JP2019050532A - 送信機および無線通信システム - Google Patents

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篤志 村上
公 小幡
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公 小幡
順一 西田
Junichi Nishida
順一 西田
大希 吉田
Daiki Yoshida
大希 吉田
安彦 鈴木
Yasuhiko Suzuki
安彦 鈴木
知希 浜路
Tomoki Hamaji
知希 浜路
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Abstract

【課題】周波数帯域を有効活用可能な無線通信システムを提供することにある。【解決手段】異なる周波数における通信を束ねて一つの通信として行う無線通信システムは、送信部と、受信部と、異なる周波数の各々の帯域における通信状況を把握する帯域使用有無判定手段、とを備える。前記帯域使用有無判定手段は、前記異なる周波数の各々の帯域における通信状況を把握する。前記送信部は、前記帯域使用有無判定手段による未使用の帯域の各々に所定データを挿入し、挿入した帯域における無線送信を行う。前記受信部は、前記帯域使用有無判定手段による使用されている帯域を受信し、所定データに復号する無線受信を行う。【選択図】図4

Description

本発明は無線通信システムに関し、異なる周波数の高周波信号を用いて送信および受信を行う、送信機と受信機とを備える無線通信システムに適用可能である。
無線通信システムとして、HF(短波:High Frequency)回線を利用して無線通信を行う方式がある。HF(短波:High Frequency)回線の周波数帯域は、例えば、3MHz−30MHzである。
図1は、発明者により検討された無線通信システムを説明するための図である。図1において、無線機1−5が設けられ、無線機1−5の各々は1つのアンテナ(AN1a、AN2a、AN3a、AN4a、An5a)を有している。X MHzからY MHzの間の周波数帯域において、無線機1は周波数帯域1aを利用し、無線機2は周波数帯域2aを利用し、無線機3は周波数帯域3aを利用し、無線機4は周波数帯域4aを利用し、無線機5は周波数帯域5aを利用し、無線通信を行うことが出来る。
図1の構成において、例えば、無線機3が周波数帯域3aを使用して無線通信を行っている場合、無線機3は周波数帯域3aのみしか利用できない。すなわち、無線機1、2、4、5が周波数帯域1a、2a、4a、5aを使用しておらず、周波数帯域(1a、2a、4a、5a)が未使用帯域となっていても、各無線機(1−5)の制御は個別に行われるので、無線機3は未使用帯域(1a、2a、4a、5a)の存在を把握できない。そのため、無線機3は周波数帯域3aのみしか利用できない。
したがって、図1に示される無線通信システムにおいては、周波数帯域の使用効率としては、非効率的な通信となっている。
通信帯域を有効利用する技術として、例えば、マルチキャリア方式が提案されている(特許文献1−4を参照)。
特開2013−176099号公報 特開2012−213186号公報 特開2010−213333号公報 特開2003−234717号公報
本開示の課題は、周波数帯域を有効活用可能な無線通信システムを提供することにある。
その他の課題と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本開示のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば下記の通りである。
すなわち、異なる周波数における通信を束ねて一つの通信として行う無線通信システムは、送信部と、受信部と、異なる周波数の各々の帯域における通信状況を把握する帯域使用有無判定手段、とを備える。前記帯域使用有無判定手段は、前記異なる周波数の各々の帯域における通信状況を把握する。前記送信部は、前記帯域使用有無判定手段による未使用の帯域の各々に所定データを挿入し、挿入した帯域における無線送信を行う。前記受信部は、前記帯域使用有無判定手段による使用されている帯域を受信し、所定データに復号する無線受信を行う。
上記送信機によれば、周波数帯域を有効活用可能である。
発明者により検討された無線通信システムを説明するための図である。 実施例1に係る無線通信システムを説明するための図である。 図2の無線機の通信状態の例を示す図である。 図2の無線機の通信状態の他の例を示す図である。 無線機の変形例を示す図である。 実施例2に係る送信機の構成例を説明する図である。 比較例に係る送信機の構成例を説明する図である。 変形例1に係る送信機を説明するための図である。 変形例2に係る送信機を説明するための図である。 合成電力と相対位相差との関係を示す図である。 変形例3に係る送信機を説明するための図である。 変形例4に係る送信機を説明するための図である。 応用例に係る無線通信システムを示す図である。
以下、実施例、および、比較例について、図面を用いて説明する。ただし、以下の説明において、同一構成要素には同一符号を付し繰り返しの説明を省略することがある。なお、図面は説明をより明確にするため、実際の態様に比べ、模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本発明の解釈を限定するものではない。
図2は、実施例1に係る無線通信システムを説明するための図である。
図2に示される無線通信システムに用いられる無線機10は、例えば、図示されない他の無線機ないし基地局との間でマルチスライス通信による無線通信システムを構成する。
無線機10は複数のアンテナAN1、AN2、AN3、AN4、AN5を具備し、複数のアンテナAN1、AN2、AN3、AN4、AN5を利用した電波による無線通信を他の無線機ないし基地局との間で行う。無線機10は、例えば、HF(短波:High Frequency)回線を利用可能であり、その周波数帯域は、例えば、3MHz−30MHzである。
無線機10は、また、送信部101と、受信部102と、を具備し、他の無線機ないし基地局の送信機(送信部)および受信機(受信部)との間で、無線信号による送信および受信を行う。無線機10は、また、帯域使用有無判定手段103を有する。帯域使用有無判定手段103は、例えば、ベースバンド回路により構成することが可能である。
図2において、無線機10は、X MHzからY MHzの間の周波数帯域において、アンテナAN1を利用した使用帯域11、アンテナAN2を利用した使用帯域12、アンテナAN3を利用した使用帯域13、アンテナAN4を利用した使用帯域14、および、アンテナAN5を利用した使用帯域15、を用いて送受信が可能である。複数の使用帯域11、12、13、14、15は、それぞれ異なる周波数帯域であり、かつ、おのおのの周波数帯域に重なりはない。
図3は、図2の無線機10の通信状態の例を示す図である。図4は、図2の無線機10の通信状態の他の例を示す図である。無線機10は、図3の通信状態から、図4の通信状態へ遷移することが可能である。図3に示されるように、無線機10は、例えば、周波数帯域12を通信Aで使用中であり、周波数帯域15を通信Bで使用中であり、他の周波数帯域11、13、15は未使用であるものとする。この状況において、新たに通信Cを行う必要性が発生すると、図4に示されるように、無線機10は、図3で未使用であった周波数帯域11、13、15を帯域使用有無判定手段103により把握できるので、未使用の周波数帯域11、13、15に通信Cを割り当てることが可能である。すなわち、無線機10は、周波数帯域11、13、15を束ねて使用して、通信Cを行うことが出来る。なお、通信Cを割り当てる周波数帯域は、複数の周波数帯域に限定されるわけではなく、1つの周波数帯域であってもよい。
すなわち、図2に示される無線機10は、異なる周波数帯域における通信を束ねて一つの通信として行うことが可能である。無線機10は、異なる周波数帯域11、12、13、14、15の各々の帯域における通信状況を把握する帯域使用有無判定手段103を備えている。無線機10の送信部101は、帯域使用有無判定手段103による未使用の周波数帯域(11、13、15:図3参照)の各々に所定データを挿入し、挿入した各帯域(11、13、15:図4参照)における無線送信を行なう。また、無線機10の受信部102は、帯域使用有無判定手段103による使用されている帯域(11、12、13、14、15:図4参照)を受信し、所定データに復号する無線受信を行う。無線機10の送信部101は、各帯域の各々に挿入する所定データを束ね(符号化し)て、各帯域に分散して帯域毎のデータとして送信する。無線機10の受信部102は、各帯域を受信し、分散された所定データを各帯域より取出(復号化)し、帯域毎の所定データとする。
(変形例)
図5は、無線機の変形例を示す図である。
図4に示される無線機10では、複数のアンテナ(AN1、AN2、AN3、AN4、AN5)を利用して複数の周波数帯域(11、12、13、14、15)を用いた無線通信の構成を説明した。図5に示される無線機10Bは、無線通信において、複数の周波数帯域(11、12、13、14、15)を、1つのアンテナAN1Bを利用して行う構成である。他の構成は、図2と同じであり、説明は省略する。
図5に示される無線機10Bも、図4で示された通信(複数の周波数帯域(11、13、15)を使用して1つの通信(通信C)を行う)が可能である。なお、通信Cを割り当てる周波数帯域は、複数の周波数帯域に限定されるわけではなく、1つの周波数帯域であってもよい。
図2、図5の無線機(10、10B)によれば、未使用の1または複数の周波数帯域(11、13、15)を、1つの通信(通信C)に割り当て、1または複数の周波数帯域(11、13、15)を使用して1つの通信(通信C)を行うことが出来る。これにより、周波数の有効利用が可能になり、また、周波数帯域の効率的な使用が可能になる。図2、図5の無線機(10、10B)は、また、複数の周波数帯域(11、13、15)を束ねて使用して1つの通信(通信C)を行うこともできるので、高速通信も可能である。
図6は、実施例2に係る送信機の構成例を説明する図である。図6に示される送信機100は、図5に示される無線機(10B)の送信部101と見做すことも可能である。
図6に示されるように、送信機100は、第1信号源S1と第2信号源S2とを有する。第1信号源S1と第2信号源S2とは、周波数の異なる2つ高周波送信信号を生成する。すなわち、第1信号源S1は、第1周波数の第1高周波信号を出力する。第2信号源S2は第1周波数と異なる第2周波数の第2高周波信号を出力する。
第1信号源S1から発生された第1高周波信号は、第1電力増幅回路PA1で電力増幅され、第1フィルタF1を介して、合成器COMBへ供給される。一方、第2信号源S2から発生された第2高周波信号は、第2電力増幅回路PA2で電力増幅され、第2フィルタF2を介して、合成器COMBへ供給される。合成器COMBは、第1フィルタF1の出力と第2フィルタF2の出力とを合成結合し、1つのアンテナANTへ供給する。これにより、1つのアンテナANTから、周波数の異なる2つ高周波送信信号が電波として送信される。
合成器COMBは、例えば、周波数を柔軟に変更可能なウィルキンソン合成分配器を採用することが出来る。
これにより、2種の信号源(S1、S2)からの周波数の違う高周波信号を、アンテナANTの最終段で、合成器COMBによって合成結合し、アンテナANTから2波の高周波信号を出力可能な送信機(または、送信部を含む無線機)を構成することが可能である。したがって、周波数の有効利用が可能である。
(比較例)
図7は、比較例に係る送信機を説明するための図である。図7に示される送信機では、1つの信号源Saの出力を同位相で分配させる分配器DIVaと、分配器DIVaからの2つの出力を電力増幅する2つの電力増幅回路PAa、PAbと、電力増幅回路PAa、PAbの2つの出力を合成する合成器COMbと、合成器COMbの出力を受けるフィルタFaと、フィルタFaの出力が供給されるアンテナANTaとから構成される。
比較例では、信号源(Sa)を、同位相で分配し、電力増幅回路(PAa、PAb)で信号源を増幅したのちに、同位相で合成させることで、位相差なく電力合成させる方式である。この方式では、合成器COMBaの後段に、フィルタFaを配置し、高調波等のスプリアスを低減する回路構成となっている。また、信号源(Sa)を同位相で分配させる分配器(DIVa)の実装が必要となる。
(実施例2の変形例)
以下、図8−12を用いて、変形例を説明する。
(変形例1)
図8は、変形例1に係る送信機を説明するための図である。図8の送信機100aが、図6の送信機100と異なる部分は、第1信号源S1および第2信号源S2と、第1電力増幅回路PA1および第2電力増幅回路PA2との間に、スイッチマトリックス回路SWMが設けられている点である。他の構成は、図6と同じであるので、説明は省略する。
スイッチマトリックス回路SWMは、第1ないし第3スイッチSW1、SW2、SW3と、分配器DIVと、を有する。
第1スイッチSW1は、第1信号源S1の出力からの入力を、第1出力(1)または第2出力(2)へ供給する。第1スイッチSW1の第1出力(1)は第3スイッチSW3の第1入力(1)に結合され、第1スイッチSW1の第2出力(2)は分配器DIVの入力に結合される。
第2スイッチSW2の第1入力(1)は第2信号源S2の出力に結合され、第2スイッチSW2の第2入力(2)は分配器DIVの一方の出力に結合され、第2スイッチSW2の出力は第2電力増幅回路PA2の入力に結合される。
第3スイッチSW3の第2入力(2)は分配器DIVの他方の出力に結合され、第3スイッチSW3の出力は第1電力増幅回路PA1の入力に結合される。
図8に示される第1ないし第3スイッチSW1、SW2、SW3の接続状態は、第1信号源S1の出力を第1電力増幅回路PA1へ供給し、第2信号源S2の出力を第2電力増幅回路PA2へ供給する構成を示している。この場合は、分配器DIVは利用されない。この接続状態は、たとえば、第1ないし第3スイッチSW1、SW2、SW3が第1制御信号により制御され、第1スイッチSW1の入力、第2及び第3スイッチSW2、SW3の出力が、図8において、1と示された端子に接続された状態である。この接続は、1つのアンテナANTから、2種以上の周波数を送信する方式である。
一方、図示されないが、第1ないし第3スイッチSW1、SW2、SW3が、たとえば、第2制御信号により制御されると、第1スイッチSW1の入力、第2及び第3スイッチSW2、SW3の出力が、図8において、2と示された端子に接続される。この場合、第1信号源S1の出力が分配器DIVにより分配され、第1電力増幅回路PA1と第2電力増幅回路PA2とに供給される。この接続は、1つのアンテナANTから、1つの周波数を送信する方式である。
すなわち、図8の送信機100aは、スイッチマトリックス回路SWMの第1ないし第3スイッチSW1、SW2、SW3の接続状態に基づいて、1つのアンテナANTから、2種以上の周波数を送信する方式と1つの周波数を送信する方式とを、選択可能な構成である。
この構成によれば、1つのアンテナANTから、2種以上の周波数を送信する方式と1つの周波数を送信する方式とを選択可能な構成であるので、送信機の小型化、周波数の有効利用、送信機の効率的運用に資することができる。
(変形例2)
図9は、変形例2に係る送信機を説明するための図である。図10は、合成電力と相対位相差との関係を示す図である。図9の送信機100bが、図6の送信機100と異なる部分は、以下である。他の構成は、図6と同じであるので、説明は省略する。
位相調整のための第1位相アキュムレータACC1が第1信号源S1と第1電力増幅回路PA1との間に設けられ、第2位相アキュムレータACC2が第2信号源S2と第2電力増幅回路PA2との間に設けられる。第1位相アキュムレータACC1は第1信号源S1から出力された第1高周波数信号の位相を調整可能な位相調整回路であり、第2位相アキュムレータACC2は第2信号源S2から出力された第2高周波数信号の位相を調整可能な位相調整回路である。
また、カプラCPLと電力検出回路DETとが設けられている。カプラCPLは合成器COMBの出力とアンテナANTとの間に設けられる。電力検出回路DETはカプラCPLの出力に接続されて、電力監視をする。第1、第2位相アキュムレータAC1、AC2により位相を変化させ、合成電力を継続監視し、合成電力が最大となる位相で、位相調整を止める。これにより、第1、第2電力増幅回路PA1、PA2間の相対位相差を、例えば、0°にすることが可能である。
図9の送信機100bでは、第1電力増幅回路PA1の出力に第1フィルタF1が設けられ、第2電力増幅回路PA2の出力に第2フィルタF2が設けられているので、第1信号源S1と第2信号源S2からの同一周波数の高周波信号は相対位相差が発生する虞がある。図10に示されるように、横軸に示す相対位相差が大きくなり、例えば、180°となれば、縦軸に示す合成電力は最も小さくなる。したがって、相対位相差が、例えば、0°から5°の範囲となる様に、第1ないし第2位相アキュムレータACC1、ACC2が電力検出回路DETの制御信号により制御することで、大きな合成電力の無線機を提供することが可能である。
第1、第2位相アキュムレータACC1、ACC2は、デジタル信号処理回路で構成可能であり、送信機の小型化に資することができる。
(変形例3)
図11は、変形例3に係る送信機を説明するための図である。図11の送信機100cは、図8の送信機100aの変形例である。第1信号源S1は、デジタルシグナルプロセッサ(DSP1)から構成される第1変調回路MOD1と、第1周波数変換回路FCNV1と、により構成される。また、第2信号源S2は、デジタルシグナルプロセッサ(DSP2)から構成される第2変調回路MOD2と、第2周波数変換回路FCNV2と、により構成される。第1周波数変換回路FCNV1と第2周波数変換回路FCNV2との出力は、スイッチマトリックス回路SWMに供給され、スイッチマトリックス回路SWMの2つの出力は第1電力増幅回路PA1の入力と第2電力増幅回路PA2の入力とに供給される。第1電力増幅回路PA1の出力と第2電力増幅回路PA2の出力は、合成器COMBへ供給されて合成され、アンテナANTへ供給される。なお、第1電力増幅回路PA1の出力と第2電力増幅回路PA2の出力とに、図8と同様に、第1フィルタF1および第2フィルタF2が設けられても良い。
図11の送信機100cは、図8と同様に、スイッチマトリックス回路SWMの第1ないし第3スイッチSW1、SW2、SW3の接続状態に基づいて、1つのアンテナANTから、2種以上の周波数を送信する方式と1つの周波数を送信する方式とを、選択可能な構成である。
(変形例4)
図12は、変形例4に係る送信機を説明するための図である。図12の送信機100dは、図9の送信機100bの変形例である。第1信号源S1は、デジタルシグナルプロセッサ(DSP1)から構成される第1変調回路MOD1と、第1周波数変換回路FCNV1と、により構成される。また、第2信号源S2は、デジタルシグナルプロセッサ(DSP2)から構成される第2変調回路MOD2と、第2周波数変換回路FCNV2と、により構成される。第1周波数変換回路FCNV1と第2周波数変換回路FCNV2との出力は、第1電力増幅回路PA1の入力と第2電力増幅回路PA2の入力とに供給される。第1電力増幅回路PA1の出力と第2電力増幅回路PA2の出力は、合成器COMBへ供給されて合成される。合成器COMBにより合成された信号は、カプラCPLを介して、アンテナANTへ供給される。なお、第1電力増幅回路PA1の出力と第2電力増幅回路PA2の出力とに、図9と同様に、第1フィルタF1および第2フィルタF2が設けられても良い。
位相調整処理を行う第1位相アキュムレータACC1は、第1変調回路MOD1の前段に設けられる。また、位相調整処理を行う第2位相アキュムレータACC2は、第2変調回路MOD2の段に設けられる。第1ないし第2位相アキュムレータACC1、ACC2は、カプラCPLの出力に接続される検出回路DET(不図示)からの制御信号により制御される。検出回路DET(不図示)は、図9で説明された様に、第1信号源S1と第2信号源S2からの同一周波数の高周波信号の相対位相差が、例えば、0°から5°の範囲となる様に、第1ないし第2位相アキュムレータACC1、ACC2を制御する。
これにより、信号処理側である第1、第2変調回路MOD1、MOD2の前段に設けた位相アキュムレータACC1、ACC2で位相調整を行うことで、電力増幅回路PA1、PA2を含むRF段での位相調整処理が低減できる。このため、第1、第2変調回路MOD1、MOD2を構成するデジタルシグナルプロセッサ(DSP1、DSP2)のソフトウェアを変更するだけで、無線通信システムの拡張性を高めることが出来る。
(応用例)
図13は、応用例に係る無線通信システムを示す図である。図13の無線通信システム200は、送信機100eと受信機200とを具備する。送信機100eは、図9の送信機100bの構成を、4つの信号源(S1―S4)に拡張した構成である。それに伴い、送信機100eには、位相アキュムレータACC3、ACC4、電力増幅回路PA3、PA4、フィルタF3、F4が新たに設けられる。
受信機200は、送信機100eのアンテナANTからの電波を受信する受信アンテナANT2と、ミキサMIXと、ミキサMIXの後段に設けられ、アナログ信号をデジタル信号へ変換するアナログデジタル変換回路ADCと、を含む。アナログデジタル変換回路ADCの変換出力は、周波数成分ごとに抽出されて、4つの受信信号に分割され、フィルタF21、F22、F23、F24を介して、自動利得制御回路AGC1、AGC2、AGC3、AGC4のおのおのへ供給される。自動利得制御回路AGC1、AGC2、AGC3、AGC4の出力は、対応して設けられる復調回路へ供給されて復調され、各周波数成分に対応する復調出力が得られる。
なお、上記では、送信機100eに4つの信号源(S1−S4)を設けた例を示したが、それに限定されるわけではなく、信号源の数は2つでも、3つでも、5つ以上でもよい。信号源の増減により、位相アキュムレータ、電力増幅回路およびフィルタも増減させればよい。
また、送信機100eは、図6、図8、図9、図11または図12の送信機を、利用することも可能である。
また、図6、図8、図9、図11または図12の送信機の信号源の数は、3つ以上設けてもよい。信号源の増減に対応する様に、後段の電力増幅回路、フィルタ、位相アキュムレータの数を、増減させればよい。図8または図11の構成では、信号源の数に対応する様に、スイッチマトリックス回路SWMの構成を変更すればよい。
以上、本発明者によってなされた発明を実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は、上記実施形態および実施例に限定されるものではなく、種々変更可能であることはいうまでもない。
10、10B:無線機
11、12、13、14、15:使用帯域(周波数帯域)
AN1、AN2、AN3、AN4、AN5:アンテナ
S1、S2、S3、S4:信号源
PA1、PA2、PA3、PA4:電力増幅回路
F1、F2、F3、F4:フィルタ
COMB:合成器
ANT:アンテナ
SWM:スイッチマトリックス回路
ACC1、ACC2:位相アキュムレータ(位相調整)
CPL:カプラ
DET:電力検出回路

Claims (5)

  1. 異なる周波数における通信を束ねて一つの通信として行う無線通信システムにおいて、
    送信部と、受信部と、異なる周波数の各々の帯域における通信状況を把握する帯域使用有無判定手段、とを備え、
    前記帯域使用有無判定手段は、前記異なる周波数の各々の帯域における通信状況を把握し、
    前記送信部は、前記帯域使用有無判定手段による未使用の帯域の各々に所定データを挿入し、挿入した帯域における無線送信を行い、
    前記受信部は、前記帯域使用有無判定手段による使用されている帯域を受信し、所定データに復号する無線受信を行う、無線通信システム。
  2. 第1周波数の第1信号を出力する第1信号源と、
    前記第1周波数と異なる第2周波数の第2信号を出力する第2信号源と、
    前記第1信号を電力増幅する第1電力増幅回路と、
    前記第2信号を電力増幅する第2電力増幅回路と、
    前記第1電力増幅回路の出力と前記第2電力増幅回路の出力とを合成する合成器と、
    前記合成器の出力に結合された1つのアンテナと、
    を有する、送信機。
  3. 請求項2の送信機において、
    前記第1電力増幅回路の出力と前記合成器との間に設けられた第1フィルタと、
    前記第2電力増幅回路の出力と前記合成器との間に設けられた第2フィルタと、を有する、送信機。
  4. 請求項2の送信機において、
    前記第1信号の位相調整を行うことが可能な第1位相調整回路と、
    前記第2信号の位相調整を行うことが可能な第2位相調整回路と、
    前記合成器と前記アンテナとの間に設けられたカプラと、
    前記カプラからの信号を受ける電力検出器と、を具備し、
    前記電力検出器は、前記第1位相調整回路と前記第2位相調整回路とを制御する、送信機。
  5. 請求項2ないし請求項4のいずれか一項の送信機と、
    前記送信機からの信号を受信する受信機と、を有する、無線通信システム。
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