JP2019029774A - 撮像装置 - Google Patents

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康平 是澤
Kohei Koresawa
康平 是澤
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【課題】色分離精度が高く、かつ、高精細な撮像装置を提供する。【解決手段】撮像装置1は、複数の受光領域21がアレイ状に配列されたイメージセンサ20と、イメージセンサ20の受光面側に配置されたバンドパスフィルタアレイ10とを備え、バンドパスフィルタアレイ10は、第1透過帯域と第2透過帯域とを有する第1BPF11と、第2透過帯域と重複する第3透過帯域と第4透過帯域とを有する第2BPF12とを備え、受光面を平面視した場合、バンドパスフィルタアレイ10は、第1BPF11のみが設けられた第1領域13cと、第2BPF12のみが設けられた第2領域13yと、第1BPF11及び第2BPF12が重なって設けられた第3領域13gとを有し、第1領域13cと、第2領域13yと、第3領域13gとがアレイ状に配列されており、第1領域13c、第2領域13y及び第3領域13gの各々に、受光領域21が複数配置されている。【選択図】図4

Description

本発明は、撮像装置に関する。
従来、2次元イメージングにおいて、入射光を色(波長)毎に分離するための色分離(色分解)フィルタが知られている。例えば、特許文献1には、シアン、イエロー及びグリーンの各々に対応した染料系カラーフィルタを備える色分解ストライプフィルタが開示されている。シアンフィルタとイエローフィルタとは互いに交差するようにストライプ状に形成されており、交差部にグリーンフィルタが配置されている。
特開昭58−195807号公報
しかしながら、上記従来の色分解ストライプフィルタでは、染料系カラーフィルタが用いられているため、透過波長帯域が広く、各色の分離精度が低い。また、高精細な画像を得るため、フィルタ及びイメージセンサの高精細化が求められている。
そこで、本発明は、色分離精度が高く、かつ、高精細な撮像装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一態様に係る撮像装置は、複数の受光領域がアレイ状に配列されたイメージセンサと、前記イメージセンサの受光面側に配置されたバンドパスフィルタアレイとを備え、前記バンドパスフィルタアレイは、互いに重複しない第1透過帯域と第2透過帯域とを有する第1バンドパスフィルタと、互いに重複しない第3透過帯域と第4透過帯域とを有する第2バンドパスフィルタとを備え、前記第2透過帯域と前記第3透過帯域とは、重複しており、前記第1透過帯域と前記第4透過帯域とは、重複しておらず、前記受光面を平面視した場合、前記バンドパスフィルタアレイは、前記第1バンドパスフィルタ及び前記第2バンドパスフィルタのうち前記第1バンドパスフィルタのみが設けられた第1領域と、前記第1バンドパスフィルタ及び前記第2バンドパスフィルタのうち前記第2バンドパスフィルタのみが設けられた第2領域と、前記第1バンドパスフィルタ及び前記第2バンドパスフィルタが重なって設けられた第3領域とを有し、前記第1領域と、前記第2領域と、前記第3領域とがアレイ状に配列されており、前記第1領域、前記第2領域及び前記第3領域の各々に、前記受光領域が複数配置されている。
本発明によれば、色分離精度が高く、かつ、高精細な撮像装置を提供することができる。
実施の形態に係る撮像装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態に係る撮像装置のバンドパスフィルタアレイとイメージセンサとの位置関係を示す斜視図である。 実施の形態に係る撮像装置のバンドパスフィルタアレイの平面図である。 実施の形態に係る撮像装置のイメージセンサの平面図である。 実施の形態に係る撮像装置の信号処理方法を説明するための図である。 実施の形態の変形例に係る撮像装置のイメージセンサの平面図である。
以下では、本発明の実施の形態に係る撮像装置について、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、いずれも本発明の一具体例を示すものである。したがって、以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置及び接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本発明を限定する趣旨ではない。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、本発明の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
また、各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。したがって、例えば、各図において縮尺などは必ずしも一致しない。また、各図において、実質的に同一の構成については同一の符号を付しており、重複する説明は省略又は簡略化する。
(実施の形態)
[構成]
まず、実施の形態に係る撮像装置の概要について、図1を用いて説明する。図1は、本実施の形態に係る撮像装置1の構成を示すブロック図である。
図1に示すように、撮像装置1は、バンドパスフィルタアレイ10と、イメージセンサ20と、信号処理回路30とを備える。図示しないが、撮像装置1は、バンドパスフィルタアレイ10の光入射側(イメージセンサ20とは反対側)に配置されたレンズ群を備えていてもよい。レンズ群は、例えば複数のレンズから構成され、対象物からの光を集光し、バンドパスフィルタアレイ10を介してイメージセンサ20の受光面に結像させる。
[バンドパスフィルタアレイ]
バンドパスフィルタアレイ10は、イメージセンサ20の受光面側に配置されている。例えば、バンドパスフィルタアレイ10は、イメージセンサ20の受光面上に接触して配置され、イメージセンサ20と一体に形成されている。なお、図1では、説明の都合上、バンドパスフィルタアレイ10とイメージセンサ20とを離して図示している。
あるいは、図1に示すように、バンドパスフィルタアレイ10とイメージセンサ20とは隙間を空けて配置されていてもよい。この場合、バンドパスフィルタアレイ10とイメージセンサ20との間に、マイクロレンズアレイなどが設けられていてもよい。
図2は、本実施の形態に係る撮像装置1のバンドパスフィルタアレイ10とイメージセンサ20との位置関係を示す斜視図である。図3は、本実施の形態に係るバンドパスフィルタアレイ10の平面図である。
バンドパスフィルタアレイ10は、平板状の透光フィルタであり、領域毎に異なる波長成分の光を透過させる。図2及び図3に示すように、バンドパスフィルタアレイ10は、第1バンドパスフィルタ11(以下、第1BPF11と記載する)と、第2バンドパスフィルタ12(以下、第2BPF12と記載する)とを備える。
第1BPF11は、互いに重複しない2つの透過帯域(具体的には、第1透過帯域及び第2透過帯域)を有するマルチバンドパスフィルタである。第1BPF11は、青色成分(B)と緑色成分(G)とに透過帯域を有し、青色成分と緑色成分との混色であるシアン光(C)(=B+G)を透過する。
第2BPF12は、互いに重複しない2つの透過帯域(具体的には、第3透過帯域及び第4透過帯域)を有するマルチバンドパスフィルタである。第2BPF12は、緑色成分(G)と赤色成分(R)とに透過帯域を有し、緑色成分と赤色成分との混色であるイエロー光(Y)(=G+R)を透過する。
第1BPF11と第2BPF12とでは、透過帯域として緑色成分が重複(共通)している。このため、第1BPF11と第2BPF12とを重ねた領域では、重複した透過帯域であるグリーン光(G)を透過する。各BPFの透過帯域については、後で説明する。
図3に示すように、第1BPF11の平面視形状は、第1方向(具体的には紙面上下方向)に延びるストライプ状(ラインアンドスペース状)に形成されている。第1BPF11のラインとスペースとは互いに同じ幅であるが、異なっていてもよい。また、複数のラインの各々の幅、及び、複数のスペースの各々の幅は、互いに同じ幅であるが、異なっていてもよい。
図3に示すように、第2BPF12の平面視形状は、第1方向に直交する第2方向(具体的には紙面左右方向)に延びるストライプ状(ラインアンドスペース状)に形成されている。第2BPF12のラインとスペースとは互いに同じ幅であるが、異なっていてもよい。また、複数のラインの各々の幅、及び、複数のスペースの各々の幅は、互いに同じ幅であるが、異なっていてもよい。
本実施の形態では、第1BPF11のラインの幅及びスペースの幅と、第2BPF12のラインの幅及びスペースの幅とは、互いに等しい。このため、図3に示すように、第1BPF11と第2BPF12とを重ねた場合に、BPF同士が重なった領域(具体的には、第3領域13g)、BPFが単独で存在する領域(具体的には、第1領域13c及び第2領域13y)、BPFが設けられていない領域(具体的には、第4領域13w)のいずれも、同じ大きさの正方形になる。
本実施の形態に係るバンドパスフィルタアレイ10は、受光面を平面視した場合に、バンドパスフィルタアレイの有無に応じて複数の領域を有する。具体的には、図3に示すように、第1領域13cと、第2領域13yと、第3領域13gと、第4領域13wとを有する。
第1領域13cは、第1BPF11及び第2BPF12のうち第1BPF11のみが設けられた領域である。第2領域13yは、第1BPF11及び第2BPF12のうち第2BPF12のみが設けられた領域である。第3領域13gは、第1BPF11及び第2BPF12が重なって設けられた領域である。第4領域13wは、第1BPF11及び第2BPF12のいずれも設けられていない領域である。
本実施の形態では、第1領域13c、第2領域13y、第3領域13g及び第4領域13wは、アレイ状に配列されている。具体的には、第1領域13c、第2領域13y、第3領域13g及び第4領域13wの各々が、行列状に配列されている。
互いに隣接する第1領域13c、第2領域13y、第3領域13g及び第4領域13wが、1つの単位フィルタ領域13を構成する。本実施の形態に係るバンドパスフィルタアレイ10は、受光面に平行な面内に、単位フィルタ領域13が行列状に配列されている。
第1BPF11及び第2BPF12はそれぞれ、3層以上の薄膜が積層された多層構造を有する薄膜干渉フィルタである。例えば、多層構造を構成する3層以上の薄膜の膜厚、屈折率及び積層数を適切に設計することで、所望の波長帯域に光の透過帯域を有する第1BPF11及び第2BPF12をそれぞれ実現することができる。薄膜は、例えば、誘電体材料を用いた無機膜である。例えば、薄膜は、酸化シリコン(SiO)膜、及び、酸化チタン(TiO)膜などである。各薄膜は、透光性の基板上に、マスク蒸着によって形成される。なお、薄膜は、スパッタリング法による成膜と、フォトリソグラフィによるパターニングとによって形成されてもよい。第1BPF11及び第2BPF12の膜厚は、例えば1μm〜5μmであるが、これに限らない。
[イメージセンサ]
イメージセンサ20は、複数の受光領域21がアレイ状に配列されている。イメージセンサ20は、例えば、CMOSイメージセンサ又はCCDイメージセンサなどである。
図2では、4行×4列の16個の受光領域21が配列されている例を図示しているが、本実施の形態に係るイメージセンサ20では、当該16個の受光領域21が行方向及び列方向にそれぞれ繰り返し配列されている。複数の受光領域21の各々は、受光した光を光電変換するフォトダイオード又はフォトトランジスタなどを有し、受光した光の強度に対応する電気信号を生成して、信号処理回路30に出力する。
図4は、本実施の形態に係る撮像装置1のイメージセンサ20の平面図である。図2〜図4から分かるように、平面視において、第1領域13c、第2領域13y、第3領域13g及び第4領域13wの各々に、複数の受光領域21が配置されている。具体的には、第1領域13c、第2領域13y、第3領域13g及び第4領域13wの各々に、互いに同じ個数、より具体的には、2行×2列の4個の受光領域21が配列されている。
第1領域13cに配置された4個の受光領域(第1受光領域)21cには、第1領域13cを通過した光(具体的にはシアン光)が入射する。4個の受光領域21cの各々は、シアン光を光電変換することで、受光したシアン光の受光強度を示す第1信号を生成する。
第2領域13yに配置された4個の受光領域(第2受光領域)21yには、第2領域13yを通過した光(具体的にはイエロー光)が入射する。4個の受光領域21yの各々は、イエロー光を光電変換することで、受光したイエロー光の受光強度を示す第2信号を生成する。
第3領域13gに配置された4個の受光領域(第3受光領域)21gには、第3領域13gを通過した光(具体的にはグリーン光)が入射する。4個の受光領域21gの各々は、グリーン光を光電変換することで、受光したグリーン光の受光強度を示す第3信号を生成する。
第4領域13wに配置された4個の受光領域(第4受光領域)21wには、第4領域13wを通過した光(具体的にはホワイト光)が入射する。4個の受光領域21wの各々は、ホワイト光を光電変換することで、受光したホワイト光の受光強度を示す第4信号を生成する。
本実施の形態では、互いに隣り合う受光領域21c、受光領域21y、受光領域21g及び受光領域21wが、1つの単位画素22を構成する。つまり、単位画素22は、2行×2列の4個の受光領域(サブ画素)で構成されている。単位画素22の平面視形状及び大きさは、図3及び図4から分かるように、バンドパスフィルタアレイ10の第1領域13c、第2領域13y、第3領域13g及び第4領域13wの各々と略同じである。
単位画素22は、平面視において、第1領域13c、第2領域13y、第3領域13g及び第4領域13wのいずれとも重複するように、第1領域13c、第2領域13y、第3領域13g及び第4領域13wの交点(四重点)を中心とする位置に位置している。本実施の形態では、複数の単位画素22のいずれにも、受光領域21c、受光領域21y、受光領域21g及び受光領域21wが同数(具体的には1個)ずつ含まれている。
このとき、隣り合う単位画素22同士では、受光領域21c、受光領域21y、受光領域21g及び受光領域21wの配置が異なっている。具体的には、図4に示すように、左上の太破線で囲んだ単位画素22では、左上→右上→左下→右下の順で見たとき、受光領域21g(“G”)→受光領域21y(“Y”)→受光領域21c(“C”)→受光領域21w(“W”)の順で配列されている。右上の太破線で囲んだ単位画素22では、同じ順で見たとき、“Y”→“G”→“W”→“C”の順で配列されている。
このように、単位画素22内での受光領域の配列は異なるものの、複数の単位画素22のいずれにおいても、4種類の受光領域が1個ずつ配置されている。これにより、単位画素22を構成する4個の受光領域の各々で生成された信号を1画素の信号として利用することで、二次元画像を生成することができる。
[信号処理回路]
信号処理回路30は、受光領域21での受光強度を示す信号を処理する。信号処理回路30は、例えば、マイコンなどで実現される。具体的には、信号処理回路30は、プログラムが格納された不揮発性メモリ、プログラムを実行するための一時的な記憶領域である揮発性メモリ、入出力ポート、プログラムを実行するプロセッサなどで実現される。信号処理回路30は、ソフトウェアで実現されてもよく、ハードウェアで実現されてもよい。
信号処理回路30は、単位画素22毎に受光領域21で生成される信号を処理する。具体的には、信号処理回路30は、1つの単位画素22に含まれ、互いに隣り合って配列された受光領域21cと、受光領域21yと、受光領域21gと、受光領域21wとの各々で生成された第1信号〜第4信号を1画素の信号として処理する。
本実施の形態では、信号処理回路30は、単位画素22毎に、赤色光(R)、緑色光(G)及び青色光(B)の各々の強度を算出する。したがって、算出されたRGBの強度を表示画素の画素値(RGBの各々の輝度値)として利用することで、カラー画像を生成することができる。RGBの具体的な算出方法は、後で説明する。
[透過特性]
続いて、本実施の形態に係るバンドパスフィルタアレイ10の透過特性について説明する。
図5は、本実施の形態に係るバンドパスフィルタアレイ10の領域毎の透過特性を示す図である。図5の(a)〜(c)はそれぞれ、第1領域13c、第2領域13y及び第3領域13gの透過特性を示している。
第1領域13cには、図2及び図3に示すように、平面視において第1BPF11のみが設けられている。つまり、第1領域13cは、BPFが重複せずに1つのみ設けられた非重複領域である。したがって、図5の(a)に示す第1領域13cの透過特性は、第1BPF11の透過特性(フィルタ特性)に実質的に一致する。
第1BPF11は、図5の(a)に示すように、互いに重複しない透過帯域(第1透過帯域)41と透過帯域(第2透過帯域)42とを有する。また、第1BPF11は、透過帯域41と透過帯域42との間に遮断帯域51を有する。
透過帯域41は、第1透過帯域の一例であり、例えば、中心波長λ1が約450nmで帯域幅が約50nmの波長帯域である。透過帯域41は、主として青色成分(B)を透過させるための波長帯域である。ここで、中心波長λ1は、帯域幅の中央値における波長である。帯域幅は、絶対的な光の透過率が50%となる部分での透過帯域の幅である。
透過帯域42は、第2透過帯域の一例であり、例えば、透過帯域41の中心波長λ1より中心波長λ2が大きい波長帯域である。透過帯域42は、例えば、中心波長が約550nmで帯域幅が約50nmの波長帯域である。透過帯域42は、主として緑色成分(G)を透過させるための波長帯域である。
遮断帯域51は、光の透過率が10%以下である。なお、第1BPF11は、透過帯域41及び透過帯域42以外に光の透過帯域を有さない。具体的には、第1BPF11では、透過帯域41及び透過帯域42を除いた他の波長帯域における光の透過率が10%以下である。
第1BPF11は、透過帯域41と透過帯域42とを有するので、青色成分及び緑色成分を含む光(シアン光)を透過させる。したがって、第1BPF11のみが設けられた第1領域13cは、シアン光(C)を透過させ、かつ、他の色成分(波長成分)の光を実質的に透過させない領域である。
第2領域13yには、図2及び図3に示すように、平面視において第2BPF12のみが設けられている。つまり、第2領域13yは、BPFが重複せずに1つのみ設けられた非重複領域である。したがって、図5の(b)に示す第2領域13yの透過特性は、第2BPF12の透過特性(フィルタ特性)に実質的に一致する。
第2BPF12は、図5の(b)に示すように、互いに重複しない透過帯域43と透過帯域44とを有する。また、第2BPF12は、透過帯域43と透過帯域44との間に遮断帯域52を有する。
透過帯域43は、第3透過帯域の一例であり、例えば、中心波長λ3が約550nmで帯域幅が約50nmの波長帯域である。透過帯域43は、主として緑色成分(G)を透過させるための波長帯域である。
透過帯域44は、第4透過帯域の一例であり、例えば、透過帯域43の中心波長λ3より中心波長λ4が大きい波長帯域である。透過帯域44は、例えば、中心波長が約650nmで帯域幅が約50nmの波長帯域である。透過帯域44は、主として赤色成分(R)を透過させるための波長帯域である。
遮断帯域52は、光の透過率が10%以下である。なお、第2BPF12は、透過帯域43及び透過帯域44以外に光の透過帯域を有さない。具体的には、第2BPF12では、透過帯域43及び透過帯域44を除いた他の波長帯域における光の透過率が10%以下である。
第2BPF12は、透過帯域43と透過帯域44とを有するので、緑色成分及び赤色成分を含む光(イエロー光)を透過させる。したがって、第2BPF12のみが設けられた第2領域13yは、イエロー光(Y)を透過させ、かつ、他の色成分(波長成分)の光を実質的に透過させない領域である。
本実施の形態では、図5の(a)及び(b)に示すように、第1BPF11の透過帯域42と第2BPF12の透過帯域43とは、重複している。具体的には、透過帯域42と透過帯域43とは、一致している。また、透過帯域41と透過帯域44とは、重複していない。
なお、透過帯域42と透過帯域43とは、完全に一致していなくてもよい。具体的には、透過帯域42と透過帯域43とで、帯域幅、立ち上がり時及び立ち下がり時の波長、並びに、透過率の平均値及び最大値などが互いに異なっていてもよい。例えば、透過帯域42が透過帯域43に含まれていてもよく、透過帯域43が透過帯域42に含まれていてもよい。例えば、透過帯域42の大部分(例えば帯域幅の90%以上)と、透過帯域43の大部分とが一致していてもよい。
本実施の形態では、透過帯域41〜44の各々における光の透過率は、90%以上である。当該光の透過率は、95%以上でもよい。なお、透過帯域における光の透過率は、例えば、透過帯域の中心波長における透過率である。また、透過帯域41〜44の各々の中心波長及び帯域幅は、上記例に限らない。帯域幅は、例えば、20nm〜80nmの範囲内で定められた値であってもよい。
図2及び図3に示すように、第3領域13gでは、第1BPF11と第2BPF12とが重なって設けられている。つまり、第3領域13gは、2つのBPFが重複した重複領域である。このため、第3領域13gの透過特性は、第1BPF11の透過特性と第2BPF12の透過特性とを掛け合わせた特性となる。つまり、第3領域13gでは、第1BPF11の透過特性と第2BPF12の透過特性との重複部分の波長帯域に光の透過帯域が形成される。
具体的には、図5の(c)に示すように、第3領域13gは、透過帯域42(透過帯域43)のみを透過帯域45として有する。本実施の形態では、透過帯域42は、緑色成分を透過させるので、第3領域13gは、グリーン光(G)を透過させ、かつ、他の色成分(波長成分)の光を実質的に透過させない領域である。
なお、本実施の形態では、透過帯域42と透過帯域43とが重複(具体的には一致)している例について示したが、これに限らない。例えば、第2BPF12は、透過帯域43の代わりに透過帯域41を有してもよい。あるいは、第1BPF11は、透過帯域42の代わりに透過帯域44を有してもよい。
[信号処理方法]
続いて、本実施の形態に係る信号処理回路30による信号処理方法について説明する。上述したように、信号処理回路30は、単位画素22毎に、単位画素22を構成する受光領域21c、受光領域21y、受光領域21g及び受光領域21wの各々で生成された信号を1画素の信号として処理する。
受光領域21cで生成された第1信号S1は、青色成分(B)と緑色成分(G)とを含むシアン光(C)の強度を示す電気信号である。受光領域21yで生成された第2信号S2は、緑色成分(G)と赤色成分(R)とを含むイエロー光(Y)の強度を示す電気信号である。受光領域21gで生成された第3信号S3は、緑色成分(G)のみを含むグリーン光(G)の強度を示す電気信号である。
したがって、信号処理回路30は、第1信号S1から第3信号S3を減算することで、緑色成分(G)が打ち消され、青色成分(B)を示す青色信号が得られる。同様に、信号処理回路30は、第2信号S2から第3信号S3を減算することで、緑色成分(G)が打ち消され、赤色成分(R)を示す赤色信号が得られる。なお、緑色成分(G)を示す緑色信号は、第3信号S3そのものである。
以上のようにして、信号処理回路30は、RGBの各々の色信号を生成することができる。
なお、本実施の形態では、単位画素22には、白色光を透過させる受光領域21wが含まれている。信号処理回路30は、受光領域21wで生成された第4信号S4に基づいて、ノイズ成分などの補正処理を行うことができる。
また、RGBの各々の色信号を生成する例について示したが、これに限らない。生成できる色信号は、第1BPF11及び第2BPF12の透過帯域に依存する。具体的には、透過帯域41と、透過帯域42(=透過帯域43)と、透過帯域44との各々の波長成分に応じた色信号を生成することができる。
例えば、第1BPF11又は第2BPF12の透過帯域は、可視光でなくてもよい。例えば、透過帯域41〜44のいずれかが赤外領域又は紫外領域に含まれる場合、赤外光又は紫外光に応じた信号を生成することができる。つまり、所望の波長成分に合わせて第1BPF11及び第2BPF12の透過帯域を適切に設計することで、所望の波長成分を取り出すことができる。
[効果など]
以上のように、本実施の形態に係る撮像装置1は、複数の受光領域21がアレイ状に配列されたイメージセンサ20と、イメージセンサ20の受光面側に配置されたバンドパスフィルタアレイ10とを備える。バンドパスフィルタアレイ10は、互いに重複しない透過帯域41と透過帯域42とを有する第1BPF11と、互いに重複しない透過帯域43と透過帯域44とを有する第2BPF12とを備える。透過帯域42と透過帯域43とは、重複しており、透過帯域41と透過帯域44とは、重複していない。受光面を平面視した場合、バンドパスフィルタアレイ10は、第1BPF11及び第2BPF12のうち第1BPF11のみが設けられた第1領域13cと、第1BPF11及び第2BPF12のうち第2BPF12のみが設けられた第2領域13yと、第1BPF11及び第2BPF12が重なって設けられた第3領域13gとを有する。受光面を平面視した場合、第1領域13cと、第2領域13yと、第3領域13gとがアレイ状に配列されている。受光面を平面視した場合、第1領域13c、第2領域13y及び第3領域13gの各々に、受光領域21が複数配置されている。
このように、第1BPF11及び第2BPF12の各々が、互いに重複しない2つの透過帯域を有するマルチバンドパスフィルタである。マルチバンドパスフィルタは、透過帯域以外の波長帯域の光を十分に減衰させることができる。したがって、第1BPF11及び第2BPF12の少なくとも一方が設けられた各領域を通過した光に含まれるノイズ成分を十分に小さくすることができる。すなわち、SN比を高めることができ、色分離の精度を高めることができる。
また、本実施の形態に係るバンドパスフィルタアレイ10によれば、図5で示したように、2つのBPFによって3つの波長帯域に相当する色信号を生成することができる。つまり、少ない数のフィルタによって、フィルタ数より多い波長帯域の色信号を生成することができる。フィルタ数の削減により、バンドパスフィルタアレイ10の軽量化、製造工程の簡略化及び低コスト化などを実現することができる。
具体的には、製造工程におけるアライメント(位置合わせ)工程の数を減らすことができる。例えば、RGBの3つのBPFを備えるフィルタアレイを製造する場合は、少なくとも2回のアライメントが必要になる。これに対して、本実施の形態では、第1BPF11と第2BPF12との位置合わせを1回行うだけでよい。
さらに、本実施の形態では、第1領域13c、第2領域13y及び第3領域13gの各々に、複数の受光領域21が配置されている。これにより、各領域に配置された受光領域の数に応じて解像度を高めることができる。つまり、撮像装置1の高精細化が実現される。
例えば、図4で示したように、第1領域13c、第2領域13y、第3領域13g及び第4領域13wの各々に、4個の受光領域21が配置されていることで、単位画素22の大きさが第1領域13cなどと同等になる。つまり、第1領域13c、第2領域13y、第3領域13g及び第4領域13wで1つの単位画素を構成した場合に比べて、4倍の解像度を実現することができる。
本実施の形態では、バンドパスフィルタアレイ10は、マスク蒸着により形成される。マスク蒸着は、低コストで実現できるという利点がある一方で、高精細化には技術的に限界がある。
しかしながら、本実施の形態によれば、バンドパスフィルタアレイ10の解像度(具体的には、第1領域13c、第2領域13y、第3領域13g及び第4領域13wの合計数)に対して、4倍の解像度を実現することができる。撮像装置1によれば、バンドパスフィルタアレイ10のフィルタ解像度が低くても高精細化が可能であり、画素数の多い二次元画像を生成することができる。
また、例えば、受光面を平面視した場合、バンドパスフィルタアレイ10は、さらに、第1BPF11及び第2BPF12のいずれも設けられていない第4領域13wを有し、第4領域13wには、受光領域21が複数配置されている。
これにより、第4領域13wを透過した光に基づく電気信号を、外光ノイズの補正に利用することができる。したがって、ノイズ成分を抑制することができるので、色分離の精度を一層高めることができる。
また、例えば、第1BPF11の平面視形状は、第1方向に延びるストライプ状であり、第2BPF12の平面視形状は、第1方向に直交する第2方向に延びるストライプ状である。
これにより、第1領域13c、第2領域13y、第3領域13g及び第4領域13wの各々の形状及び大きさを互いに同等にすることができる。また、第1BPF11と第2BPF12とのアライメントずれが発生したとしてもバンドパスフィルタアレイ10の光学特性がほとんど変わらない。つまり、本実施の形態に係るバンドパスフィルタアレイ10は、アライメントのロバスト性を有するので、歩留まりを向上させることができる。
また、例えば、撮像装置1は、さらに、受光領域21での受光強度を示す信号を処理する信号処理回路30を備える。信号処理回路30は、第1領域13cに配置された受光領域21cでの受光強度を示す第1信号と、第2領域13yに配置された受光領域21yでの受光強度を示す第2信号と、第3領域13gに配置された受光領域21gでの受光強度を示す第3信号と、第4領域13wに配置された受光領域21wでの受光強度を示す第4信号とを1画素の信号として処理する。受光領域21c、受光領域21y、受光領域21g及び受光領域21wは、互いに隣り合っている。
これにより、例えば、専用の画像処理回路を信号処理回路30として備えることで、処理の高速化及び省エネルギー化を実現することができる。
また、例えば、透過帯域42と透過帯域43とは、一致している。
これにより、第1BPF11の透過帯域42と第2BPF12の透過帯域43とが一致しているので、第1BPF11と第2BPF12とが重なって設けられた第3領域13gを透過した光に含まれるノイズ成分を十分に小さくすることができる。したがって、色分離の精度を一層高めることができる。
また、例えば、第1BPF11及び第2BPF12はそれぞれ、多層薄膜干渉式のバンドパスフィルタである。
これにより、第1BPF11及び第2BPF12の各々を構成する薄膜の膜厚、屈折率(材料)及び積層数などを適切に調整することで、所望の波長帯域に光の透過帯域を容易に形成することができる。つまり、第1BPF11及び第2BPF12として薄膜干渉フィルタを利用することで、バンドパスフィルタアレイ10の透過帯域の設計の自由度を高めることができる。また、薄膜干渉式のBPFでは、透過帯域と遮断帯域とで光の透過率が大きく異なっているので、各領域を透過した光に含まれるノイズ成分を十分に小さくすることができ、色分離の精度を一層高めることができる。
(変形例)
以下では、実施の形態の変形例について説明する。
本変形例では、イメージセンサの受光領域の形状及び配列が、実施の形態とは相違しており、バンドパスフィルタアレイ10及び信号処理回路30は実施の形態と同様である。なお、以下の変形例では、実施の形態との相違点を中心に説明し、共通点の説明を省略又は簡略化する。
図6は、本変形例に係る撮像装置のイメージセンサの平面図である。
図3及び図6から分かるように、平面視において、第1領域13c、第2領域13y、第3領域13g及び第4領域13wの各々に、複数の受光領域121が配置されている。具体的には、第1領域13c、第2領域13y、第3領域13g及び第4領域13wの各々に、互いに同じ個数、より具体的には、2個の受光領域121が配列されている。
受光領域121は、平面視形状が直角三角形である。なお、直角三角形の各頂点は、丸みを帯びていてもよい。第1領域13c、第2領域13y、第3領域13g及び第4領域13wの各々において、2個の直角三角形状の受光領域121が、互いの長辺を対向させて配列されている。
図6において、受光領域121c、受光領域121y、受光領域121g及び受光領域121wはそれぞれ、上記実施の形態における受光領域21c、受光領域21y、受光領域21g及び受光領域21wと同様である。
具体的には、受光領域121cは、シアン光を光電変換することで、受光したシアン光の受光強度を示す第1信号を生成する。受光領域121yは、イエロー光を光電変換することで、受光したイエロー光の受光強度を示す第2信号を生成する。受光領域121gは、グリーン光を光電変換することで、受光したグリーン光の受光強度を示す第3信号を生成する。受光領域121wは、ホワイト光を光電変換することで、受光したホワイト光の受光強度を示す第4信号を生成する。
本変形例では、互いに隣り合う受光領域121c、受光領域121y、受光領域121g及び受光領域121wが、1つの単位画素122を構成する。つまり、単位画素122は、4個の受光領域(サブ画素)で構成されている。
単位画素122の平面視形状及び大きさは、バンドパスフィルタアレイ10の第1領域13c、第2領域13y、第3領域13g及び第4領域13wなどの正方形が斜め45°傾斜(45°回転)し、かつ、2倍の大きさになった形状である。つまり、本変形例では、単位画素122の配列方向は、バンドパスフィルタアレイ10の各領域の配列方向に対して45°傾斜している。
単位画素122は、平面視において、第1領域13c、第2領域13y、第3領域13g及び第4領域13wのいずれとも重複するように、第1領域13c、第2領域13y、第3領域13g及び第4領域13wの交点(四重点)を中心とする位置に位置している。本実施の形態では、複数の単位画素122のいずれにも、受光領域121c、受光領域121y、受光領域121g及び受光領域121wが同数(具体的には1個)ずつ含まれている。
このとき、隣り合う単位画素122同士では、受光領域121c、受光領域121y、受光領域121g及び受光領域121wの配置が異なっている。具体的には、図6に示すように、左斜め上の太破線で囲んだ単位画素では、左上→右上→左下→右下の順で見たとき、“G”→“Y”→“C”→“W”の順で配列されている。右斜め下の太破線で囲んだ単位画素では、同じ順で見たとき、“W”→“C”→“Y”→“G”の順で配列されている。
このように、単位画素122内での受光領域の配列は異なるものの、複数の単位画素122のいずれにおいても、4種類の受光領域が1個ずつ配置されている。これにより、単位画素122を構成する4個の受光領域の各々で生成された信号を1画素の信号として利用することで、二次元画像を生成することができる。
以上のように、本変形例に係る撮像装置においても、色分離精度が高く、かつ、高精細な撮像装置を提供することができる。具体的には、バンドパスフィルタアレイ10の2倍の解像度を実現することができる。
(その他)
以上、本発明に係る撮像装置について、上記の実施の形態及びその変形例に基づいて説明したが、本発明は、上記の実施の形態に限定されるものではない。
例えば、バンドパスフィルタアレイ10は、第1BPF11及び第2BPF12のいずれも設けられていない第4領域13wを備えなくてもよい。例えば、第1BPF11及び第2BPF12の各々は、互いに直交するストライプ状に形成されていなくてもよい。例えば、第1BPF11及び第2BPF12の各々は、互いに平行なストライプ状で、各々のラインの一部のみが重なるように形成されていてもよい。
また、例えば、上記の実施の形態では、第1BPF11及び第2BPF12がそれぞれ、2つの透過帯域を有するマルチバンドパスフィルタである例について示したが、第1BPF11及び第2BPF12は、3つ以上の透過帯域を有してもよい。また、撮像装置1は、第1BPF11及び第2BPF12の少なくとも一方の透過帯域と重複する(又は一致する)透過帯域を有する第3バンドパスフィルタを備えてもよい。
また、例えば、上記の実施の形態では、各BPFの透過帯域が理想的な透過特性(立ち上がり及び立ち下がりが急峻な矩形状)を有する例について示したが、これに限らない。例えば、各BPFの透過帯域は、ガウス関数の形状を有してもよい。
また、例えば、撮像装置1は、信号処理回路30を備えていなくてもよい。例えば、撮像装置1は、信号処理回路30の代わりに、各画素から出力される画素信号を、他の機器に出力するための出力端子を備えていてもよい。
その他、各実施の形態に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態や、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各実施の形態における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明に含まれる。
1 撮像装置
10 バンドパスフィルタアレイ
11 第1バンドパスフィルタ(BPF)
12 第2バンドパスフィルタ(BPF)
13c 第1領域
13g 第3領域
13w 第4領域
13y 第2領域
20 イメージセンサ
21、121 受光領域
21c、121c 受光領域(第1受光領域)
21g、121g 受光領域(第3受光領域)
21w、121w 受光領域(第4受光領域)
21y、121y 受光領域(第2受光領域)
30 信号処理回路
41 透過帯域(第1透過帯域)
42 透過帯域(第2透過帯域)
43 透過帯域(第3透過帯域)
44 透過帯域(第4透過帯域)

Claims (7)

  1. 複数の受光領域がアレイ状に配列されたイメージセンサと、
    前記イメージセンサの受光面側に配置されたバンドパスフィルタアレイとを備え、
    前記バンドパスフィルタアレイは、
    互いに重複しない第1透過帯域と第2透過帯域とを有する第1バンドパスフィルタと、
    互いに重複しない第3透過帯域と第4透過帯域とを有する第2バンドパスフィルタとを備え、
    前記第2透過帯域と前記第3透過帯域とは、重複しており、
    前記第1透過帯域と前記第4透過帯域とは、重複しておらず、
    前記受光面を平面視した場合、
    前記バンドパスフィルタアレイは、
    前記第1バンドパスフィルタ及び前記第2バンドパスフィルタのうち前記第1バンドパスフィルタのみが設けられた第1領域と、
    前記第1バンドパスフィルタ及び前記第2バンドパスフィルタのうち前記第2バンドパスフィルタのみが設けられた第2領域と、
    前記第1バンドパスフィルタ及び前記第2バンドパスフィルタが重なって設けられた第3領域とを有し、
    前記第1領域と、前記第2領域と、前記第3領域とがアレイ状に配列されており、
    前記第1領域、前記第2領域及び前記第3領域の各々に、前記受光領域が複数配置されている
    撮像装置。
  2. 前記受光面を平面視した場合、
    前記バンドパスフィルタアレイは、さらに、前記第1バンドパスフィルタ及び前記第2バンドパスフィルタのいずれも設けられていない第4領域を有し、
    前記第4領域には、前記受光領域が複数配置されている
    請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記第1バンドパスフィルタの平面視形状は、第1方向に延びるストライプ状であり、
    前記第2バンドパスフィルタの平面視形状は、前記第1方向に直交する第2方向に延びるストライプ状である
    請求項2に記載の撮像装置。
  4. さらに、前記受光領域での受光強度を示す信号を処理する信号処理回路を備え、
    前記信号処理回路は、
    前記第1領域に配置された前記受光領域である第1受光領域での受光強度を示す第1信号と、前記第2領域に配置された前記受光領域である第2受光領域での受光強度を示す第2信号と、前記第3領域に配置された前記受光領域である第3受光領域での受光強度を示す第3信号と、前記第4領域に配置された前記受光領域である第4受光領域での受光強度を示す第4信号とを1画素の信号として処理し、
    前記第1受光領域、前記第2受光領域、前記第3受光領域及び前記第4受光領域は、互いに隣り合っている
    請求項2又は3に記載の撮像装置。
  5. さらに、前記受光領域での受光強度を示す信号を処理する信号処理回路を備え、
    前記信号処理回路は、
    前記第1領域に配置された前記受光領域である第1受光領域での受光強度を示す第1信号と、前記第2領域に配置された前記受光領域である第2受光領域での受光強度を示す第2信号と、前記第3領域に配置された前記受光領域である第3受光領域での受光強度を示す第3信号とを1画素の信号として処理し、
    前記第1受光領域、前記第2受光領域及び前記第3受光領域は、互いに隣り合っている
    請求項1に記載の撮像装置。
  6. 前記第2透過帯域と前記第3透過帯域とは、一致している
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の撮像装置。
  7. 前記第1バンドパスフィルタ及び前記第2バンドパスフィルタはそれぞれ、多層薄膜干渉式のバンドパスフィルタである
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の撮像装置。
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