JP2019047663A - 電力変換装置 - Google Patents

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JP2019047663A
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Makoto Fukuda
誠 福田
小林 勇次
Yuji Kobayashi
勇次 小林
秀樹 大庭
Hideki Oba
秀樹 大庭
良治 高岸
Ryoji Takagishi
良治 高岸
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Abstract

【課題】太陽電池等で発電された直流電力を交流電力に変換する電力変換装置において、直流電力を下面配線方式にて接続する場合、直流電力ラインが電力変換装置の下方へ大きい曲率で以って曲げられた状態での配線とならない配線が可能な電力変換装置とする。【解決手段】電力変換装置の下方へ向けて延出する直流入力コネクタと、直流電力を供給する直流電力ラインを前記直流入力コネクタへ接続する接続用コネクタを備え、前記直流入力コネクタに対して前記直流電力ラインが前記接続用コネクタによって交差状態に電気的に接続される構成。【選択図】 図2

Description

本発明は、直流電力を交流電力に変換する電力変換装置に関する。
建物の屋根などに設置した複数枚の太陽電池モジュールで発電された直流電力が並列に
接続箱へ入力され、接続箱で一つの発電電力に集電され、インバータと称する電力変換装
置に入力され、電力変換装置によって交流電力に変換し、その交流電力を商用電力系統(
GRID)へ供給する電力変換システムがある(特許文献1)。
特開2014―075272号公報
このような電力変換システムは、特許文献1のように、外部の直流電源である太陽電池
から供給される直流電力ラインは、接続箱を介して電力変換装置に入力される形態と、太
陽電池から供給される直流電力ラインは、接続箱を介さず直接、電力変換装置に入力され
る形態とがある。
このいずれの形態においても、通常、電力変換装置は建物の壁面に沿って縦方向に取り付
けられるが、建物の屋根や屋上に設置された太陽電池パネルから供給される直流電力ライ
ンは、電力変換装置の筺体の背壁を貫通して配線される背面配線方式と、電力変換装置の
筺体の下壁を貫通して配線される下面配線方式がある。
適正な電力供給を行うために、直流電力ラインは、電線が太く、その外側に十分な厚さの
絶縁被覆を有するため硬く、直角状態に曲げ難く施工性に課題がある。このため、下面配
線方式では、電力変換装置の筺体の下壁を貫通した配線を直角に曲げて電力変換装置の筺
体の下壁に沿った配線ができず、電力変換装置の筺体の下壁下方へ大きい曲率で以って曲
げられた状態での配線となり、配線が下方へ垂れ下がり、外観上好ましくない。
この対策として、下方へ垂れ下がった配線を特別な配線カバーで覆い、これを壁に取り付
けることが考慮されるが、配線カバーが大きくなり、その配線カバー費用とその配線カバ
ー取り付け工事費が余分のコストアップをもたらす。
本発明は、これに鑑み、下面配線方式において、直流電力ラインが電力変換装置の下方
へ大きい曲率で以って曲げられた状態での配線とならない配線が可能な電力変換装置によ
って、上記の課題を解決するものである。
本発明の第1は、直流電力を交流電力に変換する電力変換装置において、
前記電力変換装置の下方へ向けて延出する直流入力コネクタと、
前記直流電力を供給する直流電力ラインを前記直流入力コネクタへ接続する接続用コネク
タを備え、
前記直流入力コネクタに対して前記直流電力ラインが前記接続用コネクタによって交差状
態に電気的に接続される、
ことを特徴とする。
本発明の第2は、上記第1において、
前記接続用コネクタは、前記直流入力コネクタに接続される上下方向接続部と、前記直流
電力ラインの接続端部が接続される前後方向接続部とを有し、前記上下方向接続部と前記
前後方向接続部は側面視で略直交配置状態である、
ことを特徴とする。
本発明の第3は、上記第2において、
前記上下方向接続部は、前記直流入力コネクタと着脱自在に相互嵌着される上方向開口の
接続部であり、前記前後方向接続部は、前記直流電力ラインの接続端部が後方向から着脱
自在に接続される後向き接続部であり、前記上下方向接続部と前記前後方向接続部とこれ
ら両者を電気的に接続する中間接続部とが電気絶縁部材中に埋設形成された、
ことを特徴とする。
本発明によれば、下面配線方式の電力変換装置において、太陽電池等から供給される直
流電力ラインが建物の壁から延びる先端に接続用コネクタが接続され、この接続用コネク
タを電力変換装置の下方へ向けて延びる直流入力コネクタに対して接続することにより、
直流電力ラインが直流入力コネクタに対して交差状態の接続が可能となる。
このため、交差状態の接続を略直交状態とすることも可能であるため、電力変換装置の下
方への直流電力ラインの垂れ下がり状態の配線が防止される。これによって、垂れ下がり
配線を覆う大きな配線カバーが不要であり、電力変換装置の下方の配線の纏まりが整い、
外観的にも好ましい配線となり、直流電力ラインの配線の施工性が向上する。
また、電力変換装置の下部にコネクタの接続部位があるため、施工者は電力変換装置の蓋
体を開ける必要がなく、工場出荷時の機密性が損なわれることがなく、従って、防水や防
塵機能も損なわれる恐れがない。
本発明に係る電力変換装置と太陽電池との配線構成を説明する斜視図である。 本発明に係る電力変換装置と太陽電池との配線構成を説明する一部断面による側面図である。 本発明に係る電力変換装置に接続用コネクタを取り付けた状態を説明する正面図である。 本発明に係る直流入力コネクタ、接続用コネクタ、直流電力ラインの関係を説明する分解斜視図である。 本発明に係る直流入力コネクタ、接続用コネクタ、直流電力ラインが接続された状態の他の実施例を示す視図である。 本発明に係る直流入力コネクタ、接続用コネクタと同タイプを交流出力側にも採用した構成を説明する正面図である。
本実施形態は、太陽光などの再生可能エネルギーから得られた直流電力を入力し交流電
力に変換する電力変換装置において、
前記電力変換装置は建物の壁に沿って縦方向に配置され、
前記直流電力が供給される直流電力ラインは、建物の壁内を通って前記電力変換装置へ下
方から供給される下面配線形態を有し、
前記電力変換装置の下方へ向けて延びる直流入力コネクタを有し、
前記建物の壁内を通る直流電力ラインは、前記直流入力コネクタに向けて前記壁外に延
出する直流電力ライン接続端部を有し、
前記直流入力コネクタと前記直流電力ライン接続端部が接続用コネクタによって交差状
態に電気的に接続されるものである。
以下にその実施例を図に基づき説明する。
本発明の一実施形態に係る電力変換装置1は、再生可能エネルギーから得られる直流電
力を商用電力系統へ重畳可能な交流に変換するインバータ回路INVを構成する電気部品
が筐体2内に収容されている。
以下に記載する実施例は、前記再生可能エネルギーとして太陽光によって発電する太陽電
池PV(太陽電池パネルともいう)を用いた場合について記載する。
図1等に示すように、電力変換装置1は、筐体2に所要の電気部品が収められた構成であ
る。筐体2は、本体3と蓋体4によって構成し、本体3は、上壁3A、下壁3B、左壁3
C、右壁3D、及び背壁3Eで囲まれ前面開口を有する矩形状の箱を構成する。蓋体4は
、本体3の前面開口の周縁を巡る環状フランジに対し、環状パッキンを介して4隅を取り
付けネジによって本体3に着脱自在に取り付ける構成である。これによって筐体2は防水
構造である。
なお、本体3の前面開口を塞ぐ蓋体4の取付け構造は、これに限定されない。
図3に示すように、本体3内には電力変換装置1のインバータ回路INVが収容されて
おり、本体3内には、太陽電池PVの直流電力が直流電力ライン10を通ってインバータ
回路INVへ入力される入力側配線用端子台5、インバータ回路INVの交流電力が商用
電力系統GRIDへ出力される出力側配線用端子台6が収容されている。
図2に示すように、筺体2の下壁、即ち本体3の下壁3Bを貫通して配線される下面配線
方式とする電力変換装置1は、建物の壁Kの屋外側壁面に沿って縦方向に取り付けられる
。本体3の下壁3Bを貫通して直流入力コネクタ7が本体3の下方へ向けて延出している

実施例では、太陽電池PVで発電された直流電力が供給される直流電力ライン10は、一
本の+ライン(プラスライン)と一本の−ライン(マイナスライン)が個別構成によって
形成された一系統の場合を示しており、これに対応して、直流入力コネクタ7は、プラス
(+)電力用コネクタ7A、及びマイナス(−)電力用コネクタ7Bを備える。
図4に示すように、直流入力コネクタ7は、電気絶縁性のコネクタ本体7Kの上部に接
続端子部7Dを有し下部に接続端子部7T1を有し、内部に接続端子部7Dと接続端子部
7T1とを接続する導電部を有する。
コネクタ本体7Kは、中間部に取り付け軸部7Jを有し、取り付け軸部7Jから上方に
接続端子部7Dが突出している。取り付け軸部7Jを本体3の下壁3Bに形成した取り付
け孔に貫通した状態で、コネクタ本体7Kが取り付け軸部7Jの根元部分7Mで本体3の
下壁3Bの下面に当接し、この状態で取り付け軸部7Jの外面に形成したネジ部に螺合す
る取り付けナット7Nにより、または取り付け軸部7Jの外面に嵌合する取り付け部材7
Nにより、コネクタ本体7Kが本体3の下壁3Bに取り付けられ、図2及び図3に示すよ
うに、接続端子部7T1が下壁3Bの下方へ突出した状態に、直流入力コネクタ7が本体
3の下壁3Bに取り付けられる。
なお、本体3の下壁3Bへの直流入力コネクタ7の取付け構造は、これに限定されない
このような直流入力コネクタ7の構成及び取り付けは、プラス(+)電力用コネクタ7A
、及びマイナス(−)電力用コネクタ7Bに共通であり、このようにして、図2及び図3
に示すように、プラス(+)電力用コネクタ7A、マイナス(−)電力用コネクタ7Bが
、それぞれ接続端子部7T1が下壁3Bの下方へ突出した状態に本体3の下壁3Bに取り
付けられる。
図1乃至図3に示すように、直流入力コネクタ7は、リード線Rによって入力側配線用端
子台5と電気的に接続される。その一つの構成として、図4に示すように、取り付け軸部
7Jから後方へ延出する一対の半円弧状の弾力性のある接続端子部7Dを有し、この接続
端子部7Dの内面に導電部が形成されており、取り付け軸部7Jの外面に形成したネジ部
に螺合する回転リング7Rの回転によって、一対の半円弧状の接続端子部7D相互が近づ
く構成である。リード線Rの先端部にはカシメ等によって接続端部RTが取り付けられて
おり、一対の半円弧状の接続端子部7D内にリード線Rの先端部の接続端部RTを挿入し
た状態で、回転リング7Rの一方向回転によって、一対の半円弧状の接続端子部7D相互
によって接続端部RTが締め付けられ、接続端子部7Dの内面の導電部と接続端部RTと
が電気的に接続される。これによって、直流入力コネクタ7と入力側配線用端子台5とが
リード線Rによって電気的に接続される。回転リング7Rの逆方向回転によって、直流入
力コネクタ7とリード線Rとの接続が解除され、リード線Rを直流入力コネクタ7から引
き抜くことができる。
接続端子部7Dとリード線Rとの接続は、これに限定されず、他の手段で以って電気的に
接続される構成でもよい。
また、入力側配線用端子台5とリード線Rとの接続は、リード線Rの先端部が入力側配線
用端子台5にネジ固定される等、公知の手段でよい。
このようにして、プラス(+)電力用コネクタ7A、マイナス(−)電力用コネクタ7B
は、入力側配線用端子台5のそれぞれ対応する端子部にリード線Rによって接続される。
図3に示すように、本体3の下壁3Bには、ゴムパッキン9で封止された出力配線用孔8
が形成されており、出力側配線用端子台6から商用電力系統GRIDへ出力される交流出
力ラインが、このゴムパッキン9を貫通して導出される。
図2に示すように、太陽電池PVで発電された直流電力が供給される直流電力ライン10
は、建物の壁K内の空間を通って電力変換装置1の下方部から建物の壁Kを貫通して、電
力変換装置1の下方部に導出される。
電力変換装置1は、直流入力コネクタ7に対して直流電力ライン10が交差状態に電気
的に接続される接続部を有する接続用コネクタ11を備える。この接続部として、直流入
力コネクタ7に電気的に接続される上下方向接続部12Aと、直流電力ライン10のうち
建物の壁Kから導出される導出部10Dが電気的に接続される後ろ向きの前後方向接続部
12Bとを有する。
接続用コネクタ11は、対応するプラス(+)電力用コネクタ7A、マイナス(−)電力
用コネクタ7Bにそれぞれ接続されるプラス(+)電力接続用コネクタ11A、マイナス
(−)電力接続用コネクタ11Bを備える。
プラス(+)電力接続用コネクタ11A、マイナス(−)電力接続用コネクタ11Bには
、直流電力ライン10のうちの対応するプラス(+)電力ライン10A、マイナス(−)
電力ライン10Bがそれぞれ接続される。
図4に示すように、接続用コネクタ11は、略L字状形態をなすように電気絶縁性の合成
樹脂製のコネクタ本体11Kを有し、このコネクタ本体11Kの縦方向に上下方向接続部
12Aを有し横方向に前後方向接続部12Bを有し、内部にこれら両者を電気的に接続す
る導電部を有する。
接続用コネクタ11、即ち、プラス(+)電力接続用コネクタ11A、マイナス(−)電
力接続用コネクタ11Bは、それぞれ同様の形態である。
接続用コネクタ11の形態を図4に基づき説明する。
接続用コネクタ11は、直流入力コネクタ7に電気的に接続される上下方向接続部12A
と、建物の壁Kから導出される直流電力ライン10の導出部10Dが電気的に接続される
前後方向接続部12Bとを有し、上下方向接続部12Aと前後方向接続部12Bは側面視
で略直交配置状態である。
上下方向接続部12Aは、直流入力コネクタ7の接続端子部7T1が上方から挿入され
着脱自在に相互嵌着される上方向開口の接続部であり、接続端子部7T1の挿入によって
押し開かれる弾性端子部で構成される。
接続用コネクタ11と直流入力コネクタ7との接続を維持するために、接続用コネクタ
11は、上下方向接続部12Aの周囲から上方へ延出する弾性係止片12Cを有し、一方
、直流入力コネクタ7は係止受け部7Gを有する。このため、弾性係止片12Cの先端の
係止部12C1が係止受け部7Gに弾性係止した状態で、上下方向接続部12Aと直流入
力コネクタ7の接続端子部7T1との電気的接続状態が維持される。なお、接続用コネク
タ11を下方に強く引くことにより、係止部12C1が係止受け部7Gから外れるため、
直流入力コネクタ7から接続用コネクタ11を取り外すことができる。
このような接続用コネクタ11の構成及び直流入力コネクタ7との接続は、プラス(+)
電力接続用コネクタ11A、マイナス(−)電力接続用コネクタ11Bに共通である。こ
のため、プラス(+)電力接続用コネクタ11A、マイナス(−)電力接続用コネクタ1
1Bと、それぞれ対応するプラス(+)電力用コネクタ7A、マイナス(−)電力用コネ
クタ7Bの接続が得られる。
接続用コネクタ11の前後方向接続部12Bは、直流電力ライン10と電気的に接続され
る。その一つの構成として、前後方向接続部12Bの軸部11Jから後方へ延出する一対
の半円弧状の弾力性のある接続端子部12Dを有し、この接続端子部12Dの内面に導電
部が形成されており、軸部11Jの外面に形成したネジ部に螺合する回転リング12Rの
回転によって、一対の半円弧状の接続端子部12D相互が近づく構成である。
直流電力ライン10の先端部にはカシメ等によって接続端部10Tが取り付けられており
、一対の半円弧状の接続端子部12D内に接続端部10Tを挿入した状態で、回転リング
12Rの一方向回転によって、一対の半円弧状の接続端子部12D相互によって接続端部
10Tが締め付けられ、接続端子部12Dの内面の導電部と接続端部10Tとが電気的に
接続される。これによって、直流電力ライン10と接続用コネクタ11とが電気的に接続
される。回転リング12Rの逆方向回転によって、直流電力ライン10と接続用コネクタ
11との接続が解除され、直流電力ライン10を前後方向接続部12Bから引き抜くこと
ができる。
直流電力ライン10と接続用コネクタ11との接続は、これに限定されず、他の手段で以
って電気的に接続される構成でもよい。
このようにして、プラス(+)電力接続用コネクタ11A及びマイナス(−)電力接続用
コネクタ11Bの前後方向接続部12Bに、直流電力ライン10のうちの対応するプラス
(+)電力ライン10A、マイナス(−)電力ライン10Bがそれぞれ接続される。
上下方向接続部12Aと前後方向接続部12Bは側面視で略直交配置状態であるが、所期
の目的が達成されればこれに限定されるものではなく、直流入力コネクタ7(7A、7B
)と直流電力ライン10(10A、10B)の接続端部10Tが接続用コネクタ11(1
1A、11B)によって交差状態に電気的に接続されるものであればよい。このため、上
下方向接続部12Aと前後方向接続部12Bのなす角度は、例えば、90度±10度の範
囲内に形成するにより、直流電力ライン10が接続用コネクタ11によって直流入力コネ
クタ7に対して交差状態に電気的に接続される融通性を確保できる。
上記のように、太陽電池PVから供給される直流電力は、電力変換装置1の下壁3Bに沿
って略水平状態で前方へ向かう直流電力ライン10(10A、10B)の導出部10Dに
よって接続用コネクタ11(11A、11B)へ入り、接続用コネクタ11(11A、1
1B)にて略直角状に上方へ向かい、直流入力コネクタ7(7A、7B)にて略垂直に上
方へ向かい、リード線Rにて入力側配線用端子台5へ接続される。
上記の構成によって、下面配線方式の電力変換装置1において、太陽電池PVから供給
される直流電力ライン10(10A、10B)は、接続用コネクタ11(11A、11B
)によって、電力変換装置1の下方へ向けて延びる直流入力コネクタ7(7A、7B)に
対して交差状態の接続が可能となり、直流入力コネクタ7に対して直流電力ライン10が
接続用コネクタ11によって交差状態に電気的に接続される。
この交差状態の接続を略直交状態とすることも可能であるため、電力変換装置1の下方へ
の直流電力ライン10の垂れ下がり状態の配線が防止される。これによって、垂れ下がり
配線を覆う大きな配線カバーが不要であり、電力変換装置1の下方の配線の纏まりが整い
、外観的にも好ましい配線となり、直流電力ライン10の配線の施工性が向上する。
また、電力変換装置1の下部にコネクタの接続部位があるため、施工者は電力変換装置1
の蓋体4を開ける必要がなく、工場出荷時の機密性が損なわれることがなく、従って、防
水や防塵機能も損なわれる恐れがない。
また、直流入力コネクタ7(7A、7B)に対して接続用コネクタ11(11A、11B
)は、上下方向に相互嵌着にて接続され、接続用コネクタ11(11A、11B)に対し
て直流入力ライン10(10A、10B)の接続端部は後向き接続されるため、直流入力
コネクタ7(7A、7B)と直流電力ライン10(10A、10B)は、接続用コネクタ
11(11A、11B)によって略直交状態の接続となり、好ましい形態にて所期の課題
を解決できる。
また、直流入力コネクタ7、接続用コネクタ11(11A、11B)、建物の壁Kの外側
へ導出された直流入力ライン10(10A、10B)は、電力変換装置1の下壁3Bの投
影面積内(下壁3Bの範囲内)に収めることができるため、前述のような垂れ下がり配線
がなく、電力変換装置1の下方の配線の纏まりが整い、外観的にも好ましい配線となる。
直流入力コネクタ7に対する接続用コネクタ11の接続は、上記に限定されない。例えば
、接続用コネクタ11の上下方向接続部12Aの周囲に内面にネジ部を形成した円筒形状
のナット部材を回転可能に取り付け、直流入力コネクタ7の接続端子部7T1が突出する
コネクタ本体7Kの外周囲に前記ナット部材の内面のネジ部に螺合するネジ部を形成し、
接続端子部7T1が上下方向接続部12Aに進入した状態で、前記ナット部材をコネクタ
本体7Kの外周囲のネジ部に螺合することにより、接続端子部7T1と上下方向接続部1
2Aが接続され、直流入力コネクタ7に対し接続用コネクタ11が取り付けられる構成と
することもできる。
上記実施例では、太陽電池PVで発電された直流電力が供給される直流電力ライン10は
、一本のプラス(+)電力ライン10Aと一本のマイナス(−)電力ライン10Bが個別
構成によって形成された一系統の場合を示しており、これに対応して、直流入力コネクタ
7は、プラス(+)電力用コネクタ7A、及びマイナス(−)電力用コネクタ7Bを備え
る。
これに替わって、図5の右部分に示すように、一系統の直流電力ライン10を構成するプ
ラス(+)電力ライン10Aと一本のマイナス(−)電力ライン10Bの一対が、相互に
絶縁された状態で一つの外装絶縁被覆10M内に収められて一本の電線を形成する形態で
もよい。
この形態の場合、建物の壁Kから導出される直流電力ライン10の導出部10Dの先端部
に接続される接続端部10Tは、プラス(+)電力ライン10Aと一本のマイナス(−)
電力ライン10Bに対応して設けられ、これが上記のように、それぞれプラス(+)電力
接続用コネクタ11A、マイナス(−)電力接続用コネクタ11Bに接続されることによ
り、上記同様に所期の目的が達成される。図中の符号は、図1乃至図4と同一機能箇所は
同一符号を付している。
また、図5に示すように、一系統の直流電力ライン10を構成するプラス(+)電力ライ
ン10Aと一本のマイナス(−)電力ライン10Bの一対が、相互に絶縁された状態で一
つの外装絶縁被覆10M内に収められて一本の電線を形成する形態の場合、図5に示すよ
うに、単一の直流入力コネクタ7と、単一の接続用コネクタ11とで接続することができ
る。この場合、接続用コネクタ11の上下方向接続部12Aと前後方向接続部12Bは、
それぞれプラス(+)電力ライン10Aと一本のマイナス(−)電力ライン10Bに対応
して設けられる。また、直流入力コネクタ7の接続端子部7T1も、プラス(+)電力ラ
イン10Aと一本のマイナス(−)電力ライン10Bに対応して設けられる。また、入力
側配線用端子台5との接続用リード線Rが直流入力コネクタ7へ接続される部分も、プラ
ス(+)電力ライン10Aと一本のマイナス(−)電力ライン10Bに対応して設けられ
る。図中の符号は、図1乃至図4と同一機能箇所は同一符号を付している。
これによって、直流電力ライン10のプラス(+)電力ライン10Aと一本のマイナス(
−)電力ライン10Bの先端の接続端部10Tが、接続用コネクタ11のそれぞれ対応す
る前後方向接続部12Bの+ライン(プラスライン)と−ライン(マイナスライン)部に
接続され、接続用コネクタ11の上下方向接続部12Aと直流入力コネクタ7の接続端子
部7T1の接続によって、直流入力コネクタ7に対して直流電力ライン10が接続用コネ
クタ11によって交差状態に電気的に接続されることとなる。
上記実施例では、太陽電池PVから供給される直流電力の直流電力ライン10が1系統の
場合であるが、これを2系統、3系統のように複数系統にて直流電力が供給される電力変
換装置であってもよく、その場合、上記1系統の構成が二つ、三つと増えるだけである。
上記実施例では、直流電力ライン10を通して供給される直流電力が電力変換装置1へ
入力される直流入力ラインに、直流入力コネクタ7に着脱自在に接続される接続用コネク
タ11を備える形態であるが、電力変換装置1から商用電力系統GRIDへ出力される交
流電力の交流出力ラインに同様のコネクタ形態を採用することも可能である。
その場合、図6に示すように、インバータ回路INVから出力される交流ACが出力側配
線用端子台6へ入り、出力側配線用端子台6から商用電力系統GRIDへ出力される交流
出力ラインに、直流入力コネクタ7及び接続用コネクタ11と同様のコネクタ構成とする
具体的には、図6に示すように、交流ACは3線式であり、出力側配線用端子台6を出た
交流ACは、それぞれ本体3の下壁3Bに形成した出力配線用孔8に取り付けた交流入力
コネクタ70(70A、70B、70C)へ入力し、交流入力コネクタ70(70A、7
0B、70C)にそれぞれ接続した接続用コネクタ110(110A、110B、110
C)を通り、それぞれ交流電力ライン120A、120B、120Cから商用電力系統G
RIDへ出力される。
交流入力コネクタ70(70A、70B、70C)は直流入力コネクタ7と同様の構成で
あり、本体3の下壁3Bへの取付けも同様である。また、接続用コネクタ110(110
A、110B、110C)は接続用コネクタ11と同様の構成である。
このため、交流入力コネクタ70(70A、70B、70C)と接続用コネクタ110(
110A、110B、110C)との接続も、直流入力コネクタ7と接続用コネクタ11
との接続と同様である。即ち、接続用コネクタ110(110A、110B、110C)
は、それぞれ交流入力コネクタ70(70A、70B、70C)に接続される上下方向接
続部12Aに相当する上下方向接続部を有し、商用電力系統GRIDへ出力される交流電
力ライン120A、120B、120Cの接続端子部が接続される前後方向接続部12B
に相当する上下方向接続部を有することとなる。
このため、電力変換装置1で発生する交流ACは、交流入力コネクタ70(70A、70
B、70C)を通って電力変換装置1の直下へ向かい、接続用コネクタ110(110A
、110B、110C)にて交流電力ライン120A、120B、120Cは、電力変換
装置1の下壁3Bに沿って略水平状態で後方へ向かう。
即ち、交流入力コネクタ70(70A、70B、70C)に対して交流電力ライン120
A、120B、120Cが接続用コネクタ110(110A、110B、110C)によ
って交差状態に電気的に接続される構成となる。このため、電力変換装置1の下方への交
流電力ラインの垂れ下がり状態の配線が防止され、それによって、垂れ下がり配線を覆う
大きな配線カバーが不要であり、電力変換装置1の下方の配線の纏まりが整い、外観的に
も好ましい配線となり、交流電力ラインの配線の施工性が向上する。
また、電力変換装置1の下部にコネクタの接続部位があるため、施工者は電力変換装置1
の蓋体4を開ける必要がなく、工場出荷時の機密性が損なわれることがなく、従って、防
水や防塵機能も損なわれる恐れがない。
再生可能エネルギーとして太陽光を取り上げたが、この他に風力、波動、その他の自然
エネルギーが本発明に適用でき、太陽光などの再生可能エネルギーから得られた直流電力
を入力し交流電力に変換する電力変換装置1への直流電力を供給する直流電力ラインの配
線の施工性向上、更には電力変換装置1から出力される交流電力の交流電力ラインの配線
の施工性向上、として好ましいものとなる。
1・・・・・電力変換装置
2・・・・・筺体
3・・・・・本体
3B・・・・本体の下壁
4・・・・・蓋体
5・・・・・入力側配線用端子台
6・・・・・出力側配線用端子台
7・・・・・直流入力コネクタ
7A・・・・プラス(+)電力用コネクタ
7B・・・・マイナス(−)電力用コネクタ
10・・・・直流電力ライン
10A・・・プラス(+)電力ライン
10B・・・マイナス(−)電力ライン
10D・・・直流電力ラインの導出部
11・・・・接続用コネクタ
11A・・・プラス(+)電力接続用コネクタ
11B・・・マイナス(−)電力接続用コネクタ
12A・・・上下方向接続部
12B・・・前後方向接続部
K・・・・・建物の壁
PV・・・・太陽電池
INV・・・インバータ回路

Claims (3)

  1. 直流電力を交流電力に変換する電力変換装置において、
    前記電力変換装置の下方へ向けて延出する直流入力コネクタと、
    前記直流電力を供給する直流電力ラインを前記直流入力コネクタへ接続する接続用コネク
    タを備え、
    前記直流入力コネクタに対して前記直流電力ラインが前記接続用コネクタによって交差状
    態に電気的に接続される、
    ことを特徴とする電力変換装置。
  2. 前記接続用コネクタは、前記直流入力コネクタに接続される上下方向接続部と、前記直流
    電力ラインの接続端部が接続される前後方向接続部とを有し、前記上下方向接続部と前記
    前後方向接続部は側面視で略直交配置状態である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置。
  3. 前記上下方向接続部は、前記直流入力コネクタと着脱自在に相互嵌着される上方向開口の
    接続部であり、前記前後方向接続部は、前記直流電力ラインの接続端部が後方向から着脱
    自在に接続される後向き接続部であり、前記上下方向接続部と前記前後方向接続部とこれ
    ら両者を電気的に接続する中間接続部とが電気絶縁部材中に埋設形成された、
    ことを特徴とする請求項2に記載の電力変換装置。
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