JP2019029823A - 画像処理装置、画像形成装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】印刷物における原稿内容を容易に修正可能な画像処理装置、画像形成装置及びプログラムを提供することである。【解決手段】画像処理装置1は、第1特定情報検出部151と、第2特定情報検出部152と、編集部154と、を備えている。第1特定情報検出部151は、原稿を表す画像データに基づき、前記画像データに対して実行すべき編集処理を表す第1特定情報を検出する。第2特定情報検出部152は、前記画像データに基づき、前記原稿における編集対象箇所を示す第2特定情報を検出する。編集部154は、前記画像データに基づき、前記第2特定情報で示される前記編集対象箇所について前記第1特定情報で示される前記編集処理を実行する。【選択図】図1

Description

本発明は、原稿を光学的に読み取って得られる画像データを処理する画像処理装置、およびこれを備えた画像形成装置、及びプログラムに関する。
一般的に、画像形成装置は、例えば複合機又はプリンターであって、ネットワークを介して、例えばパーソナルコンピューターと通信可能に接続されている。ユーザーは、パーソナルコンピューターを操作して、少なくとも文書を含む原稿を作成した後、作成した原稿の印刷を指示する。
パーソナルコンピューターは、ユーザー操作に応答して、原稿を表す画像データを生成し、ネットワークを通じて画像形成装置に送信する。
画像形成装置は、ネットワークを介して画像データを受け取ると、画像形成動作を実行して、受信画像データにより表現される画像がシート上に形成された印刷物を排出する(例えば特許文献1を参照)。
特開2016−213726号公報
ところで、ユーザーは、画像形成装置から排出された印刷物を見て、原稿内容に誤りを見つける場合がある。この場合、ユーザーは、原稿内容を修正するためには、自分のパーソナルコンピューターまで戻って原稿内容を修正する必要がある。
本発明の目的は、印刷物における原稿内容を容易に修正可能な画像処理装置、画像形成装置及びプログラムを提供することである。
本発明の一の局面に係る画像処理装置は、第1特定情報検出部と、第2特定情報検出部と、編集部と、を備える。前記第1特定情報検出部は、原稿を表す画像データに基づき、前記画像データに対して実行すべき編集処理を表す第1特定情報を検出する。前記第2特定情報検出部は、前記画像データに基づき、前記原稿における編集対象箇所を示す第2特定情報を検出する。前記編集部は、前記画像データに基づき、前記第2特定情報で示される前記編集対象箇所について前記第1特定情報で示される前記編集処理を実行する。
本発明の他の局面に係る画像形成装置は、上述の画像処理装置と、画像形成部と、を備える。前記画像形成部は、前記編集部による前記編集処理済みの画像データに基づく画像をシートに形成する。
本発明の他の局面に係るプログラムは、原稿を表す画像データに基づき、前記画像データに対して実行すべき編集処理を表す第1特定情報を検出するステップと、前記画像データに基づき、前記原稿における編集対象箇所を示す第2特定情報を検出するステップと、前記画像データに基づき、前記第2特定情報で示される前記編集対象箇所について前記第1特定情報で示される前記編集処理を実行するステップと、をコンピューターに実行させるためのプログラムである。
本発明によれば、印刷物における原稿内容を容易に修正可能な画像処理装置、画像形成装置及びプログラムを提供することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る画像処理装置及び画像形成装置の構成を示す図である。 図2Aは、修正後原稿及び図1の画像形成装置で得られる印刷物の第一例を示す図である。 図2Bは、修正後原稿及び図1の画像形成装置で得られる印刷物の第二例を示す図である。 図2Cは、修正後原稿及び図1の画像形成装置で得られる印刷物の第三例を示す図である。 図2Dは、修正後原稿及び図1の画像形成装置で得られる印刷物の第四例を示す図である。 図3は、図1の画像形成装置の処理を示すフローチャートである。 図4は、図3のステップS103における詳細な処理を示すフローチャートである。 図5は、本発明の他の実施形態に係る画像処理装置及び画像形成装置の構成を示す図である。 図6は、図5の画像形成装置の処理を示すフローチャートである。 図7は、修正後原稿の余白部分の領域分割を例示する図である。
[実施形態]
以下添付図面を参照しながら、本発明の一実施形態について説明し、本発明の理解に供する。なお、以下の実施形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。この点は、後述の他の実施形態についても同様である。
図1において、画像形成装置1は、例えば、プリンター機能、スキャナー機能、コピー機能、及びファクシミリ機能などを有する複合機、又は印刷機である。この画像形成装置1は、操作表示部10、画像読取部11と、画像形成部12、通信IF部13、記憶部14及び制御部15等を備えている。上記構成のうち、少なくとも制御部15は画像処理装置2の構成として含まれる。
操作表示部10は、情報を表示する液晶ディスプレーなどの表示部と、ユーザーによる操作に基づく情報入力を受け付けるタッチパネル及び操作ボタンなどの操作部とを備える。
画像読取部11は、プラテンガラス、原稿台ガラス、光源、ミラー、光学レンズ及びCCD(Charge Coupled Device)等を備えている。プラテンガラス上には、図示しないADF(Automatic Document Feeder)により原稿が搬送されてくる。また、原稿台ガラス上にはユーザーにより原稿が載置される。画像読取部11は、プラテンガラス上又は原稿台ガラス上の原稿を光学的に走査して読み取り、原稿の内容を表す画像データを出力することが可能である。
画像形成部12は、後述の制御部15から送られてくる画像データが表す画像をシート上に形成して、印刷物として出力することが可能である。なお、画像形成の方式は、電子写真方式又はインクジェット方式のいずれでもよい。画像形成部12は、電子写真方式が採用される場合、感光体ドラム、帯電器、露光装置、現像装置、転写装置、定着装置等を備える。
通信IF部13は、ネットワーク上の情報処理装置(図示せず)との間で所定の通信プロトコルに従う通信処理を実行することが可能である。
記憶部14は、例えば、不揮発性の半導体メモリー又はハードディスクドライブ等を含み、制御部15により実行される各種制御プログラム、及び各種情報を記憶可能である。
制御部15は、プロセッサー、プログラムメモリー及びメインメモリー等を備える。
ここで、本発明が解決すべき技術的課題について説明する。情報処理装置は、ユーザー操作に従って、原稿を表す電子データを生成した後、この電子データに基づく画像データを生成する。情報処理装置はさらに、ネットワークを介して画像形成装置に送信する。画像形成装置は、原稿画像をシート上に形成して印刷物として排出する。
しかし、ユーザーは、画像形成装置から排出された印刷物を見て、原稿内容に誤りを見つける場合がある。この場合、ユーザーは、原稿内容を修正するためには、自分の情報処理装置まで戻って、電子データが表す原稿内容を修正する必要がある。その後、情報処理装置は、画像形成装置での再印刷のために、電子データ基づき、修正後の原稿画像を表す画像データを生成し画像形成装置に送信する。
そこで、本実施形態の画像形成装置1、画像処理装置2およびプログラムは、印刷物における原稿内容を容易に修正可能に構成される。
具体的には、制御部15は、プロセッサーにより、メインメモリーを作業領域として使いつつ、プログラムメモリー又は記憶部14に格納されているプログラムを実行する。これにより、制御部15は、機能ブロックとして、第1特定情報検出部151、第2特定情報検出部152、認識処理部153及び編集部154を備える。これら機能ブロック151〜154の一つ又は複数は電子回路で構成されていてもよい。
制御部15は、原稿を表す画像データを、画像読取部11又は通信IF部13から受け取る。詳細は後述するが、通信IF部13からの画像データは、例えば、ユーザーによる手書き修正前の原稿(以下、単に「修正前原稿」という)を表す。それに対し、画像読取部11からの画像データは、例えば、ユーザーによる手書き修正後の原稿(以下、単に「修正後原稿」という)を表す。
ここで、画像形成装置1は、情報処理装置から送られてくる画像データに基づき、修正前原稿を表す画像をシート上に形成して印刷物として排出する。ユーザーは、画像形成装置1から排出された印刷物を見て、原稿内容に誤りを見つける。この場合、ユーザーは、例えば画像形成装置1の近くにて、印刷物の余白に、編集部154が実行すべき編集処理を示す符号FIを、図2A〜図2Dに示すように、例えば手書きにより記入する。ユーザーはさらに、印刷物において編集処理を実行すべき箇所(即ち、編集対象箇所)を示すマークSIも手書きで記入する。このようにして、ユーザーは、修正後原稿RDを作成する。なお、編集対象箇所は、主として修正後原稿に含まれる文字列であるが、修正後原稿に含まれる画像であってもよい。
符号FIは、修正後原稿RDの余白に記入され、例えば、丸で囲まれた少なくとも一つの符号を含み、より具体的には、予め定められた一つのアルファベットと、少なくとも一つの数字とを含む。
本実施形態では、符号FIの具体例として、〈R1〉、〈R2〉、〈F1〉〜〈F3〉及び〈S〉が示される。なお、これら山括弧は、アルファベットおよび数字を囲んだ丸を表す。また、図2A、図2B、図2C及び図2Dには、修正後原稿RDの余白に記入された〈R1〉、〈F3〉、〈F123〉及び〈S〉が例示される。
〈R1〉は、「削除及び再配置」という編集処理を示す。〈R2〉は「削除のみ(再配置なし)」という編集処理を示す。
〈F1〉は、「太字への書式変更」という編集処理を示す。〈F2〉及び〈F3〉は、「下線付きへの書式変更」及び「斜体への書式変更」という編集処理を示す。なお、アルファベットFの後に、数字1〜3のうち複数の数字を含む場合には、複数の書式変更を示すことが可能となる。例えば、〈F123〉は、「太字、下線付き及び斜体への書式変更」という編集処理を示す。
〈S〉は、「置換」という編集処理を示す。
なお、編集処理は、上述の6種以外でもよい。
また、図2A〜図2Dには、修正後原稿RD中に記入されたマークSIが示されている。このマークSIは、図2A〜図2Dの例示では、編集対象箇所を示すために、編集対象箇所全体を囲む囲み線である。なお、マークSIは、編集対象箇所を示すために、編集対象箇所全体に半透明色で重ね塗りされた線でよい。このマークSIは他にも、編集対象箇所の一部を囲む囲み線、又は、編集対象箇所の一部に半透明色で重ね塗りされた線により、編集対象箇所の一部を示してもよい。ここで、編集対象箇所の一部とは、原稿内容を構成する少なくとも一つの単語であればよい。
図2Aの修正後原稿RDでは3か所にマークSIが記入され、各マークSIは、囲み線により、対応する編集対象箇所全体を示している。図2B及び図2Cの各修正後原稿RDでは1か所に、編集対象箇所全体を囲むマークSIが記入される。図2Dの修正原稿では2か所に編集対象箇所全体を囲むマークSIが記入される。
ここで、再度図1を参照する。上記のような修正後原稿RDは、ユーザーにより画像読取部11にセットされる。画像読取部11は、セットされた修正後原稿RDを光学的に読み取り、修正後原稿RDを表す画像データ(以下、「修正後画像データ」という)を画像処理装置2(即ち、制御部15)に出力する。この修正後画像データは、例えば、ビットマップ等のように、画素ごとに濃度の値(以下、「画素値」という)を有する。
以下、図3をさらに参照し、画像形成装置1及び画像処理装置2の処理を詳説する。
第1特定情報検出部151は、画像読取部11から修正後画像データを受け取ると、受け取っている修正後画像データに基づき、この修正後画像データに対して実行すべき編集処理を表す第1特定情報を検出する(ステップS101)。
より詳細には、第1特定情報検出部151は、受け取った修正後画像データに含まれる画素値であって修正後原稿RDの余白部分の画素値に基づき、手書き文字の認識処理を実行して、この余白部分に記入された符号FIを示す第1特定情報を検出する。なお、余白部分を示す情報は、記憶部14に予め記録されていてもよいし、プログラム内に予め定義されていてもよい。他にも、ユーザーが、画像読取部11による修正後原稿RDの読み取り時に、修正後原稿RDにおける余白部分を示す情報(例えば余白部分の幅)を操作表示部10に入力している場合には、第1特定情報検出部151は、操作表示部10への入力情報から、修正後原稿RDの余白部分を特定しても構わない。第1特定情報検出部151は、検出した第1特定情報を編集部154に渡す。
第2特定情報検出部152は、画像読取部11から修正後画像データを受け取ると、受け取っている修正後画像データに基づき、この修正後原稿RDにおいて編集対象箇所(即ち、マークSI)を示す第2特定情報を検出する(ステップS102)。
より詳細には、第2特定情報検出部152は、例えば、修正後画像データにおいて修正後原稿RDを表す画素値に対し、マークSI(即ち、囲み線のストローク)の認識処理を実行して、認識したマークSIの画素位置等を第2特定情報として検出する。第2特定情報検出部152は、検出した第2特定情報を編集部154に渡す。
認識処理部153は、画像読取部11から修正後画像データを受け取ると、受け取っている画像データに対して文字認識処理(以下、「OCR処理」という)を少なくとも実行して、修正後原稿RDを表すテキストデータを含む編集可能データを生成する(ステップS103)。
より具体的には、認識処理部153は、まず、受け取っている画像データに基づき、上述と同様にして、第1特定情報及び第2特定情報を表す画素を検出した後、修正後原稿RDにおける各特定情報を消去するために、検出した各画素値を原稿背景と同じ画素値(例えばゼロ)にして中間データを生成する。
その後、認識処理部153は、生成した中間データに基づき、修正後原稿RDのレイアウトを解析すると共に、必要に応じて、第1部分画像データ及び第2部分画像データに分離する。第1部分画像データは、修正後原稿RDに含まれる文字列を表し、第2部分画像データは、当該修正後原稿RDの画像領域を表す。
次に、認識処理部153は、第1部分画像データにOCR処理を行って、修正後原稿RDの文字領域に含まれる文字列を示すテキストデータを生成する。
その後、認識処理部153は、レイアウト解析の結果に基づき、生成したテキストデータと、第2部分画像データとを用いて、画像読取部11から受け取った修正後画像データが表す修正後原稿RDと実質上同じ内容であるが、文字単位及び画像単位で編集が可能な編集可能データを生成する。認識処理部153は、生成した編集可能データを編集部154に渡す。
上述から明らかなように、編集部154は、第1特定情報、第2特定情報及び修正後画像データに基づく編集可能データを受け取っている。編集部154は、編集可能データに基づき、第2特定情報で示される編集対象箇所について第1特定情報で示される編集処理を実行して、編集済データを生成する(ステップS104)。
ここで、図4を参照し、ステップS104の処理をさらに詳説する。
編集部154は、現在受け取っている第1特定情報が〈R1〉を示しているか否かを判断する(図4;ステップS201)。
ステップS201でYESと判断すると、編集部154は、実行すべき編集処理が「削除及び再配置」であるとみなす。この場合、編集部154は、現在受け取っている編集可能データに含まれるテキストデータに対し編集処理を実行する。より詳細には、編集部154は、編集可能データに含まれるテキストデータから、第2特定情報が示す編集対象箇所に含まれるテキストデータ(換言すると、マークSIで囲まれた文字列に相当するテキストデータ)を削除すると共に、この編集可能データにおいて、削除したテキストデータの分、その後に続くテキストデータを移動させる。これにより、編集済データが生成される(ステップS202)。
ステップS201でNOと判断した場合において、現在受け取っている第1特定情報が〈R2〉を示していると判断すれば(ステップS203でYES)、編集部154は、実行すべき編集処理が「削除のみ」であるとみなす。この場合、編集部154は、ステップS202と同様の削除処理を実行して、編集済データを生成する(ステップS204)。ただし、ステップS204では、削除されたテキストデータの後に続くテキストデータの移動は実行されない。
なお、第2特定情報が編集対象箇所として一つの単語を示している場合には、編集部154は、現在受け取っている編集可能データから、第2特定情報で示される単語を含む一文全体を編集対象箇所として決定して、編集対象箇所として決定した一文を表すテキストデータを削除してもよい。
また、本実施形態では、編集可能データに基づき編集処理が実行される。しかし、編集処理が「削除のみ」であれば、編集部154は、画像読取部11から送られてくる画像データに基づき、第2特定情報で示される編集対象箇所について第1特定情報で示される編集処理を実行可能である。
また、本実施形態では、編集処理の対象はテキストデータとして説明しているが、編集処理の内容が「削除及び再配置」、「削除のみ」及び「置換」(後述)であれば、編集可能データに含まれる画像データも編集処理の対象とすることができる。
ステップS203でNOと判断した場合において、現在受け取っている第1特定情報が〈F1〉を示していれば(ステップS205でYES)、編集部154は、実行すべき編集処理が「太字への書式変更」であるとみなす。この場合、編集部154は、現在受け取っている編集可能データに、第2特定情報が示す編集対象箇所内の文字列を太字にするための情報を追加して、編集済データを生成する(ステップS206)。
ステップS205でNOと判断した場合において、現在受け取っている第1特定情報が〈F2〉を示していれば(ステップS207でYES)、編集部154は、実行すべき編集処理が「下線付きへの書式変更」であるとみなす。この場合、編集部154は、現在受け取っている編集可能データに、第2特定情報が示す編集対象箇所内の文字列に下線を付けるための情報を追加して、編集済データを生成する(ステップS208)。
ステップS205でNOと判断した場合において、現在受け取っている第1特定情報が〈F3〉を示していれば(ステップS209でYES)、編集部154は、実行すべき編集処理が「斜体への書式変更」であるとみなす。この場合、編集部154は、現在受け取っている編集可能データに、第2特定情報が示す編集対象箇所内の文字列を斜体にするための情報を追加して、編集済データを生成する(ステップS210)。
なお、前述の通り、ユーザーは複数の数字を含む符号FIを修正後原稿RDに記入することが可能である。編集部154は、現在の第1特定情報に複数の数字を表していると判断すると、各数字に対応する書式変更を行う。例えば、第1特定情報が〈F123〉を示せば、第2特定情報が示す編集対象箇所内の文字列を、太字、下線付き及び斜体へと変更するため情報を編集可能データに追加する。
ステップS209でNOと判断した場合において、現在受け取っている第1特定情報が〈S〉を示していれば(ステップS211でYES)、編集部154は、実行すべき編集処理が「置換」であるとみなす。この場合、編集部154は、現在受け取っている編集可能データにおいて、第2特定情報の一方が示す編集対象箇所に含まれるテキストデータを、その他方が示す編集対象箇所に含まれるテキストデータと入れ替えて、編集済データを生成する(ステップS212)。
ステップS202、S204、S206、S208、S210及びS212の終了後、又はステップS211でNOと判断された場合、編集部154は、ステップS104を抜けて図3のステップS105を行う。
編集部154は、ステップS104で生成した編集済データに基づき、画像形成部12に出力すべき編集済画像データを生成して、画像形成部12に送信する(ステップS105)。
ここで、制御部15は、生成した画像データを画像形成部12に送信するまでに、操作表示部10等に、生成した画像データが表す画像を表示させてもよい。これにより、ユーザーは、これから得られる印刷物の内容を画面上でプレビューすることができる。
画像形成部12は、編集部154から送られてくる編集済画像データに基づく画像をシート上に形成して、印刷物として出力する(ステップS106)。
上述の処理により、図2A左側に示す修正後原稿RDをユーザーが作成すれば、ステップS106の結果ユーザーが得る印刷物Pでは、図2A右側に示すように、3か所の編集対象箇所(即ち、“This line is not …(中略)… demonstration only."、“and they did not”及び"There came a time …(中略)… that I already knew.")が削除されると共に、各編集対象箇所の後に続く文章が移動している。
また、修正後原稿RDが図2B左側の通りであれば、図2B右側に示す通り、編集対象箇所の書式が斜体に変更されている印刷物Pが得られる。
また、修正後原稿RDが図2C左側の通りであれば、図2C右側に示す通り、編集対象箇所の書式が太字、下線付き及び斜体に変更されている印刷物が得られる。
また、修正後原稿RDが図2D左側の通りであれば、図2Dの通り、一方の編集対象箇所と他方の編集対象箇所とが入れ替わっている印刷物が得られる。
本実施形態によれば、画像処理装置2は、画像読取部11により生成される画像データから第1特定情報及び第2特定情報を検出し、当該画像データに基づき、第2特定情報で示される編集対象箇所について第1特定情報で示される編集処理を実行する。それ故、印刷物における原稿内容を容易に修正可能な画像処理装置1、画像形成装置2及びプログラムを提供することが可能となる。
また、本画像形成装置1、本画像処理装置2及びプログラムによれば、ユーザーは、印刷物が表す原稿内容に誤りを見つけたとしても、画像形成装置1の周囲で印刷物に修正内容を直接書き込むことができる。画像形成装置1及び画像処理装置2は、このような修正後原稿RDに対し上述の処理を行うことで、ユーザーの修正内容を反映した印刷物を出力する。それゆえ、ユーザーは、情報処理装置まで戻って電子データを編集し直す必要がなくなる。
[他の実施形態]
以下、本発明に係る他の実施形態について説明する。なお、以下に説明する他の実施形態において、前記実施形態と同様の構成及びステップについて同一参照符号及びステップ番号を付与し、それぞれの説明を控える。
図5に示すように、他の実施形態に係る画像形成装置1aは、上述の画像形成装置1と比較すると、画像処理装置2(即ち、制御部15)に代えて画像処理装置2a(即ち、制御部15a)を備える点で相違する。また、制御部15aは、制御部15と比較すると、第1特定情報検出部151及び編集部154に代えて第1特定情報検出部151a及び編集部154aを備える点で相違する。
以下、図6を参照し、画像形成装置1a及び画像処理装置2aの処理を詳説する。
図6のフローチャートは、図3のフローチャートと比較すると、ステップS101,S104に代えてステップS301,302を含む点とで相違する。
第1特定情報検出部151aは、第1特定情報を検出すると、修正後画像データの余白部分において第1特定情報が検出された位置(より詳細には画素位置)を示す第3特定情報を検出して、第1特定情報及び第3特定情報の組合せを編集部154aに渡す(ステップS301)。
ステップS301において、複数の第1特定情報が検出されると、第1特定情報及び第3特定情報の組合せは複数生成されることになる。
ここで、本画像形成装置1aでは、記憶部14等に、修正後原稿の余白部分を所定数に分割した各領域と、修正後原稿における編集対象箇所との対応関係を示す対応関係情報が予め記憶される。
ここで、上述の領域分割の具体例を説明する。図7に例示するように、修正後原稿RDにおける余白部分は、修正後原稿が縦横の中心線により、左上領域UL、右上領域UR、右下領域LR及び左下領域LLに分割される。左上領域ULは、修正後原稿RDの最上部のマークSI(編集対象箇所)と対応付けされる。同様に、右上領域UR、右下領域LR、左下領域LLには、修正後原稿RDにおいて上から2番目、3番目、4番目のマークSIが対応付けされる。このような対応関係は、本画像形成装置1aの設計・開発段階で予め定められる。
ユーザーは、例えば、本画像形成装置1aに、最上部の編集対象箇所に対する「削除及び再配置」をさせたい場合、図7に例示するように、修正後原稿RDの最上部の編集対象箇所にマークSIを付けると共に、余白部分の左上領域ULに符号FI(より具体的には〈R1〉)を記入する。また、本画像形成装置1aに、上から2番目の編集対象箇所に対する「太字への書式変更」をさせたい場合、修正後原稿RDの上から2番目の編集対象箇所にマークSIを付けると共に、余白部分の右上領域URに符号FI(より具体的には〈F1〉)を記入する。
上述のような対応関係を予め定めておくことで、他の実施形態では、ユーザーは、修正後原稿RD編集対象箇所ごとに編集処理を指定することが可能となる。
編集部154aは、ステップS301の実行後、第1特定情報ないし第3特定情報及び編集可能データを受け取っている。編集部154は、第3特定情報に対応する第2特定情報で示される編集対象箇所について、第3特定情報で示される位置にて検出される第1特定情報で示される編集処理を実行する(ステップS302)。
以下、ステップS302の処理の一例をさらに詳説する。
編集部154aは、第1特定情報が〈R1〉を示しかつ第3特定情報が示す位置が左上領域ULに含まれる場合、対応関係情報を参照して、修正後原稿RDにおける最上位にある第2特定情報を選択する。その後、編集部154aは、編集可能データに基づき、選択した第2特定情報が示す編集対象箇所に含まれるテキストデータを削除すると共に、この編集可能データにおいて、削除したテキストデータの分、その後に続くテキストデータを移動させる。
同様に、編集部154aは、第1特定情報が〈R1〉を示しかつ第3特定情報が示す位置が右上領域UR、右下領域LR及び左下領域LLに含まれる場合、修正後原稿RDにおいて上から2番目、3番目及び4番目にある第2特定情報を選択する。その後、編集部154aは、選択した第2特定情報が示す編集対象箇所に対して「削除及び再配置」を実行する。
第1特定情報が他の符号FI(〈R2〉、〈F1〉等)を示す場合にも、編集部154aは、上述と同様の手法で、第2特定情報を選択した後、編集可能データに基づき、選択した第2特定情報が示す編集対象箇所に対して、第1特定情報で示される編集処理を実行する。
他の実施形態によれば、画像処理装置2aは、画像読取部11により生成される画像データから第1特定情報ないし第3特定情報を検出する。その後、画像処理装置2aは、第3特定情報に基づき、第2特定情報(即ち、編集対象箇所)を選択し、選択した第2特定情報で示される編集対象箇所について、第3特定情報で示される位置にて検出された第1特定情報で示される編集処理を実行する。それ故、印刷物における原稿内容を容易に修正可能であると共に、様々な修正を加えることが可能な画像処理装置1a、画像形成装置2a及びプログラムを提供することが可能となる。
1,1a 画像形成装置
2,2a 画像処理装置
15,15a 制御部
151,151a 第1特定情報検出部
152 第2特定情報検出部
153 認識処理部
154,154a 編集部

Claims (8)

  1. 原稿を表す画像データに基づき、前記画像データに対して実行すべき編集処理を表す第1特定情報を検出する第1特定情報検出部と、
    前記画像データに基づき、前記原稿における編集対象箇所を示す第2特定情報を検出する第2特定情報検出部と、
    前記画像データに基づき、前記第2特定情報で示される前記編集対象箇所について前記第1特定情報で示される前記編集処理を実行する編集部と、
    を備える画像処理装置。
  2. 前記第1特定情報検出部はさらに、前記画像データに基づき、前記第1特定情報の位置を示す第3特定情報を検出し、
    前記編集部は、前記画像データに基づき、前記第3特定情報に対応する前記第2特定情報で示される前記編集対象箇所について、前記第3特定情報で示される位置にて検出される前記第1特定情報で示される前記編集処理を実行する、
    請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記第1特定情報検出部は、前記画像データに含まれる画素値であって前記原稿の余白部分の画素値に基づき第1特定情報を検出する、
    請求項1または2に記載の画像処理装置。
  4. 前記第2特定情報は、前記原稿における少なくとも一つの単語を示し、
    前記編集部は、前記第2特定情報で示される前記単語を含む前記原稿中の一文を前記編集対象箇所と決定する、
    請求項1〜3のいずれかに記載の画像処理装置。
  5. 前記画像データに基づき文字認識処理を行って、前記原稿を表すテキストデータを生成する認識処理部を備え、
    前記編集部は、前記テキストデータに対して、前記第2特定情報で示される前記編集対象箇所について前記第1特定情報で示される前記編集処理を実行する、
    請求項1〜4のいずれかに記載の画像処理装置。
  6. 前記認識処理部は、前記画像データに基づき、前記第1特定情報及び前記第2特定情報を消去して中間データを生成し、前記中間データに対し前記文字認識処理を行う、
    請求項1〜5のいずれかに記載の画像処理装置。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載の画像処理装置と、
    前記編集部による前記編集処理済みの画像データに基づく画像をシートに形成する画像形成部と、
    を備える画像形成装置。
  8. 原稿を表す画像データに基づき、前記画像データに対して実行すべき編集処理を表す第1特定情報を検出するステップと、
    前記画像データに基づき、前記原稿における編集対象箇所を示す第2特定情報を検出するステップと、
    前記画像データに基づき、前記第2特定情報で示される前記編集対象箇所について前記第1特定情報で示される前記編集処理を実行するステップと、
    をコンピューターに実行させるためのプログラム。
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