JP2019040162A - カラオケシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】カラオケ店舗近傍の通行人に対し、カラオケ店舗への来店を効果的に促すことが可能なカラオケシステムを提供する。【解決手段】店頭端末は、顔画像を分析して顔特徴データを抽出し、サーバ装置に送信する抽出処理部、歌唱動画データに基づく歌唱動画を表示させる表示処理部を有し、サーバ装置は、通行人の顔特徴データを記憶された顔特徴データと比較することにより、当該通行人に対応する利用者IDが記憶されているかどうかを判定する第1の判定部、通行人に対応する利用者IDが記憶されていると判定された場合、当該通行人の利用者IDに対し、当該通行人がアップロードした歌唱動画データが紐付けられているかどうかを判定する第2の判定部、通行人の利用者IDに歌唱動画データが紐付けられていると判定された場合、当該歌唱動画データを、通行人の顔特徴データを送信した店頭端末に送信するデータ送信部、を有するカラオケシステム。【選択図】図4A

Description

本発明はカラオケシステムに関する。
カラオケ装置の利用を促進するために、利用者をカラオケ店舗に誘引する技術が検討されている。たとえば、特許文献1には、カラオケ装置にログインした顧客と同じグループに属する非ログイン顧客(カラオケ装置にログインしていない顧客。すなわち、カラオケ歌唱を行っていない顧客)をデータベースから抽出し、ログインした顧客が来店中である旨のメッセージを、同様にデータベースから特定された非ログイン顧客のお気に入りの接客スタッフの名前で送信するという技術が開示されている。
また、カラオケ装置を利用してカラオケ歌唱を行う場合、利用者はリモコン装置等を介してカラオケ歌唱したい楽曲を選曲する。しかし、利用者によっては、歌唱する楽曲がなかなか決まらない場合がありうる。このような問題を解決するため、業務用通信カラオケにおいては、利用者の歌唱履歴や利用者情報に基づいて利用者に最適な楽曲を推奨(リコメンド)するサービスが普及している。
たとえば、特許文献2には、カラオケ装置にログインした複数の利用者の属性情報に基づいて、利用者のグループが特によく知っており馴染み深い楽曲をカラオケ演奏楽曲としてリコメンドする技術が開示されている。
特開2009−205113号公報 特開2006−178246号公報
ここで、特許文献1のようにログインした顧客が来店中である旨のメッセージを送信するだけでは、利用者に対する訴求力が弱く、利用者のカラオケ歌唱に対する関心を高めることは困難である。また、特許文献2の技術は、そもそもカラオケ店舗に来店していない利用者に対しては効果を発揮できない。
本発明の目的は、カラオケ店舗近傍の通行人に対し、カラオケ店舗への来店を効果的に促すことが可能なカラオケシステムを提供することにある。
上記目的を達成するための主たる発明は、カラオケ端末を備えるカラオケ店舗に設置された店頭端末、及びサーバ装置を有するカラオケシステムであって、前記店頭端末は、撮影部で取得した前記カラオケ店舗近傍の映像から通行人の顔画像を分析して顔特徴データを抽出し、前記サーバ装置に送信する抽出処理部を有し、前記サーバ装置は、少なくともカラオケ端末の利用者の顔特徴データを、利用者IDに紐付けて記憶する利用者情報記憶部と、抽出されたある通行人の前記顔特徴データを前記利用者情報記憶部に記憶された顔特徴データと比較することにより、当該ある通行人に対応する前記利用者IDが前記利用者情報記憶部に記憶されているかどうかを判定する第1の判定部と、前記ある通行人に対応する利用者IDが記憶されていると判定された場合、当該ある通行人の利用者IDに対し、当該ある通行人が前記サーバ装置にアップロードした歌唱動画データが紐付けられているかどうかを判定する第2の判定部と、前記ある通行人の利用者IDに歌唱動画データが紐付けられていると判定された場合、所定の基準に基づいて当該歌唱動画データを読み出し、前記ある通行人の顔特徴データを送信した前記店頭端末に送信するデータ送信部と、を有し、前記店頭端末は、前記サーバ装置から送信された前記歌唱動画データに基づく歌唱動画を提示部に表示させる表示処理部を有するカラオケシステムである。
本発明の他の特徴については、後述する明細書及び図面の記載により明らかにする。
本発明によれば、カラオケ店舗近傍の通行人に対し、カラオケ店舗への来店を効果的に促すことができる。
第1実施形態に係るカラオケシステムの概略を示す図である。 第1実施形態に係る店頭端末のハードウェア構成例を示す図である。 第1実施形態に係るサーバ装置のハードウェア構成例を示す図である。 第1実施形態に係るカラオケシステムの処理を示すフローチャートである。 第1実施形態に係るカラオケシステムの処理を示すフローチャートである。 第2実施形態に係るサーバ装置のハードウェア構成例を示す図である。
<第1実施形態>
図1〜図4Bを参照して、第1実施形態に係るカラオケシステム1について説明する。
==カラオケシステム==
図1に示すように、カラオケシステム1は、店頭端末F、及びサーバ装置Sを備える。店頭端末Fは、カラオケ端末Kを備えるカラオケ店舗Lに設置される。カラオケ店舗Lには、少なくとも1台のカラオケ端末Kが備えられている。店頭端末F及びカラオケ端末Kは、それぞれネットワークNを介してサーバ装置Sと通信可能となっている。ネットワークNは、たとえば公衆電話回線網やインターネット回線等の伝送路である。
==店頭端末==
店頭端末Fは、カラオケ店舗L近傍を通行する通行人の顔を撮影したり、歌唱動画(後述)等を通行人に提示する。図2に示すように、店頭端末Fは、記憶部10、通信部11、撮影部12、提示部13、制御部14、及び操作部15を備える。
[記憶部、通信部]
記憶部10は、各種のデータを記憶する大容量の記憶装置である。通信部11は、店頭端末Fとサーバ装置Sとを接続するためのインターフェースを提供する。
[撮影部]
撮影部12は、カラオケ店舗L近傍の映像を取得する。撮影部12は、たとえば、カラオケ店舗Lの外壁に設置されたカメラである。撮影部12の撮影範囲は、たとえば、カラオケ店舗Lの入り口から左側20メートルの歩道上の空間等、通行人が通りやすい場所に応じて任意の範囲を設定することができる。撮影部12は、取得したカラオケ店舗L近傍の映像を制御部14に出力する。
[提示部]
提示部13は、通行人に対して各種情報を提示するためのディスプレイやスピーカである。提示部13は、たとえば、カラオケ店舗Lの外壁に設置されたスピーカや、デジタルサイネージ装置、或いはカラオケ店舗L内に設置され、店舗外から視認可能な表示装置である。本実施形態に係る提示部13は、サーバ装置Sから送信された歌唱動画データに基づく歌唱動画を提示したり、リコメンド楽曲のカラオケ演奏音を放音する(詳細は後述)。
[制御部、操作部]
制御部14は、店頭端末Fにおける各種の制御を行う。制御部14は、CPUおよびメモリ(いずれも図示無し)を備える。CPUは、メモリに記憶されたプログラムを実行することにより各種の機能を実現する。制御部14は、たとえば、カラオケ店舗Lのカウンターに設置されたパーソナルコンピュータに組み込まれている。操作部15は、店頭端末Fに対して各種入力を行うための構成である。操作部15は、たとえばパーソナルコンピュータのキーボードである。
ここで、本実施形態においては、CPUがメモリに記憶されるプログラムを実行することにより、制御部14は、抽出処理部14a、表示処理部14b、及び演奏処理部14cとして機能する。
(抽出処理部)
抽出処理部14aは、撮影部12で取得したカラオケ店舗L近傍の映像から通行人の顔画像を分析して顔特徴データを抽出し、サーバ装置Sに送信する。顔特徴データの抽出は公知の手法を利用することができる。たとえば、撮影部12が撮影したカラオケ店舗L近傍の映像の中に通行人Xの顔画像が含まれていたとする。この場合、抽出処理部14aは、当該映像の中から顔画像を認識し、当該顔画像を分析することで複数の特徴点を求め、それらを通行人Xの顔特徴データとする。抽出部14aは、抽出した顔特徴データをサーバ装置Sに送信する。通行人Xは、「ある通行人」の一例である。なお、カラオケ店舗L近傍の映像の中に複数の通行人の顔画像が含まれている場合、抽出処理部14aは、各通行人の顔画像を順次認識し、それぞれの顔特徴データを抽出する。
(表示処理部)
表示処理部14bは、店頭端末Fにおける各種表示処理を行う。たとえば、表示処理部14bは、サーバ装置Sから歌唱動画データを受信した場合、提示部13に当該歌唱動画データに基づく歌唱動画を表示させる。
(演奏処理部)
演奏処理部14cは、店頭端末Fにおける各種演奏処理を行う。たとえば、演奏処理部14cは、サーバ装置Sから送信された楽曲データに基づくカラオケ演奏音を提示部13から放音させる。具体的に、演奏処理部14cは、サーバ装置Sからある楽曲の楽曲IDを受信すると、当該楽曲IDに対応する楽曲データをサーバ装置Sに要求する(或いは記憶部10から読み出す)。サーバ装置Sは、当該楽曲IDに対応する楽曲データを読み出し、演奏処理部14cに送信する。演奏処理部14cは、当該楽曲データに基づいてカラオケ演奏音を生成し、提示部13を介して放音させる。
==サーバ装置==
サーバ装置Sは、店頭端末Fやカラオケ端末Kに関する各種情報を管理したり、店頭端末Fから送信される情報処理を行うコンピュータである。図3はサーバ装置Sのハードウェア構成例を示す図である。サーバ装置Sは、記憶部20、通信部30及び制御部40を備える。
[記憶部]
記憶部20は、各種のデータを記憶する大容量の記憶装置である。本実施形態において、記憶部20の記憶領域の一部は、利用者情報記憶部20a及び楽曲情報記憶部20bとして機能する。
(利用者情報記憶部)
利用者情報記憶部20aは、カラオケ端末Kを利用してカラオケ歌唱を行ったことがある利用者それぞれについての各種情報を、利用者固有の識別子(利用者ID)に紐付けて記憶する。
利用者情報記憶部20aは、少なくとも、カラオケ端末Kの利用者の顔特徴データを、利用者IDに紐付けて記憶する。
顔特徴データは、利用者の顔をカラオケ端末Kに備えられたカメラや利用者が所有する携帯端末等で撮影した顔画像データから抽出されたデータである。顔画像データから顔特徴データを抽出する処理は、抽出処理部14aと同様の手法を用いることができる。この処理は、たとえば、カラオケ端末Kにより行われる。
また、利用者情報記憶部20aは、歌唱動画データ、グループ利用者情報、及び歌唱履歴を利用者IDに紐付けて記憶している。
歌唱動画データは、カラオケルーム内に備えられたカメラにより、ある利用者がカラオケ歌唱を行う姿を撮影した撮影データの中から、当該利用者が公開を希望したものである。歌唱動画データは、利用者がサーバ装置Sにアップロードの指示を行うことにより公開される。歌唱動画データには、利用者の歌唱する姿を記録した映像データ、利用者の歌唱音声をカラオケ演奏音と共に記録した音声データ、及び撮影日時や撮影場所等に関する属性データが含まれている。グループ利用者情報は、一の利用者IDに対して紐付けられた他の利用者IDである。利用者は、カラオケ端末K等を介し、たとえば仲の良い友人の利用者IDをグループ利用者情報として登録することができる。歌唱履歴は、利用者が過去に行ったカラオケ歌唱に関する情報である。歌唱履歴は、たとえば、歌唱した楽曲名、歌唱日時、歌唱したカラオケ店舗名(使用したカラオケ端末の端末ID)、歌唱の採点結果等が含まれている。
なお、本実施形態において、全ての利用者IDに対し、これらのデータ等が必ず紐付けられているわけでは無い。たとえば、利用者IDによっては、歌唱動画データやグループ利用者情報が紐付けられていない場合もありうる。
(楽曲情報記憶部)
楽曲情報記憶部20bは、サーバ装置Sからカラオケ端末Kに配信する楽曲データを楽曲IDと紐付けて記憶する。楽曲データは、伴奏データ、リファレンスデータ、ガイドメロディデータ、ガイドボーカルデータ等を含む。サーバ装置Sからカラオケ端末Kに対して楽曲データを配信することにより、カラオケ端末Kにおいて対応する楽曲のカラオケ演奏が可能となる。なお、楽曲情報記憶部20bは、カラオケ端末Kに配信する楽曲情報として、各楽曲に対応する歌詞テロップを表示させるための歌詞テロップデータ、カラオケ演奏時に表示される背景画像等の背景画像データ、及び楽曲の属性情報(歌手名、作詞・作曲者名、ジャンル等)を記憶していてもよい。
[通信部]
通信部30は、サーバ装置Sと、店頭端末F及びカラオケ端末Kとを接続するためのインターフェースを提供する。
[制御部]
制御部40は、サーバ装置Sにおける各種の制御を行う。制御部40はCPUおよびメモリ(いずれも図示無し)を備える。CPUは、メモリに記憶されたプログラムを実行することにより各種の機能を実現する。本実施形態においては、CPUがメモリに記憶されるプログラムを実行することにより、制御部40は、第1の判定部40a、第2の判定部40b、及びデータ送信部40cとして機能する。
(第1の判定部)
第1の判定部40aは、抽出されたある通行人の顔特徴データを利用者情報記憶部20aに記憶された顔特徴データと比較することにより、当該ある通行人に対応する利用者IDが利用者情報記憶部20aに記憶されているかどうかを判定する。
具体例として、抽出処理部14aから、通行人Xの顔特徴データが送信された場合について述べる。第1の判定部40aは、通行人Xの顔特徴データと、利用者情報記憶部20aに記憶されている複数の利用者の顔特徴データとの照合を行い、一致(或いは類似)する顔特徴データがあるかどうかを判定する。
たとえば、同一の顔特徴データが利用者情報記憶部20aに記憶されている場合、通行人Xは、いずれかのカラオケ店舗において顔特徴データを登録した者であり、当該顔特徴データは特定の利用者IDと紐付けられている。従って、第1の判定部40aは、通行人Xに対応する利用者IDが利用者情報記憶部20aに記憶されていると判定することができる。第1の判定部40aは、その判定結果を第2の判定部40bに出力する。一方、同一の顔特徴データが利用者情報記憶部20aに記憶されていない場合、通行人Xは、いずれのカラオケ店舗においても顔特徴データを登録していない。すなわち、利用者IDと紐付けられた顔特徴データは存在しない。この場合、第1の判定部40aは、通行人Xに対応する利用者IDが利用者情報記憶部20aに記憶されていないと判定し、他の通行人の顔特徴データを受信するまで待機状態となる。
更に、本実施形態においては、通行人Xに対応する利用者IDが利用者情報記憶部20aに記憶されていると判定した場合、第1の判定部40aは、通行人Xの利用者IDを通行人Xの顔特徴データを送信した店頭端末Fに送信する。
この場合、抽出処理部14aは、通行人Xが撮影部12に対して所定距離まで接近したと判断した場合には、サーバ装置Sに対して歌唱動画データ等のストリーミング送信を開始するよう指示する。一方、抽出処理部14aは、通行人Xが撮影部12に対して所定距離よりも離れた場合や、撮影部12の撮影範囲から外れた(通行人Xの顔特徴データの抽出が出来なくなった)と判断した場合には、サーバ装置Sに対して歌唱動画データ等のストリーミング送信を停止するよう指示する。歌唱動画データ等の送信の具体例については後述する。
(第2の判定部)
第2の判定部40bは、第1の判定部40aにより、ある通行人に対応する利用者IDが記憶されていると判定された場合、当該ある通行人の利用者IDに対し、歌唱動画データが紐付けられているかどうかを判定する。
たとえば、上記例において、第1の判定部40aから通行人Xに対応する利用者IDが記憶されているという判定結果が出力されたとする。この場合、第2の判定部40bは、利用者情報記憶部20aを参照し、通行人Xの利用者IDに歌唱動画データが紐付けられているかどうかを判定する。この判定は、通行人Xの利用者IDに対し、通行人Xがサーバ装置Sにアップロードした歌唱動画データが紐付けられているか否かにより行う。第2の判定部40bは、判定結果をデータ送信部40cに出力する。
なお、第2の判定部40bは、ある通行人の利用者IDに歌唱動画データが紐付けられていないと判定した場合、当該ある通行人の利用者IDに紐付けられたグループ利用者情報に含まれる他の利用者IDに歌唱動画データが紐付けられているかどうかを判定してもよい。
たとえば、上記例において、通行人Xの利用者IDに歌唱動画データが紐付けられていないと判定されたとする。この場合、第2の判定部40bは、利用者情報記憶部20aを参照し、通行人Xの利用者IDにグループ利用者情報が紐付けられているかどうかを確認する。ここで、通行人Xの利用者IDにグループ利用者情報が紐付けられている場合、第2の判定部40bは、グループ利用者情報に含まれる他の利用者Yの利用者IDの利用者情報を確認し、利用者Yの利用者IDに利用者Yがサーバ装置Sにアップロードした歌唱動画データが紐付けられているかどうかを判定する。第2の判定部40bは、この判定結果をデータ送信部40cに出力することでもよい。
(データ送信部)
データ送信部40cは、ある通行人の利用者IDに歌唱動画データが紐付けられていると判定された場合、所定の基準に基づいて当該歌唱動画データを読み出し、ある通行人の顔特徴データを送信した店頭端末に送信する。
所定の基準は、店頭端末Fに送信する歌唱動画データを読み出すための条件である。たとえば、ある通行人の利用者IDに複数の歌唱動画データが紐付けられている場合がある。この場合、所定の基準は、複数の歌唱動画データの中から、一の歌唱動画データを特定するために利用される。所定の基準は、たとえば、「最新(最古)の歌唱動画データ」、「現在時刻に近い時間帯の歌唱動画データ」、「顔特徴データを送信した店頭端末が設置されたカラオケ店舗で撮影された歌唱動画データ」のように、歌唱動画の撮影時間や撮影場所に関する条件を用いることができる。なお、歌唱動画データが複数ある場合に、それらを順次読み出して送信することでもよい。所定の基準は、予めサーバ装置S側で設定したものを用いてもよいし、サーバ装置S側で複数の基準を準備しておき、店頭端末Fからの指示入力に応じた基準を選択して用いることでもよい。
たとえば、上記例において、通行人Xの利用者IDに撮影時刻の異なる歌唱動画データD1、D2(歌唱動画データD1の方が最新)が紐付けられていると判定されたとする。また、所定の基準として「最新の歌唱動画データ」が設定されているとする。
この場合、データ送信部40cは、所定の基準に基づいて歌唱動画データD1を利用者情報記憶部20aから読み出し、通行人Xの顔特徴データを送信した店頭端末Fに送信する。
一方、第2の判定部40bから、ある通行人の利用者IDに歌唱動画データが紐付けられていないという判定結果が得られる場合もある。この場合であっても、第2の判定部40bから、当該ある通行人の利用者IDに紐付けられたグループ利用者情報に含まれる他の利用者IDに歌唱動画データが紐付けられているという判定結果が得られた場合、データ送信部40cは、所定の基準に基づいて当該歌唱動画データを読み出し、ある通行人の顔特徴データを送信した店頭端末Fに送信することもできる。
たとえば、上記例において、通行人Xの利用者IDに歌唱動画データが紐付けられていないが、当該利用者IDに紐付けられているグループ利用者情報に含まれる利用者Yの利用者IDに歌唱動画データD3が紐付けられているという判定結果が得られたとする。
この場合、データ送信部40cは、所定の基準に基づいて歌唱動画データD3を利用者情報記憶部20aから読み出し、通行人Xの顔特徴データを送信した店頭端末Fに送信する。なお、一の利用者IDに対し、他の利用者IDが複数紐付けられている場合がありうる。この際の所定の基準としては、上記所定の基準以外に、たとえば「歌唱動画数の多い楽曲の歌唱動画データ」、「歌唱動画データが最も多く紐付けられた利用者ID且つ、その中で最新の歌唱動画データ」といった基準を用いることができる。
また、第2の判定部40bから、ある通行人の利用者IDに歌唱動画データが紐付けられていないという判定結果だけでなく、当該ある通行人の利用者IDに紐付けられたグループ利用者情報に含まれる他の利用者IDに歌唱動画データが紐付けられていないという判定結果が得られることもある。
この場合、データ送信部40cは、ある通行人の利用者IDに紐付けられた歌唱履歴に基づいてリコメンド楽曲を決定し、当該リコメンド楽曲に対応する楽曲データ及び楽曲IDの少なくとも一方を読み出し、ある通行人の顔特徴データを送信した店頭端末に送信することでもよい。
たとえば、上記例において、通行人Xの利用者IDに歌唱動画データが紐付けられておらず、当該利用者IDに紐付けられているグループ利用者情報に含まれる利用者Yの利用者IDにも歌唱動画データが紐付けられていないという判定結果が得られたとする。
この場合、データ送信部40cは、通行人Xの利用者IDに紐付けられた歌唱履歴に基づいてリコメンド楽曲を決定する。歌唱履歴に基づくリコメンド楽曲の決定は公知の手法を用いることができる。たとえば、データ送信部40cは、通行人Xの歌唱履歴の中から最も歌唱回数の多い楽曲や、最も採点値の高い楽曲等を検索し、当該楽曲をリコメンド楽曲として決定する。データ送信部40cは、決定したリコメンド楽曲に対応する楽曲データを楽曲情報記憶部20bから読み出し、通行人Xの顔特徴データを送信した店頭端末Fに送信する。なお、データ送信部40cは、楽曲データの代わりに(或いは楽曲データと併せて)当該リコメンド楽曲に対応する楽曲IDを読み出し、通行人Xの顔特徴データを送信した店頭端末Fに送信することでもよい。
データの送信は、抽出処理部14aからの信号に基づくストリーミング送信の方式であってもよいし、一の歌唱動画データを一括でダウンロードさせる方式でもよい。
上述のように、データ送信部40cから歌唱動画データを受信した店頭端末Fは、歌唱動画データに基づく歌唱動画を表示させることができる。たとえば、表示処理部14bは、サーバ装置Sから送信された通行人Xの歌唱動画データに基づく歌唱動画を提示部13に表示させる。
或いは、データ送信部40cから楽曲データを受信した店頭端末Fは、楽曲データに基づくカラオケ演奏音を放音させる。たとえば、演奏処理部14cは、通行人Xの歌唱履歴から決定されたリコメンド楽曲に対応する楽曲データに基づくカラオケ演奏音を提示部13から放音させる。
==カラオケシステムにおける処理について==
次に、図4A及び図4Bを参照して本実施形態に係るカラオケシステム1における処理の具体例について述べる。図4A及び図4Bは、カラオケシステム1における処理例を示すフローチャートである。
店頭端末Fにおいて、撮影部12は、カラオケ店舗L近傍の映像を撮影する。抽出処理部14aは、撮影部12が撮影したカラオケ店舗L近傍の映像の中から通行人の顔画像を認識する(通行人の顔画像を認識。ステップ10)。
抽出処理部14aは、ステップ10で認識した顔画像を分析して顔特徴データを抽出する。抽出処理部14aは、抽出した顔特徴データをサーバ装置Sに送信する(顔特徴データの抽出及び送信。ステップ11)。
サーバ装置Sにおいて、第1の判定部40aは、ステップ11で抽出されたある通行人の顔特徴データを利用者情報記憶部20aに記憶された顔特徴データと比較することにより、当該ある通行人に対応する利用者IDが利用者情報記憶部20aに記憶されているかどうかを判定する(顔特徴データの判定。ステップ12)。
ある通行人に対応する利用者IDが記憶されていると判定された場合(ステップ13でYの場合)、第1の判定部40aは、ステップ11で顔特徴データを送信した店頭端末Fに対し、当該利用者IDを送信する(利用者IDの送信。ステップ14)。
その後、抽出部14aは、ある通行人が撮影部12に対して所定距離まで接近したと判断した場合(ステップ15でYの場合)、サーバ装置Sに対して歌唱動画データ等のストリーミング送信を開始するよう指示する(データ送信の開始指示。ステップ16)。
この場合、まず、第2の判定部40bは、ある通行人の利用者IDに対し、歌唱動画データが紐付けられているかどうかを判定する。ある通行人の利用者IDに歌唱動画データが紐付けられていると判定された場合(ステップ17でYの場合)、データ送信部40cは、所定の基準に基づいて当該歌唱動画データを読み出す(歌唱動画データの読み出し。ステップ18)。
また、ある通行人の利用者IDに歌唱動画データが紐付けられていないと判定された場合(ステップ17でNの場合)、第2の判定部40bは、ある通行人の利用者IDに紐付けられたグループ利用者情報に含まれる他の利用者IDに歌唱動画データが紐付けられているかどうかを判定する。他の利用者IDに歌唱動画データが紐付けられていると判定された場合(ステップ19でYの場合)、所定の基準に基づいて当該歌唱動画データを読み出す(歌唱動画データの読み出し。ステップ18)。
一方、他の利用者IDに歌唱動画データが紐付けられていないと判定された場合(ステップ19でNの場合)、データ送信部40cは、ある通行人の利用者IDに紐付けられた歌唱履歴に基づいてリコメンド楽曲を決定し、当該リコメンド楽曲に対応する楽曲データ及び楽曲IDの少なくとも一方を読み出す(楽曲データ等の読み出し。ステップ20)。
データ送信部40cは、ステップ18で読み出した歌唱動画データまたはステップ20で読み出した楽曲データ等のいずれかを店頭端末Fに対してストリーミング送信する(歌唱動画データ等の送信。ステップ21)。
歌唱動画データを受信した場合、表示処理部14bは、当該歌唱動画データに基づく歌唱動画を提示部13に表示させる。一方、楽曲データを受信した場合、演奏処理部14cは、当該楽曲データに基づくカラオケ演奏音を提示部13から放音させる(歌唱動画等の提示。ステップ22)。ここで、ある通行人が撮影部12に対して処理距離まで接近したタイミングは、撮影部12が設置された店頭端末Fに接近したタイミングに等しい。従って、ある通行人は、店頭端末Fを介して、自己の歌唱動画や歌唱履歴に基づく楽曲のカラオケ演奏音を視覚的、聴覚的に認識することができる。
その後、通行人Xが撮影部12に対して所定距離よりも離れた場合(ステップ23でYの場合)、抽出処理部14aは、サーバ装置Sに対して歌唱動画データ等のストリーミング送信を停止するよう指示する(データ送信の停止指示。ステップ24)。データ送信部40cは、ステップ24における停止指示に基づいて、歌唱動画データ等のストリーミング送信を停止する(データ送信の停止。ステップ25)。
このように、本実施形態に係るカラオケシステム1は、店頭端末F及びサーバ装置Sを有する。店頭端末Fは、撮影部12で取得したカラオケ店舗L近傍の映像から通行人の顔画像を分析して顔特徴データを抽出し、サーバ装置Sに送信する抽出処理部14a、サーバ装置Sから送信された歌唱動画データに基づく歌唱動画を提示部13に表示させる表示処理部14bを有し、サーバ装置Sは、カラオケ端末Kの利用者の顔特徴データを、利用者IDに紐付けて記憶する利用者情報記憶部20aと、抽出されたある通行人の顔特徴データを利用者情報記憶部20aに記憶された顔特徴データと比較することにより、当該ある通行人に対応する利用者IDが利用者情報記憶部20aに記憶されているかどうかを判定する第1の判定部40aと、ある通行人に対応する利用者IDが記憶されていると判定された場合、当該ある通行人の利用者IDに対し、当該通行人がサーバ装置Sにアップロードした歌唱動画データが紐付けられているかどうかを判定する第2の判定部40bと、ある通行人の利用者IDに歌唱動画データが紐付けられていると判定された場合、所定の基準に基づいて当該歌唱動画データを読み出し、ある通行人の顔特徴データを送信した店頭端末Fに送信するデータ送信部40cと、を有する。
このようなカラオケシステム1によれば、カラオケ店舗近傍の通行人に対し、本人がアップロードした歌唱動画を提示することができる。このような歌唱動画は、街頭で流れる一般的な音楽や映像に比べ、本人に対する訴求力が極めて強い。従って、歌唱動画を見た通行人は、カラオケ歌唱に対する関心(「歌唱動画で歌唱した楽曲を改め歌いたい」、「同じアーティストの別の歌唱動画を撮影してアップロードしたい」等)が芽生え、その結果、カラオケ店舗に来店しようという意識が高まることが期待できる。すなわち、本実施形態に係るカラオケシステム1によれば、カラオケ店舗近傍の通行人に対し、カラオケ店舗への来店を効果的に促すことができる。なお、カラオケシステム1は、一のサーバ装置Sにおいて、歌唱動画データの判定処理、及び店頭端末Fへの歌唱動画データ送信を行う。従って、ある店頭端末において表示された歌唱動画が、当該ある店頭端末が設置されているカラオケ店舗で撮影されたものとは限られない。たとえば、通行人Xは、行きつけのカラオケ店舗で撮影した自己の歌唱動画を、出張先の近くにあるカラオケ店舗でたまたま見る場合もありうる。すなわち、本実施形態に係るカラオケシステム1によれば、歌唱動画を撮影したカラオケ店舗からの遠近に関わらず、より広範囲で通行人に対する訴求力を高めることができる。
また、本実施形態に係るカラオケシステム1において、利用者情報記憶部20aは、一の利用者IDに対し、他の前記利用者IDをグループ利用者情報として紐付けて記憶し、第2の判定部40bは、ある通行人の利用者IDに歌唱動画データが紐付けられていないと判定した場合、当該ある通行人の利用者IDに紐付けられたグループ利用者情報に含まれる他の利用者IDに歌唱動画データが紐付けられているかどうかを判定し、データ送信部40cは、他の利用者IDに歌唱動画データが紐付けられていると判定された場合、所定の基準に基づいて当該歌唱動画データを読み出し、ある通行人の顔特徴データを送信した店頭端末Fに送信することも可能である。
このようなカラオケシステム1によれば、カラオケ店舗近傍の通行人に対し、本人の歌唱動画を提示できない場合であっても、当該通行人と関係の深い利用者の歌唱動画を提示することができる。このような歌唱動画であっても、街頭で流れる一般的な音楽や映像に比べれば、通行人に対する訴求力は強い。従って、グループ利用者の歌唱動画を見た通行人は、カラオケ歌唱に対する関心(「友人の歌唱した楽曲を自分も歌いたい」、「友人よりも上手く歌った歌唱動画をアップロードしたい」等)が芽生え、その結果、カラオケ店舗に来店しようという意識が高まることが期待できる。すなわち、このような構成を採用することにより、通行人自身の歌唱動画が記憶されていない場合であっても、当該通行人に対し、カラオケ店舗への来店を効果的に促すことができる。
更に、本実施形態に係るカラオケシステム1において、サーバ装置Sは、カラオケ端末Kに配信する楽曲データを楽曲IDと紐付けて記憶する楽曲情報記憶部20bを有し、利用者情報記憶部20aは、カラオケ端末Kの利用者毎に、利用者が行ったカラオケ歌唱の歌唱履歴を利用者IDと紐付けて記憶し、データ送信部40cは、他の利用者IDに歌唱動画データが紐付けられていないと判定された場合、ある通行人の利用者IDに紐付けられた歌唱履歴に基づいてリコメンド楽曲を決定し、当該リコメンド楽曲に対応する楽曲データ及び楽曲IDの少なくとも一方を読み出し、ある通行人の顔特徴データを送信した店頭端末Fに送信する。また、店頭端末Fは、リコメンド楽曲に対応する楽曲データに基づくカラオケ演奏音を提示部13から放音させる演奏処理部14cを有する。
このようなカラオケシステム1によれば、カラオケ店舗近傍の通行人に対し、提示できる歌唱動画が無い場合であっても、本人に関係が深い楽曲(良くカラオケ歌唱する楽曲、上手くカラオケ歌唱できる楽曲等)をリコメンド楽曲として提示できる。このようなリコメンド楽曲は、街頭で流れる一般的な音楽に比べ、本人に対する訴求力が強い。従って、本人に関係が深い楽曲を聴いた通行人は、カラオケ歌唱に対する関心(「今聴いた楽曲をまた歌いたい」、「今聴いた楽曲の歌唱動画をアップロードしたい」等)が芽生え、その結果、カラオケ店舗に来店しようという意識が高まることが期待できる。すなわち、このような構成を採用することにより、通行人本人の歌唱動画データ、及び当該通行人と関係の深い他の利用者の歌唱動画データのいずれもが記憶されていない場合であっても、当該通行人に対し、カラオケ店舗への来店を効果的に促すことができる。
なお、上記例では、ある通行人の利用者IDに歌唱動画データが紐付けられておらず、且つ当該利用者IDに紐付けられているグループ利用者情報に含まれる利用者の利用者IDにも歌唱動画データが紐付けられていないという判定結果が得られた場合に、リコメンド楽曲を決定する方法について述べた。一方、ある通行人の利用者IDに歌唱動画データが紐付けられていない場合に、リコメンド楽曲を決定する方法であってもよい。
すなわち、第2の判定部40bにより、ある通行人の利用者IDに歌唱動画データが紐付けられていないと判定された場合、データ送信部40cは、ある通行人の利用者IDに紐付けられた歌唱履歴に基づいてリコメンド楽曲を決定し、当該リコメンド楽曲に対応する楽曲データ及び楽曲IDの少なくとも一方を読み出し、ある通行人の顔特徴データを送信した店頭端末Fに送信することでもよい。
たとえば、通行人Xの利用者IDに歌唱動画データが紐付けられていないという判定結果が得られたとする。この場合、データ送信部40cは、通行人Xの利用者IDに紐付けられた歌唱履歴に基づいてリコメンド楽曲を決定する。データ送信部40cは、決定したリコメンド楽曲に対応する楽曲データを楽曲情報記憶部20bから読み出し、通行人Xの顔特徴データを送信した店頭端末Fに送信する。このような構成を採用することにより、通行人本人の歌唱動画データが記憶されていない場合であっても、当該通行人に対し、カラオケ店舗への来店を効果的に促すことができる。
また、上記例では、通行人Xの利用者IDに対し、通行人X自身の歌唱動画データが紐付けられていない場合の処理について説明したが、これらの処理は必須の処理ではない。すなわち、本実施形態に係る第2の判定部40bは、少なくとも、ある通行人に対応する利用者IDが記憶されていると判定された場合、当該ある通行人の利用者IDに対し、歌唱動画データが紐付けられているかどうかを判定する機能を有していればよい。また、本実施形態に係るデータ送信部40cは、ある通行人の利用者IDに歌唱動画データが紐付けられていると判定された場合、所定の基準に基づいて当該歌唱動画データを読み出し、ある通行人の顔特徴データを送信した店頭端末Fに送信する機能を有していればよい。
この場合において、第2の判定部40bにより、ある通行人の利用者IDに歌唱動画データが紐付けられていないと判定された場合、データ送信部40cは、特段の処理を実行しない。或いは、データ送信部40cは、その旨の信号(エラー信号)を店頭端末Fに送信する。エラー信号を受信した店頭端末F(抽出処理部14a)は、別の通行人に関して上記と同様の処理を行うことで、当該別の通行人に関する歌唱動画等を提示することができる。
更に、上記例では、ある通行人に対応する利用者IDが記憶されていると判定された場合、第1の判定部40aが顔特徴データを送信した店頭端末Fに対し、当該利用者IDを送信する構成について説明したが、利用者IDの送信は必須の処理ではない。たとえば、ある通行人に対応する利用者IDが記憶されていると判定された場合、且つある通行人の利用者IDに歌唱動画データが紐付けられていると判定された場合、データ送信部40cは、店頭端末Fからの送信開始の指示を待たずに歌唱動画データを読み出し、ある通行人の顔特徴データを送信した店頭端末Fに送信することでもよい。この場合、店頭端末F(表示処理部14b)は、所定のタイミング(ある通行人がカラオケ店舗Lに近づくであろうタイミング。たとえば、顔特徴データをサーバ装置Sに送信してから10秒後)で受信した歌唱動画データに基づく歌唱動画の表示を開始させる。なお、歌唱動画データをストリーミング方式で送信する場合、データ送信部40cは、歌唱動画データの送信開始後、所定時間(たとえば、送信開始から2分)が経過した場合に、歌唱動画データの配信を停止する。
<第2実施形態>
次に、図5を参照して、第2実施形態に係るカラオケシステム1について説明する。本実施形態では、歌唱動画を提示された通行人が実際にカラオケ歌唱を行ったかどうかを記録する例について述べる。第1実施形態と同様の構成については詳細な説明を省略する。
==サーバ装置==
図5は本実施形態に係るサーバ装置Sのハードウェア構成例を示す図である。本実施形態においては、CPUがメモリに記憶されるプログラムを実行することにより、制御部40は、第1の判定部40a、第2の判定部40b、データ送信部40c、第3の判定部40d、及び記憶処理部40eとして機能する。
(第3の判定部)
第3の判定部40dは、データ送信部40cが歌唱動画データを送信した後、カラオケ端末Kにログインしたある利用者の利用者IDを受信した場合、当該利用者IDに基づいて、ある通行人が所定時間内にカラオケ端末Kにログインしたかどうかを判定する。
所定時間は、ある通行人が、歌唱動画データに基づく歌唱動画を見た結果、カラオケ端末Kを利用したかどうか(すなわち、歌唱動画を見たことによってカラオケ歌唱に対する関心が高まったかどうか)を判断するための時間である。所定時間は、歌唱動画を見てから、当該歌唱動画を提示した店頭端末が設置されているカラオケ店舗(或いはその近隣の別のカラオケ店舗)に入店し、カラオケ端末にログインするまでの時間(たとえば15分)を考慮して設定される。所定時間は、予めサーバ装置S側で設定したものを用いてもよいし、サーバ装置S側で複数の時間を準備しておき、店頭端末Fからの指示入力に応じた所定時間を選択して用いることでもよい。また、所定時間は、曜日や時間帯を考慮して選択されるのが望ましい。たとえば、週末の夕方などカラオケ歌唱の需要が増える時間帯では、ある通行人本人のカラオケ歌唱に対する関心がいくら高まったとしても、予約無しでカラオケ店舗に入店できる可能性は低い。そこで、このような場合には、数時間以内の入店あるいは予約連絡をもってカラオケ端末Kを利用したと判断することにしてもよい。
カラオケ端末Kを利用する際、利用者IDを所有する利用者は、リモコン装置等を介して当該IDを入力し、カラオケシステム1にログインを行う。この際、利用者IDの入力を受けたカラオケ端末Kは、サーバ装置Sに対して当該利用者IDを送信する。
ここで、データ送信部40は、店頭端末Fに対し、通行人Xの歌唱動画データを送信したとする。この場合、第3の判定部40dは、通行人Xの歌唱動画データを送信した後、所定時間内にカラオケ端末Kから受信した利用者IDについて、通行人Xの利用者IDとの照合を行い、通行人Xのログインの有無を判定する。具体的に、第3の判定部40dは、受信した利用者IDと通行人Xの利用者IDが一致した場合、通行人Xがログインしたと判定する。一方、第3の判定部40dは、受信した利用者IDと通行人Xの利用者IDが一致しなかった場合や所定時間内に利用者IDを受信しなかった場合、通行人Xがログインしなかったと判定する。第3の判定部40dは、判定結果を記憶処理部40eに出力する。
なお、利用者IDの照合は、店頭端末Fの設置されているカラオケ店舗Lに備えられたカラオケ端末Kから送信された利用者IDに対してのみ行ってもよいし、当該カラオケ店舗Lの近隣にある別のカラオケ店舗に備えられたカラオケ端末Kから送信された利用者IDも含めて行ってもよい。
(記憶処理部)
記憶処理部40eは、第3の判定部40dの判定結果に基づいて、提示部13で提示された歌唱動画データに対して、当該ある通行人のログインの有無を示す情報を紐付けて利用者情報記憶部20aに記憶させる。
たとえば、上記例において、通行人Xがログインしたという判定結果を受信した場合、記憶処理部40eは、提示部13で提示された通行人Xの歌唱動画データに対して、通行人Xがログインしたという情報(ログイン情報)を紐付けて利用者情報記憶部20aに記憶させる。この場合、当該歌唱動画データは、通行人Xに対する訴求力が極めて強かったと考えることができる。従って、後日、通行人Xに対して歌唱動画を提示する機会が生じた場合、且つ第2の判定部40bにより、複数の歌唱動画データが紐付けられていると判定された場合、データ送信部40cは、店頭端末Fに対し、当該ログイン情報が紐付けられている歌唱動画データを優先的に送信することができる。
一方、上記例において、通行人Xがログインしなかったという判定結果を受信した場合、記憶処理部40eは、提示部13で提示された通行人Xの歌唱動画データに対して、通行人Xがログインしなかった情報(非ログイン情報)を紐付けて利用者情報記憶部20aに記憶させる。この場合、当該歌唱動画データは、通行人Xに対する訴求力が低かったと考えることができる。従って、後日、通行人Xに対して歌唱動画を提示する機会が生じた場合、且つ第2の判定部40bにより、複数の歌唱動画データが紐付けられていると判定された場合、データ送信部40cは、店頭端末Fに対し、当該非ログイン情報が紐付けられている歌唱動画データの優先度を下げる(他の歌唱動画データを優先的に送信する)ことができる。
このように、本実施形態に係るカラオケシステム1によれば、通行人に対し、訴求力が強い歌唱動画を優先的に提示することができる。従って、通行人に対し、カラオケ店舗への来店をより効果的に促すことができる。
なお、第1実施形態で述べたグループ利用者情報に含まれている他の利用者IDに紐付けられた歌唱動画データに基づく歌唱動画を見た結果、通行人Xがカラオケ端末Kを利用する場合もありうる。
この場合、第3の判定部40dは、カラオケ端末Kにログインしたある通行人Xの利用者IDを受信し、通行人Xが所定時間内にカラオケ端末Kにログインしたと判定する。
記憶処理部40eは、第3の判定部40dの判定結果に基づいて、他の利用者IDに紐付けられた歌唱動画データに対して、通行人Xのログインの有無を示す情報を紐付けて利用者情報記憶部20aに記憶させる。
従って、後日、通行人Xに対して歌唱動画を提示する機会が生じた場合、且つ第2の判定部40bにより、複数の歌唱動画データが紐付けられていないと判定された場合であって、更に他の利用者IDに歌唱動画データが紐付けられていると判定された場合、データ送信部40cは、店頭端末Fに対し、当該ログイン情報が紐付けられている歌唱動画データを優先的に送信することができる。
<その他>
上記実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定するものではない。上記の構成は、適宜組み合わせて実施することが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。上記実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 カラオケシステム
12 撮影部
13 提示部
14a 抽出処理部
14b 表示処理部
20a 利用者情報記憶部
40a 第1の判定部
40b 第2の判定部
40c データ送信部
F 店頭端末
K カラオケ端末
S サーバ装置

Claims (5)

  1. カラオケ端末を備えるカラオケ店舗に設置された店頭端末、及びサーバ装置を有するカラオケシステムであって、
    前記店頭端末は、
    撮影部で取得した前記カラオケ店舗近傍の映像から通行人の顔画像を分析して顔特徴データを抽出し、前記サーバ装置に送信する抽出処理部を有し、
    前記サーバ装置は、
    少なくともカラオケ端末の利用者の顔特徴データを、利用者IDに紐付けて記憶する利用者情報記憶部と、
    抽出されたある通行人の前記顔特徴データを前記利用者情報記憶部に記憶された顔特徴データと比較することにより、当該ある通行人に対応する前記利用者IDが前記利用者情報記憶部に記憶されているかどうかを判定する第1の判定部と、
    前記ある通行人に対応する利用者IDが記憶されていると判定された場合、当該ある通行人の利用者IDに対し、当該ある通行人が前記サーバ装置にアップロードした歌唱動画データが紐付けられているかどうかを判定する第2の判定部と、
    前記ある通行人の利用者IDに歌唱動画データが紐付けられていると判定された場合、所定の基準に基づいて当該歌唱動画データを読み出し、前記ある通行人の顔特徴データを送信した前記店頭端末に送信するデータ送信部と、
    を有し、
    前記店頭端末は、
    前記サーバ装置から送信された前記歌唱動画データに基づく歌唱動画を提示部に表示させる表示処理部を有するカラオケシステム。
  2. 前記利用者情報記憶部は、一の前記利用者IDに対し、他の前記利用者IDをグループ利用者情報として紐付けて記憶し、
    前記第2の判定部は、前記ある通行人の利用者IDに歌唱動画データが紐付けられていないと判定した場合、当該ある通行人の利用者IDに紐付けられた前記グループ利用者情報に含まれる他の利用者IDに前記歌唱動画データが紐付けられているかどうかを判定し、
    前記データ送信部は、前記他の利用者IDに前記歌唱動画データが紐付けられていると判定された場合、所定の基準に基づいて当該歌唱動画データを読み出し、前記ある通行人の顔特徴データを送信した前記店頭端末に送信することを特徴とする請求項1記載のカラオケシステム。
  3. 前記サーバ装置は、
    カラオケ端末に配信する楽曲データを楽曲IDと紐付けて記憶する楽曲情報記憶部を有し、
    前記利用者情報記憶部は、カラオケ端末の利用者毎に、利用者が行ったカラオケ歌唱の歌唱履歴を利用者IDと紐付けて記憶し、
    前記データ送信部は、前記他の利用者IDに前記歌唱動画データが紐付けられていないと判定された場合、前記ある通行人の利用者IDに紐付けられた歌唱履歴に基づいてリコメンド楽曲を決定し、当該リコメンド楽曲に対応する楽曲データ及び楽曲IDの少なくとも一方を読み出し、前記ある通行人の顔特徴データを送信した前記店頭端末に送信し、
    前記店頭端末は、
    前記リコメンド楽曲に対応する楽曲データに基づくカラオケ演奏音を前記提示部から放音させる演奏処理部を有することを特徴とする請求項2記載のカラオケシステム。
  4. 前記サーバ装置は、
    カラオケ端末に配信する楽曲データを楽曲IDと紐付けて記憶する楽曲情報記憶部を有し、
    前記利用者情報記憶部は、カラオケ端末の利用者毎に、利用者が行ったカラオケ歌唱の歌唱履歴を利用者IDと紐付けて記憶し、
    前記データ送信部は、前記ある通行人の利用者IDに歌唱動画データが紐付けられていないと判定された場合、前記ある通行人の利用者IDに紐付けられた歌唱履歴に基づいてリコメンド楽曲を決定し、当該リコメンド楽曲に対応する楽曲データ及び楽曲IDの少なくとも一方を読み出し、前記ある通行人の顔特徴データを送信した前記店頭端末に送信し、
    前記店頭端末は、
    前記リコメンド楽曲に対応する楽曲データに基づくカラオケ演奏音を前記提示部から放音させる演奏処理部を有することを特徴とする請求項1記載のカラオケシステム。
  5. 前記サーバ装置は、
    前記歌唱動画データを送信した後、前記カラオケ端末にログインしたある利用者の利用者IDを受信した場合、当該利用者IDに基づいて、前記ある通行人が所定時間内に当該カラオケ端末にログインしたかどうかを判定する第3の判定部と、
    前記第3の判定部の判定結果に基づいて、前記提示部で提示された前記歌唱動画データに対して、当該ある通行人のログインの有無を示す情報を紐付けて前記利用者情報記憶部に記憶させる記憶処理部と、
    を有することを特徴とする請求項1または2記載のカラオケシステム。
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