JP2019029126A - 蓄電モジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】電池セルなどの蓄電セルからの排気ガスが周囲の機器に与える影響を小さく抑えることができる蓄電モジュールを提供する。【解決手段】蓄電モジュールは、複数の蓄電セル43と、複数の蓄電セル43から排気される排気ガスGが流れる排気通路85と、排気通路85内に配置され、排気ガスGによって暖められることで膨張する熱膨張部48,49とを備える。蓄電セル43から排気ガスGが噴出すると、この排気ガスGは、排気通路85内を通る。熱膨張部48,49は、排気通路85内を通る排気ガスGによって暖められ、膨張する。熱膨張部48,49が膨張すると、排気通路85内を排気ガスGが流れにくくなる。排気ガスGが流れ難くなると、蓄電モジュールの外部に接続された排気パイプなどと、蓄電モジュールとの間の隙間から漏れる排気ガスGの漏れ量を少なくすることができる。これにより、漏れ出た排気ガスGが、蓄電モジュールの周囲に配置された機器に与える影響を小さく抑えることができる。【選択図】図8

Description

本開示は、蓄電モジュールに関する。
従来から複数の電池セルと、複数の電池セルを収容する収容ケースとを備えた電池モジュールが知られている。
電池セルとしては、リチウムイオン電池などが採用される。このような電池セルにおいて、過充電や内部短絡が生じると、電池セル内が高温・高圧となる。そこで、各電池セルに排気弁を設けることで、電池セル内のガスを排気することで、電池セル内が高温・高圧となることを抑制している。
そして、各電池セルから排気された排気ガスを外部に排出する構成を備えた電池モジュールや消火剤が搭載された電池モジュールなどについて、近年、各種提案されている。
たとえば、特開2014−110138号公報に記載された電池モジュールは、モジュールケースと、円筒形状の複数の電池セルと、金属製のホルダーと、正極側バスバーと、負極側バスバーと、絶縁シートと、正極カバーとを備える。
モジュールケースは、内部に複数の電池セルと、ホルダなどとを収容する。ホルダは、モジュールケース内に配置されており、ホルダには、円筒形状の電池セルが挿入される円形の貫通孔が形成されている。
各電池セルは、上端側に形成された正極端子と、下端側に形成された負極端子とを含む。正極端子には、ガス放出弁が形成されている。正極側バスバーは、長尺な板状に形成されている。正極側バスバーは、モジュールケースの上面側に配置されており、複数の電池セルの各正極端子に接続されている。
絶縁シートは、正極側バスバーの上面に配置されている。正極カバーは絶縁シートの上面側に配置されている。そして、絶縁シートと正極カバーとの間には、排煙経路が形成されている。排煙経路は、モジュールケースに形成された排気口に接続されている。
そして、各電池セルから排出された排気ガスは、上記の排煙経路を通って、電池モジュールの外部に排気される。
特開2014−36713号公報に記載された電池モジュールは、複数の電池セルと、この複数の電池セルを収容する収容ケースと、収容ケース内に設けられた消火用エアロゾル収納容器とを備えています。
特開2014−110138号公報 特開2014−36713号公報
電池セルにおいて、過充電や内部短絡が生じると、電池セル内で各種の発熱反応が起き、電池セル内の温度が上昇すると共に内圧が上昇する。
電池セルのガス放出弁が開放されると、高温の排気ガスがガス放出弁から短時間の間に多量に放出される。その後は、電池セルから比較的長い時間に亘って、小流量の排気ガスが排出され続ける。
高温の排気ガスが排気され続けた際に、電池モジュールの排気口と、この排気口に接続された排気パイプとの間などに隙間があると、当該隙間から排気ガスが排出され続けることになる。高温の排気ガスが漏れ続けると、電池モジュールの周囲の機器に影響を与えるおそれがある。
本開示は、上記のような課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、電池セルなどの蓄電セルからの排気ガスが周囲の機器に与える影響を小さく抑えることができる蓄電モジュールを提供することである。
蓄電モジュールは、複数の蓄電セルと、複数の蓄電セルから排気される排気ガスが流れる排気通路と、排気通路内に配置され、排気ガスによって暖められることで膨張する熱膨張部とを備える。
上記の蓄電モジュールによれば、蓄電セルから排気ガスが噴出すると、この排気ガスは、排気通路内を通る。熱膨張部は、排気通路内を通る排気ガスによって暖められ、膨張する。熱膨張部が膨張すると、排気通路内を排気ガスが流れにくくなる。排気ガスが流れ難くなると、蓄電モジュールの外部に接続された排気パイプなどと、蓄電モジュールとの間の隙間から漏れる排気ガスの漏れ量を少なくすることができる。これにより、漏れ出た排気ガスが、蓄電モジュールの周囲に配置された機器に与える影響を小さく抑えることができる。
本開示に係る電池モジュールによれば、電池セルからの排気ガスが周囲の機器に与える影響を小さく抑えることができる。
蓄電装置1が搭載された車両2を示す模式図である。 蓄電装置1の電池ユニット4を示す斜視図である。 電池モジュール11を示す分解斜視図である。 電池モジュール10およびその周囲を示す断面図である。 固定プレート14を取り外した状態を示す電池ユニット4の斜視図である。 電池モジュール11の排気口58およびその周囲の構成を示す断面図である。 熱膨張部48,49を模式的に示す斜視図である。 実施の形態に係る蓄電装置1において、円筒電池43aから排気ガスが排出されたときの初期状態を模式的に示す断面図である。 熱膨張部48,49が膨らんだ状態における断面図である。 比較例に係る蓄電装置の一部を示す断面図である。
図1から図10を用いて、実施の形態について説明する。なお、図1から図10に示す構成のうち、同一または実質的に同一の構成については、同一の符号を付してその説明を省略する場合がある。
図1は、蓄電装置1が搭載された車両2を示す模式図である。車両2は、車内に配置された蓄電装置1を含む。なお、蓄電装置1が搭載された車両2としては、ハイブリッド車両および電気自動車などの電動車両や燃料電池車両である。蓄電装置1は、電池ケース3と、電池ユニット4と、ファン5とを含む。電池ユニット4は、電池ケース3内に収容されており、ファン5は電池ケース3内に車室内の空気を供給する。
図2は、蓄電装置1の電池ユニット4を示す斜視図である。電池ユニット4は、複数の電池モジュール10〜13と、電池ユニット4の両端に設けられた固定プレート14,15とを備える。電池ユニット4は略直方体形状であり、車両2の幅方向に長くなるように配置されている。
固定プレート14は電池ユニット4の長手方向の一端に設けられており、固定プレート15は電池ユニット4の他端に設けられている。
固定プレート14は複数のボルト20〜27によって電池モジュール10〜13に固定されており、固定プレート14によって、電池モジュール10〜13は互いに固定されている。固定プレート14は、ボルト28,29によって、電池ケース3の底面に固定されている。固定プレート15も固定プレート14と同様に、各電池モジュール10〜13および電池ケース3の底面に固定されている。
このため、電池モジュール10〜13は、固定プレート14,15によって互いに連結されると共に、電池ケース3の底面に固定されている。
図3は、電池モジュール11を示す分解斜視図である。電池モジュール11は、底蓋40と、負極バスバーアッセンブリ41と、散熱板42と、円筒電池43と、樹脂カバー44と、正極バスバー45と、天井蓋46と、複数の接続板47とを含む。
散熱板42は、金属製の板状部材である。この散熱板42には散熱板42の厚さ方向に延びる複数の貫通孔50が形成されている。貫通孔50はアレイ状に形成されている。
散熱板42は、上面51と、下面52と、一対の側面53,54と、一対の端面55,56とを含む。各貫通孔50は、上面51から下面52に達している。
散熱板42の端面55および端面56側には、排気路および排気口が形成されている。なお、この図3においては、端面55側に形成された排気路57および排気口58が図示されているが、端面56側にも同様の排気路および排気口が形成されている。
排気路57は、下面52から散熱板42内に入り込むように延び、その後、端面55に向けて延びるように形成されている。そして、排気路57は、端面55に形成された排気口58に接続されている。
円筒電池43は、充放電可能な二次電池である。円筒電池43としては、たとえば、ニッケル水素電池、リチウムイオン電池などである。円筒電池43の上端部に正極60が形成されており、円筒電池43の下端部には負極61が形成されている。なお、本実施の形態としては、単位蓄電部として、円筒電池を採用した例について説明したが、角型電池でもよく、また、キャパシタであってもよい。
円筒電池43は、散熱板42に形成された貫通孔50に挿入されている。円筒電池43の正極60は散熱板42の上面51よりも上方に配置されており、円筒電池43の負極61は散熱板42の下面52よりも下方に位置している。
散熱板42の貫通孔50の内周面と、円筒電池43の外周面との間には樹脂などが配置されており、円筒電池43が散熱板42に固定されている。
樹脂カバー44は、散熱板42の上面51に配置されている。樹脂カバー44は下方に向けて開口するよう形成されており、樹脂カバー44は、天板65と、一対の側壁66,67と、一対の端壁68,69とを含む。
側壁66には、複数の通風口73が形成されている。通風口73は、側壁66の長手方向に間隔をあけて形成されている。側壁67にも、側壁66と同様に複数の通風口が形成されている。側壁66,67の下端部と、端壁68,69の下端部は、散熱板42の上面51に配置される。
複数の正極バスバー45は、樹脂カバー44の天板65側に配置されている。各正極バスバー45は、たとえば、10個程度の円筒電池43の正極60を並列に接続する。
天井蓋46は、正極バスバー45の上方に配置されている。天井蓋46は樹脂などの絶縁材料によって形成されている。
負極バスバーアッセンブリ41は、散熱板42の下面52側に配置されている。負極バスバーアッセンブリ41は、図示されていない複数の負極バスバーと、この複数の負極バスバーをモールドする樹脂モールドとを含む。負極バスバーの外形形状と、正極バスバー45の外形形状とは近似している。そして、負極バスバーアッセンブリ41(負極バスバー)には、複数の穴75が形成されている。各穴75には、穴75の内周面から突出するように形成された端子76を含む。端子76は、円筒電池43の負極61に接続される。
負極バスバーは、正極バスバー45と同じ円筒電池43の負極61を並列に接続するように形成されている。
複数の接続板47は、側壁66に設けられている。各接続板47は、正極バスバー45および複数バスバーを接続する。複数の接続板47は、複数の正極バスバー45および複数の負極バスバーを直列に接続する。ここで、正極バスバー45および負極バスバーによって並列に接続された複数の円筒電池43を円筒電池群とすると、複数の円筒電池群が接続板47によって直列に接続される。
負極バスバーアッセンブリ41の一端には排気路77が形成されており、他端には排気路78が形成されている。排気路77,78は、いずれも、負極バスバーアッセンブリ41の厚さ方向に貫通するように形成されている。
排気路77は、散熱板42に形成された排気路57と連通している。排気路78は散熱板42の端面56側に形成された排気路と連通している。
底蓋40は、負極バスバーアッセンブリ41の下面側に配置されている。底蓋40は、アルミニウムなどの金属によって形成されている。
図4は、電池モジュール11およびその周囲を示す断面図である。この図4に示すように、底蓋40および負極バスバーアッセンブリ41によって、排気路80が形成されている。円筒電池43の底面には、安全弁81が形成されており、安全弁81は排気路80に露出している。安全弁81は、たとえば、円筒電池43の底板の一部を薄肉にすることで形成されている。
なお、通風口73には、図1に示すファン5からの冷却風が供給される。冷却風は、電池モジュール11内に入り込み、複数の円筒電池43を冷却した後、側壁67に形成された通風口から排気される。
図5は、固定プレート14を取り外した状態を示す電池ユニット4の斜視図である。この図5に示すように、電池モジュール11の一方の端面には、排気口58と、ボルト穴30,31が形成されている。
電池モジュール10の一方の端面には、排気口100と、ボルト穴32,33とが形成されている。電池モジュール12の一方の端面には、排気口102と、ボルト穴34,35とが形成されている。電池モジュール13の一方の端面には、排気口104と、ボルト穴36,37とが形成されている。
固定プレート14のボルト20〜27は、ボルト穴30〜37に挿入されている。各ボルト穴30〜37の内表面には各ボルト20〜27のネジ軸20a〜27aと螺合するネジ部が形成されており、固定プレート14が電池モジュール10,11,12,13の一方端に固定されている。
固定プレート14は、板状に形成されており、固定プレート14は外側面111と対向面110とを含む。対向面110は、電池ユニット4と対向する面である。
固定プレート14の対向面110には、複数の排気口120,121,123,124が形成されており、固定プレート14内には、排気通路130および排気通路131が形成されている。
固定プレート14が電池ユニット4に固定された状態において、排気口120は、排気口58に接続される。排気口121は、排気口100に接続される。
排気口123は、排気口102に接続される。排気口124は排気口104に接続される。
排気口120および排気口121は、排気通路130に接続されている。排気通路130は、固定プレート14の下面に形成された排気口に接続されている。
排気口123および排気口124は、排気通路131に接続されている。排気通路131は、固定プレート14の下面に形成された排気口に接続されている。
図6は、電池モジュール11の排気口58およびその周囲の構成を示す断面図である。蓄電装置1および固定プレート14の下面側には、排気ダクト88が配置されている。排気ダクト88内には、排気通路89が形成されており、固定プレート14の排気通路130は排気通路89と連通している。排気通路89は車外と連通している。
図3および図6において、排気路80は、負極バスバーアッセンブリ41の端部に形成された排気路77と連通している。排気路77は、散熱板42に形成された排気路57に連通している。
そして、排気路80と、排気路77と、排気路57とによって、排気通路85が形成されている。排気通路85は、排気口58に接続されている。同様に、図3に示す排気路80と、排気路78と、端面56側に形成された排気路とによって、排気通路86が形成されている。
図6に示す排気路57は、鉛直路57aと、水平路57bとを含む。鉛直路57aは、排気路77との接続部分から上方に向けて延びるように形成されている。水平路57bは、鉛直路57aとの接続部分から水平方向に延びるように形成されている。水平路57bは、排気口58に接続されている。
排気路57内には、熱膨張部48および熱膨張部49が配置されている。具体的には、熱膨張部48,49は、水平路57b内に配置されている。熱膨張部48および熱膨張部49は、互いに間隔をあけて配置されており、熱膨張部48および熱膨張部49の間には隙間が形成されている。この図6に示す例においては、熱膨張部48および熱膨張部49は、上下方向に間隔をあけて配置されている。
熱膨張部48,49は、たとえば、60℃以下の通常環境温度では、膨張するように変形しない。熱膨張部48,49は、たとえば、100℃以上400℃以下程度の温度で膨張するように変形する。
熱膨張部48,49としては、たとえば、フィブロック(積水化学工業社製)などを採用することができる。
図7は、熱膨張部48,49を模式的に示す斜視図である。熱膨張部48および熱膨張部49は、板状に形成されている。熱膨張部48は、主面90a、90bと、端面91a、91bと、側面92a、92bとを含む。主面90a,90bの面積は、端面91a、91bの面積および側面92a,92bの面積よりも広い。主面90aは、水平路57bの内表面に接触するように配置されている。
熱膨張部49は、主面95a,95bと、端面96a,96bと、側面97a,97bとを含む。主面95a,95bの面積は、端面96a,96bの面積および側面97a,97bの面積よりも広い。主面95bは、水平路57bの内表面に接触するように配置されている。
熱膨張部48の主面90bと、熱膨張部49の主面95aとは、互いに間隔をあけて配置されており、主面90bと主面95aとの間には隙間が形成されている。
次に、比較例に係る蓄電装置と、実施の形態に係る蓄電装置1とにおいて、たとえば、電池モジュール11の円筒電池43a内で内部短絡が生じたり、円筒電池43aが過充電状態になったりした場合について説明する。
円筒電池43a内において内部短絡などが生じると、円筒電池43a内の温度が上昇して、円筒電池43a内の内圧が上昇する場合がある。
円筒電池43a内の内圧が所定圧以上になると、円筒電池43aの安全弁81が開放され、円筒電池43aから高温のガスが吹き出る。
図8は、実施の形態に係る蓄電装置1において、円筒電池43aから高温の排気ガスが排出されたときの初期状態を模式的に示す断面図である。
安全弁81が開放された直後は、高温の排気ガスGが勢いよく円筒電池43aから噴出する。排気ガスGの温度は、たとえば、100℃以上400℃以下程度である。
この排気ガスGは、排気路80内に入り込み、その後、排気路77および排気路57を通り、固定プレート14の排気口120から排気通路130内に入り込む。排気通路130内に入り込んだ排気ガスGは、その後、車外に排気される。
円筒電池43aから噴出する排気ガスGの噴出量は、所定時間経過後には、少量となる。そして、少量の排気ガスGの噴出が継続する。
排気ガスGが排気路57内を流れる過程において、熱膨張部48,49は排気ガスGによって暖められる。熱膨張部48,49は、排気ガスGによって暖められると、膨張する。特に、実施の形態に係る蓄電装置1においては、図7に示すように、熱膨張部48,49の面積の広い主面90b,95aの表面を排気ガスGが通るように配置されているため、排気ガスGが熱膨張部48および49の間の隙間を通ると、熱膨張部48,49は、排気ガスGによって良好に暖められる。その結果、熱膨張部48,49は、良好に膨張する。
図9は、熱膨張部48,49が膨らんだ状態における断面図である。熱膨張部48,49が膨らむことで、熱膨張部48および熱膨張部49の間の隙間が閉塞され、排気路57が熱膨張部48,49によって閉塞される。
図10は、比較例に係る蓄電装置の一部を示す断面図である。比較例の蓄電装置においては、熱膨張部48,49が設けられていない。この比較例に係る蓄電装置においても、円筒電池43aから噴出した排気ガスGは、排気通路85を通り、車外に排気される。
この際、たとえば、固定プレート14と散熱板42との密着が不十分である場合には、固定プレート14および散熱板42の間から蓄電装置の外部に排気ガスGが漏れ出るおそれがある。同様に、固定プレート14と排気ダクト88との密着が不十分である場合には、固定プレート14と排気ダクト88との間から排気ガスGが漏れ出るおそれがある。
蓄電装置の周囲には、車載機器が配置されており、この車載機器が排気ガスGに曝され、車載機器が損傷するおそれがある。
その一方で、本実施の形態に係る蓄電装置1においては、図9に示すように、熱膨張部48,49が排気路57を閉塞するため、固定プレート14および散熱板42の間に隙間があったとしても、排気ガスGが蓄電装置1の外部に漏れ出ることを抑制することができる。
同様に、固定プレート14および排気ダクト88との間に隙間があったとしても、蓄電装置1の外部に漏れ出ることを抑制することができる。
これにより、本実施の形態1に係る蓄電装置1によれば、蓄電装置1の周囲に配置された車載機器が損傷することを抑制することができる。特に、車両2がIG−OFFの状態においても、熱膨張部48,49は排気ガスGによって膨張変形するため、排気口58を閉塞するために各種センサを搭載したり、各種制御を実施する必要がない。このため、円筒電池43から排気ガスGが噴出した際には、略何時でも、排気ガスGの漏れを抑制することができる。
なお、今回開示された実施の形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなく特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
1 蓄電装置、2 車両、3 電池ケース、4 電池ユニット、5 ファン、10,11,12,13 電池モジュール、14,15 固定プレート、20,27,28,29 ボルト、20a,27a ネジ軸、30,31,32,33,34,35,36,37 ボルト穴、40 底蓋、41 負極バスバーアッセンブリ、42 熱板、43,43a 円筒電池、44 樹脂カバー、45 正極バスバー、46 天井蓋、47 接続板、48,49 熱膨張部、50 貫通孔、51 上面、52 下面、53,54,92a,92b,97a,97b 側面、55,56,91a,96a,96b 端面、57,77,78,80 排気路、57a 鉛直路、57b 水平路、58,100,102,104,120,121,123,124 排気口、60 正極、61 負極、65 天板、66,67 側壁、68,69 端壁、73 通風口、75 穴、76 端子、81 安全弁、85,86,89,130,131 排気通路、88 排気ダクト、90a,90b,95a,95b 主面、110 対向面、111 外側面、G 排気ガス。

Claims (1)

  1. 複数の蓄電セルと、
    前記複数の蓄電セルから排気される排気ガスが流れる排気通路と、
    前記排気通路内に配置され、前記排気ガスによって暖められることで膨張する熱膨張部と、
    を備えた、蓄電モジュール。
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