JP2019029766A - 半導体装置、光伝送装置、及び、光伝送システム - Google Patents

半導体装置、光伝送装置、及び、光伝送システム Download PDF

Info

Publication number
JP2019029766A
JP2019029766A JP2017145643A JP2017145643A JP2019029766A JP 2019029766 A JP2019029766 A JP 2019029766A JP 2017145643 A JP2017145643 A JP 2017145643A JP 2017145643 A JP2017145643 A JP 2017145643A JP 2019029766 A JP2019029766 A JP 2019029766A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transistor
current
output
mirror
transistors
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2017145643A
Other languages
English (en)
Inventor
耕作 原田
Kosaku Harada
耕作 原田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Renesas Electronics Corp
Original Assignee
Renesas Electronics Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Renesas Electronics Corp filed Critical Renesas Electronics Corp
Priority to JP2017145643A priority Critical patent/JP2019029766A/ja
Publication of JP2019029766A publication Critical patent/JP2019029766A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Logic Circuits (AREA)
  • Amplifiers (AREA)

Abstract

【課題】信号品質を向上させることが可能な半導体装置を提供すること。【解決手段】一実施の形態によれば、レベル変換装置11は、差動入力信号を受けるトランジスタMN11,MN12と、トランジスタMN11,MN12のそれぞれに定電流を供給する定電流源CC1と、トランジスタMN11,MN12のそれぞれに対応して設けられたトランジスタMP11,MP12と、トランジスタMP11にカレントミラー接続されたトランジスタMP13と、トランジスタMP12にカレントミラー構成されたトランジスタMP16と、トランジスタMP13の電流経路上に設けられ、駆動能力が切り替え可能に構成された可変駆動トランジスタMN13と、可変駆動トランジスタMN13にカレントミラー接続されたトランジスタMN16と、を備え、トランジスタMP16,MN16のそれぞれの抵抗値に応じた電圧レベルの出力信号が生成される。【選択図】図2

Description

本発明は、半導体装置、光伝送装置、及び、光伝送システムに関し、例えば消費電力を増大させることなく信号品質を向上させるのに適した半導体装置、光伝送装置、及び、光伝送システムに関する。
近年、シリコンフォトニクス分野では、光伝送装置の高速化及び小型化が進んでいる。それに伴って、光伝送装置には、低消費電力であることが求められている。
これまで、光伝送装置は、バイポーラトランジスタにより構成されたレベル変換装置を用いて、100mV程度のCML(Current Mode Logic)レベルの電気信号を、1.0V〜3.3V程度のCMOS(complementary metal oxide semiconductor)レベルの電気信号まで増幅させた後、光信号に変換していた。しかしながら、バイポーラトランジスタには、スイッチング性能が高く、かつ、特性ばらつきが小さい、という特徴があるものの、大電流が流れるため消費電力が増大するという問題があった。
このような問題に対する解決策が特許文献1に開示されている。特許文献1に開示されたレベル変換回路は、バイポーラトランジスタを用いずにMOSトランジスタにより構成されている。それにより、このレベル変換回路は、低消費電力化及び高集積化を実現することができる。
特開2006−287797号公報
しかしながら、特許文献1に開示された構成は、MOSトランジスタにより構成されているため、プロセス、温度、電圧の変動による特性ばらつきにより、信号品質を劣化させてしまうという問題があった。その他の課題と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
一実施の形態によれば、半導体装置は、一対の差動入力信号の一方を受ける第1入力トランジスタと、一対の前記差動入力信号の他方を受ける第2入力トランジスタと、前記第1及び前記第2入力トランジスタのそれぞれに定電流を供給する定電流源と、前記第1及び前記第2入力トランジスタのそれぞれに対応して設けられた第1及び第2負荷トランジスタと、前記第1負荷トランジスタにカレントミラー接続され、前記第1負荷トランジスタに流れる電流に比例する第1ミラー電流が流れる第1ミラートランジスタと、前記第2負荷トランジスタにカレントミラー構成され、前記第2負荷トランジスタに流れる電流に比例する第1出力電流が流れる第1出力トランジスタと、前記第1ミラー電流の電流経路上に設けられ、駆動能力が切り替え可能に構成された第1可変駆動トランジスタと、前記第1可変駆動トランジスタにカレントミラー接続され、前記第1ミラー電流に比例する第2出力電流が流れる第2出力トランジスタと、を備え、前記第1及び前記第2出力トランジスタのそれぞれのソース−ドレイン間の抵抗値に応じた電圧レベルの第1出力信号が生成される。
前記一実施の形態によれば、信号品質を低下させることなく低消費電力化を実現することが可能な半導体装置、伝送装置、及び、伝送システムを提供することができる。
実施の形態1にかかる光伝送システムの構成例を示すブロック図である。 実施の形態1にかかる光伝送システムに設けられたレベル変換装置の構成例を示す図である。 増幅回路の振幅中心電圧とインバータの閾値電圧との差と、インバータの出力信号と、の関係を示す図である。 図2に示すレベル変換装置の駆動力調整による信号帯域への影響を説明するための図である。 図2に示すレベル変換装置に設けられた可変駆動トランジスタの構成例を示す回路図である。 図2に示すレベル変換装置の変形例を示す図である。 図6に示すレベル変換装置に設けられた可変駆動トランジスタ、温度検出回路及び制御回路の接続関係を示す図である。 温度検出回路の具体的な構成例を示す回路図である。 図6に示すレベル変換装置の変形例を示す図である。 実施の形態2にかかるレベル変換装置の構成例を示す図である。 図10に示すレベル変換装置に設けられた可変駆動トランジスタの構成例を示す回路図である。 図10に示すレベル変換装置の第1変形例を示す図である。 図12に示すレベル変換装置に設けられた可変駆動トランジスタ及び温度検出回路の接続関係を示す図である。 実施の形態3にかかるレベル変換装置の構成例を示す図である。 ダミー回路及び閾値電圧生成回路の具体的構成例を示す図である。 実施の形態4にかかるレベル変換装置の構成例を示す図である。
以下、図面を参照しつつ、実施の形態について説明する。なお、図面は簡略的なものであるから、この図面の記載を根拠として実施の形態の技術的範囲を狭く解釈してはならない。また、同一の要素には、同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
以下の実施の形態においては便宜上その必要があるときは、複数のセクションまたは実施の形態に分割して説明するが、特に明示した場合を除き、それらはお互いに無関係なものではなく、一方は他方の一部または全部の変形例、応用例、詳細説明、補足説明等の関係にある。また、以下の実施の形態において、要素の数等(個数、数値、量、範囲等を含む)に言及する場合、特に明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではなく、特定の数以上でも以下でもよい。
さらに、以下の実施の形態において、その構成要素(動作ステップ等も含む)は、特に明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではない。同様に、以下の実施の形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に明らかにそうでないと考えられる場合等を除き、実質的にその形状等に近似または類似するもの等を含むものとする。このことは、上記数等(個数、数値、量、範囲等を含む)についても同様である。
<実施の形態1>
図1は、実施の形態1にかかる光伝送システムSYS1の構成例を示すブロック図である。光伝送システムSYS1は、送信側LSI(Large Scale Integration)2と、光伝送装置1と、受信側LSI3と、を備える。光伝送装置1は、レベル変換装置11と、光電変換装置12と、を有する。
送信側LSI2は、例えば100mV程度のCMLレベルの電気信号(差動入力信号IN)を出力する。光伝送装置1は、送信側LSI2からのCMLレベルの電気信号を光信号に変換して出力する。より詳細には、光伝送装置1では、レベル変換装置11が、CMLレベルの電気信号のレベルを例えば3.3V程度のCMOSレベルの電気信号に変換し、光電変換装置12が、レベル変換された電気信号を光信号に変換して出力する。光伝送装置1からの光信号は、受信側LSI3によって受信される。受信側LSI3は、受信した光信号を電気信号に変換した後、所定の処理を実行する。
ここで、レベル変換装置11は、高速化及び小型化に伴って、低消費電力であることが求められている。そのため、レベル変換装置11は、バイポーラトランジスタよりも消費電力の小さいトランジスタによって構成されている。以下、具体的に説明する。
(レベル変換装置11の構成例)
図2は、レベル変換装置11の構成例を示す図である。
図2に示すように、レベル変換装置11は、増幅回路PA1及びインバータINV1,INV2を備える。
増幅回路PA1は、送信側LSI2から送信されたCMLレベルの差動入力信号INを増幅して、差動出力信号OUTを出力する。インバータINV1は、一対の差動出力信号OUTの一方を論理反転させてCMOSレベルの信号を出力する。インバータINV2は、一対の差動出力信号OUTの他方を論理反転させてCMOSレベルの信号を出力する。
増幅回路PA1は、トランジスタMN11〜MN16と、トランジスタMP11〜MP16と、定電流源CC1と、を備える。なお、本実施の形態では、トランジスタMN11〜MN16がNチャネルMOSトランジスタであって、トランジスタMP11〜MP16がPチャネルMOSトランジスタである場合を例に説明する。
トランジスタMN11,MN12は、入力差動対を構成する入力トランジスタである。トランジスタMN11では、ソースが定電流源CC1の入力端子に接続され、ドレインがノードN1に接続され、ゲートが増幅回路PA1の入力端子INPに接続されている。トランジスタMN12では、ソースが定電流源CC1の入力端子に接続され、ドレインがノードN2に接続され、ゲートが増幅回路PA1の入力端子INNに接続されている。定電流源CC1の出力端子は、接地電圧端子GNDに接続されている。なお、入力端子INPには、一対の差動入力信号INの一方が供給され、入力端子INNには、一対の差動入力信号INの他方が供給されている。
トランジスタMP11,MP12は、負荷を構成する負荷トランジスタである。トランジスタMP11では、ソースが電源電圧端子VDDに接続され、ドレイン及びゲートがノードN1を介してトランジスタMN11のドレインに接続されている。トランジスタMP12では、ソースが電源電圧端子VDDに接続され、ドレイン及びゲートがノードN2を介してトランジスタMN12のドレインに接続されている。
トランジスタMP13は、トランジスタMP11にカレントミラー接続されている。具体的には、トランジスタMP13では、ソースが電源電圧端子VDDに接続され、ドレインがノードN3に接続され、ゲートがノードN1に接続されている。
トランジスタMN13は、駆動能力(抵抗値)が可変に構成されたトランジスタであって、ソースが接地電圧端子GNDに接続され、ドレイン及びゲートがノードN3を介してトランジスタMP13のドレインに接続されている。
トランジスタMP14は、トランジスタMP12にカレントミラー接続されている。具体的には、トランジスタMP14では、ソースが電源電圧端子VDDに接続され、ドレインがノードN4に接続され、ゲートがノードN2に接続されている。
トランジスタMN14は、駆動能力(抵抗値)が可変に構成されたトランジスタであって、ソースが接地電圧端子GNDに接続され、ドレイン及びゲートがノードN4を介してトランジスタMP14のドレインに接続されている。
トランジスタMP15,MN15は、増幅回路PA1の一方の出力段に設けられた出力トランジスタである。トランジスタMP15は、トランジスタMP11にカレントミラー接続されている。トランジスタMN15は、トランジスタMN14にカレントミラー接続されている。
具体的には、トランジスタMP15では、ソースが電源電圧端子VDDに接続され、ドレインが増幅回路PA1の出力端子OUTPに接続され、ゲートがノードN1に接続されている。また、トランジスタMN15では、ソースが接地電圧端子GNDに接続され、ドレインが増幅回路PA1の出力端子OUTPに接続され、ゲートがノードN4に接続されている。なお、出力端子OUTPから外部に一対の差動出力信号OUTの一方が出力される。
トランジスタMP16,MN16は、増幅回路PA1の他方の出力段に設けられた出力トランジスタである。トランジスタMP16は、トランジスタMP12にカレントミラー接続されている。トランジスタMN16は、トランジスタMN13にカレントミラー接続されている。
具体的には、トランジスタMP16では、ソースが電源電圧端子VDDに接続され、ドレインが増幅回路PA1の出力端子OUTNに接続され、ゲートがノードN2に接続されている。また、トランジスタMN16では、ソースが接地電圧端子GNDに接続され、ドレインが増幅回路PA1の出力端子OUTNに接続され、ゲートがノードN3に接続されている。なお、出力端子OUTNから外部に一対の差動出力信号OUTの他方が出力される。
(増幅回路PA1の動作)
続いて、増幅回路PA1の動作について説明する。
例えば、差動入力信号INの一方(INP)が他方(INN)より大きい場合、トランジスタMN11に流れる電流I1がトランジスタMN12に流れる電流I2よりも大きくなる。このとき、トランジスタMP15には、電流I1に比例する電流I51が流れ、トランジスタMN15には、電流I2に比例する電流I52が流れるため、差動出力信号OUTの一方(OUTP)の電圧値は大きくなる。他方、トランジスタMP16には、電流I2に比例する電流I61が流れ、トランジスタMN16には、電流I1に比例する電流I62が流れるため、差動出力信号OUTの他方(OUTN)の電圧値は小さくなる。つまり、差動入力信号INの一方(INP)が他方(INN)より大きい場合、差動出力信号OUTの一方(OUTP)が他方(OUTN)よりも大きくなる。
それに対し、差動入力信号INの一方(INP)が他方(INN)より小さい場合、トランジスタMN11に流れる電流I1がトランジスタMN12に流れる電流I2よりも小さくなる。このとき、トランジスタMP15には、電流I1に比例する電流I51が流れ、トランジスタMN15には、電流I2に比例する電流I52が流れるため、差動出力信号OUTの一方(OUTP)の電圧値は小さくなる。他方、トランジスタMP16には、電流I2に比例する電流I61が流れ、トランジスタMN16には、電流I1に比例する電流I62が流れるため、差動出力信号OUTの他方(OUTN)の電圧値は大きくなる。つまり、差動入力信号INの一方(INP)が他方(INN)より小さい場合、差動出力信号OUTの一方(OUTP)が他方(OUTN)よりも小さくなる。
増幅回路PA1の動作についてより具体的に説明する。
差動入力信号INの一方が入力端子INPを介してトランジスタMN11のゲートに印加されると、トランジスタMN11には、差動入力信号INの一方の電位に応じた電流値の電流I1が流れる。それにより、トランジスタMP11にも、電流I1が流れる。トランジスタMP13には、トランジスタMP11に流れる電流I1に比例する電流I3が流れる。本例では、トランジスタMP13がトランジスタMP11と同一サイズになるように構成されている。そのため、トランジスタMP13には、電流I1と同じ電流値の電流I3が流れる。それにより、駆動能力が可変に構成されたトランジスタMN13にも、電流I3が流れる。
トランジスタMN16には、トランジスタMN13に流れる電流I3に比例する電流I62が流れる。本例では、トランジスタMN16がトランジスタMN13と同一サイズになるように構成されている。そのため、トランジスタMN16には、電流I3(即ち、電流I1)と同じ電流値の電流I62が流れる。
また、差動入力信号INの他方が入力端子INNを介してトランジスタMN12のゲートに印加されると、トランジスタMN12には、差動入力信号INの他方の電位に応じた電流値の電流I2が流れる。それにより、トランジスタMP12にも、電流I2が流れる。トランジスタMP16には、トランジスタMP12に流れる電流I2に比例する電流I61が流れる。本例では、トランジスタMP16がトランジスタMP12と同一サイズになるように構成されている。そのため、トランジスタMP16には、電流I2と同じ電流値の電流I61が流れる。
増幅回路PA1の出力端子OUTNには、電流I61(電流I2に相当)及び電流I62(電流I1に相当)の差電流に応じた値の電圧Vb2が生成される。換言すると、増幅回路PA1の出力端子OUTNには、トランジスタMP16,MN16のそれぞれのソース−ドレイン間の抵抗(オン抵抗)の比によって電源電圧VDDを抵抗分圧した電圧Vb2が生成される。
そして、インバータINV2は、電圧Vb2を論理反転して出力する。具体的には、インバータINV2は、電圧Vb2が閾値電圧Vth以上の場合に、Lレベルの信号を出力し、電圧Vb2が閾値電圧Vth未満の場合に、Hレベルの信号を出力する。
同様にして、トランジスタMP14には、トランジスタMP12に流れる電流I2に比例する電流I4が流れる。本例では、トランジスタMP14がトランジスタMP12と同一サイズになるように構成されている。そのため、トランジスタMP14には、電流I2と同じ電流値の電流I4が流れる。それにより、駆動能力が可変に構成されたトランジスタMN14にも、電流I4が流れる。
トランジスタMN15には、トランジスタMN14に流れる電流I4に比例する電流I52が流れる。本例では、トランジスタMN15がトランジスタMN14と同一サイズになるように構成されている。そのため、トランジスタMN15には、電流I4(即ち、電流I2)と同じ電流値の電流I52が流れる。
また、トランジスタMP15には、トランジスタMP11に流れる電流I1に比例する電流I51が流れる。本例では、トランジスタMP15がトランジスタMP11と同一サイズになるように構成されている。そのため、トランジスタMP15には、電流I1と同じ電流値の電流I51が流れる。
増幅回路PA1の出力端子OUTPには、電流I51(電流I1に相当)及び電流I52(電流I2に相当)の差電流に応じた値の電圧Vb1が生成される。換言すると、増幅回路PA1の出力端子OUTPには、トランジスタMP15,MN15のそれぞれのソース−ドレイン間の抵抗(オン抵抗)の比によって電源電圧VDDを抵抗分圧した電圧Vb1が生成される。
そして、インバータINV1は、電圧Vb1を論理反転して出力する。具体的には、インバータINV1は、電圧Vb1が閾値電圧Vth以上の場合に、Lレベルの信号を出力し、電圧Vb1が閾値電圧Vth未満の場合に、Hレベルの信号を出力する。
ここで、出力端子OUTNの電圧Vb2の振幅の中心電圧Vb2mと、インバータINV2の閾値電圧Vthとは、理想的には同じであることが望ましい。しかしながら、実際には、プロセス、温度、電圧の変動による特性ばらつきや、定電流源CC1に流れる定電流I12の変動により、振幅中心電圧Vb2mと閾値電圧Vthとの間に許容範囲を超える誤差が生じる可能性がある。この場合、インバータINV2の出力信号のデューティ比が崩れてしてしまうため、信号品質が劣化してしまう。
同様にして、出力端子OUTPの電圧Vb1の振幅の中心電圧Vb1mと、インバータINV1の閾値電圧Vthとは、理想的には同じであることが望ましい。しかしながら、実際には、プロセス、温度、電圧の変動による特性ばらつきや、定電流源CC1に流れる定電流I12の変動により、振幅中心電圧Vb1mと閾値電圧Vthとの間に許容範囲を超える誤差が生じる可能性がある。この場合、インバータINV1の出力信号のデューティ比が崩れてしてしまうため、信号品質が劣化してしまう。
図3は、振幅中心電圧Vb1m,Vb2mとインバータINV1,INV2の閾値電圧Vthとの間の差と、インバータINV2の出力信号と、の関係を示す図である。
図3に示すように、振幅中心電圧Vb1m,Vb2mとインバータINV1,INV2の閾値電圧Vthとが同じ値を示す場合(図の左側の波形)、インバータINV1,INV2のそれぞれの出力信号のクロスポイントは、電源電圧VDD及び接地電圧GNDの中心電圧を示す。
それに対し、例えば、振幅中心電圧Vb1m,Vb2mがインバータINV1,INV2の閾値電圧Vthよりも低い場合(図の中央の波形)、インバータINV1,INV2のそれぞれの出力信号のクロスポイントは、電源電圧VDD及び接地電圧GNDの中心電圧よりも低くなる。それにより、インバータINV1,INV2のそれぞれの出力信号のデューティ比が崩れてしまうため、信号品質が劣化してしまう。
また、例えば、振幅中心電圧Vb1m,Vb2mがインバータINV1,INV2の閾値電圧Vthよりも高い場合(図の右側の波形)、インバータINV1,INV2のそれぞれの出力信号のクロスポイントは、電源電圧VDD及び接地電圧GNDの中心電圧よりも低くなる。それにより、インバータINV1,INV2のそれぞれの出力信号のデューティ比が崩れてしまうため、信号品質が劣化してしまう。
特に、光伝送分野において、例えば25GHz程度で高速動作させた場合、デューティ比崩れが原因でパルス消失やデータエラーが発生する可能性がある。
そこで、本実施の形態では、トランジスタMN13の駆動能力を調整して、トランジスタMN16のソース−ドレイン間の抵抗(オン抵抗)を調整することにより、出力端子OUTNの電圧Vb2の振幅の中心電圧Vb2mと、インバータINV2の閾値電圧Vthと、の誤差を許容範囲内に抑える。それにより、インバータINV2の出力信号のデューティ比崩れを抑制することができるため、信号品質を向上させることができる。
同様にして、本実施の形態では、トランジスタMN14の駆動能力を調整して、トランジスタMN15のソース−ドレイン間の抵抗(オン抵抗)を調整することにより、出力端子OUTPの電圧Vb1の振幅の中心電圧Vb1mと、インバータINV1の閾値電圧Vthと、の誤差を許容範囲内に抑える。それにより、インバータINV1の出力信号のデューティ比崩れを抑制することができるため、信号品質を向上させることができる。
このように、本実施の形態にかかるレベル変換装置11は、駆動能力が可変に構成されたトランジスタMN13,MN14を用いることにより、増幅回路PA1の差動出力信号の振幅中心電圧Vb1m,Vb2mと、インバータINV1,INV2の閾値電圧Vthと、の誤差を許容範囲内に抑えることができる。それにより、本実施の形態にかかるレベル変換装置11は、レベル変換された出力信号のデューティ比崩れを抑制することができるため、信号品質を向上させることができる。
なお、トランジスタMN13,MN14の駆動能力を調整する代わりに、定電流源CC1の電流I12を調整したり、トランジスタMP13,MP14の駆動能力を調整したりすることにより、電圧Vb1,Vb2の振幅中心電圧Vb1m,Vb2mを調整することも可能である。しかしながら、図4に示すように、トランジスタMP13,MP14を調整した場合、差動対出力負荷に直接影響を与えるため増幅回路PA1の信号帯域に与える影響が大きいという問題がある。また、定電流源CC1の定電流I12を調整した場合、増幅回路PA1の消費電流値の増減が大きいため低消費電力化に適していないという問題がある。それに対し、トランジスタMN13,MN14の駆動能力を調整した場合、そのような問題は発生しない。
(可変駆動トランジスタMN13の具体的構成例)
図5は、可変駆動トランジスタMN13の具体的構成例を示す図である。
図5に示すように、可変駆動トランジスタMN13は、トランジスタMN131と、n個(nは自然数)のトランジスタTr11〜Tr1nと、n個のスイッチ素子SW11〜SW1nと、を備える。なお、本実施の形態では、トランジスタMN131及びトランジスタTr11〜Tr1nが何れもNチャネルMOSトランジスタである場合を例に説明する。
トランジスタMN131では、ソースが接地電圧端子GNDに接続され、ドレイン及びゲートがノードN3に接続されている。各トランジスタTr11〜Tr1nでは、ソースが接地電圧端子GNDに接続され、ドレインがノードN3に接続され、ゲートがスイッチ素子SW11〜SW1nの第1端子に接続されている。各スイッチ素子SW11〜SW1nでは、第2端子がノードN3に接続され、第3端子が接地電圧端子GNDに接続され、制御端子に外部からの制御信号S1が供給される。
例えば、制御信号S1により各スイッチ素子SW11〜SW1nの第1端子(各トランジスタTr11〜Tr1nのゲート側の端子)を第2端子(ノードN3側の端子)に接続した場合、各トランジスタTr11〜Tr1nは、ゲートにノードN3の電圧が印加されるためオンする。それにより、可変駆動トランジスタMN13のソース(接地電圧端子GND)及びドレイン(ノードN3)間の抵抗値は小さくなる。つまり、可変駆動トランジスタMN13の駆動能力は大きくなる。
それに対し、制御信号S1により各スイッチ素子SW11〜SW1nの第1端子を第3端子(接地電圧端子GND側の端子)に接続した場合、各トランジスタTr11〜Tr1nは、ゲートに接地電圧GNDが印加されるためオフする。それにより、可変駆動トランジスタMN13のソース及びドレイン間の抵抗値は大きくなる。つまり、可変駆動トランジスタMN13の駆動能力は小さくなる。
要するに、n個のトランジスタTr11〜Tr1nうちオンするトランジスタの数が多くなるほど、可変駆動トランジスタMN13の駆動能力は大きくなり、オンするトランジスタの数が少なくなるほど、可変駆動トランジスタMN13の駆動能力は小さくなる。
そこで、例えば、振幅中心電圧Vb2mがインバータINV2の閾値電圧Vthよりも低い場合、トランジスタTr11〜Tr1nうちオンするトランジスタの数を増やすことにより、可変駆動トランジスタMN13の駆動能力を大きくする。それにより、ノードN3の電圧が低くなるため、トランジスタMN16のオン抵抗は大きくなる。その結果、振幅中心電圧Vb2mを上昇させて閾値電圧Vthに近づけることができる。他方、振幅中心電圧Vb2mがインバータINV2の閾値電圧Vthよりも高い場合、トランジスタTr11〜Tr1nうちオンするトランジスタの数を減らすことにより、可変駆動トランジスタMN13の駆動能力を小さくする。それにより、ノードN3の電圧が高くなるため、トランジスタMN16のオン抵抗は小さくなる。その結果、振幅中心電圧Vb2mを降下させて閾値電圧Vthに近づけることができる。
なお、図5に示す可変駆動トランジスタMN13は、早い応答性能を有するため、負荷容量が増加した場合でも直接信号帯域に与える影響を小さくすることができる。そのため、本構成は、高帯域回路に適している。
可変駆動トランジスタMN14の構成については、基本的には可変駆動トランジスタMN13の場合と同じであるため、その説明を省略する。
(レベル変換装置11の変形例)
図6は、レベル変換装置11の変形例をレベル変換装置11aとして示す図である。
図7は、レベル変換装置11aに設けられた可変駆動トランジスタMN13、温度検出回路111及び制御回路112の接続関係を示す図である。
図6に示すように、レベル変換装置11aは、増幅回路PA1、インバータINV1,INV2に加えて、温度検出回路111及び制御回路112をさらに備える。
温度検出回路111は、増幅回路PA1又はその周辺領域の温度を検出する回路であって、温度変化に応じて電圧値が線形変化する検出電圧Vdetを出力する。
((温度検出回路111の具体的構成例))
図8は、温度検出回路111の具体的構成例を示す回路図である。
図8に示すように、温度検出回路111は、抵抗素子R1〜R3と、バイポーラトランジスタTr1〜Tr3と、オペアンプOP1と、を備える。
抵抗素子R1〜R3は、電源電圧端子VDDと接地電圧端子GNDとの間に直列に設けられている。バイポーラトランジスタTr1〜Tr3は、ベース−コレクタ間が接続されており、抵抗素子R1〜R3とともに、電源電圧端子VDDと接地電圧端子GNDとの間に直列に設けられている。オペアンプOP1の非反転入力端子には、抵抗素子R1〜R3と、バイポーラトランジスタTr1〜Tr3と、の間のノードN11の電圧が供給され、オペアンプOP1の反転入力端子には、オペアンプOP1の出力電圧(検出電圧)Vdetがフィードバックして供給される。それにより、オペアンプOP1は、ノードN11の電圧を検出電圧Vdetとして出力する。
なお、温度検出回路111の構成は、図8に示す構成に限られず、同等の機能を有する他の構成に適宜変更可能である。
制御回路112は、例えばADコンバータであって、アナログの検出電圧Vdetをデジタルの制御信号S1に変換して出力する。そして、図7に示すように、制御信号S1により可変駆動トランジスタMN13の駆動能力が制御される。また、図7には示されていないが、制御信号S2により可変駆動トランジスタMN14の駆動能力が制御される。
レベル変換装置11aのその他の構成及び動作については、レベル変換装置11の場合と同様であるため、その説明を省略する。
レベル変換装置11aは、レベル変換装置11の場合と同等程度の効果を奏することができる。ここで、レベル変換装置11aは、温度変化に応じて可変駆動トランジスタMN13,MN14の駆動能力を変化させることにより、温度が変化した場合でも、振幅中心電圧Vbm1,Vbm2と、インバータINV1,INV2の閾値電圧Vthと、の間の誤差を自動的に許容範囲内に抑えることができる。それにより、本実施の形態にかかるレベル変換装置11aは、レベル変換された出力信号のデューティ比崩れを抑制することができるため、信号品質を向上させることができる。
本実施の形態では、温度検出回路111、制御回路112、増幅回路PA1及びインバータINV1,INV2が同一の半導体チップ上に形成されている場合を例に説明しているが、これに限られない。温度検出回路111、制御回路112、増幅回路PA1及びインバータINV1,INV2は、それぞれ異なる半導体チップ上に形成されていてもよい。以下、図9を参照して、簡単に説明する。
(レベル変換装置11aの変形例)
図9は、レベル変換装置11aの変形例をレベル変換装置11bとして示す図である。図9に示すように、レベル変換装置11bでは、温度検出回路111、増幅回路PA1及びインバータINV1,INV2が同一の半導体チップCHP1上に形成され、制御回路113が半導体チップCHP1の外部に設けられている。本実施の形態では、MCU(マイクロコントローラ)113の機能の一部が、制御回路112として用いられている。
レベル変換装置11bのその他の構成及び動作については、レベル変換装置11の場合と同様であるため、その説明を省略する。
図9に示すレベル変換装置11bのように、構成要素の一部が半導体チップCHP1の外部に設けられていてもよい。
<実施の形態2>
図10は、実施の形態2にかかるレベル変換装置21の構成例を示す図である。なお、レベル変換装置21は、レベル変換装置11に対応する。
図10に示すように、レベル変換装置21は、増幅回路PA2と、インバータINV1,INV2と、を備える。増幅回路PA2は、増幅回路PA1と比較して、可変駆動トランジスタMN13,MN14に代えて、可変駆動トランジスタMN23,MN24を有する。
(可変駆動トランジスタMN23の具体的構成例)
図11は、可変駆動トランジスタMN23の具体的構成例を示す図である。
図11に示すように、可変駆動トランジスタMN23は、トランジスタMN231により構成されている。ここで、トランジスタMN231のバックゲートには、可変電圧源114からの電圧が供給されている。
例えば、可変電圧源114の電圧を低くすると、トランジスタMN231の駆動能力、即ち、可変駆動トランジスタMN13の駆動能力は小さくなる。それに対し、可変電圧源114の電圧を高くすると、トランジスタMN231の駆動能力、即ち、可変駆動トランジスタMN13の駆動能力は大きくなる。
そこで、例えば、振幅中心電圧Vb2mがインバータINV2の閾値電圧Vthよりも低い場合、トランジスタMN231のバックゲート電圧を高くすることにより、可変駆動トランジスタMN13の駆動能力を大きくする。それにより、ノードN3の電圧が低くなるため、トランジスタMN16のオン抵抗は大きくなる。その結果、振幅中心電圧Vb2mを上昇させて閾値電圧Vthに近づけることができる。他方、振幅中心電圧Vb2mがインバータINV2の閾値電圧Vthよりも高い場合、トランジスタMN231のバックゲート電圧を低くすることにより、可変駆動トランジスタMN13の駆動能力を小さくする。それにより、ノードN3の電圧が高くなるため、トランジスタMN16のオン抵抗は小さくなる。その結果、振幅中心電圧Vb2mを降下させて閾値電圧Vthに近づけることができる。
可変駆動トランジスタMN14の構成については、基本的に可変駆動トランジスタMN13の場合と同じであるため、その説明を省略する。
このように、本実施の形態にかかるレベル変換装置21は、駆動能力が可変に構成されたトランジスタMN23,MN24を用いることにより、増幅回路PA2の差動出力信号の振幅中心電圧Vb1m,Vb2mと、インバータINV1,INV2の閾値電圧Vthと、の誤差を許容範囲内に抑えることができる。それにより、本実施の形態にかかるレベル変換装置21は、レベル変換された出力信号のデューティ比崩れを抑制することができるため、信号品質を向上させることができる。
さらに、本実施の形態にかかるレベル変換装置21は、レベル変換装置11の場合と比較して、可変駆動トランジスタのサイズを小さくすることができるため、回路規模を小型化することができる。また、それにより、効果的に帯域を向上させることができる。
(レベル変換装置21の第1変形例)
図12は、レベル変換装置21の第1変形例をレベル変換装置21aとして示す図である。図13は、レベル変換装置21aに設けられた可変駆動トランジスタMN23及び温度検出回路111の接続関係を示す図である。
図12に示すように、レベル変換装置21aは、レベル変換装置21と比較して、増幅回路PA2、インバータINV1,INV2に加えて、温度検出回路111をさらに備える。温度検出回路111は、増幅回路PA2又はその周辺領域の温度を検出する回路であって、検出した温度に応じた電圧値の検出電圧Vdetを出力する。温度検出回路111の具体的な構成は、既に説明した通りである。
そして、図13に示すように、温度検出回路111の検出電圧Vdetは、制御信号として、トランジスタMN231のバックゲートに供給される。それにより、可変駆動トランジスタMN23の駆動能力は調整される。また、図13には示されていないが、温度検出回路111の検出電圧Vdetは、制御信号として、可変駆動トランジスタMN24を構成するトランジスタMN241のバックゲートに供給される。それにより、可変駆動トランジスタMN24の駆動能力は調整される。
レベル変換装置21aのその他の構成及び動作については、レベル変換装置21の場合と同様であるため、その説明を省略する。
レベル変換装置21aは、レベル変換装置21の場合と同等程度の効果を奏することができる。ここで、レベル変換装置21aは、温度変化に応じて可変駆動トランジスタMN23,MN24の駆動能力を変化させることにより、温度が変化した場合でも、振幅中心電圧Vbm1,Vbm2と、インバータINV1,INV2の閾値電圧Vthと、の間の誤差を自動的に許容範囲内に抑えることができる。それにより、本実施の形態にかかるレベル変換装置21aは、レベル変換された出力信号のデューティ比崩れを抑制することができるため、信号品質を向上させることができる。
本実施の形態では、温度検出回路111、増幅回路PA1及びインバータINV1,INV2が同一の半導体チップ上に形成されている場合を例に説明しているが、これに限られない。温度検出回路111、増幅回路PA1及びインバータINV1,INV2は、それぞれ異なる半導体チップ上に形成されていてもよい。
<実施の形態3>
図14は、実施の形態3にかかるレベル変換装置31の構成例を示す図である。なお、レベル変換装置31は、レベル変換装置11に対応する。
図14に示すように、レベル変換装置31は、レベル変換装置21と比較して、増幅回路PA2、インバータINV1,INV2に加えて、ダミー回路115、閾値電圧生成回路116及びオペアンプ117をさらに備える。
ダミー回路115は、例えば増幅回路PA2のダミー回路であって、振幅中心電圧Vb2mを再現して電圧Vdmyとして出力している。閾値電圧生成回路116は、例えばインバータINV2のダミー回路であって、当該インバータINV2の閾値電圧Vthを再現して電圧Vthdとして出力している。
オペアンプ117は、ダミー回路115から出力された電圧Vdmyと、閾値電圧生成回路116により生成された電圧Vthdと、の差分を増幅して、検出電圧Vdetとして出力する。この検出電圧Vdetは、制御信号として、可変駆動トランジスタMN23,MN24を構成するトランジスタMN231,MN241のそれぞれのバックゲートに供給される。それにより、可変駆動トランジスタMN23,MN24のそれぞれの駆動能力は調整される。
(ダミー回路115及び閾値電圧生成回路116の具体的構成例)
図15は、ダミー回路115及び閾値電圧生成回路116の具体的構成例を示す図である。
まず、ダミー回路115の具体的構成例について説明する。ダミー回路115は、振幅中心電圧Vb2mを再現するのに必要な構成要素として、トランジスタMP31〜MP33,MP36と、トランジスタMN31〜MN33,MN36と、定電流源CC3と、を備える。
ダミー回路115におけるトランジスタMP31〜MP33,MP36,MN31〜MN33,MN36及び定電流源CC3の構造及び接続関係については、増幅回路PA2におけるトランジスタMP11〜MP13,MP16,MN11〜MN13,MN16及び定電流源CC1の構造及び接続関係と基本的には同じである。ただし、トランジスタMN31,MN32のそれぞれのゲートには同電位が供給されている。本例では、トランジスタMN31,MN32のそれぞれのゲートは互いに接続されている。また、トランジスタMN33は、バックゲートに接地電圧GNDが印加されている。
それにより、ダミー回路115は、振幅中心電圧Vb2mと実質的に同じ値を示す電圧Vdmyを生成することができる。
次に、閾値電圧生成回路116の具体的構成例について説明する。閾値電圧生成回路116は、例えばインバータINV2のダミー回路であって、PチャネルMOSトランジスタMP41と、NチャネルMOSトランジスタMN41と、を備える。トランジスタMP41,MN41は、電源電圧端子VDDと接地電圧端子GNDとの間に直列に設けられている。トランジスタMP41,MN41のそれぞれのゲートは入力ノードNIに接続され、トランジスタMP41,MN41のそれぞれのドレインは出力ノードNOに接続されている。そして、出力ノードNOと入力ノードNIとが短絡している。
それにより、閾値電圧生成回路116は、出力ノードNOにおいて、インバータINV2の閾値電圧Vthと実質的に同じ値を示す電圧Vthdを生成することができる。
このように、本実施の形態にかかるレベル変換装置31は、レベル変換装置21の場合と同等程度の効果を奏することができる。さらに、レベル変換装置31は、ダミー回路115及び閾値電圧生成回路116を用いて振幅中心電圧Vb2m及びインバータINV2の閾値電圧Vthを再現し、この差分が小さくなるように、可変駆動トランジスタMN23,MN24の駆動能力を調整している。それにより、例えば、プロセス、温度、電圧の変動による特性ばらつきや、定電流I12の変動などが発生した場合でも、振幅中心電圧Vbm1,Vbm2と、インバータINV1,INV2の閾値電圧Vthと、の間の誤差を自動的に許容範囲内に抑えることができる。それにより、本実施の形態にかかるレベル変換装置31は、レベル変換された出力信号のデューティ比崩れを抑制することができるため、信号品質を向上させることができる。
本実施の形態では、振幅中心電圧Vb2mの再現電圧と、インバータINV2の閾値電圧Vthの再現電圧と、の差分に応じて生成された検出電圧Vdetが、可変駆動トランジスタMN23,24に供給される場合を例に説明したが、これに限られない。可変駆動トランジスタ24には、可変駆動トランジスタMN23に供給される検出電圧Vdetとは別に生成された検出電圧Vdet2が供給されてもよい。この場合、別途設けられたダミー回路は、振幅中心電圧Vb1mを再現し、別途設けられた閾値電圧生成回路は、インバータINV1の閾値電圧Vthを再現し、別途設けられたオペアンプは、振幅中心電圧Vb1mの再現電圧と、インバータINV1の閾値電圧Vthと、の差分に応じた検出電圧Vdet2を出力する。
<実施の形態4>
図16は、実施の形態4にかかるレベル変換装置41の構成例を示す図である。なお、レベル変換装置41は、レベル変換装置11に対応する。レベル変換装置11では、差動入力信号を増幅して差動出力信号を出力していた。それに対し、レベル変換装置41は、差動入力信号を増幅してシングルエンド信号を出力する。
レベル変換装置41は、増幅回路PA3と、インバータINV2と、を備える。増幅回路PA3は、増幅回路PA1の構成要素のうち、出力端子OUTNから電圧Vb2を出力するのに必要な構成要素を備える。
具体的には、増幅回路PA3は、トランジスタMP11〜MP13,MP16と、トランジスタMN11〜MN13,MN16と、定電流源CC1と、を備える。なお、これらの構造及び接続関係については、増幅回路PA1の場合と同様であるため、その説明を省略する。
増幅回路PA3は、100mV程度のCMLレベルの差動入力信号INを増幅して、出力端子OUTNからシングルエンド信号を出力する。インバータINV2は、増幅回路PA3からのシングルエンド信号を論理反転させて3.3V程度のCMOSレベルの信号を出力する。
このように、本実施の形態にかかるレベル変換装置41は、駆動能力が可変に構成されたトランジスタMN13を用いることにより、増幅回路PA3から出力されるシングルエンド信号の振幅中心電圧Vb2mと、インバータINV2の閾値電圧Vthと、の誤差を許容範囲内に抑えることができる。それにより、本実施の形態にかかるレベル変換装置41は、レベル変換された出力信号のデューティ比崩れを抑制することができるため、信号品質を向上させることができる。
本実施の形態では、増幅回路PA3に可変駆動トランジスタMN13が設けられた場合を例に説明したが、これに限られない。増幅回路PA3には、可変駆動トランジスタMN13の代わりに、バックゲート電圧が制御される可変駆動トランジスタMN23が設けられてもよい。
レベル変換装置41には、図6に示すレベル変換装置11aと同様に、温度検出回路111及び制御回路112の構成がさらに設けられてもよい。また、増幅回路PA3において可変駆動トランジスタMN13の代わりに可変駆動トランジスタMN23が設けられている場合には、図12に示すレベル変換装置21aと同様に、温度検出回路111の構成がさらに設けられてもよいし、図14に示すレベル変換装置31と同様に、ダミー回路115,閾値電圧生成回路116,オペアンプ117の構成がさらに設けられてもよい。
以上のように、上記実施の形態1〜4にかかるレベル変換装置及びそれを備えた光伝送装置は、駆動能力が可変に構成されたトランジスタMN13,MN23等を用いることにより、例えば、増幅回路PA1〜PA4の出力信号の振幅中心電圧Vb2mと、インバータINV2の閾値電圧Vthと、の誤差を許容範囲内に抑えることができる。それにより、上記実施の形態1〜4にかかるレベル変換装置及びそれを備えた光伝送装置は、レベル変換された出力信号のデューティ比崩れを抑制することができるため、信号品質を向上させることができる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は既に述べた実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であることはいうまでもない。
例えば、上記の実施の形態に係る半導体装置では、半導体基板、半導体層、拡散層(拡散領域)などの導電型(p型もしくはn型)を反転させた構成としてもよい。そのため、n型、及びp型の一方の導電型を第1の導電型とし、他方の導電型を第2の導電型とした場合、第1の導電型をp型、第2の導電型をn型とすることもできるし、反対に第1の導電型をn型、第2の導電型をp型とすることもできる。
上記実施の形態の一部または全部は、以下の付記のようにも記載され得るが、以下には限られない
(付記1)
一対の差動入力信号の一方を受ける第1入力トランジスタと、
一対の前記差動入力信号の他方を受ける第2入力トランジスタと、
前記第1及び前記第2入力トランジスタのそれぞれに定電流を供給する定電流源と、
前記第1及び前記第2入力トランジスタのそれぞれに対応して設けられた第1及び第2負荷トランジスタと、
前記第1負荷トランジスタにカレントミラー接続され、前記第1負荷トランジスタに流れる電流に比例する第1ミラー電流が流れる第1ミラートランジスタと、
前記第2負荷トランジスタにカレントミラー構成され、前記第2負荷トランジスタに流れる電流に比例する第1出力電流が流れる第1出力トランジスタと、
前記第1ミラー電流の電流経路上に設けられ、駆動能力が切り替え可能に構成された第1可変駆動トランジスタと、
前記第1可変駆動トランジスタにカレントミラー接続され、前記第1ミラー電流に比例する第2出力電流が流れる第2出力トランジスタと、
前記第2負荷トランジスタにカレントミラー接続され、前記第2負荷トランジスタに流れる電流に比例する第2ミラー電流が流れる第2ミラートランジスタと、
前記第1負荷トランジスタにカレントミラー接続され、前記第1負荷トランジスタに流れる電流に比例する第3出力電流が流れる第3出力トランジスタと、
前記第2ミラー電流の電流経路上に設けられ、駆動能力が切り替え可能に構成された第2可変駆動トランジスタと、
前記第2可変駆動トランジスタにカレントミラー接続され、前記第2ミラー電流に比例する第4出力電流が流れる第4出力トランジスタと、を備え、
前記第1及び前記第2出力トランジスタのそれぞれのソース−ドレイン間の抵抗値に応じた電圧レベルの第1出力信号が生成され、
前記第3及び前記第4出力トランジスタのそれぞれのソース−ドレイン間の抵抗値に応じた電圧レベルの第2出力信号が生成される、
半導体装置。
(付記2)
前記第1可変駆動トランジスタ及び前記第2可変駆動トランジスタは、
何れも、ソース−ドレイン間の抵抗値が変更可能に構成されている、
付記1に記載の半導体装置。
(付記3)
前記第1可変駆動トランジスタは、
前記第1ミラー電流の電流経路上に設けられた第1MOSトランジスタと、
前記第1MOSトランジスタのゲート及びソース間に並列に設けられた複数の第2MOSトランジスタと、
前記複数の第2MOSトランジスタのそれぞれのゲートを、制御信号に応じて選択された前記第1MOSトランジスタのゲート及びソースの何れかに接続する、複数の第1スイッチ素子と、を有し、
前記第2可変駆動トランジスタは、
前記第2ミラー電流の電流経路上に設けられた第3MOSトランジスタと、
前記第3MOSトランジスタのゲート及びソース間に並列に設けられた複数の第4MOSトランジスタと、
前記複数の第4MOSトランジスタのそれぞれのゲートを、前記制御信号に応じて選択された前記第3MOSトランジスタのゲート及びドレインの何れかに接続する、複数の第2スイッチ素子と、を有する、
付記1に記載の半導体装置。
(付記4)
前記半導体装置の温度に応じた電圧値の検出電圧を生成する温度検出回路と、
前記温度検出回路の前記検出電圧に応じた前記制御信号を生成する制御回路と、
をさらに備えた、
付記3に記載の半導体装置。
(付記5)
前記制御回路は、アナログの前記検出電圧をデジタルの前記制御信号に変換するADコンバータである、
付記4に記載の半導体装置。
(付記6)
前記制御回路は、アナログの前記検出電圧をデジタルの前記制御信号に変換するADコンバータを搭載したマイクロコントローラである、
付記4に記載の半導体装置。
(付記7)
前記第1可変駆動トランジスタ及び前記第2可変駆動トランジスタは、
何れも、バックゲートに印加されるアナログの制御信号によってソース−ドレイン間の抵抗値が変更可能に構成されている、
付記1に記載の半導体装置。
(付記8)
前記半導体装置の温度に応じた電圧値の検出電圧を前記制御信号として出力する温度検出回路をさらに備えた、
付記7に記載の半導体装置。
(付記9)
前記半導体装置の前記第1出力信号が供給される後段回路の閾値電圧を再現する閾値電圧生成回路と、
前記半導体装置の前記第1出力信号の振幅の中心電圧を再現するダミー回路と、
前記閾値電圧生成回路により再現された前記閾値電圧と、前記ダミー回路によって再現された前記中心電圧と、の電位差を増幅して前記制御信号として出力するオペアンプと、
をさらに備えた、
付記7に記載の半導体装置。
(付記10)
前記差動入力信号に応じた前記第1及び前記第2出力信号を一対の差動出力信号として出力する付記1に記載の半導体装置と、
前記差動出力信号を光信号に変換する光電変換装置と、
を備えた、光伝送装置。
(付記11)
前記差動入力信号を出力する送信回路と、
前記差動入力信号に基づいて前記光信号を生成する付記10に記載の光伝送装置と、
前記光信号に基づいて所定の処理を実行する受信回路と、
を備えた光伝送システム。
1 光伝送装置
2 送信側LSI(送信回路)
3 受信側LSI(受信回路)
11 レベル変換装置
11a,11b レベル変換装置
12 光電変換装置
21 レベル変換装置
21a レベル変換装置
31 レベル変換装置
41 レベル変換装置
CC1 定電流源
CC3 定電流源
CHP1 半導体チップ
INP,INN 入力端子
INV1 インバータ
INV2 インバータ
MN11,MN12 トランジスタ(入力トランジスタ)
MN13,MN14 トランジスタ(可変駆動トランジスタ)
MN15,MN16 トランジスタ(出力トランジスタ)
MN23,MN24 トランジスタ(可変駆動トランジスタ)
MP11,MP12 トランジスタ(負荷トランジスタ)
MP13,MP14 トランジスタ(ミラートランジスタ)
MP15,MP16 トランジスタ(出力トランジスタ)
MN31,MN32 トランジスタ(入力トランジスタ)
MN33 トランジスタ
MN36 トランジスタ(出力トランジスタ)
MP31,MP32 トランジスタ(負荷トランジスタ)
MP33 トランジスタ(ミラートランジスタ)
MP36 トランジスタ(出力トランジスタ)
MN41 トランジスタ
MP41 トランジスタ
MN131 トランジスタ
MN231 トランジスタ
OP1 オペアンプ
OUTP,OUTN 出力端子
PA1 増幅回路
PA2 増幅回路
PA3 増幅回路
R1〜R3 抵抗素子
SYS1 光伝送システム
SW11〜SW1n スイッチ素子
Tr1〜Tr3 バイポーラトランジスタ
Tr11〜Tr1n トランジスタ
111 温度検出回路
112 制御回路
113 MCU(マイクロコンピュータ)
114 可変電圧源
115 ダミー回路
116 閾値電圧生成回路
117 オペアンプ

Claims (17)

  1. 一対の差動入力信号の一方を受ける第1入力トランジスタと、
    一対の前記差動入力信号の他方を受ける第2入力トランジスタと、
    前記第1及び前記第2入力トランジスタのそれぞれに定電流を供給する定電流源と、
    前記第1及び前記第2入力トランジスタのそれぞれに対応して設けられた第1及び第2負荷トランジスタと、
    前記第1負荷トランジスタにカレントミラー接続され、前記第1負荷トランジスタに流れる電流に比例する第1ミラー電流が流れる第1ミラートランジスタと、
    前記第2負荷トランジスタにカレントミラー構成され、前記第2負荷トランジスタに流れる電流に比例する第1出力電流が流れる第1出力トランジスタと、
    前記第1ミラー電流の電流経路上に設けられ、駆動能力が切り替え可能に構成された第1可変駆動トランジスタと、
    前記第1可変駆動トランジスタにカレントミラー接続され、前記第1ミラー電流に比例する第2出力電流が流れる第2出力トランジスタと、を備え、
    前記第1及び前記第2出力トランジスタのそれぞれのソース−ドレイン間の抵抗値に応じた電圧レベルの第1出力信号が生成される、
    半導体装置。
  2. 前記第1可変駆動トランジスタは、
    ソース−ドレイン間の抵抗値が変更可能に構成されている、
    請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記第1可変駆動トランジスタは、
    前記第1ミラー電流の電流経路上に設けられた第1MOSトランジスタと、
    前記第1MOSトランジスタのゲート及びソース間に並列に設けられた複数の第2MOSトランジスタと、
    前記複数の第2MOSトランジスタのそれぞれのゲートを、制御信号に応じて選択された前記第1MOSトランジスタのゲート及びソースの何れかに接続する、複数の第1スイッチ素子と、を有する、
    請求項1に記載の半導体装置。
  4. 前記半導体装置の温度に応じた電圧値の検出電圧を生成する温度検出回路と、
    前記温度検出回路の前記検出電圧に応じた前記制御信号を生成する制御回路と、
    をさらに備えた、
    請求項3に記載の半導体装置。
  5. 前記制御回路は、アナログの前記検出電圧をデジタルの前記制御信号に変換するADコンバータである、
    請求項4に記載の半導体装置。
  6. 前記制御回路は、アナログの前記検出電圧をデジタルの前記制御信号に変換するADコンバータを搭載したマイクロコントローラである、
    請求項4に記載の半導体装置。
  7. 前記第1可変駆動トランジスタは、
    バックゲートに印加されるアナログの制御信号によってソース−ドレイン間の抵抗値が変更可能に構成されている、
    請求項1に記載の半導体装置。
  8. 前記半導体装置の温度に応じた電圧値の検出電圧を前記制御信号として出力する温度検出回路をさらに備えた、
    請求項7に記載の半導体装置。
  9. 前記半導体装置の前記第1出力信号が供給される後段回路の閾値電圧を再現する閾値電圧生成回路と、
    前記半導体装置の前記第1出力信号の振幅の中心電圧を再現するダミー回路と、
    前記閾値電圧生成回路により再現された前記閾値電圧と、前記ダミー回路によって再現された前記中心電圧と、の電位差を増幅して前記制御信号として出力するオペアンプと、
    をさらに備えた、
    請求項7に記載の半導体装置。
  10. 前記第2負荷トランジスタにカレントミラー接続され、前記第2負荷トランジスタに流れる電流に比例する第2ミラー電流が流れる第2ミラートランジスタと、
    前記第1負荷トランジスタにカレントミラー接続され、前記第1負荷トランジスタに流れる電流に比例する第3出力電流が流れる第3出力トランジスタと、
    前記第2ミラー電流の電流経路上に設けられ、駆動能力が切り替え可能に構成された第2可変駆動トランジスタと、
    前記第2可変駆動トランジスタにカレントミラー接続され、前記第2ミラー電流に比例する第4出力電流が流れる第4出力トランジスタと、
    をさらに備え、
    前記第3及び前記第4出力トランジスタのそれぞれのソース−ドレイン間の抵抗値に応じた電圧レベルの第2出力信号が生成される、
    請求項1に記載の半導体装置。
  11. 前記第1可変駆動トランジスタ及び前記第2可変駆動トランジスタは、
    何れも、ソース−ドレイン間の抵抗値が変更可能に構成されている、
    請求項10に記載の半導体装置。
  12. 前記第1可変駆動トランジスタは、
    前記第1ミラー電流の電流経路上に設けられた第1MOSトランジスタと、
    前記第1MOSトランジスタのゲート及びソース間に並列に設けられた複数の第2MOSトランジスタと、
    前記複数の第2MOSトランジスタのそれぞれのゲートを、制御信号に応じて選択された前記第1MOSトランジスタのゲート及びソースの何れかに接続する、複数の第1スイッチ素子と、を有し、
    前記第2可変駆動トランジスタは、
    前記第2ミラー電流の電流経路上に設けられた第3MOSトランジスタと、
    前記第3MOSトランジスタのゲート及びソース間に並列に設けられた複数の第4MOSトランジスタと、
    前記複数の第4MOSトランジスタのそれぞれのゲートを、前記制御信号に応じて選択された前記第3MOSトランジスタのゲート及びソースの何れかに接続する、複数の第2スイッチ素子と、を有する、
    請求項10に記載の半導体装置。
  13. 前記差動入力信号に応じた前記第1出力信号を出力する請求項1に記載の半導体装置と、
    前記第1出力信号を光信号に変換する光電変換装置と、
    を備えた、光伝送装置。
  14. 前記差動入力信号を出力する送信回路と、
    前記差動入力信号に基づいて前記光信号を生成する請求項13に記載の光伝送装置と、
    前記光信号に基づいて所定の処理を実行する受信回路と、
    を備えた光伝送システム。
  15. 前記差動入力信号に応じた前記第1及び前記第2出力信号を一対の差動出力信号として出力する請求項10に記載の半導体装置と、
    前記差動出力信号を光信号に変換する光電変換装置と、
    を備えた、光伝送装置。
  16. 前記差動入力信号を出力する送信回路と、
    前記差動入力信号に基づいて前記光信号を生成する請求項15に記載の光伝送装置と、
    前記光信号に基づいて所定の処理を実行する受信回路と、
    を備えた光伝送システム。
  17. 一対の差動入力信号の一方を受ける第1入力トランジスタと、
    一対の前記差動入力信号の他方を受ける第2入力トランジスタと、
    前記第1及び前記第2入力トランジスタのそれぞれに定電流を供給する定電流源と、
    前記第1及び前記第2入力トランジスタのそれぞれに対応して設けられた第1及び第2負荷トランジスタと、
    前記第1負荷トランジスタにカレントミラー接続され、前記第1負荷トランジスタに流れる電流に比例する第1ミラー電流が流れる第1ミラートランジスタと、
    前記第2負荷トランジスタにカレントミラー構成され、前記第2負荷トランジスタに流れる電流に比例する第1出力電流が流れる第1出力トランジスタと、
    前記第1ミラー電流の電流経路上に設けられ、駆動能力が切り替え可能に構成された第1可変駆動トランジスタと、
    前記第1可変駆動トランジスタにカレントミラー接続され、前記第1ミラー電流に比例する第2出力電流が流れる第2出力トランジスタと、
    前記第2負荷トランジスタにカレントミラー接続され、前記第2負荷トランジスタに流れる電流に比例する第2ミラー電流が流れる第2ミラートランジスタと、
    前記第1負荷トランジスタにカレントミラー接続され、前記第1負荷トランジスタに流れる電流に比例する第3出力電流が流れる第3出力トランジスタと、
    前記第2ミラー電流の電流経路上に設けられ、駆動能力が切り替え可能に構成された第2可変駆動トランジスタと、
    前記第2可変駆動トランジスタにカレントミラー接続され、前記第2ミラー電流に比例する第4出力電流が流れる第4出力トランジスタと、を備え、
    前記第1及び前記第2出力トランジスタのそれぞれのソース−ドレイン間の抵抗値に応じた電圧レベルの第1出力信号が生成され、
    前記第3及び前記第4出力トランジスタのそれぞれのソース−ドレイン間の抵抗値に応じた電圧レベルの第2出力信号が生成される、
    半導体装置。
JP2017145643A 2017-07-27 2017-07-27 半導体装置、光伝送装置、及び、光伝送システム Pending JP2019029766A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017145643A JP2019029766A (ja) 2017-07-27 2017-07-27 半導体装置、光伝送装置、及び、光伝送システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017145643A JP2019029766A (ja) 2017-07-27 2017-07-27 半導体装置、光伝送装置、及び、光伝送システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2019029766A true JP2019029766A (ja) 2019-02-21

Family

ID=65476679

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017145643A Pending JP2019029766A (ja) 2017-07-27 2017-07-27 半導体装置、光伝送装置、及び、光伝送システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2019029766A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2498398B1 (en) Amplifier circuit and method
US7391825B2 (en) Comparator circuit having reduced pulse width distortion
US7639043B2 (en) LVDS receiver circuit
WO1998000911A1 (en) Differential amplifier
JP2004350273A (ja) 電圧モード電流補助式プリエンファシスドライバ
US20070229157A1 (en) Circuit having enhanced input signal range
US20050218938A1 (en) Comparator circuit
US7119600B2 (en) Wide common mode high-speed differential receiver using thin and thick gate oxide MOSFETS in deep-submicron technology
US20110316505A1 (en) Output Buffer With Improved Output Signal Quality
US20060012429A1 (en) Self biased differential amplifier
US10181854B1 (en) Low power input buffer using flipped gate MOS
TW201709672A (zh) 斜率控制電路
CN106849938B (zh) 一种输入缓冲器电路
JP4928290B2 (ja) 差動信号比較器
US6211699B1 (en) High performance CML to CMOS converter
US10298419B2 (en) Low voltage differential signaling driver
US8330543B2 (en) Differential amplifier
US7843236B2 (en) Low voltage differential signal receiver
US7741875B2 (en) Low amplitude differential output circuit and serial transmission interface using the same
US8786350B1 (en) Transmission system
KR100453424B1 (ko) 반도체 집적 회로
JP2019029766A (ja) 半導体装置、光伝送装置、及び、光伝送システム
US10917095B2 (en) Level shifting circuit and integrated circuit
KR101055788B1 (ko) 광대역의 공통모드 입력전압 범위를 가지는 차동 증폭회로 및 그 차동 증폭회로를 구비한 입력 버퍼
US11967395B2 (en) Buffers and multiplexers