JP2019041556A - 電力変換装置、および電力変換装置の通信方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】廉価かつ小型で、信頼性の高い電力変換装置を提供する。【解決手段】絶縁通信を行う絶縁通信部120Cと電力変換を行う電力変換部130Pとを有して、前記電力変換部の出力端子を多段に接続された複数の電力変換セル101〜10Nと、前記複数の電力変換セルを制御する電力変換セル制御部100と、絶縁通信信号と電気信号とを互いに変換する複数の信号変換部110C1〜110CNと、を備え、前記電力変換セル制御部は、並列接続された電気配線で前記複数の信号変換部に電気信号の制御信号を送信し、前記複数の信号変換部は、前記電力変換セル制御部から受信した電気信号を絶縁通信信号に変換して絶縁通信11RT1〜11RTNで前記複数の電力変換セルの前記絶縁通信部に送信する。【選択図】 図1
Description
本発明は、電力変換装置、および電力変換装置の通信方法に関する。
高電圧または大容量の電力変換においては、複数の電力変換セルを直列または並列に接続した電力変換装置が用いられる。従来の多段の電力変換装置では、各セルの対地電圧が高いため、各セルと中央制御との間を、光ファイバを用いて接続し、絶縁通信を行っていた。
このような機能と構成を備えた電力変換装置として、例えば、特許文献1がある。
特許文献1の要約には、「[課題]本発明は、カスケード接続された複数のセルから構成される電力変換装置において、制御・通信に用いる光ファイバのうち、複数セルの出力電圧に対する絶縁耐力を備えた高耐圧光ファイバケーブルの少なくとも大部分を削減し、1つのセルの出力電圧に対する絶縁耐力を備えた低耐圧光ファイバケーブルの使用を可能とする。また、光ファイバケーブルの必要な長さを短縮する。[解決手段]カスケード接続された複数のセルから構成される電力変換装置103であって、該電力変換装置103の制御装置は、中央制御装置107と、各セルと同電位の近傍に設置したセル制御装置204とから構成されており、前記中央制御装置107と各セル制御装置204は光ファイバケーブル111〜114でデイジーチェーン接続されていることを特徴とする電力変換装置。」と記載され、電力変換装置の技術が開示されている。
また、前記の機能と構成を備えた電力変換装置として、送信部と受信部との間を長い光ファイバケーブルを用いて、1対1で接続し、通信を行う技術がある。
このような機能と構成を備えた電力変換装置として、例えば、特許文献1がある。
特許文献1の要約には、「[課題]本発明は、カスケード接続された複数のセルから構成される電力変換装置において、制御・通信に用いる光ファイバのうち、複数セルの出力電圧に対する絶縁耐力を備えた高耐圧光ファイバケーブルの少なくとも大部分を削減し、1つのセルの出力電圧に対する絶縁耐力を備えた低耐圧光ファイバケーブルの使用を可能とする。また、光ファイバケーブルの必要な長さを短縮する。[解決手段]カスケード接続された複数のセルから構成される電力変換装置103であって、該電力変換装置103の制御装置は、中央制御装置107と、各セルと同電位の近傍に設置したセル制御装置204とから構成されており、前記中央制御装置107と各セル制御装置204は光ファイバケーブル111〜114でデイジーチェーン接続されていることを特徴とする電力変換装置。」と記載され、電力変換装置の技術が開示されている。
また、前記の機能と構成を備えた電力変換装置として、送信部と受信部との間を長い光ファイバケーブルを用いて、1対1で接続し、通信を行う技術がある。
しかしながら、特許文献1に開示された技術では、通信経路が直列であるため、途中のセルが故障すると、その先のセルとは通信を行うことができない課題がある。
また、中央制御装置の送信部と電力変換セルの受信部との間を長い光ファイバケーブルを用いて、1対1で接続する技術では、電力変換装置内の光ファイバの長さが長くなり、価格が高くなる課題がある。さらに、光ファイバは鋭角に曲げることができないため、スペースが必要となり装置の筐体が大きくなる課題がある。
また、中央制御装置の送信部と電力変換セルの受信部との間を長い光ファイバケーブルを用いて、1対1で接続する技術では、電力変換装置内の光ファイバの長さが長くなり、価格が高くなる課題がある。さらに、光ファイバは鋭角に曲げることができないため、スペースが必要となり装置の筐体が大きくなる課題がある。
本発明は、前記した課題に鑑みて創案されたものであって、廉価かつ小型で、信頼性の高い電力変換装置を提供することを課題とする。
前記の課題を解決するために、本発明を以下のように構成した。
すなわち、本発明の電力変換装置は、絶縁通信を行う絶縁通信部と電力変換を行う電力変換部とを有して、前記電力変換部の出力端子を多段に接続された複数の電力変換セルと、前記複数の電力変換セルを制御する電力変換セル制御部と、絶縁通信信号と電気信号とを互いに変換する複数の信号変換部と、を備え、前記電力変換セル制御部は、並列接続された電気配線で前記複数の信号変換部に電気信号の制御信号を送信し、前記複数の信号変換部は、前記電力変換セル制御部から受信した電気信号を絶縁通信信号に変換して、絶縁通信で前記複数の電力変換セルの前記絶縁通信部に送信する、ことを特徴とする。
また、その他の手段は、発明を実施するための形態のなかで説明する。
すなわち、本発明の電力変換装置は、絶縁通信を行う絶縁通信部と電力変換を行う電力変換部とを有して、前記電力変換部の出力端子を多段に接続された複数の電力変換セルと、前記複数の電力変換セルを制御する電力変換セル制御部と、絶縁通信信号と電気信号とを互いに変換する複数の信号変換部と、を備え、前記電力変換セル制御部は、並列接続された電気配線で前記複数の信号変換部に電気信号の制御信号を送信し、前記複数の信号変換部は、前記電力変換セル制御部から受信した電気信号を絶縁通信信号に変換して、絶縁通信で前記複数の電力変換セルの前記絶縁通信部に送信する、ことを特徴とする。
また、その他の手段は、発明を実施するための形態のなかで説明する。
本発明によれば、廉価かつ小型で、信頼性の高い電力変換装置を提供することができる。
以下、本発明を実施するための形態(以下においては「実施形態」と表記する)を、適宜、図面を参照して説明する。
≪第1実施形態≫
図1は、本発明の第1実施形態に係る電力変換装置を構成する複数(N個)の電力変換セル101,・・・,10K,・・・,10Nと、これらの電力変換セルを制御する電力変換セル制御部100と、信号を変換する複数の信号変換部110C1,・・・,110CK,・・・,110CNの構成例を示す図である。ただし、1<K<Nとする。
図1は、本発明の第1実施形態に係る電力変換装置を構成する複数(N個)の電力変換セル101,・・・,10K,・・・,10Nと、これらの電力変換セルを制御する電力変換セル制御部100と、信号を変換する複数の信号変換部110C1,・・・,110CK,・・・,110CNの構成例を示す図である。ただし、1<K<Nとする。
《電力変換セルの概要》
図1において、例えば電力変換セル101は、電力変換部130Pと絶縁通信部120Cを備えている。
電力変換部130Pは、演算部230と、ゲート部231と、スイッチング素子部232とを備えている。
また、スイッチング素子部232において、出力端子SA101と出力端子SB101を有している。
絶縁通信部120Cは、絶縁通信送信部220Tと絶縁通信受信部220Rを備えている。
なお、電力変換セル10K(1<K<N),10Nについても同様の構成である。ただし、電力変換セル10Kの出力端子は、出力端子SA10Kと出力端子SB10Kであり、電力変換セル10Nの出力端子は、出力端子SA10Nと出力端子SB10Nである。
図1において、例えば電力変換セル101は、電力変換部130Pと絶縁通信部120Cを備えている。
電力変換部130Pは、演算部230と、ゲート部231と、スイッチング素子部232とを備えている。
また、スイッチング素子部232において、出力端子SA101と出力端子SB101を有している。
絶縁通信部120Cは、絶縁通信送信部220Tと絶縁通信受信部220Rを備えている。
なお、電力変換セル10K(1<K<N),10Nについても同様の構成である。ただし、電力変換セル10Kの出力端子は、出力端子SA10Kと出力端子SB10Kであり、電力変換セル10Nの出力端子は、出力端子SA10Nと出力端子SB10Nである。
絶縁通信受信部220Rは、後記する電気信号・絶縁通信変換部210Tの絶縁通信11RT1の信号を受信して電気信号に変換し、演算部230に送る。
演算部230は、演算部230に内蔵されたゲート処理プログラムと、電気信号・絶縁通信変換部210Tから入力した信号の指令とに基づきゲート部231を制御する。
ゲート部231は、スイッチング素子部232に、開閉を行う駆動信号を供給する。
スイッチング素子部232は、例えばIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)を備えて構成され、出力端子SA101と出力端子SB101との間の開閉を行う。
また、演算部230は、電気信号・絶縁通信変換部210Tから絶縁通信受信部220Rを介して入力した信号の指令(応答指令データ)に基づき、適宜、応答データを絶縁通信送信部220Tに送る。なお、応答データの具体的な内容については後記する。
絶縁通信送信部220Tは、演算部230からの信号(データ)を電気信号から絶縁通信11TR1の信号に変換して、後記する絶縁通信・電気信号変換部210Rに送る。
なお、以上の電力変換セル101,・・・,10K,・・・,10Nの動作の詳細は、後記する。
演算部230は、演算部230に内蔵されたゲート処理プログラムと、電気信号・絶縁通信変換部210Tから入力した信号の指令とに基づきゲート部231を制御する。
ゲート部231は、スイッチング素子部232に、開閉を行う駆動信号を供給する。
スイッチング素子部232は、例えばIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)を備えて構成され、出力端子SA101と出力端子SB101との間の開閉を行う。
また、演算部230は、電気信号・絶縁通信変換部210Tから絶縁通信受信部220Rを介して入力した信号の指令(応答指令データ)に基づき、適宜、応答データを絶縁通信送信部220Tに送る。なお、応答データの具体的な内容については後記する。
絶縁通信送信部220Tは、演算部230からの信号(データ)を電気信号から絶縁通信11TR1の信号に変換して、後記する絶縁通信・電気信号変換部210Rに送る。
なお、以上の電力変換セル101,・・・,10K,・・・,10Nの動作の詳細は、後記する。
《電力変換セル制御部と信号変換部》
図1において、電力変換セル制御部100と複数の信号変換部110C1,・・・,110CK,・・・,110CNとは、電力変換セル101,・・・,10K,・・・,10Nの外部に設けられている。
例えば信号変換部110C1は、絶縁通信・電気信号変換部210Rと電気信号・絶縁通信変換部210Tとを備えている。
絶縁通信・電気信号変換部210Rは、電力変換セル101の絶縁通信送信部220Tから絶縁通信11TR1の信号を受けて、電気信号に変換して、後記する電力変換セル制御部100に電気信号を送信する。
電気信号・絶縁通信変換部210Tは、電力変換セル制御部100の電気信号を受けて、絶縁通信11RT1の信号に変換し、電力変換セル101の絶縁通信受信部220Rに送信する。
図1において、電力変換セル制御部100と複数の信号変換部110C1,・・・,110CK,・・・,110CNとは、電力変換セル101,・・・,10K,・・・,10Nの外部に設けられている。
例えば信号変換部110C1は、絶縁通信・電気信号変換部210Rと電気信号・絶縁通信変換部210Tとを備えている。
絶縁通信・電気信号変換部210Rは、電力変換セル101の絶縁通信送信部220Tから絶縁通信11TR1の信号を受けて、電気信号に変換して、後記する電力変換セル制御部100に電気信号を送信する。
電気信号・絶縁通信変換部210Tは、電力変換セル制御部100の電気信号を受けて、絶縁通信11RT1の信号に変換し、電力変換セル101の絶縁通信受信部220Rに送信する。
なお、絶縁通信とは、例えば光ファイバを用いた光通信である。光通信であるので、電力変換セル101が高電圧を扱う場合でも、絶縁耐圧に関する問題は起こらない。また、同じ電力変換セル101と信号変換部110C1とは、隣接して配置することができるので、光通信の経路は短距離である。
ただし、絶縁通信部120Cと信号変換部110C1との間で絶縁通信が行われる絶縁通信の距離は、絶縁通信部120Cと信号変換部110C1との間の最大の電圧差に絶縁破壊しない耐圧を有する空間の絶縁距離より長く、電力変換セル制御部100と信号変換部110C1との間に配線された最短の電気配線の長さより短く設定する。
また、信号変換部110CK(1<K<N),110CNについても、電力変換セル10K,10Nに対して、信号変換部110C1と同様の構成と接続関係を有する。
ただし、絶縁通信部120Cと信号変換部110C1との間で絶縁通信が行われる絶縁通信の距離は、絶縁通信部120Cと信号変換部110C1との間の最大の電圧差に絶縁破壊しない耐圧を有する空間の絶縁距離より長く、電力変換セル制御部100と信号変換部110C1との間に配線された最短の電気配線の長さより短く設定する。
また、信号変換部110CK(1<K<N),110CNについても、電力変換セル10K,10Nに対して、信号変換部110C1と同様の構成と接続関係を有する。
電力変換セル制御部100から、複数の信号変換部110C1,・・・,110CK,・・・,110CNのそれぞれの電気信号・絶縁通信変換部210Tへの送信は、電気信号でバス(通信線、バス回路)1000Tが用いられる。バス1000Tと複数の電気信号・絶縁通信変換部210Tの入力端子との接続は、並列接続である。
また、複数の信号変換部110C1,・・・,110CK,・・・,110CNのそれぞれの絶縁通信・電気信号変換部210Rから電力変換セル制御部100への送信は、電気信号でバス1000Rが用いられる。バス1000Rと複数の絶縁通信・電気信号変換部210Rの出力端子との接続は、並列接続である。
バス1000Tとバス1000Rにおける信号の管理は、電力変換セル制御部100によって行われる。
また、複数の信号変換部110C1,・・・,110CK,・・・,110CNのそれぞれの絶縁通信・電気信号変換部210Rから電力変換セル制御部100への送信は、電気信号でバス1000Rが用いられる。バス1000Rと複数の絶縁通信・電気信号変換部210Rの出力端子との接続は、並列接続である。
バス1000Tとバス1000Rにおける信号の管理は、電力変換セル制御部100によって行われる。
《電力変換装置の第1例》
以上の複数の電力変換セルが、電力変換装置として、どのように用いられるかを説明する。
図2は、本発明の実施形態に係る電力変換装置10の構成の第1例を示す図である。
ただし、図2は、電力変換装置10において電力変換セルが如何に用いられるかを例示するためのものであり、簡略化して表記している。
例えば、図2においては、バス1000とは、図1におけるバス1000Tとバス1000Rとを合わせて1本とし、簡略化して表記している。また、図1における電力変換セル制御部100と、信号変換部110C1,・・・,110CK,・・・,110CNは、図2において図示を省略している。
以上の複数の電力変換セルが、電力変換装置として、どのように用いられるかを説明する。
図2は、本発明の実施形態に係る電力変換装置10の構成の第1例を示す図である。
ただし、図2は、電力変換装置10において電力変換セルが如何に用いられるかを例示するためのものであり、簡略化して表記している。
例えば、図2においては、バス1000とは、図1におけるバス1000Tとバス1000Rとを合わせて1本とし、簡略化して表記している。また、図1における電力変換セル制御部100と、信号変換部110C1,・・・,110CK,・・・,110CNは、図2において図示を省略している。
図2において、電力変換セル101,・・・,10K,・・・,10N、および電力変換セル111,・・・,11K,・・・,11Nにおける、それぞれの電力変換セルの構成は、電力変換セル101の構成と同一である。
また、図2において、電力変換セル101の一方の出力端子は、正極性配線1201pに接続されている。電力変換セル11Nの一方の出力端子は、負極性配線1201nに接続されている。
また、電力変換セル101,・・・,10K,・・・,10N、および電力変換セル111,・・・,11K,・・・,11Nは、それぞれの二つの出力端子が電気的に直列に接続され、前記の複数の電力変換セルが多段の構成となっている。
また、図2において、電力変換セル101の一方の出力端子は、正極性配線1201pに接続されている。電力変換セル11Nの一方の出力端子は、負極性配線1201nに接続されている。
また、電力変換セル101,・・・,10K,・・・,10N、および電力変換セル111,・・・,11K,・・・,11Nは、それぞれの二つの出力端子が電気的に直列に接続され、前記の複数の電力変換セルが多段の構成となっている。
正極性配線1201pと負極性配線1201nとの間に負荷301が接続されている。
電力変換セル10Nの一方の出力端子と電力変換セル111の一方の出力端子は、互いに接続され、かつ交流電源311からこの接続点と負極性配線1201nとの間に交流電力を入力している。
電力変換セル101,・・・,10K,・・・,10N、および電力変換セル111,・・・,11K,・・・,11Nは、バス1000を共有している。すなわち、前記の複数の電力変換セルの通信線がバス1000に対して並列に接続されている。
電力変換セル10Nの一方の出力端子と電力変換セル111の一方の出力端子は、互いに接続され、かつ交流電源311からこの接続点と負極性配線1201nとの間に交流電力を入力している。
電力変換セル101,・・・,10K,・・・,10N、および電力変換セル111,・・・,11K,・・・,11Nは、バス1000を共有している。すなわち、前記の複数の電力変換セルの通信線がバス1000に対して並列に接続されている。
電力変換装置10は、電力変換セル101,・・・,10K,・・・,10N、および電力変換セル111,・・・,11K,・・・,11Nを用い、前記のようにバス1000を共有している。電力変換セル制御部(100:図1)が、バス1000を介して、電力変換セル101,・・・,10K,・・・,10N、および電力変換セル111,・・・,11K,・・・,11Nを統合的に制御する。そして、交流電源311から入力した交流電力(電圧)を直流電力(電圧)に変換して、負荷301に供給する。
なお、電力変換セル101,・・・,10K,・・・,10N、および電力変換セル111,・・・,11K,・・・,11Nの動作の詳細については、電力変換セル101,・・・,10K,・・・,10Nを代表して、後記する。
なお、電力変換セル101,・・・,10K,・・・,10N、および電力変換セル111,・・・,11K,・・・,11Nの動作の詳細については、電力変換セル101,・・・,10K,・・・,10Nを代表して、後記する。
《電力変換装置の第2例》
図3は、本発明の実施形態に係る電力変換装置の構成の第2例を示す図である。
ただし、図3も電力変換装置20において電力変換セルが如何に用いられるかを例示するためのものであり、簡略化して表記している。例えば、図3においては、バス1000U,1000V,1000Wとは、図1におけるバス1000Tとバス1000Rとを合わせて1本とし、簡略化して表記している。また、図1における電力変換セル制御部100と、信号変換部110C1,・・・,110CK,・・・,110CNは、図3において図示を省略している。
図3は、本発明の実施形態に係る電力変換装置の構成の第2例を示す図である。
ただし、図3も電力変換装置20において電力変換セルが如何に用いられるかを例示するためのものであり、簡略化して表記している。例えば、図3においては、バス1000U,1000V,1000Wとは、図1におけるバス1000Tとバス1000Rとを合わせて1本とし、簡略化して表記している。また、図1における電力変換セル制御部100と、信号変換部110C1,・・・,110CK,・・・,110CNは、図3において図示を省略している。
図3において、電力変換セル101,・・・,10K,・・・,10N、および電力変換セル111,・・・,11K,・・・,11Nにおける、それぞれの電力変換セルの構成は、電力変換セル101の構成と同一である。
また、図3において、電力変換セル101の一方の出力端子は、正極性配線1301pに接続されている。電力変換セル11Nの一方の出力端子は、負極性配線1301nに接続されている。
また、電力変換セル101,・・・,10K,・・・,10N、および電力変換セル111,・・・,11K,・・・,11Nは、それぞれの二つの出力端子が電気的に直列に接続され、前記の複数の電力変換セルが多段の構成となっている。
また、図3において、電力変換セル101の一方の出力端子は、正極性配線1301pに接続されている。電力変換セル11Nの一方の出力端子は、負極性配線1301nに接続されている。
また、電力変換セル101,・・・,10K,・・・,10N、および電力変換セル111,・・・,11K,・・・,11Nは、それぞれの二つの出力端子が電気的に直列に接続され、前記の複数の電力変換セルが多段の構成となっている。
正極性配線1301pと負極性配線1301nとの間に負荷302が接続されている。
電力変換セル10Nの一方の出力端子と電力変換セル111の一方の出力端子は、互いに接続され、かつ三相交流電源312のU端子からこの接続点にU相の交流電力(電圧)を入力している。
電力変換セル101,・・・,10K,・・・,10N、および電力変換セル111,・・・,11K,・・・,11Nは、バス1000Uを共有している。すなわち、前記の電力変換セルの通信線が、バス1000Uに対して並列に接続されている。
電力変換セル10Nの一方の出力端子と電力変換セル111の一方の出力端子は、互いに接続され、かつ三相交流電源312のU端子からこの接続点にU相の交流電力(電圧)を入力している。
電力変換セル101,・・・,10K,・・・,10N、および電力変換セル111,・・・,11K,・・・,11Nは、バス1000Uを共有している。すなわち、前記の電力変換セルの通信線が、バス1000Uに対して並列に接続されている。
図3において、電力変換セル121,・・・,12K,・・・,12N、および電力変換セル131,・・・,13K,・・・,13Nにおける、それぞれの電力変換セルの構成は、電力変換セル101の構成と同一である。
また、図3において、電力変換セル121の一方の出力端子は、正極性配線1301pに接続されている。電力変換セル13Nの一方の出力端子は、負極性配線1301nに接続されている。
また、電力変換セル121,・・・,12K,・・・,12N、および電力変換セル131,・・・,13K,・・・,13Nは、それぞれの二つの出力端子が電気的に直列に接続され、前記の複数の電力変換セルが多段の構成となっている。
また、図3において、電力変換セル121の一方の出力端子は、正極性配線1301pに接続されている。電力変換セル13Nの一方の出力端子は、負極性配線1301nに接続されている。
また、電力変換セル121,・・・,12K,・・・,12N、および電力変換セル131,・・・,13K,・・・,13Nは、それぞれの二つの出力端子が電気的に直列に接続され、前記の複数の電力変換セルが多段の構成となっている。
電力変換セル12Nの一方の出力端子と電力変換セル131の一方の出力端子は、互いに接続され、かつ三相交流電源312のV端子からこの接続点にV相の交流電力(電圧)を入力している。
電力変換セル121,・・・,12K,・・・,12N、および電力変換セル131,・・・,13K,・・・,13Nは、バス1000Vを共有している。すなわち、前記の電力変換セルの通信線が、バス1000Vに対して並列に接続されている。
電力変換セル121,・・・,12K,・・・,12N、および電力変換セル131,・・・,13K,・・・,13Nは、バス1000Vを共有している。すなわち、前記の電力変換セルの通信線が、バス1000Vに対して並列に接続されている。
また、図3において、電力変換セル141,・・・,14K,・・・,14N、および電力変換セル151,・・・,15K,・・・,15Nにおける、それぞれの電力変換セルの構成は、電力変換セル101の構成と同一である。
また、図3において、電力変換セル141の一方の出力端子は、正極性配線1301pに接続されている。電力変換セル15Nの一方の出力端子は、負極性配線1301nに接続されている。
また、電力変換セル141,・・・,14K,・・・,14N、および電力変換セル151,・・・,15K,・・・,15Nは、それぞれの二つの出力端子が電気的に直列に接続され、前記の複数の電力変換セルが多段の構成となっている。
また、図3において、電力変換セル141の一方の出力端子は、正極性配線1301pに接続されている。電力変換セル15Nの一方の出力端子は、負極性配線1301nに接続されている。
また、電力変換セル141,・・・,14K,・・・,14N、および電力変換セル151,・・・,15K,・・・,15Nは、それぞれの二つの出力端子が電気的に直列に接続され、前記の複数の電力変換セルが多段の構成となっている。
電力変換セル14Nの一方の出力端子と電力変換セル151の一方の出力端子は、互いに接続され、かつ三相交流電源312のW端子からこの接続点にW相の交流電力(電圧)を入力している。
電力変換セル141,・・・,14K,・・・,14N、および電力変換セル151,・・・,15K,・・・,15Nは、バス1000Wを共有している。すなわち、前記の電力変換セルの通信線がバス1000Wに対して並列に接続されている。
電力変換セル141,・・・,14K,・・・,14N、および電力変換セル151,・・・,15K,・・・,15Nは、バス1000Wを共有している。すなわち、前記の電力変換セルの通信線がバス1000Wに対して並列に接続されている。
電力変換装置20は、電力変換セル101,・・・,10K,・・・,10N、および電力変換セル111,・・・,11K,・・・,11Nを用い、バス1000Uを共有している。電力変換セル制御部(100:図1)が、バス1000Uを介して、電力変換セル101,・・・,10K,・・・,10N、および電力変換セル111,・・・,11K,・・・,11Nを統合的に制御する。そして、三相交流電源312から入力したU相の交流電力(電圧)を直流電力(電圧)に変換して、負荷302に供給する。
また、電力変換装置20は、電力変換セル121,・・・,12K,・・・,12N、および電力変換セル131,・・・,13K,・・・,13Nを用い、バス1000Vを共有している。電力変換セル制御部(100:図1)が、バス1000Vを介して、電力変換セル121,・・・,12K,・・・,12N、および電力変換セル131,・・・,13K,・・・,13Nを統合的に制御する。そして、三相交流電源312から入力したV相の交流電力(電圧)を直流電力(電圧)に変換して、負荷302に供給する。
また、電力変換装置20は、電力変換セル141,・・・,14K,・・・,14N、および電力変換セル151,・・・,15K,・・・,15Nを用い、バス1000Wを共有している。電力変換セル制御部(100:図1)が、バス1000Wを介して、電力変換セル141,・・・,14K,・・・,14N、および電力変換セル151,・・・,15K,・・・,15Nを統合的に制御する。そして、三相交流電源312から入力したW相の交流電力(電圧)を直流電力(電圧)に変換して、負荷302に供給する。
以上のようにして、電力変換装置20は、三相交流電源312から入力した三相交流電力を直流電力に変換し、負荷302に供給する。
なお、図3において、バス1000U,1000V,1000Wを、それぞれ独立に表記したが、バス1000U,1000V,1000Wを一つのバスとして、統合的に、すべての電力変換セルを制御してもよい。
なお、図3において、バス1000U,1000V,1000Wを、それぞれ独立に表記したが、バス1000U,1000V,1000Wを一つのバスとして、統合的に、すべての電力変換セルを制御してもよい。
《電力変換装置の第3例》
図4は、本発明の実施形態に係る電力変換装置の構成の第3例を示す図である。
ただし、図4も電力変換装置30において電力変換セルが如何に用いられるかを例示するためのものであり、簡略化して表記している。例えば、図4においては、バス1000とは、図1におけるバス1000Tとバス1000Rとを合わせて1本とし、簡略化して表記している。また、図1における電力変換セル制御部100と、信号変換部110C1,・・・,110CK,・・・,110CNは、図4において図示を省略している。
図4は、本発明の実施形態に係る電力変換装置の構成の第3例を示す図である。
ただし、図4も電力変換装置30において電力変換セルが如何に用いられるかを例示するためのものであり、簡略化して表記している。例えば、図4においては、バス1000とは、図1におけるバス1000Tとバス1000Rとを合わせて1本とし、簡略化して表記している。また、図1における電力変換セル制御部100と、信号変換部110C1,・・・,110CK,・・・,110CNは、図4において図示を省略している。
図4において、電力変換セル101,・・・,10K,・・・,10N、および電力変換セル111,・・・,11K,・・・,11Nは、それぞれの二つの出力端子が電気的に直列に接続され、前記の複数の電力変換セルが多段の構成となっている。
電力変換セル101の一方の出力端子は、正極性配線1401pに接続されている。
電力変換セル11Nの一方の出力端子は、負極性配線1401nに接続されている。
また、正極性配線1401pと負極性配線1401nとの間に直流電力(電圧)が供給されている(図示省略)。
電力変換セル101の一方の出力端子は、正極性配線1401pに接続されている。
電力変換セル11Nの一方の出力端子は、負極性配線1401nに接続されている。
また、正極性配線1401pと負極性配線1401nとの間に直流電力(電圧)が供給されている(図示省略)。
電力変換セル10Nの一方の出力端子と電力変換セル111の一方の出力端子は、互いに接続され、この接続点と負極性配線1401nとの間に負荷303が接続されている。
電力変換セル101,・・・,10K,・・・,10N、および電力変換セル111,・・・,11K,・・・,11Nは、バス1000を共有している。前記の電力変換セルの通信線がバス1000に対して並列に接続されている。
電力変換セル101,・・・,10K,・・・,10N、および電力変換セル111,・・・,11K,・・・,11Nは、バス1000を共有している。前記の電力変換セルの通信線がバス1000に対して並列に接続されている。
電力変換装置30は、電力変換セル101,・・・,10K,・・・,10N、および電力変換セル111,・・・,11K,・・・,11Nを用い、前記したようにバス1000を共有している。電力変換セル制御部(100:図1)が、バス1000を介して、電力変換セル101,・・・,10K,・・・,10N、および電力変換セル111,・・・,11K,・・・,11Nを統合的に制御する。
そして、正極性配線1401pと負極性配線1401nとの間から供給された直流電力(電圧)を、交流電力(電圧)に変換して、負荷303に供給する。
なお、電力変換セル101,・・・,10K,・・・,10N、および電力変換セル111,・・・,11K,・・・,11Nの動作の詳細については、電力変換セル101,・・・,10K,・・・,10Nを代表して、後記する。
そして、正極性配線1401pと負極性配線1401nとの間から供給された直流電力(電圧)を、交流電力(電圧)に変換して、負荷303に供給する。
なお、電力変換セル101,・・・,10K,・・・,10N、および電力変換セル111,・・・,11K,・・・,11Nの動作の詳細については、電力変換セル101,・・・,10K,・・・,10Nを代表して、後記する。
《電力変換装置の第4例》
図5は、本発明の実施形態に係る電力変換装置の構成の第4例を示す図である。
ただし、図5も電力変換装置40において電力変換セルが如何に用いられるかを例示するためのものであり、簡略化して表記している。例えば、図5においては、バス1000U,1000V,1000Wとは、図1におけるバス1000Tとバス1000Rとを合わせて1本とし、簡略化して表記している。また、図1における電力変換セル制御部100と、信号変換部110C1,・・・,110CK,・・・,110CNは、図5において図示を省略している。
図5は、本発明の実施形態に係る電力変換装置の構成の第4例を示す図である。
ただし、図5も電力変換装置40において電力変換セルが如何に用いられるかを例示するためのものであり、簡略化して表記している。例えば、図5においては、バス1000U,1000V,1000Wとは、図1におけるバス1000Tとバス1000Rとを合わせて1本とし、簡略化して表記している。また、図1における電力変換セル制御部100と、信号変換部110C1,・・・,110CK,・・・,110CNは、図5において図示を省略している。
図5において、電力変換セル101,・・・,10K,・・・,10N、および電力変換セル111,・・・,11K,・・・,11Nは、それぞれの二つの出力端子が電気的に直列に接続され、前記の複数の電力変換セルが多段の構成となっている。
電力変換セル101の一方の出力端子は、正極性配線1501pに接続されている。
電力変換セル11Nの一方の出力端子は、負極性配線1501nに接続されている。
また、正極性配線1501pと負極性配線1501nとの間に直流電力(電圧)が供給されている(図示省略)。
電力変換セル101の一方の出力端子は、正極性配線1501pに接続されている。
電力変換セル11Nの一方の出力端子は、負極性配線1501nに接続されている。
また、正極性配線1501pと負極性配線1501nとの間に直流電力(電圧)が供給されている(図示省略)。
電力変換セル10Nの一方の出力端子と電力変換セル111の一方の出力端子は、互いに接続され、かつ、この接続点(U)から三相モータ313へ三相交流電圧(電力)のU相の電圧が供給される。
電力変換セル101,・・・,10K,・・・,10N、および電力変換セル111,・・・,11K,・・・,11Nは、バス1000Uを共有している。前記の電力変換セルの通信線がバス1000Uに対して並列に接続されている。
電力変換セル101,・・・,10K,・・・,10N、および電力変換セル111,・・・,11K,・・・,11Nは、バス1000Uを共有している。前記の電力変換セルの通信線がバス1000Uに対して並列に接続されている。
また、図5において、電力変換セル121,・・・,12K,・・・,12N、および電力変換セル131,・・・,13K,・・・,13Nは、それぞれの二つの出力端子が電気的に直列に接続され、前記の複数の電力変換セルが多段の構成となっている。
電力変換セル121の一方の出力端子は、正極性配線1501pに接続されている。
電力変換セル13Nの一方の出力端子は、負極性配線1501nに接続されている。
電力変換セル121の一方の出力端子は、正極性配線1501pに接続されている。
電力変換セル13Nの一方の出力端子は、負極性配線1501nに接続されている。
電力変換セル12Nの一方の出力端子と電力変換セル131の一方の出力端子は、互いに接続され、かつ、この接続点(V)から三相モータ313へ三相交流電圧(電力)のV相の電圧が供給される。
電力変換セル121,・・・,12K,・・・,12N、および電力変換セル131,・・・,13K,・・・,13Nは、バス1000Vを共有している。前記の電力変換セルの通信線がバス1000Vに対して並列に接続されている。
電力変換セル121,・・・,12K,・・・,12N、および電力変換セル131,・・・,13K,・・・,13Nは、バス1000Vを共有している。前記の電力変換セルの通信線がバス1000Vに対して並列に接続されている。
また、図5において、電力変換セル141,・・・,14K,・・・,14N、および電力変換セル151,・・・,15K,・・・,15Nは、それぞれの二つの出力端子が電気的に直列に接続され、前記の複数の電力変換セルが多段の構成となっている。
電力変換セル141の一方の出力端子は、正極性配線1501pに接続されている。
電力変換セル15Nの一方の出力端子は、負極性配線1501nに接続されている。
電力変換セル141の一方の出力端子は、正極性配線1501pに接続されている。
電力変換セル15Nの一方の出力端子は、負極性配線1501nに接続されている。
電力変換セル14Nの一方の出力端子と電力変換セル151の一方の出力端子は、互いに接続され、かつ、この接続点(W)から三相モータ313へ三相交流電圧(電力)のW相の電圧が供給される。
電力変換セル141,・・・,14K,・・・,14N、および電力変換セル151,・・・,15K,・・・,15Nは、バス1000Wを共有している。前記の電力変換セルの通信線がバス1000Wに対して並列に接続されている。
電力変換セル141,・・・,14K,・・・,14N、および電力変換セル151,・・・,15K,・・・,15Nは、バス1000Wを共有している。前記の電力変換セルの通信線がバス1000Wに対して並列に接続されている。
電力変換装置40は、電力変換セル101,・・・,10K,・・・,10N、および電力変換セル111,・・・,11K,・・・,11Nを用い、バス1000Uを共有している。電力変換セル制御部(100:図1)が、バス1000Uを介して、電力変換セル101,・・・,10K,・・・,10N、および電力変換セル111,・・・,11K,・・・,11Nを統合的に制御する。
そして、正極性配線1501pと負極性配線1501nとの間から供給された直流電力(電圧)を、三相交流電力のU相の交流電圧に変換して、三相モータ313に供給する。
そして、正極性配線1501pと負極性配線1501nとの間から供給された直流電力(電圧)を、三相交流電力のU相の交流電圧に変換して、三相モータ313に供給する。
また、電力変換装置40は、電力変換セル121,・・・,12K,・・・,12N、および電力変換セル131,・・・,13K,・・・,13Nを用い、バス1000Vを共有している。電力変換セル制御部(100:図1)が、バス1000Vを介して、電力変換セル121,・・・,12K,・・・,12N、および電力変換セル131,・・・,13K,・・・,13Nを統合的に制御する。
そして、正極性配線1501pと負極性配線1501nとの間から供給された直流電力(電圧)を、三相交流電力のV相の交流電圧に変換して、三相モータ313に供給する。
そして、正極性配線1501pと負極性配線1501nとの間から供給された直流電力(電圧)を、三相交流電力のV相の交流電圧に変換して、三相モータ313に供給する。
また、電力変換装置40は、電力変換セル141,・・・,14K,・・・,14N、および電力変換セル151,・・・,15K,・・・,15Nを用い、バス1000Wを共有している。電力変換セル制御部(100:図1)が、バス1000Wを介して、電力変換セル141,・・・,14K,・・・,14N、および電力変換セル151,・・・,15K,・・・,15Nを統合的に制御する。
そして、正極性配線1501pと負極性配線1501nとの間から供給された直流電力(電圧)を、三相交流電力のW相の交流電圧に変換して、三相モータ313に供給する。
そして、正極性配線1501pと負極性配線1501nとの間から供給された直流電力(電圧)を、三相交流電力のW相の交流電圧に変換して、三相モータ313に供給する。
以上のようにして、電力変換装置40は、正極性配線1501pと負極性配線1501nとの間から供給された直流電力(電圧)を、三相交流電力(電圧)に変換し、三相モータ313に供給する。
なお、図5において、バス1000U,1000V,1000Wを、それぞれ独立に表記したが、バス1000U,1000V,1000Wを一つのバスとして、図示していない電力変換セル制御部が、統合的に、すべての電力変換セルを制御してもよい。
なお、図5において、バス1000U,1000V,1000Wを、それぞれ独立に表記したが、バス1000U,1000V,1000Wを一つのバスとして、図示していない電力変換セル制御部が、統合的に、すべての電力変換セルを制御してもよい。
《電力変換セルの機能と動作》
本発明の第1実施形態に係る電力変換セルの機能と動作の詳細を、図1を参照して説明する。
図1における電力変換セル101,・・・,10K,・・・,10Nは、ハードウェアとしての構成は、同一である。
電力変換セル101,・・・,10K,・・・,10Nの演算部230は、例えばマイコンで構成されている。各電力変換セルのそれぞれの演算部230は、ゲート部231を介して、スイッチング素子部232を制御する基本機能を有している。
ただし、電力変換装置(例えば電力変換装置10)は、電力変換装置としての機能を発揮するために、電力変換セル101,・・・,10K,・・・,10Nを統合的に制御する必要がある。すなわち、電力変換セル101,・・・,10K,・・・,10Nのスイッチング動作を協調させる必要がある。
本発明の第1実施形態に係る電力変換セルの機能と動作の詳細を、図1を参照して説明する。
図1における電力変換セル101,・・・,10K,・・・,10Nは、ハードウェアとしての構成は、同一である。
電力変換セル101,・・・,10K,・・・,10Nの演算部230は、例えばマイコンで構成されている。各電力変換セルのそれぞれの演算部230は、ゲート部231を介して、スイッチング素子部232を制御する基本機能を有している。
ただし、電力変換装置(例えば電力変換装置10)は、電力変換装置としての機能を発揮するために、電力変換セル101,・・・,10K,・・・,10Nを統合的に制御する必要がある。すなわち、電力変換セル101,・・・,10K,・・・,10Nのスイッチング動作を協調させる必要がある。
電力変換セル制御部100は、電力変換セル101,・・・,10K,・・・,10Nを統合的に制御する。すなわち、電力変換セル制御部100が、運転開始、運転停止、セル間同期用の同期信号やデューティ情報の更新など運転に関する情報を指令して、電力変換セル101,・・・,10K,・・・,10Nのスイッチング動作を協調させる。
また、電力変換セル制御部100は、バス(通信線、バス回路)1000T,1000Rの管理も取り仕切り、バス1000T,1000Rにおけるデータの衝突を防止する。
また、電力変換セル制御部100は、バス(通信線、バス回路)1000T,1000Rの管理も取り仕切り、バス1000T,1000Rにおけるデータの衝突を防止する。
電力変換セル101,・・・,10K,・・・,10Nは、バス1000Tと、それぞれの信号変換部110C1,・・・,110CK,・・・,110CNを介して、電力変換セル制御部100の制御情報信号を受信する。
電力変換セル101,・・・,10K,・・・,10Nに付随する信号変換部110C1,・・・,110CK,・・・,110CNのそれぞれの電気信号・絶縁通信変換部210Tは、バス1000Tに並列に接続されているため、同時刻の通信となる。
そして、信号変換部110C1,・・・,110CK,・・・,110CNのそれぞれの電気信号・絶縁通信変換部210Tは、絶縁通信(例えば光通信)で前記の制御情報信号を、電力変換セル101,・・・,10K,・・・,10Nのそれぞれの絶縁通信受信部220Rに送信する。
絶縁通信を介して、電力変換セル101,・・・,10K,・・・,10Nのそれぞれの絶縁通信受信部220Rは、前記の制御情報信号を受信する。この間の絶縁通信は同じ構成と特性のハードウェアを用いているため、電力変換セル101〜10Nの通信の遅延時間は同一となる。
電力変換セル101,・・・,10K,・・・,10Nに付随する信号変換部110C1,・・・,110CK,・・・,110CNのそれぞれの電気信号・絶縁通信変換部210Tは、バス1000Tに並列に接続されているため、同時刻の通信となる。
そして、信号変換部110C1,・・・,110CK,・・・,110CNのそれぞれの電気信号・絶縁通信変換部210Tは、絶縁通信(例えば光通信)で前記の制御情報信号を、電力変換セル101,・・・,10K,・・・,10Nのそれぞれの絶縁通信受信部220Rに送信する。
絶縁通信を介して、電力変換セル101,・・・,10K,・・・,10Nのそれぞれの絶縁通信受信部220Rは、前記の制御情報信号を受信する。この間の絶縁通信は同じ構成と特性のハードウェアを用いているため、電力変換セル101〜10Nの通信の遅延時間は同一となる。
それぞれの絶縁通信受信部220Rは、前記の制御情報信号を電気信号に変換して、電力変換セル101,・・・,10K,・・・,10Nのそれぞれの演算部230に送る。
各演算部230は、受信した信号に自分宛の識別子か、ブロードキャスト用の識別子か、自グループ宛のマルチキャスト用の識別子がある場合に情報を取得し、いずれの識別子もない場合は情報を無視または廃棄する。なお、前記の識別子および信号の詳細については、後記する。
各演算部230は、取得した情報に基づいて各ゲート部231を制御する。そして各ゲート部231は、スイッチング素子部232を駆動する。
各演算部230は、受信した信号に自分宛の識別子か、ブロードキャスト用の識別子か、自グループ宛のマルチキャスト用の識別子がある場合に情報を取得し、いずれの識別子もない場合は情報を無視または廃棄する。なお、前記の識別子および信号の詳細については、後記する。
各演算部230は、取得した情報に基づいて各ゲート部231を制御する。そして各ゲート部231は、スイッチング素子部232を駆動する。
また、各演算部230は、後記するデータを各絶縁通信送信部220Tに送る。
各絶縁通信送信部220Tは、データの電気信号を絶縁通信(例えば光通信)の信号に変換する。そして、各絶縁通信送信部220Tは、変換した信号を信号変換部110C1,・・・,110CK,・・・,110CNのそれぞれの絶縁通信・電気信号変換部210Rに送る。
各絶縁通信・電気信号変換部210Rは、受信した絶縁通信の信号を電気信号に変換する。そして、各絶縁通信・電気信号変換部210Rは、それぞれの変換した電気信号をバス1000Rに送る。
バス1000Rに送られた、電力変換セル101,・・・,10K,・・・,10Nの各演算部230の出力したデータに関するそれぞれの電気信号は、電力変換セル制御部100に入力する。
なお、各演算部230が各絶縁通信送信部220Tへ、それぞれ出力するデータ(応答データ)の詳細については、後記する。
各絶縁通信送信部220Tは、データの電気信号を絶縁通信(例えば光通信)の信号に変換する。そして、各絶縁通信送信部220Tは、変換した信号を信号変換部110C1,・・・,110CK,・・・,110CNのそれぞれの絶縁通信・電気信号変換部210Rに送る。
各絶縁通信・電気信号変換部210Rは、受信した絶縁通信の信号を電気信号に変換する。そして、各絶縁通信・電気信号変換部210Rは、それぞれの変換した電気信号をバス1000Rに送る。
バス1000Rに送られた、電力変換セル101,・・・,10K,・・・,10Nの各演算部230の出力したデータに関するそれぞれの電気信号は、電力変換セル制御部100に入力する。
なお、各演算部230が各絶縁通信送信部220Tへ、それぞれ出力するデータ(応答データ)の詳細については、後記する。
《絶縁通信(光通信)》
絶縁通信部120Cと信号変換部110CK(1≦K≦N)との間で行う絶縁通信(光通信)について説明する。
電力変換セル10K(1≦K≦N)内は、高圧(高電圧)であるため電気的な絶縁が必須となると共に、高圧の電力をスイッチングするため電磁波によるノイズが大きい特徴がある。
このため、絶縁通信の距離は、高圧に耐えるようにその空間の絶縁距離より長くする必要がある。一方、電磁波のノイズの影響を抑えるため、絶縁通信は距離を必要以上に長くすることは望ましくない。
また、電磁波のノイズに強い光通信を用いる場合においては、光ファイバを鋭角に曲げることはできないため、光ファイバを多用して長くすると筐体の大きさに影響が及ぶ。
絶縁通信部120Cと信号変換部110CK(1≦K≦N)との間で行う絶縁通信(光通信)について説明する。
電力変換セル10K(1≦K≦N)内は、高圧(高電圧)であるため電気的な絶縁が必須となると共に、高圧の電力をスイッチングするため電磁波によるノイズが大きい特徴がある。
このため、絶縁通信の距離は、高圧に耐えるようにその空間の絶縁距離より長くする必要がある。一方、電磁波のノイズの影響を抑えるため、絶縁通信は距離を必要以上に長くすることは望ましくない。
また、電磁波のノイズに強い光通信を用いる場合においては、光ファイバを鋭角に曲げることはできないため、光ファイバを多用して長くすると筐体の大きさに影響が及ぶ。
《バスの電気配線》
また、電力変換セル制御部100と信号変換部110CK(1≦K≦N)との間のバス1000T,1000Rは、電気配線を用いる。この電気配線はシールドを使用することや、電線をツイストすることで、電磁波によるノイズによる影響を安価に低減させることができる。
また、電力変換セル制御部100と信号変換部110CK(1≦K≦N)との間のバス1000T,1000Rは、電気配線を用いる。この電気配線はシールドを使用することや、電線をツイストすることで、電磁波によるノイズによる影響を安価に低減させることができる。
《絶縁通信の距離とバスの電気配線の長さ》
以上より、絶縁通信部120Cと信号変換部110CKとの間で絶縁通信が行われる絶縁通信の距離は、絶縁通信部と信号変換部との間の最大の電圧差に絶縁破壊しない耐圧を有する空間の絶縁距離より長く、電力変換セル制御部と前記信号変換部との間に配線(バスの電気配線)された最短の電気配線の長さより短く設定する。
なお、絶縁通信部と信号変換部との間の最大の電圧差に絶縁破壊しない耐圧を有する空間の絶縁距離の算出にあたっては、温度や湿度などの諸要素の最悪条件も考慮して算出し、設計する。
以上より、絶縁通信部120Cと信号変換部110CKとの間で絶縁通信が行われる絶縁通信の距離は、絶縁通信部と信号変換部との間の最大の電圧差に絶縁破壊しない耐圧を有する空間の絶縁距離より長く、電力変換セル制御部と前記信号変換部との間に配線(バスの電気配線)された最短の電気配線の長さより短く設定する。
なお、絶縁通信部と信号変換部との間の最大の電圧差に絶縁破壊しない耐圧を有する空間の絶縁距離の算出にあたっては、温度や湿度などの諸要素の最悪条件も考慮して算出し、設計する。
<本発明と比較例について>
本発明の第1実施形態は、光通信による絶縁通信の距離を短く設定し、かつ電気信号を伝送するバス(バス回路)と各絶縁通信に信号を伝達する回路とを並列接続することにより、通信の信頼性を向上させ、かつ光ファイバの量を削減して、筺体の小型化に寄与することにある。
以上の本発明の第1実施形態の特徴を具体的に説明するために、比較例をあげて、その構成や効果の差異を示す。
本発明の第1実施形態は、光通信による絶縁通信の距離を短く設定し、かつ電気信号を伝送するバス(バス回路)と各絶縁通信に信号を伝達する回路とを並列接続することにより、通信の信頼性を向上させ、かつ光ファイバの量を削減して、筺体の小型化に寄与することにある。
以上の本発明の第1実施形態の特徴を具体的に説明するために、比較例をあげて、その構成や効果の差異を示す。
<比較例1>
比較例1について説明する。なお、比較例1の技術は、従来技術である前記した特許文献1にも用いられている。
図6は、比較例1の中央制御装置400と電力変換セル401,・・・,40K,・・・,40Nとにおける光通信の構成を示す図である。なお、電力変換セルはN(Nは正の整数)個であるが、接続関係を示す都合から3個として図示している。
図6において、電力変換装置44は、多段の電力変換セル401,・・・,40K,・・・,40Nと、中央制御装置400を備えて構成されている。
中央制御装置400は、光通信の送信部411Tと受信部411Rを備えている。
電力変換セル401は、光通信の送信部410Tと受信部410Rを備えている。
電力変換セル40Kは、光通信の送信部4K0Tと受信部4K0Rを備えている。
電力変換セル40Nは、光通信の送信部4N0Tと受信部4N0Rを備えている。
比較例1について説明する。なお、比較例1の技術は、従来技術である前記した特許文献1にも用いられている。
図6は、比較例1の中央制御装置400と電力変換セル401,・・・,40K,・・・,40Nとにおける光通信の構成を示す図である。なお、電力変換セルはN(Nは正の整数)個であるが、接続関係を示す都合から3個として図示している。
図6において、電力変換装置44は、多段の電力変換セル401,・・・,40K,・・・,40Nと、中央制御装置400を備えて構成されている。
中央制御装置400は、光通信の送信部411Tと受信部411Rを備えている。
電力変換セル401は、光通信の送信部410Tと受信部410Rを備えている。
電力変換セル40Kは、光通信の送信部4K0Tと受信部4K0Rを備えている。
電力変換セル40Nは、光通信の送信部4N0Tと受信部4N0Rを備えている。
中央制御装置400の光通信の送信部411Tから電力変換セル40Nの受信部4N0Rに光ファイバ4000Sが接続され、光通信が行われる。
電力変換セル40Nの送信部4N0Tから電力変換セル40Kの受信部4K0Rに光ファイバ4000Sが接続され、光通信が行われる。
電力変換セル40Kの送信部4K0Tから電力変換セル401の受信部410Rに光ファイバ4000Sが接続され、光通信が行われる。
電力変換セル401の送信部410Tから中央制御装置400の光通信の受信部411Rに光ファイバ4000Sが接続され、光通信が行われる。
電力変換セル40Nの送信部4N0Tから電力変換セル40Kの受信部4K0Rに光ファイバ4000Sが接続され、光通信が行われる。
電力変換セル40Kの送信部4K0Tから電力変換セル401の受信部410Rに光ファイバ4000Sが接続され、光通信が行われる。
電力変換セル401の送信部410Tから中央制御装置400の光通信の受信部411Rに光ファイバ4000Sが接続され、光通信が行われる。
すなわち、中央制御装置400と多段の電力変換セル401,・・・,40K,・・・,40Nの電力変換装置44とにおいて、直列に光ファイバでデイジーチェーン接続して光通信(絶縁通信)を行っている。
このように通信を直列の構成で行うと、途中の電力変換セルが故障した場合に、その先の電力変換セルに通信が行えず、通信の信頼性に課題がある。
このように通信を直列の構成で行うと、途中の電力変換セルが故障した場合に、その先の電力変換セルに通信が行えず、通信の信頼性に課題がある。
<比較例2>
比較例2について説明する。
図7は、比較例2の中央制御装置500と電力変換セル501,・・・,50K,・・・,50Nとにおける光通信の構成を示す図である。なお、電力変換セルはN(Nは正の整数)個であるが、接続関係を示す都合から3個として図示している。
図7において、電力変換装置55は、多段の電力変換セル501,・・・,50K,・・・,50Nと、中央制御装置500を備えて構成されている。
中央制御装置500は、光通信の送信部511T,51KT,51NTと、受信部511R,51KR,51NRを備えている。
電力変換セル501は、光通信の送信部510Tと受信部510Rを備えている。
電力変換セル50Kは、光通信の送信部5K0Tと受信部5K0Rを備えている。
電力変換セル50Nは、光通信の送信部5N0Tと受信部5N0Rを備えている。
比較例2について説明する。
図7は、比較例2の中央制御装置500と電力変換セル501,・・・,50K,・・・,50Nとにおける光通信の構成を示す図である。なお、電力変換セルはN(Nは正の整数)個であるが、接続関係を示す都合から3個として図示している。
図7において、電力変換装置55は、多段の電力変換セル501,・・・,50K,・・・,50Nと、中央制御装置500を備えて構成されている。
中央制御装置500は、光通信の送信部511T,51KT,51NTと、受信部511R,51KR,51NRを備えている。
電力変換セル501は、光通信の送信部510Tと受信部510Rを備えている。
電力変換セル50Kは、光通信の送信部5K0Tと受信部5K0Rを備えている。
電力変換セル50Nは、光通信の送信部5N0Tと受信部5N0Rを備えている。
中央制御装置500の光通信の送信部511Tから電力変換セル501の受信部510Rに光ファイバ5000Pが接続され、光通信が行われる。
電力変換セル501の光通信の送信部510Tから中央制御装置500の受信部511Rに光ファイバ5000Pが接続され、光通信が行われる。
中央制御装置500の光通信の送信部51KTから電力変換セル50Kの受信部5K0Rに光ファイバ5000Pが接続され、光通信が行われる。
電力変換セル50Kの光通信の送信部5K0Tから中央制御装置500の受信部51KRに光ファイバ5000Pが接続され、光通信が行われる。
中央制御装置500の光通信の送信部51NTから電力変換セル50Nの受信部5N0Rに光ファイバ5000Pが接続され、光通信が行われる。
電力変換セル50Nの光通信の送信部5N0Tから中央制御装置500の受信部51NRに光ファイバ5000Pが接続され、光通信が行われる。
電力変換セル501の光通信の送信部510Tから中央制御装置500の受信部511Rに光ファイバ5000Pが接続され、光通信が行われる。
中央制御装置500の光通信の送信部51KTから電力変換セル50Kの受信部5K0Rに光ファイバ5000Pが接続され、光通信が行われる。
電力変換セル50Kの光通信の送信部5K0Tから中央制御装置500の受信部51KRに光ファイバ5000Pが接続され、光通信が行われる。
中央制御装置500の光通信の送信部51NTから電力変換セル50Nの受信部5N0Rに光ファイバ5000Pが接続され、光通信が行われる。
電力変換セル50Nの光通信の送信部5N0Tから中央制御装置500の受信部51NRに光ファイバ5000Pが接続され、光通信が行われる。
すなわち、中央制御装置500と多段の電力変換セル501,・・・,50K,・・・,50Nの電力変換装置55とにおいて、中央制御装置500の送信部と電力変換セルの受信部との間、および中央制御装置500の受信部と電力変換セルの送信部との間を、それぞれ長い光ファイバケーブルを用いて1対1で接続している。
この場合には、電力変換装置55内の光ファイバが長くなる。また、光ファイバを鋭角に曲げることができないことから、電力変換装置55の筺体の大きさへの影響を与え、かつ光ファイバの価格が高くなるという課題がある。
この場合には、電力変換装置55内の光ファイバが長くなる。また、光ファイバを鋭角に曲げることができないことから、電力変換装置55の筺体の大きさへの影響を与え、かつ光ファイバの価格が高くなるという課題がある。
<比較例3>
本発明の第1実施形態の構成を簡略化したものを比較例3として示し、比較例1および比較例2と構成の相違を比較する。
図8は、本発明の第1実施形態に係る絶縁通信部と信号変換部と電力変換セル制御部における通信の構成を、送信部と受信部とによる通信の構成と簡略化して表記し、比較例3として示す図である。
また、比較例3においては、本発明の第1実施形態における各部の名称を、比較例1および比較例2における名称にあわせて変更して、比較しやすくしている。
すなわち、図8において、電力変換セル101,10K,10Nにおける送信部(220T)と受信部(220R)は、図1の電力変換セル101,10K,10Nにおける絶縁通信送信部220Tと絶縁通信受信部220Rにそれぞれ相当する。
本発明の第1実施形態の構成を簡略化したものを比較例3として示し、比較例1および比較例2と構成の相違を比較する。
図8は、本発明の第1実施形態に係る絶縁通信部と信号変換部と電力変換セル制御部における通信の構成を、送信部と受信部とによる通信の構成と簡略化して表記し、比較例3として示す図である。
また、比較例3においては、本発明の第1実施形態における各部の名称を、比較例1および比較例2における名称にあわせて変更して、比較しやすくしている。
すなわち、図8において、電力変換セル101,10K,10Nにおける送信部(220T)と受信部(220R)は、図1の電力変換セル101,10K,10Nにおける絶縁通信送信部220Tと絶縁通信受信部220Rにそれぞれ相当する。
また、図8の電力変換セル101の送信部220Tから光通信(絶縁通信)をする先の受信部210Rは、図1の信号変換部110C1の絶縁通信・電気信号変換部210Rに相当する。
また、図8の電力変換セル101の受信部220Rが光通信(絶縁通信)で信号を受信する先の送信部210Tは、図1の信号変換部110C1の電気信号・絶縁通信変換部210Tに相当する。
同様に、図8の電力変換セル10Kと電力変換セル10Nの送信部と受信部のそれぞれの光通信先である受信部210R、送信部210Tは、図1の電力変換セル10Kと電力変換セル10Nの信号変換部110CK、信号変換部110CNにおける絶縁通信・電気信号変換部210Rと電気信号・絶縁通信変換部210Tにそれぞれ相当する
また、図8の電力変換セル101の受信部220Rが光通信(絶縁通信)で信号を受信する先の送信部210Tは、図1の信号変換部110C1の電気信号・絶縁通信変換部210Tに相当する。
同様に、図8の電力変換セル10Kと電力変換セル10Nの送信部と受信部のそれぞれの光通信先である受信部210R、送信部210Tは、図1の電力変換セル10Kと電力変換セル10Nの信号変換部110CK、信号変換部110CNにおける絶縁通信・電気信号変換部210Rと電気信号・絶縁通信変換部210Tにそれぞれ相当する
また、図8における中央制御装置100Bは、図1における電力変換セル制御部100に相当する。
また、図8におけるバス1000Rとバス1000Tは、図1におけるバス1000Rとバス1000Tにそれぞれ相当する。
また、図8におけるバス1000Rとバス1000Tは、図1におけるバス1000Rとバス1000Tにそれぞれ相当する。
図8において、電力変換セル101,10K,10Nにおける送信部(220T)と受信部220Rは、それぞれ光ファイバ1000Lを用いた光通信(絶縁通信)を行う受信部210Rと送信部210Tに隣接して配置されている。
また、中央制御装置100Bからの信号線は、バス1000Rとバス1000Tを介して、各受信部210Rの入力端子と各送信部210Tの出力端子とにおいて、それぞれ接続されている。
また、中央制御装置100Bからの信号線は、バス1000Rとバス1000Tを介して、各受信部210Rの入力端子と各送信部210Tの出力端子とにおいて、それぞれ接続されている。
本発明の第1実施形態に対応する比較例3は、図8に示すように、隣接して光通信(絶縁通信)を行う送信部と受信部を配置することができる。したがって、図6の比較例1、および図7の比較例2に比較して、光通信を行う光ファイバの距離を短く設定できる。そして、光ファイバを鋭角に曲げる可能性を低減できる。
すなわち、光ファイバのコストを低減できる。また、光ファイバを鋭角に曲げる必要がないので、電力変換装置の筺体を小型化できる。
また、本発明の第1実施形態に対応する比較例3は、図8に示すように、中央制御装置(電力変換セル制御部)と各電力変換セルとの信号の送受信を並列に行うので、図6に示すデイジーチェーン接続の比較例1に対して、通信の信頼性(冗長性)が高いという特徴がある。
すなわち、光ファイバのコストを低減できる。また、光ファイバを鋭角に曲げる必要がないので、電力変換装置の筺体を小型化できる。
また、本発明の第1実施形態に対応する比較例3は、図8に示すように、中央制御装置(電力変換セル制御部)と各電力変換セルとの信号の送受信を並列に行うので、図6に示すデイジーチェーン接続の比較例1に対して、通信の信頼性(冗長性)が高いという特徴がある。
<通信方法のフローチャート>
次に、本発明の第1実施形態における通信方法の概要をフローチャートで説明する。
図9は、本発明の第1実施形態に係る電力変換装置の通信方法の概要を示すフローチャートである。
図9における各ステップを順に説明する。
次に、本発明の第1実施形態における通信方法の概要をフローチャートで説明する。
図9は、本発明の第1実施形態に係る電力変換装置の通信方法の概要を示すフローチャートである。
図9における各ステップを順に説明する。
《ステップS601》
通信を開始(ステップS600)すると、ステップS601において、電力変換セル制御部100(図1)は、宛先の識別子を付加したスイッチング情報を生成する。
なお、識別子としては、ユニキャスト用、マルチキャスト用、ブロードキャスト用がある。特定の電力変換セルへの宛先の場合には、ユニキャスト(1対1)用の識別子を用いる。特定の複数の電力変換セルが受け取る情報はマルチキャスト(1対複数)用の識別子を用いる。全電力変換セルが受け取る情報はブロードキャスト(1対不特定多数)用の識別子を用いる。
そして、ステップS602に進む。
通信を開始(ステップS600)すると、ステップS601において、電力変換セル制御部100(図1)は、宛先の識別子を付加したスイッチング情報を生成する。
なお、識別子としては、ユニキャスト用、マルチキャスト用、ブロードキャスト用がある。特定の電力変換セルへの宛先の場合には、ユニキャスト(1対1)用の識別子を用いる。特定の複数の電力変換セルが受け取る情報はマルチキャスト(1対複数)用の識別子を用いる。全電力変換セルが受け取る情報はブロードキャスト(1対不特定多数)用の識別子を用いる。
そして、ステップS602に進む。
《ステップS602》
ステップS602において、電力変換セル制御部100は、前記の識別子付のスイッチング情報を、電気信号でバス1000T(図1)を用いて各電気信号・絶縁通信変換部210T(図1)に、例えば、時分割で並列に送信する。
そして、ステップS603に進む。
ステップS602において、電力変換セル制御部100は、前記の識別子付のスイッチング情報を、電気信号でバス1000T(図1)を用いて各電気信号・絶縁通信変換部210T(図1)に、例えば、時分割で並列に送信する。
そして、ステップS603に進む。
《ステップS603》
ステップS603において、各電気信号・絶縁通信変換部210Tは、バス1000Tからの電気信号を受信して、例えば光信号に変換する。この光信号を、光ファイバ(絶縁通信)を用いて絶縁通信受信部220R(図1)に送信する。
そして、ステップS604に進む。
ステップS603において、各電気信号・絶縁通信変換部210Tは、バス1000Tからの電気信号を受信して、例えば光信号に変換する。この光信号を、光ファイバ(絶縁通信)を用いて絶縁通信受信部220R(図1)に送信する。
そして、ステップS604に進む。
《ステップS604》
ステップS604において、絶縁通信受信部220Rは、スイッチング情報を受信し、その光信号を電気信号に変換して電力変換部130P(図1)の演算部230(図1)に送信する。
そして、ステップS605に進む。
ステップS604において、絶縁通信受信部220Rは、スイッチング情報を受信し、その光信号を電気信号に変換して電力変換部130P(図1)の演算部230(図1)に送信する。
そして、ステップS605に進む。
《ステップS605》
ステップS605において、演算部230は、送られてきた前記の識別子付のスイッチング情報における識別子を検出して、演算部230の属する電力変換セル宛か否かを判定する。
演算部230の属する(自己の)電力変換セル宛である場合(Yes)、ステップS606に進む。
演算部230の属する(自己の)電力変換セル宛でない場合(No)、ステップS607に移る。
なお、識別子の宛先が自己の電力変換セルに該当すると判断するのは、ユニキャストの場合のみならず、マルチキャスト、ブロードキャストの場合も含まれる。
ステップS605において、演算部230は、送られてきた前記の識別子付のスイッチング情報における識別子を検出して、演算部230の属する電力変換セル宛か否かを判定する。
演算部230の属する(自己の)電力変換セル宛である場合(Yes)、ステップS606に進む。
演算部230の属する(自己の)電力変換セル宛でない場合(No)、ステップS607に移る。
なお、識別子の宛先が自己の電力変換セルに該当すると判断するのは、ユニキャストの場合のみならず、マルチキャスト、ブロードキャストの場合も含まれる。
《ステップS606》
ステップS606では、ステップS605において演算部230が自己の属する電力変換セル宛のスイッチング情報として判定した(Yes)ので、宛先の対象となる電力変換セル(演算部230)は、このスイッチング情報を有効なものとして、受信する。
そして、ステップS699に進む。
ステップS606では、ステップS605において演算部230が自己の属する電力変換セル宛のスイッチング情報として判定した(Yes)ので、宛先の対象となる電力変換セル(演算部230)は、このスイッチング情報を有効なものとして、受信する。
そして、ステップS699に進む。
《ステップS607》
ステップS607では、ステップS605において演算部230が自己の属する電力変換セル宛のスイッチング情報ではないとして判定した(No)ので、宛先の対象とならない(該当しない)電力変換セル(演算部230)は、このスイッチング情報を無視して、破棄する。
そして、ステップS699に進む。
ステップS607では、ステップS605において演算部230が自己の属する電力変換セル宛のスイッチング情報ではないとして判定した(No)ので、宛先の対象とならない(該当しない)電力変換セル(演算部230)は、このスイッチング情報を無視して、破棄する。
そして、ステップS699に進む。
《ステップS699》
ステップS699において、通信を、暫時、終了する。
ステップS699において、通信を、暫時、終了する。
<識別子と情報の構成>
識別子付のスイッチング情報の構成について説明する。
図10は、本発明の第1実施形態に係る電力変換装置の複数の電力変換セルにおいて、通信に用いられる識別子付のスイッチング情報の構成例を示す図である。
複数の電力変換セルにおける通信の際に送られるデータは、図10に示すように、宛先通信データ701と応答指令データ702と制御通信データ703とを有して構成されている。
識別子付のスイッチング情報の構成について説明する。
図10は、本発明の第1実施形態に係る電力変換装置の複数の電力変換セルにおいて、通信に用いられる識別子付のスイッチング情報の構成例を示す図である。
複数の電力変換セルにおける通信の際に送られるデータは、図10に示すように、宛先通信データ701と応答指令データ702と制御通信データ703とを有して構成されている。
《宛先通信データ701》
通信の宛先通信データ701は、7ビット(bit)で構成されている。
宛先通信データ701の最初(1番目)のビットが「1」のときは、すべての電力変換セルが受け取るブロードキャストとしている。
また、宛先通信データ701の最初(1番目)のビットが「0」で、2番目のビットが「1」のときは、3番目のビット以降で指定されるグループ番号のマルチキャストとしている。
また、宛先通信データ701の最初(1番目)のビットと2番目のビットが共に「0」のときは、ユニキャストとし、3番目のビット以降で指定される番号の電力変換セルに情報を送る。
通信の宛先通信データ701は、7ビット(bit)で構成されている。
宛先通信データ701の最初(1番目)のビットが「1」のときは、すべての電力変換セルが受け取るブロードキャストとしている。
また、宛先通信データ701の最初(1番目)のビットが「0」で、2番目のビットが「1」のときは、3番目のビット以降で指定されるグループ番号のマルチキャストとしている。
また、宛先通信データ701の最初(1番目)のビットと2番目のビットが共に「0」のときは、ユニキャストとし、3番目のビット以降で指定される番号の電力変換セルに情報を送る。
《応答指令データ702》
応答指令データ702は、1ビットで構成される。応答指令データ702は、各電力変換セルがデータを受信するのみならず、電力変換セル制御部100に応答すべきか否かを指定するものである。
応答指令データ702の1ビットが0のとき、該当する電力変換セルは、制御通信データ703を受信するだけである。また、前記の1ビットが1のとき、該当する電力変換セルは、制御通信データ703を受信するのみならず、応答指令にしたがって、所定の時間内に応答データを電力変換セル制御部100に送る。
なお、電力変換セル制御部100に送る応答データとは、電力変換セルに関わる電圧や温度などの故障を検出または予見するために情報であって、電力変換セルの状態を示す状態信号である。電力変換セルの故障や故障を予見する診断技術については、後記する。
応答指令データ702は、1ビットで構成される。応答指令データ702は、各電力変換セルがデータを受信するのみならず、電力変換セル制御部100に応答すべきか否かを指定するものである。
応答指令データ702の1ビットが0のとき、該当する電力変換セルは、制御通信データ703を受信するだけである。また、前記の1ビットが1のとき、該当する電力変換セルは、制御通信データ703を受信するのみならず、応答指令にしたがって、所定の時間内に応答データを電力変換セル制御部100に送る。
なお、電力変換セル制御部100に送る応答データとは、電力変換セルに関わる電圧や温度などの故障を検出または予見するために情報であって、電力変換セルの状態を示す状態信号である。電力変換セルの故障や故障を予見する診断技術については、後記する。
《制御通信データ703》
スイッチング情報に関する制御通信データ703は、8ビット(bit)で構成されている。制御通信データ703の1番目から3番目までの3ビットは、運転制御に用いられる。
例えば、1番目から3番目までビットの構成が「1,0,0」のときは、PWM(Pulse Width Modulation)を同期させる同期信号とし、「0,1,0」のときは、運転開始とし、「0,0,0」のときは、4番目以降のビットをスイッチングのデューティ情報としている。
スイッチング情報に関する制御通信データ703は、8ビット(bit)で構成されている。制御通信データ703の1番目から3番目までの3ビットは、運転制御に用いられる。
例えば、1番目から3番目までビットの構成が「1,0,0」のときは、PWM(Pulse Width Modulation)を同期させる同期信号とし、「0,1,0」のときは、運転開始とし、「0,0,0」のときは、4番目以降のビットをスイッチングのデューティ情報としている。
<電力変換セル10K宛の運転に関する情報と、同期信号の時刻の関係>
図11は、本発明の第1実施形態に係る複数の電力変換セルの通信において、ユニキャストで送られた電力変換セル10K(1≦K≦N)宛の運転に関する情報と、同期信号の時刻(時間、時間の推移)の関係例を示す図である。なお、横軸が時刻を表している。
図11において、電力変換セル制御部100(図1)が、電力変換セル10K(図1)のスイッチングに関する情報(例えばデューティ比)を送信する。
バス1000T(図1)には、制御情報信号として、図11に示す電力変換セル10K宛ての自セル宛情報801と、他の電力変換セル宛ての他セル宛情報(識別子付のスイッチング情報)802が伝送されている。
図11は、本発明の第1実施形態に係る複数の電力変換セルの通信において、ユニキャストで送られた電力変換セル10K(1≦K≦N)宛の運転に関する情報と、同期信号の時刻(時間、時間の推移)の関係例を示す図である。なお、横軸が時刻を表している。
図11において、電力変換セル制御部100(図1)が、電力変換セル10K(図1)のスイッチングに関する情報(例えばデューティ比)を送信する。
バス1000T(図1)には、制御情報信号として、図11に示す電力変換セル10K宛ての自セル宛情報801と、他の電力変換セル宛ての他セル宛情報(識別子付のスイッチング情報)802が伝送されている。
電力変換セル10Kは、バス1000Tに伝送されている情報データ、すなわち自セル宛情報801や他セル宛情報802において、その情報データの宛先を示す識別子を、演算部230で検出する。
そして、識別子から自セル(電力変換セル10K)宛てと判定した場合には、電力変換セル10K宛ての自セル宛情報801を取り込み(受信)、電力変換セル10Kの演算部230が保持する。
そして、識別子から自セル(電力変換セル10K)宛てと判定した場合には、電力変換セル10K宛ての自セル宛情報801を取り込み(受信)、電力変換セル10Kの演算部230が保持する。
なお、電力変換セル10Kは、他の電力変換セル宛ての他セル宛情報802に対しては、他セル(他の電力変換セル)宛てと判定する。
そして、電力変換セル10Kの演算部230は、他セル宛情報802を無視する、あるいはデータを破棄する。
そして、電力変換セル10Kの演算部230は、他セル宛情報802を無視する、あるいはデータを破棄する。
その後、電力変換セル制御部100が、同期信号804をすべての電力変換セル宛にブロードキャストで送信する。
電力変換セル10Kは、同期信号804がブロードキャストで送られてきているので、この同期信号804を受信する。
そして、電力変換セル10Kは、同期信号804を受信後、この同期信号804をトリガーとして、直ちに、電力変換セル10Kのゲート部231(図1)に、ゲートのオン・オフとその割合に関するデューティ情報806を反映し、デューティを更新する。
この自セル宛情報801を演算部230が保持して、ゲート部231にデューティ情報806を反映する工程を、図11では、データ保持反映工程803として表記している。
電力変換セル10Kは、同期信号804がブロードキャストで送られてきているので、この同期信号804を受信する。
そして、電力変換セル10Kは、同期信号804を受信後、この同期信号804をトリガーとして、直ちに、電力変換セル10Kのゲート部231(図1)に、ゲートのオン・オフとその割合に関するデューティ情報806を反映し、デューティを更新する。
この自セル宛情報801を演算部230が保持して、ゲート部231にデューティ情報806を反映する工程を、図11では、データ保持反映工程803として表記している。
なお、前記の同期信号804の送信間隔は、定期的でも不定期的でもよい。
また、電力変換セル10Kがスイッチングに関する情報を受け取った後、所定の時間(例えば電力変換セル10Kの制御周期)に同期信号804がない場合、電力変換セル10Kが作成する制御周期805の間隔で、ゲート部231のデューティ情報を更新する。
また、前記のように、同期信号804がブロードキャストで送られているので、電力変換セル10Kについて説明したが、他の電力変換セルについても、同期信号804は、取り込まれる。
また、電力変換セル10Kがスイッチングに関する情報を受け取った後、所定の時間(例えば電力変換セル10Kの制御周期)に同期信号804がない場合、電力変換セル10Kが作成する制御周期805の間隔で、ゲート部231のデューティ情報を更新する。
また、前記のように、同期信号804がブロードキャストで送られているので、電力変換セル10Kについて説明したが、他の電力変換セルについても、同期信号804は、取り込まれる。
なお、前記したように、電力変換セル制御部100から各電力変換セル10K(1≦K≦N)への通信は電気的に並列に接続されている。このため、絶縁通信を介して各電力変換セルが受け取る情報は同じとなる。各電力変換セルは自セル宛または全セル宛の情報を選択する。
<電力変換セルが故障した、または故障する可能性がある場合>
ここで、1台の電力変換セルが故障した、または故障する可能性があると診断されたケースを想定する。
故障するか否かの予兆診断は、電力変換セル内におけるコンデンサ(不図示)の電圧のリップルやスイッチング素子を有するモジュール(不図示)の発熱などの情報を用いた公知の技術を用いる。
なお、前記コンデンサの電圧リップルの電圧検出器(不図示)やスイッチング素子のモジュールの発熱を検出する温度検出器(不図示)は、各電力変換セルに設けてもよいし、また複数の電力変換セルが占める所定の領域ごとに設けてもよい。
これらの電圧検出器や温度検出器で得られたデータは、各電力変換セルのそれぞれの演算部230(図1)に送られる。
ここで、1台の電力変換セルが故障した、または故障する可能性があると診断されたケースを想定する。
故障するか否かの予兆診断は、電力変換セル内におけるコンデンサ(不図示)の電圧のリップルやスイッチング素子を有するモジュール(不図示)の発熱などの情報を用いた公知の技術を用いる。
なお、前記コンデンサの電圧リップルの電圧検出器(不図示)やスイッチング素子のモジュールの発熱を検出する温度検出器(不図示)は、各電力変換セルに設けてもよいし、また複数の電力変換セルが占める所定の領域ごとに設けてもよい。
これらの電圧検出器や温度検出器で得られたデータは、各電力変換セルのそれぞれの演算部230(図1)に送られる。
各演算部230は、絶縁通信送信部220T(図1)、絶縁通信・電気信号変換部210R(図1)を介して、バス1000R(図1)から電力変換セル制御部100(図1)に前記の電圧検出器や温度検出器で得られたデータを、適宜、送る。
電力変換セル制御部100は、これらのデータを基に各電力変換セルの故障を検知、あるいは予見する。
また、例えばスイッチング素子の温度上昇が所定の範囲から上昇した場合に、電力変換装置を冷却するためのファンの回転数(回転速度)を増加させるためのデータを各電力変換セルから電力変換セル制御部100に送る方法もある。
電力変換セル制御部100は、これらのデータを基に各電力変換セルの故障を検知、あるいは予見する。
また、例えばスイッチング素子の温度上昇が所定の範囲から上昇した場合に、電力変換装置を冷却するためのファンの回転数(回転速度)を増加させるためのデータを各電力変換セルから電力変換セル制御部100に送る方法もある。
故障については、電力変換セル制御部100が各電力変換セルに問い合わせを行った際に、所定の時間内の応答がなかった場合も故障と判定する。
電力変換セル制御部100は、故障または故障を予見した場合、まず該当する電力変換セルに停止するよう指示を出す。停止とは該当する電力変換セルの出力端子を短絡して、電力変換セルの出力電圧を0とすることである。
電力変換セル制御部100は、各電力変換セルから正常な応答(例えば、信号受信確認)があるまでの間、停止信号を送る。
電力変換セル制御部100が所定の電力変換セルの故障を検出した場合には、複数の対処方法がある。例えば、電力変換セル制御部100が所定の電力変換セルの出力端子を短絡させ停止させると共に、他の電力変換セルのデューティ情報を変更して、停止した電力変換セルの能力を補い、引き続き電力変換装置を動作させる。
また、故障した電力変換セルが複数にわたり、深刻な場合には、電力変換装置そのものを停止させる。
電力変換セル制御部100は、故障または故障を予見した場合、まず該当する電力変換セルに停止するよう指示を出す。停止とは該当する電力変換セルの出力端子を短絡して、電力変換セルの出力電圧を0とすることである。
電力変換セル制御部100は、各電力変換セルから正常な応答(例えば、信号受信確認)があるまでの間、停止信号を送る。
電力変換セル制御部100が所定の電力変換セルの故障を検出した場合には、複数の対処方法がある。例えば、電力変換セル制御部100が所定の電力変換セルの出力端子を短絡させ停止させると共に、他の電力変換セルのデューティ情報を変更して、停止した電力変換セルの能力を補い、引き続き電力変換装置を動作させる。
また、故障した電力変換セルが複数にわたり、深刻な場合には、電力変換装置そのものを停止させる。
<第1実施形態の効果>
本発明の第1実施形態では、複数の電力変換セル内で短距離の光通信(絶縁通信)を行うことで、絶縁通信の価格(コスト)を下げる効果がある。
また、電力変換セル内で絶縁を取っているため、信号の対地電圧を低く抑え、信号線の絶縁耐圧を小さくできる。すなわち絶縁対策のコストを低減できる効果がある。
また、複数の電力変換セルの通信をバスによる電気信号によって、並列に行うので、直列の光通信に比較して、通信の信頼性、冗長性が高い。
また、光通信に用いる光ファイバの距離が短いので低コストとなる。
また、光ファイバを鋭角に曲げる必要がないので、電力変換装置の筺体を小型化できる。
以上より、廉価かつ小型で、信頼性の高い電力変換装置を提供できる。
本発明の第1実施形態では、複数の電力変換セル内で短距離の光通信(絶縁通信)を行うことで、絶縁通信の価格(コスト)を下げる効果がある。
また、電力変換セル内で絶縁を取っているため、信号の対地電圧を低く抑え、信号線の絶縁耐圧を小さくできる。すなわち絶縁対策のコストを低減できる効果がある。
また、複数の電力変換セルの通信をバスによる電気信号によって、並列に行うので、直列の光通信に比較して、通信の信頼性、冗長性が高い。
また、光通信に用いる光ファイバの距離が短いので低コストとなる。
また、光ファイバを鋭角に曲げる必要がないので、電力変換装置の筺体を小型化できる。
以上より、廉価かつ小型で、信頼性の高い電力変換装置を提供できる。
≪第2実施形態≫
図12は、本発明の第2実施形態に係る電力変換装置を構成する複数(N個)の電力変換セル101B,・・・,10KB,・・・,10NBと、これらの電力変換セルを制御する電力変換セル制御部100との構成例を示す図である。ただし、1<K<Nとする。
図12における第2実施形態の電力変換セル101Bは、図1に示した第1実施形態の電力変換セル101と、信号変換部110C1とを一体化したものである。
また、同様に、図12における第2実施形態の電力変換セル10KBは、図1に示した第1実施形態の電力変換セル10Kと、信号変換部110CKとを一体化したものである。
また、同様に、図12における第2実施形態の電力変換セル10NBは、図1に示した第1実施形態の電力変換セル10Nと、信号変換部110CNとを一体化したものである。
これら図12における電力変換セルの構成が、図1における電力変換セルと信号変換部を一体化した以外は、図12と図1は同じ構成と機能であるので、重複する説明は省略する。
図12は、本発明の第2実施形態に係る電力変換装置を構成する複数(N個)の電力変換セル101B,・・・,10KB,・・・,10NBと、これらの電力変換セルを制御する電力変換セル制御部100との構成例を示す図である。ただし、1<K<Nとする。
図12における第2実施形態の電力変換セル101Bは、図1に示した第1実施形態の電力変換セル101と、信号変換部110C1とを一体化したものである。
また、同様に、図12における第2実施形態の電力変換セル10KBは、図1に示した第1実施形態の電力変換セル10Kと、信号変換部110CKとを一体化したものである。
また、同様に、図12における第2実施形態の電力変換セル10NBは、図1に示した第1実施形態の電力変換セル10Nと、信号変換部110CNとを一体化したものである。
これら図12における電力変換セルの構成が、図1における電力変換セルと信号変換部を一体化した以外は、図12と図1は同じ構成と機能であるので、重複する説明は省略する。
<第2実施形態の効果>
図12に示す本発明の第2実施形態に係る電力変換装置は、図1に示した第1実施形態の電力変換装置と同様の効果を有する。
さらに、図12に示す第2実施形態に係る電力変換セル101B,・・・,10KB,・・・,10NBにおいては、前記したように、信号変換部110Cが各電力変換セルに取り込まれているので、絶縁通信部120Cと信号変換部110Cとの配置を、より密接に安定して配置でき、光ファイバの距離を短縮できる。
したがって、さらに、廉価かつ小型で、信頼性の高い電力変換装置を提供できる。
図12に示す本発明の第2実施形態に係る電力変換装置は、図1に示した第1実施形態の電力変換装置と同様の効果を有する。
さらに、図12に示す第2実施形態に係る電力変換セル101B,・・・,10KB,・・・,10NBにおいては、前記したように、信号変換部110Cが各電力変換セルに取り込まれているので、絶縁通信部120Cと信号変換部110Cとの配置を、より密接に安定して配置でき、光ファイバの距離を短縮できる。
したがって、さらに、廉価かつ小型で、信頼性の高い電力変換装置を提供できる。
≪その他の実施形態≫
なお、本発明は、以上に説明した実施形態に限定されるものでなく、さらに様々な変形例が含まれる。例えば、前記の実施形態は、本発明を分かりやすく説明するために、詳細に説明したものであり、必ずしも説明したすべての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成の一部で置き換えることが可能であり、さらに、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成の一部または全部を追加・削除・置換をすることも可能である。
以下に、その他の実施形態や変形例について、さらに説明する。
なお、本発明は、以上に説明した実施形態に限定されるものでなく、さらに様々な変形例が含まれる。例えば、前記の実施形態は、本発明を分かりやすく説明するために、詳細に説明したものであり、必ずしも説明したすべての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成の一部で置き換えることが可能であり、さらに、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成の一部または全部を追加・削除・置換をすることも可能である。
以下に、その他の実施形態や変形例について、さらに説明する。
《電力変換セル内の電力変換部からの出力部の接続方法》
図1、および図2〜図5で示した本実施形態の例では、電力変換セル内の電力変換部からの出力部(出力端子)の接続については、直列接続として例示し、説明した。
しかし、直列接続には、限定されない。出力する電流を多くする必要がある負荷を接続する場合は、出力部を並列に接続してもよい。また、直列と並列を、組み合わせる場合もある。
図1、および図2〜図5で示した本実施形態の例では、電力変換セル内の電力変換部からの出力部(出力端子)の接続については、直列接続として例示し、説明した。
しかし、直列接続には、限定されない。出力する電流を多くする必要がある負荷を接続する場合は、出力部を並列に接続してもよい。また、直列と並列を、組み合わせる場合もある。
《電力変換セル制御部と演算部との機能の配分》
図1で示した第1実施形態の例では、電力変換装置全体の統括を電力変換セル制御部100が行い、受信した情報の取捨選択、ゲート部への反映などの機能を各電力変換セルが行っていると説明したが、これに限定されない。これら各種の機能の分担・配分については、用途や実態に応じて変えてもよい。
また、絶縁通信部120Cに演算部230の機能を分担させてもよい。例えば絶縁通信部120Cの絶縁通信受信部220Rに、情報の取捨選択機能を持たせる方法もある。この場合は電力変換セルの処理の負荷が軽くなる効果がある。
図1で示した第1実施形態の例では、電力変換装置全体の統括を電力変換セル制御部100が行い、受信した情報の取捨選択、ゲート部への反映などの機能を各電力変換セルが行っていると説明したが、これに限定されない。これら各種の機能の分担・配分については、用途や実態に応じて変えてもよい。
また、絶縁通信部120Cに演算部230の機能を分担させてもよい。例えば絶縁通信部120Cの絶縁通信受信部220Rに、情報の取捨選択機能を持たせる方法もある。この場合は電力変換セルの処理の負荷が軽くなる効果がある。
《識別子の情報の構成》
図10においては、宛先通信データ701と制御通信データ703について、それぞれビット数と、具体的な構成を説明した。しかし、図10で示した例に限定されない。
目的、用途に応じて、それぞれのビット数を増減することは可能であり、かつそれぞれのデータが意味する構成、配置は、様々に設定することが可能である。
また、応答指令データ702については1ビットで説明したが、2ビット以上でもよい。また、0ビットとして、応答指令データ702を削除する方法もある。
図10においては、宛先通信データ701と制御通信データ703について、それぞれビット数と、具体的な構成を説明した。しかし、図10で示した例に限定されない。
目的、用途に応じて、それぞれのビット数を増減することは可能であり、かつそれぞれのデータが意味する構成、配置は、様々に設定することが可能である。
また、応答指令データ702については1ビットで説明したが、2ビット以上でもよい。また、0ビットとして、応答指令データ702を削除する方法もある。
《絶縁通信》
図1で示した第1実施形態における絶縁通信部120Cと信号変換部110CK(1≦K≦N)とにおける絶縁通信は、光通信を例として説明したが、これに限定されない。
例えば、トランス(磁気)を介する方法もある。また、光以外の電磁波(電波)を用いる方法もある。
図1で示した第1実施形態における絶縁通信部120Cと信号変換部110CK(1≦K≦N)とにおける絶縁通信は、光通信を例として説明したが、これに限定されない。
例えば、トランス(磁気)を介する方法もある。また、光以外の電磁波(電波)を用いる方法もある。
《電力変換セル制御部と信号変換部における通信方法》
図1で示した第1実施形態における電力変換セル制御部100と信号変換部110CK(1≦K≦N)とにおける通信方法は、バス1000Rとバス1000Tとを介して並列に行っているため、例えば一つの電力変換セルが送信をしている間は他の電力変換セルは送信できない。つまりバス1000Rで複数の電力変換セルの送信情報が衝突しないように、電力変換セル制御部100が時分割でバスの管理をする必要がある。
ただし、モデムを用いて周波数で分割する方法を用いる方法もある。この場合には、同時刻に複数の電力変換セルの送信が可能となる。
図1で示した第1実施形態における電力変換セル制御部100と信号変換部110CK(1≦K≦N)とにおける通信方法は、バス1000Rとバス1000Tとを介して並列に行っているため、例えば一つの電力変換セルが送信をしている間は他の電力変換セルは送信できない。つまりバス1000Rで複数の電力変換セルの送信情報が衝突しないように、電力変換セル制御部100が時分割でバスの管理をする必要がある。
ただし、モデムを用いて周波数で分割する方法を用いる方法もある。この場合には、同時刻に複数の電力変換セルの送信が可能となる。
《スイッチング素子》
第1実施形態において、スイッチング素子部232を、IGBTを備えてなる場合で説明した。しかし、スイッチング素子はIGBTに限定されない。例えば、MOSFET(Metal-Oxide-Semiconductor-Field-Effect-Transistor)やバイポーラトランジスタやスーパージャンクションMOSFETなど他のスイッチング素子を用いてもよい。
第1実施形態において、スイッチング素子部232を、IGBTを備えてなる場合で説明した。しかし、スイッチング素子はIGBTに限定されない。例えば、MOSFET(Metal-Oxide-Semiconductor-Field-Effect-Transistor)やバイポーラトランジスタやスーパージャンクションMOSFETなど他のスイッチング素子を用いてもよい。
10,20,30,40,44,55,10B 電力変換装置
100 電力変換セル制御部
100B,400,500 中央制御装置
101〜10N,101B〜10NB,111〜11N,121〜12N,131〜13N,141〜14N,151〜15N,401〜40N,501〜50N 電力変換セル
110C1〜110CN 信号変換部
120C 絶縁通信部
130P 電力変換部
1000,1000R,1000T,1000U,1000V,1000W バス(通信線、バス回路)
1000L,4000S,5000P 光ファイバ
11RT1〜11RTN,11TR1〜11TRN 絶縁通信
1201p,1301p,1401p,1501p 正極性配線
1201n,1301n,1401n,1501n 負極性配線
210R 絶縁通信・電気信号変換部
210T 電気信号・絶縁通信変換部
220R 絶縁通信受信部、受信部
220T 絶縁通信送信部、送信部
230 演算部
231 ゲート部
232 スイッチング素子部
301,302,303 負荷
311 交流電源
312 三相交流電源
313 三相モータ
410R,4K0R,4N0R,411R,510R,5K0R,5N0R,511R,51KR,51NR 受信部
410T,4K0T,4N0T,411T,510T,5K0T,5N0T,511T,51KT,51NT 送信部
701 宛先通信データ
702 応答指令データ
703 制御通信データ
801 自セル宛情報
802 他セル宛情報
803 データ保持反映工程
804 同期信号
805 制御周期
806 デューティ情報
SA101,SA10K,SA10N,SB101,SB10K,SB10N 出力端子
100 電力変換セル制御部
100B,400,500 中央制御装置
101〜10N,101B〜10NB,111〜11N,121〜12N,131〜13N,141〜14N,151〜15N,401〜40N,501〜50N 電力変換セル
110C1〜110CN 信号変換部
120C 絶縁通信部
130P 電力変換部
1000,1000R,1000T,1000U,1000V,1000W バス(通信線、バス回路)
1000L,4000S,5000P 光ファイバ
11RT1〜11RTN,11TR1〜11TRN 絶縁通信
1201p,1301p,1401p,1501p 正極性配線
1201n,1301n,1401n,1501n 負極性配線
210R 絶縁通信・電気信号変換部
210T 電気信号・絶縁通信変換部
220R 絶縁通信受信部、受信部
220T 絶縁通信送信部、送信部
230 演算部
231 ゲート部
232 スイッチング素子部
301,302,303 負荷
311 交流電源
312 三相交流電源
313 三相モータ
410R,4K0R,4N0R,411R,510R,5K0R,5N0R,511R,51KR,51NR 受信部
410T,4K0T,4N0T,411T,510T,5K0T,5N0T,511T,51KT,51NT 送信部
701 宛先通信データ
702 応答指令データ
703 制御通信データ
801 自セル宛情報
802 他セル宛情報
803 データ保持反映工程
804 同期信号
805 制御周期
806 デューティ情報
SA101,SA10K,SA10N,SB101,SB10K,SB10N 出力端子
Claims (13)
- 絶縁通信を行う絶縁通信部と電力変換を行う電力変換部とを有して、前記電力変換部の出力端子を多段に接続された複数の電力変換セルと、
前記複数の電力変換セルを制御する電力変換セル制御部と、
絶縁通信信号と電気信号とを互いに変換する複数の信号変換部と、
を備え、
前記電力変換セル制御部は、並列接続された電気配線で前記複数の信号変換部に電気信号の制御信号を送信し、
前記複数の信号変換部は、前記電力変換セル制御部から受信した電気信号を絶縁通信信号に変換して、絶縁通信で前記複数の電力変換セルの前記絶縁通信部に送信する、
ことを特徴とする電力変換装置。 - 請求項1において、
前記絶縁通信部と前記信号変換部との間で絶縁通信が行われる絶縁通信の距離は、前記絶縁通信部と前記信号変換部との間の最大の電圧差に絶縁破壊しない耐圧を有する空間の絶縁距離より長く、前記電力変換セル制御部と前記信号変換部との間に配線された最短の電気配線の長さより短い、
ことを特徴とする電力変換装置。 - 請求項1において、
前記絶縁通信は、光通信である、
ことを特徴とする電力変換装置。 - 請求項1において、
出力端子を多段に接続された複数の電力変換セルの構成は、直列に接続されている、
ことを特徴とする電力変換装置。 - 請求項1において、
前記複数の信号変換部が前記複数の電力変換セルにそれぞれ備えられる、
ことを特徴とする電力変換装置。 - 請求項1において、
前記絶縁通信部は、絶縁通信信号を受信する絶縁通信受信部と、絶縁通信信号を送信する絶縁通信送信部とを具備し、
前記信号変換部は、電気信号を絶縁通信信号に変換する電気信号・絶縁通信変換部と、絶縁通信信号を電気信号に変換する絶縁通信・電気信号変換部とを具備し、
前記電力変換セル制御部の制御信号は、前記電気信号・絶縁通信変換部と前記絶縁通信受信部とを介して、前記電力変換部に入力し、
前記電力変換部の状態信号は、前記絶縁通信送信部と前記絶縁通信・電気信号変換部とを介して、前記電力変換セル制御部に入力する、
ことを特徴とする電力変換装置。 - 請求項6において、
前記電力変換部は、演算部とゲート部とスイッチング素子部とを具備し、
前記演算部は、前記絶縁通信受信部を介した前記電力変換セル制御部の制御信号によって、前記ゲート部を制御し、当該ゲート部がスイッチング信号によって前記スイッチング素子部を駆動して、前記電力変換セルの前記出力端子の開閉を行う、
ことを特徴とする電力変換装置。 - 請求項6において、
前記電力変換セル制御部が、前記電力変換セルの状態信号によって所定の電力変換セルが故障または故障が予見されると判定した場合に、前記電力変換セル制御部は、当該電力変換セルに対し、動作停止を指示する制御信号を送信する、
ことを特徴とする電力変換装置。 - 請求項7において、
複数の電力変換セルにおける一つの前記電力変換セルの前記演算部が入力する信号は、
一つの前記電力変換セルの識別子を有するスイッチング信号と、
すべての前記電力変換セルが受信する識別子を有する同期信号と、
を備える、
ことを特徴とする電力変換装置。 - 請求項9において、
前記電力変換セルの識別子を有するスイッチング信号は、
データを受領する電力変換セルを識別する宛先通信データと、
当該電力変換セルが前記電力変換セル制御部に応答すべきか否かを指定する応答指令データと、
当該電力変換セルのスイッチング情報に関する制御通信データと、
を有する、
ことを特徴とする電力変換装置。 - 請求項1に記載の電力変換装置において、
前記電力変換セル制御部が生成した制御情報信号をバス回路に送り、
複数の電力変換セルは、前記バス回路から前記制御情報信号を入力し、
それぞれの電力変換セルは、前記制御情報信号が有する電力変換セルを識別する識別子に基づき、それぞれの電力変換セルのスイッチング情報を前記制御情報信号から抽出する、
ことを特徴とする電力変換装置の通信方法。 - 請求項11において、
前記制御情報信号は、同期信号を有し、
該同期信号をトリガーとして前記スイッチング情報を抽出する、
ことを特徴とする電力変換装置の通信方法。 - 請求項11において、
前記制御情報信号が有する識別子は、
宛先が特定の一つの電力変換セルが受け取る情報に付加するユニキャスト用の識別子と、
宛先が特定の複数の電力変換セルが受け取る情報に付加するマルチキャスト用の識別子と、
すべての電力変換セルが受け取る情報に付加するブロードキャスト用の識別子と、
を有する、
ことを特徴とする電力変換装置の通信方法。
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JP2017164160A JP2019041556A (ja) | 2017-08-29 | 2017-08-29 | 電力変換装置、および電力変換装置の通信方法 |
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---|---|---|---|
JP2017164160A JP2019041556A (ja) | 2017-08-29 | 2017-08-29 | 電力変換装置、および電力変換装置の通信方法 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6987315B1 (ja) * | 2021-03-29 | 2021-12-22 | 三菱電機株式会社 | 電力変換装置 |
US11777395B2 (en) | 2021-02-26 | 2023-10-03 | Huawei Digital Power Technologies Co., Ltd. | Isolated communications apparatus and power supply system |
-
2017
- 2017-08-29 JP JP2017164160A patent/JP2019041556A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP6987315B1 (ja) * | 2021-03-29 | 2021-12-22 | 三菱電機株式会社 | 電力変換装置 |
WO2022208619A1 (ja) * | 2021-03-29 | 2022-10-06 | 三菱電機株式会社 | 電力変換装置 |
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