JP2019033242A - 積層圧電素子、圧電振動装置、及び電子機器 - Google Patents

積層圧電素子、圧電振動装置、及び電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】信頼性に優れた積層圧電素子を提供する。【解決手段】積層圧電素子は、セラミック素体と、一対の外部電極と、複数の内部電極と、表面電極と、を具備する。セラミック素体は、圧電セラミックスで形成され、長手方向を向いた第1及び第2端面と、長手方向に直交する厚さ方向を向いた第1及び第2主面と、第1及び第2端面と第1及び第2主面とを接続する稜部と、を有する。一対の外部電極は、第1及び第2端面を覆い、第1及び第2端面から稜部を介して第1主面に延出し、第1主面上おいて厚さ方向に突出する。複数の内部電極は、セラミック素体の内部に厚さ方向に沿って積層され、一対の外部電極に対して厚さ方向に沿って交互に接続されている。表面電極は、第1及び第2主面の少なくとも一方に設けられ、厚さ方向に隣接する内部電極とは異なる外部電極に接続されている。【選択図】図4

Description

本発明は、圧電横効果を利用した積層圧電素子、圧電振動装置、及び電子機器に関する。
特許文献1には、圧電体層が積層されて構成された圧電体を有する積層圧電素子が開示されている。この積層圧電素子は、圧電体の積層方向に直交する長手方向の寸法が大きい細長い形状を有する。このような形状の積層圧電素子では、圧電横効果が有効に得られるため、長手方向に大きく伸縮可能である。
また、特許文献1には、上記の積層圧電素子に振動板が接合された構成を有する圧電振動装置が開示されている。この圧電振動装置では、積層圧電素子が振動板に沿って長手方向に延在し、積層圧電素子の長手方向の伸縮が振動板に伝達される。これにより、この圧電振動装置は、振動板を振動させることができる。
特開2016−100760号公報 国際公開2016/052582号明細書
細長い形状を有する積層圧電素子では、衝撃などによる外部からの応力が、長手方向の両端部に加わりやすい。積層圧電素子の長手方向の両端部に加わる応力は、圧電体の稜部に集中しやすい。このため、細長い形状を有する積層圧電素子では、圧電体の稜部を起点とするクラックが発生しやすい。
以上のような事情に鑑み、本発明の目的は、信頼性に優れた積層圧電素子、圧電振動装置、及び電子機器を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の一形態に係る積層圧電素子は、セラミック素体と、一対の外部電極と、複数の内部電極と、表面電極と、を具備する。
上記セラミック素体は、圧電セラミックスで形成され、長手方向を向いた第1及び第2端面と、上記長手方向に直交する厚さ方向を向いた第1及び第2主面と、上記第1及び第2端面と上記第1及び第2主面とを接続する稜部と、を有する。
上記一対の外部電極は、上記第1及び第2端面を覆い、上記第1及び第2端面から上記稜部を介して上記第1主面に延出し、上記第1主面上おいて上記厚さ方向に突出する。
上記複数の内部電極は、上記セラミック素体の内部に上記厚さ方向に沿って積層され、上記一対の外部電極に対して上記厚さ方向に沿って交互に接続されている。
上記表面電極は、上記第1及び第2主面の少なくとも一方に設けられ、上記厚さ方向に隣接する上記内部電極とは異なる上記外部電極に接続されている。
この積層圧電素子の一対の外部電極には、セラミック素体の第1主面上に、厚さ方向に突出する頂部が形成されている。このため、一対の外部電極では、外部からの応力が頂部に加わりやすい。しかしながら、一対の外部電極では、第1主面に対向する頂部に加わる応力が、第1主面に沿って分散されるため、セラミック素体の稜部に集中しにくい。したがって、この積層圧電素子では、セラミック素体の第1主面側の稜部を起点とするクラックの発生が抑制されるため、高い信頼性が得られる。
上記一対の外部電極は、上記第1及び第2端面から上記稜部を介して上記第2主面に延出し、上記第2主面上おいて上記厚さ方向に突出していてもよい。
この積層圧電素子では、セラミック素体の第2主面側の稜部を起点とするクラックの発生も抑制されるため、更に高い信頼性が得られる。
上記稜部は、曲面で構成されていてもよい。
この積層圧電素子では、セラミック素体の稜部に加わる応力が、稜部を構成する曲面に沿って分散される。これにより、この積層圧電素子では、セラミック素体の稜部に局所的な応力が加わりにくくなるため、セラミック素体の稜部を起点とするクラックの発生が更に効果的に抑制される。
本発明の一形態に係る圧電振動装置は、上記積層圧電素子と、振動板と、接着層と、を具備する。
上記振動板は、上記積層圧電素子に対して上記厚さ方向に対向する。
上記接着層は、上記積層圧電素子と上記振動板との間に配置されている。
この圧電振動装置では、製造時や駆動時などに、積層圧電素子におけるセラミック素体の稜部を起点とするクラックの発生が抑制されるため、高い信頼性が得られる。
上記積層圧電素子は、上記第1主面を上記振動板側に向けて配置されていてもよい。
この圧電振動装置では、駆動時などに、振動板から積層圧電素子に加わる応力によって、セラミック素体の第1主面側の稜部を起点とするクラックが発生しにくい。
上記積層圧電素子の上記一対の外部電極の一部が上記接着層内に配置されていてもよい。
上記接着層は、上記第1主面と上記振動板との間に充填されていてもよい。
これらの構成では、積層圧電素子と振動板との間の接着強度が高くなるため、積層圧電素子の長手方向の伸縮が効率よく振動板に伝達される。このため、この圧電振動装置は、振動板をより大きく振動させることができる。
本発明の一形態に係る電子機器は、上記積層圧電素子と、パネルと、筐体と、を具備する。
上記パネルは、上記積層圧電素子が上記厚さ方向に対向した状態で接着されている。
上記筐体は、上記パネルを保持する。
本発明によれば、信頼性に優れた積層圧電素子、圧電振動装置、及び電子機器を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る積層圧電素子の斜視図である。 上記積層圧電素子の図1のA−A'線に沿った断面図である。 上記積層圧電素子の図1のB−B'線に沿った断面図である。 上記積層圧電素子の図2の領域Cを拡大して示す部分断面図である。 上記積層圧電素子の比較例1を示す部分断面図である。 上記積層圧電素子の比較例2を示す部分断面図である。 上記積層圧電素子の製造方法を示すフローチャートである。 上記積層圧電素子の製造過程を示す斜視図である。 上記積層圧電素子の製造過程を示す斜視図である。 上記積層圧電素子を用いた圧電振動装置の断面図である。 上記圧電振動装置の製造方法を示すフローチャートである。 上記圧電振動装置の製造過程を示す斜視図である。 上記圧電振動装置の製造過程を示す斜視図である。 上記圧電振動装置の製造過程を示す斜視図である。 上記積層圧電素子を用いた電子機器の平面図である。 上記電子機器の図12AのC−C'線に沿った断面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。図面には、適宜相互に直交するX軸、Y軸、及びZ軸が示されている。X軸、Y軸、及びZ軸は全図において共通である。
[積層圧電素子10の基本構成]
図1〜3は、本発明の一実施形態に係る積層圧電素子10の基本構成を模式的に示す図である。図1は、積層圧電素子10の斜視図である。図2は、積層圧電素子10の図1のA−A'線に沿った断面図である。図3は、積層圧電素子10の図1のB−B'線に沿った断面図である。
積層圧電素子10は、X軸に沿った長手方向と、Y軸に沿った幅方向と、Z軸に沿った厚さ方向と、を有する。つまり、積層圧電素子10は、X軸方向に細長く形成されている。これにより、積層圧電素子10では、圧電縦効果によるZ軸方向の変形よりも、圧電横効果によるX軸方向の変形が支配的になる。
積層圧電素子10は、セラミック素体11と、第1外部電極14と、第2外部電極15と、を備える。セラミック素体11は、X軸方向を向いた第1及び第2端面11a,11bと、Y軸方向を向いた第1及び第2側面11c,11dと、Z軸方向を向いた第1及び第2主面11e,11fと、を有する。
また、図2に示すように、セラミック素体11には、X軸方向に延び、端面11a,11bと主面11e,11fとを接続する4つの稜部11gが設けられている。各稜部11gは、滑らかな曲面で構成されていることが好ましい。なお、セラミック素体11の形状は、図1〜3に示すような形状に限定されない。
第1外部電極14は、セラミック素体11の第1端面11aを覆い、第1端面11aから稜部11gを介して主面11e,11fに延出している。第2外部電極15は、セラミック素体11の第2端面11bを覆い、第2端面11bから稜部11gを介して主面11e,11fに延出している。
したがって、外部電極14,15のいずれでも、図2に示すように、XZ平面に沿った断面がU字状である。また、外部電極14,15は、端面11a,11bから側面11c,11dにも延出している。しかしながら、積層圧電素子10では、外部電極14,15が側面11c,11dに延出する構成は必須ではない。
外部電極14,15は、電気の良導体により形成されている。外部電極14,15を形成する電気の良導体としては、例えば、銅(Cu)、ニッケル(Ni)、錫(Sn)、パラジウム(Pd)、白金(Pt)、銀(Ag)、金(Au)などを主成分とする金属又は合金が挙げられる。
セラミック素体11は、圧電定数d31の絶対値が大きい圧電セラミックスで形成される。非鉛系の材料としては、例えば、ニオブ酸リチウム(LiNbO)系やタンタル酸リチウム(LiTaO)系が挙げられる。鉛系の材料としては、例えば、チタン酸ジルコン酸鉛(PbZrO−PbTiO)系が挙げられる。
セラミック素体11の内部には、第1内部電極12及び第2内部電極13が設けられている。内部電極12,13は、いずれもXY平面に沿って延びるシート状であり、Z軸方向に沿って交互に間隔をあけて配置されている。つまり、各内部電極12,13は、圧電セラミックスによって覆われている。
したがって、内部電極12,13の間には、圧電セラミックスの層であるセラミック層18が形成されている。第1内部電極12は、セラミック素体11の第1端面11aに引き出され、第1外部電極14に接続されている。第2内部電極13は、セラミック素体11の第2端面11bに引き出され、第2外部電極15に接続されている。
図3に示すように、内部電極12,13は、側面11c,11dから間隔をあけて配置されている。つまり、セラミック素体11には、内部電極12,13と側面11c,11dとの間に間隔を形成するサイドマージン部が設けられている。これにより、側面11c,11dにおける内部電極12,13の絶縁性が確保されている。
セラミック素体11では、第1主面11eに第1表面電極16が設けられ、第2主面11fに第2表面電極17が設けられている。これにより、Z軸方向の最上部の第2内部電極13と第1表面電極16との間、及びZ軸方向の最下部の第1内部電極12と第2表面電極17との間にもそれぞれセラミック層18が形成されている。
第1表面電極16は、第1内部電極12と同様に、セラミック素体11の第1端面11aに引き出され、第1外部電極14に接続されている。また、第2表面電極17は、第2内部電極13と同様に、セラミック素体11の第2端面11bに引き出され、第2外部電極15に接続されている。
内部電極12,13及び表面電極16,17はそれぞれ、電気の良導体により形成されている。内部電極12,13及び表面電極16,17を形成する電気の良導体としては、例えばニッケル(Ni)、銅(Cu)、パラジウム(Pd)、白金(Pt)、銀(Ag)、金(Au)などを主成分とする金属又は合金が挙げられる。
上記の構成により、積層圧電素子10では、第1外部電極14と第2外部電極15との間に電圧が印加されると、すべてのセラミック層18にZ軸方向の電圧が加わる。これにより、各セラミック層18が圧電横効果によってX軸方向に収縮するため、積層圧電素子10が全体としてX軸方向に収縮する。
なお、本実施形態に係る積層圧電素子10の基本構成は、図1〜3に示す構成に限定されず、適宜変更可能である。例えば、内部電極12,13の枚数やセラミック層18の厚さは、積層圧電素子10の用途などに応じて、適宜決定可能である。また、内部電極12,13の枚数は相互に異なっていてもよい。
表面電極16,17の構成は、内部電極12,13の構成に応じて変更可能である。つまり、表面電極16,17は、外部電極14,15のうち、Z軸方向に隣接する内部電極12,13が接続されていない方に接続される。また、積層圧電素子10では、表面電極16,17のいずれか一方が設けられていなくてもよい。
[外部電極14,15の詳細構成]
図2に示すように、外部電極14,15には、セラミック素体11の主面11e,11f上に、頂部14a,15aが設けられている。つまり、外部電極14,15は、第1主面11e上の頂部14a,15aにおいてZ軸方向下側に突出し、第2主面11f上の頂部14a,15aにおいてZ軸方向上側に突出している。
外部電極14,15の第1主面11e上の頂部14a,15aは、積層圧電素子10のZ軸方向の最下部を構成するため、Z軸方向下側からの応力を受けやすい。また、外部電極14,15の第2主面11f上の頂部14a,15aは、積層圧電素子10のZ軸方向の最上部を構成するため、Z軸方向上側からの応力を受けやすい。
図4は、積層圧電素子10の図2の一点鎖線で囲んだ領域Cを拡大して示す部分断面図である。第1外部電極14では、頂部14aがセラミック素体11の稜部11gよりもX軸方向内側に配置されているため、頂部14aに加わる応力が、稜部11gに集中することなく、主面11e,11fに沿って分散される。
これと同様に、第2外部電極15でも、頂部15aがセラミック素体11の稜部11gよりもX軸方向内側に配置されているため、頂部15aに加わる応力が、稜部11gに集中することなく、主面11e,11fに沿って分散される。このように、積層圧電素子10では、セラミック素体11の稜部11gに応力が集中しにくい。
また、セラミック素体11では、稜部11gが曲面で構成されているため、稜部11gに加わる応力が、稜部11gを構成する曲面に沿って分散される。これにより、積層圧電素子10では、セラミック素体11の稜部11gに局所的な応力が加わることを抑制することができる。
このように、積層圧電素子10は、セラミック素体11の稜部11gに大きい応力が加わりにくい構成となっている。このため、積層圧電素子10では、セラミック素体11の稜部11gを起点とするクラックの発生を抑制することができる。これにより、積層圧電素子10では、高い信頼性が得られる。
[比較例]
図5Aは、比較例1に係る積層圧電素子510の部分断面図である。比較例1に係る積層圧電素子510には、本実施形態に係る積層圧電素子10とは異なる構成の外部電極514が設けられている。外部電極514には、セラミック素体11の主面11e,11fよりもX軸方向外側に、Z軸方向に突出する頂部514aが設けられている。
比較例1に係る積層圧電素子510では、外部電極514の頂部514aがセラミック素体11の稜部11gと対向しているため、頂部514aに加わる応力が稜部11gに集中しやすい。このため、積層圧電素子510では、セラミック素体11の稜部11gを起点とするクラックが発生しやすい。
図5Bは、比較例2に係る積層圧電素子610の部分断面図である。比較例2に係る積層圧電素子610には、本実施形態に係る積層圧電素子10とは異なる構成の外部電極614が設けられている。外部電極614は、Z軸方向上下面がXY平面に沿った平面として構成されている。
外部電極614では、Z軸方向上下面のX軸方向外側の稜部614aに応力が加わりやすい。外部電極614の稜部614aに加わる応力は、セラミック素体11の稜部11gに集中しやすい。このため、積層圧電素子610では、セラミック素体11の稜部11gを起点とするクラックが発生しやすい。
[積層圧電素子10の製造方法]
図6は、積層圧電素子10の製造方法を示すフローチャートである。図7,8は、積層圧電素子10の製造過程を示す図である。以下、積層圧電素子10の製造方法について、図6に沿って、図7,8を適宜参照しながら説明する。
(ステップS01:セラミック素体作製)
ステップS01では、セラミック素体11を作製する。ステップS01では、まず、図7に示すセラミックシート101,102,103,104を準備する。セラミックシート101,102,103,104は、圧電セラミックスを主成分とする圧電体グリーンシートである。
圧電体グリーンシートは、圧電セラミックスの仮焼粉末と、有機高分子材料からなるバインダと、可塑剤と、を混合して得られるセラミックスラリーをシート状に成形することにより得られる。圧電体グリーンシートの成形には、例えば、ロールコーターやドクターブレードなどを用いることができる。
各セラミックシート101,102,103,104には、所定のパターンで導電性ペーストが塗布され、未焼成の内部電極12,13及び表面電極16,17が形成されている。導電性ペーストの塗布には、例えば、スクリーン印刷法やグラビア印刷法などを用いることができる。
具体的に、セラミックシート101には、第1内部電極12が形成されている。セラミックシート102には、第2内部電極13が形成されている。セラミックシート103には、第1表面電極16が形成されている。セラミックシート104には、第1内部電極12及び第2表面電極17が形成されている。
そして、セラミックシート101,102,103,104を図7に示す順番でZ軸方向に積層して熱圧着することにより、未焼成のセラミック素体11が得られる。セラミックシート101,102,103,104の熱圧着には、例えば、一軸加圧や静水圧加圧などを用いることができる。
続いて、未焼成のセラミック素体11を、例えば300〜500℃に加熱することにより脱バインダ処理を行う。そして、脱バインダ処理後のセラミック素体11を、例えば900〜1200℃に加熱することにより焼結させる。これにより、図8に示すセラミック素体11が得られる。
セラミック素体11の稜部11gを滑らか曲面にするために、例えば、セラミック素体11にバレル研磨を施すことができる。この場合、バレル研磨の条件によって、セラミック素体11の稜部11gの曲率を調整することができる。セラミック素体11のバレル研磨は、焼成前に行っても、焼成後に行ってもよい。
(ステップS02:外部電極形成)
ステップS02では、ステップS01で得られたセラミック素体11に外部電極14,15を形成することにより、図1〜3に示す積層圧電素子10を作製する。ステップS02では、例えば、セラミック素体11のX軸方向両端部に塗布した導電性ペーストを焼き付けることにより外部電極14,15を形成することができる。
導電性ペーストの塗布には、例えば、印刷法やディップ法などを用いることができる。導電性ペーストの成分や塗布条件は、焼き付け後の外部電極14,15が図1,2に示す形状となるように適宜決定可能である。また、導電性ペーストをセラミック素体11に塗布した後に、導電性ペーストの形状を調整してもよい。
なお、ステップS02における処理を、ステップS01で行うこともできる。例えば、未焼成のセラミック素体11のX軸方向両端部に未焼成の導電性ペーストを塗布してもよい。これにより、セラミック素体11の焼成と外部電極14,15の焼き付けとを同時に行うことができる。
(ステップS03:分極処理)
ステップS03では、積層圧電素子10に分極処理を行う。具体的に、分極処理では、積層圧電素子10にZ軸方向の直流高電界を加えることにより、セラミック層18を構成する圧電セラミックスの自発分極の向きを揃える。これにより、圧電セラミックスに圧電活性が付与され、積層圧電素子10がその機能を発揮可能となる。
[圧電振動装置20の構成]
積層圧電素子10は、圧電横効果によってX軸方向に動作する圧電アクチュエータとして広く利用可能である。積層圧電素子10の用途の一例として、振動を発生させる圧電振動装置が挙げられる。以下、積層圧電素子10を用いて構成されたユニモルフ型の圧電振動装置20について説明する。
図9は、圧電振動装置20の断面図である。圧電振動装置20は、積層圧電素子10と、振動板21と、接着層22と、を備える。振動板21は、XY平面に沿って延びる平板として構成され、積層圧電素子10の第1主面11eに対向して配置されている。接着層22は、積層圧電素子10と振動板21との間に配置されている。
振動板21は、例えば、金属やガラスなどで形成され、Z軸方向に可撓性を有する。接着層22は、樹脂材料などによって形成され、積層圧電素子10と振動板21とを接合している。接着層22は、積層圧電素子10のZ軸方向下部に密着し、振動板21のZ軸方向上面に密着している。
接着層22は、セラミック素体11の第1主面11eと振動板21との間に充填され、セラミック素体11と振動板21とを広範囲で接合している。これにより、圧電振動装置20では、積層圧電素子10と振動板21との間における接着層22を介した高い接合強度が得られる。
また、外部電極14,15では、第1主面11eからZ軸方向下側に突出する頂部14a,15aを含む部分が接着層22内に食い込んでいる。これにより、外部電極14,15と接着層22との接着面積が大きくなるとともに、アンカー効果が得られるため、外部電極14,15と振動板21との間の接合強度が高くなる。
圧電振動装置20では、特に、積層圧電素子10におけるX軸方向の変位が最も大きいX軸方向両端部に配置された外部電極14,15と振動板21との接合強度が高いため、積層圧電素子10のX軸方向の伸縮が振動板21に伝達されやすくなる。このため、圧電振動装置20では、振動板21をより大きく振動させることができる。
また、圧電振動装置20では、外部電極14,15と振動板21との接合強度が高いため、積層圧電素子10が大きく伸縮することにより、外部電極14,15がX軸方向に大きく変位しても、外部電極14,15が振動板21から剥がれにくい。このため、圧電振動装置20では、振動板21の大きい振動が維持される。
圧電振動装置20の駆動時には、積層圧電素子10のX軸方向への伸縮が、主にX軸方向両端部に配置された外部電極14,15から振動板21に伝達される。このため、圧電振動装置20の駆動時には、外部電極14,15において振動板21に最も近接している頂部14aに、振動板21から大きい応力が加わる。
しかしながら、上記のとおり、積層圧電素子10では、外部電極14,15の頂部14a,15aに加わる応力が、セラミック素体11の稜部11gに集中しにくい。このため、圧電振動装置20では、積層圧電素子10におけるセラミック素体11の稜部11gを起点するクラックによる故障が発生しにくく、高い信頼性が得られる。
[圧電振動装置20の製造方法]
図10は、圧電振動装置20の製造方法を示すフローチャートである。まず、図11Aに示すように、振動板110上に、接着層22を形成するための接着剤122を配置する(ステップS11)。次に、図11Bに示すように、接着剤122上に積層圧電素子10を配置する(ステップS12)。
続いて、図11Cに示すように、押圧部材Pによって積層圧電素子10をZ軸方向上側から下方に向けて押圧する(ステップS13)。これにより、外部電極14,15における第1主面11eからZ軸方向下側に突出する頂部14aを含む部分が、接着剤122内に入り込み、接着剤122が積層圧電素子10の表面に沿って密着する。
そして、接着剤122を硬化させる(ステップS14)。これにより、接着層22が形成され、図9に示す圧電振動装置20が得られる。このように、この製造方法では、接着剤122を用いて積層圧電素子10と振動板21とを接合することにより、容易に圧電振動装置20を製造可能である。
この製造方法のステップS13では、積層圧電素子10を押圧する際に、Z軸方向上側に突出する頂部14a,15aに、押圧部材Pからの応力が加わる。また、ステップS13では、接着剤122内に入り込むZ軸方向下側に突出する頂部14a,15aにも、接着剤122からの応力が加わる。
しかしながら、上記のとおり、積層圧電素子10では、外部電極14,15の頂部14a,15aに加わる応力が、セラミック素体11の稜部11gに集中しにくい。このため、この製造方法では、積層圧電素子10におけるセラミック素体11の稜部11gを起点するクラックの発生を抑制することができる。
また、圧電振動装置20の積層圧電素子10では、外部電極14,15がセラミック素体11の第1主面11eからZ軸方向下側に突出しているため、外部電極14,15の間にはZ軸方向上側に窪む凹状の領域が形成される。ステップS13では、外部電極14,15の間の凹状の領域に接着剤122が充填される
このため、ステップS13では、セラミック素体11の第1主面11eと振動板21との間における接着剤122の厚さが、外部電極14,15のZ軸方向下側への突出量よりも小さくはならない。これにより、圧電振動装置20では、接着層22の充分な厚さが確保されるため、高い信頼性が得られる。
[電子機器30]
図12A,12Bは、積層圧電素子10を用いた電子機器30を模式的に示す図である。図12Aは、電子機器30の平面図である。図12Bは、電子機器30の図12AのC−C'線に沿った断面図である。電子機器30は、一般的にスマートフォンと呼ばれる多機能型の携帯通信端末として構成される。
電子機器30は、積層圧電素子10と、筐体31と、パネル32と、を有する。筐体31は、XY平面に沿って矩形に延びる底板31aと、底板31aの周縁からZ軸方向上方に延びる枠体31bと、を有し、Z軸方向上方に開放された箱型に形成されている。パネル32は、XY平面に沿って矩形に延び、筐体31をZ軸方向上方から閉塞している。
筐体31は、電子機器30の様々な機能を実現するための回路基板や電子部品などの各構成(不図示)を収容する。パネル32は、タッチパネルとして構成されている。つまり、パネル32は、画像を表示する画像表示機能と、ユーザの手指などによる入力操作を検出する入力機能と、を兼ね備えている。
なお、パネル32は、タッチパネルに限定されず、上記のような構成を有さなくてもよい。例えば、パネル32は、画像表示機能を有さず、入力機能のみを有するタッチパッドであってもよい。また、パネル32は、電子機器30に別途設けられたタッチパネルを保護する保護パネルであってもよい。
積層圧電素子10は、パネル32のZ軸方向下面に接着され、筐体31内において底板31aに対向している。パネル32のZ軸方向下面における積層圧電素子10の位置は任意に決定可能である。電子機器30では、パネル32が、図9に示す圧電振動装置20における振動板21の機能を果たす。
つまり、電子機器30は、積層圧電素子10のX軸方向への伸縮により、パネル32を振動させることができる。このため、パネル32は、良好に振動可能なガラスやアクリル樹脂などを主原料とすることが好ましい。また、積層圧電素子10とパネル32とを接着する接着層は、圧電振動装置20の接着層22と同様の構成であることが好ましい。
電子機器30は、パネル32を振動させて、気導や骨伝導などによって音を発生させることによって、ユーザに音声情報を提供することができる。また、電子機器30は、パネル32を振動させることによって、例えばパネル32に対して入力操作を行うユーザに対して、触覚を提示することもできる。
なお、パネル32のZ軸方向上面は、典型的には平面であるが、例えば、湾曲面などであってもよい。また、電子機器30は、スマートフォンに限定されず、例えば、タブレット端末、ノートパソコン、携帯電話、腕時計、フォトスタンド、各種機器のリモコンや操作部などとして構成されていてもよい。
[その他の実施形態]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態にのみ限定されるものではなく種々変更を加え得ることは勿論である。
例えば、積層圧電素子10の外部電極14,15は、上記実施形態では主面11e,11fの両方に延出しているが、第1主面11eのみに延出し、第2主面11fには延出していなくてもよい。この場合にも、セラミック素体11の第1主面11e側の稜部11gを起点とするクラックの発生を抑制する効果が得られる。
10…積層圧電素子
11…セラミック素体
11a,11b…端面
11c,11d…側面
11e,11f…主面
11g…稜部
12,13…内部電極
14,15…外部電極
14a,15a…頂部
16,17…表面電極
18…セラミック層
20…圧電振動装置
21…振動板
22…接着層
30…電子機器
31…筐体
32…パネル

Claims (8)

  1. 圧電セラミックスで形成され、長手方向を向いた第1及び第2端面と、前記長手方向に直交する厚さ方向を向いた第1及び第2主面と、前記第1及び第2端面と前記第1及び第2主面とを接続する稜部と、を有するセラミック素体と、
    前記第1及び第2端面を覆い、前記第1及び第2端面から前記稜部を介して前記第1主面に延出し、前記第1主面上おいて前記厚さ方向に突出する一対の外部電極と、
    前記セラミック素体の内部に前記厚さ方向に沿って積層され、前記一対の外部電極に対して前記厚さ方向に沿って交互に接続された複数の内部電極と、
    前記第1及び第2主面の少なくとも一方に設けられ、前記厚さ方向に隣接する前記内部電極とは異なる前記外部電極に接続された表面電極と、
    を具備する積層圧電素子。
  2. 請求項1に記載の積層圧電素子であって、
    前記一対の外部電極は、前記第1及び第2端面から前記稜部を介して前記第2主面に延出し、前記第2主面上おいて前記厚さ方向に突出する
    積層圧電素子。
  3. 請求項1又は2に記載の積層圧電素子であって、
    前記稜部は、曲面で構成されている
    積層圧電素子。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の積層圧電素子と、
    前記積層圧電素子に対して前記厚さ方向に対向する振動板と、
    前記積層圧電素子と前記振動板との間に配置された接着層と、
    を具備する圧電振動装置。
  5. 請求項4に記載の圧電振動装置であって、
    前記振動板は、前記積層圧電素子の前記第1主面側に配置されている
    圧電振動装置。
  6. 請求項5に記載の圧電振動装置であって、
    前記積層圧電素子の前記一対の外部電極の一部が前記接着層内に配置されている
    圧電振動装置。
  7. 請求項5又は6に記載の圧電振動装置であって、
    前記接着層は、前記第1主面と前記振動板との間に充填されている
    圧電振動装置。
  8. 請求項1から3のいずれか1項に記載の積層圧電素子と、
    前記積層圧電素子が前記厚さ方向に対向した状態で接着されたパネルと、
    前記パネルを保持する筐体と、
    を具備する電子機器。
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