JP2019030583A - 歯ブラシ - Google Patents

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Abstract

【課題】細いハンドル体であっても操作性に優れ種々の把持方法にも対応可能な歯ブラシを提供する。【解決手段】ハンドル部30は、植毛面11と直交する正面視で長軸方向に沿って配置され、側面方向の幅が、両側で対称に連続的に変化する複数の側面側極大部と、側面側極大部の間に配置され側面方向の幅が、両側で対称に連続的に変化する側面側極小部と、側面視で長軸方向に沿って配置され、厚さが連続的に変化する複数の正面側極大部51、52と、正面側極大部の間に配置され厚さが連続的に変化する正面側極小部53と、背面側におけるネック部20とハンドル部との境界31から後端側に略直線状に延びる第1ストレート部54とを有する。ネック部は、背面側にヘッド部の後端から境界に向けて直線状に延びる第2ストレート部22を有する。境界は、最も先端側に位置する正面側極大部よりも先端側に、厚さが連続的に変化する背面側極大部55を有する。【選択図】図2

Description

本発明は、歯ブラシに関するものである。
一般的な歯ブラシは、毛束が植設されるヘッド部、使用時に把持されるハンドル部、及びヘッド部とハンドル部とを接続するネック部を備えるハンドル体と、ヘッド部の植毛面に用毛の毛束が植設されてなる植毛部とを備えるものである。
口腔内清掃器具である歯ブラシにおいては、最も必要な機能である清掃効果を高めるために、奥歯の歯面、咬合面、歯間部、歯頸部等の全ての清掃対象部位に対し植毛部を適切に当接させるには、ネック部を細くして、口腔内での操作性を高めることが有効とされている。ところが、単にネック部を細くして口腔内における歯ブラシの操作性を高めようとすると、ハンドル体の強度が不足したり、ネック部の撓み量が大きくなりすぎて、清掃効果が低下しやすい。
そこで、特許文献1には、ネック部の断面輪郭をヘッド部からハンドル部に向かうに従い特定の形状に変化させ、ネック部の撓み方向を段階的に規制することで、ネック部を細くしても、高い清掃効果が得られる歯ブラシが開示されている。
特開2013−118944号公報
しかしながら、ネック部を含む細いハンドル体では、把持した際の十分なフィット感や安定感が得られず操作性が低下する可能性がある。そのため、ハンドル体を把持した際に滑りやすくなり、口中の所望部位にヘッド部を正確に挿入しづらくなったり、ブラッシング圧を適切にコントロールしづらいという問題が生じる。また、ハンドル体を把持する際には、例えば、ペングリップやパームグリップ等の把持方法を用いることがあるが、上記の歯ブラシではこのような把持方法には十分に対応しているとはいえない。
本発明は、以上のような点を考慮してなされたもので、細いハンドル体であっても操作性に優れ種々の把持方法にも対応可能な歯ブラシを提供することを目的とする。
本発明の第1の態様に従えば、長軸方向の先端側に配置され植毛面に毛束が植設されたヘッド部と、該ヘッド部の後端側に延設されたネック部と、該ネック部の後端側に延設されたハンドル部とを備え、前記ハンドル部は、前記植毛面と直交する正面方向から視た正面視で前記長軸方向に沿って配置され、前記長軸方向及び前記正面方向と直交する側面方向の幅が、両側で対称に連続的に変化する複数の側面側極大部と、前記側面側極大部の間に配置され前記側面方向の幅が、両側で対称に連続的に変化する側面側極小部と、前記正面方向の前記植毛面側に、前記側面方向から視た側面視で前記長軸方向に沿って配置され、厚さが連続的に変化する複数の正面側極大部と、前記正面側極大部の間に配置され前記厚さが連続的に変化する正面側極小部と、前記正面方向の前記植毛面とは逆側の背面側における前記ネック部と前記ハンドル部との境界よりも前記後端側に配置され、前記境界から前記後端側に略直線状に延びるストレート部とを有し、前記境界は、最も先端側に位置する前記正面側極大部よりも前記先端側に配置され、厚さが連続的に変化する背面側極大部を有することを特徴とする歯ブラシが提供される。
また、上記本発明の一態様に係る歯ブラシにおいて、前記ハンドル部の外周面は、硬質樹脂で形成された硬質部と、軟質樹脂で形成された軟質部とを有し、最も前記先端側に配置された前記正面側極大部は、前記軟質部を含むことを特徴とする。
また、上記本発明の一態様に係る歯ブラシにおいて、最も前記先端側に配置された前記正面側極大部の前記軟質部は、当該軟質部の周囲の前記硬質部よりも突出していることを特徴とする。
また、上記本発明の一態様に係る歯ブラシにおいて、最も前記先端側に配置された前記正面側極大部の前記軟質部は、前記長軸方向に間隔をあけて複数配置されていることを特徴とする。
また、上記本発明の一態様に係る歯ブラシにおいて、前記ヘッド部の最小厚さは、2mm以上、4mm以下であり、前記ネック部の前記正面方向の最小厚さ及び前記側面方向の最小幅は、それぞれ3.0mm以上、4.5mm以下であることを特徴とする。
本発明では、細いハンドル体であっても操作性に優れ種々の把持方法にも対応可能な歯ブラシを提供することが可能である。
本発明の実施の形態を示す図であって、歯ブラシ1の正面図である。 同歯ブラシ1の側面図である。 同歯ブラシ1の背面図である。
以下、本発明の歯ブラシの実施の形態を、図1ないし図3を参照して説明する。
なお、以下の実施形態は、本発明の一態様を示すものであり、この発明を限定するものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で任意に変更可能である。また、以下の図面においては、各構成をわかりやすくするために、実際の構造と各構造における縮尺や数等を異ならせている。
図1は、歯ブラシ1の正面図である。図2は、歯ブラシ1の側面図である。図3は、歯ブラシ1の背面図である。
本実施形態の歯ブラシ1は、長軸方向の先端側(以下、単に先端側と称する)に配置され用毛の毛束が植毛されたヘッド部10と、ヘッド部10の長軸方向後端側(以下、単に後端側と称する)に延設されたネック部20と、ネック部20の後端側に延設されたハンドル部30(以下、ヘッド部10とネック部20とハンドル部30とを合わせてハンドル体2と称する)とを備える。
ヘッド部10は、厚さ方向の一方側に植毛面11を有している。なお、以後、上記厚さ方向で植毛面11側を、正面方向の正面側とし、植毛面と反対側を背面側とし、上記厚さ方向及び長軸方向と直交する方向を側面方向とする。植毛面11には、植毛穴12が複数形成されている。植毛穴12には、用毛の毛束(図示せず)が植設されている。
ヘッド部10の幅W1、すなわち正面側において植毛面11と平行で、長軸方向と直交する側面方向の幅(以下、単に幅と称する)W1は、特に限定されず、例えば、7mm以上、13mm以下が好ましい。上記下限値以上であれば、毛束を植設する面積を十分に確保でき、上記上限値以下であれば、口腔内での操作性をより高められる。
ヘッド部10の長さL1は、特に限定されず、例えば、10mm以上、33mm以下が好ましい。長さL1が上記下限値以上であれば、毛束を植設する面積を十分に確保でき、上記上限値以下であれば、口腔内での操作性をより高められる。
ヘッド部10の厚さt1は、材質等を勘案して決定でき、2.0mm以上、4.0mm以下が好ましい。厚さt1が上記下限値以上であれば、ヘッド部10の強度をより高められ、上記上限値以下であれば、奥歯の奥への到達性を高められるとともに、口腔内での操作性をより高められる。
ネック部20の長さL2は、ヘッド部10を口腔内に挿入したときにネック部20が唇に触れるために、40mm以上、70mm以下であることが好ましい。
ネック部20の幅W2は、最小値となる位置から後端側に漸次大きくなるように形成されている。本実施形態におけるネック部20は、幅W2が最小値となる位置21から後端側に向かうのに従って漸次大きくなるように形成されている。また、ネック部20は、厚さt2が、最小となる位置21から後端側に向かうのに従って漸次大きくなるように形成されている。
最小となる位置21における幅と厚みはいずれも3.0mm以上、4.5mm以下が好ましい。上記下限値以上であれば、ネック部20の強度をより高められ、上記上限値以下であれば、唇が閉じやすく、また奥歯への到達性を高められるとともに、口腔内での操作性をより高められる。最小値となる位置21から後端側に向かうのに従って漸次大きくなるように形成されているネック部20の幅W2及び厚さt2は、材質等を勘案して決定できる。
本実施形態では、図2に示すように、ネック部20の正面側は、植毛面11と平行に延びている。また、ネック部20の背面側は、ヘッド部10の後端(位置21)を起点として後端側に向かうのに従って、漸次植毛面11とは離れる下方に向かって傾斜している。
背面側におけるネック部20とハンドル部30との境界31は、側面視において境界31よりも先端側に配置されて背面側に極率中心を有する曲面32と、境界31よりも後端側に配置されて背面側に曲率中心を有する曲面33とが交差する箇所の稜線によって形成されている。曲面32の先端側はネック部20の背面側に接している。
正面側におけるネック部20とハンドル部30との境界36は、側面視において、境界36よりも先端側に配置され正面側に曲率中心を有する曲面38と、境界36よりも後端側に配置された背面側に曲率中心を有する曲面37とが交差する箇所によって形成されている。曲面37は、後述する第3極大部51と接している。
ネック部20の後端側の位置は、境界31、36によって定義される。長軸方向で境界31、36の位置が異なる場合、ネック部20の長さL2は、位置21からの距離が長い境界31までの距離で定義される。なお、境界31の詳細については後述する。
ハンドル部30は、図1の正面視及び図3の背面視に示されるように、長軸方向に沿って配置され、側面方向の幅が、両側で対称に連続的に変化する複数(本実施形態では二つ)の第1極大部(側面側極大部)41及び第2極大部(側面側極大部)42と、第1極大部41及び第2極大部42の間に配置され側面方向の幅が、両側で対称に連続的に変化する第1極小部(側面側極小部)43とを備えている。第1極大部41及び第2極大部42は、それぞれ中心Cからの距離が最大値となる長軸方向の位置に向かうのに従って中心Cからの距離が漸次増加する円弧輪郭を有している。第1極小部43は、中心Cからの距離が、最小値となる長軸方向の位置に向かうのに従って中心Cからの距離が漸次減少する円弧輪郭を有している。
ハンドル部30は、図2の側面視に示されるように、正面側において第1極大部41及び第2極大部42のそれぞれの長軸方向の位置近傍に配置され、厚さが連続的に変化する複数(本実施形態では二つ)の第3極大部(正面側極大部)51及び第4極大部(正面側極大部)52と、第3極大部51及び第4極大部52の間に配置され厚さが連続的に変化する第2極小部(正面側極小部)53とを備えている。第3極大部51及び第4極大部52は、それぞれ厚さが最大値となる長軸方向の位置に向かうのに従って厚さが漸次増加する円弧輪郭を有している。第2極小部53は、厚さが最小値となる長軸方向の位置に向かうのに従って厚さが漸次減少する円弧輪郭を有している。
第3極大部51は、第1極大部41よりも先端側に配置され指当て部となる。第4極大部52は、第2極大部42よりも先端側に配置されている。
ハンドル部30は、背面側の境界31よりも後端側に配置され、側面視において境界31から後端側に向けて略直線状に延びるストレート部54を有している。ストレート部54の先端側は、曲面33に接している。
図2に示すように、境界31は、最も先端側に位置する第3極大部51よりも先端側に配置されている。境界31は、厚さが連続的に変化する第5極大部(背面側極大部)55を有している。第5極大部55は、上述した背面側に曲率中心を有する曲面32、33によって厚さが連続的に背面側に増加する形状に形成されている。
ハンドル部30の長さL3は、特に限定されず、例えば、90〜200mmとされる。
前記第1極大部41および前記第2極大部42の幅は、10.5mm以上、14mm以下が好ましい。前記第2極大部42の幅は、前記第1極大部41の幅よりも大きいことが好ましい。前記第1極小部43の幅は、8.5mm以上、10.5mm以下が好ましい。
第1極大部41の幅と第1極小部43の幅の差は1.5mm以上、3.0mm以下が好ましい。
第2極大部42の幅と第1極小部43の幅の差は2.5mm以上、4.5mm以下が好ましい。
「第1極大部41の幅」/「第1極小部43の幅」で表される比率は1.1以上、1.3以下が好ましい。
「第2極大部42の幅」/「第1極小部43の幅」で表される比率は1.3以上、1.5以下が好ましい。
前記第3極大部51および前記第4極大部52の厚みは、8mm以上、11mm以下が好ましい。前記第4極大部52の厚さは、前記第3極大部51の厚さよりも大きいことが好ましい。前記第2極小部53の幅は、6mm以上、8mm以下が好ましい。
第3極大部51の厚みと第2極小部53の厚みの差は1.5mm以上、3.0mm以下が好ましい。
第4極大部52の厚みと第2極小部53の厚みの差は2.5mm以上、4.5mm以下が好ましい。
「第3極大部51の厚み」/「第2極小部53の厚み」で表される比率は1.1以上、1.5以下が好ましい。
「第4極大部52の厚み」/「第2極小部53の幅」で表される比率は1.3以上、1.7以下が好ましい。
ハンドル体2は、全体として長尺状に一体成形されたものであり、例えば、樹脂を材料とし射出成形により得られるものである。ハンドル体2は、硬質樹脂で形成された硬質部と、軟質樹脂で形成された軟質部とを有している。ハンドル体2のうち、ヘッド部10及びネック部20は、硬質部で形成されている。
ハンドル体2のうち、ハンドル部30は、正面側の第3極大部51を含む位置に設けられた軟質部61と、正面側の後端部から背面側の境界31の近傍に跨って設けられた軟質部62とを有している。
軟質部61は、長軸方向に間隔をあけて配置された軟質部61a、61b、61cを有している。軟質部61a〜61cは、周囲の硬質部よりも、例えば、0.5mm程度突出して設けられている。前記突出の形状は、幅方向に溝を有する凹凸形状であってもよい。
硬質樹脂としては、一例として、曲げ弾性率(JIS7171)が1000MPa以上2200MPa以下である樹脂が挙げられ、例えば、ポリプロピレン樹脂(PP)、ポリアセタール樹脂(POM)、ポリスチレン樹脂(PS)、ポリエチレンテレフタレート樹脂(PET)、ポリブチレンテレフタレート樹脂(PBT)、アクリロニトリルブタジエンスチレン樹脂(ABS)、ポレアリレート樹脂(PAR)、ポリカーボネート樹脂(PC)、アクリロニトリルスチレン樹脂(AS)などが挙げられる。これらの中でも、コスト面を考慮すると汎用樹脂であるポリプロピレン樹脂が好ましい。
軟質樹脂としては、一例として、ショア硬度Aが90以下のものが好ましく、ショア硬度Aが50〜80のものがより好ましい。軟質樹脂としては、例えば、エラストマー(例えば、オレフィン系エラストマー、スチレン系エラストマー、ポリエステル系エラストマー、ポリウレタン系熱可塑性エラストマー等)、シリコーンが挙げられる。
毛束は、複数の用毛を束ねたものである。植毛面11から毛束の先端までの長さ(毛丈)は、毛束に求める毛腰等を勘案して決定でき、例えば、6〜13mmとされる。全ての毛束は同じ毛丈であってもよいし、相互に異なっていてもよい。
毛束の太さ(毛束径)は、毛束に求める毛腰等を勘案して決定でき、例えば、1〜3mmとされる。全ての毛束は同じ毛束径であってもよいし、相互に異なっていてもよい。
毛束を構成する用毛としては、例えば、毛先に向かって漸次その径が小さくなり、毛先が先鋭化された用毛(テーパー毛)、植毛面11から毛先に向かいその径がほぼ同一である用毛(ストレート毛)等が挙げられる。ストレート毛としては、毛先が植毛面11に略平行な平面とされたものや、毛先が半球状に丸められたものが挙げられる。
用毛の材質は、例えば、6−12ナイロン(6−12NY)、6−10ナイロン(6−10NY)等のポリアミド、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリトリメチレンテレフタレート(PTT)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリブチレンナフタレート(PBN)等のポリエステル、ポリプロピレン(PP)等のポリオレフィン、ポリオレフィン系エラストマー、スチレン系エラストマー等のエラストマー樹脂等が挙げられる。これらの樹脂材料は、1種単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。また、用毛としては、芯部と該芯部の外側に設けられた少なくとも1層以上の鞘部とを有する多重芯構造を有するポリエステル製用毛が挙げられる。
用毛の横断面形状は、特に限定されず、真円形、楕円形等の円形、多角形、星形、三つ葉のクローバー形、四つ葉のクローバー形等としてもよい。全ての用毛の断面形状は同じであってもよいし、異なっていてもよい。
用毛の太さは、材質等を勘案して決定でき、横断面が円形の場合、例えば、6〜9mil(1mil=1/1000inch=0.025mm)とされる。また、使用感、刷掃感、清掃効果、耐久性等を考慮して、太さの異なる複数本の用毛を任意に組み合わせて用いてもよい。
上記歯ブラシをパームグリップまたはペングリップで握った際の作用について説明する。
(パームグリップの場合)
パームグリップで握る際は、ハンドル部30に設けられた第1極小部43及び第2極小部53の周囲方向に中指を当接して把持することで、自然と第2極大部42及び第4極大部52の周囲方向に薬指と小指がフィットするように当接されて、安定した把持性が得られる。また、第1極大部41及び第3極大部51には、人差し指と親指が自然とフィットするように当接されるため、さらに安定した把持性が得られる。このように、細いハンドル体であっても把持した際に十分なフィット感と安定感が得られる。
また、ハンドル部30の背面側に略ストレート部54が設けられているため、正面と背面側がいずれも極大部で構成されている場合よりも指へのフィット感が過度にならず、細いハンドル体であっても把持した際に適度なフィット感が得られる。加えて、ストレート部54の略延長線上にヘッド部10が配置されているため、ハンドル部30を把持した際のヘッド部10との相対位置関係の誤差が少なくなり、口中の所望の部位にヘッド部10を正確に挿入でき、狙った部位を磨きやすくなる。
(ペングリップの場合)
ペングリップで握る際は、ハンドル部30に設けられた第1極大部41及び第3極大部51及びストレート部54を親指と人差し指と中指で固定するように把持することで、前記極大部が当接した指に食い込むようにフィットでき、安定感が得られる。また、背面側におけるネック部20とハンドル部30との境界31に第5極大部55が設けられており、前記第5極大部55は最も先端側の第3極大部51よりも先端側に配置されていることで、当接した指が滑りにくくなる。このように、細いハンドル体であっても把持した際に十分なフィット感と安定感が得られる。
また、上記の歯ブラシ1においては、第3極大部51に軟質部61が周囲の硬質部よりも突出して設けられているため、指に食い込むようにフィットし、滑り止め効果(ブラッシング時の安定感)を一層向上させることができる。また、第3極大部51に軟質部61が配置されていることにより、指あて位置およびブラシの届く位置の視認性、触感認識性が向上する。さらに、上記の歯ブラシ1においては、軟質部61が長軸方向に間隔をあけて複数配置されているため、指当て位置を適宜選択することで、一定の力の入れ方でも歯や歯ぐきにかかるブラッシング圧を容易にコントロールできる。
また、前記第5極大部55を有することで、ネック部20は、ヘッド部10からハンドル部30に向かって漸次厚くなっていることから、ヘッド部10に下側への荷重が加わった際に撓み難くなる。そのため、本実施形態の歯ブラシ1においては、ネック部20の適度な撓みによりブラッシング圧を適度にコントロールできる。
以上、添付図面を参照しながら本発明に係る好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。上述した例において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
例えば、上記実施形態では、歯ブラシ1が硬質部及び軟質部を備える構成を例示したが、この構成に限定されず、硬質部のみを備える構成であっても本発明を適用可能である。
また、上記実施形態では、軟質部61が三つの軟質部61a〜61cを有する構成を例示したが、軟質部は、一つ〜二つ、又は四つ以上であってもよい。また、上記実施例では、軟質部61の形状は3つとも楕円形状であるが、円形、多角形であってもよく、異なる形状の組合せでもよい。
また、上記実施形態では、二つの第1極大部41、第2極大部42及び二つの第3極大部51、第4極大部52がそれぞれ設けられる構成を例示したが、この構成に限定されず、ぞれぞれ三つ以上が設けられる構成であってもよい。この場合、隣り合う第1極大部及び第2極大部の間に第1極小部を配置し、隣り合う第3極大部及び第4極大部の間に第2極小部を配置すればよい。
1…歯ブラシ、 10…ヘッド部、 20…ネック部、 30…ハンドル部、 41…第1極大部(側面側極大部)、 42…第2極大部(側面側極大部)、 43…第1極小部(側面側極小部)、 51…第3極大部(正面側極大部)、 52…第4極大部(正面側極大部)、 53…第2極小部(正面側極小部)、 54…ストレート部、 55…第5極大部(背面側極大部)、 61、61a〜61c…軟質部、 C…幅方向中心

Claims (5)

  1. 長軸方向の先端側に配置され植毛面に毛束が植設されたヘッド部と、
    該ヘッド部の後端側に延設されたネック部と、
    該ネック部の後端側に延設されたハンドル部とを備え、
    前記ハンドル部は、前記植毛面と直交する正面方向から視た正面視で前記長軸方向に沿って配置され、前記長軸方向及び前記正面方向と直交する側面方向の幅が、両側で対称に連続的に変化する複数の側面側極大部と、
    前記側面側極大部の間に配置され前記側面方向の幅が、両側で対称に連続的に変化する側面側極小部と、
    前記正面方向の前記植毛面側に、前記側面方向から視た側面視で前記長軸方向に沿って配置され、厚さが連続的に変化する複数の正面側極大部と、
    前記正面側極大部の間に配置され前記厚さが連続的に変化する正面側極小部と、
    前記正面方向の前記植毛面とは逆側の背面側における前記ネック部と前記ハンドル部との境界よりも前記後端側に配置され、前記境界から前記後端側に略直線状に延びるストレート部とを有し、
    前記境界は、最も先端側に位置する前記正面側極大部よりも前記先端側に配置され、厚さが連続的に変化する背面側極大部を有することを特徴とする歯ブラシ。
  2. 前記ハンドル部の外周面は、硬質樹脂で形成された硬質部と、軟質樹脂で形成された軟質部とを有し、
    最も前記先端側に配置された前記正面側極大部は、前記軟質部を含むことを特徴とする請求項1記載の歯ブラシ。
  3. 最も前記先端側に配置された前記正面側極大部の前記軟質部は、当該軟質部の周囲の前記硬質部よりも突出していることを特徴とする請求項2記載の歯ブラシ。
  4. 最も前記先端側に配置された前記正面側極大部の前記軟質部は、前記長軸方向に間隔をあけて複数配置されていることを特徴とする請求項2または3に記載の歯ブラシ。
  5. 前記ヘッド部の最小厚さは、2mm以上、4mm以下であり、
    前記ネック部の前記正面方向の最小厚さ及び前記側面方向の最小幅は、それぞれ3.0mm以上、4.5mm以下であることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の歯ブラシ。
JP2017154340A 2017-08-09 2017-08-09 歯ブラシ Pending JP2019030583A (ja)

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