JP2019036890A - アンテナ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】指向性の調整が容易なアンテナ装置を提供する。【解決手段】アンテナ部11と方向表示部13とを備える。アンテナ部11は、指向性を表すビームの向きであるビーム方向が可変設定される。方向表示部13は、アンテナ部11において設定されたビーム方向を設定方向として、設定方向に対応付けられた表示を、アンテナ部11の設定と連動して行う。【選択図】図1
Description
本開示は、RFタグからの情報の読み取りに用いるアンテナ装置に関する。
特許文献1には、物品に付与されたRFタグから無線送信される情報を、アンテナ装置を介して読み取ることで、物品の位置や移動を管理するように構成されたRFIDシステムが記載されている。
RFIDシステムは、通常、RFタグとの間で無線通信を行うためのアンテナと、アンテナを介してRFIDタグから情報を読み取るリーダライタと、リーダライタが読み取った情報を処理する処理部とを備える。
RFIDシステムを構築する際に、読み取り対象となる物品に備えられたRFタグとアンテナとの位置関係等に応じてアンテナの指向性を調整する必要がある。
しかしながら、従来技術では、リーダライタによって実際にRFタグを読み取らせ、その読み取り結果を示すアプリケーション画面を見て、的確な読み取りが行われているか否かを確認しながら、アンテナの指向性を調整する必要があった。つまり、アンテナの指向性の調整のために、設備や手間を要するという問題があった。
しかしながら、従来技術では、リーダライタによって実際にRFタグを読み取らせ、その読み取り結果を示すアプリケーション画面を見て、的確な読み取りが行われているか否かを確認しながら、アンテナの指向性を調整する必要があった。つまり、アンテナの指向性の調整のために、設備や手間を要するという問題があった。
本開示は、指向性の調整が容易なアンテナ装置を提供することにある。
請求項1に記載の発明は、アンテナ装置であって、指向性を表すビームの向きであるビーム方向が可変設定されるように構成されたアンテナ部と、前記アンテナ部において設定されたビーム方向を設定方向として、前記設定方向に対応付けられた表示を、前記アンテナ部の設定と連動して行う方向表示部と、を備える。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のアンテナ装置であって、外部からの入力される調整指示に従って前記設定方向を変化させるように構成された調整部を更に備える。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のアンテナ装置であって、前記調整部によって調整された前記設定方向を記憶するように構成された設定記憶部を更に備え、前記調整部は、予め設定された読出条件が成立すると、前記設定記憶部の記憶内容に従って、前記アンテナ部のビーム方向をプリセットするように構成される。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のアンテナ装置であって、前記調整部によって調整された前記設定方向を記憶するように構成された設定記憶部を更に備え、前記調整部は、予め設定された読出条件が成立すると、前記設定記憶部の記憶内容に従って、前記アンテナ部のビーム方向をプリセットするように構成される。
請求項4に記載の発明は、請求項2に記載のアンテナ装置であって、前記調整部によって調整された前記設定方向を、用意された識別情報と対応づけて記憶するように構成された設定記憶部と、前記識別情報を入力するように構成された入力部と、前記入力部から入力された前記識別情報に対応づけられた前記設定記憶部の記憶内容に従って、前記アンテナ部のビーム方向をプリセットするように構成されたプリセット部と、を更に備える。
請求項5に記載の発明は、請求項2から請求項4のいずれか1項に記載のアンテナ装置であって、前記調整部は、前記調整指示に従って制御電圧が変化する制御信号を生成するように構成され、前記アンテナ部は、前記制御電圧に応じて前記設定方向が変化するように構成される。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載のアンテナ装置であって、前記方向表示部は、前記制御電圧に応じて表示を変化させるように構成される。
請求項7に記載の発明は、請求項5又は請求項6に記載のアンテナ装置であって、前記アンテナ部は、1次元または2次元的に配列された複数のパッチアンテナと、前記複数のパッチアンテナ間の位相差を、前記制御電圧に従って変化させる可変移相器と、を備える。
請求項7に記載の発明は、請求項5又は請求項6に記載のアンテナ装置であって、前記アンテナ部は、1次元または2次元的に配列された複数のパッチアンテナと、前記複数のパッチアンテナ間の位相差を、前記制御電圧に従って変化させる可変移相器と、を備える。
請求項8に記載の発明は、請求項1から請求項7のいずれか1項に記載のアンテナ装置であって、前記設定方向を中心とする予め設定された角度範囲内にて前記ビーム方向を変動させるように構成された変動部を更に備える。
請求項9に記載の発明は、請求項1から請求項8のいずれか1項に記載のアンテナ装置であって、前記アンテナ部を介してRFタグから情報を読み取るように構成された読取部を更に備える。
請求項10に記載の発明は、請求項9に記載のアンテナ装置であって、予め設定された検知領域内に存在する物体を検知する物体検知部を更に備え、前記読取部は、前記物体検知部により前記物体が検知された場合に、予め設定された期間動作するように構成される。
請求項11に記載の発明は、請求項9または請求項10に記載のアンテナ装置であって、 当該アンテナ装置は、購入された商品のRFタグを読み取るキャッシュレジスタを構成し、 前記読取部で読み取られた前記RFタグのうち、前記アンテナ部にて受信される信号の強度が予め設定された強度閾値より大きく、且つ、前記読取部で情報が読み取られる頻度が予め設定され頻度閾値より大きい前記RFタグに対応する商品を購入品と判断して、前記購入品のリストを作成するように構成されたリスト作成部を更に備える。
請求項12に記載の発明は、請求項1から請求項11のいずれか1項に記載のアンテナ装置であって、外部機器との無線通信を行うように構成された無線通信部を更に備える。
請求項13に記載の発明は、請求項1から請求項12のいずれか1項に記載のアンテナ装置であって、当該アンテナ装置の各部を動作させる電力を蓄積するように構成された二次電池を更に備える。
請求項13に記載の発明は、請求項1から請求項12のいずれか1項に記載のアンテナ装置であって、当該アンテナ装置の各部を動作させる電力を蓄積するように構成された二次電池を更に備える。
請求項14に記載の発明は、請求項1から請求項13のいずれか1項に記載のアンテナ装置であって、当該アンテナ装置の各部を動作させる電力を、外部からの無線給電によって取得するように構成された無線受電部を更に備える。
請求項1に記載のアンテナ装置によれば、当該アンテナ装置の操作者に対して設定方向を視覚的に確認させることができる。アンテナ装置単体で、指向性の調整を容易に行うことができる。
請求項2に記載のアンテナ装置によれば、調整指示によって設定方向を自由に調整することができる。
請求項3に記載のアンテナ装置によれば、設定方向を、記憶部に記憶されている設定に容易に戻すことができる。
請求項3に記載のアンテナ装置によれば、設定方向を、記憶部に記憶されている設定に容易に戻すことができる。
請求項4に記載のアンテナ装置によれば、識別情報を入力することによって、設定方向を、記憶部に記憶されている識別情報に対応付けられた設定にプリセットすることができる。例えば、識別情報を、複数の操作者のそれぞれと対応づけた場合、各操作者に適した設定方向となるようにアンテナ装置を設定することができる。
請求項5に記載のアンテナ装置によれば、調整指示によってアンテナ部に直接触れることなく、自動的に設定方向を調整することができる。
請求項6に記載のアンテナ装置によれば、設定方向の調整に使用される制御信号を用いて、方向表示部の表示を切り替えるため、的確な表示を行うことができる。
請求項6に記載のアンテナ装置によれば、設定方向の調整に使用される制御信号を用いて、方向表示部の表示を切り替えるため、的確な表示を行うことができる。
請求項7に記載のアンテナ装置によれば、複数のパッチアンテナを1次元的に配置した場合は、パッチアンテナの配列方向に沿ってビームを傾けることができる。また、複数のパッチアンテナを2次元的には配置した場合は、2次元の配列に沿った縦及び横方向に加えて、斜め方向にもビームを傾けることができる。
請求項8に記載のアンテナ装置によれば、当該アンテナ装置による検出対象物に対するビームの当たり方を変化させることができる。その結果、アンテナ装置を、例えばRFタグの読み取りに使用する場合には、読み取り能力を向上させることができる。つまり、検出対象物に対するRFタグの取り付けられ方等によって、RFタグからの受信強度が低下する状況が発生したとしても、ビームの当たり方が変化することによって、読み取り不能となる可能性を低下させることができる。
請求項9に記載のアンテナ装置によれば、当該アンテナ装置単体でRFタグの読み取り装置として使用することができる。
請求項10に記載のアンテナ装置によれば、検知領域を、RFタグの読み取り作業に関わる物体又は人が存在する領域を含むように設定することで、読み取り作業を実施するときだけ動作させることができる。
請求項10に記載のアンテナ装置によれば、検知領域を、RFタグの読み取り作業に関わる物体又は人が存在する領域を含むように設定することで、読み取り作業を実施するときだけ動作させることができる。
請求項11に記載のアンテナ装置によれば、キャッシュレジスタとして使用することができ、しかも、レジの周囲にある非購入品の誤読を抑制することができる。つまり、アンテナ装置にRFタグを読み取らせる際に、購入品をアンテナ装置にかざす作業を行う場合、アンテナ装置にかざされた商品に付与されたRFタグからの受信強度は、比較的大きなものとなる。また、かざす作業は短時間で行われるが、通常、その間に複数回の読み取りが行われるため、アンテナ装置にかざされた商品に付与されたRFタグの読み取り頻度は、比較的大きなものとなる。これらの知見を利用することで誤読を抑制することができる。
請求項12に記載のアンテナ装置によれば、指示入力等の入力に用いる外部機器との間にケーブルを接続する必要がないため、設置の自由度を高めることができると共に、見た目を向上させることができる。
請求項13に記載のアンテナ装置によれば、二次電池を備えることにより、配線が不要となり、携帯可能な装置とすることができる。
請求項14に記載のアンテナ装置によれば、電源線を接続する必要がないため、見た目を向上させることができる。
請求項14に記載のアンテナ装置によれば、電源線を接続する必要がないため、見た目を向上させることができる。
以下、図面を参照しながら、本開示の実施形態を説明する。
[1.第1実施形態]
[1−1.全体構成]
図1及び図2に示すRFIDシステムは、アンテナ装置1と外部機器3とを備える。ここでは、商店などにおいて、客によって購入された商品等の物品に添付されたRFタグから識別情報を読み取るキャッシュレジスター(以下、レジ)として、RFIDシステムを使用する場合について説明する。
[1.第1実施形態]
[1−1.全体構成]
図1及び図2に示すRFIDシステムは、アンテナ装置1と外部機器3とを備える。ここでは、商店などにおいて、客によって購入された商品等の物品に添付されたRFタグから識別情報を読み取るキャッシュレジスター(以下、レジ)として、RFIDシステムを使用する場合について説明する。
アンテナ装置1は、長方形でシート状の外形形状を有する。アンテナ装置1は、レジ台に載置して使用され、店員がアンテナ装置1に商品をかざすことで、RFタグからの情報の読み取りが実行される。
アンテナ装置1は、レジ台に載置された状態で上方を向く面に設けられた、表示素子L1〜L5及びLp,Lrを備える。表示素子L1〜L5は、アンテナ装置1の長手方向に沿って1列に配置され、アンテナ装置1の指向性を表すビームの向きを示す方向表示を行う。二つの表示素子Lp,Lrは、表示素子L1〜L5とは離れた位置に配置され、アンテナ装置1の動作状態を示す動作表示を行う。
以下では、レジ台に載置されたアンテナ装置1の上下方向をZ軸方向、アンテナ装置1の外形形状の長手方向をY軸方向及び短手方向をX軸方向という。また、Y軸方向の一方側を店員側、他方側を客側という。なお、表示素子L1〜L5は、客側から店員側に向けて、L1→L2→L3→L4→L5の順番で並んでいる。
アンテナ装置1は、店員側の側面に調整孔Hが形成されている。調整孔Hは、ドライバの先端部分を挿入可能な孔径を有し、調整孔Hの奥には、指向性調整用のネジ(以下、調整ネジ)が設けられている。つまり、アンテナ装置1は、ドライバによって調整ネジを操作することによって、指向性を表すビームの向き(以下、ビーム方向)を可変設定できるように構成されている。
アンテナ装置1は、店員側の側面にケーブル2が設けられている。アンテナ装置1は、このケーブル2を介して外部機器3と接続される。ケーブル2には、アンテナ装置1に対する給電を行うための給電線21及び外部機器3との通信を行うための通信線22が含まれる。図1において、ケーブル2は、アンテナ装置1と一体化されているが、これに限定されるものではない。例えば、アンテナ装置1にコネクタを設けることで、アンテナ装置1に対してケーブル2を着脱できるように構成されていてもよい。また、給電線21と通信線22とは、それぞれ異なるケーブルが用いられていてもよい。
なお、レジ台において、アンテナ装置1が載置された場所に対して、X軸方向の一端、図1においては、手前側には、RFタグの読み取り対象となる商品または商品を入れた買い物かごを一時的に置くためのスペース(以下、仮置きスペース)SPが設けられる。
外部機器3は、例えば、パーソナルコンピュータを備える。また、外部機器3は、アンテナ装置1に対して購入品リストの作成開始および終了を指示するための指示入力部31を備える。外部機器3は、アンテナ装置1から出力される購入リストに基づいて精算等を行なうキャッシュレジスタとして必要な各種処理を実行する。外部機器3は、パーソナルコンピュータ等の汎用機器に限らず、レジ用に作成された専用機器であってもよい。
[1−2.アンテナ装置]
アンテナ装置1は、図2に示すように、アンテナ部11と、調整部12と、方向表示部13と、物体検知センサ14と、リーダライタ15と、を備える。なお、物体検知センサ14が物体検知部に相当し、リーダライタ15が読取部に相当する。
アンテナ装置1は、図2に示すように、アンテナ部11と、調整部12と、方向表示部13と、物体検知センサ14と、リーダライタ15と、を備える。なお、物体検知センサ14が物体検知部に相当し、リーダライタ15が読取部に相当する。
[1−2−1.アンテナ部]
アンテナ部11は、図3に示すように、一対のパッチアンテナ111,112と、合成回路113と、可変移相器114と、変動部115を備える。一対のパッチアンテナ111,112は、図1に点線で示すように、アンテナ装置1の長手方向、即ちY軸方向に沿って配置される。
アンテナ部11は、図3に示すように、一対のパッチアンテナ111,112と、合成回路113と、可変移相器114と、変動部115を備える。一対のパッチアンテナ111,112は、図1に点線で示すように、アンテナ装置1の長手方向、即ちY軸方向に沿って配置される。
パッチアンテナ111,112は、誘電体基板の一方の基板面(以下、アンテナ形成面)に形成され、他方の基板面の略全域に、グランドパターンが形成されている。このため、パッチアンテナ111,112は、誘電体基板のアンテナ形成面から電波を放射する平面アンテナとして機能する。
合成回路113は、リーダライタ15から出力される送信信号を電力分配し、一方の信号をパッチアンテナ111に、他方の信号を、可変移相器114を介してパッチアンテナ112に出力する。また、合成回路113は、パッチアンテナ111で受信された信号と、パッチアンテナ112で受信され可変移相器114を介して入力される信号を電力合成して、リーダライタ15に出力する。
可変移相器114は、合成回路113で電力分配された信号に、調整部12から出力される制御電圧Vに応じた位相差を与えた上でパッチアンテナ112に出力する。また、可変移相器114は、パッチアンテナ112で受信された信号に、制御電圧Vに応じた位相差を与えた上で合成回路113に出力する。
可変移相器114は、合成回路113で電力分配された信号に、調整部12から出力される制御電圧Vに応じた位相差を与えた上でパッチアンテナ112に出力する。また、可変移相器114は、パッチアンテナ112で受信された信号に、制御電圧Vに応じた位相差を与えた上で合成回路113に出力する。
可変移相器114によって両パッチアンテナ111,112の送受信信号に与えられる位相差は、図4に示すように、制御電圧Vに応じて連続的に変化するように構成されている。上述したように、パッチアンテナ111,112は、Y軸方向に沿って配置されているため、制御電圧Vを変化させることにより、両パッチアンテナ111,112が実現する指向性を表すビームの方向は、Y−Z平面内で変化する。
なお、ここでは、可変移相器114を、一方のパッチアンテナ112と合成回路113との間にだけ設けたが、図15に示すアンテナ部11aのように、パッチアンテナ111と合成回路113との間にも可変移相器116を設けてもよい。
なお、ここでは、可変移相器114を、一方のパッチアンテナ112と合成回路113との間にだけ設けたが、図15に示すアンテナ部11aのように、パッチアンテナ111と合成回路113との間にも可変移相器116を設けてもよい。
変動部115は、リーダライタ15からの指示に従って、制御電圧Vを、微少な電圧範囲で変動させる機能を有する。微少な電圧範囲とは、例えば、ビーム方向の可変角度範囲に対して1/10以下の範囲(例えば、±1〜2°)で角度を変動させるような電圧範囲である。変動の周期は、例えば、アンテナ装置1に商品をかざす作業をした場合に、1回の作業中で、リーダライタ15がRFタグの読み取りを複数回実行できるとして、その複数回のそれぞれでビーム方向が異なったものとなるように設定される。
[1−2−2.調整部]
調整部12は、図3に示すように、昇圧回路121と、分圧回路122とを備える。昇圧回路121は、リーダライタ15経由で給電を受けて動作し、リーダライタ15からの給電電圧VDD(例えば、5V)を昇圧した、調整用電源電圧VCC(例えば、12V)を発生させる。分圧回路122は、調整用電源電圧VCCを分圧することで制御電圧Vを発生させる。制御電圧Vは、アンテナ部11のビーム方向の調整に用いるための制御信号の電圧レベルのことをいう。分圧回路122は、直列接続された抵抗器Rと可変抵抗器VRとを有する。可変抵抗器VRの抵抗値は、調整孔Hに設けられた調整ネジを回転させることによって変化するように構成されている。
調整部12は、図3に示すように、昇圧回路121と、分圧回路122とを備える。昇圧回路121は、リーダライタ15経由で給電を受けて動作し、リーダライタ15からの給電電圧VDD(例えば、5V)を昇圧した、調整用電源電圧VCC(例えば、12V)を発生させる。分圧回路122は、調整用電源電圧VCCを分圧することで制御電圧Vを発生させる。制御電圧Vは、アンテナ部11のビーム方向の調整に用いるための制御信号の電圧レベルのことをいう。分圧回路122は、直列接続された抵抗器Rと可変抵抗器VRとを有する。可変抵抗器VRの抵抗値は、調整孔Hに設けられた調整ネジを回転させることによって変化するように構成されている。
なお、昇圧回路121は、可変移相器113により位相差を調整することができる範囲を広げるためのものである。従って、可変移相器113が、給電電圧VDDの範囲内で十分な位相差が得られるのであれば、昇圧回路121を省略してもよい。
[1−2−3.方向表示部]
方向表示部13は、制御電圧Vと予め設定された閾値VT1〜VT4とを比較することで、方向表示を行う表示素子L1〜L5のいずれかを点灯させる。但し、VT1<VT2<VT3<VT4である。具体的には、方向表示部13は、図6に示すように、制御電圧Vが閾値VT1以下であれば、表示素子L1を点灯する。j=2、3として、制御電圧Vが閾値VTj−1以上かつ閾値VTj未満であれば表示素子Ljを点灯する。制御電圧Vが閾値VT4以上であれば、表示素子L5を点灯する。なお、このような動作をする方向表示部13は、閾値VT1〜VT4を発生させる分圧回路、制御電圧Vと各閾値VT1〜VT4とを大小比較するコンパレータ、及び論理回路等を用いて容易に構成できる。
方向表示部13は、制御電圧Vと予め設定された閾値VT1〜VT4とを比較することで、方向表示を行う表示素子L1〜L5のいずれかを点灯させる。但し、VT1<VT2<VT3<VT4である。具体的には、方向表示部13は、図6に示すように、制御電圧Vが閾値VT1以下であれば、表示素子L1を点灯する。j=2、3として、制御電圧Vが閾値VTj−1以上かつ閾値VTj未満であれば表示素子Ljを点灯する。制御電圧Vが閾値VT4以上であれば、表示素子L5を点灯する。なお、このような動作をする方向表示部13は、閾値VT1〜VT4を発生させる分圧回路、制御電圧Vと各閾値VT1〜VT4とを大小比較するコンパレータ、及び論理回路等を用いて容易に構成できる。
ここで、閾値VT1〜VT4の設定方法について説明する。まず、ビーム方向を変化させる可変角度範囲を設定する。また、可変角度範囲内でM(本実施形態ではM=5)個のビーム方向D1〜DMを設定する。例えば、図5に示すように、Y−Z平面内で、Z軸に対して店員側をプラス、客側をマイナスとして、−β°〜α°の範囲を可変角度範囲とする。また、i=1〜Mの整数として、ビーム方向Diを(1)式によって設定する。
Di=−β°+(i−1)×(α°+β°)/(M−1) (1)
そして、図6に示すように、方向DiとDi+1との中間方向に対応する制御電圧Vを閾値VTiとして設定する。
そして、図6に示すように、方向DiとDi+1との中間方向に対応する制御電圧Vを閾値VTiとして設定する。
つまり、ビーム方向がアンテナ装置1の上面の真上方向(即ち、Z軸方向)又は真上方向より客側に傾斜するように設定されている場合、表示素子L1〜L5のうち、最も客側に位置する表示素子L1が点灯する。また、ビーム方向が真上方向より店員側に傾斜するように設定されている場合、その傾斜が大きくなるほど、より店員側に位置する表示素子L2〜L5のいずれかが点灯する。
上述した可変角度範囲の設定およびビーム方向と表示素子L1〜L5との対応関係は、あくまでも一例であり、これに限定されるものではない。また、表示素子によって示される方向の数は4つ以下又は6つ以上でもよい。
[1−2−4.物体検知センサ]
物体検知センサ14は、所定の監視領域に存在する物体を検知する周知のセンサである。ここでは、仮置きスペースSPが監視領域となる。つまり、物体検知センサ14は、仮置きスペースSPに、RFタグの読み取り対象となる商品または商品が入った買い物かごが載置されると、これを検知して検知信号をリーダライタ15に出力する。ここでは、物体検知センサ14は、アンテナ装置1と一体に設けられているが、アンテナ装置1とは別体に設けられていてもよい。
[1−2−4.物体検知センサ]
物体検知センサ14は、所定の監視領域に存在する物体を検知する周知のセンサである。ここでは、仮置きスペースSPが監視領域となる。つまり、物体検知センサ14は、仮置きスペースSPに、RFタグの読み取り対象となる商品または商品が入った買い物かごが載置されると、これを検知して検知信号をリーダライタ15に出力する。ここでは、物体検知センサ14は、アンテナ装置1と一体に設けられているが、アンテナ装置1とは別体に設けられていてもよい。
[1−2−5.リーダライタ]
リーダライタ15は、図3に示すように、電源部151と処理部152とを備える。
電源部151は、ケーブル2を介して外部より電力供給を受けて動作し、アンテナ装置1の各部に給電電圧VDDで給電を行う。電源部151は、ケーブル2を介して電力供給を受けているときには、状態表示を行う表示素子Lpを点灯させる。電源部151は、アンテナ装置1の全体に給電を行う動作モードである通常モードと、アンテナ装置1の一部に対する給電を停止して消費電力を低減する動作モードである省電力モードとを有する。電源部151は、省電力モードのときに、物体検知センサ14から検知信号が入力されると動作モードを通常モードに遷移させる。その後、新たな検知信号が入力されることなく、予め設定された待機時間が経過すると、動作モードを省電力モードに遷移させる。一方、待機時間の間に、新たな検知信号が入力されると、待機時間を計測するタイマーがリスタートされることで、通常モードの期間が延長される。つまり、待機時間以内の間隔で検知信号が入力され続けている間は、通常モードが継続される。
リーダライタ15は、図3に示すように、電源部151と処理部152とを備える。
電源部151は、ケーブル2を介して外部より電力供給を受けて動作し、アンテナ装置1の各部に給電電圧VDDで給電を行う。電源部151は、ケーブル2を介して電力供給を受けているときには、状態表示を行う表示素子Lpを点灯させる。電源部151は、アンテナ装置1の全体に給電を行う動作モードである通常モードと、アンテナ装置1の一部に対する給電を停止して消費電力を低減する動作モードである省電力モードとを有する。電源部151は、省電力モードのときに、物体検知センサ14から検知信号が入力されると動作モードを通常モードに遷移させる。その後、新たな検知信号が入力されることなく、予め設定された待機時間が経過すると、動作モードを省電力モードに遷移させる。一方、待機時間の間に、新たな検知信号が入力されると、待機時間を計測するタイマーがリスタートされることで、通常モードの期間が延長される。つまり、待機時間以内の間隔で検知信号が入力され続けている間は、通常モードが継続される。
処理部152は、CPUと、ROM又はRAM等の半導体メモリ(以下、メモリ)と、を有するマイクロコンピュータを備える。処理部152は、図示を省略するが、アンテナ部11を介して送受信される信号の変調および復調を行う回路、およびアンテナ部11からの受信信号の信号レベル、即ち、受信強度を測定する回路等も備えている。
処理部152は、動作モードが通常モードのときに動作し、読取処理及びリスト作成処理を少なくとも実行する。このリスト作成処理を実行する処理部152(ひいてはリーダライタ15)が、リスト生成部に相当する。処理部152において、これらの処理を実現する方法は、ソフトウェアに限るものではなく、その一部又は全部の機能が、一つあるいは複数のハードウェアを用いて実現されてもよい。
読取処理は、RFタグから情報を読み取る周知の処理であるため、ここでは、その詳細についての説明は省略する。読取処理では、通常モードのときに数m〜数十ms周期で繰り返し読み取り動作を実行する。読取処理では、アンテナ部11のビーム内に存在するRFタグについて、既に読み取りに成功しているか否かに関わらず、繰り返し情報を読み取る。また、処理部152は、読取処理によって、情報の読み取りに成功する毎に、状態表示を行う表示素子Lrを点滅させる。
次に、リスト作成処理は、読取処理によって読み取ったRFタグの情報に基づいて購入リストを作成する処理である。その詳細を、図7のフローチャートを用いて説明する。本処理は、外部機器3の指示入力部31を介して、購入リストの作成開始を指示する作成指示が入力されると開始される。また、本処理の開始時には、後術する受信リストおよび購入リストの内容はクリアされる。
本処理が開始されると、処理部152は、S110にて、外部機器3を介して購入リストの作成終了を指示する終了指示が入力されたか否かを判定する。終了指示が入力されていなければ、S120に移行する。
S120では、読取処理によってRFタグの情報の読み取りに成功したか否かを判定する。読み取りに成功していなければ、S110に戻り、読み取りに成功していれば、S130に移行する。以下、RFタグから読み取られた情報を対象情報、その対象情報に対応する商品を対象商品という。
S130では、対象情報により読取リストを更新する。読取リストには、対象情報と、対象情報と同一の情報が読み取られた回数である読取回数とが対応づけて記憶される。つまり、対象情報が読取リストに未だ登録されていない場合は、対象情報が新たに読取リストに登録され、対象情報が読取リストに既に登録されている場合は、対応する読取回数のみが更新される。
S140では、対象情報の受信強度が強度閾値以上であるか否かを判定する。受信強度が強度閾値以上であれば、対象商品は、アンテナ装置1の十分に近くに存在するもの、即ち、店員によってアンテナ装置1にかざす作業がなされた購入品である可能性があると判定して、S150に移行する。一方、受信強度が閾値未満であれば、対象商品は、アンテナ装置1の周囲に陳列されている商品等の非購入品であると判定して、S110に戻る。
S150では、対象情報の読取回数が回数閾値以上であるか否かを判定する。読取回数が回数閾値以上であれば、対象商品は購入品であると判定して、S160に移行する。読取回数が回数閾値未満であれば、対象商品が購入品であるか否かは未確定であると判定し、S110に戻る。つまり、店員によってアンテナ装置1に商品がかざされる時間は、短時間ではあるが、その間に、RFタグの情報の読み取りが複数回繰り返される。レジの周囲に陳列されている商品に添付されたRFタグは、繰り返し読み取りが行われる可能性があるが受信強度が弱い。また、商品に添付されたRFタグは、意図的にアンテナ装置1にかざす作業が行われない限り、強度閾値以上の受信強度で繰り返し読み取られる可能性は小さい。従って、強度閾値および回数閾値を適切に設定することで、非購入品が購入品であると誤認されることを抑制することができる。
S160では、対象商品を購入リストに追加してS110に戻る。
先のS110にて終了指示が入力されたと判定された場合、S170に移行する。
S170では、S160で作成された購入リストを外部機器3に出力して、本処理を終了する。外部機器3は、購入リストに従って精算を行うための処理等を実行する。
先のS110にて終了指示が入力されたと判定された場合、S170に移行する。
S170では、S160で作成された購入リストを外部機器3に出力して、本処理を終了する。外部機器3は、購入リストに従って精算を行うための処理等を実行する。
[1−3.効果]
以上詳述した第1実施形態によれば、以下の効果を奏する。
(1a)アンテナ装置1では、ビーム方向を任意に調整することができ、しかも、調整されたビーム方向(即ち、設定方向)に対応して方向表示を行う表示素子L1〜L5の表示が変化する。従って、アンテナ装置1によれば、ビーム方向の調整を、表示素子L1〜L5の表示状態を見ながら簡易に実施することができる。
以上詳述した第1実施形態によれば、以下の効果を奏する。
(1a)アンテナ装置1では、ビーム方向を任意に調整することができ、しかも、調整されたビーム方向(即ち、設定方向)に対応して方向表示を行う表示素子L1〜L5の表示が変化する。従って、アンテナ装置1によれば、ビーム方向の調整を、表示素子L1〜L5の表示状態を見ながら簡易に実施することができる。
(1b)アンテナ装置1では、ビーム方向の可変角度範囲が、店員側にビームを傾斜させる方向に設定されているため、アンテナ装置1の客側を通過する精算対象者以外の客が持っている商品に添付されたRFタグが読み取られること、即ち、その商品が、精算対象者の商品として誤認されることを抑制することができる。
(1c)アンテナ装置1では、物体検知センサ14によって仮置きスペースSPに物体が検知された場合にだけ、RFタグの情報を読み取る読取処理が実行される。このため、読取処理が無駄に実行されることが抑制され、省電力化を実現することができる。
(1d)アンテナ装置1では、受信閾値以上の受信強度で、回数閾値以上繰り返し対象情報が読み取られた対象商品のみを、購入リストに追加するため、レジ周囲に陳列された商品等が、購入品として誤認されることを抑制することができる。
(1e)アンテナ装置1では、ビーム方向の調整が、調整ネジを操作することで行なわれるため、アンテナ装置1への給電が停止したとしても、調整ネジが操作されない限り、ビーム方向の調整結果を保持することができる。つまり、次に使用する場合には、前回調整された状態で直ちに使用することができる。
[2.第2実施形態]
[2−1.第1実施形態との相違点]
第2実施形態は、基本的な構成は第1実施形態と同様であるため、相違点について以下に説明する。なお、第1実施形態と同じ符号は、同一の構成を示すものであって、先行する説明を参照する。
[2−1.第1実施形態との相違点]
第2実施形態は、基本的な構成は第1実施形態と同様であるため、相違点について以下に説明する。なお、第1実施形態と同じ符号は、同一の構成を示すものであって、先行する説明を参照する。
前述した第1実施形態のアンテナ装置1では ビーム方向を決める制御電圧Vを、調整ネジを操作することで変化させている。これに対し、第2実施形態のアンテナ装置1aでは、制御電圧Vを電子的に設定及び記憶する点で、第1実施形態と相違する。
[2−2.構成]
図8に示す第2実施形態のアンテナ装置1aは、第1実施形態のアンテナ装置1と比較して、記憶部17が追加され、更に、調整部12aの構成が異なっている。なお、記憶部17が設定記憶部に相当する。
図8に示す第2実施形態のアンテナ装置1aは、第1実施形態のアンテナ装置1と比較して、記憶部17が追加され、更に、調整部12aの構成が異なっている。なお、記憶部17が設定記憶部に相当する。
また、外部機器3aは、アンテナ装置1の指向性を表すビームの向きの調整を指示する調整指示を入力するための調整入力部32が設けられている。
また、リーダライタ15aは、外部機器3aからの調整指示を、調整部12aに転送する機能が追加されている。
また、リーダライタ15aは、外部機器3aからの調整指示を、調整部12aに転送する機能が追加されている。
[2−3.記憶部]
記憶部17は、電源がオフされても、記憶内容が保持される不揮発性メモリにより構成されている。記憶部17には、調整部12aにて制御電圧Vを発生させるために使用された制御値が記憶される。
記憶部17は、電源がオフされても、記憶内容が保持される不揮発性メモリにより構成されている。記憶部17には、調整部12aにて制御電圧Vを発生させるために使用された制御値が記憶される。
[2−4.調整部]
調整部12aは、制御値に従って制御電圧Vを発生させるD/A変換器を備える。調整部12aは、調整入力部32が操作されることにより、外部機器3aからリーダライタ15aを介して入力される調整指示に従って、制御値を予め設定された所定値ずつ増減させることで、制御電圧Vを変化させる。
調整部12aは、制御値に従って制御電圧Vを発生させるD/A変換器を備える。調整部12aは、調整入力部32が操作されることにより、外部機器3aからリーダライタ15aを介して入力される調整指示に従って、制御値を予め設定された所定値ずつ増減させることで、制御電圧Vを変化させる。
調整部12aが実行する方向調整処理を、図9に示すフローチャートを用いて説明する。
本処理は、アンテナ装置1aに対する外部からの給電が行われ、リーダライタ15aから調整部12aへの給電が開始されると起動する。
本処理は、アンテナ装置1aに対する外部からの給電が行われ、リーダライタ15aから調整部12aへの給電が開始されると起動する。
調整部12aは、本処理が起動すると、S310では、アンテナ部11のビーム方向をプリセットする。具体的には、記憶部17に記憶された制御値を読み出して、D/A変換器の入力に設定する。これにより、D/A変換器からは、制御値に応じた制御電圧Vが出力される。この制御電圧Vに応じて、アンテナ部11のビーム方向がプリセットされ、方向表示を行う表示素子L1〜L5では、設定されたビーム方向に応じた表示が行われる。
S320では、外部機器3aの調整入力部32が操作されることで調整指示が入力されたか否かを判定する。調整指示が入力されていなければ、同ステップを繰り返すことで待機する。調整指示が入力されていれば、S330に移行する。
S330では、調整指示に従ってD/A変換器の制御値を増減することで制御電圧Vを変化させる。
S340では、S330での調整によって得られた制御値を、記憶部17に記憶して、S320に戻る。
S340では、S330での調整によって得られた制御値を、記憶部17に記憶して、S320に戻る。
[2−5.効果]
以上詳述した第2実施形態によれば、前述した第1実施形態の効果(1a)〜(1d)を奏し、さらに、以下の効果を奏する。
以上詳述した第2実施形態によれば、前述した第1実施形態の効果(1a)〜(1d)を奏し、さらに、以下の効果を奏する。
(2a)アンテナ装置1aでは、調整部12aでの調整結果を、調整ネジの位置によるのではなく、D/A変換器の制御値を記憶部17に記憶させることで保持している。このため、調整部12aでの調整結果が、物理的な振動等によって変化してしまうことがなく、ラストステート機能の信頼性を向上させることができる。
[3.第3実施形態]
[3−1.第2実施形態との相違点]
第3実施形態は、基本的な構成は第2実施形態と同様であるため、相違点について以下に説明する。なお、第1実施形態と同じ符号は、同一の構成を示すものであって、先行する説明を参照する。
[3−1.第2実施形態との相違点]
第3実施形態は、基本的な構成は第2実施形態と同様であるため、相違点について以下に説明する。なお、第1実施形態と同じ符号は、同一の構成を示すものであって、先行する説明を参照する。
前述した第2実施形態のアンテナ装置1aでは、ラストステート機能を実現するための構成がアンテナ装置1a側に設けられている。これに対し、第3実施形態のアンテナ装置1bでは、その構成が外部機器3b側に設けられている点で、第2実施形態と相違する。
[3−2.構成]
図10に示す第3実施形態のアンテナ装置1bは、第2実施形態のアンテナ装置1aと比較して、記憶部17が省略されている。
図10に示す第3実施形態のアンテナ装置1bは、第2実施形態のアンテナ装置1aと比較して、記憶部17が省略されている。
外部機器3bには、カードリーダ4およびデータベース5が接続されている。なお、カードリーダ4が入力部に相当し、データベース5が設定記憶部に相当する。
カードリーダ4は、店員の身分証等として使用されるIDカードから、各店員を識別するID番号を読み取る。店員は、外部機器3bを介してアンテナ装置1bを操作する場合に、自身のIDカードをカードリーダ4に読み取らせる。
カードリーダ4は、店員の身分証等として使用されるIDカードから、各店員を識別するID番号を読み取る。店員は、外部機器3bを介してアンテナ装置1bを操作する場合に、自身のIDカードをカードリーダ4に読み取らせる。
データベース5には、図11に示すように、ID番号と、調整部12bにおいてD/A変換器の入力となる制御値とが対応づけて記憶される。
外部機器3bは、カードリーダ4によりID番号が読み取られると、そのID番号に対応する制御値をデータベース5から読み出して、アンテナ装置1bに送信する。
外部機器3bは、カードリーダ4によりID番号が読み取られると、そのID番号に対応する制御値をデータベース5から読み出して、アンテナ装置1bに送信する。
アンテナ装置1bでは、外部機器3bから受信した制御値が、リーダライタ15bを介して調整部12bに供給され、D/A変換部の入力として設定される。これにより、D/A変換器から、制御値に応じた制御電圧Vが出力され、アンテナ部11のビーム方向がプリセットされる。
調整部12bでは、調整入力部32を介して入力される調整指示によって制御値が増減される。この点は、第2実施形態の場合と同様である。また、調整部12bには、調整された制御値を、リーダライタ15bを介して、調整結果を外部機器3bに送信する機能が追加されている。
外部機器3bは、調整された制御値を受信すると、データベース5の内容を更新する。具体的には、外部機器3bは、先に読み込まれたID番号に対応づけて記憶されている制御値を、調整された制御値によって更新する。
[3−3.効果]
以上詳述した第3実施形態によれば、前述した第1実施形態の効果(1a)〜(1d)を奏し、さらに、以下の効果を奏する。
以上詳述した第3実施形態によれば、前述した第1実施形態の効果(1a)〜(1d)を奏し、さらに、以下の効果を奏する。
(3a)アンテナ装置1bでは、調整部12bでの調整結果が、外部機器3bに送信し、店員を識別するID番号と対応づけてデータベース5に記憶される。また、カードリーダ4にて、ID番号が読み取られたときには、ID番号に対応した制御値をデータベース5から読み出して、アンテナ装置1bに送信し、アンテナ装置1bでは、受信した制御値に従って調整部12bの設定をプリセットする。
このため、アンテナ装置1bでは、第2実施形態の場合と同様に、調整部12bでの調整結果が、物理的な振動等によって変化してしまうことがなく、ラストステート機能の信頼性を向上させることができる。
しかも、アンテナ装置1bでは、調整部12bが店員毎に異なる設定にプリセットされるため、アンテナ装置1bの使い勝手を向上させることができる。
なお、本実施形態では、データベース5を、外部機器3bに接続しているが、調整部12bに接続してもよい。この場合、外部機器3bは、ID情報をアンテナ装置1bに送信する。そして、アンテナ装置1bでは、ID情報を調整部12bに転送する。調整部12bは、ID情報に対応する制御値をデータベース5から読み込んで制御電圧Vをプリセットすればよい。
なお、本実施形態では、データベース5を、外部機器3bに接続しているが、調整部12bに接続してもよい。この場合、外部機器3bは、ID情報をアンテナ装置1bに送信する。そして、アンテナ装置1bでは、ID情報を調整部12bに転送する。調整部12bは、ID情報に対応する制御値をデータベース5から読み込んで制御電圧Vをプリセットすればよい。
[4.第4実施形態]
[4−1.第2実施形態との相違点]
第4実施形態は、基本的な構成は第2実施形態と同様であるため、相違点について以下に説明する。なお、第2実施形態と同じ符号は、同一の構成を示すものであって、先行する説明を参照する。
[4−1.第2実施形態との相違点]
第4実施形態は、基本的な構成は第2実施形態と同様であるため、相違点について以下に説明する。なお、第2実施形態と同じ符号は、同一の構成を示すものであって、先行する説明を参照する。
前述した第2実施形態のアンテナ装置1aでは アンテナ装置1aに対する給電およびアンテナ装置1と外部機器3aとの通信を、ケーブル2を介して行っている。これに対し、第4実施形態のアンテナ装置1cでは、給電および通信をワイヤレスで行う点で、第2実施形態と相違する。
[4−2.構成]
図12に示すように、第4実施形態のアンテナ装置1cでは、ケーブル2が省略され、代わりに無線受電部18及び無線通信部19を備える。また、アンテナ装置1cと共にRFIDシステムを構成する外部機器3cも、無線通信部33を備える。また、RFIDシステムには、無線送電部6が追加されている。
図12に示すように、第4実施形態のアンテナ装置1cでは、ケーブル2が省略され、代わりに無線受電部18及び無線通信部19を備える。また、アンテナ装置1cと共にRFIDシステムを構成する外部機器3cも、無線通信部33を備える。また、RFIDシステムには、無線送電部6が追加されている。
無線送電部6は、レジ台においてアンテナ装置1cが載置される部位に設置され、電磁エネルギーの放射を行う。
無線受電部18は、アンテナ装置1cのレジ台との接触面側に設けられ、無線送電部6から放射される電磁エネルギーを直流電力に変換して、リーダライタ15aに供給する。
無線受電部18は、アンテナ装置1cのレジ台との接触面側に設けられ、無線送電部6から放射される電磁エネルギーを直流電力に変換して、リーダライタ15aに供給する。
これらの無線送電部6及び無線受電部18によって実現される無線給電装置は、周知のものであるため、ここでの詳細な説明は省略する。
アンテナ装置1cの無線通信部19及び外部機器3cの無線通信部33は、例えば、無線LANアダプタが用いられ、外部機器3cからアンテナ装置1cへの指示入力や調整入力を、無線通信によって伝達する。
アンテナ装置1cの無線通信部19及び外部機器3cの無線通信部33は、例えば、無線LANアダプタが用いられ、外部機器3cからアンテナ装置1cへの指示入力や調整入力を、無線通信によって伝達する。
[4−3.効果]
以上詳述した第4実施形態によれば、前述した第1実施形態の効果(1a)〜(1d)および第2実施形態の効果(2a)を奏し、さらに、以下の効果を奏する。
以上詳述した第4実施形態によれば、前述した第1実施形態の効果(1a)〜(1d)および第2実施形態の効果(2a)を奏し、さらに、以下の効果を奏する。
(4a)アンテナ装置1cでは、ケーブル2を必要としないため、レジ台における配置の自由度を高めることができると共に、外観を向上させることができる。
[5.他の実施形態]
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は上述の実施形態に限定されることなく、種々変形して実施することができる。
[5.他の実施形態]
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は上述の実施形態に限定されることなく、種々変形して実施することができる。
(5a)上記実施形態では、アンテナ装置1,1a〜1cを、キャッシュレジスタを構成するRFIDシステムに適用した例を示したが、これに限定されるものではなく、RFタグの読み取りを行う各種読み取り装置に適用することができる。
(5b)アンテナ装置1,1a〜1cは、二次電池を備えていてもよい。この場合、外部からの給電が停止しても、動作を継続させることができ、携帯装置として使用することができる。
(5c)上記実施形態では、方向表示を行うために一列に配置した5つの表示素子L1〜L5を用いているが、これに限定されるものではない。例えば、図13に示すように、矢印マークを用い、矢印マーク中で点灯する領域の大きさ又は位置、発光強度等を変えることで、設定方向を表現してもよい。
(5d)上記実施形態では、アンテナ部11が、二つのパッチアンテナ111,112をY軸方向に沿って配置することで、Y−Z平面内でのビーム方向を変化させているが、これに限定されるものではない。例えば、図14に示すように、X軸方向及びY軸方向のそれぞれに沿って複数のパッチアンテナを2次元的には位置してもよい。この場合、ビーム方向を、Y−Z平面内及びX−Z平面内だけでなく、斜め方向へも変化させることができる。
(5e)上記実施形態では、リスト生成処理を、リーダライタ15、15a、15bが実行しているが、外部機器3が実行するように構成されていてもよい。
(5f)上記実施形態では、複数のパッチアンテナの送受信信号に位相差を与えることで異なるビーム方向を実現しているが、これに限定されるものではない。例えば、機械的にアンテナ部11の向きを変化させることができるように構成されていてもよい。また、ビーム方向の異なる複数のアンテナを備え、いずれかを選択的に動作させるように構成されていてもよい。
(5f)上記実施形態では、複数のパッチアンテナの送受信信号に位相差を与えることで異なるビーム方向を実現しているが、これに限定されるものではない。例えば、機械的にアンテナ部11の向きを変化させることができるように構成されていてもよい。また、ビーム方向の異なる複数のアンテナを備え、いずれかを選択的に動作させるように構成されていてもよい。
(5g)上記実施形態では、アンテナ装置1,1a〜1cとは別体に外部機器3,3a〜3cが設けられているが、外部機器3,3a〜3cの有する機能の一部または全部が、アンテナ装置1,1a〜1cと一体に設けられていてもよい。
(5f)上記実施形態における1つの構成要素が有する複数の機能を、複数の構成要素によって実現したり、1つの構成要素が有する1つの機能を、複数の構成要素によって実現したりしてもよい。また、複数の構成要素が有する複数の機能を、1つの構成要素によって実現したり、複数の構成要素によって実現される1つの機能を、1つの構成要素によって実現したりしてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加又は置換してもよい。なお、特許請求の範囲に記載した文言から特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本開示の実施形態である。
(5g)上述したアンテナ装置の他、当該アンテナ装置を構成要素とするシステムなど、種々の形態で本開示を実現することもできる。
1,1a〜1c…アンテナ装置、2…ケーブル、3,3a〜3c…外部機器、4…カードリーダ、5…データベース、6…無線送電部、11,11a…アンテナ部、12,12a,12b…調整部、13…方向表示部、14…物体検知センサ、15,15a,15b…リーダライタ、17…記憶部、18…無線受電部、19,33…無線通信部、21…給電線、22…通信線、31…指示入力部、32…調整入力部、111,112…パッチアンテナ、113…合成回路、114,116…可変移相器、115,115a…変動部、121…昇圧回路、122…分圧回路、151…電源部、152…処理部。
Claims (14)
- 指向性を表すビームの向きであるビーム方向が可変設定されるように構成されたアンテナ部と、
前記アンテナ部において設定された前記ビーム方向を設定方向として、前記設定方向に対応付けられた表示を、前記アンテナ部の設定と連動して行うように構成された方向表示部と、
を備えるアンテナ装置。 - 請求項1に記載のアンテナ装置であって、
外部からの入力される調整指示に従って前記設定方向を変化させるように構成された調整部
を更に備えるアンテナ装置。 - 請求項2に記載のアンテナ装置であって、
前記調整部によって調整された前記設定方向を記憶するように構成された設定記憶部を更に備え、
前記調整部は、予め設定された読出条件が成立すると、前記設定記憶部の記憶内容に従って、前記アンテナ部のビーム方向をプリセットするように構成された
アンテナ装置。 - 請求項2に記載のアンテナ装置であって、
前記調整部によって調整された前記設定方向を、用意された識別情報と対応づけて記憶するように構成された設定記憶部と、
前記識別情報を入力するように構成された入力部と、
を更に備え、
前記調整部は、前記入力部から入力された前記識別情報に対応づけられた前記設定記憶部の記憶内容に従って、前記アンテナ部のビーム方向をプリセットするように構成された
アンテナ装置。 - 請求項2から請求項4のいずれか1項に記載のアンテナ装置であって、
前記調整部は、前記調整指示に従って制御電圧が変化する制御信号を生成するように構成され、
前記アンテナ部は、前記制御電圧に応じて前記設定方向が変化するように構成された、
アンテナ装置。 - 請求項5に記載のアンテナ装置であって、
前記方向表示部は、前記制御電圧に応じて表示を変化させるように構成された
アンテナ装置。 - 請求項5又は請求項6に記載のアンテナ装置であって、
前記アンテナ部は、
1次元または2次元的に配列された複数のパッチアンテナと、
前記複数のパッチアンテナ間の位相差を、前記制御電圧に従って変化させる可変移相器と、
を備えるアンテナ装置。 - 請求項1から請求項7のいずれか1項に記載のアンテナ装置であって、
前記設定方向を中心とする予め設定された角度範囲内にて前記ビーム方向を変動させるように構成された変動部
を更に備えるアンテナ装置。 - 請求項1から請求項8のいずれか1項に記載のアンテナ装置であって、
前記アンテナ部を介してRFタグから情報を読み取るように構成された読取部、
を更に備えるアンテナ装置。 - 請求項9に記載のアンテナ装置であって、
予め設定された検知領域内に存在する物体を検知する物体検知部を更に備え、
前記読取部は、前記物体検知部により前記物体が検知された場合に、予め設定された期間動作するように構成された
アンテナ装置。 - 請求項9または請求項10に記載のアンテナ装置であって、
当該アンテナ装置は、購入された商品のRFタグを読み取るキャッシュレジスタを構成し、
前記読取部で読み取られた前記RFタグのうち、前記アンテナ部にて受信される信号の強度が予め設定された強度閾値より大きく、且つ、前記読取部で情報が読み取られる頻度が予め設定され頻度閾値より大きい前記RFタグに対応する商品を購入品と判断して、前記購入品のリストを作成するように構成されたリスト作成部、
を更に備えるアンテナ装置。 - 請求項1から請求項11のいずれか1項に記載のアンテナ装置であって、
外部機器との無線通信を行うように構成された無線通信部、
を更に備えるアンテナ装置。 - 請求項1から請求項12のいずれか1項に記載のアンテナ装置であって、
当該アンテナ装置の各部を動作させる電力を蓄積するように構成された二次電池、
を更に備えるアンテナ装置。 - 請求項1から請求項13のいずれか1項に記載のアンテナ装置であって、
当該アンテナ装置の各部を動作させる電力を、外部からの無線給電によって取得するように構成された無線受電部、
を更に備えるアンテナ装置。
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