JP2019036166A - 発想支援用プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】ユーザの直観的で自由な発想を視覚的に支援するための発想支援プログラムを提供する。
【解決手段】入力された第1ワードを含み第1背景色を持つ第1領域と、第1ワードとは無関係に決定される第2ワードを含み第2背景色を持つ第2領域とを画面上で互いに衝突させ、衝突した2つの領域を融合させた第3領域を表示すると共に、第1ワードと第2ワードとを第3領域中において連続した単語であるかのように表示する。これを動画として連続的な動きをもって表示する。
【選択図】図2
【解決手段】入力された第1ワードを含み第1背景色を持つ第1領域と、第1ワードとは無関係に決定される第2ワードを含み第2背景色を持つ第2領域とを画面上で互いに衝突させ、衝突した2つの領域を融合させた第3領域を表示すると共に、第1ワードと第2ワードとを第3領域中において連続した単語であるかのように表示する。これを動画として連続的な動きをもって表示する。
【選択図】図2
Description
本発明は、たとえば視覚的に人の発想を支援する発想支援装置等としてコンピュータを機能させるための発想支援用プログラムに関する。
従来、異なる観点または情報源から取得した二種類のワードをユーザに提示し、ユーザの発想を支援する装置が開発されていた。特に特許文献1には、音声収録装置により収録された会議の音声を基に抽出した単語のうち、互いに近接して出現する文脈形成単語に関連した第1のキーワードを抽出し、その文脈形成単語を含む文字列を外部から取得し、第1のキーワードと同様にして第2のキーワードを抽出して、それらキーワードを提示する発想支援装置が開示されている。
しかし、特許文献1記載の技術では、提示されるキーワードは、基になる文字列との関連性に基づいて抽出されたキーワードであり、あくまで会議の議題あるいは趣旨に沿って発想を支援するものであった。すなわち、会議の議題あるいは趣旨の範囲で参加者の発想を広げることが目的であり、直感的かつ枠にはまらない自由な発想へとユーザを導くものではなかった。また提示されるのはキーワードや画像であって視覚的に訴えかける力には乏しかった
本発明は上記従来例に鑑みて成されたもので、ユーザの直観的で自由な発想を視覚的に支援するための発想支援プログラムを提供することを目的とする。
本発明は上記従来例に鑑みて成されたもので、ユーザの直観的で自由な発想を視覚的に支援するための発想支援プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は以下の構成を有する。
コンピュータを、
第1ワードと第2ワードとを決定し、
前記第1ワードに第1背景色を割り当て、前記第2ワードに第2背景色を割り当て、
前記第1背景色を伴った前記第1ワードと前記第2背景色を伴った前記第2ワードとを表示する第1表示を実行し、
前記第1表示の後に、前記第1背景色及び前記第2背景色とは異なる第3背景色を伴った前記第1ワードと前記第2ワードとを表示する第2表示を実行するよう機能させるための発想支援用プログラム。
第1ワードと第2ワードとを決定し、
前記第1ワードに第1背景色を割り当て、前記第2ワードに第2背景色を割り当て、
前記第1背景色を伴った前記第1ワードと前記第2背景色を伴った前記第2ワードとを表示する第1表示を実行し、
前記第1表示の後に、前記第1背景色及び前記第2背景色とは異なる第3背景色を伴った前記第1ワードと前記第2ワードとを表示する第2表示を実行するよう機能させるための発想支援用プログラム。
本発明によれば、ユーザの直観的で自由な発想の支援を視覚的に行うことができる。
●発想支援システム
図1(A)に本実施形態に係る発想支援システムの構成を示す。発想支援装置101は、たとえばコンピュータにより発想支援用プログラムを実行することで実現される。発想支援装置101は、例えばインターネットに接続され、インターネットを介して種々のWebサーバ102に接続でき、それらサーバが提供するサービス、たとえばキーワードに対応する文書や画像の提供等のサービスにアクセスできる。また、インターネットを介して辞書サーバ103に接続されている。辞書サーバ103は、発想支援装置101からの要求に応じて適当な単語(ワードとも呼ぶ)を応答する。なお発想支援装置101は、ワードを辞書サーバ103からではなく、Webサーバ等の様々なサーバにアクセスして取得することもできる。また、発想支援装置101と辞書サーバ103とが同じサーバ上に形成されても良い。さらに、発想支援装置101と辞書サーバ103が、いわゆるクラウドサーバ上に形成されていても良い。
図1(A)に本実施形態に係る発想支援システムの構成を示す。発想支援装置101は、たとえばコンピュータにより発想支援用プログラムを実行することで実現される。発想支援装置101は、例えばインターネットに接続され、インターネットを介して種々のWebサーバ102に接続でき、それらサーバが提供するサービス、たとえばキーワードに対応する文書や画像の提供等のサービスにアクセスできる。また、インターネットを介して辞書サーバ103に接続されている。辞書サーバ103は、発想支援装置101からの要求に応じて適当な単語(ワードとも呼ぶ)を応答する。なお発想支援装置101は、ワードを辞書サーバ103からではなく、Webサーバ等の様々なサーバにアクセスして取得することもできる。また、発想支援装置101と辞書サーバ103とが同じサーバ上に形成されても良い。さらに、発想支援装置101と辞書サーバ103が、いわゆるクラウドサーバ上に形成されていても良い。
図1(B)は発想支援装置101として機能するコンピュータの構成を示すブロック図である。発想支援装置101は汎用的なコンピュータの構成を有していればよい。本例では、発想支援装置101は、CPU1011と、プログラムやデータを記憶するためのRAMや二次記憶装置等を含む記憶部1012と、オペレータがワード等を入力するための入力部1013とを含む。さらに発想支援装置101は、インターネット等に接続するための通信部1016と、表示部1015への表示を制御するための表示制御部1014とを含む。CPU1011は、記憶部1012に記憶した例えば図3、図4に示す手順のプログラムを実行し、アニメーション(動画)の各フレームを描画し、それを、表示制御部1014を通して表示部1015に表示させる。これにより動画が表示される。
●発想支援装置の機能ブロック図
図2は発送支援装置101の機能ブロックを示す。記憶部1012には、ワード記憶部201と色彩記憶部202と辞書情報記憶部203とを含む。ワード記憶部201は、ユーザにより入力部1013を介して入力された第1ワードと、発想支援装置101により適当に(或いはランダムに)選択された第2ワードという二つのワードを記憶する。色彩記憶部202は、各ワードに対応付けて決定された第1背景色および第2背景色を記憶する。色彩記憶部202にはさらに、第1ワードと第2ワードとを結合した結合ワードに対応付けられる第3背景色も記憶される。辞書情報記憶部203は、第2ワードを決定するために使用できる辞書情報を特定するための情報を記憶する。辞書情報記憶部203は、たとえば辞書サーバ103のURLや、あるいは辞書サーバ103以外に、第2ワードの決定のために利用可能なインターネット上のWebサービスなどの情報の所在(例えばURI)などを記憶してもよい。
図2は発送支援装置101の機能ブロックを示す。記憶部1012には、ワード記憶部201と色彩記憶部202と辞書情報記憶部203とを含む。ワード記憶部201は、ユーザにより入力部1013を介して入力された第1ワードと、発想支援装置101により適当に(或いはランダムに)選択された第2ワードという二つのワードを記憶する。色彩記憶部202は、各ワードに対応付けて決定された第1背景色および第2背景色を記憶する。色彩記憶部202にはさらに、第1ワードと第2ワードとを結合した結合ワードに対応付けられる第3背景色も記憶される。辞書情報記憶部203は、第2ワードを決定するために使用できる辞書情報を特定するための情報を記憶する。辞書情報記憶部203は、たとえば辞書サーバ103のURLや、あるいは辞書サーバ103以外に、第2ワードの決定のために利用可能なインターネット上のWebサービスなどの情報の所在(例えばURI)などを記憶してもよい。
画像生成部210は発想支援アニメーションを生成する処理ブロックであり。偶発ワード取得部211、色彩決定部212、レンダリング部213、フレームバッファ214を含む。偶発ワード取得部211は、辞書情報記憶部203に記憶された情報を用いて、第2ワードを取得し、それをワード記憶部201に記憶する。色彩決定部212は、第1ワードおよび第2ワードそれぞれに関連する第1背景色および第2背景色を決定する。色彩決定部212はさらに、第1背景色および第2背景色に基づいて第3背景色を決定する。決定したそれぞれの色を示す情報は、色彩記憶部202に記憶される。レンダリング部213は、決定された第1ワードと第1背景色、第2ワードと第2背景色、および第3背景色を用いて、発送支援アニメーションの各フレームをレンダリングする。レンダリングしたフレームはフレームバッファ214に記憶され、所定時間間隔で表示部1014を介して表示部1015により表示される。フレームバッファ214は複数備えられ、一つのフレームバッファの画像が表示されている間に、他のフレームバッファをオフスクリーンバッファとしてレンダリングするよう構成されてもよい。
●図3に本実施形態に係る発想支援アニメーションの表示までの手順のフローチャートを示す。このフローチャートはCPU1011により実行されるが、機能的には図3の各機能ブロックのいずれかが主体ということもできる。図3において、まずユーザがひとつあるいは複数の単語を第1ワードの候補として入力すると、それをワード記憶部201に記憶する(S301)。次に記憶した単語のうちから一つを第1ワードとして選択し(S303)、色彩決定部212が、選択した第1ワードの色である第1背景色を決定する(S305)。ここで第1背景色は、第1ワードから想起される色である。想起される色とは例えば、第1ワードをキーワードとしてインターネットで画像検索を行い、得られた画像の代表的な色でよい。代表的な色とは、たとえば画像中の各色の画素の出現頻度を求め、最も出現頻度の高い色を想起される色でよい。これは後述する第2ワードと第2背景色とについても同様である。
次に偶発ワード取得部211が単語を第2ワードとして取得する(S307)。前述したように、第2ワードの取得は辞書情報記憶部203に記憶された情報を利用して行われる。第2ワードは無作為に決定されることが前提であるので、たとえば辞書情報記憶部203に複数の参照先を示す情報を記憶しておき、そのうちから無作為に選択した参照先から第2ワードを取得してもよい。参照先から複数の単語を含む文などを取得した際には、その文をパースして単語に分解し、得られた単語のうちから無作為に一つの単語を選択してもよい。さらに第2ワードが第1ワードと同一であってもよいが、同一の単語である場合には第2ワードを再取得するようにしてもよい。第2ワードが決定されたなら、色彩決定部212が第2ワードに関連する第2背景色を決定する(S309)。第2背景色は第2ワードから想起される色であってよい。また第2背景色が第1背景色と似た色の場合には、第2背景色を再度決定してもよい。似た色とは、たとえば3原色で表される色間の距離が所定値以内となる色と定義できる。
次に取得した第1ワードおよび第2ワードと、第1背景色、第2背景色および第3背景色をパラメータとして設定し(S311)、パラメータを用いてレンダリング部213に動画表示処理を実行させる(S313)。動画表示処理が終了したならステップS303に戻って新たな第1ワードを選択して動画表示を繰り返す。なお、この処理は適当なときにユーザにより中断することができ、その際には新たな単語を第1ワードとして入力することができる。
図4にステップS313の動画表示処理を示す。まずフレーム番号を示す変数iとして初期値である1を設定する(S401)。次にi番目のフレームを、ステップS311で設定されたパラメータで指定されたワードおよび背景色で作成する(S403)。作成したフレームをスクリーンに表示する(S405)。表示したフレームが動画を構成する一連のフレームの最終フレームであるか判定し(S407)、最終フレームではないと判定されたなら変数iに1を加算して次のフレームについてステップS403から実行する。一方最終フレームであると判定された場合には、動画表示処理を終了する。
●アニメーションの例
図5及び図6に、図3及び図4の手順で表示されるアニメーションの一例を示す。個々に示す図は、一連のフレームのうちの13フレームをサンプリングしたものであって、スムーズな動画の表示のためには、これらフレームの間をなめらかにつなげる更なるフレームが必要である。本実施形態ではそのような必要なフレーム全てを生成し、表示するが、一部のフレームについては省略した。
図5及び図6に、図3及び図4の手順で表示されるアニメーションの一例を示す。個々に示す図は、一連のフレームのうちの13フレームをサンプリングしたものであって、スムーズな動画の表示のためには、これらフレームの間をなめらかにつなげる更なるフレームが必要である。本実施形態ではそのような必要なフレーム全てを生成し、表示するが、一部のフレームについては省略した。
まず画面全体が一様な初期背景色401であるような開始画面が表示される(図5(A))。初期背景色は予め定めた色でよく、あるいはユーザに指定させた色でもよい。またこの例では開始画面にタイトル文字列が表示されるが、この文字列はなくともよい。タイトル文字列は予め設定した文字列でもよいし、ユーザに指定させた文字列であってもよい。直前に発想支援アニメーションが表示された場合には、その最終フレームが次の発想支援アニメーションの開始画面となる。
開始画面の後、第1背景色の領域(第1領域402)と第2背景色の領域(第2領域403)とが画面の左右の端部それぞれに縦長の帯状に表示される(図5(B))。このとき、第1ワードおよび第2ワードはそれぞれ、表示画面外の、第1領域402と第2領域403の中に配置されているので表示されない。その位置は、上下方向については中央付近であり、左右方向については、それぞれの領域の画面内側の境界付近である。続いて画面外にあった第1ワード404と第2ワード405とが、互いに衝突するよう異なる向きに移動し始め(本例では左右から中央に向かって)、表示画面内に入ると表示され、それとともにそれぞれのワードの背景色の領域も中央に向けて拡大(或いは移動)していく(図5(C)(図5(D)))。ここで各ワードの書体やサイズは同一でなくともよい。ただし、サイズに関しては同一(あるいはほぼ同一)にしてもよい。そして、第1ワード404と第2ワード405、第1領域402と第2領域403とが衝突する(図5(E))。動画の所要時間は、第1領域402と第2領域403とが拡大を開始してから衝突まで本例ではほぼ1秒程度である。
ここで衝突時に、それぞれの領域があたかも弾性体であるかのような振る舞いをし、また、それぞれのワードがそれぞれの背景色の領域に埋め込まれているかのような演出がされる。この演出は衝突時のバウンスを表現したものである。すなわちたとえば、第1領域402と第2領域403とは、衝突の勢いでそのままたがいに向けて押し付け合い、その境界部は有機的な曲線となる。また第1ワード404と第2ワード405とは、背景領域が互いに押し合うのに合わせて、文字の並びの向きが内側(すなわち衝突した相手側)に向けて傾く(図5(F))。その後、衝突した第1領域と第2領域とは互いに反発していったん離れる。第1ワードと第2ワードもそれぞれの領域に併せていったん離れる(図5(G))。いったん離れはするものの、中央へ向けての各領域の拡大(或いは移動)は続行されて、第1領域402と第2領域403とは再度接触し、今度はバウンスすることなく、中央部を境界として第1領域402と第2領域403とによって画面が二分されるまでそれぞれの領域は拡大する。この状態では、第1ワード404と第2ワード405とは、一語には見えない程度の距離を保ってそれぞれの領域中に配置される(図5(H))。
第1領域と第2領域とが接したところで、第3背景色を有する領域(第3領域)406が、第1領域404と第2領域405との境界上に出現する(図6(I))。ただし出現する第3領域406は直線状ではなく、本例では波型の領域である。ここで第3背景色は、本例では第1背景色と第2背景色との混色である。色の混合は加法混色であっても減法混色であってもよい。このため、第3領域406は、第1領域402と第2領域403とは全く別個の領域というより、第1領域402と第2領域403とが互いに融合した領域であるかのように見える。出現した第3領域406は中央部から左右へと拡大していく(図6(J)、図6(K))。それにともなって第1ワード402と第2ワード403とは、互いに離れる方向へと移動するが、表示画面から外れることはない。
この後、第3領域がほぼ画面全体を占める程度に拡大すると、第1ワード402と第2ワード403とが今度は互いに接近するように中央に向けて移動し、つながった一語であるかのように表示される(図6(L))。ただし、サイズや書体は変更されることはない。そして画面全体が第3領域406により占められ(図6(M))、これが次のアニメーションのための初期画面となる。アニメーションの開始から終了までの所要時間はほぼ4秒程度である。ただし演出上の効果のために、シーンごとに緩急がつけられており、たとえば図5(C)の画面から図5(E)までや、図6(I)から図6(K)までは短時間で急速に進行し、図5(A)から図5(B)までや、図6(K)から図6(M)までは比較的緩やかに進行する。ただし、図6(K)から図6(M)までの第1ワードと第2ワードの移動は、その領域の移動に比べて迅速に行われる。
以上のようにして、二つの単語とその領域とがあたかも衝突して一体化するかのように演出した動画を表示する。これによりこの二つの単語と領域(特に色彩)とにより表される二つの観念の一体化が視覚的に表現され、それを見たユーザの発想を触発して新たな着想へと導くことができる。
また第2ワードとしては、第1ワードとは特に関連性を持たない単語が無作為に選択されており、これによって発想の幅をより広げ、特定の観念に結びついたものに限定されることがない。
さらにそれぞれのワードには背景色が結び付けられ、それぞれの色によってもユーザの新たな発想が促される。
なお上述した時間や速度、演出は、この二つの単語と領域とにより表される二つの観念の一体化を表現する視覚的な効果を高めるためであり、上述した例に限らず、様々なバリエーションがあってよい。
また第2ワードの選択には制限はないものとしたが、たとえば動画を表示する環境(すなわち動画を見る機会のあるユーザ)によっては、表示に適していない単語のフィルタリングを行ってもよい。
また第1ワードはユーザが入力するものとしたが、その入力方法については、キーボード等で直接的に文字列を入力するほか、指定された文書や文から単語を切り出し、それを第1ワードとしてもよい。あるいは、所望の状況(あるいはシーン(旅行や料理など))を設定し、その状況から想起される用語を第1ワードとして決定してもよい。たとえばシーンを示す単語が入力されたなら、その単語をインターネットで検索し、得られた結果から単語を抽出してそれを第ワードとしてよい。
また第1ワードまたは第2ワードから想起される背景色をいったん決定したなら、単語と色とを関連付けて記憶しておき、第1ワードまたは第2ワードが決定された場合の背景色の決定のために再利用してもよい。また、単語から想起される色として、その単語をキーワードとして検索した画像中の最も出現頻度の高い色を用いることを説明したが、このときに2番目や3番目など、最高頻度の色から順番に所定の順位の頻度の色まで単語に関連づけて記憶しておいてもよい。そして、第1背景色や第2背景色の決定の際には、その記憶に基づいて、最高頻度だけではなく、下位の順位の色を順番に選択したり、あるいはランダムに選択したりして用いてもよい。このようにすることで、背景色の決定に要する処理時間を短縮するとともに、単語と色との関連付けの固定化を防止できる。
また第1背景色及び第2背景色は、第1ワードおよび第2ワードそれぞれとは無関係に例えば無作為に決定されてもよい。この場合には上述した単語と色との関連の記憶は不要である。
また本実施形態は、ソフトウェアに限らず、例えば、ASIC等の回路によっても実現可能である。またアニメーションの作成に関しては、たとえばJava(登録商標)等の汎用プログラミング言語を用いて記述することもできるし、様々なアニメーション用のソフトウェアを用いて作成することもできる。
●実施形態のまとめ
以上説明した本実施形態をまとめると以下のとおりである。
(1)コンピュータを、
第1ワードと第2ワードとを決定し、
前記第1ワードに第1背景色を割り当て、前記第2ワードに第2背景色を割り当て、
前記第1背景色を伴った前記第1ワードと前記第2背景色を伴った前記第2ワードとを表示する第1表示を実行し、
前記第1表示の後に、前記第1背景色及び前記第2背景色とは異なる第3背景色を伴った前記第1ワードと前記第2ワードとを表示する第2表示を実行するよう機能させるための発想支援用プログラム。
上記構成により、2つのワードが異なった状態から融合した状態を視覚化することにより、ユーザの発想を支援することができる。
(2)(1)に記載の発想支援用プログラムであって、
前記第1表示は、前記第1背景色を伴った前記第1ワードと前記第2背景色を伴った前記第2ワードとが互いに異なる向きへ移動して衝突するアニメーションを含み、
前記第2表示は、前記第1ワードと前記第2ワードとの衝突の後に、前記第3背景色の領域が前記第1背景色と前記第2背景色との境界部から拡大するアニメーションを含むことを特徴とする発想支援用プログラム。
上記構成により、2つのワードが衝突後に1つの色に融合するアニメーションにより、2つのワードが融合する演出が施され、よりユーザの発想支援を容易にする。
(3)(1)または(2)に記載の発想支援用プログラムであって、
前記第1背景色と前記第2背景色とは、前記第1ワードと前記第2ワードとから想起される色が設定されることを特徴とする発想支援用プログラム。
この構成により、ワードから想起される色を設定することで、より直感的なユーザの発想支援を容易にする。
(4)(3)に記載の発想支援用プログラムであって、
インターネットと接続するための接続手段として前記コンピュータをさらに機能させ、
前記第1ワードと前記第2ワードとから想起される色は、各ワードのインターネットの画像検索で抽出された画像の代表的な色から設定されることを特徴とする発想支援用プログラム。
上記構成により、既存技術を用いて簡易にワードから想起される色を設定することができる。
(5)(1)乃至(4)のいずれかに記載の発想支援用プログラムであって、
前記第3背景色は、前記第1背景色と前記第2背景色とを、減法混色または加法混色により混合した色であることを特徴とする発想支援用プログラム。
上記構成により、2つの色が自然に混ざり合うことにより、ユーザが違和感を持つことを防止する。
以上説明した本実施形態をまとめると以下のとおりである。
(1)コンピュータを、
第1ワードと第2ワードとを決定し、
前記第1ワードに第1背景色を割り当て、前記第2ワードに第2背景色を割り当て、
前記第1背景色を伴った前記第1ワードと前記第2背景色を伴った前記第2ワードとを表示する第1表示を実行し、
前記第1表示の後に、前記第1背景色及び前記第2背景色とは異なる第3背景色を伴った前記第1ワードと前記第2ワードとを表示する第2表示を実行するよう機能させるための発想支援用プログラム。
上記構成により、2つのワードが異なった状態から融合した状態を視覚化することにより、ユーザの発想を支援することができる。
(2)(1)に記載の発想支援用プログラムであって、
前記第1表示は、前記第1背景色を伴った前記第1ワードと前記第2背景色を伴った前記第2ワードとが互いに異なる向きへ移動して衝突するアニメーションを含み、
前記第2表示は、前記第1ワードと前記第2ワードとの衝突の後に、前記第3背景色の領域が前記第1背景色と前記第2背景色との境界部から拡大するアニメーションを含むことを特徴とする発想支援用プログラム。
上記構成により、2つのワードが衝突後に1つの色に融合するアニメーションにより、2つのワードが融合する演出が施され、よりユーザの発想支援を容易にする。
(3)(1)または(2)に記載の発想支援用プログラムであって、
前記第1背景色と前記第2背景色とは、前記第1ワードと前記第2ワードとから想起される色が設定されることを特徴とする発想支援用プログラム。
この構成により、ワードから想起される色を設定することで、より直感的なユーザの発想支援を容易にする。
(4)(3)に記載の発想支援用プログラムであって、
インターネットと接続するための接続手段として前記コンピュータをさらに機能させ、
前記第1ワードと前記第2ワードとから想起される色は、各ワードのインターネットの画像検索で抽出された画像の代表的な色から設定されることを特徴とする発想支援用プログラム。
上記構成により、既存技術を用いて簡易にワードから想起される色を設定することができる。
(5)(1)乃至(4)のいずれかに記載の発想支援用プログラムであって、
前記第3背景色は、前記第1背景色と前記第2背景色とを、減法混色または加法混色により混合した色であることを特徴とする発想支援用プログラム。
上記構成により、2つの色が自然に混ざり合うことにより、ユーザが違和感を持つことを防止する。
101 発想支援装置、1012 記憶部、1014 表示制御部、105 表示部、201 ワード記憶部、202 色彩記憶部、203 辞書情報記憶部、210 画像生成部
Claims (5)
- コンピュータを、
第1ワードと第2ワードとを決定し、
前記第1ワードに第1背景色を割り当て、前記第2ワードに第2背景色を割り当て、
前記第1背景色を伴った前記第1ワードと前記第2背景色を伴った前記第2ワードとを表示する第1表示を実行し、
前記第1表示の後に、前記第1背景色及び前記第2背景色とは異なる第3背景色を伴った前記第1ワードと前記第2ワードとを表示する第2表示を実行するよう機能させるための発想支援用プログラム。 - 請求項1に記載の発想支援用プログラムであって、
前記第1表示は、前記第1背景色を伴った前記第1ワードと前記第2背景色を伴った前記第2ワードとが互いに異なる向きへ移動して衝突するアニメーションを含み、
前記第2表示は、前記第1ワードと前記第2ワードとの衝突の後に、前記第3背景色の領域が前記第1背景色と前記第2背景色との境界部から拡大するアニメーションを含むことを特徴とする発想支援用プログラム。 - 請求項1または2に記載の発想支援用プログラムであって、
前記第1背景色と前記第2背景色とは、前記第1ワードと前記第2ワードとから想起される色が設定されることを特徴とする発想支援用プログラム。 - 請求項3に記載の発想支援用プログラムであって、
インターネットと接続するための接続手段として前記コンピュータをさらに機能させ、
前記第1ワードと前記第2ワードとから想起される色は、各ワードのインターネットの画像検索で抽出された画像の代表的な色から設定されることを特徴とする発想支援用プログラム。 - 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の発想支援用プログラムであって、
前記第3背景色は、前記第1背景色と前記第2背景色とを、減法混色または加法混色により混合した色であることを特徴とする発想支援用プログラム。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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