JP2019040833A - 電気コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】内部導体の強度を低下させることなく、製造コストの安い簡易な構造の内部導体を有する電気コネクタを提供する。【解決手段】電気コネクタは、筒状シェルの一端側に第1のコネクタが、他端側に第2のコネクタが形成されている。第1のコネクタは、シェルの一端側の内部に設けられた筒状の第1の外部導体と、第1の外部導体の内側に第1の絶縁部材を介して第1の外部導体と同軸状に設けられた中空の第1の内部導体とを備える。第2のコネクタは、シェルの他端側の内部に設けられ且つ第1の外部導体と電気的に接続された筒状の第2の外部導体と、第2の外部導体の内側に第2の絶縁部材を介して第2の外部導体と同軸状に設けられた中空の第2の内部導体とを備える。第1の内部導体と第2の内部導体は、同軸状に位置するよう導電性の連結片により連結されており、連結片はシェル内に樹脂を硬化した固定部材により固定されている。【選択図】図2

Description

本発明は、電気コネクタに関する。
従来より、同軸ケーブル等の接続に用いられる同軸コネクタを異種の同軸コネクタに変換する変換用の電気コネクタ(変換アダプタ)(以下、単に電気コネクタともいう)は既に知られている。
具体的には、この種の電気コネクタは、2つの同軸コネクタが互いに逆向きに連設され、一方の同軸コネクタに接続相手のコネクタが接続され、もう一方の同軸コネクタに別の接続相手のコネクタが接続されるようになっている。連設された各同軸コネクタは、外部導体と内部導体とを有し、外部導体と内部導体とは絶縁部材を介して絶縁されている。また、連設された2つの同軸コネクタの外部導体同士、及び内部導体同士は電気的に接続されている。そして、同軸コネクタに相手コネクタが接続されたとき、同軸コネクタと相手コネクタの外部導体同士、及び内部導体同士が電気的に接続されるようになっている。
この種の電気コネクタとして、一方の同軸コネクタの内部導体と他方の同軸コネクタの内部導体とが同一の材料から一体で形成されたものがある(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1には、一方の同軸コネクタの内部導体が円柱形状であり、他方の同軸コネクタの内部導体が円筒形状である構成のコネクタ変換用の電気コネクタが開示されている。これらの内部導体は同一材料から形成された一体物であり、円筒状の外部導体の内側に外部導体と絶縁された状態で同軸状に設けられている。
特開2004−342571号公報
しかしながら、特許文献1に記載のような従来の電気コネクタにあっては、内部導体の製造コストが高いという問題があった。
具体的には、従来の内部導体は、1本の円柱状部材の一端側を一方の同軸コネクタの内部導体として構成し、他端側をもう一方の同軸コネクタの内部導体として構成している。そして、相手コネクタの内部導体を受け入れるために、この円柱状部材の端部に差し孔等が軸方向に形成された構造となっている。このような構造の内部導体は、強度は比較的強いが切削加工或いはダイキャストにより製造されていたので、製造コストが高くなっていた。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたものであり、内部導体の強度を低下させることなく、製造コストの安い簡易な構造の内部導体を有する電気コネクタを提供することを目的とする。
本発明に係る電気コネクタは、上記目的を達成するため、筒状のシェルの一端側に第1のコネクタが形成され、該シェルの他端側に第2のコネクタが形成された同軸コネクタであって、前記第1のコネクタは、前記シェルの前記一端側の内部に設けられた筒状の第1の外部導体と、前記第1の外部導体の内側に第1の絶縁部材を介して前記第1の外部導体と同軸状に設けられた中空の第1の内部導体と、を備え、前記第2のコネクタは、前記シェルの前記他端側の内部に設けられ、かつ、前記第1の外部導体と電気的に接続された筒状の第2の外部導体と、前記第2の外部導体の内側に第2の絶縁部材を介して前記第2の外部導体と同軸状に設けられた中空の第2の内部導体と、を備え、前記第1の内部導体と前記第2の内部導体は、同軸状に位置するよう導電性の連結片により連結されており、前記連結片は前記シェル内に樹脂を硬化した固定部材により固定されていることを特徴としている。
上述のように、本発明の電気コネクタは、中空の第1の内部導体と中空の第2の内部導体とが同軸状に位置するよう導電性の連結片により連結されており、従来のように中実の円柱状部分がなく簡易な構成である。このため、金属板材の曲げ加工(プレス加工)等により製造可能であり、切削加工やダイキャストを用いる従来技術に比較して製造コストを低減することができる。
また、本発明の電気コネクタは、連結片がシェル内に樹脂を硬化した固定部材により固定されている。これにより、内部導体のうち比較的強度の弱い連結片の部分の強度を高めることができる。
したがって、本発明は、内部導体の強度を低下させることなく、製造コストの安い簡易な構造の内部導体を有する電気コネクタを提供するという課題を解決することができる。
また、本発明の電気コネクタでは、前記第1の内部導体、前記第2の内部導体、及び前記連結片は、全体として、1枚の金属製板材からなる一体成形品であってもよい。
この構成により、本発明の電気コネクタは、従来のように切削加工或いはダイキャストによらず、1枚の金属製板材の曲げ加工(プレス加工)等により製造可能であり、従来より製造コストを低減することができる。
また、本発明の電気コネクタは、前記シェルの外周に設けられたフランジと、前記フランジの一面に前記シェルを囲むよう形成された溝に収容されたシール部材とを備え、前記固定部材は前記シェルの筒内部の空間を気密又は液密に二分するようにしてもよい。
この構成により、本発明の電気コネクタは、シェル内で一方のコネクタ側から他方のコネクタ側に気体又は液体状態の水が浸入することを防止でき、また、フランジと該フランジが取付けられるパネルとの隙間から気体又は液体状態の水が浸入することを防止できる。
また、本発明の電気コネクタでは、前記第1の外部導体の最大外径及び前記第1の絶縁部材の最大外径が、前記シェルの前記他端側の内部の最小内径以下とするのが好ましい。
この構成により、本発明の電気コネクタは、シェルの一方の開口側(他端側)から全ての構成要素を組み付けることができる。このため、組み付け途中でシェルをひっくり返す等の作業をする必要がないので、製造が容易になる。
本発明によれば、内部導体の強度を低下させることなく、製造コストの安い簡易な構造の内部導体を有する電気コネクタを提供することができる。
(a)は本発明の実施形態に係る電気コネクタの斜視図であり、(b)は(a)の電気コネクタを上下ひっくり返して視た斜視図である。 図1(a)の断面図である。 図1に示す電気コネクタの分解斜視図である。 (a)は図3に示すシェルの斜視図であり、(b)はその断面図である。 (a)は図3に示す第1の外部導体の斜視図であり、(b)はその断面図である。 (a)は図3に示す第1の絶縁部材の斜視図であり、(b)はその断面図である。 (a)は図3に示す第2の外部導体の斜視図であり、(b)はその断面図である。 (a)は図3に示す第2の絶縁部材の斜視図であり、(b)はその断面図である。 (a)は図3に示す内部導体の斜視図であり、(b)は(a)のA矢視平面図であり、(c)は(a)のB矢視底面図であり、(d)は(a)のC矢視斜視図であり、(e)は(d)のS部分の拡大斜視図である。 (a)は図9に示す内部導体の側面図であり、(b)は(a)のX−X矢視断面図である。 (a)は図3に示す固定部材の斜視図であり、(b)はその断面図である。 本発明の実施形態に係る電気コネクタの使用例を示す斜視説明図である。
以下、本発明の実施形態に係る電気コネクタについて、図面を参照して説明する。
図1に示すように、本発明の実施形態に係る電気コネクタ1は、筒状の導体からなるシェル2の一端側に第1のコネクタ10(SMBコネクタ)が形成され、該シェル2の他端側に第2のコネクタ20(FAKRAコネクタ)が形成されている。また、電気コネクタ1は、取付け用のフランジ6をシェル2の外周に備えている。
本実施形態では、第1のコネクタ10がSMBコネクタであり、第2のコネクタ20がFAKRAコネクタであるが、コネクタの種類はこれに限定されず、任意の種類のコネクタを採用できる。第1のコネクタ10と第2のコネクタ20は、異種あるいは同種のコネクタであってもよい。
また、本実施形態では、第1のコネクタ10がメス型コネクタであり、第2のコネクタ20がオス型コネクタであるが、オス型・メス型の組み合わせはこれに限定されない。第1のコネクタ10がオス型コネクタで、第2のコネクタ20がメス型コネクタであってもよく、両コネクタがオス型あるいはメス型であってもよい。
この電気コネクタ1は、例えば、図12に示すように、車載カメラのリアケース30にネジ33により取付けられる。図12に示す電気コネクタ1は、第1のコネクタ10がリアケース30内の基板31上に設けられた相手コネクタ32と嵌合している。第2のコネクタ20は、同軸ケーブルの端部に取付けられた相手コネクタと嵌合するようになっている。この同軸ケーブルは、電子制御ユニット(ECU)などの他機器に接続される。このようにして、電気コネクタ1は、車載カメラ側の基板31上の配線と、他機器に接続された同軸ケーブルとをコネクタ嵌合により電気的に接続するようになっている。
図2に示すように、本実施形態に係る第1のコネクタ10は、筒状の第1の外部導体11と、中空の第1の内部導体13と、第1の外部導体11と第1の内部導体13との間に介在し両者を絶縁する第1の絶縁部材12とを備えている。
具体的には、第1の外部導体11は、シェル2の一端側(開口2h側)の内部に、シェル2と接触して電気的に接続(導通)した状態で設けられている。第1の内部導体13は、第1の外部導体11の内側に第1の外部導体11と同軸状に設けられている。
また、第2のコネクタ20は、筒状の第2の外部導体21と、中空の第2の内部導体23と、第2の外部導体21と第2の内部導体23との間に介在し両者を絶縁する第2の絶縁部材22とを備えている。
具体的には、第2の外部導体21は、シェル2の他端側(開口2i側)の内部に、シェル2と接触して電気的に接続(導通)した状態で設けられている。すなわち、第2の外部導体21は、シェル2を介して第1の外部導体11と電気的に接続されている。また、第2の外部導体21は、第1の外部導体11と同軸状に設けられている。第2の内部導体23は、第2の外部導体21の内側に第2の外部導体21と同軸状に設けられている。
以下、各構成要素について説明する。
(シェル)
図4に示すように、シェル2は、金属等の導電性を有する材料からなる筒状の部品であり、筒部の一端に開口2hを、他端に開口2iを有している。シェル2は、開口2h側から順に、第1筒部2a、第2筒部2b、第3筒部2c、及び第4筒部2dを有している。ここで、第1〜第4筒部2a、2b、2c、2dの各内径をそれぞれD1,D2,D3,D4とすると、D1>D2、かつ、D2<D3<D4の関係を満たす。すなわち、第2筒部2bと第3筒部2cとの間に段部2fが形成され、第3筒部2cと第4筒部2dとの間に段部2gが形成されている。また、第1筒部2aと第2筒部2bの間には筒内方に突出した環状凸部2eが形成されている。
シェル2の筒外周には、フランジ6が設けられている。フランジ6には、ザグリ6b付きのネジ孔6aが2つ設けられている。また、フランジ6の一面(開口2h側の面)には、シェル2を囲むように第1筒部2aの外周に近接して環状の溝6cが形成されている。この溝6c内に、環状シーリング部材の一例としてのOリング7を収容できるようになっている。
また、シェル2は筒外面にロック部8を有する。ロック部8は、相手コネクタ側に設けられたロック受部と係合し、相手コネクタと第2のコネクタ20との嵌合を固定するようになっている。
(第1の外部導体)
図5に示すように、第1の外部導体11は、筒体11aを有する。筒体11aの上端部の外周面には、筒外方に突出した突状部11cが、周方向に等間隔に4個形成されている。この突状部11cがシェル2の環状凸部2eに当接することにより、第1の外部導体11をシェル2内の適所に配置、固定できるようになっている。
また、第1の外部導体11の筒体11aには、上端部を除いて軸方向に延びる割り溝11eが、周方向に等間隔に4個形成されている。これにより、隣り合った2つの割り溝11eで挟まれた部分が、軸方向に垂直な方向に弾性変位できるようになっている。
また、第1の外部導体11の筒体11aの下端部には、筒内方に突出した突出部11fが、隣り合った2つの割り溝11eで挟まれた部分に1つずつ設けられている。これにより、筒体11aが、第1のコネクタ10の相手コネクタの外部導体とより確実に接触できるようになっている。
(第1の絶縁部材)
図6に示すように、第1の絶縁部材12は、同図上部から順に大外径の円柱部12aと、中外径の円柱部12bと、小外径の円柱部12cとを有している。すなわち、円柱部12a、12b、12cの各外径をそれぞれL1、L2、L3とすると、L1>L2>L3の関係を満たす。また、第1の絶縁部材12は、その中央に軸方向の貫通孔12dが形成され、その中に第1の内部導体13を収容するようになっている。
(第2の外部導体)
図7に示すように、第2の外部導体21は、円筒状部21aと、その下端にて筒外方に張り出した比較的肉厚の環状凸部21bとを一体で有している。また、第2の外部導体21の中央には、軸方向に延びる貫通孔21cが形成されている。環状凸部21bの外周面には、線状の凸部21dが形成されている。これにより、第2の外部導体21がシェル2内に組付けられた際に、環状凸部21bがシェル2とより確実に接触できるようになっている。
(第2の絶縁部材)
図8に示すように、第2の絶縁部材22は、円柱部22aと、その下端にて筒外方に張り出した環状凸部22bとを一体で有している。また、第2の絶縁部材22の中央には、同図上部から順に、軸方向に延びる大内径の孔部22cと小内径の孔部22dが連接して形成され、第2の絶縁部材22を貫通している。これらの孔部22c及び孔部22dに、第2の内部導体23が収容される。
(内部導体)
図9及び図10に示すように、内部導体3は、第1のコネクタ10側の第1の内部導体13と、第2のコネクタ20側の第2の内部導体23とを有している。これら第1の内部導体13と第2の内部導体23は、同軸状に位置するよう導電性の連結片3aにより連結されている。具体的には、第1の内部導体13、第2の内部導体23、及び連結片3aは、全体として、1枚の金属製板材を曲げて成形した一体成形品である。
図9及び図10に示すように、第1の内部導体13は、円筒状部13cの下端にメス型コンタクト13aが形成されている。メス型コンタクト13aは、軸方向に割り溝13bが2本形成され、メス型コンタクト13aの先端側(開口部13e側)が内側に傾斜した状態になっている。これにより、メス型コンタクト13aの中に相手コネクタのオス型コンタクトを弾力的に保持できるようになっている。
図9及び図10に示すように、第2の内部導体23は、オス型コンタクトとして機能する小径円筒部23bと、インピーダンス調整用の大径円筒部23dとを有している。小径円筒部23bの先端には、尖頭部23aが形成されている。小径円筒部23bと大径円筒部23dは、傾斜段部23cを介して連設されている。小径円筒部23b及び尖頭部23aが、オス型コンタクトとして、相手コネクタのメス型コンタクトと嵌合するようになっている。
図9(a)及び図10(a)に示すように、連結片3aは、板状或いは帯状の形状を有し、第1の内部導体13の上端部と第2の内部導体23の下端部とを連結している。具体的には、連結片3aは、第1の内部導体13(円筒状部13c)の筒壁の上端全周の一部分と、第2の内部導体23(大径円筒部23d)の筒壁の下端全周の一部分とを連結している。すなわち、連結片3aは、第1及び第2の内部導体13、23の軸心を外れて設けられている。
図10(a)に示すように、連結片3aは、軸心に対して傾斜している。このように、軸心から外れて設けられた連結片3aを傾斜させることにより、第1の内部導体13の径と第2の内部導体23の径が異なる場合であっても、両者を同軸状に配置することができる。
図9(e)に示すように、第1の内部導体13の上部には、軸方向に垂直な方向(つなぎ目3e側)に延びる2つの板状凸片3bが形成されている。電気コネクタ1を組み立てる際、この板状凸片3bを第1の絶縁部材12の上面12eに当接させて固定部材4により固定することで、シェル2内の適所に内部導体3を確実に固定できるようになっている。
また、図9(e)に示すように、第1の内部導体13の上部において、円形の穴3dから切り出された蓋3cが、第1の内部導体13の円筒状部13cの上端開口部を閉鎖している。これにより、電気コネクタ1を組み立てる際、固定部材4を形成する樹脂が円筒状部13cに流入することを防止できる。
また、図10(a)に示すように、第1の内部導体13の円筒状部13cの側壁には切込み部13dが形成され、切込み部13dの上部が外側に若干張り出した状態になっている。これにより、組立時に、第1の絶縁部材12の貫通孔12dに挿入された第1の内部導体13が、貫通孔12dから抜け難くなっている。
(固定部材)
図11に示すように、固定部材4は、シェル2内で絶縁性の樹脂を硬化した円柱状部材であり、内部導体3の連結片3aの周囲を包囲して連結片3aをシェル2内に固定すると共に、連結片3aを補強している。また、固定部材4は、下面4b側に凹部4dを有し、凹部4d内に内部導体3の板状凸片3bを収容して固定するようになっている。また、固定部材4は、上面4a側に環状凹部4cを有し、環状凹部4c内に第2の内部導体23の下端部を収容して固定するようになっている。固定部材4を構成する材料としては、シェル2内への充填時に適度な流動性を示し、硬化後には強度、密封性等に優れた樹脂(例えば、エポキシ系樹脂)や各種の接着剤が使用できる。
固定部材4は、図2に示すように、シェル2の筒内部の空間を気密又は液密に二分している。具体的には、第1のコネクタ10と第2のコネクタ20とは、シェル2内で電気的には接続されているが、固定部材4により気密又は液密的に分離(封止)されている。
また、第1のコネクタ10の構成要素である第1の外部導体11及び第1の絶縁部材12は、それらの最大外径がそれぞれ、第2のコネクタ20側のシェル2の内部の最小内径以下となるように構成されている。具体的には、第1の外部導体11の突状部11cにおける外径W1(図5参照)と、第1の絶縁部材12の円柱部12aにおける外径W2(図6参照)とが、シェル2の第3筒部2c及び第4筒部2dの内径より小さくなっている。要は、第1のコネクタ10の構成要素をシェル2の第2のコネクタ20側の開口2iから挿入して組み付けることができるように、第1のコネクタ10の構成要素の外径とシェル2の筒内部の内径とを設定すればよい。
次に、図3等を参照して本発明の実施形態に係る電気コネクタ1の組立方法を説明する。組立手順は次の通りである。
(1)まず、第1の外部導体11をシェル2の第2のコネクタ20側の開口2iから挿入し、第1の外部導体11の突状部11cの下面11dを、シェル2の環状凸部2eの上面に当接させて固定する。
(2)次いで、第1の絶縁部材12をシェル2の第2のコネクタ20側の開口2iから挿入し、第1の絶縁部材12の円柱部12b及び12cを第1の外部導体11の内部に収容すると共に、円柱部12aの下面12fを第1の外部導体11の上端面11bに当接させて固定する。
(3)次いで、内部導体3の第1の内部導体13を、シェル2の第2のコネクタ20側の開口2iから第1の絶縁部材12の貫通孔12dに挿入し、内部導体3の板状凸片3bの下端面を、第1の絶縁部材12の上面12eに当接させて固定する。
(4)次いで、第1の絶縁部材12の上面12e上に、流動性の樹脂を所要量注入し、内部導体3の連結片3a、板状凸片3bなどが樹脂に浸かるようにし、その状態で樹脂を硬化させる。第1の内部導体13の上端開口部は、蓋3cにより塞がれているので、樹脂の注入時に第1の内部導体13の中空内部に樹脂は浸入していかない。
(5)次いで、第2の絶縁部材22を、シェル2の第2のコネクタ20側の開口2iから挿入し、第2の絶縁部材22の環状凸部22bの下面22eを、シェル2の段部2fの上面、及び樹脂が硬化した固定部材4の上面4aに当接させて固定する。このとき、内部導体3の第2の内部導体23を、第2の絶縁部材22の小内径の孔部22dに挿通し、第2の内部導体23の小径円筒部23b(オス型コンタクト)が第2の絶縁部材22の大内径の孔部22cから突出した状態にする。
(6)最後に、第2の外部導体21を、シェル2の第2のコネクタ20側の開口2iから挿入し、第2の外部導体21の環状凸部21bの下面21eを、第2の絶縁部材22の環状凸部22bの上面22fに当接させると共に、第2の外部導体21の環状凸部21bの側面を、シェル2の第3筒部2cの内周面に当接させて固定する。このとき、第2の外部導体21の貫通孔21cに、第2の絶縁部材22の円柱部22aが嵌るようにする。以上で、組立が完了する。
なお、電気コネクタ1をケース等に取付ける際には、フランジ6の溝6cにOリング7を装着しておく。また、上記の組立手順では、各構成要素を順にシェル2に組み付けていったが、複数の構成要素を組み付けた状態でシェル2に挿入して組み付けてもよい。例えば、第1の外部導体11に第1の絶縁部材12を組み付けた状態で、シェル2に挿入して組み付けてもよい。
次に、作用・効果について説明する。
上述したように、本実施形態に係る電気コネクタ1は、中空の第1の内部導体13と中空の第2の内部導体23とが同軸状に位置するように導電性の連結片3aにより連結されている。すなわち、従来のように中実の円柱状部分がなく簡易な構成となっている。このため、金属製板材の曲げ加工(プレス加工)等により製造可能であり、切削加工やダイキャストを用いる従来技術に比較して製造コストを低減することができる。
また、本実施形態に係る電気コネクタ1は、連結片3aがシェル2内に樹脂を硬化した固定部材4により固定されている。これにより、内部導体3のうち比較的強度の弱い連結片3aの部分の強度を高めることができる。したがって、本実施形態に係る電気コネクタ1は、製造コストの安い簡易な構造の内部導体3としつつも、内部導体3の強度を低下させない。
また、本実施形態に係る電気コネクタ1では、第1の内部導体13、第2の内部導体23、及び連結片3aは、全体として、1枚の金属製板材から成形した一体成形品である。
この構成により、本実施形態の電気コネクタ1は、従来のように切削加工或いはダイキャストによらず、1枚の金属製板材の曲げ加工(プレス加工)等により製造可能であり、従来より製造コストを低減することができる。
また、本実施形態に係る電気コネクタ1は、シェル2の外周に設けられたフランジ6と、フランジ6の一面にシェル2を囲むよう形成された溝6cに収容されたOリング7とを備え、固定部材4はシェル2の筒内部の空間を気密又は液密に二分する構成である。この構成により、本実施形態に係る電気コネクタ1は、シェル2内で一方のコネクタ側から他方のコネクタ側に気体又は液体状態の水が浸入することを防止でき、また、フランジ6と該フランジ6が取付けられるパネル(リアケース30など)との隙間から気体又は液体状態の水が浸入することを防止できる。
また、本実施形態に係る電気コネクタ1では、第1の外部導体11の最大外径及び第1の絶縁部材12の最大外径が、シェル2の他端側の内部の最小内径以下となっている。この構成により、本実施形態の電気コネクタ1は、シェル2の一方の開口2i側(他端側)から全ての構成要素を組み付けることができる。このため、組み付け途中でシェル2をひっくり返す等の作業をする必要がないので、製造が容易になる。
(他の実施形態)
上記実施形態では、導体からなるシェル2が用いられているが、樹脂などからなる絶縁性のシェルを用いてもよい。この場合には、第1の外部導体11と第2の外部導体21とを電気的に接続するための導電性の接続部材を設けるか、或いは第1の外部導体11と第2の外部導体21とを一体物として構成してもよい。
以上説明したように、本発明は内部導体の強度を低下させることなく、製造コストの安い簡易な構造の内部導体を有するという効果を有し、電気コネクタの全般に有用である。
1 電気コネクタ
2 シェル
3 内部導体
3a 連結片
3b 板状凸片
4 固定部材
6 フランジ
7 Oリング(環状シール部材)
8 ロック部
10 第1のコネクタ
11 第1の外部導体
12 第1の絶縁部材
13 第1の内部導体
20 第2のコネクタ
21 第2の外部導体
22 第2の絶縁部材
23 第2の内部導体
30 リアケース
31 基板
32 相手コネクタ

Claims (4)

  1. 筒状のシェルの一端側に第1のコネクタが形成され、該シェルの他端側に第2のコネクタが形成された電気コネクタであって、
    前記第1のコネクタは、前記シェルの前記一端側の内部に設けられた筒状の第1の外部導体と、前記第1の外部導体の内側に第1の絶縁部材を介して前記第1の外部導体と同軸状に設けられた中空の第1の内部導体と、を備え、
    前記第2のコネクタは、前記シェルの前記他端側の内部に設けられ、かつ、前記第1の外部導体と電気的に接続された筒状の第2の外部導体と、前記第2の外部導体の内側に第2の絶縁部材を介して前記第2の外部導体と同軸状に設けられた中空の第2の内部導体と、を備え、
    前記第1の内部導体と前記第2の内部導体は、同軸状に位置するよう導電性の連結片により連結されており、前記連結片は前記シェル内に樹脂を硬化した固定部材により固定されていることを特徴とする電気コネクタ。
  2. 前記第1の内部導体、前記第2の内部導体、及び前記連結片は、全体として、1枚の金属製板材からなる一体成形品であることを特徴とする請求項1に記載の電気コネクタ。
  3. 前記シェルの外周に設けられたフランジと、前記フランジの一面に前記シェルを囲むよう形成された溝に収容されたシール部材とを備え、前記固定部材は前記シェルの筒内部の空間を気密又は液密に二分していることを特徴とする請求項1又は2に記載の電気コネクタ。
  4. 前記第1の外部導体の最大外径及び前記第1の絶縁部材の最大外径が、前記シェルの前記他端側の内部の最小内径以下であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の電気コネクタ。
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