JP2019030319A - チューインガムを形成する方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ガムシートを形成し、ガムシートから又はガムシートへの熱移動を容易にするための改良を与え、広い幅のガム塊のシートを生産することができ、粉末ダスティング材料の必要性も排除することができる、ガムシートを形成する方法の提供。【解決手段】第1のローラー194及び第2のローラー196を含む一対のローラーを提供する工程と、前記一対のローラーの間の間隙を通してガム塊を移動させることにより、約0.3mm〜10mmの間の実質的に均一な厚さ及び単に50cm以上の幅を有する実質的に連続して平坦なガムシートにガム塊をサイズ決定する工程とを含む、ガムを形成する方法。【選択図】図1

Description

本発明は、ガム製造方法およびシステムに関し、より具体的には、ガム形成システムお
よび方法に関する。
典型的には、ガム製品を製造および梱包するプロセスは、長い時間を要し、しかもかな
りの量の設備を伴う。ガム製品を製造および包装するプロセスは、加工済みガムを不均一
な産出物として混合し生産すること、この加工済みガムをローフ(一塊、loaves)
へと押出して形成すること、加工済みガムのローフを調節(コンディショニング)するこ
と、このローフを加工済みガムの連続的な薄いシートへと押出すこと、この連続シートを
、一連のローラーを通して均一な減少された厚さへと圧延(rolling)すること、
シートを個々のスコアリングされたシートへとスコアリング(切り目入れ、scorin
g)および分割すること、個々のシートを調節ルームの中で調節すること、シートをガム
片へと分割すること、およびガム片を梱包することを含みうる。ガム製品を製造および梱
包するこのようなプロセスは、本譲受人の被合併会社に譲渡された米国特許第6,254
,373号(特許文献1)、および本譲受人に譲渡された米国特許出願第12/352,
110号に開示されており、これらの教示および開示は、参照によりその全体を、本開示
と矛盾しない程度まで、本願明細書に援用したものとする。
従来のサイズ決定(サイジング、sizing)設備は、小さい矩形のオリフィス(例
えば約25mm×457mmの寸法を有する矩形のオリフィス)を通してチューインガム
を押し進めるサイズ決定押出機を具える場合がある。オリフィスのサイズが小さくなるに
つれて、比較的大きい量の力が必要とされる(十分な産出量/生産量のためには例えば3
0HPの駆動力が必要とされる可能性がある)。典型的には、サイズ決定押出機を出る製
品は、依然としてかなり厚い。結果として、多くの先行のシステムは、典型的には、およ
そ25mmから典型的には約2〜6mmまでガムの厚さを漸進的に減少させるために、コ
ンベヤーベルトの上に順番に配置された一連のサイズ決定ローラーを採用する。ローラー
へのガムの付着を防止するために、好適な粉末剤を用いたダスティング(粉付け、dus
ting)が用いられることが典型的である。このあと、スコアリングロールおよび分割
ロールが使用されて薄い板ガム、またはいくらか短くおよびずんぐりした厚板のガム、ま
たはペレットが生成されてもよい(上記の板ガム、厚板、ペレットまたは他の寸法のガム
のいずれも、「サイズ決定されたガム」と呼ばれることがある)このような従来のライン
は、典型的には、梱包の前にかなりの量の、後に続く冷却および/または調節を必要とす
ることにもなろう。なぜなら、暖かく曲がりやすい製品は、うまく梱包されないからであ
る。
米国特許第6,254,373号明細書
本発明は、ガム製品を製造および梱包するこのような先行のシステムおよび方法に対す
る改良に向けられる。
ガムを形成する方法であって、第1のローラーおよび第2のローラーを含む一対のロー
ラーを提供する工程と、流れ方向において前記ローラーの間の間隙の方へガム塊を移動さ
せる工程と、前記一対のローラーを介して、前記ガム塊を、約0.3mm〜10mmの実
質的に均一な厚さを有する実質的に連続して平坦なガムシートにサイズ決定する工程と、
を含み、前記サイズ決定する工程により、前記サイズ決定する工程の上流の前記ガムの断
面積の少なくとも30%が、前記流れ方向から離れて偏向する、方法が開示される。
ガムを形成する方法であって、第1のローラーおよび第2のローラーを含む一対のロー
ラーを提供する工程と、流れ方向において前記ローラーの間の間隙の方へガム塊を移動さ
せる工程と、前記一対のローラーを介して、前記ガム塊を、約0.3mm〜10mmの実
質的に均一な厚さを有する実質的に連続して平坦なガムシートにサイズ決定する工程と、
を含み、前記一対のローラーを介してサイズ決定する工程が、前記一対のローラーの間の
間の間隙の方へ前記ガム塊を引っ張り、前記間隙を通過させ、前記一対のローラーに近接
する前記ガム塊の表面領域が、前記一対のローラーの遠位に配置される前記ガム塊のより
内部の領域より大きな速度で前記一対のローラーにより引っ張られる、方法もまた、開示
される。
ガムを形成する方法であって、第1のローラーおよび第2のローラーを含む一対のロー
ラーを提供する工程と、流れ方向において前記ローラーの間の間隙の方へガム塊を移動さ
せる工程と、前記一対のローラーを介して、前記ガム塊を、約0.3mm〜10mmの実
質的に均一な厚さを有する実質的に連続して平坦なガムシートにサイズ決定する工程と、
を含み、前記サイズ決定する工程が、前記ガム塊を実質的に連続して平坦な前記ガムシー
トに形成するのに0.009KWH/kg以下のエネルギーを消費する、方法もまた、開
示される。
ガムを形成する方法であって、第1のローラーおよび第2のローラーを含む一対のロー
ラーを提供する工程と、流れ方向において前記ローラーの間の間隙の方へガム塊を移動さ
せる工程と、前記一対のローラーを介して、前記ガム塊を、約0.3mm〜10mmの実
質的に均一な厚さを有する実質的に連続して平坦なガムシートにサイズ決定する工程と、
特定の材料を前記ガム塊または前記一対のローラーに適用せずに前記サイズ決定する工程
の間、前記ガム塊が、前記一対のローラーに付着することを防ぐ工程とを含み、前記サイ
ズ決定する工程が、前記ガム塊を実質的に連続して平坦な前記ガムシートに形成するのに
0.009KWH/kg以下のエネルギーを消費する、方法がさらに開示される。
ガムを形成する方法であって、第1のローラーおよび第2のローラーを含む一対のローラーを提供する工程と、単に、前記一対のローラーの間の間隙を通してガム塊を移動させることにより、約0.3〜10mmの間の実質的に均一な厚さ、180cm以上の長さおよび50cm以上の幅を有する実質的に連続して平坦なガムシートにガム塊をサイズ決定する工程と、を含む方法もなおさらに開示される。
ガムを形成する方法であって、第1のローラーおよび第2のローラーを含む一対のロー
ラーを提供する工程と、流れ方向において前記ローラーの間の間隙の方へガム塊を移動さ
せる工程と、前記一対のローラーを介して、前記ガム塊を、約0.3mm〜10mmの実
質的に均一な厚さを有する実質的に連続して平坦なガムシートにサイズ決定する工程と、
前記一対のローラーの少なくとも1つに適用される液体離型剤により、前記サイズ決定す
る工程の間、前記ガム塊が前記一対のローラーに付着することを防ぐ工程とを含み、前記
離型剤の少なくとも一部が、前記サイズ決定する工程の後、前記ガムに残存する、方法も
また、開示される。
本願明細書に組み込まれかつ本願明細書を形成する添付の図面は本発明のいくつかの態
様を具体化し、発明の詳細な記載と共に、本発明の本質を説明するのに用いられる。
ガム形成システムを具える、本発明の第1の実施形態に係るガム製造システムの、一部分は概略図で、一部分は斜視図である。 最終のガム製品の即座の梱包のためのガム形成システムおよびガム冷却トンネルを具える、本発明の第2の実施形態に係るガム製造システムの、一部分は概略図で、一部分は斜視図である。 バッチ式の混合機およびガム形成システムへの連続供給を具える、第3の実施形態に係るガム製造システムの、一部分は概略図で、一部分は斜視図である。 第4の実施形態に係るガム製造システムの、一部分は概略図で、一部分は斜視図である。 構造フレームに固定されたローラーの組を具えるガム形成システムのクロスウェブ図の概略図であり、ほぼ均一なクロスウェブ間隙がローラー対の間に設けられている。 図5のガム形成システムのクロスウェブ図の概略図であり、ローラー対の間のたわみを示す。 本発明の1つの実施形態に係る一対の供給ローラーを具えるホッパーの斜視上面図である。 本発明の1つの実施形態に係る冷却トンネルを具える1つのローラー対の断面図である。 本発明の1つの実施形態に係る独立型の冷却ローラーの斜視図である。 本発明の1つの実施形態に係る冷やされたコンベヤーベルトの概略図である。 本発明の1つの実施形態に係る複数の伝熱ローラーを具えるガム形成システムの概略図である。 本発明の1つの実施形態に係るガム形成システムの断面図である。 本発明の1つの実施形態に係るガムの速度分布の略図である。
本発明は、特定の好ましい実施形態に関連して記載されるが、本発明をそれらの実施形
態に限定することは意図されていない。逆に、添付の特許請求の範囲によって定められる
本発明の趣旨および範囲の中に含まれるすべての代替の態様、改変物および均等物を包含
することが意図されている。
以下の開示は、本開示に係る特定の実施形態形態を説明しており、ガムシートを形成し
、ガムシートからまたはガムシートへの熱移動を容易にするための改良を与える。一実施
形態において、システムは、ガム構造/塊を、所望の厚さおよび幅を有する連続ウェブま
たはシートに形成し、同時にガムに温度制御を与えるためのローラーのセットを含む。こ
のシステムは、ガム塊を、従来のラインより低い変動である所望の幅および厚さを含むガ
ムシートに形成する。さらに、このシステムは、ガム塊の厚さを所望のシート厚さに徐々
に減少させるために従来のガムラインにおけるサイズを合わせるタイプの押出機および一
連のローラーの必要性を排除できる。サイズを合わせるタイプの押出機の使用を除外する
ことによって、このシステムは、サイズを合わせる型の押出機を含む従来のラインより非
常に低いエネルギーで作動できる。したがって、このシステムは、ガム構造または塊を所
望の厚さのガムシートに変形させる場合のエネルギー消費および剪断力を減少させ得るの
で、ガム中の成分の剪断または温度感受性を十分に保存する可能性を有する。
さらに、このシステムは、従来のラインのサイズ決定タイプの押出機と比較して、はる
かに広い幅のガム塊のシートを生産することができ、粉末ダスティング材料の必要性も排
除することができる。粉末ダスティング材料の使用を解消することにより、切り替えのた
めの浄化時間は、従来の圧延スコアリングラインの数分の1に減少させることができ、こ
れにより生産停止時間を著しく減少させることができる。これは、ラインを運転する費用
全体をさらに減少させる。なぜなら、さらなるダスティング材料に対する必要性がないか
らである。従来のラインに勝るこれらの優位点に加えて、当該システムのローラーの組は
、ローラーの組がガム塊を所望の厚さおよび幅に圧縮するにつれて冷却をもたらすために
、冷やす(または、いくつかの実施形態では加熱する)こともできる。それゆえ、本発明
のいくつかの実施形態に係るシステムは、すべて一工程で、ガム塊を形成して、冷却する
かまたは加熱することができ、これにより従来のガムラインに勝る多くの優位点が明らか
になる。
さらに、本発明の実施形態に係る方法およびシステムを使用して製造されるガム製品は
、従来のガムラインを使用して生産されるガム製品とは構造的に区別することができる。
なぜなら、冷却ローラーを使用したガムの素早い冷却、および高せん断サイズ決定タイプ
の押出機、圧延サイズ減少のための複数のローラー、およびガムの長い冷却/調節を排除
することにより、当該システムは、ガムの異なる結晶化を生じる可能性があるからである
。さらに、本発明の実施形態のシステムは、粉末ダスティング材料の使用を排除すること
、および従来のガムラインを介して生産されるチューインガム製品と比較して、比較的小
さい厚さおよび幅の分散で、所望の厚さおよび幅を有するチューインガム製品を生産する
ことにより、審美的により心地よいチューインガム製品を生産することができる。
図1は、本発明の第1の実施形態に係るガム製造システム100を示す。ガム製造シス
テム100は、一般に、ガム混合システム102、ガム形成またはサイズ決定システム1
06、スコアリングローラー194、および分割ローラー196を具える。またガム製造
システム100は、ここでは、任意のローフ製造機104、および冷却トンネル200と
ともに示されている。スコアリングローラー194および/または分割ローラーは、冷却
トンネル200の下流に配置されてもよいことが示される。
ガム混合システム102は、ガム塊またはガム塊を構成するためのガム成分を加工する
ための種々の混合機要素および/または混合機供給システムを具える1つの混合機または
複数の混合機を具えてもよい。混合システム102の混合機は、例えば、バッチ式混合機
または連続混合機(押出機など)であってもよい。さらに、ガム混合システム102は、
いくつかの実施形態では、単に、それまでに形成されたガムを、そのあと成形することが
できる状態へと融解する融解システムであることもできよう。
システム106の態様によれば、ガム形成システム106はサイズ決定、可能な場合温
度制御(すなわち冷却または加熱)をもたらし、下流の漸進的な圧延操作を減少させる。
このガム形成システム106は、このあと説明されるように、サイズ決定タイプの押出機
(例えば、ガムの幅の広い薄いリボンを形成する押出機)を排除するためにも使用するこ
とができ、これにより、加工する力および温度を低下させ、加工のあいだ無傷で残る、せ
ん断または温度に敏感な成分の量を増加させるために使用することができる。ガム形成シ
ステム106は、種々のガム塊、例えば加工済みガム、加工済みガムベース、キャンディ
ーの小片を含むガムベースなどを形成するために使用されてもよい。本願明細書で論じら
れる実施形態のほとんどはガム構造物を含むが、エラストマー性の化合物を含有しない他
の菓子類も、形成ステーション106を使用して、形成、サイズ決定および/または調節
することができる。ガム混合システム102のさらなる詳細へと移る前に、最初に、ガム
構造物についてのいくつかの一般的な組成物の情報が与えられる。
チューインガム一般
チューインガムは、通常は決して飲み込まれない要素の大部分として、ゴムのような咀
嚼要素であるガムベースを含む。チューインガムは、甘味料、香料などを含む消費される
部分をも含み、また層状にまたは成分としてチューインガムに組み込まれる他のキャンデ
ィーまたは食品も含む。このガムベースは、ガムベースが、その材料に加工に対する弾力
性および弾性を導入し、また、熱をあまりよく伝えない比較的非伝導性のまたは絶縁性の
材料を与えるという点で、食品加工において比較的独特である。これは、特有の加工の困
難さをもたらす。加工に対して、加工されるガム製品の温度は、粘度に、ならびに弾性お
よび弾力性などの他の加工の特徴に大きい影響を及ぼす。
さらに、異なるタイプのガムのレシピも、加工の考慮事項を変えるであろうが、一般に
、同じ装置またはラインで異なるガムのレシピを運転したいという要望がある。成分のい
くつかは、まったく良好に加工に対応する。香料などの他の成分は、熱による短時間の放
出(flash off)にさらされる可能性があり、これにより、最終の消費できる製
品の中の香料の量が減少する可能性がある。封入された甘味料などの他の成分は、せん断
力(例えば、かなりの圧力、強力な混合、加工する力などに起因する)に敏感であり、従
って加工のあいだに損傷を受ける可能性がある。これらの要因は、すべて、ガムを小さい
小片サイズ部分へとサイズ決定することおよびガムの梱包における梱包のためにガムを調
節することに対して、異なる課題を与える。理解する目的で、いくつかの用語の定義およ
び典型的なガム組成物成分がこのあと論じられる。
本願明細書で使用する場合、「ガム構造物」、「ガム塊」、「または「ガムシート」と
しては、限定されるわけではないが、コンパウンディングされたエラストマーから、加工
済みガムの範囲に及ぶ(コンパウンディングされたエラストマーも加工済みガムも包含さ
れる)組成物が挙げられ、この加工済みガムは、いくつかのコンパウンディング助剤に加
えてコンパウンディングされたエラストマーを、マスターバッチのガムベースを、いくつ
かの後続のガム成分に加えてコンパウンディングされたエラストマーを、いくつかのガム
ベース成分およびいくつかの後続のガム成分に加えてコンパウンディングされたエラスト
マーを、ガムベースを、いくつかの後続のガム成分に加えてガムベースを、マスターバッ
チの加工済みガムを、ならびに加工済みガムを含んでもよい。
本発明に係るシステムおよび方法を説明する前に、本発明のシステムおよび方法の実施
形態を使用して形成することができる最も複雑なガム構造物、つまり加工済みガムを形成
する際に含まれるか、または含まれてもよいいくつかの典型的なガム構造物の一般的組成
物を論じることが有益である。
「加工済みガム」は、本願明細書で使用する場合、製品を消費者へと流通させるための
準備がほぼ整っているガム構造物を指す。従って、加工済みガムは、温度調節、形成、成
形、梱包およびコーティングをまだ必要とする可能性がある。しかしながら、このガム組
成物自体は、ほぼ完成している。加工済みガムのすべてが、同じ成分または同じ量の個々
の成分を有するわけではない。成分および成分の量を変えることにより、とりわけ質感、
香味および感覚は、異なる特徴を与えるように変えることができ、使用者のニーズを満た
すことができる。
一般に周知のように、加工済みガムは、一般に、水溶性のバルク部分、水不溶性のガム
ベース部分、および1以上の着香剤を含む。水溶性部分は、噛んでいる間に、長期にわた
って消散する。ガムベース部分は、咀嚼プロセス全体にわたって、口腔中に保持される。
加工済みガムは、典型的には、使用者の消費のための準備が整っている。
「加工済みガムベース」は、本願明細書で使用する場合、加工済みガムを形成するため
の後続のガム成分と組み合わされる必要しかない、ガムベース成分の十分な組み合わせを
含むガム構造物を指す。加工済みガムベースは、少なくとも、粘性が高い成分、弾性成分
、および軟化剤成分を含むチュアブルな粘弾性の物質である。例えば、典型的なガムベー
スは、エラストマーと、充填剤、樹脂および/または可塑剤のうちの少なくともいくつか
と、ポリ酢酸ビニルと、軟化剤(油、脂肪またはワックスなど)とを含んでもよい。例え
ば、何らの軟化剤の添加もない単にコンパウンディングされただけのエラストマーは、加
工済みガムベースではないであろう。なぜなら、それは、その噛みにくさ(不可能ではな
いとしても)のため、加工済みガム構造物で使用可能とは考えられないからである。
成分
ガム構造物は、種々のカテゴリーの非常に多くの成分を含んでもよい。本発明の種々の
実施形態に係るガム混合システムおよび方法は、以下の成分カテゴリー、すなわちエラス
トマー、増量剤、エラストマー可塑剤(樹脂を含む)、エラストマー溶剤、可塑剤、脂肪
、ワックス、充填剤、抗酸化物質、甘味料(例えば増量甘味料および高甘味度甘味料)、
シロップ/液体、香料、感覚剤(センセート)、増強剤、酸、乳化剤、着色料、および機
能性成分、の中の成分を含む(これらに限定されない)、いずれかおよびすべての公知の
成分を混合するために使用されてもよい。
不溶性のガムベースは、一般に、以下のカテゴリーに属する成分を含む:エラストマー
、エラストマー可塑剤(樹脂または溶剤)、可塑剤、脂肪、油、ワックス、軟化剤および
充填剤。各カテゴリーの中の代表的な成分のさらなる考察は、このあと与えられる。この
ガムベースは、加工済みガムの5〜95重量%、より典型的には加工済みガムの10〜5
0重量%、最も一般的には加工済みガムの20〜30重量%を構成してもよい。
加工済みガムの水溶性部分は、以下のカテゴリーに属する、後続のガム成分を含んでも
よい:軟化剤、増量甘味料、高甘味度甘味料、着香剤、酸、さらなる充填剤、機能性成分
およびこれらの組み合わせ。軟化剤は、ガムの咀嚼性および口あたりを最適化するために
、ガムに加えられる。軟化剤(可塑剤としても知られている)、可塑化剤または乳化剤は
、一般にガム構造物の約0.5〜15重量%を構成する。増量甘味料は、ガム構造物の5
〜95重量%、より典型的にはガムの20〜80重量%、最も一般的にはガムの30〜6
0重量%を構成する。高甘味度甘味料は、シュガーレス甘味料とともに存在してもよく、
そして、実際にシュガーレス甘味料とともに一般に使用される。使用されるとき、高甘味
度甘味料は、典型的には、ガム構造物の0.001〜5重量%、好ましくはチューインガ
ムの0.01〜3重量%を構成する。典型的には、高甘味度甘味料は、スクロースよりも
少なくとも20倍甘い。
香料は、一般に、チューインガムの約0.1〜15重量%、好ましくはガムの約0.2
〜5重量%、最も好ましくはガムの約0.5〜3重量%の範囲の量でガムの中に存在する
べきである。天然および人工の着香剤を使用してよく、いずれの感覚的許容できる様式で
組み合わされてもよい。
含まれるとき、酸は、典型的には、ガム構造物の約0.001〜5重量%を構成する。
着色料、機能性成分およびさらなる着香剤などの任意の成分も、ガム構造物の中に含ま
れてもよい。
一般的な共通成分に関してより一般的な概説が提供されたので、個々のカテゴリーの成
分についてのさらなる詳細および種々のカテゴリーの中の具体的な成分の例がこのあと提
供される。
エラストマー
ガム構造物に用いられるエラストマー(ゴム類)は、所望のガム構造物のタイプ、所望
のガム構造物の粘稠度、およびガム構造物で使用される他の成分などの様々な因子に応じ
て大幅に変更されよう。エラストマーは、当該技術分野で公知のいずれの水不溶性ポリマ
ーでもよく、チューインガムおよび風船ガムに利用されるような水不溶性ポリマーが含ま
れる。ガム構造物、特にガムベースに好適なポリマーの具体例としては、天然のエラスト
マーおよび合成エラストマーの両方が挙げられる。例えば、ガム構造物で好適なそれらポ
リマーとしては、カプシ(caspi)、チクル、天然ゴム、クラウンガム、ニスペロ(
nispero)、ロシジンハ(rosidinha)、ジェルトング(jeluton
g)、グアユール、ペリーロ(perillo)、ニガーグッタ(niger gutt
a)、ツヌ(tunu)、バラタ(balata)、ガッタパーチャ、レチカプシ(le
chi capsi)、ソルヴァ(sorva)、グッタカイ(gutta kay)な
どの(植物由来の)天然物、およびこれらの組み合わせが挙げられるが、これらに限定さ
れない。合成エラストマーの例としては、スチレン−ブタジエンコポリマー(SBR)、
ポリイソブチレン、イソブチレン−イソプレンコポリマー、ポリエチレン、ポリ酢酸ビニ
ルなど、およびこれらの組み合わせが挙げられるが、これらに限定されない。エラストマ
ーは、当該ガム構造物の約10%〜約60重量%、より一般的には約35〜40重量%を
構成する。
さらなる有用なポリマーとしては、架橋ポリビニルピロリドン、ポリメチルメタクリレ
ート;乳酸のコポリマー、ポリヒドロキシアルカノエート、可塑化エチルセルロース、ポ
リビニルアセテートフタレートおよびこれらの組み合わせが挙げられる。
エラストマー可塑剤
ガム構造物は、エラストマー物質の軟化を補助するエラストマー溶剤(本願明細書中で
はエラストマー可塑剤とも呼ばれる)を含有してもよい。このようなエラストマー溶剤と
して、当該技術分野で公知のエラストマー溶剤、例えば、α−ピネン、β−ピネンまたは
d−リモネンのポリマーなどのテルピネン樹脂、ロジンのメチル、グリセロールおよびペ
ンタエリスリトールエステルならびに水素化、二量化および重合ロジンなどの変性された
ロジンおよびガム、ならびにそれらの混合物を挙げることができる。本発明での使用に適
切なエラストマー溶剤の例として、部分的に水素化したウッドおよびガムロジンのペンタ
エリスリトールエステル、ウッドおよびガムロジンのペンタエリスリトールエステル、ウ
ッドロジンのグリセロールエステル、部分的に二量体化したウッドおよびガムロジンのグ
リセロールエステル、重合したウッドおよびガムロジンのグリセロールエステル、トール
油ロジンのグリセロールエステル、ウッドおよびガムロジンならびに部分的に水素化した
ウッドおよびガムロジンのグリセロールエステル、ならびにウッドおよびロジンの部分的
に水素化したメチルエステルなど、ならびにそれらの混合物を挙げてもよい。エラストマ
ー溶剤は、ガム構造物の約2重量%〜約15重量%、好ましくは約7重量%〜約11重量
%の量でガム構造物の中で用いてもよい。
可塑剤
ガム構造物はまた、様々な望ましい質感と粘稠特性をもたらすように、下記のワックス
のカテゴリーにも該当する、可塑剤または軟化剤を含んでもよい。これらの成分が低分子
量であることから、可塑剤および軟化剤はガム構造物の基本構造に侵入でき、これを可塑
性、かつ低粘度にすることになる。有用な可塑剤および軟化剤としては、トリアセチン、
水素化されていないの中鎖トリグリセリド、部分的に水素化された綿実油、大豆油、パー
ム油、パーム核油、ヤシ油、サフラワー油、獣脂油、カカオバター、α−ピネンから誘導
されるテルペン(terepene)樹脂、ラノリン、パルミチン酸、オレイン酸、ステ
アリン酸、ステアリン酸ナトリウム、ステアリン酸カリウム、グリセリルトリアセテート
、グリセリルレシチン、グリセリルモノステアレート、プロピレングリコールモノステア
レート、アセチル化モノグリセリド、グリセリンなど、およびこれらの混合物が挙げられ
る。ワックス、例えば、天然および合成のワックス、硬化植物油、ポリウレタンワックス
、ポリエチレンワックスなどの石油ワックス、パラフィンワックス、ソルビタンモノステ
アレート、獣脂、プロピレングリコール、それらの混合物なども、ガム構造物に組み込ん
でよい。可塑剤および軟化剤は通常、ガム構造物の約20重量%までの量、さらに具体的
にはガム構造物の約9重量%〜約17重量%の量でガム構造物に用いられる。
可塑剤としては、硬化植物油も挙げられてもよく、これには大豆油および綿実油が含ま
れ、単独または組み合わせて用いてよい。これらの可塑剤により、ガム構造物に良好な質
感および柔らかい噛感特性がもたらされる。これらの可塑剤および軟化剤は通常、ガム構
造物の約5重量%〜約14重量%の量、さらに具体的には約5重量%〜約13.5重量%
の量で用いられる。
脂肪
好適な油脂としては、部分的に水素化された植物性または動物性の脂肪、とりわけヤシ
油、パーム核油、牛脂、およびラードなどが挙げられる。これらの成分を使用する場合、
一般に、ガム構造物の重量の約7重量%まで、好ましくは約3.5重量%までの量で存在
する。
ワックス
いくつかの実施形態では、当該ガム構造物はワックスを含んでよい。使用されるワック
スとしては、合成ワックス(分枝状のアルカンを含有し単量体と共重合されたワックスな
ど。例えば、限定されないが、ポリプロピレンおよびポリエチレンおよびFischer
−Tropschタイプのワックス、石油ワックス(パラフィンなど))、ならびに微結
晶性ワックス、ならびに天然ワックス(ビーズワックス、カンデリラ、カルナウバ)、お
よびポリエチレンワックスなど、米糠ならびに石油を挙げてもよい。
これは、ポリマー混合物を軟化させ、かつガム構造物の弾性を改善する。存在する場合
、用いるワックスは、約60℃未満、好ましくは約45℃〜約55℃の融点を有するであ
ろう。低融点ワックスは、パラフィンワックスであってよい。ワックスは、ガム構造物の
約6重量%〜約10重量%、好ましくは約7重量%〜約9.5重量%の量でガム構造物に
存在してよい。
低融点ワックスに加えて、ガム構造物の約5重量%を上限とする量で、高融点を有する
ワックスをガム構造物中に使用してもよい。このような高融点ワックスとして、ビーズワ
ックス、植物性ワックス、カンデリラロウ、カルナウバロウ、ほとんどの石油ワックスな
ど、およびそれらの混合物が挙げられる。
充填剤
いくつかの実施形態では、本発明の教示に係るシステムおよび方法を使用して形成され
るガム構造物は、有効量の、充填剤および質感付与剤(textural agent)
として働きうる無機質アジュバントなどの増量剤も含んでよい。有用な無機質アジュバン
トとしては、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、アルミナ、水酸化アルミニウム、ケイ
酸アルミニウム、タルク、クレー、酸化チタン、微粉砕石灰石、リン酸一カルシウム、リ
ン酸三カルシウム、リン酸二カルシウム、硫酸カルシウムなど、およびそれらの混合物が
挙げられる。これらの充填剤またはアジュバントは、ガム構造物において様々な量で使用
してよい。充填剤の量は、ガム構造物の約0〜約40重量%まで、さらに具体的には約0
〜約30重量%の量で存在してよい。いくつかの実施形態では、充填剤の量は、約0〜約
15%まで、さらに具体的には約3%〜約11%とされよう。
抗酸化物質
抗酸化物質としては、フリーラジカルを捕捉除去する物質を挙げることができる。いく
つかの実施形態では、抗酸化物質としては、アスコルビン酸、クエン酸(クエン酸は封入
されてもよい)、ローズマリー油、ビタミンA、ビタミンE、ビタミンE リン酸エステ
ル、ブチル化ヒドロキシトルエン(BHT)、ブチル化ヒドロキシアニソール(BHA)
、没食子酸プロピル、トコフェロール、ジ−α−トコフェリルホスフェート、トコトリエ
ノール、αリポ酸、ジヒドロリポ酸、キサントフィル、βクリプトキサンチン、リコピン
、ルテイン、ゼアキサンチン、アスタキサンチン、β−カロチン、カロチン、混合カロテ
ノイド、ポリフェノール、フラボノイド、およびこれらの組み合わせを挙げることができ
るが、これらに限定されない。
後続の成分
当該ガム構造物は、ある量の、甘味剤(増量甘味料および高甘味度甘味料)、軟化剤、
乳化剤、充填剤、増量剤(担体、増量剤(エクステンダー)、増量甘味料)、着香剤(香
料、香味物質)、着色剤(着色料、着色剤(coloring)、機能性成分など、なら
びにこれらの混合物からなる群から選択される従来の添加剤も含んでよい。これらの添加
剤のうちのいくつかは、複数の目的を果たしてもよい。例えば、シュガーレスガム構造物
では、マルチトールまたは他の糖アルコールなどの甘味料は、増量剤、特に水溶性の増量
剤としても機能してもよい。
増量甘味料
好適な増量剤としては、キシロース、リブロース、グルコース(デキストロース)、ラ
クトース(乳糖)、マンノース、ガラクトース、フルクトース(果糖)、スクロース(砂
糖)、マルトース、転化糖、部分的に加水分解したデンプンおよびコーンシロップ固形物
などの単糖、二糖、多糖、糖アルコール類;ポリデキストロースに対する商品名Lite
sse(商標)として流通しており、41−51 Brighton Road、Red
hill、Surryey、RHl 6YS、イギリスのDanisco 甘味料,L
td.により製造されているポリマーなどの無秩序に結合したグルコースポリマー;イソ
マルト(Gotlieb−Daimler−Strause 12 a、68165 M
annheim、ドイツのPalatinit Sussungsmittel Gmb
Hにより商品名PALATINIT(商標)として製造されているα−D−グルコピラノ
シル−1,6−マンニトールおよびα−D−グルコピラノシル−1,6−ソルビトールの
ラセミ混合物);マルトデキストリン類;水素化デンプン加水分解物;水素化ヘキソース
類;水素化二糖;炭酸カルシウム、タルク、二酸化チタン、リン酸二カルシウムなどのミ
ネラル;セルロース類;およびそれらの混合物が挙げられる。
好適なシュガーレス増量甘味料としては、ソルビトール、キシリトール、マンニトール
、ガラクチトール、ラクチトール、マルチトール、エリスリトール、イソマルトおよびこ
れらの混合物が挙げられる。好適な水素化デンプン加水分解物としては、米国特許第4,
279,931号に開示されるもの、ならびにソルビトール、マルチトール、水素化二糖
、水素化されたより高次の多糖、もしくはこれらの混合物を含有する種々の水素化された
グルコースシロップおよび/または粉末が挙げられる。水素化デンプン加水分解物は、コ
ーンシロップの制御された接触水素化によって主に調製される。得られた水素化デンプン
加水分解物は、単糖類、二糖類、および多糖類の混合物である。これらの異なる糖類の比
は、異なる水素化デンプン加水分解物に異なる特性を与える。フランスのロケット・フル
ーレ(Roquette Freres)製造の市販品LYCASIN(登録商標)、お
よびデラウェア州、ニューカッスルのエスピーアイ・ポリオール(SPI ポリオール
,Inc.)製造の市販品HYSTAR(登録商標)などの、水素化デンプン加水分解物
の混合物も有用である。
いくつかの実施形態では、当該ガム構造物は、このガム構造物の約30%〜約80重量
%、特に50%〜約60%である少なくとも1つのポリオールを含む特定のポリオール組
成物を含んでもよい。いくつかの実施形態では、このようなガム構造物は、低吸湿性を有
してもよい。このポリオール組成物としては、マルチトール、ソルビトール、エリスリト
ール、キシリトール、マンニトール、イソマルト、ラクチトールおよびこれらの組み合わ
せなどの(これらに限定されない)当該技術分野で公知のいずれのポリオールを挙げても
よい。ソルビトールおよびマルチトールを含む水素化デンプン加水分解物であるLyca
sin(商標)も使用してよい。
ガム構造物で用いるポリオール組成物またはポリオール類の組み合わせの量は、ガム構
造物で用いるエラストマーのタイプおよび使用される当該特定のポリオールを含む多くの
因子に依存することになる。例えば、ポリオール組成物の総量が、ガム構造物の重量に基
づき、約40重量%〜約65重量%の範囲に入っている場合、約0〜約10重量%までの
量のソルビトールに加えてイソマルトの量は、約40重量%〜約60重量%であってもよ
く、さらに具体的には、イソマルトの量は、ガム構造物の重量に基づき、約5重量%〜約
10重量%のソルビトールと組み合わせて、約45重量%〜約55重量%であってよい。
1以上の異なるポリオールを含んでよいポリオール組成物は、遺伝子的に改変した生物
(「GMO」)またはGMO不含材料に由来するものであってよい。例えば、マルチトー
ルは、GMO不含マルチトールであってもよく、または水素化デンプン加水分解物によっ
て提供されてもよい。本発明の目的について、「GMO不含」の用語は、遺伝子的に改変
した生物を利用しないプロセスに由来している組成物をいう。
本発明の教示に係るシステムおよび方法を使用して形成されるいくつかのガム構造物に
配合してよい甘味剤は、当該技術分野で公知の種々の甘味料のいずれであってもよく、こ
れらは、甘味の初期噴出および/または甘味の実感の長期化をもたらす、当該技術分野で
周知の多くの別個の物理的形態で使用してよい。限定しないが、このような物理的形態と
して、スプレードライ、粉末、ビーズ形状などの遊離型、カプセル封入型、およびそれら
の混合形態が挙げられる。
高甘味度甘味料
望ましくは、甘味料は、アスパルテーム、ネオテーム、スクラロース、モナチン、およ
びアセスルファムカリウム(Ace−K)などの高甘味度甘味料である。高甘味度甘味料
は、封入型、遊離型、またはこれらの両方の形態にあることができる。
一般的に、有効な量の強化甘味料を利用して、所望のレベルの甘みをもたらしてもよく
、この量は選択した甘味料によって変動してよい。いくつかの実施形態では、甘味料の量
は、使用する甘味料または甘味料の組み合わせに応じ、ガムの約0.001重量%〜約3
重量%の量にて存在してよい。各タイプの甘味料の量の正確な範囲は、当業者によって選
択されうる。
含まれる甘味料は、水溶性甘味料、水溶性人工甘味料、天然に存在する水溶性甘味料か
ら誘導される水溶性甘味料、ジペプチド系甘味料、およびタンパク質系甘味料(これらの
混合物を含む)などの広い範囲の物質から選択されてもよい。特定の甘味料に限定されず
、代表的なカテゴリーおよび例としては以下のものが挙げられる。
(a)ジヒドロカルコン、モネリン、ステビオシド、羅漢果(lo han quo)
および羅漢果誘導体、グリチルリジン、ジヒドロフラベノール、ならびにソルビトール、
マンニトール、マルチトール、キシリトール、エリスリトールなどの糖アルコール類、な
らびにL−アミノジカルボン酸アミノアルケン酸エステルアミドで、米国特許第4,61
9,834号明細書に開示のものなど(この開示は本願に引用して援用する)、ならびに
これらの混合物などの水溶性甘味剤;
(b)可溶性サッカリン塩、すなわちナトリウムまたはカルシウムサッカリン塩、シク
ラメート塩、3,4−ジヒドロ−6−メチル−1,2,3−オキサチアジン−4−オン−
2,2−ジオキシドのナトリウム、アンモニウムまたはカルシウム塩、3,4−ジヒドロ
−6−メチル−1,2,3−オキサチアジン−4−オン−2,2−ジオキシドのカリウム
塩(アセスルファム−K)、サッカリンの遊離酸型、およびこれらの混合物などの水溶性
人工甘味料;
(c)L−アスパルチル−L−フェニルアラニンメチルエステル(アスパルテーム)、
N−[N−(3,3−ジメチルブチル)−L−α−アスパルチル]−L−フェニルアラニ
ン 1−メチルエステル(ネオテーム)、および米国特許第3,492,131号に記載
の物質、L−α−アスパルチル−N−(2,2,4,4−テトラメチル−3−チエタニル
)−D−アラニンアミド水和物(アリテーム)、L−アスパルチル−L−フェニルグリセ
リンおよびL−アスパルチル−L−2,5−ジヒドロフェニル−グリシンのメチルエステ
ル、L−アスパルチル−2,5−ジヒドロ−L−フェニルアラニン;L−アスパルチル−
L−(1−シクロヘキセン)−アラニン、およびこれらの混合物などのL−アスパラギン
酸由来甘味料などのジペプチド系甘味料;
(d)普通の砂糖(スクロース)の塩素化誘導体、例えば、スクラロースの品名で知ら
れている、例えばクロロデオキシスクロースまたはクロロデオキシガラクトスクロースの
誘導体などといったクロロデオキシ糖誘導体などの天然由来の水溶性甘味料から誘導され
る水溶性甘味料;クロロデオキシスクロースおよびクロロデオキシガラクトスクロース誘
導体の例として、限定しないが、以下のものが挙げられる:1−クロロ−1’−デオキシ
スクロース;4−クロロ−4−デオキシ−α−D−ガラクトピラノシル−α−D−フルク
トフラノシド、または4−クロロ−4−デオキシガラクトスクロース;4−クロロ−4−
デオキシ−α−D−ガラクトピラノシル−1−クロロ−1−デオキシ−β−D−フルクト
フラノシド、または4,1’−ジクロロ−4,1’−ジデオキシガラクトスクロース;1
’,6’−ジクロロ−1’,6’−ジデオキシスクロース;4−クロロ−4−デオキシ−
α−D−ガラクトピラノシル−1,6−ジクロロ−1,6−ジデオキシ−β−D−フルク
トフラノシド、または4,1’,6’−トリクロロ−4,1’,6’−トリデオキシガラ
クトスクロース;4,6−ジクロロ−4,6−ジデオキシ−α−D−ガラクトピラノシル
−6−クロロ−6−デオキシ−β−D−フルクトフラノシド、または4,6,6’−トリ
クロロ−4,6,6’−トリデオキシガラクトスクロース;6,1’,6’−トリクロロ
−6,1’,6’−トリデオキシスクロース;4,6−ジクロロ−4,6−ジデオキシ−
α−D−ガラクト−ピラノシル−1,6−ジクロロ−1,6−ジデオキシ−β−D−フル
クトフラノシド、または4,6,1’,6’−テトラクロロ−4,6,1’,6’−テト
ラデオキシガラクト−スクロース;および4,6,1’,6’−テトラデオキシ−スクロ
ース、ならびにこれらの混合物;
(e)タウマッコスダニエリ(thaumaoccous danielli(サウマ
オカウス・ダニエリ))(タウマチンIおよびII)ならびにタリンなどのタンパク質系
甘味料;ならびに
(f)甘味料モナチン(2−ヒドロキシ−2−(インドール−3−イルメチル)−4−
アミノグルタル酸)およびその誘導体。
これらの高甘味度甘味料は、当該技術分野で周知の様々な異なる物理的形態で用いて、
甘味の初期噴出および/または甘味の感覚の長期化を提供するようにしてよい。限定しな
いが、このような物理的形態には、遊離型、(例えば、スプレードライ型、粉末型)、ビ
ーズ型、封入型、およびこれらの混合形態が含まれる。1つの実施形態では、甘味料は、
アスパルテーム、スクラロース、およびアセスルファムカリウム(例えば、Ace−Kま
たはアセスルファム−K)などの高甘味度甘味料である。封入された甘味料のいくつかの
代表的な形態および甘味料を封入する方法は、米国特許第7,244,454号明細書;
同第7,022,352号明細書;同第6,759,066号明細書;同第5,217,
735号明細書;同第5,192,561号明細書;同第5,164,210;同第4,
997,659および同第4,981,698号明細書、ならびに米国特許出願公開第2
007/0231424号明細書;同第2004/0096544号明細書;同第200
5/0112236号明細書;および同第2005/0220867号明細書に例示され
ており、これらの特許文献の教示および開示は、参照によりその全体を本願明細書に援用
したものとする。
当該送達システムの一部である有効成分(例えば、甘味料)は、有効成分の使用に関連
する所望の効果(例えば、甘味)を与えるのに必要な量にて用いてよい。一般的に、有効
な量の強化甘味料を利用して、所望のレベルの甘みをもたらしてもよく、この量は選択し
た甘味料によって変動してよい。強化甘味料は、使用する甘味料または甘味料の組み合わ
せに応じ、組成物の約0.001重量%〜約3重量%の量にて存在してよい。各タイプの
甘味料の量の正確な範囲は、当業者によって選択されうる。
シロップ
市販の米国薬局方(USP)等級のグリセリンなどの無水グリセリンもまた、軟化剤と
して用いてよい。グリセリンは、甘く好ましい味のシロップ状の液体であり、甘蔗糖の約
60%の甘味を有する。グリセリンは吸湿性であるため、無水グリセリンはガム構造物の
調製の間中、無水条件下に保たれてもよい。他のシロップとして、コーンシロップおよび
マルチトールシロップを挙げてもよい。
香料
いくつかの実施形態では、香料としては天然および人工の香料などの当業者に公知の香
料を挙げることができる。これらの香味物質は、合成香味油および香味のある芳香物質お
よび/または油、植物、葉、花、果実など由来のオレオレジンおよびエキス、ならびにこ
れらの組み合わせから選ばれてもよい。非限定的な代表的な香味油としては、スペアミン
ト油、シナモン油、ウィンターグリーンの油(サリチル酸メチル)、ペパーミント油、和
種はっか油、チョウジ油、ベイ油、アニス油、ユーカリ油、タイム油、ニオイヒバ油、ナ
ツメグの油、オールスパイス、セージの油、メース、クヘントウの油、およびケイヒ油が
挙げられる。バニラ、およびレモン、オレンジ、ライム、グレープフルーツ、ユズ、スダ
チを含めた柑橘油、ならびにリンゴ、西洋ナシ、モモ、ブドウ、ブルーベリー、イチゴ、
ラズベリー、サクランボ、プラム、パイナップル、アプリコット、バナナ、メロン、アプ
リコット、ウメ、サクランボ、ラズベリー、ブラックベリー、トロピカルフルーツ、マン
ゴー、マンゴスチン、ザクロ、パパイヤなどを含めたフルーツエッセンスなどの人工、天
然および合成のフルーツ香料も有用な香味物質である。放出プロファイルを管理すること
ができる他の可能性のある香料としては、ミルクフレーバー、バターフレーバー、チーズ
フレーバー、クリームフレーバー、およびヨーグルトフレーバー;バニラフレーバー;緑
茶フレーバー、ウーロン茶フレーバー、紅茶フレーバー、ココアフレーバー、チョコレー
トフレーバー、およびコーヒーフレーバーなどのティまたはコーヒー香料;ペパーミント
フレーバー、スペアミントフレーバー、および和種はっかフレーバーなどのミント香料;
アサフェティーダフレーバー、アジョワンフレーバー、アニスフレーバー、アンゼリカフ
レーバー、フェンネルフレーバー、オールスパイスフレーバー、シナモンフレーバー、カ
モミールフレーバー、マスタードフレーバー、カルダモンフレーバー、キャラウェーフレ
ーバー、クミンフレーバー、チョウジフレーバー、コショウフレーバー、コリアンダーフ
レーバー、サッサフラスフレーバー、セイボリーフレーバー、山椒フレーバー、エゴマフ
レーバー、ジュニパーベリーフレーバー、ショウガフレーバー、スターアニスフレーバー
、セイヨウワサビフレーバー、タイムフレーバー、タラゴンフレーバー、ディルフレーバ
ー、トウガラシフレーバー、ナツメグフレーバー、バジルフレーバー、マジョラムフレー
バー、ローズマリーフレーバー、ベイリーフフレーバー、およびワサビ(日本ワサビ)フ
レーバーなどの香辛香料;ワインフレーバー、ウィスキーフレーバー、ブランディフレー
バー、ラムフレーバー、ジンフレーバー、およびリキュールフレーバーなどのアルコール
香料;フローラル香料;ならびにオニオンフレーバー、ガーリックフレーバー、キャベツ
フレーバー、ニンジンフレーバー、セロリフレーバー、マッシュルームフレーバー、およ
びトマトフレーバーなどの植物香料、が挙げられる。これらの着香剤は液体または固体の
形態で使用されてもよく、個々にまたは混合物として使用されてもよい。一般に使用され
る香料としては、個々に用いられるかまたは混合物として用いられるかにかかわらず、ペ
パーミント、メントール、スペアミント、人工バニラ、シナモン誘導体などのミント類、
および種々のフルーツ香料が挙げられる。香料、特にこのミント香料は、本願明細書で以
下に記載される冷感剤と組み合わせて使用される場合、呼気清涼化特性をももたらしてよ
い。いくつかの実施形態では、香料は、ゲラニオール、リナロール、ネロール、ネロリド
ール、シトロネロール、ヘリオトロピン、メチルシクロペンテロン、エチルバニリン、マ
ルトール、エチルマルトール、フラネオール、ネギ系化合物、バラのタイプの化合物(フ
ェネタノール、フェニル酢酸、ネロール、リナリルエステルなど)、ジャスミン、サンド
ルウッド(sandlewood)、パチョリ、および/またはシダーウッドから選ばれ
てもよい。
いくつかの実施形態では、他の香味物質としては、酢酸シンナミル、シンナムアルデヒ
ド、シトラールジエチルアセタール、酢酸ジヒドロカルビル、ギ酸オイゲニル、p−メチ
ルアミソール(methylamisol)などのアルデヒドおよびエステルなどが挙げ
られ、使用されてもよい。一般に、全米科学アカデミー(the National A
cademy of Sciences)による「 化学物質 Us
ed in Food Processing」、刊行物1274、63−258頁に記
載されているものなどの、いずれの香味物質または食品添加物も使用されてもよい。この
刊行物は、参照により本願明細書に援用したものとする。これらは、天然香料および合成
香料を含んでもよい。
アルデヒド香味物質のさらなる例としては、アセトアルデヒド(リンゴ)、ベンズアル
デヒド(サクランボ、アーモンド)、アニスアルデヒド(カンゾウ(リコリス)、アニス
)、ケイ皮酸アルデヒド(シナモン)、シトラール、すなわち、α−シトラール(レモン
、ライム)、ネラール、すなわち、β−シトラール(レモン、ライム)、デカナール(オ
レンジ、レモン)、エチルバニリン(バニラ、クリーム)、ヘリオトロープ、すなわち、
ピペロナール(バニラ、クリーム)、バニリン(バニラ、クリーム)、α−アミルシンナ
ムアルデヒド(スパイシーなフルーツ様の風味)、ブチルアルデヒド(バター、チーズ)
、バレルアルデヒド(バター、チーズ)、シトロネラール(変性、多くの種類)、デカナ
ール(シトラスフルーツ)、アルデヒドC8(シトラスフルーツ)、アルデヒドC9(シ
トラスフルーツ)、アルデヒドC12(シトラスフルーツ)、2−エチルブチルアルデヒ
ド(ベリーフルーツ)、ヘキセナール、すなわち、trans−2(ベリーフルーツ)、
トリルアルデヒド(サクランボ、アーモンド)、ベラトルアルデヒド(バニラ)、2,6
−ジメチル−5−ヘプテナール、すなわちメロナール(メロン)、2,6−ジメチルオク
タナール(緑色フルーツ)、および2−ドデセナール(シトラス、マンダリン)、サクラ
ンボ、ブドウ、ブルーベリー、ブラックベリー、イチゴショートケーキ、およびこれらの
混合物が挙げられるが、これらに限定されない。
いくつかの実施形態では、着香剤は、知覚できる感覚的経験を与えるレベル、すなわち
その閾値レベル以上で使用される。他の実施形態では、着香剤は、その着香剤は独立の知
覚できる感覚的経験を与えないように、その閾値レベルよりも低いレベルで使用される。
閾値より低いレベルで、この着香剤は香味の増進または増強などの副次的恩恵を与える可
能性がある。
いくつかの実施形態では、着香剤は液体形態および/または乾燥形態のいずれで用いら
れてもよい。乾燥形態で用いられる場合、その液体を噴霧乾燥するなどの適切な乾燥手段
が使用されてもよい。あるいは、その着香剤は、セルロース、デンプン、砂糖、マルトデ
キストリン、アラビアガムなどの水溶性物質に吸収されてもよいし、または封入されても
よい。さらに他の実施形態では、この着香剤はシリカ、ゼオライトなどに吸収されてもよ
い。
いくつかの実施形態では、この着香剤は多くの異なる物理的形態で使用されてもよい。
このような物理的形態としては、スプレードライ、粉末、ビーズ形態などの遊離型、カプ
セル封入型、およびこれらの混合形態が挙げられるが、これらに限定されない。
香料および他のさらなる構成成分の封入の説明は、本願明細書に提示される実施例に認
めることができる。典型的には、構成成分の封入は、(例えば、ガム構造物に成分として
添加される送達システムの一部として)封入された構成成分を含むガム構造物の消費の間
での、構成成分の過半量の放出の遅延をもたらすことになる。いくつかの実施形態では、
成分、成分を含有する送達システム、および/もしくはこの送達システムを含有するガム
構造物の様々な特性、ならびに/または送達システムの製造法を管理することによって、
成分(例えば、香料、甘味料など)の放出プロファイルを管理できる。例えば、特性とし
ては、送達システムの引張強度、成分の水溶性、封入材料の水溶性、送達システムの水溶
性、送達システム中の封入材料に対する成分の比、成分の平均粒子径または最高粒子径、
粉砕した送達システムの平均粒径または最大粒径、ガム構造物中の成分または送達システ
ムの量、1以上の成分を封入するのに用いる異なるポリマーの比、1以上の成分を封入す
るのに用いる1以上のポリマーの疎水性、送達システムの疎水性、送達システム上のコー
ティングのタイプまたは量、封入前の成分への成分のコーティングのタイプまたは量、な
どの1種以上が含まれるであろう。
感覚剤成分
感覚剤化合物としては、冷感剤、温感剤、刺激剤、発泡剤、およびこれらの組み合わせ
を挙げることができる。様々な周知の冷感剤を用いてよい。例えば、とりわけ有用な冷感
剤として、キシリトール、エリスリトール、デキストロース、ソルビトール、メンタン、
メントン、ケタール、メントンケタール、メントングリセロールケタール、置換p−メン
タン、非環状カルボキシアミド、グルタル酸モノメンチル、置換シクロヘキサンアミド、
置換シクロヘキサンカルボキシアミド、置換尿素およびスルホンアミド、置換メンタノー
ル、p−メンタンのヒドロキシメチルおよびヒドロキシメチル誘導体、2−メルカプト−
シクロ−デカノン、2〜6個の炭素原子を有するヒドロキシカルボン酸、シクロヘキサン
アミド、酢酸メンチル、サリチル酸メンチル、N,2,3 トリメチル 2 イソプロピ
ルブタンアミド(WS−23)、N エチル p メンタン 3 カルボキシアミド(W
S−3)、イソプレゴール、3−(l−メントキシ)プロパン−1,2−ジオール、3−
(l−メントキシ)−2−メチルプロパン−1,2−ジオール、p−メンタン−2,3−
ジオール、p−メンタン−3,8−ジオール、6−イソプロピル−9−メチル−1,4−
ジオキサスピロ[4,5]デカン−2−メタノール、コハク酸メンチルおよびそのアルカ
リ土類金属塩、トリメチルシクロヘキサノール、N−エチル−2−イソプロピル−5−メ
チルシクロヘキサンカルボキシアミド、和種はっか油、ペパーミント油、3−(l−メン
トキシ)エタン−1−オール、3−(l−メントキシ)プロパン−1−オール、3−(l
−メントキシ)ブタン−1−オール、1−メンチル酢酸N−エチルアミド、4−ヒドロキ
シペンタン酸l−メンチル、3−ヒドロキシ酪酸l−メンチル、N,2,3−トリメチル
−2−(1−メチルエチル)−ブタンアミド、n−エチル−t−2−c−6 ノナジエン
アミド、N,N−ジメチルメンチルスクシンアミド、置換p−メンタン、置換p−メンタ
ン−カルボキシアミド、2−イソプロパニル−5−メチルシクロヘキサノール(久光製薬
株式会社製、以下「イソプレゴール」);メントングリセロールケタール(FEMA 3
807、商品名 FRESCOLAT(登録商標)タイプMGA);3−l−メントキシ
プロパン−1,2−ジオール(Takasago製、FEMA 3784);および乳酸
メンチル;(Haarman & Reimer製、FEMA 3748、商品名 FR
ESCOLAT(登録商標)タイプML)、WS−30、WS−14、ユーカリエキス(
p−メンタ−3,8−ジオール)、メントール(その天然もしくは合成の誘導体)、メン
トール PG カーボネート、メントール EG カーボネート、メントールグリセリル
エーテル、N−tertブチル−p−メンタン−3−カルボキシアミド、p−メンタン−
3−カルボン酸グリセロールエステル、メチル−2−イソプロピル−ビシクロ(2.2.
1)、ヘプタン−2−カルボキシアミド;メントール メチルエーテル、およびメンチル
ピロリドンカルボキシレートが挙げられる。これらのおよび他の適切な冷感剤は、以下の
米国特許(それらのすべては、参照によりその全体を援用したものとする)にさらに記載
されている:米国特許第4,230,688号;同第4,032,661号;同第4,4
59,425号;同第4,136,163号;同第5,266,592号;同第6,62
7,233号。
いくつかの実施形態では、温感成分は、使用者に温感の感覚信号をもたらすことが知ら
れている多種多様な化合物から選択することができる。これらの化合物は、特に口腔内で
暖かみを認知する感覚を与え、香料、甘味料、およびその他の感覚受容性成分の知覚を増
強することが多い。いくつかの実施形態では、有用な温感化合物としては、高砂香料工業
株式会社、日本、東京により供給されるバニリルアルコールn−ブチルエーテル(TK−
1000)や、バニリルアルコールn−プロピルエーテル、バニリルアルコールイソプロ
ピルエーテル、バニリルアルコールイソブチルエーテル、バニリルアルコールn−アミノ
エーテル、バニリルアルコールイソアミルエーテル、バニリルアルコールn−ヘキシルエ
ーテル、バニリルアルコールメチルエーテル、バニリルアルコールエチルエーテル、ジン
ゲロール、ショウガオール、パラドール、ジンゲロン、カプサイシン、ジヒドロカプサイ
シン、ノルジヒドロカプサイシン、ホモカプサイシン、ホモジヒドロカプサイシン、エタ
ノール、イソプロピルアルコール、イソ−アミルアルコール、ベンジルアルコール、グリ
セリン、およびそれらの組み合わせを挙げることができる。
いくつかの実施形態では、刺激感覚を提供することができる。1つのこのような刺激感
覚は、ジャンブー、オレオレジン、またはスピラントールをいくつかの例に加えることに
よりもたらされる。いくつかの実施形態では、ジャンブーなどの材料から抽出されるアル
キルアミドまたはサンショオールが含まれていてもよい。さらに、いくつかの実施形態で
は、感覚は発泡に起因して生み出される。このような発泡性は、アルカリ性物質を酸性物
質と組み合わせることによって生み出される。いくつかの実施形態では、アルカリ性物質
として、アルカリ金属炭酸塩、アルカリ金属炭酸水素塩、アルカリ土類金属炭酸塩、アル
カリ土類金属炭酸水素塩およびそれらの混合物を挙げることができる。いくつかの実施形
態では、酸性物質として、酢酸、アジピン酸、アスコルビン酸、酪酸、クエン酸、ギ酸、
フマル酸、グリコン酸、乳酸、リン酸、リンゴ酸、シュウ酸、コハク酸、酒石酸およびそ
れらの組み合わせを挙げることができる。「刺激」型感覚剤の例は、米国特許第6,78
0,443号明細書に見出すことができ、この特許文献の内容全体は、参照により、あら
ゆる目的のために本願明細書に援用したものとする。
感覚剤成分は、本願に引用して援用する米国特許出願公開第205/0202118号
に開示されるものなど、「三叉神経刺激剤」と称されることもある。三叉神経刺激剤は、
三叉神経を刺激する経口摂食製品または薬剤として定義される。三叉神経刺激剤である冷
感剤の例として、メントール、WS−3、N−置換p−メンタンカルボキシアミド、非環
状カルボキシアミド(WS−23が含まれる)、コハク酸メチル、およびメントングリセ
ロールケタール、キシリトール、エリスリトール、デキストロース、およびソルビトール
などの増量甘味料、ならびにそれらの組み合わせが挙げられる。三叉神経刺激剤は、香料
、刺激剤、ジャンブーエキス、バニリルn−ブチルエーテルなどのバニリルアルキルエー
テル、スピラントール、エキナセアエキス、キタサンショウエキス、カプサイシン、トウ
ガラシオレオレジン、赤コショウオレオレジン、黒コショウオレオレジン、ピペリン、シ
ョウガオレオレジン、ジンゲロール、ショウガオール、シナモンオレオレジン、ケイヒオ
レオレジン、シンナムアルデヒド、オイゲノール、バニリンおよびメントールグリセリン
エーテルの環状アセタール、不飽和アミド、ならびにそれらの組み合わせも含むことがで
きる。
いくつかの実施形態では、感覚剤成分は、知覚できる感覚的経験をもたらすレベル、す
なわちそれらの閾値レベル以上で使用される。他の実施形態では、感覚剤成分は、独立し
た知覚できる感覚的経験をもたらさないように、それらの閾値レベルより下のレベルで使
用される。閾値レベルより低いレベルでは、この感覚剤は、香味または甘味の増進もしく
は増強などの副次的恩恵をもたらすことがある。
増強剤成分
増強剤は、それら自体の特徴的な食味および/または芳香の知覚を導くことなく、原材
料の食味および/または芳香の知覚を増感、補充、改変または増強しうる物質からなるこ
とができる。いくつかの実施形態では、香味、甘味、酸味、旨み、コクみ、塩味およびそ
れらの組み合わせの知覚を増感、補充、改変または増強するように設計された増強剤を含
むことができる。
いくつかの実施形態では、食味増強剤としても知られる好適な増強剤の例としては、限
定しないが、ネオヘスペリジンジヒドロカルコン、クロロゲン酸、アラピリデイン( ア
ラピリダイン(Alapyridaine))、シナリン、ミラクリン、グルピリデイン
、ピリジニウム−ベタイン化合物、グルタミン酸一ナトリウム、グルタミン酸一カリウム
などのグルタミン酸塩、ネオテーム、タウマチン、タガトース、トレハロース、塩化ナト
リウムなどの塩、グリチルリジン酸モノアンモニウム、バニラエキス(エチルアルコール
中)、糖酸、塩化カリウム、重硫酸ナトリウム、加水分解植物性タンパク質、加水分解動
物性タンパク質、酵母エキス、アデノシン一リン酸(AMP)、グルタチオン、イノシン
一リン酸などのヌクレオチド、イノシン酸二ナトリウム、キサントシン一リン酸、グアニ
ル酸一リン酸、アラピリデイン(N−(1−カルボキシエチル)−6−(ヒドロキシメチ
ル)ピリジニウム−3−オール分子内塩、甜菜エキス(アルコール抽出液)、サトウキビ
葉エッセンス(アルコール抽出液)、クルクリン、ストロジン、マビンリン、ギムネマ酸
、ヒドロキシ安息香酸、3−ヒドロ安息香酸、2,4−ジヒドロ安息香酸、シトラスアウ
ランチウム、バニラオレオレジン、サトウキビ葉エッセンス、マルトール、エチルマルト
ール、バニリン、甘草グリチルリジン酸、Gタンパク質共役型受容体(T2RおよびT1
R)に応答する化合物、ならびにコクみを付与する、Kurodaらの米国特許第5,6
79,397号(これを、参照によりその全体を本願明細書に援用したものとする)に開
示された食味増強剤組成物が挙げられる。「コクみ」とは、「広がり」および「こく」を
付与する物質をいう。
食味増強剤の一種である甘味料増強剤は、甘味の食味を増強する。いくつかの実施形態
では、例示的な甘味料増強剤としては、グリチルリジン酸モノアンモニウム、甘草グリチ
ルリジン酸、シトラスアウランチウム、アラピリデイン、アラピリデイン(N−(1−カ
ルボキシエチル)−6−(ヒドロキシメチル)ピリジニウム−3−オール)分子内塩、ミ
ラクリン、クルクリン、ストロジン、マビンリン、ギムネマ酸、シナリン、グルピリデイ
ン、ピリジニウム−ベタイン化合物、甜菜エキス、ネオテーム、タウマチン、ネオヘスペ
リジンジヒドロカルコン、ヒドロキシ安息香酸、タガトース、トレハロース、マルトール
、エチルマルトール、バニラエキス、バニラオレオレジン、バニリン、甜菜エキス(アル
コール抽出液)、サトウキビ葉エッセンス(アルコール抽出液)、Gタンパク質共役型受
容体(T2RおよびT1R)に応答する化合物、およびこれらの組み合わせが挙げられる
が、これらに限定されない。
塩味を増強するための増強剤のさらなる例に、本願に引用して援用する、米国特許第6
,974,597号明細書に開示されたもののような酸性ペプチドが含まれる。酸性ペプ
チドには、リジン、アルギニンおよびヒスチジンなどの塩基性アミノ酸よりも数多くの、
アスパラギン酸およびグルタミン酸などの酸性アミノ酸を有するペプチドが含まれる。酸
性ペプチドは、ペプチド合成、またはエンドペプチダーゼを用いてタンパク質を加水分解
に付し、必要に応じ脱アミド化することによって得られる。酸性ペプチド、またはタンパ
ク質を加水分解および脱アミド化に付すことによって得られるペプチドの作製における使
用に好適なタンパク質として、植物タンパク質(例えば小麦グルテン、トウモロコシタン
パク質(例えば、ゼインおよびグルテンミール)、大豆タンパク質単離物)、動物タンパ
ク質(例えば、ミルクカゼインおよびミルク乳清タンパク質などの乳タンパク質、食肉タ
ンパク質および魚肉タンパク質などの筋肉タンパク質、卵白タンパク質およびコラーゲン
)、ならびに微生物タンパク質(例えば、微生物細胞タンパク質および微生物により産生
されるポリペプチド)が挙げられる。
温感または冷感の効果の感覚は、参照によりその全体を本願明細書に援用したものとす
る米国特許出願公開第2003/0072842(A1)号明細書に記載のように、疎水
性甘味料の使用によっても延長されるかもしれない。
食用酸成分
酸としては、酢酸、アジピン酸、アスコルビン酸、酪酸、クエン酸、ギ酸、フマル酸、
グリコン酸、乳酸、リン酸、リンゴ酸、シュウ酸、コハク酸、酒石酸、アスパラギン酸、
安息香酸、カフェオタンニン酸( カフェオタンニン酸(caffeo タンニン酸))
、イソ−クエン酸、シトラマル酸、ガラクツロン酸、グルクロン酸、グリセリン酸、グリ
コール酸、ケトグルタル酸、α−ケトグルタル酸、ラクトイソクエン酸( ラクトイソク
エン酸(lactoiso クエン酸))、オキサル酢酸、ピルビン酸酸、キナ酸、シキ
ミ酸、コハク酸、タンニン酸、ヒドロキシ酢酸、スベリン酸、セバシン酸、アゼライン酸
、ピメリン酸、カプリン酸およびこれらの組み合わせが挙げられるが、これらに限定され
ない。
乳化剤
当該ガム構造物は、単一安定系に非混和性の構成成分を分散させる補助をする乳化剤を
も含んでもよい。本発明で有用な乳化剤としては、単独でまたは混合物として使用される
グリセリルモノステアレート、レシチン、脂肪酸モノグリセリド、ジグリセリド、プロピ
レングリコールモノステアレート、メチルセルロース、アルギン酸塩もしくはアルギン酸
エステル、カラギーナン、キサンタンガム、ゼラチン、イナゴマメ、トラガント、ローカ
ストビーンガム、ペクチン、アルギン酸塩もしくはアルギン酸エステル、ガラクトマンナ
ン(グアーガム、イナゴマメガム、グルコマンナンなど)、ゼラチン、デンプン、デンプ
ン誘導体、デキストリン類およびセルロース誘導体(カルボキシメチルセルロースなど)
、酸味料(リンゴ酸、アジピン酸、クエン酸、酒石酸、フマル酸など)などが挙げられる
。乳化剤は、ガム構造物の約2重量%〜約15重量%、さらに具体的には、約7重量%〜
約11重量%の量で用いてよい。
着色料
着色剤は、所望の色を生じさせるのに有効な量で使用してよい。着色剤として色素を挙
げてもよく、これは当該ガムの重量の約6重量%を上限とする量で配合してもよい。例え
ば、二酸化チタンは、当該ガム構造物の約2重量%を上限とする量で、好ましくは約1重
量%未満の量で配合してもよい。着色剤は、天然食品着色料、ならびに食品、薬物および
化粧品での適用に適切な染料も含んでよい。これらの着色剤は、F.D.&C.染料およ
びレーキ類として公知である。上記の使用に許容できる物質は、好ましくは水溶性である
。例示できる限定的でない例として、5,5−インジゴスズジスルホン酸の二ナトリウム
塩である、F.D.&C.Blue No.2として公知のインジゴイド染料が例示され
る。同様に、F.D.&C.Green No.1として公知の染料は、トリフェニルメ
タン染料を含み、これは4−[4−(N−エチル−p−スルホニウムベンジルアミノ)ジ
フェニルメチレン]−[1−(N−エチル−N−p−スルホニウムベンジル)−δ−2,
5−シクロヘキサジエンイミン]の一ナトリウム塩である。F.D.&C.着色剤、およ
びそれらの対応する化学構造のすべての完全な詳説は、Kirk−Othmer Enc
yclopedia of Chemical 技術、第3版、第5巻、857〜88
4頁に見出すことができ、この本文を本願明細書に引用して援用する。
米国食品医薬品化粧品法( 米国 Food, 薬品,and Cosmetic A
ct)(21C.F.R.73)による分類のとおり、着色料として、認証免除着色料(
合成により製造される可能性があるとしても「天然」と称する場合がある)、および認証
着色料(「人工」と称する場合がある)、またはこれらの組み合わせを挙げることができ
る。いくつかの実施形態では、認可免除または天然着色料としては、アナットーエキス、
(E160b)、ビキシン、ノルビキシン、アスタキサンチン、脱水ビート(ビート粉末
)、赤色ビート根/ベタニン(E162)、ウルトラマリンブルー、カンタキサンチン(
E161g)、クリプトキサンチン(E161c)、ルビキサンチン(E161d)、ビ
オランキサンチン(E161e)、ロドキサンチン(E161f)、キャラメル(E15
0(a−d))、β−アポ−8’−カロテナール(E160e)、β−カロチン(E16
0a)、αカロチン、γカロチン、β−アポ−8−カロテナールのエチルエステル(E1
60f)、フラボキサンチン(E161a)、ルテイン(E161b)、コチニールエキ
ス(E120);カルミン(E132)、カルモイシン/アゾルビン(E122)、ナト
リウム銅クロロフィリン(E141)、クロロフィル(E140)、焼成し部分的に脱脂
し加熱調理した綿実粉、グルコン酸第一鉄、乳酸第一鉄、ブドウ色エキス、ブドウ果皮エ
キス(エノシアニナ)、アントシアニン(E163)、ヘマトコッカスアルガエ(hae
matococcus 藻類)粗粉、合成鉄酸化物、鉄酸化物および水酸化物(E17
2)、フルーツジュース、野菜ジュース、乾燥藻類粗粉、マンジュギク( アズテックマ
リーゴールド)粗粉およびエキス、キャロット油、トウモロコシ胚乳油、パプリカ、パプ
リカオレオレジン、パフィア(phaffia)酵母、リボフラビン(E101)、サフ
ラン、二酸化チタン、ウコン(E100)、ウコンオレオレジン、アマランサス(E12
3)、カプサンチン/カプソルビン(E160c)、リコピン(E160d)、およびこ
れらの組み合わせを挙げることができるが、これらに限定されない。
いくつかの実施形態では、認定着色料としては、FD&C blue 番号1、FD
&C blue 番号2、FD&C green 番号3、FD&C 赤色の
番号3、FD&C 赤色の 番号40、FD&C yellow 番号5およびF
D&C yellow 番号6、タートラジン(E102)、キノリンイエロー(E1
04)、サンセットイエロー(E110)、紅色(E124)、エリスロシン(E127
)、パテントブルーV(E131)、二酸化チタン(E171)、アルミニウム(E17
3)、銀(E174)、金(E175)、顔料ルビン/リソールルビンBK(E180)
、炭酸カルシウム(E170)、カーボンブラック(E153)、ブラックPN/ブリリ
アントブラックBN(E151)、グリーンS/酸ブリリアントグリーンBS(E142
)、およびこれらの組み合わせを挙げることができるが、これらに限定されない。いくつ
かの実施形態では、認定着色料としてはFD&Cアルミニウムレーキを挙げることができ
る。これらは、アルミナ水和物の不溶性基材上に伸展するFD&C染料のアルミニウム塩
からなる。さらに、いくつかの実施形態では、認証着色料は、カルシウム塩として配合で
きる。
機能性成分
機能性成分を含むさらなる添加剤としては生理的冷感剤、咽頭無痛化剤、スパイス、温
感剤、歯白色化剤または他の歯科ケア成分、呼気清涼化剤、ビタミン、栄養補助食品、植
生化学物質、ポリフェノール、抗酸化物質、活性成分、ミネラル、カフェイン、薬物が挙
げられ、そして他の活性物も当該ガム組成物の中に含まれてもよい。このような成分は、
それらの意図された効果を成し遂げるのに十分な量で使用されてもよく、これらは、この
あと、より十分に論じられることになる。
呼気清涼化成分
呼気清涼化剤としては、精油、ならびに種々のアルデヒド、アルコール、および類似物
質を挙げることができる。いくつかの実施形態では、精油としては、スペアミント、ペパ
ーミント、ウィンターグリーン、サッサフラス、クロロフィル、シトラール、ゲラニオー
ル、カルダモン、チョウジ、セージ、カルバクロール、ユーカリ、カルダモン、コウボク
エキス、マジョラム、シナモン、レモン、ライム、グレープフルーツ、およびオレンジの
オイルを挙げることができる。いくつかの実施形態では、ケイ皮アルデヒドおよびサリチ
ルアルデヒドなどのアルデヒドを使用することができる。加えて、メントール、カルボン
、イソ−ガリゴール( イソ−ガリゴール(iso−garrigol))、およびアネ
トールなどの化学物質は、呼気清涼化剤として機能することができる。これらのうちで、
最も一般に用いられるものは、ペパーミント、スペアミントおよびクロロフィルのオイル
である。
精油およびそれら由来の化学物質に加えて、いくつかの実施形態では、呼気清涼化剤と
しては、クエン酸亜鉛、酢酸亜鉛、フッ化亜鉛、硫酸亜鉛アンモニウム、臭化亜鉛、ヨウ
化亜鉛、塩化亜鉛、硝酸亜鉛、フルオロケイ酸亜鉛、グルコン酸亜鉛、酒石酸亜鉛、コハ
ク酸亜鉛、ギ酸亜鉛、クロム酸亜鉛、フェノールスルホン酸亜鉛、ジチオン酸亜鉛、硫酸
亜鉛、硝酸銀、サリチル酸亜鉛、グリセロリン酸亜鉛、硝酸銅、クロロフィル、銅クロロ
フィル、クロロフィリン、硬化綿実油、二酸化塩素、ベータシクロデキストリン、ゼオラ
イト、シリカ系物質、炭素系物質、ラッカーゼなどの酵素、およびこれらの組み合わせを
挙げることができるが、これらに限定されない。
いくつかの実施形態では、プロバイオティクスの放出プロファイルは、Bacillu
s coagulans(バチルス・コアグランス)、Bacillus subtil
is(バチルス・スブチリス、枯草菌)、 Bacillus laterosporu
s(バチルス・ラテロスポルス)、Bacillus laevolacticus(バ
チルス・ラエボラクティカス)、Sporolactobacillus inulin
us(スポロラクトバチルス・イヌリナス)、Lactobacillus acido
philus(ラクトバチルス・アシドフィルス、アシドフィルス菌)、Lactoba
cillus curvatus(ラクトバチルス・クルヴァトゥス)、Lactoba
cillus plantarum(ラクトバチルス・プランタルム)、Lactoba
cillus jenseni(ラクトバチルス・ジェンセニイ)、Lactobaci
llus casei(ラクトバチルス・カゼイ、カゼイ菌)、Lactobacill
us fermentum(ラクトバチルス・ファーメンタム、ファーメンタム菌)、L
actococcus lactis(ラクトコッカス・ラクティス)、Pediocc
ocus acidilacti(ペディオコッカス・アシディラクチシ)、Pedio
ccocus pentosaceus(ペディオコッカス・ペントサセウス)、Ped
ioccocus urinae(ペディオコッカス・ウリナエ)、Leuconost
oc mesenteroides(ロイコノストック・メセンテロイデス)、Baci
llus coagulans(バチルス・コアグランス)、Bacillus sub
tilis(バチルス・スブチリス、枯草菌)、Bacillus laterospo
rus(バチルス・ラテロスポルス)、Bacillus laevolacticus
(バチルス・ラエボラクティカス)、Sporolactobacillus inul
inus(スポロラクトバチルス・イヌリナス)およびこれらの混合物などの(これらに
限定されない)乳酸を産生する微生物を含むガム構造物について管理することができる。
呼気清涼化剤は、以下の商品名でも知られている:Retsyn(商標)、Actizo
l(商標)およびNutrazin(商標)。悪臭制御組成物の例は、Staplerら
の米国特許第5,300,305号明細書、および米国特許出願公開第2003/021
5417号明細書および第2004/0081713号明細書にも挙げられ、これら文献
は、参照により全体をあらゆる目的で本願明細書に援用したものとする。
歯科ケア成分
歯科ケア成分(口腔ケア成分としても知られる)としては、歯の白色化剤、汚れ除去剤
、口腔洗浄剤、漂白剤、減感剤、歯科再石灰化剤、抗菌剤、虫歯予防剤、プラーク酸緩衝
剤、界面活性剤および歯石予防剤を挙げてもよいが、これらに限定されない。このような
成分の非限定例として、タンパク質分解酵素を含む加水分解剤、水和シリカ、炭酸カルシ
ウム、炭酸水素ナトリウムおよびアルミナなどの研磨剤、限定しないがステアリン酸ナト
リウム、パルミチン酸ナトリウム、硫酸化ブチルオレエート、オレイン酸ナトリウム、フ
マル酸の塩、グリセロール、ヒドロキシル化レシチン、ラウリル硫酸ナトリウムなどの陰
イオン界面活性剤を含む表面活性剤、および一般に歯石コントロール成分として用いられ
るポリリン酸塩などのキレート剤などといった他の活性汚れ除去構成成分を挙げることが
できる。いくつかの実施形態では、歯科ケア成分は、ピロリン酸四ナトリウムおよびトリ
−ポリリン酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、ピロリン酸二水素二ナトリウム、トリポ
リリン酸ナトリウム、キシリトール、ヘキサメタリン酸ナトリウムも含むことができる。
いくつかの実施形態では、過酸化カルバミド、過酸化カルシウム、過酸化マグネシウム
、過酸化ナトリウム、過酸化水素、およびペルオキシジホスフェートなどの過酸化物が含
まれる。いくつかの実施形態では、硝酸カリウムおよびクエン酸カリウムが含まれる。他
の例として、カゼイングリコマクロペプチド、カルシウムカゼインペプトン−リン酸カル
シウム、カゼインホスホペプチド、カゼインホスホペプチド−非晶質リン酸カルシウム(
CPP−ACP)、および非晶質リン酸カルシウムを挙げることができる。さらに他の例
として、パパイン、クリラーゼ、ペプシン、トリプシン、リゾチーム、デキストラナーゼ
、ミュータナーゼ、グリコアミラーゼ、アミラーゼ、グルコースオキシダーゼ、およびそ
れらの組み合わせを挙げることができる。
さらなる例として、いくつかの実施形態で予防効果を高め、また歯科ケア成分をさらに
美容上受け入れられるようにするために用いる、ステアリン酸ナトリウム、リシノール酸
ナトリウム、およびラウリル硫酸ナトリウム界面活性剤などの界面活性剤を挙げることが
できる。界面活性剤は、好ましくは組成物に洗浄性および発泡特性を付与する洗浄性物質
であることができる。界面活性剤の好適な例は、硬化ヤシ油脂肪酸のモノ硫酸化モノグリ
セリドのナトリウム塩などの高級脂肪酸モノグリセリドモノ硫酸の水溶性塩、ラウリル硫
酸ナトリウムなどの高級アルキル硫酸塩、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムなどの
アルキルアリールスルホネート、ナトリウムラウリルスルホアセテートなどの高級アルキ
ルスルホアセテート、1,2−ジヒドロキシプロパンスルホネートの高級脂肪酸エステル
、および12〜16個の炭素を有する脂肪酸、アルキルまたはアシル基を有するものなど
、低級脂肪族アミノカルボン酸化合物の実質的に飽和した高級脂肪族アシルアミドなどで
ある。最後に記載のアミドの例は、N−ラウロイルサルコシン、およびN−ラウロイル、
N−ミリストイル、またはN−パルミトイルサルコシンのナトリウム、カリウム、および
エタノールアミン塩である。
界面活性剤に加えて、歯科ケア成分は、限定しないが、トリクロサン、クロルヘキシジ
ン、クエン酸亜鉛、硝酸銀、銅、リモネン、および塩化セチルピリジニウムなどの抗菌剤
を含むことができる。いくつかの実施形態では、さらなる虫歯予防剤は、フッ化物イオン
または無機フッ化物塩などのフッ素をもたらす構成成分を含むことができる。いくつかの
実施形態では、可溶性アルカリ金属塩、例えば、フッ化ナトリウム、フッ化カリウム、フ
ルオロケイ酸ナトリウム、フルオロケイ酸アンモニウム、モノフルオロリン酸ナトリウム
や、フッ化第一スズなどのフッ化スズおよび塩化第一スズを配合することができる。いく
つかの実施形態では、例えば、酸へのエナメル溶解性の減少、および齲食に対する歯の保
護など、口腔のケアおよび衛生に対して有益な効果を持つフッ素含有化合物も、成分とし
て配合してよい。その例として、フッ化ナトリウム、フッ化第一スズ、フッ化カリウム、
フッ化第一スズカリウム(SnF−KF)、ヘキサフルオロ第二スズナトリウム、塩化
フッ化第一スズ、フルオロジルコン酸ナトリウム、およびモノフルオロリン酸ナトリウム
が挙げられる。いくつかの実施形態では、尿素が配合される。
さらなる例は、以下の米国特許、および米国特許出願公開に記載されており、それらす
べての内容全体を、あらゆる目的で本願に引用して援用する:米国特許(Reynold
sの第5,227,154号、Greenbergの第5,378,131号、Luoら
の第6,846,500号、Luoらの第6,733,818号、Luoらの第6,69
6,044号、Holmeらの第6,685,916号、Luoらの第6,485,73
9号、Holmeらの第6,479,071号、Luoらの第6,471,945号)、
米国特許出願公開(Holmeらの第20050025721号、Gebreselas
sieらの第2005008732号、およびHolmeらの第20040136928
号)。
活性成分
活性物とは一般に、使用者にそれらがもたらす所望の有益な結果のためにチューインガ
ム組成物に配合される成分をいう。いくつかの実施形態では、活性物は、薬品、栄養素、
栄養補給剤、ハーブ類、栄養補給剤、医薬品、薬物など、およびそれらの組み合わせを含
むことができる。
有用な薬物の例としては、ACE阻害剤、抗狭心症薬、抗不整脈薬、抗喘息薬、高コレ
ステロール血症治療薬(anti−cholesterolemic)、鎮痛剤、麻酔薬
、抗痙攣薬、抗うつ剤、抗糖尿病薬、下痢止め、解毒剤、抗ヒスタミン薬、血圧降下薬、
抗炎症剤、抗高脂血症薬(anti− リピドAgent)、抗躁薬、制嘔吐剤、抗卒中
薬、抗甲状腺製剤、抗腫瘍薬、抗ウイルス剤、座瘡抑制薬、アルカロイド、アミノ酸製剤
、鎮咳薬、抗尿酸血薬、抗ウイルス薬、同化製剤( 同化作用の preparatio
n)、全身性抗感染薬および非全身性抗感染薬、抗新生物薬、抗パーキンソン病薬、抗リ
ウマチ薬、食欲刺激薬、生物反応修飾物質、血液修飾物質、骨代謝調節因子、心血管作動
薬、中枢神経系刺激薬、コリンエステラーゼ阻害剤、避妊薬、充血除去剤、栄養補助食品
、ドーパミン受容体作動薬、子宮内膜症管理薬( 子宮内膜症 management
agent)、酵素、勃起不全療法(例えば、現在バイアグラ( バイアグラ)(商標)
として市販されているクエン酸シルデナフィル)、排卵誘発剤、胃腸薬、同種療法、ホル
モン、高カルシウム血症管理薬( 高カルシウム血症 management agen
t)および低カルシウム血症管理薬( 低カルシウム血症 management ag
ent)、免疫刺激剤、免疫抑制剤、偏頭痛用製剤、乗り物酔い治療薬、筋肉弛緩剤、肥
満症管理薬( 肥満症 management agent)、骨粗しょう症製剤、子宮
収縮薬、副交感神経遮断薬、副交感神経興奮薬、プロスタグランジン、精神治療薬、呼吸
器官用薬、鎮静剤、禁煙補助薬(ブロモクリプチンまたはニコチンなど)、交感神経抑制
剤、抗振戦製剤( 振戦 preparation)、尿路用薬、血管拡張薬、緩下剤、
制酸剤、イオン交換樹脂、解熱剤、食欲抑制薬、去痰剤、抗不安薬、抗潰瘍薬、抗炎症性
物質、冠動脈拡張薬、脳血管拡張薬(cerebral dilator)、末梢血管拡
張薬、向精神薬、刺激薬、血圧降下薬、血管収縮薬、偏頭痛治療薬、抗生物質、精神安定
剤、抗精神病薬、抗腫瘍薬、抗凝固剤、抗血栓剤、催眠薬、制吐剤(anti−emet
ic)、制嘔吐剤(anti−nauseant)、抗痙攣薬、神経筋薬、血糖上昇薬お
よび血糖降下薬、甲状腺用製剤および抗甲状腺製剤、利尿薬、鎮痙薬、テリン弛緩剤(t
erine relaxant)、肥満防止薬、赤血球増殖剤、気管支喘息治療薬、鎮咳
薬、粘液溶解薬、DNA修飾因子および遺伝子修飾因子、ならびにこれらの組み合わせが
挙げられる。
いくつかの実施形態での使用が企図される活性成分の例としては、制酸剤、H2拮抗薬
、および鎮痛剤が挙げられる。例えば、制酸剤投与量は、成分の炭酸カルシウムのみを使
用してまたは水酸化マグネシウム、および/または水酸化アルミニウムと組み合わせて使
用して調製することができる。さらに、制酸剤はH2拮抗薬と併用して使用することがで
きる。
鎮痛剤としては、アヘン剤およびアヘン剤誘導体(オキシコンチン(Oxyconti
n)(商標)など)、イブプロフェン、アスピリン、アセトアミノフェン、およびこれら
の組み合わせ(必要に応じてカフェインを含んでいてもよい)が挙げられる。
実施形態において使用するための他の薬物活性成分としては、下痢止め(イモジウム(
商標)ADなど)、抗ヒスタミン薬、鎮咳薬、充血除去剤、ビタミン、および呼気清涼化
剤を挙げることができる。抗不安薬(ザナックス(Xanax)(商標)など);抗精神
病薬(クロザリル(Clozaril)(商標)およびハルドール(Haldol)(商
標)など);非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)(イブプロフェン、ナプロキセンナ
トリウム、ボルタレン(Voltaren)(商標)およびロジン(Lodine)(商
標)など)、抗ヒスタミン薬(クラリチン(Claritin)(商標)、ヒスマナル(
Hismanal)(商標)、レラフェン(Relafen)(商標)、およびタビスト
(Tavist)(商標)など);制吐剤(キトリル(Kytril)(商標)およびセ
サメット(Cesamet)(商標)など);気管支拡張薬(ベントリン(Bentol
in)(商標)、プロベンティル(Proventil)(商標)など);抗うつ剤(プ
ロザック(Prozac)(商標)、ゾロフト(Zoloft)(商標)、およびパキシ
ル(Paxil)(商標)など);抗偏頭痛薬(イミグラ(Imigra)(商標)など
)、ACE阻害剤(バソテック(Vasotec)(商標)、カポテン(Capoten
)(商標)およびゼストリル(Zestril)(商標)など);抗アルツハイマー病薬
(ニセルゴリン(Nicergoline)(商標)など);ならびにCaH拮抗薬(プ
ロカルディア(Procardia)(商標)、アダラート(Adalat)(商標)、
およびカラン(Calan)(商標)など)も、本発明における使用が想定される。
本発明において使用することが企図される普及したH2拮抗薬としては、シメチジン、
塩酸ラニチジン、ファモチジン、ニザチジン、エブロチジン(ebrotidine)、
ミフェンチジン(mifentidine)、ロキサチジン、ピサチジン(pisati
dine)およびアセロキサチジン(aceroxatidine)が挙げられる。
活性な制酸剤成分としては、水酸化アルミニウム、アミノ酢酸ジヒドロキシアルミニウ
ム、アミノ酢酸、リン酸アルミニウム、ジヒドロキシアルミニウム炭酸ナトリウム、炭酸
水素塩、アルミン酸ビスマス、炭酸ビスマス、次炭酸ビスマス、次没食子酸ビスマス、次
硝酸ビスマス、次サリチル酸ビスマス(bismuth subsilysilate)
、炭酸カルシウム、リン酸カルシウム、クエン酸イオン(酸または塩)、アミノ酢酸、硫
酸アルミン酸マグネシウム水和物(hydrate magnesium alumin
ate sulfate)、マガルドレート(magaldrate)、ケイ酸アルミン
酸マグネシウム、炭酸マグネシウム、グリシン酸マグネシウム、水酸化マグネシウム、酸
化マグネシウム、三ケイ酸マグネシウム、乳固形分、アルミニウム第一リン酸カルシウム
またはアルミニウム第二リン酸カルシウム、リン酸三カルシウム、炭酸水素カリウム、酒
石酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、アルミノケイ酸マグネシウム、酒石酸および塩が
挙げられるが、これらに限定されない。
事実上いずれのビタミンまたはミネラルなどの種々の他の栄養補給剤もまた活性成分と
して使用することができる。例えば、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンD、ビタミンE
、ビタミンK、ビタミンB6、ビタミンB12、チアミン、リボフラビン、ビオチン、葉
酸、ナイアシン、パントテン酸、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リ
ン、硫黄、塩素、鉄、銅、ヨウ素、亜鉛、セレン、マンガン、コリン、クロム、モリブデ
ン、フッ素、コバルトおよびこれらの組み合わせを使用することができる。
活性成分として使用できる栄養補給剤の例は、米国特許出願公開第2003/0157
213(A1)号明細書、同第2003/0206993号明細書および同第2003/
0099741(A1)号明細書に示されている。これらは、参照によりその全体をあら
ゆる目的で本願に援用したものとする。
種々の医薬としての特性または栄養補助特性を有するものなど種々のハーブもまた活性
成分として使用できる。ハーブは医薬としてまたは香味物質として使用することができる
一般に香りの強い植物もしくは植物の一部またはその抽出液である。適切なハーブは、単
独で使用することもでき、種々の混合物として使用することもできる。一般に使用される
ハーブとしては、エキナセア、ヒドラスチス、キンセンカ、ローズマリー、タイム、カバ
カバ、アロエ、赤根草、グレープフルーツ種子エキス、ブラックコホッシュ、朝鮮人参、
ガラナ、クランベリー、イチョウ、セイヨウオトギリソウ、月見草油、ヨヒンベ樹皮、緑
茶、マオウ、マカ、ビルベリー、ルテイン、およびこれらの組み合わせが挙げられる。
発泡システム成分
発泡システムは、1以上の食用酸および1以上の食用アルカリ性物質を含んでよい。食
用酸(複数可)および食用アルカリ性物質(複数可)は、一緒に反応して発泡しうる。
いくつかの実施形態では、塩基性物質(単数種または複数種)は、限定しないが、アル
カリ金属炭酸塩、アルカリ金属炭酸水素塩、アルカリ土類金属炭酸塩、アルカリ土類金属
炭酸水素塩、およびそれらの組み合わせから選択してよい。食用酸(単数種または複数種
)は、限定しないが、クエン酸、リン酸、酒石酸、リンゴ酸、アスコルビン酸、およびそ
れらの組み合わせから選択してよい。いくつかの実施形態では、発泡システムは、例えば
、二酸化炭素、口腔ケア成分、香味物質などの、1以上の他の成分を含んでよい。
ガムでの発泡システムの使用の例については、発明の名称「Effervescent
Pressed Gum 錠剤 組成物」で、2004年10月13日に出願の米
国仮特許第60/618,222号(その内容を、参照によりあらゆる目的のために本願
明細書に援用したものとする)を参照されたい。他の例は米国特許第6,235,318
号明細書に見出すことができ、この内容を、参照によりあらゆる目的のために本願明細書
に援用したものとする。
食欲抑制成分
食欲抑制薬は、食品を摂取したいという欲求を抑圧するように機能する、繊維およびタ
ンパク質などの成分であることができる。食欲抑制薬はまた、ベンズフェタミン、ジエチ
ルプロピオン、マジンドール、フェンジメトラジン、フェンテルミン、フーディア(P5
7)、オリブラ(Olibra)(商標)、エフェドラ、カフェインおよびそれらの組み
合わせも含むことができる。食欲抑制薬は、以下の商品名でも知られている:アディペッ
クス(Adipex)(商標)、アディポスト(Adipost)(商標)、ボントリル
(Bontril)(商標)PDM、ボントリル(Bontril)(商標)スローリリ
ース( 徐放)、ディドレックス(Didrex)(商標)、ファスティン(Fasti
n)(商標)、アイオナミン(Ionamin)(商標)、マザノール(Mazanor
)(商標)、メルフィアット(Melfiat)(商標)、オベニックス(Obenix
)(商標)、フェンダイエット(Phendiet)(商標)、フェンダイエット(Ph
endiet)−105(商標)、フェンテルコット(Phentercot)(商標)
、フェノトリド(Phentride)(商標)、プレギン(Plegine)(商標)
、プレル(Prelu)−2(商標)、プロ−ファスト(Pro−Fast)(商標)、
PT 105(商標)、サノレックス(Sanorex)(商標)、テヌエート(Ten
uate)(商標)、サノレックス(Sanorex)(商標)、テヌエート(Tenu
ate)(商標)、テヌエートドスパン(Tenuate Dospan)(商標)、テ
パニル(Tepanil)10−Tab(商標)、テラミン(Teramine)(商標
)およびザントリル(Zantryl)(商標)。以上およびその他の好適な食欲抑制薬
はさらに、以下の米国特許に記載されており、すべてを本願に引用してその全体を援用す
る:Portmanの米国特許第6,838,431号、Portmanの米国特許第6
,716,815号、Portmanの米国特許第6,558,690号、Portma
nの米国特許第6,468,962号、Portmanの米国特許第6,436,899
号。
微量栄養素成分
微量栄養素は、タンパク質、炭水化物、および脂肪などの多量栄養素と比較して、所望
の効果をもたらすのに生物が要求する量が少なくても、生物の栄養上の健康状態に対する
影響を有する物質を含むことができる。微量栄養素には、限定しないが、ビタミン、ミネ
ラル、酵素、植生化学物質、抗酸化物質、およびそれらの組み合わせを含むことができる
いくつかの実施形態では、ビタミンは、ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、および
ビタミンKおよびそれらの組み合わせなどの脂溶性ビタミンを含むことができる。いくつ
かの実施形態では、ビタミンは、ビタミンC(アスコルビン酸)、B型ビタミン(チアミ
ンすなわちB1、リボフラビンすなわちB2、ナイアシンすなわちB3、ピリドキシンす
なわちB6、葉酸すなわちB9、シアノコバラミンすなわちB12、パントテン酸、ビオ
チン)、およびそれらの組み合わせなどの水溶性ビタミンを含むことができる。
いくつかの実施形態では、ミネラルは、限定しないが、ナトリウム、マグネシウム、ク
ロム、ヨウ素、鉄、マンガン、カルシウム、銅、フッ化物、カリウム、リン、モリブデン
、セレン、亜鉛、およびそれらの組み合わせを含むことができる。
いくつかの実施形態では、微量栄養素は、限定しないがL−カルニチン、コリン、コエ
ンザイムQ10、α−リポ酸、ω−3−脂肪酸、ペプシン、フィターゼ、トリプシン、リ
パーゼ、プロテアーゼ、セルラーゼ、およびそれらの組み合わせを含むことができる。
いくつかの実施形態では、植生化学物質は、限定しないが、カルテノイド、クロロフィ
ル、クロロフィリン、繊維、フラボノイド、アントシアニン、シアニジング(cyani
ding)、デルフィニジン、マルビジン、ペラルゴニジン、ペオニジン、ペチュニジン
、フラバノール、カテキン、エピカテキン、エピガロカテキン、没食子酸エピガロカテキ
ン、テアフラビン、テアルビジン、プロアントシアニン、フラボノール、ケルセチン、ケ
ンフェロール、ミリセチン、イソラムネチン、フラボノンシェスペレチン(flavon
oneshesperetin)、ナリンゲニン、エリオジクチオール、タンゲレチン、
フラボン、アピゲニン、ルテオリン、リグナン、フィトエストロゲン、レスベラトロール
、イソフラボン、ダイゼイン、ゲニステイン、グリシテイン、ダイズイソフラボン、およ
びそれらの組み合わせを含むことができる。
口内湿潤化成分
口内湿潤剤は、限定しないが、酸および塩ならびにそれらの組み合わせなどの唾液刺激
剤を含むことができる。いくつかの実施形態では、酸は、酢酸、アジピン酸、アスコルビ
ン酸、酪酸、クエン酸、ギ酸、フマル酸、グリコン酸、乳酸、リン酸、リンゴ酸、シュウ
酸、コハク酸、酒石酸およびそれらの組み合わせを含むことができる。いくつかの実施形
態では、塩としては、塩化ナトリウム、塩化カルシウム、塩化カリウム、塩化マグネシウ
ム、海塩、クエン酸ナトリウム、およびこれらの組み合わせを挙げることができる。
口内湿潤剤はまた、水和して口腔表面に付着し、口内湿潤化の感覚をもたらすかもしれ
ない親水コロイド材料も含むことができる。親水コロイド材は、植物滲出液、種子菓子、
および海藻エキスなどの天然由来の材料を含むことができ、またはそれらは、セルロース
、デンプン、または天然菓子誘導体などの化学的に変性された物質であることができる。
いくつかの実施形態では、親水コロイド材料は、ペクチン、アラビアガム、アカシアガム
、アルギン酸塩もしくはアルギン酸エステル、寒天、カラギーナン、グアーガム、キサン
タンガム、ローカストビーンガム、ゼラチン、ジェランガム、ガラクトマンナン、トラガ
ントガム、カラヤガム、カードラン、コンニャク、キトサン、キシログルカン、ベータグ
ルカン、フルセララン、ガッティガム、タマリン、細菌ガム、およびそれらの組み合わせ
を含むことができる。さらに、いくつかの実施形態では、プロピレングリコールアルギネ
ート、カルボキシメチルローカストビーンガム、低メトキシルペクチン、およびそれらの
組み合わせなどの、変性天然ガムを含むことができる。いくつかの実施形態では、微結晶
セルロース、カルボキシメチルセルロース(CMC)、メチルセルロース(MC)、ヒド
ロキシプロピルメチルセルロース(HPCM)、およびヒドロキシプロピルセルロース(
MPC)、およびそれらの組み合わせなどの、変性セルロースを含めることができる。
同様に、口内に水和の知覚をもたらすことができる湿潤剤を含めることができる。この
ような湿潤剤としては、限定しないが、グリセロール、ソルビトール、ポリエチレングリ
コール、エリスリトール、およびキシリトール含むことができる。さらに、いくつかの実
施形態では、脂肪は口内湿潤化を知覚させることができる。このような脂肪としては中鎖
トリグリセリド、植物油、魚油、鉱油、およびそれらの組み合わせを挙げることができる
咽頭ケア成分
咽頭無痛化成分は、鎮痛薬、麻酔薬、粘滑薬、防腐剤、およびそれらの組み合わせを含
むことができる。いくつかの実施形態では、鎮痛薬/麻酔薬は、メントール、フェノール
、ヘキシルレゾルシノール、ベンゾカイン、ジクロニン塩酸塩、ベンジルアルコール、サ
リチルアルコール、およびそれらの組み合わせを含むことができる。いくつかの実施形態
では、粘滑薬としては、限定しないが、スリッペリーニレ樹皮、ペクチン、ゼラチン、お
よびそれらの組み合わせを含むことができる。いくつかの実施形態では、防腐剤成分は、
塩化セチルピリジニウム、臭化ドミフェン、塩化デカリニウム、およびそれらの組み合わ
せを含むことができる。
いくつかの実施形態では、塩酸クロフェジアノール、コデイン、リン酸コデイン、硫酸
コデイン、デキストロメトルファン、臭化水素酸デキストロメトルファン、クエン酸ジフ
ェンヒドラミン、および塩酸ジフェンヒドラミン、ならびにそれらの組み合わせなどの鎮
咳成分を含むことができる。
いくつかの実施形態では、ハチミツ、プロポリス、アロエベラ、グリセリン、メントー
ルおよびそれらの組み合わせなどの咽頭無痛化剤を含むことができる。さらに他の実施形
態では、鎮咳剤を含むことができる。このような鎮咳剤は、2つの群、すなわち:粘液溶
解薬および去痰薬など、痰の粘稠度または産生を変化させるもの;ならびにコデイン(麻
薬性鎮咳剤)、抗ヒスタミン薬、デキストロメトルファンおよびイソプロテレノール(非
麻薬性鎮咳剤)などの咳反射を抑制するものの2群に分類できる。いくつかの実施形態で
は、片方または双方の群からの成分を含めることができる。
さらに他の実施形態では、鎮咳薬は、限定しないが、コデイン、デキストロメトルファ
ン、デキストロファン、ジフェンヒドラミン、ヒドロコドン、ノスカピン、オキシコドン
、ペントキシベリンおよびそれらの組み合わせからなる群を挙げることができる。いくつ
かの実施形態では、抗ヒスタミン薬は、限定しないが、アクリバスチン、アザタジン、ブ
ロモフェニラミン、クロロフェニラミン、クレマスチン、シプロヘプタジン、デキスブロ
モフェニラミン、ジメンヒドリナート、ジフェンヒドラミン、ドキシルアミン、ヒドロキ
シジン、メクリジン、フェニンダミン、フェニルトロキサミン、プロメタジン、ピリラミ
ン、トリペレナミン、トリプロリジンおよびそれらの組み合わせを挙げることができる。
いくつかの実施形態では、非鎮痛性の抗ヒスタミン薬としては、限定しないが、アステミ
ゾール、セチリジン、エバスチン、フェキソフェナジン、ロラチジン、テルフェナジン、
およびそれらの組み合わせを挙げることができる。
いくつかの実施形態では、去痰薬としては、限定しないが、塩化アンモニウム、グアイ
フェネシン、トコン流エキス、ヨウ化カリウムおよびそれらの組み合わせを挙げることが
できる。いくつかの実施形態では、粘液溶解薬としては、限定しないが、アセチルシステ
イン、アンブロキソール、ブロモヘキシンおよびそれらの組み合わせを挙げることができ
る。いくつかの実施形態では、鎮痛薬、解熱薬および抗炎症薬として、限定しないが、ア
セトアミノフェン、アスピリン、ジクロフェナク、ジフルニサル、エトドラク、フェノプ
ロフェン、フルルビプロフェン、イブプロフェン、ケトプロフェン、ケトロラク、ナブメ
トン、ナプロキセン、ピロキシカム、カフェインおよびそれらの混合物を挙げることがで
きる。いくつかの実施形態では、局所麻酔薬として、限定しないが、リドカイン、ベンゾ
カイン、フェノール、ジクロニン、ベンゾノテートおよびそれらの混合物を挙げることが
できる。
いくつかの実施形態では、鼻腔鬱血除去薬および鼻腔内清掃の知覚をもたらす成分を配
合できる。いくつかの実施形態では、鼻腔鬱血除去薬としては、限定しないが、フェニル
プロパノールアミン、シュードエフェドリン、エフェドリン、フェニレフリン、オキシメ
タゾリン、およびそれらの組み合わせを挙げることができる。いくつかの実施形態では、
鼻腔内清掃の知覚をもたらす成分としては、限定しないが、メントール、ショウノウ、ボ
ルネオール、エフェドリン、ユーカリ油、ペパーミント油、サリチル酸メチル、酢酸ボル
ニル、ラベンダー油、ワサビエキス、セイヨウワサビエキス、およびそれらの組み合わせ
を挙げることができる。いくつかの実施形態では、鼻腔内清掃の知覚は、発香性精油、木
、菓子、花および他の植物性物質からのエキス、樹脂、動物分泌物、および合成芳香族物
質によって、もたらすことができる。
いくつかの実施形態では、任意の成分または機能性成分としては、呼気清涼化剤、歯科
ケア成分、活性物、ハーブ類、発泡システム、食欲抑制薬、ビタミン、微量栄養素、口内
湿潤化成分、咽頭ケア成分、活力増強剤、集中力増強剤、およびこれらの組み合わせを挙
げることができる。
いくつかの実施形態では、改変される放出成分としては、香料、甘味料、感覚剤、呼気
清涼化剤、歯科ケア成分、活性物、ハーブ類、発泡システム、食欲抑制薬、増強剤、食用
酸、微量栄養素、口内湿潤化成分、咽頭ケア成分、およびこれらの組み合わせを含む群か
ら選択される少なくとも1つの成分が挙げられる。これらの成分は、封入型、遊離型、ま
たはこれらの両方の形態にあることができる。
仕上げられたチューインガム組成物の実施例
Figure 2019030319
ガムベースは3重量%〜11重量%の充填剤、例えば、タルク、リン酸二カルシウム
、および炭酸カルシウムを含んでもよい(このガムベース中の充填剤の量は、ガム領域組
成物の重量%に基づき、例えば上記の組成物Y−FFにおいて、ガム領域組成物が5%充
填剤を含む場合、ガムベースの量は、表の中に記載されている範囲よりも5%少ない範囲
、すなわち、23〜37%の範囲となることになる)。
上で述べている種々のチューインガムに加えて、以下に述べているシステムおよび方法
が、菓子類 または キャンディー、菓子類またはキャンディー成分とガム成分との組み
合わせ、および米国特許出願第2008/0166449号、国際公開第2011/04
4373号、および国際公開第2010/092480号に開示される菓子類 または
キャンディーとガムとの組み合わせの形成およびサイズ決定のために用いられてよく、そ
れらの示唆および開示するものは本開示に矛盾しない範囲でその全体を参照により本願明
細書に援用される。
ガム混合機一般
本発明は、種々の成分を含むガム塊または構造物を形成および/または冷却もしくは加
熱するために使用してもよい。いずれの従来の混合機も、当該ガム構造物を混合するため
に使用することができるが、使用される異なるタイプの混合機が、図1の新しいガム形成
システム106への供給特性に影響を及ぼす可能性がある。例えば、異なるタイプの前調
節(プレコンディショニング)および低せん断押出機が、生の混合機吐出物を改変し、定
期的な流れおよび/または連続的な流れを生成するために用いられてもよい。いずれの場
合も、新しいガム形成システム106は、工業的に用いられる様々な混合システムと直ぐ
に使用できるということが企図される。
混合システム102は、所望のガム構造物の配合物に応じて、1以上の混合機を具える
ことができる。この1以上の混合機は、混合されることになる成分または混合されること
になる成分の状態に応じて、異なるタイプの混合を提供することができる。2つの主なタ
イプの混合として、分配混合(distributive mixing)および分散混
合(dispersive mixing)が挙げられる。分散混合は、典型的には、組
成物内の個々の成分および成分の凝集物をより小さい断片へと細分化する高せん断混合で
ある。分配混合は、典型的には、分配混合よりも低いせん断の混合であり、個々の成分を
組成物全体にわたって分配して、より均一な組成物を与えるために使用される。分散混合
および分配混合は、米国特許第5,562,936号により詳しく記載され、論じられて
いる。この米国特許第5,562,936号の教示および開示は、参照によりその全体を
本願明細書に援用したものとする。
混合システム102の混合機は連続混合機またはバッチ式混合機であってもよい。本願
明細書で使用する場合、「連続混合機」は、本願明細書中で「連続加工装置」とも呼ばれ
ることがあるが、これは、流出物を調製するために使用される種々の成分が、デバイスの
中へと実質的に連続的に供給され、同時にそれらの成分が混合されており、かつ混合シス
テムから取り出されているかまたは排出されている加工装置である。例えば、連続混合押
出機では、成分は、種々の上流および下流の供給ポートを通して実質的に連続的に導入さ
れ、その間ずっと、スクリュー、回転翼、ピン、パドルまたは他の混合エレメントは、シ
ステムを通して混合物を運搬し続け、その間ずっと、その混合物を撹拌する。押出機の下
流部で、当該塊の全体的にまたは部分的に組み合わされた下流部は、実質的に継続的にま
たは継続的に運搬されている塊の力によって、押出機から排出される。押出機からの塊の
排出は、外部ポンプまたは追加ポンプを含めることにより容易になる可能性がある。
連続混合機は、分散混合、分配混合または分散混合および分配混合の両方の組み合わせ
をもたらしてもよい。例えば、押出機の形態の連続混合機は、すべての分散混合エレメン
ト、すべての分配混合エレメント、または分散混合エレメントおよび分配混合エレメント
の組み合わせを有することができる。ガム組成物を混合することの特徴および要求事項に
起因して、分散混合エレメントは、典型的には、分配混合エレメントの上流にあるが、し
かしながら、本発明に係る連続混合機は、その配置に限定されない。
本願明細書で使用する場合、「バッチ式混合機」は、本願明細書中で「バッチ式加工装
置」とも呼ばれることがあるが、これは、組成物を調製するために使用される加工装置で
あって、組成物が調製されるとその組成物は装置から一斉に排出されるか、またはその組
成物の少なくとも個別の不連続的な部分が間欠的な間隔で排出されることになるが、組成
物は、混合中に連続的に排出されない加工装置である。典型的には、組成物を調製するた
めに使用される個々の成分またはその個々の成分の一部分が、実質的に一斉にまたは所定
の時間的順序で別個の量でデバイスに供給される。バッチ式混合機に加えられる個々の成
分は、いくつかの成分が混合サイクルの全体の長さに実質的に等しい滞留時間を有する一
方で、他の成分は、混合サイクルの全体の長さの一部分のみの滞留時間を有するように、
混合サイクル全体にわたって異なる時期に加えられてもよい。さらに、混合サイクル全体
にわたって異なる目的で使用される個々の成分は、混合プロセス全体にわたって異なる時
期に加えられる成分の異なる別個の部分を有してもよい。例えば、1つの成分は、エラス
トマーをコンパウンディングすることを容易にするために使用されてもよいし、増量剤と
して使用されてもよい。このような成分は、混合時間全体に等しい滞留時間を有するよう
に混合サイクルの開始時に加えられる第1の部分を有してもよい一方で、同じ成分の第2
の部分が、混合時間全体よりも短い滞留時間を有するように、混合サイクルであとで加え
られてもよい。
バッチ式混合機は、典型的には、分散混合または分配混合のいずれかをもたらすであろ
う。本発明を実施する際に使用されるバッチ式混合機は、分散混合および分配混合の両方
をもたらすように構成することもできよう。例えば、内部回転翼を具えるケトル混合機は
、回転翼のピッチまたは配向を改変することにより分散混合と分配混合との間をシフトす
るように構成することができるということが企図される。あるいは、ケトル混合機は、1
つの組は分散混合用に構成される一方で、別の組は分配混合用に構成されているように、
複数の組の回転翼を具えることもできよう。この混合機は、一度に1つのタイプの混合を
もたらすために、一度に一組の回転翼しか使用しない可能性が非常に高いであろうという
ことが企図される。
いくつかの実施形態では、ガム混合システム102は、1つの連続混合機または1つの
バッチ式混合機を具えてもよい。他の実施形態では、ガム混合システム102は、直列に
および/または並列に配置された1以上の連続混合機および/または1以上のバッチ式混
合機を具えてもよい。種々の並列および直列の混合システムの構成は、本譲受人に譲渡さ
れた米国特許出願第12/338,428号および同第12/338,682号に記載さ
れている。この特許出願の開示は、参照によりその全体を本願明細書に援用する。
図1に示される実施形態に戻って参照して、ガム混合システム102からのガム構造物
産出物130は、ほぼ不規則または別な態様で不均一な厚さの物質であってもよい。ガム
形成システム106は、いずれの数のガムベース成分および/またはガム成分を含む、エ
ラストマーまたは加工済みガムまたはそれらの間のいずれかのガム構造物を加工すること
ができる。ガム構造物吐出物130はいずれのガム構造物であってもよいが、この実施形
態では、ガム構造物産出物130は、好ましくは、加工済みガムである。ガム構造物の配
合物によっては、不均一なガム構造物産出物130は、ガム形成システム106へと直接
供給して、所望の均一の厚さを有するガム構造物189の連続シートを形成することがで
きる。しかしながら、図1の実施形態に示すように、不均一なガム構造物産出物130は
、ガム形成システム106に入る前に、いくらか均一な形状または幅へとさらに加工され
る。
図1に示される実施形態では、ガム構造物産出物130は、ローフ132へと予備形成
され、その後、ガム形成システム106の中で所望の幅および厚さを有するガム構造物の
連続的なウェブまたはシートへとさらに形成される。従って、この実施形態は、形成シス
テム106の上流に、任意のローフ製造機104を伴って示されている。ローフ製造機1
04は、低せん断押出機134として示されている。押出機134は、形成ダイを通して
ガム構造物の塊を押し進め、これにより、別々のローフ132へと周期的に切断されても
よい均一な押出物136が形成される(あるいは、ローフへの切断なしに、ほぼ均一なサ
イズの連続的な流れが与えられてもよい)。ローフ132は、わずかの平行四辺形形状を
有してもよいし、または幅および長さのわずかの形状のばらつきがあってもよいが、個々
のローフ132の厚さは、好ましくは約12〜127mm厚(垂直方向に)であり、長さ
および幅は約100mm〜460mmである。典型的には、ローフ製造押出機104の吐
出オリフィスは、先行技術のサイズ決定タイプの押出機に対して「低せん断」と考えられ
るように十分、相対的に大きい。結果として、産出物の最大厚さは、約25mmよりも大
きく(例えば25〜50mm)、かつ/または460mm未満の幅が好ましい。さらに、
形状は完全に矩形(または台形状)である必要はない。ガム形成システム106は、ガム
形成システム106の上流の幅よりも、ガムの横方向の幅を実質的に増大させる(典型的
には、少なくとも2倍の幅)。このようなローフ製造機システムは、本譲受人に譲渡され
ている米国特許出願第12/352,110号に開示されており、この特許出願の開示は
、参照により、その全体を本願明細書に援用したものとする。ガム構造物をローフ132
へと形成することで、ガムラインに融通性を与えることができる。例えば、下流の形成プ
ロセスは、あとで実施されてもよいし、またはローフは、さらなる加工または調節のため
に、異なる場所へと移されてもよい。
次いで、ローフ132は、ガム形成システム106へと移され、そこでガム構造物ロー
フ132は、所望の厚さへと圧縮することができる。あるいは、そしてこれまでに論じら
れたように、ガム構造物産出物130は、ローフ132へと形成されることなく、ガム形
成システム106へと直接供給することができる。さらに、異なる実施形態では、混合シ
ステム102は、いくらか均一な形状を有するガム構造物の塊のロープを産出(吐出)す
るための大きい吐出オリフィス(これは、形成ダイ内のせん断応力および得られたロープ
の中の温度を最小にする)を有する形成ダイを具える押出機を含んでもよい。例えば、形
成ダイは、約20mmを超える厚さを有するガム構造物の連続的なウェブまたはロープを
吐出するように構成されてもよい。この形成ダイは、ガム構造物184の所望の幅に応じ
て連続的なウェブの種々の幅を生成するように調整可能であってもよい。
図1に示されるように、全体のシステム100の第1の図示される実施形態は、とりわ
け、厚さを漸進的に低下させるためのサイズ決定タイプの押出機または複数のローラーを
含まない。従って、いくつかの実施形態に係る1つの特徴および優位点は、制約された幅
の、しかし薄い開口部を通してガムを押し進めるために高せん断を必要とするサイズ決定
タイプの押出機を排除するためにガム形成システム106が使用することができること、
およびサイズ決定タイプの押出機から厚さを漸進的に減少させるためにこれまで使用され
てきた従来の一連のサイズ減少ローラーを排除するためにも使用することができることで
ある。このようなサイズ決定タイプの押出機を含む従来のガムラインは、プロセスの高せ
ん断性のため、約220mm〜460mmの最大幅を有するガム構造物を製造することに
限られている。
ガム形成システム106を使用してガム構造物の連続シートを形成する際に、明確な幅
の矩形のオリフィスを通してガムを力ずくで押出す必要は、もはやない。結果として、実
現されうる1つの優位点は、ガム構造物に対して奏されるせん断力を著しく低下すること
ができるということである。さらなる結果として、特定のせん断に敏感な成分がはるかに
より無傷なまま留まる可能性が高く、その結果、得られた製品が、より多くのせん断に敏
感な成分を無傷のまま最終生成物の中に有する可能性があるか、またはより少ない量のせ
ん断に敏感な成分しか、ガム混合操作の間に加える必要がなくなり、これにより、費用削
減の潜在的可能性または消費者にとってのチューインガムの特徴の増進がもたらされる。
特定の封入された甘味料、香料および種々の医薬品有効成分などの上記のもののようなせ
ん断および温度に敏感な成分は、より低いせん断の加工から特に恩恵を受けることが想定
される。
さらに、ガム形成システム106の低せん断性に起因して、ガム形成システム106は
、実質的により少ない動力、例えば、サイズ決定タイプの押出機およびサイズ減少ローラ
ーの系列を含む従来の圧延スコアリングラインを運転するために必要とされるエネルギー
の1/3未満で動作させることができ、これにより著しいエネルギー削減がもたらされる
。さらに、サイズ決定タイプの押出機およびサイズ減少ローラーの系列をガム形成システ
ム106で置き換えることにより、本発明の実施形態は、可動部の数を実質的に減少させ
ることができ、このことは、ひいては、動作不良の可動部が原因の起こりうる稼動停止時
間を最小にすることができる。
図1に示される実施形態のガム形成システム106は、一対の移動するローラー対1
42を包含する。この実施形態において、これらのローラー対142は、上側ローラー1
44および下側ローラー146である。ローラー対142は、例えば、操作可能に連動し
たモーターによって、外部から駆動される。一実施形態において、ローラー対142のそ
れぞれは、ローラー対142の各ローラーの回転速度が独立に制御できるように、モータ
ーを具えて提供される。
ホッパー154は、上流のサージ(surge)の制御、容量および供給の制御のために使用されてもよい。ホッパー154は、ローラー対142のほぼ中間にある注入口領域164の中にガム塊182を束縛し、蓄積し、供給する。ホッパー154は、不均一なガム構造物産出物130、ガム構造物132のローフ、および/または種々のウェブ幅を有するガム構造物のいくらか均一なウェブを受けるように構成することができる。ホッパー154の注入口領域164の幅は、ガム構造物184の所望のシート幅に応じて調整されてもよい。1つの実施形態では、上側ローラーおよび下側ローラー144、146ならびにホッパー154は、約25mm〜1m、またはおそらくはこれより大きいガム構造物184の幅を収容するように構成されている。十分な産出物を生成しながらより遅い速度で動作することができるかなりのガム塊の量を提供することができるように、幅が約0.6mを超えるガム184のより幅が広いシートを有することが望ましい場合がある。
図7は、本発明の1つの実施形態に係るホッパー154の上面図を示す。示すように、
ホッパー154は、ホッパー154を通る、ローラー対144、146へのガム構造物の
供給を容易にするための、一対の供給ローラー220、222を具える。この実施形態の
供給ローラー220、222は、らせん状回転翼221、223を有する羽根付きローラ
ー(auger roller)であり、この供給ローラー220、222は、図7でホ
ッパー154の左側224から見たとき、供給ローラー220が反時計方向に回転し供給
ローラー222が時計方向に回転するように、逆方向に回転するように構成されている。
ローフ132もしくは混合機からのむらがある産出物130またはいずれかの他の形状に
あることができるガム構造物がホッパー154に供給されるとき、そのガム構造物は、重
力によって供給ローラー220、222に向かって落下する。次いで、供給ローラー22
0、222は、中心に向かって内側へと逆方向に回転し、これによりガム構造物を供給ロ
ーラー220、222間で、そして上側ローラー144および注入口領域164に向かっ
て移動させる。さらに、ガム構造物が供給ローラー220、222間に供給されるにつれ
て、供給ローラー220、222のらせん状回転翼221、223は、回転軸に沿ってガ
ム構造物を移動させ、これにより供給ローラー220、222の各端部に向かってガム構
造物を方向づける。従って、ガム構造物は、供給ローラー220、222の幅に対応する
、出て行くガム構造物の所望の幅を提供するように分配される。
次いで、ガム構造物は、上側ローラー144によって下側ローラー146に向かって案
内され、この際、逆回転する上側ローラー144および下側ローラー146はガム構造物
をローラー144、146の間に引っ張り、このあとより詳細に説明するように、ガム構
造物を形成およびサイズ決定する。他の実施形態では、ホッパー154は、ホッパー15
4の中のガム構造物の供給および幅拡大をさらに容易にするために、複数の対の供給ロー
ラーを具えてもよい。
この実施形態では、垂直軸148を有する上側ローラー144および垂直軸150を有
する下側ローラー146は、上側ローラーおよび下側ローラー144、146が、水平方
向のオフセット間隔152だけ水平方向にずれているように配置される。このローラー対
は、本願明細書中では、「形成ローラー」または「サイズ決定ローラー」とも呼ばれる。
用語「上側ローラー」および「下側ローラー」によって予想されうるように、および図1
に示されるように、この実施形態のローラー対142は、垂直方向にもずれている。より
具体的には、上側ローラー144は水平軸156を有し、この水平軸156は、下側ロー
ラー146の水平軸158からオフセット160だけ、水平方向にずれている。上側ロー
ラー144および下側ローラー146は、ローラー144、146の間に間隔162が形
成されるように配置され、この間隔162によって、ガムがこれらのローラー間を通るこ
とが可能になる。ローラー対144、146および間隔162は、間隔162に対応する
ほぼ均一な厚さを有するガム構造物189の連続シートを形成するために、ガム構造物に
圧縮力を加えるように構成されている。ガム構造物の「ほぼ均一な厚さ」という用語は、
ローラー対142を出た後のガム構造物の断面のクロスウェブ(ウェブを横断する方向)
の形状を記載するために、広い意味で使用される。
上側ローラー144および下側ローラー146は、逆回転して、間隔162を通してガム塊182を引っ張るように構成されている。ローラ144、146により塊182のこの引っ張りまたは引きずりの結果、間隙162を通るガムの引き込む流れが生じる。図1に示される実施形態では、上側ローラー144は反時計方向178に回転し、他方、下側ローラー146は時計方向180に回転する。上で論じたように、供給ローラー220、222は、ホッパー154に入るガム塊をローラー144、146に向かって運搬する。ガム塊がローラー144、146の間に供給されるにつれて、逆回転するローラー144、146は、間隔162を通してガム塊を引っ張る。いくつかの実施形態では、供給ローラー220、222は、ローラー144、146によるガムの引っ張りを容易にするために、間隔162に向かってガム塊を押すように設計されている。ガム塊182が狭い間隔162(0.1mmという狭さであることができる)を通して引っ張られるにつれて、ガム塊182は、ローラー144、146の間で変形される。この変形およびサイズ決定は実質的な伸長である。
ローラ142によりサイズ決定される(すなわち、ホッパー154から出て行く)直前
に、ガム塊182は実質的に成形されていない。「成形されていない」ガム塊またはシー
ト184は、その現在の状態において、押出、変形またま任意の他の手段によりサイズ決
定または形成されていないが、ガム塊がこの現在の状態の前の様式でサイズ決定または形
成されている、任意の塊またはシート184と定義され得ることに留意されるべきである
。つまり、ガムシート184の寸法は、成形されていないガム塊182の形状および寸法
と独立して作製される。しかしながら、ホッパー154、間隙162、およびシート18
4から出て行く幅は全て実質的に同じであり得ることに留意されるべきである。さらに、
ガム塊182の例示的な実施形態は、入口領域164においてガムシート184の3倍よ
り大きい、より特にはガムシート184の10〜70倍大きい厚さ寸法を含んでもよい。
図12に示されるものと同様の例示的な実施形態において、間隙162のすぐ上流のガム
塊182の厚さは500〜800mmであり、間隙162のすぐ下流のガムシート184
の厚さは1〜60mm、より特には3〜10mmである。
ガム塊182がホッパー154から出ていき、間隙162を通して引っ張れる場合、反
対方向の流れ191(すなわち、逆流)が、ホッパー154と間隙162の最小距離との
間の入口領域164において起こり得る。この逆流191は図12に示され、流れの方向
は、ホッパー154から間隙162の最小距離に対する方向である。図12に例示したよ
うに、間隙162の最小距離を通るガム塊182の引っ張りにより、ガム塊182をガム
シート184にサイズ決定し、間隙162の最小距離とホッパー154との間のガム塊1
82の断面積の少なくとも30%は、間隙162の最小距離に対する流れ方向から離れて
偏向される(図12における矢印を参照のこと)。逆流191はガム塊182の相対的内部で起こり、これにより、間隙162から離れた方向(すなわちホッパー154に近い領
域)において寸法が増加する。
より具体的には、図12に示されるように、間隙162のすぐ上流の流れ方向において
偏向はないまたは実質的にない。しかしながら、間隙162のさらに上流およびホッパー
154の近くの塊182の領域において、流れの方向(すなわち逆流191)から離れて
偏向するガム塊182の割合は増加する。例示的な実施形態(ほとんどの従来の菓子組成
物に適用可能である)において、この領域は、限定されないが、(ホッパー154の方向
における間隙162の上流での発生の増加と共に)ガム塊182の約30%〜75%の断
面積、より特にはガム塊182の48%〜65%の断面積などの逆流191の割合を含む
。例示的な実施形態において、ローラ間の分離が間隙幅の10〜50倍である間隙中心線
に沿った位置において測定して、逆流191は少なくとも30%で多くても75%である
上記のように逆流191は、ガム塊182中の成分のより十分な混合を可能にするとい
う点で有益であり得る。実際に、逆流191は、形成またはサイズ決定ステーション10
6のガム混合システムの除去または減少を可能にし得る。
入口領域164における逆流191の発生に加えて、サイズ決定ローラ142の間の間
隙162の最小距離の方向へのガム塊の引っ張りはさらに、ガム塊182の速度プロファ
イルにおける変動193を生じる。この変動は図13に示され、ローラ144、146に
近接するガム塊182の表面領域195は、ローラ144、146の遠位に配置されるガ
ム塊182のより内部の領域197より大きな速度でローラ144、146により引っ張
られる。
より具体的に、図13の例示的な実施形態に示されるように、表面領域195における
ガムは、限定されないが、より内部の領域197におけるガムより5倍の速度で流れ得る
。システム106に見られる実際の速度は、システム106自体が実施される望ましい速
度に依存することが留意されるべきである。例えば、システム106において種々のコン
ベヤーおよびローラーが実施され、ガム塊182が0.25メートル/秒の例示的な速度
を含む場合、間隙162の上流の塊182内の速度の変動は、表面領域195において約
0.3メートル/秒からより内部の領域197において0.0165メートル/秒未満ま
でである。
上記の逆流191と同様に、この変動193の速度プロファイルは、ガム塊182の成
分のより完全な混合を可能にするので有益であり得る。
ローラー対142は、ガム塊が上側ローラー144と下側ローラー146との間を通過
するにつれて、ガム塊を圧縮し形成し、ほぼ均一な厚さを与え、そのため、ガム塊の厚さ
は、好ましくは約20%クロスウェブ分散(ウェブを横断する方向の分散)以内、より好
ましくは約10%クロスウェブ分散以内、最も好ましくは約5%クロスウェブ分散以下で
ある。例えば、ローラー対142を出るガム塊の所望の厚さが3mmであるとき、上側ロ
ーラー144と下側ローラー146との間の間隙162(および特に、間隙の最小距離)
は、ガム塊ウェブの幅に厚さが好ましくは約2.4〜3.6mm、より好ましくは約2.
7〜3.3mmであるように調整される。より好ましくは、分散は.2mm未満であり、
約.1mmであってもよい。結果として、かなりの程度の正確さおよび精度を、ガムに対
してローラー142を用いて達成することができる。与えられたガムレシピの弾性、粘度
および弾力性の変動による反発および収縮の変動に起因して、いくらかの分散が、種々の
ガムレシピに対して予想される。ほぼ均一な厚さを有するガム塊ウェブは、その後、ガム
塊の配合物に応じて、その厚さにおいて膨らむか、またはその厚さにおいて収縮してもよ
い。さらに、ほぼ均一な厚さを有するガム塊ウェブは、その後、成形され、質感付与され
、および/または印刷されてもよく、これにより、そのほぼ均一な厚さが変化する可能性
がある。
ローラー144および146は、ガム、所望の厚さおよびガムシート184の幅、ロー
ラ144、146から出ていくガムシート184の所望の温度の物理的特性に応じて種種
の直径および幅を有するように構成され得る。図1に示される実施形態では、下側ローラ
ー146は上側ローラー144より大きい直径を有する。しかしながら、他の実施形態に
おいて、上側ローラは、下側ローラーより大きな直径を有してもよいか、または同じ直径
を有してもよい。好ましくは、下側ローラー146は、約0.5mから3mの直径および
約0.6mから1.3の幅を有し、上側ローラー144は、約0.25mから1mの直径
および同様の幅を有する。示したように、好ましくは、いくつかの回転の程度のためにガ
ムを運ぶローラーは、特定の冷却/加熱および/または後で記載する効果を設定するため
に比較的大きい直径である。
より幅が狭いローラーが可能であるが、約0.6m〜1.3mまたはこれより広い幅を
有するローラーは、幅がほぼ同じ、典型的には少なくともわずかに幅が狭いガムリボンま
たはシートを生産する機会を与える。それゆえ、ローラー144、146は、サイズ決定
タイプの押出機を伴う従来の厚さ減少プロセスよりも、かなりのガム容量の改善をもたら
すことができる。したがって、一対のローラー144、146は、50mmから50cm
または50cm超の幅(ガムシート184の幅はシステム106を通るガムの動きの方向
に対して実質的に垂直な方向において測定される)、および漸進的なサイズ減少ローラー
を用いる従来のサイズ決定タイプの押出成形機よりも125%〜300%幅広のまたはこ
れより大きく幅広の、加工済みサイズのガムのガムリボンおよびシートを与えることがで
き、同時に、全体にわたって記載しているとおり、著しく少ないエネルギーしか使用しな
い。したがって一対のローラーはまた、50mm未満または20〜50mm、および25
mm〜45mmのガムロープを与えることができ、50mm以下の幅を含むガムがロープ
または恐らくリボンと定義される。さらに、供給ローラー220、222を具えて構成さ
れるホッパー154、およびローラーの組144、146は、比較的小さい分散の範囲内
の所望の幅を有するガム塊を生産することができる。1つの実施形態では、ホッパー15
4およびローラーの組144、146は、好ましくは20%分散以内、より好ましくは1
0%分散以内、最も好ましくは5%以下の分散以内の所望の幅を有するガム塊を生産する
ことができる。上記の厚さおよび幅は、ローラー144、146の間に間隙162を通し
てガム塊182を単に通過させることにより達成可能であり、この間隙162を通過させ
ることによりガム塊182がガムシート184に形成することは留意すべきである。
より幅が広いガム物質を用いると、従来の圧延スコアリングラインと同じ量のガムを依
然として加工しながら、ガム形成プロセスの速度は、所望に応じて実質的に低下させるこ
とができるし、またはより大きいガム量の生産を生じるためにより高い速度を使用するこ
とができる。従来の圧延スコアリングラインは、22〜25m/分のガム運搬速度で動作
してもよく、同じ量の生成物は、幅の増大に対応してより遅い速度で得ることができる。
図1のローラー対142はより大きい下側ローラー146およびより小さい上側ローラー
144を含むが、他の実施形態では、上側ローラーおよび下側ローラーは、同じ直径を有
するように構成することができる。
ガム製品の所望の厚さに応じて、ローラー142は、間隔162が好ましくは約0.3
mm〜10.0mmに調整可能であるように構成されるが、この間隔は、0.1mmとい
う小さい値に設定することができる。1つの実施形態では、ローラー142は、絹のよう
な滑らかな表面および約0.5mm未満の厚さを有する紙のように薄いウェブのガムを生
産するために、滑らかな表面仕上げおよび0.5mm未満の間隔162を有するように構
成される。ローラ142は、限定されないが、互いに対してローラ142の垂直位置を制
御するために、サーボ機構などの任意の望ましい駆動装置を用いて構成され得、それによ
り、間隙または間隔162を調節することが理解されるべきである。
ホッパー154は、間隔162に近接する上側ローラー144の一部分および下側ロー
ラー146の一部分がホッパー154の注入口領域164を画定するようにして、下側ロ
ーラー146の上方に配置される。ホッパー154は、テーパー状の外壁166を有し、
この外壁166は、下側ローラー146の回転を許容する非常に小さいクリアランスで、
下側ローラー146の上面168と隣接する。同様に、外壁170は、非常に小さいクリ
アランスで上側ローラー144の表面と隣接する。テーパー状の外壁166は、ホッパー
154の中のガム塊182を供給ローラー220、222に向かって案内するように構成
されている。あるいは、ホッパー154の壁は、ローラー144、146上に直接置かれ
てもよい。
上側ローラー144および下側ローラー146は、種々の回転速度で稼動することがで
きる。ローラー144、146は、同じ回転速度または異なる回転速度で稼動することが
できる。ローラー144、146の各々の回転速度は、投入されるガムの物理的特性およ
びローラー144、146を介する所望の伝熱に応じて、選択することができる。1つの
実施形態では、上側ローラー144よりも大きい直径を有するように構成される下側ロー
ラー146は、より小さい上側ローラー144よりも高い回転速度で稼動する。さらに、
ローラー144、146の相対的な回転速度は、ガムシート184の所望の質、例えば表
面の特徴、厚さの許容誤差、温度などを生成するように調整することができる。
例示的な実施形態において、ローラー144、146は、同じ線速度または異なる線速
度(すなわち、ローラーの表面の接平面で測定される)で稼動するように構成することも
できる。1つの実施形態では、一方のローラーが一定の線速度に設定され、他方で、他方
のローラーの線速度を、ローラーのその一定の線速度の±30%だけ変えることができる
。例えば、下側ローラー146の線速度は3m/分に設定することができ、他方で、上側
ローラー144の線速度は2.1m/分〜3.9m/分に制御される。このような実施形
態では、上側ローラー144の線速度は、ガムのより滑らかな表面を達成し、ガムのしわ
を最小にするための設定範囲内に調整される。あるいは、上側ローラー144は一定の線
速度に設定されてもよく、他方で、下側ローラー146の線速度は、所望の範囲内で制御
することができる。一方のローラーの線速度は、滑らかさを最大にしてガム表面のしわお
よび他のむらを最小にするために、ガム塊の特徴ならびにガム塊の所望の厚さおよび幅に
応じて、他方のローラーの線速度に対して±40%、±30%、±20%、または±10
%の範囲内で変えることができる。異なる実施形態では、異なる直径を有するローラー1
44、146は、同じ線速度(例えば、接平面での同じ速度;しかし、より小さいローラ
ーがより速く回転するので、異なる角速度)で稼動するように構成することもできる。
ローラー144、146についての寸法構成および材料、ならびにローラー144、1
46の支持構造は、ローラー144、146のたわみを最小化または排除するように、構
築される。図5は、構造フレーム147に固定されたローラー144、146のクロスウ
ェブ図の概略図である。示すように、上側ローラー144は、シャフト143によって構
造フレーム147に取り付けられている。同様に、下側ローラー146は、シャフト14
5によって構造フレーム147に取り付けられている。
図5に示すように、ローラー144、146は、ローラーの一方の端から他方の端まで
、ローラー144、146の間にほぼ均一なクロスウェブ間隔162を与えるように構成
される。しかしながら、いくつかの高い粘度および/または低い弾性のガム組成物は、ロ
ーラー144、146がガム塊を圧縮するにつれて、ローラー144、146に高い応力
を与える可能性がある。いくつかの非常に粘性が高いガム塊は、ローラー144、146
の間の間隔162へとガム塊を押すホッパー154に、さらなる力、例えばさらなる羽根
を必要とする可能性がある。このような粘性が高いガム塊は、ローラー144、146に
高い応力を奏する可能性がある。このような応力は、図6に示すように、ローラー144
、146においてたわみを生じる可能性がある(この図では、たわみは、説明の目的で、
誇張されている)。示すように、ローラー144、146のたわみは、ローラー144、
146にわたって均等でない間隔162を生じる可能性があり、この場合、ローラー14
4、146の中央周辺の間隔162はローラーの端近くの間隔162よりも大きい。この
ような均等でない間隔162は、不均一なクロスウェブ厚さを有するガム塊184を生産
することになり、これは、一貫性のない寸法を有するガム塊の生成物を生産することにな
るので、非常に望ましくない。
従って、1つの実施形態では、ローラー144、146は、さらなる構造支持体を提供
すること、および/またはローラーの端部により近いところでローラーを支持することに
より強化され、ローラーのたわみが最小化または解消される。1つの実施形態では、ロー
ラー144、146は、高粘度および/または低弾性のガム塊を加工するときにローラー
間の最大のたわみが0.5mm未満、好ましくは0.1mm未満に維持されるように、強
化され支持される。さらに、ローラーのたわみは、ローラーの直径を大きくすること、ま
たはガム塊によって与えられる応力に耐えるために高められた強度を有する材料からロー
ラーを形成することにより、最小化または解消することもできる。より幅広のローラーに
ついては、応力に耐えるためにより大きい強度が必要とされ、そして、より大きい直径の
ローラーが、たわみを最小にするための十分なローラー強度を与える上で有益である可能
性がある。このように、ローラーの直径 対 幅の比は、ローラーのたわみを最小にする
ために、ガム塊の物理的特性および所望の最終のシート厚さを考慮して、慎重に選択され
る。
たわみを最小にするために強化されたローラー対を介して低い圧縮率を有する粘性が高
いガム塊が形成されるいくつかの実施形態では、ガム強度に対して高い圧縮圧力が奏され
る可能性があり、これは、次に、ローラーに高い応力を加える。このような実施形態では
、ガム塊の中の固体微粒子成分がローラーの表面をへこませる可能性がある。
あるいは、ガム塊の物理的特性を、圧縮形成およびサイズ決定プロセスの間のローラー
144、146のたわみを最小にするように調整することができる。例えば、ローラー対
144、146に入るガム塊の圧縮率を改善するために、混合機102からのガム塊産出
物130の温度、および/またはガム塊132のローフの温度が、上げられてもよい。他
の実施形態では、ローラー144、146の一方または両方は、熱をガム塊に伝えるため
に加熱されてもよく、これにより粘度が下がり、ガム塊の圧縮率/成形性が改善される。
ガム塊に対して奏される圧力および熱の量は、最終のガム製品に対して種々の効果を及ぼ
すことができる。従って、ローラーのたわみは、最終のガム製品を考慮して制御される。
なぜなら、ローラーを強化することで、ガム塊に奏される圧力を高めることができ、温度
を上げることで、混合プロセス後にガム塊がさらに熱にさらされるからである。
図1の当該実施形態の別の特徴は、数度の回転にわたってガムを運ぶローラー146が
、ガムの比較的薄い状態に起因して、および伝導による伝熱に起因して、ガムシート18
4から、またはガムシート184へ、素早くかつ効率的に熱を伝える役割を果たすという
ことである。これを容易にするために、1つの実施形態では、少なくとも下側ローラー1
46(好ましくは両方のローラー)は冷やされるかまたは加熱される。いくつかの実施形
態では、上側ローラー144および下側ローラー146の各々は、ローラーを加熱または
冷却するために、予熱された水またはより低い凝固点の流体などの加熱流体または冷却流
体が流れる内部トンネル(複数可)を具えることができる。それゆえ、ローラー144、
146の表面温度は、約−15℃〜90℃に調整されてもよい。1つの実施形態では、ロ
ーラー144、146の表面温度は、約0℃〜90℃の温度を有する冷却流体または加熱
流体をローラー144、146内で循環させることにより、約0℃〜90℃に制御するこ
とができる。1つの実施形態によれば、当該形成ローラーは、約5℃〜25℃、好ましく
はおよそ15℃の表面温度に冷やされる。これは、後の調節/冷却を減少または解消する
こと、およびガムは当該プロセスにおいてはるかに早く冷却されるので、香料などの熱に
敏感な成分の短時間の放出を低下させることといった、いくつかの優位点を有する。異な
る実施形態では、形成ローラーは約40℃〜60℃の表面温度に加熱され、これは、ガム
シートの形成を容易にし、ガムシートの厚さの変動を低減することができる。
1つの実施形態では、約40℃〜60℃の平均温度を有する加工済みガム塊182は、
形成ローラーの組142の間に供給される。1つまたは両方のローラー144、146は
、加工済みガム塊182の温度に密接に適合するように、約30℃〜70℃、より好まし
くは約40℃〜60℃の表面温度に加熱される。このようなローラー(1つまたは複数)
の加熱は、ガムウェブ184の形成を容易にし、ガムウェブ184の粘度を、ガムウェブ
が下側ローラー146によって運ばれうるように制御する。ローラー(1つまたは複数)
144、146の表面温度があまりに高い場合は、いくつかの実施形態では、ガムは、加
熱され、次いで粘着性があまりに高くなりローラー(1つまたは複数)に付着する可能性
がある。ローラー(1つまたは複数)144、146の表面温度があまりに低い場合は、
ガムの局所的粘度は、ガムが、成形するには硬すぎるようになり、または下側ローラー1
46上に留まらない可能性がある点まで、低下する可能性がある。従って、加工済みガム
またはガム塊の配合物に応じて、ローラー(1つまたは複数)144、146の表面温度
は、ガムがローラー(1つまたは複数)144、146に付着するのを防止し、ガムの形
成を容易にするように設定される。
上記のように、ローラー144、146の加熱または冷却を成し遂げるために、加熱/
冷却流体は、ローラー144、146を通して循環される。例えば、図8は、内部トンネ
ル204、206を具えるローラー144、146の断面図を示す。この実施形態では、
下側ローラー146の内部トンネル206は、外層207と内側コア208との間の中空
の空間として示されており、この図では、複数のリム209が外層207を支える(この
複数のリムは、最大の支持のために設計することができ、例えば、これらのリムは、ハニ
カム様の構成にあってもよい)。論じられるように、加熱/冷却流体は、トンネル206
を形成する中空の空間の中を流れて、外層207を冷却することができる。上側ローラー
204は、この実施形態では、下側ローラー206と同様に構成されている。他の実施形
態では、冷却トンネルは、異なるように形成されてもよく、例えば冷却トンネルは、より
薄いコイル状トンネルから形成されてもよい。
いくつかの実施形態では、ローラー144、146のうちのただ1つが熱流体のための
内部トンネルを具えてもよく、またはいずれのローラーも、内部トンネルを具えなくても
よい。上側ローラー144および下側ローラー146は、同じ温度もしくは異なる温度に
冷却または加熱することができる。例えば、上側ローラー144は、冷却されなくてもよ
いし、または下側ローラー146の温度よりも高い温度に冷却されてもよい。より高い温
度を有する上側ローラー144は、ガム塊の形成プロセスを容易にすることができ、他方
で、より低い温度に冷却された下側ローラー146は、ガム塊184の冷却および下側ロ
ーラー146からのガム塊184の解放を容易にすることができる。1つの実施形態では
、上側ローラー144が下側ローラー146に向かってガム塊を運搬するにつれて、粘度
を低下させ、ガム塊の圧縮率/成形性を高めるために、上側ローラー144は、ホッパー
154の中のガム塊の温度よりも高い温度に加熱される。下側ローラー146は、ガム塊
が上側ローラー144と下側ローラー146との間で圧縮されるにつれて冷却がもたらさ
れるように、冷やされている。
ローラー144、146を使用して形成、サイズ決定、および冷却または加熱されるガ
ムのウェブは、ガム塊の厚さにわたって温度勾配を有することができる。これは、ガム塊
は、そのかなりの量がエラストマーであるので、良好な熱伝導体ではなく、従ってガム塊
の中央部は、ローラーと直接接触している表面の温度とは異なる温度に留まる可能性があ
るからである。上側ローラー144および下側ローラー146が異なる温度に維持される
とき、ガム塊のこのような温度勾配は、増幅される可能性がある。例えば、1つの実施形
態では、上側ローラー144は、約50℃の表面温度に加熱され、下側ローラー146は
、約5℃の表面温度に冷やされており、このとき、約40℃の平均温度を有するガム塊の
塊が約2mmの厚さを有するガム塊のウェブへと形成され、サイズ決定および調節される
。この実施形態では、ガム塊のウェブは大きい温度勾配を有することができ、このとき、
冷やされている下側ローラー146と接触しているガム表面の温度は約5℃という下側ロ
ーラー146の表面温度に近く、加熱された上側ローラー144と接触しているガム表面
の温度は約50℃という上側ローラー144の表面温度に近く、それらの間のガム塊の温
度は、約5℃〜約50℃で変わる。このような実施形態では、冷やされるガム表面の結晶
化は、加熱されたガム表面の結晶化とは実質的に異なる可能性がある。なぜなら、冷やさ
れたローラーを介したガム塊の低温伝導冷却は、例えば対流によってゆっくり冷却された
ガム塊に比べて、非常に異なる結晶化を生じる可能性があるからである。両方のローラー
144、146が同じ温度に冷やされている実施形態においてでさえ、ガム塊は、ガム塊
の厚さにわたる温度勾配を有する可能性があるが、それは、異なる温度のローラーによっ
て形成されるガム塊の温度勾配よりもはるかに少ない。このような温度勾配は、非常に薄
いガム塊についてはきわめて小さく、ガム塊の厚さとともに増大する。
ガム形成ステーション106に入る投入されるガム塊の塊における温度の変動は、ガム
塊産出物の温度の一貫性に著しい影響を与える可能性がある。これは、形成ローラー(1
つまたは複数)144、146を介する伝導によるガム塊の温度変化は、対流を介するガ
ムの従来の冷却および調節(これは、数時間または数日にもなることがある)と比較して
、何分の1かの時間で起こるからである。従って、投入されるガム塊の温度の変動は、冷
やされたローラー(1つまたは複数)144、146によって例えば1分未満のうちに急
冷されるガムウェブの温度の変動となって現れる可能性がある。このように、いくつかの
実施形態は、投入されるガム塊の温度変動を所望の範囲内で制御するための措置を含むこ
とができる。例えば、投入されるガム塊を調製するための混合押出機が、所望の温度範囲
内でガム塊の塊を押出すために、精緻な温度制御モジュールを具えることができる。他の
実施形態では、ガム製造ライン100は、ガムローフ132を所望の温度範囲に調節する
ために、ローフ製造機104とガム形成ステーション106との間に任意の調節ユニット
を含んでもよい。
冷やされた形成ローラー(1つまたは複数)144、146は、比較的薄いガム塊が伝
熱のために冷やされた形成ローラー(1つまたは複数)によって運ばれるにつれて、その
比較的薄いガム塊の温度を効果的に低下させることができる。それゆえ、図1に示される
ような1つの実施形態では、比較的大きい直径のローラーが具えられてもよく、この場合
、ガム塊は、接触および伝導に起因するガム塊からの、そして冷やされたローラーへの伝
熱を容易にするために長い滞留時間が与えられるために、少なくとも約1/4回転(少な
くとも約90度で、約180度まで)にわたって運ばれる。ローラー144、146を通
って移動する冷やされた流体は、形成ローラー(1つまたは複数)を約5℃〜25℃、好
ましくはおよそ15℃の表面温度に維持するのに優れている。高い熱伝導率を有する冷た
い金属表面を有する冷やされた形成ローラー(1つまたは複数)は、ガム塊から冷たい金
属表面のへ伝熱を容易にすることにより、好ましくは10mm未満、より好ましくは0.
5〜6mmの厚さを有する比較的薄いチューインガム184の温度を下げるために効果的
に働く。この伝熱ローラーは、形成ローラー対の一方または両方であることが有利である
場合があり、または独立に、ガムが移される別々のローラーであってもよい。
図9は、単独型の冷却ローラー600を具える実施形態を図示し、この図では、ガム塊
602の連続シートは、ガイド604によってローラー600に向かって案内される。示
すように、ガム塊602は、冷却のために、ローラー600によって、そのローラーの周
りに約180°運ばれる。この実施形態は、冷却ローラー600上での滞留時間を最大に
するために、ガム塊602の連続シートが90°離れて冷却ローラー600上に移され、
冷却ローラー600から離れる(入り口と出口との間の角度がさらに狭くされている場合
は、この滞留時間は、さらに長い可能性がある)ように示されているが、ガム塊602の
連続シートは、ガム製造システムの中の他の構成要素の構成およびガム製造システムの中
の冷却ローラー600の位置に応じて、種々の地点で冷却ローラー600上に移されても
よく、種々の地点で出てもよい。冷却ローラー600は、ガム製造システムの中の種々の
位置に配置することができる。例えば、冷却ローラー600は、形成ローラー144、1
46の上流もしくは下流、または従来の漸進的なサイズ減少圧延ローラーの上流もしくは
下流もしくはそれらの間などに配置されてもよい。下流の場合、コンベヤー表面144は
、切断機構と対照的に冷却ローラ600の下流点へガムを運ぶように構成されてもよい。
いくつかの実施形態では、ガム形成システムは、複数の伝熱ローラーを具えてもよい。
図11は、4つの伝熱ローラー702、704、706、708を具えるガム形成システ
ム700を図示する。この実施形態では、形成ローラー702、704の一方または両方
は、ローラー702、704がガム塊を所望の幅および厚さへと形成するにつれてガム塊
の粘度を低下させるために、加熱されてもよい。ローラー704を出るガム塊710の連
続的なウェブは、次いで、冷やされたローラー706、708によって運ばれ、ここで、
ガム塊は所望の温度に冷却される。他の実施形態では、形成ローラー対702、704も
冷やされてもよい。
1つの実施形態では、約0.5mの直径を有する上側ローラー144および約1mの直
径を有する下側ローラー146は、およそ15℃に冷却される。ローラー144、146
は、ガム塊184に約1.6分の下側ローラー146上での滞留時間を与えるための約2
m/分の線速度で逆回転され、40℃〜60℃の温度を有するガム塊182を形成して冷
却する。ローラー144、146は、約3mmのほぼ均一な厚さを有するガム塊184を
形成するための約3mm間隙幅の間隔162を有するように構成され、この際、ガム塊の
温度は約15℃〜30℃へと急速に低下する。他の実施形態では、ガム形成システム10
6は、約5m/分〜約30m/分の線速度でガム塊184を形成して冷却するように構成
される。
ローラー144、146は、より従来的な圧延減少操作で使用されるタルクまたは他の
付着防止剤を用いた、ガムのダスティングを排除する機会を与えてもよい。これは、従来
の圧延スコアリングラインで使用されるようなダスト収集設備についての必要性を回避す
ることができ、そして、より鮮やかな着色料を有するより審美的に心地よい製品を作成す
るためにも使用することができる。なぜなら、ダスティング操作は最終生成物の色を鈍く
させるからである。さらに、ダスティング粉末の使用を解消することにより、ガム製造ラ
イン100の浄化プロセスを劇的に容易にすることができる。なぜなら、従来の圧延スコ
アリングラインにおいて時間がかかるクリーニングを必要とする、あとに残った散らかり
の実質的に大部分は、粉末の使用および多数のローラーに起因するからである。従って、
数時間、いくつかの従来の圧延スコアリングガムラインでは10時間であった、切り替え
のための浄化時間は、本発明のいくつかの実施形態によれば数分間へと短縮することがで
きる。それゆえ、本発明の実施形態は、従来の圧延スコアリングガムラインと比較して浄
化/切り替え時間を実質的に短縮することにより、ガム製造ラインの生産性を高めること
ができる。
より具体的には、タルクまたは他の微粒子の粘着防止剤を用いてガム/ローラ粉末の除
去が、このような微粒子を必要とするより従来的なシステムと比べてサイズ決定システム
106によるエネルギー消費の減少を可能にする。例示的な実施形態において、システム
106は、ガム塊182をガムシート184に形成およびサイズ決定する際に0.009
KWH/kg以下、より特にはガム塊182をガムシート184に形成およびサイズ決定
する際に0.002KWH/kg〜0.006KWH/kgまたは0.002KWH/k
g〜0.003KWH/kgのエネルギーを消費する。
上記のエネルギーデータは、約15m/分の標準的な線形ライン速度で実施するシステ
ムを使用して生成され得る。しかしながら、システム106は、最大35m/分およびよ
り速い線形ライン速度で実施する能力を有することが留意されるべきである。ほとんどの
従来のガム特性を含むガム塊を形成し、サイズ決定する場合にこのエネルギーは消費され
る。例示的な実施形態において、これらのガム塊特性は、45℃の温度にて250l/s
の剪断率(sheer rate)で約1000Pa.sの粘度(粘度は剪断率に反比例
する)、および約1100kg/mの密度を含む。さらなる例示的な実施形態において
、消費されるエネルギーは、システムに必要であり得るまたは必要でなくてもよい事前押
出または事前冷却を考慮に入れない。しかしながら、粉末収集は、0.009KWH/k
g(従来技術のシステムにおける)以下の消費されるエネルギーの計算に考慮に入れられ
得る。
上記の消費は、微粒子および微粒子収集を含む従来のサイズ決定システムよりエネルギ
ー使用の約50%の減少、ならびに微粒子適用および収集が考慮に入れられない場合、こ
のような従来のサイズ決定システムよりエネルギー使用の約33%の減少を表すことに留
意されるべきである。しかしながら、上記の線形速度範囲のより速い最後の線形速度を含
むローラー142の回転速度の増加(システム出力の増加など)が、上記のエネルギー消
費範囲の上端における(または超える)エネルギー消費を生じ得ることもまた、留意され
るべきである。さらに、同じ線形速度(間隙162において)でローラ142を走らせる
ことは、回転速度が同じであるか否かに関わらず、異なる線形速度でローラー142を走
らせることより低いエネルギー消費を生じ得る。しかしながら、異なる線形速度でローラ
ー142を走らせることは、一部のガム塊組成物を1.5mm以下の厚さまでサイズ決定
する場合、有益であり得る。
ここで、上記の粉末を効果的に置き換え得る例示的な実施形態に戻って、上側ローラ1
44が、ローラー142に対するガムの付着を防ぐように作用する、食品品質植物または
鉱油などの離型剤を用いて上側ローラー144を潤滑させるために給油ローラ174を備
え得ることが理解されるべきである。同様に下側ローラー146は、下側ローラー146
を潤滑させるために給油ローラー176を備える。したがって、ガム形成システム106
は、タルクまたはポリオールなどの粉末離型剤の必要性を排除する。この実施形態におい
て、ローラー144、146の各々は給油ローラー174、176を備えているが、他の
実施形態において、上側ローラー144、下側ローラー146のうちの1つのみが、給油
ローラーを備えてもよく、ローラ144、146が、離型剤を用いずにガムシート184
を解放するのに十分に低い表面張力または接着を有する場合、ならびにガムシート184
が後の剥離、切断およびパッケージ化についての粘着性が十分にない場合、ローラー14
4、146のいずれも給油ローラを備えなくてもよい。さらに、他の潤滑システム、例え
ば、噴霧バーまたは浸漬ボウルが、コンベヤーベルト190上でローラー146の表面か
らガムシート184を剥がすために間隙162の下流のスクレーパー188に設けられる
上記の離型剤の少なくとも一部は、望ましくは、ガムシート184がサイズ決定ローラ
142の間を通過し、接触した後、ガムシート184と共に保持し得ることが理解される
べきである。上記の給油ローラなどの潤滑システムを含むローラ142から放出された後
、シート184は、後で、0.1%〜3%の適用される油を含み、ほとんどの割合の油は
シート184に残ったままであり、ガムシート184の1つまたは両方の表面にまたは近
接して位置する。この離型剤は、望ましくは、ガムシート184の風味プロファイルに影
響を与え得、限定されないが、大豆、綿実、トウモロコシ、アーモンド、落花生、ヒマワ
リ、サラノキ、菜種、オリーブ、ヤシ、パーム核、イリペ(illipe)、シアバター
ノキ、およびココナツ、ならびに/またはカカオバター、乳製品脂肪およびポリエチレン
グリコール(PEG)のうちの少なくとも1つなどの植物性脂肪である。さらに、離型剤
は、限定されないが、合成香味油、天然香味芳香族および/または油、オレオレジン、植
物、葉、花、果実由来のエキス、スペアミント油、シナモン油、ウインターグリン油、ペ
パーミント油、チョウジ油、ベイ油、アニス油、ユーカリ油、タイム油、ニオイヒバ油、
ニクズクの油、オールスパイス油、セージ油、メース油、クヘントウ油、ケイヒ油、レモ
ン、オレンジ、ライム、グレープフルーツを包含している柑橘油、バニラ、リンゴ、西洋
ナシ、モモ、ブドウ、イチゴ、ラズベリー、ブラックベリー、サクランボ、プラム、パイ
ナップル、アプリコット、バナナ、メロン、トロピカルフルーツ、マンゴー、マンゴスチ
ン、ザクロ、パパイヤ、を包含しているフルーツエッセンス、ハチミツレモン、酢酸シン
ナミル、シンナムアルデヒド、シトラールジエチルアセタール、酢酸ジヒドロカルビル、
ギ酸オイゲニルおよびこれらの混合物などの少なくとも1つの風味剤をを含んでもよい。
なおさらに、処理温度(すなわちローラ142におけるサイズ決定の間)で液体から室
温で固体へ変化する離型剤もまた好適であり得る。従って、例示的な実施形態において、
パーム油またはヤシ油などの融解された固体脂肪が、ドラム142を形成する際の離型剤
として30℃〜40℃で適用されてもよく、ガムシートが冷却(例えば20℃以下)され
ると、ガムシート184を凝固する。同様に、分子量1000、1200、3000、最
大6000ののポリエチレングリコール[PEG]が、ドラム142を形成する際に離型
剤として40℃〜60℃で適用されてもよく、同様に、ガムシートが冷却されると、ガム
シート184を凝固する。ガムシート184におけるこれらの材料の凝固は、積層された
ガムシートの間に障壁を与えるので、通常25℃以下で実施される調整およびパッケージ
化操作の間にガムシートが互いに付着することを防ぐ。
図1に示されるように、図1の上側ローラー144はまた、ガムシート184が上側ロ
ーラー144の表面から剥がれることを確実にするために間隔162付近にスクレーパー
186を備え、それにより、ガムシート184は下側ローラー146に容易に移動する。
下側ローラー146はさらに、コンベヤーベルト190上の下側ローラー146の表面か
らガムシート184を剥がすために下側ローラー146の底部付近にスクレーパー188
を備えてもよい。一部の実施形態において、コンベヤーベルト190は、ガムシート18
4の連続シートをさらに調整するために冷却または加熱するように構成されてもよい。
例示的な実施形態において、コンベヤーベルト190はまた、ガムシート184に対し
てさらなる冷却を与えるために冷却されてもよい。図10は、冷却されたコンベヤーベル
ト190を概略的に示す。示すように、コンベヤーベルト190は、外側ベルト230、
流体トンネル232、複数の噴霧ノズル234、および支持部236を備える。外側ベル
ト230は、ポリマー材料などの任意の適切な材料から形成されてもよい。この実施形態
において、外側ベルトはナイロンから形成される。この実施形態において、支持部236
はステンレス鋼から形成される。流体トンネル232は適切な冷却または加熱流体を循環
するように構成される。この実施形態において、冷却水はトンネル232を通して流れ、
複数の噴霧ノズル234が、ステンレス鋼支持部236上に冷却水を噴霧し、それにより
、ステンレス鋼支持部236を冷却する。冷却したステンレス鋼支持部236はナイロン
ベルト230を支持する。したがって、ガムシート184がコンベヤーベルト190の上
面に運ばれる場合、冷却したステンレス鋼支持部236より高い温度を有するガムシート
184からの熱は、ナイロンベルト230を通して冷却したステンレス鋼支持部236に
移動し、それにより、ガムシート184を冷却する。この実施形態において、ナイロンベ
ルトの厚さは、容易に引き裂かれずに適切な支持を提供しながら、ガムシート184と支
持部236との間の適切な熱移動を可能にするように構成される。一実施形態において、
支持部230は、0.5mm〜5mm、好ましくは1mm〜2mmの厚さを有する。
冷却したコンベヤーベルト190は、本発明の種々の実施形態のガム形成システムにお
いて使用され得る。なぜなら、そのシステムは、上記のタルクまたは他の粘着防止剤など
の粉末材料を使用せずにガムシートを形成できるからである。従来のラインにおいて、こ
のような粉末材料の使用は、ガムがローラに対して付着するのを防ぐために必要とされて
おり、粉末材料がコンベヤーベルトの冷却された表面に付着するので、冷却されたコンベ
ヤーベルトは実現可能ではない。
図1の形成システム106は、圧縮ローラー192も具える。ローラー対142を出た
後、コンベヤーベルト190は、ガム塊184を圧縮ローラー192に向かって移動させ
る。圧縮ローラー192は、下側ローラー146から、好ましくは約0.5m〜3m、よ
り好ましくは約1m〜1.5mに配置される。この圧縮ローラーは、表面欠陥、キンクを
除去することができ、ガム塊184の厚さをさらに減少させる可能性があるが、しかしな
がら通常は、何らかのさらなる減少は、10%以下に限られる可能性があり、これにより
漸進的な圧延減少が必要とはされないという点で優位点を成し遂げる。この実施形態では
、ローラー対142は、最終のガム製品の所望の最終の厚さの10%以内の厚さを有する
ガム塊189の連続シートを産出するように構成することができ、圧縮ローラー192は
、ガム塊184の厚さを10%未満だけ調整するように構成されている。例えば、板ガム
製品の所望の最終の厚さが2.0mmである実施態様では、ローラー対142の間隔16
2は、ガム塊189の連続シートが約2.1mmのほぼ均一な厚さを有するように調整す
ることができる。この実施態様では、圧縮ローラー192は、ガム塊189の連続シート
をさらに圧縮して、ほぼ均一な厚さを約2.0mmまで減少させるように、コンベヤーベ
ルト190に対して配置される。
形成されることになるガム塊の配合物によっては、1つのローラー対を通って形成され
るガム塊は、ローラー対を出た後に膨張し、これによりガム塊の厚さの増加を生じる可能
性がある。例えば、ガム塊は、3mmの間隔を有する1つのローラー対を通って形成され
てもよく、このとき、ガム塊は約3mmの厚さまで圧縮される。ローラー対を出た後、こ
のガム塊は、約3.3mmの厚さまで膨張する可能性がある。このような実施形態では、
その後に配置される圧縮ローラーは、膨張したガム塊の層を3mmまで圧縮するための十
分な圧力を加えるように構成されてもよい。他の実施形態では、ガム塊配合物は、ローラ
ー対を出た後に収縮する可能性がある。例えば、ガム塊は、出た後に、その厚さが約10
%収縮しうる。このような実施形態では、当該間隔は、所望の最終の厚さよりも約10%
以上大きく設定されてもよい。例えば、ガム塊厚さの最終の所望の厚さが3mmである場
合、ローラー対は、約3.5mmの間隔を有するように設定することができる。このガム
塊は、ローラー対の間で約3.5mmの厚さまで圧縮され、ローラー対を出た後に厚さ約
3.1mm〜3.2mmまで収縮する。収縮したガム塊は、次いで、後の圧縮ローラーを
介して約3mmの所望の最終の厚さまでさらに圧縮される。いくつかの実施形態では、圧
縮ローラー192は、さらなる冷却を与えるために、冷やされたローラーであるように構
成することができる。
図1の例示的な実施形態において、システム100は、圧縮ローラー192の下流にス
コアリングローラー194、横方向分割ローラー196、および冷却トンネル200をさ
らに具える。スコアリングローラー194および横方向分割ローラー196は、ガム塊1
84を個々のスコアリングされたシート198へとスコアリングし分割する。スコアリン
グされたシート198は冷却トンネル200へと運搬され、そこでスコアリングされたシ
ート198は、頂部側および底部側の両方から強制空気を用いて冷却される。スコアリン
グされたシート198が冷却トンネル200の中でさらに調節されるにつれて、スコアリ
ングされたシート198のガム物質は、重ね合わせのために十分堅くなり、その結果、形
状を維持して材料のクリープを最小にする。1つの実施形態では、冷却トンネル200は
、ガム塊198のシートを約0℃〜15℃という低さの温度まで調節するように構成され
ている。ガム塊のスコアリングされたシート198は、次いで、ガム塊シート202の重
ね合わせ物(スタック)へと重ね合わせられ、その後の梱包プロセスのために移される。
他の実施形態では、冷却トンネル200は、ガム製造システム100の中の異なる場所に
配置することができる。例えば、冷却トンネル200は、ガム塊がスコアリングおよび/
または切断される前に冷却されるように、圧縮ローラー192とスコアリングローラー1
94との間に配置することができる。あるいは、ガム製造システム100は、梱包された
ガム塊製品を1つのラインで生産するために、さらなる分割および/または切断ローラー
、ならびに梱包設備を具えてもよい。
冷却トンネル200は、いずれの従来のタイプのものであってもよく、例えば、本譲受
人の被合併会社に譲渡された米国特許第6,214,389号に開示される冷却チャンバ
ーであってもよく、この特許文献の教示および開示は、参照によりその全体を、本開示と
矛盾しない程度まで、本願明細書に援用したものとする。冷却トンネル200は、本譲受
人の被合併会社に譲渡された米国特許第5,756,133号に開示される冷却塔に類似
のものでもよく、この特許文献の教示および開示は、参照によりその全体を、本開示と矛
盾しない程度まで、本願明細書に援用したものとする。冷却トンネル200は、強制空気
冷却機構および/または、冷やされたローラー、冷やされたベルト、冷やされた鋼鉄バン
ドなどの液冷式のパートを利用してもよい。さらに、冷却トンネル200は、例えば異な
る温度および/もしくは湿度の強制空気の投入を介して、異なる内部の温度および/もし
くは湿度を有する異なるチャンバーまたは領域など、区画化されていてもよい。
いくつかの実施形態では、スコアリングローラー194および分割ローラー196は、
ドロップローラー(drop−roller)、ダイカッター、ペレタイザーまたは他の
同様のガム成形設備などの他のガム成形ソリューションで置き換えられてもよい。従って
、ガム製造システム100は、種々の最終形状(例えば、その後梱包されてもよい厚板、
またはその後コーティングされるペレット)を有するチューインガムを生産することがで
きる。
1つの実施形態では、スコアリングローラー194および分割ローラー196は、米国
特許第4,882,175号明細書および同第7,112,345号明細書に開示される
従来の圧延スコアリングシステムなどの圧延/スコアリングシステムで置き換えられ、こ
れらの特許文献の教示および開示は、参照によりその全体を、本開示と矛盾しない程度ま
で、本願明細書に援用したものとする。冷却トンネル200は、最終のガム成形設備また
は圧延/スコアリングシステムの前または後に配置されてもよい。
1つの実施形態では、スコアリングローラー194および分割ローラー196は、圧延
/サイズ決定ローラーが省かれた従来の圧延/スコアリングシステムで置き換えられる。
なぜなら、ガムの形成/サイズ決定はガム形成システム106を介して完成されるからで
ある。冷却トンネル200は、圧延/スコアリングシステムの後に配置される。この実施
形態では、ホッパー154の中の加工済みガム182は40℃〜60℃の平均温度を有す
る。上側ローラー144および下側ローラー146は内部流体トンネルを具え、加熱流体
が循環して、ローラー144、146を加熱する。加熱流体の温度は、ローラー144、
146を40℃〜60℃の表面温度に維持するように制御される。おそらくは、これに対
応して、流体の温度は、40℃〜60℃である。加熱されたローラー144、146は、
ガム184の連続シートの形成を容易にし、そしてガムを所望の厚さおよび幅に形成でき
、かつ下側ローラー146によってコンベヤーベルト190へ運ばれうるように、ガムの
局所的な粘度を制御する。ローラーの組144、146を出るガム184の連続シートは
、下側ローラー146と接触している表面で35℃〜60℃、および下側ローラー146
と接触していない表面で35℃〜60℃の温度を有する。ガム184の連続シートの厚さ
および配合物によっては、ガムの厚さ全体にわたる温度勾配は、±0℃〜±5℃であって
もよい。35℃〜60℃の温度を有するガムの連続シートは、次いで圧延/スコアリング
システムに入り、ここで、ガムの連続シートはスコアリングされ、かつ/またはシート、
ロープ、細片、ペレットなどへと切断される。30℃〜60℃の温度および±0℃〜±5
℃の厚さ全体にわたる温度勾配を有するスコアリングされたガムは、冷却トンネル200
に入る。
冷却トンネル200の内部温度は、0℃〜25℃の温度に維持され、ここでは0℃〜2
5℃の温度を有する強制空気および/または0℃〜25℃の温度を有する他の冷やされた
ローラー、ベルト、鋼鉄バンドなどが利用される。冷却トンネル200の内部湿度レベル
は、30%RH〜50%RHに維持される。冷却トンネル中でのガムの滞留時間は、ガム
および/または下流の最終の成形/梱包プロセスの所望の温度、ならびに冷却トンネル2
00のガム取り扱い容量、およびガムが冷却トンネル200を通過するときのガムの形態
に応じて、30秒間〜10分間であってもよい。冷却トンネル200を出るガムは、5℃
〜20℃の温度と、0℃〜1℃の温度を有する、ガムの厚さ全体にわたる温度勾配とを有
する。1つの実施形態では、ガムの連続シートはペレットへとスコアリングされ、冷却ト
ンネル200を介して冷却され、ここで、冷却されたシートは、ばらばらにするために小
型容器(bin)へと落とされるのに十分硬い。
ガム製造システム100は冷却トンネル200を具えるが、冷却トンネル200は任意
である。他の実施形態では、冷却トンネルを具えるローラー対142は、冷却トンネルの
中でのさらなる調節が必要でなくてもよいほどに、ガム塊184の温度を十分に下げても
よい。さらに、上で論じたように、冷却されたローラー(1つまたは複数)および任意の
冷却トンネルを具えるガム形成システムは、ガム塊製品の十分な冷却および調節をもたら
し、梱包の前のその後の調節ルームの調節はいくつかのガム塊配合物にとっては必要では
ない。調節ルームの中での時間がかかる調節の排除により、香料などの揮発性のガム成分
の短時間の放出を実質的に低減させることができ、これにより消費者の楽しみのためによ
り多くの香料が保存される。さらに、押出成形機の使用を排除することにより、ガム形成
システム106は、ガム塊製品に加えられたせん断および機械的な力の量を低減すること
ができ、これにより、封入された香料および甘味料などのせん断に敏感なガム成分がより
良好に保存される。
図1の混合システム102は、ガム混合システム102、ローフ製造機104、および
ガム形成システム106を具える連続ラインとして示されているが、他の実施形態では、
ガム製造システム100のこれらの構成要素のうちの1以上は、製造プラントの異なるパ
ートに、または異なる製造プラントにさえ、置かれてもよい。例えば、1つの実施形態で
は、ガム混合システム102およびローフ製造機104は、1つのプラントの中に置かれ
、ガム形成システム106および他のその後続の構成要素(スコアリングおよび分割ロー
ラー194、196および梱包構成要素など)は、異なるプラントに置かれ、この場合、
ローフ製造機104によって形成されたガム塊ローフ132は、後続のプロセスのために
、1つのプラントから他のプラントへと移される。
他の図示された実施形態
本発明の第1の実施形態に関する上記の考察の中で触れたように、本発明のガム形成シ
ステムを含めたガム製造システムの多くの他の実施形態があり、そのうちのいくつかが、
このあと紹介される。これらの他の実施形態は、詳細は第1の実施形態の構成要素を参照
することにし、あまり詳細には説明されない。形成システム106および全体のシステム
100についての選択肢、説明、および考察は、以下で記載される実施形態でも当てはま
るということは理解されよう。
図2に示されるガム製造システム300は、混合システム302、形成システム306
、圧縮ローラー308、スコアリングローラー310、冷却トンネル312および梱包ス
テーション314を具える。この実施形態では、ガム製造システム300は、好ましくは
加工済みガムを生産するが、他のガム塊もシステム300において加工されてもよい。混
合システム302は、混合システム102の場合と同様に1以上の混合機を具えてもよい
が、しかしながら、混合システム302は、不均一な加工済みガム塊304を産出するよ
うに構成されている押出機としてここでは示されている。不均一な加工済みガム塊304
は、次いで、均一な形状へと予備形成されることなく、形成システム306へと直接供給
される。加工済みガム塊304は、形成システム306に関して長々と説明したように、
形成システム306のローラーによってサイズ決定され冷却される。加工済みガムは、そ
の後、図1の第1の実施形態の場合と同様に、圧縮ローラー308およびスコアリングロ
ーラー310を通して加工される。この実施形態では、スコアリングローラー310は、
加工済みガムの連続的なウェブの端縁を切り取るように構成されており、このとき、切り
取られた端縁は、廃棄物を減少させるかまたは排除するために、形成システム106へと
戻される。加工済みガムのスコアリングされたウェブは、梱包ステーション314に入る
前に冷却トンネル312の中で、所望の温度および水分含量へと任意にさらに調節されて
もよく、梱包ステーション314で、加工済みガム塊のスコアリングされたウェブはさら
に分割され、そして最終のガム製品316へと包まれる。
ガム製造システム300は、ガム成分の混合から最終のガム製品の梱包までの連続ライ
ンを提供する。従って、生産途中の製品の中継および/または輸送からの何らかの遅延は
、実質的に低減または排除される。さらに、形成システム306のローラーおよび冷却ト
ンネル312は、加工済みガムを、調節ルームの中で比較的長い期間調節されることなく
即座に梱包することができるように、十分な冷却および調節を与える。時間がかかる調節
がない、ガム製品の製造および梱包のためのこのような連続システムは、短時間の放出を
低減することにより、香料などの揮発性の成分を保持するために、特に有益である。
図3は、ガム製造システム別の実施形態を示す。ガム製造システム400は、混合シス
テム402、予備押出成形機404、形成システム408、スコアリングローラー420
、および分割ローラー422を具える。この実施形態の混合システム402は、不均一な
ガム塊の塊を産出するバッチ式混合機である。この不均一なガム塊の塊は、次いで、ガム
塊が約20mmよりも大きい厚さを有するガム塊406のほぼ均一な連続的なウェブへと
形成されているときにガム塊に導入される何らかのせん断応力を最小にするための大きい
吐出オリフィスを具える低せん断予備押出成形機404へと供給される(他の類似の実施
形態では、ガム塊のウェブの厚さは20mmよりも小さくてもよいし、または20mmよ
りも大きくてもよい)。予備押出成形機404からのガム塊406の連続的なウェブの幅
は、ガム塊416の幅未満である。ガム塊406の連続的なウェブはホッパー412へと
供給され、ここで、ホッパー412の傾斜した壁410は、ガム塊3051の連続的なウ
ェブをローラー414、418に向かって案内し、ローラー414、418は、ガム塊を
所望の厚さおよび温度へとサイズ決定および冷却する。ホッパー412は、サージ制御お
よび供給制御の機能をもたらすことができ、そしてガム塊406の連続的なウェブにおけ
るたるみも可能にする可能性があり、このたるみは、ローラー414、418への一貫性
のある供給のために制御することができる。ガム塊416は、その後、スコアリングロー
ラー420および分割ローラー422を介してスコアリングされ分割される。スコアリン
グされ分割されたガム塊は、次いで、図1の第1の実施形態の場合と同様に、さらなる下
流のプロセスのために、積み重ね物424へと積み重ねられる。
ガム製造システム400は、チューインガムのほぼ均一なウェブを形成システム408
へと連続供給するための機構を提供する。このようなシステムは、一貫性のあるウェブ幅
を有するガム塊416を生産するために有利である可能性があり、ガムのサイズ決定に必
要とされる力をさらに低下させる可能性がある。なぜなら、均一な供給は、一貫性のない
不均一なガム塊よりも容易に、ローラー間の間隔を通して圧縮することができるからであ
る。
図4は、ガム製造システムのさらに別の実施形態を示す。ガム製造システム500は、
混合システム502、予備押出成形機504、形成またはサイズ決定システム508、ア
プリケーター512、圧縮ローラー514、スコアリングローラー516、および分割ロ
ーラー518を具える。この実施形態では、ガム製造システム500は、好ましくは、上
面に振り掛けられ埋め込まれた他の菓子品を含む加工済みガムを生産する。この実施形態
の混合システム502は、不均一な加工済みガム塊を産出する押出機として示されている
。この不均一な加工済みガム塊は、次いで、低せん断予備押出成形機504へと供給され
、ここで、図3の実施形態の場合と同様に、不均一な加工済みガム塊は、加工済みガム5
06のほぼ均一な連続的なウェブへと形成される。加工済みガムの連続的なウェブは、次
いで、形成システム408に関して説明されたように、形成システム508の中でサイズ
決定および冷却される。形成システム508を出る加工済みガム510のウェブは、アプ
リケーター512を使用して、菓子チップ、キャンディー振り掛けまたは他の菓子材料を
振り掛けられる。ここでは1つのアプリケーターとして示されているが、複数の菓子材料
の振り掛けのために、2以上のアプリケーターが設けられてもよい。他の実施形態では、
加工済みガム510のウェブは、この時点で食用物質を用いて印刷されてもよい。菓子材
料が振り掛けられた加工済みガム510のウェブは、圧縮ローラー514を通過し、ここ
で、圧縮ローラー514が加工済みガムの振り掛けられたウェブの表面を滑らかにするに
つれて、振り掛けられた菓子材料は、加工済みガムの上面へと埋め込まれる。振り掛けら
れた加工済みガムのウェブは、次いで、スコアリングローラー516および分割ローラー
518を使用してスコアリングされ分割され、図1の実施形態の場合と同様に、さらなる
下流のプロセスのために、積み重ね物520へとへと積み重ねられる。
ガム製造システム500は、チューインガムの表面上に埋め込まれた異なる食用片を含
む種々のガム製品の生産を可能にする。従って、加工済みガム配合物は、例えば、異なる
風味付きのキャンディー振り掛けを有する種々のチューインガム製品を製造するために使
用することができる。
実験室システムにおいて、別個のモーターがローラーの各々を駆動する。上側および下
側形成ローラーの間の間隙はサーボシステムにより調節される。使用される任意のローラ
ーは入念に研磨されたステンレス鋼から形成されている。上側形成ローラーは約464m
mの直径を有し、下側形成ローラーは約650mmの直径を有する。ローラーは、約23
0mmよりもわずかに大きい同じ幅を有し、この幅で9インチ(228.6mm)幅のシ
ートのガムを形成することができる。ローラーの各々は、冷却流体または加熱流体を循環
させるため、またはガムに温度変化を与えるために構成されている。
圧縮ローラーは、コンベヤーベルト上に配置されている。圧縮ローラーとコンベヤーベ
ルトとの間の間隙は、上側形成ローラーおよび下側形成ローラーを介して形成されるガム
シートの厚さに合致するように、手動で調整される。圧縮ローラーも、入念に研磨された
ステンレス鋼から形成されている。圧縮ローラーは約464mmの直径、および9インチ
(228.6mm)までの幅のガムシートを加工するために、約230mmよりもわずか
に大きい幅を有する。圧縮ローラーも、冷却流体または加熱流体を循環させるための内部
トンネルを有する熱交換ローラーとして構成されている。
これらの実験室実施において、所望の加工済みガムが上流でロープへと調製され、加工
済みガムのロープがホッパーへと供給される。しかしながら、このガムは、ほぼ均一なウ
ェブとして連続的に供給することができるし、またはむらがあるぶつ切りとしてバッチ式
で供給することもできる。この実施形態では、ホッパーに供給される加工済みガムのロー
プは、約45℃〜55℃の温度、および約1,000,000cP±10%の粘度を有す
る。
この実施形態では、形成ローラーは、モーターにより独立に駆動される。従って、ロー
ラーは、同じまたは異なる線速度の間隙での線速度について構成することができる。形成
ローラーの各々は、線速度約1〜40m/分、好ましくは約3〜35m/分、より好まし
くは約5〜16m/分で回転することができる。圧縮ローラーは、形成ローラーと同じま
たは異なる線速度で回転することができる。圧縮ローラーは、1〜40m/分、好ましく
は約3〜35m/分、より好ましくは約5〜16m/分の線速度を有することができる。
この実施形態では、形成ローラーは、約5℃〜90℃、好ましくは約15℃〜70℃、
より好ましくは約45℃〜60℃の同じ表面温度を有するように構成されている。圧縮ロ
ーラーは、上側形成ローラーおよび下側形成ローラーと同じまたは異なる表面温度を有す
ることができる。圧縮ローラーは、約5℃〜50℃、好ましくは約10℃〜40℃、より
好ましくは約14℃〜22℃の表面温度を有することができる。
約1mm〜6mmの種々の厚さを有する加工済みガムシートを、形成システムを使用し
て形成した。厚さおよび厚さの分散は、形成ローラーの温度、ローラーの線速度、圧縮ロ
ーラーの温度、ローラーの間の間隙を調製することにより最適化した。例示的なガム形成
運転の結果を表2にまとめる。
Figure 2019030319
Figure 2019030319
本願明細書中で引用された公開公報、特許出願、および特許を含めたすべての参考文献
は、各参考文献が個々におよび明確に参照により本願明細書に援用すると示され、かつそ
の全体を本願明細書に示された場合と同じ程度に、参照により本願明細書に援用したもの
とする。
本発明を記載することに関する(とりわけ添付の特許請求の範囲に関する)、用語「1
つの(a)」および「1つの(an)」および「その、当該、前記(the)」および類
似の指示語の使用は、本願明細書に特段の記載がない限り、または文脈と明らかに相反し
ない限り、単数および複数の両方を包含するというように解釈されたい。用語「含む(
含む(comprising))」、「有する(having)」、「含む、包含する(
including(包含している))」、および「含有する、含む( contai
ning(含有する))」は、特に注記しない限り、オープンエンド型の用語(すなわち
、「…を含むが、これらに限定されない」を意味する)として解釈されたい。本願明細書
中の値の範囲の記載は、本願明細書中に特段の記載がない限り、その範囲に入る各々の別
々の値へ個々に言及することの簡潔な表記法としての役割を果たすことが意図されている
だけであり、各々の別々の値が個々に本願明細書中に記載されたかのように、各々の別々
の値が本願明細書に組み込まれる。本願明細書に記載されるすべての方法は、本願明細書
中に特段の記載がない限り、または文脈と明らかに相反しない限り、いずれの適切な順序
でも実施することができる。いずれかのおよびすべての例、または本願明細書に提示され
る例示のための言葉(例えば、「…など」)の使用は、本発明の理解をより容易にするこ
とだけが意図されており、特段の主張がない限り、本発明の範囲に対して限定を加えるも
のではない。本願明細書中のどの言葉も、請求項に記載されていない要素のいずれかが本
発明の実施にとって必須であるとして示していると解釈されるべきではない。
本発明を実施するための、本発明者らが知る最良の態様を含む、好ましい本発明の実施
形態が本願明細書に記載されている。それらの好ましい実施形態のバリエーションは、上
記の説明を読めば、当業者に明らかとなるであろう。本発明者らは、当業者がそのような
バリエーションを適宜採用することを予想し、そして本発明者らは、本発明が本願明細書
に具体的に記載されるものとは異なる態様で実施されることを意図している。従って、本
発明は、適用法令によって許容される、添付の特許請求の範囲に記載される主題のすべて
の改変物および均等物を包含する。さらに、本発明のすべての可能なバリエーションにお
ける上記の要素のいずれの組み合わせも、本願明細書に特段の記載がない限り、または文
脈と明らかに相反しない限り、本発明によって包含される。

Claims (31)

  1. ガムを形成する方法であって、
    第1のローラーおよび第2のローラーを含む一対のローラーを提供する工程と、
    流れ方向において前記ローラーの間の間隙の方へガム塊を移動させる工程と、
    前記一対のローラーを介して、前記ガム塊を、約0.3mm〜10mmの実質的に均一
    な厚さを有する実質的に連続して平坦なガムシートにサイズ決定する工程と、
    を含み、
    前記サイズ決定する工程は、前記サイズ決定する工程の上流の前記ガム塊の断面積の少
    なくとも30%を、前記流れ方向から離れて偏向させる、
    方法。
  2. 前記ガム塊が、前記一対のローラーを介して前記サイズ決定する工程の直前に蓄積され
    る、請求項1に記載の方法。
  3. 前記サイズ決定する工程が、実質的に延長される、請求項1に記載の方法。
  4. 前記サイズ決定する工程が、前記サイズ決定する工程の上流の前記ガム塊の断面積の多
    くても75%を、前記流れ方向から離れて偏向させる、請求項1に記載の方法。
  5. ガムを形成する方法であって、
    第1のローラーおよび第2のローラーを含む一対のローラーを提供する工程と、
    流れ方向において前記ローラーの間の間隙の方へガム塊を移動させる工程と、
    前記一対のローラーを介して、前記ガム塊を、約0.3mm〜10mmの実質的に均一
    な厚さを有する実質的に連続して平坦なガムシートにサイズ決定する工程と、
    を含み、
    前記一対のローラーを介して前記サイズ決定する工程が、前記一対のローラーの間の間
    隙の方へ前記ガム塊を引っ張り、前記間隙を通過させ、前記一対のローラーに近接する前
    記ガム塊の領域が、前記一対のローラーの遠位に配置される前記ガム塊のより内部の領域
    より大きな速度で前記一対のローラーにより引っ張られる、方法。
  6. 前記ガム塊が前記一対のローラーを介して前記サイズ決定する直前に蓄積される、請求
    項5に記載の方法。
  7. 前記一対のローラーに近接する前記ガム塊の表面領域が、前記一対のローラーの遠位に
    配置される前記ガム塊の前記より内部の領域の少なくとも5倍の速度で前記一対のローラ
    ーにより引っ張られる、請求項5に記載の方法。
  8. ガムを形成する方法であって、
    第1のローラーおよび第2のローラーを含む一対のローラーを提供する工程と、
    流れ方向において前記ローラーの間の間隙の方へガム塊を移動させる工程と、
    前記一対のローラーを介して、前記ガム塊を、約0.3mm〜10mmの実質的に均一
    な厚さを有する実質的に連続して平坦なガムシートにサイズ決定する工程と、
    を含み、
    前記サイズ決定する工程が、前記ガム塊を実質的に連続して平坦な前記ガムシートに形
    成するのに0.009KWH/kg以下のエネルギーを消費する、方法。
  9. 前記ガム塊が、45℃の温度にて250 1/s剪断速度当たり1000Pa.sの粘
    度を概して含む、請求項8に記載の方法。
  10. 前記ガム塊が1100kg/mの密度を含む、請求項8に記載の方法。
  11. 前記サイズ決定する工程が、前記ガム塊を実質的に連続して平坦な前記ガムシートに形
    成するのに0.004KWH/kg〜0.009KWH/kgのエネルギーを消費する、
    請求項8に記載の方法。
  12. 前記ガム塊が、前記一対のローラーを介して前記サイズ決定する直前に蓄積される、請
    求項8に記載の方法。
  13. 前記ガム塊が、実質的に連続した平坦な前記ガムシートの3倍より大きい厚さ寸法を有
    する、請求項8に記載の方法。
  14. 特定の材料を前記ガム塊または前記一対のローラーに適用せずに前記サイズ決定する工
    程の間、前記ガム塊が、前記一対のローラーに付着することを防ぐ工程をさらに含む、請
    求項8に記載の方法。
  15. ガムを形成する方法であって、
    第1のローラーおよび第2のローラーを含む一対のローラーを提供する工程と、
    前記一対のローラーの間の間隙を通してガム塊を移動させることにより、約0.3mm
    〜10mmの間の実質的に均一な厚さおよび単に50cm以上の幅を有する実質的に連続
    して平坦なガムシートに前記ガム塊をサイズ決定する工程と、
    を含む、方法。
  16. 前記サイズ決定する工程の下流で前記シートを複数のシートに切断する工程をさらに含
    み、前記複数のシートは、180cm以上の長さを含む、請求項15に記載の方法。
  17. 前記ガム塊が、前記一対のローラーを介して前記サイズ決定する工程の直前に蓄積され
    る、請求項15に記載の方法。
  18. ガムを形成する方法であって、
    第1のローラーおよび第2のローラーを含む一対のローラーを提供する工程と、
    流れ方向において前記ローラーの間の間隙の方へガム塊を移動させる工程と、
    前記一対のローラーを介して、前記ガム塊を、約0.3mm〜10mmの実質的に均一
    な厚さを有する実質的に連続して平坦なガムシートにサイズ決定する工程と、
    前記一対のローラーの少なくとも1つに適用される液体離型剤により、前記サイズ決定
    する工程の間、前記ガム塊が前記一対のローラーに付着することを防ぐ工程と、
    を含む、方法。
  19. 前記離型剤の少なくとも一部が、前記サイズ決定する工程の後、前記ガムシートに残存
    する、請求項18に記載の方法。
  20. 前記ガム塊が、前記一対のローラーを介して前記サイズ決定する工程の直前に蓄積され
    る、請求項18に記載の方法。
  21. 前記離型剤が望ましくは、前記ガムシートの風味特性をもたらす、請求項18に記載の
    方法。
  22. 前記離型剤は、大豆、綿実、トウモロコシ、アーモンド、落花生、ヒマワリ、サラノキ
    、ナタネ、オリーブ、ヤシ、パーム油、イリペ、シアバターノキ、およびココナツの少な
    くとも1つに由来する植物性脂肪、ならびに/またはカカオバター、乳脂肪、およびポリ
    エチレングリコール(PEG)の少なくとも1つである、請求項18に記載の方法。
  23. 前記離型剤が、合成香味油、天然香味芳香族および/または油、オレオレジン、植物、
    葉、花、果実由来のエキス、スペアミント油、シナモン油、ウインターグリン油、ペパー
    ミント油、チョウジ油、ベイ油、アニス油、ユーカリ油、タイム油、ニオイヒバ油、ニク
    ズクの油、オールスパイス油、セージ油、メース油、クヘントウ油、ケイヒ油、レモン、
    オレンジ、ライム、グレープフルーツを含む柑橘油、バニラ、リンゴ、西洋ナシ、モモ、
    ブドウ、イチゴ、ラズベリー、ブラックベリー、サクランボ、プラム、パイナップル、ア
    プリコット、バナナ、メロン、トロピカルフルーツ、マンゴー、マンゴスチン、ザクロ、
    パパイヤを含むフルーツエッセンス、ハチミツレモン、酢酸シンナミル、シンナムアルデ
    ヒド、シトラールジエチルアセタール、酢酸ジヒドロカルビル、ギ酸オイゲニルおよびこ
    れらの混合物からなる群から選択される少なくとも1つの香料を含む、請求項18に記載
    の方法。
  24. 前記ガムシートを冷却する工程をさらに含み、前記離型剤は前記ガムシートに残存し、
    前記冷却する工程により、前記離型剤は前記ガムシート上で凝固する、請求項18に記載
    の方法。
  25. 前記ガムシートの前記サイズ決定する工程の後、前記ガムシートが0.1%〜3%の前
    記離型剤を含む、請求項18に記載の方法。
  26. 菓子を形成する方法であって、
    第1のローラーおよび第2のローラーを含む一対のローラーを提供する工程と、
    流れ方向において前記ローラーの間の間隙の方へ菓子塊を移動させる工程と、
    前記一対のローラーを介して、前記菓子塊を、約0.3mm〜10mmの実質的に均一
    な厚さを有する実質的に連続して平坦な菓子シートにサイズ決定する工程と、
    を含み、
    前記サイズ決定する工程は、前記サイズ決定する工程の上流の前記菓子塊の断面積の少
    なくとも30%を、前記流れ方向から離れて偏向させる、
    方法。
  27. 菓子を形成する方法であって、
    第1のローラーおよび第2のローラーを含む一対のローラーを提供する工程と、
    流れ方向において前記ローラーの間の間隙の方へ菓子塊を移動させる工程と、
    前記一対のローラーを介して、前記菓子塊を、約0.3mm〜10mmの実質的に均一
    な厚さを有する実質的に連続して平坦な菓子シートにサイズ決定する工程と、
    を含み、
    前記一対のローラーを介してサイズ決定する工程が、前記一対のローラーの間の間隙の
    方へ前記菓子塊を引っ張り、前記間隙を通過させ、前記一対のローラーに近接する前記菓
    子塊の領域が、前記一対のローラーの遠位に配置される前記菓子塊のより内部の領域より
    大きな速度で前記一対のローラーにより引っ張られる、方法。
  28. 菓子を形成する方法であって、
    第1のローラーおよび第2のローラーを含む一対のローラーを提供する工程と、
    流れ方向において前記ローラーの間の間隙の方へ菓子塊を移動させる工程と、
    前記一対のローラーを介して、前記菓子塊を、約0.3mm〜10mmの実質的に均一
    な厚さを有する実質的に連続して平坦な菓子シートにサイズ決定する工程と、
    を含み、
    前記サイズ決定する工程が、前記菓子塊を実質的に連続して平坦な前記菓子シートに形
    成するのに0.009KWH/kg以下のエネルギーを消費する、方法。
  29. 菓子を形成する方法であって、
    第1のローラーおよび第2のローラーを含む一対のローラーを提供する工程と、
    前記一対のローラーの間の間隙を通して菓子塊を移動させることにより、約0.3mm
    〜10mmの間の実質的に均一な厚さ、180cm以上の長さ、および単に50cm以上
    の幅を有する実質的に連続して平坦な菓子シートに前記菓子塊をサイズ決定する工程と、
    を含む、方法。
  30. 菓子を形成する方法であって、
    第1のローラーおよび第2のローラーを含む一対のローラーを提供する工程と、
    流れ方向において前記ローラーの間の間隙の方へ菓子塊を移動させる工程と、
    前記一対のローラーを介して、前記菓子塊を、約0.3mm〜10mmの実質的に均一
    な厚さを有する実質的に連続して平坦な菓子シートにサイズ決定する工程と、
    前記一対のローラーの少なくとも1つに適用される液体離型剤により、前記サイズ決定
    する工程の間、前記菓子塊が前記一対のローラーに付着することを防ぐ工程と、
    を含む、方法。
  31. ガムを形成する方法であって、
    第1のローラーおよび第2のローラーを含む一対のローラーを提供する工程と、
    前記一対のローラーの間の間隙を通してガム塊を移動させることにより、約0.3mm
    〜10mmの間の実質的に均一な厚さおよび単に20mm〜50mmの幅を有する実質的
    に連続して平坦なガムシートに前記ガム塊をサイズ決定する工程と、
    を含む、方法。
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