。
制御部31は、電池30の各構成要素を制御するためのプログラムを記憶したメモリと、そのメモリに記憶されたプログラムを実行することにより電池30の各構成要素を制御するプロセッサ(例:ハードプロセッサ)とを有する。制御部31は、電池30に接続された機器とUSB PDに準拠した通信を行うことにより、電子機器10と電池30の役割(給電機器(Provider)か受電機器(Consumer)か)、給電機器の給電可能電力などを決定することができる。
制御部31は、内部バス36を介して、プルアップ回路39のプルアップスイッチ39bのON/OFFを制御し、プルダウン回路41のプルダウンスイッチ41bのON/OFFを制御する。制御部31によるプルアップ回路39とプルダウン回路41の制御は、プルアップスイッチ39bとプルダウンスイッチ41bのうちのいずれか一方をONにし、他方をOFFにする排他制御である。制御部31は、電池30を給電機器(Provider)として動作させる場合は、プルアップ回路39のプルアップスイッチ39bをONにする一方、プルダウン回路41のプルダウンスイッチ41bをOFFにする制御を行う。このように制御することにより、通信ライン37および通信ライン51の電圧レベルがHighに切り替えられる。また、制御部31は、電池30を受電機器(Consumer)として動作させると判定した場合は、プルアップ回路39のプルアップスイッチ39bをOFFにする一方、プルダウン回路41のプルダウンスイッチ41bをONにする制御を行う。このように制御することにより、通信ライン37および通信ライン51の電圧レベルがLowに切り替えられる。
DC−DCコンバータ33は、電池セル32の出力電圧を所定の直流電圧に変換する。出力制御スイッチ34は、DC−DCコンバータ33と電源ライン52との間に接続され、DC−DCコンバータ33から供給される電力を電源ライン52に供給するか否かを制御する。
通信部16と通信部35とは、通信ライン51、通信ライン18および通信ライン37を介して通信可能に接続される。通信部16および通信部35が通信することにより、通信部16および通信部35は、電子機器10と電池30との接続状態などを検出できる。電子機器10と電池30とが接続されると、通信部16および通信部35は、USB PDに準拠した通信を行う。この通信により、通信部16および通信部35は、電子機器10と電池30の役割(給電機器(Provider)か受電機器(Consumer)か)、給電機器の給電可能電力などを決定する。
通信部16は、検出部23の検出結果を制御部11に通知する。制御部11は、検出部23の検出結果により、通信ライン51の電圧レベルがHighであるかLowであるかを判定する。通信ライン51の電圧レベルがHighであると判定した場合、制御部11は、給電機器が電子機器10に接続されたと判定する。給電機器が電子機器10に接続されたと判定した場合、制御部11は、レギュレータ13、電源制御部14などを制御することにより、電子機器10を受電機器として動作させる。これにより、電子機器10は、電源ライン52から電力の受け取りが可能な状態となる。一方、通信ライン51の電圧レベルがLowであると判定した場合、制御部11は、受電機器が電子機器10に接続されたと判定する。受電機器が電子機器10に接続されたと判定した場合、制御部11は、電子機器10を給電機器として動作させるための制御を行う。これにより、電子機器10は、電源ライン52に電力の供給が可能な状態となる。
通信部35は、検出部42の検出結果を制御部31に通知する。制御部31は、検出部42の検出結果により、通信ライン51の電圧レベルがHighであるかLowであるかを判定する。通信ライン51の電圧レベルがLowであると判定した場合、制御部31は、受電機器が電池30に接続されたと判定する。受電機器が電池30に接続されたと判定した場合、制御部31は、DC−DCコンバータ33を制御することにより電池セル32の出力電圧を定電圧化すると共に、出力制御スイッチ34をONに切り替える。これにより、電池30は給電機器として動作し、電源ライン52に電力の供給が可能な状態となる。一方、通信ライン51の電圧レベルがHighであると判定した場合、制御部31は、給電機器が電池30に接続されたと判定する。給電機器が電池30に接続されたと判定した場合、制御部31は、電池30を受電機器として動作させるための制御を行う。これにより、電池30は、電源ライン52から電力の受け取りが可能な状態となる。
<電池30の動作>
次に、図2のフローチャートを参照して、電子機器10に接続された電池30の動作例を説明する。なお、図2のフローチャートに示す動作例を制御するためのプログラムは、制御部31のメモリに記憶されている。制御部31のプロセッサは、このプログラムを実行することにより電池30の各構成要素を制御する。
次に、図2のフローチャートを参照して、電子機器10に接続された電池30の動作例を説明する。なお、図2のフローチャートに示す動作例を制御するためのプログラムは、制御部31のメモリに記憶されている。制御部31のプロセッサは、このプログラムを実行することにより電池30の各構成要素を制御する。
ステップS201において、制御部31は、電池30の状態を検出し、ステップS202に進む。
ステップS202において、制御部31は、電池30が満充電状態または過充電状態であるか否かを判定する。電池30が満充電状態または過充電状態であると判定された場合、制御部31は、通信ライン51の電圧レベルをHighに固定すると判定し、ステップS203に進む(ステップS202でYES)。電池30が満充電状態または過充電状態ではないと判定された場合、制御部31は、通信ライン51の電圧レベルをHighに固定しないと判定し、ステップS204に進む(ステップS202でNO)。
ステップS203において、制御部31は、電池30を給電機器として動作させるように、通信ライン51の電圧レベルをHighに固定する処理を行い、ステップS201に進む。
ステップS204において、制御部31は、通信ライン51の電圧レベルをHighまたはLowに交互に切り替えるトグル制御を行い、ステップS205に進む。
ステップS205において、制御部31は、電子機器10が電池30に接続されたか否かを判定する。電子機器10が電池30に接続されていないと判定された場合、制御部31は、ステップS201に進む(ステップS205でNO)。電子機器10が電池30に接続されたと判定された場合、制御部31は、ステップS206に進む(ステップS205でYES)。
ステップS206において、制御部31は、検出部42に通信ライン51の電圧レベルを検出させ、検出部42の検出結果を通信部35から取得し、ステップS207に進む。
ステップS207において、制御部31は、ステップS206での検出結果に基づき、電池30を受電機器として動作させるか給電機器として動作させるかを判定する。ステップS206で検出部42が検出した通信ライン51の電圧レベルがHighである場合、制御部31は、電池30を受電機器として動作させると判定する。ステップS206で検出部42が検出した通信ライン51の電圧レベルがLowである場合、制御部31は、電池30を給電機器として動作させると判定する。電池30を受電機器として動作させると判定した場合、制御部31は、ステップS208に進む(ステップS207でYES)。電池30を給電機器として動作させると判定した場合、制御部31は、ステップS209に進む(ステップS207でNO)。
ステップS208において、制御部31は、電池30を受電機器として動作させるように、通信ライン51の電圧レベルをLowに固定し、ステップS201に進む。
ステップS209において、制御部31は、電池30を給電機器として動作させるように、通信ライン51の電圧レベルをHighに固定し、ステップS201に進む。
以上のように、実施形態1によれば、電池30の充電状態に応じて電池30が受電機器として動作しない方がよい場合は、電池30が給電機器として動作するようにし、電池30の安全性を向上させることができる。
<ステップS202における判定方法の変形例>
(1)ステップS202において、通信ライン51の電圧レベルを固定するか否かは、電池30の出力電圧が閾値以上であるか否かにより判定してもよい。例えば、電池30の出力電圧が閾値以上である場合、制御部31は、通信ライン51の電圧レベルをHighに固定すると判定する。電池30の出力電圧が閾値未満である場合、制御部31は、通信ライン51の電圧レベルをHighに固定しないと判定する。この場合、電池30の出力電圧は、電子機器10の電圧検出部または電池30の電圧検出部により検出されて制御部31に通知される。制御部31は、電池30の出力電圧が閾値以上であるか否かを判定する判定部として機能する。なお、制御部31は、電池30の出力電圧が別の閾値(上記閾値よりも小さい)よりも低い場合には、通信ライン51の電圧レベルをLowに固定し、電池30を受電機器として動作させるように制御してもよい。
(1)ステップS202において、通信ライン51の電圧レベルを固定するか否かは、電池30の出力電圧が閾値以上であるか否かにより判定してもよい。例えば、電池30の出力電圧が閾値以上である場合、制御部31は、通信ライン51の電圧レベルをHighに固定すると判定する。電池30の出力電圧が閾値未満である場合、制御部31は、通信ライン51の電圧レベルをHighに固定しないと判定する。この場合、電池30の出力電圧は、電子機器10の電圧検出部または電池30の電圧検出部により検出されて制御部31に通知される。制御部31は、電池30の出力電圧が閾値以上であるか否かを判定する判定部として機能する。なお、制御部31は、電池30の出力電圧が別の閾値(上記閾値よりも小さい)よりも低い場合には、通信ライン51の電圧レベルをLowに固定し、電池30を受電機器として動作させるように制御してもよい。
(2)ステップS202において、通信ライン51の電圧レベルを固定するか否かは、電子機器10から電池30に供給される電圧が閾値以上であるか否かにより判定してもよい。例えば、電池30に供給される電圧が閾値以上である場合、制御部31は、通信ライン51の電圧レベルをHighに固定すると判定する。電池30に供給される電圧が閾値未満である場合、制御部31は、通信ライン51の電圧レベルをHighに固定しないと判定する。この場合、電子機器10から電池30に供給される電圧は、電子機器10の電圧検出部または電池30の電圧検出部により検出されて制御部31に通知される。制御部31は、電子機器10から電池30に供給される電圧が閾値以上であるか否かを判定する判定部として機能する。なお、制御部31は、電池30に供給される電圧が別の閾値(上記閾値よりも小さい)よりも低い場合には、通信ライン51の電圧レベルをLowに固定し、電池30を受電機器として動作させるように制御してもよい。
(3)ステップS202において、通信ライン51の電圧レベルを固定するか否かは、電子機器10から電池30に供給される電流が閾値以上であるか否かにより判定してもよい。例えば、電池30に供給される電流が閾値以上である場合、制御部31は、通信ライン51の電圧レベルをHighに固定すると判定する。電池30に供給される電流が閾値未満である場合、制御部31は、通信ライン51の電圧レベルをHighに固定しないと判定する。この場合、電子機器10から電池30に供給される電流は、電子機器10の電流検出部または電池30の電流検出部により検出されて制御部31に通知される。制御部31は、電子機器10から電池30に供給される電流が閾値以上であるか否かを判定する判定部として機能する。なお、制御部31は、電池30に供給される電流が別の閾値(上記閾値よりも小さい)よりも低い場合には、通信ライン51の電圧レベルをLowに固定し、電池30を受電機器として動作させるように制御してもよい。
(4)ステップS202において、通信ライン51の電圧レベルを固定するか否かは、電池30の温度が充電許容範囲外であるか否かにより判定してもよい。例えば、電池30の温度が充電許容範囲外である場合(電池30の温度が充電許容範囲の上限値よりも高い場合または充電許容範囲の下限値よりも低い場合)、制御部31は、通信ライン51の電圧レベルをHighに固定すると判定する。電池30の温度が充電許容範囲外でない場合、制御部31は、通信ライン51の電圧レベルをHighに固定しないと判定する。この場合、電池30の温度は、電子機器10の温度検出部または電池30の温度検出部により検出されて制御部31に通知される。制御部31は、電池30の温度が充電許容範囲外であるか否かを判定する判定部として機能する。なお、制御部31は、電池30の温度が閾値(充電許容範囲の下限値よりも小さい)よりも低い場合には、通信ライン51の電圧レベルをLowに固定し、電池30を受電機器として動作させるように制御してもよい。
(5)ステップS202において、通信ライン51の電圧レベルを固定するか否かは、電池30が要求したUSB PDのプロファイルを電子機器10が許可したか否かにより判定してもよい。例えば、電池30が要求したUSB PDのプロファイルを電子機器10が許可しなかった場合(例:電子機器10が給電機器として動作しない場合)、制御部31は、通信ライン51の電圧レベルをHighに固定すると判定する。電池30が要求したUSB PDのプロファイルを電子機器10が許可した場合(例:電子機器10が給電機器として動作する場合)、制御部31は、通信ライン51の電圧レベルをHighに固定しないと判定する。この場合、制御部31は、電池30が要求したUSB PDのプロファイルを電子機器10が許可したか否かを判定する判定部として機能する。
(6)ステップS202において、通信ライン51の電圧レベルを固定するか否かは、電子機器10が起動しているか否かにより判定してもよい。例えば、電子機器10が起動している場合、制御部31は、通信ライン51の電圧レベルをHighに固定すると判定する。電子機器10が起動していない場合、制御部31は、通信ライン51の電圧レベルをHighに固定しないと判定する。この場合、制御部31は、電子機器10が起動しているか否かを判定する判定部として機能する。
(7)ステップS202において、通信ライン51の電圧レベルを固定するか否かは、上述した(1)〜(6)のうちの少なくとも2つの組み合わせが満たされるか否かにより判定してもよい。
[実施形態2]
実施形態1で説明した様々な機能、処理または方法は、パーソナルコンピュータ、マイクロコンピュータ、CPU(central processing unit)、プロセッサなどがプログラムを用いて実現することもできる。以下、実施形態2では、パーソナルコンピュータ、マイクロコンピュータ、CPU(central processing unit)、プロセッサなどを「コンピュータX」と呼ぶ。また、実施形態2では、コンピュータXを制御するためのプログラムであって、実施形態1で説明した様々な機能、処理または方法を実現するためのプログラムを「プログラムY」と呼ぶ。
実施形態1で説明した様々な機能、処理または方法は、パーソナルコンピュータ、マイクロコンピュータ、CPU(central processing unit)、プロセッサなどがプログラムを用いて実現することもできる。以下、実施形態2では、パーソナルコンピュータ、マイクロコンピュータ、CPU(central processing unit)、プロセッサなどを「コンピュータX」と呼ぶ。また、実施形態2では、コンピュータXを制御するためのプログラムであって、実施形態1で説明した様々な機能、処理または方法を実現するためのプログラムを「プログラムY」と呼ぶ。
実施形態1で説明した様々な機能、処理または方法は、コンピュータXがプログラムYを実行することによって実現される。この場合において、プログラムYは、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体を介してコンピュータXに供給される。実施形態2におけるコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、ハードディスク装置、磁気記憶装置、光記憶装置、光磁気記憶装置、メモリカード、揮発性メモリ、不揮発性メモリなどの少なくとも1つを含む。実施形態2におけるコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、non−transitoryな記憶媒体である。
なお、本発明の実施形態は上述の実施形態1または2に限定されるものではない。発明の要旨を逸脱しない範囲で変更または修正された実施形態1または2も本発明の実施形態に含まれる。
10…電子機器、11…制御部、16…通信部、30…電池、31…制御部、35…通信部、50…接続部、51…通信ライン、52…電源ライン
Claims (13)
- 電池であって、
前記電池の状態を検出する検出手段と、
前記電池の状態が所定の状態の場合には、前記電池を前記電池に接続された機器に電力を供給する給電機器として動作させ、前記電池に接続された機器から電力を受け取る受電機器として動作しないようするための制御を行う制御手段と
を有することを特徴とする電池。 - 前記電池を前記電池に接続された機器に電力を供給する給電機器として動作させるか、前記電池に接続された機器から電力を受け取る受電機器として動作させるかを切り替える切替手段をさらに有し、
前記切替手段は、前記電池と前記機器とが通信するための通信ラインの電圧レベルを切り替えることにより、前記電池を給電機器として動作させるか受電機器として動作させるかを切り替えることを特徴とする請求項1に記載の電池。 - 前記切替手段は、前記電池の状態が前記所定の状態である場合には、前記通信ラインの電圧レベルを所定の値に固定することを特徴とする請求項2に記載の電池。
- 前記制御手段は、前記電池の状態が前記所定の状態ではない場合には、前記電池が給電機器として動作する状態と受電機器として動作する状態とが交互に切り替わるように前記切替手段を制御することを特徴とする請求項2または3に記載の電池。
- 前記所定の状態は、前記電池が満充電状態または過充電状態の場合であることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の電池。
- 前記所定の状態は、前記電池の出力電圧が閾値以上の場合であることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の電池。
- 前記所定の状態は、前記電池に供給される電圧または電流が閾値以上の場合であることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の電池。
- 前記所定の状態は、前記電池の温度が充電許容範囲を超えている場合であることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の電池。
- 前記所定の状態は、前記機器から充電が許可されない場合であることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の電池。
- 前記所定の状態は、前記機器が起動している場合であることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の電池。
- 前記電池は、USB Power Delivery規格に準拠していることを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載の電池。
- 電池の制御方法であって、
前記電池の状態を検出する検出ステップと、
前記電池の状態が所定の状態の場合には、前記電池を前記電池に接続された機器に電力を供給する給電機器として動作させ、前記電池に接続された機器から電力を受け取る受電機器として動作しないようするための制御を行う制御ステップと
を有することを特徴とする制御方法。 - 電池で用いられるプログラムであって、
コンピュータを、
前記電池の状態を検出する検出手段と、
前記電池の状態が所定の状態の場合には、前記電池を前記電池に接続された機器に電力を供給する給電機器として動作させ、前記電池に接続された機器から電力を受け取る受電機器として動作しないようするための制御を行う制御手段
として機能させるためのプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017181471A JP2019058010A (ja) | 2017-09-21 | 2017-09-21 | 電池、制御方法およびプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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