JP2019031149A - 車体傾斜装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】リーン機構を備える車両において、リーン機構を乗員の車両に対する乗降性を向上するために利用する。【解決手段】車体20を左右方向に傾斜可能なリーン機構と、車体に配置され車両10の乗員HMが着座するシート30と、車体の左側/右側に配設され車両に乗員が乗車する際及び車両から乗員が降車する際に開閉される左ドア21L/右ドアとを有する。リーン機構の作動を制御する制御装置は、前記車両に乗員が乗車する状況及び車両から乗員が降車する状況の少なくとも一方の状況を検出する検出部と、少なくとも一方の状況が検出された場合に左、右ドアのうち開閉されるドアを特定し、特定したドアが配設されている側に車体20が傾斜するようにリーン機構を作動させる実行部とを備え、乗員の車両に対する乗降性を改善する。【選択図】図6
Description
本発明は、車両の左右方向(幅方向)に車体を傾斜させることが可能な車体傾斜装置に関する。
特許文献1には、降車時の乗員の動作に応じて車体に対するシート高さを調整する車両用シート装置が記載されている。この車両用シート装置は、乗員の降車動作の開始から乗員の頭部がドア開口部より外方へ移動するまでは、シート座面を車体に対して上下させることにより第1高さに設定する。更に、この車両用シート装置は、乗員頭部がドア開口部より外方へ移動した後は、シート座面を車体に対して上下させることにより「第1高さよりも高い第2高さ」に調整する。例えば、第1高さは乗員の上半身の負担感に影響を及ぼす「乗員の上半身長さ」に基づいて定められ、第2高さは乗員の下半身の負担感に影響を及ぼす「乗員の下半身長さ」に基づいて定められる。
ところで、上記従来の装置を用いて「車体に対するシートの高さ」を最も低く設定した場合であっても、地面からシート着座面までの高さが依然として高い車両が存在する。このような車両においては、上記従来の装置を用いたとしても、乗員の乗降性が必ずしも良好にならない。一方、車体を車輪に対して傾斜可能なリーン機構(傾斜機構)を備える車両が開発されている。このようなリーン機構は、特に、車幅が狭い超小型モビリティに採用される。しかしながら、リーン機構を乗員の車両に対する乗降性向上のために利用している技術は存在しない。
本発明は上記問題に対処するために為されたものである。即ち、本発明の目的の一つは、リーン機構を利用することによって乗員の車両に対する乗降性を改善可能な車体傾斜装置を提供することにある。
本発明の車体傾斜装置(以下、「本発明装置」とも称呼する。)は、車両(10)の左右方向に隔置された一対の車輪(70R、70L)の接地面(RS)に対して車体(20)を前記左右方向に傾斜可能なリーン機構(50)と、前記車体に配置され前記車両の乗員(HM)が着座するシート(30)と、前記車体の左側に配設され前記車両に前記乗員が乗車する際及び前記車両から前記乗員が降車する際に開閉される左ドア(21L)と、前記車体の右側に配設され前記車両に前記乗員が乗車する際及び前記車両から前記乗員が降車する際に開閉される右ドア(21R)と、を有する車両に適用される。本発明装置は、前記リーン機構の作動を制御する制御装置(60)を備える。
前記制御装置は、前記車両に前記乗員が乗車する状況及び前記車両から前記乗員が降車する状況の少なくとも一方の状況を検出する検出部(ステップ515又はステップ815)と、前記少なくとも一方の状況が検出された場合に前記左ドア及び前記右ドアのうち、開閉されるドアを特定し、前記特定したドアが配設されている側に前記車体が傾斜するように前記リーン機構を作動させる実行部(ステップ520乃至ステップ545又はステップ820乃至ステップ845)と、を備える。
この態様によれば、例えば、乗員が車両に乗車する際、乗員がドアを開ける操作によって乗員が乗車する側(車両の右側又は左側)が特定されるので、車体を乗員に向かって傾斜させることができる。この場合、シートの座面の地上からの高さは、車体が傾斜していない場合に比べて低くなる。更に、シートの幅方向の位置は、車体が車両外部の乗員に向かって傾斜している場合、車体が傾斜していない場合に比べて乗員側に近付く。従って、乗員は車両に乗り込み易くなる。例えば、乗員が車両から降車する際も乗員がドアを開けると、乗員が降車する側が特定されるので、ドアを開けた側に車体を傾斜させることができる。この場合もシートの座面の地上からの高さが低くなる。従って、本発明装置によれば、体格の比較的小さい乗員であっても、乗降時の負担が軽減される。
上記説明においては、本発明の理解を助けるために、後述する実施形態に対応する発明の構成に対し、その実施形態で用いた名称及び/又は符号を括弧書きで添えている。しかしながら、本発明の各構成要素は、前記名称及び/又は符号によって規定される実施形態に限定されるものではない。
(構成)
本発明の実施形態に係る車体傾斜装置(以下、「実施装置」とも称呼される。)は、図1に示した車両10に適用される。車両10は乗員1名の三輪車両である。車両10は、車体20、左ドア21L、右ドア21R、シート(座席)30、ステアリングホイール35、右前輪40R、左前輪40L、後輪41及び車体傾斜装置50を含んでいる。
本発明の実施形態に係る車体傾斜装置(以下、「実施装置」とも称呼される。)は、図1に示した車両10に適用される。車両10は乗員1名の三輪車両である。車両10は、車体20、左ドア21L、右ドア21R、シート(座席)30、ステアリングホイール35、右前輪40R、左前輪40L、後輪41及び車体傾斜装置50を含んでいる。
左ドア21Lは、乗員が着座するシート30の左方であって車体20の左側に開閉可能に取り付けられている(図6(B)を参照。)。乗員は、左ドア21Lが開放された際に形成される左側乗降口を通して、車両10に乗車することができ且つ車両10から降車することができる。
右ドア21Rは、乗員が着座するシート30の右方であって車体20の右側に開閉可能に取り付けられている。乗員は、右ドア21Rが開放された際に形成される右側乗降口を通して、車両10に乗車することができ且つ車両10から降車することができる。
シート30は、車体20の左右方向(幅方向)中央部に配設されている。ステアリングホイール35は、シート30の前方に配設されている。乗員(運転者)は、シート30に着座した状態にて、ステアリングホイール35及び図示しないアクセルペダル及びブレーキペダル等を操作することができる。
右前輪40R及び左前輪40Lは、車両10の前方であって車両10の左右方向に隔置されている。即ち、右前輪40Rは車両10の右側前方に配置され、左前輪40Lは車両10の左側前方に配置されている。後輪41は車両10の後方であって左右方向の中央(車両10の幅方向の中心線C1上)に配置されている。図2に示したように、左前輪40Lは、車両10の左右方向に延びる軸線周りに回転可能となるように、車輪保持部材42Lに支持されている。右前輪40Rは、車両10の左右方向に延びる軸線周りに回転可能となるように、車輪保持部材42Rに支持されている。後輪41は図示しない転舵機構によって転舵されるようになっている。
車体傾斜装置50は、図1に示したように、リーン機構60及びECU70を備えている。
リーン機構60は、図2に示したように、ハウジング61、モータ62、減速機63、揺動部材(シーソー、棒状部材)64、右脚部65R及び左脚部65Lを備えている。ハウジング61は、図示しないショックアブソーバ及びダンパを介して車体20に接続(懸架)されている。
モータ(リーン機構用のモータ)62は、ハウジング61の内部に配設・固定されている。モータ62は直流モータであり、印加される電圧の向きにより時計回り及び反時計回りの何れにも回転可能である。モータ62の出力軸の軸線は車両10の前後方向に延びている。減速機63は、ハウジング61の内部に配設・固定されている。減速機63の入力軸はモータ62の出力軸に連結されている。減速機63の出力軸631の軸線は車両10の前後方向に延びている。
揺動部材64は、車両10の幅方向に延びる棒状の部材である。揺動部材64の中央部は減速機63の出力軸631に固定されている。従って、モータ62が正転すると出力軸631が正転し、その結果、揺動部材64は出力軸631を中心に正面視で時計回りに回転する。一方、モータ62が逆転すると出力軸631が逆転し、その結果、揺動部材64は出力軸631を中心に正面視で反時計方向に回転する。
左脚部65Lは上下方向に延びる棒状の部材である。左脚部65Lの上端部は、車両10の前後方向に延びる左回転軸66L周りに回転可能となるように、揺動部材64の左端部近傍に支持されている。左脚部65Lの下端部は車輪保持部材42Lに連結されている。
右脚部65Rは上下方向に延びる棒状の部材(左脚部65Lと同様の部材)である。右脚部65Rの上端部は、車両10の前後方向に延びる右回転軸66R周りに回転可能となるように、揺動部材64の右端部近傍に支持されている。右脚部65Rの下端部は車輪保持部材42Rに連結されている。
車体20の左右方向の中心線C2と、水平な路面RS(左前輪40L及び右前輪40Rの接地面)と、は車体20が中立位置(左右いずれにも傾いていない位置)であるとき、点P0にて交わる。点P0は前輪(右前輪40Rと左前輪40L)のトレッドの中点と一致している。即ち、点P0は、右前輪40Rの接地点Pfrと左前輪40Lの接地点Pflとの中点である。
図3に示したように、モータ62が正面視で反時計回りに回転すると、揺動部材64が出力軸631まわりに反時計回りに回転する。よって、左回転軸66Lに連結された左脚部65Lは、揺動部材64の回転によって上方に引き上げられ、右回転軸66Rに連結された右脚部65Rは、揺動部材64の回転によって下方に押し下げられる。
これにより、車体20が左方向に傾斜させられる。このとき、中心線C2と路面RSとの交点は点P0にて交わるようになっている。揺動部材64が出力軸631を中心に左右方向に車体20に対して反時計回りに相対回転すると、右回転軸66R、左回転軸66L、左前輪の接地点Pfl、右前輪の接地点Pfrからなる四角形は図3に示したように、車両10の左方向に傾倒する。例えば、揺動部材64が車体20に対して反時計回りにφだけ相対回転すると、左脚部65Lは左前輪40Lの接地点Pflを中心として時計回りにφだけ傾倒し、右脚部65Rは右前輪40Rの接地点Pfrを中心として時計回りにφだけ傾倒する。従って、中心線C2は点P0を中心として時計回りにφだけ傾倒する。このように、実施装置50は、車体20のリーン角θLが変化しても、中心線C2が路面RSと点P0にて交わるように構成される。言い換えると、車体20は点P0を中心に回転するようになっている。
リーン角θLは、点P0を通る法線Nと中心線C2とのなす角である。以下、車体20が進行方向に向かって右側に傾斜する(リーンする)場合のリーン角θLは正の値、車体20が進行方向に向かって左側にリーンする場合のリーン角θLは負の値であるとして説明する。
これに対し、モータ62が正面視で時計回りに回転すると、揺動部材64が出力軸631まわりに時計回りに回転する。よって、左回転軸66Lに連結された左脚部65Lは、揺動部材64の回転によって下方に押し下げられ、右回転軸66Rに連結された右脚部65Rは、揺動部材64の回転によって上方に引き上げられる。これにより、車体20が右方向に傾斜させられる。
ECU70は、CPU、ROM、RAM、バックアップRAM(又は不揮発性メモリ)及びインタフェースI/F等を含むマイクロコンピュータを主要構成部品として有する電子制御回路である。CPUは、メモリ(ROM)に格納されたインストラクション(ルーチン)を実行することにより後述する各種機能を実現する。
図4に示したように、ECU70は、モータ62、バッテリ(車載バッテリ)71及びスタートスイッチ72に電気的に接続されている。バッテリ71は、モータ62、ECU70及び後述する各種センサ等に電力を供給する。スタートスイッチ72は、車両10を走行可能状態にするために乗員により操作されるスイッチである。
ECU70は、更に、リーン角センサ81、車速センサ82、左ドア開閉センサ83L、右ドア開閉センサ83R、左カメラ84L、右カメラ84R、左ドアロック85L、右ドアロック85R、ドアロック操作スイッチ86、着座スイッチ87、左アンテナ88L及び右アンテナ88Rと電気的に接続されている。
リーン角センサ81は、車体20のリーン角を検出し、リーン角θLを表す出力信号を発生するようになっている。より具体的に述べると、リーン角センサ81は、所謂ジャイロセンサーであり、車体20の左右方向の単位時間ごとの角速度ωLを検出する。更に、リーン角センサ81は、検出した角速度ωLを単位時間で積分することによりリーン角を検出(算出)するようになっている。車速センサ82は、車両10の走行速度(車速)Vを表す出力信号を発生するようになっている。
左ドア開閉センサ83Lは、左ドア21Lが開かれた状態(開状態)にあるときハイレベル信号(以下、「左ドア開信号」と称呼する。)を出力し、左ドア21Lが閉じられた状態(閉状態)にあるときローレベル信号(以下、「左ドア閉信号」と称呼する。)を出力するようになっている。右ドア開閉センサ83Rは、右ドア21Rが開かれた状態(開状態)にあるときハイレベル信号(以下、「右ドア開信号」と称呼する。)を出力し、右ドア21Rが閉じられた状態(閉状態)にあるときローレベル信号(以下、「右ドア閉信号」と称呼する。)を出力するようになっている。
左カメラ84Lは、車体20の左側に配置され、車両10の外部の左側領域を撮影するようになっている。右カメラ84Rは、車体20の右側に配置され、車両10の外部の右側領域を撮影するようになっている。
左ドアロック85Lは、ECU70からの指示に応じて、左ドア21Lの状態をロック(施錠)状態及びアンロック(解錠)状態の何れかに変更するようになっている。右ドアロック85Rは、ECU70からの指示に応じて、右ドア21Rの状態をロック(施錠)状態及びアンロック(解錠)状態の何れかに変更するようになっている。
ドアロック操作スイッチ86は、乗員により操作されるスイッチである。乗員がドアロック操作スイッチ86に対して所定の操作を行うと、ECU70は、その操作に応じて、左ドアロック85Lをロック状態及びアンロック状態の何れかに変更する。更に、乗員がドアロック操作スイッチ86に対して所定の操作を行うと、ECU70は、その操作に応じて、右ドアロック85Rをロック状態及びアンロック状態の何れかに変更する。
着座スイッチ87は、乗員がシート30に着座しているときにハイレベル信号である着座信号を出力し、乗員がシート30に着座していないときローレベル信号である非着座信号を出力するようになっている。
左アンテナ88Lは、図示しない「乗員により操作される携帯機」との間でID情報及びドアロック/アンロック指示信号の送受信を行うためのアンテナである。ECU70は、携帯機を保持する乗員が車両10の左側であって左ドア21Lから所定の範囲内に位置している場合のみ左アンテナ88Lを通してID情報及びロック/アンロック指示信号の送受信が可能である。ECU70は、左アンテナ88Lを介してID情報及びロック/アンロック指示信号を受信すると、受信したID情報とROMに記憶されているID情報との照合を行い、それらが互いに一致した場合、ロック/アンロック指示信号に応じて「左ドアロック85L及び右ドアロック85R」をロック状態及びアンロック状態に変更する。
同様に、右アンテナ88Rは、携帯機とID情報及びドアロック/アンロック指示信号の送受信を行うためのアンテナである。ECU70は、携帯機を保持する乗員が車両10の右側であって右ドア21Rから所定の範囲内に位置している場合のみ右アンテナ88Rを通してID情報及びロック/アンロック指示信号の送受信が可能である。ECU70は、右アンテナ88Rを介してID情報及びロック/アンロック指示信号を受信すると、受信したID情報とROMに記憶されているID情報との照合を行い、それらが互いに一致した場合、ロック/アンロック指示信号に応じて「左ドアロック85L及び右ドアロック85R」をロック状態及びアンロック状態に変更する。
(作動)
ECU70は、乗員(運転者)HMが車両10に乗車するとき及び車両10から降車するとき、リーン機構60を用いて車体20を傾斜させる。これにより、乗員は車両10により容易に乗車することができ、車両10からより容易に降車することができる。
ECU70は、乗員(運転者)HMが車両10に乗車するとき及び車両10から降車するとき、リーン機構60を用いて車体20を傾斜させる。これにより、乗員は車両10により容易に乗車することができ、車両10からより容易に降車することができる。
(1)乗車時
具体的に述べると、ECU70のCPUは、一定の時間が経過する毎に図5にフローチャートにより示した乗車時車体傾斜制御ルーチンを実行するようになっている。
具体的に述べると、ECU70のCPUは、一定の時間が経過する毎に図5にフローチャートにより示した乗車時車体傾斜制御ルーチンを実行するようになっている。
CPUは所定の時点にてステップ500から処理を開始してステップ505に進み、車両10が停車中であるか否かを判定する。車両10が停車中であるか否かは車速センサ82の出力信号である車速Vが所定値Vth以下であるか否かにより判定される。車両10が停車中でない場合、CPUはステップ505にて「No」と判定し、ステップ595に直接進んで本ルーチンを一旦終了する。
これに対し、車両10が停車中である場合、CPUはステップ505にて「Yes」と判定してステップ510に進み、リーン機構用のモータ62が停止しているか否かを判定する。モータ62が停止している(作動中でない)場合、CPUはステップ510にて「Yes」と判定してステップ515に進み、以下の条件の両方が成立しているか否かを判定する。
・乗員がシート30に着座していない。即ち、着座スイッチ87からの信号が非着座信号である。
・現時点が左ドア開閉センサ83Lの出力信号が左ドア閉信号から左ドア開信号へと変化した直後であるか、又は、現時点が右ドア開閉センサ83Rの出力信号が右ドア閉信号から右ドア開信号へと変化した直後である。
・乗員がシート30に着座していない。即ち、着座スイッチ87からの信号が非着座信号である。
・現時点が左ドア開閉センサ83Lの出力信号が左ドア閉信号から左ドア開信号へと変化した直後であるか、又は、現時点が右ドア開閉センサ83Rの出力信号が右ドア閉信号から右ドア開信号へと変化した直後である。
乗員HMが車両10に乗車しようとして右ドア21R及び左ドア21Lの何れかを開いた場合(図6(A)を参照。)、上記のステップ515の条件が成立する。この場合、CPUはステップ515にて「Yes」と判定してステップ520に進み、車体20を傾斜させる向きを決定する。即ち、現時点が左ドア開閉センサ83Lの出力信号が左ドア閉信号から左ドア開信号へと変化した直後であると、CPUは車体20を傾斜させる向きが左側であると決定する。これに対し、現時点が右ドア開閉センサ83Rの出力信号が右ドア閉信号から右ドア開信号へと変化した直後であると、CPUは車体20を傾斜させる向きが右側であると決定する。
次に、CPUはステップ525に進み、左カメラ84L及び右カメラ84Rを用いて車両10に乗車しようとしている乗員HMを撮影し、その撮影した画像から乗員HMの体格(身長Hm)を推定する。即ち、CPUは、現時点が左ドア開閉センサ83Lの出力信号が左ドア閉信号から左ドア開信号へと変化した直後である場合、左カメラ84Lが撮影した乗員HMの画像から乗員HMの身長Hmを推定する。これに対し、CPUは、現時点が右ドア開閉センサ83Rの出力信号が右ドア閉信号から右ドア開信号へと変化した直後である場合、右カメラ84Rが撮影した乗員HMの画像から乗員HMの身長Hmを推定する。CPUは、推定した乗員HMの身長HmをRAMに格納する。
乗員の身長Hmは、例えば、カメラの画角、カメラと対象物(乗員HM)との距離及び撮像画像上の頭部の位置から推定可能である。より具体的に述べると、CPUは、例えば、画像認識処理により撮像画像における乗員HMの足元及び頭部を抽出する。撮影画像においてその撮影画像の下端から乗員HMの足元までの距離から、カメラと乗員との実際の距離を推定することができる。そこで、CPUは、撮影画像における乗員の足元から頭部の上端までの距離と、推定したカメラと乗員との実際の距離と、に基づいて、乗員HMの身長Hmを推定する。
次いで、CPUはステップ530に進み、目標リーン角θLtの大きさθabs を、図7に示したルックアップテーブルMapθabs(Hm) に推定した乗員HMの身長Hmを適用することにより算出する。このテーブルMapθabs(Hm)によれば、大きさθabsは身長Hmが低いほど大きくなるように決定される。そして、現時点が左ドア開閉センサ83Lの出力信号が左ドア閉信号から左ドア開信号へと変化した直後である場合、CPUは大きさθabsにマイナス記号を付した値(−θabs)を目標リーン角θLtとして設定する。これに対し、現時点が右ドア開閉センサ83Rの出力信号が右ドア閉信号から右ドア開信号へと変化した直後である場合、CPUは大きさθabs を目標リーン角θLtとして設定する。
次いで、CPUはステップ535に進んで、リーン角θLが目標リーン角θLtに一致する方向にモータ62を作動(回転)させ始める。次に、CPUはステップ540に進み、リーン角θLが目標リーン角θLtに一致したか否かを判定する。リーン角θLが目標リーン角θLtに一致していない場合、CPUはステップ540にて「No」と判定し、ステップ595に直接進んで本ルーチンを一旦終了する。この結果、次にCPUがステップ510の処理を行なう時点においてモータ62は作動中であるから、CPUはそのステップ510にて「No」と判定してステップ540に直接進む。
この状態が継続してリーン角θLが目標リーン角θLtに一致した場合、CPUはステップ540に進んだとき、そのステップ540にて「Yes」と判定してステップ545に進み、モータ62を停止させる。この結果、図6(B)に示したように、乗員が車両10に乗車する際、乗員が車両10に乗車する側に車体20が乗員の身長に応じたリーン角(目標リーン角)θLtだけ傾斜させられる。
その後、乗員は車両10に乗車(シート30に着座)した後、乗車する際に開いたドア(右ドア21R及び左ドア21Lの何れか)を閉じる。このとき、CPUはステップ505及びステップ510の両ステップにて「Yes」と判定し、更に、ステップ515にて「No」と判定してステップ550に進み、以下の条件の両方が成立しているか否かを判定する。
・乗員がシート30に着座している。即ち、着座スイッチ87からの信号が着座信号である。
・現時点が左ドア開閉センサ83Lの出力信号が左ドア開信号から左ドア閉信号へと変化した直後であるか、又は、現時点が右ドア開閉センサ83Rの出力信号が右ドア開信号から右ドア閉信号へと変化した直後である。
・乗員がシート30に着座している。即ち、着座スイッチ87からの信号が着座信号である。
・現時点が左ドア開閉センサ83Lの出力信号が左ドア開信号から左ドア閉信号へと変化した直後であるか、又は、現時点が右ドア開閉センサ83Rの出力信号が右ドア開信号から右ドア閉信号へと変化した直後である。
上記のステップ550の条件が成立しない場合、CPUはステップ550にて「No」と判定し、ステップ595に直接進んで本ルーチンを一旦終了する。これに対し、乗員HMが車両10への乗車を完了して乗車する際に開いたドアを閉じると、上記のステップ550の条件が成立する。
この場合、CPUはステップ550にて「Yes」と判定してステップ555に進み、目標リーン角θLtをθ0(0°)に設定する。
次いで、CPUはステップ535に進み、リーン角θLが目標リーン角θLtに一致する方向にモータ62を作動(回転)させ始める。その後、CPUはステップ540の処理を実行する。この結果、リーン角θLがθ0(0°)に設定された目標リーン角θLtに一致するまでモータ62は回転され続け、リーン角θLが目標リーン角θLtに一致すると(即ち、車体20が中立位置に戻ると)モータ62は停止させられる。
(2)降車時
更に、ECU70のCPUは、一定の時間が経過する毎に図8にフローチャートにより示した降車時車体傾斜制御ルーチンを実行するようになっている。この降車時車体傾斜制御ルーチンは、ステップ815、ステップ825及びステップ850のみが乗車時車体傾斜制御ルーチンと相違している。換言すると、図8に示したステップ805乃至ステップ855は、ステップ815、ステップ825及びステップ850を除き、図5に示したステップ505乃至ステップ555とそれぞれ同じ処理を行なうステップである。従って、以下、主として、ステップ815、ステップ825及びステップ850の処理について説明する。
更に、ECU70のCPUは、一定の時間が経過する毎に図8にフローチャートにより示した降車時車体傾斜制御ルーチンを実行するようになっている。この降車時車体傾斜制御ルーチンは、ステップ815、ステップ825及びステップ850のみが乗車時車体傾斜制御ルーチンと相違している。換言すると、図8に示したステップ805乃至ステップ855は、ステップ815、ステップ825及びステップ850を除き、図5に示したステップ505乃至ステップ555とそれぞれ同じ処理を行なうステップである。従って、以下、主として、ステップ815、ステップ825及びステップ850の処理について説明する。
CPUは、ステップ815において以下の条件の両方が成立しているか否かを判定する。
・乗員がシート30に着座している。即ち、着座スイッチ87からの信号が着座信号である。
・現時点が左ドア開閉センサ83Lの出力信号が左ドア閉信号から左ドア開信号へと変化した直後であるか、又は、現時点が右ドア開閉センサ83Rの出力信号が右ドア閉信号から右ドア開信号へと変化した直後である。
・乗員がシート30に着座している。即ち、着座スイッチ87からの信号が着座信号である。
・現時点が左ドア開閉センサ83Lの出力信号が左ドア閉信号から左ドア開信号へと変化した直後であるか、又は、現時点が右ドア開閉センサ83Rの出力信号が右ドア閉信号から右ドア開信号へと変化した直後である。
ステップ815の条件が成立した場合、乗員HMが車両10から降車しようとしていると判断することができる。従って、ステップ815の条件が成立した場合、CPUはステップ820に進み、現時点が左ドア開閉センサ83Lの出力信号が左ドア閉信号から左ドア開信号へと変化した直後であると、CPUは車体20を傾斜させる向きが左側であると決定する。これに対し、現時点が右ドア開閉センサ83Rの出力信号が右ドア閉信号から右ドア開信号へと変化した直後であると、CPUは車体20を傾斜させる向きが右側であると決定する。
CPUは、ステップ825において、乗員HMが車両10に乗車する際に推定し且つRAMに格納した乗員HMの身長Hmを読み出す。CPUは、ステップ830において、RAMから読み出された乗員HMの身長Hmを図7に示したルックアップテーブルMapθabs(Hm)に適用することにより、目標リーン角θLtの大きさθabsを決定する。
CPUは、ステップ850において以下の条件の両方が成立しているか否かを判定する。
・乗員がシート30に着座していない。即ち、着座スイッチ87からの信号が非着座信号である。
・現時点が左ドア開閉センサ83Lの出力信号が左ドア開信号から左ドア閉信号へと変化した直後であるか、又は、現時点が右ドア開閉センサ83Rの出力信号が右ドア開信号から右ドア閉信号へと変化した直後である。
・乗員がシート30に着座していない。即ち、着座スイッチ87からの信号が非着座信号である。
・現時点が左ドア開閉センサ83Lの出力信号が左ドア開信号から左ドア閉信号へと変化した直後であるか、又は、現時点が右ドア開閉センサ83Rの出力信号が右ドア開信号から右ドア閉信号へと変化した直後である。
ステップ850の条件が成立した場合、乗員HMが車両10から降車する際に開いたドアを閉じたと判断することができる。従って、ステップ850の条件が成立した場合、CPUはステップ855に進む。
以上、説明したように、実施装置は、車両10に乗員HMが乗車する状況及び車両10から乗員HMが降車する状況の少なくとも一方の状況を検出する検出部(ステップ515又はステップ815)と、少なくとも一方の状況が検出された場合に左ドア21L及び右ドア21Rのうち開閉されるドアを特定し、特定したドアが配設されている側に車体20が傾斜するようにリーン機構60を作動させる実行部(ステップ520乃至ステップ545又はステップ820乃至ステップ845)と、を備える。
これにより、乗降時のシートの座面高さを低くすることができる(図6(A)に示した高さH0>図6(B)に示した高さH1)。よって、乗員の乗降時における負担を軽減させることができる。更に、車体20を傾斜させる角度(目標リーン角θLt)を、車両10に乗車しようとしている乗員又は車両10から降車しようとしている乗員の身長Hmに基づいて設定しているので、乗員の乗降時における負担をより軽減させることができる。
本発明は上記実施形態に限定されることはなく、本発明の範囲内において種々の変形例を採用することができる。例えば、実施装置の第1変形例は、スマートエントリーシステムを利用して乗員の乗降時に車体20を傾斜させる側を特定してもよい。
より具体的に述べると、第1変形例は、ステップ515において、以下の条件の両方が成立しているか否かを判定する。
・乗員がシート30に着座していない。即ち、着座スイッチ87からの信号が非着座信号である。
・現時点が、「乗員により操作される携帯機」からID情報及びドアのロックを解除する指示信号(アンロック指示信号)を受信した直後であり、その受信したID情報がROMに記憶されているID情報と一致している。
・乗員がシート30に着座していない。即ち、着座スイッチ87からの信号が非着座信号である。
・現時点が、「乗員により操作される携帯機」からID情報及びドアのロックを解除する指示信号(アンロック指示信号)を受信した直後であり、その受信したID情報がROMに記憶されているID情報と一致している。
更に、第1変形例は、ステップ520において、アンロック指示信号を受信したアンテナが左アンテナ88L及び右アンテナ88Rの何れであるかを判定し、アンロック指示信号を受信したアンテナが左アンテナ88Lである場合には車体20を傾斜させる向きが左側であると決定する。これに対し、第1変形例は、アンロック指示信号を受信したアンテナが右アンテナ88Rである場合には車体20を傾斜させる向きが右側であると決定する。
実施装置の第2変形例は目標リーン角θLtに制限を加える。即ち、車両10が停車している場所が、車両10の横方向に狭い空間しか存在しない場所である場合(例えば、隣接車両又は壁が車両10の横方向近傍に存在している場合)、車体20を傾斜させたときに車体20が壁及び隣接車両等の障害物に接触する可能性がある。そこで、第2変形例は、車体20を傾斜させる側のカメラ(左カメラ84L及び右カメラ84Rの何れか)を用いて、車体20と、車体20を傾斜させる方向に存在する障害物までの距離を推定し、目標リーン角θLtの大きさθabsを、 その推定した距離が短いほど小さくなる上限値以下となるように制限する。なお、第2変形例は、車体20の左右のそれぞれに超音波センサ又はレーダーを配設し、それらを用いて車体20を傾斜させる方向に存在する障害物までの距離を推定してもよい。
更に、目標リーン角θLtの大きさθabsは、常に一定値であってもよい。 或いは、目標リーン角θLtの大きさθabsは、 上記実施装置のように乗員HMの身長Hmに応じて可変値に設定されるとともに、大きさθabs が所定の一定値(例えば、10°)以下となるように制限されてもよい。
更に、例えば、シート30にシート30の前後方向のスライド位置を検出可能なシート位置検出センサが設けられている場合、その検出センサにより検出されたシート30の前後方向のスライド位置に基づいて目標リーン角θLtの大きさθabs が設定されてもよい。即ち、スライド位置に基づいて乗員HMの身長Hmが推定されてもよい。この場合、スライド位置が車両10の前方である程、乗員HMの身長Hmが低いと見做し、目標リーン角θLtの大きさθabs を大きく設定すればよい。
更に、乗員HMの体重に基づいて乗員HMの身長Hmが推定されてもよい。この場合、シート30の着座部(シートクッション)に圧力センサが設けられ、その圧力センサの出力値に基づいて乗員HMの体重が計測されるように構成され得る。一般的に、身長の低い(体格の小さい)乗員HMほど体重が軽いという傾向がある。従って、圧力センサによって計測される体重が軽いほど乗員の身長Hmが低いと推定される。よって、この場合、圧力センサによって計測される体重が軽いほど目標リーン角θLtの大きさθabs が大きく設定されればよい。
加えて、実施装置は、車体20が設定された目標リーン角θLtに傾斜され、その後、乗員HMが乗車して開いているドアが閉じると、直ちに車体20を中立位置(リーン角θL=0°)に戻していた。これに対し、実施装置は、開いているドアが閉じられた時点から所定時間が経過した後に車体20を中立位置(リーン角θL=0°)に戻してもよい。更に、乗員HMが乗車した後にスタートスイッチ72がオフからオンに変更されたタイミングにて車体20の傾斜が中立位置に戻されてもよい。
更に、実施装置は、乗員HMが車両10に乗車する場合と乗員HMが車両10から降車する場合との両方の場合において車体20を傾斜させているが、これらの場合の何れか一方のみの場合において車体20を傾斜させてもよい。即ち、CPUは、図5の乗車時車体傾斜制御ルーチン及び図8の降車時車体傾斜制御ルーチンの何れか一方のみを実行してもよい。
10…車両、20…車体、左ドア…21L、右ドア…21R、30…シート、40L…左前輪、40R…右前輪、50…車体傾斜装置、60…リーン機構、62…リーン機構用モータ、70…電子制御装置(ECU)、73…検出部、74…実行部、81…リーン角センサ、82…車速センサ、83L…左ドア開閉センサ、83R…右ドア開閉センサ、84L…左カメラ、84R…右カメラ、HM…乗員、RS…路面(接地面)。
Claims (1)
- 車両の左右方向に隔置された一対の車輪の接地面に対して車体を前記左右方向に傾斜可能なリーン機構と、
前記車体に配置され前記車両の乗員が着座するシートと、
前記車体の左側に配設され前記車両に前記乗員が乗車する際及び前記車両から前記乗員が降車する際に開閉される左ドアと、
前記車体の右側に配設され前記車両に前記乗員が乗車する際及び前記車両から前記乗員が降車する際に開閉される右ドアと、
を有する車両に適用され、
前記リーン機構の作動を制御する制御装置を備える車体傾斜装置において、
前記制御装置は、
前記車両に前記乗員が乗車する状況及び前記車両から前記乗員が降車する状況の少なくとも一方の状況を検出する検出部と、
前記少なくとも一方の状況が検出された場合に前記左ドア及び前記右ドアのうち開閉されるドアを特定し、前記特定したドアが配設されている側に前記車体が傾斜するように前記リーン機構を作動させる実行部と、
を備えた車体傾斜装置。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
2017
- 2017-08-07 JP JP2017152465A patent/JP2019031149A/ja active Pending
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