JP2019045303A - 撮像制御装置、撮像制御方法、撮像制御プログラムおよび撮像制御プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

撮像制御装置、撮像制御方法、撮像制御プログラムおよび撮像制御プログラムを記録した記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】光飛行時間測距法による測距精度を向上させる。【解決手段】撮像制御装置が、撮像装置によって得られた赤外画像または距離画像に基づいて特徴点抽出された領域をクラスタ化するクラスタ化部と、前記クラスタ化部でクラスタ化された前記領域における各画素の情報に基づいて、光飛行時間測距法により前記領域に対応する物標までの距離を導出する測距部と、を備える。【選択図】図6

Description

本開示は、撮像制御装置、撮像制御方法、撮像制御プログラムおよび撮像制御プログラムを記録した記録媒体に関する。
従来、周辺監視システムとして、不可視光(赤外光や近赤外光)を光源から出射し、周囲の物標で反射されて戻ってきた不可視光(以下、「戻り光」という場合がある)を距離画像センサで受光し、光飛行時間測距法により物標までの距離を求めるものが知られている。
特開2000−147370号公報
しかしながら、従来の周辺監視システムでは、周囲の物標で反射されて戻ってきた不可視光の光強度が小さい場合等に、測距精度が低下するという問題があった。
本開示の目的は、光飛行時間測距法による測距精度を向上させることである。
本開示の一形態は、撮像装置によって得られた赤外画像または距離画像に基づいて特徴点抽出された領域をクラスタ化するクラスタ化部と、前記クラスタ化部でクラスタ化された前記領域における各画素の情報に基づいて、光飛行時間測距法により前記領域に対応する物標までの距離を導出する測距部と、を備える撮像制御装置である。
なお、本開示の一形態は、撮像制御方法、撮像制御プログラムおよび撮像制御プログラムを記録した一時的でない有形の記録媒体のいずれかであってもよい。
本開示によれば、光飛行時間測距法による測距精度を向上させることができる。
本開示の一実施形態に係る撮像制御装置が搭載された周辺監視システムの垂直視野を示す図 本開示の一実施形態に係る撮像制御装置が搭載された周辺監視システムの水平視野を示す図 本開示の一実施形態に係る撮像制御装置が搭載された周辺監視システムの構成を示すブロック図 光飛行時間測距法の概要を示す模式図 出射光および戻り光の状態を示す模式図 クラスタ化部および測距部において行われる処理を示すフローチャート 黒い車両の可視画像を示す模式図 黒い車両の赤外画像を示す模式図 輪留めが設置された駐車スペースの可視画像を示す模式図 輪留めが設置された駐車スペースの赤外画像を示す模式図 クラスタ化部および測距部において行われる処理を示すフローチャート
以下、本開示の一実施形態に係る撮像制御装置100が搭載された周辺監視システム1について、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下に説明する実施形態は一例であり、本開示はこの実施形態により限定されるものではない。
図1および図2には、互いに直交するx軸、y軸およびz軸が示される。本開示では、x軸は、車両Vの前部から後部に向かう方向(以下、「前後方向x」という)を示す。y軸は、車両Vの左側から右側に向かう方向(以下、「左右方向y」という)を示す。z軸は、車両Vの下部から上部に向かう方向(以下、「上下方向z」という)を示す。また、本開示では、便宜上、xy平面は路面であり、zx平面は車両Vの縦中心面である。また、x軸は、上下方向zからの平面視で縦中心線である。
図1および図2に示すように、周辺監視システム1は車両Vに搭載される。以下、周辺監視システム1は、車両Vの後方を監視するものとして説明を続けるが、車両Vの後方以外(側方、前方または全周囲方向)を監視してもよい。
周辺監視システム1は、図3に示すように、光源210および画像センサ220を一体化した撮像装置200と、撮像制御装置100とを備える。
撮像装置200は、図1に示すように、車両Vの背面上で、路面から離れた場所Oに取り付けられる。
光源210は、撮像範囲に向けて、パルス状の不可視光(例えば、赤外光や近赤外光)を出射可能に取り付けられる。
画像センサ220は、例えばCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサであって、光源210と概ね同じ場所に、自身の光軸Aが概ね車両Vの後方へ延在するように取り付けられる。
撮像制御装置100は、例えばECU(Electronic Control Unit)であって、車両Vの後方監視を制御するために、制御基板上に実装された入力端子、出力端子、プロセッサ、プログラムメモリおよびメインメモリを含む。
プロセッサは、プログラムメモリに格納されたプログラムを、メインメモリを用いて実行して、入力端子を介して受け取った各種信号を処理するとともに、出力端子を介して光源210および画像センサ220に各種制御信号を送信する。
撮像制御装置100は、プロセッサがプログラムを実行することで、図3に示すように、制御部110、クラスタ化部120、測距部130、輪郭抽出部140および物標抽出部150として機能する。
制御部110は、光源210からの出射光の諸条件(具体的には、パルス幅、パルス振幅、パルス間隔、パルス数等)を制御すべく、光源210に対して制御信号を出力する。
また、制御部110は、画像センサ220における戻り光の受光の諸条件(具体的には、露光時間、露光タイミング、露光回数等)を制御すべく、画像センサ220に含まれる周辺回路に対して制御信号を出力する。
上記露光制御等により、画像センサ220は、所定周期(所定フレームレート)で、撮像範囲に関する可視画像信号、赤外画像信号および距離画像信号を撮像制御装置100に出力することになる。
また、本実施形態では、画像センサ220は、隣接する複数の画素の情報を加算して画像情報を生成する、いわゆる格子変換を行う。ただし、本開示において、隣接する複数の画素の情報を加算して画像情報を生成することは必須ではない。
クラスタ化部120は、画像センサ220から出力された赤外画像信号または距離画像信号に基づいて、物標Tに対応する画素のクラスタ化を行う。クラスタ化部120で行われる処理については、後述する。
測距部130は、画像センサ220から出力された距離画像信号に基づいて、光飛行時間測距法(以下、「TOF(Time of Flight)方式」という)により、撮像範囲内の物標Tまでの距離dt(図4を参照)を導出する。測距部130で行われる処理については、後述する。
ここで、TOF方式による測距について簡単に説明する。TOF方式による物標Tまでの測距は、光源210、画像センサ220および測距部130の組み合わせにより実現される。測距部130は、光源210からの出射光の出射タイミングと、画像センサ220における戻り光の受光タイミングとの時間差または位相差に基づいて、図4に示す物標Tまでの距離dtを導出する。
輪郭抽出部140は、例えば単位周期毎に、画像センサ220から可視画像信号を受け取り、受け取った可視画像信号に基づいて、物標の輪郭を抽出し、抽出した輪郭を定義する輪郭情報を生成する。
物標抽出部150は、例えば単位周期毎に、測距部130から距離画像情報を得るとともに、輪郭抽出部140から輪郭情報を得る。
物標抽出部150は、受け取った距離画像情報から、撮像範囲に存在する物標を表す部分を、第一物標情報として抽出する。物標抽出部150はさらに、輪郭抽出部140から今回得た輪郭情報と、過去に得た輪郭情報とから、例えばオプティカルフロー推定により、撮像範囲に存在する物標を表す部分を、第二物標情報として抽出する。
物標抽出部150は、抽出した第一物標情報および/または第二物標情報に、検出した物標を一意に特定可能な物標ID(Identifier)を付与する。
周辺監視システム1からは、上述の第一物標情報および物標IDの組み合わせ、第二物標情報および物標IDの組み合わせ、赤外画像信号、距離画像信号、可視画像信号等が出力される。このような情報は、例えばADAS(Advanced Driver Assistance System)のECU300に送信される。ADAS ECU300は、これらの情報を用いて、車両Vの自動運転を行う。
また、制御部110は、上述の第一物標情報および物標IDの組み合わせ、第二物標情報および物標IDの組み合わせ、赤外画像信号、距離画像信号、可視画像信号等に基づき、例えば不図示のディスプレイに、表示すべき画像情報を生成してもよい。
次に、TOF方式による測距の一例について説明する。光源210からの出射光は、図5に示すように、単位周期において、第一パルスPaと、第二パルスPbとを少なくとも一組含む。これらのパルス間隔(すなわち、第一パルスPaの立ち下がりエッジから第二パルスPbの立ち上がりエッジまでの時間)は、Gaである。また、これらのパルス振幅は互いに等しくSaとし、これらのパルス幅は互いに等しくWaとする。
画像センサ220は、制御部110により、第一パルスPaおよび第二パルスPbの出射タイミングに基づくタイミングで露光するように制御される。具体的には、画像センサ220は、図5に例示するように、光源210からの出射光が撮像範囲の物標Tで反射されて戻ってきた不可視光に対して、第一露光、第二露光および第三露光を行う。
第一露光は、第一パルスPaの立ち上がりと同時に始まり、光源210からの出射光との関係で予め設定される露光時間Tx後に終了する。このような第一露光は、第一パルスPaに対する戻り光成分を受光することを目的としている。
第一露光による画像センサ220の出力Oaは、斜格子状のハッチングを付した戻り光成分Sと、ドットのハッチングを付した背景成分BGとを含む。戻り光成分Sの振幅は、第一パルスPaの振幅よりも小さい。
ここで、第一パルスPaおよびその戻り光成分Sの各立ち上がりエッジの時間差をΔtとする。Δtは、撮像装置200から物標Tまでの距離dtを、不可視光が往復するのに要する時間である。
第二露光は、第二パルスPbの立ち下がりと同時に始まり、露光時間Tx後に終了する。このような第二露光は、第二パルスPbに対する戻り光成分を受光することを目的としている。
第二露光による画像センサ220の出力Obは、全ての戻り光成分ではなく部分的な戻り光成分S(斜格子状のハッチング部分を参照)と、ドットのハッチングを付した背景成分BGとを含む。
なお、上記成分Sは、次の式(1)で表せる。
=S×(Δt/Wa) …(1)
第三露光は、第一パルスPaおよび第二パルスPbの戻り光成分を含まないタイミングで始まり、露光時間Tx後に終了する。このような第三露光は、戻り光成分と無関係な不可視光成分である背景成分BGのみを受光することを目的としている。
第三露光による画像センサ220の出力Ocは、ドットのハッチングを付した背景成分BGのみを含む。
上記のような出射光と戻り光との関係から、画像センサ220から物標Tまでの距離dtは、次の式(2)〜(4)により導出することができる。
=Oa−BG …(2)
=Ob−BG …(3)
dt=c×(Δt/2)={(c×Wa)/2}×(Δt/Wa)={(c×Wa)/2}×(S/S) …(4)
ここで、cは光速である。
ところで、上記方法で距離dtを導出する場合、第一パルスPaおよび第二パルスPbのそれぞれに対する戻り光の光強度が小さいと、画像センサ220の出力Oaおよび出力ObのSN(Signal to Noise)比が小さくなり、導出した距離dtの精度が低下する可能性がある。
そこで、本実施形態では、測距部130における測距処理に先立って、クラスタ化部120において物標Tに対応する画素のクラスタ化処理が行われる。クラスタ化部120および測距部130によって行われる処理の一例について、図6のフローチャートを参照して詳細に説明する。
まず、ステップS1で、クラスタ化部120は、画像センサ220から出力された赤外画像信号または距離画像信号に基づいて、特徴点抽出を行い、複数の画素をクラスタ化する。
例えば、赤外画像信号を用いる場合、クラスタ化部120は、特徴点として、撮像範囲において輝度が所定値より高く、かつ輝度が所定範囲内にある複数の画素を抽出し、これら複数の画素をクラスタ化する。
また、例えば、距離画像信号を用いる場合、クラスタ化部120は、特徴点として、撮像範囲において距離情報が所定範囲内にある複数の画素を抽出し、これら複数の画素をクラスタ化する。なお、クラスタ化は、隣接する画素に対してのみ行われるのではなく、分散した画素に対しても行われ得る。
続くステップS2で、測距部130は、距離画像信号を用いて、クラスタ化部120でクラスタ化された領域のそれぞれの画素における物標までの距離を導出する。それぞれの画素における物標までの距離の導出方法は、上記方法と同様である。
続くステップS3で、測距部130は、クラスタ化された領域のそれぞれの画素における物標までの距離を加算平均して、クラスタ化された領域までの代表距離を算出する。そして、算出された代表距離を、物標までの距離として出力する。
このようにすることで、複数の画素における物標までの距離情報を用いて、物標までの距離を算出することができ、測距精度を向上させることができる。
次に、本実施形態に係る撮像制御装置が搭載された周辺監視システムによって行われる物標の測距の第一具体例について、図7Aおよび図7Bを参照して説明する。
第一具体例では、自車両VMと、自車両VMの後方を走行する黒い車両VBとの距離を導出するものとする。図7Aには、撮像範囲に含まれる車両VBの可視画像が示されている。また、図7Bには、車両VBの赤外画像が示されている。なお、図7Bに示す赤外画像は、上述の格子変換を用いて得られたものであるとする。
図7Bに示すように、赤外画像では、車両VBのヘッドライト、ナンバープレートおよびフロントグリルの輝度が高く、その他の部分、例えば黒いボディーおよびタイヤの輝度が低い。なお、図7Bでは、理解を容易にするため、輝度が高いヘッドライト、ナンバープレートおよびフロントグリルのみを示している。
さらに、ヘッドライト、ナンバープレートおよびフロントグリルの前後方向位置は所定範囲内にあるため、赤外画像におけるヘッドライト、ナンバープレートおよびフロントグリルの輝度は、所定範囲内にある。そのため、撮像制御装置100(具体的には、クラスタ化部120)は、ヘッドライト、ナンバープレートおよびフロントグリルをクラスタ化する。
続いて、測距部130は、クラスタ化された領域(すなわち、ヘッドライト、ナンバープレートおよびフロントグリルに相当する領域)のそれぞれの画素における物標までの距離を、TOF方式によって導出する。
さらに、測距部130は、クラスタ化された領域のそれぞれの画素における物標までの距離を加算し、クラスタ化された領域における画素数で除算する。こうすることで、クラスタ化された領域における物標までの距離の平均値が算出される。
測距部130は、このようにして算出された、クラスタ化された領域における物標までの距離の平均値を、自車両VMから黒い車両VBまでの距離として出力する。
本実施形態に係る撮像制御装置が搭載された周辺監視システムによって行われる物標の測距の第二具体例について、図8Aおよび図8Bを参照して説明する。
第二具体例では、自車両VMを輪留めPRおよびPLが設けられた駐車スペースに後進にて駐車する際に、自車両VMから輪留めPRおよびPLまでの距離を導出するものとする。図8Aには、撮像範囲に含まれる輪留めPRおよびPLの可視画像が示されている。また、図8Bには、輪留めPRおよびPLの赤外画像が示されている。なお、図8Bに示す赤外画像は、上述の格子変換を用いて得られたものであるとする。
図8Bに示すように、赤外画像では、画像センサ220と正対する輪留めPRおよびPLの前側端面の輝度が高い。一方、その他の部分、例えば路面等の、撮像装置200との角度が大きくて反射率の低い部分の輝度が低い。なお、図8Bでは、理解を容易にするため、輝度が高い輪留めPRおよびPLの前側端面のみを示している。
輪留めPRおよびPLの前側端面の前後方向位置は所定範囲内にあるため、赤外画像における輪留めPRおよびPLの前側端面の輝度は、所定範囲内にある。そのため、撮像制御装置100(具体的には、クラスタ化部120)は、輪留めPRおよびPLの前側端面をクラスタ化する。
続いて、測距部130は、クラスタ化された領域(すなわち、輪留めPRおよびPLの前側端面に相当する領域)のそれぞれの画素における物標までの距離を、TOF方式によって導出する。
さらに、測距部130は、クラスタ化された領域のそれぞれの画素における物標までの距離を加算し、クラスタ化された領域における画素数で除算する。こうすることで、クラスタ化された領域における物標までの距離の平均値が算出される。
測距部130は、このようにして導出された、クラスタ化された領域における物標までの距離の平均値を、自車両VMから輪留めPRおよびPLまでの距離として出力する。
以上説明したように、本実施形態によれば、赤外画像または距離画像に基づいて、特徴点抽出を行い、特徴点抽出された領域をクラスタ化する。そして、クラスタ化された領域のそれぞれの画素における物標までの距離をTOF方式で導出し、導出された距離を加算平均することで、物標までの距離を算出する。
そのため、複数の画素における物標までの距離情報を用いて、物標までの距離を算出することができ、測距精度を向上させることができる。
(変形例)
上述の実施形態では、クラスタ化処理の後、クラスタ化された領域のそれぞれの画素における物標までの距離を加算平均して、物標までの距離を算出した。これに対して、変形例では、クラスタ化された領域における戻り光成分を積算し、積算した戻り光成分を用いて測距を行う。
変形例においてクラスタ化部120および測距部130によって行われる処理について、図9のフローチャートを参照して詳細に説明する。
まず、ステップS11で、クラスタ化部120は、画像センサ220から出力された赤外画像信号または距離画像信号に基づいて、特徴点抽出を行い、複数の画素をクラスタ化する。クラスタ化の具体的な手法は、上述の実施形態と同様である。
続くステップS12で、測距部130は、距離画像信号を用いて、クラスタ化された領域のそれぞれの画素における戻り光成分SおよびSを上述の式(2)および(3)を用いて算出する。
続くステップS13で、測距部130は、クラスタ化された領域のそれぞれの画素における戻り光成分SおよびSを積算して、戻り光成分の積算値ΣSおよびΣSを得る。
続くステップS14で、測距部130は、次式(5)を用いて、クラスタ化された領域までの代表距離、すなわち物標までの距離dtを導出する。
dt={c×Wa}/2}×(ΣS/ΣS) …(5)
このようにすることで、複数の画素における戻り光成分の積算値を用いて物標までの距離dtを導出することができ、測距精度を向上させることができる。
以上説明したように、変形例によれば、赤外画像または距離画像に基づいて、特徴点抽出を行い、特徴点抽出された領域をクラスタ化する。そして、クラスタ化された領域のそれぞれの画素における戻り光成分を積算し、戻り光成分の積算値を用いて物標までの距離をTOF方式で導出する。
そのため、複数の画素における戻り光成分の積算値を用いて物標までの距離dtを導出することができ、測距精度を向上させることができる。
なお、本開示において、画像センサが可視画像信号、赤外画像信号および距離画像信号のすべてを出力することは必須ではない。距離画像信号に基づいてクラスタ化を行う場合、赤外画像信号は出力されなくてもよい。また、例えば輪郭情報を必要としない場合、可視画像信号は出力されなくてもよい。
本開示に係る撮像制御装置、撮像制御方法、撮像制御プログラムおよび撮像制御プログラムを記録した記録媒体によれば、光飛行時間測距法による測距精度を向上させることができ、車載用途に好適である。
1 周辺監視システム
100 撮像制御装置
110 制御部
120 クラスタ化部
130 測距部
140 輪郭抽出部
150 物標抽出部
200 撮像装置
210 光源
220 画像センサ
300 ADAS ECU

Claims (6)

  1. 撮像装置によって得られた赤外画像または距離画像に基づいて特徴点抽出された領域をクラスタ化するクラスタ化部と、
    前記クラスタ化部でクラスタ化された前記領域における各画素の情報に基づいて、光飛行時間測距法により前記領域に対応する物標までの距離を導出する測距部と、を備える
    撮像制御装置。
  2. 前記測距部は、
    クラスタ化された前記領域の各画素に対応する物標までの距離を光飛行時間測距法によってそれぞれ導出し、
    導出された前記各画素に対応する物標までの距離を加算平均して前記領域に対応する物標までの距離を算出する、
    請求項1に記載の撮像制御装置。
  3. 前記測距部は、
    クラスタ化された前記領域の各画素における戻り光成分を積算し、
    前記戻り光成分の積算値に基づいて光飛行時間測距法によって前記領域に対応する物標までの距離を導出する、
    請求項1に記載の撮像制御装置。
  4. 撮像装置によって得られた赤外画像または距離画像に基づいて特徴点抽出された領域をクラスタ化するステップと、
    クラスタ化された前記領域における各画素の情報に基づいて、光飛行時間測距法により前記領域に対応する物標までの距離を導出するステップと、を備える
    撮像制御方法。
  5. コンピュータに、
    撮像装置によって得られた赤外画像または距離画像に基づいて特徴点抽出された領域をクラスタ化するステップと、
    クラスタ化された前記領域における各画素の情報に基づいて、光飛行時間測距法により前記領域に対応する物標までの距離を導出するステップと、
    を実行させる撮像制御プログラム。
  6. 請求項5に記載の撮像制御プログラムを記録した記録媒体。
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