JP2019024951A - 電気調理器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 電気炊飯器等の開閉可能な蓋体を備えた電気調理器において、蓋体側電気基板と調理器本体側電気基板とを接続する電気配線材の局部的な変形を回避し、耐久性を向上させる。【解決手段】 該調理器本体の開口部一端側に軸支され、該調理器本体の開口部を開閉可能に覆う蓋体と、該蓋体の内側に設けられた第1の電気基板と、上記調理器本体の内側に設けられた第2の電気基板と、上記第1の電気基板と第2の電気基板を上記軸支部外周を通して相互に電気的に接続する電気配線材とを備えてなる電気調理器であって、上記軸支部を通って上記第2の電気基板に至る上記電気配線材の途中に折り返し部を設け、上記蓋体開閉時の上記電気配線材の変形を当該折り返し部の昇降動作として吸収するようにした。【選択図】 図2

Description

本願発明は、開閉可能な蓋体を備えた電気調理器に関し、蓋体側電気基板と調理器本体側電気基板とが可撓性のある電気配線部材で接続された電気調理器の構成に関するものである。
電気炊飯器に代表される開閉可能な蓋体を備えた電気調理器では、一般に蓋体側に操作スイッチや液晶パネル、マイコンを備えたマイコン基板、調理器本体側にワークコイルやヒータ等の加熱手段の出力を制御する制御基板が設けられており、これらマイコン基板と制御基板は、所定の配線材、例えばフレキシブルフラットケーブル(FFC:従来のカード電線、テープ電線に相当)を用いて電力の供給や信号の送受信が可能となるように電気的に接続されている(例えば、特許文献1の電気炊飯器の構成を参照)。
このフレキシブルフラットケーブルは、絶縁体中に複数本の平型導体を水平方向に並設して構成されており、容易に多芯化できるとともに、薄いので可撓性に優れ、実装スペースが小さい所や、稼働部などに対応して、容易に設置することができる。
そのため、上記蓋体内部のマイコン基板のコネクタ部分から他端側を蓋体内部の隙間を通して後方に延出し、上記蓋体および調理器本体の後部において上記蓋体を上下に開閉可能に支持しているヒンジユニットの背面とヒンジユニットを覆うヒンジカバーとの間の隙間を介して調理器本体内に導入し、その導入端を調理器本体側制御基板のコネクタ部分に接続するのに適している。
そして、従来の構成の場合、上記マイコン基板のコネクタ部分からヒンジユニットの背面とヒンジカバーとの間の隙間を介して調理器本体内制御基板のコネクタ部分に至るフレキシブルフラットケーブルは、上記ヒンジユニットの背面とヒンジカバーとの間の隙間部分でC字状に撓ませて調理器本体内制御基板のコネクタ部分に接続しており、同C字状部分で蓋体開閉時の撓みを吸収するようにしていた。
このような事情は、上記のようなフレキシブルフラットケーブル(FFC
の場合に限らず、フレキシブル基板(FPC)やワイヤーハーネス(WH)など、各種の電気配線材の場合にも同様である。
特開2012−254131号公報(段落0053〜0058の記載および図1、図2の構成を参照)
しかし、上記従来の構成の場合、蓋体開放時には上記C字状部分に圧縮力がかかり(背面側ヒンジカバーで後方への撓みが規制されるので)、上下直線方向に変形する一方、蓋体閉成時にはU字状に近く曲げられることになる。
その結果、当該電気配線材の曲成部分に繰り返し、ストレスがかかり、断線の恐れが生じる。
本願発明は、このような問題を解決するためになされたもので、上記のような電気配線材の配線部途中に折り返し部を形成することによって、蓋体の開閉に対応した電気配線材の移動を当該折り返し部の昇降動作として吸収することによって、電気配線材自体に局部的な屈曲を生じさせないようにし、断線等の恐れを解消した電気調理器を提供することを目的とするものである。
本願発明は、上記の目的を達成するために、次のような課題解決手段を備えて構成されている。
(1) 請求項1の発明の課題解決手段
この請求項1の発明の課題解決手段は、調理器本体と、該調理器本体の開口部一端側に軸支され、該調理器本体の開口部を開閉可能に覆う蓋体と、該蓋体の内側に設けられた第1の電気基板と、上記調理器本体の内側に設けられた第2の電気基板と、上記第1の電気基板と第2の電気基板を上記軸支部外周を通して相互に電気的に接続する電気配線材を備えてなる電気調理器であって、上記軸支部を通って上記第2の電気基板に至る電気配線の途中に折り返し部を設け、上記蓋体開閉時の電気配線の変形を当該折り返し部の昇降動作として吸収するようにしたことを特徴としている。
このように、上記蓋体側から軸支部を通って上記調理器本体側の第2の電気基板に至る電気配線の途中に折り返し部を形成し、上記蓋体の開閉に対応した電気配線材の変形を当該折り返し部の昇降動作として吸収させるようにすると、フレキシブルフラットケーブル等電気配線材の局部的な曲げ変形を回避できるようになり、フレキシブルフラットケーブル等電気配線材の耐久性が向上し、断線の恐れがなくなる。
(2) 請求項2の発明の課題解決手段
この請求項2の発明の課題解決手段は、上記請求項1の発明の課題解決手段において、上記折り返し部から第2の電気基板側に導入される導入口部分に上記折り返し部側に開放し、かつ上下方向に所定のスペースを有する空間部を設けたことを特徴としている。
このように、フレキシブルフラットケーブル等電気配線材の折り返し部から第2の電気基板側に導入される導入口部分に折り返し部側に開放し、かつ上下方向に所定のスペースを有する空間部を設けると、上記折り返し部から第2の電気基板側に導入されるフレキシブルフラットケーブル等の電気配線材部分の変形移動の自由度が高くなり、蓋体開閉時にも局部的な曲げ変形を生じさせない形で、フレキシブルフラットケーブル等電気配線材の動きを自由に逃がすことができるので、フレキシブルフラットケーブル等電気配線材に不要な応力をかけなくて済むようになる。
その結果、フレキシブルフラットケーブル等電気配線材の折り返し部から第2の電気基板に導入される部分の局部的な曲げ変形を回避することができ、フレキシブルフラットケーブル等電気配線材の耐久性の向上につながる。
(3) 請求項3の発明の課題解決手段
この請求項3の発明の課題解決手段は、上記請求項1又は2の発明の課題解決手段の構成において、上記蓋体内における電気配線材は、蓋体開閉時に動かないように所定の手段で配設部に固定されていることを特徴としている。
フレキシブルフラットケーブル等の電気配線材の途中に上述のような折り返し部があっても、蓋体が開閉されると蓋体内の当該フレキシブルフラットケーブル等電気配線材が固定されていないと、蓋体内の隙間部分で或る程度押されたり、引っ張られたりして、周囲の部材と干渉する。そして、この干渉によって、周囲の部材やフレキシブルフラットケーブル等の電気配線材にストレスがかかり、損傷や耐久性を低下させる恐れがある。
ところが、上記蓋体内におけるフレキシブルフラットケーブル等の電気配線材を、蓋体開閉時にも動かないように、例えばテープ等所定の手段で配設部に固定すると、そのような問題が生じないようになり、より確実に耐久性を向上させることができるようになる。
以上の結果、本願発明の電気調理器によると、従来のようなフレキシブルフラットケーブル等で構成される各種電気配線材の断線の恐れがなくなり、制御機能の信頼性をも向上させることができる。
この出願の発明の実施の形態に係る電気調理器(電気炊飯器)の調理器本体(炊飯器本体)の構成を示す平面図である。 同電気調理器の調理器本体の内部の構成を示す図1のA−A線切断部での断面図である。 同電気調理器の調理器本体の要部の構成を示す図2の一部拡大断面図である。 同電気調理器において、蓋体側マイコン基板と調理器本体側制御基板とを蓋体が開閉可能な状態で電気的に接続する電気配線材(フレキシブルフラットケーブル)の構成を示す斜視図である。 同電気調理器の調理器本体の蓋体を開いた状態の構成を示す図2と同様の切断位置での断面図である。
以下、添付の図1〜図5の図面を参照して、この出願の発明を実施するための実施の形態の構成について詳細に説明する。
まず図1〜図5には、この出願の発明の実施の形態にかかる開閉可能な蓋体を備えた電気調理器の調理器本体および要部の構成が示されている。
この実施の形態における電気調理器は、例えば図1および図2に示すように電気炊飯器として構成されており、その基本的な構成部分として、電気炊飯器本体1と、該電気炊飯器本体1の開口部一端側に軸支され、該電気炊飯器本体1の開口部を開閉可能に覆う蓋体2と、該蓋体2の内側に設けられた第1の電気基板であるマイコン基板(操作基板)50と、上記電気炊飯器本体1の内側に設けられた第2の電気基板である制御基板(電源基板)60と、上記第1の電気基板であるマイコン基板50と第2の電気基板である制御基板60を上記軸支部外周側を通して相互に電気的に接続する電気配線材としてのフレキシブルフラットケーブル30を備えているとともに、上記軸支部外周側を通って上記制御基板60側に至るフレキシブルフラットケーブル30の途中にV字状の折り返し部30dを設け、上記蓋体2開閉時のフレキシブルフラットケーブル30の変形を当該折り返し部30dの昇降動作として吸収するようにしている。
<炊飯器本体部分の構成:図1および図2参照>
先ず、本実施の形態にかかる電気炊飯器における炊飯器本体1は、例えば図1および図2に示されるように、米および水を収容する電磁誘導加熱可能な金属製の内鍋3と、該内鍋3を任意に収納セットし得るように形成された内ケース(保護枠)4と、該内ケース4の底部側に電磁誘導コイル5を介して設けられたコイル台6と、該コイル台6および上記内ケース4を保持する外部筺体である有底筒状の外ケース7と、該外ケース7の上端と上記内ケース4の上端とを連結一体化している肩部材8とから構成されており、この炊飯器本体1の上部側開口部には、該上部側開口部を開閉可能に覆蓋する蓋体2が上記肩部材8の後端側部分で軸支部であるヒンジユニット9を介して軸着され、上下方向に開閉自在に取り付けられている。
上記炊飯器本体1の上部側開口部は、上記肩部材8によって周囲を囲繞されており、 上記内ケース4の底壁部4a上には、一定の間隔をおいて当該肩部材8により吊り持ちされた内鍋3の底壁部3aが対応するようになっている。そして、上記内ケース4の底壁部4aの中央部には、センターセンサー嵌挿穴が設けられており、該センターセンサー嵌挿穴を介して下方側から底センサが当該内鍋3の底壁部3aに当接するように臨まされており、これにより内鍋3の温度が検出されるようになっている(図示省略)。
また、上記内ケース4の上部側外周面には、炊飯および保温時において加熱手段として機能する例えば電気ヒータ11が設けられており、炊飯時および保温時において上記内鍋3の側壁部3bを有効かつ均一に加熱するようになっている。
なお、上記内ケース4の下方側、上記コイル台6部分には、その周方向4方に位置してフェライトコアが設けられている。
また、符号7aは、炊飯器本体1の外ケース7後端側に設けられた取っ手受け、符号13は、同取っ手受け7aに受け止められる取っ手である。
<炊飯器本体内の電装品収納部およびコードリール設置部の構成:図1および図2参照>
一方、符号12は、上記外ケース7の底部側開口部を閉じている底ケースであり、この底ケース12の後端側所定幅部分には、炊飯器本体内に冷却用の空気を取り入れるための空気吸い込みグリル12aが設けられており、その上部には所定の電装品収納空間が形成されている。そして、この電装品収納空間部分に、上述したワークコイル5を駆動制御するIGBTやヒータ11を駆動制御するヒータ駆動手段、電源電圧整流用のダイオードブリッジよりなる整流回路、平滑回路、その他の電子部品62、IGBT冷却用の放熱フィン63等を備えた第2の電気基板である制御基板(電源基板)60が制御基板カバー61を介して設けられている。
この制御基板60には、その上端側に後述するフレキシブルフラットケーブル30の他端側に設けられている接続用コネクタ(図示省略)が接続されるコネクタ17が設けられている。そして、上記制御基板カバー61は、その上端側所定の長さの鉤状の縁部61aで、同コネクタ17部分をカバーするように構成されている。この制御基板カバー61の縁部61aによる制御基板60上端部のカバーは、後述するフレキシブルフラットケーブル30を配設する場合のガイド部にもなるものである。
さらに、上記制御基板カバー61は、その背面側に設置されるコードリール65設置空間との間を仕切る仕切り壁としての機能も果たしている。
すなわち、炊飯器本体1の上記制御基板カバー61と外ケース7との間には、図1、図2に示すような上下方向(肩部材8のヒンジ部設置位置)までストレートに伸びて連通するコードリール設置空間が形成されており、その中央から下端部に位置してコードリール65が外ケース7との間に所定の前後幅の隙間10Fを残して設けられている。このコードリール設置空間は、上記コードリール65と外ケース7との間の隙間10Fが、途中の空間10Eを介し、そのまま上方に伸びて、上記ヒンジユニット9(その背面カバー19)と肩部材8の外壁部8aとの間の隙間10D部分にストレートに連通している。そして、これらの連通する隙間10D〜10Fを利用して、後述するフレキシブルフラットケーブル30がその途中をV字状に折り返した状態で配設されるようになっている。
<蓋体部分の構成:図1および図2参照>
次に、上記炊飯器本体1の上部側開口部を閉じる蓋体2は、例えば図1および図2に示されるように、その上部側本体面を構成する合成樹脂製の上板(本体カバー)21と、該上板21の内側(下側)に設けられた同じく合成樹脂製の下板(ポリカバー)22と、該下板22の本体部の内側(下側)に重合固定される蓋ヒータ(図示省略)を有する金属製の放熱板25と、該放熱板25の下方に設けられ、その外周縁部分にゴム製のパッキン27を有する合成樹脂製の枠部材26を介して上記下板22に着脱可能に取り付けられている金属製の内蓋28とから構成されている。
また、該蓋体2の上記上板21の上部側には、例えば図1および図2に示すような所定の厚さを有する合成樹脂製の銘板20が重合一体化されており、該銘板20の前半分部分には、フックボタン(蓋開閉ボタン)20a、予約、炊飯、取り消し、時分、保温、メニュー等の各種操作キー(その操作面)20b,20c,20d、20e,20f,20g、液晶表示部(その表示面)20hが設けられている。フックボタン(蓋開放ボタン)20aは、上板21に設けられたフックボタン設置口にその上端側操作面部分を下方側から臨ませる形で、上下方向に昇降可能に支持されている。
また、該蓋体2の上記上板21には、上記予約、炊飯、取り消し、時分、保温、メニュー等の各種操作キー(その操作面)20b,20c,20d、20e,20f,20gおよび液晶表示部(その表示面)20hの下方側に位置して、それら予約、炊飯、取り消し、時分、保温、メニュー等の各種操作キー20b,20c,20d、20e,20f,20g、液晶表示部20hおよび必要なマイコンを実装した第1の電気基板であるマイコン基板50を収納する所定の深さの電装品収納溝21aが設けられており、同電装品収納溝21a内に、それら各種操作キー20b,20c,20d、20e,20f,20g、液晶表示部20hおよび必要なマイコンを実装した第1の電気基板であるマイコン基板50が収納されている。そして、この電装品収納溝21aの下部側には、後に詳述するフレキシブルフラットケーブル(FFC)30の一旦側が接続されるコネクタ部16が設けられている。
また、該蓋体2の後部側部分には、平面視略方形の比較的面積の大きなスチームキャップ収納溝21bが設けられており、該スチームキャップ収納溝21b部分に、お粘成分を回収しながら蒸気のみを外部に逃がすとともに炊飯工程において上記内鍋3内の圧力を調節するスチームキャップ40が設けられている。なお、符号40aは、当該スチームキャップ40の蒸気放出口である。
<ヒンジユニット9部分の詳細な構成>
ヒンジユニット9は、例えば図2および図3に示すように、上記蓋体2の上板21後端側を上下方向に回動可能に支持する軸支部であり、ヒンジ軸9aおよび左右一対のヒンジ軸支持部材(ヒンジブラケット)9b、9bにより構成され、ヒンジ軸9aの外周部分には、蓋体2を開方向に回動付勢するコイルバネ9cが巻装されている。
上記ヒンジ軸9aおよびヒンジ軸支持部材9b、9bは、上述した肩部材(肩部材本体)8後端の内周側所定幅部分に設けられたヒンジユニット設置部80上に固定して設けられている。そして、同状態において、上記ヒンジ軸9aおよびヒンジ軸支持部材9b、9bの背面側には、金属製の背面カバー19が一体に設けられている。この背面カバー19は、上記ヒンジユニット設置部80の下端から上記ヒンジ軸9a、コイルバネ9cの上部位置まで延び、その上端19a側をコイルバネ9cの上部を覆うように所定寸法前方側に曲成してアール面を形成している。そして、このアール面が、後述するフレキシブルフラットケーブル30のスムーズな円弧状のガイド面となるように構成されている。上記背面カバー19は、例えばその下部19b部分を鉤状に折り曲げて、上記肩部材8の上記ヒンジユニット設置部80部分に嵌合し、その背面側への当接部をビス止めする形で一体に取り付けられている。
上記背面カバー19と上記肩部材8の前方側上方に円弧状に延びる外壁8aとの間には、上方側蓋体2の下面側から下方に円弧状に降りて来て肩部材8の下部位置から下方の上記コードリール65と外ケース7の隙間10Fまでストレートに伸びるフレキシブルフラットケーブル30配設用の隙間10C,10Dが形成されている。
<フレキシブルフラットケーブル30による蓋体2側マイコン基板50と炊飯器本体1側制御基板60との電気的な接続について:図2〜図5参照>
この実施の形態では、電気配線材として、例えば図4に示すような、配線部の途中を完全に2つ折りにしたフレキシブルフラットケーブル30を使用しており、例えば図2、図3に示すように、その一端側30a部分を蓋体2内のマイコン基板50側に配設する一方他端側30e,30fを炊飯器本体1内の制御基板60側に配設して構成されている。
すなわち、該フレキシブルフラットケーブル30は、図4に示されるように構成されていて、その一端側30a部分が、上記蓋体2内の上板21の下面、具体的には、上記スチームキャップ収納溝21bと上記枠部材26および下板22(ポリカバー)との間、電装品収納溝21aと下板(ポリカバー)22との間に位置して配設され、その先端側コネクタ部分(図示省略)が電装品収納溝21a側底部のコネクタ16に接続されている。なお、図2では、同フレキシブルフラットケーブル30の一端側30a部分を水平方向にストレートに延設した状態に描いているが、これは蓋体2内の上下部材の形状等に応じて或る程度上下に変位することは勿論である。
また、他方、同フレキシブルフラットケーブル30の後端側30b部分は、上記ヒンジユニット9の上方部を超えて後方空間10c部分に円弧状に回り、その後、背面カバー19と肩部材8の外壁8aとの間の隙間10D,10Eを通って下方側のコードリール65と外ケース7との間の隙間10F部分にストレートに伸びている。この下方に伸びたストレート部を符号30cで示している。
このストレート部30cは、上述したコードリール65と外ケース7との間の隙間10F部分で、2つに確実に折り返され、その少し短い折り返し片30e部分を上方側に凸の緩やかな円弧形状に曲成した状態で、上記制御基板カバー61の上端側縁部61aの上方部を通し、その先端側30f部分を下方側手前に小さく曲成して先端のコネクタ部分(図示省略)を上記制御基板60上端側のコネクタ17に接続している。
この結果、図4のように、配線部の途中に折り返し部30dを設けて構成されたフレキシブルフラットケーブル30が、図2のように、蓋体2内の電装品収納溝21a下部のコネクタ16部分(隙間10A部分)から、スチームキャップ収納溝21bの下部(隙間10B部分)を通り、炊飯器本体1のヒンジユニット9(その背面板19)と肩部材8の外壁との隙間10c部分から炊飯器本体1内に入り、その後、制御基板カバー61と外ケース7との隙間10E 、コードリール65と外ケース7との間の隙間10Fに達し、同コードリール65と外ケース7との間の隙間10F部分で、2つに確実に折り返され、同折り返し片30e部分を上方側に凸の緩やかな円弧形状に曲成した状態で、上記制御基板カバー61の上端側縁部61aの上方部を通り、その先端側30f部分を下方側手前に曲成して制御基板60側のコネクタ17に接続されることになる。
そして、この場合、上記蓋体2内のフレキシブルフラットケーブル30(30a)は、基本的に上下部材の隙間10A、10B部分を利用して配設されるが、単に隙間10A、10B内に配設しただけでは、蓋体2の開閉時に隙間内でケーブルが動き、もろい部材を損傷したり、ケーブル自体が損傷する恐れがある。そこで、例えば図2、図3に示されるように、少なくとも炊飯器本体1側に引き出される手前のスチームキャップ収納溝21b部分を同スチームキャップ収納溝21bの底部に対してテープ35で張り付けるなどして、確実に固定している。その結果、蓋体2内での弛みや他の部材との干渉は生じない。
したがって、このような構成によると、蓋体2を開閉した時に生じるフレキシブルフラットケーブル30各部の動きは、図2、図3のような配設状態において、蓋体2が閉じている時は、図2、図4のような状態にあり、同状態から図5のように蓋体2が開かれ、また逆に図2の状態に閉じられる場合において、図4の(イ)〜(ハ)のようになり、蓋体2側では(イ)のように単に蓋体2の開閉方向に自由に追随するだけであり、またストレート部30cおよび折り返し部30d部分は、(ロ)のように上記制御基板カバー61背後の隙間10Eと上記コードリール65と外ケース7の間の隙間10F部分を上下にストレートに昇降するだけであり、また折り返し部30dから制御基板60側への上方側に凸の緩やかな円弧形状に曲成された折り返し片30eは、(ハ)のように大きな曲成状態のままで折り返し側が上下方向に昇降するだけとなる。
したがって、配線部自体に繰り返しストレスを与える従来のような局部的な変形は生ぜず、耐久性が大きく向上して、蓋体2の開閉による断線等の恐れもなくなる。
以上のように、上記折り返し部30dから制御基板60側への上方側に凸の緩やかな円弧形状に曲成された折り返し片30eは、図4の(ハ)に示すように大きな曲成状態のままで折り返し側が上下方向に昇降する。したがって、当該折り返し片30eの制御基板60側への導入口部分15は、所定の広い空間に形成されていることがこのましい。そこで、この実施の形態の場合、同導入空間15部分を上下に有効な変形スペースを有する空間としており、折り返し片30eの自由な上下動を可能としている。
なお、フレキシブルフラットケーブルの場合、上記のように真2つに折り返しても機能上は全く問題なく使用することができる。そして、この折り返し部30d部分は、相互に広がらない方が耐久性向上に有効なので、同部分が上記のように、コードリール65と外ケース7との狭い隙間10F内にあるのは、その意味でも好ましい。したがって、また、同折り返し部30d部分をテープで相互に接合することも有効である。
また、この折り返し部35に続く上記ストレート部30cは、蓋体2側で生じた水をコードリール65背面側の空間を利用して底ケース12から外部に排出する作用も果たす。
また、以上の実施の形態では、フレキシブルフラットケーブル(FFC)を採用した場合について説明したが、上述した本願発明の構成は、例えばエッチングで回路形成したFPCやワイヤーハーネス等、各種の類似する電気配線材を採用した場合にも全く同様に適用することができることは言うまでもない。
1は炊飯器本体、2は蓋体、3は内鍋、4は内ケース、5は電磁誘導コイル、6はコイル台、7は外ケース、9はヒンジユニット、12は底ケース、13は本体側取っ手、16はマイコン基板50側コネクタ、17は制御基板60側コネクタ、19はヒンジ部背面カバー、20は銘板、21は上板(蓋本体)、22は下板(ポリカバー)、21aは電装品収納溝、21bはスチームキャップ収納溝、26は枠材、30はフレキシブルフラットケーブル、30aはフレキシブルフラットケーブル30の蓋体内一端側配設部、30bはフレキシブルフラットケーブル30のヒンジ部背面側曲成部、30cはフレキシブルフラットケーブル30のストレート部、30dはフレキシブルフラットケーブル30の折り返し部、30eはフレキシブルフラットケーブル30の折り返し片、50はマイコン基板、60は制御基板、61は制御基板カバー、65はコードリールである。

Claims (3)

  1. 調理器本体と、該調理器本体の開口部一端側に軸支され、該調理器本体の開口部を開閉可能に覆う蓋体と、該蓋体の内側に設けられた第1の電気基板と、上記調理器本体の内側に設けられた第2の電気基板と、上記第1の電気基板と第2の電気基板を上記軸支部外周を通して相互に電気的に接続する電気配線材を備えてなる電気調理器であって、上記軸支部を通って上記第2の電気基板に至る電気配線材の途中に折り返し部を設け、上記蓋体開閉時の電気配線の変形を当該折り返し部の昇降動作として吸収するようにしたことを特徴とする電気調理器。
  2. 上記折り返し部から第2の電気基板側に導入される導入口部分に上記折り返し部側に開放し、かつ上下方向に所定のスペースを有する空間部を設けたことを特徴とする請求項1記載の電気炊飯器。
  3. 上記蓋体内における電気配線材は、蓋体開閉時に動かないように所定の手段で配設部に固定されていることを特徴とする請求項1または2記載の電気炊飯器。
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