JP2019032259A - 物体検出装置、物体検出装置の制御方法及び制御プログラム - Google Patents

物体検出装置、物体検出装置の制御方法及び制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】屋外にて赤外線センサを用いて物体を検出する物体検出装置において、装置コストの大幅な増大を招くことなく、外来光に起因する誤検出を抑制することができる物体検出装置を提供する。【解決手段】屋外に配置され、赤外線を用いて物体を検出する物体検出装置1であって、赤外線を出射する発光部3と、入射光の入射角度および受光レベルの測定を行う受光部6と、物体の有無を判断する制御部16と、を備え、発光部3において、発光レベルを所定のパターンで変化させて赤外線を出射するとともに、受光部6において、入射光の入射角と受光レベルの変化を測定し、制御部16において、受光部6にて測定された入射角および受光レベルの変化に基づいて、当該入射光が、発光部3より出射された赤外線が物体18によって反射された反射光であるか、外来光であるか、を判定する。【選択図】図1

Description

本発明は、物体検出装置、物体検出装置の制御方法及び制御プログラムに関する。
物体の有無を三角測量の原理を用いた赤外線センサによって検出する物体検出装置が知られている。特許文献1には、ナビゲーション部から取得した日時・時刻情報と車両の走行方向に基づいて、太陽光の入射方向が赤外線センサの受光素子に向いているか否かを判定し、受光回数を増加させるか、もしくは発光素子の発光量を増加させるようにする、物体検出装置が記載されている。
特開2013−113698号公報
屋外にて赤外線センサを用いて物体を検出する物体検出装置では、赤外線センサの出射する赤外線と同等の波長の成分が含まれる太陽光の影響によって物体の誤検出が発生するおそれがある。これに対し、特許文献1に記載の物体検出装置のように、赤外線センサとは別に、太陽光の入射方向を検出する手段を設けると、装置コストの大幅な増大を招く。
本発明は、以上の背景に鑑みなされたものであり、屋外にて赤外線センサを用いて物体を検出する物体検出装置において、装置コストの大幅な増大を招くことなく、外来光に起因する誤検出を抑制することができる物体検出装置を提供することを目的とする。
本発明は、屋外に配置され、赤外線を用いて物体を検出する物体検出装置であって、赤外線を出射する発光部と、入射光の入射角度および受光レベルの測定を行う受光部と、物体の有無を判断する制御部と、を備え、前記発光部において、発光レベルを所定のパターンで変化させて赤外線を出射するとともに、前記受光部において、入射光の入射角と受光レベルの変化を測定し、前記制御部において、前記受光部にて測定された入射角および受光レベルの変化に基づいて、当該入射光が、前記発光部より出射された赤外線が物体によって反射された反射光であるか、外来光であるか、を判定するものである。
また、本発明は、屋外に配置され、赤外線を用いて物体を検出し、赤外線を出射する発光部と、入射光の入射角度および受光レベルの測定を行う受光部と、を備える物体検出装置の制御方法であって、前記発光部において、発光レベルを所定のパターンで変化させて赤外線を出射するとともに、前記受光部において、入射光の入射角と受光レベルの変化を測定し、前記受光部にて測定された入射角および受光レベルの変化に基づいて、当該入射光が、前記発光部より出射された赤外線が物体によって反射された反射光であるか、外来光であるか、を判定するものである。
さらに、本発明は、屋外に配置され、赤外線を用いて物体を検出し、赤外線を出射する発光部と、入射光の入射角度および受光レベルの測定を行う受光部と、を備える物体検出装置の制御プログラムであって、前記発光部において、発光レベルを所定のパターンで変化させて赤外線を出射させるとともに、前記受光部において、入射光の入射角と受光レベルの変化を測定させる処理と、前記受光部にて測定された入射角および受光レベルの変化に基づいて、当該入射光が、前記発光部より出射された赤外線が物体によって反射された反射光であるか、外来光であるか、を判定する処理と、をコンピュータに実行させる、ものである。
本発明によれば、屋外にて赤外線センサを用いて物体を検出する物体検出装置において、装置コストの大幅な増大を招くことなく、外来光に起因する誤検出を抑制することができる。
本発明の概要について説明する図である。 実施の形態1にかかる無線通信装置の概略構成を示すブロック図である。 実施の形態1にかかる無線通信装置が赤外線センサ部により物体を検出する動作の流れを示すフローチャートである。 実施の形態1にかかる無線通信装置の赤外線センサ部における、物体の検出方法の一例について説明する模式図である。 実施の形態1にかかる無線通信装置の発光素子部が出力する発光パルスにおける、発光パルス回数と発光レベルとの関係の一例を示すグラフである。 実施の形態1にかかる無線通信装置の受光素子部における入射光(反射光)の、受光回数と受光レベルとの関係の一例を示すグラフである。 実施の形態1にかかる無線通信装置の受光素子部107における入射光(外来光)の、受光回数と受光レベルとの関係の一例を示すグラフである。 実施の形態1にかかる無線通信装置の制御部における判定部が、入射角測定部と受光レベル測定部からの情報に基づいて、発光パルスと、入射光との関係をまとめた対応表の一例である。 実施の形態2にかかる無線通信装置の発光素子部が出力する発光パルスにおける、発光パルス回数と発光レベルとの関係の一例を示すグラフである。 実施の形態2にかかる無線通信装置の受光素子部における入射光(反射光)の、受光回数と受光レベルとの関係の一例を示すグラフである。 実施の形態2にかかる無線通信装置の受光素子部における入射光(外来光)の、受光回数と受光レベルとの関係の一例を示すグラフである。 実施の形態2にかかる無線通信装置の制御部における判定部が、入射角測定部と受光レベル測定部からの情報に基づいて発光パルスと入射光の関係をまとめた対応表の一例である。
[本発明の特徴]
本発明の実施の形態の説明に先立って、本発明の特徴についてその概要をまず説明する。本発明にかかる物体検出装置は、屋外に配置され、赤外線を用いて物体を検出するものである。
図1は、本発明の概要について説明する図である。図1に示すように、物体検出装置1は、発光部3と、受光部6と、制御部16と、を備える。発光部3は、赤外線を出射する。受光部6は、入射光の入射角度および受光レベルの測定を行う。制御部16は、物体18の有無を判断する。
発光部3において、発光レベルを所定のパターンで変化させて赤外線を出射するとともに、受光部6において、入射光の入射角と受光レベルの変化を測定する。そして、制御部16において、受光部6にて測定された入射角および受光レベルの変化に基づいて、当該入射光が、発光部3が出射した赤外線が物体18により反射された反射光であるか、外来光であるか、を判定する。
発光部3において発光レベルを所定のパターンで変化させて赤外線を出射すると、発光部3から出射された後に物体18で反射され、受光部6において受光された入射光は、受光レベルが当該所定のパターンで変化する。一方、受光部6において受光された入射光が太陽などの外来光である場合、受光レベルはほとんど変化しない。よって、外来光の入射方向を検出する特別な手段を設けることなく、受光部6において受光された入射光が、発光部3が出射した赤外線が物体18により反射された反射光であるか、外来光であるか、を精度良く判定することができる。これにより、物体検出装置1において、装置コストの大幅な増大を招くことなく、外来光に起因する誤検出を抑制することができる。
[実施の形態1]
以下、図面を参照して本発明の実施の形態1について説明する。
まず、実施の形態1にかかる物体検出装置としての無線通信装置の概略構成について説明する。図2は、実施の形態1にかかる無線通信装置100の概略構成を示すブロック図である。図2に示すように、無線通信装置100は、内蔵電池部101と、赤外線センサ部102と、装置識別ID部110と、モーションセンサ部111と、記憶部112と、無線通信部113と、アンテナ114と、判定部115を含む制御部116と、を有する。
内蔵電池部101は、無線通信装置100を駆動するための電源である。赤外線センサ部102は、赤外線を用いて物体の検出を行い、物体の検出情報を制御部116における判定部115に通知する。装置識別ID部110は、装置固有の情報を保持している。モーションセンサ部111は、加速度センサやジャイロセンサなどの、装置の周辺環境の変化に関する情報を検出するセンサを含み、検出した情報を制御部116へと送信する。記憶部112は、物体の検出情報や各種パラメータなどを保存する記憶媒体である。
無線通信部113は、制御部116からの電気信号を電波に変換し、物体の検出情報と装置識別IDを紐付けし、電波を送受信するためのアンテナ114、121を介して無線受信機120に送信する。制御部116は、装置識別ID部110の読み取り、かつ、モーションセンサ部111で検出した情報を受け取ることにより、赤外線センサ部102、記憶部112および無線通信部113の制御を行う。制御部116における判定部115は、入射角測定部108および受光レベル測定部109において測定された情報に基づいて、物体が存在するか否かを判定する。
次に、赤外線センサ部102の詳細な構成について説明する。
赤外線センサ部102は、発光部103と、受光部106と、を備えている。発光部103は、発光素子部104と、発光レベル制御部105と、を含む。発光素子部104は、赤外線を出射する。発光レベル制御部105は、制御部116より受信した設定を基に、発光素子部104から出射される赤外線の発光レベルをパルス(矩形波)状に変化させるように、発光パルス回数と発光レベルを制御する。
受光部106は、受光素子部107と、入射角測定部108と、受光レベル測定部109と、を含む。受光素子部107は、物体118からの反射光を受光する。入射角測定部108と、受光素子部107に入射された反射光の角度を測定し、その情報を判定部115に通知する。受光レベル測定部109は、受光素子部107に入射された反射光の受光レベルを測定し、その情報を判定部115に通知する。
なお、図2に示す構成例では、無線通信装置100は、台車117に設置されているものとする。また、図2に示す構成例において、電波を送受信するアンテナ121を介して無線通信部113からの情報を受け取ることが可能な無線受信機120は、台車117をけん引するけん引車119に設置されているものとし、コンテナなどの積み荷を赤外線センサ部102の検出対象としての物体118としている。図2に示す構成例では、無線通信装置100を有する台車117が1台である場合を示しているが、この構成に限定するものではなく、無線通信装置100を有する台車117が複数台連結されている構成であってもよい。さらに、広帯域無線端末(図示せず)を組み合わせて使用することにより、無線受信機120で受け取った情報をセンター局(図示せず)で集中管理することが可能になり、台車117および物体118の効率的な運用が可能になる。
次に、無線通信装置100が赤外線センサ部102により物体を検出する動作について説明する。なお、以下の説明では、図2についても適宜参照するものとする。
図3は、無線通信装置100が赤外線センサ部102により物体を検出する動作の流れを示すフローチャートである。図3に示すように、まず、無線通信装置100は、電源をオンし(ステップS201)、そして、制御部116は、初期化処理として、装置識別ID部110から装置固有の情報を読み取り(リード)する(ステップS202)。
ステップS202に続いて、制御部116は、赤外線センサ部102をオンし(ステップS203)、その後、発光レベル制御部105の設定を行い、発光素子部104から発光パルスを出力する(ステップS204)。そして、制御部116は、発光素子部104から発光パルスを出力したときに受光素子部107に入射光があったか否かを判断する(ステップS205)。
ステップS205において、入射光がなく、受光素子部107が入射光の待ち受け状態である場合(NOの場合)、後述のステップS207において、制御部116における判定部115が「物体なし」と判定する。ステップS205において入射光があった場合(YESの場合)、受光素子部107で受け取った入射光について、入射角測定部108で入射角を測定すると共に、受光レベル測定部109で受光レベルを測定する(ステップS206)。
ステップS206に続いて、制御部116における判定部115では、入射角測定部108と受光レベル測定部109にて得られた情報を基に、物体118があるか否かを判定する(ステップS207)。なお、上述したように、ステップS205において、入射光がない場合、制御部116における判定部115が「物体なし」と判定する。そして、制御部116は、赤外線センサ部102をオフし(ステップS208)、判定結果を記憶部112に格納する(ステップS209)。続いて、制御部116が、先に取得した装置識別ID情報と、物体の有無の判定結果に関する情報と、を1セットにし、無線通信部113を制御することにより当該1セットにした情報を無線受信機120へ送信し(ステップS210)、一連の動作を完了して待機状態にする(ステップS211)。
制御部116は、ステップS211で待機状態とした後、移動を検知したか否かを監視する(ステップS212)。ステップS212において、モーションセンサ部111により台車117の移動が検知された場合(YESの場合)、処理をステップS203に戻す。ステップS212において、モーションセンサ部111により台車117の移動が検知されない場合(NOの場合)、処理をステップS211に戻す。
次に、図4から図8を参照して、図3における、ステップS204からステップS207に示した、赤外線センサ部102における物体の検出と、制御部116の判定部115における判定処理の詳細について説明する。
図4は、赤外線センサ部102における、物体の検出方法の一例について説明する模式図である。図4に示すように、受光素子部107に入射する光は、発光素子部104から出射され、検出対象の物体118において反射された入射光L1(反射光)、および、太陽などの外部の光源から放射された入射光L2(外来光)である。入射光L1(反射光)の入射角がa、入射光L2(外来光)の入射角がzであるとする。
発光レベル制御部105は、制御部116による設定に基づいて発光素子部104における発光レベルを変化させて、発光素子部104から発光レベルをパルス状に変化させた赤外線(発光パルス)を出力する。この時、制御部116の判定部115において、発光パルスの発光パルス回数と発光レベルを把握することが可能である。
図5は、発光素子部104が出力する発光パルスにおける、発光パルス回数と発光レベルとの関係の一例を示すグラフである。図5に示すように、発光パルスは、互いに異なる2値の発光レベル(発光レベルA、Cの2値)で構成され、発光パルス回数毎に、発光レベルAと発光レベルCとが交互に繰り返されている。なお、説明の便宜上、発光パルスの発光パルス回数を8回としているが、発光パルス回数はこれに限定されるものではない。
再び図4を参照し、入射角測定部108において、受光素子部107で受光した入射光の「入射角」を測定する。また、受光レベル測定部109において、受光素子部107で受光した入射光の「受光レベル」を測定する。受光素子部107は、発光素子部104から出射され、検出対象の物体118において反射された入射光L1(反射光)を待ち受けているが、屋外では、太陽などの外部の光源からの放射による入射光L2(外来光)も同時に受光することになる。
図6は、受光素子部107における入射光L1(反射光)の、受光回数と受光レベルとの関係の一例を示すグラフである。図6に示すように、発光素子部104から出射され、検出対象の物体118において反射された入射光L1(反射光)は、受光回数(=発光パルス回数)ごとに変化している。受光回数が、1、3、5、7回の時に受光レベルはC’で、2、4、6、8回の時に受光レベルはA’である。このように、入射光L1(反射光)における受光レベルは、発光素子部104が出力する発光パルス(図4参照)に追従した人工的な特徴を持つ波形で変化している。
図7は、受光素子部107における入射光L2(外来光)の、受光回数と受光レベルとの関係の一例を示すグラフである。図7に示すように、受光回数(=発光パルス回数)によらず、受光レベルはA’で一定である。すなわち、太陽などの外部の光源からの放射による入射光L2(外来光)の受光レベルはほとんど変化していない。
図8は、制御部116における判定部115が、入射角測定部108と受光レベル測定部109からの情報に基づいて、発光パルスと、入射光L1,L2との関係をまとめた対応表の一例である。図8に示す対応表から、入射角がzの入射光L2は、受光レベルに変化がなく、発光素子部104から出力された発光パルスと波形の特徴が一致していないことが分かる。このため、判定部115において、入射光L2は外来光であると判定する。
また、当該対応表から、入射光L1は、入射角がaで一定で、かつ、受光レベルが発光素子部104から出力された発光パルスに追従する形で変化している。このため、判定部115において、入射光L1は検出対象の物体118からの反射光であると判定する。これにより、物体118の検出をより正確に行うことができる。
以上より、本実施の形態にかかる無線通信装置100は、発光部103において人工的な特徴の波形を持つ発光パルスを出力する。そして、制御部116の判定部115において、受光素子部107で受光した入射光が、検出対象の物体118において反射された入射光L1(反射光)であるか、太陽などの外部の光源からの放射による入射光L2(外来光)であるか、を入射角および受光レベルの変化に基づいて判定する。受光素子部107で受光した入射光の「入射角」だけでは、反射光と外来光との区別がつかない場合も想定される。本実施の形態にかかる無線通信装置100では、入射光が、反射光か外来光かを、入射角および受光レベルの変化に基づいて判定するので、物体118の検出をより正確に行うことができ、外来光による赤外線センサの誤検出を抑制することができる。
[実施の形態2]
以下、図面を参照して本発明の実施の形態2について説明する。なお、実施の形態1と共通の部分については共通の符号を付してその説明を省略する。
実施の形態2にかかる物体検出装置としての無線通信装置の構成は、図2を参照して説明した、実施の形態1にかかる無線通信装置100の構成と同様である。また、無線通信装置が赤外線センサ部により物体を検出する動作の流れについても、図3を参照して説明した、実施の形態1の無線通信装置100が赤外線センサ部により物体を検出する動作の流れと同様である。なお、以下の説明では、本実施の形態にかかる無線通信装置の構成について、図2に示す無線通信装置100を参照するものとする。
実施の形態1にかかる無線通信装置100は、制御部116の判定部115において、受光素子部107で受光した入射光が、検出対象の物体118において反射された入射光L1(反射光)であるか、太陽などの外部の光源からの放射による入射光L2(外来光)であるか、を入射角および受光レベルの変化に基づいて判定する。しかしながら、外来光の受光レベルの変化のパターンが、発光パルスの人工的な波形の特徴と偶然に一致してしまい、反射光と外来光との区別ができないケースも想定される。
図2に示す、実施の形態1にかかる無線通信装置100では、発光素子部104から出力される発光パルスごとに、発光レベルを2値で変化させている(図5参照)。これに対し、本実施の形態にかかる無線通信装置では、発光素子部104から出力される発光パルスごとに、発光レベルを4値で変化させている。これが、実施の形態1と本実施の形態との相違点である。
図9は、発光素子部が出力する発光パルスにおける、発光パルス回数と発光レベルとの関係の一例を示すグラフである。図9に示すように、発光パルスは、互いに異なる4値(発光レベルB、C、D、Eの4値)で構成され、発光レベルがB→C→D→Eの順番に繰り返されている。ここで、発光レベルの4値の大小関係はB<C<D<Eとする。なお、図9では、発光レベルの順番はB→C→D→Eの順番に限定されるものではなく、その他の順番であってもよい。
図10は、受光素子部107における入射光L1(反射光)の、受光回数と受光レベルとの関係の一例を示すグラフである。図10に示すように、発光素子部104から出射され、検出対象の物体118において反射された入射光L1(反射光)の受光レベルは、発光素子部が出力した発光パルス(図9参照)に追従して変化している。すなわち、受光回数(=発光素子部104から出力される発光パルスの発光パルス回数)が、1回の時に受光レベルはB’、2回の時に受光レベルはC’、3回の時に受光レベルはD’、4回の時に受光レベルはE’である。
図11は、受光素子部107における入射光L2(外来光)の、受光回数と受光レベルとの関係の一例を示すグラフである。図11に示すように、発光素子部104から出力される発光パルスの発光パルス回数によらず、入射光L2(外来光)の受光レベルはA’で一定である。すなわち、太陽などの外部の光源からの放射による入射光L2(外来光)の受光レベルはほとんど変化しない。
図12は、制御部116における判定部115が、入射角測定部108と受光レベル測定部109からの情報に基づいて発光パルスと入射光の関係をまとめた対応表の一例である。上述したように、本実施の形態にかかる無線通信装置では、発光素子部104から出力する発光パルスにおける連続する4つのパルスの発光レベルを異なる4値に設定している。
このようにすることにより、図12に示すように、発光パルス回数(=受光回数)4回の全てで、受光素子部107で受光する入射光L1の受光レベルは、入射光L2の受光レベルとは異なる。すなわち、入射光L1と入射光L2との比較において、発光パルス回数(=受光回数)4回の全てで、「入射角」および「受光レベル」が異なる。このため、外来光における受光レベルの変化の周期が、発光パルスのパルス周期と一致してしまった場合にも、物体118の検出を精度良く行うことができ、外来光による赤外線センサの誤検出を抑制することができる。
以上より、本実施の形態にかかる無線通信装置では、発光レベルを4値とすることで、発光パルス回数(=受光回数)を、例えば、8回から4回に減らしても、発光パルス回数が8回の場合と同等に物体118の検出を正確に行うことができる。つまり、本実施の形態にかかる無線通信装置では、発光パルス回数を減らすことができるので、検出動作を減らすことができ、省電力化が可能となる。
上述の実施の形態では、本発明をハードウェアの構成として説明したが、本発明は、これに限定されるものではない。本発明は、各処理を、CPU(Central Processing Unit)を有するコンピュータに制御プログラムを実行させることにより実現することも可能である。
上述の例において、制御プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non−transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、CD−ROM(Read Only Memory)、CD−R、CD−R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(Random Access Memory)を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。例えば、上記実施の形態において、発光レベルを変化させる所定のパターンはパルス(矩形波)としているが、これに限るものではない。発光レベルを変化させる所定のパターンは、例えば、正弦波などであってもよい。
1 物体検出装置
3、103 発光部
6、106 受光部
18、118 物体
16、116 制御部
100 無線通信装置
101 内蔵電池部
102 赤外線センサ部
104 発光素子部
105 発光レベル制御部
107 受光素子部
108 入射角測定部
109 受光レベル測定部
110 装置識別ID部
111 モーションセンサ部
112 記憶部
113 無線通信部
114、121 アンテナ
115 判定部
116 制御部
117 台車
119 けん引車
120 無線受信機

Claims (7)

  1. 屋外に配置され、赤外線を用いて物体を検出する物体検出装置であって、
    赤外線を出射する発光部と、
    入射光の入射角度および受光レベルの測定を行う受光部と、
    物体の有無を判断する制御部と、を備え、
    前記発光部において、発光レベルを所定のパターンで変化させて赤外線を出射するとともに、前記受光部において、入射光の入射角と受光レベルの変化を測定し、前記制御部において、前記受光部にて測定された入射角および受光レベルの変化に基づいて、当該入射光が、前記発光部より出射された赤外線が物体によって反射された反射光であるか、外来光であるか、を判定する、物体検出装置。
  2. 前記発光部において、発光レベルをパルス状に変化させた赤外線を出射する、請求項1に記載の物体検出装置。
  3. 前記発光レベルをパルス状に変化させた赤外線において、発光レベルは互いに異なる4値で構成されている、請求項2に記載の物体検出装置。
  4. 屋外に配置され、赤外線を用いて物体を検出し、赤外線を出射する発光部と、入射光の入射角度および受光レベルの測定を行う受光部と、を備える物体検出装置の制御方法であって、
    前記発光部において、発光レベルを所定のパターンで変化させて赤外線を出射するとともに、前記受光部において、入射光の入射角と受光レベルの変化を測定し、前記受光部にて測定された入射角および受光レベルの変化に基づいて、当該入射光が、前記発光部より出射された赤外線が物体によって反射された反射光であるか、外来光であるか、を判定する、物体検出装置の制御方法。
  5. 前記発光部において、発光レベルをパルス状に変化させた赤外線を出射する、請求項4に記載の物体検出装置の制御方法。
  6. 前記発光レベルをパルス状に変化させた赤外線において、発光レベルは互いに異なる4値で構成されている、請求項5に記載の物体検出装置の制御方法。
  7. 屋外に配置され、赤外線を用いて物体を検出し、赤外線を出射する発光部と、入射光の入射角度および受光レベルの測定を行う受光部と、を備える物体検出装置の制御プログラムであって、
    前記発光部において、発光レベルを所定のパターンで変化させて赤外線を出射させるとともに、前記受光部において、入射光の入射角と受光レベルの変化を測定させる処理と、
    前記受光部にて測定された入射角および受光レベルの変化に基づいて、当該入射光が、前記発光部より出射された赤外線が物体によって反射された反射光であるか、外来光であるか、を判定する処理と、をコンピュータに実行させる、物体検出装置の制御プログラム。
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