JP2019042815A - ピンセット - Google Patents

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Abstract

【課題】太さの異なる人工毛を傷めることなく同時に摘まめ、さらに人工毛の形を、人工毛の根元を中心とし、先端が広がる綺麗な扇状に整え易いピンセットを提供することを課題とする。【解決手段】一対の挟持部を有するピンセット本体と、前記一対の挟持部の何れか一方に設けられる弾性部品と、を備えることを特徴とするピンセット。【選択図】図1

Description

本発明は、物を挟む一対の挟持部に弾性素材の部品を設けたピンセットに関するものである。
現在、ピンセットは、様々な用途に合わせ多種多様な形状のものが、製造されている。
その中には、ピンセットの先端の挟持部に、弾性素材の部品を取り付けたものが提案されている。これは挟持対象を傷つけないようにするため、あるいは挟持対象がピンセットの挟持部から滑り落ちるのを防止するため、等の理由によるものである。
例えば、ピンセットの両方の挟持部に弾性素材の部品を設け、挟持対象を傷めずに滑り止めの機能を付加する技術として、特許文献1〜3の技術が知られている。
特許文献1は、ピンセットの両先端に、ゴムで形成された被膜を装着する技術が記載されている。このピンセットは、硬く丸みを帯びた物が滑り落ちることを防ぎ、さらに傷がつきやすい物を傷つけることなく挟持できることが記載されている。
特許文献2では、ピンセットの両先端、または全体にゴム被膜を施す技術が記載されている。このピンセットは、ゴム被膜による弾力性と付着性により、ICチップ等の挟持対象を傷つけることや、滑り落ちることを防止できることが記載されている。
特許文献3では、ピンセットの先端に、特殊なフッ素ゴム素材の被膜を施し、その被膜部分に対して選定された表面処理を行うことで、弾性はあるが付着性のない、ピンセットの形状にぴったり合う被膜部品に関する技術が記載されている。このピンセットは、挟持対象のチップを欠けさせることや、傷をつけることを防止し、さらに挟持対象をピンセットの先端から離しやすいことが記載されている。
実開昭和53−8282号公報 実開昭和62−1864号公報 特開2010−137329号公報
ところで、数多くあるピンセットの使用用途の一つとして、睫毛エクステンションと呼ばれる化粧に用いられるものがある。この睫毛エクステンションに用いられるピンセットは、ツイーザーと呼ばれている。なお、睫毛エクステンションとは、エクステンション用人工毛を地毛の睫毛に接着して、睫毛のボリュームを増す手法のことを言う。
中でも、ボリュームラッシュと呼ばれる睫毛エクステンションの手法には、一度に複数の人工毛を摘まめるよう、一枚のシートの上に密接して配列された状態の人工毛(いわゆるシートタイプ)が用いられる。施術者は、配列された数百本〜数千本の人工毛のうち、数本をまとめて同時にピンセットで摘み、摘まんだ人工毛とピンセットとを滑らせることで、人工毛の基端側が密集し先端側が均一に広がったイチョウのような形状になるよう整える。そして人工毛の形をイチョウのような形状(扇状)に整えたところで、シートから取り外し、接着剤を人工毛の根元に塗布して、装着者の地睫毛一本ずつに接着する(例えば図5参照)。
さらに、睫毛エクステンション用の人工毛は、装着時により自然な睫毛に見えるように、新しい人工毛が日々開発されている。そして、最近では、一枚のシート内に、異なる太さの人工毛が何種類も配列された睫毛エクステンション用の人工毛シートが開発された。
ところが、このような太さの異なる人工毛が混在した人工毛シートに対し、挟持部に弾性素材が配置されていない市販のピンセットを用いる場合には、太い人工毛をつぶしてしまうという問題があった(例えば図6(c),(d)参照)。
このような問題に対し、特許文献1〜3に記載の挟持部の両方に弾性素材を有したピンセットを用いることで、太さの異なる人工毛を傷めることなく同時に摘まむことができた。しかし、このようなピンセットを用いた場合、両方の挟持部に設けられた弾性素材の双方が人工毛に引っかかってしまい、複数の人工毛をうまく滑らせて先端側が均一に広がったイチョウのような形状に、人工毛の形を整えることができなかった。
本発明は、上記のような実情に鑑みてなされたものであり、太さの異なる毛を傷めることなく同時に摘まめ、さらに人工毛の形を整え易いピンセットを提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明に係るピンセットは、一対の挟持部を有するピンセット本体と、
前記挟持部に設けられる弾性部品と、を備え、
前記弾性部品は、前記挟持部の何れか一方に設けられていることを特徴とする。
このような構成とすることで、太さの異なる毛を傷めることなく同時に摘まめ、さらに人工毛と挟持部との滑りが良いため、人工毛の形を整え易くすることができる。
本発明の好ましい形態では、前記ピンセット本体は、前記挟持部を操作可能な持ち手部を有し、
前記挟持部の長手方向は、前記持ち手部の長手方向と交差する方向に設定されていることを特徴とする。
このような構成とすることで、複数の人工毛を挟持しつつも、使用者にとって持ちやすい角度でピンセットを保持できる。また、複数の人工毛とピンセットを、シートと平行に滑らせることができ、人工毛の形を整え易くなる。
本発明の好ましい形態では、前記挟持部の内側に設けられている挟持面と、前記弾性部品の内側に設けられている挟持面とが、挟持対象を挟持する際に、平行状態になることを特徴とする。
このような構成とすることで、複数の人工毛にかかる圧力をほぼ同程度にすることができる。
本発明の好ましい形態では、前記弾性部品は、シート上に形成されたシート状弾性部品であって、
このシート状弾性部品の外形は、前記挟持部の外形に沿って形成されていることを特徴とする。
このような構成とすることで、弾性部品が設けられていないピンセットと同程度に挟持部を見易くすることができる。
本発明の好ましい形態では、前記弾性部品は、袋状に形成された袋状弾性部品であって、
この袋状弾性部品は、前記挟持部の内側を覆う内側部分と、前記挟持部の外側を覆う外側部分と、を有していることを特徴とする。
このような構成とすることで、不要な時に弾性部品を取り外すことができ、さらに施術者の利き手に応じて、一対の挟持部の何方に弾性部品を装着するかを使用者が選択することができる。
本発明によれば、太さの異なる毛を傷めることなく同時に摘まめ、さらに人工毛の形を整え易いピンセットを提供することができる。
本発明の実施形態1に係る、ピンセットの全体図と、挟持部周辺の拡大図である。 本発明の実施形態2に係る、ピンセットの全体図と、挟持部周辺の拡大図である。 本発明の実施形態2に係る、弾性素材の形状を示す図である。 本発明に係る、睫毛エクステンション用の人工毛の平面図と側面図である。 本発明に係る、ピンセットの使用方法を示す図である。 本発明に係る、複数の人工毛を同時に挟んだ際のピンセットの先端部の平面図である。
以下、図面を用いて本発明の実施形態に係るピンセットについて説明する。なお、以下に示す実施形態は、本発明の一例であり、本発明を以下の実施形態に限定するものではない。
図1は、本発明の実施形態1に係るピンセットの全体図を示している。図1(a)に示すように、ピンセット1は、一対の持ち手部12と、接着及び分離が自在な一対の挟持部13と、弾性部品14とを備えている。挟持部13は挟持部13a及び13bとで構成されている。また、弾性部品14は挟持部13aの内側に、挟持部13aの内側の形状と同様の形状に加工された一枚のシート状のものとして設けられている。さらに、挟持部13は、その長手方向が、持ち手部12の長手方向と交差する方向に設定されている。
本実施形態では、弾性部品14は、一対の挟持部13a及び13bのうち、片方の挟持部13aにのみに設けられている。しかし、反対側の挟持部13bの内側にのみ弾性部品14を設けても良い。
この弾性部品14の素材は、弾性を有する素材であればよい。例えば、ゴムやスポンジなどである。より好ましくは、シリコンゴムやウレタンゴムなどの合成ゴムが良い。
図1(a)及び(b)は、挟持部13の周辺部分の拡大図である。図2(a)は、挟持部13aを手前としたときの斜視図であり、図2(b)は、挟持部13bを手前としたときの斜視図である。挟持面15は、物を摘まむ際に、その挟持対象と接触する面のことを指す。実施形態1では、挟持部13bの内側に設けられた平面を挟持面15b、弾性部品14の内側に設けられた平面を挟持面15aとする。
弾性部品14はシート状であり、外形を挟持部13aの内側の外形に沿った形状に加工され、挟持部13aの内側に接着される。このような構成とすることで、使用者に、ピンセットに挟持された複数の人工毛を見易くできる。
普通、挟持部13aに何か別の部品を取り付けると、取り付けた部品によって死角がうまれ、挟持対象の見えない部分が大きくなる。しかし、本実施形態では、弾性部品14は挟持部13aの内側の外形と同じ形状であるため、挟持対象の見えない部分が大きくなることはない。そのため、挟持部13aに何も設けられていないピンセットと同様の視界を得られる。
また、挟持対象を挟持する際に、一対の挟持面15は平行状態となる。そのため、挟持対象に係る圧力がほぼ同程度となる。それにより、挟持対象である人工毛を潰す恐れがより一層小さくなる。
図2は、本発明の実施形態2に係るピンセットの全体図を示している。ピンセット1は、一対の持ち手部12と、接着及び分離が自在な一対の挟持部13と、弾性部品17とを備えている。挟持部13は挟持部13a及び13bとで構成されている。また、弾性部品17は挟持部13aに、挟持部13aをほぼ覆うような袋状に形成され、設けられている。さらに、挟持部13は、その長手方向が、持ち手部12の長手方向と交差する方向に設定されている。
図2(c)に示すように、袋状の弾性部品17は、挟持部13aから装着・取り外しが自在であり、弾性部品17が不要であるときは、弾性部品17を外すこともできる。
本実施形態では、弾性部品17は、一対の挟持部13のうち、片方の挟持部13aの方にのみ設けられている、しかし、反対側の挟持部13bにのみ袋状の弾性部品17を取り付けても良い。
図3は、実施形態2における、袋状の弾性部品17の斜視図である。袋状の弾性部品17は、挟持部13aの内側を覆う内側部分17aと、挟持部13aの外側を覆う外側部分17bとを備え、内側部分と外側部分とは四角錘形状となっている。図3(a)は、外側部分17bから見た正面側の斜視図で、図3(b)は内側部分17aから見た背面側の斜視図である。また、図3(b)に示すように、ピンセット1の挟持部13aを挿入する入口部が、四角錘の底面に設けられている。対して、図3(a)に示すように、略四角錘の頂点は閉じている。このような形状とすることで、挟持部13a及び13bの何方にも取り付けることが可能となり、施術者が何方に装着するかを選ぶことができる。
袋状の弾性部品17の実施形態をこの形状に限るものではない。中が空洞で、挟持部13の形状に合うような錘形状であり、大きさは挟持部13が覆われる程で、物を挟持する際に容易に外れず、内側部分17aが凹凸の無い平滑な面であるような形状であればよい。
また、挟持面19は、物を摘まむ際にその挟持対象と接触する面のことを指し、実施形態2では挟持部13bの内側に設けられた平面な挟持面15bと、弾性部品17の内側部分17aとを含む。挟持対象を挟持する際には、この挟持面19が平行状態となる。挟持対象に接する面同士が平行状態になることで、挟持対象に係る圧力がほぼ同程度となる。それにより、挟持対象である人工毛を潰す恐れがより一層小さくなる。
また、実施形態1及び2のピンセット1では、挟持部13の長手方向は、持ち手部12の長手方向と交差する方向に設定されている。実施形態1及び2では、交差の角度はおよそ150度である。ただし、実施形態はこれに限るものではなく、交差の角度は90度より大きく、180度未満であればよい。
このように挟持部13の長手方向と持ち手部12の長手方向とが交差するように設定することで、施術者は、施術者自身にとって持ちやすい角度でピンセット1を保持し、尚且つ挟持部13に挟持された挟持対象を、難なく見ることができる。
次いで、図4及び図5を用いて、睫毛エクステンションのひとつ、ボリュームラッシュを行う際の、実施形態1のピンセット1の使用方法について説明する。なお、実施形態2のピンセット1も、以下の説明と同様に使用することができる。
図4は、睫毛エクステンション用の人工毛シート2を示す図である。人工毛シート2は、数百本の人工毛22と、シート23とを備え、人工毛22は、根元に塗布された接着剤25によってシート23に貼り付けられている。また、接着剤25は、ピンセット1で摘んで引っ張れば容易に剥がれる程度の弱めの粘着力である。施術者は、このシート23から複数本の人工毛22を、ピンセット1で摘まんで剥がし取り、装着者の地睫毛に接着する。
図4(a)は、人工毛シート2の平面図である。人工毛22は、少なくとも片隣りの人工毛22と、太さ及び/又は長さが異なるように配列されている。
図5(b)は、睫毛エクステンション用の人工毛シートの側面図である。人工毛22は、根元から毛先にかけて、上方を向いて湾曲している。
図4は、人工毛シート2から、実施形態1のピンセット1を用いて複数本の人工毛22を取りはがす手順を示す図である。以下、施術者が右手でピンセット1を把持しているものとして、説明する。図5(a)は、ピンセット1が人工毛22に触れる前の状態を示す図である。
まず、ピンセット1のうち、弾性部品14が設けられていない方の挟持部13bを、人工毛22の湾曲している部分の下に入れる。そして、挟持部13bで、図5(b)に示すように、端から数本の人工毛22を手前に向かって少し湾曲させる。この数本の人工毛22の束を、ファン24と呼ぶ。
次に、図5(c)に示すように、ファン24を一対の挟持部13で挟持し、右手方向に軽く引っ張る。
さらに、図5(d)に示すように、ファン24を、ピンセット1で挟持しながら、右手方向にピンセット1を滑らせ、ファン24の形を整える。この時、根元が接着剤で接着されたファン24がイチョウのような形状となるように人工毛22の先端を広げて、形を整える。
ファン24がイチョウのような形状に綺麗に整ったら、ピンセット1でファン24の根元を挟持し、手前に向けて引っ張り、シート23から剥がし取る。図5(e)は、ファン24を、シート23から剥がし取った後の状態を示している。
シート23から剥がし取られたファン24は、その根元に接着剤を塗布し、睫毛エクステンションをしようとする装着者の地睫毛の一本に、貼り付けられる。
装着者の地睫毛すべてに、人工毛22が貼り付けられるまで、この動作を繰り返し行う。
次いで、図6を用いてピンセットで挟まれた太さの異なる人工毛22について説明する。なお、図6(a)ないし(d)の何れの図も、太さの異なる人工毛を挟んだ時のピンセットの挟持部を、平面視で表した図である。
図6(a)は、一対の挟持部13のうち、片方の挟持部13aにのみ弾性部品14を設けたピンセット1である。このような構成にすることで、従来のピンセットを用いて睫毛エクステンションを行う際に発生していた問題を解消することができる。その問題とは、弾性部品を備えないピンセット1Mで見られた、細い人工毛22を挟めないという問題や、人工毛22を潰してしまうという問題、一対の挟持部13Lの両方に弾性部品14Lを備えたピンセット1Lで見られた人工毛22の形を整えにくいという問題、の3つである。
図6(c)及び(d)は、挟持部13Mに弾性部品が設けられていない、金属製のありふれたピンセット1Mを用いて、太さの異なる人工毛22を挟んだ際の平面図である。図6(c)は、太めの人工毛22を挟む程度の力で挟持している状態を示している。一対の挟持部の内面が成す幅は、太い人工毛22におよそ等しいため、細い人工毛22は挟持されない。そのため、ピンセット1Mを移動させると、細い毛は挟持部13Mから抜け落ちてしまうという問題がある。細い人工毛22まで摘まもうとするとさらに強い力で挟持する必要がある。
図6(d)は、細い人工毛22を挟む程度の力で挟持している状態を示している。一対の挟持部の内面が成す幅は、細い人工毛22におよそ等しいため、太い人工毛22はその幅に入りきらない。しかし、挟持部13Mは金属製で、人工毛22より硬度が高いため、太い人工毛22が、一対の挟持部の内面が成す幅に収まるように変形し、潰れてしまう。潰れると、人工毛22はその部分で折れやすくなってしまうという問題がある。
図6(b)は、一対の挟持部13Lの両方に弾性部品14Lを設けたピンセット1Lを用いて、太さの異なる人工毛22を挟んだ際の平面図である。挟持部13Lの内面に設けられた、一対の弾性部品14Lの成す幅は、細い人工毛22におよそ等しいため、太い人工毛22はその幅には入らない。しかし、例えばゴムのような弾性を備える弾性部品14Lが、太い人工毛22を包み込むように凹むため、太い人工毛22は潰れない。弾性部品14Lによって、弾性部品を備えないピンセット1Mの細い人工毛22を挟持できない問題と、太い人工毛22が潰れて折れやすくなってしまう問題とを解消することができる。すなわち、人工毛22を傷つけることなく、複数本を同時に摘まめることが可能である。
しかし、本実施形態に用いられるピンセットは、図5で示したように、睫毛エクステンションのボリュームラッシュという手法に用いられるものである。人工毛を挟持するだけではなく、人工毛の形を整えることが必要である。つまり、図5の(d)で示すように、人工毛22を軽く挟持しながら、右手方向に引っ張りつつピンセット1自体を滑らせることで、挟持された複数の人工毛22をイチョウのような形に整えるという作業を、ピンセットで行わなければならない。
ピンセット1Mの問題を解消することができたピンセット1Lでは、挟持された複数の人工毛22をイチョウのような形に整えるための、右手方向に引っ張りつつ滑らせる、という動作はできない。一対の挟持部13Lの両方に設けられた弾性部品14Lに、人工毛22が引っかかってしまい、滑らないためである。このため、一対の挟持部の両方に弾性部品14Lを設けると、人工毛22の形をイチョウのような形に整えることができない。
そこで、本実施形態1のように、一対の挟持部13のうち、片方の13aにのみ弾性部品14を設けたピンセット1を考案した。片側に弾性部品14を設けることで、挟持面15(図中の15a及び15b)の成す幅が、太い人工毛22の直径よりも小さくなっても、弾性を備える弾性部品14が、太い人工毛22を包み込むように凹むため、太い人工毛22は潰れない。このため、太い人工毛22を潰して傷つけてしまうことはなく、さらに太さの異なる複数本の人工毛22を同時に摘まむことが可能である。
さらに、挟持部13bには弾性部品14が設けられておらず、人工毛22に接する挟持面15bは、ピンセット1と同素材の金属製の面である。一般に、素材の表面に何か物を滑らせると、ゴムなどの弾性素材よりも金属素材の方が、物がよく滑る。そのため、一対の挟持部の両方に弾性部品14Lが設けられているピンセット1Lと比較すると、本実施形態1のピンセット1の方が、金属素材でできた挟持面15bのため、人工毛22と挟持面15との引っかかりを軽減できる。すなわち、人工毛22を軽く挟持しながら、右手方向に引っ張りつつピンセット1と人工毛22を滑らせることで、挟持された複数の人工毛22をイチョウのような形に整え易くなる。
本発明によれば、一対の挟持部13のうち、片方の挟持部13aにのみ弾性部品14を設けたことによって、太さの異なる人工毛22を潰し傷つけることなく同時に挟むことができる。さらに人工毛22とピンセット1とが滑り易くなったため、人工毛22の先端を均一に広げることができ、人工毛22をイチョウのような形に整え易くなった。
なお、本実施形態では、挟持部の内側に一枚の板状の弾性部品を設けたピンセットで、効果の説明を行ったが、実施形態はこれに限らない。前述した実施形態2の、袋状の弾性部品17でもよい。
太さの異なる人工毛を傷めることなく同時に摘まみ、さらに人工毛と挟持部との滑りが良く、人工毛の形状を整え易いピンセットを提供することができる。
1 ピンセット
12 持ち手部
13 挟持部
13a 挟持部
13b 挟持部
14 弾性部品
15 挟持面
15a 挟持部13aの挟持面
15b 挟持部13bの挟持面
17 弾性部品
17a 内側部分
17b 外側部分
19 挟持面
2 睫毛エクステンション用の人工毛シート
22 人工毛
23 シート
24 ファン
25 接着剤
1L ピンセット
13L 挟持部
14L 弾性部品
1M ピンセット
13M 挟持部

Claims (5)

  1. 一対の挟持部を有するピンセット本体と、
    前記挟持部に設けられる弾性部品と、を備え、
    前記弾性部品は、前記挟持部の何れか一方に設けられていることを特徴とするピンセット。
  2. 前記ピンセット本体は、前記挟持部を操作可能な持ち手部を有し、
    前記挟持部の長手方向は、前記持ち手部の長手方向と交差する方向に設定されていることを特徴とする、請求項1に記載のピンセット。
  3. 前記挟持部の内側に設けられている挟持面と、前記弾性部品の内側に設けられている挟持面とが、挟持対象を挟持する際に、平行状態になることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のピンセット。
  4. 前記弾性部品は、シート状に形成されたシート状弾性部品であって、
    このシート状弾性部品の外形は、前記挟持部の外形に沿って形成されていることを特徴とする、請求項1〜請求項3の何れかに記載のピンセット。
  5. 前記弾性部品は、袋状に形成された袋状弾性部品であって、
    この袋状弾性部品は、前記挟持部の内側を覆う内側部分と、前記挟持部の外側を覆う外側部分と、を有していることを特徴とする、請求項1〜請求項3の何れかに記載のピンセット。


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