JP2019029525A - 環境光センサおよび接着層形成用組成物 - Google Patents
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Abstract
Description
(1.環境光センサの構成)
はじめに環境光センサ700について説明する。図1は、環境光センサ700の断面図である。図1に示すように、環境光センサ700は、筐体710、レンズ730、光学フィルタ100などの光学素子、接着材740、トランジスタを含むチップ化された半導体素子750およびパッケージ基板770を有する。環境光センサ700は、照度センサと呼んでもよい。
図3に光学フィルタ100の断面図を示す。図3に示すように、光学フィルタ100では、吸収層110、接着層120および保護層130が、この順で積層されている。
吸収層110は、近赤外吸収色素素と、透明樹脂または透明樹脂の原料成分と、必要に応じて配合される各成分とを、溶媒に溶解または分散させて塗工液を調製し、これを基材上に塗工し乾燥させ、さらに必要に応じて硬化させることにより形成できる。
本明細書において、「接着」は「粘着」も含む概念で用いられる。接着層120は、吸収層110のうち基材111の第1面111A側に設けられる。接着層120は、入射した光を拡散させる機能を有する。接着層120には、樹脂121および光拡散粒子123が含まれる。
保護層130は、光学フィルタ100下に設けられた半導体素子750を保護する機能を有する。保護層130には、透光性を有する基材が設けられる。この保護層には、平面状の透光面を有するカバーガラスが配設される。このカバーガラスは、アルミナ等のセラミックス材料や金属材料、あるいは、プラスチック材料で形成されたパッケージに各種接着剤で封着され、パッケージの内部に収納された半導体素子を保護すると共に可視光線等の透光窓として機能するものである。この例では、保護層130には、無色透明のガラス基板が用いられる。
以下に環境光センサ700における機能について図1を用いて説明する。
次に、図3に示した光学フィルタ100の製造方法を説明する。
本実施形態では、第1実施形態において説明した光学フィルタ100を含んだ環境光センサ700を電子機器に適用した例について説明する。
なお、本発明の第1実施形態では、光学フィルタ100は、近赤外領域の波長の光を吸収について説明したが、これに限定されない。光学フィルタ100は、近赤外領域の波長の光に加えて近紫外領域の光を吸収してもよい。近紫外線吸収剤としては、例えばアゾメチン系化合物、インドール系化合物、ベンゾトリアゾール系化合物、トリアジン系化合物が挙げられる。また、近赤外領域の光または近紫外の領域を合わせて遮断してもよい。
また、本発明の第1実施形態では、化合物113として、フタロシアニン化合物を用いた場合を説明したが、これに限定されない。例えば、シアニン化合物、ジチオール化合物金属錯体、スクアリリウム系化合物、ナフタロシアニン系化合物、クロコニウム系化合物、ポルフィリン系化合物および金属ジチオラート系化合物、ジインモニウム化合物、アゾ化合物からなる群より選ばれる少なくとも1種の化合物が用いられてもよい。
また、本発明の第1実施形態では、吸収層110に基材111と化合物113が含まれる場合を説明したが、これに限定されない。なお、吸収層110は、基材111と所定の波長領域の光を吸収する化合物113を含む樹脂層を別々に組み合わせてもよい。図6は光学フィルタ100−1の断面図である。図6に示すように、吸収層110−1は基材111の第1面111Aと反対側の第2面111Bに樹脂層115を有する。基材111には、ガラス支持体または透明樹脂製基板が用いられる。樹脂層115は、透光性を有する。樹脂層115には、この例ではアクリル樹脂が設けられるが、これに限定されず、上述した樹脂材料が用いられる。このような基材としては、WO2016/098810号公報、特開2006−342024号公報等に記載の基材を用いることができる。
また、本発明の第1実施形態において、接着層120にも近赤外領域の光を吸収する化合物が含まれてもよい。このとき、光拡散粒子123が近赤外領域の光を吸収する機能を有してもよい。
また、本発明の光学フィルタ100には、所望の用途、要求特性等に応じて、その他の機能膜が含まれていてもよい。図7は、光学フィルタ100−2の断面図である。図7に示すように、光学フィルタ100−2に誘電体層140が設けられてもよい。接着層125は、吸収層110のうち基材111の第2面111B側に設けられる。接着層125は、接着層120と同様に樹脂121および光拡散粒子123を含んでもよい。誘電体層140は、接着層125上に設けられる。誘電体層140は、不要な波長領域の光を反射させ、必要な波長領域の光を選択的に透過する機能を有する。この例では、誘電体層140は、近赤外線を反射させ、可視光を透過させる。なお、誘電体層140は、吸収層110と同じ波長領域の光を反射させてもよいし、異なる波長領域の光を反射させてもよい。誘電体層140が用いられることにより、光学フィルタ100において、さらに選択的に光を透過させることができる。
また、本発明の第1実施形態において、吸収層110は、光硬化性樹脂および/または熱硬化性樹脂と、必要により化合物113とを含む硬化性組成物を適当な支持体の上にキャスティングして溶媒を除去した後、必要に応じて紫外線照射や加熱などの適切な手法により硬化させることにより形成してもよい。
また、本発明の第1実施形態では、吸収層110の形成方法としてキャスト成型法を用いる場合を説明したが、これに限定されない。吸収層110は、溶融成形法により形成してもよい。具体的には、樹脂と必要により化合物113とを溶融混練りして得られたペレットを溶融成形する方法がある。または、樹脂と必要により化合物113とを含有する樹脂組成物を溶融成形する方法がある。または、樹脂および溶剤と、必要により化合物113とを含む樹脂組成物から溶剤を除去して得られたペレットを溶融成形する方法がある。溶融成形法としては、射出成形、溶融押出成形またはブロー成形などが挙げられる。
Claims (11)
- 受光部を有する半導体素子と、
前記半導体素子上に設けられた光学フィルタと、を含み、
前記光学フィルタは、
700nm〜1100nmの波長領域に吸収極大波長を有する化合物を少なくとも一以上含有する吸収層と、
光拡散粒子を含有する接着層と、
前記半導体素子を保護する保護層と、を含む
環境光センサ。 - 前記光学フィルタのヘイズ率は、0.1%以上1.0%以下である、
請求項1に記載の環境光センサ。 - 前記吸収層は、
(A)波長430〜580nmの範囲における透過率の平均値が、75%以上であって、
(B)波長700〜800nmの範囲における透過率の平均値が、20%以下であって、
(C)波長800〜1100nmの範囲における透過率の平均値が、5%以下である、
請求項1または2に記載の環境光センサ。 - 前記光拡散粒子の屈折率が1.2以上3.0以下である、
請求項1乃至3のいずれか一に記載の環境光センサ。 - 前記吸収層は、透光性を有する基材を有し、
前記基材は、前記化合物を含む、
請求項1乃至4のいずれか一に記載の環境光センサ。 - 前記基材は、透光性を有する樹脂である、
請求項5に記載の環境光センサ。 - 前記吸収層は、第1面および前記第1面の反対側に第2面を有し、透光性を有する基材と、
前記第1面および前記第2面の少なくとも一方に、前記化合物を含む樹脂層を有する、
請求項1乃至4のいずれか一に記載の環境光センサ。 - 前記光学フィルタは、さらに誘電体層を有する、
請求項1乃至7のいずれか一に記載の環境光センサ。 - 前記光拡散粒子は、近赤外領域の光を吸収する、
請求項1乃至8のいずれか一に記載の環境光センサ。 - 前記光拡散粒子は、セシウム含有酸化タングステンである、
請求項9に記載の環境光センサ。 - 請求項9または10に記載の光拡散粒子を含有する、接着層形成用組成物。
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