JP2019026694A - 渦輪発生装置用香料組成物 - Google Patents
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Abstract
【課題】目標地点での香りは認知可能な強度であり、なおかつ、渦輪発生装置の開口部周辺や渦輪の進行経路上では拡散する香りを抑えることが可能な渦輪発生装置用の香料組成物の提供。
【解決手段】下記(A)群から選ばれる1種以上の香料化合物を20質量%以上81質量%、及び下記(B)群から選ばれる1種以上の香料化合物を19質量%以上80質量%以下含んでなる渦輪発生装置用香料組成物。
(A)群:0.4μg/Lの気相濃度においてLMSが2以下であって、かつ、4μg/Lの気相濃度においてLMSが4超である香料化合物
(B)群:0.4μg/Lの気相濃度においてLMSが2超8.2以下であって、かつ、4μg/Lの気相濃度においてLMSが25以下である香料化合物
【選択図】図1
【解決手段】下記(A)群から選ばれる1種以上の香料化合物を20質量%以上81質量%、及び下記(B)群から選ばれる1種以上の香料化合物を19質量%以上80質量%以下含んでなる渦輪発生装置用香料組成物。
(A)群:0.4μg/Lの気相濃度においてLMSが2以下であって、かつ、4μg/Lの気相濃度においてLMSが4超である香料化合物
(B)群:0.4μg/Lの気相濃度においてLMSが2超8.2以下であって、かつ、4μg/Lの気相濃度においてLMSが25以下である香料化合物
【選択図】図1
Description
本発明は、渦輪発生装置用の香料組成物に関する。
従来、圧縮された空気を外部に放出し、渦輪の形状をした空気の塊を数メートル先まで送達させる渦輪発生装置又は空気砲と呼ばれる装置が知られている。この渦輪発生装置は、人が香りを知覚するのに十分な濃度の香料や水を含む空気の塊を数メートル先までピンポイントで送達できることから、指向性に優れた香りの呈示装置として注目されている。
例えば、特許文献1には、空気砲の原理を利用して、水や香料の微粒子を固まり(渦輪)にして放出することで、人に視覚的又は嗅覚的な癒しを与える装置の発明が開示されている。特許文献2には、空気砲から放出された匂い粒子を含む渦輪を、人間の鼻の前で強制的に崩壊させ、鼻の近傍で匂い場を生成する匂い提示装置の発明が開示されている。特許文献3には、特に上下方向に渦輪を到達させるために、香り成分を含む空気を放出するノズルの大きさ、空間流体の密度及び噴出流体の密度をパラメータとして噴出流体(渦輪)の速度を制御する機構を具備する噴流発生装置の発明が開示されている。更に、非特許文献1には、嗅覚ディスプレイとしての空気砲における射出方向の制御方法や、香りの切替機能、渦輪の尾と香りの搬送効率等、空気砲を用いた香り呈示における課題が記載されている。
日本バーチャルリアリティ学会論文誌 19巻,1号,29-36頁,柳田康幸,「渦輪を利用した局所的香り提示技術の現状と課題」(2014年)
しかしながら、いずれの文献も、渦輪発生装置から放出される噴出流体や気流を目的の場所まで到達させる方法に関するものであり、香りは単に噴出流体等と一緒に放出可能であることのみに着目したものであった。このため放出された香りの挙動や質、すなわち、渦輪射出口付近を含む渦輪の飛行経路への香りの残留や、長距離の空間を飛行してターゲットに到達した香りの、減衰による変化については考慮されていない。
渦輪発生装置(空気砲)は、あらかじめ揮発させた香料成分を含む空気を調製した後、その空気を渦輪にして装置内から射出するため、渦輪にならなかった香料入りの空気は、装置の開口部周辺に残ってしまう。また、渦輪中の香りの濃度は発射してから目標の場所に到達するまでに徐々に減少していき、同時に、経路上の空間には残留した香りの分布が発生する。このように、空気砲を用いて香りを放出すると、香りを充填した空気砲から空間中の目標地点に対して直線的に香りを送達できる一方で、開口部周辺や経路上には目的地まで到達しない香りが周囲に拡散してしまう。更に、空気砲開口部から放出されて渦輪にならなかった香りや、渦輪飛行経路上に存在する香りは、目標地点と比較して濃度が高く、また、強く感じられる可能性がある。すなわち、目標地点にのみ香りを到達させ、認知させることにより驚きや感動を与えるためには、空気砲開口部から放出されて渦輪にならなかった香りや渦輪経路上に存在する香りを認知しにくいレベルにする必要がある。
このように、空気砲を用いた香りの呈示では、目標に対してタイミング良く、認知可能なレベルの香りを提示しつつ、周囲への意図しない香りの拡散をいかに防ぐかが課題となっている。
したがって本発明は、目標地点での香りは認知可能な強度であり、なおかつ、渦輪発生装置の開口部周辺や渦輪の進行経路上では拡散する香りを抑えることが可能な渦輪発生装置用の香料組成物に関する。
本発明者らは、目標地点での香りは認知可能な強度とし、なおかつ、渦輪発生装置の開口部周辺や渦輪の進行経路上から拡散する香りを出来るだけ弱くする方法について鋭意検討した。本発明者らは、渦輪中の香料濃度が、射出口から1m離れた地点では、射出直前における空気中の香料濃度の33%、3m離れた地点では11%、5m離れた地点では6%に減少し、この減少率は香料化合物の種類によらずほぼ同じであることを見出した(後述の参考試験例)。そこで、射出口から5m離れた地点を目標地点と想定し、この地点における渦輪中の平均的な香料濃度を4μg/Lと設定し、一方、渦輪の進行経路上に残留し大気中に拡散した香料化合物の濃度を前記濃度の1/10(0.4μg/L)と設定した。そして、これらの気相濃度での香料化合物の匂い強度を、感覚強度尺度であるLMS(Labeled magnitude scale)を利用して評価し、香料組成物に用いる香料化合物の組合せを選択することにより、上記課題を解決できることを見出した。
すなわち、本発明は、下記(A)群から選ばれる1種以上の香料化合物を20質量%以上81質量%、及び下記(B)群から選ばれる1種以上の香料化合物を19質量%以上80質量%以下含んでなる渦輪発生装置用香料組成物を提供するものである。なお、本明細書において、気相濃度は全て25℃、1013.25hPaにおける値である。
(A)群:0.4μg/Lの気相濃度においてLMSが2以下であって、かつ、4μg/Lの気相濃度においてLMSが4超である香料化合物
(B)群:0.4μg/Lの気相濃度においてLMSが2超8.2以下であって、かつ、4μg/Lの気相濃度においてLMSが25以下である香料化合物
(A)群:0.4μg/Lの気相濃度においてLMSが2以下であって、かつ、4μg/Lの気相濃度においてLMSが4超である香料化合物
(B)群:0.4μg/Lの気相濃度においてLMSが2超8.2以下であって、かつ、4μg/Lの気相濃度においてLMSが25以下である香料化合物
本発明の渦輪発生装置用の香料組成物は、目標地点では認知可能な強度を持つ香りであり、なおかつ、渦輪発生装置の開口部周辺や渦輪の進行経路上で拡散する香りを抑えることが可能である。
〔LMSについて〕
本発明の渦輪発生装置用香料組成物(以下、「本発明の香料組成物」という)は、渦輪発生装置内に空気と共に充填された後、渦輪を形成した空気の塊に含まれて放出されるものである。本発明の香料組成物に含まれる香料化合物は、0.4μg/L及び4μg/Lの気相濃度における匂い強度 Labeled Magnitude scale(以下、LMSと略す;B. G. Green et al., Chemical senses, vol.18, No.6, pp.683-702 (1993))により特定される。LMSは、日常生活で体験する幅広い濃度領域における匂いの強度を再現性よく評価できる指標であり、0=「none detectable」、100=「strongest imaginable」でラベルされた0〜100の評価スケールを用い、最も強い匂いを100として、評価サンプルの匂いの強度を評価スケールで示す。評価スケール内に、「Barely detectable」=1.4、「Weak」=6.1、「Moderate」=17.2、「Strong」=35.4、「Very strong」=53.3に対応する感覚尺度が配置されている。
本発明の渦輪発生装置用香料組成物(以下、「本発明の香料組成物」という)は、渦輪発生装置内に空気と共に充填された後、渦輪を形成した空気の塊に含まれて放出されるものである。本発明の香料組成物に含まれる香料化合物は、0.4μg/L及び4μg/Lの気相濃度における匂い強度 Labeled Magnitude scale(以下、LMSと略す;B. G. Green et al., Chemical senses, vol.18, No.6, pp.683-702 (1993))により特定される。LMSは、日常生活で体験する幅広い濃度領域における匂いの強度を再現性よく評価できる指標であり、0=「none detectable」、100=「strongest imaginable」でラベルされた0〜100の評価スケールを用い、最も強い匂いを100として、評価サンプルの匂いの強度を評価スケールで示す。評価スケール内に、「Barely detectable」=1.4、「Weak」=6.1、「Moderate」=17.2、「Strong」=35.4、「Very strong」=53.3に対応する感覚尺度が配置されている。
〔香料化合物の特定気相濃度における匂い強度評価方法〕
種々の香料化合物用いて匂い評価サンプルを調製し、気相濃度4μg/L及び0.4μg/Lにおける匂い強度評価を行った。
各評価サンプルの匂い強度の評価は、前述のLMS評価スケールに基づき、最も強い匂いを100と想定して、香りの評価パネル10名によって行い、得られた値の平均値をLMSによる匂い強度とした。
種々の香料化合物用いて匂い評価サンプルを調製し、気相濃度4μg/L及び0.4μg/Lにおける匂い強度評価を行った。
各評価サンプルの匂い強度の評価は、前述のLMS評価スケールに基づき、最も強い匂いを100と想定して、香りの評価パネル10名によって行い、得られた値の平均値をLMSによる匂い強度とした。
匂い評価サンプルは、以下の手順で調製した。
(1) 3Lテドラーバッグ(アズワン社製)に、単一の香料化合物を全量が気化しないだけの十分な量(液体試料の場合2〜3mL;固体試料の場合2〜3g)を注入し、25℃の恒温室内に一晩放置して、袋内を平衡化させた。
(2) その後、香料が飽和した袋の気相部だけをシリンジで採取して、別のテドラーバッグに注入して無臭空気で一定量に希釈し、得られた希釈サンプルを、一定流速で吸引して吸着管(Tenax TA;GLサイエンス社製)に吸着させた後、ガスクロマトグラフィーで定量分析して、香料濃度が既知の原臭とした。
(3) 得られた原臭サンプルを、におい識別装置用 希釈混合装置FDL-1(島津製作所社製)を用いて希釈し、所定濃度の匂い評価サンプルとした。
(1) 3Lテドラーバッグ(アズワン社製)に、単一の香料化合物を全量が気化しないだけの十分な量(液体試料の場合2〜3mL;固体試料の場合2〜3g)を注入し、25℃の恒温室内に一晩放置して、袋内を平衡化させた。
(2) その後、香料が飽和した袋の気相部だけをシリンジで採取して、別のテドラーバッグに注入して無臭空気で一定量に希釈し、得られた希釈サンプルを、一定流速で吸引して吸着管(Tenax TA;GLサイエンス社製)に吸着させた後、ガスクロマトグラフィーで定量分析して、香料濃度が既知の原臭とした。
(3) 得られた原臭サンプルを、におい識別装置用 希釈混合装置FDL-1(島津製作所社製)を用いて希釈し、所定濃度の匂い評価サンプルとした。
〔香料化合物の分類〕
前記方法による匂い強度評価に基づき、香料化合物を(A)〜(D)群に分類した。
前記方法による匂い強度評価に基づき、香料化合物を(A)〜(D)群に分類した。
●(A)群
本発明の香料組成物は、下記(A)群に分類された香料化合物を20質量%以上81質量%以下含有する。
(A)群:0.4μg/Lの気相濃度においてLMSが2以下であって、かつ、4μg/Lの気相濃度においてLMSが4超である香料化合物
前記のLMSによる匂い強度評価の結果、(A)群に分類された香料化合物を表1及び2に示す。
本発明の香料組成物は、下記(A)群に分類された香料化合物を20質量%以上81質量%以下含有する。
(A)群:0.4μg/Lの気相濃度においてLMSが2以下であって、かつ、4μg/Lの気相濃度においてLMSが4超である香料化合物
前記のLMSによる匂い強度評価の結果、(A)群に分類された香料化合物を表1及び2に示す。
(A)群の香料化合物は、渦輪発生装置から射出された後、進行経路上で大気中に残留し更に希釈された状態となっても匂いが感じられないものである。このような観点から、(A)群の香料化合物の4μg/Lの気相濃度におけるLMSは、好ましくは38以下であり、より好ましくは32以下である。表1及び2に示した香料化合物のうち、「*」を付したもの、すなわち、ウンデカナール(アルデヒドC-110 CYL)、5-ヘプチルオキソラン-2-オン(アルデヒドC-14 ピーチ)、アリルシクロヘキシルプロピオネート、アニスアルデヒド、酢酸ベンジル、シス-ジャスモン、4-(2,6,6-トリメチル-1-シクロヘキセニル)ブタン-2-オン(ジヒドロ β-ヨノン)、ジフェニルオキサイド、エチルサフラネート、(2-tert-ブチルシクロヘキシル) エチル カルボナート(フロラマット:登録商標)、4-プロパン-2-イルシクロヘキサン-1-オール(フォルロージア)、エチル 2-(2-メチル-1,3-ジオキソラン-2-イル)アセテート(フラクトン)、(2E)-3,7-ジメチルオクタ-2,6-ジエン-1-オール(ゲラニオール)、[(2E)-3,7-ジメチルオクタ-2,6-ジエニル] アセテート(酢酸ゲラニル)、1-メチル-4-プロパン-2-イルシクロヘキサ-1,4-ジエン(γ-テルピネン)、酪酸ヘキシル、[1,7,7-トリメチル-6-ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル] アセテート(酢酸イソボルニル)、1-(2,4,4-トリメチル-2-シクロヘキセニル)-トランス-2-ブテノン(イソダマスコン)、6-ブチルオキサン-2-オン(ラクトン C-9 デルタ)、L-カルボン、リモネン、2-(5-メチル-5-ビニルテトラヒドロ-2-フラニル)-2-プロパノール(リナロールオキサイド)、L-メントン、4-(4-メチルペンタ-3-エニル)シクロヘキサ-3-エン-1-カルボアルデヒド(マイラックアルデヒド)、2-メチル-6-メチリデンオクタ-7-エン-2-オール(ミルセノール)、ネロール、2-メトキシナフタレン(ネロリンヤラヤラ)、(2-tert-ブチルシクロヘキシル)アセテート(o-t-B.C.H.アセテート)、(4-tert-ブチルシクロヘキシル)アセテート(p-t-B.C.H.A)、4-(4-ヒドキシフェニル)ブタン-2-オン(ラズベリーケトン)、3,6-ジメチル-2-ヘプタノール(テルピローザ:登録商標)が好ましい。
これら(A)群に属する香料化合物は、単独で又は2種以上を組み合わせて使用することができる。本発明の香料組成物中における(A)群の香料化合物の含有量は、渦輪の到達地点において香りのキャラクタを認知可能な強度で保持でき、かつ、渦輪発生装置の開口部周辺及び渦輪が通過した後の経路上で香りがほとんど知覚されないとの観点から、20質量%以上であって、好ましくは23質量%以上、より好ましくは38質量%以上、更に好ましくは58質量%以上であり、また、81質量%以下であって、好ましくは78質量%以下、より好ましくは75質量%以下、更に好ましくは72質量%以下である。
●(B)群
本発明の香料組成物は、下記(B)群に分類された香料化合物を19質量%以上80質量%以下含有する。
(B)群:0.4μg/Lの気相濃度においてLMSが2超8.2以下であって、かつ、4μg/Lの気相濃度においてLMSが25以下である香料化合物
前記のLMSによる匂い強度評価の結果、(B)群に分類された香料化合物を表3〜5に示す。
本発明の香料組成物は、下記(B)群に分類された香料化合物を19質量%以上80質量%以下含有する。
(B)群:0.4μg/Lの気相濃度においてLMSが2超8.2以下であって、かつ、4μg/Lの気相濃度においてLMSが25以下である香料化合物
前記のLMSによる匂い強度評価の結果、(B)群に分類された香料化合物を表3〜5に示す。
(B)群の香料化合物は、渦輪発生装置から射出された後、希釈された状態で匂いがかすかに感じられるものである。このような観点から、(B)群の香料化合物の4μg/Lの気相濃度におけるLMSは、好ましくは2.7以上であり、より好ましくは5以上である。表3〜5に示した香料化合物のうち、香りのキャラクタを特徴付ける観点から、「*」を付したもの、すなわち、ヘキサノール(アルコールC-6)、オクタノール(アルコールC-8)、2-メチルウンデカナール(アルデヒドC-12 MNA)、エチルメチルフェニルグリシデート(アルデヒドC-16 ストロベリー)、ヘプタナール(アルデヒドC-7)、ノナナール(アルデヒドC-9)、カプロン酸アリル、ヘプタン酸アリル、1-メチル-4-プロパン-2-イルシクロヘキサ-1,3-ジエン(α-テルピネン)、2-(4-メチル-1-シクロヘキサ-3-エニル)プロパン-2-オール(α-テルピネオール)、ベンズアルデヒド、エトキシメトキシシクロドデカン(ボアザンブレンフォルテ:登録商標)、1,1,2,3,3-ペンタメチル-2,5,6,7-テトラヒドロインデン-4-オン(カシュメラン)、(1S,2R,5S,7R,8R)-2,6,6,8-テトラメチルトリシクロ[5.3.1.01,5]ウンデカン-8-オール(セドロール)、cis-3-ヘキセニル、ヘキサン酸cis-3-ヘキセニル、3,7-ジメチルオクタ-2,6-ジエナール(シトラール)、3,7-ジメチルオクタ-6-エン-1-オール(シトロネロール)、サリチル酸シクロヘキシル、3,6-ジメチルシクロヘキサ-3-エン-1-カルボアルデヒド(シクロベルタール:登録商標)、2,6-ジメチルオクタ-7-エン-2-オール(ジヒドロミルセノール)、2,6-ジメチルヘプタ-2-オール(ジメトール)、酪酸エチル、カプロン酸エチル、ヘプタン酸エチル、フェニル酢酸エチル、1,4-ジオキサシクロヘプタデカン-5,17-ジオン(エチレンブラシレート)、4,7,7-トリメチル-8-オキサビシクロ[2.2.2]オクタン(1,8-シネオール)、(3,5-ジメチル-1-シクロヘキサ-3-エニル)メチル アセテート(フロラレート)、フロロパール、4-メチル-2-(2-メチルプロピル)オキサン-4-オール(フロローザ)、(3aα,4β,7β,7aα)-オクタヒドロ-4,7-メタノ-3aH-インデン-3a-カルボン酸 エチルエステル(フルテート:登録商標)、[(2E)-3,7-ジメチルオクタ-2,6-ジエニル] ホルメート(ギ酸ゲラニル)、(12E)-1-オキサシクロヘキサデカ-12-エン-2-オン(ハバノライド:登録商標)、1,3-ベンゾジオキソール-5-カルボアルデヒド(ヘリオトロピン)、[2-[1-(3,3-ジメチルシクロヘキシル)エトキシ]-2-メチルプロピル]プロパノエート(ヘルベットライド:登録商標)、酢酸ヘキシル、サリチル酸ヘキシル、イソ・イー・スーパー、酢酸イソアミル、酪酸イソアミル、5-メチル-2-プロパン-2-イルシクロヘキサン-1-オン(イソメントン)、2-メチル酪酸イソプロピル、シクロオクチル メチル カーボネート(ジャスマシクラット:登録商標)、ラクトンC-10 ガンマ、[(Z)-ヘキサ-3-エニル] メチル カーボネート(リファローム)、2-エテニル-2,6,6-トリメチルオキサン(リメトール)、3,7-ジメチルオクタ-1,6-ジエン-3-イル アセテート(酢酸リナリル)、L-メントール、(4-プロパン-2-イルシクロヘキシル)メタノール(マイヨール)、ジヒドロジャスモン酸メチル、酢酸メンチル、メチルノニルケトン、(5E)-3-メチルシクロペンタデカン-5-エン-1-オン(ムセノン:登録商標)、3-メチルシクロペンタデカン-1-オン(ムスコン)、酢酸ブチル、2-メチル-4-フェニルペンタン-1-オール(パンプルフルール)、酢酸p-クレジル、p-クレジルメチルエーテル、16-オキサシクロヘキサデカン-1-オン(ペンタライド:登録商標)、4-プロパン-1-エン-2-イルシクロヘキセン-1-カルボアルデヒド(ペリラアルデヒド)、フェニルエチルアルコール、メチルフェニルエチルエーテル、3-(7,7-ジメチル-4-ビシクロ[3.1.1]ヘプタ-3-エニル)プロパナール(ピノアセトアルデヒド)、2-シクロヘキシルプロパナール(ポレナールII)、酢酸プレニル、4-メチル-2-(2-メチルプロパン-1-エニル)オキサン(ローズオキサイド)、(E)-2-メチル-4-(2,2,3-トリメチル-1-シクロペンタ-3-エニル)ブタン-2-エン-1-オール(サンダルマイソールコア)、オクタヒドロ-5-メトキシ-4,7-メタノ-1H-インデン-2-カルボアルデヒド(センテナル:登録商標)、3a,4,5,6,7,7a-ヘキサヒドロ-4,7-メタノ-1H-インデン-6-イル アセテート(T.C.D.A.)、3a,4,5,6,7,7a-ヘキサヒドロ-4,7-メタノ-1H-インデン-6-イル プロピオネート(T.C.D.P.)、2-(4-メチル-1-シクロヘキサ-3-エニル)プロパン-2-オール(α-テルピネオール)、1-メチル-4-プロパン-2-イリデンシクロヘキセン(テルピノーレン)、3,7-ジメチルオクタ-1-エン-2-オール(テトラヒドロムゴール)、トリプラールが好ましい。
これら(B)群に属する香料化合物は、単独で又は2種以上を組み合わせて使用することができる。本発明の香料組成物中における(B)群の香料化合物の含有量は、渦輪の到達地点において香りのキャラクタを認知可能な強度で保持でき、かつ、渦輪発生装置の開口部周辺及び渦輪が通過した後の経路上では香りのキャラクタを認知しにくい程度の強度であるとの観点から、19質量%以上であって、好ましくは21質量%以上、より好ましくは26質量%以上、更に好ましくは31質量%以上であり、また、80質量%以下であって、好ましくは68質量%以下、より好ましくは55質量%以下、更に好ましくは40質量%以下である。
また、本発明の香料組成物中における(A)群に属する香料化合物と(B)群に属する香料化合物の合計含有量(A)+(B)は、香りのバリエーションが創作でき、かつ、渦輪発生装置の開口部周辺及び渦輪が通過した後の経路上では香りのキャラクタを認知しにくい程度の強度である観点から、好ましくは80質量%以上、より好ましくは85質量%以上、更に好ましくは88質量%以上であり、また、好ましくは100質量%以下、より好ましくは98質量%以下、更に好ましくは95質量%以下である。
●(C)群
本発明の香料組成物は、単独では香り強度は高くないが、(A)群及び(B)群と共に用いることにより、渦輪から感じられる香りのキャラクタを損なわずに香り全体の強さを向上させるものとして、更に下記の(C)群の香料化合物を含むことが好ましい。
(C)群:0.4μg/Lの気相濃度においてLMSが2以下であって、かつ、4μg/Lの気相濃度においてLMSが4以下である香料化合物
前記のLMSによる匂い強度評価の結果、(C)群に分類された香料化合物を表6及び7に示す。
本発明の香料組成物は、単独では香り強度は高くないが、(A)群及び(B)群と共に用いることにより、渦輪から感じられる香りのキャラクタを損なわずに香り全体の強さを向上させるものとして、更に下記の(C)群の香料化合物を含むことが好ましい。
(C)群:0.4μg/Lの気相濃度においてLMSが2以下であって、かつ、4μg/Lの気相濃度においてLMSが4以下である香料化合物
前記のLMSによる匂い強度評価の結果、(C)群に分類された香料化合物を表6及び7に示す。
これら(C)群に属する香料化合物は、単独で又は2種以上を組み合わせて使用することができる。本発明の香料組成物中における(C)群の香料化合物の含有量は、渦輪から感じられる香りのキャラクタを損なわずに香り全体の強さを向上させる観点から、好ましくは0.1質量%以上、より好ましくは0.5質量%以上、更に好ましくは0.8質量%以上であり、また、好ましくは3.5質量%以下、より好ましくは2.5質量%以下、更に好ましくは1.5質量%以下である。渦輪発生装置用香料組成物中に(C)群を含む場合は、(A)群の含有量は20質量%以上80質量%以下、(B)群の含有量は19質量%以上68質量%以下とすることが好ましい。
また、本発明の香料組成物中における(A)群、(B)群及び(C)群の各香料化合物の質量比[(B)+(C)]/(A)は、渦輪発生装置の開口部周辺及び渦輪が通過した後の経路上では香りのキャラクタを認知しにくい程度の強度とする観点から、好ましくは0.235以上、より好ましくは0.25以上であり、また、好ましくは4以下、より好ましくは3.5以下である。
●(D)群
本発明の香料組成物は、更に、渦輪の有する香りのキャラクタの印象を強め、香り全体の感覚強度を向上する観点から、下記の(D)群の化合物を含むことが好ましい。
(D)群:下記(d-1)群及び(d-2)群から選ばれる香料化合物
(d-1)群:0.4μg/Lの気相濃度においてLMSが2超8.2以下であって、かつ、4μg/Lの気相濃度においてLMSが25超である香料化合物
(d-2)群:0.4μg/Lの気相濃度においてLMSが8.2超である香料化合物
本発明の香料組成物は、更に、渦輪の有する香りのキャラクタの印象を強め、香り全体の感覚強度を向上する観点から、下記の(D)群の化合物を含むことが好ましい。
(D)群:下記(d-1)群及び(d-2)群から選ばれる香料化合物
(d-1)群:0.4μg/Lの気相濃度においてLMSが2超8.2以下であって、かつ、4μg/Lの気相濃度においてLMSが25超である香料化合物
(d-2)群:0.4μg/Lの気相濃度においてLMSが8.2超である香料化合物
前記のLMSによる匂い強度評価の結果、(d-1)群に分類された香料化合物を表8に、(d-2)群に分類された香料化合物を表9〜11に示す。
本発明の香料組成物中における(D)群の香料化合物の含有量は、渦輪の有する香りのキャラクタの印象を強める観点から、好ましくは0.2質量%以上、より好ましくは0.4質量%以上、更に好ましくは0.6質量%以上であり、一方、これらの香料化合物が有する強い香りによって渦輪発生装置の開口部周辺や渦輪の進行経路上に香りが残留するのを抑制する観点から、好ましくは12質量%未満、より好ましくは6質量%未満、更に好ましくは3質量%未満とすることが好ましい。
〔親水性香料化合物〕
また、渦輪による香料の送達量を増加させるという観点から、本発明の香料組成物に含有させる(A)〜(D)群の香料化合物の少なくとも一部に、比較的親水性の高い香料化合物を用いることが好ましい。これらの香料化合物としては、ClogP値が3.5未満、好ましくは3未満の香料化合物が挙げられる。
また、渦輪による香料の送達量を増加させるという観点から、本発明の香料組成物に含有させる(A)〜(D)群の香料化合物の少なくとも一部に、比較的親水性の高い香料化合物を用いることが好ましい。これらの香料化合物としては、ClogP値が3.5未満、好ましくは3未満の香料化合物が挙げられる。
(A)〜(D)群のうち、ClogP値が3.5未満の香料化合物としては、2-メチル-4-プロピル-1,3-オキサチアン、アセタール E、アルデヒドC-14 ピーチ、アリルフェノキシアセテート、アニスアルデヒド、酢酸ベンジル、酪酸ベンジル、β-ヨノンエポキシド、ブッコキシム、カンファー、クミンアルデヒド、シクロピデン(Cyclopidene)、フェンキルアルコール、フォルロージア(Folrosia)、フレスコラット ML(登録商標)、フラクトン(Fructone)、ゲラニオール、ネロール、グラベノン(Gravenone)、インドフロールクリスタル、ラクトン C-9 デルタ、L-カルボン、リナロールオキサイド、L-メントン、マグノラン(Magnolan)、メチルパンプレムス(Methyl pamplemousse)、モンタベルディ(Montaverdi)、ミルセノール、ネロリンヤラヤラ(Nerolin yara yara)、p-アミルシクロヘキサノン、ラズベリーケトン、ルバフラン(Rhubafuran)、テルピローザ(Terpirosa:登録商標)、ヴィオリフ(Violiff)(以上、(A)群);1-オクテン-3-オール、2-メチル酪酸、酢酸、アセトイン、アセトフェノン、N-アセチルアントラニル酸メチル、ヘキサノール、ヘプタナール、オクタノール、ノナナール、エチルメチルフェニルグリシデート、アルデヒドC-18 ココナッツ、カプロン酸アリル、酢酸アニシル、α-テルピネオール、ベンズアルデヒド、cis-3-ヘキセノール、酢酸cis-3-ヘキセニル、シトラール、シクロベルタール(Cyclovertal:登録商標)、ジメトール(Dimetol)、安息香酸エチル、酪酸エチル、カプロン酸エチル、ヘプタン酸エチル、イソ酪酸エチル、フェニル酢酸エチル、1,8-シネオール、フロロパール(Floropal)、フロローザ(Florosa)、フルクタレート(Fructalate)、ヘリオトロピン、酢酸ヘキシル、ヒドロキシシトロネラール、酢酸イソアミル、酪酸イソアミル、イソアミルアルコール、イソメントン、2-メチル酪酸イソプロピル、ジャシンタフロア(Jacinthaflor)、ラクトンC-10 ガンマ、リファローム(Liffarome)、マイヨール(Mayol)、ジヒドロジャスモン酸メチル、ケイ皮酸メチル、酪酸メチル、酢酸ブチル、オクタン酸、ジメチルフェニルエチルカルビノール、パンプルフルール(Pamplefleur)、パラダイスアミド(Paradisamide:登録商標)、酢酸p-クレジル、p-クレジルメチルエーテル、ペリラアルデヒド、イソ酪酸フェノキシエチル、フェニルアセトアルデヒドジメチルアセタール、フェニルエチルアルコール、メチルフェニルエチルエーテル、フェニルプロピルアルコール、ポレナールII(Pollenal II:登録商標)、酢酸プレニル、センテナル(Scentenal:登録商標)、ストロベリフ(Strawberiff)、T.C.D.A.、T.C.D.P.、α-テルピネオール、trans-2-ヘキセナール、トリプラール(Triplal)、2-イソプロピル-4-メチルチアゾール(以上、(B)群);アセタール D.E.A.、アルコールC-9、ベンジルアルコール、ギ酸ベンジル、イソ酪酸ベンジル、プロピオン酸ベンジル、シンナミックアルデヒド、D.M.B.C.A.、マロン酸ジエチル、ジヒドロテルピネオール、ジメチルオクテノン、酢酸エチル、アセト酢酸エチル、プロピオン酸エチル、フロラロール(Floralol)、酢酸イソブチル、イソプレゴール(isopulegol)、ラクトンC-5 ガンマ、ラクトンC-6 ガンマ、ラクトンC-8 ガンマ、アニス酸メチル、安息香酸メチル、イソ酪酸メチル、サリチル酸メチル、酪酸ブチル、酪酸プロピル、プロピオン酸プロピル、フェノキシエタノール、酢酸フェニルエチル、イソ酪酸フェニルエチル、プロピオン酸フェニルエチル、プリカトン(Plicatone)、4-tert-ブチルシクロヘキサノール、酢酸スチラリル、プロピオン酸スチラリル、テルピネン-4-オール、ツヨン(Thujone)、trans-2-ヘキセン-1-オール、酢酸trans-2-ヘキセニル、トリメチルヘキサノール(以上、(C)群);クマリン、フェニルグリシド酸エチル、オクタヒドロクマリン(以上、(d-1)群);2,6-ノナジエノール、アセチルオイゲノール、アセチルイソオイゲノール、アルデヒドC-6、アルデヒドC-8、アリルアミルグリコレート、アリルシクロヘキシルグリコレート、アニスアルコール、アニシルアセトン、ボルネオール、カロン(Calone)、カントキサール(Canthoxal)、シンナミックアルコール、cis-4-ヘプテナール、cis-6-ノネン-1-オール、cis-6-ノネナール、シクロテン(Cyclotene)、2-メチル酪酸エチル、ケイ皮酸エチル、イソ吉草酸エチル、エチルマルトール、サリチル酸エチル、エチルバニリン、オイゲノール、フィルベルトン(Filbertone)、フロレックス(Florex:登録商標)、フラネオール(Furaneol)、ヘリオナール、酢酸ヘリオトロピル、ヒドロキシシトロネロール、インドール、イソボルネオール、イソ吉草酸、ジャスモニール(Jasmonyl:登録商標)、ラクトンC-10 デルタ、ラクトンC-11 デルタ、リナロール、リラール(登録商標)、マルトール、マンザネート、メロナール(Melonal)、メチルβ-ナフチルケトン、メチルイソオイゲノール、メチルオクチンカーボネート、フェニル酢酸メチル、p-クレゾール、フェニルアセトアルデヒドグリセリルアセタール、フェニルヘキサノール、p-メンタ-8-チオール-3-オン、サフラナール(Safranal)、ズルフロール(Sulfurol:登録商標)、バニリン、バニリルブチルエーテル(以上、(d-2)群)が挙げられる。
これらのうち、アルデヒドC-14 ピーチ、アリルフェノキシアセテート、アニスアルデヒド、酢酸ベンジル、β-ヨノンエポキシド、シクロピデン、フォルロージア(Folrosia)、フラクトン(Fructone)、ゲラニオール、インドフロールクリスタル(Indoflor crystal)、ラクトン C-9 デルタ、リナロールオキサイド、L-メントン、マグノラン(Magnolan)、ラズベリーケトン、テルピローザ(Terpirosa:登録商標)(以上、(A)群);2-メチル酪酸、N-アセチルアントラニル酸メチル、ヘキサノール、オクタノール、アルデヒドC-18 ココナッツ、ヘプタナール、酢酸アニシル、ベンズアルデヒド、cis-3-ヘキセノール、酢酸cis-3-ヘキセニル、シトラール、シクロベルタール(Cyclovertal:登録商標)、安息香酸エチル、酪酸エチル、カプロン酸エチル、イソ酪酸エチル、フェニル酢酸エチル、1,8-シネオール、フロロパール、フロローザ(Florosa)、ヘリオトロピン、酢酸ヘキシル、ヒドロキシシトロネラール、酢酸イソアミル、イソメントン、2-メチル酪酸イソプロピル、ラクトンC-10 ガンマ、リファローム(Liffarome)、ジヒドロジャスモン酸メチル、ケイ皮酸メチル、酪酸メチル、酢酸ブチル、酢酸p-クレジル、p-クレジルメチルエーテル、フェニルアセトアルデヒドジメチルアセタール、フェニルエチルアルコール、メチルフェニルエチルエーテル、フェニルプロピルアルコール、酢酸プレニル、センテナール(Scentenal)、T.C.D.A.、trans-2-ヘキセナール(以上、(B)群);アセタール D.E.A.、ベンジルアルコール、シンナミックアルデヒド、マロン酸ジエチル、酢酸エチル、アセト酢酸エチル、プロピオン酸エチル、酢酸イソブチル、ラクトンC-5 ガンマ、ラクトンC-6 ガンマ、ラクトンC-8 ガンマ、アニス酸メチル、アントラニル酸メチル、安息香酸メチル、イソ酪酸メチル、サリチル酸メチル、酪酸ブチル、プロピオン酸プロピル、フェノキシエタノール、プリカトン(Plicatone)、酢酸スチラリル、trans-2-ヘキセン-1-オール、酢酸trans-2-ヘキセニル(以上、(C)群);クマリン、フェニルグリシド酸エチル、オクタヒドロクマリン(以上、(d-1)群);アルデヒドC-6、アルデヒドC-8、アリルアミルグリコレート、アリルシクロヘキシルグリコレート、アニスアルコール、アニシルアセトン、ボルネオール、カロン(Calone)、シンナミックアルコール、シクロテン(Cyclotene)、2-メチル酪酸エチル、ケイ皮酸エチル、イソ吉草酸エチル、エチルマルトール、エチルバニリン、オイゲノール、フラネオール(Furaneol)、ヘリオナール、酢酸ヘリオトロピル、ヒドロキシシトロネロール、インドール、イソボルネオール、ラクトンC-10 デルタ、リナロール、リラール(登録商標)、マルトール、メロナール(Melonal)、メチルβ-ナフチルケトン、メチルイソオイゲノール、フェニル酢酸メチル、フェニルヘキサノール、p-メンタ-8-チオール-3-オン、ズルフロール(登録商標)、バニリン、バニリルブチルエーテル(以上、(d-2)群)が好ましい。
本発明の香料組成物中におけるClogP値が3.5未満の香料化合物の含有量は、渦輪による香料の送達量を増加させるという観点から、好ましくは20質量%以上、より好ましくは32質量%以上、更に好ましくは37質量%以上であり、また、調合香料の香りの自由度を確保するという観点から、好ましくは97質量%以下、より好ましくは74質量%以下、更に好ましくは65質量%以下である。
〔溶媒〕
更に、本発明の香料組成物は、溶媒と共に用いることにより大気中への拡散を抑制することが可能となる。これらの溶媒としては、エタノール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、グリセリン、ジエチレングリコール、クエン酸トリエチル、水、及びこれらの2種以上の混合溶媒が挙げられる。これらのうち、水及びプロピレングリコールの混合溶媒を用いることが好ましい。
更に、本発明の香料組成物は、溶媒と共に用いることにより大気中への拡散を抑制することが可能となる。これらの溶媒としては、エタノール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、グリセリン、ジエチレングリコール、クエン酸トリエチル、水、及びこれらの2種以上の混合溶媒が挙げられる。これらのうち、水及びプロピレングリコールの混合溶媒を用いることが好ましい。
〔射出の態様〕
本発明の香料組成物は、渦輪発生装置(空気砲)に充填され、渦輪として射出される。射出の方法としては、香料組成物又は溶媒に溶かした香料組成物をそのまま空気と混合して射出する方法や、直径数ミクロン程度の微粒子又はエアロゾルの形態で空気と混合する方法でもよい。微粒子(エアロゾル)化されて用いられる場合は、生成させる微粒子は、空気中で容易に沈降又は壁面に付着しないという観点から、粒径0.01μm以上20μm未満の範囲のものが好ましい。
本発明の香料組成物は、渦輪発生装置(空気砲)に充填され、渦輪として射出される。射出の方法としては、香料組成物又は溶媒に溶かした香料組成物をそのまま空気と混合して射出する方法や、直径数ミクロン程度の微粒子又はエアロゾルの形態で空気と混合する方法でもよい。微粒子(エアロゾル)化されて用いられる場合は、生成させる微粒子は、空気中で容易に沈降又は壁面に付着しないという観点から、粒径0.01μm以上20μm未満の範囲のものが好ましい。
〔渦輪発生装置〕
本発明の香料組成物を充填する渦輪発生装置には、公知の装置と同様のものを使用することができる。渦輪発生装置は、香気を生成するための香気発生装置、微小液滴を生成するための微小液滴発生装置、生成した香気と微小液滴を含んだ空気を保持するための気体充填槽、気体充填槽中の空気を加圧するための加圧装置、加圧された空気を外部に射出するための射出口、香気発生装置及び微小液滴発生装置及び加圧装置を駆動するための駆動装置を含んで構成される。香気発生装置は湿気を生成するための湿気発生装置を備えてもよい。
本発明の香料組成物を充填する渦輪発生装置には、公知の装置と同様のものを使用することができる。渦輪発生装置は、香気を生成するための香気発生装置、微小液滴を生成するための微小液滴発生装置、生成した香気と微小液滴を含んだ空気を保持するための気体充填槽、気体充填槽中の空気を加圧するための加圧装置、加圧された空気を外部に射出するための射出口、香気発生装置及び微小液滴発生装置及び加圧装置を駆動するための駆動装置を含んで構成される。香気発生装置は湿気を生成するための湿気発生装置を備えてもよい。
例えば、渦輪による香りの送達を販売促進に利用する場合において、商品の視覚情報が商品の模型であるときは、当該模型に渦輪発生装置を組み込むことができる。渦輪発生装置を構成するすべての部材を模型に組み込んでもよいし、一部の部材を模型に組み込み、残りの部材を模型の外に配置してもよい。このとき射出口と気体充填槽は模型に組み込むことが好ましい。香気発生装置、微小液滴発生装置、加圧装置、駆動装置は模型に組み込んでも、模型外に配置してもよい。気体充填槽、香気発生装置、微小液滴発生装置、加圧装置、駆動装置等の部材を模型に組み込むときは、これらの部材を模型の内部に組み込み、被伝達者が当該部材を視認できないようにすることが好ましい。また、模型外に渦輪発生装置の部材を配置する場合も、被伝達者が当該部材を視認できないように、不透明な筐体等で部材を覆うことが好ましい。
以下、本発明の香料組成物を充填する渦輪発生装置の好ましい実施形態について、図1に基づいて説明する。空気砲1は、気体充填槽S、射出口51、加圧装置9、香気発生装置71、微小液滴発生装置75、駆動装置100を含んで構成される。気体充填槽Sは、香気と微小液滴を含んだ空気を保持する。香気は香料と必要に応じて水分を含んで構成される。気体充填槽Sに保持された気体の全部又は一部が射出口51から矢印Dの方向に射出されて渦輪を形成し、被伝達者まで伝搬する。射出口51は気体充填槽Sの壁53より射出方向の前方に突出する筒状部の先端に開口形成されている。射出口51には気体を射出する期間にのみ開くシャッタ811を設けてもよい。射出口51をシャッタ811でふさぐことによって、気体充填槽内Sの香気が射出口51から外部に漏れるのを低減することができる。
香気発生装置71は駆動装置100によって電気的に駆動され、香気を生成し気体充填槽S内に充填する。香気は香料又は溶媒に溶かした香料がガス化又は微粒子化したものである。香料又は溶媒に溶かした香料は香気発生装置71内の貯蔵容器(図示せず)に貯蔵されている。香気の生成には公知の方法を用いることができ、例えば加熱による揮散、超音波振動による霧化、送風による放散などを利用することができる。常温で固体の昇華性の香料については、固体の状態で香気発生装置71内の貯蔵容器に貯蔵し、送風による放散を利用し香気を生成できる。生成された香気は配管77を通して気体充填槽S内に送られる。
香気発生装置71は湿気発生装置73を備えていてもよい。湿気発生装置73は湿気を生成し、湿気を気体充填槽S内に充填する。湿気は水がガス化又は微粒子化したものである。水は湿気発生装置73内の水用貯蔵容器(図示せず)に貯蔵されている。湿気の生成には公知の方法を用いることができ、例えば加熱による揮散、超音波振動による霧化などが挙げられる。生成された湿気は配管78を通して気体充填槽S内に送られる。このようにして生成された湿気を香気に含ませることよって香りの質を変えることができる。
加圧装置9は気体充填槽内Sの気体を加圧し、気体を射出口51から外部へ射出する。加圧装置9は駆動装置100によって電気的に駆動されて、弾性膜7を着脱可能な接合部61、63を通して牽引、解放する。すなわち、加圧装置9は弾性膜7に固定された接合部61と加圧装置9に固定された接合部63とが接合した状態で弾性膜7を牽引し、弾性膜7を延伸する。その後、接合部61と接合部63との接合を解き、弾性膜7を解放すると、弾性膜7は弾性的復元力によって収縮し、気体が加圧される。加圧装置9としては、これに限らず公知のものを特に制限なく用いることができ、例えば電磁式やピストン式等のエアーポンプを用いたもの、スプリングの弾性的復元力を利用したものなどが挙げられる。本実施形態においては、渦輪が秒速1m以上2.5m以下の飛行速度で伝搬するように加圧装置9の加圧速度を調整し、気体(渦輪)を射出する。
参考試験例
複数の香料化合物を混合した香料組成物、水及びプロピレングリコールを霧化して添加した空気を、図1の空気砲を用いて空間に射出して、射出口から0.1m、1m、3m、5mの距離で渦輪を捕集し、渦輪に含まれる香料化合物の濃度を測定した。その結果、射出口から1m離れた地点での渦輪空気中の香料濃度は、射出直前(気体充填槽内の空気と混合した状態)の空気中の香料濃度の1/3(33%)に減少し、3m離れた地点では11%に、5m離れた地点では、6%まで減少することを確認した(表1)。なお、香料の減少率は、香料化合物の種類によらずほぼ同じであった。
複数の香料化合物を混合した香料組成物、水及びプロピレングリコールを霧化して添加した空気を、図1の空気砲を用いて空間に射出して、射出口から0.1m、1m、3m、5mの距離で渦輪を捕集し、渦輪に含まれる香料化合物の濃度を測定した。その結果、射出口から1m離れた地点での渦輪空気中の香料濃度は、射出直前(気体充填槽内の空気と混合した状態)の空気中の香料濃度の1/3(33%)に減少し、3m離れた地点では11%に、5m離れた地点では、6%まで減少することを確認した(表1)。なお、香料の減少率は、香料化合物の種類によらずほぼ同じであった。
実施例1〜4及び比較例1〜2
(A)〜(D)群の香料化合物を用いて、表13〜15に示す香料組成物を調製した。
各香料組成物を図1の空気砲に装填して渦輪を射出し、被験者2名で渦輪到達地点及び空気砲近傍における香りの強さを評価した。
空気砲は、渦輪が1.5m/秒の飛行速度で飛行するような加圧速度で、800mLの気体を口径(直径)が10cmの射出口から射出する様式のものを使用した。
空気砲による渦輪の射出試験は、室内照明によって渦輪を視認しやすいように、壁に黒い暗幕を貼り、窓を閉め切って外気が流入しない室内で実施した。空気砲の射出口から5m離れた位置に被験者1名が待機し、射出された渦輪が、被験者の上半身に命中した時点で感じられる香りの強度を評価した。また、空気砲射出直後に射出口近傍(30cm)において、別の被験者1名が、感じられる香りの強度を評価した。1回射出して、評価試験を行った後、窓を開放して、換気を行い、残留した香りが感じられなくなった時点で、再度試験を繰り返した。
香りの強さの評価は、下記の6段階強度尺度に従って行い、計3回の射出試験の平均値に基づき、下記評価ランクにより判定した。この結果を表13〜15に併せて示す。
(A)〜(D)群の香料化合物を用いて、表13〜15に示す香料組成物を調製した。
各香料組成物を図1の空気砲に装填して渦輪を射出し、被験者2名で渦輪到達地点及び空気砲近傍における香りの強さを評価した。
空気砲は、渦輪が1.5m/秒の飛行速度で飛行するような加圧速度で、800mLの気体を口径(直径)が10cmの射出口から射出する様式のものを使用した。
空気砲による渦輪の射出試験は、室内照明によって渦輪を視認しやすいように、壁に黒い暗幕を貼り、窓を閉め切って外気が流入しない室内で実施した。空気砲の射出口から5m離れた位置に被験者1名が待機し、射出された渦輪が、被験者の上半身に命中した時点で感じられる香りの強度を評価した。また、空気砲射出直後に射出口近傍(30cm)において、別の被験者1名が、感じられる香りの強度を評価した。1回射出して、評価試験を行った後、窓を開放して、換気を行い、残留した香りが感じられなくなった時点で、再度試験を繰り返した。
香りの強さの評価は、下記の6段階強度尺度に従って行い、計3回の射出試験の平均値に基づき、下記評価ランクにより判定した。この結果を表13〜15に併せて示す。
<香りの強さの評価尺度>
0:無臭
1:やっと感知できる匂い
2:何の匂いであるかわかる弱い匂い
3:楽に感知できる匂い
4:強い匂い
5:強烈な匂い
0:無臭
1:やっと感知できる匂い
2:何の匂いであるかわかる弱い匂い
3:楽に感知できる匂い
4:強い匂い
5:強烈な匂い
<評価ランク>
A:香りの強さの平均値が1.5未満
B:香りの強さの平均値が1.5以上4.0未満
C:香りの強さの平均値が4.0以上
A:香りの強さの平均値が1.5未満
B:香りの強さの平均値が1.5以上4.0未満
C:香りの強さの平均値が4.0以上
1・・・空気砲
7・・・弾性膜
9・・・加圧装置
51・・・射出口
53・・・壁
61、63・・・接合部
71・・・香気発生装置
73・・・湿気発生装置
75・・・微小液滴発生装置
77・・・配管
78・・・配管
79・・・配管
91・・・架台
92・・・牽引用サーボモータ
93・・・アーム部
95・・・クランク部
97・・・ガイド
100・・・駆動装置
811・・・シャッタ
7・・・弾性膜
9・・・加圧装置
51・・・射出口
53・・・壁
61、63・・・接合部
71・・・香気発生装置
73・・・湿気発生装置
75・・・微小液滴発生装置
77・・・配管
78・・・配管
79・・・配管
91・・・架台
92・・・牽引用サーボモータ
93・・・アーム部
95・・・クランク部
97・・・ガイド
100・・・駆動装置
811・・・シャッタ
Claims (7)
- 下記(A)群から選ばれる1種以上の香料化合物を20質量%以上81質量%、及び下記(B)群から選ばれる1種以上の香料化合物を19質量%以上80質量%以下含んでなる渦輪発生装置用香料組成物。
(A)群:0.4μg/Lの気相濃度においてLMSが2以下であって、かつ、4μg/Lの気相濃度においてLMSが4超である香料化合物
(B)群:0.4μg/Lの気相濃度においてLMSが2超8.2以下であって、かつ、4μg/Lの気相濃度においてLMSが25以下である香料化合物 - (A)群に属する香料化合物と(B)群に属する香料化合物の合計含有量(A)+(B)が、80質量%以上100質量%以下である請求項1に記載の渦輪発生装置用香料組成物。
- 更に、下記(C)群から選ばれる1種以上の香料化合物を含む請求項1又は2に記載の渦輪発生装置用香料組成物。
(C)群:0.4μg/Lの気相濃度においてLMSが2以下であって、かつ、4μg/Lの気相濃度においてLMSが4以下である香料化合物。 - (A)群の香料化合物の含有量が20質量%以上80質量%以下、(B)群の香料化合物の含有量が19質量%以上68質量%以下、(C)群の香料化合物の含有量が0.1質量%以上3.5質量%以下である請求項1〜3のいずれか1項に記載の渦輪発生装置用香料組成物。
- (A)群、(B)群及び(C)群の各香料化合物の質量比[(B)+(C)]/(A)が、0.235以上5以下である請求項1〜4のいずれか1項に記載の渦輪発生装置用香料組成物。
- 更に、下記(D)群から選ばれる1種以上の香料化合物を12質量%以下含む、請求項3〜5のいずれか1項に記載の渦輪発生装置用香料組成物。
(D)群:下記(d-1)群及び(d-2)群から選ばれる香料化合物
(d-1)群:0.4μg/Lの気相濃度においてLMSが2超8.2以下であって、かつ、4μg/Lの気相濃度においてLMSが25超である香料化合物
(d-2)群:0.4μg/Lの気相濃度においてLMSが8.2超である香料化合物 - ClogP値が3.5未満の香料化合物の含有量が、20質量%以上97質量%以下である請求項1〜6のいずれか1項に記載の渦輪発生装置用香料組成物。
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