JP2019052775A - 加熱調理器 - Google Patents

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Abstract

【課題】調理中に誤って点消火ボタンが押されて調理が強制終了することがないように、点消火ボタンが操作される前に調理者に操作の要否を再確認させることが出来る加熱調理器を提供する。【解決手段】被調理物を加熱する加熱部と、加熱部のオンオフを操作する加熱操作部と、加熱操作部と被測定物(5)との離隔距離を測定する距離測定手段と、報知手段と、制御部とを有し、制御部は、加熱部がオン状態にあるときに、離隔距離に基づいて、被測定物(5)が所定範囲(A)内にあるかどうかを判定し、被測定物(5)が所定範囲(A)内にあるとき、報知手段からの報知が実行されるようにした。【選択図】図5

Description

本発明は、加熱調理器に関する。
例えば、ガスコンロでは、加熱操作部としての点消火ボタンを押すことにより、被調理物を加熱するバーナ等の加熱部がオンオフされる。近年のビルトインコンロのように、コンロやグリルなどの複数の加熱部を有する加熱調理器では、複数の加熱部の各々に対応する複数の加熱操作部が設けられている。そのため、複数の加熱部で同時に加熱調理が行われている場合、加熱調理器の使用に慣れていない調理者では、加熱操作部の操作を誤り、消火させる意図のない加熱部に対応する加熱操作部をオフ操作してしまう場合がある。特に、調理完了時に自動消火する自動調理式の加熱調理器の場合、自動調理中に、誤ったオフ操作により加熱が中断されると、その時点における被調理物の加熱状態や経過時間から残りの加熱量や加熱時間を調理者が判断して加熱調理を再開させる必要があり、正しく調理を続けることは非常に困難である。
特開2006−20718号公報
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、調理中の誤った加熱操作部のオフ操作を防止することができる加熱調理器を提供することにある。
本発明によれば、
被調理物を加熱する加熱部と、
前記加熱部のオンオフを操作する加熱操作部と、
前記加熱操作部と被測定物との離隔距離を測定する距離測定手段と、
所定の情報を報知する報知手段と、
各種動作を制御する制御部とが備えられ、
制御部は、加熱部がオン状態にあるときに、前記離隔距離に基づいて被測定物が所定範囲内にあるかどうかを判定し、
被測定物が前記所定範囲内にあるとき、報知手段からの報知が実行される加熱調理器が提供される。
加熱調理器に慣れていない調理者が、加熱部のオフ操作を行う場合、いずれの加熱操作部のオフ操作を行えばよいか躊躇するから、加熱操作部の手前に手をかざした状態となることが多い。従って、加熱部がオン状態にあるときに、距離測定手段により、被測定物としての手までの離隔距離が測定され、制御部により、前記離隔距離に基づいて前記手が所定範囲内にあると判定されたとき、報知手段から所定の情報が調理者に報知される。これにより、手を近づけている加熱操作部が、オフ操作したい加熱部の加熱操作部と合致しているかどうかを調理者に再確認させることができる。
上記加熱調理器において、好ましくは、
前記被測定物の移動速度を測定する移動速度測定手段がさらに備えられ、
前記制御部は、前記被測定物が前記所定範囲内にあるとき、前記移動速度が基準速度以下かどうかを判定し、
前記移動速度が基準速度以下であるとき、前記報知手段からの報知が実行されることである。
調理者がいずれの加熱操作部のオフ操作を行うか躊躇しているときは、加熱操作部の手前に手をかざした位置から加熱操作部までゆっくり手を近づけていく。従って、被測定物としての手が加熱操作部の手前の所定範囲内にあるときに、移動速度測定手段により、加熱操作部に近づく手の移動速度が測定され、制御部により、移動速度が基準速度以下であると判定されると、報知手段から所定の情報を報知させる。これにより、調理者に、手を近づけている加熱操作部が、オフ操作したい加熱部の加熱操作部と合致しているかどうかを再確認させることが出来る。このものでは、被測定物としての手が、前記所定範囲内にあるかどうかと、所定範囲内にある場合に移動速度が基準速度以下かどうかを、制御部によって二重に判定した上で、報知手段による報知が実行されるようにしたから、オフ操作しようとしている調理者により正確に再確認させることが出来る。
なお、距離測定手段及び移動速度測定手段としては、一つのセンサで共用させても良いし、また、別々のセンサを用意しても良い。
上記加熱調理器において、好ましくは、
前記所定範囲は、前記加熱操作部から所定距離離れた区間に設定されている。
被測定物が加熱操作部の直前に位置している場合、調理者は加熱部をオフさせる意図を持っている可能性が高い。そのため、このような場合にも報知を行うと、不要な報知となり、調理者に違和感を生じさせる可能性がある。従って、加熱操作部よりも所定距離離れた区間を、前記所定範囲として設定しておくことにより、加熱操作部の操作に迷っている調理者にのみ所定の情報を報知することができる。
上記加熱調理器において、好ましくは、
前記報知手段は、音声出力手段、液晶表示手段、または表示ランプの少なくとも1つを有する。
被測定物が所定の基準速度以下で近づいてきたときに、例えば、音声出力手段により、「ただいま調理をしています」という音声情報を報知させたり、液晶表示手段により、「消火してもよろしいですか?」という文字情報を報知させたり、表示ランプを点灯又は点滅表示させたりすることにより、調理者がオフ操作しようする加熱部に対応した加熱操作部であるかどうかを確実に再確認させることができる。
上記加熱調理器は、自動調理機能を備えていても良い。
手を近づけている加熱操作部が、自動調理中の加熱部の加熱操作部であることを調理者に再確認させることにより、自動調理中の加熱部が調理者によって不用意にオフ操作される不都合を防止することが出来る。
以上のように、本発明によれば、調理中に、被測定物としての調理者の手が操作加熱部に近づくと、加熱操作部のオフ操作が実行される前に、報知手段によって調理者に所定の情報を報知して、加熱操作部に対する操作の要否を調理者に再確認させることが出来る。従って、本発明によれば、調理中のオン状態にある加熱部が、加熱操作部の誤ったオフ操作によって、中断されたり、強制終了されたりする不都合を防止することが出来る。
本発明の実施の形態に係る加熱調理器の斜視図である。 本発明の実施の形態に係る加熱調理器の概略構成図である。 本発明の実施の形態に係る加熱調理器の点消火ボタンの拡大図である。 本発明の実施の形態に係る加熱調理器における被測定物と加熱操作部と赤外線測距センサとの関係を示す模式図である。 本発明の実施の形態に係る加熱調理器における制御動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る加熱調理器における天面表示部及び天面表示ランプを示す説明図である。 本発明の実施の形態に係る加熱調理器における被測定物と加熱操作部と赤外線測距センサとの関係の他の例を示す模式図である。
上記した本発明を実施するための形態について、添付図面を参照しながら詳述する。
本発明の実施の形態に係る加熱調理器は、システムキッチンのカウンタートップの開口に、本体ケース(10)を落とし込み状態で組み込まれるビルトイン式のガスコンロ(1)であり、図1に示すように、天板(11)の上面に、発明特定事項としての加熱部に対応する複数のコンロバーナ(21)を有すると共に、本体ケース(10)内には、図2に示すように、グリルバーナ(31)が組み込まれたグリル庫(30)が設けられている。
なお、本明細書では、本体ケース(10)の前面(13)側をガスコンロ(1)の正面とし、ガスコンロ(1)を正面側から見たときの本体ケース(10)の奥行き方向を前後方向、幅方向を左右方向、高さ方向を上下方向という。
コンロバーナ(21)およびグリルバーナ(31)は、何れもガスバーナであり、天板(11)の上面におけるコンロバーナ(21)の外周には、五徳(22)が載置され、その中央部には、五徳(22)上に載置された調理容器の底部に当接して容器底面の温度を検出する温度センサ(23)が設けられている。さらに、コンロバーナ(21)の炎孔形成部の近傍には、ガスの燃焼炎の有無を検出する炎検知センサ(24)と、炎孔形成部の近傍で火花放電させる点火プラグ(図示せず)とが設けられている。
グリル庫(30)内の後部(奥側)には、庫内の温度を検出する庫内温度センサ(33)が設けられており、グリルバーナ(31)の炎孔形成部の近傍には、ガスの燃焼炎の有無を検出する炎検知センサ(34)が設けられている。
本体ケース(10)の前面(13)には、ガスコンロ(1)の主電源のオンオフを手動操作するための電源スイッチ(43)と、コンロバーナ(21)の点火や消火、火力調整を手動により操作可能なコンロ点消火ボタン(44)と、グリルバーナ(31)の点火や消火、火力を手動操作するためのグリル点消火ボタン(45)が設けられている。このガスコンロ(1)では、前面(13)におけるグリル庫(30)の右側に電源スイッチ(43)および3つのコンロ点消火ボタン(44)が配設され、グリル庫(30)の左側にグリル点消火ボタン(45)が配設されている。
なお、コンロ点消火ボタン(44)及びグリル点消火ボタン(45)(以下、これらを総称する場合、点消火ボタン(44)(45)という)が、発明特定事項としての加熱操作部に対応し、これらを押込み操作する調理者の手や指先が、発明特定事項としての被測定物(5)に対応する。
コンロバーナ(21)及びグリルバーナ(31)(以下、これらを総称する場合、バーナ(21)(31)という)がオフ状態では、点消火ボタン(44)(45)は、本体ケース(10)内に埋没されている。この埋没状態にある点消火ボタン(44)(45)を、後方へ押し込むと、図1の右端のコンロ点消火ボタン(44)のように、前面(13)より前方へ突出し、バーナ(21)(31)がオン状態になって、加熱調理が開始される。この加熱オンの状態にて、点消火ボタン(44)(45)を左右に回すことにより、バーナ(21)(31)の火力調節が可能となる。
なお、本体ケース(10)の内部には、コンロ点消火ボタン(44)による点火操作や消火操作、火力設定操作に応じてコンロバーナ(21)へのガスの供給量を調整するコンロバーナ(21)用のバルブユニット(25)と、グリル点消火ボタン(45)による点火操作や消火操作、火力設定操作に応じてグリルバーナ(31)へのガスの供給量を調整するグリルバーナ(31)用のバルブユニット(35)が組み込まれている。
天板(11)の前方中央部には、ガスコンロ(1)の動作情報や加熱条件等の調理状況を液晶表示する天面表示部(41)と、そのさらに前方に、3つの天面表示ランプ(40)が設けられている。また、点消火ボタン(44)(45)の周囲には、図3に示すように、必要に応じて点灯させて火力の強弱を表示する火力表示ランプ(46)が配設されている。また、本体ケース(10)の内部には、ガスコンロ(1)の調理状況を音声で報知する音声出力部(42)が組み込まれている。これら天面表示部(41)、天面表示ランプ(40)、火力表示ランプ(46)、及び音声出力部(42)が発明特定事項としての報知手段に対応する。
コンロ点消火ボタン(44)及びグリル点消火ボタン(45)の後方に位置する本体ケース(10)内にはそれぞれ、赤外線測距センサ(4)が設けられている。図示しないが、赤外線測距センサ(4)は、赤外線の発光部と受光部とを有し、各消火ボタン(44)(45)の突出面は赤外線透過部材から構成されている。赤外線測距センサ(4)の発光部は、赤外線を発し、被測定物に当たり、反射される。反射された赤外線が、赤外線測距センサ(4)の受光部に入射することにより、被測定物(5)までの離隔距離(L)が測定される。
図4は、赤外線測距センサ(4)による被測定物(5)までの離隔距離(L)及び被測定物(5)の移動速度の測定動作を説明する説明図である。
本実施の形態では、各バーナ(21)(31)が点火されている状態で各消火ボタン(44)(45)の手前に被測定物(5)が検出される場合、各消火ボタン(44)(45)の突出面から被測定物(5)までの離隔距離(L)を測定し、所定範囲(A)(例えば、各点消火ボタン(44)(45)の突出面から前方2cm以上、10cm以下)内に被測定物(5)があるかどうかが判定される。さらに、被測定物(5)が所定範囲(A)内にある場合、所定範囲(A)内における単位時間当たりの被測定物の移動距離を測定することによって得られる移動速度(S)が所定の基準速度(V)(例えば、0.5cm/s)以下であるかどうかが判定される。
この実施の形態では、赤外線測距センサ(4)が、発明特定事項における距離測定手段及び移動速度測定手段に対応する。なお、上記測定における被測定物(5)までの離隔距離(L)は、点火状態における点消火ボタン(44)(45)の突出面からの離隔距離としているが、赤外線測距センサ(4)から被測定物(5)までの離隔距離としてもよいし、他の基準位置から被測定物(5)までの離隔距離としてもよい。
上記した電源スイッチ(43)、点消火ボタン(44)(45)、天面表示部(41)、各種表示ランプ(40)(46)、音声出力部(42)、バルブユニット(25)(35)、各種センサ(23)(24)(33)(34)(4)等は、本体ケース(10)の内部に組み込まれてガスコンロ(1)全体の動作を制御する制御部(50)に電気配線を通じて電気接続されている。これにより、点消火ボタン(44)(45)のオンオフ操作や火力調節、炎検知センサ(24)(34)の出力値に基づく各バーナ(21)(31)の点消火や火力判定、バルブユニット(25)(35)による各バーナ(21)(31)へのガスの供給量の調整、天面表示部(41)の液晶表示や、天面表示ランプ(40)及び火力表示ランプ(46)の点灯や点滅、音声出力部(42)からの音声出力等の一連の動作が、制御部(50)によって制御される。
図示しないが、制御部(50)は、機能的構成手段として、各バーナ(21)(31)の点消火を制御する点消火制御部、赤外線測距センサ(4)からの出力に基づき、被測定物(5)までの離隔距離(L)を測定し、被測定物(5)が所定範囲(A)内にあるかどうかを判定する距離測定部、被測定物(5)が所定範囲(A)内にあるときの被測定物(5)の移動速度を算出する移動速度測定部、天面表示部(41)に所定の文字情報を表示させたり、天面表示ランプ(40)や火力表示ランプ(46)を所定の形態で点灯表示させたり、さらに音声出力部(42)から所定の音声情報を報知させる報知制御部や、各種制御プログラムや所定の報知情報が格納された記憶部等を備える。
次に、制御部(50)による調理実行時の制御動作を、コンロバーナ(21)が用いられた場合を中心に、図5に示すフローチャートに従って説明する。
なお、電源スイッチ(43)にて主電源のオン操作がなされる前の主電源がオフの状態(ST1のステップでNo)では、天面表示部(41)は表示オフの状態となっていると共に、天面表示ランプ(40)も点灯していない。
電源スイッチ(43)により主電源のオン操作がなされると(ST1のステップでYes)、制御部(50)の主制御プログラムが起動し、各バーナ(21)(31)が点火可能な状態となり、天面表示部(41)には、バーナ(21)(31)毎の加熱条件を表示するための表示窓が表示される。
その後、例えば、コンロバーナ(21)に対応するコンロ点消火ボタン(44)を押して、点火操作がなされると、点火プラグから火花放電させると共に、対応するバルブユニット(25)の電磁開閉弁等が開弁され、コンロバーナ(21)に設定量のガスが空気と共に供給されて、上記火花放電によりコンロバーナ(21)が点火される。また、対応する炎検知センサ(24)にてコンロバーナ(21)の燃焼炎が検知されると、コンロバーナ(21)が点火されているかどうかの判定が開始される(ST2)。
尚、このとき、音声出力部(42)から「調理を開始した」旨を音声にて報知させると共に、天面表示部(41)の対応する個所に「調理中」と表示されるようにしても良い。
このST2のステップの状態にて、対応するコンロ点消火ボタン(44)にて消火操作がなされるか、電源スイッチ(43)にて主電源のオフ操作がなされるまで、コンロバーナ(21)による加熱調理が継続される。
次いで、赤外線測距センサ(4)によるコンロ点消火ボタン(44)の突出頂面から前方の被測定物(5)としての指先までの離隔距離(L)の測定が開始され、加熱調理中において、被測定物(5)が所定範囲(A)(例えば、点消火ボタン(44)の突出面から前方2cm以上、10cm以下)内に位置することが検出されると(ST3のステップでYes)、さらにST4のステップで、所定範囲(A)内における被測定物(5)がコンロ点消火ボタン(44)に近づく移動速度(S)が検出され、被測定物(5)の移動速度(S)が、所定の基準速度(V)(例えば、0.5cm/s)以下であるかどうかが判定される。被測定物(5)の移動速度(S)が所定の基準速度(V)以下である場合(ST4のステップでYes)、ST5のステップで、各報知手段から所定の情報(例えば、音声出力部(42)から「ただいま調理をしています」の音声情報や、天面表示部(41)のうち図6に示すコンロ点消火ボタン(44)に対応する液晶表示部に「消火してもよろしいですか?」の文字情報、天面表示ランプ(40)や火力表示ランプ(46)の点滅表示)が報知される。
ST5のステップでコンロバーナ(21)が消火される可能性があることが報知された後、調理者がコンロ点消火ボタン(44)を押して、消火操作がなされると(ST6のステップでYes)、コンロバーナ(21)が消火される。一方、調理者が報知によって、意図しないコンロバーナ(21)を消火しようとしていたことに気づいて、コンロ点消火ボタン(44)の手前から手を移動させた場合(ST6のステップでNo)、ST2のステップに戻り、加熱調理が継続される。
一方、被調理物が過熱状態となったときや、地震発生時等の緊急時には、調理者はいずれのバーナの点消火ボタンであることを考慮することなく、コンロ点消火ボタン(44)を操作する。このような消火操作は極めて短時間内に行われるから、被測定物(5)の移動速度(S)は大きくなる。従って、所定範囲(A)内に被測定物(5)が検出された場合でも、所定範囲(A)内における被測定物(5)の移動速度(S)が所定の基準速度(V)よりも大きい場合(ST4のステップでNo)、報知を行うことなく、消火操作がなされたかどうかのみが判断される。
なお、赤外線測距センサ(4)で、被測定物(5)が、コンロ点消火ボタン(44)の突出頂面の前方の所定範囲(A)内に位置しない場合(ST3のステップでNo)、ST7のステップに進む。このとき、被測定物(5)が所定範囲(A)の下限値よりもコンロ寄りに位置する場合(ST7のステップでYes)、被測定物(5)がコンロ点消火ボタン(44)の直前に位置するため、調理者はコンロバーナ(21)を消火させる意図を持っている可能性が高い。このような場合にも報知を行うと、不要な報知となり、調理者に違和感を生じさせる可能性がある。そのため、被測定物(5)の移動速度(S)を測定することなく、消火操作がなされたかどうかのみが判断される。
上記ガスコンロ(1)では、コンロバーナ(21)がオン状態にあるときに、赤外線測距センサ(4)によりコンロ点消火ボタン(44)に近づく被測定物(5)との離隔距離(L)を測定し、被測定物(5)が所定範囲(A)内にあるかどうかを判定するから、コンロ点消火ボタン(44)が操作される可能性があるかどうかを判断できる。
また、上記ガスコンロ(1)では、被測定物(5)がコンロ点消火ボタン(44)の手前の所定範囲(A)内にあるときに、所定範囲(A)内におけるコンロ点消火ボタン(44)に近づく被測定物(5)の移動速度(S)を測定するから、コンロ点消火ボタン(44)への操作が躊躇されながら行われているかどうかを判断できる。
そして、上記ガスコンロ(1)では、被測定物(5)の移動速度(S)が所定の基準速度(V)以下である場合、音声出力部(42)、天面表示部(41)、天面表示ランプ(40)や火力表示ランプ(46)から上記報知を行うから、いずれのバーナ(21)(31)をオフ操作するか躊躇している調理者に、コンロ点消火ボタン(44)のオフ操作によってコンロバーナ(21)がオフされることを認識させることができる。
一方、上記ガスコンロ(1)では、被測定物(5)が所定範囲(A)内に検出されても、その移動速度(S)が所定の基準速度(V)よりも大きい場合には、ガスコンロ(1)の使用に習熟した調理者によるオフ操作や緊急時のオフ操作と考えられるから、不要な報知を防止できる。
また、上記ガスコンロ(1)では、所定範囲(A)は、コンロ点消火ボタン(44)よりも所定距離離れた前方に設定されるから、被測定物(5)がコンロ点消火ボタン(44)の直前に位置していて、調理者がコンロバーナ(21)をオフさせる意図を持っている可能性が高い場合には、上記報知はされない。これにより、コンロ点消火ボタン(44) の操作に迷っている調理者にのみ所定の情報を報知することができる。
従って、この実施の形態のガスコンロ(1)によれば、調理中のオン状態にある加熱部が、加熱操作部の誤ったオフ操作によって、中断されたり、強制終了させたりする不都合を事前に防止することが出来る。
また、上記実施の形態では、赤外線測距センサ(4)は、本体ケース(10)内における点消火ボタン(44)(45)の後方に位置する構成としたが、図7に示すように、点消火ボタン(44)(45)の下方における本体ケース(10)の前面(13)に設けても良い。この場合、赤外線測距センサ(4)は、その前方斜め上方に位置する被測定物(5)を検知し、それが前記所定範囲(A)の上方に位置するとき、斜め下方に向かって点消火ボタン(44)(45)に近づいてくる移動速度(S)が計測される。
また、上記実施の形態では、コンロバーナ(21)における制御動作について説明したが、グリルバーナ(31)においても同様の制御動作がなされる。
また、設定された加熱条件に基づいて加熱部の動作を自動で調整する自動調理機能を備えた加熱調理器に実施することも可能である。特に、自動調理中に誤った消火操作によりバーナ(21)(31)が消火された場合、消火時の被調理物の加熱状態を判断して再点火時におけるバーナ(21)(31)の火力や残りの加熱時間を調理者が決定することは非常に困難であるから、本発明を好適に使用することができる。
さらに、被調理物を加熱する加熱部としては、上記バーナ(21)(31)に代えて、電熱部からの輻射熱や伝導熱により被調理物を加熱する電熱ヒータであっても良いし、電磁誘導により被調理物を加熱する電磁誘導ヒータであっても良い。また、これらガスバーナや電熱ヒータ、電磁誘導ヒータが組み合わせて用いられたものであってもよい。
(1) ・・・・・・・・・ガスコンロ(加熱調理器)
(21)(31)・・・・・・・バーナ(加熱部)
(44)(45)・・・・・・・点消火ボタン(加熱操作部)
(4) ・・・・・・・・・赤外線測距センサ(距離測定手段)
(40)・・・・・・・・・天面表示ランプ(報知手段)
(41)・・・・・・・・・天面表示部(報知手段)
(42)・・・・・・・・・音声出力部(報知手段)
(46)・・・・・・・・・火力表示ランプ(報知手段)
(5) ・・・・・・・・・被測定物

Claims (5)

  1. 被調理物を加熱する加熱部と、
    前記加熱部のオンオフを操作する加熱操作部と、
    前記加熱操作部と被測定物との離隔距離を測定する距離測定手段と、
    所定の情報を報知する報知手段と、
    各種動作を制御する制御部とが備えられ、
    制御部は、加熱部がオン状態にあるときに、前記離隔距離に基づいて被測定物が所定範囲内にあるかどうかを判定し、
    被測定物が前記所定範囲内にあるとき、報知手段からの報知が実行される加熱調理器。
  2. 請求項1に記載の加熱調理器において、
    前記被測定物の移動速度を測定する移動速度測定手段がさらに備えられ、
    前記制御部は、前記被測定物が前記所定範囲内にあるとき、前記移動速度が基準速度以下かどうかを判定し、
    前記移動速度が基準速度以下であるとき、前記報知手段からの報知が実行される加熱調理器。
  3. 請求項1または2に記載の加熱調理器において、
    前記所定範囲は、前記加熱操作部から所定距離離れた区間に設定されている加熱調理器。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載の加熱調理器において、
    前記報知手段は、音声出力手段、液晶表示手段、または表示ランプの少なくとも1つを有する加熱調理器。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載の加熱調理器は、自動調理機能を備えている加熱調理器。
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