JP2019025133A - 電極体、その形成方法および衣類 - Google Patents

電極体、その形成方法および衣類 Download PDF

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Abstract

【課題】バイタルサインを安定して取得可能な電極体および衣類、並びに電極体の形成方法を提供する。【解決手段】電極体10は、伸縮性を有する基材11の表面に設けられた可撓性を有する本体部12と、本体部12の表面に設けられ、その表面から少なくとも外側に延びる複数の導電性繊維13を有する電極部20と、本体部12の内部に配置された増幅回路34を有する回路部30と、電極部20と回路部30とを電気的に接続する配線41,42と、を備える。電極体10の形成方法および電極体を有する衣類についても開示する。【選択図】図1

Description

本発明は、電極体、その形成方法および衣類に係り、特に、衣類型ウェアラブルデバイス用の電極体に関する。
近年、人体に装着可能なセンサデバイスが注目を集めており、バイタルサインを取得可能な衣類型ウェアラブルデバイスが新たなエレクトロニクス市場を牽引していくことが期待されている。特に心電測定可能なウェアラブルデバイスは皮膚に電極を装着するだけで測定可能という簡便な測定方法のため、すでに様々な形態のウェアラブル心電ウェアの研究開発がなされている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2015−70917号公報
しかし、ウェアラブルデバイスは、バイタルサインが微弱な電気信号であるため、電極と皮膚との間の接触圧変化により生じるモーションアーティファクト(体動に伴うノイズや信号電圧変動)や配線の伸び縮みによる配線ノイズにより測定が不安定になり易いという問題がある。
そこで、本発明の目的は、バイタルサインを安定して取得可能な電極体および衣類、並びに電極体の形成方法を提供することである。
本発明の一態様によれば、伸縮性を有するシート体の表面に設けられた可撓性を有する凸状体と、上記凸状体の表面に設けられ、該表面から少なくとも外側に延びる複数の導電性繊維を有する電極部と、上記凸状体の内部に配置された増幅回路を有する回路部と、上記電極部と上記回路部とを電気的に接続する接続手段と、を備える電極体が提供される。
上記態様によれば、電極体は、凸状体が可撓性を有しており、凸状体の表面に外側に延びる複数の導電性繊維を有する電極部を有しているので、被検者の皮膚に一定の接触圧で接触でき、被検者の動きがあっても、モーションアーティファクトを低減できる。さらに、増幅回路は、凸状体の内部に配置されているので電極部に近接しており、外部からのノイズの混入を抑制するとともに微弱な生体信号の減衰を低減して増幅できるので、良好なSN比の信号が得られる。
本発明の他の態様によれば、電極体を形成する方法であって、シート体の一方の面に増幅回路が配置された回路部を固着するステップと、上記回路部を覆う封止部を形成するステップと、上記封止部の外側の表面に接着層を形成するステップと、上記接着層に複数の導電性繊維を植毛しその表面に露出させて電極部を形成するステップと、上記電極部と上記回路部とを電気的に接続するステップと、を含む、上記方法が提供される。
上記態様によれば、増幅回路が配置された回路部を覆う凸状の封止部と、封止部の表面に外側に延びる導電性繊維を有する電極部と、電極部と回路部とを電気的に接続する配線部とを有する電極体10が形成できる。
本発明のその他の態様によれば、衣類であって、当該衣類に設けられ、測定対象から信号を受信する電極体と、上記電極体の出力部と電気的に接続され、出力信号を伝送する配線部と、上記配線部と接続され、上記出力信号を送信する通信部と、を備え、上記電極体は、当該衣類の布地の上記測定対象側の表面に設けられた可撓性を有する凸状体と、上記凸状体の表面に設けられ、該表面から少なくとも外側に延びる複数の導電性繊維を有する電極部と、上記凸状体の内部に配置された増幅回路を有する回路部と、上記電極部と上記回路部とを電気的に接続する接続手段と、を有する、上記衣類が提供される。
上記態様によれば、衣類の布地設けられた電極体は、測定対象に向かって凸状を有し、凸状体が可撓性を有しており、凸状体の表面に外側に延びる複数の導電性繊維を有する電極部を有しているので、被検者の皮膚に一定の接触圧で接触でき、被検者の動きがあっても、モーションアーティファクトを低減できる。さらに、増幅回路は、凸状体の内部に配置されているので電極部に近接しており、外部からのノイズの混入を抑制するとともに微弱な生体信号の減衰を低減して増幅できるので、良好なSN比の信号が得られる。そのため、衣類の配線部が外部からノイズを拾っても十分なSN比を確保でき、正確な測定が可能になる。
本発明の一実施形態に係る電極体の概要構成を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る回路部を示す平面図および断面図である。 本発明の一実施形態に係る電極体の使用状態を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る電極体の形成方法を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る電極体の形成工程図(その1)である。 本発明の一実施形態に係る電極体の形成工程図(その2)である。 本発明の一実施形態に係る衣類の概要構成を示す図である。
以下、図面に基づいて本発明の一実施形態を説明する。なお、複数の図面間において共通する要素については同じ符号を付し、その要素の詳細な説明の繰り返しを省略する。
図1は、本発明の一実施形態に係る電極体の概要構成を示す断面図である。
図1を参照するに、本発明の一実施形態に係る電極体10は、伸縮性を有するシート体からなる基材11と、基材11の表面に設けられた可撓性を有する凸状の本体部12と、本体部12の外側の表面に設けられた、その表面から少なくとも外側に延びる複数の導電性繊維13を有する電極部20と、本体部12内に配置された増幅回路34を有する回路部30と、電極部20と回路部30とを電気的に接続する配線部40とを含む。凸状の本体部12の表面に設けられた電極部20の導電性繊維13が、例えば被検者の生体に接触することで、バイタルサイン、例えば、心電信号等の生体信号を電極部20が受けて配線部40を介して回路部30の増幅回路34に送り、増幅回路34で生体信号を増幅する。電極体10は、サイズが、平面視した場合、特に限定されないが、例えば縦横2cm〜10cmである。
基材11は、伸縮性を有するシート体であれば特に制限はなく、例えば、ナイロンやポリエステルなどの合成繊維による織物、ウレタンなどの熱硬化性樹脂系のエラストマーによるシート、ブチルゴムなどの合成ゴムによるシート、シリコーンなどの合成高分子化合物によるシートなどを用いることができる。
本体部12は、基材11に対して、凸状であり、平面視において例えば、四角形、楕円形、真円の形状を有する。本体部12は、封止部14と回路部30とを含む。封止部14は、回路部30を覆って封止するように形成されている。封止部14は、例えば、固化した樹脂であり、可撓性を有する。封止部14は、液状シリコーンゴム、例えば、ポリジメチルシロキサン(PDMS)等を用いることが好ましい。
電極部20は、本体部12の表面を覆う樹脂層21と、一方の先端が樹脂層21中に挿入されて保持され他の部分が樹脂層21から露出して互いに接触する複数の導電性繊維13からなる。
樹脂層21は、本体部12の表面に導電性繊維13を上記した形態とし得る接着剤による層であり、例えば、シリル化ウレタン系の弾性接着剤、アクリルエマルジョンなどのエマルジョン系接着剤などを用いることができる。樹脂層21は導電性材料でもよく、絶縁性材料でもよい。樹脂層21は本体部12に対して接着性の高い材料が好ましく、その材料選択の幅が広い点で、導電性材料よりも絶縁性材料が好ましい。
導電性繊維13は、例えば、カーボンナノファイバー、金属繊維、導電性高分子を被着した化学繊維、金属めっき膜を形成した金属繊維あるいは化学繊維を用いることができる。金属めっき膜の金属材料としては、銅、銀、金等の導電性の高い金属が用いることができる。導電性繊維13は、その線径及び繊維長は適宜選択することができる。導電性繊維13は、電極部20の導電率や電極体10の変形に対する追従性、生体電極として身体に接触させる場合の柔軟性や快適性等を考慮し、導電性繊維13は、例えば線径を20μm以下、繊維長を0.1mm以上0.5mm以下とする針状体となる短繊維であることが好ましい。導電性繊維13は、電極体10に必要とされる伸縮や変形に対して安定して電極として機能するよう、その線径や繊維長に合せて単位面積当たりの本数や本体部12の表面に対する角度が設定される。
導電性繊維13は、本体部12の表面全体を覆うように配置することが被験者の生体背信号を良好に受けることができる点で好ましい。ただし、導電性繊維13は、互いに導通を確保可能な限りにおいて、本体部12の表面のほぼ全面あるいは一部を覆う態様でもよい。導電性繊維13は、例えば、本体部12の表面に格子状の態様としてもよい。本体部12が、平面視した場合円形である場合は、導電性繊維13は、例えば、渦巻き状でもよく、同心円状の円環の導電性繊維13とそれらを互いに電気的に接続する半径方向の導電性繊維13とを組み合わせたバターンでもよい。
回路部30は、差動増幅器が内蔵されたICチップ31と抵抗素子およびコンデンサー等の受動素子32とが実装されたフレキシブル基板33と有する増幅回路34と、電極パッド37,38と、フレキシブル基板33と電極パッド37,38を接続するフレキシブル配線36を有する。
回路部30は、変形例として、さらにセンサ(不図示)を有してもよい。センサは、例えば、ICチップ31と同様の態様でフレキシブル基板33上に実装されてもよい。センサは、例えば、加速度センサ、角速度センサ、圧力センサ、温度センサ等である。加速度センサおよび角速度センサは、電極体10の動きおよび姿勢を検出可能であるので、電極体10を有する衣服を着用した被検者の動きおよび姿勢を検出可能である。また、圧力センサは、電極体10と被試験体との接触圧を検出可能であるので、電極体10の被検者の生体への接触の度合いを検出して、電極部20が受けた生体信号(例えば、心電図)のノイズがモーションアーティファクトに起因するものであるかどうかを判断するために使用できる。センサは、小型(数ミリメートル角の大きさ)で軽量である点で、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)センサであることが好ましい。
図2は、本発明の一実施形態に係る回路部を示す図であり、(a)は平面図、(b)は(a)のX−X線断面図である。図2(a)および(b)を参照するに、ICチップ31等が実装されたフレキシブル基板33は、下面(基材11側)に膜体35が設けられており、膜体35は基材11とは接着されていない。これにより、フレキシブル基板33は可撓性を有するので、外部から応力がかかっても変形可能なので、応力を緩和できる。フレキシブル基板33は、例えば、両面に銅箔が形成されたポリイミドフィルムやポリイミド薄板を用いることができる。
電極パッド37,38は、可撓性の材料から形成され、その下面が基材11と接着されている。電極パッド37,38の下面に設けられた端子37a,38aが、導電性ペースト等により接着されており、基材11の貫通配線45,46と電気的に接続される。
フレキシブル配線36は、可撓性の絶縁性材料からなる基材とその内部あるいは表面に配線膜(不図示)を有し、配線膜の一端部36aが電極パッド37,38の端子37b,38bと導電性ペースト、半田等の導電性部材により電気的に接続され、他端部36bがフレキシブル基板33の端子33aと同様にして電気的に接続されている。フレキシブル配線36は、基材11に固定されておらず、弾性的に変形可能である。
フレキシブル配線36は、図2に示すように、「コ」の字型を結合した形状を有しているがこの形状に限定されず、ジグザグ状の形状を有してもよい。これにより、フレキシブル配線36は、構造的に可撓性を有する。また、フレキシブル配線36は、その材料自体の可撓性が十分な場合は、薄帯状でもよい。
このように、フレキシブル配線36は、一端部36aが基材11に固定された電極パッド37,38の端子37b,38bに固定されており、他端部36bがフレキシブル基板33の端子33aに固定されているので、電極パッド37,38およびフレキシブル配線36によりフレキシブル基板33が弾性的に支持されている。これにより、電極体10に様々な方向に応力がかかってもICチップ31や受動素子32にかかる応力を緩和することができる。
図1に戻り、配線部40は、電極部20と回路部30とを電気的に接続する。配線部40は、電極部20から基材11の表面に延在する配線41と、基材11の電極部20と反対の側の表面に延在する配線42,43と、基材11を貫通する貫通配線44〜46とを有する。
配線41〜43は、例えば、上述した電極部20と同様に、樹脂層21に導電性繊維13の一端が保持され、他端が互いに接触することで導電性を有する形態でもよく、導電性部材として、白金、金、銀等の金属製の薄板、カーボン繊維、金属繊維、合成樹脂繊維などを用いることができる。また、配線41〜43は、上述したフレキシブル配線36の形態を有してもよい。これにより、配線41〜43が構造的に可撓性を有するので、基材11の伸縮に追従可能であり、柔軟性を有する。
配線41〜43はそれぞれその表面に電気的に絶縁性を有する保護膜48を有する。保護膜48は、基材11および上記の導電性材料に接着可能であり、かつ絶縁性材料であれば適宜選択できるが、例えば、ウレタン系弾性材料、ブチルゴム系材料、シリコーン系材料の絶縁シートや接着剤を用いることができる。
貫通配線44〜46は、基材11に形成した貫通孔に導電体を設けたもので、例えば、導電性ペーストを充填してもよく、金属の薄板や金属棒を用いてもよい。貫通配線44は、配線41と配線42とを電気的に接続する。貫通配線45は、配線42と回路部30とを電気的に接続し、回路部30の信号入力部として機能する。貫通配線45は回路部30と配線43とを電気的に接続し、回路部30の増幅回路34の出力信号の出力部として機能するとともに、配線43から供給される電力の入力部として機能する。
図3は、本発明の一実施形態に係る電極体の使用状態を示す断面図である。図3を参照するに、電極体10は、生体の重量あるいは電極体10の重量等により被検者の生体に電極部20の導電性繊維13が接触し、被検者の生体信号が電極部20に流れる。生体信号は、電極部20から、配線41、貫通配線44、配線42、および貫通配線45をこの順に流れ、回路部30に供給される。生体信号は、回路部30の増幅回路34で増幅され、回路部30の増幅回路34の出力部である貫通配線46および配線43を流れて出力される。電極部20から回路部30までの径路が短いので、外部からのノイズの混入を抑制するともに、生体信号の減衰を低減して、生体信号のSN比を改善できる。また、回路部30にセンサ(不図示)を有する変形例では、センサが圧力センサを含んでいる場合、圧力センサが被検者の生体への接触の度合いを検出して貫通配線46から出力することで、電極部20が受けた生体信号(例えば、心電図)のノイズがモーションアーティファクトに起因するものであるかどうかを判断するために使用できる。
本実施形態によれば、電極体10は、凸状の本体部12の封止部14が可撓性を有しており、本体部12の表面に外側に延びる複数の導電性繊維13を有する電極部20を有しているので、被検者の皮膚に一定の接触圧で接触でき、被検者の動きがあっても、モーションアーティファクトを低減できる。さらに、電極部20に近接して増幅回路34が設けられているので、外部からのノイズの混入を抑制するとともに微弱な生体信号の減衰を低減して増幅できるので、良好なSN比の信号が得られる。さらに、増幅回路34がフレキシブル基板33に実装され、これらがフレキシブル配線36によって弾性的に支持されているので、電極体10にかかる応力が過大になっても増幅回路34にかかる応力を緩和できる。
図4は、本発明の一実施形態に係る電極体の形成方法を示すフローチャートである。図5および図6は、本発明の一実施形態に係る電極体の形成工程図である。以下、図4、図5および図6を参照しつつ本発明の一実施形態に電極体の形成方法を説明する。
最初に、シート体である基材11の一方の面に増幅回路が配置された回路部30を固着する(S100)。ステップS100では、図5(A)に示すように、シート体である基材11を貫通する孔44a〜46aを形成し、その孔中に、例えば導電性ペーストを充填して、貫通配線44〜46を形成する。
さらに、図5(B)に示すように、回路部30の電極パッド37,38をそれぞれ貫通配線45,46に、例えば導電性接着剤を用いて固着して電気的に接続する。電極パッド37,38の下面は基材11にも固着する。回路部30の増幅回路34は、先に示した図2の構造を有しており、予め、ICチップ31および受動素子32をフレキシブル基板33に実装し、フレキシブル基板33にフレキシブル配線36を接続しさらに電極パッド37,38を接続する。
次いで、回路部30を覆う封止部14を形成する(S110)。ステップS110では、図5(C)に示すように、回路部30を囲むように型枠51を形成する。その際、フレキシブル基板33の下面(基材11側)に膜体35を貼り付け、膜体35の他方の面を基材11に接着する。この接着の強度は、封止部14を形成後に基材11に応力、例えば、基材11の長手方向に引っ張り応力をかけることで外れる程度にする。これにより、回路部30と基材11との間に封止部となる樹脂14aが侵入することを回避する。その結果、回路部30と基材11とが封止部の樹脂14aにより接着されないようにすることができる。回路部30は、上述した変形例のように、センサ(不図示)を有してもよい。
さらに、型枠内に樹脂14aを回路部30を覆うように注入して、乾燥等により硬化させる。樹脂14aは、硬化した後に柔軟性を有する樹脂が好ましく、例えば、液状シリコーンゴム、例えば、ポリジメチルシロキサン(PDMS)等を用いることが好ましい。これにより、回路部30、特にフレキシブル基板33およびフレキシブル配線36は、封止部の樹脂14aに覆われるが、樹脂14aが硬化した後でも封止部14の材料が良好な柔軟性を有しているので、フレキシブル基板33およびフレキシブル配線36の可撓性と相まって柔軟な構造を形成できる。
次いで、樹脂14aが硬化した後に、封止部14の表面に接着層21aを形成する(S120)。ステップS120では、図5(D)に示すように、型枠51を取り除き、封止部14の表面に樹脂層を形成させるための接着剤を塗布して接着層21aを形成する。塗布する領域のパターニングは、マスクを使用してもよい。接着剤の基材11への滲みを抑制するために、粘度を例えば10〜400Pa・sとすることが好ましい。接着層21aの厚さは、導電性繊維を植設し易い点で、例えば、10〜1000μmが好ましい。なお、接着層21aの形成には、スクリーン印刷法、ステンシル印刷法、ディスペンシング法、スプレーコート法、およびインクジェット法等の方法を用いることができる。なお、樹脂14aが硬化した後に、例えば、S120において、基材11に応力、例えば、基材11の長手方向に引っ張り応力をかけて膜体35と基材11との接着を外してもよい。これにより膜体35つまり増幅回路34が基材11の伸縮等の動きに連動しなくなり、増幅回路にかかる応力を緩和できる。
このステップS120において、基材11の表面に、図1に示した配線41を形成する領域41aに上述した手法で同様に接着剤を塗布して接着層21aを形成してもよい。
次いで、接着層21aに複数の導電性繊維13を植毛しその表面に露出させて電極部20を形成する(S130)。ステップS130では、図6(A)に示すように、導電性繊維13を接着層21aに植毛する。植毛する手法としては、静電スプレー法、スプレーコート法、静電植毛法等を用いることができる。静電スプレー法を用いる場合は、基材11を接地電位の電極(不図示)に載置して電圧を印加した静電スプレーガン(不図示)から帯電した導電性繊維13を接着層21aが形成された封止部14および基材11の上に噴霧する。導電性繊維13は形成された電場と静電スプレーガンの噴射により作用する力によりその一端が接着層21aに対して角度をもって挿入される。その結果、導電性繊維13はその一端部が接着層21aに挿入され、他端部が接着層21aから露出する。なお、封止部14の側面の植毛は、例えば、接地電位の電極の大きさ、形状などを適宜選択することや、基材11を傾けて導電性繊維13の接着層21aへの入射角を調整してもよい。
さらに、図6(B)に示すように、接着層21aを乾燥等させて硬化させ、樹脂層21として形成する。導電性繊維13は樹脂層21にその一端部が保持され、他端部が樹脂層21から露出して互いに接触し、樹脂層21の面方向に沿って導電性繊維13が導電性を有する電極部20と配線の導電部41bとが形成される。なお、電極部20は封止部の上面および側面に植毛された導電性繊維の部分である。配線の導電部41bは基材11の表面に形成された部分で、電極部20と導通している。
基材11の反対側の面にも、上記S120およびS130と同様にして配線の導電部42bおよび43bを形成する。
次いで、電極部20と回路部30とを電気的に接続する(S140)。ステップS140では、図6(C)に示すように、貫通配線44〜46と配線の導電部41b〜43bを電気的に接続する。これにより、電極部20から回路部30までの配線が形成される。この接続は、超音波溶融により、導電性繊維13と樹脂層21とを超音波振動による摩擦熱で溶解して、導電性繊維13と貫通配線44〜46とを接触させる。超音波溶融は、基材11をステージ60に載せ、接触させるホーン61の形状、周波数および投入エネルギーを適宜選択して行う。
さらに、図6(D)に示すように、配線とする部分には導電性繊維の上から電気的に絶縁性の保護膜48を形成する。保護膜48は、絶縁シートを圧着したり、絶縁ペーストを塗布して乾燥させたりして形成する。かかる保護膜48としては、伸縮性や柔軟性に富むウレタンエラストマーやシリコーン樹脂、ブチルゴム系材料が好ましい。これにより、配線41〜43が形成される。
本実施形態に係る電極体10の形成方法によれば、回路部30を覆う凸状の封止部14と、封止部14の表面に外側に延びる導電性繊維13を有する電極部20と、電極部20と回路部30とを電気的に接続する配線部40とを有する電極体10が形成できる。
図7は、本発明の一実施形態に係る衣類の概要構成を示す図である。図7を参照するに、本発明の一実施形態に係る衣類100は、その布地101に電極体10と、電極体10の出力部である貫通配線46と電気的に接続され、出力信号を伝送する配線部102と、配線部102と接続され、出力信号を送信する通信部110が設けられている。電極体10は、先に示した実施形態に係る電極体10と同様であり、例えば図1に示した電極体10である。図1に示す本体部12および電極部20は、図7に示す衣類の布地100の被検者の生体側の表面に設けられている。
衣類100は、図1および図3も合わせて参照するに、被検者が着用した状態で、上述した電極体10の特徴を有することで被検者の生体に電極部20が良好に安定して接触し、生体からの生体信号を電極部20が受け取って、回路部30で増幅し、電極体10の出力部である貫通配線46から配線部102を介して通信部110に送られ、通信部110で処理された生体信号が、衣類とは独立して設けられる計測・分析装置200に無線送信される。
衣類100は、例えばTシャツであり、布地101は、柔軟性および伸縮性のある素材であればどのようなものも用いることができる。布地101はナイロンやポリエステル材料が好ましい。
電極体10は、予め、図1に示すように基材11に形成した電極体10を衣類100の布地101にパッチのように縫い合わせてもよく、電極体10を布地101に直接形成してもよい。
配線部102は、配線層103と、配線層103を電気的に絶縁する保護膜104を含む。配線層103は、図1に示す電極部20と同様の植毛した導電性繊維により形成してもよい。保護膜104は、特に限定されないが、先の実施形態の電極体10の保護膜48と同様の材料を用いてもよい。配線部102は、電極体10からの信号を伝送し、バッテリ113からの電力を伝送する。配線部102は、上述した変形例の回路部30がセンサを有する場合は、センサからの信号あるいはデータを伝送するように構成してもよい。
通信部110は、信号処理部111、無線モジュール112およびバッテリ113を含む。信号処理部111は、複数の電極体10から配線部102を介して受け取った生体信号を無線伝送可能な信号に処理する。信号処理部111は、例えば、生体信号をAD変換器(不図示)によりデジタル化して、プロセッサ(CPU)(不図示)により電極体10の識別情報を付与等して、無線モジュール112に送る。
無線モジュール112は、信号処理部111より受け取った識別情報、デジタル化された生体信号等を送信インタフェースおよびアンテナ(いずれも不図示)により、計測・分析装置200に無線送信する。
バッテリ113は、特に限定されないが、例えばリチウムイオン2次電池である。バッテリ113は、配線部102および貫通配線46を介して電極体10の回路部30に給電すると共に、信号処理部111および無線モジュール112に給電する。
計測・分析装置200は、例えば無線モジュールが接続されたコンピュータおよび表示装置(いずれも不図示)を含み、受信した生体信号の観察や異常判断を行う。
本実施形態によれば、衣類100の布地101に設けられた電極体10は、被検者の生体に向かって凸状を有し、その表面に電極部20が外側に延びた態様で導電性繊維13が形成されており、さらに本体部12が可撓性を有しているので、被検者の動きがあっても、被検者の生体に良好で安定な接触圧で接触可能であるため、生体信号のモーションアーティファクトを低減できる。さらに、生体信号を受け取った電極部20と本体部12内に設けられた増幅回路34とが近接して設けられているので、外部からのノイズを抑制するとともに微弱な生体信号の減衰を低減して生体信号を増幅できる。そのため、衣類100の配線部102が外部からノイズを拾っても十分なSN比を確保でき、正確な測定が可能になる。
上述した変形例の回路部30がセンサを有する場合は、センサからの信号を測定に使用することが可能であり、センサが、例えば圧力センサの場合は、電極体10と被試験体との接触圧を表す信号により、電極体10の被検者の生体への接触の度合いを検出して、生体信号(例えば、心電図)のノイズがモーションアーティファクトに起因するものであるかどうかを判断するために使用でき、測定の信頼性を向上できる。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、請求の範囲に記載された本発明の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
なお、以上の説明に関してさらに以下の付記を開示する
(付記1) 伸縮性を有するシート体の表面に設けられた可撓性を有する凸状体と、
前記凸状体の表面に設けられ、該表面から少なくとも外側に延びる複数の導電性繊維を有する電極部と、
前記凸状体の内部に配置された増幅回路を有する回路部と、
前記電極部と前記回路部とを電気的に接続する接続手段と、
を備える電極体。
(付記2) 前記凸状体の内部に配置されたセンサをさらに備える、付記1記載の電極体。
(付記3) 前記センサがMEMSセンサである、付記2記載の電極体。
(付記4) 前記センサが圧力センサである、付記2または3記載の電極体。
(付記5) 前記回路部は、増幅回路が設けられた可撓性基板、複数の電極パッド、および、該可撓性基板と該複数の電極パッドをそれぞれ接続する可撓性の配線とを有し、
前記電極パッドは可撓性を有し、
前記配線は、前記増幅回路が設けられた可撓性基板を弾性的に支持する構造を有する、付記1〜4のうちいずれか一項記載の電極体。
(付記6) 前記増幅回路が設けられた可撓性基板とこれに対向する前記シート体の部分との間は固定されていない、付記5記載の電極体。
(付記7) 前記凸状体は、前記回路部を覆う可撓性の封止部を有する、付記1〜6のうちいずれか一項記載の電極体。
(付記8) 前記電極部は、前記凸状体の表面に伸縮可能な樹脂層を有し、
前記複数の導電性繊維は、それぞれ、その一端部が前記樹脂層に保持され、その他端部が表面から外側に延在してなる、付記1〜7のうちいずれか一項記載の電極体。
(付記9) 前記接続手段は、シート体の表面に伸縮可能に配置された他の樹脂層と、該他の樹脂層にそれぞれの一端部が保持されてなる他の複数の導電性繊維と、該他の複数の導電性繊維を覆う電気的に絶縁性の保護膜とを有する配線部を備える、付記1〜8のうちいずれか一項記載の電極体。
(付記10) 前記接続手段は、前記シート体を貫通する複数の導電体を備え、
前記シート体の両面に設けられた配線部が前記複数の導電体により電気的に接続されてなる、付記9記載の電極体。
(付記11) 電極体を形成する方法であって、
シート体の一方の面に増幅回路が配置された回路部を固着するステップと、
前記回路部を覆う封止部を形成するステップと、
前記封止部の外側の表面に接着層を形成するステップと、
前記接着層に複数の導電性繊維を植毛しその表面に露出させて電極部を形成するステップと、
前記電極部と前記回路部とを電気的に接続するステップと、
を含む、前記方法。
(付記12) 前記回路部がセンサを有する、付記11記載の方法。
(付記13) 前記センサがMEMSセンサである、付記12記載の方法。
(付記14) 前記センサが圧力センサである、付記11または12記載の方法。
(付記15) 前記封止部を形成するステップは、前記回路部を囲む型枠の内面に樹脂を注入するステップを含む、付記11〜14のうちいずれか一項記載の方法。
(付記16) 前記回路部は、増幅回路が設けられた可撓性基板、複数の電極パッド、および、該可撓性基板と該複数の電極パッドをそれぞれ接続する可撓性の配線とを有し、
前記型枠の内面に樹脂を注入する前に、前記可撓性基板と前記シート体とを接着するとともに前記樹脂が固化した後に前記可撓性基板と前記シート体とを分離可能な膜体を設ける、付記11〜15のうちいずれか一項記載の方法。
(付記17) 前記封止部を形成するステップは、前記回路部を囲む封止部材を前記シート体に固着する、付記11〜16のうちいずれか一項記載の方法。
(付記18) 前記接着層を形成するステップにおいて、前記シート体の前記一方の面側の表面に他の接着層をさらに形成し、
前記電極部を形成するステップにおいて、前記他の接着層に複数の導電性繊維を植毛して第1の配線部を形成する、付記11〜17のいずれか一項記載の方法。
(付記19) 前記固着するステップは、前記シート体を貫通する第1の導電体を形成するステップを含み、該第1の導電体と前記回路部の端子とを接続する、付記11〜18のうちいずれか一項記載の方法。
(付記20) 前記シート体を貫通する第2の導電体を形成するステップと、
前記第1の配線部と前記第2の導電体とを接続するステップと、をさらに含む、付記19記載の方法。
(付記21) 前記シート体の他方の面側の表面に第2の配線部を形成するステップと、
前記第1の導電体と前記第2の配線部とを接続するステップと、
前記第2の導電体と前記第2の配線部とを接続するステップと、
をさらに備える、付記20記載の方法。
(付記22) 衣類であって、
当該衣類に設けられ、測定対象から信号を受信する電極体と、
前記電極体の出力部と電気的に接続され、出力信号を伝送する配線部と、
前記配線部と接続され、前記出力信号を送信する通信部と、
を備え、
前記電極体は、
当該衣類の布地の前記測定対象側の表面に設けられた可撓性を有する凸状体と、
前記凸状体の表面に設けられ、該表面から少なくとも外側に延びる複数の導電性繊維を有する電極部と、
前記凸状体の内部に配置された増幅回路を有する回路部と、
前記電極部と前記回路部とを電気的に接続する接続手段と、
を有する、前記衣類。
(付記23) 前記凸状体の内部に配置されたセンサをさらに備え、
前記出力部から前記センサからの出力が出力される、付記22記載の衣類。
(付記24) 前記センサがMEMSセンサである、付記23記載の衣類。
(付記25) 前記センサが圧力センサである、付記23または24記載の衣類。
(付記26) 前記回路部は、前記増幅回路が設けられた可撓性基板、複数の電極パッド、および、該可撓性基板と該複数の電極パッドをそれぞれ接続する可撓性の配線とを有し、
前記電極パッドは可撓性を有し、
前記配線は、前記増幅回路が設けられた可撓性基板を弾性的に支持する構造を有する、付記22〜25のうちいずれか一項記載の衣類。
(付記27) 前記凸状体は、前記回路部を覆う可撓性の封止部を有する、付記22〜26のうちいずれか一項記載の衣類。
(付記28) 前記電極部は、前記凸状体の表面に伸縮可能な樹脂層を有し、
前記複数の導電性繊維は、それぞれ、その一端部が前記樹脂層に保持され、その他端部が表面から外側に延在してなる、付記22〜27のうちいずれか一項記載の衣類。
10 電極体
11 基材
12 本体部
13 導電性繊維
14 封止部
20 電極部
21 樹脂層
30 回路部
33 フレキシブル基板
34 増幅回路
36 フレキシブル配線
37,38 電極パッド
40,102 配線部
41〜43 配線
44〜46 貫通配線
48,104 保護膜
100 衣類

Claims (14)

  1. 伸縮性を有するシート体の表面に設けられた可撓性を有する凸状体と、
    前記凸状体の表面に設けられ、該表面から少なくとも外側に延びる複数の導電性繊維を有する電極部と、
    前記凸状体の内部に配置された増幅回路を有する回路部と、
    前記電極部と前記回路部とを電気的に接続する接続手段と、
    を備える電極体。
  2. 前記凸状体の内部に配置されたセンサをさらに備える、請求項1記載の電極体。
  3. 前記センサが圧力センサである、請求項2記載の電極体。
  4. 前記回路部は、増幅回路が設けられた可撓性基板、複数の電極パッド、および、該可撓性基板と該複数の電極パッドをそれぞれ接続する可撓性の配線とを有し、
    前記電極パッドは可撓性を有し、
    前記配線は、前記増幅回路が設けられた可撓性基板を弾性的に支持する構造を有する、請求項1〜3のうちいずれか一項記載の電極体。
  5. 前記増幅回路が設けられた可撓性基板とこれに対向する前記シート体の部分との間は固定されていない、請求項4記載の電極体。
  6. 前記凸状体は、前記回路部を覆う可撓性の封止部を有する、請求項1〜5のうちいずれか一項記載の電極体。
  7. 前記電極部は、前記凸状体の表面に伸縮可能な樹脂層を有し、
    前記複数の導電性繊維は、それぞれ、その一端部が前記樹脂層に保持され、その他端部が表面から外側に延在してなる、請求項1〜6のうちいずれか一項記載の電極体。
  8. 前記接続手段は、シート体の表面に伸縮可能に配置された他の樹脂層と、該他の樹脂層にそれぞれの一端部が保持されてなる他の複数の導電性繊維と、該他の複数の導電性繊維を覆う電気的に絶縁性の保護膜とを有する配線部を備える、請求項1〜7のうちいずれか一項記載の電極体。
  9. 前記接続手段は、前記シート体を貫通する複数の導電体を備え、
    前記シート体の両面に設けられた配線部が前記複数の導電体により電気的に接続されてなる、請求項8記載の電極体。
  10. 電極体を形成する方法であって、
    シート体の一方の面に増幅回路が配置された回路部を固着するステップと、
    前記回路部を覆う封止部を形成するステップと、
    前記封止部の外側の表面に接着層を形成するステップと、
    前記接着層に複数の導電性繊維を植毛しその表面に露出させて電極部を形成するステップと、
    前記電極部と前記回路部とを電気的に接続するステップと、
    を含む、前記方法。
  11. 前記封止部を形成するステップは、前記回路部を囲む型枠の内面に樹脂を注入するステップを含む、請求項10記載の方法。
  12. 前記接着層を形成するステップにおいて、前記シート体の前記一方の面側の表面に他の接着層をさらに形成し、
    前記電極部を形成するステップにおいて、前記他の接着層に複数の導電性繊維を植毛して第1の配線部を形成する、請求項10または11記載の方法。
  13. 衣類であって、
    当該衣類に設けられ、測定対象から信号を受信する電極体と、
    前記電極体の出力部と電気的に接続され、出力信号を伝送する配線部と、
    前記配線部と接続され、前記出力信号を送信する通信部と、
    を備え、
    前記電極体は、
    当該衣類の布地の前記測定対象側の表面に設けられた可撓性を有する凸状体と、
    前記凸状体の表面に設けられ、該表面から少なくとも外側に延びる複数の導電性繊維を有する電極部と、
    前記凸状体の内部に配置された増幅回路を有する回路部と、
    前記電極部と前記回路部とを電気的に接続する接続手段と、
    を有する、前記衣類。
  14. 前記回路部は、前記増幅回路が設けられた可撓性基板、複数の電極パッド、および、該可撓性基板と該複数の電極パッドをそれぞれ接続する可撓性の配線とを有し、
    前記電極パッドは可撓性を有し、
    前記配線は、前記増幅回路が設けられた可撓性基板を弾性的に支持する構造を有する、請求項13記載の衣類。
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