JP2019028847A - 入力機器、リスト生成方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】キーボードにおいて同時に二以上の文字キーを押した場合であっても、所望の文字入力をスムーズに行うことができる入力機器、リスト生成方法及びプログラムを提供する。【解決手段】入力機器は、複数の文字キー4aが配置されたキーボード3と、キーボード3において第1文字キーと第2文字キーとが同時に押された場合、第1文字キーに対応する第1文字を含む第1文字列と、第2文字キーに対応する第2文字を含む第2文字列と、を生成する文字列生成部12と、第1文字列に対応する第1入力候補と、第2文字列に対応する第2入力候補と、を生成する入力候補生成部14と、第1入力候補と第2入力候補とを含むリストを生成するリスト生成部16と、を備える。【選択図】図1
Description
本発明は、入力機器、リスト生成方法及びプログラムに関する。
従来、文字入力装置として、ノートブック型パーソナルコンピュータ等が利用されている(特許文献1)。ノートブック型パーソナルコンピュータ等においては、ユーザが入力した文字列に対応する複数の変換候補が入力候補リストに表示され、ユーザはその中から所望の変換候補を選択し、文字入力を確定する。
上記のような文字入力装置においては、キーボードにおいて各文字キーは隣接して配置されているため、入力したい文字キーのみならず、これに隣接する文字キーをも誤って同時に押下してしまうことがある。この場合、入力したい文字キーと誤って押された文字キーとを含む文字列が変換候補として表示されることになり、ユーザが希望する文字入力を行うことができない。このような場合、ユーザが希望する文字キーを入力し直す必要があったので、所望の文字入力に時間がかかっていた。
そこで、本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、キーボードにおいて同時に二以上の文字キーを押した場合であっても、所望の文字入力をスムーズに行うことができる入力機器、リスト生成方法及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る入力機器は、複数の文字キーが配置されたキーボードと、キーボードにおいて第1文字キーと第2文字キーとが同時に押された場合、第1文字キーに対応する第1文字を含む第1文字列と、第2文字キーに対応する第2文字を含む第2文字列と、を生成する文字列生成部と、第1文字列に対応する第1入力候補と、第2文字列に対応する第2入力候補と、を生成する入力候補生成部と、第1入力候補と第2入力候補とを含むリストを生成するリスト生成部と、を備える。
この態様によれば、入力機器は、複数の文字キーが配置されたキーボードにおいて第1文字キーと第2文字キーとが同時に押された場合、第1文字キーに対応する第1文字を含む第1文字列と、第2文字キーに対応する第2文字を含む第2文字列と、を生成し、生成された第1文字列に対応する第1入力候補と、生成された第2文字列に対応する第2入力候補と、を生成し、第1入力候補と第2入力候補とを含むリストを生成する。このように、ユーザが入力を希望する入力候補が含まれるリストが生成され、ユーザは、このリストの中から所望の入力候補を選択することができる。よって、ユーザは、文字キーを入力し直す手間なく、所望の文字入力が可能となる。したがって、キーボードにおいて同時に二以上の文字キーを押した場合であっても、所望の文字入力をスムーズに行うことができる。
本発明の上記態様によれば、キーボードにおいて同時に二以上の文字キーを押した場合であっても、所望の文字入力をスムーズに行うことができる入力機器、リスト生成方法及びプログラムが提供される。
添付図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。なお、各図において、同一の符号を付したものは、同一又は同様の構成を有する。
まず、図1を参照しながら、本発明の実施形態に係る入力機器1の概要について説明する。図1は、入力機器1を示す斜視図である。入力機器1は、例示的に、ユーザからの入力を受け付ける、複数の文字キーが配置されたキーボード3と、キーボード3が受け付けた入力に基づいて各種情報を表示するディスプレイ5と、を備える。図1の例では、入力機器1の一例としてノート型パソコンを挙げたが、これに限られない。例えば、入力機器1として、キーボードを備えたデスクトップ型パソコンを採用してもよい。また、入力機器1として、ディスプレイ5が担う表示機能及びキーボード3が担う入力機能の双方の機能を有するタッチパネルを備える表示デバイスを採用可能である。この例においては、タッチパネル上に仮想キーボードを表示制御し、仮想キーボード上における文字入力処理においても適用可能である。なお、表示デバイスとしては、スマートフォンやPDA(Personal Digital Assistant)等を採用し得る。
ディスプレイ5に関して、図1においては不図示であるが図2に示す中央処理装置10が、例えば、キーボード3が受け付けた入力に基づいて所定の演算を行い、演算結果に対応する制御信号をディスプレイ5に送信する。ディスプレイ5は、当該制御信号を受信し、文字や映像を表示する。
図2は、本発明の実施形態に係る入力機器のハードウェア構成を概略的に示す構成図である。図2に示すように、入力機器1は、例示的に、キーボード3と、ディスプレイ5と、記録部7と、が中央処理装置10に接続されている。
中央処理装置10は、記録部7に格納されている文字入力プログラムに従って種々の動作を実行するようになされている。中央処理装置10は、当該文字入力プログラムや文字入力プログラムにより生成された変数等を記録部7に一時的に記録し、当該動作に応じて入力機器1の各構成の動作を制御する。
記録部7は、中央処理装置10における処理の実行に必要な文字入力プログラムや各種の情報、及び文字入力処理結果の情報を記憶する。記録部7には、文字入力プログラム内又は外にあるキーボード情報を含んでいる。キーボード情報は、中央処理装置が処理可能な言語を入力できるフルキーボード型のキーボード3の情報である(図5(A)又は図6(A)参照)。このキーボード3には、複数の文字キー4aと複数のその他のキー(特殊キー)4bとを含む各種のキーが配置されている。キーボード情報には、例えば各キーの種別情報や各キーの配置情報等が含まれる。各文字キー4aは、例えば「A」、「B」…「X」、「Y」又は「Z」の文字に対応し、当該文字を入力するためのものである。各その他のキー4bは、例えばスペースキー、デリートキー、ファンクションキー、及びコントロールキー等を含む。
また、記録部7は、キーボード3において任意のキーを押した場合に、当該キーに対応するキー情報を一時的に記録するキーバッファとしての機能を有する。記録部7は、キーボード3において複数のキーが押された場合、押された順に、押されたキーのキー情報をバッファするように構成される。
図3は、本発明の実施形態に係る入力機器の機能的構成を示す図である。図3に示すように、図2に示す入力機器1の中央処理装置10は、機能的に、図1に示すキーボード3において第1文字キーと第2文字キーとが同時に押された場合、第1文字キーに対応する第1文字を含む第1文字列と、第2文字キーに対応する第2文字を含む第2文字列と、を生成する文字列生成部12と、第1文字列に対応する第1入力候補と、第2文字列に対応する第2入力候補と、を生成する入力候補生成部14と、第1入力候補と第2入力候補とを含むリストを生成するリスト生成部16と、を備える。また、中央処理装置10は、ユーザによりリスト中から選択された入力候補に対応する文字列を決定する文字列決定部18を備える。ここで、文字列とは、複数の文字からなるものも、単一の文字からなるものも含む。
図4は、本発明の実施形態に係る入力機器により実行される入力候補リスト生成処理のフローチャートである。
(ステップS1)
ユーザは、図1に示すキーボード3において一以上の文字キーを押す。
ユーザは、図1に示すキーボード3において一以上の文字キーを押す。
(ステップS3)
図3に示す文字列生成部12が、例えば0.1秒以内に(同時に)複数の文字キーが押された場合(Yesの場合)、ステップS5に進む。他方で、0.1秒以内に単一の文字キーのみが押された場合(Noの場合)、ステップS7に進む。なお、0.1秒は、単なる例示であって、0.01秒、0.05秒、0.5秒等の他の期間が採用されてもよい。
図3に示す文字列生成部12が、例えば0.1秒以内に(同時に)複数の文字キーが押された場合(Yesの場合)、ステップS5に進む。他方で、0.1秒以内に単一の文字キーのみが押された場合(Noの場合)、ステップS7に進む。なお、0.1秒は、単なる例示であって、0.01秒、0.05秒、0.5秒等の他の期間が採用されてもよい。
図5は、本発明の実施形態に係る入力機器のキーボード上の複数の文字キーを同時に押した場合の一例を示した図である。特に、図5(A)は、ユーザの指Fでキーボード3上において文字キー4aであるGキー(第1文字キー)及びHキー(第2文字キー)を同時に押した場合の一例を示す図であり、図5(B)は、図5(A)の矢印A方向から見た場合の一例を示す概念図である。ここで、同時に押される複数の文字キーは、二つの文字キーである必要はなく、三つ以上の文字キーであってもよい。
図6は、本発明の実施形態に係る入力機器のキーボード上の単一の文字キーを押した場合の一例を示す図である。特に、図6(A)は、ユーザの指Fでキーボード3上において文字キー4aであるHキーのみを押した場合の一例を示す図であり、図6(B)は、図6(A)の矢印A方向から見た場合の一例を示す概念図である。
(ステップS5)
図4に戻り、図3に示す文字列生成部12は、図1に示すキーボード3においてGキー(第1文字キー)とHキー(第2文字キー)とが同時に押された場合、Gキー(第1文字キー)に対応する文字G(第1文字)を含む第1文字列と、Hキー(第2文字キー)に対応する文字H(第2文字)を含む第2文字列と、を生成する。ここで、上記したとおり、文字列とは、複数の文字からなるものも、単一の文字からなるものも含む。例えば一度もキーボード3においてキーが押されていない場合に、図5の例のように、まずGキー及びHキーが同時に押される場合、文字列生成部12は、文字Gのみを含む文字列(第1文字列)と、文字Hのみを含む文字列(第2文字列)と、をそれぞれ生成する。なお、文字キーに対応する文字は、大文字又は小文字であってもよい。
図4に戻り、図3に示す文字列生成部12は、図1に示すキーボード3においてGキー(第1文字キー)とHキー(第2文字キー)とが同時に押された場合、Gキー(第1文字キー)に対応する文字G(第1文字)を含む第1文字列と、Hキー(第2文字キー)に対応する文字H(第2文字)を含む第2文字列と、を生成する。ここで、上記したとおり、文字列とは、複数の文字からなるものも、単一の文字からなるものも含む。例えば一度もキーボード3においてキーが押されていない場合に、図5の例のように、まずGキー及びHキーが同時に押される場合、文字列生成部12は、文字Gのみを含む文字列(第1文字列)と、文字Hのみを含む文字列(第2文字列)と、をそれぞれ生成する。なお、文字キーに対応する文字は、大文字又は小文字であってもよい。
(ステップS7)
文字列生成部12は、例えば図6に示すように、図1に示すキーボード3において押された一のHキーに対応する一の文字Hを含む文字列を生成する。
文字列生成部12は、例えば図6に示すように、図1に示すキーボード3において押された一のHキーに対応する一の文字Hを含む文字列を生成する。
なお、ステップ5及びステップ7において、文字列生成部12により生成された文字列は、図2に示す記録部7に生成されるごとにバッファされる。
(ステップS9)
入力候補生成部14は、図1に示すキーボード3において特殊キーが押されたか否を判断する。特殊キーが押された場合(Yesの場合)、ステップS21に進む。他方で、特殊キーが押されなかった場合(Noの場合)、ステップS11に進む。なお、特殊キーが押されたか否かは、リスト生成部16が判断してもよい。
入力候補生成部14は、図1に示すキーボード3において特殊キーが押されたか否を判断する。特殊キーが押された場合(Yesの場合)、ステップS21に進む。他方で、特殊キーが押されなかった場合(Noの場合)、ステップS11に進む。なお、特殊キーが押されたか否かは、リスト生成部16が判断してもよい。
(ステップS11)
続いてユーザは、図1に示すキーボード3において一以上の文字キーを押す。
続いてユーザは、図1に示すキーボード3において一以上の文字キーを押す。
(ステップS13)
ステップS3と同様に、図3に示す文字列生成部12が、0.1秒以内に(同時に)複数の文字キーが押されたものと判断する場合(Yesの場合)、ステップS15に進む。他方で、0.1秒以内に単一の文字キーのみが押された場合(Noの場合)、ステップS17に進む。
ステップS3と同様に、図3に示す文字列生成部12が、0.1秒以内に(同時に)複数の文字キーが押されたものと判断する場合(Yesの場合)、ステップS15に進む。他方で、0.1秒以内に単一の文字キーのみが押された場合(Noの場合)、ステップS17に進む。
(ステップS15)
文字列生成部12は、保持されている一以上の文字列を同時に押された文字キーの数分複製し、複製された各文字列に対して当該同時に押された文字キーに対応する文字を入力する。例えば、図1に示すキーボード3においてSキーとDキーとが同時に押された場合、文字列生成部12は、Sキーに対応する文字SがステップS5又はS7において生成され保持された文字列に続く文字列を生成し、Dキーに対応する文字DがステップS5又はS7において生成された文字列に続く文字列を生成する。
文字列生成部12は、保持されている一以上の文字列を同時に押された文字キーの数分複製し、複製された各文字列に対して当該同時に押された文字キーに対応する文字を入力する。例えば、図1に示すキーボード3においてSキーとDキーとが同時に押された場合、文字列生成部12は、Sキーに対応する文字SがステップS5又はS7において生成され保持された文字列に続く文字列を生成し、Dキーに対応する文字DがステップS5又はS7において生成された文字列に続く文字列を生成する。
具体的には、文字列生成部12は、ステップS7において、単一の文字Hを含む文字列「H」が生成された場合、キーボード3においてSキーとDキーとが同時に押されたとき、Sキーに対応する文字Sが文字列「H」に続く文字列「HS」を生成し、Dキーに対応する文字Dが文字列「H」に続く文字列「HD」を生成する。
他方で、文字列生成部12は、ステップS5において、文字Gのみを含む文字列「G」(第1文字列)と、文字Hのみを含む文字列「H」(第2文字列)とがそれぞれ生成された場合、キーボード3においてSキー(第3文字キー)とDキー(第4文字キー)とが同時に押されたとき、Sキーに対応する文字S(第3文字)が文字列「G」(第1文字列)に続く文字列「GS」(第3文字列)、Sキーに対応する文字S(第3文字)が文字列「H」(第2文字列)に続く文字列「HS」(第4文字列)、Dキー(第4文字キー)に対応する文字D(第4文字)が文字列「G」(第1文字列)に続く文字列「GD」(第5文字列)、及び、Dキー(第4文字キー)に対応する文字D(第4文字)が文字列「H」(第2文字列)に続く文字列「HD」(第6文字列)をそれぞれ生成する。
なお、第1文字キーと第2文字キーとは異なる文字キーであり、第3文字キーと第4文字キーとは異なる文字キーであるが、第1文字キーと第3文字キー又は第4文字キーとは同じ文字キーであってもよいし、第2文字キーと第3文字キー又は第4文字キーとは同じ文字キーであってもよい。
(ステップS17)
文字列生成部12は、例えば、図1に示すキーボード3において押された一のAキーに対応する一の文字Aが、ステップS5又はS7において生成された文字列に続く文字列を生成する。
文字列生成部12は、例えば、図1に示すキーボード3において押された一のAキーに対応する一の文字Aが、ステップS5又はS7において生成された文字列に続く文字列を生成する。
具体的には、文字列生成部12は、ステップS7において、単一の文字Hを含む文字列「H」が生成された場合、キーボード3においてAキーが押されたとき、Aキーに対応する文字Aが文字列「H」に続く文字列「HA」を生成する。
他方で、文字列生成部12は、ステップS5において、文字Gのみを含む文字列「G」と、文字Hのみを含む文字列「H」とがそれぞれ生成された場合、キーボード3においてAキーが押されたとき、Aキーに対応する文字Aが文字列「G」に続く文字列「GA」、及び、Aキーに対応する文字Aが文字列「H」に続く文字列「HA」をそれぞれ生成する。
なお、ステップ15及びステップ17において、文字列生成部12により生成された文字列は、図2に示す記録部7に生成されるごとにバッファされる。
(ステップS19)
入力候補生成部14は、図1に示すキーボード3において特殊キーが押されたか否を判断する。特殊キーが押された場合(Yesの場合)、ステップS21に進む。他方で、特殊キーが押されなかった場合(Noの場合)、ステップS11に戻る。なお、特殊キーが押されたか否かは、リスト生成部16が判断してもよい。
入力候補生成部14は、図1に示すキーボード3において特殊キーが押されたか否を判断する。特殊キーが押された場合(Yesの場合)、ステップS21に進む。他方で、特殊キーが押されなかった場合(Noの場合)、ステップS11に戻る。なお、特殊キーが押されたか否かは、リスト生成部16が判断してもよい。
(ステップS21)
図3に示す入力候補生成部14は、第1文字列に対応する第1入力候補と、第2文字列に対応する第2入力候補と、を生成する。例えば、入力候補生成部14は、図1に示すキーボード3において特殊キーが押された場合に、ステップS15又はS17において生成された各文字列に対応する入力候補を生成する。より具体的には、図2に示す記録部7は、任意の文字列と、任意の文字列に対応する一以上の入力候補と、を関連づけて記録しており、入力候補生成部14は、記録部7を参照することで、ステップS15又はS17において生成された各文字列に対応する一以上の入力候補を抽出する。
図3に示す入力候補生成部14は、第1文字列に対応する第1入力候補と、第2文字列に対応する第2入力候補と、を生成する。例えば、入力候補生成部14は、図1に示すキーボード3において特殊キーが押された場合に、ステップS15又はS17において生成された各文字列に対応する入力候補を生成する。より具体的には、図2に示す記録部7は、任意の文字列と、任意の文字列に対応する一以上の入力候補と、を関連づけて記録しており、入力候補生成部14は、記録部7を参照することで、ステップS15又はS17において生成された各文字列に対応する一以上の入力候補を抽出する。
なお、入力候補生成部14は、任意の文字列に対応する一以上の入力候補を、予め記録部7に記録されている一以上の入力候補の中から抽出することに加えて、任意の文字列に関連する一以上の入力候補を新たに生成するように構成されてもよい。また、入力候補生成部14は、図1に示すキーボード3において特殊キーが押される前であって、文字列生成部12が文字列を生成したときに入力候補を生成し、記録部7に記録するように構成されてもよい。
(ステップS23)
リスト生成部16は、第1入力候補と第2入力候補とを含むリストを生成する。そして、生成された入力候補リストは、図1に示すディスプレイ5において、実際に押された文字キーに対応する文字列とともに表示される。そして、図3に示す文字列決定部18は、ユーザにより入力候補リスト中から選択された入力候補に対応する文字列を決定する。
リスト生成部16は、第1入力候補と第2入力候補とを含むリストを生成する。そして、生成された入力候補リストは、図1に示すディスプレイ5において、実際に押された文字キーに対応する文字列とともに表示される。そして、図3に示す文字列決定部18は、ユーザにより入力候補リスト中から選択された入力候補に対応する文字列を決定する。
図7は、図1に示すキーボード3において、まず文字キー「G」(第1文字キー)及び文字キー「H」(第2文字キー)が同時に押された後、文字キー「A」、「C」、「H」、「O」及び「U」の順でこれらの文字キーが個別に押された場合の入力候補リストの表示例を示す。図7に示すように、図3に示す文字列生成部12は、出力Aとしての文字列「GACHOU」(第1文字列)と、出力A´としての文字列「HACHOU」(第2文字列)とを生成する。そして、特殊キーが押されると、入力候補生成部14は、文字列「GACHOU」(第1文字列)に対応する入力候補「がちょう」及び「ガチョウ」(第1入力候補)を生成し、文字列「HACHOU」(第2文字列)に対応する入力候補「はちょう」、「は調整」、「波長」、「波長の」及び「波長が」(第2入力候補)を生成する。そして、リスト生成部16は、入力候補「がちょう」及び「ガチョウ」(第1入力候補)、並びに、入力候補「はちょう」、「は調整」、「波長」、「波長の」及び「波長が」(第2入力候補)を含む入力候補リストを生成する。なお、当該入力候補リストには、従来、文字キーの同時押しがなされた場合に生成される文字列、例えば、「gはちょう」及び「hがちょう」等の文字列が入力候補として含まれてもよい。
本実施形態によれば、ユーザが入力を希望する入力候補が含まれるリストが生成され、ユーザは、このリストの中から所望の入力候補を選択することができる。よって、ユーザは、文字キーを入力し直す手間なく、所望の文字入力が可能となる。したがって、キーボードにおいて同時に二以上の文字キーを押した場合であっても、所望の文字入力をスムーズに行うことができる。
また、リスト生成部16は、過去に選択された入力候補の優先順位を高くする。例えば、図7の例を用いて説明すると、ユーザが入力候補リスト中から入力候補「ガチョウ」を選択した場合、この選択結果が図2に示す記録部7に記録される。その後、再度ユーザが、文字キー「G」及び文字キー「H」を同時に押し、さらに文字キー「A」、「C」、「H」、「O」及び「U」の順でこれらの文字キーを個別に押した場合であって、リスト生成部16が入力候補リストを生成するとき、リスト生成部16は、記録部7に記録されている選択結果を参照し、例えば、新たに生成する入力候補リストにおいて過去選択された入力候補「ガチョウ」が入力候補「がちょう」の上に表示される等の制御を実行する。
このように、ユーザの入力の傾向に応じた最適な入力候補リストを提示できるので、所望の文字入力をよりスムーズに行うことができる。
図8は、図1に示すキーボード3において、まず文字キー「G」及び文字キー「H」が同時に押され、文字キー「A」、「C」の順でこれらの文字キーが個別に押された後、さらに、文字キー「H」及び文字キー「G」が同時に押され、そして、「O」、「U」の順でこれらの文字キーが個別に押された場合の入力候補リストの表示例を示す。つまり、複数の文字キーの同時押しが二回実行された場合の入力候補リストの表示例である。
図3に示す文字列生成部12は、保持されている一以上の文字列を同時に押された文字キーの数分複製し、複製された各文字列に対して当該同時に押された文字キーに対応する文字を入力する。図8を用いて、以下で具体的に説明する。例えば、文字列生成部12は、出力Aとしての文字列「GACHOU」と、出力A´としての文字列「HACHOU」と、出力Bとしての文字列「GACGOU」と、出力B´としての文字列「HACGOU」と、を生成する。
具体的に、キーボード3において、まず文字キー「G」及び文字キー「H」が同時に押され、文字キー「A」、「C」の順でこれらの文字キーが個別に押された場合には、文字列生成部12は、文字列「GAC」及び文字列「HAC」を生成する。そして、文字キー「H」及び文字キー「G」が同時に押されると、文字列生成部12は、文字列「GAC」及び文字列「HAC」を複製する。次に、文字列生成部12は、文字キー「H」に対応する文字Hが、文字列「GAC」及び文字列「HAC」の後に続く、新たな文字列「GACH」及び文字列「HACH」を生成し、文字キー「G」に対応する文字Gが、文字列「GAC」及び文字列「HAC」の後に続く、新たな文字列「GACG」及び文字列「HACG」を生成する。引き続き、「O」、「U」の順でこれらの文字キーが個別に押されると、文字列生成部12は、各文字キーに対応する文字O及び文字Uが後に続く、文字列「GACHOU」、「HACHOU」、「GACGOU」及び「HACGOU」を生成する。
そして、特殊キーが押されると、入力候補生成部14は、文字列「GACHOU」に対応する入力候補「がちょう」及び「ガチョウ」を生成し、文字列「HACHOU」に対応する入力候補「はちょう」、「は調整」、「波長」、「波長の」及び「波長が」を生成し、文字列「GACGOU」に対応する入力候補「がcごう」を生成し、文字列「HACGOU」に対応する入力候補「はcごう」を生成する。リスト生成部16は、入力候補「がちょう」及び「ガチョウ」、入力候補「はちょう」、「は調整」、「波長」、「波長の」及び「波長が」、入力候補「がcごう」、並びに、入力候補「はcごう」を含む入力候補リストを生成する。なお、当該入力候補リストには、従来、文字キーの同時押しがなされた場合に生成される文字列、例えば、「gはちょう」、「hがちょう」、「gはcごう」及び「hがcごう」等の文字列が入力候補として含まれてもよい。
本実施形態によれば、複数回、複数の文字キーの同時押しがあった場合であっても、例えば同時押しのタイミングでそれまでに生成された文字列を複製するので、ユーザが入力を希望する入力候補が含まれるリストが生成でき、ユーザは、このリストの中から所望の入力候補を選択することができる。よって、ユーザは、文字キーを入力し直す手間なく、所望の文字入力が可能となる。したがって、複数回、キーボードにおいて同時に二以上の文字キーを押した場合であっても、所望の文字入力をスムーズに行うことができる。
<他の実施形態>
上記実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するものではない。本発明はその趣旨を逸脱することなく、変更/改良(たとえば、各実施形態を組み合わせること、各実施形態の一部の構成を省略すること)され得るとともに、本発明にはその等価物も含まれる。
上記実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するものではない。本発明はその趣旨を逸脱することなく、変更/改良(たとえば、各実施形態を組み合わせること、各実施形態の一部の構成を省略すること)され得るとともに、本発明にはその等価物も含まれる。
上記実施形態において、図3に示す入力候補生成部14が、図1に示すキーボード3において特殊キーが押された場合に、生成された各文字列に対応する入力候補を生成する例を説明したが、これに限られない。例えば、文字列生成のキューに文字列が追加されるたびに入力候補が生成されるように構成されてもよい。つまり、キーボードが押されるたびに随時、入力候補が生成され入力候補リストが更新されるように構成されてもよい。
なお、上記実施形態においては、「がちょう」、「ガチョウ」、「はちょう」及び「波長」等の日本語のみを含む入力候補リストの生成を例に挙げたが、これに限られない。例えば、入力装置は、英語を含む入力候補リストを生成してもよい。具体的には、「N」と「M」とを同時押しした後に、「I」キー、「N」キー、及び「E」キーを順に押した場合には、少なくとも「Mine」と「Nine」とを含む入力候補リストが生成される。当該入力候補リストには、例えば、「MINE」、「NINE」、「mine」、及び「nine」の文字列が更に含まれてもよい。また、日本語の文字列及び英語の文字列を含む入力候補リストが生成されてもよいし、他の外国語を含む入力候補リストが生成されてもよい。
1…入力機器、3…キーボード、5…ディスプレイ、7…記録部、12…文字列生成部、14…入力候補生成部、16…リスト生成部、18…文字列決定部。
Claims (6)
- 複数の文字キーが配置されたキーボードと、
前記キーボードにおいて第1文字キーと第2文字キーとが同時に押された場合、前記第1文字キーに対応する第1文字を含む第1文字列と、前記第2文字キーに対応する第2文字を含む第2文字列と、を生成する文字列生成部と、
前記第1文字列に対応する第1入力候補と、前記第2文字列に対応する第2入力候補と、を生成する入力候補生成部と、
前記第1入力候補と前記第2入力候補とを含むリストを生成するリスト生成部と、
を備える、
入力機器。 - 前記文字列生成部は、保持されている一以上の文字列を同時に押された文字キーの数分複製し、複製された各文字列に対して当該同時に押された文字キーに対応する文字を入力する、
請求項1に記載された入力機器。 - 前記リスト生成部は、過去に選択された入力候補の優先順位を高くする、
請求項1又は2に記載の入力機器。 - 前記リスト生成部は、前記キーボードにおいて文字キーが押されるたびに、又は、特殊キーが押される場合に前記リストを生成する、
請求項1から3のいずれか一項に記載の入力機器。 - 複数の文字キーが配置されたキーボードにおいて第1文字キーと第2文字キーとが同時に押された場合、前記第1文字キーに対応する第1文字を含む第1文字列と、前記第2文字キーに対応する第2文字を含む第2文字列と、を生成するステップと、
前記第1文字列に対応する第1入力候補と、前記第2文字列に対応する第2入力候補と、を生成するステップと、
前記第1入力候補と前記第2入力候補とを含むリストを生成するステップと、
を含む、リスト生成方法。 - コンピュータを、
複数の文字キーが配置されたキーボードにおいて第1文字キーと第2文字キーとが同時に押された場合、前記第1文字キーに対応する第1文字を含む第1文字列と、前記第2文字キーに対応する第2文字を含む第2文字列と、を生成する文字列生成部、
前記第1文字列に対応する第1入力候補と、前記第2文字列に対応する第2入力候補と、を生成する入力候補生成部、
前記第1入力候補と前記第2入力候補とを含むリストを生成するリスト生成部、
として機能させるプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017149360A JP2019028847A (ja) | 2017-08-01 | 2017-08-01 | 入力機器、リスト生成方法及びプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017149360A JP2019028847A (ja) | 2017-08-01 | 2017-08-01 | 入力機器、リスト生成方法及びプログラム |
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ID=65478665
Family Applications (1)
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Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2017
- 2017-08-01 JP JP2017149360A patent/JP2019028847A/ja active Pending
Patent Citations (5)
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