JP2019025968A - 脚部、脚部ユニットおよび無人飛行体 - Google Patents

脚部、脚部ユニットおよび無人飛行体 Download PDF

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Abstract

【課題】着地面との接触による衝撃を緩和しかつ着地面の起伏に対する追従性を高めるとともに、大きな荷重に対処することが可能な、脚部、脚部ユニットおよび無人飛行体を提供する。【解決手段】マルチコプタ10は、マルチコプタ本体Mと、マルチコプタ本体Mに取り付けられる脚部ユニット36とを備える。脚部ユニット36は、4つの脚部38を含む。各脚部38は、脚部本体46と補強部材48とを含む。脚部本体46と補強部材48との間の隙間C1は、補強部材48の一端部側で脚部本体46の長手方向に対して直交する方向に設けられ、補強部材48は他端部側で脚部本体46に接続される。補強部材48の一端部を接地させた状態で脚部本体48の他端部側から荷重を加えたとき、荷重が所定未満であれば両者間に隙間C1を有し、荷重が所定以上であれば隙間C1がなくなり両者が接触する。【選択図】図3

Description

この発明は脚部、脚部ユニットおよび無人飛行体に関し、より特定的には散布物を散布する無人飛行体用の脚部および脚部ユニットならびにそれらを備える無人飛行体に関する。
この種の従来技術の一例として、特許文献1において、回転翼航空機の機体軸方向と交差し所定間隔を隔てて回転翼航空機の機体底部に取付けられる一対のクロスチューブと、各クロスチューブの両端に、機体軸方向に向けて連結される一対の脚部チューブとを備え、脚部チューブに、上方に突出する湾曲部を形成し、この湾曲部の適宜位置にクロスチューブとの連結点が形成されることを特徴とする回転翼航空機の降着装置が開示されている。
特開2005−343309号公報
特許文献1では、装置の簡便な改良によって、急速な沈下速度で着地する場合などでも大きな衝撃エネルギを吸収して機体や乗員にダメージを与えないことを可能にしようとしている。
ところで、無人ヘリコプタやマルチコプタなどの無人飛行体が着地するとき、着地面に接触してから完全に着地するまで、脚部に加わる荷重は増加していく。加わる荷重が比較的小さい着地初期では、着地面との接触による衝撃を緩和しかつ着地面の起伏に対する追従性を高めることが求められ、一方、加わる荷重が比較的大きい着地完了時付近では、大きな荷重に対処することが望まれる。しかしながら、特許文献1には、これらを共に解決する手段につき、何ら開示も示唆もされていない。
それゆえにこの発明の主たる目的は、着地面との接触による衝撃を緩和しかつ着地面の起伏に対する追従性を高めるとともに、大きな荷重に対処することが可能な、脚部、脚部ユニットおよび無人飛行体を提供することである。
上述の目的を達成するために、一端部を接地させた状態で他端部側から荷重を加えたとき、荷重の変化量に対する荷重作用点の変位量の割合は、荷重が所定未満である第1領域よりも荷重が所定以上である第2領域の方が小さくなる、脚部が提供される。
この発明では、荷重の変化量に対する荷重作用点の変位量の割合(変位量/荷重変化量)は、荷重が所定未満である第1領域よりも荷重が所定以上である第2領域の方が小さくなる。言い換えれば、荷重が比較的小さい第1領域より荷重が比較的大きい第2領域の方が、脚部のばね定数が大きくなる。したがって、たとえばこの発明に係る3つ以上の脚部を無人飛行体に用い、無人飛行体を着地させるとき、加わる荷重が所定未満の着地初期では、荷重の変化量に対する荷重作用点の変位量の割合が比較的大きくなるので脚部が変形し易い。その結果、脚部と着地面との接触による衝撃を緩和でき、かつ着地面の凹凸を吸収して着地面の起伏に対する追従性を高めることができる。一方、加わる荷重が所定以上の着地完了時付近では、荷重の変化量に対する荷重作用点の変位量の割合が比較的小さくなるので脚部が変形し難い。その結果、エネルギを吸収して大きな荷重に対処することができる。
なお、「荷重作用点」とは、荷重が加えられる箇所をいう。
また、脚部本体と、脚部本体に接続されかつ脚部本体の長手方向に延びるように設けられる補強部材とを備え、脚部本体と補強部材とは、脚部本体または補強部材の一端部を接地させた状態で脚部本体の他端部側から荷重を加えたとき、荷重が所定未満であれば両者間に隙間を有し、荷重が所定以上であれば隙間がなくなり両者が接触するように構成される、脚部が提供される。
この発明では、脚部本体または補強部材の一端部を接地させた状態で脚部本体に荷重を加えたとき、所定以上の荷重が加わるまでは脚部本体と補強部材との間に隙間があるので、荷重の変化量に対する荷重作用点の変位量の割合は比較的大きく(脚部のばね定数は小さく)なる。そして、脚部本体に所定以上の荷重が加わると、脚部本体と補強部材との間の隙間はなくなり脚部本体と補強部材とは一体化されるので、荷重の変化量に対する荷重作用点の変位量の割合は比較的小さく(脚部のばね定数は大きく)なる。したがって、たとえばこの発明に係る3つ以上の脚部を無人飛行体に用い、無人飛行体を着地させるとき、加わる荷重が所定未満の着地初期では、脚部本体と補強部材との間に隙間があり、荷重の変化量に対する荷重作用点の変位量の割合が比較的大きくなるので、脚部が変形し易い。その結果、脚部と着地面との接触による衝撃を緩和でき、かつ着地面の凹凸を吸収して着地面の起伏に対する追従性を高めることができる。一方、加わる荷重が所定以上の着地完了時付近では、脚部本体と補強部材との間の隙間がなくなり脚部本体と補強部材とは一体化され、荷重の変化量に対する荷重作用点の変位量の割合が比較的小さくなるので、脚部が変形し難い。その結果、エネルギを吸収して大きな荷重に対処することができる。
好ましくは、隙間は、補強部材の一端部側で脚部本体の長手方向に対して直交する方向に設けられ、補強部材は他端部側で脚部本体に接続される。この場合、補強部材の一端部側で脚部本体と補強部材との間に隙間を形成した状態で、脚部本体または補強部材の一端部を接地させ脚部本体に荷重を加えると、当該隙間が狭くなるように脚部本体が撓む。そして、荷重が所定以上になると、脚部本体と補強部材の一端部側との間の隙間がなくなり、両者が一体化する。このようにして、荷重の変化量に対する荷重作用点の変位量の割合が、荷重が所定未満である第1領域よりも荷重が所定以上である第2領域の方が小さくなる、脚部を容易に得ることができる。
また好ましくは、所定以上の荷重が加わることによって脚部本体と補強部材とが接触するそれぞれの接触面において、一方には凹部が形成されかつ他方には凹部に嵌まる凸部が形成される。この場合、脚部本体と補強部材とをより強く一体化できる。
さらに好ましくは、補強部材は、一端部側で脚部本体に接続されかつ他端部側で脚部本体に対して相対的に長手方向に摺動可能に設けられ、脚部本体は、補強部材の他端部を係止する係止部を有し、隙間は、補強部材の他端部と係止部との間に設けられる。この場合、補強部材の他端部と脚部本体の係止部との間に隙間を形成した状態で、脚部本体または補強部材の一端部を接地させ脚部本体に荷重を加えると、脚部本体は下方に押される。それに伴って、補強部材の他端部は、脚部本体に対して長手方向に摺動し、当該隙間が狭くなっていく。そして、荷重が所定以上になると、補強部材の他端部は脚部本体の係止部に係止され、脚部本体と補強部材の他端部との間の隙間がなくなり両者が一体化する。このようにして、荷重の変化量に対する荷重作用点の変位の割合が、荷重が所定未満である第1領域よりも荷重が所定以上である第2領域の方が小さくなる、脚部を容易に得ることができる。
好ましくは、脚部本体または補強部材の一端部を接地させた状態で補強部材は脚部本体の上側に位置する。この場合、補強部材を容易に交換できる。たとえばこの発明に係る3つ以上の脚部を無人飛行体に用い、無人飛行体が着地しているときに、補強部材を容易に交換できる。したがって、無人飛行体の重量や降下速度によって異なる着地時の衝撃に応じて、適切な機械的性質の補強部材に容易に変更できる。
また好ましくは、膨らんだ外形を有しかつ脚部本体と補強部材との間に貫通部が形成されるように補強部材の一端部と脚部本体の一端部とが接続される。この場合、補強部材または脚部本体の一端部付近を把持し易くなり把持部として機能させることができる。したがって、たとえばこのような脚部を有する無人飛行体を運搬する場合、補強部材または脚部本体の一端部付近を把持することによって円滑に作業を行うことができる。
さらに好ましくは、補強部材の一端部と脚部本体の一端部とはプリロード(初期荷重)をかけて接続される。この場合、脚部本体に加わる荷重が所定未満の領域における、荷重の変化量に対する荷重作用点の変位量の割合(脚部のばね定数)を予め調整できる。
好ましくは、補強部材の一端部と脚部本体の一端部との接続部は曲面状に形成される。この場合、たとえばこのような脚部を有する無人飛行体を運搬用の荷台に積み下ろしするとき、無人飛行体が荷台上を摺動し易くなり、円滑に作業を行うことができる。
また好ましくは、脚部本体は、一端部を接地させた状態で他端部側から荷重を加えたとき、荷重が大きくなるにしたがって一端部から他端部側により離れた箇所が接地するように弓状に構成される。この場合、弓状の脚部本体の一端部を接地させた状態で脚部本体に荷重を加えたとき、脚部本体に加えられた荷重が大きくなるにしたがって、脚部本体の接地箇所は、一端部から他端部側により離れた箇所に移動する(または広がる)。荷重が比較的小さい領域では、荷重の変化量に対する荷重作用点の変位量の割合は比較的大きくなる。一方、荷重が比較的大きい領域では、荷重の変化量に対する荷重作用点の変位量の割合は比較的小さくなる。したがって、たとえばこのような3つ以上の脚部を無人飛行体に用い、無人飛行体を着地させるとき、加わる荷重が比較的小さい着地初期では、脚部本体の一端部付近が接地し荷重の変化量に対する荷重作用点の変位量の割合が比較的大きくなるので、脚部が変形し易い。その結果、さらに、脚部と着地面との接触による衝撃を緩和でき、かつ着地面の凹凸を吸収して着地面の起伏に対する追従性を高めることができる。一方、加わる荷重が比較的大きい着地完了時付近では、脚部本体の接地箇所が他端部側に移動し(または広がり)荷重の変化量に対する荷重作用点の変位量の割合が比較的小さくなるので、脚部が変形し難い。その結果、さらに、エネルギを吸収して大きな荷重に対処することができる。このように、弓状の脚部本体を用いることによって、上述した脚部本体と補強部材とを用いる場合の作用効果が顕著となる。
また、上述の3つ以上の脚部と、各脚部が取り付けられるタンクとを備え、脚部の一端部がタンクより下方に位置するように各脚部がタンクに取り付けられる、脚部ユニットが提供される。
この発明では、タンクが、散布物や燃料を収容する本来の機能だけではなく、3つ以上の脚部を支持しかつ連結する機能を果たす。
好ましくは、タンクと一体的に設けられかつ隣り合う脚部を連結する連結部材をさらに含む。この場合、タンクと一体的に形成された連結部材によって隣り合う脚部をさらに強く連結できる。
さらに、上述の3つ以上の脚部と、各脚部が取り付けられる飛行体本体とを備え、脚部の一端部が飛行体本体より下方に位置するように各脚部が飛行体本体に取り付けられる、無人飛行体が提供される。
無人飛行体が着地するとき、着地面との接触による衝撃を緩和しかつ着地面の起伏に対する追従性を高めるとともに、大きな荷重に対処することが要求されるので、この発明は、無人飛行体に好適に用いることができる。
好ましくは、各脚部が取り付けられるタンクをさらに含み、脚部の一端部がタンクより下方に位置するように各脚部がタンクに取り付けられる。この場合、散布物や燃料を収容するタンクによって各脚部をさらに強く連結できる。
また、一端部を接地させた状態で他端部側から荷重を加えたときさらに開脚するように末広がり状に配置される3つ以上の脚部と、各脚部を他端部側で相互に連結する連結部材と、連結部材より下方において各脚部の開脚部を他の少なくとも1つの脚部の開脚部に連結する伸縮可能な伸縮部材とを備え、連結部材と伸縮部材とは、各脚部の一端部を接地させた状態で各脚部の他端部側から荷重を加えたとき、荷重が所定未満であれば両者間に隙間を有し、荷重が所定以上であれば両者が接触するように構成される、脚部ユニットが提供される。
この発明では、各脚部の一端部を接地させた状態で各脚部に他端部側から荷重を加えると、各脚部の開脚部が外側に開いていく。これに伴って、連結部材より下方に設けられる伸縮部材が外側に引っ張られるとともに、連結部材が伸縮部材側に相対的に下降し、やがて伸縮部材に接触する。所定以上の荷重が加わるまでは連結部材と伸縮部材との間に隙間があるので、荷重は脚部によって支持され、荷重の変化量に対する荷重作用点の変位量の割合は比較的大きく(脚部のばね定数は小さく)なる。そして、所定以上の荷重が加わると、連結部材と伸縮部材とは接触し、荷重は脚部だけではなく伸縮部材によっても支持されるので、荷重の変化量に対する荷重作用点の変位量の割合は比較的小さく(脚部と伸縮部材とを合わせたばね定数は大きく)なる。したがって、たとえばこの発明に係る脚部ユニットを無人飛行体に用い、無人飛行体を着地させるとき、加わる荷重が所定未満の着地初期では、連結部材と伸縮部材との間に隙間があり、荷重の変化量に対する荷重作用点の変位量の割合が比較的大きくなるので、脚部が変形し易い。その結果、脚部と着地面との接触による衝撃を緩和でき、かつ着地面の凹凸を吸収して着地面の起伏に対する追従性を高めることができる。一方、加わる荷重が所定以上の着地完了時付近では、連結部材と伸縮部材とが接触し、荷重の変化量に対する荷重作用点の変位量の割合が比較的小さくなるので、脚部が変形し難い。その結果、エネルギを吸収して大きな荷重に対処することができる。
この発明によれば、着地面との接触による衝撃を緩和しかつ着地面の起伏に対する追従性を高めるとともに、大きな荷重に対処することが可能な、脚部、脚部ユニットおよび無人飛行体が得られる。
この発明の一実施形態に係るマルチコプタを示す斜視図である。 図1の実施形態に係るマルチコプタを示し、(a)は正面図解図、(b)は側面図解図である。 脚部ユニットの一例を示す斜視図である。 脚部の一例を示し、(a)は側面図、(b)は斜視図である。 図4(a)のA−A端面を示す端面図である。 脚部に加わる荷重と荷重作用点の変位量との関係を示すグラフである。 脚部に加わる荷重の増加に伴う脚部の接地状態の変遷を示す図解図である。 脚部ユニットの他の例を示す図解図である。 脚部の先端部の一例を示す図解図である。 脚部の他の例を示し、(a)は側面図、(b)は斜視図である。 脚部のその他の例を示し、(a)は側面図、(b)は斜視図である。 (a)は図11(a)のB−B端面を示す端面図であり、(b)は図11(b)において一点鎖線で囲んだ部分を示す拡大図である。 脚部ユニットのその他の例を示す斜視図である。 図13の脚部ユニットを示し、(a)はタンクと伸縮部材との間に隙間がある状態を示す図解図、(b)はタンクと伸縮部材との間に隙間がない状態を示す図解図である。
以下、図面を参照してこの発明の実施形態について説明する。ここでは、この発明の一実施形態に係る脚部38を、無人飛行体の一例であるマルチコプタ10に適用した場合について説明する。
図1および図2を参照して、この発明の一実施形態のマルチコプタ10は、主支持部12を含む。主支持部12は、円板状のハブ部14と、複数(この実施形態では、6個)の円柱状のスポーク部16とを含む。6個のスポーク部16は、ハブ部14の側面において周方向に略等間隔(略60度間隔)をあけて設けられ、かつ放射状に延びるように形成される。各スポーク部16の先端部の上方には、たとえばモータからなる駆動源18と、シングルロータユニット20とが設けられる。シングルロータユニット20は、ロータ支持部20aと、シングルロータ20bとを含む。ロータ支持部20aは、スポーク部16の先端部の上方において上下方向に延び、駆動源18によって回転駆動される。シングルロータ20bは、ロータ支持部20aの上端部に支持され、ロータ支持部20aとともに回転する。このようにして、マルチコプタ本体Mが構成される。
また、マルチコプタ10は、圃場に薬剤を散布するための散布装置22、無線信号を送受信するためのアンテナ24、およびマルチコプタ10の動作を制御するための制御装置(図示せず)を備える。ここで言う薬剤とは、除草剤、肥料、水などの液状または粒状の圃場に散布するものを意味する。アンテナ24は、主支持部12の中央部から上方に延び、制御装置は、主支持部12内に収容される。散布装置22は、薬剤を収容するタンク26と、複数(この実施形態では、2個)のアーム状の配管28a,28bと、薬剤を吐出するための複数(この実施形態では、2個)のノズル30a、30bと、タンク26内の薬剤をノズル30a,30bに圧送するポンプ32とを含み、主支持部12の下方に設けられる。タンク26ひいては散布装置22は、ハブ部14の中央部から下方に延びる支持部34によって支持される。配管28a,28bは、それぞれ略L字状に形成され、タンク26の側面から放射状かつ互いに正反対方向に延びる。ノズル30a,30bはそれぞれ、配管28a,28bの先端部に設けられる。ポンプ32は、タンク26の側面に設けられる。タンク26内に収容された薬剤は、配管28a,28bを介して、ノズル30a,30bから下方に向かって吐出される。
さらに、マルチコプタ10は、脚部ユニット36を含む。図3をも参照して、脚部ユニット36は、複数(この実施形態では、4個)の脚部38、隣り合う2つの脚部38を連結する一対の連結部材40、および隣り合う2つの脚部38を連結する一対の連結部材42を含む。脚部ユニット36は、複数(この実施形態では、4個)の接続部材44を介して、ハブ部14に連結される。各接続部材44は、対応する脚部38の上端部とハブ部14の下面とを連結する。これによって、脚部38の一端部(下端部)がマルチコプタ本体Mより下方に位置するように、各脚部38がマルチコプタ本体Mに取り付けられる。
図4および図5を参照して、脚部38について説明する。
脚部38は、脚部本体46と補強部材48とを含む。
脚部本体46は、たとえば衝撃に強く割れにくい超高分子量ポリエチレンからなり、略弓状に形成され、本体中部50と、本体中部50の上端に繋がる本体上部52と、本体中部50の下端に繋がる本体下部54とを含む。本体中部50および本体下部54のうち補強部材48と対向する面の幅方向中央部には、本体中部50の上端から本体下部54の下端にかけて溝状の凹部56が形成される。また、本体中部50の上端部には、補強部材48の上端部を取り付けるための貫通孔58が形成される。本体下部54の下端部には、補強部材48の下端部を取り付けるための貫通孔60が形成される。
補強部材48は、たとえば曲げ強度に優れたポリアミドからなり、部材上部62と、部材上部62の下端に繋がる部材下部64とを含む。部材上部62は、本体中部50に沿いかつ本体中部50と略同じ長さに形成される。部材上部62の上端部には、本体中部50に取り付けるための貫通孔(図示せず)が形成される。部材下部64は、部材上部62の下端から折れ曲がって略V字状に形成され、部材下部64の先端部は曲面状に形成される。部材上部62および部材下部64のうち脚部本体46と対向する面の幅方向中央部には、部材上部62の上端から部材下部64の下端にかけて凸部66が形成される。凸部66は、凹部56に出し入れ可能な寸法を有する(図5参照)。凸部66のうち、部材下部64の中央部に形成された部分の縁部は、把持し易いように波状に形成される。補強部材48(凸部66)の下端部には、本体下部54を取り付けるための貫通孔(図示せず)が形成される。
そして、脚部本体46の凹部56に補強部材48の凸部66が嵌まり、かつ部材下部64の先端部が本体下部54の先端部を覆うように位置決めされた状態で、脚部本体46の貫通孔58および補強部材48の上端部の貫通孔にボルトなどの締結部材(図示せず)が通されて固定され、脚部本体46の貫通孔60および補強部材48の下端部の貫通孔にボルトなどの締結部材(図示せず)が通されて固定される。これによって、補強部材48は脚部本体46の長手方向に延びるように設けられ、脚部本体46と補強部材48とが一端部(下端部)側と他端部(上端部)側とで接続される。
隣り合う脚部38の本体中部50の上端部(貫通孔58近傍)同士が、リブ状の連結部材40または42によって連結される。また、各脚部38の本体上部52の上端部が、接続部材44を介して、マルチコプタ本体Mに連結される。脚部38と連結部材40,42および接続部材44とは、たとえばボルトなどの締結部材によって接続される。
このような脚部38では、脚部本体46または補強部材48の一端部を接地させた状態で補強部材48は脚部本体46の上側に位置する。補強部材48の一端部と脚部本体46の一端部とは、プリロードをかけて接続され(図4(a)参照)、また、膨らんだ外形を有しかつ脚部本体46と補強部材48との間に貫通部68が形成されるように接続される。補強部材48の一端部と脚部本体46の一端部との接続部は曲面状に形成される。また、脚部38に所定以上の荷重が加わることによって脚部本体46と補強部材48とが接触するそれぞれの接触面において、脚部本体46側の面には凹部56が形成され、かつ補強部材48側の面には凹部56に嵌まる凸部66が形成される。なお、図4(a)に示す本体下部54において、一点鎖線は脚部本体46の貫通孔60と補強部材48の下端部の貫通孔との組付前の形状を示し、実線は組付時の形状を示す。
このようなマルチコプタ10における静荷重試験の結果、図6に示すような脚部38に加わる荷重と荷重作用点Xの変位量との関係が得られた。この試験では、各脚部38の補強部材48の一端部を接地させた状態で、マルチコプタ10に上方から荷重を加えていき、荷重作用点Xの鉛直方向への変位量を測定した。この実施形態において、荷重作用点Xは、脚部本体46の他端部側の本体上部52と接続部材44との接続部である(図4(a)参照)。図6における横軸の荷重は、4個の脚部38に加えられた総荷重である。したがって、各脚部38の荷重作用点Xにかかる荷重は、「4個の脚部38に加えられた総荷重」の4分の1とみなすことができる。
図6および図7を参照して、荷重がゼロである点P1では、図7(a)に示すように、補強部材48の下端部が接地し、脚部本体46と補強部材48との間には隙間C1がある。図5を参照して、隙間C1は、補強部材48の一端部側で脚部本体46の長手方向に対して直交する方向に、かつ凹部56と凸部66との間に設けられる。この実施形態では、荷重がゼロであっても、凸部66は凹部56に僅かに挿入されている。これによって、荷重が加わったときに凸部66と凹部56との嵌合が外れることを防止できる。荷重が17kgfとなる点P2では、図7(b)に示すように、補強部材48の下端部と脚部本体46の本体下部54とが接地し、脚部本体46と補強部材48との間の隙間C1はなくなる。この試験では、17/4kgfが、各荷重作用点Xに加わる所定の荷重に相当する。荷重が略46kgf(通常使用域の上限)となる点P3では、図7(c)に示すように、隙間C1がない状態で、補強部材48は接地せずかつ脚部本体46の本体中部50の下端部が接地する。荷重が略57kgf(補強部材破損域)となる点P4では、図7(d)に示すように、隙間C1がない状態で、脚部本体46の本体中部50が広く接地する。点P4では、連結部材40,42の変形も大きくなる。
このように、脚部本体46において、他端部側から荷重を加えたとき、荷重が大きくなるにしたがって一端部から他端部側により離れた箇所が接地する。また、補強部材48の一端部を接地させた状態で脚部本体46の他端部側から荷重を加えたとき、各脚部38において荷重作用点Xに加わる荷重が所定未満であれば脚部本体46と補強部材48との間に隙間C1があるが、荷重が所定以上であれば隙間C1がなくなり両者が接触し一体化する。したがって、脚部38の一端部を接地させた状態で他端部側から荷重を加えたとき、脚部38に加わる荷重の変化量に対する荷重作用点Xの変位量の割合(変位量/荷重変化量:図6に示す特性曲線の傾き)は、各脚部38に加わる荷重が所定未満である第1領域R1よりも、荷重が所定以上である第2領域R2の方が小さくなる。言い換えれば、荷重が比較的小さい第1領域R1より荷重が比較的大きい第2領域R2の方が、脚部38のばね定数が大きくなる。
このようなマルチコプタ10によれば、各脚部38において、補強部材48の一端部を接地させた状態で脚部本体46に荷重を加えたとき、所定以上の荷重が加わるまでは脚部本体46と補強部材48との間に隙間C1があるので、荷重の変化量に対する荷重作用点Xの変位量の割合は比較的大きく(脚部38のばね定数は小さく)なる。そして、脚部本体46に所定以上の荷重が加わると、脚部本体46と補強部材48との間の隙間C1はなくなり脚部本体46と補強部材48とは一体化されるので、荷重の変化量に対する荷重作用点Xの変位量の割合は比較的小さく(脚部38のばね定数は大きく)なる。したがって、マルチコプタ10を着地させるとき、各脚部38に加わる荷重が所定未満の着地初期では、脚部本体46と補強部材48との間に隙間C1があり、荷重の変化量に対する荷重作用点Xの変位量の割合が比較的大きくなるので、脚部38が変形し易い。その結果、脚部38と着地面との接触による衝撃を緩和でき、かつ着地面の凹凸を吸収して着地面の起伏に対する追従性を高めることができる。一方、各脚部38に加わる荷重が所定以上の着地完了時付近では、脚部本体46と補強部材48との間の隙間C1がなくなり脚部本体46と補強部材48とは一体化され、荷重の変化量に対する荷重作用点Xの変位量の割合が比較的小さくなるので、脚部38が変形し難い。その結果、エネルギを吸収して大きな荷重に対処することができる。
また、弓状の脚部本体46の一端部を接地させた状態で脚部本体46に荷重を加えたとき、脚部本体46に加えられた荷重が大きくなるにしたがって、脚部本体46の接地箇所は、一端部から他端部側により離れた箇所に移動する(または広がる)。荷重が比較的小さい領域では、荷重の変化量に対する荷重作用点Xの変位量の割合は比較的大きくなる。一方、荷重が比較的大きい領域では、荷重の変化量に対する荷重作用点Xの変位量の割合は比較的小さくなる。したがって、脚部38を有するマルチコプタ10を着地させるとき、加わる荷重が比較的小さい着地初期では、脚部本体46の一端部付近が接地し荷重の変化量に対する荷重作用点Xの変位量の割合が比較的大きくなるので、脚部38が変形し易い。その結果、さらに、脚部38と着地面との接触による衝撃を緩和でき、かつ着地面の凹凸を吸収して着地面の起伏に対する追従性を高めることができる。一方、加わる荷重が比較的大きい着地完了時付近では、脚部本体46の接地箇所が他端部側に移動し(または広がり)荷重の変化量に対する荷重作用点Xの変位量の割合が比較的小さくなるので、脚部38が変形し難い。その結果、さらに、エネルギを吸収して大きな荷重に対処することができる。このように、弓状の脚部本体46を用いることによって、上述した作用効果が顕著となる。
脚部本体46または補強部材48の一端部を接地させた状態で補強部材48は脚部本体46の上側に位置するので、補強部材48を容易に交換できる。したがって、マルチコプタ10が着地しているときに、補強部材48を容易に交換でき、マルチコプタ10の重量や降下速度によって異なる着地時の衝撃に応じて、適切な機械的性質の補強部材に容易に変更できる。
膨らんだ外形を有しかつ脚部本体46と補強部材48との間に貫通部68が形成されるように補強部材48の一端部と脚部本体46の一端部とが接続されるので、補強部材48または脚部本体46の一端部付近を把持し易くなり把持部として機能させることができる。したがって、マルチコプタ10を運搬する場合、補強部材48または脚部本体46の一端部付近を把持することによって円滑に作業を行うことができる。
補強部材48の一端部と脚部本体46の一端部とはプリロード(初期荷重)をかけて接続されるので、脚部本体46に加わる荷重が所定未満の領域における、荷重の変化量に対する荷重作用点Xの変位量の割合(脚部38のばね定数)を予め調整できる。
補強部材48の一端部と脚部本体46の一端部との接続部は曲面状に形成されるので、マルチコプタ10を運搬用の荷台に積み下ろしするとき、マルチコプタ10が荷台上を摺動し易くなり、円滑に作業を行うことができる。
マルチコプタ10が着地するとき、着地面との接触による衝撃を緩和しかつ着地面の起伏に対する追従性を高めるとともに、大きな荷重に対処することが要求されるので、脚部38は、マルチコプタ10に好適に用いることができる。
以上の作用効果は、後述する図10に示す脚部38aにおいても同様に奏することができる。
また、脚部38では、補強部材48の一端部側で脚部本体46と補強部材48との間に隙間C1を形成した状態で、脚部本体46または補強部材48の一端部を接地させ脚部本体46に荷重を加えると、当該隙間C1が狭くなるように脚部本体46が撓む。そして、脚部38に加わる荷重が所定以上になると、脚部本体46と補強部材48の一端部側との間の隙間C1がなくなり、両者が一体化する。このようにして、荷重の変化量に対する荷重作用点Xの変位量の割合が、荷重が所定未満である第1領域R1よりも荷重が所定以上である第2領域R2の方が小さくなる、脚部38を容易に得ることができる。
脚部38では、脚部本体46側の面に凹部56が形成され、補強部材48側の面に凹部56に嵌まる凸部66が形成されるので、脚部本体46と補強部材48とをより強く一体化できる。
上述の実施形態では、脚部ユニット36は、タンク26に接続されていないが、これに限定されない。図8に示すような脚部ユニット36aが用いられてもよい。脚部ユニット36aは、図3に示す脚部ユニット36がタンク26aに接続された構造に相当する。脚部ユニット36aでは、脚部38の一端部(下端部)がタンク26aより下方に位置するように、各脚部38の本体上部52がタンク26aによって連結されている。本体上部52とタンク26aとは、たとえばボルトなどの締結部材(図示せず)によって接続される。また、タンク26aと、連結部材40,42とは、たとえばボルトなどの締結部材によって一体的に設けられる。脚部ユニット36aは、各脚部38の本体上部52に接続される接続部材44を介してマルチコプタ本体Mに連結される。
このような脚部ユニット36aによれば、タンク26aが、散布物や燃料を収容する本来の機能だけではなく、4つの脚部38を支持しかつ連結する機能を果たし、各脚部38を強く連結できる。また、タンク26aと一体化された連結部材40,42によって隣り合う脚部38をさらに強く連結できる。このように、各脚部38を、タンク26aだけではなく、連結部材40,42によっても支持することによって、脚部38の支持を分担でき、脚部38をより強く支持できる。
上述の実施形態では、荷重ゼロの状態でも、補強部材48の一端部側(部材上部62の下端部側)で脚部本体46の凹部56に補強部材48の凸部66の先端が入り込むように、脚部38が構成されたが、これに限定されない。図9に示すように、荷重ゼロの状態において、補強部材48の一端部側で脚部本体46の凹部56に補強部材48の凸部66の先端が入り込まないように、脚部38が構成されてもよい。また、脚部本体に凸部が設けられかつ補強部材に凹部が設けられてもよい。さらに、凹部および凸部のない脚部本体および補強部材を用いて、脚部が構成されてもよい。
また、補強部材48は部材下部64を含まなくてもよい。したがって、脚部本体46の下端部と補強部材の下端部とは、必ずしも接続されていなくてもよい。
ついで、図10を参照して、この発明の他の実施形態の脚部38aについて説明する。
脚部38aは、脚部本体70と補強部材72とを含む。
脚部本体70は、たとえば衝撃に強く割れにくい超高分子量ポリエチレンからなり、略弓状に形成され、本体中部74と、本体中部74の上端部に繋がる本体上部76と、本体中部74の下端に繋がる本体下部78とを含む。本体中部74および本体下部78のうち補強部材72と対向する面の幅方向中央部には、本体中部74の上端から本体下部78の下端にかけて溝状の凹部80が形成される。また、本体上部76の下端には、補強部材72の他端部(上端部)を係止する係止部82が形成される。本体下部78の下端部は曲面状に形成され、本体下部78の下端部には、補強部材72の下端部を取り付けるための貫通孔84が形成される。
補強部材72は、たとえば曲げ強度に優れたポリアミドからなり、部材上部86と、部材上部86の下端に繋がる部材下部88とを含む。部材上部86は、本体中部74に沿いかつ本体中部74と略同じ長さに形成され、その上端部に形成される突起部90を有する。部材下部88は、部材上部86の下端から折れ曲がって略V字状に形成される。部材上部86および部材下部88のうち脚部本体70と対向する面の幅方向中央部には、部材上部86の上端から部材下部88の下端にかけて、さらに部材下部88からはみ出しかつ部材上部86側に向かって湾曲するように凸部92が形成される。凸部92は、凹部80に嵌入可能な寸法を有し、凸部92が凹部80に嵌入されることによって、脚部本体70に対する補強部材72の幅方向の位置ずれを防止でき、脚部本体70上に補強部材72を位置させることができる。補強部材72(凸部92)の下端部には、本体下部78を取り付けるための貫通孔(図示せず)が形成される。
そして、脚部本体70の凹部80に補強部材72の凸部92が嵌まるように位置決めされた状態で、脚部本体70の貫通孔84および補強部材72の下端部の貫通孔にボルトなどの締結部材(図示せず)が通されて固定される。これによって、補強部材72は脚部本体70の長手方向に延びるように設けられ、脚部本体70と補強部材72とが一端部(下端部)側で接続される。また、補強部材72の他端部の突起部90と脚部本体70の係止部82との間に隙間C2が設けられ、補強部材72は、他端部(上端部)側で脚部本体70に対して相対的に長手方向に摺動可能となるように設けられる。
隣り合う脚部38aの本体上部76の下端部(係止部82のやや上側)同士が、リブ状の連結部材40または42によって連結される。また、各脚部38aの本体上部76の上端部が、接続部材44を介して、マルチコプタ本体Mに連結される。脚部38aと連結部材40,42および接続部材44とは、たとえばボルトなどの締結部材によって接続される。
このような脚部38aでは、脚部本体70の一端部を接地させた状態で補強部材72は脚部本体70の上側に位置する。補強部材72の一端部と脚部本体70の一端部とは、プリロードをかけて接続され(図10(a)参照)、また、膨らんだ外形を有しかつ脚部本体70と補強部材72との間に貫通部94が形成されるように接続される。補強部材72の一端部と脚部本体70の一端部との接続部は曲面状に形成される。また、脚部38aに所定以上の荷重が加わることによって脚部本体70と補強部材72とが接触するそれぞれの接触面において、脚部本体70側の面には凹部80が形成され、かつ補強部材72側の面には凹部80に嵌まる凸部92が形成される。なお、図10(a)に示す本体下部78において、一点鎖線は脚部本体70の貫通孔84と補強部材72の下端部の貫通孔との組付前の形状を示し、実線は組付時の形状を示す。
また、脚部本体70において、一端部を接地させた状態で他端部側から荷重を加えたとき、荷重が大きくなるにしたがって一端部から他端部側により離れた箇所が接地する。また、脚部本体70の一端部を接地させた状態で脚部本体70の他端部側から荷重を加えたとき、各脚部38aにおいて荷重作用点(脚部38aと接続部材44との接続部)に加わる荷重が所定未満であれば各脚部本体70と補強部材72との間に隙間C2(図10参照)があるが、荷重が所定以上であれば隙間C2がなくなり両者が接触し一体化する。したがって、脚部38aの一端部を接地させた状態で他端部側から荷重を加えたとき、脚部38aに加わる荷重の変化量に対する荷重作用点の変位量の割合は、各脚部38aに加わる荷重が所定未満である第1領域(図6の第1領域R1に相当)よりも、荷重が所定以上である第2領域(図6の第2領域R2に相当)の方が小さくなる。
このような脚部38aを含むマルチコプタによれば、補強部材72の他端部と脚部本体70の係止部82との間に隙間C2を形成した状態で、脚部本体70の一端部を接地させ脚部本体70に荷重を加えると、脚部本体70は下方に押される。それに伴って、補強部材72の他端部は、脚部本体70に対して長手方向(Y1方向)に摺動し、隙間C2が狭くなっていく。そして、各脚部38aに加わる荷重が所定以上になると、補強部材72の他端部(突起部90)は脚部本体70の係止部82に係止され、脚部本体70と補強部材72の他端部との間の隙間C2がなくなり両者が一体化する。このようにして、荷重の変化量に対する荷重作用点の変位の割合が、荷重が所定未満である第1領域よりも荷重が所定以上である第2領域の方が小さくなる、脚部38aを容易に得ることができる。
さらに、図11および図12を参照して、この発明の他の実施形態の脚部38bについて説明する。
脚部38bは、脚部本体96と補強部材98とを含む。
脚部本体96は、たとえば衝撃に強く割れにくい超高分子量ポリエチレンからなり、略弓状に形成され、本体中部100と、本体中部100の上端に繋がる本体上部102と、本体中部100の下端に繋がる本体下部104とを含む。本体中部100のうち補強部材98と対向する面を挟むように、本体中部100の上端やや下方には、一対の係止部106a,106bが形成される。本体中部100のうち補強部材98と対向する面の下端には、脚部38bの長手方向に延びるスリット108を有する突起部110が設けられる。当該対向面の幅方向中央部には、本体中部100の上端から突起部110にかけて溝状の凹部112が形成される。また、本体中部100の上端部の両側面には、脚部38bの長手方向に延びる一対の溝状の凹部114a,114bが形成される。本体下部104の下端部は曲面状に形成される。
補強部材98は、たとえば曲げ強度に優れたポリアミドからなり、略V字状に形成され、脚部本体96の本体中部100と対向するように設けられる。補強部材98は、部材本体116を含む。部材本体116の上端部には係止部118が設けられる。係止部118は、凹部114a,114bを摺動可能な一対の凸部120a,120bを含む(図12(a)参照)。部材本体116の下端部には、突起部110のスリット108に差し込まれる板状部122が設けられる。部材本体116および係止部118のうち脚部本体96と対向する面の幅方向中央部には、係止部118の上端から部材本体116の下端にかけて、凸部124が形成される。凸部124は、凹部112に嵌入可能な寸法を有し、凸部124が凹部112に嵌入されることによって、脚部本体96に対する補強部材98の幅方向の位置ずれを防止できる。
そして、脚部本体96の凹部112,114a,114bにそれぞれ補強部材98の凸部124,120a,120bが嵌まり、かつ脚部本体96のスリット108に補強部材98の板状部122が差し込まれた状態で、突起部110と板状部122とがボルトなどの締結部材(図示せず)によって固定される。これによって、補強部材98は脚部本体96の長手方向に延びるように設けられ、脚部本体96と補強部材98とが一端部(下端部)側で接続される。また、補強部材98の係止部118と脚部本体96の係止部106a,106bとの間に隙間C3(図11(a)参照)が設けられ、補強部材98は、他端部(上端部)側で脚部本体96に対して相対的に長手方向に摺動可能となるように設けられる。脚部38bでは、脚部本体96の一端部を接地させた状態で補強部材98は脚部本体96の下側に位置する。
このような脚部38bを用いたマルチコプタによれば、補強部材98の係止部118と脚部本体96の係止部106a,106bとの間に隙間C3を形成した状態で、脚部本体96の一端部を接地させ脚部本体96の他端部側から荷重を加えると、脚部本体96は下方に押されながら曲がる。それに伴って、補強部材98の係止部118は、脚部本体96に対して凹部114a,114bに沿って長手方向(Y2方向)に摺動し、隙間C3が狭くなっていく。そして、各脚部38bに加わる荷重が所定以上になると、補強部材98の係止部118は脚部本体96の係止部106a,106bに係止され、隙間C3がなくなり脚部本体96と補強部材98とが一体化する。このようにして、荷重の変化量に対する荷重作用点の変位の割合が、荷重が所定未満である第1領域(図6の第1領域R1)よりも荷重が所定以上である第2領域(図6の第2領域R2に相当)の方が小さくなる、脚部38bを容易に得ることができる。
さらに、図13および図14を参照して、この発明の他の実施形態の脚部ユニット36bについて説明する。
脚部ユニット36bは、複数(この実施形態では、4個)の脚部38d、各脚部38dを連結する連結部材として機能するタンク26b、および向かい合う2つの脚部38dを連結する2つの伸縮部材126を含む。
各脚部38dは、略弓状に形成され、タンク26bに取り付けられる取付部128と、取付部128の下端に繋がりかつ開脚可能な開脚部130と、伸縮部材126を支持するために開脚部130に設けられる支持部132とを含む。開脚部130の下端部は、曲面状に形成される。
4つの脚部38dは、一端部(下端部)を接地させた状態で他端部(上端部)側から荷重を加えたとき、さらに開脚するように末広がり状に配置される。タンク26bは、各脚部38dを他端部側で相互に連結する。伸縮部材126は、たとえばゴムからなり、タンク26bより下方において、向かい合う脚部38dの開脚部130(支持部132)同士を連結する。
脚部ユニット36bは、脚部38dの一端部がマルチコプタ本体M(図1参照)より下方に位置するように、脚部38dの他端部に接続された接続部材(図示せず)を介してマルチコプタ本体Mに連結される。
このような脚部ユニット36bを有するマルチコプタによれば、各脚部38dの一端部を接地させた状態で各脚部38dに他端部側から荷重を加えると、各脚部38dの開脚部130が外側に開いていく。これに伴って、連結部材として機能するタンク26bより下方に設けられる伸縮部材126が外側に引っ張られるとともに、タンク26bが伸縮部材126側に相対的に下降し、やがて伸縮部材126に接触する。所定以上の荷重が加わるまではタンク26bと伸縮部材126との間に隙間C4があるので、荷重は脚部38dによって支持され、荷重の変化量に対する荷重作用点の変位量の割合は比較的大きく(脚部38dのばね定数は小さく)なる。そして、所定以上の荷重が加わると、タンク26bと伸縮部材126とは接触し、荷重は脚部38dだけではなく伸縮部材126によっても支持されるので、荷重の変化量に対する荷重作用点の変位量の割合は比較的小さく(脚部38dと伸縮部材126とを合わせたばね定数は大きく)なる。したがって、脚部ユニット36bを有するマルチコプタを着地させるとき、加わる荷重が所定未満の着地初期では、タンク26bと伸縮部材126との間に隙間C4があり、荷重の変化量に対する荷重作用点の変位量の割合が比較的大きくなるので、脚部38dが変形し易い。その結果、脚部38dと着地面との接触による衝撃を緩和でき、かつ着地面の凹凸を吸収して着地面の起伏に対する追従性を高めることができる。一方、加わる荷重が所定以上の着地完了時付近では、タンク26bと伸縮部材126とが接触し、荷重の変化量に対する荷重作用点の変位量の割合が比較的小さくなるので、脚部38dが変形し難い。その結果、エネルギを吸収して大きな荷重に対処することができる。
なお、図4に示す実施形態では,荷重ゼロのとき補強部材48が接地するが、これに限定されない。荷重ゼロのとき脚部本体が接地するように構成されてもよい。
図10に示す実施形態では,荷重ゼロのとき主として脚部本体70が接地するが、これに限定されない。荷重ゼロのとき主として補強部材が接地するように構成されてもよい。
図4および図8に示す実施形態では、補強部材が膨らんだ外形を有していたが、これに限定されない。脚部本体が膨らんだ外形を有していてもよい。
図8に示す脚部ユニット36aでは、タンク26aと連結部材40,42とが一体的に設けられたが、これに限定されない。タンク26aと連結部材40,42とは、離れていてもよい。
図13に示す実施形態では、伸縮部材126は、向かい合う2つの脚部38dを連結したが、これに限定されない。伸縮部材は、各脚部の開脚部を他の少なくとも1つの脚部の開脚部に連結する限りにおいて、隣り合う脚部を連結するようにしてもよい。
上述の実施形態では、マルチコプタは4つの脚部を有する場合について説明したが、これに限定されない。マルチコプタは3つ以上の脚部を有すればよい。
上述の実施形態では、この発明をマルチコプタに適用した場合について説明したが、これに限定されない。この発明は、シングルロータのヘリコプタや気球等の任意の無人飛行体に適用できる。
10 マルチコプタ
26,26a,26b タンク
36,36a,36b 脚部ユニット
38,38a,38b,38c,38d 脚部
40,42 連結部材
44 接続部材
46,70,96 脚部本体
48,72,98 補強部材
56,80,112,114a,114b 凹部
66,92,120a,120b,124 凸部
68,94 貫通部
82,106a,106b,118 係止部
126 伸縮部材
130 開脚部
C1,C2,C3,C4 隙間
M マルチコプタ本体
R1 第1領域
R2 第2領域
X 荷重作用点
また、マルチコプタ10は、圃場に薬剤を散布するための散布装置22、無線信号を送受信するためのアンテナ24、およびマルチコプタ10の動作を制御するための制御装置(図示せず)を備える。ここで言う薬剤とは、除草剤、肥料、水などの液状または粒状の圃場に散布するものを意味する。アンテナ24は、主支持部12の中央部から上方に延び、制御装置は、主支持部12内に収容される。散布装置22は、薬剤を収容するタンク26と、複数(この実施形態では、2個)のアーム状の配管28a,28bと、薬剤を吐出するための複数(この実施形態では、2個)のノズル30a30bと、タンク26内の薬剤をノズル30a,30bに圧送するポンプ32とを含み、主支持部12の下方に設けられる。タンク26ひいては散布装置22は、ハブ部14の中央部から下方に延びる支持部34によって支持される。配管28a,28bは、それぞれ略L字状に形成され、タンク26の側面から放射状かつ互いに正反対方向に延びる。ノズル30a,30bはそれぞれ、配管28a,28bの先端部に設けられる。ポンプ32は、タンク26の側面に設けられる。タンク26内に収容された薬剤は、配管28a,28bを介して、ノズル30a,30bから下方に向かって吐出される。

Claims (15)

  1. 一端部を接地させた状態で他端部側から荷重を加えたとき、前記荷重の変化量に対する荷重作用点の変位量の割合は、前記荷重が所定未満である第1領域よりも前記荷重が所定以上である第2領域の方が小さくなる、脚部。
  2. 脚部本体と、
    前記脚部本体に接続されかつ前記脚部本体の長手方向に延びるように設けられる補強部材とを備え、
    前記脚部本体と前記補強部材とは、前記脚部本体または前記補強部材の一端部を接地させた状態で前記脚部本体の他端部側から荷重を加えたとき、前記荷重が所定未満であれば両者間に隙間を有し、前記荷重が所定以上であれば前記隙間がなくなり両者が接触するように構成される、脚部。
  3. 前記隙間は、前記補強部材の一端部側で前記脚部本体の長手方向に対して直交する方向に設けられ、
    前記補強部材は他端部側で前記脚部本体に接続される、請求項2に記載の脚部。
  4. 前記所定以上の荷重が加わることによって前記脚部本体と前記補強部材とが接触するそれぞれの接触面において、一方には凹部が形成されかつ他方には前記凹部に嵌まる凸部が形成される、請求項3に記載の脚部。
  5. 前記補強部材は、一端部側で前記脚部本体に接続されかつ他端部側で前記脚部本体に対して相対的に長手方向に摺動可能に設けられ、
    前記脚部本体は、前記補強部材の他端部を係止する係止部を有し、
    前記隙間は、前記補強部材の他端部と前記係止部との間に設けられる、請求項2に記載の脚部。
  6. 前記脚部本体または前記補強部材の一端部を接地させた状態で前記補強部材は前記脚部本体の上側に位置する、請求項2から5のいずれかに記載の脚部。
  7. 膨らんだ外形を有しかつ前記脚部本体と前記補強部材との間に貫通部が形成されるように前記補強部材の一端部と前記脚部本体の一端部とが接続される、請求項2から6のいずれかに記載の脚部。
  8. 前記補強部材の一端部と前記脚部本体の一端部とはプリロードをかけて接続される、請求項7に記載の脚部。
  9. 前記補強部材の一端部と前記脚部本体の一端部との接続部は曲面状に形成される、請求項7または8に記載の脚部。
  10. 前記脚部本体は、一端部を接地させた状態で他端部側から荷重を加えたとき、前記荷重が大きくなるにしたがって前記一端部から前記他端部側により離れた箇所が接地するように弓状に構成される、請求項2から9のいずれかに記載の脚部。
  11. 請求項1から10のいずれかに記載の3つ以上の脚部と、
    前記各脚部が取り付けられるタンクとを備え、
    前記脚部の一端部が前記タンクより下方に位置するように前記各脚部が前記タンクに取り付けられる、脚部ユニット。
  12. 前記タンクと一体的に設けられかつ隣り合う前記脚部を連結する連結部材をさらに含む、請求項11に記載の脚部ユニット。
  13. 請求項1から10のいずれかに記載の3つ以上の脚部と、
    前記各脚部が取り付けられる飛行体本体とを備え、
    前記脚部の一端部が前記飛行体本体より下方に位置するように前記各脚部が前記飛行体本体に取り付けられる、無人飛行体。
  14. 前記各脚部が取り付けられるタンクをさらに含み、
    前記脚部の一端部が前記タンクより下方に位置するように前記各脚部が前記タンクに取り付けられる、請求項13に記載の無人飛行体。
  15. 一端部を接地させた状態で他端部側から荷重を加えたときさらに開脚するように末広がり状に配置される3つ以上の脚部と、
    前記各脚部を他端部側で相互に連結する連結部材と、
    前記連結部材より下方において前記各脚部の開脚部を他の少なくとも1つの前記脚部の開脚部に連結する伸縮可能な伸縮部材とを備え、
    前記連結部材と前記伸縮部材とは、前記各脚部の一端部を接地させた状態で前記各脚部の他端部側から荷重を加えたとき、前記荷重が所定未満であれば両者間に隙間を有し、前記荷重が所定以上であれば両者が接触するように構成される、脚部ユニット。
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