JP2019031139A - 自動駐車支援装置 - Google Patents

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裕治 戸塚
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哲哉 戸邉
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Masahiro Awano
正浩 粟野
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誠 貴志
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【課題】複数の駐車スペースを備える駐車場において、車室内の環境又は駐車場出口までの距離がより改善される駐車スペースに再駐車させることができる自動駐車支援装置を提供する。【解決手段】車両を駐車スペースから出庫させる出庫予定時刻における車室の温度を表す目標室温を設定する設定部11と、車両が駐車した駐車スペースにおいて、駐車してから所定時間後の室温を予測した第1の予測室温、及び車両が駐車していない駐車スペースにおいて、駐車してから所定時間後の室温を予測した第2の予測室温をサーバー装置から取得する予測温度取得部12と、第2の予測室温が第1の予測室温よりも目標室温に近い場合に、車両を第2の予測室温に対応した駐車スペースへ駐車させる駐車制御部13と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、駐車スペースに駐車した車両を環境の変化に応じて別の駐車スペースに再駐車させる自動駐車支援装置に関する。
近年では、自動車を自動的に駐車スペースに駐車させる自動駐車支援装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。複数の駐車スペースを備える駐車場において、夏の炎天下の日向に位置する駐車スペースに駐車させると、車室内が非常に高温となる。そこで、特許文献1に係る自動駐車支援装置は、駐車可能な駐車スペースの路面温度を用いて駐車位置を決定する。これにより、駐車中の車内を可能な限り快適な温度に保っている。
しかしながら、駐車スペースの温度は時間の経過とともに変化するものであり、当初に日陰など温度の低い場所に駐車させても、出発の際に車室内が高温になってしまうことがありえる。
上記自動駐車支援装置は、このような時間経過に伴い変化する車内の温度を考慮したものではなかった。なお、このような問題は、車室内の温度が時間経過に伴い変化する場合に限らず、自車両の周辺環境が時間経過に伴い変化する場合についても同様に存在する。
特開2016−43772号公報
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、複数の駐車スペースを備える駐車場において、車室内の環境がより改善される駐車スペースに再駐車させることができる自動駐車支援装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決する本発明の第1の態様は、複数の駐車スペースを備える駐車場において車両の環境を表す指標に基づいて車両を自動的に駐車させる自動駐車支援装置であって、車両を前記駐車スペースから出庫させる出庫予定時刻における車両の環境を表す目標指標を設定する設定部と、車両が駐車した前記駐車スペースにおいて駐車してから所定時間後の前記指標を予測した第1の予測指標、及び車両が駐車していない前記駐車スペースにおいて駐車してから所定時間後の前記指標を予測した第2の予測指標をサーバー装置から取得する予測指標取得部と、前記第2の予測指標が前記第1の予測指標よりも前記目標指標に近い場合に、車両を前記第2の予測指標に対応した前記駐車スペースへ駐車させる駐車制御部と、を備えることを特徴とする自動駐車支援装置にある。
第1の態様では、駐車スペースに車両を停車した後、出庫予定時刻における車両の環境を表す指標を予測した第1の予測指標及び第2の予測指標に基づいて、運転者が設定した目標指標となるような駐車スペースへ車両を再駐車させる。これにより、出庫予定時刻においては、車両の環境は、運転者が設定した目標指標に近くなっており、快適な状態で車両を出庫させることができる。
本発明の第2の態様は、第1の態様に記載の自動駐車支援装置において、前記指標は、車両内の温度であることを特徴とする自動駐車支援装置にある。
第2の態様では、車両の車室の温度を指標とするので、車室内が快適な温度で出庫することができる。
本発明の第3の態様は、第1又は第2の態様に記載の自動駐車支援装置において、前記指標は、前記駐車スペースから前記駐車場の出口までの距離であることを特徴とする自動駐車支援装置にある。
第3の態様では、駐車スペースから駐車場出口までの距離を指標とするので、より短い距離で車両を駐車場から出庫させることができる。
本発明の第4の態様は、第1から第3の何れか一つの態様に記載の自動駐車支援装置において、前記駐車制御部は、出庫時刻よりも所定時間前に、少なくとも一回、前記第2の予測指標が前記第1の予測指標よりも前記目標指標に近い場合に、車両を前記第2の予測指標に対応した前記駐車スペースへ駐車させることを特徴とする自動駐車支援装置にある。
第4の態様では、再駐車を頻繁に行わないので、電気自動車のバッテリーやエンジン車の燃料を節約することができる。
本発明の第5の態様は、第1から第4の何れか一つの態様に記載の自動駐車支援装置において、前記駐車制御部は、継続的に、前記第2の予測指標が前記第1の予測指標よりも前記目標指標に近い場合に、車両を前記第2の予測指標に対応した前記駐車スペースへ駐車させることを特徴とする自動駐車支援装置にある。
第5の態様では、目標指標に近い状態になるよう継続的に車両を再駐車させることができる。例えば、指標として温度を用いた場合、車室の一部を構成する樹脂部品が高温下で劣化することを抑制することができる。
本発明の第6の態様は、第1から第5の何れか一つの態様に記載の自動駐車支援装置において、前記駐車制御部は、前記第2の予測指標が前記第1の予測指標よりも前記目標指標に近く、かつ、前記第2の予測指標と前記目標指標との差が所定値以下である場合に、車両を前記第2の予測指標に対応した前記駐車スペースへ駐車させることを特徴とする自動駐車支援装置にある。
第6の態様では、車両の室温がより目標室温に近くなるような駐車スペースに再駐車させることができる。
本発明の第7の態様は、第1から第6の何れか一つの態様に記載の自動駐車支援装置において、前記駐車制御部は、複数の前記駐車スペースのうち、前記第2の予測指標と前記目標指標との差が最も小さい前記駐車スペースへ車両を駐車させることを特徴とする自動駐車支援装置にある。
第7の態様では、車両の環境をより目標指標に近くするのに最も適した駐車スペースに再駐車させることができる。
本発明の第8の態様は、第1から第7の何れか一つの態様に記載の自動駐車支援装置において、前記駐車制御部は、前記駐車場から他車両が出庫したときに、前記第2の予測指標が前記第1の予測指標よりも前記目標指標に近い場合に、車両を前記第2の予測指標に対応した前記駐車スペースへ駐車させることを特徴とする自動駐車支援装置にある。
第8の態様では、新たに生じた空いた駐車スペースに再駐車をすることができる。
本発明によれば、複数の駐車スペースを備える駐車場において、車室内の環境がより改善される駐車スペースに再駐車させることができる自動駐車支援装置が提供される。
自動駐車支援装置が搭載された車両を駐車する駐車場の概略図である。 自動駐車支援装置のブロック図である。 自動駐車支援装置の動作を示すフロー図である。
以下、本発明を実施するための形態について説明する。なお、実施形態の説明は例示であり、本発明は以下の説明に限定されない。
〈実施形態1〉
図1は自動駐車支援装置を搭載した車両と当該車両が駐車している駐車場の外観図であり、図2は自動駐車支援装置のブロック図である。
駐車場Pは、複数の駐車スペースSを備えている。図1に示す駐車場Pの場合、12ヶ所の駐車スペースSを備えている。各駐車スペースSは、配置や時刻によって日向になったり、日陰になったりする。例えば、駐車場Pの近隣に建物Bがある場合、一部の駐車スペースSは、一日のうちで特定の時間帯のみ建物Bの日陰となる。その他の駐車スペースSは、一日中、日向である。
このように、建物Bや日光など周辺環境が一日のうちで変化するため、各駐車スペースSに駐車した場合における車両2の車室の温度(以降、室温)も変化する。このような室温の変化は、サーバー装置1が備える記憶装置にデータベースとして蓄積されている。例えば、サーバー装置1には、駐車スペースSごと、季節ごと、時間帯ごとに、過去の室温がデータとして記憶されている。
サーバー装置1は、過去の室温の変化に基づいて、近い将来の室温を予測する。この予測方法の一例としては、ある時間帯に、ある駐車スペースSに駐車した車両2の室温は、過去の当該時間帯に当該駐車スペースSに駐車したことがある車両2の室温の平均をとることにより行う。このように予測した将来の室温を予測室温と称する。予測室温とは請求項に記載する予測指標の一例である。
他に、特定の季節における当該時間帯に当該駐車スペースSに駐車したことがある車両2の室温の平均を予測値としてもよい。もちろん、室温を予測する方法は、このような例に限定されない。
サーバー装置1は、無線通信手段等を介して、自動駐車支援装置10とデータの送受信が可能な情報処理装置である。サーバー装置1は、記憶装置に記憶された過去の室温に基づいて予測室温を計算し、自動駐車支援装置10からの要求に応じて予測室温を送信する。
具体的には、自動駐車支援装置10は、予測室温を得たい対象となる駐車スペースS及び時間帯をサーバー装置1に送信する。サーバー装置1は、受信した駐車スペースS及び時間帯に対応する予測室温を自動駐車支援装置10へ送信する。
また、サーバー装置1は、駐車場の駐車スペースSに駐車している車両の状況を管理している。詳細は後述するが、サーバー装置1は、ある駐車スペースに駐車している車両が他の駐車スペースに再駐車する際に許認可を行う。
車両2は、バッテリー(図示せず)に充電された電力により駆動する駆動モーター4を備えた電気自動車である。もちろん、本発明は電気自動車に限定されず、自動車全般に適用可能である。
車両2は、カメラ3、ドアロック機構5、電動パーキングブレーキ6、ステアリングアクチュエーター7、アンテナ8を備えている。
カメラ3は、車両2の周囲を撮像する装置である。カメラ3で得られた画像は、自動駐車支援装置10により画像処理される。自動駐車支援装置10は、画像から車両2の周囲にある障害物等を検出し、車両2と障害物とが衝突することを回避するよう車両2を制御する。
ドアロック機構5は、車両2のドアをロックするための機構である。ドアロック機構は、鍵によるロック、いわゆるキーレスロックなど、具体的な構成については公知の構成を適用することができる。また、自動駐車支援装置10は、ドアロック機構5によりドアがロックされているか否かを検出することが可能となっている。
電動パーキングブレーキ6は、自動駐車支援装置10の電子制御によってパーキングブレーキを作動させる装置である。具体的な構成については公知の構成を適用することができる。また、自動駐車支援装置10は、電動パーキングブレーキ6によりパーキングブレーキが作動しているか否かを検出することが可能となっている。
ステアリングアクチュエーター7は、自動駐車支援装置10の電子制御により車輪を転舵させる装置である。
自動駐車支援装置10は、運転者又は自動駐車により駐車スペースSに車両2が駐車した、運転者が車両2から離れた後において、予測室温に基づいて車両2を他の駐車スペースSへ駐車させる(再駐車させる)。このような再駐車を実現するための構成として、自動駐車支援装置10は、設定部11、予測温度取得部12、駐車制御部13とを備えている。
設定部11は、車両2を駐車スペースSから出庫させる出庫予定時刻における車両2の室温を表す目標室温(請求項に記載の目標指標の一例である)を設定する。具体的には、液晶パネルやスイッチ等の入出力装置を介して、設定部11は、運転者から出庫予定時刻と目標室温とを取得する。このようにして取得した出庫予定時刻と目標室温とを記憶装置に記憶(設定)する。
出庫予定時刻とは、運転者が駐車場Pから出庫する予定の時刻である。目標室温とは、出庫予定時刻において望ましいとされる車両2の室温である。目標室温は具体的な温度であってもよいし、より涼しい温度というように相対的な温度であってもよい。
予測温度取得部12は、第1の予測室温及び第2の予測室温をサーバー装置1から取得する。第1の予測室温とは、車両2が駐車した駐車スペースSにおいて、将来の室温を予測した予測室温のことである。第2の予測室温とは、車両2が駐車していない駐車スペースSにおいて、将来の室温を予測した予測室温のことである。
例えば、第1の予測室温及び第2の予測室温は、将来におけるある時刻における室温を予測したものであってもよいし、ある時点から所定時間後までの間の室温を平均したものであってもよい。
予測温度取得部12は、設定部11により設定された出庫予定時刻と、車両2が現在駐車している駐車スペースSとをサーバー装置1に送信する。サーバー装置1では、その駐車スペースSにおいて、出庫予定時刻における予測室温を計算し、予測温度取得部12へ送信する。予測温度取得部12は、このようにして受信した予測室温を第1の予測室温として記憶する。
一方、サーバー装置1は、車両が駐車していない空いた駐車スペースSのすべてについて、出庫予定時刻における予測室温を計算し、予測温度取得部12へ送信する。予測温度取得部12は、このようにして受信した予測室温を第2の予測室温として記憶する。このようにして、予測温度取得部12は、現在駐車している駐車スペースSと、空きがある駐車スペースSについて出庫予定時刻における予測室温を取得する。
駐車制御部13は、第2の予測室温が第1の予測室温よりも目標室温に近い場合に、車両2を第2の予測室温に対応した駐車スペースSへ駐車させる。
上述したように、第1の予測室温は、出庫予定時刻において車両2が駐車スペースSに駐車した場合に予測される室温である。第2の予測室温は、出庫予定時刻において空いている駐車スペースSに駐車した場合に予測される室温である。第2の予測室温が第1の予測室温よりも目標室温に近いということは、空いている駐車スペースSに再駐車したほうが、出庫時刻において車両2の室温を目標室温に近づけることができるということである。
したがって、駐車制御部13は、設定部11で設定した目標室温と、予測温度取得部12により取得した第1の予測室温及び第2の予測室温とに基づいて上記条件が成立したとき、車両2を空いている駐車スペースSへ再駐車させる。再駐車は、例えば、空いている駐車スペースSの位置情報をサーバー装置1から受信し、電動パーキングブレーキ6、駆動モーター4、ステアリングアクチュエーター7及びブレーキ(図示せず)を制御することで車両2をその駐車スペースSへ移動させ、駐車させることにより行われる。
上述した構成の自動駐車支援装置10の動作について説明する。図3は自動駐車支援装置10の動作を示すフロー図である。
まず、運転者が空いている駐車スペースSに車両2を駐車させたとする。自動駐車支援装置10は、運転者が車両2から離れる前に、出庫予定時刻の設定を行い(ステップS1)、目標室温の設定を行う(ステップS2)。例えば、ここでは、「涼しい室温」というように相対的に低い室温が目標室温として設定されたとする。
目標室温の設定の際には、どの程度の頻度で再駐車を行うかを設定することができる。例えば、常時、再駐車をする設定や、出庫予定時刻よりも所定時間前(例えば30分前)に再駐車をする設定を行うようにしてもよい。
次に、自動駐車支援装置10は、再駐車を実行するための条件が成立したかを判定する(ステップS3)。当該条件は、例えば、駆動モーター4が停止している、電動パーキングブレーキ6が作動している(制動状態)、車両2に乗員がいない、ドアロック機構5がロック状態である、をあげることができる。これらのすべてが成立していれば、再駐車を実行するための条件が成立したと判定し(ステップS3:Yes)、一つでも成立していなければ、再駐車を実行するための条件が成立していないと判定する(ステップS3:No)。
次に、自動駐車支援装置10は、第1の予測室温を取得する(ステップS4)。具体的には、車両2が現在駐車している駐車スペースSにおける出庫予定時刻までの室温の平均をサーバー装置1から取得する。次に、自動駐車支援装置10は、第2の予測室温を取得する(ステップS5)。具体的には、空いている駐車スペースSにおける出庫予定時刻までの室温の平均をサーバー装置1から取得する。
次に、自動駐車支援装置10は、第2の予測室温よりも第1の予測室温が涼しい駐車スペースSがあるかを判定する(ステップS6)。この「涼しい」か否かは、目標室温として設定されたものであるが、一例として「10℃涼しい」と自動駐車支援装置10の記憶装置に予め設定されているとする。自動駐車支援装置10は、第2の予測室温が第1の予測室温とよりも10℃以上低いかを判定する。
上記条件が成立しない場合(ステップS6:No)、ステップS3の処理から再実行する。上記条件が成立する場合(ステップS6:Yes)、自動駐車支援装置10は、サーバー装置1に空いた駐車スペースSへの移動申請を行う(ステップS7)。
そして、自動駐車支援装置10は、サーバー装置1から別の空いた駐車スペースSに移動することについて許可が得られたかを判定する(ステップS8)。許可が得られなければ(ステップS8:No)、ステップS3からの処理を実行し、許可が得られれば(ステップS8:Yes)、空いた駐車スペースSへ再駐車を行う(ステップS9)。
上述した再駐車に関する処理(ステップS3〜ステップS9)は、任意のタイミングで行うことができる。例えば、常時、再駐車をする設定がなされた場合は、ステップS3からステップS9の処理を継続的に繰り返し実行する。また、出庫予定時刻よりも所定時間前に再駐車をする設定がなされた場合は、ステップS3からステップS9の処理を、出庫予定時刻よりも所定時間前に一回を行う。
上述した自動駐車支援装置10によれば、駐車スペースSに車両2を停車した後、出庫予定時刻における車室の温度を予測した第1の予測室温及び第2の予測室温に基づいて、運転者が設定した目標室温となるような駐車スペースSへ車両2を再駐車させる。これにより、出庫予定時刻においては、車両2の室温は、運転者が設定した目標室温に近くなっており、快適な状態で車両2を出庫させることができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、勿論、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨から逸脱しない範囲内で、構成の付加、省略、置換、およびその他の変更が可能である。
自動駐車支援装置10は、指標として車室の温度を用いたが、これに限定されない。例えば、駐車スペースSから駐車場の出口までの距離を指標として用いてもよい。
具体的には、第1の予測指標として、車両2が駐車している駐車スペースSから駐車場出口までの距離を用いる。また、第2の予測指標として、空いた駐車スペースSから駐車場出口までの距離を用いる。目標指標としては「駐車場出口に近い」といった相対的な指定や、駐車場出口までの距離を設定する。そして、駐車制御部13は、第2の予測指標が第1の予測指標よりも目標指標に近い場合、第2の予測指標に対応した駐車スペースSに車両2を再駐車させる。これによれば、出庫予定時刻において、車両2を駐車場の出口に近いところに再駐車させることができ、より短時間で駐車場から出庫させることができる。
また、その他の指標として駐車スペースSの臭気を指標として用いてもよい。これによれば、出庫予定時刻において、車両2に不快な臭気がつくことを防止し、快適な状態で駐車場から出庫させることができる。
駐車制御部13は、第2の予測室温が第1の予測室温よりも目標室温に近い場合に、再駐車をするようにしたが、これに限定されない。例えば、第2の予測室温と目標室温との差が所定値以下である場合に、再駐車をさせてもよい。第2の予測室温が十分に目標室温に近いときに再駐車をすることになるので、車両2の室温がより目標室温に近くなるような駐車スペースSに再駐車させることができる。
また、駐車制御部13は、再駐車させることができる空き駐車スペースSが複数ある場合、任意の駐車スペースSを選べばよいが、予測指標に基づいて定めてもよい。具体的には、空き駐車スペースSのうち、第2の予測室温と、目標室温との差が最も小さい駐車スペースSへ車両2を駐車させる。これにより、車両2の室温をより目標室温に近くするのに最も適した駐車スペースSに再駐車させることができる。
また、駐車制御部13は、駐車場から他車両が出庫したときに再駐車を行ってもよい。これにより、新たに生じた空いた駐車スペースSに再駐車をすることができる。
1…サーバー装置、2…車両、10…自動駐車支援装置、11…設定部、12…予測温度取得部、13…駐車制御部

Claims (8)

  1. 複数の駐車スペースを備える駐車場において車両の環境を表す指標に基づいて車両を自動的に駐車させる自動駐車支援装置であって、
    車両を前記駐車スペースから出庫させる出庫予定時刻における車両の環境を表す目標指標を設定する設定部と、
    車両が駐車した前記駐車スペースにおいて駐車してから所定時間後の前記指標を予測した第1の予測指標、及び車両が駐車していない前記駐車スペースにおいて駐車してから所定時間後の前記指標を予測した第2の予測指標をサーバー装置から取得する予測指標取得部と、
    前記第2の予測指標が前記第1の予測指標よりも前記目標指標に近い場合に、車両を前記第2の予測指標に対応した前記駐車スペースへ駐車させる駐車制御部と、を備える
    ことを特徴とする自動駐車支援装置。
  2. 請求項1に記載の自動駐車支援装置において、
    前記指標は、車両内の温度である
    ことを特徴とする自動駐車支援装置。
  3. 請求項1に記載の自動駐車支援装置において、
    前記指標は、前記駐車スペースから前記駐車場の出口までの距離である
    ことを特徴とする自動駐車支援装置。
  4. 請求項1から請求項3の何れか一項に記載の自動駐車支援装置において、
    前記駐車制御部は、出庫時刻よりも所定時間前に、少なくとも一回、前記第2の予測指標が前記第1の予測指標よりも前記目標指標に近い場合に、車両を前記第2の予測指標に対応した前記駐車スペースへ駐車させる
    ことを特徴とする自動駐車支援装置。
  5. 請求項1から請求項4の何れか一項に記載の自動駐車支援装置において、
    前記駐車制御部は、継続的に、前記第2の予測指標が前記第1の予測指標よりも前記目標指標に近い場合に、車両を前記第2の予測指標に対応した前記駐車スペースへ駐車させる
    ことを特徴とする自動駐車支援装置。
  6. 請求項1から請求項5の何れか一項に記載の自動駐車支援装置において、
    前記駐車制御部は、前記第2の予測指標が前記第1の予測指標よりも前記目標指標に近く、かつ、前記第2の予測指標と前記目標指標との差が所定値以下である場合に、車両を前記第2の予測指標に対応した前記駐車スペースへ駐車させる
    ことを特徴とする自動駐車支援装置。
  7. 請求項1から請求項6の何れか一項に記載の自動駐車支援装置において、
    前記駐車制御部は、複数の前記駐車スペースのうち、前記第2の予測指標と前記目標指標との差が最も小さい前記駐車スペースへ車両を駐車させる
    ことを特徴とする自動駐車支援装置。
  8. 請求項1から請求項7の何れか一項に記載の自動駐車支援装置において、
    前記駐車制御部は、前記駐車場から他車両が出庫したときに、前記第2の予測指標が前記第1の予測指標よりも前記目標指標に近い場合に、車両を前記第2の予測指標に対応した前記駐車スペースへ駐車させる
    ことを特徴とする自動駐車支援装置。
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