JP2019041138A - 受動素子 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】受動素子は、環状の金属からなる導体部1と、この導体部1によって囲まれた空間内に、導体部1の2点と繋がるように形成された金属からなる導体部2aとを備える。導体部2aは、この導体部2aに設けられたギャップ3aより放射される散乱波が入射電磁波の電界成分方向と異なる方向の電界成分を有するように形成される。
【選択図】 図1
Description
以上のように分割リング共振器のギャップ101の寸法Gを変化させ、分割リング共振器の共振周波数をシフトさせることにより、共振周波数近傍における透過位相量変化を実現し、共振周波数より高い損失の少ない周波数領域にて二次元の透過位相量分布を形成している。
また、本発明の受動素子は、環状の金属からなる第1の導体部と、この第1の導体部によって囲まれた空間内に、前記第1の導体部の2点間を接続するように形成された金属からなる第2の導体部とを備え、前記第1の導体部は、前記第2の導体部を間に挟んで互いに向かい合う位置に設けられた2つのギャップより放射される散乱波が入射電磁波の電界成分方向と異なる方向の電界成分を有するように形成されることを特徴とするものである。
また、本発明の受動素子の1構成例は、前記入射電磁波によって前記第1、第2の導体部に励起される周回電流の経路が、前記第1の導体部の中心を含む面であり、かつ前記入射電磁波の電界面と平行な面に対して非対称となるように前記第1、第2の導体部が形成されることを特徴とするものである。
また、本発明の受動素子の1構成例は、前記入射電磁波によって前記導体部に励起される周回電流の経路が、前記導体部の中心を含む面であり、かつ前記入射電磁波の電界面と平行な面に対して非対称となるように前記導体部が形成されることを特徴とするものである。
また、本発明の受動素子の1構成例は、前記導体部と前記ギャップとを各々含む複数の単位セルを備え、前記複数の単位セルは、アレイ状に配置され、前記複数の単位セルの各々は、前記ギャップの寸法および前記導体部の寸法が単位セル毎に設定されることを特徴とするものである。
また、本発明の受動素子の1構成例は、鏡映対称の関係にある前記単位セルが混在して配置されることを特徴とするものである。
(I)本発明のメタマテリアル受動素子の単位セルとなる分割リング共振器は、環状の金属からなる第1の導体部によって囲まれた空間内に、第1の導体部の少なくとも1点と繋がるように形成された金属からなる第2の導体部を備える。第2の導体部は、この第2の導体部に設けられたギャップより再放射される散乱波(電磁波)が入射電磁波の電界成分方向と異なる方向の電界成分を有するように形成されていることを特徴とする。
従来の分割リング共振器は、図14に示したように、導体部100とギャップ101とから構成されており、ギャップ101より再放射される散乱波が、分割リング共振器に対して垂直に入射する電磁波の電界成分Einと平行な方向の電界成分Esを有する構造が形成されていた。周回電流iが誘起されるLC共振モードが励起されると、ギャップ101に電気双極子が形成され、主にギャップ101より再放射される散乱波と、散乱されずに透過した入射電磁波とが足し合わされて透過波として観測される。
次に、本発明の第2の実施例について説明する。本実施例は、分割リング共振器の別の例を示すものである。図6(A)〜図6(F)、図7(A)〜図7(F)、図8(A)〜図8(F)は本実施例に係る分割リング共振器の構造を示す平面図であり、図1、図3と同一の構成には同一の符号を付してある。
次に、本発明の第3の実施例について説明する。図9は本実施例に係るメタマテリアル受動素子の構造を示す平面図である。本実施例のメタマテリアル受動素子は、誘電体基板4上に、鏡映対称の関係にある分割リング共振器10a,10b(単位セル)をアレイ状に形成したものである。これにより、本実施例では、分割リング共振器10a,10bの共振周波数近傍で2π[rad]の位相設計幅を実現することができ、従来構造に対して大きな位相設計幅をメタマテリアル一層のみで実現することができる。本実施例では、鏡映対称の関係にあるものであれば、分割リング共振器10a〜10tのいずれを用いてもよい。
次に、本発明の第4の実施例について説明する。図10は本実施例に係るメタマテリアル受動素子の構造を示す平面図である。本実施例のメタマテリアル受動素子は、誘電体基板4上に、同一形状の分割リング共振器10a(単位セル)をアレイ状に形成したものである。これにより、本実施例では、入射波の偏波を回転させることができる。本実施例では、分割リング共振器10a〜10tのいずれを用いてもよい。
次に、本発明の第5の実施例について説明する。図11は本実施例に係るメタマテリアル受動素子の構造を示す平面図である。本実施例のメタマテリアル受動素子は、誘電体基板4上に、入射電磁波の電界成分Einと直交する方向のギャップ3a−1,3a−2の寸法Gが異なる分割リング共振器10a−1,10a−2(単位セル)をアレイ状に形成したものである。
次に、本発明の第6の実施例について説明する。図12は本実施例に係るメタマテリアル受動素子の構造を示す平面図である。本実施例のメタマテリアル受動素子は、誘電体基板4上に、環状の導体部1−3,1−4の寸法が異なる分割リング共振器10a−3,10a−4(単位セル)をアレイ状に形成したものである。
次に、本発明の第7の実施例について説明する。図13は本実施例に係るメタマテリアル受動素子の構造を示す平面図である。本実施例のメタマテリアル受動素子は、誘電体基板4上に、入射電磁波の電界成分Einと直交する方向のギャップ3a−5〜3a−8の寸法Gおよび環状の導体部1−5〜1−8の寸法が異なる分割リング共振器10a−5〜10a−8を、アレイ状に形成したものである。
また、第5〜第7の実施例では、ギャップの寸法および環状の導体部の寸法のうち少なくとも一方が異なる同種の単位セル(分割リング共振器)をアレイ状に形成したが、鏡映対称の関係にある単位セルを混在させて配置してもよい。鏡映対称の関係にある単位セルを混在させて配置することにより、ギャップより再放射される散乱波の位相変化量を2πの範囲で設計することができる。
Claims (8)
- 環状の金属からなる第1の導体部と、
この第1の導体部によって囲まれた空間内に、前記第1の導体部の少なくとも1点と繋がるように形成された金属からなる第2の導体部とを備え、
前記第2の導体部は、この第2の導体部に設けられたギャップより放射される散乱波が入射電磁波の電界成分方向と異なる方向の電界成分を有するように形成されることを特徴とする受動素子。 - 環状の金属からなる第1の導体部と、
この第1の導体部によって囲まれた空間内に、前記第1の導体部の2点間を接続するように形成された金属からなる第2の導体部とを備え、
前記第1の導体部は、前記第2の導体部を間に挟んで互いに向かい合う位置に設けられた2つのギャップより放射される散乱波が入射電磁波の電界成分方向と異なる方向の電界成分を有するように形成されることを特徴とする受動素子。 - 請求項1また2記載の受動素子において、
前記入射電磁波によって前記第1、第2の導体部に励起される周回電流の経路が、前記第1の導体部の中心を含む面であり、かつ前記入射電磁波の電界面と平行な面に対して非対称となるように前記第1、第2の導体部が形成されることを特徴とする受動素子。 - 環状の金属からなる導体部を備え、
前記導体部は、この導体部に設けられたギャップより放射される散乱波が入射電磁波の電界成分方向と異なる方向の電界成分を有するように形成されることを特徴とする受動素子。 - 請求項4記載の受動素子において、
前記入射電磁波によって前記導体部に励起される周回電流の経路が、前記導体部の中心を含む面であり、かつ前記入射電磁波の電界面と平行な面に対して非対称となるように前記導体部が形成されることを特徴とする受動素子。 - 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の受動素子において、
前記第1の導体部と前記第2の導体部と前記ギャップとを各々含む複数の単位セルを備え、
前記複数の単位セルは、アレイ状に配置され、
前記複数の単位セルの各々は、前記ギャップの寸法および前記第1の導体部の寸法が単位セル毎に設定されることを特徴とする受動素子。 - 請求項4または5記載の受動素子において、
前記導体部と前記ギャップとを各々含む複数の単位セルを備え、
前記複数の単位セルは、アレイ状に配置され、
前記複数の単位セルの各々は、前記ギャップの寸法および前記導体部の寸法が単位セル毎に設定されることを特徴とする受動素子。 - 請求項6または7記載の受動素子において、
鏡映対称の関係にある前記単位セルが混在して配置されることを特徴とする受動素子。
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