JP2019057869A - 車両内コミュニケーション装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両内において安全な状態で自車両外の人と臨場感のあるコミュニケーションが可能な車両内コミュニケーション装置の提供を目的とする。【解決手段】制御ECU30が、車両周辺監視部18による車両周辺の監視結果に基づいて、コミュニケーションシステム10を安全に使用できる状態であるかを検出し、運転者に運転負荷がない場合に、車両内コミュニケーション装置12及び家側装置14の双方から得られる映像情報及び音声情報をネットワーク16を介して相互に転送して、映像を表示して音声を発生することにより、双方向リアルタイムコミュニケーションを実現する。車両周辺監視部18の監視結果からコミュニケーションシステム10を安全に使用できない状態が検出された場合には、制御ECU30が、通信を一時保留してコミュニケーションを中断する。【選択図】図1

Description

本発明は、自車両と自車両外との間でコミュニケーション可能な車両内コミュニケーション装置に関する。
特許文献1には、立体映像を生成するための立体視用映像である第一の映像を取得する第一映像取得部と、前記第一の映像を、制御装置に送信する第一映像送信部とを具備する第一端末装置、立体映像を出力する場合の、臨場感を決定し得る1以上のパラメータを格納しているパラメータ格納部と、前記1以上のパラメータのうちのいずれかの変更に関する情報を受け付け、当該変更に関する情報を用いて、新しい1以上のパラメータを得るパラメータ調整部と、前記パラメータ調整部が得た新しい1以上のパラメータを、前記パラメータ格納部に蓄積するパラメータ蓄積部と、前記第一の映像を受信する映像受信部と、前記パラメータ格納部に格納されている1以上のパラメータに従って、第一の映像を調整し、立体視用映像である第一調整映像を取得する第一調整映像取得部と、前記第一調整映像を前記第二端末装置に送信する第一調整映像送信部とを具備する制御装置、及び、前記第一調整映像を受信する第二映像受信部と、記第二映像受信部が受信した第一調整映像を出力する第二調整映像出力部とを具備する第二端末装置、を備えた遠隔コミュニケーションシステムが提案されている。これにより、特許文献1では、対話相手の映像の飛び出し量、解像度、色調などを操作して、相手の存在感の強弱を調整して臨場感を持たせることができる。
特開2010−263542号公報
しかしながら、特許文献1のような遠隔コミュニケーション装置を車両に搭載した場合には、移動空間である車両において、運転者が臨場感を持たせたコミュニケーションを行う際に、安全に配慮する必要があるため、改善の余地がある。
本発明は、上記事実を考慮して成されたもので、車両内において安全な状態で自車両外の人と臨場感のあるコミュニケーションが可能な車両内コミュニケーション装置の提供を目的とする。
上記目的を達成するために請求項1に記載の発明は、自車両外に存在する人の立体映像及び音声を自車両内に提供する提供部と、自車両内の運転者の映像及び音声を表す車内情報を前記自車両外へ送信する送信部と、運転者の運転負荷を検出する検出部と、前記検出部によって前記運転負荷がないことが検出された場合に、前記立体映像及び音声を提供し、前記検出部によって前記運転負荷があることが検出された場合に、前記立体映像及び音声の提供を保留するように、前記提供部を制御する制御部と、を備える。
請求項1に記載の発明によれば、提供部では、自車両外に存在する人の立体映像及び音声が自車両内に提供され、送信部では、自車両内の運転者の映像及び音声を表す車内情報が自車両外へ送信される。
そして、検出部では、運転負荷が検出され、制御部では、検出部によって運転負荷がないことが検出された場合に、立体映像及び音声を提供し、検出部によって運転負荷があることが検出された場合に、立体映像及び音声の提供を保留するように、提供部が制御される。これにより、車両内において安全な状態で自車両外の人と臨場感のあるコミュニケーションが可能となる。
以上説明したように本発明によれば、車両内において安全な状態で自車両外の人と臨場感のあるコミュニケーションが可能な車両内コミュニケーション装置を提供を提供できる、という効果がある。
本実施形態に係る車両内コミュニケーション装置を含むコミュニケーションシステムの概略構成を示すブロック図である。 本実施形態に係るコミュニケーションシステムにおける車両内コミュニケーション装置と家側装置との通信の様子を示す図である。 本実施形態に係るコミュニケーションシステムにおける車両内コミュニケーション装置の制御ECUで行われる処理の流れの一例を示すフローチャートである。 本実施形態に係るコミュニケーションシステムにおける家側装置の制御部で行われる処理の流れの一例を示すフローチャートである。 変形例のコミュニケーションシステムの概略構成を示すブロック図である。 変形例のコミュニケーションシステムにおける車両内コミュニケーション装置の制御ECUで行われる処理の流れの一例を示すフローチャートである。 変形例のコミュニケーションシステムにおける家側装置の制御部で行われる処理の流れの一例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態の一例を詳細に説明する。図1は、本実施形態に係る車両内コミュニケーション装置を含むコミュニケーションシステムの概略構成を示すブロック図である。
本実施形態に係るコミュニケーションシステム10は、車両内コミュニケーション装置12及び家側装置14が、携帯電話回線等を含むネットワーク16を介して接続されている。なお、図1では、それぞれ単一の車両内コミュニケーション装置12及び家側装置14がネットワーク16を介して接続した例を示すが、少なくとも一方が複数でもよい。
車両内コミュニケーション装置12は、車両に搭載されてネットワーク16に接続された家側装置14や、他の車両に搭載された車両内コミュニケーション装置12と通信を行う。
車両内コミュニケーション装置12は、車両周辺監視部18、モニターカメラ20、マイク22、スピーカ24、3D(three-dimensional)立体表示装置26、及び高速移動体通信デバイス28を備え、制御ECU(Electronic Control Unit)30に接続されている。なお、車両周辺監視部18及び制御ECU30は検出部に対応し、スピーカ24及び3D立体表示装置26は提供部に対応し、高速移動体通信デバイス28は送信部に対応し、制御ECU30は制御部に対応する。
車両周辺監視部18は、安全にコミュニケーションシステム10を使える状態にあるかを検出するために車両周辺の状況を監視する。具体的には、車両周辺監視部18は、カメラ、レーダー(Radar)、及びライダー(LIDER:Laser Imaging Detection and Ranging)のうち少なくとも一つを含む。カメラは、例えば、車両のフロントガラス上部の室内側に設けられ、車両の外部状況を撮影することにより撮像情報を取得する。カメラは、単眼カメラであってもよく、ステレオカメラであってもよい。ステレオカメラの場合、両眼視差を再現するように配置された二つの撮像部を有する。ステレオカメラの撮像情報には、奥行き方向の情報も含まる。レーダーは、電波(例えばミリ波)を車両の周囲に送信し、障害物で反射された電波を受信することで障害物を検出する。ライダーは、光を車両の周囲に送信し、障害物で反射された光を受信することで反射点までの距離を計測し、障害物を検出する。なお、カメラ、ライダー及びレーダーは、必ずしも重複して備える必要はない。
モニターカメラ20は、車室内に設けられ、車室内の運転者や乗員を撮影し、撮影画像を映像情報として制御ECU30に出力する。なお、モニターカメラ32は、ステレオカメラ等の立体映像情報を取得可能なカメラが適用される。
マイク22は、車室内に設けられ、車室内の音声を電気信号に変換して音声情報として制御ECU30に出力する。
スピーカ24は、車室内に設けられ、制御ECU30から送信される音声情報等を物理振動に変えて音声などの音を発生する。
3D立体表示装置26は、家側装置14等から送信される映像情報等に基づいて、3次元の立体映像を表示する。3D立体表示装置26は、例えば、図2に示すように、2つのプロジェクタ26A、26Bとスクリーン26Cを含み、2つのプロジェクタ26A、26Bから映像情報に基づく映像をスクリーン26Cに投影することにより、立体映像を表示する。プロジェクタ26A、26Bは、例えば、車室内天井等に設け、スクリーン26Cは、座席間のセンタコンソール部分等に設けてもよいし、サイドウインドに映像を投影可能な加工を施してもよい。なお、3D立体表示装置26は、これに限るものではなく、各種周知技術により立体表示するものを適用してもよい。例えば、特開2008−131219号公報や、特開2017−151283号公報に記載の技術を適用してもよい。或いは、立体表示が可能な液晶表示装置等の表示装置を適用して車両内に設けてもよい。
高速移動体通信デバイス28は、携帯電話回線網や公衆回線網のネットワーク16に接続し、ネットワーク16に接続された家側装置14や他の車両内コミュニケーション装置12と情報の授受を行う。高速移動体通信デバイス28は、例えば、モニターカメラ20によって撮影された撮影画像情報及びマイク22によって取得された音声情報を車内情報としてネットワーク16経由で家側装置14や他の車両内コミュニケーション装置12に送信する。また、家側装置14や他の車両内コミュニケーション装置12から映像情報及び音声情報等をネットワーク16経由で受信する。
また、制御ECU30は、ネットワーク16に接続された家側装置14や他の車両内コミュニケーション装置12との通信を制御して、コミュニケーションを図るための各種制御を行う。
一方、家側装置14は、ネットワーク16に接続された他の家側装置14や、車両に搭載された車両内コミュニケーション装置12と通信を行う。
家側装置14は、モニターカメラ32、マイク34、スピーカ36、表示装置38、及び屋内通信デバイス42を備え、制御装置40に各々が接続されている。家側装置14は、例えば、パーソナルコンピュータや、携帯電話端末、タブレット等の各種コンピュータを適用することができる。
モニターカメラ32は、家に在宅の利用者を撮影し、撮影画像を映像情報として制御装置40に出力する。なお、モニターカメラ32は、ステレオカメラ等の立体映像情報を取得可能なカメラが適用される。
マイク34は、家に在宅の利用者の音声を電気信号に変換して音声情報として制御装置40に出力する。
スピーカ36は、制御ECU30から送信される音声情報等を物理振動に変えて音声などの音を発生する。
表示装置38は、車両内コミュニケーション装置12等から送信される映像情報等に基づいて、映像を表示する。
屋内通信デバイス42は、携帯電話回線網や公衆回線網のネットワーク16に接続し、ネットワーク16に接続された車両内コミュニケーション装置12や他の家側装置14と通信を行う。屋内通信デバイス42は、例えば、モニターカメラ32によって撮影された撮影画像情報及びマイク34によって取得された音声情報をネットワーク16経由で車両内コミュニケーション装置12に送信する。また、車両内コミュニケーション装置12から映像情報及び音声情報等をネットワーク16経由で受信する。
また、制御装置40は、ネットワーク16に接続された家側装置14や他の車両内コミュニケーション装置12との通信を制御して、コミュニケーションを図るための各種制御を行う。
そして、制御ECU30が車両内コミュニケーション装置12の通信制御を行い、制御装置40が、家側装置14の通信制御を行うことで、図2に示すように、映像と音声とによりネットワーク16に接続された機器間のコミュニケーションを図ることができる。
ところで、上述のように構成された車両内コミュニケーション装置12では、車両に搭載されているため、運転者が利用する場合には、運転と両立して安全に使用することが望まれる。
そこで、本実施形態では、車両内コミュニケーション装置12は、運転者の運転負荷を検出して、自動運転中などの運転負荷がない場合に、自車両外の利用者(他車両及び家の少なくとも一方に存在する利用者)とのコミュニケーションを許可する制御を行う。具体的には、制御ECU30が、車両周辺監視部18による車両周辺の監視結果に基づいて、コミュニケーションシステム10を安全に使用できる状態であるかを運転負荷として検出する。例えば、制御ECU30は、車両周辺監視部18の監視結果に基づいて自動運転モードへ移行する制御を行い、車両が自動運転モードに入るなど、運転者に運転負荷がない場合に、安全に使用できる状態と判定する。そして、車両内コミュニケーション装置12及び家側装置14の双方から得られる映像情報及び音声情報をネットワーク16を介して相互に転送して、映像を表示して音声を発生することにより、双方向リアルタイムコミュニケーションを実現する。なお、自動運転モードへの移行の判定は、車両周辺監視部18の監視結果に基づいて周知の自動運転技術を用いて判定することができる。
また、コミュニケーションの途中であっても、車両周辺監視部18の監視結果からコミュニケーションシステム10を安全に使用できない状態が検出された場合には、制御ECU30が、通信を一時保留してコミュニケーションを中断する。これにより、運転者が安全にコミュニケーションシステム10を利用することが可能となる。
続いて、上述のように構成された本実施形態に係るコミュニケーションシステム10で行われる具体的な処理について説明する。
まず、 車両内コミュニケーション装置12の制御ECU30で行われる具体的な処理について説明する。図3は、本実施形態に係るコミュニケーションシステム10における車両内コミュニケーション装置12の制御ECU30で行われる処理の流れの一例を示すフローチャートである。なお、図3の処理は、例えば、車両内コミュニケーション装置12または家側装置14からコミュニケーションの開始指示が行われて通信が確立した場合に開始する。
ステップ100では、制御ECU30が、自装置の映像情報及び音声情報を取得して相手装置(家側装置14または他の車両内コミュニケーション装置12)への送信を開始してステップ102へ移行する。すなわち、制御ECU30が高速移動体通信デバイス28を制御することで、モニターカメラ20によって撮影した映像情報及びマイク22によって取得した音声情報を車内情報として高速移動体通信デバイス28からネットワーク16経由で相手装置に送信する。
ステップ102では、制御ECU30が、ネットワーク16を介して相手装置から音声情報及び映像情報を受信してステップ104へ移行する。
ステップ104では、制御ECU30が、車両周辺監視部18の車両周辺監視結果を取得してステップ106へ移行する。
ステップ106では、制御ECU30が、運転負荷なしであるか否かを判定する。該判定は、例えば、車両が自動運転モードであるか否かなどを判定し、運転者に運転負荷がない場合に、安全に使用できる状態と判定する。該判定が否定された場合にはステップ108へ移行し、肯定された場合にはステップ110へ移行する。
ステップ108では、制御ECU30が、システムを保留、すなわち、相手装置から受信した映像情報及び音声情報を表示及び発音を行わずに保留にしてステップ112へ移行する。これにより、安全に使用できる状態にない場合は、コミュニケーションシステム10の利用が禁止される。なお、表示または音声の一方のみを保留してもよい。
一方、ステップ110では、制御ECU30が、相手装置から受信した音声情報に基づく音声、及び映像情報に基づく映像を再生してステップ112へ移行する。これにより、3D立体表示装置26及びスピーカ24により、車両外に存在する人の立体映像及び音声が運転者に提供されて相手装置との双方向リアルタイムコミュニケーションを実現できる。
ステップ112では、制御ECU30が、通信終了か否かを判定する。該判定は、通信の終了が自装置または相手装置から指示されたか否かを判定する。或いは、通信切断が予め定めた時間以上継続したか否かを判定する。該判定が否定された場合にはステップ100に戻って上述の処理を繰り返し、判定が肯定された場合には一連の処理を終了する。
続いて、家側装置14の制御装置40行われる具体的な処理について説明する。図4は、本実施形態に係るコミュニケーションシステム10における家側装置14の制御装置40で行われる処理の流れの一例を示すフローチャートである。なお、図4の処理は、例えば、車両内コミュニケーション装置12または家側装置14からコミュニケーションの開始指示が行われて通信が確立した場合に開始する。
ステップ200では、制御装置40が、自装置の映像情報及び音声情報を取得して相手装置(家側装置14または他の車両内コミュニケーション装置12)への送信を開始してステップ202へ移行する。すなわち、モニターカメラ32によって撮影した映像情報、及びマイク34によって取得した音声情報を相手装置に送信する。
ステップ202では、制御装置40が、ネットワーク16を介して相手装置から音声情報及び映像情報を受信してステップ204へ移行する。
ステップ204では、制御装置40が、相手装置から受信した音声情報に基づく音声、及び映像情報に基づく映像を再生してステップ206へ移行する。これにより、表示装置38及びスピーカ36により、運転者の映像及び音声が在宅の人に提供されて相手装置との双方向リアルタイムコミュニケーションを実現できる。
ステップ206では、制御装置40が、通信終了か否かを判定する。該判定は、通信の終了が自装置または相手装置から指示されたか否かを判定する。或いは、通信切断が予め定めた時間以上継続したか否かを判定する。該判定が否定された場合にはステップ200に戻って上述の処理を繰り返し、判定が肯定された場合には一連の処理を終了する。
このように、本実施形態に係るコミュニケーションシステム10では、立体表示が可能とされているので、車両の内外の人と臨場感のあるコミュニケーションが可能となる。利用形態の一例としては、運転者と家で留守番している子供や、遠隔地の家族、他車の友人と移動空間を共有し、ユーザ経験も共有することが可能となる。
また、車両内コミュニケーション装置12では、運転負荷がない状態の場合にコミュニケーションシステム10の利用が可能となるので、車両内において安全な状態で車外の人と臨場感のあるコミュニケーションが可能となる。
続いて、本実施形態に係るコミュニケーションシステム10の変形例について説明する。図5は、変形例のコミュニケーションシステムの概略構成を示すブロック図である。なお、上記の実施形態と同一構成については同一符号を付して説明を省略する。
変形例のコミュニケーションシステム11は、図5に示すように、上記の実施形態に対して、車両内コミュニケーション装置12に、速度・加速度センサ27及び位置測位部29が更に設けられている。また、家側装置14に、VR表示デバイス37及び振動・傾斜機能付シート39が更に設けられている。
速度・加速度センサ27は、車両の速度及び加速度を検出し、検出結果を制御ECU30に出力する。
位置測位部29は、車両の位置を測位し、測位した車両の位置情報を制御ECU30に出力する。位置測位部29は、例えば、GPS(Global Positioning System)受信機等を適用して、3個以上のGPS衛星から信号を受信することにより、車両の位置(例えば車両の緯度及び経度)を測位する。
VR表示デバイス37は、3次元の立体映像を表示する。例えば、ヘッド・マウント・ディスプレイ(HMD)等を適用し、高品質な3D映像を表示する。
振動・傾斜機能付シート39は、車両の状態を再現するために、シートに振動を発生する振動発生部や、シートを傾斜させる傾斜発生部を備えて、車両の走行に関する振動や傾斜を再現可能とされている。
変形例では、速度・加速度センサ27及び位置測位部29を更に備えることで、車両の走っている実際の位置や車両の状態をより正確に検出し、家側装置14のVR表示デバイス37や振動・傾斜機能付シート39で車両の状態を再現することが可能とされている。
これにより、家に在宅の相手が、リアルタイムで同じ空間にいるかのような反応を返すことができ、空間の共有感覚を向上できる。
続いて、上述のように構成された変形例のコミュニケーションシステム11で行われる具体的な処理について説明する。
まず、 車両内コミュニケーション装置12の制御ECU30で行われる具体的な処理について説明する。図6は、変形例のコミュニケーションシステム11における車両内コミュニケーション装置12の制御ECU30で行われる処理の流れの一例を示すフローチャートである。なお、図6の処理は、例えば、車両内コミュニケーション装置12または家側装置14からコミュニケーションの開始指示が行われて通信が確立した場合に開始する。また、図3と同一処理については同一符号を付して説明する。
ステップ100では、制御ECU30が、自装置の映像情報及び音声情報を取得して相手装置(家側装置14または他の車両内コミュニケーション装置12)への送信を開始してステップ101へ移行する。すなわち、制御ECU30が高速移動体通信デバイス28を制御することで、モニターカメラ20によって撮影した映像情報及びマイク22によって取得した音声情報を車内情報として高速移動体通信デバイス28からネットワーク16経由で相手装置に送信する。
ステップ101では、制御ECU30が、速度・加速度情報、及び測位情報を取得して送信開始し、ステップ102へ移行する。すなわち、速度・加速度センサ27によって検出された速度・加速度情報、及び位置測位部29によって測位された測位情報を取得して、家側装置14に順次送信する。
ステップ102では、制御ECU30が、ネットワーク16を介して相手装置から音声情報及び映像情報を受信してステップ104へ移行する。
ステップ104では、制御ECU30が、車両周辺監視部18の車両周辺監視結果を取得してステップ106へ移行する。
ステップ106では、制御ECU30が、運転負荷なしであるか否かを判定する。該判定は、例えば、車両が自動運転モードであるか否かなどを判定し、運転者に運転負荷がない場合に、安全に使用できる状態と判定する。該判定が否定された場合にはステップ108へ移行し、肯定された場合にはステップ110へ移行する。
ステップ108では、制御ECU30が、システムを保留、すなわち、相手装置から受信した映像情報及び音声情報を表示及び発音を行わずに保留にしてステップ112へ移行する。これにより、安全に使用できる状態にない場合は、コミュニケーションシステム10の利用が禁止される。なお、表示または音声の一方のみを保留してもよい。
一方、ステップ110では、制御ECU30が、相手装置から受信した音声情報に基づく音声、及び映像情報に基づく映像を再生してステップ112へ移行する。これにより、3D立体表示装置26及びスピーカ24により、車両外に存在する人の立体映像及び音声が提供されて相手装置との双方向リアルタイムコミュニケーションを実現できる。
ステップ112では、制御ECU30が、通信終了か否かを判定する。該判定は、通信の終了が自装置または相手装置から指示されたか否かを判定する。或いは、通信切断が予め定めた時間以上継続したか否かを判定する。該判定が否定された場合にはステップ100に戻って上述の処理を繰り返し、判定が肯定された場合には一連の処理を終了する。
続いて、家側装置14の制御装置40行われる具体的な処理について説明する。図7は、変形例のコミュニケーションシステム11における家側装置14の制御装置40で行われる処理の流れの一例を示すフローチャートである。なお、図7の処理は、例えば、車両内コミュニケーション装置12または家側装置14からコミュニケーションの開始指示が行われて通信が確立した場合に開始する。また、図4と同一処理については同一符号を付して説明する。
ステップ200では、制御装置40が、自装置の映像情報及び音声情報を取得して相手装置(家側装置14または他の車両内コミュニケーション装置12)への送信を開始してステップ201へ移行する。すなわち、モニターカメラ32によって撮影した映像情報、及びマイク34によって取得した音声情報を相手装置に送信する。
ステップ201では、制御装置40が、車両内コミュニケーション装置12から送信された速度・加速度情報、及び測位情報を受信してステップ202へ移行する。
ステップ202では、制御装置40が、ネットワーク16を介して相手装置から音声情報及び映像情報を受信してステップ203へ移行する。
ステップ203では、制御装置40が、受信した音声情報及び映像情報に基づいて、表示装置38及びVR表示デバイス37に音声及び映像を再生し、かつ速度・加速度情報及び測位情報に基づいて振動・傾斜機能付シート39を駆動し、ステップ206へ移行する。これにより、VR表示デバイス37により、運転者の映像及び音声が在宅の人に提供されて相手装置との双方向リアルタイムコミュニケーションを実現できる。また、車両の走っている状態も振動・傾斜機能付シート39で再現することができ、同じ空間を共有している感覚を向上できる。
ステップ206では、制御装置40が、通信終了か否かを判定する。該判定は、通信の終了が自装置または相手装置から指示されたか否かを判定する。或いは、通信切断が予め定めた時間以上継続したか否かを判定する。該判定が否定された場合にはステップ200に戻って上述の処理を繰り返し、判定が肯定された場合には一連の処理を終了する。
なお、上記の実施形態では、車両内コミュニケーション装置12と家側装置14との通信を一例として説明したが、これに限るものではなく、異なる車両に搭載された車両内コミュニケーション装置12の間の通信に適用してもよい。
また、上記の実施形態における車両内コミュニケーション装置12の制御ECU30で行われる処理は、プログラムを実行することにより行われるソフトウエア処理としてもよいし、ハードウエアで行う処理としてもよい。或いは、ソフトウエア及びハードウエアの双方を組み合わせた処理としてもよい。また、ソフトウエアの処理とした場合には、プログラムを各種記憶媒体に記憶して流通させるようにしてもよい。
さらに、本発明は、上記に限定されるものでなく、上記以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。
10、11 コミュニケーションシステム
12 車両内コミュニケーション装置
14 家側装置
16 ネットワーク
18 車両周辺監視部(検出部)
20 モニターカメラ
22 マイク
24 スピーカ(提供部)
26 3D立体表示装置(提供部)
28 高速移動体通信デバイス(送信部)
30 制御ECU(検出部及び制御部)

Claims (1)

  1. 自車両外に存在する人の立体映像及び音声を自車両内に提供する提供部と、
    自車両内の運転者の映像及び音声を表す車内情報を前記自車両外へ送信する送信部と、
    運転者の運転負荷を検出する検出部と、
    前記検出部によって前記運転負荷がないことが検出された場合に、前記立体映像及び音声を提供し、前記検出部によって前記運転負荷があることが検出された場合に、前記立体映像及び音声の提供を保留するように、前記提供部を制御する制御部と、
    を備えた車両内コミュニケーション装置。

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