JP2019026598A - 防除剤組成物の処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】トフシアリ属に属するアリを安全にかつ効率よく十分に駆除することができる方法を提供すること。【解決手段】本発明に係る防除剤組成物の処理方法は、アリ用の防除剤を含む防除剤組成物を、トフシアリ属に属するアリの巣に振動を与えるように処理する。【選択図】なし

Description

本発明は、防除剤組成物の処理方法に関し、より詳細には、トフシアリ属に属するアリの巣に振動を与えるように、防除剤組成物を処理する方法に関する。
トフシアリ属に属するヒアリ(Solenopsis invicta)やアカカミアリ(Solenopsis geminata)は南米〜中米原産のアリで、日本では特定外来生物に指定されている。特にヒアリは、台湾、中国南部などで定着しており、貿易などの人間活動、物資の流通などによって、日本においても侵入が確認されている。
ヒアリやアカカミアリは攻撃性が強く、刺されると激しい痛みを感じ、アナフィラキシーショックを起こす例も報告されている。そのため、特許文献1〜3に記載のように、所定の成分を用いてこれらのアリを防除する方法が報告されている。
特表2011−506508号公報 特表2014−534184号公報 特表2016−529237号公報
上述のように、ヒアリなどを防除する方法が報告されているものの、1つのコロニーには多数のアリが生息しており、効率よくアリを駆除できないという問題がある。十分に駆除できなければ、再度増殖したり、別の場所に移動して新たなコロニーを形成したりする。さらに、ヒアリやアカカミアリに刺されると、上記のようにアナフィラキシーショックを起こす場合もあり、駆除する際には、安全に駆除できなければならない。
本発明の課題は、トフシアリ属に属するアリを安全にかつ効率よく十分に駆除することができる方法を提供することである。
本発明者らは、上記課題を解決するべく鋭意検討を行った結果、アリ用の防除剤を含む防除剤組成物を、トフシアリ属に属するアリの巣に振動を与えるように処理することによって、トフシアリ属に属するアリを効率よく十分に駆除できることを見出し、本発明を完成するに至った。
(1)アリ用の防除剤を含む防除剤組成物を、トフシアリ属に属するアリの巣に振動を与えるように処理することを特徴とする防除剤組成物の処理方法。
(2)振動が、アリの巣に3gf以上の力を負荷することによって与えられる上記(1)に記載の処理方法。
(3)前記防除剤組成物がエアゾール剤またはポンプ剤であり、5gf以上の力で噴射される請求項1または2に記載の処理方法。
(4)前記防除剤組成物が固形剤または液剤であり、0.2以上の比重を有する請求項1または2に記載の処理方法。
本発明に係る防除剤組成物の処理方法によれば、トフシアリ属に属するアリを効率よく十分に駆除することができる。
図1は、毒餌剤の硬度を測定する方法の一実施形態を示す模式図である。 図2は、毒餌剤の硬度を測定する方法の他の実施形態を示す模式図である。 図3は、固形剤または液剤がアリの巣に加える力を測定する方法の一実施形態を示す模式図である。 図4は、エアゾール剤またはポンプ剤がアリの巣に加える力を測定する方法の一実施形態を示す模式図である。 図5は、実施例4〜7で行った活動数の検証結果を示すグラフである。 図6は、実施例8〜10で行った活動数の検証結果を示すグラフである。 図7は、参考例1〜4で行った喫食性試験の結果を示すグラフである。 図8は、参考例5〜7で行った喫食性試験の結果を示すグラフである。
本発明に係る防除剤組成物の処理方法は、アリ用の防除剤を含む防除剤組成物を、トフシアリ属に属するアリの巣に振動を与えるように処理する。一実施形態の処理方法において、防除剤組成物に含まれる防除剤は、一般的にアリを防除する成分であれば限定されない。
本明細書において「防除剤」とは、接触によってノックダウンさせる成分、接触によって致死させる成分、あるいは摂取させることによって致死させる成分を意味する。本明細書において「ノックダウン」とは、ヒアリが仰向けになって痙攣している状態をいう。本明細書において「アリの巣」とは、巣穴およびその周辺領域を意味し、アリ塚を形成する種の場合はアリ塚も「アリの巣」に包含される。トフシアリ属に属するアリとしては、例えば、ヒアリ、アカカミアリ、トフシアリ、オキナワトフシアリなどが挙げられる。
このような防除剤としては、例えば、サイパーメスリン、シハロトリン、シペルメトリン、シフルトリン、ピレトリン、プラレトリン、イミプロトリン、フタルスリン、アレスリン、トランスフルトリン、レスメトリン、フェノトリン、シフェノトリン、ペルメトリン、エトフェンプロックス、デルタメトリン、ビフェントリン、フェンバレレート、フェンプロパトリン、シラフルオフェン、メトフルトリン、プロフルトリンなどのピレスロイド化合物、フェニトロチオン、ダイアジノン、マラソン、ピリダフェンチオン、プロチオホス、ホキシム、クロルピリホス、ジクロルボスなどの有機リン系化合物、インドキサカルブ、プロポクスル、カルバリル、メソミル、チオジカルブなどのカーバメート系化合物、メトキサジアゾンなどのオキサジアゾール系化合物、ジノテフランなどのネオニコチノイド系化合物、メトプレン、ピリプロキシフェン、ジフルベンズロン、ハイドロプレンなどの昆虫成長制御化合物、ヒドラメチルノン、フィプロニル、ホウ酸、ホウ砂、シラフルオフェンなどが挙げられる。これらの中でも、ジノテフラン、シフルトリン、フィプロニル、ヒドラメチルノン、プロポクスル、サイパーメスリン、シハロトリン、インドキサカルブ、メトプレン、ピリプロキシフェン、ジフルベンズロンが好ましい。上記成分であれば、トフシアリ属のアリに対して防除効果が優れるため、好ましい。
防除剤組成物の剤形は特に限定されず、種々の剤形を採り得る。このような剤形としては、例えば、ゲル剤(ゼリー剤)、ペースト剤、粉剤、顆粒剤などの固形剤、エアゾール剤、スプレー剤、液剤などが挙げられる。防除剤組成物には、所望の剤形に応じて、溶剤、賦形剤、結合剤、香料、安定化剤、保存剤、酸化防止剤、誤食防止剤、着色剤、矯味剤、喫食向上剤、増粘剤などの添加剤が含まれていてもよい。防除剤は、防除剤組成物中に、好ましくは少なくとも0.001質量%含まれていればよく、防除剤のみ含まれていても良い。防除剤組成物が毒餌剤である場合、防除剤が0.001質量%〜80質量%であることが好ましく、アリの巣1つに対して0.5〜300g処理することが好ましい。エアゾール剤である場合は、防除剤が0.001質量%〜10質量%であることが好ましく、アリの巣1つに対して5〜300mL処理することが好ましい。粉剤である場合は、防除剤が0.001質量%〜100質量%であることが好ましく、アリの巣1つに対して20〜500g処理することが好ましい。液剤、ポンプ剤である場合は、防除剤が0.001質量%〜100質量%であることが好ましく、アリの巣1つに対して50〜500mL処理することが好ましい。
防除剤組成物が液剤やスプレー剤の場合、例えば、防除剤を溶剤に溶解あるいは分散させ、必要に応じて保存剤や香料など他の添加剤を添加して液剤の形態にすればよい。溶剤としては特に限定されず、例えば、水、アルコール類(例えば、エタノール、イソプロピルアルコール、グリセリン、グリコールなど)、エステル類、エーテル類などが挙げられる。
防除剤組成物が顆粒剤やペースト剤、ゲル剤の場合、例えば、防除剤と賦形剤とを混合し、必要に応じて結合剤や溶剤、保存剤、香料など他の添加剤を添加して所望の粒子径となるように造粒し、顆粒剤の形態にすればよい。結合剤を用いる場合、結合剤としては、例えば、例えば、グァーガム、ジャガーガム、カラギーナン、アラビアガム、キサンタンガム、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ポリビニルピロリドン、コーンスターチ、α化デンプンなどが挙げられる。
防除剤組成物が粉剤の場合、例えば、防除剤と賦形剤とを混合し、必要に応じて保存剤や香料など他の添加剤を添加して粉剤の形態にすればよい。賦形剤としては特に限定されず、例えば、カオリン、タルク、二酸化珪素、小麦粉、コーンスターチ、パラフィンワックスのような炭素原子を20個以上有する炭化水素、ラウリン酸などの高級脂肪酸などが挙げられる。
防除剤組成物がエアゾール剤の場合、エアゾール缶に、防除剤および噴射剤、必要に応じて溶剤、保存剤、香料など他の添加剤を封入して、エアゾール剤の形態にすればよい。噴射剤としては特に限定されず、例えば、液化石油ガス、ジメチルエーテル、1,3,3,3−テトラフルオロプロペンなどのハイドロフルオロオレフィン、窒素ガス、炭酸ガスなどが挙げられる。
アリの巣に振動を与える手段は特に限定されず、防除剤組成物の剤形に応じて任意の手段が採用される。防除剤組成物が液剤の場合、例えば、じょうろや噴霧器に防除剤組成物を入れてアリの巣に散布する、もしくは特定の高さから液剤を落下させ、防除剤組成物がアリの巣にぶつかる衝撃でアリの巣に振動を与える方法などが挙げられる。あるいは、衝撃を受けると壊れたり内容物が流れ出たりするような容器や包装に防除剤組成物を入れ、アリの巣に向けて投げることにより振動を与える方法が挙げられる。噴霧力が高い噴霧器により、アリの巣の近くから液剤を噴霧するか、一定量の液剤を10cm以上の高い位置から落下させることでより強い振動をアリの巣に与えることができる。
防除剤組成物が固形剤の場合、例えば、防除剤組成物を直接アリの巣に投げたり噴射したりすることにより振動を与える方法が挙げられる。固形剤は、アリの巣により振動を与えやすくする点で、ある程度大きな比重を有している方が好ましく、比重が大きいほどアリの巣へ振動を与えやすい。アリの巣に与える振動は、例えば、防除剤組成物を巣に向かって組成物を投げたり、噴射したりする場合は、放出する強さ、距離などにも依存し、放出する強さが大きく、距離が近いほどアリの巣へ振動を与えやすい。また、防除剤組成物を巣に向かって落下させる場合には、10cm以上の高い位置から落下させることでより強い振動をアリの巣に与えることができる。
あるいは、上記の液剤の場合と同様、容器に防除剤組成物を入れてアリの巣へ投げたり、落下させたりする方法も挙げられる。固形剤の場合は、衝撃により内容物が必ずしも容器の外に出るような容器でなくてもよい。例えば、孔を有する容器に固形剤を入れて投げる方法であってもよい。この場合、容器は固形剤が漏れない構造を有していてもよい。アリが自由に出入り可能な形状を有する容器や構造体に、固形剤を固着させて投げる方法であってもよい。このような方法によって、防除剤組成物に含まれる防除剤がアリの巣の周囲に揮散したり、固形剤が毒餌の場合は、アリが毒餌を摂取したりする。
固形剤が毒餌の場合、好ましくは0.7〜10kgf程度、より好ましくは1〜2kgf程度の硬度を有していると、トフシアリ属のアリが摂食しやすくなる。さらに、容器や構造体に粘着剤などのトラップを設けていてもよい。毒餌剤の硬度は、デジタルフォースゲージ(DS2−200N、(株)イマダ製)にA型アタッチメントS−4を装着した装置(測定器1a)を用いることによって測定することができる。例えば顆粒剤やペースト剤のような毒餌剤3aの場合は、図1に示すように装置(測定器1a)を配置し、測定部2aで毒餌剤3aを4.5cm/分の速度で押し、破断するまでの最大荷重を測定することにより硬度を確認できる。毒餌剤が吸液ポリマーに防除剤が含浸されたゲル剤(ゼリー剤)のような球状体である場合、硬度は、デジタルフォースゲージ(DS2−200N、(株)イマダ製)に平型アタッチメントS−2を装着した装置(測定器1b)を用いることによって測定することができる。毒餌剤3bは図2に示すように装置を配置し、測定部2bで毒餌剤3bを4.5cm/分の速度で押すことにより硬度を確認できる。
防除剤組成物がエアゾール剤の場合、アリの巣にエアゾール剤を噴射すればよい。アリの巣に与える振動は噴射距離に依存する。例えば、噴射力が強くてもアリの巣から離れて噴射すると、与える振動は小さくなり、噴射力が弱くてもアリの巣に接近して噴射すると、与える振動は大きくなる。
トフシアリ属に属するアリ(特に、ヒアリおよびアカカミアリ)は、ある一定の振動を巣に与えると振動によって興奮したアリが大量に巣から出てくる習性がある。アリを巣からアリを誘い出すには、アリの巣に振動を与える程度であればよく、例えば、アリの巣に3gf以上、好ましくは5gf以上の力を加えることによって振動を与えることができる。特にアリの巣へ加える力の上限はないが、1000gf以下、好ましくは500gf以下の力で充分にアリが興奮する程度の振動を巣に与えることができ、大量の興奮したアリを巣から誘い出すことができる。
アリの巣に加える力は、デジタルフォースゲージ(DS2−2N、(株)イマダ製)にφ60mmの円形平型圧縮試験用治具A−60を装着した装置(測定器11a)を用いることによって測定することができる。固形剤の場合、図3に示すように装置(測定器11a)を配置し、所定の高さ(図3では20cm)から試験用治具(測定部12a)に向けて固形剤13aを自由落下させることによって、力を測定できる。液剤の場合も同様の方法で力を測定することができる。エアゾール剤の場合、図4に示すように装置(測定器11b)を配置し、試験用治具(測定部12b)から水平方向に10cmの距離からエアゾール剤13bを噴霧することによって、力を測定できる。ポンプ剤の場合も同様の方法で力を測定することができる。上記巣へ加える力の測定によって、使用者はアリの巣へ処理した際にかかる力を知ることができ、所望の力でアリの巣へ振動を与えることができる。
防除剤組成物が液剤または固形剤である場合、アリの巣に接近せずに安全な距離(例えば10cm程度)からアリの巣に振動を与え、アリの巣から効果的にアリを誘い出すためには、液剤および固形剤は、25℃において0.2以上の比重を有しているのが好ましく、0.5〜2程度の比重を有しているのがより好ましい。上記程度の比重であれば、アリの巣から一定の高さから防除剤組成物を落下させた際に、アリが興奮する程度の充分な振動を巣に与えることができ、高さは10cm以上であれば良く、10〜150cmがより好ましく、20〜70cmがより好ましい。必ずしも10cm以上の高さから落下させる必要は無く、固形剤を放出したり、投げたりすることで防除剤組成物処理時に初速を与えて処理してもよい。上記方法により、大量の興奮したアリを巣から誘い出すことができる。
防除剤組成物がエアゾール剤の場合、アリの巣に接近せずに安全な距離(例えば10cm程度)からアリの巣に振動を与え、アリの巣から効果的にアリを誘い出すためには、エアゾール剤は、5gf以上の力で噴射されるのが好ましく、5〜30gf程度の力で噴射されるのがより好ましい。エアゾール剤における処理は噴霧する距離が近いほど、アリの巣に与える力が大きくなり、アリが興奮する程度の充分な振動を巣に与えることができる。噴霧距離は10〜100cm程度が良く、10〜50cm程度が好ましい。この程度の距離であれば、アリの被害を受けることなく、安全に防除剤の処理を行うことができる。エアゾール剤の噴射はエアゾール缶の内圧を高めたり、エアゾールのステム、ノズルなどのエアゾール組成物が通過する流路を狭くしたり、噴射パターンを狭い範囲に設計したりすることでエアゾール剤の噴射の力を高めることができる。上記のように、適度な力でアリの巣に振動を与えることによって、簡便に大量のアリを興奮させ、巣から誘い出すことができる。
防除剤組成物がスプレー剤の場合、アリの巣に接近せずに安全な距離(例えば10cm程度)からアリの巣に振動を与え、アリの巣から効果的にアリを誘い出すためには、スプレー剤は、5gf以上の力で噴射されるのが好ましく、5〜30gf程度の力で噴射されるのがより好ましい。エアゾール剤における処理は噴霧する距離が近いほど、アリの巣に与える力が大きくなり、アリが興奮する程度の充分な振動を巣に与えることができる。噴霧距離は10〜100cm程度が良く、10〜50cm程度が好ましい。この程度の距離であれば、アリの被害を受けることなく、安全に防除剤の処理を行うことができる。スプレー剤の噴射は噴射時に防除組成物にかかる圧力を高めたり、噴射パターンを狭い範囲に設計したりすることでスプレー剤の噴射の力を高めることができる。上記のように、適度な力でアリの巣に振動を与えることによって、簡便に大量のアリを興奮させ、巣から誘い出すことができる。
防除剤組成物が容器や構造体に収容されている場合、防除剤組成物が液剤または固形剤である場合と同様の方法でアリが興奮する程度の充分な振動を巣に与えることができる。防除剤組成物が収容された容器や構造体は質量が重いほど、アリが興奮する程度の充分な振動を巣に与えることができ、容器や構造体の底面積1cm2あたり0.1g以上あればよく、0.1〜1gが好ましく、0.1〜0.5gであることがより好ましい。上記程度の質量であれば、アリの巣から一定の高さから防除剤組成物が収容された容器や構造体を落下させた際に、アリが興奮する程度の充分な振動を巣に与えることができ、高さは10cm以上であれば良く、10〜150cmがより好ましく、20〜70cmがより好ましい。必ずしも10cm以上の高さから落下させる必要は無く、容器体や構造体を放出したり、投げたりすることで防除剤組成物処理時に初速を与えて処理してもよい。上記方法により、大量の興奮したアリを巣から誘い出すことができる。
アリの巣に振動を与える手段は、上述の手段に限られない。例えば、アリの巣を破壊しない程度に棒などを用いて振動を与え、その直後に防除剤組成物をアリの巣およびその周辺領域に処理してもよい。但し、棒などを用いてアリの巣に振動を与えると、大量に興奮したアリが誘い出され、アリは数秒程度で棒を伝ったり、巣の周囲に素早く広がるため、使用者がアリに刺される被害を被る可能性がある。そのため、防除剤組成物自体で離れた距離から振動を与える方法に比べると安全性が乏しくなる。
以上のように、一実施形態に係る防除剤組成物の処理方法を採用すると、トフシアリ属に属するアリを効率よく十分に防除することができる。さらに、アリの巣に接近しなくても防除作業が行えるため、アリに刺されることがほぼなく、極めて安全で有用な方法である。特に、トフシアリ属に属するアリの中でも、ヒアリやアカカミアリのような攻撃性が強く、毒針を持つ危険なアリに対して、一実施形態に係る防除剤組成物の処理方法は有用である。
以下、実施例および比較例を挙げて本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
(実施例1)
ヒアリの防除効果を検証するために、海外において下記の手順で試験を行った。自然発生しているヒアリの巣(アリ塚)に割り箸を垂直に差し込み、30秒後に割り箸上に存在しているヒアリの個体数をカウントし、この個体数を「処理前活動数」とした。
次いで、ヒアリのアリ塚に18gf程度の力を巣に加え、振動を与えるように、防除剤として口径25mmのプラスチックボトルに収容したジノテフラン、ショ糖、アクリル酸・アクリル酸Na共重合体、および水を含む比重1.2(25℃)の防除剤組成物(液剤)を処理した。具体的には、防除剤組成物(液剤)を、高さ20cmの位置からアリ塚およびその周囲に30秒間かけて約150mL処理した。巣に加える力は、デジタルフォースゲージ(DS2−2N、(株)イマダ製)にφ60mmの円形平型圧縮試験用治具A−60を装着した装置(図3に示す測定器11a)を用い、20cmの高さから試験用治具に向けて防除剤組成物(液剤)を自由落下させることで測定した。
防除剤組成物を処理してから30分後に、アリ塚の周囲でノックダウンしているヒアリと徘徊しているヒアリとを目視で観察し、その割合からおおよそのノックダウン率を算出した。次いで、アリ塚の周囲でノックダウンしているヒアリおよび徘徊しているヒアリを約10頭ランダムに選択し、清潔なカップに移して24時間後の致死率を確認した。さらに、防除剤組成物を処理してから1日後および2日後に、アリ塚に割り箸を垂直に差し込み、30秒後に割り箸上に存在しているヒアリの個体数をカウントした。この個体数を「処理後活動数」として、「処理前活動数」を100とした場合の相対値で示す。同様の試験を別のヒアリのアリ塚2ヶ所でも行った。合計3ヶ所での平均値を結果として表1に示す。
(実施例2)
防除剤として口径20mmのプラスチックボトルに収容したシフルトリン、界面活性剤および水を含む比重1.1(25℃)の防除剤組成物(液剤)を60秒間かけて約300mL処理した以外は実施例1と同様の手順で、別のヒアリのアリ塚3ヶ所で試験を行った。防除剤処理時にヒアリのアリ塚に与えた力は7gfであった。処理後活動数は、防除剤組成物を処理してから1日後および2日後の3回検証した。合計3ヶ所での平均値を結果として表1に示す。
(実施例3)
防除剤として口径50mmのプラスチックボトルに収容したシフルトリン、プロポクスルおよびカオリンを含む比重0.75(25℃)の防除剤組成物(粉剤)を30秒間かけて約500g処理した以外は実施例1と同様の手順で、別のヒアリのアリ塚3ヶ所で試験を行った。防除剤処理時にヒアリのアリ塚に与えた力は8gfであった。処理後活動数は、防除剤組成物を処理してから1日後および2日後の3回検証した。合計3ヶ所での平均値を結果として表1に示す。
表1に示すように、実施例1〜3のいずれも、防除剤組成物に接触したヒアリは、24時間後にすべて死んでいることがわかる。さらに、防除剤組成物の処理後2日程度で、活動数(処理後活動数)も大幅に減少しており、効率よく駆除可能であることがわかる。
(実施例4)
毒餌によるヒアリの駆除効果を検証するために、海外において下記の手順で試験を行った。自然発生しているヒアリの巣(アリ塚)に、実施例1と同様に割り箸を垂直に差し込み、30秒後に割り箸上に存在しているヒアリの個体数をカウントし、この個体数を「処理前活動数」とした。
次いで、防除剤としてヒドラメチルノン、粉糖およびコーンスターチを水・エタノールと混練し、得られた混練物を押出造粒機によって造粒、乾燥した比重1.36(25℃)、φ1mmの防除剤組成物(顆粒状の毒餌、硬度:1kgf)2.5gを、プラスチック製の容器(縦:50mm、横:80mm、高さ:13mm)に入れ、防除剤組成物入りのプラスチック容器(質量14g)を作製した。プラスチック製の容器の側面には、ヒアリが自由に出入りできる数個の孔が形成されている。防除剤組成物入りのプラスチック容器10個を、256gf程度の力をアリの巣に加え、アリの巣に振動を与えるように、地上から20cmの高さからヒアリのアリ塚およびその周囲に落下させた。巣へ加える力の測定は、デジタルフォースゲージ(DS2−2N、株式会社イマダ社製)にφ60mmの円形平型圧縮試験用治具A−60を装着した装置(図3に示す測定器11a)によって行い、20cmの高さから試験用治具に向けて防除剤組成物入りのプラスチック容器を自由落下させることで測定した。プラスチック容器を落下させてから1日後および2日後に、アリ塚に割り箸を垂直に差し込み、30秒後に割り箸上に存在しているヒアリの個体数をカウントした。この個体数を「処理後活動数」として、「処理前活動数」を100とした場合の相対値で示す。同様の試験を別のヒアリのアリ塚2ヶ所でも行った。合計3ヶ所での平均値を結果として表2および図5に示す。
(実施例5)
実施例4で使用した顆粒状の毒餌1g、防除剤としてジノテフラン、およびショ糖を水に溶解し、イソブチレン無水マレイン酸ポリマーに吸液させた比重0.9(25℃)の防除剤組成物(ゼリー状の毒餌、硬度0.26kgf)1gを用いた以外は実施例4と同様の手順で、防除剤組成物入りのプラスチック容器(質量:14g)を作製した。防除剤組成物入りのプラスチック容器10個を使用した以外は、実施例4と同様の手順で、別のヒアリのアリ塚3ヶ所で試験を行った。防除剤処理時にヒアリのアリ塚に与えた力は227gfであった。合計3ヶ所での平均値を結果として表2および図5に示す。
(実施例6)
実施例4で使用した顆粒状の毒餌を口径40mmのプラスチックボトルに収容し、20秒間かけて約200g、ヒアリのアリ塚に20gf程度の力をアリの巣に加え、アリの巣に振動を与えるように、地上から20cmの高さから落下させた以外は、実施例4と同様の手順で、別のヒアリのアリ塚3ヶ所で試験を行った。合計3ヶ所での平均値を結果として表2および図5に示す。
(実施例7)
防除剤としてフィプロニル、小麦粉、マルトース、デキストリンおよび動物性タンパク質を含む比重1.12(25℃)の防除剤組成物(ペースト状の毒餌、直径:15mm、高さ:5mm、硬度:1.68kgf)1gを、四つ葉の形状を模したプラスチック製のプレート(縦:35mm、横:35mm)2枚で挟み込んで固定し、防除剤組成物入りの構造体(質量3.7g)を得た。構造体の側面から防除剤組成物まで、アリは自由にたどり着くことができる。得られた構造体10個を使用した以外は、実施例4と同様の手順で、別のヒアリのアリ塚3ヶ所で試験を行った。防除剤処理時にヒアリのアリ塚に与えた力は192gfであった。合計3ヶ所での平均値を結果として表2および図5に示す。
表2および図5に示すように、防除剤組成物の処理後2日程度で、ヒアリの活動数(処理後活動数)が大幅に減少していることがわかる。このように、一実施形態に係る防除剤組成物の処理方法は、防除剤組成物として毒餌を用いた場合でも、安全にかつ効率よく十分にアリを駆除することができる。
(実施例8)
毒餌によるアカカミアリの駆除効果を検証するために、海外において下記の手順で試験を行った。自然発生しているアカカミアリの巣を探し、複数の巣穴を含む直径約30cmの領域において、5分間に巣穴に入るアカカミアリの個体数をカウントし、この個体数を「処理前活動数」とした。
次いで、実施例4と同様の手順で防除剤組成物入りのプラスチック容器を作製した。得られたプラスチック容器10個を、複数の巣穴を含む直径30cmの領域およびその近傍に256gf程度の力をアリの巣に加え、アリの巣に振動を与えるように、地上から20cmの高さから落下させた。プラスチック容器を落下させてから1日後に、5分間に巣穴に入るアカカミアリの個体数をカウントした。この個体数を「処理後活動数」として、「処理前活動数」を100とした場合の相対値で示す。結果を表3および図6に示す。
(実施例9)
実施例5と同様の手順で防除剤組成物入りのプラスチック容器を作製した。得られたプラスチック容器を10個用いた以外は実施例8と同様の手順で、別のアカカミアリの巣で試験を行った。防除剤処理時にアカカミアリの巣に与えた力は192gfであった。結果を表3および図6に示す。
(実施例10)
実施例7と同様の手順で防除剤組成物入りの構造体を作製した。得られた構造体を10個用いた以外は実施例8と同様の手順で、別のアカカミアリの巣で試験を行った。結果を表3および図6に示す。
表3および図6に示すように、防除剤組成物の処理後1日程度で、アカカミアリの活動数(処理後活動数)が大幅に減少していることがわかる。特に実施例8では処理後活動数が0であり、コロニー自体がほぼ壊滅していると推察される。このように、一実施形態に係る防除剤組成物の処理方法は、防除剤組成物として毒餌を用いた場合でも、安全にかつ効率よく十分にアリを駆除することができる。
(参考例1:喫食性の検証)
試験は実施例1と同様に自然発生しているヒアリの巣(アリ塚)で行った。ヒアリのアリ塚近傍に実施例4の顆粒状毒餌(硬度:1kgf)2gを静置した。顆粒状毒餌を静置してから5分後および10分後に、防除剤組成物を喫食している(群がっている)ヒアリの頭数をカウントし、合計を喫食頭数とした。同様の試験を別のヒアリのアリ塚2ヶ所でも行った。合計3ヶ所での喫食頭数の平均値を結果として表4および図7に示す。
(参考例2:喫食性の検証)
実施例5のゼリー状の毒餌(硬度:1kgf)1gを用いた以外は参考例1と同様の手順で、別のヒアリのアリ塚3ヶ所で試験を行った。合計3ヶ所での喫食頭数の平均値を結果として表4および図7に示す。
(参考例3:喫食性の検証)
実施例7のペースト状の毒餌(硬度:1.68kgf)1gを用いた以外は、参考例1と同様の手順で、別のヒアリのアリ塚3ヶ所で試験を行った。合計3ヶ所での喫食頭数の平均値を結果として表4および図7に示す。
(参考例4:喫食性の検証)
防除剤としてフィプロニルを含む毒餌(ペースト状、製品名:ウルトラ巣のアリフマキラー、フマキラー(株)製、硬度0.64kgf)1個を用いた以外は、参考例1と同様の手順で、別のヒアリのアリ塚3ヶ所で試験を行った。合計3ヶ所での喫食頭数の平均値を結果として表4および図7に示す。
表4および図7に示すように、硬度が1〜2kgf程度の固形剤である顆粒剤およびペースト剤の喫食性が高いことがわかる。すなわち、硬度が0.7〜10kgf程度の固形剤である顆粒剤およびペースト剤を毒餌として使用すると、トフシアリ属のアリがより効率よく毒餌を巣に持ち帰り、より効率よくアリを駆除することができると推察される。これは、トフシアリ属のアリが虫体に汚れが付着するのを嫌い、毒餌の硬度が充分でないと喫食時にアリの体に毒餌が付着するため、柔らかい毒餌剤は喫食頭数が少なくなったと推察される。また、適度な毒餌の硬度があれば、トフシアリ属のアリが毒餌を持ち運びが容易であるため、ある程度の硬度を持つ毒餌を好むものと推察される。
(参考例5:喫食性の検証)
参考例1で用いた顆粒状毒餌2gをアカカミアリの巣穴近傍(複数の巣穴を含む直径約30cmの領域)に静置した。顆粒状毒餌を静置してから5分後および10分後に、防除剤組成物を喫食している(群がっている)頭数をカウントし、合計を喫食頭数とした。結果を表5および図8に示す。
(参考例6:喫食性の検証)
参考例2で用いたゼリー状の毒餌1gを用いた以外は参考例5と同様の手順で、別のアカカミアリの巣で実験を行った。結果を表5および図8に示す。
(参考例7:喫食性の検証)
参考例3で用いたペースト状の毒餌1gを用いた以外は参考例5と同様の手順で、別のアカカミアリの巣で実験を行った。結果を表5および図8に示す。
表5および図8に示すように、アカカミアリにおいても、ヒアリと同様の喫食性が見られた。すなわち、硬度が0.7〜10kgf程度の固形剤である顆粒剤およびペースト剤を毒餌として使用すると、アリがより効率よく毒餌を巣に持ち帰り、より効率よくアリを駆除することができると推察される。
1a、1b 測定器
2a、2b 測定部
3a、3b 毒餌剤(防除剤組成物)
11a、11b 測定器
12a、12b 測定部
13a 固形剤(防除剤組成物)
13b エアゾール剤(防除剤組成物)

Claims (4)

  1. アリ用の防除剤を含む防除剤組成物を、トフシアリ属に属するアリの巣に振動を与えるように処理することを特徴とする防除剤組成物の処理方法。
  2. 前記振動が、前記アリの巣に3gf以上の力を負荷することによって与えられる請求項1に記載の処理方法。
  3. 前記防除剤組成物がエアゾール剤またはポンプ剤であり、5gf以上の力で噴射される請求項1または2に記載の処理方法。
  4. 前記防除剤組成物が固形剤または液剤であり、0.2以上の比重を有する請求項1または2に記載の処理方法。
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