JP2019050142A - 車両用灯具 - Google Patents

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Abstract

【課題】略L字状に屈曲した表示部の輝度均一性を確保することができる車両用灯具を提供することにある。【解決手段】略L字状に屈曲したリフレクタ60に隣接して光源ユニット10を配置し、光源ユニット10の直前方に光源ユニット10からの出射光を導光してリフレクタ60の略L字状に屈曲した複合反射面63に向ける第1インナーレンズ20を配置した。第1インナーレンズ20は、導光光の略半分が第1導光出射部40を導光されて略L字状の複合反射面63の一方の側に延びる第1反射面部64に照射され、導光光の略半分が第2導光出射部50を導光されて略L字状の複合反射面63の他方の側に延びる第2反射面部65に照射される。【選択図】図12

Description

本発明は、車両用灯具に関するものであり、詳しくは、略L字状の表示部を、表示部の直後方領域以外の領域に配置した光源からの出射光により表示させる構成を備えた光学系を有する車両用灯具に関する。
従来、略L字状の表示部を有する車両用灯具において、その表示部を表示させる方法として、表示領域の直後方に該表示領域に沿って所定の間隔で複数の光源を配置する方法(例えば、特許文献1)、あるいは表示領域の直後方に該表示領域に沿って導光体を配置する方法(例えば、特許文献2)が開示されている。
特許文献1は、コンビネーションランプに両端側がL字状に折れ曲がったテール&ストップランプユニットを備えており、テール&ストップランプユニットは、ハウジングとエクステンションとで区画された空間に第1のインナーレンズと第2のインナーレンズとが収容されて第1のインナーレンズの直後方に第1のインナーレンズに沿って所定に間隔で複数の光源が配置された構成を有している。
特許文献2は、車両用灯具に略コ字状のクリアランスランプを備えており、クリアランスランプは、略コ字状のインナーレンズの直後方にインナーレンズに沿って、一角に光源からの出射光が入射する光入射部を備えた導光部材が配置された構成を有している。
特開2017−27823 特開2015−133212
ところで、表示領域の直後方に表示領域に沿って所定の間隔で複数の光源を配置する構成(特許文献1)は、表示領域の輝度均一性を確保するためには表示領域の長さが長くなるにつれて光源の数を増やす必要があり、製造コストのコストアップの要因となる。また、光源の直前方領域が他の領域に比べてスポット状に明るく光って見えるため、表示領域の輝度均一性を確保することが難しい。
一方、表示領域の直後方に表示領域に沿って導光体を配置する構成(特許文献2)は、表示領域の長さが長くなるにつれて導光体の長さを長くする必要があるが、導光体の長さが長くなるに伴って光源から遠い位置に導光される光の量(光量)が減少し、表示領域の輝度均一性を確保することが難しい。また、導光体はレンズカットの自由度が少なく出射光の配光制御に限界があり、必ずしも所望の配光特性が得られるとは限らない。
そこで、本発明は上記問題に鑑みて創案なされたものであり、その目的とするところは、略L字状に屈曲した表示部の輝度均一性を確保することができる車両用灯具を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の請求項1に記載された発明は、光源と、前記光源からの出射光を取り込んで導光する第1インナーレンズと、前記第1インナーレンズからの出射光を前方に反射する反射面を有するリフレクタとを備え、前記光源の直前方に前記第1インナーレンズが位置すると共に前記第1インナーレンズに隣接して前記リフレクタの反射面が位置し、前記反射面は、略L字状に屈曲した形状を有すると共に前記光源に隣接して一方の側に延びる第1反射面部と他方の側に延びる第2反射面部とからなり、前記第1インナーレンズは、該第1インナーレンズを導光された光を前記第1反射面部に向けて出射する第1導光出射部と前記第2反射面部に向けて出射する第2導光出射部とを有することを特徴とするものである。
また、本発明の請求項2に記載された発明は、請求項1において前記第1導光出射部は、該第1インナーレンズを導光された光を前記第1反射面部に放射状に向けるすり鉢状に凹んだ形状の傾斜系曲面からなる全反射面を有し、前記第2導光出射部は、前記第1反射面部に沿って延びる延長部を有し該延長部に前記第1インナーレンズを導光された光を前記延長部の延長方向に向ける該延長部の延長方向に傾斜する傾斜平面からなる全反射面と、前記延長部を導光された光を前記第2反射面部に向ける全反射面とを有していることを特徴とするものである。
また、本発明の請求項3に記載された発明は、請求項1又は請求項2のいずれかにおいて、前記光源はLED素子を発光源とし、前記第1インナーレンズは前記LED素子の位置を焦点の位置とし該LED素子の光軸を主軸する双曲線を、該主軸を回転軸として回転して得られた回転双曲面からなる光入射面を有することを特徴とするものである。
また、本発明の請求項4に記載された発明は、請求項1〜請求項3のいずれかにおいて、前記第1インナーレンズの直前方に遮蔽部材が配置されていることを特徴とするものである。
また、本発明の請求項5に記載された発明は、請求項1〜請求項4のいずれかにおいて、前記リフレクタの反射面の前方に第2インナーレンズが位置し、該第2インナーレンズは、前記反射面の直前方の該反射面に沿う領域にレンズカットが施されたレンズカット部を有すことを特徴とするものである。
また、本発明の請求項6に記載された発明は、請求項5において、前記第2インナーレンズの前方にアウターレンズが位置することを特徴とするものである。
本発明によれば、光源の直前方に第1インナーレンズを配置して該第1インナーレンズに隣接して反射面を配置した。反射面は、略L字状に屈曲した形状を有すると共に光源に隣接して一方の側に延びる第1反射面部と他方の側に延びる第2反射面部とからなり、第1インナーレンズは、該第1インナーレンズを導光された光を第1反射面部に向けて出射する第1導光出射部と前記第2反射面部に向けて出射する第2導光出射部とを設けた。
これにより、光源及び第1インナーレンズを適宜な位置に配置することにより光源からの出射光が反射面の直前方に位置する略L字状の表示部から直接外部に出射されることがないために表示部の輝度均一性が確保できると共に、第1インナーレンズを適宜な形状とすることにより光源からの出射光が効率良く利用されて明るい表示部が実現する。また、遮蔽部材を設けることにより見栄えの良好な車両用灯具が可能となる。
本発明に係る第1実施形態の車両用灯具の部分正面図である。 図1のA−A断面図である。 図1のB−B断面図である。 光源ユニットの縦断面図である。 第1インナーレンズの正面図である。 図5のC−C断面図である。 図5のD−D断面図である。 LED素子と第1インナーレンズの光入射面との位置関係の説明図である。 LED素子から出射して第1インナーレンズに入射する光の光路図である。 リフレクタの部分正面図である。 図5のC−C断面図を用いた光路図である。 第1インナーレンズとリフレクタの複合反射面との正面視の位置関係を模式的に示した図である。 図1のA−A断面図を用いた光路図である。 図5のD−D断面図を用いた光路図である。 車両用灯具の部分正面図である。 第2実施形態の説明図である 第3実施形態の説明図である。
以下、この発明の好適な実施形態を図1〜図17を参照しながら、詳細に説明する(同一部分については同じ符号を付す)。尚、以下に述べる実施形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの実施形態に限られるものではない。
以下の説明は、テール&ストップランプ、ターンシグナルランプ、バックアップランプ等の夫々が表示機能を異にする複数の機能ランプを収容して一体的に構成された車両用灯具(リアコンビネーションランプ)において、複数の機能ランプのうち、本発明に係る光学系の構成を用いたテール&ストップランプについて行うものである。
図1は第1実施形態の車両用灯具の部分正面図、図2は図1のA−A断面図、図3は図1のB−B断面図である。
第1実施形態の車両用灯具(リアコンビネーションランプ)1を構成するテール&ストップランプ2は、絶縁樹脂材料で形成されてなり、開口(図示せず)と開口に対峙する底部3aとを有するハウジング3と、透明樹脂材料で形成されてなり、前記ハウジング3の開口を塞ぐように開口部に装着されたアウターレンズ4とで閉空間からなる灯室5が形成され、灯室5内に光源ユニット10、光源ユニット10からの出射光の光路制御を行う第1インナーレンズ20、第1インナーレンズ20を含めた光源ユニット10を覆い隠す遮蔽部材70、第1インナーレンズ20からの出射光の配光制御を行うリフレクタ60、リフレクタ60で配光制御された光を更に配光制御する第2インナーレンズ80を備えている。
なお、遮蔽部材70は、車両用灯具1を構成する他の機能ランプに使用されるリフレクタ等の一部を遮蔽部材として用いている。
光源ユニット10は、図4(断面図)に示すようにDICS(Direct Coupler Socket)と称されるカプラー付ソケットであり、夫々が発光源となる複数のLED素子12が所定の間隔で平面状に実装されて透光性の封止樹脂13で樹脂封止されて一体化されてなる光源モジュール11が、ソケット本体14に装着固定された構成を有している。
ソケット本体14は金属材料で形成されると共に放熱フィン14aが設けられており、各LED素子12の点灯(発光)時の発熱を放熱してLED素子12の温度上昇を抑制する機能を有している。光源ユニット10は、ソケット本体14を介してハウジング3の底部3aに装着されている。
第1インナーレンズ20は光源ユニット10の直前方(光出射方向)に位置し、図5(正面図)、図6(図5のC−C断面図)及び図7(図5のD−D断面図)に示すように、各LED素子12から略放射状に出射した光を取り込んで略平行光に変換する入光部25及、入光部25で略平行化された光を所定の位置まで導光する導光部30及び導光部30を導光された光を所定の方向に向けて導光して出射する導光出射部35を有している。
入光部25は略円錐状を呈しており、入光部25の尖った側の先端面は光源ユニット10の光源モジュール11の光出射面11aに対向する面で光源モジュール11からの出射光を取り込む光入射面26である。
この光入射面26は図8(LED素子と第1インナーレンズの光入射面との位置関係の説明図)に示すように、LEDモジュール11に実装された各LED素子12の位置を夫々の焦点Fの位置とすると共にLED素子12の光軸Xを主軸する双曲線を、該主軸を回転軸として回転して得られた回転双曲面27が連続的に形成された形状を有しており、図9(光路図)に示すように、発光源の各LED素子12から略放射状に出射して光入射面26に照射された光が、夫々の回転双曲面27で集光方向に屈折されて略平行光とし入光部25に取り込まれる。
なお、本実施形態においては上述のように、LED素子12から略放射状に出射した光は、入光部25の光入射面26で屈折して略平行光に変換されるが、必ずしも平行光でなくてもよく、入光部25に取り込んだ光が第1導光出射部40の第1全反射面41及び第2導光出射部50の第2全反射面52に向かう程度に屈折された光(屈折光)であればよい。
導光部30は入光部25から光軸Xに沿って略円柱状に延びている。
図5〜図7に戻って、導光出射部35は導光部30に繋がり、略円柱状の導光部30の中心軸Xの位置を略境界として一方の半円側に繋がる第1導光出射部40と中心軸Xの位置を略境界として他方の半円側に繋がる第2導光出射部50とで異なる形状を有している。
そのうち、導光部30の一方の半円側に繋がる第1導光出射部40は、光入射面26と対向する側に、導光部30の中心軸Xから該中心軸Xに対して光入射面26側と反対側に向かって外側に開いた直線を中心軸Xを回転軸として半回転させて得られた、半円状の上端外周41aから中心軸Xに向かってすり鉢状に凹んだ形状の傾斜系曲面からなる全反射面(第1全反射面41)を有している。更に、第1全反射面41の半円状の上端外周4aから該上端外周41aに沿って斜め光入射面26側に延びる環状の傾斜系曲面からなる光出射面(第1光出射面42)を有している。
また、導光部30の他方の半円側に繋がる第2導光出射部50は、該半円側の弦にあたる直線部に沿って、中心軸Xに沿う方向を厚み方向、厚み方向に垂直な方向を幅方向として略半径方向外方に延びる略板状の延長部51を有している。
延長部51は、導光部30の半円側から、該半円側の中心軸Xをやや越した位置から中心軸Xに沿って立ち上がって導光部30よりも側方に突出して延設されており、立ち上がり部分は、立ち上がり位置から光入射面26側と反対側に向かって中心軸Xに沿う方向に傾斜(厚み方向に傾斜)した傾斜平面からなる全反射面(第2全反射面52)を有し、半円の弦にあたる直線部に沿う側の面はほぼ全面が略平面からなる光出射面(第2光出射面57)で構成され、その反対側の面は第2光出射面57に略平行な2つの平面(第1平面55a及び第2平面55b)55と先端側に向けて湾曲状に内側に傾斜する2つの傾斜面からなる全反射面(第3全反射面56a及び第4全反射面56b)56の夫々が交互に形成されて先端側に向かって幅細になるように構成されている。
リフレクタ60は、図10(正面図)に示すように、略L字状に屈曲した2つのリフレクタ60、90が互いに繋がった形状を有しており、本実施形態では、第1インナーレンズ20に隣接して位置する側の略L字状のリフレクタ60が光源ユニット10からの出射光の光路制御を行う光学系を構成している。以下、第1インナーレンズ20に隣接して位置する側のリフレクタ60について説明する。
リフレクタ60は、両側部61、61と底部62とを有しており、略L字状に屈曲した底部62はハウジング3の底部に3aに沿って配置されていると共に底部62の、ハウジング3の底部に3aに対向する面の反対側の面(表面)には複数の形状の異なる反射面(鏡面反射面)が連続して形成されてなる複合反射面63が設けられている。
略L字状に延びる底部62の複合反射面63は、一方の側に延びる反射面部(第1反射面部64)において、外側縁部64a領域の一部から第1インナーレンズ20の半円状の第1導光出射部40が突出しており、第1インナーレンズ20の第2導光出射部50の延長部51が前記外側縁部64aの延長方向に沿って位置している。
また、複合反射面63の他方の側に延びる反射面部(第2反射面部65)は、第1インナーレンズ20の第2導光出射部50の延長部51側に該延長部51の延長方向に対して離れる方向に延びている。
換言すると、リフレクタ60は正面視で、底部62に設けられた複合反射面63が略L字状に屈曲した形状に形成されると共に、一方の側に延びる第1反射面部64の外側縁部64a領域の一部が半円状に切り欠かれてその部分から第1インナーレンズ20の半円状の第1導光出射部40が観視され、他方の側に延びる第2反射面部65が第1インナーレンズ20の第2導光出射部50の延長部51の延長方向に対して離れる方向に延びている。
遮蔽部材70は、第1インナーレンズ20及び第1インナーレンズ20の後方に位置する光源ユニット10を覆い隠すように第1インナーレンズ20の直前方に配置されている。この場合、遮蔽部材70は、第1インナーレンズ20を覆い隠すと同時に、第1反射面部64の、第1インナーレンズ20の第1導光出射部40の近傍領域も覆い隠すように配置されている。
なお、遮蔽部材70は、上述したように、車両用灯具1を構成する他の機能ランプのリフレクタ等の一部を併用して遮蔽部材として用いているが、遮蔽用だけのために設けることも可能である。
第2インナーレンズ80は、リフレクタ60の前方に配置され、リフレクタ60の直前方に該リフレクタ60に沿う略L字状領域に、レンズカット81が施されたレンズカット部82が設けられている。レンズカット81は、本実施形態ではリフレクタ60と反対側の面に設けられているが、リフレクタ60側の面に設けてもよい。そして、第2インナーレンズ80の前方に素通しのアウターレンズ4が配置されている(図2参照)。
次に、上記構成による第1実施形態の車両用灯具(リアコンビネーションランプ)の光路形成について以下に説明する。なお、以下の光路説明では、第1インナーレンズ20と略L字状に屈曲したリフレクタ60の複合反射面63との平面視の位置関係を模式的に示した図12も参照して説明する。
図9にあるように、光源ユニット10の光源モジュール11に実装された各LED素子12から第1インナーレンズ20の入光部25の光入射面26に向けて放射状に出射された光のうち、入光部25の光入射面26の、第1導光出射部40側の半円領域に至った光Laは、夫々のLED素子12の位置を焦点F位置とする回転双曲面27が連続的に形成された光入射面26で屈折されて平行光となって入光部25に入射し、そのまま導光部30の略半円柱部内を導光されて第1導光出射部40のすり鉢状の傾斜系曲面からなる第1全反射面41に至る。
そして、第1全反射面41に至った光Laは、図11(図5のC−C断面図を用いた光路図)に示すように、第1全反射面41で環状の傾斜系曲面からなる第1光出射面42に向けて放射状に全反射され、第1光出射面42で屈折されてそのまま放射状に出射される。
第1光出射面42から放射状に出射された光Laは、図12に示すように、第1光出射面42に隣接する、リフレクタ60の略L字状に屈曲した複合反射面63の一方の側に延びる第1反射面部64の、第1インナーレンズ20の第1光出射面42の近傍領域(A)に向けて放射状に出射され、図13(図1のA−A断面図を用いた光路図)に示すように、第1反射面部64で光路制御(配光制御)された反射光が前方に位置する第2インナーレンズ80の、レンズカット81が施されたレンズカット部82に向かい、レンズカット部82で更に光路制御(配光制御)されて前方に位置する素通しのアウターレンズ4を透過してそのまま外部に出射される。
一方、図9にあるように、光源ユニット10の光源モジュール11に実装された各LED素子12から第1インナーレンズ20の入光部25の光入射面26に向けて放射状に出射された光のうち、入光部25の光入射面26の、第2導光出射部50側の半円領域に至った光Lbは、LED素子12の位置を焦点F位置とする回転双曲面からなる光入射面26で屈折されて平行光となって入光部25に入射し、そのまま導光部30の略半円柱部内を導光されて第2導光出射部50の延長部51の傾斜平面からなる第2全反射面52に至る。
そして、第2全反射面52に至った光Lbは、図14(図5のD−D断面図を用いた光路図)に示すように、第2全反射面52で全反射されて延長部51内を先端部側に向けて導光され、図12に示すように、延長部51内を導光中に夫々が傾斜面からなる第3全反射面56a及び第4全反射面56bで略平面からなる第2光出射面57に向けて全反射されて第2光出射面57からリフレクタ60の略L字状に屈曲した複合反射面63の他方の側に延びる第2反射面部65に向けて略平行光として出射される。
このとき、第3全反射面56aで全反射されて第2光出射面57から外部に出射した光Lbaは、第2反射面部65の外側領域を経て先端領域まで延びる領域(B)に向かい、第4全反射面56bで全反射されて第2光出射面57から外部に出射した光Lbbは、第2反射面部65の内側領域を経て先端領域まで延びる領域(C)に向かう。
換言すると、第1インナーレンズ20の第2導光出射部50の延長部51内を導光されて第3全反射面56aで全反射された光Lbaと第4全反射面56bで全反射された光Lbbとが複合反射面63の第2反射面部65の全面に亘る領域に向かう。
そして、上述の第1反射面部64による反射光と同様に、第2反射面部65で光路制御(配光制御)された反射光が前方に位置する第2インナーレンズ80の、レンズカット81が施されたレンズカット部82に向かい、レンズカット部82で更に光路制御(配光制御)されて前方に位置する素通しのアウターレンズ4を透過してそのまま外部に出射される。
これにより、光源ユニット10に装着固定された光源モジュール11に実装されたLED素子12からの出射光を平行光にして第1インナーレンズ20内に取り込み、取り込んだ光を第1導光出射部40と第2導光射部50の夫々にほぼ均等に振り分けて第1導光出射部40からの出射光によって表示部6の、光源ユニット10(第1インナーレンズ20)に隣接して延びる部分6aが発光表示されると共に第2導光出射部50からの出射光によって記表示部6の、光源ユニット10(第1インナーレンズ20)に隣接して延びる部分6aに対して屈曲して延びる部分6bが発光表示される(図15(車両用灯具の部分正面図)参照)。
以上のように、本実施形態の車両用灯具は、略L字状に屈曲した表示部を、表示部の外側に表示部に隣接して配置した光源ユニットからの出射光で照射して発光表示するものであり、そのために光源ユニットの直前方に第1インナーレンズを配置して該第1インナーレンズ内を導光する光の光路制御を行って出射光をリフレクタの複合反射面に向けて照射するようにした。
具体的には、光源ユニットから出射して第1インナーレンズ内を導光された光のうち、略半分の光が第1導光出射部で放射状に光路制御されて制御された光が第1インナーレンズに隣接するリフレクタの第1反射面部に向けて放射状に照射され、他の略半分の光が第2導光出射部でリフレクタの第2反射面部の延長方向に沿うように光路制御されて制御された光がリフレクタの第1反射面部に向けて第2反射面部の延長方向に沿うように照射される。
したがって、リフレクタの複合反射面に照射される照射光の光路制御が第1インナーレンズによって適宜に行われるため、複合反射面に対して少ない光源で効率良く照射することができる。その結果、複合反射面の延長化に対して製造コストのコストアップを抑制することができる。
同時に、第1インナーレンズを含めた光源ユニットを覆い隠す遮蔽部材を設けて光源ユニット及び第1インナーレンズからの漏れ光が外部に出射されないようにした。
これにより、光源ユニットを適宜な位置に配置することにより光源光が直接表示部から外部に出射されることがないために略L字状の表示部の輝度均一性が確保できると共に、第1インナーレンズを適宜な形状とすることにより光源からの出射光が効率良く利用されて明るい表示部を実現することができる。また、第1インナーレンズを含めた光源ユニットを覆い隠す遮蔽部材を設けることにより見栄えの良好な車両用灯具の実現が可能となる。
なお、上記実施形態(第1実施形態)の応用例として、例えば、図16(第2実施形態)及び図17(第3実施形態)の形態も考えられる。
第2実施形態では、上記第1実施形態の第1インナーレンズ20の第2導光出射部50の形状を変えたものであり、具体的には、上記実施形態では第2導光出射部50の延長部51が導光部30の中心軸Xに対して一方の半径方向外方に延設されているのに対し、本実施形態では、第2導光出射部50の延長部51が導光部30の中心軸Xに対して互いに反対向きの半径方向外方に向くように延設した。
それと同時に、リフレクタ60の複合反射面63の形状を、第1インナーレンズ20に隣接して延びる第1反射面部64と、第1反射面部64の両端からほぼ同一側に屈曲して延びる一対の第2反射面部65とを有する形状とし、それに伴ってリフレクタ60の前方に配置された第2インナーレンズ80のレンズカット部82の形状をリフレクタ60の形状に沿う形状とした。
これにより、第1インナーレンズ20の第1導光出射部40内を導光されて第1光出射面42から出射した光Laが、リフレクタ60の、第1インナーレンズ20に隣接して延びる第1反射面部64の領域(A)に向かい、第2導光出射部50の、互いに反対向きの半径方向外方に向くように延設された延長部51内を導光されて夫々の第3全反射面56aで全反射されて第2光出射面57から外部に出射した光Lbaは、一対の第2反射面部65の外側領域を経て先端領域まで延びる領域(B)に向かい、夫々の第4全反射面56bで全反射されて第2光出射面57から外部に出射した光Lbbは、夫々の第2反射面部65の内側領域を経て先端領域まで延びる領域(C)に向かう。
そして、リフレクタ60の第1反射面部64と一対の第2反射面部65とによる反射光が、リフレクタ60の前方に配置された第2インナーレンズ80のレンズカット部82に至り、レンズカット部82で配光制御されて前方に位置するアウターレンズ4を介して外部に出射される。
これにより、車両用灯具の、リフレクタ60に沿った形状の表示部が明るく且つ輝度均一な状態で発光表示される。
第3実施形態は、上記第2実施形態の2つを、互いのリフレクタ60の第2反射面部65の先端部同士を接合した状態で対向配置した構成を有しており、リフレクタ60の複合反射面63が環状に形成されている。それに伴ってリフレクタ60の前方に配置された第2インナーレンズ80のレンズカット部82の形状をリフレクタ60の形状に沿う形状とした。
これにより、外側に位置する2つの第1インナーレンズ20の夫々の出射光が環状に形成されたリフレクタ60の複合反射面63に向けられ、複合反射面63による反射光が、リフレクタ60の前方に配置された第2インナーレンズ80の環状のレンズカット部82に至り、レンズカット部で82配光制御されて前方に位置するアウターレンズ4を介して外部に出射される。
これにより、車両用灯具の、環状のリフレクタ60に沿った環状の表示部が明るく且つ輝度均一な状態で発光表示される。
1… 車両用灯具(リアコンビネーションランプ)
2… テール&ストップランプ
3… ハウジング
3a… 底部
4… アウターレンズ
5… 灯室
10… 光源ユニット
11… 光源モジュール
11a… 光出射面
12… LED素子
13… 封止樹脂
14… ソケット本体
14a… 放熱フィン
20… 第1インナーレンズ
25… 入光部
26… 光入射面
27… 回転双曲面
30… 導光部
35… 導光出射部
40… 第1導光出射部
41… 第1全反射面
41a… 上端外周
42… 第1光出射面
50… 第2導光出射部
51… 延長部
52… 第2全反射面
55… 平面
55a… 第1平面
55b… 第2平面
56… 全反射面
56a… 第3全反射面
56b… 第4全反射面
57… 第2光出射面
60… リフレクタ
61… 側部
62… 底部
63… 複合反射面
64… 第1反射面部
64a… 外側縁部
65… 第2反射面部
70… 遮蔽部材
80… 第2インナーレンズ
81… レンズカット
82… レンズカット部
90… リフレクタ

Claims (6)

  1. 光源と、
    前記光源からの出射光を取り込んで導光する第1インナーレンズと、
    前記第1インナーレンズからの出射光を前方に反射する反射面を有するリフレクタとを備え、
    前記光源の直前方に前記第1インナーレンズが位置すると共に前記第1インナーレンズに隣接して前記リフレクタの反射面が位置し、
    前記反射面は、略L字状に屈曲した形状を有すると共に前記光源に隣接して一方の側に延びる第1反射面部と他方の側に延びる第2反射面部とからなり、
    前記第1インナーレンズは、該第1インナーレンズを導光された光を前記第1反射面部に向けて出射する第1導光出射部と前記第2反射面部に向けて出射する第2導光出射部とを有することを特徴とする車両用灯具。
  2. 前記第1導光出射部は、該第1インナーレンズを導光された光を前記第1反射面部に放射状に向けるすり鉢状に凹んだ形状の傾斜系曲面からなる全反射面を有し、前記第2導光出射部は、前記第1反射面部に沿って延びる延長部を有し該延長部に前記第1インナーレンズを導光された光を前記延長部の延長方向に向ける該延長部の延長方向に傾斜する傾斜平面からなる全反射面と、前記延長部を導光された光を前記第2反射面部に向ける全反射面とを有していることを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具。
  3. 前記光源はLED素子を発光源とし、前記第1インナーレンズは前記LED素子の位置を焦点の位置とし該LED素子の光軸を主軸する双曲線を、該主軸を回転軸として回転して得られた回転双曲面からなる光入射面を有することを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれかに記載の車両用灯具。
  4. 前記第1インナーレンズの直前方に遮蔽部材が配置されていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の車両用灯具。
  5. 前記リフレクタの反射面の前方に第2インナーレンズが位置し、該第2インナーレンズは、前記反射面の直前方の該反射面に沿う領域にレンズカットが施されたレンズカット部を有すことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の車両用灯具。
  6. 前記第2インナーレンズの前方にアウターレンズが位置することを特徴とする請求項5に記載の車両用灯具。
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