JP2019037842A - 遠位先端2ピース外部拡張アンカ - Google Patents

遠位先端2ピース外部拡張アンカ Download PDF

Info

Publication number
JP2019037842A
JP2019037842A JP2018220170A JP2018220170A JP2019037842A JP 2019037842 A JP2019037842 A JP 2019037842A JP 2018220170 A JP2018220170 A JP 2018220170A JP 2018220170 A JP2018220170 A JP 2018220170A JP 2019037842 A JP2019037842 A JP 2019037842A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
expandable
suture
cap
suture anchor
expandable body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018220170A
Other languages
English (en)
Inventor
リチャード・エム・ルン
M Lunn Richard
ティモシー・ヤング
Young Timothy
マシュー・エドウィン・コスキー
Edwin Koski Matthew
ジョン・スルサーツ
Slusarz John
ポール・アール・デュアメル
R Duhamel Paul
ウェイ・リ・ファン
wei li Fan
スティーヴン・アストリーノ
Steven Astorino
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Smith and Nephew Inc
Original Assignee
Smith and Nephew Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Smith and Nephew Inc filed Critical Smith and Nephew Inc
Publication of JP2019037842A publication Critical patent/JP2019037842A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/04Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets for suturing wounds; Holders or packages for needles or suture materials
    • A61B17/0401Suture anchors, buttons or pledgets, i.e. means for attaching sutures to bone, cartilage or soft tissue; Instruments for applying or removing suture anchors
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/04Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets for suturing wounds; Holders or packages for needles or suture materials
    • A61B17/0401Suture anchors, buttons or pledgets, i.e. means for attaching sutures to bone, cartilage or soft tissue; Instruments for applying or removing suture anchors
    • A61B2017/0412Suture anchors, buttons or pledgets, i.e. means for attaching sutures to bone, cartilage or soft tissue; Instruments for applying or removing suture anchors having anchoring barbs or pins extending outwardly from suture anchor body
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/04Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets for suturing wounds; Holders or packages for needles or suture materials
    • A61B17/0401Suture anchors, buttons or pledgets, i.e. means for attaching sutures to bone, cartilage or soft tissue; Instruments for applying or removing suture anchors
    • A61B2017/0414Suture anchors, buttons or pledgets, i.e. means for attaching sutures to bone, cartilage or soft tissue; Instruments for applying or removing suture anchors having a suture-receiving opening, e.g. lateral opening
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/04Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets for suturing wounds; Holders or packages for needles or suture materials
    • A61B17/0401Suture anchors, buttons or pledgets, i.e. means for attaching sutures to bone, cartilage or soft tissue; Instruments for applying or removing suture anchors
    • A61B2017/042Suture anchors, buttons or pledgets, i.e. means for attaching sutures to bone, cartilage or soft tissue; Instruments for applying or removing suture anchors plastically deformed during insertion
    • A61B2017/0422Suture anchors, buttons or pledgets, i.e. means for attaching sutures to bone, cartilage or soft tissue; Instruments for applying or removing suture anchors plastically deformed during insertion by insertion of a separate member into the body of the anchor
    • A61B2017/0424Suture anchors, buttons or pledgets, i.e. means for attaching sutures to bone, cartilage or soft tissue; Instruments for applying or removing suture anchors plastically deformed during insertion by insertion of a separate member into the body of the anchor the separate member staying in the anchor after placement
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/04Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets for suturing wounds; Holders or packages for needles or suture materials
    • A61B17/0401Suture anchors, buttons or pledgets, i.e. means for attaching sutures to bone, cartilage or soft tissue; Instruments for applying or removing suture anchors
    • A61B2017/0445Suture anchors, buttons or pledgets, i.e. means for attaching sutures to bone, cartilage or soft tissue; Instruments for applying or removing suture anchors cannulated, e.g. with a longitudinal through-hole for passage of an instrument

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Surgery (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Rheumatology (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Surgical Instruments (AREA)

Abstract

【課題】縫合糸アンカに、骨に軟組織を接合するために使用される修復縫合糸を結合することに存在する欠点およびその他の欠点に対応した、軟組織修復用の縫合糸アンカが開示される。【解決手段】本明細書では、非拡張可能本体および拡張可能キャップを有する縫合糸アンカの例が説明される。非拡張可能本体および拡張可能キャップを共に骨穴内部に運ぶ軸方向挿入力に応答して、拡張可能キャップは、径方向に拡張する。これにより、有利には縫合糸アンカと骨穴との間の締まり嵌めを増大させ、その結果としてより高い固定強度をもたらす径方向拡張力が生成される。他の例は、拡張可能キャップが非拡張状態へと戻るのを阻止する保持機能を備える。これは、有利には、縫合糸に対して押し返す骨穴の壁部の周囲圧力に対抗する径方向拡張力を維持する。【選択図】図4B

Description

本発明は、軟組織修復手技を行うための縫合糸アンカに関する。
外科医は、軟組織修復手技を行うために様々な縫合糸アンカを使用する。これらの手技のために、「修復」縫合糸と呼ばれる1つまたは複数の縫合糸が、骨に固定された縫合糸アンカに装着されるか、または縫合糸アンカに装着された後にこの縫合糸アンカが骨に装着される。修復縫合糸は、骨に軟組織を接合するために使用される。縫合糸アンカに修復縫合糸を結合することには、多数の難点が存在する。
軟組織修復手技で使用されるある種類の縫合糸アンカは、事前穿孔された骨穴との締まり嵌めによって骨内に固定される。より高い骨固定強度が得られることと、アンカが骨から抜け出る可能性がより低くなることから、最大限の締まり嵌めが望ましい。しかし、小径のアンカ(例えば約1mm〜3mmなどの)で最大限の締まり嵌めを実現しようと試みると、組織が盛り上がる。
アンカの高さを変更せずに直径を縮小すると、コラム強度もまた低下する。コラム強度がより低いと、特に骨密度が高い場合には骨内に小径アンカを挿入することがより困難になる。要するに、小径アンカは、構造的にあまり頑丈ではなく、挿入するのにより大きな力を必要とするため、小径アンカは、挿入時に壊れる危険性が高い。
軟組織修復で使用される別の種類の縫合糸アンカは、拡張式縫合糸アンカである。骨穴内部で縫合糸アンカが拡張することにより、径方向への拡張力が生ずる。この力は、骨穴の壁部を圧迫し、骨にアンカを固定する。拡張式アンカの問題点の1つは、拡張すると、アンカの拡張が、径方向拡張力に対して圧迫し返す骨穴による周囲圧力によって保持されていることを確認する方法がない点である。
米国特許第8,545,866号
本明細書では、前述の欠点およびさらにその他の欠点にも対応した、軟組織修復用の縫合糸アンカの例が説明される。
一態様では、本明細書で説明される少なくとも1つの例は、縫合糸アンカを提供する。縫合糸アンカは、第1の部分および第2の部分を有する遠位端部と、縫合糸アンカ挿入器具に係合するように構成された近位端部と、遠位端部と近位端部との間に延在する外方表面から径方向に延在する複数の突出部とを備える、カニューレ状非拡張可能本体を備える。複数の突出部は、骨中に押し入るように構成される。また、縫合糸アンカは、カニューレ状非拡張可能本体の遠位端部に係合するように構成された空洞部を画定する拡張可能キャップを備える。この空洞部は、第1の部分よりも大きく第2の部分よりも小さな直径を有し、この直径により、拡張可能キャップは、径方向に外方に拡張することと、カニューレ状非拡張可能本体の遠位端部と拡張可能キャップとの係合時に骨中に押し入ることとが可能となる。また、縫合糸アンカは、拡張可能キャップの空洞部から延在し、非拡張可能本体のカニューレ状部内に摺動可能に受けられる縫合糸を備える。
別の例では、縫合糸アンカは、以下の中の1つまたは複数を単独でまたは任意の組合せでさらに備え得る。縫合糸アンカのいくつかの例では、遠位端部は、第1の直径と第1の直径よりも大きな第2の直径とを有する裁頭円錐セクションである。縫合糸アンカのいくつかの例では、遠位端部の第1の部分は、空洞部の表面に係合せず、遠位端部の第2の部分は、空洞部の表面に係合する。
近位端部は、縫合糸アンカ挿入器具の相補的な凹部または突出部にそれぞれ係合するように構成された突出部または凹部を備え得る。複数の突出部は、複数の環状リブ、ウィング、または環状リブおよびウィングの組合せを備え得る。
空洞部は、カニューレ状非拡張可能本体の遠位端部と相補的な形状を有し得る。縫合糸アンカのいくつかの例では、縫合糸は、拡張可能キャップから延在する紐穴を備える。
拡張可能キャップは、第1の孔、第2の孔、および第1の孔と第2の孔とを隔てるブリッジを画定する終端表面を空洞部に隣接してさらに備え得る。この例では、縫合糸は、ブリッジの周囲に延在し、縫合糸の第1の自由端部および第2の自由端部は、第1の孔および第2の孔をそれぞれ通り、貫通穴を通りカニューレ状非拡張可能本体の近位端部に向かって送られる。第1の自由端部および第2の自由端部は、共に結合され得る。
拡張可能キャップは、遠位端部および近位端部を備え、拡張可能キャップの近位端部に形成された少なくとも1つの拡張スロットをさらに備え得る。一例では、少なくとも1つの拡張スロットは、カニューレ状非拡張可能本体の軸と整列される。
カニューレ状非拡張可能本体の遠位端部は、ロックインサートタブをさらに備えてもよく、拡張可能キャップは、ロックインサートタブに係合するように構成された保持インサートタブをさらに備えてもよい。ロックインサートタブおよび保持インサートタブが係合されると、拡張可能キャップおよびカニューレ状非拡張可能本体は、共にロックされる。いくつかの例では、カニューレ状非拡張可能本体の遠位端部は、環状突出部を備えてもよく、拡張可能キャップは、環状突出部に係合するように構成された環状溝を備えてもよい。環状溝および環状突出部が係合されると、拡張可能キャップおよびカニューレ状非拡張可能本体は、共にロックされる。
縫合糸アンカの他の例は、拡張可能キャップの空洞部から軸方向に延在するポストをさらに備える。非拡張可能本体のカニューレ状部は、ポストを受け、非拡張可能本体および拡張可能キャップを整列させるように構成される。
縫合糸アンカのいくつかの例は、遠位端部にてカニューレ状非拡張可能本体の外方表面上に形成された少なくとも1つの突出部をさらに備える。これらの例では、少なくとも1つの拡張スロットは、少なくとも1つの突出部を受け、カニューレ状非拡張可能本体および拡張可能キャップを整列させるように構成される。
カニューレ状非拡張可能本体は、第1の材料から作製され、拡張可能キャップは、第1の材料よりも高い可撓性の第2の材料から作製され得る。カニューレ状非拡張可能本体は、1mm〜3mmの間の直径を有し得る。カニューレ状非拡張可能本体は、乳酸−グリコール酸共重合体(PLGA)、β−リン酸三カルシウム(β−TCP)および硫酸カルシウム、ポリ−L−乳酸−水酸アパタイト(PLLA−HA)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、またはそれらの異型の調合物から選択される材料を含み得る。
別の態様では、本明細書で説明される少なくとも1つの例が、軟組織修復用の手技を提供する。この手技は、本明細書で説明される任意の例の縫合糸アンカを用意するステップを含む。また、この手技は、骨に調製された穴に縫合糸アンカを挿入するステップを含む。また、この手技は、縫合糸アンカのカニューレ状非拡張可能本体の遠位端部と近位端部との間に延在する長手方向軸に整列された力を印加することによって、拡張可能キャップを拡張させるステップを含む。また、この手技は、縫合糸に結合された修復縫合糸を使用して骨に軟組織を接合するステップを含む。拡張可能キャップを拡張させるステップは、縫合糸を使用してカニューレ状非拡張可能本体の遠位端部を覆う拡張可能キャップを引っ張るステップを含んでもよい。代替的には、拡張可能キャップを拡張させるステップは、縫合糸アンカ挿入器具を使用して拡張可能キャップの空洞部内にカニューレ状非拡張可能本体の遠位端部を押し込むステップを含んでもよい。さらに別の例では、拡張可能キャップを拡張させるステップは、縫合糸を使用してカニューレ状非拡張可能本体の遠位端部を覆う拡張可能キャップを引っ張るステップと、縫合糸アンカ挿入器具を使用して拡張可能キャップの空洞部内にカニューレ状非拡張可能本体の遠位端部を押し込むステップとの組合せを含んでもよい。また、この手技は、骨に穴を穿孔するステップを含む。
本明細書に組み込まれその一部を構成する添付の図面は、本開示の例を示すものであり、詳細な説明と共に本開示の原理、特徴、および機能を説明する役割を果たす。
非拡張可能本体および拡張可能キャップが骨内に挿入されつつある状態の縫合糸アンカの側面図である。 非拡張可能本体および拡張可能キャップが骨内に挿入されつつある状態の縫合糸アンカの側面図である。 非拡張可能本体および拡張可能キャップが骨内に挿入されつつある状態の縫合糸アンカの側面図である。 非拡張可能本体の一例の断面図である。 拡張可能キャップの一例の断面図である。 縫合糸アンカの一例の断面図である。 縫合糸アンカの一例の側面図である。 キャップを覆うスナップを伴う拡張可能縫合糸アンカを示す図である。 キャップを覆うスナップを伴う拡張可能縫合糸アンカを示す図である。 キャップを覆うスナップを伴う拡張可能縫合糸アンカを示す図である。 キャップを覆うスナップを伴う拡張可能縫合糸アンカを示す図である。
図示する例の以下の詳細な説明では、添付の図面を参照とする。これらの図面は、本明細書の一部を構成し、対象を実施し得る具体例を例示として示す。他の例を使用することが可能であり、本開示の範囲から逸脱することなく構造を変更することが可能である点を理解されたい。
本明細書で示す詳細は、例であり、実施例を例示的に説明することを目的とするにすぎず、本開示の原理および概念態様の最も便利なかつ容易に理解される説明と考えられるものを提供する場合に示される。この点に関連して、本開示の基本的理解に必要とされる以上の詳細さで、対象の構造的詳細を示す意図はなく、図と共に用いられる詳細な説明は、本開示の複数の形式を実際にどのように具現化し得るかを当業者に明らかにするためのものである。さらに、様々な図面中の同様の参照数字および指示は、同様の要素を示す。
図1A〜図1Cは、非拡張可能本体105および拡張可能キャップ110を備える一例の縫合糸アンカ100を示す。縫合糸アンカ100は、非展開状態では縫合糸アンカ挿入器具(仮想線で図示)の端部に位置する。外科医は、この器具を使用して、縫合糸アンカ100を遠位端部から先に骨穴内に挿入する。次いで、外科医は、この器具を押すまたは叩くことにより(挿入力として図示)、骨穴内に縫合糸アンカ100を押し込む。縫合糸アンカ100は、所望の挿入深さに到達するまで穴の中に移動する。所望の挿入深さは、例えばドリルガイドとドライバとの間の確実停止機能によって、またはドライバ上のマークがドリルガイド上の各ラインと一致した場合に制御され得る。外科医は、器具を押し続けることにより、拡張可能キャップ110内に非拡張可能本体105を押し込む。すなわち、縫合糸アンカ100の近位部分は、遠位部分に対して引き伸ばされる。この動作は、拡張可能キャップ110を骨穴内へと径方向に外方に拡張させ、縫合糸アンカ100を展開状態において骨穴内に固定する。展開状態では、縫合糸アンカ100の遠位部分は、縫合糸アンカ100の近位部分よりも大きな外径を有する。
別の動作モードでは、外科医は、非拡張可能本体105の長さにわたり延在するカニューレ状部(または貫通穴)を通して送られた、拡張可能キャップ110に装着された縫合糸を引っ張ることにより、本体105に拡張可能キャップ110を引き寄せて接触させる。すなわち、縫合糸アンカ100の遠位部分は、近位部分に対して引き戻される。次いで、拡張可能キャップ110は、骨内へと径方向に外方に拡張し、骨穴内に縫合糸アンカ100を固定する。さらに別の動作モードでは、外科医は、拡張可能キャップ110内への非拡張可能本体105の押し込みと、非拡張可能本体105に拡張可能キャップ110を引き寄せて接触させることとの組合せを行うことによって、骨穴内に拡張可能キャップ110を拡張させ、骨穴内に縫合糸アンカ100を固定する。
図2は、近位端部115と、遠位端部120と、近位端部115と遠位端部120との間に延在する長手方向軸135とを有するカニューレ状非拡張可能本体105(または非拡張本体と単に呼ばれる)の一例を示す。非拡張可能本体105の好都合な例は、1mm〜3mmの間の直径を有する。非拡張可能本体105は、近位端部115に縫合糸アンカ挿入器具の相補凹部に整合する突出部125を備え、器具に縫合糸アンカ100を結合する。他の結合手段には、例えばスプラインおよび対応するソケットが含まれる。
非拡張可能本体105は、近位端部115と遠位端部120との間に複数の環状リブを備える。環状リブ130は、縫合糸アンカ100の全体的な固定強度に寄与する。拡張可能キャップ110は、環状リブ130によりもたらされる固定強度を補強または増強する。環状リブ130は、非拡張可能本体105の周囲に周方向に形成される。リブ130のジオメトリは、骨穴内への挿入性と骨穴内での保持性とに基づき選択される。骨穴内に縫合糸アンカ100を保持するための他の手段には、例えば断続的なリブおよび複数のウィングなどが含まれる。
非拡張可能本体105は、遠位端部120に、拡張可能キャップ110に係合しそれを拡張させる傾斜部140を備える。(以下でさらに詳細に説明)。傾斜部140は、非拡張可能本体105の長手方向軸125に対して角度をなして形成される。図示するように、この角度は、20°〜45°の間である。製造性を含めた様々な要素に基づき選択される0°〜90°の間の他の角度もまた予期される。例えば、図示するように、傾斜部140のジオメトリは、環状リブ130のジオメトリと実質的に同様である。傾斜部140は、「係合直径」140と呼ばれる直径を有する。係合直径は、非拡張可能本体105が拡張可能キャップ110に係合する、および拡張可能キャップ110を骨穴内へと径方向に外方に拡張させる、傾斜部140の寸法である。係合直径のサイズは、具体的な拡張度(例えば拡張可能キャップ110の元のサイズに対する30%〜40%の増大など)に基づき選択され得る。
非拡張可能本体105は、長手方向軸125に沿って、非拡張可能本体105の近位端部115と遠位端部120との間の非拡張可能本体105の長さにわたり延在するカニューレ状部145を備える。カニューレ状部145は、縫合糸か、または一方の端部に紐穴190を形成するように折り重ねられた縫合糸を受けるようにサイズ設定される。非拡張可能本体105のいくつかの例では、カニューレ状部145は、縫合糸を摺動自在に受ける。すなわち、縫合糸は、カニューレ状部145を通り摺動し得る。以下でさらに詳細に説明されるように、カニューレ状部145は、縫合糸の少なくとも一部分を受け、環境によるダメージからこの部分を保護する。
図3は、非拡張可能本体105の遠位端部120を受けるように構成された拡張可能キャップ110の一例を示す。拡張可能キャップ110は、近位端部150と、遠位端部155と、拡張可能キャップ110により形成される空洞部160とを備える。空洞部160は、拡張可能キャップ110の近位端部150に開口165を有する。いくつかの例では、開口165の直径は、非拡張可能本体105の係合直径140よりも大きく、非拡張可能本体105と拡張可能キャップ110との間の不整合量を許容する。
空洞部160は、表面170と、「受け直径」175と呼ばれる少なくとも1つの直径とをさらに有し、この直径は、非拡張可能本体105の係合直径140と同一かまたはそれよりも小さい。空洞部160の受け直径175にて、非拡張可能本体105および拡張可能キャップ110が係合される。傾斜部140および表面170は、相互に接触状態にある。この係合により、拡張可能キャップ110は径方向に外方に拡張される。
図示するように、空洞部160の表面170は、非拡張可能本体105の傾斜部140とは逆のジオメトリである。空洞部160の直径は、拡張可能キャップ110の遠位端部155に向かうにつれて係合直径140よりも漸進的により小さくなる。非拡張可能本体105および拡張可能キャップ110がさらに係合する(拡張可能キャップ110内に非拡張可能本体105を押し込むことにより、非拡張可能本体105に拡張可能キャップ110を引き寄せて接触させることにより、またはそれら両方の組合せにより)ことによって、表面170に対して傾斜部140が押し付けられ、径方向外方に拡張可能キャップ110が拡張される。
図示するように、拡張可能キャップ110は、裁頭円錐形状を有する。他のジオメトリも可能である。例えば、拡張可能キャップ110は、尖頭状であってもよく、これにより外科医は、術中に軟組織を引き上げるまたは他の方法で操作することが可能となる。
拡張可能キャップ110は、拡張可能キャップ110の拡張性に寄与する拡張スロット180をさらに備える。拡張スロット180は、拡張可能キャップ110内に形成され、非拡張可能本体105の長手方向軸125と整列される。いくつかの例では、拡張スロット180は、非拡張可能本体105の長手方向軸125に対してある角度をなす。拡張スロット180は、拡張可能キャップ110の近位端部150から拡張可能キャップ110の遠位端部155に向かって延在する。
拡張可能キャップ110の別の例は、内方表面と、外方表面と、内方表面および外方表面から形成された壁部とを有する。拡張可能キャップ110は、壁部に形成され、非拡張可能本体105の長手方向軸125と整列された拡張スロット180をさらに備える。拡張スロット180は、拡張可能キャップ110の近位端部150から拡張可能キャップ110の遠位端部155に向かって延在する。
各拡張スロット180は、可撓性壁部セクションを画定する。拡張可能キャップ110は、拡張可能キャップ110内への非拡張可能本体105の遠位方向移動と、可撓性壁部セクションの径方向外方移動とによってもたらされる拡張状態を得る。拡張可能キャップ110は、拡張状態において骨内に押し入る。
図4Aおよび図4Bは、拡張可能キャップ110の空洞部160から突出し、一方の端部にて紐穴190を形成する縫合糸185を示す。紐穴190は、修復縫合糸を受け、この修復縫合糸の自由な摺動を可能にする。「縫合糸摺動」と呼ばれる、修復縫合糸が摺動可能であることは、それにより外科医が修復縫合糸中に結び目を作り、骨に軟組織を固定することが可能となるため、有利である。さらに、縫合糸摺動により、外科医は軟組織の位置決めおよび再位置決めを容易に行うことが可能となる。典型的な用途では、縫合糸185および修復縫合糸を有する縫合糸アンカ100は、縫合糸アンカ挿入器具(例えば外科システムの一部としての)の上に事前装填され、外科医が使用可能な状態にある。外科医は、骨に穴を穿孔し、この穴に縫合糸アンカ100を挿入し、縫合糸アンカ100を展開し、次いで修復縫合糸を使用して正確な解剖学的位置に軟組織を接合する。
縫合糸185は、拡張可能キャップ110に結合され得る(例えば接着剤で)か、または拡張可能キャップ110と一体に形成される(例えばオーバーモールド成形により)。拡張可能キャップ110の別の例は、紐穴190を形成する縫合糸185が通される貫通穴を備える。紐穴190の対向側の縫合糸185の他方の端部に作られる結び目または機械的結び目は、縫合糸185が引っ張られた場合に拡張可能キャップ110から引き出されるのを阻止する。拡張可能キャップ110のさらに別の例は、紐穴190を形成する縫合糸185が周囲を周って送られるブリッジを備える。結び目または機械的結び目は、アンカの近位端部に作られる。
非拡張可能本体105のカニューレ状部145は、縫合糸185および紐穴190(縫合糸/紐穴)を摺動自在に受けるように構成される。図4Aに示すように、カニューレ状部145は、縫合糸/紐穴の全ての部分を受ける。この構成は、外科部位環境から縫合糸/紐穴を保護するため特に有利である。例えば、縫合糸/紐穴と修復縫合糸との間の接合部または結合部は、非拡張可能本体105の内部に位置し、したがって骨穴の先鋭エッジから保護される。
図4Bは、縫合糸/紐穴の一部分がカニューレ状部145により受けられて、残りの部分が露出された状態に留まる別の構成を示す。縫合糸/紐穴の露出部分は、術中に妨げのない紐穴190へのアクセスを与える。そのため、この構成により、外科医は紐穴190を通して修復縫合糸を術中に摺動させることが可能となるため、有利である。
別の例の構成は、縫合糸アンカ100が非展開状態にある場合に、縫合糸/紐穴をカニューレ状部145内に完全に受ける。縫合糸アンカ100が展開状態にある(例えば非拡張可能本体105が拡張可能キャップ110内に位置するまたはその逆であり、拡張可能キャップ110が拡張される)場合には、縫合糸/紐穴の一部分が露出される。
非拡張可能本体105および拡張可能キャップ110の前述の例は、同一材料(例えばポリエーテルエーテルケトンすなわちPEEK)から作製される。非拡張可能本体105および拡張可能キャップ110の他の例は、異なる材料から作製される。これらの例では、非拡張可能本体105は、拡張可能キャップ110を形成する材料よりも可撓性の低い(剛性のより高い)材料から形成される。1つのかかる例は、生体吸収性材料から作製された非拡張可能本体105と、可撓性のより高いPEEKから作製された拡張可能キャップとを備える。
縫合糸アンカ100の例は、以下の利点の中の1つまたは複数を実現し得る。1つの利点は、挿入時の締まり嵌めがより弱いため、正常な挿入が実現される可能性が向上することである。別の利点は、(遠位拡張後の)遠位先端部における締まり嵌めが強まることにより固定強度が向上することである。高い固定強度は、縫合糸アンカが骨穴内に完全に載置された後に得られる。
図5A〜図5Dは、保持機能を有する縫合糸アンカ200を示す。縫合糸アンカ200は、図2、図3、図4A、および図4Bの縫合糸アンカ100と同様に非拡張可能本体205および拡張可能キャップ210を有する。しかし、縫合糸アンカ200は、以下でさらに詳細に説明される追加の保持機能を有する点で縫合糸アンカ100とは異なる。動作時に、非拡張可能本体205および拡張可能キャップ210のジオメトリ(以下でさらに詳細に説明される)により、拡張可能キャップ210は、非拡張可能本体205および拡張可能キャップ210を共に運ぶ軸方向挿入力に応答して径方向に拡張する。非拡張可能本体205および拡張可能キャップ210の上の相互的保持機能230が、相互に機械的に係合して、非拡張可能本体205および拡張可能キャップ210を共にロックする。図5Bに示すロック状態では、保持機能230は、拡張可能キャップ210が非拡張状態へと戻るまたは「弛緩して」戻るのを阻止する。これは、骨穴内への縫合糸アンカ200の固定をもたらす締まり嵌めを維持するため有利である。
図5Aを参照すると、非拡張可能本体205は、図2を参照として上述した遠位端部120と同様の遠位端部220を備える。縫合糸アンカ200の好都合な例では、保持機能230は、遠位端部220の表面235上に形成された少なくとも1つのロックインサートタブ230aを備える。拡張可能キャップ210は、非拡張可能本体205上のロックインサートタブ230aに係合するように構成された少なくとも1つの保持インサートタブ230bを備える。ロックインサートタブ230aは、遠位端部220の表面235から離れるように近位方向に延在する傾斜表面230a−1を備える。傾斜表面230a−1は、拡張可能キャップ210が非拡張可能本体205の遠位端部220上に嵌合するのを容易にする。ロックインサートタブ230aは、近位方向対面表面230a−3を有するショルダ230a−2にて終端する。図5Cにさらに明確に示すように、近位方向対面表面230a−3は、保持インサートタブ230bの遠位方向対面表面230b−1に当接し、ストッパとして機能する。
非拡張可能本体205および拡張可能キャップ210を保持するための他の手段および構成は、本開示の予期の範囲内であることが容易に明らかになろう。例えば、非拡張可能本体205上のロックインサートタブ230aと、拡張可能キャップ210内の保持インサートタブ230bとの上述の配置は、入れ替えられてもよい。保持機能230の他の例は、遠位端部220の周囲に形成された環状突出部と、キャップ210に形成された相補的環状溝とを、またはその逆を備える。
図5Dを参照すると、遠位端部220は、第1の部分220aと、第1の部分220aに対して近位に位置する第2の部分220bとを備える。拡張可能キャップ210は、空洞部260を有する。空洞部260は、第1の部分220aよりも大きく、第2の部分220bよりも小さな直径を有する。図示する例では、空洞部260のかなりの部分(例えば60%〜90%)が、一定の直径「d」を有する。空洞部260の他の例は、図2を参照として上述した空洞部160と同様のジオメトリを有してもよい。
いくつかの状況では、非拡張可能本体205および拡張可能キャップ210が、初めに共に運ばれるため、遠位端部の第1の部分220aは、空洞部260の表面に接触しない。非拡張可能本体205および拡張可能キャップ210が相互に整列されない(例えばそれぞれの長手方向軸が他と一致しない)軸外状況では、第1の部分220aは、表面の一部分に接触する。これらの両状況において、非拡張可能本体205および拡張可能キャップ210をさらに共に運ぶことにより、第2の部分220bおよび表面は相互に接触状態になり、非拡張可能本体205に対して拡張可能キャップ210が中心に置かれる。この構成により、非拡張可能本体205と拡張可能キャップ210との間の初期不整列が補正されるため有利となる。拡張可能キャップ210は、空洞部260に隣接して終端表面265を備える。好都合な例では、終端表面265は、第1の孔270aおよび第2の孔270bを画定する。ブリッジ275が、第1の孔270aおよび第2の孔270bを隔てる。縫合糸285が、ブリッジ275の周囲を周り非拡張可能本体205のカニューレ状部245を通り延在する。この例は、縫合糸が一方の孔を通り遠位方向に送られ、他方の孔を通り近位方向に送られるのを可能にして、結び目の必要性を解消するため有利である。
拡張可能キャップ210の別の例は、非拡張可能本体205のカニューレ状部245と同軸の軸方向穴を備える。縫合糸は、拡張可能キャップ210のこの穴を通される。縫合糸は、縫合糸が非拡張可能本体205から引き出されるのを阻止する遠位結び目を有する。拡張可能キャップ210のさらなる例は、縫合糸と一体的に形成される。縫合糸の遠位端部220の結び目は、拡張可能キャップ210と共にオーバーモールド成形される。
縫合糸アンカ200は、拡張可能キャップ210の拡張を支援するに似の拡張スロット280を備える。拡張スロット280の好都合な例は、図3を参照として上述した拡張スロット180と同様である。別の例では、拡張スロット280は、拡張可能キャップ210および非拡張可能本体205を整列させるためのオプションの側部ボス290と協働する。例えば、オプションの側部ボス290は、拡張スロット280に挿入される。これは、非拡張可能本体205が拡張可能キャップ210の周囲で回転するのを阻止し、これら2つの間の好ましい配向を維持するため有利である。
縫合糸アンカ100および200のいくつかの例は、約1mm〜3mmの直径を有する小径アンカすなわち「マイクロアンカ」である。他の例は、身体の種々の部分で使用するためのより大きな直径のアンカを備える。縫合糸アンカ100および200の例は、全体がまたはその一部分(例えば本体)が、乳酸−グリコール酸共重合体(PLGA)、β−リン酸三カルシウム(β−TCP)および硫酸カルシウム、ポリ−L−乳酸−水酸アパタイト(PLLA−HA)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、またはそれらの異型の調合物から作製され得る。PLGA、β−TCP、および硫酸カルシウムの組合せから作製される縫合糸アンカ100、200、400、500、および600のバイオ複合材料の例は、身体により吸収可能であり、これは自然治癒には有利である。PLGA、β−TCP、および硫酸カルシウムの調合物例は、米国特許第8,545,866号に記載されており、その特許文献の全体が参照により本明細書に組み込まれる。インプラントに対して一般的に使用される他の材料もまた、本開示により予期される。
前述の例は、単に説明を目的として提示したものであり、本発明を限定するものとして解釈されるべきではない点を指摘しておく。例を参照として本発明を説明したが、本明細書で使用された語は、限定のための語ではなく説明および例示のための語であると理解される。本発明の範囲および趣旨から逸脱することなく、本明細書に記載されるようなおよび補正されるような変更を添付の特許請求の範囲内で行ってもよい。本発明は、特定の手段、材料、および例を参照として本明細書で説明されたが、本発明は、本明細書に開示されるこれらの特定のものに限定されるようには意図されない。むしろ、本発明は、添付の特許請求の範囲内に含まれるような機能的に均等な全ての構造体、方法、および使用にまで及ぶ。
本発明の限定されるわけではない実施形態は、以下を含む。
(1)カニューレ状非拡張可能本体であって、第1の部分および第2の部分を有する遠位端部、縫合糸アンカ挿入器具に係合するように構成された近位端部、及び遠位端部と近位端部との間に延在する外方表面から径方向に延在する、骨中に押し入るように構成された複数の突出部、を備えるカニューレ状非拡張可能本体と、カニューレ状非拡張可能本体の遠位端部に係合するように構成された空洞部を画定する拡張可能キャップであって、空洞部は、第1の部分よりも大きく第2の部分よりも小さな直径を有し、直径により、拡張可能キャップは、径方向に外方に拡張することと、カニューレ状非拡張可能本体の遠位端部と拡張可能キャップとの係合時に骨中に押し入ることとが可能となる、拡張可能キャップと、拡張可能キャップの空洞部から延在し、カニューレ状非拡張可能本体のカニューレ状部内に摺動可能に受けられる縫合糸と、を備える縫合糸アンカ。
(2)遠位端部は、第1の直径と、第1の直径よりも大きな第2の直径と、を有する裁頭円錐セクションである、(1)に記載された縫合糸アンカ。
(3)遠位端部の第1の部分は、空洞部の表面に係合せず、遠位端部の第2の部分は、空洞部の表面に係合する、(1)に記載された縫合糸アンカ。
(4)近位端部は、縫合糸アンカ挿入器具の相補的な凹部または突出部にそれぞれ係合するように構成された突出部または凹部の一方を備える、(1)から(3)のいずれかに記載された縫合糸アンカ。
(5)複数の突出部は、複数の環状リブ、ウィング、または環状リブおよびウィングの組合せを備える、(1)から(4)のいずれかに記載された縫合糸アンカ。
(6)空洞部は、カニューレ状非拡張可能本体の遠位端部と相補的な形状を有する、(1)に記載された縫合糸アンカ。
(7)縫合糸は、拡張可能キャップから延在する紐穴を備える、(1)から(6)のいずれかに記載された縫合糸アンカ。
(8)拡張可能キャップは、第1の孔、第2の孔、および第1の孔と第2の孔とを隔てるブリッジを画定する終端表面を空洞部に隣接してさらに備え、縫合糸は、ブリッジの周囲に延在し、縫合糸の第1の自由端部および第2の自由端部は、第1の孔および第2の孔をそれぞれ通り、貫通穴を通りカニューレ状非拡張可能本体の近位端部に向かって送られる、(1)から(7)のいずれかに記載された縫合糸アンカ。
(9)第1の自由端部および第2の自由端部は、共に結合される、(8)に記載された縫合糸アンカ。
(10)拡張可能キャップは、遠位端部および近位端部を備え、拡張可能キャップの近位端部に形成された少なくとも1つの拡張スロットをさらに備える、(1)から(9)のいずれかに記載された縫合糸アンカ。
(11)少なくとも1つの拡張スロットは、カニューレ状非拡張可能本体の軸と整列される、(10)に記載された縫合糸アンカ。
(12)カニューレ状非拡張可能本体の遠位端部は、ロックインサートタブをさらに備え、拡張可能キャップは、ロックインサートタブに係合するように構成された保持インサートタブをさらに備え、ロックインサートタブおよび保持インサートタブが係合されると、拡張可能キャップおよびカニューレ状非拡張可能本体が、共にロックされる、(1)から(11)のいずれかに記載された縫合糸アンカ。
(13)カニューレ状非拡張可能本体の遠位端部は、環状突出部を備え、拡張可能キャップは、環状突出部に係合するように構成された環状溝を備え、環状溝および環状突出部が係合されると、拡張可能キャップおよびカニューレ状非拡張可能本体は、共にロックされる、(1)から(11)のいずれかに記載された縫合糸アンカ。
(14)拡張可能キャップの空洞部から軸方向に延在するポストをさらに備え、カニューレ状部は、ポストを受け、非拡張可能本体および拡張可能キャップを整列させるように構成される、(1)から(13)のいずれかに記載された縫合糸アンカ。
(15)遠位端部にてカニューレ状非拡張可能本体の外方表面上に形成された少なくとも1つの突出部をさらに備え、少なくとも1つの拡張スロットは、少なくとも1つの突出部を受け、カニューレ状非拡張可能本体および拡張可能キャップを整列させるように構成される、(1)から(11)のいずれかに記載された縫合糸アンカ。
(16)カニューレ状非拡張可能本体は、第1の材料から作製され、拡張可能キャップは、第1の材料よりも高い可撓性の第2の材料から作製される、(1)から(15)のいずれかに記載された縫合糸アンカ。
(17)カニューレ状非拡張可能本体は、1mm〜3mmの間の直径を有する、(1)から(16)のいずれかに記載された縫合糸アンカ。
(18)非拡張可能本体は、乳酸−グリコール酸共重合体(PLGA)、β−リン酸三カルシウム(β−TCP)および硫酸カルシウム、ポリ−L−乳酸−水酸アパタイト(PLLA−HA)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、またはそれらの異型の調合物から選択される材料を含む、(1)から(17)のいずれかに記載された縫合糸アンカ。
100 縫合糸アンカ
105 非拡張可能本体
110 拡張可能キャップ
115 近位端部
120 遠位端部
125 突出部
130 環状リブ
135 長手方向軸
140 傾斜部
145 カニューレ状部
150 近位端部
155 遠位端部
160 空洞部
165 開口
170 表面
175 受け直径
180 拡張スロット
185 縫合糸
190 紐穴
200 縫合糸アンカ
205 非拡張可能本体
210 拡張可能キャップ
220 遠位端部
220a 第1の部分
220b 第2の部分
230 保持機能
230a ロックインサートタブ
230b 保持インサートタブ
230a−1 傾斜表面
230a−2 ショルダ
230a−3 近位方向対面表面
230b−1 遠位方向対面表面
235 表面
245 カニューレ状部
260 空洞部
265 終端表面
270a 第1の孔
270b 第2の孔
280 拡張スロット
285 縫合糸
290 側部ボス

Claims (1)

  1. 添付の詳細な説明及び図面を参照して実質的に明細書に記載されている縫合糸アンカ。
JP2018220170A 2013-07-10 2018-11-26 遠位先端2ピース外部拡張アンカ Pending JP2019037842A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US201361844674P 2013-07-10 2013-07-10
US61/844,674 2013-07-10

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016525339A Division JP6473449B2 (ja) 2013-07-10 2014-03-06 遠位先端2ピース外部拡張アンカ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2019037842A true JP2019037842A (ja) 2019-03-14

Family

ID=50389537

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016525339A Expired - Fee Related JP6473449B2 (ja) 2013-07-10 2014-03-06 遠位先端2ピース外部拡張アンカ
JP2018220170A Pending JP2019037842A (ja) 2013-07-10 2018-11-26 遠位先端2ピース外部拡張アンカ

Family Applications Before (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016525339A Expired - Fee Related JP6473449B2 (ja) 2013-07-10 2014-03-06 遠位先端2ピース外部拡張アンカ

Country Status (5)

Country Link
US (1) US10582920B2 (ja)
EP (1) EP3019090B1 (ja)
JP (2) JP6473449B2 (ja)
AU (1) AU2014287772B2 (ja)
WO (1) WO2015005951A1 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10820918B2 (en) 2015-07-17 2020-11-03 Crossroads Extremity Systems, Llc Transosseous guide and method
US10258401B2 (en) 2015-07-17 2019-04-16 Kator, Llc Transosseous guide
US9962174B2 (en) 2015-07-17 2018-05-08 Kator, Llc Transosseous method
US10143462B2 (en) 2015-08-04 2018-12-04 Kator, Llc Transosseous suture anchor method
US9924935B2 (en) 2015-10-23 2018-03-27 Smith & Nephew, Inc. Suture anchor assembly with slip fit tip
US20190029664A1 (en) * 2016-02-12 2019-01-31 Smith & Nephew, Inc. Suture anchor with deformable cap
WO2017189202A1 (en) * 2016-04-26 2017-11-02 Smith & Nephew, Inc. Tap-in bone anchor with expanding ring
EP3490467B1 (en) * 2016-07-28 2022-07-13 Smith & Nephew, Inc Suture securing assemblies
US20220265261A1 (en) * 2021-02-19 2022-08-25 Medos International Sàrl Knotless instability devices and methods for soft tissue repair

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001514545A (ja) * 1997-03-07 2001-09-11 イノベーシブ デバイセズ インコーポレイテッド 物体を骨に係留するための方法及び装置
JP2004160177A (ja) * 2002-06-27 2004-06-10 Ethicon Inc 縫合糸アンカー
US20090149883A1 (en) * 2007-10-27 2009-06-11 Brunsvold Mark D Suture anchor
WO2013003746A1 (en) * 2011-06-29 2013-01-03 Pivot Medical, Inc. Method and apparatus for re-attaching the labrum to the acetabulum, including the provision and use of a novel suture anchor system
JP2013126546A (ja) * 2011-12-19 2013-06-27 Depuy Mitek Llc 結び目のない縫合糸アンカー

Family Cites Families (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5725529A (en) * 1990-09-25 1998-03-10 Innovasive Devices, Inc. Bone fastener
US5354298A (en) 1991-03-22 1994-10-11 United States Surgical Corporation Suture anchor installation system
US5545180A (en) 1993-12-13 1996-08-13 Ethicon, Inc. Umbrella-shaped suture anchor device with actuating ring member
US5486197A (en) 1994-03-24 1996-01-23 Ethicon, Inc. Two-piece suture anchor with barbs
US5645589A (en) 1994-08-22 1997-07-08 Li Medical Technologies, Inc. Anchor and method for securement into a bore
US5464427A (en) 1994-10-04 1995-11-07 Synthes (U.S.A.) Expanding suture anchor
US5643321A (en) 1994-11-10 1997-07-01 Innovasive Devices Suture anchor assembly and methods
US6632224B2 (en) 1996-11-12 2003-10-14 Triage Medical, Inc. Bone fixation system
US6554862B2 (en) * 1996-11-27 2003-04-29 Ethicon, Inc. Graft ligament anchor and method for attaching a graft ligament to a bone
US6641596B1 (en) 2000-10-18 2003-11-04 Ethicon, Inc. Knotless bioabsorbable suture anchor system and method
US6733506B1 (en) * 2000-11-16 2004-05-11 Ethicon, Inc. Apparatus and method for attaching soft tissue to bone
US6692516B2 (en) * 2000-11-28 2004-02-17 Linvatec Corporation Knotless suture anchor and method for knotlessly securing tissue
WO2004100809A1 (en) * 2003-05-08 2004-11-25 Bickley Barry T Fixation augmentation device and related techniques
US8348982B2 (en) * 2003-04-21 2013-01-08 Atlas Spine, Inc. Bone fixation plate
US8545866B2 (en) 2004-10-29 2013-10-01 Smith & Nephew, Inc. Bioabsorbable polymers
US8409252B2 (en) * 2008-03-25 2013-04-02 Linvatec Corporation Knotless suture anchor
US8162978B2 (en) * 2008-03-25 2012-04-24 Linvatec Corporation Non-metallic knotless suture anchor
US9463009B2 (en) * 2012-07-18 2016-10-11 Jmea Corporation Expandable prosthesis for a tissue repair system
US9414834B2 (en) * 2013-03-08 2016-08-16 Biomet Sports Medicine, Llc Knotless suture anchor and method of using same
CN106456154B (zh) * 2014-03-06 2021-01-05 史密夫和内修有限公司 两部件式无结缝线锚

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001514545A (ja) * 1997-03-07 2001-09-11 イノベーシブ デバイセズ インコーポレイテッド 物体を骨に係留するための方法及び装置
JP2004160177A (ja) * 2002-06-27 2004-06-10 Ethicon Inc 縫合糸アンカー
US20090149883A1 (en) * 2007-10-27 2009-06-11 Brunsvold Mark D Suture anchor
WO2013003746A1 (en) * 2011-06-29 2013-01-03 Pivot Medical, Inc. Method and apparatus for re-attaching the labrum to the acetabulum, including the provision and use of a novel suture anchor system
JP2013126546A (ja) * 2011-12-19 2013-06-27 Depuy Mitek Llc 結び目のない縫合糸アンカー

Also Published As

Publication number Publication date
AU2014287772A1 (en) 2016-01-28
JP2016526465A (ja) 2016-09-05
US10582920B2 (en) 2020-03-10
EP3019090A1 (en) 2016-05-18
AU2014287772B2 (en) 2019-03-28
EP3019090B1 (en) 2020-05-06
JP6473449B2 (ja) 2019-02-20
US20160157849A1 (en) 2016-06-09
WO2015005951A1 (en) 2015-01-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6473449B2 (ja) 遠位先端2ピース外部拡張アンカ
JP6776402B2 (ja) 組織を骨に固定するシステムおよび方法
US11471199B2 (en) Systems and methods for orthopedic repair
US20130211451A1 (en) Bone anchor and related instrumentation and methods
US8840677B2 (en) Allograft bone plugs, systems and techniques
JP6577949B2 (ja) 髄内インプラントのための方法および装置ならびにそのための移植の方法
JP2007512092A (ja) 軟組織を骨に付着させるためのデバイスおよび方法
EP1987803A2 (en) Expanding plug for tendon fixation
JP6542917B2 (ja) ねじ式プラグを有する縫合糸アンカーシステム
BR112015022457B1 (pt) Âncora óssea e conjunto de âncora/insersor
US20140214080A1 (en) Method and system for orthopedic repair
US11096681B2 (en) All-suture suture anchor systems and methods
CN111050669A (zh) 将缝合线固定到预钻孔的锚固系统和方法
JP2019526377A5 (ja)
US10820934B2 (en) Surgical guidewire centering device
CN111148477A (zh) 具有止血特征的组织锚固件
US20220133466A1 (en) Bone anchor insertion system having inserter coupling and decoupling
WO2014055765A1 (en) System and method for tissue capture & anchoring
WO2024072679A1 (en) Suture/anchor and delivery device combination
US20190029664A1 (en) Suture anchor with deformable cap
JP2020523109A (ja) 拡張アンカー

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181205

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191021

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200121

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200629

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20210308