JP2019034393A - エンドエフェクタカバー、保護装置及びロボット - Google Patents

エンドエフェクタカバー、保護装置及びロボット Download PDF

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Abstract

【課題】ワークを把持又は解放する位置までエンドエフェクタを移動させる際に、エンドエフェクタが物体に接触することを防止できるエンドエフェクタカバーを得ること。【解決手段】エンドエフェクタカバー16は、ロボット本体10に装着されたエンドエフェクタ15の側面を覆う固定カバー3と、エンドエフェクタ15の回転軸である第6軸J6の軸方向における固定カバー3の先端部から第6軸J6の軸方向に突出し、固定カバー3からの突出量を変更可能な可動カバー4とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、エンドエフェクタが物体へ接触することを防止するエンドエフェクタカバー、保護装置及びロボットに関する。
生産現場の限られたスペースでの生産性向上のため、リスクアセスメントをした上で、ロボットを柵で囲うことなく人と協働作業させる用途が拡大しつつある。
人と協働作業を行わせるにあたって、ロボットに設置されたエンドエフェクタにカバーを取り付けることで、エンドエフェクタに接触した人が怪我をする可能性を低減している。
特許文献1に開示される発明は、透明カバーの上面のブラケットに、光軸を一致させて投光側光電センサと受光側光電センサとを取り付け、透明カバーの変位によって投光側光電センサの光軸と受光側光電センサの光軸とがずれるとロボットコントローラに働き掛けてロボットを緊急停止させる。
特開平9−285992号公報
しかしながら、特許文献1に開示される発明の透明カバーは、ワークが載置されている台又はワークを載置しようとする台に接触すると、エンドエフェクタがワークを把持又は解放する動作を妨げることになる。したがって、特許文献1に開示される発明では、透明カバーは、エンドエフェクタがワークを把持又は解放する際に、ワークが載置されている台又はワークを載置しようとする台とは接触しない長さにしなければならない。ワークが載置されている台又はワークを載置しようとする台に透明カバーが接触しないということは、エンドエフェクタが物体に接触しやすいことに他ならない。したがって、特許文献1に開示される発明は、ワークを把持又は解放する位置までエンドエフェクタを移動させる際にエンドエフェクタが物体に接触しやすいという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、ワークを把持又は解放する位置までエンドエフェクタを移動させる際に、エンドエフェクタが物体に接触することを防止できるエンドエフェクタカバーを得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、ロボット本体に装着されたエンドエフェクタの側面を覆う固定カバーを備える。本発明は、エンドエフェクタの回転軸の軸方向における固定カバーの先端部から回転軸の軸方向に突出し、固定カバーからの突出量を変更可能な可動カバーを備える。
本発明によれば、ワークを把持又は解放する位置までエンドエフェクタを移動させる際に、エンドエフェクタが物体に接触することを防止できるという効果を奏する。
本発明の実施の形態1に係るロボットの構成を示す図 実施の形態1に係るエンドエフェクタカバーの模式図 実施の形態1に係るロボットのコントローラの機能ブロック図 実施の形態1に係るロボットがワークを把持する状態を示す模式図 本発明の実施の形態2に係るロボットの構成を示す図 実施の形態2に係るエンドエフェクタカバーの構造を示す図 実施の形態2に係るロボットがワークを把持する状態を示す模式図 本発明の実施の形態3に係るロボットの構成を示す図 本発明の実施の形態4に係るロボットのエンドエフェクタカバーの模式図 実施の形態4に係るロボットのコントローラの機能ブロック図 実施の形態1から実施の形態4のいずれかに係るロボットのコントローラの機能をハードウェアで実現した構成を示す図 実施の形態1から実施の形態4のいずれかに係るロボットのコントローラの機能をソフトウェアで実現した構成を示す図
以下に、本発明の実施の形態に係るエンドエフェクタカバー、保護装置及びロボットを図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係るロボットの構成を示す図である。実施の形態1に係るロボット50は、ワークに対して作業を行うロボット本体10と、ロボット本体10の動きを制御するコントローラ20とを有する。ロボット本体10とコントローラ20とは、ケーブル60で接続されている。ロボット本体10は、据付箇所に設置されるベース11、基端側がベース11に接続された第1アーム12、基端側が第1アーム12に接続された第2アーム13、第2アーム13の先端に接続されたリスト14、リスト14に取り付けられたエンドエフェクタ15、エンドエフェクタ15を覆うエンドエフェクタカバー16及びエンドエフェクタ15に作用した力を検出する力覚センサ7を備える。エンドエフェクタカバー16及びコントローラ20は、エンドエフェクタ15が物体に接触することを防止する保護装置30を構成している。ここでの物体とは、固体状の物であり、作業者を含む。なお、エンドエフェクタ15と作業者との接触は、人体に直接エンドエフェクタ15が触れる場合だけではなく、衣服、帽子、靴又は手袋といった作業者が装着している保護具に接触する場合も含む。力覚センサ7は、ケーブル40でコントローラ20と接続されている。なお、ここではロボット本体10の制御とエンドエフェクタカバー16とを一つのコントローラ20で制御しているが、ロボット本体10とエンドエフェクタカバー16とを別々のコントローラで制御しても良い。
ベース11は、据付箇所に固定される固定部11aと、第1アーム12が接続される支持部11bとを備えている。支持部11bは、第1軸J1を中心に回転可能に固定部11aに支持されている。第1アーム12は、第2軸J2を中心に回転可能にベース11の支持部11bに支持されている。第2アーム13は、第3軸J3を中心に回転可能に第1アーム12に支持されている。リスト14は、第4軸J4及び第5軸J5を中心に回転可能に第2アーム13に支持されている。エンドエフェクタ15は、第6軸J6を中心に回転可能にリスト14に支持されている。エンドエフェクタ15は、力覚センサ7を介してリスト14に接続されている。
図2は、実施の形態1に係るエンドエフェクタカバーの模式図である。エンドエフェクタカバー16は、ロボット本体10に装着されたエンドエフェクタ15の側面を覆う固定カバー3と、エンドエフェクタ15の回転軸である第6軸J6の軸方向における固定カバー3の先端部3aから第6軸J6の軸方向に突出してエンドエフェクタ15の側面を覆い、固定カバー3からの突出量を変更可能な可動カバー4とを備える。可動カバー4が固定カバー3から突出する方向は、第6軸J6の軸方向に沿ってロボット本体10の一部であるリスト14から遠ざかる方向である。図2には、可動カバー4が固定カバー3から突出する方向を矢印Aで示している。可動カバー4は、第6軸J6の軸方向に沿って移動することにより、固定カバー3からの突出量が変化する。可動カバー4は、エンドエフェクタ15の先端15aよりも可動カバー4の先端4aがリスト14から離れた位置に達するまで、固定カバー3から第6軸J6に沿って突出可能である。先端4aがエンドエフェクタ15の先端15aよりも、第6軸J6に沿ってリスト14から遠ざかる方向に突出するまで固定カバー3から突出可能となっている。固定カバー3及び可動カバー4は、金属材料又は樹脂材料を用いて形成できるが、特定の材料に限定はされない。エンドエフェクタカバー16は、ロボット本体10内部の配線とケーブル60とを通じてコントローラ20に接続されている。固定カバー3からの可動カバー4の突出量は、コントローラ20によって制御される。
固定カバー3は、中空形状であり、エアー継手6が設けられている。固定カバー3内にエアー継手6を介して供給される空気量は調整可能となっている。エアー継手6を通じて固定カバー3内に供給する空気の圧力を高めると、可動カバー4の固定カバー3からの突出量が増大する。一方、エアー継手6を通じて固定カバー3内に供給する空気の圧力を低くすると、可動カバー4の固定カバー3からの突出量は減少する。
エンドエフェクタカバー16は、力覚センサ7を介してリスト14に固定されているため、エンドエフェクタカバー16が物体に接触すると、接触による外力は、力覚センサ7に検出される。
図2に示すように、可動カバー4の先端4aがエンドエフェクタ15の先端15aよりも突出した状態にあると、可動カバー4の中に手を挿入しなければエンドエフェクタ15に触ることができないため、エンドエフェクタ15が偶発的に人に接触する可能性は低減される。したがって、ワークを把持又は解放する位置までエンドエフェクタ15を移動させる際には、可動カバー4の先端4aがエンドエフェクタ15の先端15aよりも突出した状態とすることで、エンドエフェクタ15が物体に接触することを防止できる。
図3は、実施の形態1に係るロボットのコントローラの機能ブロック図である。コントローラ20は、制御プログラムを実行してロボット本体10の各関節を回転させる本体制御部21と、力覚センサ7の出力に基づいてエンドエフェクタカバー16が物体に接触したことを検出する接触検出部22と、エアー継手6を通じて固定カバー3内に供給する空気の圧力を変更することで、固定カバー3からの可動カバー4の突出量を制御する突出量制御部23と、ロボット本体10及び力覚センサ7と通信を行う通信部24とを有する。本体制御部21は、制御プログラムを実行してロボット本体10の各関節を回転させ、ロボット本体10に制御プログラムに沿った動作を行わせる。接触検出部22は、エンドエフェクタ15又はエンドエフェクタカバー16が物体に接触したことを検出した場合には、本体制御部21に停止命令を出力する。本体制御部21は、接触検出部22から停止命令を受けると、制御プログラムの実行を中断して、ロボット本体10の動作を停止させる。
図4は、実施の形態1に係るロボットがワークを把持する状態を示す模式図である。図4に示すように、可動カバー4の固定カバー3からの突出量を小さくすることにより、ワーク5をエンドエフェクタ15で把持する作業において把持しろを大きくとることができ、ワーク5を安定して把持することができる。
本体制御部21は、制御プログラムに従ってロボット本体10を動作させるため、エンドエフェクタ15がワーク5を把持又は解放するタイミングは、制御プログラムによって定まる。突出量制御部23は、本体制御部21が、エンドエフェクタ15にワーク5を把持又は解放する作業を行わせるのに合わせて可動カバー4の固定カバー3からの突出量を小さくする。したがって、実施の形態1に係る保護装置30においては、エンドエフェクタカバー16は、エンドエフェクタ15がワーク5を把持又は解放する動作を妨げることない。また、実施の形態1に係るエンドエフェクタカバー16を有する保護装置30を備えたロボット50は、ワーク5を把持又は解放する位置までエンドエフェクタ15を移動させる際に、エンドエフェクタ15が偶発的に物体に接触することを防止できる。
実施の形態2.
図5は、本発明の実施の形態2に係るロボットの構成を示す図である。実施の形態2に係るロボット50は、リニアモータ8を用いて可動カバー4の固定カバー3からの突出量を変更する点で、実施の形態1に係るロボット50と相違する。リニアモータ8は、ケーブル41でコントローラ20と接続されている。この他は、実施の形態1に係るロボット50と同様である。図6は、実施の形態2に係るエンドエフェクタカバーの構造を示す図である。可動カバー4は、エンドエフェクタ15の回転軸である第6軸J6の軸方向における固定カバー3の先端部3aから第6軸J6の軸方向に突出する。固定カバー3と可動カバー4とは、リニアモータ8を介して接続されている。固定カバー3の内周面に固定子81が設置されており、可動カバー4の外周面に可動子82が設置されている。固定子81に印加する電圧を突出量制御部23が変えることにより、可動子82を移動させ、固定カバー3からの可動カバー4の突出量を変更することができる。固定カバー3からの可動カバー4の突出量の変更をリニアモータ8で行うことにより、空気圧で行う実施の形態1に係る保護装置30と比較して、可動カバー4の突出量の制御の精度を高めることができる。
図7は、実施の形態2に係るロボットがワークを把持する状態を示す模式図である。図7に示すように、可動カバー4の固定カバー3からの突出量を小さくすることにより、ワーク5をエンドエフェクタ15で把持する作業において把持しろを大きくとることができ、ワーク5を安定して把持することができる。
実施の形態2に係る保護装置30においては、実施の形態1に係る保護装置30と同様に、エンドエフェクタカバー16は、エンドエフェクタ15がワーク5を把持又は解放する動作を妨げることがない。また、実施の形態2に係るエンドエフェクタカバー16を有する保護装置30を備えたロボット50は、ワーク5を把持又は解放する位置までエンドエフェクタ15を移動させる際に、エンドエフェクタ15が偶発的に物体に接触することを防止できる。
実施の形態3.
図8は、本発明の実施の形態3に係るロボットの構成を示す図である。実施の形態3に係るロボット50は、リスト14とエンドエフェクタ15との間に力覚センサ7が設けられていない。実施の形態3に係るロボット50のコントローラ20において、接触検出部22は、本体制御部21がロボット本体10の各関節を駆動する不図示のモータへ出力する電流指令値を受信するとともに、ロボット本体10の各関節を駆動する不図示のモータから電流値のフィードバックを受信することによって、エンドエフェクタカバー16が物体に接触したことを検出する。この他は、実施の形態1に係るロボット50と同様である。
ロボット本体10の動作中にエンドエフェクタカバー16が物体に接触すると、各関節を駆動する不図示のモータに外力が働くことになるため、接触検出部22がモータから受信する電流値のフィードバックと、本体制御部21がモータへ出力する電流指令値とに差異を生じる。すなわち、接触検出部22がモータから受信する電流値のフィードバックは、本体制御部21がモータへ出力する電流指令値よりも小さくなるか、又は、本体制御部21がモータへ出力する電流指令値よりも大きくなる。したがって、エンドエフェクタカバー16が物体に接触した場合、接触検出部22は、モータから受信する電流値のフィードバックと、本体制御部21がモータへ出力する電流指令値との差異に基づいて、接触を検出できる。
実施の形態3に係る保護装置30においては、実施の形態1に係る保護装置30と同様に、エンドエフェクタカバー16は、エンドエフェクタ15がワーク5を把持又は解放する動作を妨げることがない。したがって、実施の形態3に係るエンドエフェクタカバー16を有する保護装置30を備えたロボット50は、力覚センサ7を持たない構成であっても、ワーク5を把持又は解放する位置までエンドエフェクタ15を移動させる際に、エンドエフェクタ15が偶発的に物体に接触することを防止できる。
実施の形態4.
図9は、本発明の実施の形態4に係るロボットのエンドエフェクタカバーの模式図である。実施の形態4において、固定カバー3の内部には弾性部材9が設置されており、可動カバー4は、弾性部材9の弾性力によって、エンドエフェクタ15の回転軸である第6軸J6の軸方向における固定カバー3の先端部3aから第6軸J6の軸方向に突出している。可動カバー4は、弾性部材9の弾性力に逆らって固定カバー3に押し込むことが可能であり、固定カバー3からの可動カバー4の突出量を減少させることができる。この他は実施の形態1に係るロボット50のエンドエフェクタカバー16と同様である。
図10は、実施の形態4に係るロボットのコントローラの機能ブロック図である。実施の形態4に係るロボット50のコントローラ20は、突出量制御部23を備えていない点で実施の形態1に係るロボット50のコントローラ20と相違する。
上述のように、エンドエフェクタ15がワーク5を把持又は解放するタイミングは、制御プログラムによって定まる。したがって、接触検出部22は、本体制御部21がエンドエフェクタ15にワーク5を把持又は解放する作業を行わせている期間中は、エンドエフェクタカバー16が物体に接触したことを力覚センサ7によって検出しても、停止命令を出力しない。
エンドエフェクタ15がワーク5を把持又は解放する作業を行っている期間中は、接触検出部22から停止命令が出力されないため、ワーク5を把持又は解放する作業時に、ワーク5が載置された面にエンドエフェクタカバー16が接触しても、ワーク5を把持又は解放する作業を継続できる。すなわち、ワーク5が載置された面によって可動カバー4が固定カバー3に押し込まれた状態でワーク5を把持することによって、ワーク5の把持しろを確保することができる。また、ワーク5を載置しようとする面によって可動カバー4が固定カバー3に押し込まれた状態でワーク5を解放することによって、ワーク5を落下させることなく載置することができる。
実施の形態4に係る保護装置30においては、実施の形態1に係る保護装置30と同様に、エンドエフェクタカバー16は、エンドエフェクタ15がワーク5を把持又は解放する動作を妨げることがない。したがって、実施の形態4に係るエンドエフェクタカバー16を有する保護装置30を備えたロボット50は、ワーク5を把持又は解放する位置までエンドエフェクタ15を移動させる際にエンドエフェクタ15が偶発的に物体に接触することを防止できる。
なお、エンドエフェクタカバー16が物体に衝突した場合には、可動カバー4が固定カバー3に押し込まれにくく、ワーク5を把持又は解放する作業を行う際には、ワーク5が載置された面又はワーク5を載置しようとする面によって可動カバー4が固定カバー3に押し込まれやすくするためには、弾性部材9は応答が遅い方が好ましい。
上記の実施の形態1から実施の形態4のいずれかに係るロボット50のコントローラ20の機能は、処理回路により実現される。すなわちコントローラ20は、制御プログラムを実行してロボット本体10の各関節を回転させる処理と、エンドエフェクタカバー16が物体に接触したことを検出する処理と、固定カバー3からの可動カバー4の突出量を制御する処理と、エンドエフェクタ15にワーク5を把持又は解放する作業を行わせている期間中は、エンドエフェクタカバー16が物体に接触したことを力覚センサ7によって検出しても、停止命令を出力しない処理とを行う処理回路を備える。また、処理回路は、専用のハードウェアであっても、記憶装置に格納されるプログラムを実行する演算装置であってもよい。
処理回路が専用のハードウェアである場合、処理回路は、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、又はこれらを組み合わせたものが該当する。図11は、実施の形態1から実施の形態4のいずれかに係るロボットのコントローラの機能をハードウェアで実現した構成を示す図である。処理回路19には、制御プログラムを実行してロボット本体10の各関節を回転させる処理と、エンドエフェクタカバー16が物体に接触したことを検出する処理と、固定カバー3からの可動カバー4の突出量を制御する処理と、エンドエフェクタ15にワーク5を把持又は解放する作業を行わせている期間中は、エンドエフェクタカバー16が物体に接触したことを力覚センサ7によって検出しても、停止命令を出力しない処理とを実現する論理回路19aが組み込まれている。
処理回路19が演算装置の場合、制御プログラムを実行してロボット本体10の各関節を回転させる処理と、エンドエフェクタカバー16が物体に接触したことを検出する処理と、固定カバー3からの可動カバー4の突出量を制御する処理と、エンドエフェクタ15にワーク5を把持又は解放する作業を行わせている期間中は、エンドエフェクタカバー16が物体に接触したことを力覚センサ7によって検出しても、停止命令を出力しない処理とは、ソフトウェア、ファームウェア、又はソフトウェアとファームウェアとの組み合わせにより実現される。
図12は、実施の形態1から実施の形態4のいずれかに係るロボットのコントローラの機能をソフトウェアで実現した構成を示す図である。処理回路19は、プログラム19bを実行する演算装置191と、演算装置191がワークエリアに用いるランダムアクセスメモリ192と、プログラム19bを記憶する記憶装置193を有する。記憶装置193に記憶されているプログラム19bを演算装置191がランダムアクセスメモリ192上に展開し、実行することにより、制御プログラムを実行してロボット本体10の各関節を回転させる処理と、エンドエフェクタカバー16が物体に接触したことを検出する処理と、固定カバー3からの可動カバー4の突出量を制御する処理と、エンドエフェクタ15にワーク5を把持又は解放する作業を行わせている期間中は、エンドエフェクタカバー16が物体に接触したことを力覚センサ7によって検出しても、停止命令を出力しない処理とが実現される。ソフトウェア又はファームウェアはプログラム言語で記述され、記憶装置193に格納される。演算装置191は、中央処理装置を例示できるがこれに限定はされない。
処理回路19は、記憶装置193に記憶されたプログラム19bを読み出して実行することにより、各処理を実現する。すなわち、コントローラ20は、処理回路19により実行されるときに、制御プログラムを実行してロボット本体10の各関節を回転させるステップと、エンドエフェクタカバー16が物体に接触したことを検出するステップと、固定カバー3からの可動カバー4の突出量を制御するステップと、エンドエフェクタ15にワーク5を把持又は解放する作業を行わせている期間中は、エンドエフェクタカバー16が物体に接触したことを力覚センサ7によって検出しても、停止命令を出力しない処理を行うステップとが結果的に実行されることになるプログラム19bを記憶するための記憶装置193を備える。また、プログラム19bは、上記の手順及び方法をコンピュータに実行させるものであるとも言える。
なお、制御プログラムを実行してロボット本体10の各関節を回転させる処理と、エンドエフェクタカバー16が物体に接触したことを検出する処理と、固定カバー3からの可動カバー4の突出量を制御する処理と、エンドエフェクタ15にワーク5を把持又は解放する作業を行わせている期間中は、エンドエフェクタカバー16が物体に接触したことを力覚センサ7によって検出しても、停止命令を出力しない処理とについて、一部を専用のハードウェアで実現し、一部をソフトウェア又はファームウェアで実現するようにしてもよい。
このように、処理回路19は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、又はこれらの組み合わせによって、上述の各機能を実現することができる。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
3 固定カバー、3a 先端部、4 可動カバー、4a,15a 先端、5 ワーク、6 エアー継手、7 力覚センサ、8 リニアモータ、9 弾性部材、10 ロボット本体、11 ベース、11a 固定部、11b 支持部、12 第1アーム、13 第2アーム、14 リスト、15 エンドエフェクタ、16 エンドエフェクタカバー、19 処理回路、19a 論理回路、19b プログラム、20 コントローラ、21 本体制御部、22 接触検出部、23 突出量制御部、24 通信部、30 保護装置、40,41,60 ケーブル、50 ロボット、81 固定子、82 可動子、191 演算装置、192 ランダムアクセスメモリ、193 記憶装置。

Claims (10)

  1. ロボット本体に装着されたエンドエフェクタの側面を覆う固定カバーと、前記エンドエフェクタの回転軸の軸方向における前記固定カバーの先端部から前記回転軸の軸方向に突出し、前記固定カバーからの突出量を変更可能な可動カバーとを備えたことを特徴とするエンドエフェクタカバー。
  2. 前記可動カバーは、前記エンドエフェクタの先端よりも前記可動カバーの先端が前記ロボット本体から離れた位置に達するまで、前記固定カバーから突出可能であることを特徴とする請求項1に記載のエンドエフェクタカバー。
  3. 請求項1又は2に記載のエンドエフェクタカバーと、
    前記固定カバーからの前記可動カバーの突出量を制御する突出量制御部を備えたコントローラとを有することを特徴とする保護装置。
  4. 前記固定カバーは中空構造であり、
    前記突出量制御部は、前記固定カバー内に供給する空気の空気圧を変更することにより前記固定カバーからの前記可動カバーの突出量を制御することを特徴とする請求項3に記載の保護装置。
  5. 前記エンドエフェクタカバーは、前記固定カバーに設置された固定子と、前記可動カバーに設置された可動子とを有するリニアモータを備え、
    前記突出量制御部は、前記リニアモータを駆動して前記固定カバーからの前記可動カバーの突出量を変更することを特徴とする請求項3に記載の保護装置。
  6. 前記コントローラは、前記ロボット本体を動作させる本体制御部と、前記エンドエフェクタカバーが物体に接触したことを検出する接触検出部と、前記エンドエフェクタカバーが物体に接触したことを検出した場合に、停止命令を前記本体制御部に出力して前記ロボット本体の動作を停止させる接触検出部とを有することを特徴とする請求項3から5のいずれか1項に記載の保護装置。
  7. 請求項1又は2に記載のエンドエフェクタカバーとコントローラとを備えた保護装置であって、
    前記エンドエフェクタカバーは、前記可動カバーを前記固定カバーから突出させる方向に付勢する弾性部材を備え、
    前記コントローラは、前記ロボット本体を動作させる本体制御部と、前記エンドエフェクタカバーが物体に接触したことを検出する接触検出部と、前記エンドエフェクタカバーが物体に接触したことを検出した場合に、停止命令を前記本体制御部に出力して前記ロボット本体の動作を停止させる接触検出部とを備え、
    前記接触検出部は、前記本体制御部が前記エンドエフェクタにワークを把持又は解放する動作を行わせている間は、前記停止命令を出力しないことを特徴とする保護装置。
  8. 前記エンドエフェクタカバーは、力覚センサを介して前記ロボット本体に接続されており、
    前記接触検出部は、前記力覚センサの出力に基づいて、前記エンドエフェクタカバーが物体に接触したことを検出することを特徴とする請求項6又は7に記載の保護装置。
  9. 前記接触検出部は、前記ロボット本体の関節を駆動させるモータから電流値のフィードバックを受信し、前記本体制御部が前記モータへ出力する電流指令値と前記電流値のフィードバックとの差異に基づいて、前記エンドエフェクタカバーが物体に接触したことを検出することを特徴とする請求項6又は7に記載の保護装置。
  10. 請求項3から9のいずれか1項に記載の保護装置を備えたことを特徴とするロボット。
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