JP2019041091A - 蓄電デバイス - Google Patents

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Abstract

【課題】電解液の耐電圧性を向上できると共に、負極容量の低下を抑制することができる蓄電デバイスを提供する。【解決手段】蓄電デバイスは、正極材料を含む正極と、負極材料を含む負極と、非水溶媒及び該非水溶媒に溶解した電解質塩を含む電解液とを備える。負極材料は、リチウムイオンを吸脱着可能な炭素材料を含む。電解液の負極反応の活性化エネルギーは、66kJ/mol以上73kJ/mol以下である。【選択図】図1

Description

本発明は、リチウムイオンを吸脱着可能な炭素材料を含む負極、及び、非水電解液を備えた蓄電デバイスに関する。
電気化学キャパシタ、及び、リチウムイオン二次電池等の蓄電デバイスは、例えば、ハイブリッド自動車、及び、電気自動車等の電源に使用される。蓄電デバイスの特性を向上するために、その構成要素である電極、電解液、及び、セパレータ等の開発が、活発に進められている。
蓄電デバイスのエネルギー密度を向上させる一つの手段として、蓄電デバイスを高電圧化することが検討されている。ところが、蓄電デバイスの電圧を高くすると、正極表面近傍で酸化雰囲気が高まることによって、電解液成分(溶媒)の酸化分解が発生してしまう。
そこで、電解液の耐電圧性(耐酸化性)を向上させた種々の電解液が開発されている。このような従来の電解液の一つとして、フッ素化カーボネートを含む電解液が知られている。例えば、特許文献1は、含フッ素鎖状カーボネートRfCOOR(Rfは炭素数1〜4の含フッ素アルキル基、Rは炭素数1〜4のアルキル基)が含有された非水電解液を開示する。含フッ素鎖状カーボネートとして、CFCHOCOOCH、CFCHOCOOCHCHが例示される。例えば、特許文献2は、FEC(4−フルオロ−1,3−ジオキソラン−2−オン)と、フッ素原子を2個以上有する環状カーボネート化合物と、リチウム塩と、水酸基を2個以上有し炭素数が4以上の多価アルコールとが含有された非水電解液を開示する。
更に、このような従来の電解液の一つとして、2価以上の金属陽イオンを含む金属塩を含む電解液が知られている(例えば、特許文献3を参照。)。
特開2012−216544号公報 特開2014−170625号公報 特開2016−178199号公報
蓄電デバイスにおいては、蓄電性能(充放電性能)を向上させるために、より高電圧で充電した場合における電解液の自身の耐電圧性を向上させるための技術が求められている。そこで、本願発明者は、電解質塩濃度を向上させることにより、電解液の耐電圧性を向上させることを検討した。
ところが、電解液の電解質塩の濃度を高くした場合、リチウムイオンと溶媒とが溶媒和することにより形成される溶媒和構造(錯体構造)の、リチウムイオンと溶媒分子との結合が部分的に強くなってしまう。これにより、リチウムイオンが負極(炭素材料)にインターカレーションするときのリチウムイオンの脱溶媒和反応が生じにくくなってしまう。その結果、負極容量が低下してしまう。
本発明は上述した課題に対処するためになされた。即ち、本発明の目的の一つは、電解液の耐電圧性を向上できると共に、負極容量の低下を抑制することができる蓄電デバイス(以下、「本発明蓄電デバイス」と称呼される場合がある。)を提供することにある。
上述の課題を解決するために、
本発明蓄電デバイスは、
正極材料を含む正極と、
負極材料を含む負極と、
非水溶媒及び該非水溶媒に溶解した電解質塩を含む電解液と
を備え、
前記負極材料は、リチウムイオンを吸脱着可能な炭素材料を含み、
前記電解液の負極反応の活性化エネルギーは、66kJ/mol以上73kJ/mol以下である。
本発明蓄電デバイスの一態様において、
前記正極材料は、電解質塩アニオンを吸脱着可能な材料である。
本発明蓄電デバイスの一態様において、前記電解液は、該電解液を備えた3極式セルを用いた電圧掃引速度0.1mV/秒の掃引速度で行うLSV測定において、酸化電流密度が0.001mA/cmであるときの印加電圧が、5.0V以上となるものである。
本発明蓄電デバイスの一態様において、
前記電解液の前記電解質塩の濃度は、2.0mol/L以上2.7mol/L以下である。
本発明蓄電デバイスの一態様において、充電の上限電圧が5.0V以上である。
本発明によれば、電解液の耐電圧性を向上できると共に、負極容量の低下を抑制することができる。
図1は、電気化学キャパシタの構成例を示す概略断面図である。 図2は、炭素材料へのLiイオンの挿入反応の進行を説明するための模式図である。 図3Aは、電解液の状態を示した模式図である。 図3Bは、電解液の状態を示した模式図である。 図4Aは、電解液の状態を示した模式図である。 図4Bは、電解液の状態を示した模式図である。 図5は、3極式セルの構成の概要を示す概略図である。 図6は、LSV測定で得られるグラフである。 図7は、実施例及び比較例の測定結果(負極容量保持率及び負極反応の活性化エネルギー)を縦軸:負極容量保持率、横軸:負極反応の活性化エネルギーの座標にプロットしたグラフである。
以下、本発明の実施形態(以下、「本実施形態」と称呼される。)に係る蓄電デバイスについて図面を参照しながら説明する。本例において、蓄電デバイスは、電気化学キャパシタ(具体的に述べると、リチウムイオンキャパシタ)である。尚、本明細書において、吸脱着可能とは、可逆的に吸蔵(吸着、挿入)及び脱離(放出)が可能であることを意味する。
図1は、本実施形態に係る電気化学キャパシタの構成を示す。図1に示されたように、電気化学キャパシタは、内部空間を有する外装ケース11と、外装ケース11の内部に収容された電解液12と、電解液12に含浸された積層体13とを有する。
(積層体)
積層体13は、矩形の平面形状を有する正極21と、矩形の平面形状を有する負極22とが、セパレータ23を介して複数積層された構造を有する。
(正極)
正極21は、矩形の平面形状を有する正極集電体21Aと、正極集電体21Aの両主面上に積層された正極材料層21Bとを備える。正極材料層21Bは、正極集電体21Aの一部が露出するように正極集電体21A上に形成されている。正極集電体21Aの露出部21Cは、外部に電流を取り出す端子部として機能する。露出部21Cは、正極端子タブ31に導電性接続部材33を介して電気的に接続されている。正極端子タブ31は、電気化学デバイスの正極端子として機能する。
正極集電体21Aは、良好な導電性を有する材料(良導体)によって形成される。本例においては、正極集電体21Aとして、例えば、アルミニウム箔を用いることができる。
正極材料層21Bは、正極材料を含む。尚、正極材料層21Bは、必要に応じてバインダを含んでいてもよい。
正極材料としては、電解質塩アニオンを吸脱着可能(可逆的に吸蔵(吸着)及び脱離(放出)が可能)な材料によって構成される。正極材料としては、例えば、カーボンナノチューブ、又は、活性炭を用いることができる。尚、正極材料は、1種で用いてもよく、2種以上を混合して用いてもよい。
(負極)
負極22は、矩形の平面形状を有する負極集電体22Aと、負極集電体22Aの両主面上に積層された形成された負極材料層22Bとを備える。負極材料層22Bは、負極集電体22Aの一部が露出するように負極集電体22A上に形成されている。負極集電体22Aの露出部22Cは、外部に電流を取り出す端子部として機能する。露出部22Cは、導電性接続部材34を介して、負極端子タブ32に電気的に接続されている。負極端子タブ32は、電気化学デバイスの負極端子として機能する。
負極集電体22Aは、良好な導電性を有する材料(良導体)によって形成される。本例においては、負極集電体22Aとして、例えば、銅箔を用いることができる。
負極材料層22Bは、リチウムイオンを吸脱着可能(可逆的に吸蔵(吸着)及び脱離(放出)が可能)な炭素材料と、バインダ(例えば、SBR(スチレンブタジエンゴム)等)とを含む。尚、バインダを省略してもよい。炭素材料としては、例えば、カーボンナノチューブ、又は、黒鉛を用いることができる。尚、負極材料は、1種で用いてもよく、2種以上を混合して用いてもよい。
炭素材料へのリチウムイオンの吸蔵(インターカレーション)は、次のように進行すると考えられている。即ち、図2に示されたように、負極(炭素材料50)の表面には、電解液12の還元分解によってSEI(Solid Electrolyte Interface)と称呼される被膜が形成される。溶媒と溶媒和した状態のリチウムイオンが、矢印に示されるように、電解液12中を泳動してSEIに近づくと、リチウムイオンの脱溶媒和反応が生じて、リチウムイオンがSEIに供給される。SEIに供給されたリチウムイオンは、SEI中を拡散移動して、炭素材料50の層間に吸蔵される。
尚、エネルギー密度を向上させるために、炭素材料中に、リチウムイオンが予め吸蔵(プレドープ)されていてもよい。
(セパレータ)
セパレータ23は、正極21及び負極22の短絡を防止するために設けられた絶縁性の多孔質膜である。セパレータ23としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン若しくはその他の絶縁性の多孔質フィルム、又は、不織布を用いることができる。
(電解液)
電解液12は、非水電解液であり、電解質塩と非水溶媒とを含む。電解質塩は、非水溶媒に溶解されている。電解液12は、必要に応じて、電解液12の特性を向上させるための添加剤を含んでいてもよい。
(電解質塩)
電解質塩としては、例えば、LiPF、LiBF、Li(CFSON、LiClO、及び、その他のリチウム塩等から選ばれた1種又は2種以上を用いることができる。
(非水溶媒)
非水溶媒としては、例えば、エチレンカーボネート(EC)、プロピレンカーボネート(PC)、ジメチルカーボネート(DMC)、ジエチルカーボネート(DEC)、エチルメチルカーボネート(EMC)、1,2−ジメトキシエタン(DME)、テトラヒドロフラン(THF)、アセトニトリル(AN)、γ―ブチルラクトン(GBL)、エチルイソプロピルスルホン(EiPS)、及び、1,1,2,2−テトラフルオロエチル2,2,3,3−テトラフルオロプロピルエーテル(HFE)等から選ばれた1種又は2種以上を用いることができる。
電気化学キャパシタをより大きなエネルギーを必要とする電気自動車の車載電源等に適用するためには、電解液12が高電圧に耐え得る高い耐電圧(耐電圧性(耐酸化性))を有することが要求される。電解液12の耐電圧が低い場合、高い電圧を印加したときに電解液12中の非水溶媒が酸化分解し、電解液12としての機能を喪失する虞がある。
電解液12を構成する溶媒の安定性(即ち、酸化され難さ)は、溶媒を構成する分子のエネルギーを表すHOMO値(最高被占有分子軌道(Highest Occupied Molecular Orbital:HOMO)エネルギー)に依存し、HOMO値が低ければ低いほど(絶対値が高ければ高いほど)、安定である(安定性が高い)。安定性が高いほど、高電圧が印加された場合に電解液12(溶媒)が酸化され難い。ここで、ECのHOMO値、PCのHOMO値、及び、EMCのHOMO値は、表1に示した通りである。よって、これらの非水溶媒のHOMO値から見た安定性の順列は、EC>PC>EMCである。
従って、蓄電デバイスの充電電圧をより高めるためには、HOMO値の低い(絶対値が高い)非水溶媒、例えばEC又はPCを用いればよい。ただし、常温において、ECは固体であり、PCの粘性は高いため、これらはこのままでは溶媒として使用することができない。そこで、EC及びPCに、EMC等が含有された混合溶媒が、非水溶媒として好ましく用いられる。
Figure 2019041091
更に、第一原理計算結果によれば、リチウムイオンに対する溶媒分子(非水溶媒分子)の配位数によって、非水溶媒のHOMO値は変化する。具体的に述べると、リチウムイオンに対して溶媒分子の配位数が少なくなるほど、非水溶媒のHOMO値は小さくなり(HOMO値の絶対値が大きくなり)、非水溶媒の安定性が高くなる。
リチウムイオンに対する溶媒分子の配位数は、電解質塩濃度に依存する。表2に示されたように、電解液12の電解質塩濃度が高くなるに従い、リチウムイオンに対する溶媒分子の配位数は少なくなる。尚、表2中の電解液A、電解液B、及び、電解液Cは、下記組成の電解液である。
電解液A:非水溶媒EMC 電解質塩LiPF=X[mol/L]
電解液B:非水溶媒EC:EMC=1:1(体積比) 電解質塩LiPF=X[mol/L]
電解液C:非水溶媒EC:PC:EMC=3:1:4(体積比) 電解質塩LiPF=X[mol/L]
Figure 2019041091
電解質塩濃度が高くなるほど、リチウムイオンに対する溶媒分子の配位数が少なくなる。従って、電解質塩濃度が高くなるほど、非水溶媒のHOMO値が小さくなって非水溶媒の安定性が高くなるので、電解液の耐電圧性(耐酸化性)が向上する。
ところが、本願発明者の知見によれば、電解質塩濃度が高くなるほどリチウムイオンが負極材料(炭素材料)にインターカレーションするときのリチウムイオンの脱溶媒和反応(脱溶媒和)が進行し難くなる傾向にある。これにより、リチウムイオンを負極材料へ供給し難くなってしまう。その結果、負極容量が減少する傾向にある。
そこで、本実施形態の電気化学デバイスは、電解液12の負極反応の活性化エネルギーが66kJ/mol以上73kJ/mol以下の範囲内に設定している。これにより、電解液12の耐電圧性を向上できると共に負極容量の低下を抑制できる。
尚、負極反応の活性化エネルギーは、リチウムイオンが負極材料へインターカレーションするときの、リチウムイオンの脱溶媒和及びSEI中のリチウムイオンの拡散移動(図2を参照)の時に発生する総抵抗である反応抵抗に基づきアレニウス式((1)式)により算出することができる。

E=RT(dlnk/dT)・・・(1)
((1)式中、E:活性化エネルギー、k:イオン伝導度(1/k=反応抵抗)、T:絶対温度、R:気体定数である。)
電解液12の負極反応の活性化エネルギーを66kJ/mol以上73kJ/mol以下にすることにより、電解液12の耐電圧性を向上できると共に負極容量の低下を抑制できるのは、以下に説明するメカニズムによると考えられる。
即ち、図3Aに示されたように、電解液12の負極反応の活性化エネルギーが66kJ/mol以上73kJ/mol以下である場合、電解液12中のリチウムイオンのほぼ全てが溶媒分子と錯体構造を形成している状態(或いは、これに近い状態)になっていると考えられる。更に、リチウムイオン及び溶媒分子は、4配位錯体構造を形成しているため、リチウムイオンの脱溶媒和反応が生じやすいと考えられる。従って、負極容量の低下を抑制できると共に、耐電圧性(耐酸化性)を向上できると考えられる。
これに対して、電解液12の負極反応の活性化エネルギーが66kJ/mol未満である場合、図3Bに示されたように、電解質塩濃度が比較的低い状態の電解液12であると考えられる。このような電解液12では、リチウムイオンと溶媒和していない溶媒分子(説明の便宜上、「フリーな溶媒分子」と称呼される。)が増加すると考えられる。
増加したフリーな溶媒分子は、HOMO値の絶対値が低いので不安定であり、高電圧が印加されたときに、酸化雰囲気が高まった正極近傍で酸化分解されやすい。従って、電解液12の耐電圧性(耐酸化性)は低くなる。一方で、リチウムイオン及び溶媒分子は、4配位錯体構造を形成しているため、リチウムイオンの脱溶媒和反応が生じやすいと考えられる。
更に、負極反応の活性化エネルギーが73kJ/molより大きい電解液12は、電解質塩濃度が比較的高い状態であり、リチウムイオン濃度が増加する。これにより、図4A及び図4Bに示されたようにリチウムイオン及び溶媒分子は、見かけ上の4配位錯体構造を形成するが、リチウムイオンと1つの溶媒分子又は2つの溶媒分子とが更に強固に結合すると考えられる。従って、リチウムイオンと1溶媒分子又は2溶媒分子とが強固に結合しているので、電解液12の耐電圧性が向上すると考えられる。尚、電解液12のリチウムイオン濃度が増加するに従い、電解液12の状態は、図4Aから図4Bに示された電解液状態へ移行する。
しかしながら、リチウムイオン及び溶媒分子は、1溶媒分子又は2溶媒分子と強固に結合した溶媒和構造を形成するため、リチウムイオンの脱溶媒和反応は非常に生じにくくなると考えられる。すなわち、負極の反応は、脱溶媒和が律速であると考えられる。これにより、負極容量が低下してしまう傾向にあると考えられる。
尚、負極反応の活性化エネルギーは、電解質塩濃度、溶媒種、及び、負極材料種を変えることなどにより、調整することができる。具体的に述べると、例えば、負極反応の活性化エネルギーは、電解質塩濃度が低くなるに従い小さくなり、電解質塩濃度が高くなるに従い大きくなる。上述した電解液12の負極反応の活性化エネルギーは、66kJ/mol以上73kJ/mol以下の範囲内になるように調整される。
上記した構成のリチウムイオンキャパシタは、負極22にて、リチウムの電気化学反応(ファラデー反応)によって電気エネルギーの充放電が行われ、正極21にて、電解質塩アニオンの吸着及び放出によって電気エネルギーの充放電が行われる。
上記した構成のリチウムイオンキャパシタの正極集電体21Aと負極集電体22Aとの間に所定の電圧を印加した場合、電解液12中の電解質塩アニオンが正極21側に吸着(吸蔵)される。一方、負極22側には、リチウムイオンが吸着(吸蔵)される。これらにより、リチウムイオンキャパシタが充電される。
上記した構成のリチウムイオンキャパシタの正極集電体21Aと負極集電体22Aとの間に電力負荷(電気抵抗)を接続した場合、正極材料から電解液12内へ電解質塩アニオンが放出されると共に、負極22(炭素材料)から電解液12内へリチウムイオンが放出される。これにより、リチウムイオンキャパシタが放電される。
以下、実施例により本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例のみに限定されない。
<実施例1−1>
次のようにして、実施例1−1の電解液を調製した。まず、非水溶媒として、エチレンカーボネート(EC)と、プロピレンカーボネート(PC)と、エチルメチルカーボネート(EMC)とを、体積比EC:PC:EMC=3:1:4で、混合することにより、混合溶媒を調製した。次に、電解質塩として六フッ化リン酸リチウム(LiPF)を用いて、電解質塩濃度が2.0mol/Lになるように、調製した混合溶媒に溶解させた。以上により、電解液を得た。
(負極反応の活性化エネルギーの測定)
次に、調製した電解液について、次のようにして負極反応の活性化エネルギーの測定を行った。
(ハーフセルの作製)
調製した電解液を用いて、次のようにしてハーフセルを作製した。
まず、カルボキシルメチルセルロース(CMC)を分散した水溶液に対して、負極材料としてのカーボンナノチューブと、バインダとしてのSBRとを混合した負極合剤のスラリー溶液(負極合剤スラリー)を調製した。なお、配合比は、カーボンナノチューブ95重量%、SBR3重量%、およびCMC2重量%となるように調整した。
調製した負極合剤スラリー溶液を、銅箔の片面に塗布した後、乾燥することにより水を除去したのち、ロールプレスで圧延することにより負極材料層付き銅箔を得た。この負極材料層付き銅箔(即ち、負極)を作用極とした。更に、対極としては、金属リチウムを用いた。
円盤状の作用極及び対極で、円盤状のポリエチレン製のセパレータ(多孔質フィルム)を挟んだ積層体を、SUS製の円盤型電池ケース(CR2032型コインセルケース)に挿入した。次に、その電池ケース内に電解液を1mL注入し、積層体を電解液に浸漬した後、電池ケースを密閉することにより、コインセル(ハーフセル)を作製した。
(負極反応の活性化エネルギーの算出)
作製したコインセルを用いて、交流インピーダンス法によって、インピーダンス測定を行った。測定温度は0℃、10℃、20℃とした。周波数範囲は0.1Hzから100000Hzの範囲とし、Cole−Coleプロット図において、周波数が0.2Hz以上の範囲で現れる半円弧を負極反応の反応抵抗とした。更に、測定温度、及び、測定した反応抵抗をアレニウス式((1)式)に適用して、負極反応の活性化エネルギーを算出した。その結果、実施例1−1の負極反応の活性化エネルギーは、66kJ/molであった。尚、反応抵抗の測定値及び負極反応の活性化エネルギーを表3(下記の実施例1−2〜実施例6−1についても同様)に示す。
<実施例1−2>
電解質塩濃度を2.2mol/Lに変えたこと以外は、実施例1−1と同様にして、電解液を調製した。更に、調製した電解液について、実施例1−1と同様にして、コインセルを作製し、負極反応の活性化エネルギーの測定を行ったところ、負極反応の活性化エネルギーは、66kJ/molであった。
<実施例1−3>
電解質塩濃度を2.5mol/Lに変えたこと以外は、実施例1−1と同様にして、電解液を調製した。更に、調製した電解液について、実施例1−1と同様にして、コインセルを作製し、負極反応の活性化エネルギーの測定を行ったところ、負極反応の活性化エネルギーは、68kJ/molであった。
<実施例1−4>
電解質塩濃度を2.7mol/Lに変えたこと以外は、実施例1−1と同様にして、電解液を調製した。更に、調製した電解液について、実施例1−1と同様にして、コインセルを作製し、負極反応の活性化エネルギーの測定を行ったところ、負極反応の活性化エネルギーは、72kJ/molであった。
<比較例1−1〜比較例1−3>
電解質塩濃度を表4に示した濃度に変えたこと以外は、実施例1−1と同様にして、比較例1−1〜比較例1−3の電解液を調製した。更に、調製した電解液について、実施例1−1と同様にしてコインセルを作製し、負極反応の活性化エネルギーの測定を行ったところ、負極反応の活性化エネルギーは、表3に示した値であった。
<比較例2−1〜比較例2−4>
電解液の溶媒組成及び電解質塩濃度を表4に示したように変えたこと以外は、実施例1−1と同様にして、比較例2−1〜比較例2−4の電解液を調製した。更に、調製した電解液(比較例2−1〜比較例2−3)について、実施例1−1と同様にして、コインセルを作製し、負極反応の活性化エネルギーの測定を行ったところ、負極反応の活性化エネルギー(比較例2−1〜比較例2−3)は、表3に示した値であった。
<比較例3−1〜比較例3−5>
電解液の溶媒組成及び電解質塩濃度を表4に示したように変えたこと以外は、実施例1−1と同様にして、比較例3−1〜比較例3−5の電解液を調製した。更に、調製した電解液(比較例3−1〜比較例3−3、比較例3−5)について、実施例1−1と同様にして、コインセルを作製し、負極反応の活性化エネルギーの測定を行ったところ、負極反応の活性化エネルギー(比較例3−1〜比較例3−3、比較例3−5)は、表3に示した値であった。
<比較例4−1〜比較例4−4>
電解液の溶媒組成及び電解質塩濃度を表4に示したように変えたこと以外は、実施例1−1と同様にして、比較例4−1〜比較例4−4の電解液を調製した。更に、調製した電解液について、実施例1−1と同様にして、コインセルを作製し、負極反応の活性化エネルギーの測定を行ったところ、負極反応の活性化エネルギーは、表3に示した値であった。
<実施例5−1>
電解液の溶媒組成及び電解質塩濃度を表4に示したように変えたこと以外は、実施例1−1と同様にして、実施例5−1の電解液を調製した。更に、調製した電解液について、実施例1−1と同様にして、コインセルを作製し、負極反応の活性化エネルギーの測定を行ったところ、負極反応の活性化エネルギーは、表3に示した値であった。
<比較例5−1〜比較例5−3>
電解液の溶媒組成及び電解質塩濃度を表4に示したように変えたこと以外は、実施例1−1と同様にして、比較例5−1〜比較例5−3の電解液を調製した。更に、調製した電解液について、実施例1−1と同様にして、コインセルを作製し、負極反応の活性化エネルギーの測定を行ったところ、負極反応の活性化エネルギーは、表3に示した値であった。
<実施例6−1>
電解液の溶媒組成及び電解質塩濃度を表4に示したように変えたこと以外は、実施例1−1と同様にして、実施例6−1の電解液を調製した。更に、調製した電解液について、実施例1−1と同様にして、コインセルを作製し、負極反応の活性化エネルギーの測定を行ったところ、負極反応の活性化エネルギーは、表3に示した値であった。
<比較例6−1>
電解液の溶媒組成及び電解質塩濃度を表4に示したように変えたこと以外は、実施例1−1と同様にして、比較例6−1の電解液を調製した。
Figure 2019041091
(評価)
実施例1−1〜比較例6−1の電解液について下記評価を行った。
(負極容量の測定)
コインセルを25℃の温度にて、1mAの定電流で充電し、5mVに到達した後、5mVの定電圧で充電して、合計2時間充電を行った。その後、1mAの定電流で1.5Vまで放電したときの放電容量(負極容量)を測定した。
(耐電圧性(耐酸化性)の評価)
調製した非水電解液(電解液)について、リニアスイープボルタメントリ(LSV)測定を実施して耐電圧[V]を求めた。リニアスイープボルタメントリ測定にあたり、白金作用極、Li金属対極、Li金属参照極を有する三極式セルを用いた。図5に三極式セルの構成の概要を示す。
図5に示されたように、三極式セル100は、白金作用極101と、Li金属参照極102と、Li金属対極103と、円筒容器105と、シリコンキャップ106と、ポテンシオスタット107とを備える。円筒容器105中に非水電解液104が充填される。充填された非水電解液104中に、間隔を開けて、白金作用極101、Li金属参照極102及びLi金属対極103がそれぞれ浸漬される。白金作用極101、Li金属参照極102及びLi金属対極103は、それぞれポテンシオスタット107に電気的に接続される。また、円筒容器105の開口がシリコンキャップ106によって封止される。
このような構成の三極式セル100の円筒容器105内に実施例及び各比較例に係る非水電解液(電解液)をそれぞれ充填し、ポテンシオスタット107を作動させて白金作用極101とLi金属参照極102との間に電圧を印加した。印加電圧を開回路電圧(0CV)から0.1mV/秒の掃引速度(走査速度)で6Vまで電圧を掃引した。そして、白金作用極101とLi金属対極103との間に流れる酸化電流の密度[mA/cm]を測定した。そして、測定結果をx−y座標にプロットすることにより、縦軸(y軸):酸化電流の密度、横軸(x軸):印加電圧のグラフを作成した(例えば、図6に示されたようなグラフが得られる。)。
そして、作成したグラフから、酸化電流密度が0.001mA/cm(=10-6A/cm)であるときにおける印加電圧Vxを求めた。求めた印加電圧Vxを耐電圧(酸化分解電位)と定義した。耐電圧が高いほど、高電圧の印加時に非水電解液が酸化され難い(耐電圧性が高い)ことを表す。そして、下記評価を行った。
〇:耐電圧が5.0V以上(即ち、酸化電流密度が0.001mA/cmであるときの印加電圧が、5.0V以上である。)。
×:耐電圧が5.0V未満(即ち、酸化電流密度が0.001mA/cmであるときの印加電圧が、5.0V未満である。)。
(総合判定)
下記判定基準によって、総合判定を行った。
〇:「耐電圧が5.0V以上」、及び、「負極容量保持率が50%以上」の何れも満たす。
×:「耐電圧が5.0V未満」、及び、「負極容量保持率が50%未満」の少なくとも一つを満たす。
溶解不可:電解質塩が電解液に完全に溶解しなかった。
尚、負極容量保持率は、負極活物質の理論容量372mAh/gを100%にしたときの比率であり、負極容量の保持率(={負極容量[mAh/g]÷372[mAh/g]}×100(%))である。表4中に、負極容量保持率評価として、「負極容量保持率が50%以上」の実施例及び比較例を〇で示し、負極容量保持率評価として、「負極容量保持率が50%未満」の実施例及び比較例を×で示す。
評価結果及び総合判定結果を表4に示す。
Figure 2019041091
表4に示されたように、実施例1−1乃至実施例1−4、実施例5−1及び実施例6−1によれば、電解液の負極反応の活性化エネルギーが66kJ/mol以上73kJ/mol以下であるので、負極容量保持率が良好であると共に耐電圧性も良好であることが確認できた。更に、電解液の負極反応の活性化エネルギーに対して、負極容量保持率をプロットしたグラフ(図7)を作成したところ、負極反応73kJ/molより大きくなった直後において、急激に負極容量保持率が低下することが確認できた。更に、実施例1−1乃至実施例1−4によれば、エチレンカーボネート(EC)、プロピレンカーボネート(PC)及びエチルメチルカーボネート(EMC)を含む電解液の電解質塩の濃度は、2.0mol/L以上2.7mol/L以下であることが好ましいことが確認できた。
<変形例>
以上、本発明の実施形態及び実施例について具体的に説明したが、本発明は、上述の実施形態及び実施例に限定されるものではなく、本発明の技術的思想に基づく各種の変形が可能である。
例えば、上述の実施形態及び実施例において挙げた構成、方法、工程、形状、材料および数値等はあくまでも例に過ぎず、必要に応じてこれと異なる構成、方法、工程、形状、材料および数値等を用いてもよい。
また、上述の実施形態及び実施例の構成、方法、工程、形状、材料および数値等は、本発明の主旨を逸脱しない限り、互いに組み合わせることが可能である。
蓄電デバイスにおいて、積層体は、例えば、正極と負極とセパレータを介して積層して、巻回した巻回体であってもよい。
蓄電デバイスは、負極材料にリチウムイオンを吸脱着可能な材料を用いており、且つ、電解液12に非水電解液を用いている蓄電デバイスであれば、リチウムイオンキャパシタ以外の他の蓄電デバイスであってもよい。例えば、蓄電デバイスは、リチウムイオン二次電池、デュアルカーボン電池、又は、これら以外の他の蓄電デバイスであってもよい。
例えば、蓄電デバイスがリチウムイオン二次電池である場合、リチウムイオン二次電池の負極材料(負極活物質)としては、黒鉛、ハードカーボン、ソフトカーボン、カーボンナノチューブ、又は、その他リチウムイオンを吸蔵及び脱離可能な炭素材料を用いることができる。尚、負極材料は、1種で用いても、2種以上を混合して用いてもよい。
正極材料(正極活物質)は、リチウムイオン二次電池に使用される公知の種々の材料(例えば、コバルト酸リチウム、マンガン酸リチウム、及び、その他のリチウム複合酸化物の少なくとも1種)を使用することができる。この正極材料は、リチウムイオンを吸蔵及び脱離可能な材料である。電解液は、上述の実施形態と同様の構成を使用することができる。
リチウムイオン二次電池では、充電時において、正極(正極活物質)からリチウムイオンが脱離され、電解液を介して負極(負極活物質)に吸蔵される。一方、放電時において、例えば、負極(正極活物質)からリチウムイオンが脱離され、電解液を介して正極(負極活物質)に吸蔵される。リチウムイオン二次電池は、充電の上限電圧を5.0V以上になるように設計されてもよい。
11…外装ケース、12…電解液、13…積層体、21…正極、22…負極、23…セパレータ

Claims (5)

  1. 正極材料を含む正極と、
    負極材料を含む負極と、
    非水溶媒及び該非水溶媒に溶解した電解質塩を含む電解液と
    を備え、
    前記負極材料は、リチウムイオンを吸脱着可能な炭素材料を含み、
    前記電解液の負極反応の活性化エネルギーは、66kJ/mol以上73kJ/mol以下である蓄電デバイス。
  2. 請求項1に記載の蓄電デバイスにおいて、
    前記正極材料は、電解質塩アニオンを吸脱着可能な材料である蓄電デバイス。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の蓄電デバイスにおいて、
    前記電解液は、該電解液を備えた3極式セルを用いた電圧掃引速度0.1mV/秒の掃引速度で行うLSV測定において、酸化電流密度が0.001mA/cmであるときの印加電圧が、5.0V以上となるものである蓄電デバイス。
  4. 請求項1乃至請求項3の何れか一項に記載の蓄電デバイスにおいて、
    前記電解液の前記電解質塩の濃度は、2.0mol/L以上2.7mol/L以下である蓄電デバイス。
  5. 請求項1乃至請求項4の何れか一項に記載の蓄電デバイスにおいて、
    充電の上限電圧が5.0V以上である蓄電デバイス。
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