JP2019028279A - 定着装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】加熱回転体と非接触で加熱回転体からの輻射熱を反射する反射部材を移動可能に備え、非通紙部の反射効果を減少させることで非通紙部昇温を減少させることができる定着装置を提供する。【解決手段】記録材を加熱する無端状の加熱回転体と、前記加熱回転体を加熱する加熱手段と、前記加熱回転体の温度を検知する温度検知手段と、前記加熱回転体の表面近傍に非接触で配置され、加熱回転体からの輻射熱を反射する反射部材と、前記反射部材を移動させる離間手段と、を備える定着装置において、前記反射部材は、前記加熱回転体からの輻射熱を反射する第一の反射位置と、前記第一の反射位置よりも反射量が少なくなるような第二の反射位置とに移動可能であって、前記温度検知手段が所定の温度を検知すると、前記反射部材は、前記第一の反射位置から前記第二の反射位置に移動する。【選択図】図3

Description

本発明は、記録材上に画像を加熱定着させるための定着装置に関するものである。
従来、画像形成装置において、電子写真プロセスや静電記録プロセス等の画像形成手段によって、記録材上に形成担持させたトナー画像を記録材面に加熱定着させる定着装置として、フィルム加熱方式の定着装置が実用化されている。
フィルム加熱方式の定着装置には、例えば加熱部材としてセラミックヒータを用い、その対向側に加圧部材としての加圧ローラを配置し、伝熱部材としての可撓性を有する薄肉の定着フィルムを狭持して定着ニップ部を形成する構成がある。未定着トナー画像を形成担持させた記録材は、定着フィルムと加圧ローラとの間に導入され、定着フィルムと一緒に挟持搬送される。その際、定着フィルムを介して伝熱されたセラミックヒータの熱と、定着ニップ部の加圧力で未定着トナー画像を記録材面に定着させている。
また、フィルム加熱方式の定着装置には、例えば加熱部材としてハロゲンヒータを用いて、その輻射熱を利用して薄肉の定着フィルムを間接的に加熱する構成もある。その場合は、加圧部材としての加圧ローラの対向に樹脂や金属で形成されたニップ形成部材であるパッド部材を配し、定着フィルムを狭持して定着ニップ部を形成している。
このようにフィルム加熱方式の定着装置は、薄肉で熱容量が小さく、かつ熱応答性が良いため、ヒータの熱応答を効率良く定着ニップ部内に反映することができる。更に、ヒータONから短時間で定着温度に到達することができ、これらの効果によって省電力化を実現している。
また、この種の定着装置において、装置外への不要な熱の拡散を抑制するため、定着フィルムの外周側に輻射熱を反射する、反射部材もしくは遮熱部材を設けたものが提案されている。
特許文献1では、定着フィルムの表面を覆う遮熱カバーを有し、遮熱カバーはフレーム部材と非接触であり、フランジ部材に保持されることにより定着フィルムの表面と離間している定着装置が記載されている。
また、特許文献2では、定着ローラの外周面に対向して設けられた定着ローラの輻射熱を反射する反射部材と、定着ローラの外周面に対して所定の間隔を隔てた離間位置と定着ローラの外周面に接触させる接触位置とに反射部材を移動させる駆動機構を備える定着装置が記載されている。
特許第5100061号公報 特開2012−230293号公報
通常、定着装置では、種々の記録材サイズの加熱処理が行われる。加熱可能な最大幅の記録材(大サイズ紙)よりも小さい幅の記録材(小サイズ紙)を加熱する場合、通紙部と非通紙部との温度差(非通紙部昇温)が発生する。
しかしながら、特許文献1では、定着フィルムの表面を遮熱カバーが覆うため、小サイズ紙を加熱したあとでは、通紙部と非通紙部との間の温度差が解消されにくく、非通紙部昇温が解消されるまでに時間がかかるという問題がある。
また、特許文献2では、定着ローラの表面に反射部材を接触させることによって通紙部と非通紙部との間の温度差を解消するものであるが、定着ローラの表面に反射部材を接触させることにより、定着ローラを傷つけてしまうおそれがある。
本発明の目的は、加熱回転体と非接触で加熱回転体からの輻射熱を反射する反射部材を移動可能に備え、非通紙部の反射効果を減少させることで非通紙部昇温を減少させることができる定着装置を提供することである。
上記目的を達成するため、本発明に係る定着装置は、記録材を加熱する無端状の加熱回転体と、前記加熱回転体を加熱する加熱手段と、前記加熱回転体の温度を検知する温度検知手段と、前記加熱回転体の表面近傍に非接触で配置され、加熱回転体からの輻射熱を反射する反射部材と、前記反射部材を移動させる離間手段と、を備える定着装置において、前記反射部材は、前記加熱回転体からの輻射熱を反射する第一の反射位置と、前記第一の反射位置よりも反射量が少なくなるような第二の反射位置とに移動可能であって、前記温度検知手段が所定の温度を検知すると、前記反射部材は、前記第一の反射位置から前記第二の反射位置に移動することを特徴とする。
本発明によれば、加熱回転体と非接触で加熱回転体からの輻射熱を反射する反射部材を移動可能に備え、非通紙部の反射効果を減少させることで非通紙部昇温を減少させることが出来る。
本発明の実施形態に係る定着装置を用いた画像形成装置の概略図 本発明の実施形態に係る定着装置の断面図 本発明の実施形態に係る定着装置の側面図 本発明の実施形態に係る定着装置の機能ブロック図 本発明の実施形態に係る反射部材の動作シーケンスのフローチャート 本発明の他の実施形態に係る定着装置の断面図 本発明の他の実施形態に係る定着装置の側面図
以下に図面を参照して、この発明を実施するための最良の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状それらの相対配置などは、発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものであり、この発明の範囲を以下の実施の形態に限定する趣旨のものではない。
(画像形成装置)
まず、カラー電子写真プリンタについて図1を用いて説明する。図1は本実施形態の画像形成装置の一例であるカラー電子写真プリンタの断面図であり、シートの搬送方向に直交した断面を示している。本実施形態では、カラー電子写真プリンタを単に「プリンタ」という。
図1に示すプリンタは、Y(イエロ)、M(マゼンタ)、C(シアン)、Bk(ブラック)の各色の画像形成部10を備えている。感光ドラム11は、帯電器12によってあらかじめ帯電される。その後、感光ドラム11は、レーザスキャナ13によって、潜像を形成される。潜像は、現像器15によってトナー像になる。感光ドラム11のトナー像は、一次転写ブレード17によって、像担持体である例えば中間転写ベルト31に順次転写される。転写後、感光ドラム11に残ったトナーは、クリーナ15によって除去される。この結果、感光ドラム11の表面は、清浄になり、次の画像形成に備える。
一方、記録材Pは、給紙カセット20、又はマルチ給紙トレイ25から、1枚ずつ送り出されてレジストローラ対23に送り込まれる。レジストローラ対23は、記録材Pを一旦受け止めて斜行を補正する。そして、レジストローラ対23は、中間転写ベルト31上のトナー像と同期を取って、記録材を中間転写ベルト31と二次転写ローラ35との間に送り込む。中間転写ベルト上のカラーのトナー像は、転写体である、例えば二次転写ローラ35によって記録材Pに転写される。その後、記録材Pのトナー像は、記録材Pが定着装置40によって、加熱加圧されることで記録材Pに定着される。
記録材Pの片面にトナー像を形成する場合、条件に応じて切り換えフラッパ61で搬送経路を切り替える。フェイスアップ(トナー像が上側)で排出する場合は、排紙ローラ63を介し画像形成装置1の側面に配置されている排紙トレイ64に排出する。フェイスダウン(トナー像が下側)で排出する場合は、画像形成装置1の上面に配置されている排紙トレイ65に排出する。
記録材Pの両面にトナー像を形成する場合、定着装置40によってトナー像を定着された記録材Pは、フラッパ61によって上方へ案内され、後端が反転ポイントRに達したとき、搬送路73によってスイッチバック搬送されて表裏反転される。その後、記録材Pは、両面搬送路70を搬送され、片面画像形成と同様の過程を経て他方の面にトナー像を形成されて、排紙トレイ64または排紙トレイ65上に排出される。なお、フラッパ61、スイッチバック搬送路73等で構成される部分は、反転手段の一例である。
(定着装置)
次に、定着装置40について図2および図3を用いて説明する。図2は本実施形態の定着装置の断面図であり、図3は定着装置の側面図である。本実施形態における定着装置40は、フィルム加熱方式の定着装置の一例である。定着装置40は、加圧部材としての加圧ローラ106と、加圧ローラ106に対向して配置された、加熱部材としてセラミックヒータ100を含む、定着部材41を有する。また、定着部材41は、円筒状の定着フィルム101と、定着フィルム101を挟んで前記加圧ローラ106との間にニップ部Nを形成するガイド部材103を有する。
また、定着フィルムの軌道を規制する定着フランジ104と、ガイド部材103の強度を確保する、定着フィルム101内面側に配置されたステー102を有する。以下、それぞれの部材について詳細に説明する。
まず、定着部材41を構成する部品について説明する。定着フィルム101は、記録材Pに熱を伝達する円筒状の耐熱性の定着フィルムであり、ガイド部材103にルーズに外嵌させてある。定着フィルム101は、100μm以下、好ましくは50μm以下20μm以上の耐熱性のある基材上に必要に応じて弾性層や離型層を設けている。例えば、PTFE、PFA、FEP、ポリイミド、ポリアミドイミド、PEEK、PES、PPS等の樹脂を主体とした材料に熱伝導フィラーを配合した基材上に、PTFE、PFA、FEP等の離型層をコーティングした複合層フィルムが用いられる。
また、基材として50μm以下20μm以上のSUS等の薄層金属フィルムを用いてもよい。また、ムラの少ないカラー画像を得るために基材と離型層の間に、熱伝導フィラーを添加したシリコーンゴムなどからなる弾性層を設けてもよい。
ガイド部材103は定着フィルム101の内側に設けられている耐熱性・断熱性のある材質で構成される。例えば、フェノール樹脂、ポリイミド樹脂、ポリアミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂、PEEK樹脂、PES樹脂、PPS樹脂、PFA樹脂、PTFE樹脂、LCP樹脂等の絶縁性及び耐熱性の良い材料が用いられている。ガイド部材103は、加圧ローラ106と圧接することで形成されるニップ部Nの加圧を補助すると共に、定着フィルム101の回転を安定させるガイドとしての機能を有する。
セラミックヒータ100は、発熱抵抗体層に対する通電により全体に急峻な立ち上がり特性で昇温する低熱容量の加熱部材である。例えば、細長薄板状のセラミック基板に対し、通電発熱抵抗体層を具備したものである。また、ヒータ100はガイド部材103の下面に長手に沿って設けられた嵌め込み溝に嵌め込まれて支持されている。
ステー102は、比較的柔軟な樹脂製のガイド部材103の裏面に押し当てることでガイド部材103に長手強度を持たせ、かつガイド部材103を矯正させるための部材である。
定着フィルム端部規制部材としての定着フランジ104は、ステー102の両端にはめ込まれ、定着フィルム101の周方向の軌道を規制すると共に、定着フィルム101の長手方向位置を規制するスラスト止めを兼ねた側壁部を有する。また、定着フランジ104は側板108に勘合保持され、定着部材41の位置を保証している。
分離ガイド122は、ニップ部Nより搬送方向下流側の定着フィルム101に近接した位置に設置されている。分離ガイド122先端位置は、定着フィルム101の回転駆動時にも定着フィルム101と接触しないようにギャップを設けている。
次に、加圧部材である加圧ローラ106について説明する。加圧ローラ106は、芯金107と、芯金周りに同心一体にローラ状に成形被覆させた、シリコーンゴム・フッ素ゴム・フッ素樹脂などの耐熱性・弾性材層とで構成されており、表層に離型層を設けている。例えば、離型層はフッ素樹脂、シリコーン樹脂、フルオロシリコーンゴム、フッ素ゴム、シリコーンゴム、PFA、PTFE、FEP等の離型性かつ耐熱性のよい材料を選択することができる。芯金の両端部にPEEK、PPS、液晶ポリマー等の耐熱性樹脂よりなる不図示の軸受部材を装着し、側板108に回転可能に保持させて配設している。また、加圧ローラ106は、長手方向端部に取り付けられたギア109を介して、制御部45に制御されたモータMにより、通常のプリント時においては矢印Aの示す方向に回転駆動する。その際、定着フィルム101は加圧ローラ106に対し、矢印Bの示す方向に従動回転する。
定着フィルム101とセラミックヒータ100やガイド部材103間の摩擦力を低減し、定着フィルム101を円滑に回転させるために、定着フィルム101の内周面やセラミックヒータ100やガイド部材103の表面に、不図示の潤滑剤を塗布してもよい。潤滑剤としては、耐熱性のあるオイルやグリースが望ましく、シリコーンオイル、PFPE(パーフルオロポリエーテル)、フッ素グリースなどが用いられる。
定着フィルム101の外側には、定着フィルム101の外周面に沿った略円弧状の断面形状である反射カバー130が、定着フィルム101表面から所定の間隔を保って設けられている。
反射カバー130は、定着フィルム101から放射された輻射熱を定着フィルム101方向に反射することで、定着フィルムから外部への熱放射を抑制し、定着フィルム101を効率よく加熱する。反射カバー130は、アルミニウムやステンレス、銀等の、反射率の高い金属より成る。もしくはセラミックや耐熱樹脂等の耐熱材料の表面に反射率の高い金属材料を蒸着させても良い。
また、反射カバー130は、定着フィルム101の回転軸方向にそれぞれ、中央反射カバー131、および端部反射カバー132、133に分割されており、それぞれP1(定着可能な最小サイズの記録材が通過する領域)およびP2(定着可能な最大サイズの記録材が通過する領域)に対応している。端部反射カバー132、133は、後述する離間機構46によって、定着フィルム101の表面と近接している遮蔽位置と、遮蔽位置よりも定着フィルム101の表面からの距離が離れる退避位置とに移動可能である。
次に、定着装置の動作について図4を用いて説明する。図4は、定着装置の機能ブロック図である。セラミックヒータ100の定着フィルム101と摺動しない側の面に、温度検知手段として中央サーミスタ110および端部サーミスタ111を配置している。中央サーミスタは領域P1内に配置され、端部サーミスタは領域P2の外側に配置される。
制御部45は、定着装置の動作を制御する機能を有する。また、セラミックヒータ100にはAC電源およびAC制御回路112が接続されており、制御部45によりセラミックヒータ100の発熱体が通電制御される。一方、加圧ローラ106に取り付けられたギア109はモータMに接続されており、制御部45によりモータMは回転制御される。
以下に、プリント時の定着動作を説明する。定着動作開始の指示を制御部45が受け付けると、制御部45はAC制御回路112を作動させてセラミックヒータ100に給電を開始する。中央サーミスタ110の検知温度が所定の目標温度T1(本実施形態では、200℃)に達するまで、セラミックヒータ100に給電しつづける。
一方で、制御部45はサーミスタ110の検知温度が目標温度より低いモータ駆動開始温度T2に到達した時点でモータMを駆動させる。モータMの駆動により加圧ローラ106が矢印Aの示す方向に回転駆動され、それに伴って定着フィルム101が矢印Bの示す方向に従動回転する。
サーミスタ110の検知温度が目標温度T1に達した時点で給紙動作を行い、定着ニップ部Nに未定着トナー像を担持した記録材Pが入り口ガイド(不図示)に沿って案内されて導入される。定着動作中は、サーミスタ110の検知温度が目標温度T1近傍で安定するように、AC制御回路112から定着フィルム101へ供給する電力をサーミスタ110の検知温度に応じて制御する。定着ニップ部Nにおいて、記録材Pのトナー像担持面側が定着フィルム101の外面に密着し、記録材Pが定着フィルム101と共に移動する。
定着ニップ部Nでの挟持搬送過程において、セラミックヒータ100で発生した熱が記録材Pに付与され、未定着トナー像が記録材P上に溶融定着される。定着ニップ部Nを通過した記録材Pは定着フィルム101から曲率分離され、定着排紙ローラ(不図示)で排出される。プリント動作が終了するとセラミックヒータ100への通電を停止してモータMを停止させる。
定着動作中に、端部サーミスタ111の検知温度Tsubが、所定の反射カバー退避温度To(本実施形態では240℃とする)以上を検知すると、モーター、ソレノイド、カム等よりなる離間機構46は、端部反射カバー132、133を、遮蔽位置から退避位置に移動させる。端部反射カバー132、133が退避位置にいる状態で、TsubがToよりも低い反射カバー遮蔽温度Tc(本実施形態では220℃)未満を検知すると、離間機構46は、端部反射カバー132、133を、退避位置から遮蔽位置に移動させる。
次に、端部反射カバー132、133の動作について、図5を用いて説明する。図5は、端部反射カバー132、133の動作を示すフローチャートである。プリント開始時に定着動作開始の指示を受けると、前述の定着動作を開始すると共に、制御部45は端部サーミスタ111の検知温度Tsubの取得を開始し(STEP1〜2)、Tsubと反射カバー退避温度Toの比較を行う(STEP3)。
TsubがTo以上を検知した場合、離間機構46は端部反射カバー132、133を遮蔽位置から退避位置に移動させる(STEP5〜6)。TsubがTo未満の場合は、さらにTsubと反射カバー遮蔽温度Tcとの比較を行う(STEP4)。TsubがTc未満の場合、かつ端部反射カバー132、133が退避位置にある場合には、離間機構46は端部反射カバー132、133を退避位置から遮蔽位置に移動させる(STEP7〜8)。
Tsubの取得は、少なくとも定着制御の終了まで継続(STEP9)する。定着動作終了の指示を受けると、端部反射カバー132、133を遮蔽位置に移動(STEP10〜11)させてから、定着制御を終了する(STEP12)。
上述のように、本発明の実施形態構成においては、小サイズの記録材の定着動作時に非通紙部昇温が発生すると、端部反射カバー132、133を退避させることによって、定着フィルム101の非通紙部からの輻射熱を定着フィルム101に反射させることがない。したがって、非通紙部昇温を改善可能である。
例えば、本実施形態の定着構成において、坪量80g/m2のB5R用紙を、サーミスタ110の制御温度200℃、搬送速度300mm/secにて、1000枚の連続通紙を行ったところ、端部反射カバー132、133を離間させない従来の構成においては、端部サーミスタ111の検知温度が270℃であったのに対し、端部反射カバー132、133を離間させる本実施形態構成においては、端部サーミスタ112の検知温度は240℃であった。
なお、上記の実施形態で示した定着装置40の各構成及び設定値に関しては一例であって、使用する紙種およびトナー、プロセススピード等によって適時変更しても良い。
本実施形態においては、反射カバー130を3カ所に分割したが、さらに分割しても良いし、分割せずに1つのカバーで定着フィルム101を覆っても良い。
また、定着する記録材のサイズや坪量に応じて、反射カバーを動作させる温度を適時変更しても良い。
また、端部反射カバー132、133の退避方法も、本実施形態に限定されるものではない。例えば、図6に示すように、反射カバー130の円弧端部Xを回転中心として、定着フィルム101より離間させても良いし、図7に示すように、端部反射カバー132、133の退避方向を定着フィルム101の回転軸方向としても良い。
さらには、定着フィルム101の非通紙部表面を冷却するために、端部反射カバー131、132の退避により生じた空隙を通じて、送風しても良い。
また、本実施形態における定着装置としては、加熱フィルム定着方式を用いたが、加熱ニップを形成する加熱回転体であれば、本発明は適用可能である。
さらには、加熱回転体の表面に設けられて加熱回転体の表面を加熱する、外部加熱ベルトに対しても、本発明は適用可能である。
また、本実施形態における定着装置の加熱手段はセラミックヒータであったが、ハロゲンヒータや誘導加熱等、他の加熱手段であっても、本発明は適用可能である。
1. 画像形成装置
10.画像形成部
11.感光ドラム
12.帯電器
13.レーザスキャナ
14.現像器
15.クリーナ
17.一次転写ブレード
20a.1段目給紙カセット
20b.2段目給紙カセット
23.レジストローラ対
24.駆動手段
25.マルチ給紙トレイ
26.駆動手段
27.中間転写ベルト
35.二次転写ローラ
40.定着装置
41.定着部材
45.制御部
46.離間機構(離間手段)
100.セラミックヒータ(加熱手段)
101.定着フィルム(加熱回転体)
102.ステー
103.ガイド部材
104. 定着フランジ
106.加圧ローラ
107.芯金
108.側板
109.ギア
110.中央サーミスタ
111.端部サーミスタ(温度検知手段)
112.AC制御回路
122.分離ガイド
130.反射カバー(反射部材)
131.中央反射カバー
132、133.端部反射カバー
M.モータ(駆動手段)

Claims (3)

  1. 記録材を加熱する無端状の加熱回転体と、
    前記加熱回転体を加熱する加熱手段と、
    前記加熱回転体の温度を検知する温度検知手段と、
    前記加熱回転体の表面近傍に非接触で配置され、加熱回転体からの輻射熱を反射する反射部材と、
    前記反射部材を移動させる離間手段と、
    を備える定着装置において、
    前記反射部材は、前記加熱回転体からの輻射熱を反射する第一の反射位置と、前記第一の反射位置よりも反射量が少なくなるような第二の反射位置とに移動可能であって、
    前記温度検知手段が所定の温度を検知すると、前記反射部材は、前記第一の反射位置から前記第二の反射位置に移動することを特徴とする、定着装置。
  2. 前記温度検知手段は、記録材が通過しない非通過部もしくは非通過部近傍の温度を検知することを特徴とする、請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記反射部材は、前記加熱回転体の回転軸方向に、複数に分割されていることを特徴とする、請求項1または2に記載の定着装置。
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