JP2019049393A - 温水暖房システム - Google Patents

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Abstract

【課題】除霜運転中に冷媒循環回路の圧力が許容圧力を超えることで発生する故障を防止する【解決手段】圧縮機7、水熱交換器11、膨張弁9、空気熱交換器8を順次接続した冷媒循環回路21と、水熱交換器に循環ポンプ12と室内の暖房を行う熱交換端末を接続した温水循環回路22と、冷媒循環回路と温水循環回路を制御する室外機制御部とを備え、空気熱交換器の着霜時に、膨張弁を開放して正サイクル除霜を行う温水暖房システムにおいて、空気熱交換器に有する空気熱交センサと水熱交換器の冷媒出口側配管に有する冷媒出口温センサ13aとを備え、除霜運転時には循環ポンプを停止し冷媒出口温センサで検知する冷媒出口温度が第1所定温度以下になるように、圧縮機の周波数を可変する除霜制御部を備えるようにすることで圧縮機の故障を防止する【選択図】図4

Description

本発明は、ヒートポンプ装置と熱交換した温水を用いて室内の暖房を行う温水暖房システムに関する。
従来より、この種の温水暖房システムにおいては、室外機の水熱交換器に対し複数の熱交換端末(放熱器)をそれぞれ接続したものがあった。このシステムにおいて、暖房運転の際は、ヒートポンプ装置からの冷媒により前記水熱交換器において生成された温水が温水循環回路を介して各放熱端末へと供給される。そして、圧縮機の周波数を上昇することで、除霜の能力を向上し除霜時間を短縮している。(例えば、特許文献1参照)
特開2016−205716号公報
この従来の温水暖房システムでは、除霜運転中に圧縮機を高周波数で運転することで圧力が急上昇してしまい、冷媒循環回路の圧縮機から膨張弁の間の高圧側では圧縮機の許容圧力を超えてしまう場合が有る。これが原因で圧縮機の故障が発生する可能性が有った。また、最初から圧縮機の許容圧力を超えないよう、除霜運転時の圧縮機周波数を低めに設定した場合には、除霜運転に要する時間が大きくなることで運転効率が低下するものだった。
また、このように圧力が高い状態のまま除霜運転が終了した場合、暖房運転再開時の圧縮機の起動時に過電流保護装置等が作動して圧縮機が停止したり、設定の周波数への上昇時間が延びることで運転効率が低下する課題が有った。
上記問題を解決するために、本発明では、圧縮機、水熱交換器、膨張弁、空気熱交換器を順次接続した冷媒循環回路と、前記水熱交換器に循環ポンプと室内の暖房を行う熱交換端末を接続した温水循環回路と、前記冷媒循環回路と前記温水循環回路を制御する室外機制御部と、を備え、前記空気熱交換器の着霜時に、前記膨張弁を開放して正サイクル除霜を行う温水暖房システムにおいて、前記空気熱交換器に有する空気熱交センサと、前記水熱交換器の冷媒出口側配管に有する冷媒出口温センサと、を備え、除霜運転時には前記循環ポンプを停止し、前記冷媒出口温センサで検知する冷媒出口温度が第1所定温度以下になるように、前記圧縮機の周波数を可変する除霜制御部を備えるようにしたものである。
この発明の請求項1では、前記冷媒出口温度が第1所定温度以下になるように、前記圧縮機の周波数を可変することで、前記水熱交換器出口付近の圧力を適正にし、圧縮機の故障を減少することができる。また、除霜運転後の再起動をスムーズにすることで、加熱能力が向上し、COP(エネルギー消費効率)も向上する。
また、請求項2によれば、前記圧縮機の周波数が最低周波数まで下降した場合には、前記循環ポンプを運転することで、圧縮機の低回転を維持して前記水熱交換器によって余分な熱を温水循環回路に逃がすことで、除霜運転を継続しながら、前記水熱交換器出口付近の圧力を適正にし、圧縮機の故障を更に減少することができる。また、除霜運転後の再起動をスムーズにすることで、加熱能力が向上し、COP(エネルギー消費効率)も向上する。
また、請求項3によれば、前記循環ポンプの回転数を、暖房運転時の通常回転数d1よりも前記除霜運転時の所定回転数d2を低く設定することで、前記水熱交換器出口付近の圧力を更に適正化することができ、除霜時間が無駄に長くなることを防止して、更にCOP(エネルギー消費効率)を向上することができる。
本発明の一実施形態の温水冷暖房システムの全体概略構成を示す図 同室外機の冷凍サイクルを模式的に表した説明図 同除霜運転のタイミングチャート図 同除霜運転のフローチャート図
以下、本発明の一実施の形態を図1〜図2に基づいて説明する。
本実施形態の温水暖房システムの全体概略構成を図1に示す。図1において、この温水暖房システム100は、室外に設置される室外機1と、この室外機1と温水往き管2及び温水戻り管3を介して接続されて室内に設置される、複数の熱交換端末(この例では、暖房パネル51、暖房パネル52、床暖房パネル53、の3つ)とを有する。
この例では、前記暖房パネル51はA室、B室、C室からなる3室構造のうち前記A室に配置されており、前記暖房パネル52は前記B室に配置されており、前記床暖房パネル53は前記C室に配置されている。このとき、前記室外機1から延びる前記温水往き管2の途中に1つの往きヘッダ91が設けられており、温水往き管2のうち前記往きヘッダ91より上流側部分は、1つの共通往き管2Aとして構成され、前記室外機1からの温水が供給される。そして、温水往き管2のうち前記往きヘッダ91より下流側部分は、前記暖房パネル51への往き管2B1と、前記暖房パネル52への往き管2B2と、前記床暖房パネル53への往き管2B3と、に分かれている。なお、前記共通往き管2Aと往き管2B1とが前記暖房パネル51への導入管路に相当し、前記共通往き管2Aと往き管2B2とが前記暖房パネル52への導入管路に相当し、前記共通往き管2Aと往き管2B3とが前記床暖房パネル53への導入管路に相当している。同様に、前記室外機1へと延びる前記温水戻り管3の途中に1つの戻りヘッダ92が設けられており、温水戻り管3のうち前記戻りヘッダ92より上流側部分は、前記暖房パネル51からの戻り管3B1と、前記暖房パネル52からの戻り管3B2と、前記床暖房パネル53からの戻り管3B3と、に分かれている。そして、温水戻り管3のうち前記戻りヘッダ92より下流側部分は、1つの共通戻り管3Aとして構成され、前記戻り管3B1,3B2,3B3を介し導入された温水を前記室外機1へと戻す。なお、前記共通戻り管3Aと戻り管3B1とが前記暖房パネル51からの導出管路に相当し、前記共通戻り管3Aと戻り管3B2とが前記暖房パネル52からの導出管路に相当し、前記共通戻り管3Aと戻り管3B3とが前記床暖房パネル53からの導出管路に相当している。
そして、前記暖房パネル51への往き管2B1、前記暖房パネル52への往き管2B2、及び、前記床暖房パネル53への往き管2B3には、熱動弁コントローラCVからの駆動信号により各往き管を開閉可能な熱動弁V1,V2,V3がそれぞれ設けられている。この例では、前記A室には、前記暖房パネル51の放熱(暖房)運転操作と前記暖房パネル52及び床暖房パネル53の放熱(暖房)運転操作を行うためのメインリモコン装置RMが設けられており、前記B室には前記暖房パネル52の放熱(暖房)運転操作を行うための端末用リモコン装置RAが設けられており、前記C室には前記床暖房パネル53の放熱(暖房)運転操作を行うための端末用リモコン装置RBが設けられている。
前記メインリモコン装置RMでの操作に対応して出力される制御信号SS1は、前記室外機1の制御を行う室外機制御部(後述)へと入力され、これによって前記共通往き管2Aへ供給される温水の流量や温度等が制御されるとともに、さらにこれに対応して前記室外機制御部から前記熱動弁コントローラCVに制御信号SS2が出力され、これに応じて熱動弁コントローラCVから出力される制御信号S1,S2,S3によって各熱動弁V1,V2,V3の開閉動作が制御される。これにより、前記メインリモコン装置RMを適宜に操作することで、前記暖房パネル51、前記暖房パネル52、及び前記床暖房パネル53の運転状態を一括して制御可能となる(以下適宜、このような制御態様を「一括制御」と称する)。また、前記端末用リモコン装置RAでの操作に対応して出力される制御信号Saは前記熱動弁コントローラCVへと入力され、これに応じて熱動弁コントローラCVから出力される制御信号S2によって前記熱動弁V2の開閉動作が制御される。これにより、前記端末用リモコン装置RAを適宜に操作することで前記前記暖房パネル52の運転状態を個別に制御可能となる(以下適宜、このような制御態様を「個別制御」と称する)。また、前記端末用リモコン装置RBでの操作に対応して出力される制御信号Sbは前記熱動弁コントローラCVへと入力され、これに応じて熱動弁コントローラCVから出力される制御信号S3によって前記熱動弁V3の開閉動作が制御される。これにより、前記端末用リモコン装置RBを適宜に操作することで前記床暖房パネル53の運転状態を個別に制御可能となる。
次に、前記室外機1の概略的なシステム構成を図2に示す。図2において、室外機1は、R32冷媒を循環させ室外での吸放熱を行う冷媒循環回路21と、例えば不凍液などを温水として循環させ前記複数の熱交換端末(前記の例では、暖房パネル51、暖房パネル52、床暖房パネル53の3つ)での放熱を行う、(前記温水往き管2及び前記温水戻り管3からなる)温水循環回路22と、の間における熱交換を行うものである。
すなわち、前記冷媒循環回路21は、前記室外機1に備えられた、前記冷媒を圧縮する圧縮機7と、前記冷媒と外気との熱交換を行う室外熱交換器8(空気熱交換器に相当)と、前記冷媒を減圧膨張させる膨張弁9と、前記温水往き管2及び前記温水戻り管3を循環する前記温水と前記冷媒との熱交換を行う水−冷媒熱交換器11(水熱交換器に相当)とを、冷媒配管15で接続して形成されている。なお、前記冷媒配管15で互いに接続された前記圧縮機7、前記室外熱交換器8、前記膨張弁9によってヒートポンプ装置が構成されている。また、前記室外熱交換器8に送風する室外ファン10がさらに設けられている。そして、前記室外熱交換器8の略中間部表面の温度を検知する熱交センサ8aと、前記室外ファン10の風上側に設けられ、室外ファン10によって吸い込まれた空気の温度(外気温b)を検知する外気温センサ10aと、
前記冷媒循環回路21における、前記水−冷媒熱交換器11の出口側に接続する冷媒出口配管13の表面温度を検知する冷媒出口温センサ13aとを備えている。この冷媒出口温センサ13aの温度を計測することで前記冷媒出口配管13を通過する冷媒の圧力を間接的に知ることができる。
前記圧縮機7は、低圧ガス状態の冷媒を昇圧して高圧ガス状態にするとともに、室外機1内における冷媒配管15全体の冷媒を循環させるポンプとしても機能する。そして周知のインバータ装置(図示せず)によって周波数を25〜105Hzの間で連続的に可変制御することで、圧縮能力を変化する。
暖房運転では、前記室外熱交換器8は、その内部を通過する液体状態の前記冷媒の温度が室外の外気温度より低く、外気の熱を冷媒に吸熱してガス状態に蒸発させる蒸発器として機能する。前記室外熱交換器8で外気から吸収した熱は冷媒回路によって前記水−冷媒交換器11に運ばれ、前記温水循環回路22を介して室内の暖房が行われる。外気温bが約5℃以下に下がると室外熱交換器8は氷点下まで低下し、通過する外気に含まれる水分が氷結することで室外熱交換器8表面に霜の付着が始まる、霜の形成は外気温bが低いほど多く発生し、暖房運転の継続時間に沿って徐々に増加し、霜が発達することで熱交換が阻害され室外熱交換器8内を通過する冷媒の温度が更に低下して暖房運転ができなくなるので、適当なタイミング(この実施例では外気温bと熱交温度aの温度差が8deg以上)で定期的に除霜運転が必要になる。
前記のように除霜運転の条件が成立すれば、除霜運転を開始する。前記膨張弁9を全開にして前記循環ポンプ12を停止するれば、前記圧縮機7で加圧された高温高圧のガスを室外熱交換器8に送り込んで加熱することで室外熱交換器8に付着した霜を取り除き室外熱交換器8において正常な熱交換が行われるようにする、いわゆる正サイクル除霜が行われる。
前記室外ファン10は、前記室外熱交換器8に対して送風することで、室外熱交換器8の性能を向上させる。前記外気温センサ10aは室外ファン10の風上側で室外空気の吸込口近傍に配置され、外気温bを検知する。
前記膨張弁9は、高圧液体状態の前記冷媒を減圧膨張させて低圧液体状態とするよう機能する。
前記水−冷媒熱交換器11は、前記のように冷媒循環回路21に接続されてその内部に冷媒を通過させるとともに、前記温水往き管2及び前記温水戻り管3にも接続されてその内部に温水を通過させる。水−冷媒熱交換器11の内部を通過するR32冷媒の温度が前記温水の温度より低い場合は、水−冷媒熱交換器11の内部を通過するガス状態の冷媒の温度が温水の温度より高い場合は、冷媒に対してその熱を温水に放熱し液体状態に凝縮させる凝縮器として機能する。
一方、前記温水循環回路22は、前記室外機1に備えられた、前記水−冷媒熱交換器11、前記温水に循環圧力を加える循環ポンプ12、及びシスターンタンク14と、前記複数の熱交換端末(前記の例では、暖房パネル51、暖房パネル52、床暖房パネル53の3つ)を、前記温水往き管2及び前記温水戻り管3で接続して形成されている。
前記シスターンタンク14は、キャビテーションなどで温水中に生じた気泡の分離(気水分離機能)と、前記温水循環回路22における膨張温水の吸収及び循環水の補給を行う。
前記循環ポンプ12は、前記温水往き管2及び前記温水戻り管3全体に温水を循環させるよう機能する。
なお、このとき、室外機1は、当該室外機1の制御を行い除霜制御部としての室外機制御部CUを備えている。この室外機制御部CUは、主にCPU、ROM、RAM等を備えたマイクロコンピュータで構成され、前記メインリモコン装置RMからの前記制御信号SS1に基づいて前記圧縮機7の周波数や前記循環ポンプ12の回転数等、室外機1全体の制御を行うとともに、対応する前記制御信号SS2を前記熱動弁コントローラCVに出力する。
上記構成の冷媒循環回路21において、図2の実線矢印は暖房運転時の循環方向を示しており、前記圧縮機7から吐出した冷媒が水−冷媒熱交換器11、膨張弁9、室外熱交換器8の順で流通する。これにより、低温・低圧で吸入されたガス状態の冷媒が圧縮機7で圧縮されて高温・高圧のガスとなった後、前記水−冷媒熱交換器11(凝縮器として機能)において温水戻り管3からの温水に熱を放出しながら高圧の液体に変化する。こうして液体になった冷媒は膨張弁9で減圧されて低圧の液体となり蒸発しやすい状態となる。その後、低圧の液体が室外熱交換器8(蒸発器として機能)において蒸発してガスに変化することで外気から吸熱する。そして冷媒は、低温・低圧のガスとして再び前記圧縮機7へと戻る。
このとき、図2の一点鎖線矢印で示すように、前記水−冷媒熱交換器11で加熱された温水は、温水往き管2から前記複数の熱交換端末(前記の例では、暖房パネル51、暖房パネル52、床暖房パネル53の3つ)のうち少なくとも1つに供給されて室内空気に放熱して室内を加温し、その後に前記シスターンタンク14を通過して再び前記循環ポンプ12へ戻る。この循環ポンプ12は通常運転時は約4,200rpsの回転数で運転するが、施工時において、熱交換端末の個数や容量が小さく、流通抵抗が小さなときには工事業者が通常運転時の回転数を低く設定する場合もある。以上のような冷媒循環回路21の冷凍サイクルと温水循環回路22との間で熱交換を行うことにより、室内空気の温度を上げる暖房運転が行われる。
外気温bが約5℃以下に下がると室外熱交換器8は氷点下まで低下し、通過する外気に含まれる水分が氷結することで室外熱交換器8表面に霜の付着が始まる、霜の形成は外気温bが低いほど多く発生し、暖房運転の継続時間に沿って徐々に増加し、霜が発達することで熱交換が阻害され室外熱交換器8内を通過する冷媒の温度が更に低下して暖房運転ができなくなるので、適当なタイミング(この実施例では外気温bと熱交温度aの温度差が8deg以上)で定期的に除霜運転が必要になる。
除霜運転では、前記膨張弁9を全開にして前記循環ポンプ12を停止し、前記圧縮機7で加圧された高温高圧のガスを室外熱交換器8に送り込んで加熱することで、室外熱交換器8に付着した霜を溶かす。このとき、前記冷媒出口温センサ13aで検知する冷媒出口温度fが第1所定温度f1(65℃)以下になるように、前記圧縮機7の周波数eを第1所定周波数(40Hz)、第2所定周波数(35Hz)、第3所定周波数(25Hz)と複数段階で順次下降する。これによって、前記水熱交換器11出口付近の圧力が許容圧力を超えることを防止する。許容圧力(例えば4.15MPa)を超えた場合には、前記圧縮機7が自身で備える過電流保護装置(図示せず)や高圧保護装置(図示せず)等の高圧保護装置が作動して圧縮機7の破壊を防止するために圧縮機7を自動で停止して、数分の間は圧縮機7の再起動が防止される。このような、高圧保護装置による異常停止が続くけば、圧縮機7の負担が大きくなり最終的には故障して運転不能の状態に到る。また、前記圧縮機7の周波数を第3所定周波数(25Hz)まで低下しても冷媒出口温度fが上昇して、前記第1所定温度f1(65℃)を超えようとする場合には、停止していた前記循環ポンプ12を暖房運転時の通常回転数d1(4,200rpm)よりも低い所定回転数d2(2,000rpm)で運転することで圧力の上昇を更に防止することができる。また、循環ポンプ12の運転によって冷媒出口温度fが低下して第2所定温度f2(62℃)を下回る場合には循環ポンプ12を停止して冷媒温度が下がりすぎることで除霜の妨げになることを防止する。
次に、前記メインリモコン装置RMには、前記複数の熱交換端末(前記図1に示した例では、暖房パネル51、暖房パネル52、床暖房パネル53)の運転状態や各種設定状態を表示可能な表示部(図示せず)と、メインリモコン装置RM自体の電源をON・OFFするための「電源」ボタン(図示せず)と、前記熱交換端末の運転開始を指示するための「運転」ボタン(図示せず)と、前記熱交換端末に対しタイマーによる運転を指示するための「タイマー」ボタン(図示せず)等多数の操作ボタンが設けられている。なお、図示を省略しているが、リモコン装置RMには、各種の表示を行うための、演算部としてのCPUや記憶部としてのメモリ等が内蔵されている。
図2〜4によって、前記除霜運転の開始から除霜終了までの各条件と、この各条件に対応する各構成部品の作動を説明する。
前記暖房運転では、図2に示す方向にR32冷媒が冷媒循環回路21を循環する、通常暖房時は熱交換端末の負荷に応じて、前記圧縮機7は25Hzから105Hzの範囲で連続的に可変制御される、前記室外ファン10は負荷に応じて600rpmから800rpmの範囲で可変制御される、同じく負荷に応じて前記膨張弁9も開度(減圧度)が可変制御される、前記温水循環回路22の循環ポンプ12は約4,200rpmで一定回転を継続する。尚、室外熱交換器8に霜の発生が無い状態では室外熱交温度aは外気温bとほぼ等しい温度を示す。
外気温bが約5℃以下に低下すると室外熱交換器8の表面に霜の付着が始まる、外気温bが氷点下になれば急速に霜が発達し室外熱交換器8を覆うと、外気温bと室外熱交温度aの温度差cが8deg(第1所定温度差c1に相当)を越えたかの、除霜開始の条件を判定し(st2)、Yesで8degより大きければst3に進んで除霜運転が開始され、Noでc1(8deg)以下ならばst1に戻り暖房運転を継続する。s3において除霜運転が開始されれば、膨張弁9が全開に切り替わり、除霜を妨げない様に室外ファン10は停止し、圧縮機7は約中間の周波数40Hz(第1所定周波数e1に相当)に、循環ポンプ12は停止して、それぞれ切り替え制御され正サイクル除霜運転を継続し、除霜運転の継続中には常時水熱交換器11の冷媒出口温度fを読込んで確認をする。
次に、st4において冷媒出口温度fが第1所定温度f1(65℃)より高いかを判定する。Yesで高い場合にはst5に進み、Noで低い場合にはst11に進む。
次に、st5においては現在の圧縮機7の周波数が最低周波数であるかを判定する。Noで圧縮機7の周波数を下げる余地が有れば、st10に進んで周波数を1段階減速することで、圧力が許容圧力を超えることを防止する。Yesで圧縮機7の周波数が最低周波数の第3所定周波数e3(25Hz)である場合には、これ以上周波数を下げることができないので、st6に進んで循環ポンプ12が作動中かを判定し、st6にてNoで循環ポンプ12が停止していれば、st9にて循環ポンプ12を所定回転数d2(1,500rpm)で回転することで、水−冷媒熱交換器11の温度を低下させることで、圧力が許容圧力を超えることを防止する。
st6において循環ポンプ12が既に作動中であればYesでst7に進み、除霜終了条件の判定が行われる。室外熱交換器8の霜が溶けて熱交温度aが8℃(第2所定温度a2に相当)を60秒(第3所定時間t3に相当)継続して越えれば、Yesでst8に進んで、除霜運転が終了し通常の暖房運転(循環ポンプ12が4,200rpm、膨張弁9が暖房開度、圧縮機7が暖房周波数)に復帰する。
st7において熱交温度aが8℃以下ならば、Noでst4に戻り除霜終了条件が成立するまで、圧縮機7の最低周波数の第3所定周波数(25Hz)と循環ポンプ12の所定回転数d2(1,500rpm)を継続するが、循環ポンプ12が始動することで早急に冷媒出口温度fが低下してゆく。
次に、st11では冷媒出口温度fが第2所定温度f2(62℃)より低いかを判定する。Yesで低い場合にはst12に進んで循環ポンプ12が作動中かを判定し、Yesで循環ポンプ12が作動中であればst13に進んで循環ポンプ12を停止し、st7に進み除霜運転の終了条件の判定を行う。
st11においてNoで冷媒出口温度fが第2所定温度f2(62℃)より高い場合には、冷媒出口温度fは62℃<f<65℃で適切な温度であるので、st7に進む。また、st12においてNoで循環ポンプ12は停止しているので、そのままst7に進み、st7にて除霜条件が成立するまでこれらの除霜運転を継続する。
以上説明したように、本実施形態の温水暖房システムでは、冷媒出口温度fが第1所定温度f1以下になるように、圧縮機7の周波数を可変することで、水熱交換器11出口付近の圧力を適正にし、圧縮機7の故障を減少することができる。また、除霜運転後の再起動をスムーズにすることで、加熱能力が向上し、COP(エネルギー消費効率)も向上する。また、除霜開始初期の圧縮機7の周波数を高く設定することで、除霜時間を短縮して効率的な運転を行うことができる。
また、圧縮機7の周波数が最低周波数e3まで下降した場合には、循環ポンプ12を低回転で運転することで、圧縮機7の低回転を維持して水熱交換器11によって余分な熱を温水循環回路に逃がすことで、除霜運転を継続しながら、水熱交換器11出口付近の圧力を適正にし、圧縮機7の故障を更に減少することができる。また、除霜運転後の再起動をスムーズにすることで、加熱能力が向上し、COP(エネルギー消費効率)も向上する。
また、循環ポンプ12の回転数を、暖房運転時の通常回転数d1よりも除霜運転時の所定回転数d2を低く設定することで、水熱交換器11出口付近の圧力を更に適正化することができ、除霜時間が無駄に長くなることを防止して、更にCOP(エネルギー消費効率)を向上することができる。
尚、この実施例では室内機45を床暖房や放熱器の用途で説明したが、室内機45としては筐体の内部に室内熱交換器と室内送風機やを一体に備えたファンコンベクタ等の空気調和機を使用することもできる。また、温水を使用した空気調和機だけでなく、ヒートポンプサイクルによって湯を沸かす、いわゆるヒートポンプ式給湯機においても適用できるものである。
1 室外機
2 温水往き管
3 温水戻り管
7 圧縮機
8 室外熱交換器(空気熱交換器)
8a 熱交センサ
9 膨張弁
10 室外ファン
11 水−冷媒熱交換器(水熱交換器)
12 循環ポンプ
13 冷媒出口配管
13a 冷媒出口温センサ
51 暖房パネル(暖房端末、熱交換端末)
52 暖房パネル(暖房端末、熱交換端末)
53 床暖房パネル(床暖房端末、熱交換端末)
CU 室外機制御部(除霜制御部)

Claims (3)

  1. 圧縮機、水熱交換器、膨張弁、空気熱交換器を順次接続した冷媒循環回路と、
    前記水熱交換器に循環ポンプと室内の暖房を行う熱交換端末を接続した温水循環回路と、
    前記冷媒循環回路と前記温水循環回路を制御する室外機制御部と、を備え、
    前記空気熱交換器の着霜時に、前記膨張弁を開放して正サイクル除霜を行う温水暖房システムにおいて、
    前記空気熱交換器に有する空気熱交センサと、
    前記水熱交換器の冷媒出口側配管に有する冷媒出口温センサと、を備え、
    除霜運転時には前記循環ポンプを停止し、前記冷媒出口温センサで検知する冷媒出口温度が第1所定温度以下になるように、前記圧縮機の周波数を可変する除霜制御部を備えることを特徴とする温水暖房システム。
  2. 前記除霜運転時には冷媒出口温度が第1所定温度以下になるように、前記圧縮機の周波数を複数段階で順次下降し、
    前記圧縮機の周波数が最低周波数まで下降しても冷媒出口温度が前記第1所定温度を超えようとする場合には、前記循環ポンプを運転することを特徴とする請求項1に記載の温水暖房システム。
  3. 前記循環ポンプの回転数を可変とし、暖房運転時の回転数よりも前記除霜運転時の回転数を低く設定することを特徴とする請求項2に記載の温水暖房システム。
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