JP2019035868A - 定着装置 - Google Patents

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達夫 小笠原
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Abstract

【課題】検知アームでシートを精度よく検知することを目的とする。【解決手段】定着装置8は、回転する加熱部110と、加熱部110との間でシートS搬送する加圧部120と、加熱部110に先端が接触し、加熱部110からシートSを剥離する剥離爪140と、シートSの搬送方向に直交する幅方向において互いに向かい合う一対の案内リブ200であって、加熱部110と加圧部のニップ部Nを通過したシートSの加熱部110側の面に接触する一対の案内リブ200と、シートSの搬送方向におけるニップ部Nの下流側に配置され、シートSに接触して揺動する検知アーム150と、を備えている。剥離爪140および検知アーム150は、一対の案内リブ200の間に配置されている。【選択図】図2

Description

本発明は、シートを検知する検知アームを備える定着装置に関する。
従来、画像形成装置に備えられる定着装置において、加熱ローラからシートを剥離する剥離爪と、シートを検知する検知アームを備えたものが知られている。剥離爪に剥離されたシートは、複数設けられている案内リブに案内されて排出される。検知アームは、複数の案内リブの間に設けられており、シートに接触してシートの前端および後端の通過タイミングを検知する。
特開2008−158507号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、シートの幅方向(搬送方向と直交する方向)において、検知アームが剥離爪から離れて位置する案内リブの間に配置されている。剥離爪から離れて位置する案内リブは、シートの挙動が安定しない場合にも案内できるように、理想の搬送経路から後退して配置されている。この結果、検知アームがシートを検知する位置でシートの位置は安定しておらず、検知タイミングの精度がよくないという問題点があった。
そこで、本発明は、検知アームがシートを精度よく検知することができる定着装置を提供することを目的とする。
前記した目的を達成するため、本発明に係る定着装置は、回転する加熱部と、加熱部との間でシートを搬送する加圧部と、加熱部に先端が接触し、加熱部からシートを剥離する剥離爪と、シートの搬送方向に直交する幅方向において互いに向かい合う一対の案内リブであって、加熱部と加圧部のニップ部を通過したシートの加熱部側の面に接触する一対の案内リブと、シートの搬送方向におけるニップ部の下流側に配置され、シートに接触して揺動する検知アームと、を備えている。剥離爪および検知アームは、一対の案内リブの間に配置されている。
このように構成された定着装置によれば、剥離爪が間にある一対の案内リブの間の部分では、シートが通過する位置が安定しているので、検知アームがシートを精度よく検知することができる。
本発明によれば、定着装置の検知アームがシートを精度よく検知することができる。
本発明の一実施形態に係る定着装置を備えたレーザプリンタの概略構成を示す図である。 定着装置の断面図である。 定着装置の斜視図である。 剥離爪および検知アームの付近を下側から見た図である。 剥離爪と検知アームと案内リブの位置関係を示す側面図である。 シートの前端が検知アームに当接する位置で、剥離爪と検知アームと案内リブを搬送方向から見た図である。 シートの前端が検知アームに接触した瞬間を示す図(a)と、シートが検知アームを通過している途中を示す図(b)である。 ニップ圧調整機構を説明する側面図である。
以下、本発明の一実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の説明において、方向は、図1に示す方向で説明する。具体的には、図1の左側を「前」とし、図1の右側を「後」とし、図1の紙面手前側を「右」、紙面奥側を「左」とする。また、図1の上下方向を「上下」とする。
図1に示すように、電子写真方式の画像形成装置であるカラープリンタ1は、シートSの両面に画像を形成可能に構成されており、筐体2と、当該筐体2の内部に配置されたフィーダ部3、画像形成部4、定着装置8および搬送部9とを主に備えている。
筐体2は、後部に設けられた図示しない回動軸を中心に上下に回動することで開閉可能に構成されたアッパーカバー21と、画像が形成されたシートSが載置される積載トレイ22と、積載トレイ22にシートSを排出するための排出口23とを主に有している。
フィーダ部3は、筐体2内の下部に設けられ、シートSを収容するシートトレイ31と、押圧板32と、ピックアップローラ33と、分離ローラ34と、前部搬送ローラ36と、レジストレーションローラ37とを主に備えている。フィーダ部3は、シートトレイ31内のシートSを、押圧板32によってピックアップローラ33に寄せ、ピックアップローラ33によってシートトレイ31内から画像形成部4に向けて送り出す。そして、シートトレイ31内から送り出されたシートSを、分離ローラ34によって1枚ずつ分離し、前部搬送ローラ36とレジストレーションローラ37によって画像形成部4に供給する。
画像形成部4は、シートSにトナー像を転写して画像を形成するように構成されており、4つの露光ユニット5と、4つのプロセスユニット6と、転写ユニット7とを主に備えている。
露光ユニット5は、感光体ドラム63の上方に対向して配置され、その下端に左右方向に配列された図示しない複数の発光素子であるLED(Light Emitting Diode)を備えている。露光ユニット5は、画像データに基づいてLEDを明滅させることで、感光体ドラム63の表面を露光する。
プロセスユニット6は、積載トレイ22とシートトレイ31との間で前後に並んで配置され、アッパーカバー21が開かれた状態において筐体2に対し着脱可能となっている。各プロセスユニット6は、ドラムカートリッジ61と、ドラムカートリッジ61に対して着脱可能な現像カートリッジ62とを備えて構成されている。ドラムカートリッジ61は、それぞれ、感光体ドラム63や、帯電器64などを有し、現像カートリッジ62は、それぞれ、現像ローラ65や、符号を省略して示す供給ローラ、層厚規制ブレード、現像剤であるトナーを収容するトナー収容部などを有している。
転写ユニット7は、シートトレイ31とプロセスユニット6との間に設けられ、駆動ローラ71と、従動ローラ72と、無端状の搬送ベルト73と、4つの転写ローラ74とを主に備えて構成されている。搬送ベルト73は、駆動ローラ71と従動ローラ72との間に張設され、外側の面が配列された4つの感光体ドラム63に対向して配置されており、その内側には転写ローラ74が対応する感光体ドラム63との間で搬送ベルト73を挟持するように配置されている。
画像形成部4は、回転する感光体ドラム63の表面を、帯電器64によって一様に帯電し、露光ユニット5によって露光することで、感光体ドラム63上に画像データに基づく静電潜像を形成する。また、トナー収容部内のトナーを、供給ローラから現像ローラ65に供給し、現像ローラ65の回転によって現像ローラ65と層厚規制ブレードとの間で一定の厚さに規制した上で現像ローラ65上に担持させる。
そして、現像ローラ65上に担持されたトナーを、感光体ドラム63に供給することで静電潜像を可視像化し、感光体ドラム63上にトナー像を形成する。その後、フィーダ部3から供給されたシートSを、感光体ドラム63と搬送ベルト73との間で搬送することで、シートSに感光体ドラム63上のトナー像を転写する。
定着装置8は、プロセスユニット6および転写ユニット7の後方に設けられている。定着装置8は、中空のローラである加熱部110と、加熱部110に対向して配置され、加熱部110に対して押圧されるローラである加圧部120と、搬送ローラ130と、を主に備えている。
定着装置8は、トナー像が転写されたシートSを、加熱部110と加圧部120との間で搬送することで、シートSにトナー像を熱定着させる。トナー像が熱定着されたシートSは、搬送ローラ130によって定着装置8から搬出される。
搬送部9は、定着装置8から搬出されたシートSを筐体2外または再び画像形成部4に向けて搬送するように構成されており、後部搬送ローラ92および排出ローラ93と、再搬送経路94と、再搬送経路94に設けられた複数の再搬送ローラ95とを主に備えている。
図2に示すように、定着装置8は、前述した加熱部110などの他に、定着フレーム80と、剥離爪140と、検知アーム150と、搬送ローラ130に対向して設けられた排紙コロ160と、を備えている。
加熱部110は、定着フレーム80に支持されて回転軸線Gを中心に回転するローラ部111と、ローラ部111の内側に配置される第1ヒータ112および第2ヒータ113と、を備えている。加圧部120は、加熱部110を押圧しており、加熱部110とともにニップ部Nを形成している。
搬送ローラ130は、定着装置8におけるシートSの搬送方向(以下、単に「搬送方向」という。)において、ニップ部Nの搬送方向の下流側に配置されている。搬送ローラ130の搬送速度は、加熱部110と加圧部120の搬送速度より大きい。
剥離爪140は、加熱部110に貼り付いたシートSを加熱部110から剥離する部材である。剥離爪140は、先端が尖った板形状を有し、先端が加熱部110に接触して配置されている。剥離爪140は、加熱部110に接触する鋭角状の先端部141と、先端部141で剥離したシートSを案内する第1案内面142を有している。
図3、図4に示すように、剥離爪140は、シートSの搬送方向に直交し、回転軸線Gの方向と一致する幅方向(以下、単に「幅方向」という。)に複数並んで配置されており、本実施形態では4つ配置されている。幅方向において、各剥離爪140および検知アーム150の両側には、搬送方向に延びる一対の案内リブ200が互いに近接して設けられている。一対の案内リブ200は、幅方向において互いに向かい合っている。なお、本明細書において向かい合っているとは、間に他の物を介することなく、直接向い合っていることをいう。一対の案内リブ200は、加熱部110と加圧部120のニップ部Nを通過したシートSの加熱部110側の面に接触して、シートSを案内する。一対の案内リブ200の間隔は、8〜14mmが望ましい。
ここで、一対の案内リブ200の一方を第1案内リブ210と呼び、他方を第2案内リブ220と呼ぶこととする。剥離爪140は、第1案内リブ210と第2案内リブ220の間に配置されている。本実施形態では、各剥離爪140に対応して、第1案内リブ210と第2案内リブ220の組が幅方向に4組並んでいる。
図5に示すように、剥離爪140の一部と第1案内リブ210の一部は、幅方向において向かい合っている。剥離爪140の一部と第2案内リブ220の一部は、幅方向において向かい合っている。剥離爪140と、もっとも近接するリブである第1案内リブ210との間隔は1〜3mmが望ましい。また、剥離爪140と、検知アーム150との幅方向の間隔は2〜5mmが望ましい。
一対の案内リブ200は、定着フレーム80から突出し、搬送方向に沿って延びている。一対の案内リブ200は、シートSと接触する第2案内面201をそれぞれ有している(図6参照)。幅方向から見て、第2案内面201は、剥離爪140の第1案内面142と交差している。なお、図5では、第1案内リブ210を実線で示し、第2案内リブ220を破線で示している。第1案内リブ210の第2案内面201と第2案内リブ220の第2案内面201は、幅方向から見て重なっているが、図面を見やすくするために、少しずらして示している。
図3に示すように、幅方向において、一対の案内リブ200の両側には、複数の第3案内リブ230および複数の第4案内リブ240がさらに配置されている。第3案内リブ230および第4案内リブ240は、定着フレーム80から突出し、搬送方向に沿って延びている。図6に示すように、第3案内リブ230は、シートSと接触する第3案内面231を有している。第4案内リブ240は、シートSと接触する第4案内面241を有している。シートSの前端が検知アーム150と当接する位置において、第3案内リブ230および第4案内リブ240は、一対の案内リブ200よりも搬送経路から後退している。逆に言うと、一対の案内リブ200は、第3案内リブ230および第4案内リブ240よりも搬送経路側に突出している。さらに言えば、シートSの前端が検知アーム150と当接する位置において、シートSを案内する他のいずれの部材よりも突出している。
図2に示すように、検知アーム150は、搬送方向におけるニップ部Nの下流側に配置され、シートSに接触して揺動することでシートSを検知する部材である。検知アーム150は、図7(a)に示す第1位置と、図7(b)に示す第2位置との間を揺動可能である。
図5に示すように、検知アーム150は、揺動軸152と、揺動軸152から案内リブ200に向かって延びるアーム部153と、揺動軸152から突出する当接部154と、遮光部156と、を有している。
揺動軸152は、定着フレーム80に揺動可能に支持されている。これにより、検知アーム150は、揺動中心151の周りで揺動可能である。揺動中心151は、シートSの搬送経路PHを挟んで剥離爪140と反対側に位置している。
当接部154は、検知アーム150が第1位置にあるとき、定着フレーム80に設けられた規制部85と当接する部分である。規制部85は、揺動中心151より搬送方向の下流側に位置している。規制部85は、当接部154と当接することで、検知アーム150の搬送方向の上流側への揺動を規制している。
検知アーム150には、トーションバネ155が設けられている。トーションバネ155は、コイル部155Aと、コイル部155Aから延びる第1アーム155Bと、コイル部155Aから延びる第2アーム155Cを有している。コイル部155Aは、揺動軸152の周りに配置されている。第1アーム155Bは、定着フレーム80に掛止され、第2アーム155Cは、検知アーム150のアーム部153に掛止されている。これにより、検知アーム150は、トーションバネ155により、常時、搬送方向上流側、つまり、第1位置へ向けて付勢されている。そして、シートSが通過していないときには、当接部154が規制部85に当接することで検知アーム150が第1位置に位置するようになっている。
第1位置においては、検知アーム150の先端部153Aは搬送経路PHと交差している。すなわち、第1位置においては、シートSがアーム部153に当接可能である。
遮光部156は、当接部154からアーム部153と反対の方向に延び、アーム部153とは幅方向にずれた位置に配置されている。図7(a)に示すように、検知アーム150が第1位置のとき、遮光部156は、定着フレーム80に設けられた光センサ157の光を遮光する。そして、図7(b)に示すように、検知アーム150が第2位置のとき、遮光部156は、光センサ157を遮光しない。すなわち検知アーム150が揺動することで光センサ157の出力が変化するため、シートSを検知することができる。
図3、図4に示すように、検知アーム150は、4組の案内リブ200のうちの1組の間に配置されている。幅方向において、第1位置にある検知アーム150の先端部153Aは、剥離爪140と向かい合っており、検知アーム150の先端部153Aと剥離爪140の間には他の部材が配置されていない。
図5に示すように、第1位置にある検知アーム150の先端部153Aと第1案内リブ210の一部は、幅方向において向かい合っている。第1位置にある検知アーム150の先端部153Aと第2案内リブ220の一部は、幅方向において向い合っている。
幅方向から見て、検知アーム150は、一対の案内リブ200の第2案内面201と交差している。幅方向から見て、検知アーム150の先端部153Aが第2案内面201と交差する部分X2は、剥離爪140の第1案内面142と第2案内面201が交差する部分X1より搬送方向の下流側に位置している。
図4に示すように、排紙コロ160は、第4案内リブ240に回転可能に支持されている。第4案内リブ240は、定着フレーム80に揺動可能に支持されている。第4案内リブ240は、図示しないバネにより付勢されており、これにより、排紙コロ160は搬送ローラ130に向けて付勢されている。
図8に示すように、定着装置8は、加圧部120を加熱部110に向けて付勢する支持アーム300を備えている。支持アーム300は、中央部に設けられた第1軸支部310と、一端に設けられた第2軸支部320と、他端に設けられたバネ掛け部330を有している。第1軸支部310は、加圧部120の軸部121を支持する。第2軸支部320は、定着フレーム80に設けられた軸部88に係合しており、これにより、支持アーム300は、軸部88周りに回動可能となっている。スプリング340は、例えば、引張コイルバネであり、一端がバネ掛け部330に掛止され、他端が、定着フレーム80に設けられたバネ掛け部89に掛止されて、常時、引張力を発生している。スプリング340が延びる方向は、重力方向(上下方向)に対して斜めになっている。
図7(a)に示すように、トナー像が熱定着された後、加熱部110に貼り付いたシートSは、剥離爪140によって加熱部110から剥離される。その後、シートSの前端は剥離爪140の第1案内面142に沿って、一対の案内リブ200の第2案内面201まで案内される。その後、シートSは、剥離爪140の両側に配置された第2案内面201に沿って、搬送方向の下流側に案内される。そして、シートSの前端が検知アーム150のアーム部153に接触してアーム部153を押すことで、図7(b)に示すように、検知アーム150は第1位置から第2位置に揺動する。そして、シートSの後端がアーム部153の先端部153Aを通りすぎた後は、トーションバネ155の付勢力によって、検知アーム150が第1位置に戻る。このようにして、検知アーム150は、シートSの前端と後端の通過タイミングをそれぞれ検知することができる。
以上のような本実施形態の定着装置8によれば、以下のような作用・効果を得ることができる。
定着装置8は、加熱部110と、加圧部120と、加熱部110からシートSを剥離する剥離爪140と、加熱部110と加圧部120のニップ部Nを通過したシートSの加熱部110側の面に接触する一対の案内リブ200と、ニップ部Nの下流側に配置され、シートSに接触して揺動する検知アーム150とを備える構成とすることができる。剥離爪140および検知アーム150は、一対の案内リブ200の間に配置されている。
これにより、このシートSの前端の検知のとき、シートSは、剥離爪140の両側の一対の案内リブ200によって案内されている。つまり、シートSは、互いに近接した一対の第2案内面201によって平面に近い状態で支持されながら検知アーム150のアーム部153に当接する。このように、シートSが平面に近い形状の安定した搬送状態にあるときに、検知アーム150がシートSを検知するので、検知アーム150はシートSの前端の通過タイミングを精度よく検知することができる。
また、定着装置8は、幅方向において、第1位置にある検知アーム150の先端部153Aは、剥離爪140と向かい合う構成とすることができる。これにより、検知アーム150は剥離爪140に剥離されたシートSの先端を精度よく検知することができる。
また、定着装置8は、第1位置にある検知アーム150の先端部153Aが第2案内面201と交差する部分X2が剥離爪140第1案内面142と第2案内面201が交差する部分X1より搬送方向の下流側に位置する構成とすることができる。これにより、検知アーム150がシートSの前端を検知するのは、剥離爪140の第1案内面142がシートSの前端を案内しているときではなく、一対の第2案内面201がシートSの前端を案内しているときである。このため、検知アーム150は、シートSの前端の通過タイミングを精度よく検知することができる。
また、定着装置8は、検知アーム150の揺動中心151がシートSの搬送経路を挟んで剥離爪140と反対側に位置する構成とすることができる。これにより、検知アーム150の揺動中心151からシートSと接触する部分までの距離を大きくすることができる。このため、軽い力で検知アーム150を揺動させることが可能となり、コシの弱いシートSの場合にも、検知アーム150がシートSの前端の通過タイミングを精度よく検知することができる。
また、定着装置8は、規制部85が搬送方向において、検知アーム150の揺動中心151より下流側に位置しているので、検知アーム150を加熱部110の近くに配置することができる。この結果、検知アーム150のアーム部153を、ニップ部Nの近くに配置することができるので、シートSを精度よく検知することができる。
また、定着装置8は、搬送ローラ130の搬送速度が、加熱部110と加圧部120の搬送速度より大きい構成とすることができる。これにより、シートSは搬送ローラ130によって若干引っ張られることになる。このため、シートSが弛みにくくなり、シートSの挙動が安定し、シートSを精度よく検知することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではない。具体的な構成については、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
前記実施形態においては、画像形成装置の一例としてカラーのレーザプリンタを例示したが、画像形成装置はモノクロの画像形成装置であってもよいし、コピー機や複合機であってもよい。また、シートは、用紙に限らず、OHPシートなどであってもよい。さらに、加熱部材および加圧部材は、ローラを用いるものに限らず、ベルトを用いることもできる。
前記実施形態において、幅方向において、第1位置にある検知アーム150の先端部153Aが剥離爪140と向かい合っていたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、第1位置にある検知アームの先端部が剥離爪と、幅方向から見て、ずれて配置されていてもよい。この場合であっても、第1位置にある検知アームの先端部が、剥離爪と向かい合っており、検知アームの先端部と剥離爪の間に他の部材が配置されていないことが望ましい。
前記実施形態において、剥離爪および一対の案内リブが、幅方向に4つ配置されていたが、剥離爪および一対の案内リブの数は4つに限定されない。
前記実施形態では、定着装置が、2本のヒータを備えていたが、ヒータの数はこれに限定されるものではない。例えば、ヒータの数は1本でもよいし、3本以上であってもよい。
また、前記した各実施形態及び各変形例の各要素は、任意に組み合わせて実施することが可能である。
8 定着装置
110 加熱部
120 加圧部
130 搬送ローラ
140 剥離爪
150 検知アーム
200 一対の案内リブ
N ニップ部
S シート

Claims (8)

  1. 回転する加熱部と、
    前記加熱部との間でシートを搬送する加圧部と、
    前記加熱部に先端が接触し、前記加熱部からシートを剥離する剥離爪と、
    シートの搬送方向に直交する幅方向において互いに向かい合う一対の案内リブであって、前記加熱部と前記加圧部のニップ部を通過したシートの前記加熱部側の面に接触する一対の案内リブと、
    シートの搬送方向における前記ニップ部の下流側に配置され、シートに接触して揺動する検知アームと、を備え、
    前記剥離爪および前記検知アームは、前記一対の案内リブの間に配置されていることを特徴とする定着装置。
  2. 前記剥離爪と前記一対の案内リブの一方は、前記幅方向において向かい合い、前記剥離爪と前記一対の案内リブの他方は、前記幅方向において向かい合うことを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記検知アームと前記一対の案内リブの一方は、前記幅方向において向かい合い、前記検知アームと前記一対の案内リブの他方は、前記幅方向において向い合うことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の定着装置。
  4. 前記剥離爪と前記検知アームは、前記幅方向において向かい合うことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の定着装置。
  5. 前記幅方向から見て、前記剥離爪のシートに接触する第1案内面は、前記一対の案内リブのシートに接触する第2案内面と交差することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の定着装置。
  6. 前記幅方向から見て、前記検知アームは、前記第2案内面と交差し、
    前記幅方向から見て、前記検知アームが前記第2案内面と交差する部分は、前記第1案内面と前記第2案内面が交差する部分より前記搬送方向の下流側に位置することを特徴とする請求項5に記載の定着装置。
  7. 前記検知アームの揺動中心は、シートの搬送経路を挟んで前記剥離爪と反対側に位置することを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の定着装置。
  8. 前記検知アームの前記搬送方向の上流側への揺動を規制する規制部を有し、
    前記規制部は、前記搬送方向において、前記揺動中心より下流側に位置することを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の定着装置。
JP2017157416A 2017-08-17 2017-08-17 定着装置 Active JP7031169B2 (ja)

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