JP2019031782A - シート固定ユニット - Google Patents
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Description
そのようなフラッタリングの発生時には、防水シートが動くことで、防水シートから固定部材の接合部にアンカー部材を支点として接合部の外端部を斜め外側上方に引き上げる力が作用する。このため、そのような力が繰り返し作用することで、固定部材が過度に曲げ変形し、塑性変形を引き起こして破損するおそれがあった。
接合部に防水シートを接合固定させる固定部材と、
前記固定部材のうち前記接合部よりも中央側の箇所を下地に支持させるアンカー部材と、
前記固定部材において外端部よりも中央部が曲げ変形し難くなるように規制する規制機構と、が備えられているものである。
前記規制機構に、前記固定部材の中心に位置する板バネが備えられていると好適である。
前記固定部材に、前記接合部よりも下方箇所に前記板バネを収容する窪み部が備えられていると好適である。
前記窪み部の内側面と前記板バネの外側面との間にクリアランスが設けられていると好適である。
前記規制機構に、前記板バネを前記固定部材に押圧付勢するスプリングが備えられていると好適である。
前記板バネが長さ違いで複数備えられ、
複数の前記板バネを重ねて配置してあると好適である。
図1等に示す防水シート1は、例えば、建築物の上部を覆う屋根の下地2に防水機能を付与する防水工法に用いられるものである。防水シート1は、屋根の下地2に敷設され、下地2が水に晒されることを防ぐようになっている。図1に示すように、防水シート1は、下地2上に適宜の間隔をあけて配置されるシート固定ユニット3により、下地2に対して複数箇所において部分的に固定される。下地2は、例えば、コンクリート下地である。
図1〜図4に示されるシート固定ユニット3には、接合部4に防水シート1を接合固定させる固定部材5と、固定部材5のうち接合部4よりも中央側の箇所を下地2に支持させるアンカー部材6と、固定部材5において外端部よりも中央部が曲げ変形し難くなるように規制する規制機構7と、が備えられている。
図1、図3、図4に示されるアンカー部材6は、下地2に固定部材5を位置決めする部材となっている。アンカー部材6には、工具を作用させる頭部8と、頭部8に連設されて頭部8よりも小径なネジ切りされた軸部9が備えられている。頭部8に工具を作用させることで軸部9を中心軸X周りに下地2に捻じ込むことで、アンカー部材6が下地2に固定される。アンカー部材6としては、例えば、図3、図4等に示されるような皿ビスを用いることができる。
図2〜図4等に示される固定部材5は、例えば、金属等の導電性材料で構成されている。固定部材5は、全体が略円盤状のディスク形状に構成されている。固定部材5の上側の平坦面には、熱可塑性樹脂製の接着剤(ホットメルト接着剤)が塗布されて接合部4が形成されている。図3、図4に示すように、固定部材5の接合部4の厚みは、固定部材5における本体部10の厚みよりも薄くなっている。固定部材5には、接合部4よりも下方箇所に規制機構7の板バネ11を収容する窪み部12が備えられている。
図3、図4に示される規制機構7には、固定部材5の中心に位置する板バネ11が備えられている。板バネ11の中心には、アンカー部材6の頭部8の径よりも小さく、アンカー部材6の軸部9の径よりも大きな貫通孔15が設けられている。板バネ11は、円盤状の形状をしている。固定部材5の窪み部12の内側面と板バネ11の外側面との間には、所定のクリアランス16が設けられている。
図2〜図4に示すように、固定部材5には、固定部材5における外端部から中央部側に向けて切れ込むスリット17が設けられている。言い換えると、スリット17は、固定部材5を欠損させた欠損部位となっている。図2に示すように、スリット17は、固定部材5の径方向に沿って延びている。また、各スリット17は、固定部材5の外縁部において、上面視で、放射状に配置されている。説明を加えると、各スリット17は、固定部材5の周方向に等間隔に並ぶように形成されている。
図2〜図4に示される固定部材5の曲げ変形可能な各部位18は、図4に示すように、スリット17を境に独立して曲げ変形可能に構成されている。図2に示すように、各部位18は、夫々、略扇型となっている。説明を加えると、各部位18は、上面視で、花弁型の形状となっている。各部位18の中心軸心X側の基端部は、規制機構7の板バネ11と上下方向に重複している。
まず、固定部材5を下地2に載置し、規制機構7の板バネ11を挿通支持させたアンカー部材6を下地2に捻じ込み、アンカー部材6を介して固定部材5を下地2に支持させる。このようにシート固定ユニット3を、所定間隔をあけて複数箇所で下地2に固定していく。次に、シート固定ユニット3上に防水シート1を敷設し、シート固定ユニット3毎に、防水シート1越しに、誘導加熱装置(図示なし)をシート固定ユニット3の固定部材5の平坦面に当て付けて、防水シート1を溶融させて防水シート1を固定部材5の平坦面である接合部4に熱融着して接合固定する作業を行う。この作業をシート固定ユニット3毎に順次行う。これにより、防水シート1がシート固定ユニット3を介して下地2に部分的に固定される。
図1、図3、図4に示すように、防水シート1は、下地2に対して全面接着されているわけではないので、防水シート1上に強い風が吹いて防水シート1の上側が負圧となった場合や防水シート1の下側が上側よりも気圧が高くなった場合等に、防水シート1のうちシート固定ユニット3で固定されていない箇所が浮き上がって波打つ現象(フラッタリング)が発生することがある。
以下、上記実施形態に変更を加えた別実施形態を例示する。以下の別実施形態は、矛盾が生じない限り、複数組み合わることができる。なお、本発明の範囲は、各実施形態で示した内容に限定されるものではない。
2 :下地
3 :シート固定ユニット
4 :接合部
5 :固定部材
6 :アンカー部材
7 :規制機構
11 :板バネ
12 :窪み部
16 :クリアランス
20 :スプリング
Claims (6)
- 接合部に防水シートを接合固定させる固定部材と、
前記固定部材のうち前記接合部よりも中央側の箇所を下地に支持させるアンカー部材と、
前記固定部材において外端部よりも中央部が曲げ変形し難くなるように規制する規制機構と、が備えられているシート固定ユニット。 - 前記規制機構に、前記固定部材の中心に位置する板バネが備えられている請求項1に記載のシート固定ユニット。
- 前記固定部材に、前記接合部よりも下方箇所に前記板バネを収容する窪み部が備えられている請求項2に記載のシート固定ユニット。
- 前記窪み部の内側面と前記板バネの外側面との間にクリアランスが設けられている請求項3に記載のシート固定ユニット。
- 前記規制機構に、前記板バネを前記固定部材に押圧付勢するスプリングが備えられている請求項2〜4のいずれか一項に記載のシート固定ユニット。
- 前記板バネが長さ違いで複数備えられ、
複数の前記板バネを重ねて配置してある請求項2〜5のいずれか一項に記載のシート固定ユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017151776A JP7015037B2 (ja) | 2017-08-04 | 2017-08-04 | シート固定ユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017151776A JP7015037B2 (ja) | 2017-08-04 | 2017-08-04 | シート固定ユニット |
Publications (2)
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JP2019031782A true JP2019031782A (ja) | 2019-02-28 |
JP7015037B2 JP7015037B2 (ja) | 2022-02-02 |
Family
ID=65524157
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2017151776A Active JP7015037B2 (ja) | 2017-08-04 | 2017-08-04 | シート固定ユニット |
Country Status (1)
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JP (1) | JP7015037B2 (ja) |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61172948A (ja) * | 1985-01-28 | 1986-08-04 | 株式会社ブリヂストン | 防水構造 |
JP2006112078A (ja) * | 2004-10-13 | 2006-04-27 | Sho Bond Constr Co Ltd | 構造物に熱可塑性樹脂系板材又は熱可塑性樹脂系シートを高周波誘導加熱法で溶着、固定するための取り付け金具 |
JP2007032206A (ja) * | 2005-07-29 | 2007-02-08 | Lonseal Corp | 防水シートの敷設構造 |
JP2012012830A (ja) * | 2010-06-30 | 2012-01-19 | Tajima Roofing Inc | シート固定装置及び絶縁防水工法 |
JP2015200112A (ja) * | 2014-04-08 | 2015-11-12 | アーキヤマデ株式会社 | 防水シート固定具 |
-
2017
- 2017-08-04 JP JP2017151776A patent/JP7015037B2/ja active Active
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