JP2019056317A - 信号異常判定装置、信号異常判定方法、および、プログラム - Google Patents

信号異常判定装置、信号異常判定方法、および、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】クランク軸回転信号の信号異常の発生を迅速に判別可能とすること。【解決手段】クランクシャフトの回転に応じて回転する単一リラクタ型のフライホイールに対して、近接して設置された電磁ピックアップからのクランク軸位置信号に基づいて生成される矩形パルス信号における異常を判定する装置である。矩形パルス信号においてレベルが高いオン信号の継続時間であるオン時間を計測する計測部144と、今回計測されたオン時間と前回計測されたオン時間とに基づく割合を算出する演算部146と、算出された割合が第1設定条件を満たさない場合、クランク軸位置信号の信号に異常が発生したと判定する判定部148と、を備える【選択図】図3

Description

本発明は、クランク軸の回転に応じて回転する単一リラクタ型回転体に近接・設置したピックアップからのクランク角位置信号の信号欠落等の信号異常を判定可能な信号異常判定装置、信号異常判定方法、および、プログラムに関する。
従来から、リラクタ(突起)を設けたフライホイールの回転に応じて得られる信号をピックアップで検出して、行程判別を行う装置が提案されていた。フライホイールには、クランクシャフトが連結されているので、この信号は、クランクシャフトの位置に応じた信号である「クランク軸位置信号」などと称されている。
上記の装置は、フライホイールの外周にリラクタを設けた構成として、行程判別を行っていた(例えば、特許文献1参照。)。当該装置は、圧縮行程におけるクランクシャフトの角速度は、排気行程における角速度よりも小さなため、今回のリラクタ通過時間が前回のリラクタ通過時間よりも大きな場合には、今回行程が、圧縮行程であると判断する。一方、当該装置は、今回のリラクタ通過時間が前回のリラクタ通過時間よりも小さな場合には、今回行程は、圧縮行程であると判断していた。
特許文献1に記載の従来装置は、リラクタ通過時間は、リラクタの前端部と後端部で検出される2つのパルスのタイミング差であるので、リラクタ通過時間と角速度とは反比例することを利用することにより、行程判別を行って点火制御等を行っていた。
特許第5902510号公報(第1−14頁、第9図)
しかしながら、特許文献1に記載の装置を含む従来技術によれば、ノイズ発生等でクランク軸位置信号のパルス信号が欠落することがあれば、行程判別不能に陥って、エンジン制御が異常状態となって、エンジンストップ等が発生することがある。このため、信号欠落の発生等に起因する信号異常を迅速に判定して、エンジンコントローラに信号異常が発生したことをフィードバックする必要があった。
また、クランク軸位置信号に乗ったノイズである偽パルス信号が発生することなどもあり得た。このように、クランク軸位置信号には、パルス信号欠落、偽パルス信号発生等の信号異常が生じることがあったが、信号異常の迅速な判別が困難であった。
本発明は、従来の課題を解決するためになされたもので、クランク軸回転信号の信号異常の発生を迅速に判別可能な信号異常判定装置、信号異常判定方法、および、プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の信号異常判定装置は、クランク軸の回転に応じて回転する、単一リラクタが外周に設けられた回転体に対して、近接して設置されたピックアップからのクランク軸位置信号に基づいて生成される矩形パルス信号に基づき、信号異常の発生を判定する装置であって、
矩形パルス信号においてレベルが高いオン信号の継続時間であるオン時間を計測する第1計測部と、
今回計測されたオン時間と前回計測されたオン時間とに基づく割合を算出する第1演算部と、
算出された割合が第1設定条件を満たさない場合、クランク軸位置信号の信号に異常が発生したと判定する第1判定部と、を備えた構成である。
より具体的には、第1演算部は、今回計測されたオン時間に対する、前回計測されたオン時間の割合を算出し、第1判定部は、割合が下限値と上限値との間に収まらない場合、信号異常が発生したと判定する構成である。
また、第1演算部は、前回計測されたオン時間に対する、今回計測されたオン時間の割合である割合を算出し、第1判定部は、割合が下限値と上限値との間に収まらない場合、信号異常が発生したと判定する構成である。
上記構成に装置において、信号異常は、クランク軸位置信号の信号欠落であり、
クランク軸の回転速度が一定とした場合であって、クランク軸位置信号に1個のパルス欠落があることに基づいて、矩形パルス信号が生成されたと想定した時における、今回オン時間に対する前回オン時間の割合以上となるように、下限値が予め定められており、当該割合の逆数以下となるように、上限値が予め定められている。
他の態様は、クランク軸の回転に応じて回転する、単一リラクタが外周に設けられた回転体に対して、近接して設置されたピックアップからのクランク軸位置信号に基づいて生成される矩形パルス信号に基づき、信号異常の発生を判定する装置であって、
矩形パルス信号においてレベルが低いオフ信号の継続時間であるオフ時間を計測する第2計測部と、
今回計測されたオフ時間と前回計測されたオフ時間とに基づく割合を算出する第2演算部と、
算出された割合が第2設定条件を満たさない場合、前記クランク軸位置信号の信号に異常が発生したと判定する第2判定部と、を備えている。
より具体的には、第2演算部は、今回計測されたオフ時間に対する、前回計測されたオフ時間の割合を算出し、第2判定部は、算出された割合が下限値と上限値との間に収まらない場合、信号異常が発生したと判定する構成である。
また、第2演算部は、前回計測されたオフ時間に対する、今回計測されたオフ時間の割合を算出し、第2判定部は、算出された割合が下限値と上限値との間に収まらない場合、信号異常が発生したと判定する構成である。
この構成において、信号異常は、クランク軸位置信号の信号欠落であり、
クランク軸の回転速度が一定とした場合であって、クランク軸位置信号に1個のパルス欠落があることに基づいて、前記矩形パルス信号が生成されたと想定した時における、今回オフ時間に対する前回オフ時間の割合以上となるように、上限値が予め定められるとともに、当該割合の逆数以下となるように、下限値が予め定められている。
また、エンジンの行程を判別する行程判別部をさらに備え、
前記判定部は更に、
信号異常が発生したと判定した場合、行程判別部により認識された行程をリセットすることができる。また、行程判定部は、信号異常が発生したと判定した場合、エンジンの燃料噴射制御部および点火制御部に対して、特定制御を行わせる構成とすることもできる。信号異常には、クランク軸位置信号におけるパルス信号の欠落、および、クランク軸位置信号における偽パルス信号の発生が含まれる。
本発明の第1の方法は、クランク軸の回転に応じて回転する、単一リラクタが外周に設けられた回転体に対して、近接して設置されたピックアップからのクランク軸位置信号に基づいて生成される矩形パルス信号に基づき、信号異常の発生を判定する方法であって、
矩形パルス信号においてレベルが高いオン信号の継続時間であるオン時間を計測するステップと、
今回計測されたオン時間と前回計測されたオン時間とに基づく割合を算出するステップと、
算出された割合が第1設定条件を満たさない場合、クランク軸位置信号の信号に異常が発生したと判定するステップと、を含む、信号異常判定方法である。
第2の方法は、クランク軸の回転に応じて回転する、単一リラクタが外周に設けられた回転体に対して、近接して設置されたピックアップからのクランク軸位置信号に基づいて生成される矩形パルス信号に基づき、信号異常の発生を判定する方法であって、
矩形パルス信号においてレベルが低いオフ信号の継続時間であるオフ時間を計測するステップと、
今回計測されたオフ時間と前回計測されたオフ時間とに基づく割合を算出するステップと、
算出された割合が第2設定条件を満たさない場合、クランク軸位置信号の信号に異常が発生したと判定するステップと、を含む、信号異常判定方法である。
本発明の第1のプログラム発明は、クランク軸の回転に応じて回転する、単一リラクタが外周に設けられた回転体に対して、近接して設置されたピックアップからのクランク軸位置信号に基づいて生成される矩形パルス信号に基づき、信号異常の発生を判定するためのプログラムであって、
矩形パルス信号においてレベルが高いオン信号の継続時間であるオン時間を計測するステップと、
今回計測されたオン時間と前回計測されたオン時間とに基づく割合を算出するステップと、
算出された割合が第1設定条件を満たさない場合、クランク軸位置信号の信号に異常が発生したと判定する処理と、をコンピュータに実行させるためのプログラムである。
第2のプログラム発明は、クランク軸の回転に応じて回転する、単一リラクタが外周に設けられた回転体に対して、近接して設置されたピックアップからのクランク軸位置信号に基づいて生成される矩形パルス信号に基づき、信号異常の発生を判定するためのプログラムであって、
矩形パルス信号においてレベルが低いオフ信号の継続時間であるオフ時間を計測する処理と、
今回計測されたオフ時間と前回計測されたオフ時間とに基づく割合を算出する処理と、
算出された割合が第2設定条件を満たさない場合、クランク軸位置信号の信号に異常が発生したと判定する処理と、をコンピュータに実行させるためのプログラムである。
CPUなどのプロセッサが、プログラムを実行すると、オン時間及びオフ時間の少なくとも1つを計測する「第1の機能」と、割合を算出する「第2の機能」と、割合が第1設定条件を満たさない場合、または、第2設定条件を満たさない場合、クランク軸位置信号の信号異常が発生したと判定する「第3の機能」とがコンピュータに実現される。
したがって、今回サイクルの割合演算の結果が、設定条件を満たすか否かのみによって、前回サイクルにおいて信号異常が発生したと判定できるので、迅速に信号異常の発生を判定できる。よって、例えばパルス信号欠落等によるエンジンストップ等を防止する
さらに、本発明は、プログラムを記録した非一時的な記録媒体も提供することができる。プログラムを記録する非一時的な記録媒体としては、ROM等の半導体素子、CD、DVD等の光学素子、磁気ディスク等の磁性素子が挙げられる。記録媒体は、プログラムを記憶しておき、この記憶しておいたプログラムを読み取り手段によって読み取ることによって、コンピュータ上で実行可能となれば、その種類等は問われない。
本発明によれば、クランク軸回転信号の信号異常の発生を迅速に判定可能な信号異常判定装置、信号異常判定方法、および、プログラムを提供することができるという効果が得られる。
エンジン1の構成概要の模式的説明図である。 制御装置100の機能構成図である。 クランク軸位置信号処理部140の機能構成図である。 ハードウエアの構成図である。 ラッチ動作の説明図である。 基本動作例を示すフローチャートである。 設定条件を挟む下限・上限値の最低・最高値の一例の説明図である。 パルス信号欠落時の動作例(パターン1)の説明図である。 パルス信号欠落時の動作例(パターン2、3)の説明図である。 偽パルス信号発生時の動作例(パターン4)の説明図である。 特定制御動作を説明するためのタイミングチャートである。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。以下に説明する本発明の実施形態は一例であり、本発明は、以下の実施形態に限定されず、以下の実施形態に対して種々の変形、変更が可能である。以下では、単気筒で、4行程1サイクルを有するエンジン1を想定しているが、本発明は、気筒数やシリンダ配列態様は、適宜のものに応用可能である。
以下の実施形態では、主として、信号異常の一態様として、クランク軸位置信号においてパルス信号が欠落するパルス信号欠落について説明するが、クランク軸位置信号において偽のパルス信号が発生する偽パルス信号発生等の他の態様の信号異常であっても、本発明を適用することが可能である。
(エンジン1の概要)
図1は、エンジン1、および、制御装置100を含む、制御システムの模式的構成図である。エンジン1は、シリンダ2と、シリンダ2内部で上下方向に摺動可能に嵌合されたピストン3とを有する。ピストン3には、コンロッド4の一端側が接続されるとともに、コンロッド4の他端側は、クランクシャフト5に連結される。クランクシャフト5の不図示の変速機側の端部には、回転体であるフライホイール7が回転可能に固定されている。フライホイール7の外周の所定の角度領域には、磁性体でなる突起であるリラクタ20が形成されている。本実施形態では、フライホイール7の外周部に1個のリラクラ20を形成している。
フライホイール7に対向して近接・配置される電磁ピックアップ22は、リラクタ20が近づく時には、正電圧のパルスを出力するとともに、リラクタ20が遠ざかる時には、負電圧のパルスを出力する。正電圧、および、負電圧のパルス信号であるピックアップ信号を「クランク軸位置信号」などと称する。後に説明する信号整形部142などにより、電磁ピックアップ22により出力されるピックアップ信号に基づいて、矩形パルス信号が1パルス出力される。つまり、電磁ピックアップ22に対して、リラクタ20の前端と後端とが、接近、離反することによって、正・負両極のスパイク状のパルス信号であるピックアップ信号が、電磁ピックアップ22から出力される。
次いで、電磁ピックアップ22から出力されるピックアップ信号が整形されて、ハイレベルのオン信号とローレベルのオフ信号とで成る矩形パルス信号が、クランク軸の回転に応じて繰り返し出力される。かくして、矩形状パルス信号は「エンジン回転信号」となる。後に説明するが、例えば、スパイク状パルス信号をラッチ回路の入力端子に供給する構成とすれば、一旦、正極スパイク状信号が入力されると、負極スパイク状信号が入力されるまで、オン信号を出力するので、ラッチ回路を利用して、電磁ピックアップ22のピックアップ信号に基づいて、オン信号、オフ信号を生成することができる。
なお、クランクシャフト5の回転に応じて、矩形パルス信号が出力されるが、ハイレベル信号が継続する時間を「オン時間」、ローレベル信号が継続する時間を「オフ時間」と称する。クランクシャフト5が回転する限り、オン時間とオフ時間とが繰り返される。フライホイール7が1回転する毎に矩形パルス信号が1パルス出力されるので、「吸気→圧縮→燃焼→排気→吸気」の4行程・1サイクルにおいて、クランクシャフト5が720°回転する結果、電磁ピックアップ22から1サイクルで2パルスの矩形信号(エンジン回転信号)が出力される。
したがって、電磁ピックアップ22からのクランク軸位置信号に基づいて生成された矩形パルス信号に基づいて、エンジン1の回転数を求めることができる。この意味で、矩形パルス信号を「エンジン回転信号」と称する。制御装置100は、エンジン回転信号に基づいて、点火プラグ45に点火制御信号を与えて点火する。点火のタイミングは、所望のタイミングとすることができる。所望のタイミングは、上死点(TDC)、上死点より進角(BTDC)側、または、遅角(ATDC)側に対応したタイミング等である。
また、シリンダ2の上部のシリンダヘッドには、吸気管50と排気管60とが接続されている。吸気管50の内部は、外部から燃焼室70内に新気を取り込むための吸気通路51となっている。吸気通路51には、上流側から、新気の塵等を除去するためのエアクリーナ32、新気の吸入量を調整するためのスロットル弁24、燃料噴射を行うためのインジェクタ40などが配置されている。新気を燃焼室70内へ取り込むタイミングは、不図示のスプリングで閉弁方向に付勢される吸気弁12の開弁・閉弁動作により制御される。
点火プラグ45は、その先端が燃焼室内を臨む姿勢でシリンダヘッドの頂部に配置されている。スロットル弁の開度を検出するスロットル開度センサ26も設けられている。図示はしないが、インジェクタ40には、燃料タンクに貯留された燃料が供給ホースを介して供給される一方、余剰燃料が回収ホースを介して燃料タンクに回収されており、インジェクタ40には、常時、所定圧に加圧された燃料が供給されている。
一方、排気管60の内部は、燃焼室70からの排気を排出するための排気通路61となっている。排気通路61の下流位置には、排気を浄化する触媒装置30が配置され、触媒装置30の上流側には、排気中に残存する酸素の濃度を検出するO2センサ28が設けられている。触媒装置30で排気の浄化を行った後に不図示の消音器で消音する。そして、排気の燃焼室70内からの排出タイミングは、不図示のスプリングで閉弁方向に付勢される排気弁10の開弁・閉弁動作により制御される。
エンジン1の動作を制御する制御装置100には、スロットル開度センサ26、電磁ピックアップ22、および、O2センサ28の出力信号などが入力される。スロットル開度センサ26からは、スロットル弁の開度を示すスロットル開度信号が入力され、また、電磁ピックアップ22からは、上述したエンジン回転に応じたクランク軸位置信号が入力される、さらに、O2センサ28からは、排気ガス中に残存する酸素の濃度を示すO2センサ出力信号が入力される。
一方、制御装置100からは、インジェクタ40を駆動制御するための燃料噴射制御信号、および、点火プラグ45を点火制御するための点火制御信号が出力される。制御装置100は、スロットル開度信号、クランク軸位置信号、および、O2センサ出力信号等に基づいて、インジェクタ40による燃料噴射制御と、点火プラグ45による点火制御を行う。点火プラグ45の燃焼室側の端部には、火花ギャップが形成されていて、不図示の点火コイルの2次側電流によって、火花ギャップ間に空中放電することにより電気火花を発生させ、混合気を燃焼させる。
また、シリンダ2内のピストン1の上下方向の往復運動が、クランクシャフト5の回転運動に変換される。クランクシャフト5の回転運動は、変速機を介して駆動輪に伝達され、「吸気→圧縮→燃焼→排気」の4行程・1サイクルを繰り返すことにより、車両(二輪、四輪)が前進する。
なお、図1は、エンジン1、および、制御装置100の構成の一例であり、例えば、制御装置100は、スロットル開度信号、クランク軸位置信号、および、O2センサ出力信号の他に、エンジン1の吸気温度、冷却水温度等を参照して、エンジン1の制御を行う構成とすることもできる。ドライバビリティを向上させるため、センサの種類を増やし、空燃比補正係数等のエンジンパラメータを算出することも可能である。
(制御装置100の機能構成)
図2は、制御装置100の機能構成図である。制御装置100は、フィードバック制御部120、記憶部130、クランク軸位置信号処理部140、燃料噴射制御部150、および、点火制御部160を有する。本発明の特徴部である、クランク軸位置信号処理部140は、クランク軸位置信号のパルス信号欠落発生判定等の信号異常の判定を行う。
記憶部130は、プログラム132、マップ134、不揮発性記憶エリア136、および、ワークエリア138を有する。ワークエリア138は、演算過程における各種パラメータを一時的に記憶するための一時記憶領域であり、不揮発性記憶エリア136は、燃料噴射量補正値等のパラメータを不揮発的に記憶するための記憶領域である。
フィードバック制御部120は、Oセンサ28からのOセンサ出力信号に応じた実空燃比と、目標空燃比との制御偏差を求め、求めた制御偏差が零となるように、燃料噴射量補正値を求める。燃料噴射制御部150は、スロットル開度センサ26から出力されるスロットル開度信号と、フィードバック制御部120が求めた燃料噴射量補正値に基づいて燃料噴射量を求める。燃料噴射量制御部150は、求めた燃料噴射量に対応する燃料噴射制御信号を、クランク軸位置信号処理部140から出力されるエンジン回転信号に基づいたタイミングでインジェクタ40に与える。これにより、インジェクタ40は、燃料噴射制御信号に応じた燃料噴射量で燃料を噴射する。
また、燃料噴射制御部150と点火制御部160の各々は、後に説明する工程判別部149から、行程判別済みか否かを示す「判別状態信号」と、行程判別済みの場合に現在の行程を示す「行程判別信号」を得る。そして、矩形パルス信号(エンジン回転信号)が、上死点より進角側である圧縮行程と排気行程において発生するように、フライホイール7に単一のリラクタ20が形成されているので、燃料噴射制御部150および点火制御部160の各々は、判別状態信号が行程判別済みでないことを示す場合、エンジン回転信号に基づいて圧縮行程と排気行程において、燃料噴射・点火を行う。その一方、判別状態信号が行程判別済みであることを示す場合、燃料噴射制御部150は、エンジン回転信号と行程判別信号とに基づいて排気行程で燃料噴射を行うとともに、点火制御部160は、エンジン回転信号と行程判別信号とに基づいて圧縮行程で点火を行う。
これにより、クランク軸位置信号のパルス信号欠落などが発生したとしても、エンジンストップが発生することは無くなる。
(クランク軸位置信号処理部140)
図3は、クランク軸位置信号処理部140の機能構成図である。クランク軸位置信号処理部140は、信号整形部142、計測部144、演算部146、判定部148、および、行程判別部149を有する。
信号整形部142は、クランクシャフト5の回転に応じて回転するフライホイール7に対して近接して設置された電磁ピックアップ22からの、正負スパイク状パルス信号であるクランク軸位置信号に基づいて、矩形パルス信号を生成する。信号整形部142は、生成した矩形パルス信号(エンジン回転信号)を、計測部144、燃料噴射制御部150、及び点火制御部160に送る。かくして、燃料噴射制御部150、点火制御部160は、それぞれ適宜のタイミングで燃料噴射制御信号、点火制御信号を出力することができる。
計測部144は、矩形パルス信号においてレベルが高い「オン信号」の継続時間である「オン時間」と、レベルの低い「オフ信号」の継続時間である「オフ時間」とを計測する。前述したように、クランクシャフト5が回転している限り、オン時間とオフ時間とが交互に繰り返される。また、演算部146は、今回計測されたオン時間と前回計測されたオン時間とに基づく第1の割合と、今回計測されたオフ時間と前回計測されたオフ時間とに基づく第2の割合とを算出する。第1の割合の一例は、今回計測されたオン時間に対する、前回計測されたオン時間の割合である。同様に、第2の割合の一例は、今回計測されたオフ時間に対する、前回計測されたオフ時間の割合である。
判定部148は、第1の割合が「第1設定条件」を満たすか否かを判定する機能と、第2の割合が「第2設定条件」を満たすか否かを判定する機能とを有する。第1設定条件は、第1の割合が、対応する上限値と下限値とに挟まれることであり、例えば、「a1≦第1の割合≦a2」である。第2設定条件は、第2の割合が、対応する上限値と下限値とに挟まれることであり、例えば、「b1≦第2の割合≦b2」をである。判定部148は、第1設定条件または第2の設定条件のいずれかが満たされない場合、クランク軸位置信号のパルス信号欠落等の信号異常が発生したと判定する。
また、行程判別部149は、エンジンの現行程を判別し、判別結果を燃料噴射制御部150、点火制御部160等に送っているので、燃料噴射制御部150、点火制御部160は現行程を認識して、適切なタイミングで燃料噴射制御信号、点火制御信号を出力することができる。
また、判定部148は、パルス信号欠落等の信号異常が発生したと判定した場合、行程判別部149により認識された現行程をリセットする。行程判別部149は、認識している現行程を元に戻し、行程判別をリトライする。さらに、判定部148及び行程判別部149の各々は、燃料噴射制御部150と点火制御部160とに対して、判別状態信号及び行程判別信号の各々を送信しているので、前述したように、燃料噴射制御部150は、圧縮行程、排気行程で燃料噴射を行い、点火制御部160は、圧縮行程で点火制御する。この結果、パルス信号欠落等の信号異常が発生しても、エンジンストップが起こることを防止することができる。
(ハードウエア構成)
図4は、制御装置100のハードウエア構成図である。制御装置100は、A/D変換器250、CPU200、ROM210、RAM220、フラッシュメモリ230、および、D/A変換器260を有している。A/D変換器250は、スロットル開度センサ26からのスロットル開度信号、電磁ピックアップ22からのクランク軸位置信号、および、Oセンサ28からのOセンサ出力信号をアナログ・デジタル変換した信号をCPU200に送る。
一方、D/A変換器260は、CPU200が出力するインジェクタ40への燃料噴射制御信号、および、点火プラグ45への点火制御信号をデジタル・アナログ変換してインジェクタ40、点火プラグ45へ送る。
CPU200は、ROM210に記録されたプログラム132を読み出し、RAM220に形成されたワークエリア138を利用しながら、プログラム132を実行する。その実行過程において、算出された燃料噴射量補正値等は、フラッシュメモリ230の不揮発性記憶エリア136に更新して記憶される。また、フラッシュメモリ230に記憶しているマップ134は、CPU200が、現在の運転状態における目標フィードバック係数を認識するためなどに使用する。つまり、マップ134には、現在の運転状態に対応する目標空燃比等が記憶されている。
CPU200の入力側前段には、2段のトランジスタ等で構成されるラッチ回路240が設けられている。図5は、ラッチ回路240のラッチ動作例の説明図である。ラッチ回路240は、正負両極のスパイク状パルスである「クランク軸位置信号」が入力されると、正極スパイク状パルスのピーク位置で、ハイレベル信号を出力する。一方、ラッチ回路240は、ハイレベル信号が出力されている状態で、負極スパイク状パルスが入力されると、そのピーク位置で、ハイレベル信号に代えてローレベル信号を出力する。
かくして、クランクシャフタ5が回転することで、矩形パルス信号である「エンジン回転信号」が生成される。クランクシャフト5が回転している限り、通常は、矩形パルス信号であるエンジン回転信号が出力され続けるので、ハイレベル信号とローレベル信号とが交互に繰り返される。また、図5に示すように、CPU200は、上述の行程判別として、ラッチ回路240により出力された矩形パルス信号の幅である時間Tn1、Tn2、Tn1…を計測し、時間の長い方を圧縮行程、短い方を排気行程と判定する。圧縮行程でのクランクシャフト5の角速度は、排気行程での角速度よりも小さなため、CPU200は、「Tn1>Tn2」の場合、Tn1を圧縮行程、Tn2を排気行程と判定する一方、「Tn2>Tn1」の場合、Tn1を排気行程、Tn2を圧縮行程と判定している。
CPU200が、ROM210等の記録媒体に記録されたプログラム132を実行することによって、図2、図3に示したフィードバック制御部120、クランク軸位置信号処理部140、燃料噴射制御部150、および、点火制御部160等を実現することができる。また、ROM210、RAM220、および、フラッシュメモリ230が、記憶部130を実現する。
図4に示すラッチ回路240が、信号整形部142に対応し、また、CPU200がプログラム132を実行することにより実現する機能が、計測部144、演算部146、判定部148、および、行程判別部149に対応する。
(動作説明)
図6は動作例を説明するためのフローチャートである。信号整形部142は、クランク軸位置信号に基づいて、矩形パルス信号を生成するので、レベルが低いオフ信号と、レベルが高いオン信号とが繰り返して出力される。そこで、ステップS600において、計測部144は、レベルが高い「オン信号」の継続時間であるオン時間を計測し、ステップS603において、計測部144は、レベルの低いオフ信号の継続時間である「オフ時間」を計測する。
次いで、ステップS605において、演算部146は、今回計測されたオン時間と前回計測されたオン時間とに基づく第1の割合と、今回計測されたオフ時間と前回計測されたオフ時間とに基づく第2の割合とを求める。第1の割合は、今回計測されたオン時間に対する、前回計測されたオン時間の割合である。第2の割合は、今回計測されたオフ時間に対する、前回計測されたオフ時間の割合である。つまり、演算部146は、「前回オン時間/今回オン時間」、および、「前回オフ時間/今回オフ時間」を求める。演算部146は、演算結果を判定部148に送る。
そして、ステップS610において、判定部148は、「a1≦「前回オン時間/今回オン時間」≦a2」を満たすか否かを判定し、満たすと判定した場合(Yes)には、ステップS615に移行する。一方、判定部148は、満たさないと判定した場合(No)には、ステップS620に移行して、パルス信号欠落などが発生したと判定して、ステップS625に移行して処理を終了する。
同様に、ステップS615において、判定部148は、「b1≦「前回オフ時間/今回オフ時間」≦b2」を満たすか否かを判定し、満たすと判定した場合(Yes)には、本ルーチンを終了する一方、満たさないと判定した場合(No)には、ステップS620に移行してパルス信号欠落などが発生したと判定して、ステップS625に移行して処理を終了する。
つまり、いずれかの演算結果に対応して設定された設定条件を満たさない場合には、パルス信号欠落等の信号異常が発生したと判定する。そして、ステップS625において、判定部148は、行程判別部149にリセット信号を出力する。また、判定部148は、行程判別済みでないことを示す判別状態信号を出力する。判定部148は、行程判別部149へのリセット信号の送信とともに、燃料噴射制御部150、点火制御部160に対して、判別状態信号を送信しているので、パルス信号欠落によるエンジンストップの発生等を防止することができる。
以上が基本動作の説明である。ステップS605において、演算部148が、前回計測されたオン時間に対する、今回計測されたオン時間の割合である「今回オン時間/前回オン時間」と、前回計測されたオフ時間に対する、今回計測されたオフ時間の割合である「今回オフ時間/前回オフ時間」とを演算する構成としても同様にして、パルス信号異常を検出可能である。
一例として「a1=0.35、a2=6.50、b1=0.75、b2=1.75」に設定すれば極めて精度良く、パルス信号欠落発生の有無を判定することができることを実験等によって確認している。つまり、一例として、「0.35≦「前回オン時間/今回オン時間」≦6.50」、「0.75≦「前回オフ時間/今回オフ時間」≦1.75」とが異常発生の設定条件となる。
また、下限値「a1」、および、上限値「a2」のそれぞれには、最低値、最高値が存在する。この事について、図7を参照しながら説明する。今、クランクシャフト5の回転速度が一定であり、かつ、電磁ピックアップ22からのクランク軸位置信号が1パルス欠落した場合を想定すると、「a1MIN=Ta/(2・Ta+Tb)=0.12」で、これが下限値「a1」の最低値となる。一例として、Taは、クランクシャフト5の回転角度が「47度」、Tbは「313度」に対応する。
一方、「a2MAX=(2・Ta+Tb)/Ta=8.66」で、これが「a2」の最高値となる。つまり、下限値(a1、b1)の最低値、上限値(a2、b2)の最高値が存在し、上限値、下限値には幅がある。判定部148は、クランクシャフト5の回転測度が一定とした場合であって、今回オン信号がクランク軸位置信号の負側パルスに1パルス欠落があることに基づいて、矩形パルス信号が生成されたと想定した時における、a1(第1下限値)の値(a1MIN)を、今回オン時間に対する前回オン時間の割合とするとともに、a2(第1上限値)の値(a2MAX)を当該割合の逆数として、下限値「a1」の最低値(a1MIN)、上限値「a2」の最高値(a2MAX)を求めることができる
また、a1は、「0.12(=Ta/(2・Ta+Tb))≦a1<1(=Ta/Ta)」となるように予め定められるとともに、a2は、「1(=Ta/Ta)<a2≦8.66(=(2・Ta+Tb)/Ta)」となるように予め定められることで、負側パルスが1パルス欠落しただけでも、パルス欠落の検出が可能になる。同様にして、下限値「b1」の最低値(0.47)、上限値「b2」の最高値(2.15)である。すなわち、b1は、「0.12(=Tb/(Ta+2・Tb))≦b1<1(=Tb/Tb)」となるように予め定められるとともに、a2は、「1(=Ta/Ta)<b2≦8.66(=(Ta+2・Tb)/Tb)」となるように予め定められることで、正側パルスが1パルス欠落しただけでも、パルス欠落の検出が可能になる。
この結果、「a1」、「a2」、「b1」、「b2」のそれぞれには、最小値、最大値、最小値、最大値が存在するので、これらにも値の幅がある。つまり、「請求の範囲」に記載の下限値、上限値には、それぞれ値の幅がある。
(動作例1)
図8は、動作例1の説明図である。動作例1は、前回オン時間T1に対して、今回オン信号T3が極端に長くなって、第1設定条件を満たさなくなった場合の動作例である。前回オン時間T1に対して、今回オン時間T3が極端に長くなった理由は、クランク軸位置信号において、負のスパイク状パルスP1が欠落したことによる(図8(a)参照)。
図8(b)は、信号整形部142が、図8(a)に示すクランク軸位置信号に基づいて生成した矩形パルス信号であり、オン時間とオフ時間とが繰り返している。計測部144は、オン時間、オフ時間の計測を繰り返し行う。
今、前回のオン時間をT1、前回のオフ時間をT2、今回のオン時間をT3、今回のオン時間をT4とすると、T1、T2、T3、T4は連続している。このように、演算部146は、計測部144により計測されたオン時間、オフ時間のうち、連続した4つのオン時間、オフ時間、オン時間、オン時間について注目し、「TX1=前回オン時間/今回オン時間=T1/T3、TY1=前回オフ時間/今回オフ時間=T2/T4」なる演算を行う。演算部146は、演算結果を判定部148に出力する。
判定部148は、「a1≦TX1≦a2」、「b1≦TY1≦b2」を満たすか否かを判定する。動作例1では、判定部148は、「a1≦TX1≦a2」を満たさないと判定したため、パルス信号欠落が発生したとする。この結果、パルス欠落P1の発生を検出することができる。
(動作例2)
図9(A)は、動作例2の説明図である。動作例2は、前回オフ時間T2に対して、今回オフ信号T4が極端に長くなって、第2設定条件を満たさなくなった場合の動作例である。動作例2においては、前回オフ時間T2に対して、今回オフ時間T4が極端に長くなった理由は、クランク軸位置信号において、正のスパイク状パルスP2が欠落したことによる(図9A(a)参照)。
図9(A(a))は、信号整形部142が、図9(A)の(a)に示すクランク軸位置信号に基づいて生成した矩形パルス信号であり、オン時間とオフ時間とが繰り返している。計測部144は、オン時間、オフ時間の計測を繰り返し行う。
今、前回のオン時間をT1、前回のオフ時間をT2、今回のオン時間をT3、今回のオン時間をT4とすると、T1、T2、T3、T4は連続している。このように、演算部146は、計測部144により計測されたオン時間、オフ時間のうち、連続した4つのオン時間、オフ時間、オン時間、オン時間について注目し、「TX2=前回オン時間/今回オン時間=T1/T3、TY2=前回オフ時間/今回オフ時間=T2/T4」なる演算を行う。演算部146は、演算結果を判定部148に出力する。
判定部148は、「a1≦TX2≦a2」、「b1≦TY2≦b2」を満たすか否かを判定する。動作例2では、判定部148は、「b1≦TY2≦b2」を満たさないと判定したため、パルス信号欠落が発生したとする。この結果、パルス欠落P2の発生を検出することができる。
(動作例3)
図9(B)は、動作例3の説明図である。動作例2は、前回オフ時間T2に対して、今回オフ信号T4が極端に長くなって、第2設定条件を満たさなくなった場合の動作例である。動作例3においては、前回オフ時間T2に対して、今回オフ時間T4が極端に長くなった理由は、クランク軸位置信号において、パルスP3、P4が欠落したことによる(図9B(a)参照)。
図9(B(a))は、信号整形部142が、図9(B)の(a)に示すクランク軸位置信号に基づいて生成した矩形パルス信号であり、オン時間とオフ時間とが繰り返している。計測部144は、オン時間、オフ時間の計測を繰り返し行う。
今、前回のオン時間をT1、前回のオフ時間をT2、今回のオン時間をT3、今回のオン時間をT4とすると、T1、T2、T3、T4は連続している。このように、演算部146は、計測部144により計測されたオン時間、オフ時間のうち、連続した4つのオン時間、オフ時間、オン時間、オン時間について注目し、「TX3=前回オン時間/今回オン時間=T1/T3、TY3=前回オフ時間/今回オフ時間=T2/T4」なる演算を行う。演算部146は、演算結果を判定部148に出力する。
判定部148は、「a1≦TX3≦a2」、「b1≦TY3≦b2」を満たすか否かを判定する。動作例3では、判定部148が、「b1≦TY2≦b2」を満たさないと判定した場合であり、この結果、パルス信号欠落が発生したと判定する。
(動作例4)
図10は、動作例4の説明図である。ノイズ等が乗って「偽パルス信号」が発生した場合の動作例である。図10(a)に示すクランク軸位置信号において、2個の偽パルス信号が生じている。動作例4は、パルス信号欠落ではないが、第1、第2設定条件を満たさなくなった場合の動作例である。
図10(a)は、信号整形部142が、図10の(a)に示すクランク軸位置信号に基づいて生成した矩形パルス信号であり、オン時間とオフ時間とが繰り返している。計測部144は、オン時間、オフ時間の計測を繰り返し行う。
今、前回のオン時間をT1、前回のオフ時間をT2、今回のオン時間をT3、今回のオン時間をT4とすると、T1、T2、T3、T4は連続している。このように、演算部146は、計測部144により計測されたオン時間、オフ時間のうち、連続した4つのオン時間、オフ時間、オン時間、オン時間について注目し、「TX4=前回オン時間/今回オン時間=T1/T3、TY4=前回オフ時間/今回オフ時間=T2/T4」なる演算を行う。
判定部148は、「a1≦TX4≦a2」、「b1≦TY4≦b2」を満たすか否かを判定する。その結果、判定部148は、双方を満たさないと判定して、信号異常が発生したとする。この動作例4に示すように、パルス信号欠落ではなくパルス増加である偽パルス信号発生の場合にあっても、動作例3と同様なアルゴリズムで信号異常の発生を検出することができる。
また、動作例1〜動作例4において、判定部148が判定に用いる判定式中の下限値および上限値で挟まれる判定値を逆数にするとともに上限値および下限値も逆数として、(1/a2)≦(1/TX)≦(1/a1)、「(1/b2)≦(1/TY)≦(1/b1)(但し、TX=TX1〜TX4、TY=TY1〜TY4)とすることもできる。一例として、(1/6.50)≦(前回オン時間/今回オン時間)≦(1/0.35)」、(1/1.75)≦(前回オフ時間/今回オフ時間)≦(1/0.75)」である。なお、上限値および下限値を逆数にすると、下限値の逆数は新たな上限値になるとともに、上限値の逆数は新たな下限値になる。
動作例4に示すように、クランク軸位置信号にパルス信号の欠落が生じた場合のみでなく、クランク軸位置信号にノイズ等が乗って偽りのパルス信号である「偽パルス信号」が追加するように発生した場合であっても、偽パルス信号発生を迅速に判定することができる。したがって、本発明によれば、パルス信号欠落、偽パルス信号発生等を含む多様な信号異常を迅速に判定することができる。
つまり、計測部148は、交互に繰り返すオン時間とオフ時間とを計測し、演算部146は、今回オン時間と前回オン時間とに基づく第1の割合と、今回オフ時間と前回オン時間とに基づく第2の割合とを算出し、判定部148は、第1の割合が、第1設定条件を満たさない場合、または、第2の割合が、第2設定条件を満たさない場合、クランク軸回転信号の信号異常が発生したと判定する。
この結果、今回サイクルでの演算結果が、設定条件を満たすか否かのみによって、今回サイクルに信号異常が発生したと判定できるので、信号異常の発生を極めて迅速に判定でき、燃料噴射制御部150および点火制御部160の各々に対して、点火・噴射を各行程において行わせることによって、例えば、パルス信号欠落時のエンジンストップを防止することが可能となる。
(信号異常発生時の特定制御)
図11は、行程判別部149が行う動作例の説明図である。行程判別部149が、判定部148から送信されるリセット信号を受信すると、行程判別部149は、認識している現行程をリセットし、再度行程判別を行うため行程の判別をリトライする。また、判定部148は、リセット信号の送信と同時に、行程判別済みでないことを示す判別状態信号を燃料噴射制御部150、点火制御部160に送信する。これに応答して、燃料噴射制御部150は、信号整形部142から矩形パルス信号(エンジン回転信号)を受ける毎に、燃料噴射を行い(符号A参照)、これに対して、点火制御部160は、適切なタイミングで点火を行う。
つまり、図11に示すように、正確に行程判別が行われる前には、圧縮行程と排気行程の両行程で燃料噴射、点火を行うので、パルス信号欠落や偽パルス信号発生等の信号異常が生じても、エンジンストップの発生等が防止される。正確な行程判別が行われた後には、排気行程での燃料噴射に戻される(符号B参照)。例えば、所定時間後、または、エンジン回転信号のパルス幅が略一定と計測された場合において、行程判別部149による行程判別が完了したときには、正確に行程が認識されたとすることができる。例えば、判定部148は、第1の割合が第1設定条件を満たし、かつ、第2の割合が第2設定条件を満たす場合に、エンジン回転信号のパルス幅が略一定であると判定する。行程判別が正常認識に戻った場合には、判定部148は、行程判別済みであることを示す判別状態信号を、燃料噴射制御部150、点火制御部160出力する。なお、行程判別が正常認識に戻ったことを判定する例は、これらに限られない。
以上説明してきたが、本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、種々の変形、変更が可能である。上記の実施形態では、第1設定条件と第2設定条件の両方を判定する例について説明したが、これに限られず、第1設定条件と第2設定条件のうち、いずれか一方のみを判定するようにしてもよい。例えば、第1の割合及び第2の割合のうち、第1の割合のみを算出して、第1設定条件を満たすか否かのみを判定するようにしてもよい。この場合、第1設定条件を満たさない場合、クランク軸位置信号に異常が発生したと判定する。また、第2の割合のみを算出して、第2設定条件を満たすか否かのみを判定するようにしてもよい。この場合、第2設定条件を満たさない場合、クランク軸位置信号に異常が発生したと判定する。
以上説明してきたように、本発明は、クランク軸位置信号からエンジン回転信号を生成するエンジン制御装置等に適用することができる。
1 エンジン
22 電磁ピックアップ
26 スロットル開度センサ
28 O2センサ
40 インジェクタ
45 点火プラグ
100 制御装置
120 フィードバック制御部
130 記憶部
132 プログラム
136 不揮発性記憶エリア
140 クランク軸位置信号処理部
142 信号整形部
144 計測部
146 演算部
148 欠落判定部
149 行程判別部
150 燃料噴射制御部
160 点火制御部
240 ラッチ回路

Claims (15)

  1. クランク軸の回転に応じて回転する、単一リラクタが外周に設けられた回転体に対して、近接して設置されたピックアップからのクランク軸位置信号に基づいて生成される矩形パルス信号に基づき、信号異常の発生を判定する装置であって、
    前記矩形パルス信号においてレベルが高いオン信号の継続時間であるオン時間を計測する第1計測部と、
    今回計測されたオン時間と前回計測されたオン時間とに基づく割合を算出する第1演算部と、
    前記算出された割合が第1設定条件を満たさない場合、前記クランク軸位置信号の信号に異常が発生したと判定する第1判定部と、
    を備えた信号異常判定装置。
  2. 請求項1に記載の装置であって、
    前記第1演算部は、
    今回計測されたオン時間に対する、前回計測されたオン時間の割合を算出し、
    前記第1判定部は、
    前記算出された割合が下限値と上限値との間に収まらない場合、信号異常が発生したと判定することを特徴とする信号異常判定装置。
  3. 請求項1に記載の装置であって、
    前記第1演算部は、
    前回計測されたオン時間に対する、今回計測されたオン時間の割合である割合を算出し、
    前記第1判定部は、
    前記算出された割合が下限値と上限値との間に収まらない場合、信号異常が発生したと判定することを特徴とする信号異常判定装置。
  4. 請求項2または3に記載の装置であって、
    前記信号異常は、前記クランク軸位置信号の信号欠落であり、
    前記クランク軸の回転速度が一定とした場合であって、前記クランク軸位置信号に1個のパルス欠落があることに基づいて、前記矩形パルス信号が生成されたと想定した時における、今回オン時間に対する前回オン時間の割合以上となるように、前記下限値が予め定められるとともに、当該割合の逆数以下となるように、前記上限値が予め定められていることを特徴とする信号異常判定装置。
  5. クランク軸の回転に応じて回転する、単一リラクタが外周に設けられた回転体に対して、近接して設置されたピックアップからのクランク軸位置信号に基づいて生成される矩形パルス信号に基づき、信号異常の発生を判定する装置であって、
    前記矩形パルス信号においてレベルが低いオフ信号の継続時間であるオフ時間を計測する第2計測部と、
    今回計測されたオフ時間と前回計測されたオフ時間とに基づく割合を算出する第2演算部と、
    前記算出された割合が第2設定条件を満たさない場合、前記クランク軸位置信号の信号に異常が発生したと判定する第2判定部と、
    を備えた信号異常判定装置。
  6. 請求項5に記載の装置であって、
    前記第2演算部は、
    今回計測されたオフ時間に対する、前回計測されたオフ時間の割合を算出し、
    前記第2判定部は、
    前記算出された割合が下限値と上限値との間に収まらない場合、信号異常が発生したと判定することを特徴とする信号異常判定装置。
  7. 請求項5に記載の装置であって、
    前記第2演算部は、
    前回計測されたオフ時間に対する、今回計測されたオフ時間の割合を算出し、
    前記第2判定部は、
    前記算出された割合が下限値と上限値との間に収まらない場合、信号異常が発生したと判定することを特徴とする信号異常判定装置。
  8. 請求項6または7に記載の装置であって、
    前記信号異常は、前記クランク軸位置信号の信号欠落であり、
    前記クランク軸の回転速度が一定とした場合であって、前記クランク軸位置信号に1個のパルス欠落があることに基づいて、前記矩形パルス信号が生成されたと想定した時における、今回オフ時間に対する前回オフ時間の割合以上となるように、前記上限値が予め定められるとともに、当該割合の逆数以下となるように、前記下限値が予め定められていることを特徴とする信号異常判定装置。
  9. 請求項1、2、3、4、5、6、7および8の内のいずれか一項に記載の装置であって、
    エンジンの行程を判別する行程判別部をさらに備え、
    前記判定部は更に、
    信号異常が発生したと判定した場合、前記行程判別部により認識された行程をリセットすることを特徴とする信号異常判定装置。
  10. 請求項1、2、3、4、5、6、7、8および9の内のいずれか一項に記載の装置であって、
    前記判定部は、
    信号異常が発生したと判定した場合、エンジンの燃料噴射制御部および点火制御部に対して、特定制御を行わせることを特徴とする信号異常判定装置。
  11. 請求項1、2、3、5、6、7、9および10の内のいずれか一項に記載の装置であって、
    前記信号異常には、
    前記クランク軸位置信号におけるパルス信号の欠落、および、前記クランク軸位置信号における偽パルス信号の発生が含まれることを特徴とする信号異常判定装置。
  12. クランク軸の回転に応じて回転する、単一リラクタが外周に設けられた回転体に対して、近接して設置されたピックアップからのクランク軸位置信号に基づいて生成される矩形パルス信号に基づき、信号異常の発生を判定する方法であって、
    前記矩形パルス信号においてレベルが高いオン信号の継続時間であるオン時間を計測するステップと、
    今回計測されたオン時間と前回計測されたオン時間とに基づく割合を算出するステップと、
    前記算出された割合が第1設定条件を満たさない場合、前記クランク軸位置信号の信号に異常が発生したと判定するステップと、を含む、
    信号異常判定方法。
  13. クランク軸の回転に応じて回転する、単一リラクタが外周に設けられた回転体に対して、近接して設置されたピックアップからのクランク軸位置信号に基づいて生成される矩形パルス信号に基づき、信号異常の発生を判定する方法であって、
    前記矩形パルス信号においてレベルが低いオフ信号の継続時間であるオフ時間を計測するステップと、
    今回計測されたオフ時間と前回計測されたオフ時間とに基づく割合を算出するステップと、
    前記算出された割合が第2設定条件を満たさない場合、前記クランク軸位置信号の信号に異常が発生したと判定するステップと、を含む、
    信号異常判定方法。
  14. クランク軸の回転に応じて回転する、単一リラクタが外周に設けられた回転体に対して、近接して設置されたピックアップからのクランク軸位置信号に基づいて生成される矩形パルス信号に基づき、信号異常の発生を判定するためのプログラムであって、
    前記矩形パルス信号においてレベルが高いオン信号の継続時間であるオン時間を計測するステップと、
    今回計測されたオン時間と前回計測されたオン時間とに基づく割合を算出するステップと、
    前記算出された割合が第1設定条件を満たさない場合、前記クランク軸位置信号の信号に異常が発生したと判定する処理と、をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  15. クランク軸の回転に応じて回転する、単一リラクタが外周に設けられた回転体に対して、近接して設置されたピックアップからのクランク軸位置信号に基づいて生成される矩形パルス信号に基づき、信号異常の発生を判定するためのプログラムであって、
    前記矩形パルス信号においてレベルが低いオフ信号の継続時間であるオフ時間を計測する処理と、
    今回計測されたオフ時間と前回計測されたオフ時間とに基づく割合を算出する処理と、
    前記算出された割合が第2設定条件を満たさない場合、前記クランク軸位置信号の信号に異常が発生したと判定する処理と、をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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