JP2019035346A - スクロール圧縮機 - Google Patents
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Abstract
Description
これに対して、特許文献1では、吐出弁が配置される固定スクロールの端板に凹部を形成し、この凹部の底面にバイパス弁を配置することで、吐出弁とバイパス弁との干渉を避けることが開示されている。
すなわち、本発明の一態様にかかるスクロール圧縮機は、スクロール圧縮機構と、該スクロール圧縮機構で圧縮した流体を吐出する吐出ポート及び圧縮途中の流体を吐出するバイパスポートが形成された板状部材と、前記吐出ポートの吐出側にて該吐出ポートを塞ぐ頭部および該頭部と固定部との間にわたって設けられた腕部を有するリード弁とされた吐出弁と、前記バイパスポートの吐出側にて該バイパスポートを塞ぐ頭部および該頭部と固定部との間にわたって設けられた腕部を有するリード弁とされたバイパス弁と、を備え、前記吐出弁および前記バイパス弁は、前記板状部材の板厚方向において互いに離間するとともに、前記板厚方向から見てそれぞれの前記腕部が交差するように配置されていることを特徴とする。
板状部材としては、例えば、固定スクロールの端板や、固定スクロールの吐出側に設けられたディスチャージカバー等が挙げられる。
図1及び図2には、本発明を適用することができるスクロール圧縮機の一例が示されている。
スクロール圧縮機1は、横置きとされており、例えば輸送用冷凍機の圧縮機として用いられる。
スクロール圧縮機1は、外殻を構成するハウジング2を備えている。このハウジング2は、一端が封鎖されている有底のカップ状ハウジング3と、その開口端側に嵌合装着されるフロントハウジング4とからなり、両者をボルト等により一体に締め付け固定した構成とされている。
渦巻き状ラップ13B,14Bの歯先面には、相手方スクロールの歯底面との間に形成されるチップシール面をシールするチップシール16が、歯先面に設けられている溝内に嵌合設置されている。
固定スクロール13の端板13Aの背面側には、カップ状ハウジング3の内面との間にハウジング2の内部空間から区画された吐出室21が形成されている。
第2バイパス弁24Bの側方には、第2バイパス弁24Bの動作範囲を規制する第2バイパスリテーナ25Bが設けられている。第2バイパス弁24B及び第2バイパスリテーナ25Bの一端は、図3に示すように、固定ボルト26Bによって凹部30の底部に対して固定されている。
図4に示すように、吐出弁19が凹部30の開口部を覆うように配置されている。具体的には、吐出ポート13Cの出口を塞ぐ吐出弁19の頭部19Aと固定ボルト26Cによって固定された固定部19Bとの間にわたって設けられた腕部19Cの一部が、凹部30の開口部を覆うように配置されている。さらに具体的には、吐出弁19の腕部19Cのうち、吐出弁19の弁開時に設置面である吐出側面13Dから離間するリフト部が凹部30の開口部を覆うように配置されている。
吸入ポート(図示省略)からハウジング2内の吸入チャンバー22内に吸込まれた低圧の冷媒ガスは、旋回スクロール14の旋回駆動により、一対の圧縮室15内に吸込まれる。この冷媒ガスは、圧縮室15が外周側から中心側へと渦巻き状ラップ13B,14Bの周方向に容積を減少しながら移動される間に圧縮され、一対の圧縮室15が合流して吐出ポート13Cと連通されることにより、吐出弁19を開いて吐出室21内に吐き出される。吐出された高圧ガスは、ハウジング2に設けられている吐出口を経て外部に送出される。なお、冷媒中にはミスト状の潤滑油が含まれており、これにより各所を潤滑するようになっている。
吐出弁19と第2バイパス弁24Bとを固定スクロール13の端板13Aの板厚方向において互いに離間させるとともに、板厚方向から見てそれぞれの腕部19C,24B3が交差するように配置し、第2バイパス弁24Bの頭部24B1と吐出弁19の腕部19Cが板厚方向から見て重ならないようにした。これにより、第2バイパス弁24Bの頭部24B1から吐出した冷媒が吐出弁19の腕部19Cに衝突することを回避することができ、吐出弁19の動作を阻害しないようにすることができる。
12 スクロール圧縮機構
13 固定スクロール
13A 端板(板状部材)
13C 吐出ポート
13D 吐出側面
14 旋回スクロール
19 吐出弁
19A 頭部
19B 固定部
19C 腕部
20 吐出リテーナ
23 バイパスポート
24 バイパス弁
24A 第1バイパス弁
24B 第2バイパス弁
25A 第1バイパスリテーナ
25B 第2バイパスリテーナ
26A,26B,26C 固定ボルト
30 凹部
Claims (4)
- スクロール圧縮機構と、
該スクロール圧縮機構で圧縮した流体を吐出する吐出ポート及び圧縮途中の流体を吐出するバイパスポートが形成された板状部材と、
前記吐出ポートの吐出側にて該吐出ポートを塞ぐ頭部および該頭部と固定部との間にわたって設けられた腕部を有するリード弁とされた吐出弁と、
前記バイパスポートの吐出側にて該バイパスポートを塞ぐ頭部および該頭部と固定部との間にわたって設けられた腕部を有するリード弁とされたバイパス弁と、
を備え、
前記吐出弁および前記バイパス弁は、前記板状部材の板厚方向において互いに離間するとともに、前記板厚方向から見てそれぞれの前記腕部が交差するように配置されていることを特徴とするスクロール圧縮機。 - 前記板状部材には、吐出側面から前記板厚方向の途中位置まで形成された凹部が形成され、
前記吐出弁または前記バイパス弁の一方は、前記凹部の底面に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のスクロール圧縮機。 - 前記吐出弁または前記バイパス弁の他方の前記腕部のうち、弁開時に設置面から離間するリフト部が、前記凹部が開口する位置に重なるように設けられていることを特徴とする請求項2に記載のスクロール圧縮機。
- 前記吐出弁は、前記板状部材の吐出側面に配置され、
前記バイパス弁は、前記凹部の前記底面に配置されていることを特徴とする請求項2又は3に記載のスクロール圧縮機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017155619A JP6946111B2 (ja) | 2017-08-10 | 2017-08-10 | スクロール圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2019035346A true JP2019035346A (ja) | 2019-03-07 |
JP6946111B2 JP6946111B2 (ja) | 2021-10-06 |
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Family Applications (1)
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JP2017155619A Active JP6946111B2 (ja) | 2017-08-10 | 2017-08-10 | スクロール圧縮機 |
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JP (1) | JP6946111B2 (ja) |
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