JP2019040811A - 組電池 - Google Patents

組電池 Download PDF

Info

Publication number
JP2019040811A
JP2019040811A JP2017163638A JP2017163638A JP2019040811A JP 2019040811 A JP2019040811 A JP 2019040811A JP 2017163638 A JP2017163638 A JP 2017163638A JP 2017163638 A JP2017163638 A JP 2017163638A JP 2019040811 A JP2019040811 A JP 2019040811A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
case
battery
bus bar
assembled battery
battery cell
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2017163638A
Other languages
English (en)
Inventor
和孝 笹本
Kazutaka Sasamoto
和孝 笹本
律夫 鈴木
Ritsuo Suzuki
律夫 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Marelli Corp
Original Assignee
Calsonic Kansei Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Calsonic Kansei Corp filed Critical Calsonic Kansei Corp
Priority to JP2017163638A priority Critical patent/JP2019040811A/ja
Publication of JP2019040811A publication Critical patent/JP2019040811A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Battery Mounting, Suspending (AREA)
  • Connection Of Batteries Or Terminals (AREA)

Abstract

【課題】部材を追加することなくケースが変形しにくくされる組電池を提供する。【解決手段】組電池1は、扁平面を有する電池セル150と、電池セル150を収容し、扁平面に沿う上面を有するケースと、ケースの上面に設けられ、電池セル150の端子に電気的に接続するバスバ280とを備える。バスバ280は、ケースの上面の外側に向く変形を規制する。【選択図】図5

Description

本発明は、組電池に関する。
電池セルを収容するケースを備える組電池において、ケースは、電池セルの膨張によって変形しうる。ケースの変形を低減するために、拘束プレートが用いられることがある(例えば特許文献1参照)。
特開2014−13726号公報
拘束プレートは、電池パックの充放電の機能に直接関係する構成ではない。つまり、拘束プレートは、単なるコストアップ要因となりうる。
かかる観点に鑑みてなされた本発明の目的は、追加の部材なしでも変形しにくいケースを有する組電池を提供することにある。
上記課題を解決するために、第1の観点に係る組電池は、
扁平面を有する電池セルと、
前記電池セルを収容し、前記電池セルの扁平面に沿う上面を有するケースと、
前記ケースの上面に設けられ、前記電池セルの端子に電気的に接続するバスバと
を備え、
前記バスバは、前記ケースの上面の外側に向く変形を規制する。
第1の観点に係る組電池によれば、追加の部材なしでもケースが変形しにくくされうる。
一実施形態に係る組電池の外観斜視図である。 組電池の上部ケース及びガス排出管を外した状態を示す外観斜視図である。 図1の組電池に収容される電池セルの配置を示す図である。 図1の組電池の分解斜視図である。 図2の組電池の上面図である。 図5のA−A断面図である。 電池ケースの上面に設けられる銅バスバの構成例を示す斜視図である。 比較例に係る組電池の断面図である。
以下、本開示に係る一実施形態が、図面を参照して説明される。図面は、模式的なものである。図面上の寸法又は比率等は、現実のものとは必ずしも一致していない。各図面における各構成部の描写は、部分的に簡略化されることがある。
図1は、本発明の一実施形態に係る組電池100の外観斜視図である。図2は、組電池100の上部ケース300及びガス排出管600を外した状態を示す外観斜視図である。組電池100は、上部ケース300と、下部ケース110と、セルホルダ120と、BATケース500と、ガス排出管600とを備える。組電池100は、略直方体形状である。Y軸の正の方向に向く面は、組電池100の第1側面ともいう。Y軸の負の方向に向く面は、組電池100の第2側面ともいう。Z軸の正の方向に向く面は、組電池100の上面ともいう。上面の反対側に対応するZ軸の負の方向に向く面は、組電池100の底面ともいう。X軸の正の方向を向く面は、組電池100の前面ともいう。前面の反対側に対応するX軸の負の方向を向く面は、組電池100の背面ともいう。組電池100の各面の名称は、下部ケース110、セルホルダ120及びBATケース500の各面を示す名称として適用されうる。「下部」及び「上部」の記載は、構成を区別するための識別子である。本実施形態において、下部ケース110として示される構成は、上部ケース300として示される構成の下部に位置するものとするが、下部に限られず、上部又は側部等に位置してもよい。
下部ケース110と、セルホルダ120と、BATケース500とは、係合部材180によって、第1側面の側で互いに係合される。下部ケース110と、セルホルダ120と、BATケース500とは、係合部材180によって、第2側面の側でも互いに係合される。下部ケース110と、セルホルダ120と、BATケース500とが係合された部材は、電池ケースともいう。下部ケース110、セルホルダ120、BATケース500、及び電池ケースは、単にケースともいう。電池ケースは、第1ケースと第2ケースとを含みうる。この場合、第1ケース及び第2ケースはそれぞれ、下部ケース110、セルホルダ120及びBATケース500のいずれか1つであってよい。「第1」及び「第2」の記載は、構成を区別するための識別子である。電池ケースには、電池セル150(図3参照)が収容される。電池セル150は、例えば、リチウムイオン電池又はニッケル水素電池等の二次電池であってよい。
下部ケース110と、セルホルダ120と、BATケース500とは、例えば、PBT(Poly-Butylene Terephthalate)等の樹脂により構成されてよい。
上部ケース300は、上面と前面とが接続する辺の一部に、凹部301を有する。また上部ケース300は、上面と第1側面とが接続する辺の一部に、凹部302を有する。組電池100は、凹部301及び凹部302が設けられた位置に、それぞれ第1端子250及び第2端子260を備える。第1端子250の周囲を囲むようにパッキン270が配置される。同様に第2端子260の周囲を囲むようにパッキン270が配置される。パッキン270は、弾性を有する任意の部材により形成されるのが好適である。しかしながら、これに限定されず、パッキン270は、弾性を有さなくともよい。
上部ケース300は、第1側面に開口303を有する。組電池100は、開口303が設けられた位置に、コネクタ310を備える。
組電池100は、電池ケースの上面に、リレー221及び222を備えてよい。リレー221及び222は、互いに区別されなくてもよい場合、リレー220と総称される。リレー220は、下部ケース110の上に位置してよいし、下部ケース110の上とセルホルダ120の上とにまたがって位置してよい。リレー220の数は、2つに限られず、1つであってよいし、3つ以上であってよい。
組電池100は、電池セル150の端子に電気的に接続するバスバ160を備えてよい。バスバ160は、電池セル150の正極の側の端子と負極の側の端子とにそれぞれ接続してよい。組電池100は、電池ケースの上面に、銅バスバ281、282、283、284及び285を備えてよい。銅バスバ281、282、283、284及び285は、互いに区別されなくてもよい場合、銅バスバ280(図4参照)と総称される。組電池100が備える銅バスバ280の数は、5つに限られず、4つ以下であってよいし、6つ以上であってよい。
リレー221は、一端において、銅バスバ281を介してバスバ160に電気的に接続し、他端において、銅バスバ282を介して第1端子250に電気的に接続してよい。リレー222は、一端において銅バスバ283を介してバスバ160に電気的に接続し、他端において銅バスバ284とヒュージブルリンク240と銅バスバ285とを介して第2端子260に電気的に接続してよい。リレー221及びリレー222は、電池セル150を、電源システムにおける組電池100外の各構成要素と並列に接続する、又は、各構成要素から切断するスイッチング素子として機能する。
組電池100は、電池セル150の端子に、バスバ160を介して電気的に接続するセンサ基板230(図4参照)を備えてよい。センサ基板230は、適宜な方式で電池セル150を含む回路に流れる電流、又は、電池セル150を含む回路に印加される電圧を測定する。センサ基板230は、BMS(Battery Management System)を含んでよい。BMSは、電源システムの制御部に通信可能に接続され、リレー220の制御を行ってよい。
ヒュージブルリンク240は、ヒューズ本体と、ヒューズ本体を収容保持する絶縁樹脂製のハウジングと、ハウジングを覆う絶縁樹脂製のカバーとにより構成され、過電流が生じた場合に溶断する。
上部ケース300は、係合部材190によって、電池ケースと係合される。上部ケース300は、電池セル150、銅バスバ280、リレー220、センサ基板230及びヒュージブルリンク240を覆う。上部ケース300は、組電池100の内部の電子部品又は金属部分等の腐食及び短絡を防止しうる。上部ケース300は、例えば、PBT(Poly-Butylene Terephthalate)等の樹脂で構成されてよい。
本実施形態に係る組電池100は、内燃機関を備えた車両、又は内燃機関と電動機との双方の動力で走行可能なハイブリッド車両等の車両に搭載されて使用されると仮定する。組電池100は、例えば、車両の座席の下に搭載されてよい。組電池100は、例えば、車両のセンターコンソールに搭載されてよい。組電池100は、車両用に限られず、他の用途で用いられてよい。
図3は、組電池100に収容される電池セル150の配置を示す斜視図である。本実施形態に係る組電池100は、5個の電池セル150−1〜5を収容する。組電池100に収容される電池セル150の数量は、5つに限られない。組電池100に収容される電池セル150の数量は、電池セル150の最大出力又は車両等の被駆動機器が消費する電力等に応じて、適宜決定されうる。
電池セル150は、6つの面を有する略直方体形状である。電池セル150の6つの面のうち2つの面は、他の4つの面よりも大きい面積を有する。電池セル150の面のうち比較的面積の大きい2つの面は、扁平面ともいう。電池セル150は、扁平面がZ軸の正の方向及び負の方向に向くように配置される。言い換えれば、電池セル150は、扁平面が組電池100の上面及び底面に略平行となるように配置される。電池セル150の扁平面は、ケースの上面に沿うように配置されるともいえる。
本実施形態に係る組電池100において、電池セル150は、2段と3段とに分けてZ軸方向に積層される。2段に積層された電池セル150は、Y軸の正の方向の側に配置される。3段に積層された電池セル150は、Y軸の負の方向の側に配置される。電池セル150が積層される数量は、組電池100に収容される電池セル150の数量に応じて、適宜変更されうる。
電池セル150のX軸の正の方向の側の面は、キャップ面151ともいう。電池セル150は、キャップ面151が組電池100の前面の側に向くように配置される。電池セル150は、キャップ面151に、正極端子152と、負極端子153と、安全弁154とを備える。キャップ面151は、長辺と短辺とを有する略長方形状である。正極端子152及び負極端子153は、キャップ面151の長辺方向の両端付近に設けられる。正極端子152及び負極端子153は、電池セル150から電力を出力する電極である。正極端子152及び負極端子153をまとめて電極端子ともいう。
安全弁154は、正極端子152と負極端子153との間に設けられる。安全弁154は、電池セル150内部で発生するガスによって、電池セル150内部の圧力が所定圧力以上になった場合にガスを外部に排出するために開く。電池セル150内部の圧力は、電池セル150が経年劣化した場合、熱暴走した場合等に、所定圧力以上になりうる。所定圧力は、電池セル150の仕様に応じて、適宜定められうる。
図4は、図1に示す組電池100の分解斜視図である。電池モジュールは、以下のように組み立てられてよい。電池セル150は、絶縁シート155を挟んで3段と2段とに積層され、下部ケース110とセルホルダ120との間に収容される。下部ケース110とセルホルダ120とは、係合部材180によって係合される。下部ケース110とセルホルダ120の上面に、銅バスバ280と、リレー220と、ヒュージブルリンク240とが取り付けられる。電池セル150の電極端子に、バスバ160が取り付けられる。
電池モジュールの組み立てにおいて、電池セル150は、接着剤によってセルホルダ120に接着されてよい。接着剤は、電池セル150とセルホルダ120とを接着可能な任意の接着剤であってよい。接着剤は、例えばアクリル系接着剤、エポキシ系接着剤等であってよい。接着剤は、セルホルダ120に塗布されてよい。接着剤は、セルホルダ120の、電池セル150のキャップ面151に対向する部分に塗布されてよい。電池セル150は、セルホルダ120に接着剤が塗布された後に、セルホルダ120に挿入されてよい。
電池セル150とセルホルダ120とが接着された後、電池セル150の電極端子には、バスバ160が溶接されてよい。電極端子とバスバ160とが溶接される際、電極端子とバスバ160との位置関係には、高い精度が要求されることがある。この場合、電池セル150とセルホルダ120とを接着する接着剤の塗布位置の精度を高めることによって、電極端子とバスバ160との溶接が容易になりうる。また、電池セル150にバスバ160が溶接される前に電池セル150とセルホルダ120とが接着されることによって、電池モジュールの生産性が向上しうる。
図4に示されるように、組電池100は、前面側にガスカバー610を備える。ガスカバー610は、例えばPBT等の樹脂で構成されてよい。ガスカバー610は、電池セル150のキャップ面151との間にシール630を挟んで、安全弁154を覆うようにキャップ面151に取り付けられる。シール630は、例えば、EPDM(Ethylene-Propylene-Diene Monomer)等のゴムで構成されてよい。ガスカバー610は、嵌合構造又はねじ止め等の任意の機構によって、セルホルダ120に取り付けられてよい。
ガスカバー610は、電池セル150の電極端子が露出するセルホルダ120の露出面、すなわち前面に取り付けられ、電池セル150の安全弁154を封止する。ガスカバー610は、3段に積層された電池セル150−1〜3の安全弁154及び2段に積層された電池セル150−4〜5の安全弁154に共通して取り付けられる。ガスカバー610は、電池セル150の安全弁154から排出されるガスを内部に保持しうる。
ガスカバー610は、安全弁154から排出されるガスを通過させるガスダクト611を有する。ガスダクト611は、ガスカバー610から、組電池100の前面の側に突出する。ガスダクト611は、安全弁154から排出されるガスの排出方向に沿って突出してよい。例えば、図4に示されるように、ガスダクト611は、X軸正の方向に沿って直線状に突出してよい。しかしながら、これに限定されず、ガスダクト611は、組電池100の前面の側に突出する形状であれば、任意の形状であってよい。ガスダクト611は、ガスカバー610の上端部に設けられる。
ガスカバー610のガスダクト611は、ガスが漏洩しないようにガス排出管600に接続される。ガスダクト611の先端部612は、BATケース500の開口部510から前面側に突出する。ガスダクト611の先端部612が、ガス排出管600の端部から挿入され、ガスダクト611とガス排出管600とが密閉状態で連通する。これにより電池セル150−1〜5からガスカバー610に排出されたガスは、ガス排出管600に排出されうる。組電池100が車両に搭載される場合、ガス排出管600は、例えば車体の下部の外部空間にガスを排出する。
2段に積層された電池セル150−4〜5側のガスカバー610の最上部は、電池セル1つ分の余剰カバー領域を有してよい。ガスカバー610に対応するシール630は、余剰カバー領域に対応する余剰シール領域を有してよい。このようにすることで、2つのガスカバー610が同一形状とされうる。結果として、組電池100の製造における生産性が向上されうる。
図5は、図2に示される組電池100の上面図である。図6は、図5のA−A断面図である。電池セル150は、内部でのガスの発生等に応じた内部圧力の上昇によって、膨張しうる。電池セル150が膨張する場合、比較的広い扁平面は、側面より膨張しやすい。電池セル150の膨張によって、電池セル150の扁平面に沿う電池ケースの上面は、Z軸の正の方向に力を受け、Z軸の正の方向に変形しうる。銅バスバ280は、電池ケースの上面に位置することによって、電池セル150から受ける力による電池ケースの上面の外側に向く変形を規制しうる。
リレー220は、リレー締結部360で電池ケースに締結される。リレー220の端子と銅バスバ280とが接続する部分は、リレー締結部360であってよい。つまり、銅バスバ280の一端は、リレー締結部360で電池ケースに締結されてよい。
銅バスバ281は、バスバ160と接続する部分で電池ケースに締結されてよい。銅バスバ282は、第1端子250と接続する部分で電池ケースに締結されてよい。銅バスバ283は、バスバ160と接続する部分で電池ケースに締結されてよい。銅バスバ284は、ヒュージブルリンク240と接続する部分で電池ケースに締結されてよい。銅バスバ285は、ヒュージブルリンク240及び第2端子260と接続する部分で電池ケースに締結されてよい。銅バスバ280が電池ケースに締結される部分は、バスバ締結部350ともいう。銅バスバ280は、一端においてリレー締結部360で電池ケースに締結され、他端においてバスバ締結部350で電池ケースに締結されてよい。リレー締結部360とバスバ締結部350とは、締結部と総称される。言い換えれば、銅バスバ280は、少なくとも2つの締結部で電池ケースに締結されてよい。
銅バスバ281は、締結部と異なる位置で電池ケースの上面に接触する接触部281aを有してよい。銅バスバ282、283、284及び285はそれぞれ、電池ケースの上面に接触する接触部282a、283a、284a及び285aを有してよい。接触部281a、282a、283a、284a及び285aは、接触部280aと総称される。言い換えれば、銅バスバ280は、電池ケースの上面に接触する接触部280aを有してよい。銅バスバ280は、締結部とは異なる位置に接触部280aを有し、接触部280aで電池ケースの上面に接触してよい。このようにすることで、銅バスバ280は、接触部280aで、電池ケースの上面のZ軸の正の方向への変位を規制しうる。言い換えれば、銅バスバ280は、接触部280aで、電池ケースの上面の外側に向く方向への変位を規制しうる。結果として、電池セル150が膨張したときの電池ケースの変形が低減されうる。
接触部280aは、電池セル150が膨張していない状態で、電池ケースの上面と所定の間隔をあけて位置してよい。所定の間隔は、適宜設定されてよい。この場合、接触部280aは、電池セル150の膨張による電池ケースの上面の変位が所定の間隔に対応する大きさになった場合に電池ケースの上面に接触しうる。このようにすることで、銅バスバ280は、組電池100の組み立て時において、電池ケースに接触しないように構成されうる。結果として、銅バスバ280又は電池ケースの寸法に要求される精度が緩和されうるとともに、組電池100の組み立てが容易になりうる。
図5及び図6に示されるように、銅バスバ281は、X軸方向に延在する途中でZ軸方向に屈曲する屈曲部281cを有する。接触部281aは、銅バスバ281の屈曲部281cの近くに設けられてよい。銅バスバ282は、銅バスバ281の屈曲部281cと同一又は類似に、Z軸方向に屈曲する屈曲部282c(図5参照)を有してよい。屈曲部281c及び282cは、屈曲部280cと総称される。言い換えれば、銅バスバ280は、延在する方向に交差する方向に屈曲部280cを有し、屈曲部280cの近くに接触部280aを有してよい。このようにすることで、銅バスバ280は、Z軸方向に加わる力に対して変形しにくくなりうる。結果として、電池セル150が膨張したときの電池ケースの変形が低減されうる。
例えば、銅バスバ282は、電池ケースの上面において、電池セル150の扁平面の端部の近くに設けられるリレー締結部360とバスバ締結部350とで締結される。銅バスバ282の締結部は、電池ケースの上面において、接触部282aよりも、電池セル150の扁平面の端部の近くに位置する。つまり、銅バスバ280の締結部は、電池ケースの上面において、接触部280aよりも電池セル150の扁平面の端部の近くに設けられてよい。このようにすることで、銅バスバ280は、電池セル150が比較的膨張しにくい部分で電池ケースに締結される。結果として、電池セル150が膨張したときの電池ケースの変形が低減されうる。
銅バスバ282は、電池ケースの上面において、電池セル150の扁平面の対向する辺の近くに設けられるリレー締結部360とバスバ締結部350とで電池ケースの上面に締結されるといえる。つまり、銅バスバ280の各締結部は、電池ケースの上面において、接触部280aよりも電池セル150の扁平面の対向する各辺の近くに設けられてよい。この場合、銅バスバ280は、電池ケースの上面において、比較的変位しやすい中央をまたいで、比較的変位しにくい端部に近い位置に締結されうる。また、接触部280aは、各締結部の間に設けられてよい。このようにすることで、銅バスバ280は、接触部280aで、電池ケースの上面を効果的に押さえることができる。結果として、電池セル150が膨張したときの電池ケースの変形が低減されうる。
銅バスバ282の接触部282aは、電池ケースの上面において、電池セル150の扁平面の中央付近に位置する。つまり、銅バスバ282の接触部282aは、電池ケースの上面において、電池セル150の扁平面の中央の近くに設けられてよい。このようにすることで、接触部282aは、電池セル150が比較的大きく膨張する部分について、電池ケースの外側への変位を規制しうる。結果として、電池セル150が膨張したときの電池ケースの変形が低減されうる。
リレー締結部360の少なくとも1つは、電池ケースの上面において、電池セル150の扁平面の中央付近に設けられてよい。リレー220は、本実施形態に係る電池ケースの上面に載置される他の部品よりも重く、少なくとも一部で、電池ケースの上面に接触してよい。このようにすることで、リレー220は、その重みによって、電池ケースの上面の外側への変位を規制しうる。結果として、電池セル150が膨張したときの電池ケースの変形が低減されうる。リレー220(リレー221又はリレー222)は、図5に示されるように、電池セル150の扁平面の中心150aを通るように設けられてよい。このように設けられるリレー220は、電池セル150の扁平面の端部の近傍に設けられる場合と比べて、電池ケースの上面をより効果的に押さえうる。リレー220が銅バスバ280とともに電池ケースの上面を押さえることで、電池セル150の膨張による電池ケースの上面の外側への変位が一層確実に規制されうる。
図7は、電池ケースの上面に設けられる銅バスバ280の構成例を示す斜視図である。銅バスバ280は、下部ケース110に設けられたバスバ締結部350と、BATケース500に設けられたバスバ締結部350とで電池ケースの上面に締結されてよい。銅バスバ280は、下部ケース110とセルホルダ120とが接続するケース接続部110a、又は、BATケース500とセルホルダ120とが接続するケース接続部500aに対して、交差する方向に延在してよい。言い換えれば、銅バスバ280は、第1ケースと第2ケースとが接続する辺に対して交差する方向に延在してよい。このようにすることで、ケース間の接続部において、各ケースの上面のZ方向の変位のずれが低減されうる。結果として、電池セル150が膨張したときの電池ケースの変形が低減されうる。
銅バスバ280は、長手方向に沿ってZ軸の正の方向に突出するリブ280bを有してよい。リブ280bは、Z軸の負の方向に突出してもよい。リブ280bは、銅バスバ280の短手方向の両端がZ軸の正又は負の方向に所定の角度で曲がるように構成されてよい。銅バスバ280は、長手方向の両端の近くで、バスバ締結部350によって電池ケースに締結されてよい。銅バスバ280は、電池ケースからZ軸の正の方向に向く力を受ける場合、リブ280bを有することによって変形しにくい。結果として、電池セル150が膨張したときの電池ケースの変形が低減されうる。
図8は、比較例に係る組電池900の断面図である。組電池900は、Z軸方向に3段に積層された電池セル150と、電池セル150を収容する下部ケース110とを備える。組電池900は、下部ケース110のZ軸の正及び負の方向を向く面に、拘束プレート910を備える。拘束プレート910は、拘束プレート締結部材920で互いに締結される。拘束プレート910は、下部ケース110のZ軸の正及び負の方向を向く面のZ軸方向の変位を規制しうる。つまり、比較例に係る組電池900は、拘束プレート910によって、電池ケースのZ軸方向の変位を規制しうる。
一方、本実施形態に係る組電池100は、銅バスバ280が電池ケースのZ軸方向の変位を規制しうる。銅バスバ280は、リレー220とバスバ160との間等を電気的に接続するために必要とされる部材である。つまり、本実施形態において、組電池100の機能に必要な部材が電池ケースのZ軸方向の変位を規制する機能を兼ねうる。拘束プレート910のような、ケースの変位を規制するための新たな部材が必要とされずに、電池セル150が膨張したときの電池ケースの変形が低減されうる。結果として、コストが低減されうるとともに、組電池100の外形寸法が低減されうる。
本開示に係る一実施形態について、諸図面及び実施例に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形又は修正を行うことが容易であることに注意されたい。従って、これらの変形又は修正は本開示の範囲に含まれることに留意されたい。例えば、各手段に含まれる機能等は論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の手段等を1つに組み合わせたり、あるいは分割したりすることが可能である。
100 組電池
110 下部ケース
110a ケース接続部
120 セルホルダ
150 電池セル
150a 扁平面の中心
151 キャップ面
152 正極端子
153 負極端子
154 安全弁
155 絶縁シート
160 バスバ
180、190 係合部材
220(221、222) リレー
230 センサ基板
240 ヒュージブルリンク
250 第1端子
260 第2端子
270 パッキン
280(281、282、283、284、285) 銅バスバ
280a(281a、282a、283a、284a、285a) 接触部
280b リブ
280c(281c、282c) 屈曲部
300 上部ケース
301、302 凹部
303 開口
310 コネクタ
350 バスバ締結部
360 リレー締結部
500 BATケース
500a ケース接続部
600 ガス排出管
610 ガスカバー
611 ガスダクト
612 先端部
630 シール

Claims (10)

  1. 扁平面を有する電池セルと、
    前記電池セルを収容し、前記電池セルの扁平面に沿う上面を有するケースと、
    前記ケースの上面に設けられ、前記電池セルの端子に電気的に接続するバスバと
    を備え、
    前記バスバは、前記ケースの上面の外側に向く変形を規制する、組電池。
  2. 前記バスバは、締結部で前記ケースに締結され、前記締結部と異なる位置に接触部を有し、前記接触部で前記ケースの上面に接触する、請求項1に記載の組電池。
  3. 前記締結部は、前記ケースの上面において、前記接触部よりも前記扁平面の端部の近くに設けられる、請求項2に記載の組電池。
  4. 前記締結部は、少なくとも2つ設けられ、
    少なくとも2つの前記締結部はそれぞれ、前記ケースの上面において、前記接触部よりも前記扁平面の対向する辺の近くに設けられる、請求項2又は3に記載の組電池。
  5. 前記接触部は、少なくとも2つの前記締結部の間に設けられる、請求項4に記載の組電池。
  6. 前記接触部は、前記ケースの上面において、前記扁平面の中央の近くに設けられる、請求項2乃至5のいずれか一項に記載の組電池。
  7. 前記ケースは、第1ケースと第2ケースとを含み、
    前記バスバは、前記第1ケースと前記第2ケースとが接続する辺に対して交差する方向に延在する、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の組電池。
  8. 前記バスバは、長手方向に沿うリブを有する、請求項1乃至7のいずれか一項に記載の組電池。
  9. 前記ケースの上面にリレーをさらに備え、
    前記リレーは、前記ケースの上面の外側に向く変形を規制する、請求項1乃至8のいずれか一項に記載の組電池。
  10. 前記リレーは、前記ケースの上面において、前記扁平面の中心を通るように設けられる、請求項9に記載の組電池。
JP2017163638A 2017-08-28 2017-08-28 組電池 Pending JP2019040811A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017163638A JP2019040811A (ja) 2017-08-28 2017-08-28 組電池

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017163638A JP2019040811A (ja) 2017-08-28 2017-08-28 組電池

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2019040811A true JP2019040811A (ja) 2019-03-14

Family

ID=65725759

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017163638A Pending JP2019040811A (ja) 2017-08-28 2017-08-28 組電池

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2019040811A (ja)

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012131837A1 (ja) * 2011-03-25 2012-10-04 日立ビークルエナジー株式会社 電池ブロック及び電源装置
JP2014013726A (ja) * 2012-07-05 2014-01-23 Denso Corp 電池ユニット
JP2014022098A (ja) * 2012-07-13 2014-02-03 Mitsubishi Motors Corp 電池パック
JP2017010778A (ja) * 2015-06-22 2017-01-12 カルソニックカンセイ株式会社 組電池及び電源装置
JP2017130282A (ja) * 2016-01-18 2017-07-27 カルソニックカンセイ株式会社 組電池及び電源装置
JP2018101498A (ja) * 2016-12-19 2018-06-28 カルソニックカンセイ株式会社 組電池
JP2019040812A (ja) * 2017-08-28 2019-03-14 カルソニックカンセイ株式会社 組電池

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012131837A1 (ja) * 2011-03-25 2012-10-04 日立ビークルエナジー株式会社 電池ブロック及び電源装置
JP2014013726A (ja) * 2012-07-05 2014-01-23 Denso Corp 電池ユニット
JP2014022098A (ja) * 2012-07-13 2014-02-03 Mitsubishi Motors Corp 電池パック
JP2017010778A (ja) * 2015-06-22 2017-01-12 カルソニックカンセイ株式会社 組電池及び電源装置
JP2017130282A (ja) * 2016-01-18 2017-07-27 カルソニックカンセイ株式会社 組電池及び電源装置
JP2018101498A (ja) * 2016-12-19 2018-06-28 カルソニックカンセイ株式会社 組電池
JP2019040812A (ja) * 2017-08-28 2019-03-14 カルソニックカンセイ株式会社 組電池

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2009164085A (ja) 電池モジュール
JP6400808B1 (ja) 組電池
JP2019003843A (ja) 蓄電装置
JP2018006276A (ja) 組電池及び電源装置
JP2013110039A (ja) 組電池
JP6715942B2 (ja) 電池モジュール、及び電池パック
JP2018101502A (ja) 組電池
JP6307144B1 (ja) 組電池
KR101783333B1 (ko) 모듈용 단자
WO2018143079A1 (ja) 組電池
WO2018070334A1 (ja) 電池ユニット
JP2018125255A (ja) 組電池
JP2018125182A (ja) 組電池
JP6285003B1 (ja) 組電池
JP2017130282A (ja) 組電池及び電源装置
JP2019040812A (ja) 組電池
JP2019040811A (ja) 組電池
JP2018125251A (ja) 組電池
JP2018101494A (ja) 組電池
JP2018101496A (ja) 組電池
US10938014B2 (en) Battery wiring module
JP2017130287A (ja) 組電池
JP6324480B1 (ja) 組電池
JP7289862B2 (ja) 蓄電パック
JP2018101492A (ja) 組電池

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200727

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210514

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210525

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20211116