JP2019057966A - 回転電機 - Google Patents
回転電機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2019057966A JP2019057966A JP2017179792A JP2017179792A JP2019057966A JP 2019057966 A JP2019057966 A JP 2019057966A JP 2017179792 A JP2017179792 A JP 2017179792A JP 2017179792 A JP2017179792 A JP 2017179792A JP 2019057966 A JP2019057966 A JP 2019057966A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotor
- coil
- flow path
- electrical machine
- rotating electrical
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
- Windings For Motors And Generators (AREA)
- Motor Or Generator Cooling System (AREA)
Abstract
【課題】回転電機において、冷媒を効率的に供給して回転子コイルの冷却性能を高める。【解決手段】実施の形態に係る回転電機の回転子は、円筒状の回転子鉄心、複数のコイルスロット、第1の冷媒流路、回転子コイル、複数の第2の冷媒流路、及びガイド部を備えている。複数のコイルスロットは、回転子鉄心の周縁部に配列されていると共に回転子鉄心の軸方向に各々延設されている。第1の冷媒流路は、コイルスロットの回転子鉄心の軸心側に連通して設けられ、コイルスロットに沿って前記軸方向に延びている。回転子コイルは、複数のコイルスロット内に収容されている。複数の第2の冷媒流路は、第1の冷媒流路から回転子鉄心の径方向に各々分岐して複数のコイルスロット側へ延び、さらに回転子コイル内をそれぞれ貫通する。ガイド部は、第1の冷媒流路の内部に設けられ、第1の冷媒流路から第2の冷媒流路へと向う冷媒の流れをガイドする。【選択図】図4
Description
本発明の実施形態は、回転電機に関する。
図11、図12に示すように、タービン発電機などの回転電機が備える回転子80は、例えば円筒状に形成された回転子鉄心81を有している。回転子鉄心81には、その周縁部に複数のコイルスロット82が、回転子鉄心81の周方向に沿って配列されている。さらに、複数のコイルスロット82は、回転子鉄心81の軸方向に延設されている。これらのコイルスロット82内には回転子コイル83が収容されている。
回転子コイル83は、複数の界磁導体を積層して構成されている。また、回転子コイル83は、クリページブロック84を介してコイルスロット82の開口端部に挿入された回転子楔85によって保持されている。回転子コイル83における回転子鉄心81の軸心側の端面には、下敷板86が配置されている。また、回転子コイル83における回転子鉄心81の端部側の部位は、保持環87によって保持されている。
上記した回転子鉄心81、回転子楔85及び保持環87と、回転子コイル83と、の間には、それぞれ電気絶縁性を有するクリページブロック84、下敷板86及び絶縁板88、89が介在されており、これによってコイルスロット82内での回転子コイル83の絶縁が確保されている。また、回転子コイル83における複数の界磁導体どうしの間にも図示しない絶縁板が介在されている。
図11、図12に示すように、回転子鉄心81の内部には、回転子鉄心81の軸方向に沿って延びる断面矩形状のサブスロット90が冷却ガス91の流路として設けられている。サブスロット90は、複数のコイルスロット82内に回転子鉄心81の軸心側から接続されている。
さらに、回転子鉄心81の内部には、複数の半径方向通風流路92が冷却ガス91の流路として設けられている。複数の半径方向通風流路92は、サブスロット90から回転子鉄心81の径方向に各々分岐して複数のコイルスロット82側へ延びている。さらに、複数の半径方向通風流路92は、下敷板86、回転子コイル83、クリページブロック84及び回転子楔85のそれぞれの内部を貫通している。
ここで、図11に示すように、回転子鉄心81の端部ES側においてサブスロット90の入口90eから導入された冷却ガス91は、サブスロット90内を回転子鉄心81の中央部CS側に向って流れつつ、回転子80の回転で生じる遠心力によって複数の半径方向通風流路92側へそれぞれ流入される。各半径方向通風流路92内を流れる冷却ガス91は、通電時のジュール熱により発熱した回転子コイル83を冷却した後、回転子楔85側より排出される。
なお、回転子コイルを冷却するための構造としては、図11、図12に例示した構造の他、回転子コイルに対して半径方向通風流路を斜めに傾けて形成した冷却構造や、半径方向通風流路の入口部分を入口端側に向けてその口径を徐々に拡大させた冷却構造などが知られている。
ところで、回転電機における回転子コイルは、ターン絶縁及びスロット絶縁のための絶縁材料の耐熱性能に応じて、上限温度が制限されている。近年の回転電機は、単機容量の増大に加え回転子コイルの電流密度も上昇する一方で、回転子コイルの発熱温度を絶縁材料の耐熱温度よりも低く抑える必要性がある。例えば、回転子自体の直径を大きくすることで、より多くの界磁導体を有する回転子コイルを適用して発熱量を低減する構成や、また、より広い通風面積を確保し冷却ガスの供給量を増加させて冷却性能を強化する構成などが提案される。しかしながら、これらの場合、回転電機の大型化を招く結果となる。
さらに、サブスロットを適用する通風冷却方式において、冷却ガスの導入口に近いサブスロットの上流側では、それよりも下流側の全ての半径方向通風流路へ供給される冷却ガスが、集中して通過することになる。したがって、サブスロットの上流側では、冷却ガスの流速が速く大きな圧力損失が発生するため、半径方向通風流路の流路断面積や半径方向通風流路の本数を増加させたとしても、冷却ガスの所望の通風量を確保することが難しくなっている。
また、回転電機の容量が増大し回転子鉄心の軸方向の長さが長くなると、これに伴いサブスロットの全長も長くなって、サブスロット内の圧力損失も増加するため、より一層、冷却ガスが流れ難くなる。特に、冷却ガスに空気を用いる空冷方式の場合、冷却ガスの熱容量が小さく冷却ガスの温度上昇も顕著になるため、より多くの冷却ガスを供給する必要性がある。
また、このような通風冷却方式の既存の課題としては、図11、図12に示すように、断面矩形状のサブスロット90内を流れる冷却ガス91は、半径方向通風流路92へ流れ込む際に、サブスロット90内の角部90a、90bにおいて、当該冷却ガス91の流れが剥離し、これによって比較的大きな分岐損失が生じるため、この点において改善が求められている。
本発明が解決しようとする課題は、冷媒の効率的な供給により回転子コイルに対する冷却性能を高めることができる回転電機を提供することである。
実施の形態に係る回転電機は、回転子を有する。この回転子は、円筒状の回転子鉄心、複数のコイルスロット、第1の冷媒流路、回転子コイル、複数の第2の冷媒流路、及びガイド部を備えている。複数のコイルスロットは、回転子鉄心の周縁部に配列されていると共に回転子鉄心の軸方向に各々延設されている。第1の冷媒流路は、コイルスロットの回転子鉄心の軸心側に連通して設けられ、コイルスロットに沿って前記軸方向に延びている。回転子コイルは、複数のコイルスロット内に収容されている。複数の第2の冷媒流路は、第1の冷媒流路から回転子鉄心の径方向に各々分岐して複数のコイルスロット側へ延び、さらに回転子コイル内をそれぞれ貫通する。ガイド部は、第1の冷媒流路の内部に設けられ、第1の冷媒流路から第2の冷媒流路へと向う冷媒の流れをガイドする。
以下、実施の形態を図面に基づき説明する。
<第1の実施の形態>
図1に示すように、本実施形態に係る回転電機10は、例えばタービン発電機である。回転電機10は、回転子20及び固定子30、並びにこれらを収容するケーシング14を備えている。回転電機10は、ケーシング14内において、水素や空気などの冷却ガス(冷媒)3が循環して流れるように構成されている。
<第1の実施の形態>
図1に示すように、本実施形態に係る回転電機10は、例えばタービン発電機である。回転電機10は、回転子20及び固定子30、並びにこれらを収容するケーシング14を備えている。回転電機10は、ケーシング14内において、水素や空気などの冷却ガス(冷媒)3が循環して流れるように構成されている。
回転子20は、回転シャフト16や円筒状の回転子鉄心21を備えている。回転子鉄心21は、回転シャフト16に対して同軸的に設けられている。回転シャフト16は、水平方向xに沿って延びている。また、回転子20には、冷却ガス3が流れる流路が形成されている。回転子20の詳細な構成については後述する。
一方、固定子30は、円筒状の固定子鉄心31、及び固定子コイル32を備えている。固定子鉄心31は、エアギャップ5を介して、回転子鉄心21の周りを囲うように設置されている。固定子鉄心31には、回転シャフト16の軸方向に沿って貫通する固定子スロットが内側に形成されており、固定子コイル32は、その固定子スロット内に挿入されている。
また、固定子30には、固定子給気部33及び固定子排気部34が設けられている。固定子給気部33は、固定子30の外周側から内周側のエアギャップ5へと冷却ガス3が流れる通風ダクトを備えている。これに対して、固定子排気部34は、固定子30の内周側に位置するエアギャップ5から固定子30の外周側へと冷却ガス3が流れる通風ダクトを有している。
ケーシング14は、2重構造で構成されており、内部ケーシング11の外側に外部ケーシング12が設けられている。内部ケーシング11は、回転シャフト16が貫通する貫通孔9を有しており、回転子20及び固定子30を内部に収容している。外部ケーシング12は、回転シャフト16が貫通する貫通孔19を有しており、内部ケーシング11を内部に収容している。
ケーシング14において、内部ケーシング11の上方には開口部17が設けられており、その開口部17にはガス冷却器15が取り付けられている。また、内部ケーシング11の貫通孔9の内部には、ファン18が設けられている。ファン18は、軸流ファンであって、回転子20を挟むように回転シャフト16の一方の側部及び他方の側部のそれぞれに設置されている。
冷却ガス3は、回転シャフト16と共にファン18が回転することによって、内部ケーシング11の外部から内部へ流入する。ここでは、回転シャフト16の一方の側部及び他方の側部のそれぞれから中央部へ向かうように、冷却ガス3が流れる。
内部ケーシング11の内部において、冷却ガス3は、回転子20の内部に形成された流路に流入した後に、回転子20の外周面と固定子30の内周面との間に位置するエアギャップ5に流出する。回転子20内での冷却ガス3の詳細な流れについては、回転子20の詳細な構成と共に後述する。
また、内部ケーシング11の内部において、冷却ガス3は、エアギャップ5を経由して、固定子30の内部に形成された流路を流れる。固定子30の内部のうち、固定子排気部34では、冷却ガス3は、固定子30の内周側に位置するエアギャップ5から固定子30の外周側へ流れる。そして、固定子給気部33では、固定子30の外周側から内周側のエアギャップ5へ冷却ガス3が流れる。
固定子30の外部へ排出された冷却ガス3は、ガス冷却器15を介して、内部ケーシング11の内部から外部へ流れる。このとき、冷却ガス3は、ガス冷却器15において冷却される。ガス冷却器15で冷却された冷却ガス3は、外部ケーシング12のうち内部ケーシング11の外部に位置する空間を流れた後に、上述したように、ファン18の回転によって内部ケーシング11の外部から内部へ流入する。このように、回転電機10では、ケーシング14の内部において冷却ガス3が循環して流れることで各部が冷却される。
次に、回転子20の詳細な構成、及び回転子20内での冷却ガス3の詳細な流れを図2〜図4に基づき説明する。図2〜図4に示すように、回転子20は、円筒状の回転子鉄心21に加え、さらに、複数のコイルスロット(回転子スロット)22、第1の冷媒流路である断面矩形状のサブスロット7、回転子コイル23、第2の冷媒流路である複数の半径方向通風流路8、及びガイド部(ガイド部材)51を備えている。
複数のコイルスロット22は、回転子鉄心21の周縁部にそれぞれ設けられており、回転子鉄心21の径方向に凹んだ溝である。また、複数のコイルスロット22は、回転子鉄心21の軸方向に延在している。さらに、これら複数のコイルスロット22は、回転子鉄心21の周方向に沿って各々配列されている(回転子鉄心21を周回する方向に間隔を空けて並べられている)。
回転子コイル23は、下敷板26及び絶縁板28を介して、複数のコイルスロット22内に収容されている。上記した下敷板26は、回転子コイル23における回転子鉄心21の軸心側の端面に配置されている。また、図2に示すように、回転子コイル23における回転子鉄心21の端部側の部位は、保持環27によって保持されている。
図4に示すように、回転子コイル23は、複数の界磁導体がターン絶縁物を介して積層されることで構成されている。回転子コイル23における回転子鉄心21の外周側には、クリページブロック24を介して回転子楔(回転子ウェッジ)25が設置されている。回転子コイル23は、この回転子楔25によってコイルスロット22内に固定されている。
上記した回転子鉄心21、回転子楔25及び保持環27と、回転子コイル23と、の間には、それぞれ電気絶縁性を有するクリページブロック24、下敷板26及び絶縁板28、29が介在されており、これによってコイルスロット22内での回転子コイル23の絶縁が確保されている。
サブスロット7及び複数の半径方向通風流路8は、冷却ガス3の流路を構成する。具体的には、サブスロット7は、複数のコイルスロット22における回転子鉄心21の軸心側に連通して設けられている(回転子鉄心21の軸心側から各複数のコイルスロット22の底部に接続されている)と共に、各コイルスロット22の長手方向に沿って回転子鉄心21の内部をその軸方向(x方向)に延びている。
図2、図4に示すように、複数の半径方向通風流路8は、サブスロット7から回転子鉄心21の径方向(図2のz方向)に各々分岐して複数のコイルスロット22側へ延びている。さらに、複数の半径方向通風流路8は、下敷板26、回転子コイル23、クリページブロック24及び回転子楔25のそれぞれの内部を貫通している。また、これら半径方向通風流路8は、回転子鉄心21の軸方向に所定の間隔を空けてそれぞれ設けられている。
回転子20において、冷却ガス3は、保持環27が外周面側に設置された回転子鉄心21の端部ES側(サブスロット7の上流側)から、ファン18の回転により、サブスロット7内へ、その入口7eを通じて流入する。そして、サブスロット7内では、冷却ガス3は、回転子鉄心21の軸方向に沿って、回転子鉄心21の端部ES側から回転子鉄心21の中央部CS側(サブスロット7の下流側)へと流れる。
この際、回転子20の回転で生じる遠心力によって、冷却ガス3は、サブスロット7から、回転子鉄心21の軸方向に沿って並ぶ複数の半径方向通風流路8のそれぞれに、順次、導入される。複数の半径方向通風流路8内をそれぞれ流れる冷却ガス3は、通電時のジュール熱により発熱した回転子コイル23を冷却した後、回転子楔25側からエアギャップ5へと排出される。
ここで、本実施形態に係る回転電機10の回転子20は、前述したガイド部51を備えている。図4に示すように、ガイド部51は、サブスロット7の内部に設けられており、サブスロット7から半径方向通風流路8へ向う冷却ガス3の流れをガイド(案内)する。サブスロット7は、回転子鉄心21の軸方向に対して垂直な断面の形状が矩形状に形成されている。ガイド部51は、断面形状が矩形状に形成されたサブスロット7の角部7a、7bを埋める(塞ぐ)ようにして構成されている。また、ガイド部51は、サブスロット7の内側に膨らんだ形状の曲率面51aを有している。図2に示すように、このようなガイド部51は、角部7a、7bを回転子鉄心21の軸方向に沿って連続的に埋めるようにして構成されている。
詳述すると、断面形状が矩形状に形成されたサブスロット7は、半径方向通風流路8の入口側に近い位置にある一方の組みの2つの角部7a、7bと、前記一方の組みの2つの角部7a、7bよりも、半径方向通風流路8の入口側から遠い位置にある他方の組みの2つの角部7c、7dと、を有している。このガイド部51は、一方の組みの2つの角部7a、7bのうちの少なくとも1つを、埋めるようにして構成されている。
このようなガイド部51を設けたことで、サブスロット7内を流れる冷却ガス3が、半径方向通風流路8へ流れ込む(分岐する)際に、角部7a、7bを塞いだガイド部51によって、サブスロット7内で冷却ガス3の流れの剥離を抑えることができ、これにより、冷却ガス3の流れの分岐損失が低減される。
なお、半径方向通風流路8の入口側から遠い位置にある他方の組みの2つの角部7c、7dも埋めるようにして、ガイド部51を配置してもよい。この場合、サブスロット7の内壁面の総面積が小さくなるので、サブスロット7内を冷却ガス3が軸方向に沿って流れる際の摩擦損失を低減することが可能となる。
一方、図2に示すように、ガイド部51は、回転子鉄心21の軸方向において、冷却ガス3が流し込まれるサブスロット7の入口7eよりも奥側の位置から設けられている。詳述すると、ガイド部51は、回転子鉄心21の軸方向において、サブスロット7の入口7eと、入口7eに最も近い最上流側の半径方向通風流路8と、の間の位置に、当該ガイド部51の長手方向の先端部分(上流側の端部)が配置されている。これにより、サブスロット7の入口7eの開口面積を大きくすることができるので、回転子鉄心21の外側からサブスロット7内へ流入する冷却ガス3の縮流損を低減できる。
また、サブスロット7内に設けられるガイド部51は、エポキシ樹脂などを含む樹脂製の接着剤を用いてサブスロット7の内壁面に接着されることが好ましい。ボルトなどによるガイド部51の締結を想定すると、下敷板26やサブスロット7に締め付け用の穴を設ける必要があり、この場合の機械的なストレスによって、回転電機本体の性能に悪影響を与えることなどが懸念される。また、施工性の面でも接着による取付けのほうが工数及びコストを削減するが可能となる。
既述したように、本実施形態の回転子20を備えた回転電機10によれば、半径方向通風流路8を例えば複雑な構造にせずとも、冷却ガス3を半径方向通風流路8へ効率的に供給することが可能なので、回転子コイル23に対する冷却性能を高めることができる。
<第2の実施の形態>
次に、第2の実施の形態を図5に基づき説明する。なお、図5において、図4に示した第1の実施形態中の構成要素と同一の構成要素については、同一の符号を付与し重複する説明を省略する。本実施形態に係る回転電機は、第1の実施形態の回転子20に代えて、図5に示すように、回転子40を備えている。
次に、第2の実施の形態を図5に基づき説明する。なお、図5において、図4に示した第1の実施形態中の構成要素と同一の構成要素については、同一の符号を付与し重複する説明を省略する。本実施形態に係る回転電機は、第1の実施形態の回転子20に代えて、図5に示すように、回転子40を備えている。
この回転子40は、回転子20が備えていたガイド部51に代えてガイド部52を有する。ガイド部52における曲率面52aの縁部は、半径方向通風流路8の入口につなげられている。つまり、サブスロット7の内壁面に対する冷却ガス3の剥離は、サブスロット7内での冷却ガス3の流れの方向と半径方向通風流路8内での冷却ガス3の流れの方向とがそろっているほど低減されるので、ガイド部52における曲率面52aの縁部は、半径方向通風流路8の入口と一致していることが好ましい。
したがって、本実施形態の回転子40を有する回転電機では、冷却ガス3の流れの剥離を抑えて圧力損失をより低減できるので、半径方向通風流路8への冷却ガス3の流入量を増加させることが可能となり、これにより回転子コイル23に対する冷却効果を向上させることができる。
<第3の実施の形態>
次に、第3の実施の形態を図6に基づき説明する。なお、図6において、図5に示した第2の実施形態中の構成要素と同一の構成要素については、同一の符号を付与し重複する説明を省略する。本実施形態に係る回転電機は、第2の実施形態の回転子40に代えて、図6に示すように、回転子50を有している。
次に、第3の実施の形態を図6に基づき説明する。なお、図6において、図5に示した第2の実施形態中の構成要素と同一の構成要素については、同一の符号を付与し重複する説明を省略する。本実施形態に係る回転電機は、第2の実施形態の回転子40に代えて、図6に示すように、回転子50を有している。
この回転子50は、回転子40が備えていたガイド部52に代えてガイド部53を備えている。ガイド部53は、ガイド部52と同様に、サブスロット7の内側に膨らんだ形状の曲率面(第1の曲率面)53aを有する。この曲率面53aの縁部は、半径方向通風流路8の入口につなげられている。さらに、ガイド部53は、サブスロット7の内側から窪んだ形状の第2の曲率面53bを備えている。第2の曲率面53bは、変曲点53cを介して曲率面53aにつなげられている。
つまり、冷却ガス3の流れの圧力損失を考慮した場合、ガイド部53の曲率面53aの端が半径方向通風流路8の入口につなげられている位置での曲率面53aの接線方向は、半径方向通風流路8の内壁面に沿った方向と一致していることが望ましい。さらに、ガイド部53の曲率面53bの端がサブスロット7の内壁面につなげられている位置での曲率面53bの接線方向は、当該サブスロット7の内壁面に沿った方向と一致していることが好ましい。また、ガイド部53の表面は、滑らかな状態であることが望ましい。これらを踏まえると、図6に示すように、少なくとも1つ以上の変曲点を介して複数の曲率面がつなげられたガイド部を構成することが望ましい。
したがって、本実施形態の回転子50を有する回転電機では、サブスロット7から半径方向通風流路8へと分岐する際の冷却ガス3の流れの剥離を抑えることができるので、回転子コイル23を効率的に冷却することができる。
<第4の実施の形態>
次に、第4の実施の形態を図7に基づき説明する。なお、図7において、図5に示した第2の実施形態中の構成要素と同一の構成要素については、同一の符号を付与し重複する説明を省略する。本実施形態に係る回転電機は、第2の実施形態の回転子40に代えて、図7に示すように、回転子60を備えている。
次に、第4の実施の形態を図7に基づき説明する。なお、図7において、図5に示した第2の実施形態中の構成要素と同一の構成要素については、同一の符号を付与し重複する説明を省略する。本実施形態に係る回転電機は、第2の実施形態の回転子40に代えて、図7に示すように、回転子60を備えている。
この回転子60は、回転子40が備えていたガイド部52に代えてガイド部54を備えている。ガイド部54は、サブスロット7の内側に膨らんだ形状の曲率面54aを有すると共に、この曲率面54aに1つ以上形成された突起部54bをさらに備えている。突起部54bは、ヴォルテックスジェネレータ(渦流生成器)として機能するものである。
したがって、本実施形態の回転子60を有する回転電機では、ガイド部54における曲率面54a上の突起部54bが意図的に乱流を生じさせることで、境界層剥離を抑えて、冷却ガス3の流れの抵抗を低減し、効率良く回転子コイル23を冷却することができる。
<第5の実施の形態>
次に、第5の実施の形態を図8に基づき説明する。なお、図8において、図5に示した第2の実施形態中の構成要素と同一の構成要素については、同一の符号を付与し重複する説明を省略する。本実施形態に係る回転電機は、第2の実施形態の回転子40に代えて、図8に示すように、回転子70を備えている。
次に、第5の実施の形態を図8に基づき説明する。なお、図8において、図5に示した第2の実施形態中の構成要素と同一の構成要素については、同一の符号を付与し重複する説明を省略する。本実施形態に係る回転電機は、第2の実施形態の回転子40に代えて、図8に示すように、回転子70を備えている。
この回転子70は、回転子40が備えていたガイド部52に代えて、曲率面55aを含むガイド部55を備えている。ガイド部55は、図8に示すように、サブスロット7内において、半径方向通風流路8の入口側に近い位置にある一方の組みの2つの角部7a、7bのうち、回転子70の回転方向Sの上流側に位置する角部7aを埋めるようにして構成されている。
サブスロット7内を流れる冷却ガス3には、図8に示すように、回転子70の遠心力によって回転子鉄心21の軸心側から外周側へ向う径方向(半径方向通風流路8の長手方向)に沿った力と、回転子70の回転方向Sの上流側方向に押し付けられる力と、が作用することになる。これを踏まえて、サブスロット7内において、回転子70の回転方向Sの上流側の角部7aを選択的に塞ぐようにガイド部55を設けることで、サブスロット7の流路断面積の拡大と、半径方向通風流路8への分岐損失の低減と、を両立させることができる。
したがって、本実施形態の回転子70を有する回転電機においても、回転子コイル23を効率良く冷却することが可能となる。
<第6の実施の形態>
次に、第6の実施の形態を図9に基づき説明する。なお、図9において、図8に示した第5の実施形態中の構成要素と同一の構成要素については、同一の符号を付与し重複する説明を省略する。本実施形態に係る回転電機は、第5の実施形態の回転子70に代えて、図9に示すように、回転子75を備えている。
次に、第6の実施の形態を図9に基づき説明する。なお、図9において、図8に示した第5の実施形態中の構成要素と同一の構成要素については、同一の符号を付与し重複する説明を省略する。本実施形態に係る回転電機は、第5の実施形態の回転子70に代えて、図9に示すように、回転子75を備えている。
この回転子75は、回転子70が備えていたガイド部55及び半径方向通風流路8に代えて、曲率面56aを含むガイド部56及び半径方向通風流路78を備えている。ガイド部56は、サブスロット7内において、半径方向通風流路8の入口側に近い位置にある一方の組みの2つの角部7a、7bのうち、回転子75の回転方向Sの上流側に位置する角部7aを埋めるようにして構成されている。
図9に示すように、半径方向通風流路78は、回転子鉄心21の軸方向における回転子コイル23の中心位置を基準として、回転子75の回転方向Sの上流側寄りの位置に形成されている。
サブスロット7内を流れる冷却ガス3には、図9に示すように、回転子75の遠心力によって回転子鉄心21の軸心側から外周側へ向う径方向に沿った力と、回転子75の回転方向Sの上流側方向に押し付けられる力と、が作用することになる。したがって、上記したように、半径方向通風流路78は、回転子コイル23の中心位置よりも、回転子75の回転方向Sの上流側方向に設けられているほうが、分岐損失を小さくすることができる。
また、図9に示すように、ガイド部56の断面積が小さくなる分、サブスロット7の流路断面積を大きくすることができる。なお、回転子75の回転方向Sの上流側寄りに配置する個々の半径方向通風流路78の位置については、サブスロット7の上流側に配置されるものと下流側されるものとで、中心位置から回転方向Sの上流側に寄せるシフト量を変更してもよい。これにより、サブスロット7の上流側と下流側とにおいて、冷却ガス3の流量を制御(調整)することができる。
上述した本実施形態の回転子75を有する回転電機においても、回転子コイル23を効率的に冷却することができる。
<第7の実施の形態>
次に、第7の実施の形態を図10に基づき説明する。なお、図10において、図2に示した第1の実施形態中の構成要素と同一の構成要素については、同一の符号を付与し重複する説明を省略する。本実施形態に係る回転電機は、第1の実施形態の回転子20に代えて、図10に示すように、回転子76を備えている。
次に、第7の実施の形態を図10に基づき説明する。なお、図10において、図2に示した第1の実施形態中の構成要素と同一の構成要素については、同一の符号を付与し重複する説明を省略する。本実施形態に係る回転電機は、第1の実施形態の回転子20に代えて、図10に示すように、回転子76を備えている。
この回転子76は、回転子20が備えていたガイド部51に代えて、ガイド部57を備えている。ガイド部57は、回転子鉄心21の軸方向において、冷却ガス3を流し込むサブスロット7の入口7e側(回転子鉄心21の端部ES側)よりも、その奥側(回転子鉄心21の中央部CS側)に行くにつれて、回転子鉄心21の軸方向から観た断面積が小さくなるように構成されている。
ここで、ラジアルフロー方式を採る冷却構造においては、複数の半径方向通風流路8に冷却ガス3を均等に流すことも重要である。一般に、サブスロット7を流れる冷却ガス3は、上流側では流速が速く、下流側では流速が遅くなる。このため、上流側の半径方向通風流路8よりも下流側の半径方向通風流路8の流量が多くなることで、回転子鉄心21の端部ES側(サブスロット7の上流側)での冷却能力が不足する一方で、回転子鉄心21の中央部CS側(サブスロット7の下流側)での冷却能力が過多となる。
このような状況において、回転子コイル23の温度は、半径方向通風流路8を通過する冷却ガス3の流量に大きく依存することから、冷却ガス3の流量の少ないサブスロット7の上流側の回転子コイル23のほうが、サブスロット7の下流側の回転子コイル23よりも、その温度が高くなる。
前述したように、回転子コイル23は、ターン絶縁及びスロット絶縁のための絶縁材料の耐熱性能に応じて、上限温度が制限されている。したがって、サブスロット7の上流側では、温度の高い回転子コイル23の冷却に十分な冷却ガス3の流量を確保する必要があるため、サブスロット7の下流側では、冷却ガス3が過剰な流量になっているという既存の課題がある。また、回転電機の大容量化に伴い回転子鉄心を長くすると、回転子コイル23に対する半径方向通風流路8の数も増加するため、冷却ガス3の流量がより過剰な流量になるという課題などもある。
このような背景に対して、本実施形態の回転子76(ガイド部57)を備えた回転電機では、ガイド部57の断面積を、サブスロット7の下流側に行くほど小さくしているので、サブスロット7の上流側では、冷却ガス3の分岐損失の低減作用を高めて(実質的に冷却ガス3の流量を多くして)、冷却能力を向上させ、一方、サブスロット7の下流側では、冷却ガス3の分岐損失の低減作用を弱めて(実質的に冷却ガス3の流量を少なくして)、冷却能力を緩和することで、回転子コイル23をその全体にわたって効率的に冷却することが可能となる。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施することが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形例は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
3…冷却ガス、7…サブスロット、7a,7b,7c,7d…サブスロットの角部、7e…サブスロットの入口、8,78…半径方向通風流路、23…回転子コイル、10…回転電機、20,40,50,60,70,75,76…回転子、21…回転子鉄心、22…コイルスロット、23…回転子コイル、51,52,53,54,55,56,57…ガイド部、51a,52a,53a,54a,55a,56a…曲率面、53b…第2の曲率面、53c…変曲点、54b…突起部、CS…回転子鉄心の中央部、ES…回転子鉄心の端部、S…回転子の回転方向。
Claims (13)
- 円筒状の回転子鉄心と、
前記回転子鉄心の周縁部に配列されていると共に前記回転子鉄心の軸方向に各々延設された複数のコイルスロットと、
前記コイルスロットの前記回転子鉄心の軸心側に連通して設けられ、前記コイルスロットに沿って前記軸方向に延びる第1の冷媒流路と、
前記複数のコイルスロット内に収容された回転子コイルと、
前記第1の冷媒流路から前記回転子鉄心の径方向に各々分岐して前記複数のコイルスロット側へ延び、さらに前記回転子コイル内をそれぞれ貫通する複数の第2の冷媒流路と、
前記第1の冷媒流路の内部に設けられ、前記第1の冷媒流路から前記第2の冷媒流路へと向う冷媒の流れをガイドするガイド部と、
を備えた回転子を有する回転電機。 - 前記第1の冷媒流路は、前記軸方向に対して垂直な断面の形状が矩形状に形成され、
前記ガイド部は、前記矩形状に形成された第1の冷媒流路の角部を埋めるようにして構成されている、
請求項1に記載の回転電機。 - 前記ガイド部は、前記角部を前記軸方向に沿って連続的に埋めるようにして構成されている、
請求項2に記載の回転電機。 - 前記断面形状が矩形状に形成された第1の冷媒流路は、前記第2の冷媒流路の入口側に2つの角部を有し、
前記ガイド部は、前記2つの角部のうちの少なくとも1つを、埋めるようにして構成されている、
請求項2又は3に記載の回転電機。 - 前記ガイド部は、前記2つの角部のうち、前記回転子の回転方向の上流側に位置する角部を埋めるようにして構成されている、
請求項4に記載の回転電機。 - 前記ガイド部は、前記第1の冷媒流路の内側に膨らんだ形状の曲率面を有する、
請求項1から5までのいずれか1項に記載の回転電機。 - 前記曲率面の縁部は、前記第2の冷媒流路の入口につなげられている、
請求項6に記載の回転電機。 - 前記ガイド部は、前記曲率面につなげられ、かつ前記第1の冷媒流路の内側から窪んだ形状の第2の曲率面を有する、
請求項6又は7に記載の回転電機。 - 前記曲率面に形成された突起部をさらに有する、
請求項6から8までのいずれか1項に記載の回転電機。 - 前記第2の冷媒流路は、前記軸方向における前記回転子コイルの中心位置を基準として、前記回転子の回転方向の上流側寄りの位置に形成されている、
請求項1から9までのいずれか1項に記載の回転電機。 - 前記ガイド部は、前記軸方向において、前記冷媒が流し込まれる前記第1の冷媒流路の入口よりも奥側の位置から設けられている、
請求項1から10までのいずれか1項に記載の回転電機。 - 前記ガイド部は、前記軸方向において、前記冷媒を流し込む前記第1の冷媒流路の入口側よりも、その奥側に行くにつれて、前記軸方向から観た断面積が小さくなるように構成されている、
請求項1から11までのいずれか1項に記載の回転電機。 - 前記ガイド部は、前記第1の冷媒流路の内壁面に、樹脂製の接着剤により接着されている、
請求項1から12までのいずれか1項に記載の回転電機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017179792A JP2019057966A (ja) | 2017-09-20 | 2017-09-20 | 回転電機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017179792A JP2019057966A (ja) | 2017-09-20 | 2017-09-20 | 回転電機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019057966A true JP2019057966A (ja) | 2019-04-11 |
Family
ID=66107751
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017179792A Pending JP2019057966A (ja) | 2017-09-20 | 2017-09-20 | 回転電機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2019057966A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2020195504A1 (ja) | 2019-03-26 | 2020-10-01 | 国立大学法人新潟大学 | ペプチド及びその使用 |
CN111769674A (zh) * | 2020-05-18 | 2020-10-13 | 华为技术有限公司 | 一种转子、电机、动力总成及车辆 |
JP6804700B1 (ja) * | 2020-01-21 | 2020-12-23 | 三菱電機株式会社 | 固定子およびこれを用いた回転電機 |
-
2017
- 2017-09-20 JP JP2017179792A patent/JP2019057966A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2020195504A1 (ja) | 2019-03-26 | 2020-10-01 | 国立大学法人新潟大学 | ペプチド及びその使用 |
JP6804700B1 (ja) * | 2020-01-21 | 2020-12-23 | 三菱電機株式会社 | 固定子およびこれを用いた回転電機 |
WO2021149128A1 (ja) * | 2020-01-21 | 2021-07-29 | 三菱電機株式会社 | 固定子およびこれを用いた回転電機 |
CN111769674A (zh) * | 2020-05-18 | 2020-10-13 | 华为技术有限公司 | 一种转子、电机、动力总成及车辆 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6302736B2 (ja) | 回転電機 | |
US9660505B2 (en) | Electrical machine with reduced windage loss | |
JP5690079B2 (ja) | 発電機コイル冷却用バッフル | |
JP4417970B2 (ja) | 回転電機および回転電機の回転子 | |
JP7015297B2 (ja) | 電気機械用フランジ | |
JP2006353086A (ja) | 中央ロータ冷却ダクトを備えた電気機械用の冷却システム | |
JP2019057966A (ja) | 回転電機 | |
US10361597B2 (en) | Electric machine for a motor vehicle, coil carrier for an electric machine, and motor vehicle | |
JP7053886B2 (ja) | モータ油冷構造 | |
JP6526647B2 (ja) | 回転電機 | |
WO2017082023A1 (ja) | 回転電機 | |
JP2020156201A (ja) | 回転電機 | |
US10587167B2 (en) | Rotor assembly having improved cooling path | |
JP2020156264A (ja) | 回転電機およびロータシャフト | |
JP2013034332A (ja) | 回転電機 | |
CN108233557A (zh) | 一种电机定子模块及具有该模块的定子和电机 | |
JP6624025B2 (ja) | 回転電機 | |
WO2016171079A1 (ja) | 回転電機の回転子および回転電機 | |
JP2021065072A (ja) | 回転電機の回転子 | |
JP6878129B2 (ja) | 回転電機の回転子 | |
EP3070816B1 (en) | Method and assembly for cooling an electric machine | |
US9831745B2 (en) | Electric machine | |
JPH11146587A (ja) | 回転電機の回転子 | |
JP6208652B2 (ja) | ファンを有する電動機の冷却機構 | |
US20150295474A1 (en) | Electric motor provided with cooling structure |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20171201 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20171201 |