JP2019048331A - 溶接ヘッド及び溶接方法 - Google Patents

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翔太 荒木
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Abstract

【課題】特に大出力のレーザ溶接において、溶接中に発生する保護ガラスの汚れを防止した溶接ヘッド及び溶接方法を提供する。
【解決手段】溶接ヘッド10は、レーザ光14を整形する光学系50と、光学系50のレーザ光出射側に配置されて光学系50の内部への粉塵23の侵入を阻止する保護ガラス12と、保護ガラス12のレーザ光出射側に設けられてレーザ光14を通過させるとともにレーザ光14の光路22の直交方向にガスジェット19を通過させるジェット経路部25と、保護ガラス12とジェット経路部25の間に設けられ、レーザ光14を通過させるとともにレーザ光14の出射方向に光路22に沿うようなクリーンガス28を流動させるクリーンガス流路部31と、を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明の実施形態は、溶接ヘッドの保護技術に関する。
近年、レーザ溶接に適用可能なレーザ発振器の大出力化によって、数十kWの大出力レーザが実現された。大出力レーザによるレーザ溶接では、溶接箇所で溶融した金属が飛散して発生するスパッタ、及び金属が蒸発することで発生するヒュームが、大量に発生する。
これらのスパッタ又はヒュームがレーザ溶接ヘッドの保護ガラス又は集光レンズ等の光学系に付着すると、付着部でレーザ光が吸収されて顕著な温度上昇が発生する。この温度上昇によって光学系が損傷することがある。そこで、レーザ溶接ヘッドには、光学系へ付着しようとするスパッタ及びヒュームをガスジェットで吹き飛ばすガス噴出機構が設けられている。
特開2015−229195号公報
しかしながら、上述した従来の技術では、粒子径の小さいヒュームはガスジェットに巻き上げられて、その後保護ガラスへ付着してしまうという課題があった。
ヒュームが蓄積した保護ガラスの交換作業では、光学系内部の集光レンズが外気に晒される。よって、この交換作業の繰り返しによる粉塵の蓄積によって、集光レンズにレーザ光の吸収による損傷が発生しうるため、結局、光学系の定期なクリーニングが必要になる。
本発明はこのような事情を考慮してなされたもので、特に大出力のレーザ溶接において、溶接中に発生する保護ガラスの汚れを防止した溶接ヘッド及び溶接方法を提供することを目的とする。
本実施形態に係る溶接ヘッドは、レーザ光を整形する光学系と、前記光学系のレーザ光出射側に配置されて前記光学系の内部への粉塵の侵入を阻止する保護ガラスと、前記保護ガラスのレーザ光出射側に設けられて前記レーザ光を通過させるとともに前記レーザ光の光路の直交方向にガスジェットを通過させるジェット経路部25と、前記保護ガラスと前記ジェット経路部25の間に設けられ、前記レーザ光を通過させるとともに前記レーザ光の出射方向に前記光路に沿うようなクリーンガスを流動させるクリーンガス流路部31と、を備えるものである。
本実施形態に係る溶接方法は、光学系を介してレーザ光を溶接対象物に照射するステップと、前記光学系を保護する保護ガラスのレーザ光出射側において前記レーザ光の光路の直交方向にガスジェットを通過させるステップと、前記保護ガラスと前記ガスジェットとの間に前記レーザ光の出射方向に前記光路に沿ってクリーンガスを流動させるステップと、を含むものである。
本発明により、特に大出力のレーザ溶接において、溶接中に発生する保護ガラスの汚れを防止した溶接ヘッド及び溶接方法が提供される。
第1実施形態に係る溶接ヘッドの概略断面図。 第1実施形態に係る溶接ヘッドに設けられるクリーンガス流路部を形成する風路形成部の概略斜視図。 第2実施形態に係る溶接ヘッドの概略断面図。 第2実施形態に係る溶接方法を示すフローチャート。 第3実施形態に係る溶接ヘッドの概略断面図。 第4実施形態に係る溶接ヘッドの概略断面図。 第5実施形態に係る溶接ヘッドの概略断面図。 一般的な溶接ヘッドの概略断面図。
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
図8は、一般的な溶接ヘッド10の概略断面図である。
溶接ヘッド10は、一般に、例えば図8に示されるように、屈曲した筒状の筐体11に収容された光学系50と、保護ガラス12と、ガス噴出機構13と、で構成される。このような溶接ヘッド10により、光学系50を介してレーザ光14を溶接対象物21に照射することで溶接が行なわれる。
光学系50は、例えば、光ファイバ51、コリメートレンズ52、反射ミラー53及び集光レンズ54からなり、内部に導入されたレーザ光14の向き、照射径、及び偏光状態などの光学的特性のうちの少なくともいずれかを調整(すなわち整形)して溶接対象物21などの照射対象に向けて出射する構成である。光ファイバ51から出射されてコリメートレンズ52を通過したレーザ光14は、反射ミラー53で直角に折り返されて、集光レンズ54で溶接箇所16に向けて集光される。
光学系50のレーザ光14の出射側には、保護ガラス12が設けられる。前述したように、光学系50内部の汚れはレーザ光14の吸収による温度上昇を介して光学系50の損傷の原因になるので、保護ガラス12は光学系50の内部を外気から遮断するように設けられる。保護ガラス12により筐体11や光学系50内への粉塵23の侵入が阻止されている。
ガス噴出機構13は、ジェット経路部25を構成するジェット経路形成部17と、ジェット噴射部18と、で構成される。
ジェット経路部25を構成するジェット経路形成部17は、筐体11の端部であって、保護ガラス12側のレーザ光出射側(下流側)に設けられ、レーザ光14を通過(透過)させることができるとともにレーザ光14の光路22の直交方向にガスジェット19を通過(流動)させることができるように構成される。
ジェット経路形成部17は、保護ガラス12のレーザ光出射側(下流側)に配置されて、筐体11に固定される。ジェット経路形成部17は、例えば円筒体17a(17)とその側面に設けられた直交経路17b(17)で構成される。直交経路17bには、ガスチューブ15を介してジェット経路形成部17内にガスジェット19を噴射するジェット噴射部18が接続される。
溶接対象物21に向けて光学系50から出射されたレーザ光14は、ジェット経路形成部17の円筒体17aの中空空間をそのまま通過する。一方、ガスジェット19は、直交経路17bに沿って、円筒体17aの中空空間内を光路22の直交方向に通過する。
溶接箇所16から発生した大量のスパッタ23a(23)又はヒューム23b(23)は、その一部が飛散する。飛散してジェット経路形成部17内に侵入したスパッタ23a、ヒューム23b及びその他の微粒子等の粉塵23は、ガスジェット19によって光路22の垂直方向に吹き飛ばされる。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る溶接ヘッド10の概略断面図である。
図2は、第1実施形態に係る溶接ヘッド10に設けられるクリーンガス流路部31を構成する風路形成部24の概略斜視図である。
第1実施形態に係る溶接ヘッド10は、図1及び図2に示されるように、上述の構成に加えて、風路形成部24、ガス供給孔26及びクリーンガス供給部34を備える。これらの風路形成部24、ガス供給孔26及びクリーンガス供給部34によりクリーンガス流路部31が構成される。クリーンガス流路部31は、保護ガラス12とジェット経路部25であるジェット経路形成部17の間に設けられ、レーザ光14を通過させるとともにレーザ光14の出射方向にレーザ光14の光路22に沿うようなクリーンガス28を流動させる構成である。
風路形成部24は、ジェット経路形成部17の内部であってガスジェット19の通過領域より保護ガラス12側に設けられる。
風路形成部24は、例えば図2に示されるように筒状をしており、その円柱中心が光路22に沿うように固定される。レーザ光14は、風路形成部24の内部空間を直進する。
風路形成部24の側面にはガス供給孔26が設けられる。ガス供給孔26は、クリーンガス供給部34が供給する粉塵23を含まないクリーンガス28を風路形成部24の内部空間に流入させる。
ガス供給口29から流入したクリーンガス28は、自らの圧力及びガスジェット19の負圧によりガスジェット19に向けて流動する。よって、クリーンガス流路部31のうち風路形成部24の内部空間部分は、クリーンガス28の流動によって、粉塵23の流入が阻止されて、粉塵23の極めて少ない状態になる。
ガス供給孔26は、例えば図2に示されるような風路形成部24の側面に接続されたノズル29aである。このとき、クリーンガス供給部34はクリーンガス管34b及びこのクリーンガス管34bに接続されるガスボンベ等のガス供給部34aで構成される。また、ガス供給孔26は、風路形成部24と筐体11との間に設けられた空隙であってもよい。
ガス供給口29から風路形成部24の内部空間をガスジェット19に向けて流下するクリーンガス28によって、ヒューム23bのような微粒子であっても、この内部空間内に流入することが防止される。よって、保護ガラス12のレーザ光出射側にクリーンガス流路部31を設けることで、保護ガラス12へのヒューム23bの付着を防止することができる。
以上のように、第1実施形態に係る溶接ヘッド10によれば、大出力のレーザ溶接において、溶接中に発生する保護ガラス12の汚れを防止することができる。
(第2実施形態)
図3は、第2実施形態に係る溶接ヘッド10の概略断面図である。
第2実施形態に係る溶接ヘッド10は、図3に示されるように、クリーンガス流路部31の粉塵量を測定する粉塵計36と、粉塵計36で測定された粉塵量に応じてクリーンガス28の供給を調整する調整部34c(クリーンガス供給部34)と、を備える。
粉塵計36は、例えば、クリーンガス流路部31内の発光強度を検出する光センサ36aである。
クリーンガス流路部31内に粉塵23が侵入すると、この粉塵23がレーザ光14を吸収して発光する。そこで、この発光を計測用ファイバ39で光センサ36aに導光して、発光強度を測定する。このとき、調整部34cは、光センサ36aで検出された発光強度に応じて、ガス供給部34aを制御してクリーンガス28の供給量を調整する。
次に、第2実施形態に係る溶接方法について図4のフローチャートを用いて説明する。
まず、ジェット噴射部18を起動して、ガスジェット19の供給を開始する(S11)。ガスジェット19は、直交経路17bに沿って、光路22に直交にジェット経路形成部17の内部空間を通過する。
同時に、ガス供給部34aを起動して、クリーンガス28の風路形成部24内部への供給を開始する(S12)。なお、クリーンガス28の供給の開始は、光センサ36aで測定された発光強度に応じて自動で行われてもよい。つまり、溶接の開始後(S13後)の例えばステップS17時点に、適宜開始するものであってもよい。
そして、レーザ光14を出射して溶接を開始する(S13)。
溶接で溶接箇所16から発生したスパッタ23a及びヒューム23bの一部は、ジェット経路形成部17の内部空間に飛散する。
ジェット経路形成部17の内部空間に侵入したスパッタ23a等の粉塵23は、ガスジェット19によって直交経路17bに沿って吹き飛ばされる(S14)。
また、ガスジェット19で巻き上げられて風路形成部24内部に侵入しようとするヒューム23bは、風路形成部24内部を流動するクリーンガス28によって進入が阻止される(S15)。
クリーンガス28で侵入を阻止されたヒューム23bは、ガスジェット19にのって直交経路17bから外部に排出される。
クリーンガス流路部31への粉塵23の侵入は、例えば光センサ36aにおいて、レーザ光14の吸収による粉塵23の発光強度に基づいて監視される(S16)。
そして、調整部34cが、測定されたクリーンガス流路部31内の発光強度に応じてガス供給部34aを制御してクリーンガス28の供給量を調整する(S17)。なお、クリーンガス流路部31内で粉塵23が全く検出されない場合には、クリーンガス28の供給量を停止してもよい。
溶接が終了するまで(S18がNOの場合)、クリーンガス28の供給調整は継続される(S14へ)。
溶接が終了すると(S18がYESの場合)、ガス供給部34a及びジェット噴射部18を停止して動作を終了する(S19:END)。
なお、これらレーザ光出射、ジェット噴射、クリーンガス供給、及びクリーンガス供給量調整の各動作は、プログラムに沿ってコンピュータで実行してもよい。
例えば、ジェット噴射部18、ガス供給部34a、粉塵計36及び調整部34cは、CPU等のプロセッサ、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、或いはHDD(Hard Disk Drive)等の記憶装置、を具備するコンピュータとして構成することができる。
この場合、これらの機能は、記憶装置に記憶された所定のプログラムをプロセッサが実行することによって実現することができる。
また、このようなソフトウェア処理に換えて、ASIC(Application Specific Integration Circuit)やFPGA(Field-Programmable Gate Array)等のハードウェアで実現することもできる。
なお、クリーンガス流路部31内の粉塵量を監視してクリーンガス28の供給量を調整すること以外は、第2実施形態は第1実施形態と構成的にも動作的にも同様となるので、重複する説明を省略する。
このように、第2実施形態に係る溶接ヘッド10によれば、第1実施形態と同様の効果に加えて、粉塵23の飛散量に応じて最適量のクリーンガス28を供給することができるので、保護ガラス12の汚れの付着を確実に防止することができる。
(第3実施形態)
図5は、第3実施形態に係る溶接ヘッド10の概略断面図である。
第3実施形態に係る溶接ヘッド10は、図5に示されるように、保護ガラス12が2枚以上設けられる。
保護ガラス12が1枚であると、保護ガラス12の交換が実施される場合には、保護ガラス12の交換時に集光レンズ54が外気と接触するため、集光レンズの定期的なクリーニングも必要になる。集光レンズ54はレーザ光14の集光特性に大きく影響するため、溶接現場でのクリーニング作業による汚れの再付着や拭き残しについて厳密な管理が必要であり、メンテナンス性を低下させていた。
そこで、第3実施形態では、保護ガラス12を光路22に沿って2枚以上設けることで、集光レンズ54を外気に接触させることなく、保護ガラス12を交換可能にする。
通常時には、外気に接触する側の保護ガラス12aのみを交換することになる。この場合、筐体内側の保護ガラス12bの交換頻度が極めて少なくなるため、集光レンズ54の交換頻度はさらに低くなる。
なお、保護ガラス12を2枚以上にすること以外は、第3実施形態は第1実施形態と構成的にも動作的にも同様となるので、重複する説明を省略する。
このように、第3実施形態に係る溶接ヘッド10によれば、第1実施形態の効果に加え、保護ガラス12を交換する場合にも集光レンズ54への汚れの付着を防止することができる。
(第4実施形態)
図6は、第4実施形態に係る溶接ヘッド10の概略断面図である。
第4実施形態に係る溶接ヘッド10は、図6に示されるように、粉塵回収管42を備える。
ジェット経路形成部17を流動したガスジェット19及びガスジェット19とともに噴出した粉塵23は、直交経路17bに設けられた噴出口から噴出する。
噴出した粉塵23は、溶接対象物21等に堆積して再度溶接の衝撃等で飛散する。その飛散量が多い場合、保護ガラス12へ到達する粉塵量も多くなる。
そこで、第4実施形態では、この噴出口に対向するように粉塵回収管42を配置して、噴出口から噴出したガスジェット19及びガスジェット19とともに噴出した粉塵23を吸引する。すなわち、粉塵回収管42は、ジェット経路形成部17から排出されるガスジェット19に含まれる粉塵23を回収する構成である。
粉塵回収管42で吸引することで、溶接雰囲気中に飛散する粉塵量を低減することができることに加えて、ガスジェット19を加勢することで、ガスジェット19による負圧を高めることができる。
なお、噴出口から噴出した粉塵23を吸引すること以外は、第4実施形態は第1実施形態と構成的にも動作的にも同様となるので、重複する説明を省略する。
このように、第4実施形態に係る溶接ヘッド10によれば、第1実施形態の効果に加え、より確実に保護ガラス12への汚れの付着を防止することができる。
(第5実施形態)
図7は、第5実施形態に係る溶接ヘッド10の概略断面図である。
第5実施形態に係る溶接ヘッド10は、図7に示されるように、飛散防止出射ノズル46及び吸引ノズル47を備える。
飛散防止出射ノズル46は、ジェット経路形成部17と溶接対象物21との間に設けられて光路22の直交方向に送風して、粉塵23を吹き飛ばす。
吸引ノズル47は、飛散防止出射ノズル46のノズル口に対向して設けられて、吹き飛ばされた粉塵23が溶接雰囲気中に飛散しないように回収する。
また、好ましくは、ジェット経路形成部17と溶接対象物21との間に光路22に垂直に遮蔽板43が設けられる。
遮蔽板43は、溶接対象物21からジェット経路形成部17に向けて飛散する粉塵23を遮蔽する。一方、遮蔽板43にはレーザ光14の光路上にレーザ光14が通過する通過孔44が設けられているため、レーザ光14は、遮蔽板43に遮られることなく溶接対象物21に到達する。
遮蔽板43は、例えば飛散防止出射ノズル46及び吸引ノズル47に固定される。また、これら飛散防止出射ノズル46及び吸引ノズル47が設けられていない場合には、ジェット経路形成部17又は筐体11に固定されてもよい。
なお、ジェット経路形成部17へ到達する粉塵量を低減すること以外は、第5実施形態は第1実施形態と構成的にも動作的にも同様となるので、重複する説明を省略する。
このように、第5実施形態に係る溶接ヘッド10によれば、第1実施形態の効果に加え、ジェット経路形成部17へ到達する粉塵23の絶対量を低減することができるので、より確実に保護ガラス12への汚れの付着を防止することができる。
以上述べた少なくとも一つの実施形態の溶接ヘッド10によれば、クリーンガス28を保護ガラス12近傍から光路22に沿って流下させることにより、大出力のレーザ溶接において、溶接中に発生する保護ガラス12の汚れを防止することが可能となる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。
これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更、組み合わせを行うことができる。
これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
例えば、第2実施形態では、粉塵計の測定結果に基づいて、作業員が手動でクリーンガスの供給量を調整してもよい。
10…溶接ヘッド、11…筐体、12(12a,12b)…保護ガラス、13…ガス噴出機構、14…レーザ光、15…ガスチューブ、16…溶接箇所、17(17a,17b)…ジェット経路形成部(円筒体,直交経路)、18…ジェット噴射部、19…ガスジェット、21…溶接対象物、22…光路、23(23a,23b)…粉塵(スパッタ,ヒューム)、24…風路形成部、25…ジェット経路部、26…ガス供給孔、28…クリーンガス、29(29a)…ガス供給口(ノズル)、31…クリーンガス流路部、34(34a,34b)…クリーンガス供給部(ガス供給部,クリーンガス管)、36(36a)…粉塵計(光センサ)、37…調整部、39…計測用ファイバ、42…粉塵回収管、43…遮蔽板、44…通過孔、46…飛散防止出射ノズル、47…吸引ノズル、50…光学系、51…光ファイバ、52…コリメートレンズ、53…反射ミラー、54…集光レンズ。

Claims (8)

  1. レーザ光を整形する光学系と、
    前記光学系のレーザ光出射側に配置されて前記光学系の内部への粉塵の侵入を阻止する保護ガラスと、
    前記保護ガラスのレーザ光出射側に設けられて前記レーザ光を通過させるとともに前記レーザ光の光路の直交方向にガスジェットを通過させるジェット経路部と、
    前記保護ガラスと前記ジェット経路部の間に設けられ、前記レーザ光を通過させるとともに前記レーザ光の出射方向に前記光路に沿うようなクリーンガスを流動させるクリーンガス流路部と、を備えることを特徴とする溶接ヘッド。
  2. 前記クリーンガス流路部の粉塵量を測定する粉塵計を備える請求項1に記載の溶接ヘッド。
  3. 前記粉塵計で測定された粉塵量に応じて前記クリーンガス流路部に前記クリーンガスを供給するクリーンガス供給部を備える請求項2に記載の溶接ヘッド。
  4. 前記粉塵計は、前記クリーンガス流路部内の発光強度を検出する光センサであり、
    前記クリーンガス供給部は、前記発光強度に応じて前記クリーンガスの供給量を調整する請求項3に記載の溶接ヘッド。
  5. 前記ジェット経路部から排出される前記ガスジェットに含まれる粉塵を回収する粉塵回収管を備える請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の溶接ヘッド。
  6. 前記ジェット経路部と溶接対象物との間に設けられて前記光路の直交方向に送風する飛散防止出射ノズルと、
    前記飛散防止出射ノズルのノズル口に対向して設けられる吸引ノズルと、を備える請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の溶接ヘッド。
  7. 前記レーザ光の通過孔を有するとともに前記ジェット経路部と溶接対象物との間に設けられて前記溶接対象物から飛散する粉塵を遮蔽する遮蔽板を備える請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の溶接ヘッド。
  8. 光学系を介してレーザ光を溶接対象物に照射するステップと、
    前記光学系を保護する保護ガラスのレーザ光出射側において前記レーザ光の光路の直交方向にガスジェットを通過させるステップと、
    前記保護ガラスと前記ガスジェットとの間に前記レーザ光の出射方向に前記光路に沿ってクリーンガスを流動させるステップと、を含むことを特徴とする溶接方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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