JP2018196223A - 電子機器、制御方法およびプログラム - Google Patents

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Takamichi Kosugi
尊道 小杉
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Abstract

【課題】 優先順位の高い系統の電源から負荷に電力が供給されるようにすると共に、その電源から負荷に過大な電圧が供給されてしまうことを回避する。【解決手段】 電子機器(100)は、第1の電源よりも優先順位の低い第2の電源の出力電圧である第2の電源電圧を第1の電圧または第2の電圧に変換し、第1の電圧または第2の電圧を出力する第1の電圧変換手段と、第1の電源の出力電圧である第1の電源電圧または第1の電圧変換手段の出力電圧を第3の電圧に変換し、第3の電圧を出力する第2の電圧変換手段と、第3の電圧で動作する負荷手段とを有し、第1の電圧変換手段は、第1の電源が第1の接続手段に接続されている場合に、第2の電源が第2の接続手段に接続された場合には、第2の電源電圧を第1の電源電圧よりも低い第1の電圧に変換し、その後、第2の電源が第2の接続手段から切り離された場合には、第2の電源電圧を第2の電圧に変換する。【選択図】 図1

Description

本発明は、2系統以上の電源が接続される電子機器、その制御方法およびそれらの関するプログラムに関するものである。
特許文献1には、各電源に接続されたDC−DCコンバータの出力電圧を各電源の優先順位に応じて高くすることにより、複数の電源の中で最も優先順位の高い電源から負荷に電力が供給されるようにする方法が記載されている。
特開2015−23766号公報
しかしながら、特許文献1に記載されている方法では、次のような問題がある。まず、優先順位が2番の電源の出力電圧が優先順位が1番の電源の出力電圧よりも高い場合には、優先順位が1番の電源の出力電圧は、優先順位が2番の電源の出力電圧よりも高い電圧に変換されてしまう。そのため、優先順位が1番の電源の出力電圧から変換された電圧が負荷を動作させるのに必要な電圧に比べて非常に高くなってしまい、負荷で無駄な電力が消費されてしまう問題がある。場合によっては、負荷に供給される電圧が負荷の定格電圧を超えてしまう問題がある。
次に、負荷を動作させるのに必要な電圧が変動するシステムでは、負荷を動作させるのに必要な電圧が優先順位が2番の電源の出力電圧よりも低くなることがある。特に、優先順位が2番の電源の出力電圧が優先順位が1番の電源の出力電圧よりも高く、負荷を動作させるのに必要な電圧よりも高い場合、特許文献1に記載されている方法では、優先順位が2番の電源の出力電圧よりも高い電圧が負荷に供給されてしまう。この場合も、優先順位が1番の電源から負荷に過大な電圧が供給され、負荷で無駄な電力が消費されてしまう問題が生じる。場合によっては、負荷に供給される電圧が負荷の定格電圧を超えてしまう問題も生じる。
そこで、本発明は、優先順位の高い系統の電源から負荷に電力が供給されるようにすると共に、その電源から負荷に過大な電圧が供給されてしまうことを回避することを目的とする。
本発明に係る電子機器は、上記目的を達成するために、第1の電源が接続される第1の接続手段と、前記第1の電源よりも優先順位の低い第2の電源が接続される第2の接続手段と、前記第2の電源の出力電圧である第2の電源電圧を第1の電圧または第2の電圧に変換し、前記第1の電圧または前記第2の電圧を出力する第1の電圧変換手段と、前記第1の電源の出力電圧である第1の電源電圧または前記第1の電圧変換手段の出力電圧を第3の電圧に変換し、前記第3の電圧を出力する第2の電圧変換手段と、前記第3の電圧で動作する負荷手段と、前記第1の電源が前記第1の接続手段に接続されている場合に、前記第2の電源が前記第2の接続手段に接続された場合には、前記第2の電源電圧を前記第1の電源電圧よりも低い前記第1の電圧に変換することを前記第1の電圧変換手段に行わせ、前記第2の電源が前記第2の接続手段に接続されている場合に、前記第1の電源が前記第1の接続手段から切り離された場合には、前記第2の電源電圧を前記第2の電圧に変換することを前記第1の電圧変換手段に行わせる制御手段とを有する。
本発明に係る制御方法は、上記目的を達成するために、第1の電源が接続される第1の接続手段と、前記第1の電源よりも優先順位の低い第2の電源が接続される第2の接続手段と、前記第2の電源の出力電圧である第2の電源電圧を第1の電圧または第2の電圧に変換し、前記第1の電圧または前記第2の電圧を出力する第1の電圧変換手段と、前記第1の電源の出力電圧である第1の電源電圧または前記第1の電圧変換手段の出力電圧を第3の電圧に変換し、前記第3の電圧を出力する第2の電圧変換手段と、前記第3の電圧で動作する負荷手段とを有する電子機器の制御方法であって、前記第1の電源が前記第1の接続手段に接続されている場合に、前記第2の電源が前記第2の接続手段に接続された場合には、前記第2の電源電圧を前記第1の電源電圧よりも低い前記第1の電圧に変換することを前記第1の電圧変換手段に行わせるステップと、前記第2の電源が前記第2の接続手段に接続されている場合に、前記第1の電源が前記第1の接続手段から切り離された場合には、前記第2の電源電圧を前記第2の電圧に変換することを前記第1の電圧変換手段に行わせるステップとを有する。
本発明に係るプログラムは、上記目的を達成するために、コンピュータを、第1の電源が接続される第1の接続手段と、前記第1の電源よりも優先順位の低い第2の電源が接続される第2の接続手段と、前記第2の電源の出力電圧である第2の電源電圧を第1の電圧または第2の電圧に変換し、前記第1の電圧または前記第2の電圧を出力する第1の電圧変換手段と、前記第1の電源の出力電圧である第1の電源電圧または前記第1の電圧変換手段の出力電圧を第3の電圧に変換し、前記第3の電圧を出力する第2の電圧変換手段と、前記第3の電圧で動作する負荷手段とを有する電子機器として動作させるためのプログラムであって、前記コンピュータをさらに、前記第1の電源が前記第1の接続手段に接続されている場合に、前記第2の電源が前記第2の接続手段に接続された場合には、前記第2の電源電圧を前記第1の電源電圧よりも低い前記第1の電圧に変換することを前記第1の電圧変換手段に行わせ、前記第2の電源が前記第2の接続手段に接続されている場合に、前記第1の電源が前記第1の接続手段から切り離された場合には、前記第2の電源電圧を前記第2の電圧に変換することを前記第1の電圧変換手段に行わせる制御手段として動作させるためのプログラムである。
本発明によれば、優先順位の高い系統の電源から負荷に電力が供給されるようにすると共に、その電源から負荷に過大な電圧が供給されてしまうことを回避することができる。
実施形態1における電子機器100の構成要素を説明するためのブロック図である。 実施形態1における電子機器100の動作例を説明するためのフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。ただし、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。
[実施形態1]
図1は、実施形態1における電子機器100の構成要素を説明するためのブロック図である。
電子機器100は、例えば、撮像装置(例:デジタルカメラまたはデジタルビデオカメラ)、携帯電話(例:スマートフォン)またはその両方として動作可能である。実施形態1では、説明を簡単にするために、電子機器100に2系統の電源(第1の電源201および第2の電源202)が接続される例を説明する。
第1の電源201は、第1系統の電源である。第1の電源201は、交流電源を直流電源に変換するAC−DC変換装置(例:ACアダプタ)であっても、電池(例:リチウムイオン電池、乾電池)であってもよい。第1の電源201の出力電圧は、例えば3V〜5V程度である。
第2の電源202は、第1系統とは異なる第2系統の電源である。第2の電源202は、交流電源を直流電源に変換するAC−DC変換装置(例:ACアダプタ)であっても、電池(例:リチウムイオン電池、乾電池)であってもよい。第2の電源202は、第1の電源201と異なり、USB(Universal Serial Bus)を介して電子機器100の制御部105と通信可能である。第2の電源202は、制御部105からの指示により第2の電源202の出力電圧を変更できるように構成されている。実施形態1では、第2の電源202がUSB Power Delivery Specification Rev. 3.0(USBパワーデリバリー仕様書Rev.3.0)に準拠した電源である例を説明する。第2の電源202がUSBを介して電子機器100に出力する電圧は、第2の電源202の電力供給能力によって異なる。第2の電源202の出力電圧は、例えば5V、9V、15Vまたは20Vである。
電子機器100は、図1に示すように、第1の電圧変換部101、ダイオード102、第2の電圧変換部103、負荷部104、制御部105、メモリ106、第1の接続部107および第2の接続部108を有する。
第1の接続部107には、第1の電源201が接続される。第1の接続部107は、電源端子およびグランド端子を有するが、通信端子を有さない。第2の接続部108には、第2の電源202が接続される。第2の接続部108は、電源端子、グランド端子および通信端子を有する。第2の接続部108は、例えば、USB規格等に準拠したUSBインタフェースとして動作する。
第1の電圧変換部101は、第2の電源202と第2の電圧変換部103との間に接続される。第1の電圧変換部101は、DC−DCコンバータとして動作する。第1の電圧変換部101は、第2の電源202の出力電圧(以下、第2の電源電圧)を第1の電圧V1または第2の電圧V2に変換し、第1の電圧V1または第2の電圧V2を出力する。ここで、第1の電圧V1は、第1の電源電圧よりも低い電圧である。第1の電源電圧が変動する場合には、第1の電圧V1も第1の電源電圧に合わせて変動する。第1の電圧V1の値は、制御部105により制御され、第1の電圧変換部101に指示される。第2の電圧V2は、第2の電圧変換部103が第3の電圧V3を生成するのに適した電圧である。第2の電圧V2は、第3の電圧V3と等しい電圧であっても、第3の電圧V3よりも高いまたは低い電圧であってもよい。第3の電圧V3が変動する場合には、第2の電圧V2も第3の電圧V3に合わせて変動する。第2の電圧V2の値は、制御部105により制御され、制御部105から第1の電圧変換部101に指示される。
ダイオード102は、第1の電源201と第2の電圧変換部103との間に接続される。ダイオード102は、第1の電圧変換部101の出力電流が第1の電源201に流れないようにするための保護素子である。
第2の電圧変換部103は、第1の電源201と負荷部104との間に接続される。第2の電圧変換部103は、DC−DCコンバータとして動作する。第2の電圧変換部103は、第1の電源201の出力電圧(以下、第1の電源電圧)または第1の電圧変換部101の出力電圧を第3の電圧V3に変換し、第3の電圧V3を出力する。第3の電圧V3は、負荷部104を動作させるのに必要な電圧であり、負荷部104の動作状態に応じて変動する。第3の電圧V3の値は、負荷部104の動作状態に応じて制御部105で決定され、制御部105から第2の電圧変換部103に指示される。
負荷部104は、撮像装置(例:デジタルカメラまたはデジタルビデオカメラ)、携帯電話(例:スマートフォン)またはその両方としての機能および能力をユーザに提供するための構成を有する。負荷部104は、第2の電圧変換部103から出力される第3の電圧V3で動作する。
制御部105は、電子機器100の各構成要素を制御するためのプログラムを記憶したメモリと、そのメモリに記憶されているプログラムを実行して電子機器100の各構成要素を制御するプロセッサとを有する。制御部105のプロセッサは、例えばハードウェアプロセッサである。制御部105のメモリに記憶されているプログラムには、図2を参照して説明する動作例を制御するためのプログラムが含まれる。制御部105のプロセッサは、このプログラムを実行することにより、電子機器100の各構成要素を制御する。
制御部105はさらに、第1の電源電圧を検出する第1の検出部105aと、第2の電源電圧を検出する第2の検出部105bと、第1の電圧変換部101の出力電圧を検出する第3の検出部105cとを有する。第1の検出部105a、第2の検出部105bおよび第3の検出部105cは、制御部105のプロセッサに組み込まれている。
メモリ106は、制御部105が電子機器100の各構成要素を制御するために用いる様々な情報を記憶するためのメモリである。以下の説明に登場する所定の閾値、所定時間、所定の範囲、最低限の電圧などを示す情報は、メモリ106に記憶されている。制御部105が第1の電圧V1、第2の電圧V2および第3の電圧V3の値を決定するための情報も、メモリ106に記憶されている。
実施形態1では、第1の電源201の優先順位が第2の電源202の優先順位よりも高い例を説明する。第1の電源201および第2の電源202が電子機器100に接続されている場合、電子機器100は、第1の電源201を優先順位が1番の電源として取扱い、第2の電源202を優先順位が2番の電源として取扱う。実施形態1では、第1の電源201の出力電圧は、例えば3V〜5V程度であり、第2の電源202の出力電圧は、例えば5V、9V、15Vまたは20Vであるので、優先順位が2番の電源の出力電圧が優先順位が1番の電源の出力電圧よりも高いことがある。
次に、図2のフローチャートを参照して、電子機器100の動作例を説明する。図2を参照して説明する動作例は、第1の電源201のみが電子機器100に接続されている場合に電子機器100の電源スイッチがオンにされたときに実行される。
ステップS200において、制御部105は、第1の電源201からの電力で動作する。さらに制御部105は、第1の電源201からの電力で第2の電圧変換部103を動作させると共に、第1の電源電圧(第1の電源201の出力電圧)を第3の電圧V3に変換することを第2の電圧変換部103に行わせる。これにより、第2の電圧変換部103の出力電圧は、第3の電圧V3となり、負荷部104に供給される。その結果、負荷部104は、第1の電源201からの電力で動作を開始する。
ステップS201において、制御部105は、第2の電源202が第2の接続部108に接続されたか否かを判定する。第2の電源202が第2の接続部108に接続されたか否かの判定には、例えば、USB規格に準拠した判定方法が利用できる。第2の電源202が第2の接続部108に接続された場合、制御部105は、ステップS202に進む(ステップS201でYES)。なお、第2の電源202が電子機器100に接続された場合、電子機器100は、2系統の電源(第1の電源201および第2の電源202)が接続された状態となる。第2の電源202が第2の接続部108に接続されていない場合、制御部105は、第1の電源電圧が電子機器100の動作可能電圧を下回らない限り、所定時間が経過した後に再びステップS201に進む(ステップS201でNO)。
ステップS202において、制御部105は、USBを介して第2の電源202と通信を行うことにより、第2の電源202から電子機器100への電力供給を開始させる。このとき、制御部105は、USB規格に準拠した検出方法により、第2の電源202の電力供給能力(第2の電源202の出力電圧が5V、9V、15Vおよび20Vのいずれであるかなど)を検出することができる。
ステップS203において、制御部105は、第1の電源電圧(第1の電源201の出力電圧)を検出すると共に、第2の電源電圧(第2の電源202の出力電圧)を検出する。
ステップS204において、制御部105は、第2の電源202からの電力で第1の電圧変換部101を動作させると共に、第2の電源電圧を第1の電圧V1に変換することを第1の電圧変換部101に行わせる。
上述のように、第1の電圧V1は、第1の電源電圧よりも低い電圧である。第1の電源電圧が変動する場合には、第1の電圧V1も第1の電源電圧に合わせて変動する。第1の電圧V1の値は、制御部105により制御され、制御部105から第1の電圧変換部101に指示される。
第1の電圧V1の値は、例えば、第1の電源電圧と第1の電圧V1との差分が所定の範囲を超えないように決定することができる。所定の範囲は、第1の電源201が電子機器101から切り離され、第2の電圧変換部103の入力電圧が第1の電源電圧から第1の電圧V1に切り替わった場合に、負荷部104が中断なく動作を継続できる範囲であれば、どのような範囲であってもよい。所定の範囲を示す情報は、メモリ106に記憶されている。
第1の電圧V1の値は、例えば、第1の電源電圧よりも低い値であって、電子機器100の使用可能電圧の下限値に所定値を加算した値よりも高い値に決定することもできる。電子機器100の使用可能電圧は、電子機器100が通常動作モードまたは節電モードで動作できる電圧、少なくとも制御部105が動作できる電圧、少なくとも制御部105および負荷部104が動作できる電圧のいずれであってもよい。所定値は、第1の電源201が電子機器101から切り離されてから電子機器101の電源が第2の電源202に切り替わるまでに生ずる電圧降下を考慮して決定された値である。電子機器100の使用可能電圧の下限値に所定値を加算した値を示す情報は、メモリ106に記憶されている。電子機器100の使用可能電圧の下限値および所定値を示す情報をメモリ106に記憶されておき、制御部105で所定値を電子機器100の使用可能電圧の下限値に加算するようにしてもよい。
ステップS205において、制御部105は、第1の電源201が第1の接続部107から切り離されたか否かを判定する。例えば、制御部105は、第1の電源電圧が所定の閾値を下回ったか否かにより、第1の電源201が第1の接続部107から切り離されたか否かを判定する。第1の電源201が第1の接続部107から切り離された場合(第1の電源電圧が所定の閾値を下回った場合)、制御部105は、ステップS206に進む(ステップS205でYES)。なお、第1の電源201が電子機器100から切り離された場合、電子機器100は、1系統の電源(第2の電源202)のみが接続された状態となる。第1の電源201が第1の接続部107から切り離されていない場合(第1の電源電圧が所定の閾値を下回っていない場合)、制御部105は、ステップS209に進む(ステップS205でNO)。
ステップS206において、制御部105は、第2の電源202からの電力で動作すると共に、第2の電源電圧を第2の電圧V2に変換することを第1の電圧変換部101に行わせる。これにより、第1の電圧変換部101の出力電圧は、第2の電圧V2となる。さらに制御部105は、第2の電源202からの電力で第2の電圧変換部103を動作させると共に、第1の電圧変換部101の出力電圧を第3の電圧V3に変換することを第2の電圧変換部103に行わせる。これにより、第2の電圧変換部103の出力電圧が第3の電圧V3であることが維持されることになり、第3の電圧V3が負荷部104に供給される。その結果、負荷部104の電源は第1の電源201から第2の電源202に直ちに切り替わり、負荷部104は第2の電源202からの電力で中断なく動作を継続することができる。
上述のように、第2の電圧V2は、第2の電圧変換部103が第3の電圧V3を生成するのに適した電圧である。第2の電圧V2は、第3の電圧V3と等しい電圧であっても、第3の電圧V3よりも高いまたは低い電圧であってもよい。第3の電圧V3が変動する場合には、第2の電圧V2も第3の電圧V3に合わせて変動する。第2の電圧V2の値は、制御部105により制御され、制御部105から第2の電圧変換部103に指示される。
ステップS207において、制御部105は、第1の電源201が第1の接続部107に接続されたか否かを判定する。例えば、制御部105は、第1の電源電圧が所定の閾値以上であるか否かにより、第1の電源201が第1の接続部107に接続されたか否かを判定する。第1の電源201が第1の接続部107に接続された場合(第1の電源電圧が所定の閾値以上である場合)、制御部105は、ステップS203に進む(ステップS207でYES)。なお、第1の電源201が電子機器100に接続された場合、電子機器100は、再び2系統の電源(第1の電源201および第2の電源202)が接続された状態となる。第1の電源201が第1の接続部107に接続されていない場合(第1の電源電圧が所定の閾値以上でない場合)、制御部105は、ステップS208に進む(ステップS207でNO)。
ステップS208において、制御部105は、第2の電源202が第2の接続部108から切り離されたか否かを判定する。第2の電源202が第2の接続部108から切り離されたか否かの判定には、例えば、USB規格に準拠した判定方法が利用できる。第2の電源202が電子機器100から切り離された場合、第1の電源201および第2の電源202のいずれも電子機器100から切り離された状態となるので、電子機器100は動作を停止する(ステップS208でYES)。第2の電源202が電子機器100から切り離されていない場合、制御部105は、ステップS207に進む(ステップS208でNO)。
ステップS209において、制御部105は、第2の電源202が第2の接続部108から切り離されたか否かを判定する。第2の電源202が第2の接続部108から切り離された場合、制御部105は、ステップS210に進む(ステップS209でYES)。なお、第2の電源202が電子機器100から切り離された場合、電子機器100は、1系統の電源(第1の電源201)のみが接続された状態となる。第2の電源202が第2の接続部108から切り離されていない場合、制御部105は、ステップS203に進む(ステップS209でNO)。
ステップS210において、制御部105は、第1の電圧変換部101を停止させる。これにより、電子機器100の消費電力を削減することができる。さらに制御部105は、第1の電源電圧を第3の電圧V3に変換することを第2の電圧変換部103に行わせる。これにより、第2の電圧変換部103の出力電圧が第3の電圧V3であることが維持されることになり、第3の電圧V3が負荷部104に供給される。その結果、負荷部104の電源は第2の電源202から第1の電源201に直ちに切り替わり、負荷部104は第1の電源201からの電力で中断なく動作を継続することができる。
ステップS211において、制御部105は、第1の電源201が第1の接続部107から切り離されたか否かを判定する。第1の電源201が第1の接続部107から切り離された場合(第1の電源電圧が所定の閾値を下回った場合)、第1の電源201および第2の電源202のいずれも電子機器100から切り離された状態となる。この場合、電子機器100は動作を停止する(ステップS211でYES)。第1の電源201が第1の接続部107から切り離されていない場合(第1の電源電圧が所定の閾値を下回っていない場合)、制御部105は、ステップS201に進む(ステップS211でNO)。
以上のように、電子機器100は、第2の電源202(優先順位は2番)の出力電圧が第1の電源201(優先順位は1番)の出力電圧よりも高い場合には、第2の電源202の出力電圧を第1の電源201の出力電圧よりも下げることができる。これにより、優先順位の高い系統の電源である第1の電源201から負荷部104に電力が供給される場合に、第1の電源201から負荷部104に過大な電圧が供給されてしまう事態を回避することができる。さらに、負荷部104で無駄な電力が消費されてしまう問題を回避することもできる。
さらに、電子機器100は、第2の電源202(優先順位は2番)の出力電圧が第1の電源201(優先順位は1番)の出力電圧よりも高い場合には、第1の電源201の出力電圧を負荷部104を動作させるのに必要な電圧に変換することができる。これにより、入力電圧範囲の広い高価なDC−DCコンバータを用意しなくても、第1の電源201の出力電圧を負荷部104を動作させるのに必要な電圧と一致させることができる。さらに、入力電圧範囲の広い高価なDC−DCコンバータを用意しなくても、負荷部104に供給される電圧が負荷部104の定格電圧を超えてしまう事態を回避することができる。
さらに、電子機器100は、第2の電源202(優先順位は2番)の出力電圧が第1の電源201(優先順位は1番)の出力電圧よりも高く、負荷部104を動作させるのに必要な電圧よりも高い場合であっても、適切な電圧を負荷部104に供給できる。特に、第2の電源202の出力電圧よりも高い過大な電圧が第1の電源201から負荷部104に供給されてしまう事態を回避することができる。これにより、入力電圧範囲の広い高価なDC−DCコンバータを用意しなくても、負荷部104に供給される電圧が負荷部104の定格電圧を超えてしまう事態を回避することもできる。さらに、負荷部104で無駄な電力が消費されてしまう問題を回避することができる。
さらに、電子機器100は、第1の電源201(優先順位は1番)と第2の電源202(優先順位は2番)とが電子機器100に接続されている場合であっても、第2の電源202からの電力供給は停止させないようにする。これにより、第1の電源201が電子機器100から切り離された場合であっても、電子機器100の電源を直ちに第2の電源202に切り替わることができるので、負荷部104は第2の電源202からの電力で中断なく動作を継続することができる。
さらに、電子機器100は、第1の電源201(優先順位は1番)と第2の電源202(優先順位は2番)とが電子機器100に接続されている期間は、第2の電源202の出力電圧を第1の電源201の出力電圧よりも低い電圧にすることができる。これにより、第2の電源202からの電力供給は停止させないようにしつつ、第2の電源202から供給される電力の消費を抑えることもできる。
なお、実施形態1では、電子機器100に2系統の電源が接続される例を説明したが、2系統以上の電源が電子機器100に接続されるようにしてもよい。電子機器100に2系統以上の電源が接続される場合は、2系統以上の電源のうちのある1つの電源を優先順位が1番の電源とし、残りの電源を優先順位が2番の電源としてもよい。この場合、ステップS204において、制御部105は、優先順位が2番の電源の出力電圧を優先順位が1番の電源の出力電圧よりも下げることを第1の電圧変換部101などに行わせる。これにより、優先順位が1番の電源の出力電圧>優先順位が2番の電源の出力電圧となる。
電子機器100に2系統以上の電源が接続される場合は、n系統の電源(nは3以上の整数)のそれぞれに優先順位を付してもよい。この場合、ステップS204において、制御部105は、優先順位が(m+1)番の電源(mは1以上の整数)の出力電圧を優先順位がm番の電源の出力電圧よりも下げることを第1の電圧変換部101などに行わせる。例えば、制御部105は、優先順位が1番の電源の出力電圧>優先順位が2番の電源の出力電圧>・・・>優先順位がn番の電源の出力電圧となるように第1の電圧変換部101などを制御してもよい。あるいは、制御部105は、優先順位が1番の電源の出力電圧>優先順位が2番の電源の出力電圧>優先順位が3番の電源の出力電圧=・・・=優先順位がn番の電源の出力電圧となるように第1の電圧変換部101などを制御してもよい。
電子機器100に2系統以上の電源が接続される場合は、2系統以上の電源のうちのある1つの電源を優先順位が1番の電源とし、別の1つの電源を優先順位が2番の電源とし、残りの電源を使用しないように制御してもよい。この場合、ステップS204において、制御部105は、優先順位が2番の電源の出力電圧を優先順位が1番の電源の出力電圧よりも下げることを第1の電圧変換部101などに行わせる。これにより、優先順位が1番の電源の出力電圧>優先順位が2番の電源の出力電圧となる。
さらに、優先順位が2番からn番までの電源(nは3以上の整数)が電子機器100に接続される場合に、所定の電源(例:最初にまたは最後に電子機器100に接続された電源)のみが排他的に第1の電圧変更部101に接続されるようにしてもよい。この場合、DC−DCコンバータとして動作する電圧変化部の数を電子機器100に接続可能な電源の数によりも少なくすることができるので、実装規模を縮小でき、コストを削減でき、電子機器100の消費電力を抑えることができる。
[実施形態2]
実施形態1で説明した様々な機能、処理または方法は、パーソナルコンピュータ、マイクロコンピュータ、CPU(central processing unit)、プロセッサなどがプログラムを用いて実現することもできる。以下、実施形態2では、パーソナルコンピュータ、マイクロコンピュータ、CPU(central processing unit)、プロセッサなどを「コンピュータX」と呼ぶ。また、実施形態2では、コンピュータXを制御するためのプログラムであって、実施形態1で説明した様々な機能、処理または方法を実現するためのプログラムを「プログラムY」と呼ぶ。
実施形態1で説明した様々な機能、処理または方法は、コンピュータXがプログラムYを実行することによって実現される。この場合において、プログラムYは、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体を介してコンピュータXに供給される。実施形態2におけるコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、ハードディスク装置、磁気記憶装置、光記憶装置、光磁気記憶装置、メモリカード、揮発性メモリ、不揮発性メモリなどの少なくとも1つを含む。実施形態2におけるコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、non−transitoryな記憶媒体である。
なお、本発明の実施形態は上述の実施形態1または2に限定されるものではない。発明の要旨を逸脱しない範囲で変更または修正された上述の実施形態も本発明の実施形態に含まれる。
100 電子機器
201 第1の電源
202 第2の電源

Claims (8)

  1. 第1の電源が接続される第1の接続手段と、
    前記第1の電源よりも優先順位の低い第2の電源が接続される第2の接続手段と、
    前記第2の電源の出力電圧である第2の電源電圧を第1の電圧または第2の電圧に変換し、前記第1の電圧または前記第2の電圧を出力する第1の電圧変換手段と、
    前記第1の電源の出力電圧である第1の電源電圧または前記第1の電圧変換手段の出力電圧を第3の電圧に変換し、前記第3の電圧を出力する第2の電圧変換手段と、
    前記第3の電圧で動作する負荷手段と、
    前記第1の電源が前記第1の接続手段に接続されている場合に、前記第2の電源が前記第2の接続手段に接続された場合には、前記第2の電源電圧を前記第1の電源電圧よりも低い前記第1の電圧に変換することを前記第1の電圧変換手段に行わせ、前記第2の電源が前記第2の接続手段に接続されている場合に、前記第1の電源が前記第1の接続手段から切り離された場合には、前記第2の電源電圧を前記第2の電圧に変換することを前記第1の電圧変換手段に行わせる制御手段と
    を有することを特徴とする電子機器。
  2. 前記第1の電源電圧と前記第1の電圧との差分は、所定の範囲を超えないように制御されることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記第1の電圧の値は、前記第1の電源電圧よりも低い値であって、前記電子機器の使用可能電圧の下限値に所定値を加算した値よりも高い値になるように制御されることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  4. 前記電子機器の使用可能電圧は、前記電子機器が節電モードで動作できる電圧であることを特徴とする請求項3に記載の電子機器。
  5. 前記電子機器の使用可能電圧は、少なくとも前記制御手段が動作できる電圧であることを特徴とする請求項3に記載の電子機器。
  6. 前記電子機器の使用可能電圧は、少なくとも前記制御手段および前記負荷手段が動作できる電圧であることを特徴とする請求項3に記載の電子機器。
  7. 第1の電源が接続される第1の接続手段と、
    前記第1の電源よりも優先順位の低い第2の電源が接続される第2の接続手段と、
    前記第2の電源の出力電圧である第2の電源電圧を第1の電圧または第2の電圧に変換し、前記第1の電圧または前記第2の電圧を出力する第1の電圧変換手段と、
    前記第1の電源の出力電圧である第1の電源電圧または前記第1の電圧変換手段の出力電圧を第3の電圧に変換し、前記第3の電圧を出力する第2の電圧変換手段と、
    前記第3の電圧で動作する負荷手段とを有する電子機器の制御方法であって、
    前記第1の電源が前記第1の接続手段に接続されている場合に、前記第2の電源が前記第2の接続手段に接続された場合には、前記第2の電源電圧を前記第1の電源電圧よりも低い前記第1の電圧に変換することを前記第1の電圧変換手段に行わせるステップと、
    前記第2の電源が前記第2の接続手段に接続されている場合に、前記第1の電源が前記第1の接続手段から切り離された場合には、前記第2の電源電圧を前記第2の電圧に変換することを前記第1の電圧変換手段に行わせるステップと
    を有することを特徴とする制御方法。
  8. コンピュータを、
    第1の電源が接続される第1の接続手段と、
    前記第1の電源よりも優先順位の低い第2の電源が接続される第2の接続手段と、
    前記第2の電源の出力電圧である第2の電源電圧を第1の電圧または第2の電圧に変換し、前記第1の電圧または前記第2の電圧を出力する第1の電圧変換手段と、
    前記第1の電源の出力電圧である第1の電源電圧または前記第1の電圧変換手段の出力電圧を第3の電圧に変換し、前記第3の電圧を出力する第2の電圧変換手段と、
    前記第3の電圧で動作する負荷手段と
    を有する電子機器として動作させるためのプログラムであって、
    前記コンピュータをさらに、
    前記第1の電源が前記第1の接続手段に接続されている場合に、前記第2の電源が前記第2の接続手段に接続された場合には、前記第2の電源電圧を前記第1の電源電圧よりも低い前記第1の電圧に変換することを前記第1の電圧変換手段に行わせ、前記第2の電源が前記第2の接続手段に接続されている場合に、前記第1の電源が前記第1の接続手段から切り離された場合には、前記第2の電源電圧を前記第2の電圧に変換することを前記第1の電圧変換手段に行わせる制御手段
    として動作させるためのプログラム。
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