JP2019053350A - 配信装置、再生装置、配信方法、再生方法、再生プログラムおよびデータ構造 - Google Patents

配信装置、再生装置、配信方法、再生方法、再生プログラムおよびデータ構造 Download PDF

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Abstract

【課題】配信されるコンテンツの視聴を開始するまでの時間を短縮する。【解決手段】配信装置は、HTTPを用いてコンテンツを配信する配信装置であって、HTTPボディとして送信される情報の一部であって前記HTTPボディに先行して送信可能な情報である先行情報を取得する先行情報取得部と、前記先行情報取得部によって取得された前記先行情報を含む、前記HTTPボディに対応するHTTPヘッダを作成するヘッダ作成部と、前記ヘッダ作成部によって作成された前記HTTPヘッダを送信し、前記HTTPヘッダの送信後、対応の前記HTTPボディを送信するデータ送信部とを備える。【選択図】図3

Description

本発明は、配信装置、再生装置、配信方法、再生方法、再生プログラムおよびデータ構造に関する。
近年、サーバに保存されたコンテンツをプレーヤへ配信するための技術が開発されている。たとえば、特許文献1(特開2007−66471号公報)には、以下のような技術が開示されている。すなわち、メディア用サーバ装置は、ネットワーク接続中では、ネットワークプレーヤからのデータ送信要求に対して該当デジタルコンテンツの該当データをネットワークプレーヤへストリーム配信し、かつ単体でプレーヤとしても作動可能であり、ネットワークプレーヤにおけるデジタルコンテンツの再生中断を検出する第1の中断検出手段と、ネットワークプレーヤにおけるデジタルコンテンツの再生中断が検出されると、再生中断したデジタルコンテンツおよびその中断位置に係る情報を第1のレジューム情報として記憶する第1のレジューム情報記憶手段と、前記メディア用サーバ装置がプレーヤとなって再生していたデジタルコンテンツの再生中断を検出する第2の中断検出手段と、前記メディア用サーバ装置がプレーヤとなって再生していたデジタルコンテンツの再生中断が検出されると、再生中断したデジタルコンテンツおよびその中断位置に係る情報を第2のレジューム情報として記憶する第2のレジューム情報記憶手段と、前記メディア用サーバ装置がプレーヤとなって再生を行う場合は、第1または第2のレジューム情報に係るデジタルコンテンツを第1または第2のレジューム情報に係る中断位置に基づく再生位置から再生開始する再生制御手段と、ネットワークプレーヤから情報送信要求を受けたときは、ネットワークプレーヤが第1または第2のレジューム情報に係るデジタルコンテンツを第1または第2のレジューム情報に係る中断位置に基づく再生位置から再生開始するためのデータ送信要求をネットワークプレーヤが前記メディア用サーバ装置に対して出せるようにする情報形式で、第1または第2のレジューム情報をネットワークプレーヤへ送信する送信手段とを備える。
特開2007−66471号公報 特開2011−19002号公報
Digital Living Network Alliance(DLNA)(登録商標)、"DLNA Guidelines"、[online]、[平成29年8月10日検索]、インターネット〈URL:http://www.dlna.org/guidelines/〉
コンテンツを配信するサーバにおいてトランスコード等の処理が行われる場合、サーバにおいて配信データの準備に時間がかかることになり、プレーヤにおいて、コンテンツの視聴を開始するまでに時間を要する場合がある。
この発明は、上述の課題を解決するためになされたもので、その目的は、配信されるコンテンツの視聴を開始するまでの時間を短縮することが可能な配信装置、再生装置、配信方法、再生方法、再生プログラムおよびデータ構造を提供することである。
(1)上記課題を解決するために、この発明のある局面に係わる配信装置は、HTTPを用いてコンテンツを配信する配信装置であって、HTTPボディとして送信される情報の一部であって前記HTTPボディに先行して送信可能な情報である先行情報を取得する先行情報取得部と、前記先行情報取得部によって取得された前記先行情報を含む、前記HTTPボディに対応するHTTPヘッダを作成するヘッダ作成部と、前記ヘッダ作成部によって作成された前記HTTPヘッダを送信し、前記HTTPヘッダの送信後、対応の前記HTTPボディを送信するデータ送信部とを備える。
(4)上記課題を解決するために、この発明のある局面に係わる再生装置は、HTTPを用いて配信されるコンテンツを再生する再生装置であって、前記再生装置によって受信されたHTTPヘッダに含まれる、対応のHTTPボディとして送信される情報の一部であって前記HTTPボディに先行して送信された情報である先行情報を取得する先行情報取得部と、前記先行情報取得部によって取得された前記先行情報に基づいて、前記コンテンツを再生するための準備処理を行う再生部とを備え、前記再生部は、前記再生装置によって受信された前記HTTPボディに含まれる前記コンテンツを再生する。
(5)上記課題を解決するために、この発明のある局面に係わる配信方法は、HTTPを用いてコンテンツを配信する配信装置における配信方法であって、HTTPボディとして送信される情報の一部であって前記HTTPボディに先行して送信可能な情報を含む、対応のHTTPヘッダを作成して送信するステップと、前記HTTPヘッダの送信後、対応の前記HTTPボディを送信するステップとを含む。
(6)上記課題を解決するために、この発明のある局面に係わる再生方法は、HTTPを用いて配信されるコンテンツを再生する再生装置における再生方法であって、HTTPヘッダを受信するステップと、受信した前記HTTPヘッダに含まれる、対応のHTTPボディとして送信される情報の一部であって前記HTTPボディに先行して送信された情報である先行情報を取得するステップと、取得した前記先行情報に基づいて、前記コンテンツを再生するための準備処理を行うステップと、前記HTTPボディを受信するステップと、受信した前記HTTPボディに含まれる前記コンテンツを再生するステップとを含む。
(7)上記課題を解決するために、この発明のある局面に係わる再生プログラムは、HTTPを用いて配信されるコンテンツを再生する再生装置において用いられる再生プログラムであって、コンピュータを、前記再生装置によって受信されたHTTPヘッダに含まれる、対応のHTTPボディとして送信される情報の一部であって前記HTTPボディに先行して送信された情報である先行情報を取得する先行情報取得部と、前記先行情報取得部によって取得された前記先行情報に基づいて、前記コンテンツを再生するための準備処理を行う再生部、として機能させるためのプログラムであり、前記再生部は、前記再生装置によって受信された前記HTTPボディに含まれる前記コンテンツを再生する。
(8)上記課題を解決するために、この発明のある局面に係わるデータ構造は、HTTPを用いてコンテンツを配信するためのデータ構造であって、HTTPボディとして送信される情報の一部であって前記HTTPボディに先行して送信可能な情報である先行情報を含むHTTPヘッダと、前記HTTPボディとを備える。
本発明は、このような特徴的な処理部を備える配信装置として実現することができるだけでなく、かかる特徴的な処理のステップをコンピュータに実行させるためのプログラムとして実現することができる。また、本発明は、配信装置の一部または全部を実現する半導体集積回路として実現したり、配信装置を含むシステムとして実現したりすることができる。
本発明は、このような特徴的な処理部を備える再生装置として実現することができるだけでなく、再生装置の一部または全部を実現する半導体集積回路として実現したり、再生装置を含むシステムとして実現したりすることができる。
本発明によれば、配信されるコンテンツの視聴を開始するまでの時間を短縮することができる。
図1は、本発明の実施の形態に係るコンテンツ配信システムの構成を示す図である。 図2は、本発明の実施の形態に係るコンテンツ配信システムにおける配信装置の構成を示す図である。 図3は、本発明の実施の形態に係る配信装置における処理部の構成を示す図である。 図4は、本発明の実施の形態に係るコンテンツ配信システムにおける再生装置の構成を示す図である。 図5は、本発明の実施の形態に係る再生装置における処理部の構成を示す図である。 図6は、本発明の実施の形態に係るコンテンツ配信システムにおけるHTTP要求の一例を示す図である。 図7は、本発明の実施の形態に係るコンテンツ配信システムにおけるHTTP応答の一例を示す図である。 図8は、本発明の実施の形態に係るコンテンツ配信システムにおいてコンテンツの再生が行われる際のシーケンスの一例を示す図である。 図9は、本発明の実施の形態に係る配信装置がコンテンツ配信処理を行う際の動作手順を定めたフローチャートである。 図10は、本発明の実施の形態に係る再生装置がコンテンツ再生処理を行う際の動作手順を定めたフローチャートである。
最初に、本発明の実施形態の内容を列記して説明する。
(1)本発明の実施の形態に係る配信装置は、HTTPを用いてコンテンツを配信する配信装置であって、HTTPボディとして送信される情報の一部であって前記HTTPボディに先行して送信可能な情報である先行情報を取得する先行情報取得部と、前記先行情報取得部によって取得された前記先行情報を含む、前記HTTPボディに対応するHTTPヘッダを作成するヘッダ作成部と、前記ヘッダ作成部によって作成された前記HTTPヘッダを送信し、前記HTTPヘッダの送信後、対応の前記HTTPボディを送信するデータ送信部とを備える。
このように、HTTPボディとして送信される情報の一部を、HTTPヘッダを用いて先行して再生装置へ送信する構成により、HTTPヘッダを受信した再生装置は、HTTPボディのデータを取得する前に先行して各種情報を取得することができる。これにより、再生装置は、HTTPボディの取得に先行してコンテンツの再生等の準備を行うことができる。したがって、配信されるコンテンツの視聴を開始するまでの時間を短縮することができる。
(2)好ましくは、前記先行情報取得部は、前記HTTPボディが送信可能となるまでの間において、新たな前記先行情報を取得し、前記データ送信部は、前記HTTPボディが送信可能となるまでの間、前記先行情報取得部によって新たに取得された前記先行情報を含む前記HTTPヘッダを送信し、対応の前記HTTPボディが送信可能になると前記HTTPボディを送信する。
このような構成により、HTTPボディとして送信される情報の一部を、HTTPボディが送信可能となるまでの間、HTTPヘッダを用いて先行して再生装置へ送信することができるため、配信装置におけるHTTPボディの作成状況等に応じた、先行情報の再生装置への付与を実現することができる。
(3)好ましくは、前記配信装置は、さらに、前記コンテンツの要求を受けて、前記コンテンツのトランスコード処理を行い、前記トランスコード処理後の前記コンテンツを含む前記HTTPボディを作成するボディ作成部を備える。
このような構成により、時間を要するトランスコード処理を、たとえば再生装置のコンテンツ要求を受けてから行う場合において、再生装置においてコンテンツの再生が可能となるまでの時間を効果的に短縮することができる。
(4)本発明の実施の形態に係る再生装置は、HTTPを用いて配信されるコンテンツを再生する再生装置であって、前記再生装置によって受信されたHTTPヘッダに含まれる、対応のHTTPボディとして送信される情報の一部であって前記HTTPボディに先行して送信された情報である先行情報を取得する先行情報取得部と、前記先行情報取得部によって取得された前記先行情報に基づいて、前記コンテンツを再生するための準備処理を行う再生部とを備え、前記再生部は、前記再生装置によって受信された前記HTTPボディに含まれる前記コンテンツを再生する。
このように、HTTPヘッダを用いて先行して配信装置から送信された、HTTPボディとして送信される情報の一部を取得する構成により、HTTPボディのデータを取得する前に先行して各種情報を取得することができる。これにより、HTTPボディの取得に先行してコンテンツの再生等の準備を行うことができる。したがって、配信されるコンテンツの視聴を開始するまでの時間を短縮することができる。
(5)本発明の実施の形態に係る配信方法は、HTTPを用いてコンテンツを配信する配信装置における配信方法であって、HTTPボディとして送信される情報の一部であって前記HTTPボディに先行して送信可能な情報を含む、対応のHTTPヘッダを作成して送信するステップと、前記HTTPヘッダの送信後、対応の前記HTTPボディを送信するステップとを含む。
このように、HTTPボディとして送信される情報の一部を、HTTPヘッダを用いて先行して再生装置へ送信する方法により、HTTPヘッダを受信した再生装置は、HTTPボディのデータを取得する前に先行して各種情報を取得することができる。これにより、再生装置は、HTTPボディの取得に先行してコンテンツの再生等の準備を行うことができる。したがって、配信されるコンテンツの視聴を開始するまでの時間を短縮することができる。
(6)本発明の実施の形態に係る再生方法は、HTTPを用いて配信されるコンテンツを再生する再生装置における再生方法であって、HTTPヘッダを受信するステップと、受信した前記HTTPヘッダに含まれる、対応のHTTPボディとして送信される情報の一部であって前記HTTPボディに先行して送信された情報である先行情報を取得するステップと、取得した前記先行情報に基づいて、前記コンテンツを再生するための準備処理を行うステップと、前記HTTPボディを受信するステップと、受信した前記HTTPボディに含まれる前記コンテンツを再生するステップとを含む。
このように、HTTPヘッダを用いて先行して配信装置から送信された、HTTPボディとして送信される情報の一部を取得する方法により、HTTPボディのデータを取得する前に先行して各種情報を取得することができる。これにより、HTTPボディの取得に先行してコンテンツの再生等の準備を行うことができる。したがって、配信されるコンテンツの視聴を開始するまでの時間を短縮することができる。
(7)本発明の実施の形態に係る再生プログラムは、HTTPを用いて配信されるコンテンツを再生する再生装置において用いられる再生プログラムであって、コンピュータを、前記再生装置によって受信されたHTTPヘッダに含まれる、対応のHTTPボディとして送信される情報の一部であって前記HTTPボディに先行して送信された情報である先行情報を取得する先行情報取得部と、前記先行情報取得部によって取得された前記先行情報に基づいて、前記コンテンツを再生するための準備処理を行う再生部、として機能させるためのプログラムであり、前記再生部は、前記再生装置によって受信された前記HTTPボディに含まれる前記コンテンツを再生する。
このように、HTTPヘッダを用いて先行して配信装置から送信された、HTTPボディとして送信される情報の一部を取得する構成により、HTTPボディのデータを取得する前に先行して各種情報を取得することができる。これにより、HTTPボディの取得に先行してコンテンツの再生等の準備を行うことができる。したがって、配信されるコンテンツの視聴を開始するまでの時間を短縮することができる。
(8)本発明の実施の形態に係るデータ構造は、HTTPを用いてコンテンツを配信するためのデータ構造であって、HTTPボディとして送信される情報の一部であって前記HTTPボディに先行して送信可能な情報である先行情報を含むHTTPヘッダと、前記HTTPボディとを備える。
このようなデータ構造により、HTTPボディとして送信される情報の一部を、HTTPヘッダを用いて先行して再生装置へ送信することができるため、HTTPヘッダを受信した再生装置は、HTTPボディのデータを取得する前に先行して各種情報を取得することができる。これにより、再生装置は、HTTPボディの取得に先行してコンテンツの再生等の準備を行うことができる。したがって、配信されるコンテンツの視聴を開始するまでの時間を短縮することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。また、以下に記載する実施の形態の少なくとも一部を任意に組み合わせてもよい。
図1は、本発明の実施の形態に係るコンテンツ配信システムの構成を示す図である。
図1を参照して、コンテンツ配信システム301は、配信装置101と、再生装置202とを備える。なお、図1では、1つの再生装置202を代表的に示しているが、2つ以上の再生装置202が設けられてもよい。
コンテンツ配信システム301は、たとえば家庭に設置される。コンテンツ配信システム301では、配信装置101は、コンテンツが複数のパケットに分割されたストリームを配信する。
具体的には、配信装置101は、一例として、非特許文献1(Digital Living Network Alliance、”DLNA Guidelines”、[online]、[平成29年8月10日検索]、インターネット〈URL:http://www.dlna.org/guidelines/〉)に記載のDLNA規格に従うDMS(Digital Media Server)であり、コンテンツを録画する。配信装置101は、たとえば、録画したコンテンツをネットワーク401経由で再生装置202へ配信する。
より詳細には、配信装置101は、コンテンツを含む複数のTS(Transport Stream)パケットを局側装置から受信し、受信したTSパケットを蓄積する。配信装置101は、再生装置202からの要求に応じて、DLNA規格に従い、HTTP(Hypertext Transfer Protocol)を用いてTSパケットをネットワーク401経由で再生装置202へ送信する。
再生装置202は、配信装置101によって配信されたコンテンツを再生する。具体的には、再生装置202は、たとえば、DLNA規格に従うDMP(Digital Media Player)であり、HTTPを用いて配信装置101からストリームを受信しながらストリーミング再生を行う。
より詳細には、再生装置202は、配信装置101から受信したTSパケットを一時的に記憶部に蓄積し、記憶部に蓄積したTSパケットに含まれるコンテンツを再生する。
再生装置202は、再生したコンテンツを表示装置へ送信する。表示装置は、再生装置202から受信したコンテンツを出力する。
図2は、本発明の実施の形態に係るコンテンツ配信システムにおける配信装置の構成を示す図である。
図2を参照して、配信装置101は、処理部11と、通信部12と、記憶部13と、ストリーム受信部14とを備える。
ストリーム受信部14は、局側装置からストリームを構成する複数のTSパケットを受信し、受信した各TSパケットを記憶部13に保存する。
通信部12は、ネットワーク401を介して再生装置202と情報の送受信を行う。
処理部11は、通信部12経由で再生装置202からHTTP要求を受信すると、ストリームを構成するTSパケットを記憶部13から取得し、取得したTSパケットを通信部12経由で再生装置202へ送信する。
図3は、本発明の実施の形態に係る配信装置における処理部の構成を示す図である。
図3を参照して、処理部11は、先行情報取得部21と、ヘッダ作成部22と、ボディ作成部23と、データ送信部24とを含む。
先行情報取得部21は、HTTPボディとして送信される情報の一部であってHTTPボディに先行して送信可能な情報である先行情報を取得し、ヘッダ作成部22へ出力する。なお、先行情報取得部21は、記憶部13から先行情報を読み出してもよいし、記憶部13から読み出した情報に基づいて先行情報を作成してもよい。
ヘッダ作成部22は、記憶部13から取得した情報に基づいてHTTPヘッダを作成し、データ送信部24へ出力する。たとえば、ヘッダ作成部22は、先行情報取得部21によって取得された先行情報を含む、上記HTTPボディに対応するHTTPヘッダを作成する。
ボディ作成部23は、記憶部13から取得した情報に基づいてHTTPボディを作成し、データ送信部24へ出力する。たとえば、ボディ作成部23は、再生装置202からのコンテンツの要求であるHTTP要求を受けて、当該コンテンツのトランスコード処理を行い、トランスコード処理後のコンテンツを含むHTTPボディを作成する。
データ送信部24は、ヘッダ作成部22によって作成されたHTTPヘッダを通信部12経由で再生装置202へ送信し、当該HTTPヘッダの送信後、対応のHTTPボディを通信部12経由で再生装置202へ送信する。
たとえば、先行情報取得部21は、HTTPボディが送信可能となるまでの間において、新たな先行情報を取得する。
ヘッダ作成部22は、先行情報取得部21によって新たに取得された先行情報を含むHTTPヘッダを作成し、データ送信部24へ出力する。
そして、データ送信部24は、HTTPボディが送信可能となるまでの間、先行情報取得部21によって新たに取得された先行情報を含む当該HTTPヘッダを送信し、対応のHTTPボディが送信可能になると当該HTTPボディを送信する。
図4は、本発明の実施の形態に係るコンテンツ配信システムにおける再生装置の構成を示す図である。
図4を参照して、再生装置202は、処理部31と、通信部32と、記憶部33とを備える。
通信部32は、ネットワーク401を介して配信装置101と情報の送受信を行う。
処理部31は、たとえば、コンテンツリストを参照したユーザの操作に従って、ユーザによるコンテンツすなわちストリームの選択結果を含む再生要求を通信部32経由で配信装置101へ送信する。
そして、処理部31は、ユーザの選択したストリームを構成する複数のTSパケットを要求するHTTP要求の一例であるHTTP GETを通信部32経由で配信装置101へ送信する。
処理部31は、HTTP GETに対する配信装置101からのHTTP応答を通信部32経由で受信すると、受信したHTTP応答に含まれる各種情報を記憶部33に蓄積する。
処理部31は、記憶部33に蓄積されたTSパケットを取得し、取得したTSパケットを用いてコンテンツを再生し、映像情報および音声情報等を表示装置へ送信する。
図5は、本発明の実施の形態に係る再生装置における処理部の構成を示す図である。
図5を参照して、処理部31は、先行情報取得部41と、再生部42とを含む。
先行情報取得部41は、再生装置202によって受信されたHTTPヘッダに含まれる、対応のHTTPボディとして送信される情報の一部であって当該HTTPボディに先行して送信された情報である先行情報を記憶部33から取得し、再生部42へ出力する。
再生部42は、先行情報取得部41によって取得された先行情報に基づいて、コンテンツを再生するための準備処理を行う。
そして、再生部42は、記憶部33から取得した各種情報に基づいて、再生装置202から配信されたコンテンツを再生する。
図6は、本発明の実施の形態に係るコンテンツ配信システムにおけるHTTP要求の一例を示す図である。
図6を参照して、DMPである再生装置202は、コンテンツのURL等の情報を含むHTTP GETをDMSである配信装置101へ送信する。
図7は、本発明の実施の形態に係るコンテンツ配信システムにおけるHTTP応答の一例を示す図である。
HTTP応答は、HTTPを用いてコンテンツを配信するためのデータ構造として、HTTPボディとして送信される情報の一部であって当該HTTPボディに先行して送信可能な情報である先行情報を含むHTTPヘッダと、当該HTTPボディとを備える。
具体的には、図7を参照して、DMSである配信装置101は、DMPである再生装置202からHTTP要求を受信して、HTTP応答を再生装置202へ送信する。
HTTP応答には、HTTPレスポンスコードと、固定的なHTTPレスポンスヘッダと、可変のHTTPレスポンスヘッダと、HTTPヘッダおよびHTTPボディの区切りとしてのCRLFと、HTTPボディとが含まれる。
固定的なHTTPレスポンスヘッダは、日付および言語等の情報を含む固定長の領域である。
可変のHTTPレスポンスヘッダは、タイトル、パレンタル情報、およびAKE(Authentication and Key Exchange)のNc値等が含まれ、配信装置101におけるHTTPボディの準備状況によって増減する可変長の領域である。
HTTPボディは、コンテンツの一例である動画データと、タイトル、パレンタル情報およびNc値等の付加情報とが少なくとも格納された可変長の領域である。すなわち、HTTPボディのデータ(以下、ボディデータとも称する。)は、可変のHTTPレスポンスヘッダに含まれる各種情報を含むデータである。
ここでは、HTTPボディの内容として、DTCP(Digital Transmission Content Protection)−IP規格およびARIB(Association of Radio Industries and Business)規格等で規定されたデータ構造が一例として示されている。
たとえば、HTTPヘッダはテキストデータであり、HTTPボディはバイナリデータである。
各情報は、CRLFで区切られ、区切られた単位を1つのHTTPヘッダとして分割して情報が送信される。通常、HTTPヘッダおよびHTTPボディはCRLFCRLFで区切られる。このため、この区切り文字を送信するまでの間であれば先行してHTTPヘッダを送信することができる。
[動作の流れ]
コンテンツ配信システムにおける各装置は、コンピュータを備え、当該コンピュータにおけるCPU等の演算処理部は、以下のシーケンス図またはフローチャートの各ステップの一部または全部を含むプログラムを図示しないメモリからそれぞれ読み出して実行する。これら複数の装置のプログラムは、それぞれ、外部からインストールすることができる。これら複数の装置のプログラムは、それぞれ、記録媒体に格納された状態で流通する。
図8は、本発明の実施の形態に係るコンテンツ配信システムにおいてコンテンツの再生が行われる際のシーケンスの一例を示す図である。
図8を参照して、まず、再生装置202は、たとえばコンテンツリストを参照したユーザの操作に従って、再生要求を配信装置101へ送信する。配信装置101は、再生装置202から再生要求を受信すると、受信した再生要求に基づいて対象ストリームを特定する(ステップS1)。
次に、再生装置202は、HTTP GETを配信装置101へ送信する(ステップS2)。
次に、配信装置101は、再生装置202からHTTP GETを受信すると、対象ストリームのトランスコード処理および暗号化処理等、ボディデータの準備を開始する。トランスコード処理は、たとえば、MPEG(Moving Picture Experts Group)2およびMPEG4間の圧縮方式の変換処理、HEVC(High Efficiency Video Coding)およびAVC(Advanced Video Coding)間の圧縮方式の変換処理、または4Kおよび2K間の解像度の変換処理である(ステップS3)。
次に、配信装置101は、先行情報の取得を開始し(ステップS4)、取得した先行情報を含むHTTPヘッダを再生装置202へ送信する(ステップS5)。
次に、再生装置202は、配信装置101からHTTPヘッダを受信し、受信したHTTPヘッダに含まれる先行情報を用いて、コンテンツを再生するための準備処理(以下、再生準備処理とも称する。)を行う(ステップS6)。
なお、配信装置101は、先行情報を、新たに取得するたびに再生装置202へ順次送信してもよいし(ステップS7〜S9)、先行情報を含むHTTPヘッダの送信を1回にまとめてもよい。
ここで、コンテンツ配信システム301において、各HTTPヘッダを別個に受信すると正常に動作できない再生装置202が存在する場合、各HTTPヘッダを別個に受信可能な再生装置202における処理部31は、たとえば図6に示すように「X−Header: Separately」をHTTP GETに含めて配信装置101へ送信する構成であってもよい。
この場合、配信装置101における処理部11は、HTTP GETに「X−Header: Separately」が含まれている場合、新たな先行情報を、取得するたびに順次送信元の再生装置202へ送信する。一方、処理部11は、HTTP GETに「X−Header: Separately」が含まれていない場合、先行情報を含むHTTPヘッダの送信を1回にまとめる。
このような構成により、コンテンツ配信システム301における互換性を確保することができる。
次に、配信装置101は、ボディデータの準備が完了すると(ステップS10)、空のCRLF、すなわちHTTPヘッダおよびHTTPボディの区切りとしてのCRLFを再生装置202へ送信する。これにより、再生装置202は、HTTPヘッダの送信終了を認識し、HTTPボディの受信待ちとなる(ステップS11)。
次に、配信装置101は、HTTPボディを再生装置202へ送信し(ステップS12)、再生装置202は、受信したHTTPボディに含まれるコンテンツを再生する(ステップS13)。
なお、ボディデータの準備(ステップS3)および先行情報の取得(ステップS4)は、順番を入れ替えてもよいし、並行して開始されてもよいし、再生要求の受信後に開始されてもよい。
このように、配信装置101は、HTTP GET等のコンテンツ要求を受け付けてからコンテンツを準備できるまでに時間を要する状況において、再生装置202において先行して処理可能なHTTPボディの一部の情報が準備できた場合、準備済みの情報をHTTPヘッダに含めて先行して送信する。
すなわち、配信装置101は、通常は冗長となるので同じ情報を送信しないところ、再生処理を早めるために、重複送信とはなるが情報を先行して再生装置202へ送信し、HTTPボディの準備が完了すれば、先行情報の送信を停止し、HTTPボディを送信する。このように、先行情報を含むHTTPヘッダは、HTTPボディの準備が完了するまでの間において送信されることから、可変長となる。
図9は、本発明の実施の形態に係る配信装置がコンテンツ配信処理を行う際の動作手順を定めたフローチャートである。
配信装置101における配信方法では、まず、HTTPボディとして送信される情報の一部であって当該HTTPボディに先行して送信可能な情報を含む、対応のHTTPヘッダを作成して送信する。次に、HTTPヘッダの送信後、対応のHTTPボディを送信する。
具体的には、図9を参照して、まず、配信装置101における処理部11は、再生装置202からHTTP要求を受信して(ステップS21)、記憶領域等の各種リソースを確保する(ステップS22)。
次に、処理部11は、HTTPボディおよびHTTPヘッダの処理を開始する。より詳細には、処理部11は、HTTPボディの処理において、まず、動画データを含む複数のTSパケットを記憶部13から読み出し(ステップS23)、読み出した動画データに対してトランスコード処理を行う(ステップS24)。
次に、処理部11は、トランスコード処理後の動画データに対して暗号化処理を行い(ステップS25)、ボディデータの準備が完了する(ステップS26)。
また、処理部11は、HTTPヘッダの処理において、まず、HTTPレスポンスコードを作成し(ステップS27)、固定的なHTTPレスポンスヘッダを作成する(ステップS28)。
次に、処理部11は、作成したHTTPレスポンスコードおよび固定的なHTTPレスポンスヘッダを再生装置202へ送信する(ステップS29)。
次に、処理部11は、ボディデータの準備が完了している場合(ステップS30でYES)、先行情報の取得および送信を行うことなく、空のCRLFを再生装置202へ送信し(ステップS36)、HTTPボディを再生装置202へ送信する(ステップS37)。
一方、処理部11は、ボディデータの準備が未完であり(ステップS30でNO)、かつ未送信の先行情報がある場合(ステップS31でNO)、先行情報を取得し(ステップS32)、先行情報を含む可変のHTTPレスポンスヘッダを作成する(ステップS33)。
次に、処理部11は、作成した可変のHTTPレスポンスヘッダを再生装置202へ送信する(ステップS34)。
そして、処理部11は、ボディデータの準備が完了するまでの間(ステップS30でNO)、先行情報をすべて送信するまで(ステップS31でNO)、新たな先行情報の取得、ならびに可変のHTTPレスポンスヘッダの作成および送信を繰り返す(ステップS32〜S34)。
一方、処理部11は、ボディデータの準備が完了するまでの間に(ステップS30でNO)先行情報をすべて送信した場合(ステップS31でYES)、ボディデータの準備完了待ちとなる(ステップS35)。
そして、処理部11は、ボディデータの準備が完了した場合(ステップS30でYES)、空のCRLFを再生装置202へ送信し(ステップS36)、HTTPボディを再生装置202へ送信する(ステップS37)。
図10は、本発明の実施の形態に係る再生装置がコンテンツ再生処理を行う際の動作手順を定めたフローチャートである。
再生装置202における再生方法では、まず、HTTPヘッダを受信する。次に、受信したHTTPヘッダに含まれる、対応のHTTPボディとして送信される情報の一部であって当該HTTPボディに先行して送信された情報を取得する。次に、取得した先行情報に基づいて、コンテンツを再生するための準備処理を行う。次に、当該HTTPボディを受信する。次に、受信したHTTPボディに含まれるコンテンツを再生する。
具体的には、図10を参照して、まず、再生装置202における処理部31は、HTTP要求を配信装置101へ送信し(ステップS41)、HTTP応答の受信待ちとなる(ステップS42)。
次に、処理部31は、配信装置101からHTTPヘッダを受信して、受信したHTTPヘッダに先行情報が含まれている場合(ステップS43でYES)、当該先行情報を用いて再生準備処理を行う、すなわち当該先行情報をコンテンツの再生動作に反映するための処理を行う(ステップS44)。
次に、処理部31は、HTTPヘッダおよびHTTPボディの境界までの受信が完了していない場合(ステップS45でNO)、新たなHTTPヘッダの受信待ちとなる(ステップS42)。
一方、処理部31は、HTTPヘッダおよびHTTPボディの境界であるCRLFの受信が完了した場合(ステップS45でYES)、HTTPボディの受信待ちとなる(ステップS46)。
次に、処理部31は、HTTPボディを受信し、受信したHTTPボディに含まれるコンテンツを再生する(ステップS47)。
[先行情報の具体例]
[例1]
配信装置101における処理部11は、先行情報としてSIT(Selection Information Table)情報を再生装置202へ送信する。
このように、HTTPヘッダによりSIT情報を先行して送信する構成により、HTTPヘッダを受信した再生装置202は、HTTPボディのデータを取得する前に先行して番組情報を取得することができる。これにより、再生装置202は、HTTPボディの取得に先行してチャンネル名、番組名、放送時間および番組詳細等の番組情報を画面に表示することが可能となる。
[例2]
配信装置101における処理部11は、先行情報としてパレンタル情報を再生装置202へ送信する。
このように、HTTPヘッダによりパレンタル情報を先行して送信する構成により、HTTPヘッダを受信した再生装置202は、HTTPボディのデータを取得する前に先行してコンテンツの出力判定を行うことができ、その結果、コンテンツ出力を早めることが可能となる。
[例3]
配信装置101における処理部11は、先行情報としてPCP(Protected Content Packet)ヘッダ情報を再生装置202へ送信する。
このように、HTTPヘッダによりPCPヘッダ情報を先行して送信する構成により、HTTPヘッダを受信した再生装置202は、HTTPボディのデータを取得する前に先行してAKEラベル、E−EMI(Extended Encryption Mode Indicator)およびNc等のPCPヘッダ情報を取得し、コンテンツを復号可能か否かを確認することができる。
なお、再生装置202における処理部31は、AKEを行っていない場合、配信装置101との通信接続を切断する処理を行い、AKEを行った後に配信装置101から再度コンテンツを取得してもよいし、当該通信接続を維持し、HTTPボディの受信を保留するかまたはHTTPボディのデータを取得しながらAKEを行ってもよい。
[例4]
配信装置101における処理部11は、コンテンツの録画処理等において、たとえば例1および例2のような情報が変更される場合、変更位置および変更前の情報を記憶部13に保持しておく。
このような構成により、再生装置202における映像コンテンツのシーク時等においても、先行情報の取得および送信が可能となる。
ところで、コンテンツを配信するサーバにおいてトランスコード等の処理が行われる場合、サーバにおいて配信データの準備に時間がかかることになり、プレーヤにおいて、コンテンツの視聴を開始するまでに時間を要する場合がある。
これに対して、本発明の実施の形態に係る配信装置では、先行情報取得部21は、HTTPボディとして送信される情報の一部であってHTTPボディに先行して送信可能な情報である先行情報を取得する。ヘッダ作成部22は、先行情報取得部21によって取得された先行情報を含む、上記HTTPボディに対応するHTTPヘッダを作成する。そして、データ送信部24は、ヘッダ作成部22によって作成されたHTTPヘッダを送信し、当該HTTPヘッダの送信後、対応のHTTPボディを送信する。
このように、HTTPボディとして送信される情報の一部を、HTTPヘッダを用いて先行して再生装置202へ送信する構成により、HTTPヘッダを受信した再生装置202は、HTTPボディのデータを取得する前に先行して各種情報を取得することができる。これにより、再生装置202は、HTTPボディの取得に先行してコンテンツの再生等の準備を行うことができる。
したがって、本発明の実施の形態に係る配信装置では、配信されるコンテンツの視聴を開始するまでの時間を短縮することができる。
また、本発明の実施の形態に係る配信装置では、先行情報取得部21は、HTTPボディが送信可能となるまでの間において、新たな先行情報を取得する。そして、データ送信部24は、HTTPボディが送信可能となるまでの間、先行情報取得部21によって新たに取得された先行情報を含むHTTPヘッダを送信し、対応のHTTPボディが送信可能になると当該HTTPボディを送信する。
このような構成により、HTTPボディとして送信される情報の一部を、HTTPボディが送信可能となるまでの間、HTTPヘッダを用いて先行して再生装置202へ送信することができるため、配信装置101におけるHTTPボディの作成状況等に応じた、先行情報の再生装置202への付与を実現することができる。
また、本発明の実施の形態に係る配信装置では、ボディ作成部23は、コンテンツの要求を受けて、当該コンテンツのトランスコード処理を行い、トランスコード処理後のコンテンツを含むHTTPボディを作成する。
このような構成により、時間を要するトランスコード処理を、たとえば再生装置202のコンテンツ要求を受けてから行う場合において、再生装置202においてコンテンツの再生が可能となるまでの時間を効果的に短縮することができる。
また、本発明の実施の形態に係る再生装置では、先行情報取得部41は、再生装置202によって受信されたHTTPヘッダに含まれる、対応のHTTPボディとして送信される情報の一部であって当該HTTPボディに先行して送信された情報である先行情報を取得する。再生部42は、先行情報取得部41によって取得された先行情報に基づいて、コンテンツを再生するための準備処理を行う。そして、再生部42は、再生装置202によって受信されたHTTPボディに含まれるコンテンツを再生する。
このように、HTTPヘッダを用いて先行して配信装置101から送信された、HTTPボディとして送信される情報の一部を取得する構成により、HTTPボディのデータを取得する前に先行して各種情報を取得することができる。これにより、HTTPボディの取得に先行してコンテンツの再生等の準備を行うことができる。
したがって、本発明の実施の形態に係る再生装置では、配信されるコンテンツの視聴を開始するまでの時間を短縮することができる。
また、本発明の実施の形態に係る配信方法では、まず、HTTPボディとして送信される情報の一部であって当該HTTPボディに先行して送信可能な情報を含む、対応のHTTPヘッダを作成して送信する。次に、HTTPヘッダの送信後、対応のHTTPボディを送信する。
このように、HTTPボディとして送信される情報の一部を、HTTPヘッダを用いて先行して再生装置202へ送信する方法により、HTTPヘッダを受信した再生装置202は、HTTPボディのデータを取得する前に先行して各種情報を取得することができる。これにより、再生装置202は、HTTPボディの取得に先行してコンテンツの再生等の準備を行うことができる。
したがって、本発明の実施の形態に係る配信方法では、配信されるコンテンツの視聴を開始するまでの時間を短縮することができる。
また、本発明の実施の形態に係る再生方法では、まず、HTTPヘッダを受信する。次に、受信したHTTPヘッダに含まれる、対応のHTTPボディとして送信される情報の一部であって当該HTTPボディに先行して送信された情報を取得する。次に、取得した先行情報に基づいて、コンテンツを再生するための準備処理を行う。次に、当該HTTPボディを受信する。次に、受信したHTTPボディに含まれるコンテンツを再生する。
このように、HTTPヘッダを用いて先行して配信装置101から送信された、HTTPボディとして送信される情報の一部を取得する方法により、HTTPボディのデータを取得する前に先行して各種情報を取得することができる。これにより、HTTPボディの取得に先行してコンテンツの再生等の準備を行うことができる。
したがって、本発明の実施の形態に係る再生方法では、配信されるコンテンツの視聴を開始するまでの時間を短縮することができる。
また、本発明の実施の形態に係るコンテンツ配信システムでは、HTTP応答は、HTTPを用いてコンテンツを配信するためのデータ構造として、HTTPボディとして送信される情報の一部であって当該HTTPボディに先行して送信可能な情報である先行情報を含むHTTPヘッダと、当該HTTPボディとを備える。
このようなデータ構造により、HTTPボディとして送信される情報の一部を、HTTPヘッダを用いて先行して再生装置202へ送信することができるため、HTTPヘッダを受信した再生装置202は、HTTPボディのデータを取得する前に先行して各種情報を取得することができる。これにより、再生装置202は、HTTPボディの取得に先行してコンテンツの再生等の準備を行うことができる。
したがって、本発明の実施の形態に係るデータ構造では、配信されるコンテンツの視聴を開始するまでの時間を短縮することができる。
上記実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記説明ではなく特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
以上の説明は、以下に付記する特徴を含む。
[付記1]
HTTPを用いてコンテンツを配信する配信装置であって、
HTTPボディとして送信される情報の一部であって前記HTTPボディに先行して送信可能な情報である先行情報を取得する先行情報取得部と、
前記先行情報取得部によって取得された前記先行情報を含む、前記HTTPボディに対応するHTTPヘッダを作成するヘッダ作成部と、
前記ヘッダ作成部によって作成された前記HTTPヘッダを送信し、前記HTTPヘッダの送信後、対応の前記HTTPボディを送信するデータ送信部とを備え、
前記配信装置は、DLNA規格に従うDMSであり、
前記先行情報は、SIT情報、パレンタル情報およびPCP情報のうちの少なくともいずれか1つである、配信装置。
[付記2]
HTTPを用いて配信されるコンテンツを再生する再生装置であって、
前記再生装置によって受信されたHTTPヘッダに含まれる、対応のHTTPボディとして送信される情報の一部であって前記HTTPボディに先行して送信された情報である先行情報を取得する先行情報取得部と、
前記先行情報取得部によって取得された前記先行情報に基づいて、前記コンテンツを再生するための準備処理を行う再生部とを備え、
前記再生部は、前記再生装置によって受信された前記HTTPボディに含まれる前記コンテンツを再生し、
前記再生装置は、DLNA規格に従うDMPであり、
前記先行情報は、SIT情報、パレンタル情報およびPCP情報のうちの少なくともいずれか1つである、再生装置。
11 処理部
12 通信部
13 記憶部
14 ストリーム受信部
21 先行情報取得部
22 ヘッダ作成部
23 ボディ作成部
24 データ送信部
31 処理部
32 通信部
33 記憶部
41 先行情報取得部
42 再生部
101 配信装置
202 再生装置
301 コンテンツ配信システム

Claims (8)

  1. HTTP(Hypertext Transfer Protocol)を用いてコンテンツを配信する配信装置であって、
    HTTPボディとして送信される情報の一部であって前記HTTPボディに先行して送信可能な情報である先行情報を取得する先行情報取得部と、
    前記先行情報取得部によって取得された前記先行情報を含む、前記HTTPボディに対応するHTTPヘッダを作成するヘッダ作成部と、
    前記ヘッダ作成部によって作成された前記HTTPヘッダを送信し、前記HTTPヘッダの送信後、対応の前記HTTPボディを送信するデータ送信部とを備える、配信装置。
  2. 前記先行情報取得部は、前記HTTPボディが送信可能となるまでの間において、新たな前記先行情報を取得し、
    前記データ送信部は、前記HTTPボディが送信可能となるまでの間、前記先行情報取得部によって新たに取得された前記先行情報を含む前記HTTPヘッダを送信し、対応の前記HTTPボディが送信可能になると前記HTTPボディを送信する、請求項1に記載の配信装置。
  3. 前記配信装置は、さらに、
    前記コンテンツの要求を受けて、前記コンテンツのトランスコード処理を行い、前記トランスコード処理後の前記コンテンツを含む前記HTTPボディを作成するボディ作成部を備える、請求項1または請求項2に記載の配信装置。
  4. HTTPを用いて配信されるコンテンツを再生する再生装置であって、
    前記再生装置によって受信されたHTTPヘッダに含まれる、対応のHTTPボディとして送信される情報の一部であって前記HTTPボディに先行して送信された情報である先行情報を取得する先行情報取得部と、
    前記先行情報取得部によって取得された前記先行情報に基づいて、前記コンテンツを再生するための準備処理を行う再生部とを備え、
    前記再生部は、前記再生装置によって受信された前記HTTPボディに含まれる前記コンテンツを再生する、再生装置。
  5. HTTP(Hypertext Transfer Protocol)を用いてコンテンツを配信する配信装置における配信方法であって、
    HTTPボディとして送信される情報の一部であって前記HTTPボディに先行して送信可能な情報を含む、対応のHTTPヘッダを作成して送信するステップと、
    前記HTTPヘッダの送信後、対応の前記HTTPボディを送信するステップとを含む、配信方法。
  6. HTTPを用いて配信されるコンテンツを再生する再生装置における再生方法であって、
    HTTPヘッダを受信するステップと、
    受信した前記HTTPヘッダに含まれる、対応のHTTPボディとして送信される情報の一部であって前記HTTPボディに先行して送信された情報である先行情報を取得するステップと、
    取得した前記先行情報に基づいて、前記コンテンツを再生するための準備処理を行うステップと、
    前記HTTPボディを受信するステップと、
    受信した前記HTTPボディに含まれる前記コンテンツを再生するステップとを含む、再生方法。
  7. HTTPを用いて配信されるコンテンツを再生する再生装置において用いられる再生プログラムであって、
    コンピュータを、
    前記再生装置によって受信されたHTTPヘッダに含まれる、対応のHTTPボディとして送信される情報の一部であって前記HTTPボディに先行して送信された情報である先行情報を取得する先行情報取得部と、
    前記先行情報取得部によって取得された前記先行情報に基づいて、前記コンテンツを再生するための準備処理を行う再生部、
    として機能させるためのプログラムであり、
    前記再生部は、前記再生装置によって受信された前記HTTPボディに含まれる前記コンテンツを再生する、再生プログラム。
  8. HTTPを用いてコンテンツを配信するためのデータ構造であって、
    HTTPボディとして送信される情報の一部であって前記HTTPボディに先行して送信可能な情報である先行情報を含むHTTPヘッダと、
    前記HTTPボディとを備える、データ構造。
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