JP2019056288A - 可搬型車両進入阻止用バリケード - Google Patents
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Abstract
【課題】器具のコンパクト化と安全性を備えた可搬型車両進入阻止用バリケードを提供する。【解決手段】設置使用時水平向きとされる中心軸1は、筒状の基軸2とその基軸2に対しその軸方向に伸縮可能な伸縮軸3とでなり、基軸2の軸方向両端と伸縮軸3の伸展側の端部には、2本1組の突材8、10がそれぞれ配備され、両突材8、10は、その中間位置に中心軸1が通されて互いに平行関係を保って回転するように伸縮可能な連結材20により連結されるとともに、両突材8、10を平行な折畳状態に保持可能な折畳保持手段と、両突材8、10を側面視X字状に交差した拡開状態に保持可能な拡開保持手段40と、伸縮する両突材8、10を一定の伸展状態に規定する抜け止め手段24と、折畳状態で軸方向に縮小した両突材を縮小状態に保持可能な縮小保持手段30とが設けられ、伸展可能な両突材8、10を含む突材の下部には、移動用キャスタ46が配備されている。【選択図】図5
Description
本発明は、可搬型車両進入阻止用バリケードに関する。
近年、暴走を強行しようとする車両に対しては、車両阻止トライアングルとか車両阻止アングルなどと称されるバリケードの複数基を想定される現場まで搬送して路上に適宜配列をもって設置しておくことで転倒や喰い込み障害などを起こさせて進入阻止に繋げるように対処している。
そうしたバリケードの従来技術として最も簡易で基本的なものに特許文献1に示すものがある。
そうしたバリケードの従来技術として最も簡易で基本的なものに特許文献1に示すものがある。
上記特許文献1に示されたバリケードは、車両阻止架と称される器具で、水平長軸の両端及び両端間に該長軸に固定するX状部材を設けるとともに、両端のX状部材の下端に長軸方向にのみ移動可能に固定キャスタを取付けて構成されることを特徴とするものである。
ところで、このバリケード(車両阻止架)は、水平長軸に対しX状部材の複数を一体に固着してなるものであるため、非常に強い阻止構造体として暴走に有効に機能するものであるが、保管庫から搬送車両に載せて設置現場近くまで搬送しさらに設置現場まで搬送・設置しまた保管庫まで持ち帰るという一連の作業が非常に手間の掛かるものであったしまた長い水平長軸に多くのX状部分を一体突設した器具を取扱うことになるため大型で取扱いがしにくくしかも取扱者自身の腕や手などが損傷されやすく危険性もあった。
そうしたことをなくすため、特許公報2に示す道路保安柵なるものが提案された。この道路保安柵は、X字状に拡開可能とした道路保安柵において、保持枠に回動自在に装着された回動枠の中間に、制止片を可動的に支持し、該制止片を保持枠に接離自在に臨ませてなるもので、運搬・保管に際し折りたたみ可能であると共に、使用時にあっては常時一定のX字状の形態を保持可能にしたものである。
この道路保安柵は、X字状の拡開状態と平行状の折畳状態とに変換可能とされているので、使用時にはX字状に拡開されることでバリケードとして機能し得ることはもとより、折畳状態にできて保管や車両運搬・手提げ運搬などにおいてコンパクトで取扱いやすくなるが、X字状に拡開状態になりまた平行状に折畳状態になる部分が1本の支軸の両端とその間の3個所に固定的に設けられているので、折り畳んで保管庫内に収納しておいたり運搬車で搭載・運搬したりしさらに現場まで運搬したりする場合に支軸長さ相当分の長く大きなままの器具であるためそれら多数の器具を車両で運搬するにも一定の限界がありまた提げ運んだりするにもその取扱いが非常に面倒でまた危険性もあった。
ところで、このバリケード(車両阻止架)は、水平長軸に対しX状部材の複数を一体に固着してなるものであるため、非常に強い阻止構造体として暴走に有効に機能するものであるが、保管庫から搬送車両に載せて設置現場近くまで搬送しさらに設置現場まで搬送・設置しまた保管庫まで持ち帰るという一連の作業が非常に手間の掛かるものであったしまた長い水平長軸に多くのX状部分を一体突設した器具を取扱うことになるため大型で取扱いがしにくくしかも取扱者自身の腕や手などが損傷されやすく危険性もあった。
そうしたことをなくすため、特許公報2に示す道路保安柵なるものが提案された。この道路保安柵は、X字状に拡開可能とした道路保安柵において、保持枠に回動自在に装着された回動枠の中間に、制止片を可動的に支持し、該制止片を保持枠に接離自在に臨ませてなるもので、運搬・保管に際し折りたたみ可能であると共に、使用時にあっては常時一定のX字状の形態を保持可能にしたものである。
この道路保安柵は、X字状の拡開状態と平行状の折畳状態とに変換可能とされているので、使用時にはX字状に拡開されることでバリケードとして機能し得ることはもとより、折畳状態にできて保管や車両運搬・手提げ運搬などにおいてコンパクトで取扱いやすくなるが、X字状に拡開状態になりまた平行状に折畳状態になる部分が1本の支軸の両端とその間の3個所に固定的に設けられているので、折り畳んで保管庫内に収納しておいたり運搬車で搭載・運搬したりしさらに現場まで運搬したりする場合に支軸長さ相当分の長く大きなままの器具であるためそれら多数の器具を車両で運搬するにも一定の限界がありまた提げ運んだりするにもその取扱いが非常に面倒でまた危険性もあった。
本発明は上記問題を解決しようとするものであり、突材を折畳状態にしたうえで軸方向に伸縮可能にすることで縮小により器具のコンパクト化が図れ、これにより、器具の保管や車両での運搬がスペース的に効率化するだけでなく保管場所と運搬車両間並びに該車両と設置現場間の器具持ち運びや設置基盤上での移動調整などの取扱もコンパクトさ故に非常に容易かつ楽になりしかも取扱者に怪我をさせず安全であるようにした可搬型車両進入阻止用バリケードを提供することを目的とする。
上記目的達成のため、請求項1に記載の発明は、設置使用時水平向きとされる中心軸は、非伸縮側である筒状の基軸とその基軸に対しその軸方向に伸縮可能な伸縮軸とでなり、基軸の軸方向両端と伸縮軸の伸展側の端部には、直状材の第1突材とそれに隣り合う直状材の第2突材とでなる2本1組の突材がそれぞれ配備され、複数本の第1突材は、その中間位置に中心軸が通されて互いに平行関係を保って同時回転するように固定され、複数本の第2突材は、その中間位置に中心軸が通されて互いに平行関係を保って第1突材とは別個に同時回転するように伸縮可能な連結材により連結されるとともに、両突材を平行な折畳状態に保持可能な折畳保持手段と、両突材を側面視X字状に交差した拡開状態に保持可能な拡開保持手段と、伸縮する両突材を一定の伸展状態に規定する抜け止め手段と、折畳状態で軸方向に縮小した両突材を縮小状態に保持可能な縮小保持手段とが設けられ、伸展可能な両突材を含む突材の下部には、移動用キャスタが配備されていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のものにおいて、折畳保持手段と縮小保持手段は、両突材の一方に回転自在に取り付けたストッパ付き牽き移動用バーと該バーの先端が嵌め込まれるとともに前記ストッパが係止可能とされるバー受け片とにより構成されている。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のものにおいて、折畳保持手段と縮小保持手段は、両突材の一方に回転自在に取り付けたストッパ付き牽き移動用バーと該バーの先端が嵌め込まれるとともに前記ストッパが係止可能とされるバー受け片とにより構成されている。
上述したように請求項1に記載の発明は、設置使用時水平向きとされる中心軸は、非伸縮側である筒状の基軸とその基軸に対しその軸方向に伸縮可能な伸縮軸とでなり、基軸の軸方向両端と伸縮軸の伸展側の端部には、直状材の第1突材とそれに隣り合う直状材の第2突材とでなる2本1組の突材がそれぞれ配備され、複数本の第1突材は、その中間位置に中心軸が通されて互いに平行関係を保って同時回転するように固定され、複数本の第2突材は、その中間位置に中心軸が通されて互いに平行関係を保って第1突材とは別個に同時回転するように伸縮可能な連結材により連結されるとともに、両突材を平行な折畳状態に保持可能な折畳保持手段と、両突材を側面視X字状に交差した拡開状態に保持可能な拡開保持手段と、伸縮する両突材を一定の伸展状態に規定する抜け止め手段と、折畳状態で軸方向に縮小した両突材を縮小状態に保持可能な縮小保持手段とが設けられ、伸展可能な両突材を含む突材の下部には、移動用キャスタが配備されていることを特徴とするので、突材を折畳状態にしたうえで軸方向に伸縮可能にすることで縮小により器具のコンパクト化が図れ、これにより、器具の保管や車両での運搬がスペース的に効率化するだけでなく保管場所と運搬車両間並びに該車両と設置現場間の器具持ち運びや設置基盤上での移動調整などの取扱もコンパクトさ故に非常に容易かつ楽になりしかも取扱者に怪我をさせず安全であるようにした可搬型車両進入阻止用バリケードを提供することができる。
図1ないし図5は本発明の可搬型車両進入阻止用バリケードの一実施形態を折畳縮小状態において示しており、このバリケードは、全体がスチールやステンレスあるいはアルミ合金などの強度のある金属若しくは強化樹脂などで製作される。
これらの図において、1は中心軸で、設置現場に設置使用時水平向きとされる。この中心軸1は、非伸縮側である筒状の基軸2とその基軸2に対しその軸方向に伸縮可能な伸縮軸3とでなる。
基軸2は、外径が34mmで長さ570mmで厚み2.3mmの円筒体を本体とし、その一端は仕舞蓋aで盲状とし他方は開放状にしてある。その開放側には、先端から50mm程度手前位置を通じて軸(筒)に直交状に貫通する内側ピン孔40が開けられてこれには後述するロックピン43が抜き差し自在に差し込まれるようになっている。ロックピン43はチェーン44などで紛失しないように結ばれている。
伸縮軸3は、外径が21.7mmで厚みが1.9mmであり長さが527mmの円筒体でなり、その一端は開放状であるが他端は仕舞蓋aを備えたものになっており、その開放端側を基軸2内に挿入するようにして伸縮可能とされている。
基軸2は、外径が34mmで長さ570mmで厚み2.3mmの円筒体を本体とし、その一端は仕舞蓋aで盲状とし他方は開放状にしてある。その開放側には、先端から50mm程度手前位置を通じて軸(筒)に直交状に貫通する内側ピン孔40が開けられてこれには後述するロックピン43が抜き差し自在に差し込まれるようになっている。ロックピン43はチェーン44などで紛失しないように結ばれている。
伸縮軸3は、外径が21.7mmで厚みが1.9mmであり長さが527mmの円筒体でなり、その一端は開放状であるが他端は仕舞蓋aを備えたものになっており、その開放端側を基軸2内に挿入するようにして伸縮可能とされている。
8は第1突材で、アングル材(50×50×4)(あるいは角パイプ材)である直状材でなり、分かりやすくするため、この第1突材8は一部を除く各図において黒丸●を付してある。この第1突材8は3本あるが、図2の器具幅方向の左側のものと右側のものとは下端が45度にカットされてやや長目に形成されたものであるが中間のものは前記45度にカットされた部分だけ短くなったアングル材となっている。第1突材8は、長短のものがあるがここでは同じ符号を付して表示を簡素化してある。10は第2突材で、同じくアングル材でなり、分かりやすくするため一部を除く各図において白丸○を付してある。第1突材8と同じく左側と右側のものが長く中間のものがやや短くなっている。
第1突材8と第2突材10とは、隣り合う2本を1組としてその3組が組み付けられている。両突材8,10の各組は、図1のように、折畳時、アングルであるL字形の各1辺同士が合わさり山型をなすようにされる。第1突材8、第2突材10のうち2組は、図2に示す基軸2の軸方向両端に、また残る両突材8,10は伸縮軸3の伸展側の端部に配置されている。
各第1突材8は略中間位置に挿通固定孔(図示省略)を備え、この挿通固定孔を通じて基軸2が挿通されるとともにwで示す溶接部分を介して互いに直交するようにして固着されている。図2の左側2本の離間した第1突材8…は、基軸2の軸方向両端(端部近くも含む)に互いに平行関係を保って同時回転するように固定されている。
図2の右側1本の第1突材8は、略中間位置に挿通固定孔をもち、この挿通固定孔に伸縮軸3の伸展側先端部が通されて溶接部分wで前記と同じように直交した関係にして固着されている。
図2の右側1本の第1突材8は、略中間位置に挿通固定孔をもち、この挿通固定孔に伸縮軸3の伸展側先端部が通されて溶接部分wで前記と同じように直交した関係にして固着されている。
図2の左側2本の離間した第2突材10,10は、その中間位置に開けた挿通回転孔11に基軸2の左端部を回転自在に通してあるとともに左端の第2突材10は、基軸2周りに突設した抜け止め突片12により軸方向に抜けないようにしてある。図2の右端側の第2突材10も挿通回転孔11を通じて回転自在に通されるとともに抜け止め突片12により軸方向に抜けないようにしてある。
そして、これら3本の第2突材10…は、上側の第1連結材14と下側の第2連結材20を介して互いに平行関係を保ちながら第1突材8…とは別個に同時回転するように連結されている。第1連結材14は、第1連結基軸15と第1連結伸縮軸16とでなり、第1連結基軸15は、離間した2本の第2突材10にブラケット17を介して連通され、第1連結伸縮軸16は、器具幅方向に伸縮する第2突材10にブラケット17を介してその先端が連結されている。
そして、これら3本の第2突材10…は、上側の第1連結材14と下側の第2連結材20を介して互いに平行関係を保ちながら第1突材8…とは別個に同時回転するように連結されている。第1連結材14は、第1連結基軸15と第1連結伸縮軸16とでなり、第1連結基軸15は、離間した2本の第2突材10にブラケット17を介して連通され、第1連結伸縮軸16は、器具幅方向に伸縮する第2突材10にブラケット17を介してその先端が連結されている。
第2連結材20は、固定側の第2連結基軸21とそれより伸縮可能な第2連結伸縮軸22とよりなり、図1ないし図5で言えば器具の第2突材10…の背側下部を介して設けられている。この第2連結材20には、図13に示すように、伸縮する第1突材・第2突材8,10の組が伸び切ったときにその伸び量を一定に規制する抜け止め手段24が設けられている。この抜け止め手段24は、第2連結伸縮軸22の基部側端部に設けられた突フランジ25と、その相手側である第2連結基軸21側に設けたストッパリング26とによって構成されている。
その一方、伸縮側である両突材8,10をその縮小側において勝手に伸展しないようにする縮小保持手段30も器具の背側において構成されている。該手段30は、中心軸1よりも少し高く水平に配置される牽き移動用バー31とそれを受け止めるバー受け片34とを有し、牽き移動用バー31は、固定側となる第2突材10の背側にバーピン32を介して取り付けられて第2突材10の背面に平行に回転するようにされているとともに、該バー31は、伸縮側の第1突材8の背面に突設したL字形バー受け片34内に図4のように縮小時において嵌り込むようにされるとともにバー受け片34に対しストッパ33が伸展を止めるよう係合するようになっている。運搬時に器具が勝手に拡幅しないようにするためである。バー31はバー受け片34から抜脱されると図14に示すように器具を拡幅してX状に拡開しその状態で牽き回す際に使用され、その際、ストッパ33は指を引っ掛けて牽きやすくするために機能する。
移動用バー31それ自体は、図1ないし図5に示すように、器具を折畳・縮幅状態にして該バー31を第1突材8・第2突材10の背側に平行に添わせながらバー受け片34内に嵌め込むようにすることで折畳・縮小状態を保つことができるようにし、その際、上側の第1連結材14は手提げバーとして機能する。移動用バー31とバー受け片34とは、折畳保持手段としても機能することから折畳縮小保持手段と呼ぶこともできる。
37は丸軸状の拡開規定手段で、該手段37は、図10ないし図14に示すように、第2突材10の背面に固着されて第1突材8の背面に向けて突出するように設けられ、第1突材8と第2突材10とがX字状(90度)に立体交差するところまでもってゆくようになっている。この拡開規定手段37は次の拡開保持手段40の角度決めとしても機能する。
拡開保持手段40は、図15にその拡大図を示すように、基軸2の一端に開けられた内側ピン孔41とその外側の第2突材10側に開けられた外側ピン孔42とを有する。外側ピン孔42は、第1突材8と第2突材10とが拡開規定手段37によりX字状に拡開規定されたときにのみその内側ピン孔41に合致するようになり、その際にピン孔42,41にロックピン43を挿し込むことで両突材8,10をX字状に拡開した状態に保持できるようになっている。
このロックは、図1ないし図9に示す折畳状態の際にはなされず、X字状態になったときでしかも伸展時にのみなされるものである。また、ロックは、図11に示すように、伸縮軸3が基軸2側に縮小した際には基軸2内に伸縮軸3があってロックピン43を挿入できないこともあって伸縮軸3が完全に伸展し終わって内側ピン孔41内にない場合に限って初めて挿入できるもので、そのロックは伸縮軸3が逆方向に縮小するのを規制する機能(縮小規制手段)も併せもっている。この縮小規制手段と図13の抜け止め手段24とでもって図14のような伸び切った状態は保持される。
46は差込式移動用キャスタで、固定側の第1、第2突材8,10と伸展側の第1、第2突材8,10の下部に設けられている。この移動用キャスタ46は、器具がX字状に拡開した際に水平状になる受座47を介して取り付けられている。
46は差込式移動用キャスタで、固定側の第1、第2突材8,10と伸展側の第1、第2突材8,10の下部に設けられている。この移動用キャスタ46は、器具がX字状に拡開した際に水平状になる受座47を介して取り付けられている。
図1ないし図5は器具(バリケード)を折畳縮小状態とした状態を示す。この状態は、3組全ての突材8,10…を平行な折畳状態とするとともに、しかも正面からみて右端の両突材8,10を固定側に縮小して得られる。この状態で、牽き移動用バー31は、折畳状態の全突材8,10に平行に添った状態とされしかもバー31がバー受け片34に嵌め込みセットされることで折畳状態が保持されるものとなる。
また、バー31は、その先端のストッパ33をバー受け片34の外側に係合させることにより伸展を規制し運搬時等において器具が伸びたりすることがなくなる。この折畳・縮小時の器具幅は、図2に示すようにW=700mmと短くなり、後述するように伸展させたときの器具幅W(図7)=1100mmに対し2/3程度(約64%)に短くされる。
前記のように器具を折畳・縮幅可能で大幅にコンパクト化することができることにより、器具を保管庫に保管したり車両に運搬のため積載したりするのが従来より狭いスペースをもってしてより多く効率的になされるようになるだけでなく、保管庫と車両間並びに車両と設置現場間での持ち運びも安定して提げ持ちやすいことから扱いやすくしかも怪我をしにくく安全なものになった。
また、バー31は、その先端のストッパ33をバー受け片34の外側に係合させることにより伸展を規制し運搬時等において器具が伸びたりすることがなくなる。この折畳・縮小時の器具幅は、図2に示すようにW=700mmと短くなり、後述するように伸展させたときの器具幅W(図7)=1100mmに対し2/3程度(約64%)に短くされる。
前記のように器具を折畳・縮幅可能で大幅にコンパクト化することができることにより、器具を保管庫に保管したり車両に運搬のため積載したりするのが従来より狭いスペースをもってしてより多く効率的になされるようになるだけでなく、保管庫と車両間並びに車両と設置現場間での持ち運びも安定して提げ持ちやすいことから扱いやすくしかも怪我をしにくく安全なものになった。
設置現場では図4のようにバー受け片34から牽き移動用バー31を引き起こすようにすれば図6ないし図9のように伸縮軸3を介して両突材8,10を伸展可能な状態となる。このとき、一杯に伸展させれば、図13に示すような突フランジ25がストッパリング26に当たることにより抜け止めされかつ拡開可能な状態となる。さらに、第1連結材14と突材8側とをもって相開くようにし互いに90度まで開くことにより、第1突材8…と第2突材10…とは拡開規定手段37により90度に角度規定された状態になる。
そのあと、ロックピン43を手に取って外側ピン孔42から内側ピン孔41に挿し込むことでX字状に拡開保持された状態となる。挿し込まれたロックピン43の側方には、伸縮軸3の端面が対応位置していることから、伸縮軸3の縮小が同時に規制されることになる。こうした手順で複数のバリケードを横方向にあるいは前後方向に交えて列設することにより、車両進入阻止機能を有効に発揮できることになる。
役目を果たしたバリケードは、まずロックピン43を抜き去ることによりX字状拡開状態を解除して折畳操作可能な状態になるとともに伸縮軸3の基部からロックピン43が抜かれているので両突材8,10を縮小可能な状態にもなっている。まず、伸展していた両突材8,10をキャスタ46の移動ガイド機能も利用して非伸縮側に縮小させてのち、全ての突材8,10…を図1折畳状態へともってくる。先に両突材8,10を図9のように折畳状態にして、そのあと図5のような縮小状態にもってくるようにしてもよい。
そのあと、牽き移動用バー31を折畳状態の器具の側面に添うように戻すとともに先端をバー受け片34内に嵌め込むようにすれば折畳状態を保持した状態となるとともに、先端のストッパ33がバー受け片34に引っ掛るので縮小を保持した状態にされる。
そのあと、牽き移動用バー31を折畳状態の器具の側面に添うように戻すとともに先端をバー受け片34内に嵌め込むようにすれば折畳状態を保持した状態となるとともに、先端のストッパ33がバー受け片34に引っ掛るので縮小を保持した状態にされる。
尚、図7に示すように、基軸2と伸縮軸3とは相対回転しないように長孔49と係合軸50とを構成することができる。
前記実施形態では、突材8,10の2組を固定側としてあったが、図16に略示するように、3組にしてもよい。
伸縮する突材8,10は前記実施形態では固定側に対し一側方に1組のみとなっていたが、図17に略示するように左右両側に1組ずつ配備したものにしてもよい。図16および図17においては連結材や縮小保持手段および拡開保持手段、キャスタなどは図示省略されているが、前記実施形態と同様の趣旨で設けられるものである。
前記実施形態では、突材8,10の2組を固定側としてあったが、図16に略示するように、3組にしてもよい。
伸縮する突材8,10は前記実施形態では固定側に対し一側方に1組のみとなっていたが、図17に略示するように左右両側に1組ずつ配備したものにしてもよい。図16および図17においては連結材や縮小保持手段および拡開保持手段、キャスタなどは図示省略されているが、前記実施形態と同様の趣旨で設けられるものである。
1…中心軸 2…基軸 3…伸縮軸 8…第1突材 10…第2突材 14,20…連結材 24…抜け止め手段 30…縮小保持手段 31…牽き移動用バー 34…バー受け片 37…拡開規定手段 40…拡開保持手段 46…移動用キャスタ。
上記目的達成のため、請求項1に記載の発明は、バリケードとして設置使用時水平向きとされる中心軸は、非伸縮側である筒状の基軸とその基軸に対しその軸方向に伸縮可能な伸縮軸とでなり、基軸の軸方向両端と伸縮軸の伸展側の端部には、直状材の第1突材とそれに隣り合う直状材の第2突材とでなる2本1組の突材がそれぞれ配備され、複数本の第1突材は、その中間位置に中心軸が通されて互いに平行関係を保って同時回転するように固定され、複数本の第2突材は、その中間位置に中心軸が通されて互いに平行関係を保って第1突材とは別個に同時回転するように伸縮可能な連結材により連結されるとともに、第1・第2突材でなる各組を伸縮軸が縮小したもとで折畳状態に保持可能な折畳縮小保持手段と、前記伸縮軸を一定の伸展状態に規定する抜け止め手段と、第1・第2突材が側面視X字状に交差した拡開状態になるように角度決めが可能な拡開規定手段と、第1・第2突材を側面視X字状に交差した拡開状態に保持可能な拡開保持手段とが設けられ、伸展可能な伸縮軸に備えた第1・第2両突材を含む突材の下部には、移動用キャスタが配備されていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のものにおいて、折畳縮小保持手段は、基軸の非伸縮側の端部回りに設けた第1・第2突材の一方に回転自在に取り付けたストッパ付き牽き移動用バーと、縮小した伸縮軸回りに設けた両突材の一方に取り付けられ前記移動用バーの先端が嵌め込まれるとともに前記ストッパが伸縮軸の伸展を規制すべく係止可能とされるバー受け片とにより構成されている。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のものにおいて、折畳縮小保持手段は、基軸の非伸縮側の端部回りに設けた第1・第2突材の一方に回転自在に取り付けたストッパ付き牽き移動用バーと、縮小した伸縮軸回りに設けた両突材の一方に取り付けられ前記移動用バーの先端が嵌め込まれるとともに前記ストッパが伸縮軸の伸展を規制すべく係止可能とされるバー受け片とにより構成されている。
上述したように請求項1に記載の発明は、バリケードとして設置使用時水平向きとされる中心軸は、非伸縮側である筒状の基軸とその基軸に対しその軸方向に伸縮可能な伸縮軸とでなり、基軸の軸方向両端と伸縮軸の伸展側の端部には、直状材の第1突材とそれに隣り合う直状材の第2突材とでなる2本1組の突材がそれぞれ配備され、複数本の第1突材は、その中間位置に中心軸が通されて互いに平行関係を保って同時回転するように固定され、複数本の第2突材は、その中間位置に中心軸が通されて互いに平行関係を保って第1突材とは別個に同時回転するように伸縮可能な連結材により連結されるとともに、第1・第2突材でなる各 組を伸縮軸が縮小したもとで折畳状態に保持可能な折畳縮小保持手段と、前記伸縮軸を一定の伸展状態に規定する抜け止め手段と、第1・第2突材が側面視X字状に交差した拡開状態になるように角度決めが可能な拡開規定手段と、第1・第2突材を側面視X字状に交差した拡開状態に保持可能な拡開保持手段とが設けられ、伸展可能な伸縮軸に備えた第1・第2両突材を含む突材の下部には、移動用キャスタが配備されていることを特徴とするので、突材を折畳状態にしたうえで軸方向に伸縮可能にすることで縮小により器具のコンパクト化が図れ、これにより、器具の保管や車両での運搬がスペース的に効率化するだけでなく保管場所と運搬車両間並びに該車両と設置現場間の器具持ち運びや設置基盤上での移動調整などの取扱もコンパクトさ故に非常に容易かつ楽になりしかも取扱者に怪我をさせず安全であるようにした可搬型車両進入阻止用バリケードを提供することができる。
Claims (2)
- 設置使用時水平向きとされる中心軸は、非伸縮側である筒状の基軸とその基軸に対しその軸方向に伸縮可能な伸縮軸とでなり、基軸の軸方向両端と伸縮軸の伸展側の端部には、直状材の第1突材とそれに隣り合う直状材の第2突材とでなる2本1組の突材がそれぞれ配備され、複数本の第1突材は、その中間位置に中心軸が通されて互いに平行関係を保って同時回転するように固定され、複数本の第2突材は、その中間位置に中心軸が通されて互いに平行関係を保って第1突材とは別個に同時回転するように伸縮可能な連結材により連結されるとともに、両突材を平行な折畳状態に保持可能な折畳保持手段と、両突材を側面視X字状に交差した拡開状態に保持可能な拡開保持手段と、伸縮する両突材を一定の伸展状態に規定する抜け止め手段と、折畳状態で軸方向に縮小した両突材を縮小状態に保持可能な縮小保持手段とが設けられ、伸展可能な両突材を含む突材の下部には、移動用キャスタが配備されていることを特徴とする可搬型車両進入阻止用バリケード。
- 請求項1に記載のものにおいて、折畳保持手段と縮小保持手段は、両突材の一方に回転自在に取り付けたストッパ付き牽き移動用バーと該バーの先端が嵌め込まれるとともに前記ストッパが係止可能とされるバー受け片とにより構成されている可搬型車両進入阻止用バリケード。
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