JP2019045700A - 帯電装置及びそれを用いたプロセスカートリッジ並びに画像形成装置 - Google Patents

帯電装置及びそれを用いたプロセスカートリッジ並びに画像形成装置 Download PDF

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【課題】帯電部材の実際の使用状況に応じた寿命を検知することができるようにした帯電装置及びそれを用いたプロセスカートリッジ並びに画像形成装置を提供する。【解決手段】回転可能な像担持体に接触配置された回転可能な帯電部材と、前記帯電部材に帯電電圧として直流電圧と交流電圧を印加し前記帯電部材を介して前記像担持体を一様に帯電する電圧印加手段と、前記帯電部材の使用状況を数値的に表わした使用情報を積算した積算値を更新記録する記憶手段と、更新記録された積算値と予め設定してある基準値とを比較して前記更新記録された積算値が前記基準値に達したときに寿命情報を出力する演算部と、を有し、前記使用情報を帯電電圧の設定値に応じて調整し積算する。【選択図】図3

Description

本発明は、像担持体を帯電するための帯電装置及びそれを用いたプロセスカートリッジ並びに画像形成装置に関する。
帯電装置で像担持体としての感光体を帯電させ、露光装置を用いて感光体に形成した静電像を現像装置により反転現像してトナー像を形成し、別の回転体(中間転写体又は記録材搬送体)を用いて記録材に転写して熱定着させる画像形成動作の画像形成装置が広く用いられている。
また、電子写真画像形成装置における帯電装置として、接触帯電方法が実用化されている。これは、帯電部材として、導電性支持体(芯金)の外周に導電性弾性体層を設け、該導電性弾性体層の外周に抵抗層を被覆して設けた帯電ローラを用いる。そして、この帯電ローラを感光体に接触させて回転可能に配設し、芯金に電圧を印加し、帯電ローラと感光体の当接ニップの近傍で微小な放電をさせて感光体の表面を帯電させる方法である。
芯金に印加する電圧を、直流電圧のみにしたDC帯電方式と、直流電圧に交流電圧を重畳した電圧にしたAC+DC帯電方式がある。AC+DC帯電方式の場合、帯電の均一性を得るために重畳する交流電圧には、直流電圧印加時の帯電開始電圧値の2倍以上のピーク間電圧Vppを持つ電圧が使用されている。
ところで、画像形成装置においては、継続的に良好な画像を形成するために、一般に、それを構成している個々の装置や部材の寿命設定に応じて部分を交換することや消耗品の補給を行うことが必要となる。また、各部分の交換タイミングは、画像形成装置本体に設けられた印字枚数(使用枚数)カウンタに基づく方法がとられてきた。すなわち、サービスマンまたは装置自体が各部分の公称寿命(使用枚数で規定)を判断し、交換作業の実施またはユーザーへの警告を行う方法がとられてきた。また、特許文献1においては、帯電ローラに関して、帯電バイアス印加時間および帯電ローラ回転回数の積算値がある基準値に達した場合に、寿命に達したと判断している。
特開平09−211931号公報
帯電部材としての帯電ローラの寿命律速原因としては、トナーの外添剤が帯電ローラ表面に不均一に付着することで帯電不良を起こす場合が挙げられる。しかしながら、外添剤の帯電ローラへの単位時間あたりの付着量は画像比率・帯電バイアス設定・耐久劣化により変化する。このため、外添剤汚染による帯電ローラの寿命に対しては、帯電バイアス印加時間/帯電ローラ回転時間を単純に積算した値では、実際の各ユーザーの使用状況によっては実情にそぐわないという問題がある。
そこで、本発明は、帯電部材の実際の使用状況に応じた寿命を検知することができるようにした帯電装置及びそれを用いたプロセスカートリッジ並びに画像形成装置を提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するため、本発明に係る帯電装置は、回転可能な像担持体に接触配置された回転可能な帯電部材と、前記帯電部材に帯電電圧として直流電圧と交流電圧を印加し前記帯電部材を介して前記像担持体を一様に帯電する電圧印加手段と、前記帯電部材の使用状況を数値的に表わした使用情報を積算した積算値を更新記録する記憶手段と、更新記録された積算値と予め設定してある基準値とを比較して前記更新記録された積算値が前記基準値に達したときに寿命情報を出力する演算部と、を有し、前記使用情報を帯電電圧の設定値に応じて調整し積算することを特徴とする。
また、本発明に係るプロセスカートリッジ並びに画像形成装置は、上記帯電装置を有することを特徴とする。
本発明によれば、帯電部材の実際の使用状況に応じた寿命を検知することができるようにした帯電装置及びそれを用いたプロセスカートリッジ並びに画像形成装置を提供することができる。
本発明の実施形態に係る帯電装置を搭載した画像形成装置の概略断面構成図である。 本発明の実施形態に係る帯電ローラ3の概略断面構成図である。 本発明の実施形態に係る帯電高圧制御の構成と寿命検知手段の構成を説明する図である。 本発明の実施形態に係る帯電ローラ3の表層部分3dの概略断面構成図である。 本発明の実施形態における帯電AC電圧Vppとシリカ付着量の関係図である。 本発明の実施形態における帯電DC電圧Vdcとシリカ付着量の関係図である。 本発明の実施形態における寿命検知のシーケンスを示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状それらの相対配置などは、本発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものであり、この発明の範囲を以下の実施の形態に限定する趣旨のものではない。
(第1の実施形態)
[画像形成装置の全体構成及び動作]
先ず、図1を参照して、本実施形態の画像形成装置100の全体構成及び動作について説明する。本実施形態の画像形成装置100は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色に対応して設けられ4つの画像形成部(第1、第2、第3、第4の画像形成部)1Y、1M、1C、1Bkを有する電子写真方式のフルカラープリンタである。画像形成装置100は、画像形成装置本体に接続された以下の機器からの画像信号に応じて、4色フルカラー画像を記録材(記録用紙、プラスチックフィルム、布等)に形成することができる。その機器とは、原稿読み取り装置(図示せず)、パーソナルコンピュータ等のホスト機器、或いはデジタルカメラなどの外部機器である。
画像形成装置100は、第1〜第4の画像形成部1Y、1M、1C、1Bkにおいて像担持体としての円筒型の感光体、即ち、感光ドラム2Y、2M、2C、2Bk上に形成されたトナー像を、中間転写体としての中間転写ベルト8上へ転写する。そして、中間転写ベルト8上のトナー像を記録材P上に転写することで記録画像を形成する。
尚、以下の説明において4つの画像形成部1Y、1M、1C、1Bkのそれぞれにおいて共通に設けられる要素には、Y、M、C、Bkの添え字を与えた同一符号を付す。それらを特に区別して説明する必要が場合には、いずれかの色用に設けられた要素であることを表すために符号に付した添え字Y、M、C、Bkは省略し、総括的に説明する。
画像形成部1には、像担持体として円筒型の感光体、即ち、感光ドラム2が配設されている。感光ドラム2は、図中矢印方向に回転駆動される。
感光ドラム2の周囲には、帯電手段としての帯電ローラ3、現像手段としての現像器4、一次転写手段としての一次転写ローラ5、クリーニング手段としてのクリーニング装置6が配置されている。又、感光ドラム2の図中上方には、露光手段としてのレーザースキャナ(露光装置)7が配置されている。
又、各画像形成部1の感光ドラム2と対向して中間転写体としての中間転写ベルト8が配置されている。中間転写ベルト8は、駆動ローラ9、二次転写対向ローラ10、従動ローラ11に掛け回されており、駆動ローラ9に伝達される駆動力により図中矢印方向に周回移動する。一次転写ローラ5と感光ドラム2とが対向する位置で中間転写ベルト8が感光ドラム2が接触して一次転写部(一次転写ニップ)N1が形成される。又、中間転写ベルト8を介して二次転写対向ローラ10に対向する位置に二次転写手段としての二次転写ローラ12が設けられている。二次転写対向ローラ10と対向する位置で二次転写ローラ15が中間転写ベルト8に接触して二次転写部(二次転写ニップ)N2が形成される。
本実施形態では、画像形成装置100は、第1〜第4の画像形成部1Y、1M、1C、1Bkの全てを用いてフルカラー画像を形成することができるフルカラー画像形成モードと、第4の画像形成部1Bkのみを用いてブラック単色の画像を形成する単色画像形成モードとを備えている。
先ず、フルカラーの画像形成モードでの画像形成動作を説明する。画像形成動作が開始すると、各画像形成部1Y、1M、1C、1Bkにおいて回転する感光ドラム2Y、2M、2C、2Bkの表面が帯電ローラ3Y、3M、3C、3Bkによって一様に帯電される。このとき、帯電ローラ3Y、3M、3C、3Bkには、帯電バイアス電源より帯電バイアスが印加される。
次いで、露光装置7Y、7M、7C、7Bkから、それぞれの画像形成部に対応する分解色の画像信号に従ってレーザー光が発される。これにより、各感光ドラムY、2M、2C、2Bkは、対応する分解色の画像情報に応じて露光され、その上にその画像信号に応じた静電像(潜像)が形成される。
各感光ドラム2Y、2M、2C、2Bk上に形成された静電像は、各現像器4Y、4M、4C、4Bk内に収容されたトナーによってトナー像として現像される。本実施形態では、現像方式として反転現像方式が採用されており、感光ドラム2上の露光部(明部電位部)に現像器4からのトナーが付着する。
各感光ドラム2Y、2M、2C、2Bk上に形成されたトナー像は、中間転写ベルト8上で重なり合うようにして、各一次転写部N1において順次に中間転写ベルト8上に転写(一次転写)される。この時、一次転写ローラ5Y、5M、5C、5Bkには、一次転写バイアス電源よりトナーの正規の帯電極性とは逆極性の一次転写バイアスが印加される。こうして、中間転写ベルト8上に、4色のトナー像が重ね合わされた多重トナー像が形成される。尚、一次転写後に感光ドラム2Y、2M、2C、2Bkの表面に残ったトナー(一次転写残トナー)は、クリーニング装置6Y、6M、6C、6Bkによって回収される。
一方、中間転写ベルト8上のトナー像の移動とタイミングに合わせて、記録材収納カセット(図示せず)に収容された記録材Pが、供給ローラ13などにより二次転写部N2に搬送される。
そして、中間転写ベルト8上の多重トナー像は、二次転写部N2において記録材P上に一括して転写(二次転写)される。このとき、二次転写ローラ12には、二次転写バイアス電源よりトナーの正規の帯電極性とは逆極性の二次転写バイアスが印加される。
次いで、記録材Pは定着手段としての定着装置14へと搬送部材等により搬送される。定着装置14によって加熱、加圧されることで、記録材P上のトナーは溶融、混合されて、記録材Pに定着され、フルカラー画像となる。その後、記録材Pは機外に排出される。尚、二次転写部N2で記録材Pに転写されずに中間転写ベルト8に残留したトナー(二次転写残トナー)は、中間転写ベルトクリーナー13により回収される。
次に、単色画像形成モードにおける画像形成動作について説明する。単色画像形成モードにおいては、第4の画像形成部1Bkにおいてのみ、感光ドラム2Bk上にトナー像が形成される。そして、このトナー像が中間転写ベルト8に一次転写された後、記録材Pに二次転写される。第4の画像形成部1Bkにおけるトナー像の形成動作、一次転写動作、二次転写動作自体は上述のフルカラー画像形成モード時と同じである。
(クリーニングブレード構成)
次に、クリーニング装置6について説明する。クリーニング装置としては、カウンターブレード方式を用い、 クリーニングブレードの自由長としては、8mmである。クリーニングブレードはウレタンを主体とした弾性ブレードで、像坦持体に対して、線圧 約35g/cmの押圧で当接されている。
(帯電装置)
次に、帯電装置について説明する。帯電装置は、感光体に接触して感光体に従動で回転するゴムローラ(以下帯電ローラと称す)を用いている。帯電ローラ3の長手方向長さは320mmであり、図2に示すように、芯金(支持部材)3aの外回りに、下層3bと、中間層3cと、表層3dを下から順次に積層した3層構成である。下層3bは帯電音を低減するための発泡スポンジ層であり、表層3dは、感光体2上にピンホール等があってもリークが発生するのを防止するために設けている保護層である。
また一般に、帯電ローラ3の表層を凹凸形状にすることで凹部と感光体の圧力を低減させ、帯電ローラ汚染を軽減する方法が採られている。この凹凸をつける方法としては、表層に微粒子を含有させる方法、機械的研磨により処理する方法が提案されている。
より具体的には、本実施の形態における帯電ローラ3の仕様は下記の通りである。
芯金3a;直径6mmのステンレス丸棒
下層3b;カーボン分散の発泡EPDM、比重0.5g/cm、体積抵抗値10〜10Ωcm、層厚3.0mm
中間層3c;カーボン分散のNBR系ゴム、体積抵抗値10〜10Ωcm、層厚700μm
表層3d;フッ素化合物のトレジン樹脂に酸化錫とカーボンを分散、体積抵抗値10〜1010Ωcm、層厚10μm、表層3dの凹凸形状;粒径8μmのアクリル製微粒子を含有し、表面に最大高さRz=15μm程度の凹凸形状を有する(図4参照)
帯電ローラ3の表面の凹凸の最大高さRz(JIS B0601: 2001)は、例えば、レーザー顕微鏡、光学顕微鏡、電子顕微鏡、原子力間顕微鏡などの顕微鏡を用いて観察することができる。本実施形態では、(株)キーエンス製の形状測定レーザマイクロスコープVK−8700を使用した。
図3は、帯電ローラ3に対する帯電バイアス印加系のブロック回路図である。電源23から直流電圧に周波数fの交流電圧を重畳した所定の振動電圧(バイアス電圧Vdc+Vac)が芯金3aを介して帯電ローラ3に印加されることで、回転する感光体感光体1の周面が所定の電位に帯電処理される。
帯電ローラ3に対する電圧印加手段である電源23は、交流(AC)電源23aと直流(DC)電源23bを有している。
20は制御部としての制御回路であり、上記電源23のDC電源23bとAC電源23aをオン・オフ制御して帯電ローラ3に直流電圧と交流電圧の重畳電圧を印加するように制御する機能と、DC電源23bから帯電ローラ3に印加する直流電圧値(DC電圧)と、AC電源23aから帯電ローラ3に印加する交流電圧のピーク間電圧値(以下、AC電圧)、もしくは交流電流値を制御する機能を有する。
感光ドラム2と帯電装置(帯電バイアス電源を除く帯電ローラ3)は、プロセスカートリッジとして一体にユニット化されて、画像形成装置に対して着脱可能に構成されており、規定枚数の画像形成により感光ドラム2が寿命に達した場合などによる交換等を容易に行なうことができる。
そして、本実施の形態においても、上述した従来例の画像形成装置と同様にして画像形成動作が行なわれる。
(帯電電圧の変動要因)
帯電部材3に印加するDC電圧・AC電圧は、環境変化(温湿度)・耐久変化に伴う放電特性の変化に応じて値を調整することが一般的である。特に、帯電AC電圧に対しては、所定の放電電流量を維持するために適宜AC電圧値を変化させている。そのため、本実施形態の構成においては、主に帯電ローラ表面3dが摩耗され凹凸形状が次第に消失する影響により、耐久の経過とともに必要な帯電AC電圧は増加していく傾向にある。またその他にも、感光ドラム2の摩耗・帯電ローラ3の通電劣化による抵抗変動・帯電ローラ3表面のトナー・外添剤汚染、などにより放電特性は変化する。
(帯電ローラ汚れの定量化法)
本実施形態では、帯電ローラ3への外添剤付着量を評価する手段として、蛍光X線元素分析法を用いて各元素強度によって定量化を行った。帯電ローラ3にあるエネルギーをもつX線を照射すると、照射された範囲に存在している各原子において内殻の電子が励起され、外殻の電子が内殻にできた空孔に遷移する際にこれらのエネルギー差に対応した蛍光X線が放出される。このとき、内殻と外殻のエネルギー差は元素固有であるため、放出される蛍光X線のエネルギーも元素固有の値となる。この蛍光X線の強度を検出することにより、帯電ローラ3に付着している各元素の量を定量評価することができる。
本実施形態では蛍光X線元素分析装置として、HORIBA製のX線分析顕微鏡XGT−5000を用いた。例えば、外添剤のシリカはSi元素、酸化チタンはTi元素、チタン酸ストロンチウムはTi元素とSr元素が含まれるため、外添剤の付着量としては蛍光X線によるKα線のSi元素強度とTi元素強度とSr元素強度を測定すればよい。本実施形態の構成の場合は、シリカ付着が画像不良の主要因となるため、Si元素強度の測定を行った。
(帯電電圧と外添剤付着量の関係)
帯電部材に印加するAC電圧VppとDC電圧値Vdcと、帯電部材への外添剤の付着量には相関関係がある。これは、ドラム上の外添剤が帯電ローラ3表面に移動する要因として、感光ドラム2−帯電ローラ3間の電界により外添剤に作用するクーロン力による外添剤の移動が主であるためである。そのため、帯電ローラ3と感光ドラム2の電位差(=帯電電圧)が異なると電界強度が変化し、単位時間あたりの外添剤付着量が変化する。
なお、本実施形態においては、外添剤のシリカ付着量はVdc、Vppそれぞれと比例関係にある(図5,6参照)。
(寿命予兆)
従来の帯電ローラの寿命予兆の方法としては、帯電ローラ3の中心設定(Vpp=1600V、20℃ 40RH%)における寿命がA4用紙300,000枚印刷に設定されている場合、300、000枚印刷に相当する帯電ローラの帯電時間をt300kと設定し、帯電時間tがt300kに達した際に寿命となる。つまり、寿命を示すドラムライフ値LFを
ドラムライフ値LF=100×t/t300k [%]
と定義し、LF=100[%]に達すると寿命警告を表示する。
ここで、本実施形態においては、帯電電位による外添剤付着量の変化を考慮して寿命予兆するために、帯電電圧の設定に依存させて帯電時間tに補正を行う。具体的には、環境・帯電電圧ごとに異なる値を持つ補正係数α(Vpp、Vdc、温度、湿度に依存)を用いて、補正した帯電時間の積算値としての補正帯電時間tccとドラムライフ値LFを
cc=Σ{t×α}
LF=100×tcc/t300k
と定義した。ここで、αは以下のように設定した。
耐久を通じて、帯電設定に応じて上記補正帯電時間tccの積算を行う。これにより、ドラムライフ値LFを、帯電電位による影響を考慮していない場合と比較して、より精度良く予測することができる。なお、本実施形態では帯電時間によりドラムライフ値を定義しているが、帯電部材回転数を用いてもよい。
なお、本実施形態での前記補正係数αは、Vpp=1600V、1800V、2000V、及びDC電圧Vdc=−600V、−700V、及び温度と湿度RHが20度5%、20度40%、30度80%、のそれぞれの帯電電圧設定・温度・湿度におけるA4用紙・画像比率20%・ハーフトーンを5,000枚連続印刷後の帯電部材3表面上のシリカ量(Si元素強度)を測定し、Vpp=1600V、20℃RH40%を基準値として前記係数αを算出した。
(寿命検知のシーケンス)
図3に寿命検知手段の構成、図7に帯電ローラ3の交換を促す際のフローチャートを示す。まず、画像形成装置の電源を入れ(S1)、その後画像形成動作が開始され(S2)、画像形成動作が終了すると停止する。その後、帯電ローラ3の帯電時間tと帯電AC電圧・帯電DC電圧・温度・湿度で決まる補正係数αを読み込み(S3)、上述のようにして積算部24で補正した帯電時間の積算値としての補正帯電時間tccを計算し、記憶素子25に記憶する(S4)。
その後、演算部26において補正した帯電時間の積算値としての補正帯電時間tccから求まるLF値を基準値と比較し(S5)、図中のように大小関係を確認する。例えば、積算数が予め設定した基準値より小さければ「NO」となる。逆に基準値以上になれば「YES」となり、帯電ローラ3の交換(寿命)が近いことを表示する(S6)。ここで、積算数が基準値より小さく「NO」なら通常の画像形成状態に移行する。
以上、上述した実施形態では、帯電部材の外添剤汚染による寿命を正確に判断するために、単位時間あたりの外添剤付着量に影響を及ぼす帯電電圧値と帯電電圧印加時間(または、帯電部材回転数)とを測定し、帯電電圧値に応じて積算する情報(帯電電圧印加時間・回転数)を調整し積算する。そして、予め設定してある基準値に達した場合には帯電部材の寿命に近い、または寿命に達したと判断する。これにより、帯電電圧による外添剤付着量の変化を考慮することができ、帯電部材の寿命を的確に判断することができる。
すなわち、帯電ローラ3の外添剤付着による寿命を、帯電ローラの回転数もしくは帯電印加時間の単純な積算値により寿命判断した場合と比較して、より正確に判断することができる(帯電ローラの寿命律速となる外添剤付着による寿命を正確に予測することができる。
1 画像形成部
2 感光ドラム(像担持体)
3 帯電ローラ
4 現像器
5 一次転写ローラ
6 感光ドラムクリーニング装置
7 露光装置
8 中間体転写ベルト
14 定着装置
15 2次転写ローラ
17 画像濃度センサ(画像濃度検知手段)
18 中間体転写ベルトクリーニング装置
20 制御回路
21 交流電流値測定回路
22 環境センサ
23 電源
23a 帯電ローラAC電源
23b 帯電ローラDC電源
24 使用情報の積算部
25 積算値の記憶素子
26 演算部
27 寿命情報表示部
42 透磁率センサ(トナー濃度検知手段)
44 現像容器
46 トナー容器
49 トナー補給装置
60 本体制御部
61 CPU(制御手段)

Claims (8)

  1. 回転可能な像担持体に接触配置された回転可能な帯電部材と、
    前記帯電部材に帯電電圧として直流電圧と交流電圧を印加し前記帯電部材を介して前記像担持体を一様に帯電する電圧印加手段と、
    前記帯電部材の使用状況を数値的に表わした使用情報を積算した積算値を更新記録する記憶手段と、
    更新記録された積算値と予め設定してある基準値とを比較して前記更新記録された積算値が前記基準値に達したときに寿命情報を出力する演算部と、
    を有し、
    前記使用情報を帯電電圧の設定値に応じて調整し積算することを特徴とする帯電装置。
  2. 前記使用情報を調整するときの帯電電圧の設定値が、帯電AC電圧のピーク間電圧であることを特徴とする請求項1に記載の帯電装置。
  3. 前記使用情報を調整するときの帯電電圧の設定値が、帯電DC電圧であることを特徴とする請求項1に記載の帯電装置。
  4. 前記使用情報を調整するときの帯電電圧の設定値が、帯電AC電圧のピーク間電圧と帯電DC電圧であることを特徴とする請求項1に記載の帯電装置。
  5. 前記使用情報を調整するときの帯電電圧の設定値が、帯電AC電圧の振幅と帯電DC電圧の和であることを特徴とする請求項1に記載の帯電装置。
  6. 前記積算値は、前記使用情報としての帯電時間を帯電電圧の設定値に応じた補正係数で補正して積算された値であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の帯電装置。
  7. 回転可能な像担持体と、
    請求項1乃至6のいずれか1項に記載の帯電装置と、
    を有することを特徴とするプロセスカートリッジ。
  8. 回転可能な像担持体と、
    請求項1乃至6のいずれか1項に記載の帯電装置と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
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