JP2019038553A - 包装容器 - Google Patents
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Abstract
Description
これらの発泡剤は、単独で用いられてもよいし、2種以上が組み合わされて用いられてもよい。
容器本体10を嵌めた時に、フランジ部14が引っ掛かるような穴の開いた型に設置し、開口部11の上に蓋材20を置く。ヒートシーラーによって、まず熱接着(以下、「シール」という場合がある。)条件のうち、弱い接着(以下、「一次シール」という場合がある。)条件に基づいてフランジ部14周囲全体を熱接着する。このとき、弱い接着条件としては、100〜110℃、0.1MPaの圧力程度である。これにより、蓋材20が開口部11からずれることを防ぎ、密封性を付与することができる。
開封予定範囲を超えて容器本体から開封されないようにするためには、剥離力の差が重要となる。換言すれば、接着部間における接着力の差が重要となる。ここでは、フランジ部形状の違いによる接着力の格差について検証を行った。
市販のPSPシートを真空成形し、フランジ部の幅Wが6mm、フランジ部の高さHが3mmの容器本体を作製した。また、内側から、シーラント層/アルミ層/ポリエチレン層/印刷層からなる蓋材を用意した。
次に、上述したように、熱接着用の台座に容器本体を設置し、フランジ部端部に合わせて蓋材を載置した。そして、0.1MPa,105℃の条件で1秒間、一次シールを行った。次に、開口部である蓋材の下半分側(開封用の把持部を備える側)に熱伝導性の低い樹脂材、上半分側に熱伝導性の高い金属部材からなる被覆部材を用いて、被覆部材の上から、0.3MPa,120℃の条件で1秒間二次シールを行い、実施例1に係る包装容器を得た。
フランジ部が平坦で水平方向に延びている点以外は、実施例1の容器本体と同じである。なお、比較例1のフランジ部の幅は6mmであり、フランジ部の厚みは3mmである。
蓋材は実施例1と同じものを使用し、実施例1と同じ条件でシールを行った。
実施例1および比較例1の蓋材を容器本体から剥がす際の剥離強度を測定した。剥離強度(ピール力)の測定は、引張試験機(ORIENTEC社製 製品名「RTC-1310A」)を用いて実施した。容器本体と蓋材とを一次シール及び二次シールした後、把持部をエアージョウで挟み、300mm/minの速さでエアージョウを垂直方向に引っ張り、その時の抵抗力を剥離強度とした。
これに対して、実施例1では蓋材とフランジ部の接触幅は接着領域によって異なる。また、接着領域によって温度と圧力も異なる。そのため、弱い接着領域と強い接着領域との差は、フランジ部幅、温度および圧力が関与することとなり、比較例1よりも剥離力の差を大きく感じるものと考えられる。なお、比較例1に比べて実施例1は弱い接着領域において蓋材と接着しているフランジ部幅が狭いため、比較例1よりも総じて剥離力は小さくて済む。そして、小さい剥離力で剥離していった後、強い接着力の領域に当たると、感覚的に実際よりもより強く抵抗を感じるものと考えられる。
一次熱接着を0.2MPaに変更した以外は実施例1、比較例1と同じである。
一次熱接着を120℃に変更した以外は実施例1、比較例1と同じである。
二次熱接着を135℃に変更した以外は実施例1、比較例1と同じである。
二次熱接着を0.4MPa、135℃に変更した以外は実施例1、比較例1と同じである。
実施例4,5は二次シールの条件を変更したものである。実施例1と実施例4,5を比較すると一次シール部のピール強度および一次シール部のシール幅には変化が認められなかった。一方、二次シール部のピール強度および二次シール部のシール幅が増していることがわかる。さらに、実施例4と実施例5を比較すると、実施例5のシール条件の方が強いにもかかわらず、結果はほとんど変わらなかった。これは実施例4のシール条件で蓋材とフランジ部が十分に接着しているため、それ以上のシール条件を変更してもシール状態に変化が起こらないためと考えられる。
比較例4,5についてみると、比較例1よりも二次シール部のピール力が増加していることがわかる。比較例1に比べれば剥離強度差が出ているが、それでも開封範囲を制御するには十分とは言えないものであった。
フランジ部幅を8mmに変更した以外は実施例1〜5と同じである。
また、比較例1〜5と比べた場合であっても、ピール力差が最低でも3N以上増加していることがわかる。これにより、開封範囲を超えて開封されることがないようにすることができる。
10 容器本体
11 開口部
12 底面部
13 側面部
14 フランジ部
141 フランジ部上側の平坦面
142 凸部
143 フランジ部下側の平坦面
144 凹部
20 蓋材
H フランジ部の高さ
W フランジ部の幅
Claims (1)
- 収容部の上面に開口部を有し、前記開口部から外方向に延びたフランジ部を有する熱可塑性樹脂からなる容器本体と、前記フランジ部の全域に亘って熱接着されることで前記収容部を密封する蓋材と、からなる包装容器であって、
前記フランジ部と前記蓋材が領域によって異なる条件下で熱接着されており、
領域間におけるピール力の差が1.8N以上である包装容器。
Priority Applications (2)
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JP2017160068A JP2019038553A (ja) | 2017-08-23 | 2017-08-23 | 包装容器 |
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Family Applications (1)
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Citations (3)
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JP2002037335A (ja) * | 2000-07-27 | 2002-02-06 | Idemitsu Unitech Co Ltd | 易開封性包装体 |
JP2002284236A (ja) * | 2002-03-18 | 2002-10-03 | Athena Kogyo Co Ltd | 即席食品用容器及びその容器本体 |
JP2010200713A (ja) * | 2009-03-05 | 2010-09-16 | Orihiro Plantdew Kk | ゼリー食品 |
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- 2017-08-23 JP JP2017160068A patent/JP2019038553A/ja active Pending
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