JP2019025185A - 眼科装置、及びデータ収集方法 - Google Patents

眼科装置、及びデータ収集方法 Download PDF

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Abstract

【課題】スウェプトソースOCTを用いて被検眼のデータを低コストで収集する眼科装置およびデータ収集方法を提供する。
【解決手段】眼科装置は、掃引範囲が変更可能な波長掃引光源11により波長掃引された光を測定光と参照光とに分割し、測定光を光スキャナ40を介して被検眼に投射し、被検眼からの測定光の戻り光と前記参照光との干渉光を検出する。互いに異なる掃引範囲で波長掃引された光に基づく測定光を被検眼における第1投射位置に対して複数回投射させることにより複数回の部分Aスキャンを実行させ、かつ、複数回の部分Aスキャンの間に前記光スキャナを制御して測定光を第2投射位置に対して少なくとも1回投射させる制御部と、OCT光学系による干渉光の検出結果に基づいて取得された複数回の部分Aスキャンに対応する複数の部分スキャンデータを用いて前記第1投射位置に対応するAスキャンデータを生成するスキャンデータ生成部と、を含む。
【選択図】図1

Description

この発明は、眼科装置、及びデータ収集方法に関する。
近年、レーザ光源等からの光ビームを用いて被測定物体の形態を測定したり画像化したりするOCTが注目を集めている。OCTは、X線CT(Computed Tomography)のような人体に対する侵襲性を持たないことから、特に医療分野や生物学分野における応用の展開が期待されている。例えば、眼科分野においては、眼底や角膜等の画像を形成する装置が実用化されている。このようなOCTを用いた装置(OCT装置)は被検眼の様々な部位(眼底や前眼部)の観察に適用可能である。また、高精細な画像を取得できることから、様々な眼科疾患の診断に応用されている。
OCTを実現する手法については様々なものが提案されている。その中でもスウェプトソース(Swept Source)OCTは、画像を高速に取得したり、観察部位の深部を高感度に測定したりすることが可能である。スウェプトソースOCTは、測定光の波長を変化させることで観察部位の深さ方向の情報を取得する。
一方、眼疾患のスクリーニングや治療などを行うために、簡便に広い視野で被検眼の眼底などの観察や撮影が可能な眼科装置が求められている。このような眼科装置として、走査型レーザ検眼鏡(Scanning Laser Ophthalmoscope:以下、SLO)が知られている。SLOは、光で眼底をスキャンし、その戻り光を受光デバイスで検出することにより眼底の平面画像を形成する装置である。
例えば、特許文献1には、被検眼の網膜の平面画像を取得する機能と、この網膜の深度スライス画像を取得するための機能とを備えた眼科装置が開示されている。
特表2010−508105号公報
スウェプトソースOCTを用いて2次元又は3次元の断層像を取得する場合、波長掃引された測定光を被検眼に投射して深さ方向のスキャン(Aスキャン)を行い、その後、測定光の投射位置を水平方向や上下方向に移動させつつAスキャンを繰り返す。
一般的な波長掃引光源による掃引周波数は約100kHz(キロヘルツ)であるため、1つのAスキャンには約10μs(マイクロ秒)を要する。例えば1ラインが500点のBスキャンには5000(=10×500)μsを要し、往復時間を考慮すると10000μs(0.1kHz)を要することになる。すなわち、Bスキャンを行うために測定光を偏向する光スキャナには、0.1kHz以下の周波数で偏向するものが必要になる。
安価で安定性や耐久性に優れた共振タイプの光スキャナであるレゾナントスキャナは10kHz程度の周波数で測定光を偏向するため、上記のようなBスキャン用の光スキャナとして採用することができない。或いは、Bスキャン用の光スキャナとしてこの種の高速光スキャナを採用する場合、掃引周波数が高いより高価な波長掃引光源を用いる必要がある。
一方、SLOでは、被検眼の固視微動等の影響を最小限に抑えるため、レゾナントスキャナのような高速光スキャナを採用する必要がある。従って、SLOとスウェプトソースOCTとを備えた眼科装置においては、特許文献1に開示されているようにSLO用の光スキャナとスウェプトソースOCT用の光スキャナとを別個に用意する必要があり、低コスト化や小型化が困難である。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、スウェプトソースOCTを用いて被検眼のデータを低コストで収集するための新たな技術を提供することにある。
実施形態に係る第1態様は、スウェプトソースOCTを用いて被検眼のデータを収集する眼科装置であって、光スキャナと、掃引範囲が変更可能な波長掃引光源により波長掃引された光を測定光と参照光とに分割し、前記測定光を前記光スキャナを介して前記被検眼に投射し、前記被検眼からの前記測定光の戻り光と前記参照光との干渉光を検出するOCT光学系と、互いに異なる前記掃引範囲で波長掃引された光に基づく測定光を前記被検眼における第1投射位置に対して複数回投射させることにより複数回の部分Aスキャンを実行させ、かつ、前記複数回の部分Aスキャンの間に前記光スキャナを制御して測定光を第2投射位置に対して少なくとも1回投射させる制御部と、前記OCT光学系による前記干渉光の検出結果に基づいて取得された前記複数回の部分Aスキャンに対応する複数の部分スキャンデータを用いて前記第1投射位置に対応するAスキャンデータを生成するスキャンデータ生成部と、を含む。
また、実施形態に係る第2態様では、第1態様において、前記制御部は、第1掃引範囲で波長掃引された光に基づく測定光を前記第1投射位置及び前記第2投射位置を含む複数の投射位置に対して投射させることにより複数回の部分Aスキャンを実行させた後、前記第1掃引範囲と異なる第2掃引範囲で掃引された光に基づく測定光を前記第1投射位置に対して投射させることにより新たな部分Aスキャンを実行させてもよい。
また、実施形態に係る第3態様は、第1態様又は第2態様において、互いに異なる測定光の投射位置に対応する複数の前記Aスキャンデータに基づいてBスキャン画像を形成する画像形成部を含んでもよい。
また、実施形態に係る第4態様は、第1態様〜第3態様のいずれかにおいて、SLO光源からの光を前記被検眼に投射し、前記被検眼からの戻り光を検出するSLO光学系と、前記測定光の光路と前記SLO光源からの光の光路とを合成する光路合成部材と、を含み、前記光スキャナは、前記光路合成部材による合成光路に配置されていてもよい。
また、実施形態に係る第5態様は、第1態様〜第4態様のいずれかにおいて、前記光スキャナは、レゾナントスキャナを含んでもよい。
また、実施形態に係る第6態様は、第1態様〜第5態様のいずれかにおいて、前記波長掃引光源を含んでもよい。
また、実施形態に係る第7態様は、スウェプトソースOCTを用いて被検眼のデータを収集するデータ収集方法であって、第1掃引範囲で波長掃引された光に基づく測定光を前記被検眼における第1投射位置に投射し、その戻り光を検出することにより前記被検眼の第1スキャンデータを取得する第1スキャンステップと、前記第1スキャンステップの後に、前記被検眼において前記測定光の入射方向と交差する方向の第2投射位置に測定光を投射し、その戻り光を検出することにより前記被検眼の第2スキャンデータを取得する第2スキャンステップと、前記第2スキャンステップの後に、前記第1掃引範囲と異なる第2掃引範囲で波長掃引された光に基づく測定光を前記第1投射位置に投射し、その戻り光を検出することにより前記被検眼の第3スキャンデータを取得する第3スキャンステップと、を含む。
また、実施形態に係る第8態様は、第7態様において、前記第1スキャンデータと前記第3スキャンデータとを用いて前記第1投射位置に対応するAスキャンデータを生成するスキャンデータ生成ステップを含んでもよい。
また、実施形態に係る第9態様は、第7態様又は第8態様において、互いに異なる測定光の投射位置に対応する複数の前記Aスキャンデータに基づいてBスキャン画像を形成する画像形成ステップを含んでもよい。
また、実施形態に係る第10態様は、第7態様〜第9態様のいずれかにおいて、前記第2スキャンステップでは、前記第1掃引範囲で掃引された光に基づく測定光を前記第2投射位置を含む複数の投射位置に対して投射させてもよい。
本発明によれば、スウェプトソースOCTを用いて被検眼のデータを低コストで収集することができるようになる。
実施形態に係る眼科装置の構成の一例を示す概略図である。 実施形態に係る眼科装置の構成の一例を示す概略図である。 実施形態の比較例に係る眼科装置の動作を説明するための概略図である。 実施形態の比較例に係る眼科装置の動作を説明するための概略図である。 実施形態に係る眼科装置の動作を説明するための概略図である。 実施形態に係る眼科装置の動作を説明するための概略図である。 実施形態に係る眼科装置の動作を説明するための概略図である。 実施形態に係る眼科装置の動作を説明するための概略図である。 実施形態に係る眼科装置の動作の一例を表すフローチャートである。
この発明に係る眼科装置、及びデータ収集方法の実施形態の一例について、図面を参照しながら詳細に説明する。
この発明に係る眼科装置は、スウェプトソースOCTの手法を用いて被測定物体としての被検眼のデータを収集することが可能である。以下、実施形態に係る眼科装置は、被検眼の光学特性を測定したり、被検眼の画像(断層像、2次元画像、3次元画像など)を形成したりすることが可能である。
この明細書では、OCTによって取得される画像をOCT画像と総称することがある。また、OCT画像を形成するための計測動作をOCT計測と呼ぶことがある。なお、この明細書に記載された文献の記載内容を、以下の実施形態の内容として適宜援用することが可能である。
以下の実施形態では、被測定物体を生体眼(被検眼)とし、スウェプトソースタイプのOCTの手法を用いて眼底のOCT計測を行う眼科装置について説明するが、以下の実施形態を虹彩や角膜近傍の前眼部や、さらに生体眼以外の被測定物体を計測する装置に適用することが可能である。特に、実施形態に係る眼科装置は、眼底のOCT画像を取得することが可能であり、更に、眼底を撮影することにより眼底像を取得することが可能である。この実施形態では、眼科装置がOCT計測の機能とSLO(Scanning Laser Ophthalmoscope)の機能とを備えている場合について説明する。しかしながら、実施形態に係る眼科装置は、OCT計測の機能に加えて、SLO以外の機能を備えていてもよい。SLO以外の機能には、例えば眼底カメラ、スリットランプ、眼科手術用顕微鏡、光凝固装置などの機能がある。また、実施形態に係る眼科装置は、OCT計測を行う機能だけを備えていてもよい。
以下、特に明記しない限り、被検者から見て左右方向(水平方向)をx方向とし、上下方向をy方向とし、前後方向(奥行き方向、深さ方法)をz方向とする。x方向、y方向及びz方向は、3次元直交座標系を定義する。
[構成]
図1に、実施形態に係る眼科装置の構成例を示す。眼科装置1は、OCT光学系10と、SLO光学系20と、反射ミラー30と、ビームスプリッタ31と、光スキャナ40と、対物レンズ50とを含む。眼科装置1は、被検眼Eの眼底に固視標を投影する機能を備えていてよい。固視標には、内部固視標や外部固視標を用いることができる。
(OCT光学系)
OCT光学系10は、波長掃引光源11と、干渉光学系12とを含む。干渉光学系12は、検出器12Aを含む。
波長掃引光源11は、掃引範囲内で波長(波数)掃引された出射光を出力する。掃引範囲は、後述の制御部100からの制御を受けて変更可能である。掃引範囲は、少なくとも1つの掃引波長(波数)を含んでいればよい。波長掃引光源11から出力される光は、例えば、1040〜1060nm程度(例えば、1050nm)の中心波長を有し、50nm程度の波長幅を有する近赤外光であってよい。波長掃引光源11は、この人眼では視認できない近赤外の波長帯において、出力波長を時間的に変化させる。
このような波長掃引光源11は、例えば、波長可変半導体レーザを含む。波長可変半導体レーザとして、例えば、超周期回折格子分布反射型レーザ(Super−Structure Grating Distributed Bragg Reflector Laser:SSG−DBRレーザ)などを採用することができる。SSG−DBRレーザは、半導体光増幅器(Semiconductor Optical Amplifier:SOA)と、フロントSSG−DBRと、活性層と、位相調整領域と、リアSSG−DBRとを含む。SOAと活性層とが出力調整領域として機能し、位相調整領域とフロントSSG−DBR及びリアSSG−DBRとが波長調整領域として機能する。出力調整領域と波長調整領域とに注入する電流の組み合わせにより、出力強度と出力波長とを変更することができる。
干渉光学系12は、波長掃引光源11により波長掃引された光を測定光と参照光とに分割し、測定光を光スキャナ40を介して被検眼Eに投射し、被検眼Eからの測定光の戻り光と参照光との干渉光を検出器12Aに導く。検出器12Aは、干渉光学系12により生成された干渉光を検出する。すなわち、干渉光学系12は、ウェプトソースタイプのOCT(Optical Coherence Tomography)が適用される。干渉光学系12は、波長掃引光源11を含んでもよい。
このような干渉光学系12は、例えば、第1ファイバカプラと、第2ファイバカプラと、第3ファイバカプラとを含む。干渉光学系12において、波長掃引光源11により波長掃引された光は、光ファイバにより第1ファイバカプラに導かれる。第1ファイバカプラは、波長掃引光源11により波長掃引された光を測定光と参照光とに分割する。測定光は、光ファイバにより導光され、当該光ファイバの端部から出射され、コリメートレンズにより平行光束となる。この光ファイバの端部は、被検眼Eの眼底と光学的に略共役な位置である眼底共役位置又はその近傍に配置されている。測定光は、反射ミラー30により反射され、ビームスプリッタ31を透過し、光スキャナ40により偏向される。光スキャナ40により偏向された測定光は、対物レンズ50により屈折されて眼底Efに投射される。眼底Efに投射された測定光は、例えば、眼底Efなどの測定部位において散乱、反射される。この散乱光及び反射光をまとめて測定光の戻り光と称することがある。測定光の戻り光は、同じ経路を逆向きに進行して上記の第1ファイバカプラに導かれ、光ファイバにより第2のファイバカプラに導かれる。
一方、第1ファイバカプラにより生成された参照光は、光ファイバにより導光され、参照光の光路に沿って移動可能な参照ミラーにより反射され、その反射光は第2ファイバカプラに導かれる。なお、参照光の光路には、偏波調整器(偏波コントローラ)や、分散補償用の光学素子(ペアプリズム等)や、偏光補正用の光学素子(波長板等)や、後述の制御部100の制御の下で光ファイバを通過している参照光の光量を調整する光減衰器(アッテネータ)が設けられていてもよい。偏波調整器は、例えば、ループ状にされた光ファイバに対して外部から応力を与えることで、当該光ファイバ内を通過している参照光の偏光状態を調整する。
測定光の戻り光と参照ミラーにより反射された参照光が入射する第2ファイバカプラは、測定光の戻り光と参照光とを合波する。これにより生成された干渉光は、光ファイバにより検出器12Aに導光される。このとき、第3ファイバカプラにより所定の分岐比(例えば1:1)で干渉光を分岐して一対の干渉光が生成される。一対の干渉光は、検出器12A(バランスドフォトダイオード)により検出される。
検出器12Aは、一対の干渉光を検出した結果(検出信号)を図示しないDAQ(Data Acquisition System)に送る。DAQには、波長掃引光源11からクロックが供給される。このクロックは、波長掃引光源11により所定の掃引範囲内にて掃引される各波長の出力タイミングに同期して生成される。DAQは、このクロックに基づいて検出信号をサンプリングする。サンプリング結果は、OCT画像を形成するための画像形成部110に送られる。
(SLO光学系)
SLO光学系20は、SLO光源21と、SLO受光系22と、ビームスプリッタ23とを含む。SLO受光系22は、検出器22Aを含む。
SLO光源21は、レーザーダイオード、スーパールミネッセントダイオード、レーザードリブンライトソース等を含み、例えば中心波長が840nmの光を出力する。或いは、SLO光源21として可視域の複数の波長(例えば、R、G、B)の光源を用いることでカラーの眼底画像を取得するようにしてもよい。検出器22Aは、例えば、アバランシェフォトダイオード又は光電子増倍管を含む。
SLO光学系20は、SLO光源21からの光(SLO光)を被検眼Eに投射し、被検眼Eからの戻り光を検出器22Aにより検出する。ビームスプリッタ31は、干渉光学系12からの測定光の光路とSLO光源21からの光の光路とを合成する。光スキャナ40は、ビームスプリッタ31による合成光路に配置されている。
SLO光源21から出力された光(SLO光)は、図示しないレンズを介して、ビームスプリッタ31により反射され、光スキャナ40により偏向され、対物レンズ50を介して眼底Efに投射される。眼底Efに投射されたSLO光の戻り光は、同じ光路を逆向きに進行して、ビームスプリッタ23により反射され、SLO受光系22に入射する。SLO受光系22に入射した戻り光は、レンズにより集光され、共焦点絞りの開口を通過し、検出器22Aによって検出される。検出器22Aの検出結果は、SLO光の投射位置に対応する画素位置信号とともに画像形成部110に送られる。
(光スキャナ)
光スキャナ40は、制御部100からの制御を受け、干渉光学系12から出力された測定光やSLO光源20から出力されたSLO光を偏向する。例えば、光スキャナ40は、2次元的な偏向角度範囲内において光を偏向することが可能である。なお、偏向方向の次元は2次元には限定されず、例えば1次元であってもよい。
光スキャナ40としては、1軸の偏向部材又は互いに直交する2軸の偏向部材が用いられる。偏向部材の例として、レゾナントスキャナ、ガルバノミラー、ポリゴンミラー、回転ミラー、ダボプリズム、ダブルダボプリズム、ローテーションプリズム、MEMSミラースキャナーなどがある。2軸の偏向部材が用いられる場合、x方向の高速スキャン用の偏向部材(例えばレゾナントスキャナ)とy方向の低速スキャン用の偏向部材(例えばガルバノミラー)とを組み合わせることができる。光スキャナ40は、偏向された光を眼底Efに投射するための光学素子を更に含んでもよい。
眼科装置1には、図1に示す光学系(OCT光学系10、SLO光学系20、反射ミラー30、ビームスプリッタ31、光スキャナ40、対物レンズ50)を収容する収容部を移動する移動機構(図示せず)と、制御部100からの制御を受けてこの移動機構を駆動する駆動部とが設けられていてもよい。
この場合、移動機構は、図1に示す光学系(収容部)を移動する。移動機構は、光学系をx方向、y方向、及びz方向に移動する。移動機構は、例えば、被検眼Eに対する光学系の位置合わせ(アライメント)やトラッキングにおいて用いられる。トラッキングとは、被検眼Eの運動に合わせて光学系を移動させるものである。トラッキングを行う場合には、事前にアライメントとピント合わせが実行される。トラッキングは、被検眼Eを撮影(動画撮影)して得られる画像に基づき被検眼Eの位置や向きに合わせて光学系をリアルタイムで移動させることにより、アライメントとピントが合った好適な位置関係を維持する機能である。なお、眼科装置1には、駆動部が設けられていなくてもよい。この場合、光学系が手動で移動される。移動機構は、収容部を移動することにより光学系を移動させてもよいし、光学系の一部だけを移動させてもよい。
図2に、実施形態に係る眼科装置1の制御系の構成例を示す。図2において、図1と同様の部分には同一符号を付し、適宜説明を省略する。
眼科装置1の制御系には、制御部100と、画像形成部110と、データ処理部120と、ユーザインターフェイス(User Interface:以下、UI)部130とが設けられている。
(制御部)
眼科装置1の制御系は、制御部100を中心に構成される。制御部100は、例えば、マイクロプロセッサ、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、ハードディスクドライブ、通信インターフェイスなどを含んで構成される。RAM、ROM、ハードディスクドライブ、通信インターフェイス等を含んで構成される。ハードディスクドライブ等の記憶装置には、眼科装置1を制御するためのコンピュータプログラムが記憶されている。このようなコンピュータプログラムに従ってプロセッサが動作することにより、制御部100は制御処理を実行する。
なお、「プロセッサ」とは、例えば、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、プログラマブル論理デバイス(例えば、SPLD(Simple Programmable Logic Device)、CPLD(Complex Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array))等の回路を意味する。
制御部100は、眼科装置1の全体の制御を司る。特に、制御部100は、OCT光学系10の波長掃引光源11や検出器12A、光スキャナ40、SLO光学系20のSLO光源21や検出器22Aを制御する。OCT光学系10に合焦レンズが設けられている場合、制御部100は、当該合焦レンズを光軸方向に移動させる合焦レンズ移動機構を制御することが可能である。それにより、測定光の合焦位置が変更される。同様に、SLO光学系20に合焦レンズが設けられている場合、制御部100は、当該合焦レンズを光軸方向に移動させる合焦レンズ移動機構を制御することが可能である。それにより、SLO光の合焦位置が変更される。
また、制御部100は、上記の光学系を移動する移動機構を駆動する駆動部を制御して、上記の光学系を3次元的に移動させることができる。この制御は、アライメントやトラッキングにおいて用いられる。
実施形態に係る制御部100は、波長掃引光源11に対する掃引範囲の制御と光スキャナ40による測定光の偏向制御とを組み合わせることにより、スウェプトソースOCTを用いた被検眼Eのデータ収集を低コストで実現させることが可能である。
図3A及び図3Bに、実施形態の比較例に係る眼科装置の動作説明図を示す。図3Aは、比較例に係る波長掃引光源の動作説明図を表す。図3Aにおいて、縦軸は波数kを表し、横軸は投射位置(x位置)を表す。図3Bは、比較例における測定光のラスタースキャンの動作説明図を表す。
比較例に係る波長掃引光源は、図3Aに示すように、被検眼Eにおける投射位置P1に対して掃引範囲Wkで波長掃引された光を生成し、投射位置P2に対して同様に掃引範囲Wkで波長掃引された光を生成する。比較例に係る光スキャナは、図3Bに示すように、例えば、投射位置P1、P2、P3、・・・の順にx方向に測定光の投射位置を変更し、次に、y方向に投射位置を変更する。
このように比較例における光スキャナは、各投射位置において掃引範囲Wkで波長掃引された測定光によるAスキャンが完了するまで投射位置を実質的に変更することができない。従って、測定光の偏向用の光スキャナとして、安価で安定性や耐久性に優れた共振タイプの高速光スキャナ(例えば、レゾナントスキャナ)を採用することができない。
これに対して、実施形態に係る制御部100は、波長掃引光源11を制御することにより、Aスキャンの波長(波数)掃引範囲の一部の掃引範囲で波長掃引された光に基づく測定光を用いて部分Aスキャンを実行させることが可能である。また、制御部100は、部分Aスキャンと光スキャナ40による偏向制御とを組み合わせることにより、同一の投射位置に対する複数回の部分Aスキャンを実行させつつ、複数回の部分Aスキャンの間に投射位置を変更して別の部分Aスキャンを実行させることが可能である。
図4A及び図4Bに、実施形態に係る眼科装置1の動作説明図を示す。図4A及び図4Bのそれぞれは、縦軸に波数を表し、横軸に投射位置(x位置)を表す。
例えば、制御部100は、波長掃引光源11に対して、投射位置P1に対する掃引範囲として掃引範囲Wkの一部であり少なくとも1つの掃引波長を含む掃引範囲w1を設定し、投射位置P2に対する掃引範囲として掃引範囲Wkの一部であり少なくとも1つの掃引波長を含む掃引範囲w2を設定する。掃引範囲w1は、掃引範囲w2と異なる掃引範囲であるが、掃引範囲w1の一部と掃引範囲w2の一部とが重複してもよい。制御部100は、掃引範囲w1で波長掃引された測定光を投射位置P1に投射した後に、掃引範囲w2で波長掃引された測定光を投射位置P2に投射するように光スキャナ40を制御する。
次に、制御部100は、波長掃引光源11に対して、投射位置P1に対する掃引範囲として掃引範囲w2を設定し、投射位置P3に対する掃引範囲として掃引範囲Wkの一部であり少なくとも1つの掃引波長を含む掃引範囲w3を設定する。掃引範囲w2は、掃引範囲w3と異なる掃引範囲であるが、掃引範囲w2の一部と掃引範囲w3の一部とが重複してもよい。制御部100は、掃引範囲w2で波長掃引された測定光を投射位置P1に投射した後に、掃引範囲w3で波長掃引された測定光を投射位置P2に投射するように光スキャナ40を制御する。
以上の制御を繰り返すことで、測定光の同一投射位置に対する複数回の部分Aスキャンを実行することが可能になり、各投射位置に対するAスキャンを時分割で完了させることができる。従って、通常のAスキャンを複数回の部分Aスキャンで実現することが可能になり、1回のAスキャン中の掃引範囲が狭くなる(w1<Wk、w2<Wk、w3<Wk)ため、波長掃引光源11として掃引速度が低速な波長掃引光源を用いることができるようになる。
また、光スキャナ40は、Aスキャンよりも短時間で完了する部分Aスキャンの完了を待って測定光の投射位置を変更することができるので、光スキャナ40としてレゾナントスキャナのような高速光スキャナを採用することができるようになる。従って、OCT光学系10と被検眼の固視微動等の影響を最小限に抑える必要があるSLO光学系20とで光スキャナ40を共用化することが可能になる。
図4A及び図4Bは、1回の部分Aスキャンの実行後に光スキャナ40により測定光の投射位置を変更する場合を表すが、実施形態はこれに限定されるものではない。例えば、図5に示すように1回の部分Aスキャンの実行後にBスキャン方向に1ライン分の投射位置数分だけ光スキャナ40により投射位置の変更を繰り返してもよい。すなわち、制御部100は、掃引範囲w1で波長掃引された光に基づく測定光を投射位置P1、P2を含む複数の投射位置に対して投射させることにより複数回の部分Aスキャンを実行させた後、掃引範囲w1と異なる掃引範囲w2で掃引された光に基づく測定光を投射位置P1に対して投射させることにより新たな部分Aスキャンを実行させる。各掃引範囲が1つの掃引波長だけを含む場合、Bスキャン方向のスキャンが繰り返された後に掃引範囲が変更される。掃引範囲Wkを網羅したときにAスキャンが完了することになる。
以上のように、制御部100は、波長掃引光源11により互いに異なる掃引範囲で波長掃引された光に基づく測定光を被検眼Eにおける投射位置P1に対して複数回投射させることにより複数回の部分Aスキャンを実行させ、かつ、複数回の部分Aスキャンの間に光スキャナ40を制御して測定光を投射位置P2に対して少なくとも1回投射させる。
制御部100は、検出器12Aにより得られた干渉光の検出結果に基づいて取得された複数回の部分Aスキャンに対応する複数の部分スキャンデータを用いて投射位置P1に対応するAスキャンデータを画像形成部110等に生成させることが可能である。例えば、図6に示すように、投射位置P1に対する複数回の部分Aスキャンにより取得された複数の部分スキャンデータPD11、PD12、PD13、・・・、PD1Nから投射位置P1に対応するAスキャンデータPA1が生成される。同様に、投射位置P2に対する複数回の部分Aスキャンにより取得された複数の部分スキャンデータPD21、PD22、PD23、・・・、PD2Nから投射位置P2に対応するAスキャンデータPA2が生成される。
例えば、制御部100は、部分Aスキャンが完了する毎に、掃引範囲及び投射位置の組み合わせにあらかじめ関連付けられた記憶装置の記憶領域に、当該干渉光の検出結果を部分Aスキャンデータとして順次に記憶させる。従って、掃引範囲及び投射位置の組み合わせにあらかじめ関連付けられた全記憶領域に部分Aスキャンデータが保存されたとき、スキャンデータの収集が完了する。
以上説明したように、眼科装置1は、掃引範囲w1で波長掃引された光に基づく測定光を被検眼Eにおける投射位置P1に投射し、その戻り光を検出することにより被検眼Eの第1部分スキャンデータを取得する(第1スキャンステップ)。その後、眼科装置1は、被検眼EにおいてBスキャン方向(測定光の入射方向と交差する方向)の投射位置P2に測定光を投射し、その戻り光を検出することにより被検眼Eの第2部分スキャンデータを取得する(第2スキャンステップ)。更に、その後、眼科装置1は、掃引範囲w2で波長掃引された光に基づく測定光を投射位置P1に投射し、その戻り光を検出することにより被検眼Eの第3部分スキャンデータを取得する(第3スキャンステップ)。ここで、眼科装置1は、第1部分スキャンデータと第3部分スキャンデータとを用いて投射位置P1に対応するAスキャンデータを生成する(スキャンデータ生成ステップ)ことが可能である。また、眼科装置1は、互いに異なる測定光の投射位置に対応する複数のAスキャンデータに基づいてBスキャン画像を形成することが可能である(画像形成ステップ)。第2部分スキャンデータを取得する際には、掃引範囲w1で掃引された光に基づく測定光を投射位置P2を含む複数の投射位置に対して投射させることができる。それにより、Bスキャンを繰り返した後にAスキャンを完了させることができる。
制御部100は、上記のような制御により生成されたデータを記憶装置に書き込む処理や、当該記憶装置からデータを読み出す処理を行うことが可能である。また、この記憶装置は、各種のデータを記憶する。記憶装置に記憶されるデータとしては、例えば、OCT画像の画像データ、SLO像の画像データ、被検眼情報、上記の波長掃引光源11に対する制御データなどがある。被検眼情報は、患者IDや氏名などの被検者に関する情報や、左眼/右眼の識別情報などの被検眼に関する情報を含む。
(画像形成部)
画像形成部110は、画像形成用プログラムを記憶した記憶装置と、この画像形成用プログラムに従って動作するプロセッサとを含む。画像形成部110は、例えば、上記のDAQによりサンプリングされた検出器12Aの検出結果と、制御部100から入力される画素位置信号とに基づいて、眼底Efの断層像を形成する。例えば、画像形成部110は、Aスキャンライン毎に、図6に示すように、各投射位置に対応する複数の部分スキャンデータから当該投射位置に対応するAスキャンデータを形成し、フーリエ変換等を施すことにより反射強度プロファイルを形成し、各Aラインの反射強度プロファイルを画像化することにより画像データを形成することが可能である。
画像形成部110は、各投射位置について、当該投射位置の位置情報と当該投射位置に対応する部分スキャンデータとに基づいてAスキャンデータを形成することが可能である。画像形成部110は、位置情報に基づいて、複数の部分スキャンデータの位置合わせを行うことができる。例えば、各部分Aスキャンの掃引範囲の一部を深さ方向に隣接する他の部分Aスキャンの掃引範囲の一部と重複させることにより、当該重複部分の部分スキャンデータから深さ方向に隣接する2つの部分スキャンデータの位置合わせを行うことができる。このような複数の部分スキャンデータからAスキャンデータを生成する処理は、データ処理部120により行われてもよい。
画像形成部110による処理には、従来のスウェプトソースタイプのOCTと同様に、ノイズ除去(ノイズ低減)、フィルタ処理、FFT(Fast Fourier Transform)などが含まれてよい。なお、画像形成部110は、FFT(Fast Fourier Transform)などの処理が行われた後に、当該投射位置に対応するAスキャン画像を形成するようにしてもよい。
また、画像形成部110は、公知の手法によりAスキャン画像からBスキャン画像を形成することが可能である。画像形成部110は、上記のAスキャンデータからBスキャン画像を形成してもよい。
また、画像形成部110は、例えば従来のSLOと同様に、検出器22Aから入力される受光信号と、制御部100から入力される画素位置信号とに基づいて、眼底Efの正面画像(SLO画像)を形成する。画素位置信号は、例えば、制御部100による光スキャナ40に対する制御内容に対応する信号であってよい。
画像形成部110は、例えば、前述の回路基板を含んで構成される。なお、この明細書では、「画像データ」と、それに基づく「画像」とを同一視することがある。
(データ処理部)
データ処理部120は、各種のデータ処理を実行する。データ処理の例として、画像形成部110により形成された画像データの処理がある。この処理の例として、画像処理、画像解析、画像評価、診断支援などがある。データ処理部120は、例えば、画像の輝度補正や分散補正等の補正処理を実行する。また、データ処理部120は、眼底像や断層像に対して各種の画像処理や解析処理を施す。データ処理部120は、断層像の間の画素を補間する補間処理などの公知の画像処理を実行することにより、被検眼Eのボリュームデータ(ボクセルデータ)を形成することができる。ボリュームデータに基づく画像を表示させる場合、データ処理部120は、このボリュームデータに対してレンダリング処理を施して、特定の視線方向から見たときの擬似的な3次元画像を形成する。
また、データ処理部120は、ボリュームデータからCスキャン画像、プロジェクション画像、シャドウグラムなどを形成することができる。Cスキャン画像は、例えば指定された断面上の画素(ピクセル、ボクセル)を3次元データセットから選択することにより形成される。プロジェクション画像は、3次元データセットを所定方向(z方向、深さ方向、軸方向)に投影することによって形成される。シャドウグラムは、3次元データセットの一部(例えば特定層に相当する部分データ)を所定方向に投影することによって形成される。
以上のように機能するデータ処理部120は、例えば、前述のマイクロプロセッサ、RAM、ROM、ハードディスクドライブ、回路基板等を含んで構成される。ハードディスクドライブ等の記憶装置には、上記機能をマイクロプロセッサに実行させるコンピュータプログラムがあらかじめ格納されている。
(UI部)
UI部130には、表示部と操作部とが含まれる。表示部は、表示デバイスを含む。操作部は、操作デバイスを含む。操作部には、眼科装置1の筐体や外部に設けられた各種のボタンやキーが含まれていてもよい。例えば眼科装置1が従来の眼底カメラと同様の筺体を有する場合、操作部は、この筺体に設けられたジョイスティックや操作パネル等を含んでいてもよい。また、表示部は、眼科装置1の筺体に設けられたタッチパネルなどの各種表示デバイスを含んでいてもよい。
なお、表示部と操作部は、それぞれ個別のデバイスとして構成される必要はない。例えばタッチパネルのように、表示機能と操作機能とが一体化されたデバイスを用いることも可能である。その場合、操作部は、このタッチパネルとコンピュータプログラムとを含んで構成される。操作部に対する操作内容は、電気信号として制御部100に入力される。また、表示部に表示されたグラフィカルユーザインターフェイス(GUI)と、操作部とを用いて、操作や情報入力を行うようにしてもよい。
投射位置P1は、実施形態に係る「第1投射位置」の一例である。投射位置P2は、実施形態に係る「第2投射位置」の一例である。画像形成部110又はデータ処理部120は、実施形態に係る「スキャンデータ生成部」の一例である。掃引範囲w1は、実施形態に係る「第1掃引範囲」の一例である。掃引範囲w2は、実施形態に係る「第2掃引範囲」の一例である。ビームスプリッタ31は、実施形態に係る「光路合成部材」の一例である。
[動作]
実施形態に係る眼科装置1の動作の例を説明する。
図7に、実施形態に係る眼科装置1の動作例のフロー図を示す。図7は、あらかじめ決められたスキャン順序で、波長掃引光源11による掃引範囲や光スキャナ40による測定光の偏向角度が制御される場合の動作例を表す。なお、ステップS1に先立って、被検眼Eに対する光学系の位置合わせ(アライメント)が完了し、トラッキング制御が開始されているものとする。
(ステップS1)
まず、制御部100は、波長掃引光源11や光スキャナ40に対する制御内容を初期化する。それにより、波長掃引光源11による掃引範囲があらかじめ決められた掃引範囲に初期化され、光スキャナ40による測定光の投射位置があらかじめ決められた投射位置に初期化される。
(ステップS2)
続いて、制御部100は、あらかじめ決められたスキャン順序に従って波長掃引光源11に対して掃引範囲を設定し、波長掃引を開始させる。同様に、制御部100は、あらかじめ決められたスキャン順序に従って光スキャナ40を制御して、干渉光学系12において生成された測定光の偏向制御を開始させる。それにより、部分Aスキャンが開始される。
すなわち、波長掃引光源11により所定の掃引範囲内で波長掃引された光は、干渉光学系12において測定光と参照光とに分割される。従って、測定光もまた、所定の掃引範囲で波長掃引された光である。干渉光学系12において分割された測定光は、光スキャナ40により偏向され、被検眼Eにおける所定の投射位置に投射される。被検眼Eからの測定光の戻り光は、干渉光学系12において参照光と合波され、干渉光として検出器12Aにおいて検出される。検出器12Aによる干渉光の検出結果は、部分Aスキャンデータとして制御部100の記憶装置に保存される。
(ステップS3)
制御部100は、スキャンが終了したか否かを判別する。例えば、制御部100は、掃引範囲及び投射位置のすべての組み合わせについて部分Aスキャンを実行したか否かを判別することにより、スキャンが終了したか否かを判別する。また、例えば、制御部100は、上記のように、掃引範囲及び投射位置の組み合わせにあらかじめ関連付けられた記憶装置の全記憶領域に部分Aスキャンデータが保存されたか否かを判別することにより、スキャンが終了したか否かを判別することができる。
スキャンが終了したと判別されたとき(S3:Y)、眼科装置1の動作はステップS8に移行する。スキャンが終了したと判別されなかったとき(S3:N)、眼科装置1の動作はステップS4に移行する。
(ステップS4)
ステップS3においてスキャンが終了したと判別されなかったとき(S3:N)、制御部100は、掃引範囲を変更するか否かを判別する。制御部100は、あらかじめ決められたスキャン順序に従って掃引範囲を変更すべきか否かを判別する。
掃引範囲を変更すると判別されたとき(S4:Y)、眼科装置1の動作はステップS5に移行する。掃引範囲を変更すると判別されなかったとき(S4:N)、眼科装置1の動作はステップS6に移行する。
(ステップS5)
ステップS4において掃引範囲を変更すると判別されたとき(S4:Y)、制御部100は、あらかじめ決められたスキャン順序に従って、波長掃引光源11に対して次の掃引範囲を設定する。続いて、眼科装置1の動作はステップS6に移行する。
(ステップS6)
ステップS4において掃引範囲を変更すると判別されなかったとき(S4:N)、又はステップS5に続いて、制御部100は、被検眼Eにおける測定光の投射位置を変更するか否かを判別する。制御部100は、あらかじめ決められたスキャン順序に従って投射位置を変更すべきか否かを判別する。
測定光の投射位置を変更すると判別されたとき(S6:Y)、眼科装置1の動作はステップS7に移行する。測定光の投射位置を変更すると判別されなかったとき(S6:N)、眼科装置1の動作はステップS2に移行する。
(ステップS7)
ステップS6において投射位置を変更すると判別されたとき(S6:Y)、制御部100は、あらかじめ決められたスキャン順序に従って、次の投射位置に測定光が投射されるように光スキャナ40を制御する。続いて、眼科装置1の動作はステップS2に移行する。
ステップS6又はステップS7に続くステップS2では、波長掃引光源11による掃引範囲及び測定光の投射位置の少なくとも一方が変更された状態で部分Aスキャンが実行される。
(ステップS8)
ステップS3においてスキャンが終了したと判別されたとき(S3:Y)、制御部100は、上記のように同一の投射位置に対して複数回の部分Aスキャンを実行することにより取得された複数の部分AスキャンデータからAスキャンデータを画像形成部110(又はデータ処理部120)に形成させる。
(ステップS9)
続いて、制御部100は、複数の投射位置のそれぞれについてステップS8において形成されたAスキャンデータからBスキャンデータを画像形成部110(又はデータ処理部120)に形成させる。以上で、眼科装置1の動作は終了である(エンド)。
以上説明したように、実施形態によれば、通常のAスキャンを複数の部分Aスキャンに分割するようにしたので、複数回の部分Aスキャンの間に従来より高速なBスキャンを実行することが可能になる。
<効果>
実施形態に係る眼科装置の効果について説明する。
実施形態に係る眼科装置(1)は、スウェプトソースOCTを用いて被検眼(E)のデータを収集する。眼科装置は、光スキャナ(40)と、OCT光学系(10)と、制御部(100)と、スキャンデータ生成部(画像形成部110)とを含む。OCT光学系は、掃引範囲が変更可能な波長掃引光源(11)により波長掃引された光を測定光と参照光とに分割し、測定光を光スキャナを介して被検眼に投射し、被検眼からの測定光の戻り光と参照光との干渉光を検出する。制御部は、互いに異なる掃引範囲で波長掃引された光に基づく測定光を被検眼における第1投射位置(投射位置P1)に対して複数回投射させることにより複数回の部分Aスキャンを実行させ、かつ、複数回の部分Aスキャンの間に光スキャナを制御して測定光を第2投射位置(投射位置P2)に対して少なくとも1回投射させる。スキャンデータ生成部は、OCT光学系による干渉光の検出結果に基づいて取得された複数回の部分Aスキャンに対応する複数の部分スキャンデータを用いて第1投射位置に対応するAスキャンデータを生成する。
このような構成によれば、Aスキャンの掃引範囲の一部の範囲で波長掃引された測定光を用いて第1投射位置に対して複数回の部分Aスキャンを実行させるようにしたので、各投射位置に対するAスキャンを時分割で完了させることができるようになる。それにより、通常のAスキャンを複数回の部分Aスキャンで実現することが可能になり、1回のAスキャン中の掃引範囲が狭くなるため、波長掃引光源として掃引速度が低速な安価な波長掃引光源を用いることができるようになる。また、通常のAスキャンよりも短時間で完了する部分Aスキャンの完了を待って測定光の投射位置を変更することができるので、光スキャナとして安価で安定性や耐久性に優れた高速光スキャナを採用することができるようになる。従って、スウェプトソースOCTを用いて被検眼のデータを低コストで収集することが可能になる。
また、実施形態に係る眼科装置では、制御部は、第1掃引範囲(掃引範囲w1)で波長掃引された光に基づく測定光を第1投射位置及び第2投射位置を含む複数の投射位置に対して投射させることにより複数回の部分Aスキャンを実行させた後、第1掃引範囲と異なる第2掃引範囲(掃引範囲w2)で掃引された光に基づく測定光を第1投射位置に対して投射させることにより新たな部分Aスキャンを実行させてもよい。
このような構成によれば、光スキャナにより測定光の投射位置の変更を繰り返した後、波長掃引光源による掃引範囲を変更するようにしたので、波長掃引光源には、掃引速度がより低速なものを採用でき、かつ、光スキャナには、投射位置の変更がより高速なものを採用できるようになる。従って、従来では採用できなかった低コストな波長掃引光源や光スキャナを用いて、スウェプトソースOCTにより被検眼のデータを収集することが可能な眼科装置を提供することができる。
また、実施形態に係る眼科装置は、互いに異なる測定光の投射位置に対応する複数のAスキャンデータに基づいてBスキャン画像を形成する画像形成部(110)を含んでもよい。
このような構成によれば、スウェプトソースOCTを用いてBスキャン画像を低コストで形成することが可能な眼科装置を提供することができるようになる。
また、実施形態に係る眼科装置は、SLO光源(21)からの光(SLO光)を被検眼に投射し、被検眼からの戻り光を検出するSLO光学系(20)と、測定光の光路とSLO光源からの光の光路とを合成する光路合成部材(ビームスプリッタ31)と、を含み、光スキャナは、光路合成部材による合成光路に配置されていてもよい。
このような構成によれば、OCT光学系とSLO光学系とを備える場合に、光スキャナは、通常のAスキャンよりも短時間で完了する部分Aスキャンの完了を待って測定光の投射位置を変更することができる。それにより、OCT光学系と被検眼の固視微動等の影響を最小限に抑える必要があるSLO光学系とで光スキャナを共用化することが可能になり、低コストでOCT光学系とSLO光学系とを備えた眼科装置を提供することができるようになる。例えば、眼科装置の小型化や軽量化に寄与できるため、ハンディタイプの眼科装置の実現を図ることができるようになる。
また、実施形態に係る眼科装置では、光スキャナは、レゾナントスキャナを含んでもよい。
このような構成によれば、光スキャナとして安価で安定性や耐久性に優れた共振タイプのレゾナントスキャナを用いることができるようになる。
また、実施形態に係る眼科装置は、波長掃引光源を含んでもよい。
このような構成によれば、掃引範囲の変更が可能な波長掃引光源を制御することにより、スウェプトソースOCTを用いて被検眼のデータを低コストで収集することが可能な眼科装置を提供することができるようになる。
また、実施形態に係るデータ収集方法は、スウェプトソースOCTを用いて被検眼(E)のデータを収集する。データ収集方法は、第1スキャンステップと、第2スキャンステップと、第3スキャンステップとを含む。第1スキャンステップは、第1掃引範囲(掃引範囲w1)で波長掃引された光に基づく測定光を被検眼における第1投射位置(投射位置P1)に投射し、その戻り光を検出することにより被検眼の第1スキャンデータを取得する。第2スキャンステップは、第1スキャンステップの後に、被検眼において測定光の入射方向と交差する方向(Bスキャン方向)の第2投射位置(投射位置P2)に測定光を投射し、その戻り光を検出することにより被検眼の第2スキャンデータを取得する。第3スキャンステップは、第2スキャンステップの後に、第1掃引範囲と異なる第2掃引範囲(掃引範囲w2)で波長掃引された光に基づく測定光を第1投射位置に投射し、その戻り光を検出することにより被検眼の第3スキャンデータを取得する。
このような構成によれば、第1スキャンステップと第3スキャンステップとにおいて測定光の第1投射位置に対して掃引範囲が異なる測定光を投射し、その間に、第2投射位置に対して新たな部分Aスキャンを実行するようにしたので、1回のAスキャン中の掃引範囲が狭くなるため、波長掃引光源として掃引速度が低速な安価な波長掃引光源を用いることができるようになる。また、通常のAスキャンよりも短時間で完了する部分Aスキャンの完了を待って測定光の投射位置を変更することができるので、光スキャナとして安価で安定性や耐久性に優れた高速光スキャナを採用することができるようになる。従って、スウェプトソースOCTを用いて被検眼のデータを低コストで収集することが可能になる。
また、実施形態に係るデータ収集方法は、第1スキャンデータと第3スキャンデータとを用いて第1投射位置に対応するAスキャンデータを生成するスキャンデータ生成ステップを含んでもよい。
このような構成によれば、第1投射位置に対するスキャンを時分割で実現することができるようになる。それにより、通常のAスキャンを複数回の部分Aスキャンで実現することが可能になる。
また、実施形態に係るデータ収集方法は、互いに異なる測定光の投射位置に対応する複数のAスキャンデータに基づいてBスキャン画像を形成する画像形成ステップを含んでもよい。
このような構成によれば、スウェプトソースOCTを用いてBスキャン画像を低コストで形成することができるようになる。
また、実施形態に係るデータ収集方法は、第2スキャンステップでは、第1掃引範囲で掃引された光に基づく測定光を第2投射位置を含む複数の投射位置に対して投射させてもよい。
このような構成によれば、測定光の投射位置の変更を繰り返した後、波長掃引光源による掃引範囲を変更するようにしたので、波長掃引光源には、掃引速度がより低速なものを採用でき、かつ、測定光の偏向部材として投射位置の変更がより高速なものを採用できるようになる。従って、従来では採用できなかった低コストな波長掃引光源や偏向部材を用いて、スウェプトソースOCTにより被検眼のデータを収集することが可能な眼科装置を提供することができる。
以上に示された実施形態は、この発明を実施するための一例に過ぎない。この発明を実施しようとする者は、この発明の要旨の範囲内において任意の変形、省略、追加等を施すことが可能である。
なお、実施形態において、波長掃引光源11による掃引範囲の変更順序に限定されるものではない。掃引範囲の変更順序は任意である。
また、実施形態では、Aスキャンを複数回の部分Aスキャンで時分割し、部分Aスキャンの間にBスキャンを行う場合について説明したが、実施形態に係る構成はこれに限定されるものではない。例えば、Aスキャンを単純に複数回の部分Aスキャンで時分割させるものであってもよい。
また、実施形態では、波長掃引された測定光を用いたスウェプトソースOCTに適用される場合について説明したが、実施形態に係る構成はこれに限定されるものではない。例えば、測定光の波長成分の選択範囲を変更したり、分光器に適用される波長成分の分光範囲を変更したりすることで、スペクトラルドメインOCTに適用してもよい。
1 眼科装置
10 OCT光学系
11 波長掃引光源
12 干渉光学系
12A、22A 検出器
20 SLO光学系
21 SLO光源
22 SLO受光系
23、31 ビームスプリッタ
30 反射ミラー
40 光スキャナ
50 対物レンズ
100 制御部
110 画像形成部
120 データ処理部
130 UI部
E 被検眼
P1、P2、P3 投射位置
Wk、w1、w2、w3 掃引範囲

Claims (10)

  1. スウェプトソースOCTを用いて被検眼のデータを収集する眼科装置であって、
    光スキャナと、
    掃引範囲が変更可能な波長掃引光源により波長掃引された光を測定光と参照光とに分割し、前記測定光を前記光スキャナを介して前記被検眼に投射し、前記被検眼からの前記測定光の戻り光と前記参照光との干渉光を検出するOCT光学系と、
    互いに異なる前記掃引範囲で波長掃引された光に基づく測定光を前記被検眼における第1投射位置に対して複数回投射させることにより複数回の部分Aスキャンを実行させ、かつ、前記複数回の部分Aスキャンの間に前記光スキャナを制御して測定光を第2投射位置に対して少なくとも1回投射させる制御部と、
    前記OCT光学系による前記干渉光の検出結果に基づいて取得された前記複数回の部分Aスキャンに対応する複数の部分スキャンデータを用いて前記第1投射位置に対応するAスキャンデータを生成するスキャンデータ生成部と、
    を含む眼科装置。
  2. 前記制御部は、第1掃引範囲で波長掃引された光に基づく測定光を前記第1投射位置及び前記第2投射位置を含む複数の投射位置に対して投射させることにより複数回の部分Aスキャンを実行させた後、前記第1掃引範囲と異なる第2掃引範囲で掃引された光に基づく測定光を前記第1投射位置に対して投射させることにより新たな部分Aスキャンを実行させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の眼科装置。
  3. 互いに異なる測定光の投射位置に対応する複数の前記Aスキャンデータに基づいてBスキャン画像を形成する画像形成部を含む
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の眼科装置。
  4. SLO光源からの光を前記被検眼に投射し、前記被検眼からの戻り光を検出するSLO光学系と、
    前記測定光の光路と前記SLO光源からの光の光路とを合成する光路合成部材と、
    を含み、
    前記光スキャナは、前記光路合成部材による合成光路に配置されている
    ことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の眼科装置。
  5. 前記光スキャナは、レゾナントスキャナを含む
    ことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の眼科装置。
  6. 前記波長掃引光源を含む
    ことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の眼科装置。
  7. スウェプトソースOCTを用いて被検眼のデータを収集するデータ収集方法であって、
    第1掃引範囲で波長掃引された光に基づく測定光を前記被検眼における第1投射位置に投射し、その戻り光を検出することにより前記被検眼の第1スキャンデータを取得する第1スキャンステップと、
    前記第1スキャンステップの後に、前記被検眼において前記測定光の入射方向と交差する方向の第2投射位置に測定光を投射し、その戻り光を検出することにより前記被検眼の第2スキャンデータを取得する第2スキャンステップと、
    前記第2スキャンステップの後に、前記第1掃引範囲と異なる第2掃引範囲で波長掃引された光に基づく測定光を前記第1投射位置に投射し、その戻り光を検出することにより前記被検眼の第3スキャンデータを取得する第3スキャンステップと、
    を含むデータ収集方法。
  8. 前記第1スキャンデータと前記第3スキャンデータとを用いて前記第1投射位置に対応するAスキャンデータを生成するスキャンデータ生成ステップを含む
    ことを特徴とする請求項7に記載のデータ収集方法。
  9. 互いに異なる測定光の投射位置に対応する複数の前記Aスキャンデータに基づいてBスキャン画像を形成する画像形成ステップを含む
    ことを特徴とする請求項7又は請求項8に記載のデータ収集方法。
  10. 前記第2スキャンステップでは、前記第1掃引範囲で掃引された光に基づく測定光を前記第2投射位置を含む複数の投射位置に対して投射させる
    ことを特徴とする請求項7〜請求項9のいずれか一項に記載のデータ収集方法。
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